JP2014083997A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】ショルダ陸部の適切な位置への孔部の配設により、ロードノイズを有効に抑制しつつ、排水性能を高めることのできる空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】ショルダ陸部5に、トレッド周方向に向けて延びる縦サイプ6を設けるとともに、該縦サイプ6に開口してトレッド幅方向に向けて延びる横サイプ7を、トレッド周方向に間隔をおいて複数本配置して設け、前記ショルダ陸部5の、トレッド周方向に互いに隣接する前記横サイプ7間で、前記縦サイプ6よりトレッド幅方向外側の陸部領域に、該陸部表面からタイヤ半径方向内側に向けて延びる一個以上の孔部8を配設してなる。
【選択図】図1
【解決手段】ショルダ陸部5に、トレッド周方向に向けて延びる縦サイプ6を設けるとともに、該縦サイプ6に開口してトレッド幅方向に向けて延びる横サイプ7を、トレッド周方向に間隔をおいて複数本配置して設け、前記ショルダ陸部5の、トレッド周方向に互いに隣接する前記横サイプ7間で、前記縦サイプ6よりトレッド幅方向外側の陸部領域に、該陸部表面からタイヤ半径方向内側に向けて延びる一個以上の孔部8を配設してなる。
【選択図】図1
Description
この発明は、空気入りタイヤに関するものである。
トレッド踏面に区画形成した陸部のうち、たとえば、とくにショルダ陸部での偏摩耗の発生を、その陸部剛性の低下に基いて抑制するべく、当該陸部に、タイヤ半径方向内側に向けて延びる孔部を形成した空気入りタイヤとしては、特許文献1に記載されたもの等がある。
ところで、トレッド踏面のショルダ陸部に上記の孔部を設けたタイヤでは、適切な位置への孔部の配設により、ショルダ陸部の弾性振動に起因するロードノイズの発生を、ショルダ陸部の周方向剛性の均一化によって効果的に抑制することができるも、そのような孔部は、そのショルダ陸部に隣接する周方向溝やトレッド踏面端に連通しないことから、ウエット路面の走行に際して、特許文献1に記載されたタイヤでは、排水性の観点から、更なる向上が求められていた。
この発明は、従来技術が抱えるこのような問題を解決することを課題とするものであり、それの目的とするところは、ショルダ陸部の適切な位置への孔部の配設により、ロードノイズを有効に抑制しつつ、排水性能を高めることのできる空気入りタイヤを提供することにある。
この発明の空気入りタイヤは、トレッド踏面に、トレッド周方向に連続して延びる二本以上の周方向溝を設け、該周方向溝のうちの、トレッド幅方向の最外側に位置する周方向溝と、トレッド踏面端との間に、ショルダ陸部を区画形成してなるものであって、前記ショルダ陸部に、トレッド周方向に向けて延びる縦サイプを設けるとともに、該縦サイプに開口してトレッド幅方向に向けて延びる横サイプを、トレッド周方向に間隔をおいて複数本配置して設け、前記ショルダ陸部の、トレッド周方向に互いに隣接する前記横サイプ間で、前記縦サイプよりトレッド幅方向外側の陸部領域に、該陸部表面からタイヤ半径方向内側に向けて延びる一個以上の孔部を配設してなるものである。
ここで、「トレッド踏面」とは、適用リムに組み付けるとともに規定内圧を充填したタイヤを、最大負荷能力に対応する負荷を加えた状態で転動させた際に、路面に接触することになる、タイヤの全周にわたる外周面をいい、また、「トレッド踏面端」は、トレッド踏面の、トレッド幅方向の最外位置をいう。
またここで、「縦サイプ」および「横サイプ」の「サイプ」は、タイヤ接地面内の少なくとも一箇所、たとえば、タイヤ接地面内で最も大きな接地圧が作用する周方向中央位置で、対向する溝壁面の少なくとも一部が互いに接触する程度の溝幅を有する細溝を意味する。
なお、上記の「タイヤ接地面」は、適用リムに組み付けるとともに規定内圧を充填した状態で、タイヤを、路面上に垂直姿勢で静止配置し、最大負荷能力に対応する負荷を加えたときの、タイヤの、路面との接触部分、すなわち、トレッド踏面の周方向の一部をいう。
なお、上記の「タイヤ接地面」は、適用リムに組み付けるとともに規定内圧を充填した状態で、タイヤを、路面上に垂直姿勢で静止配置し、最大負荷能力に対応する負荷を加えたときの、タイヤの、路面との接触部分、すなわち、トレッド踏面の周方向の一部をいう。
ここにおいて、「適用リム」とは、タイヤサイズに応じて下記の規格に規定された標準リム、または、Design RimもしくはMeasuring Rimをいい、「規定内圧」とは、下記の規格において、最大負荷能力に対応して規定される空気圧をいい、「最大負荷能力」とは、下記の規格でタイヤに負荷されることが許容される最大の質量をいう。そして、その規格とは、タイヤが生産または使用される地域に有効な産業規格によって決められたものであり、たとえば、アメリカ合衆国では、“THE TIRE AND RIM ASSOCIATION INC.のYEAR BOOK”であり、欧州では、“The European Tyre and Rim Technical OrganizationのSTANDARDS MANUAL”であり、日本では、“日本自動車タイヤ協会のJATMA YEAR BOOK”である。
この発明の空気入りタイヤでは、前記横サイプの、トレッド幅方向外側の端部を、トレッド踏面端に到達させることが好ましい。
また、この発明の空気入りタイヤでは、前記縦サイプを、トレッド周方向に断続的に延びるものとすることが好ましい。
この場合においては、前記横サイプのそれぞれを、トレッド周方向に整列する前記縦サイプ部分の一本もしくは複数本おきに開口させることが好ましい。
この場合においては、前記横サイプのそれぞれを、トレッド周方向に整列する前記縦サイプ部分の一本もしくは複数本おきに開口させることが好ましい。
なお、この発明の空気入りタイヤでは、前記横サイプの、トレッド幅方向内側の端部を、当該ショルダ陸部内で終了させることが好ましい。
ここで、横サイプの、トレッド幅方向内側の端部を、「ショルダ陸部内で終了させる」とは、その端部が、隣接する周方向溝に連通しないことを意味するものであり、周方向溝以外の、縦サイプ等の、ショルダ陸部に設ける溝に開口することは含むものとする。
ここで、横サイプの、トレッド幅方向内側の端部を、「ショルダ陸部内で終了させる」とは、その端部が、隣接する周方向溝に連通しないことを意味するものであり、周方向溝以外の、縦サイプ等の、ショルダ陸部に設ける溝に開口することは含むものとする。
この発明の空気入りタイヤによれば、排水性能を有効に高めることができ、ロードノイズを効果的に抑制することができる。
ここで、前記横サイプの、トレッド幅方向外側の端部を、トレッド踏面端に到達させたときは、ウエット路面の走行時に、ショルダ陸部に存在する水を、タイヤ接地面内に存在する横サイプおよび縦サイプのうちの、とくに、対向溝壁面が相互に接触しない部分を有する横サイプおよび縦サイプで流動させるとともに、該横サイプが到達するトレッド踏面端から排除することができるので、排水性能をより有効に向上させることができる。
またここで、前記縦サイプを、トレッド周方向に断続的に延びるものとして、該縦サイプを、トレッド周方向に向けて延びる複数本の縦サイプ部分で構成したときは、縦サイプによってショルダ陸部が分断されないことから、縦サイプをトレッド周方向に連続させた場合に比して、ショルダ陸部の変形によるエネルギー損失が招く転がり抵抗の増大を小さく抑えることができる。
ここにおいて、前記横サイプのそれぞれを、トレッド周方向に整列する前記縦サイプ部分の一本もしくは複数本おきに開口させたときは、横サイプによってショルダ陸部が分断されないことから、ショルダ陸部の変形によるエネルギー損失が招く転がり抵抗の増大を小さく抑えることができる。
なおここで、前記横サイプの、トレッド幅方向内側の端部を、当該ショルダ陸部内で終了させたときは、横サイプの配設によって排水性能を有効に高めつつ、所要の陸部剛性を確保して、タイヤ負荷転動に際するショルダ陸部の変形量を小さくすることにより、転がり抵抗を低減することができる。
以下に図面を参照しつつ、この発明の実施の形態について例示説明する。
図1に示すところにおいて、図中1は、この発明の空気入りタイヤが具えるトレッドゴムにより形成されるトレッド踏面を示す。
なお図示は省略するが、この空気入りタイヤも、一般的なタイヤと同様に、一対のビード部のそれぞれに埋設したビードコアと、それらのビード部間にトロイダルに延びる一枚以上のカーカスプライからなる、たとえばラジアル構造のカーカスと、カーカスのクラウン域の外周側に配設したベルトおよびトレッドゴム等を具えてなるものである。
図1に示すところにおいて、図中1は、この発明の空気入りタイヤが具えるトレッドゴムにより形成されるトレッド踏面を示す。
なお図示は省略するが、この空気入りタイヤも、一般的なタイヤと同様に、一対のビード部のそれぞれに埋設したビードコアと、それらのビード部間にトロイダルに延びる一枚以上のカーカスプライからなる、たとえばラジアル構造のカーカスと、カーカスのクラウン域の外周側に配設したベルトおよびトレッドゴム等を具えてなるものである。
図1に示すところでは、トレッド踏面1に、たとえば、トレッド周方向に沿って直線状に連続して延びる三本の周方向溝2,3,3を設け、ここでは、タイヤ赤道面C上で延在する周方向溝2と、その周方向溝2を挟んでタイヤ赤道面Cよりトレッド幅方向外側で延在する、タイヤ赤道面C上の周方向溝2よりも広幅の二本の周方向溝3,3と、トレッド踏面1のトレッド幅方向の最外位置であるトレッド踏面端Eとのそれぞれにより、たとえば、トレッド周方向に連続するリブ状の、センター陸部4,4およびショルダ陸部5,5を区画形成する。
なおここで、トレッド踏面1には、直線状に延びる図示の周方向溝とともに、または、該周方向溝に代えて、トレッド周方向に対して傾斜するとともに複数箇所で屈曲ないし湾曲する形態で、トレッド周方向に連続して延びるジグザグ状もしくは波形状その他の形状の、図示しない周方向溝を設けることができる。また図示は省略するが、各陸部は、トレッド周方向に対して傾斜して延びて該陸部の両側のそれぞれの周方向溝に開口する幅方向溝を設けることにより、ブロック状とすることも可能である。
そしてここでは、ショルダ陸部5の、トレッド幅方向内側の部分に、トレッド周方向に向けて延びる縦サイプ6を設けるとともに、その縦サイプ6に開口して、たとえば、トレッド周方向に対して45°以上の角度で傾斜して、トレッド幅方向に向けて延びる複数本の横サイプ7を設ける。
またここでは、ショルダ陸部5の、トレッド周方向に互いに隣接する横サイプ7の相互間で、縦サイプ6よりトレッド幅方向外側の陸部領域に、その陸部表面からタイヤ半径方向に向けて延びる一個以上の孔部8を配設する。
またここでは、ショルダ陸部5の、トレッド周方向に互いに隣接する横サイプ7の相互間で、縦サイプ6よりトレッド幅方向外側の陸部領域に、その陸部表面からタイヤ半径方向に向けて延びる一個以上の孔部8を配設する。
このようなタイヤによれば、ショルダ陸部5に設けた、縦サイプ6および、それに開口する横サイプ7により、排水性能の向上をもたらして、ウエット路面での走行性能を高めることができるとともに、ショルダ陸部5の、トレッド周方向に互いに隣接する横サイプ7の相互間で、縦サイプ6よりトレッド幅方向外側の陸部領域に、孔部8を設けることにより、そこでの剛性を低下させて、ショルダ陸部5の剛性を、トレッド周方向に均一なものとし、その結果として、ショルダ陸部5の弾性振動に起因するロードノイズを小さく抑えることができる。
ここで、横サイプ6は、ショルダ陸部5での排水を促進させるとの観点からは、ショルダ陸部5に隣接する周方向溝3や、トレッド踏面端Eまで到達するまで延びるものとすることが好ましい。但し、横サイプを、周方向溝3およびトレッド踏面端Eの両方に開口させた場合は、横サイプによって、ショルダ陸部が分断されることに起因して、ショルダ陸部の変形量の増加による転がり抵抗の増大を招くおそれがあることから、横サイプ6は、周方向溝3またはトレッド踏面端Eのいずれか一方のみに到達させることが好ましい。
従って、図1に示すタイヤのように、横サイプ7の、トレッド幅方向外側の端部をトレッド踏面端Eに到達させた場合は、横サイプ7の、トレッド幅方向内側の端部は、隣接する周方向溝3に開口させることなく、そのショルダ陸部5内で終了させることが好適である。あるいは、図示は省略するが、横サイプの、トレッド幅方向外側の端部を、トレッド踏面端Eに到達させず、トレッド幅方向内側の端部を、隣接する周方向溝に開口させることもまた好ましい。
またここで、縦サイプ6は、トレッド周方向に連続して環状に延びるものとすることも可能であるが、転がり抵抗を低減させるためには、図示のように、トレッド周方向に断続的に延びるものとして、縦サイプ6を、トレッド周方向に向けて一定の長さで延びる複数本の縦サイプ部分6a,6bで構成することが好ましい。
そしてこの場合は、上述した横サイプ7を、トレッド周方向に整列する縦サイプ部分6a,6bの一本もしくは複数本おき、図では一本おきに開口させることが好ましい。なお、図示の実施形態では、横サイプ7は、一の縦サイプ部分6aには、その縦サイプ部分6aの、トレッド周方向の端部(図では上端部)で開口する一方で、その縦サイプ部分6aに隣接する他の縦サイプ部分6bには開口しないものとしている。なおここでは、縦サイプ部分6aもまた、横サイプ7の端部に開口することになる。
そしてこの場合は、上述した横サイプ7を、トレッド周方向に整列する縦サイプ部分6a,6bの一本もしくは複数本おき、図では一本おきに開口させることが好ましい。なお、図示の実施形態では、横サイプ7は、一の縦サイプ部分6aには、その縦サイプ部分6aの、トレッド周方向の端部(図では上端部)で開口する一方で、その縦サイプ部分6aに隣接する他の縦サイプ部分6bには開口しないものとしている。なおここでは、縦サイプ部分6aもまた、横サイプ7の端部に開口することになる。
このように、縦サイプ6を、一定長さの複数本の縦サイプ部分6a,6bで構成した場合は、各縦サイプ部分6a,6bは、たとえば、トレッド周方向に対して45°未満の角度で延在させることができ、また、その延在途中の少なくとも一部で屈曲ないし湾曲させることも可能である。
ここにおいて、たとえば、トレッド周方向に沿って延びる縦サイプ部分6a,6bの、延在方向に沿って測った長さLと、縦サイプ部分6a,6b間の、トレッド周方向に沿う間隔Dとは、間隔Dが1mm以上で、L:Dが1:2以下の関係を満たすことが好ましい。上記の関係を満たすことにより、転がり抵抗とロードノイズの抑制を向上することができる。
また、縦サイプ6は、ショルダ陸部5内で、そのショルダ陸部5の幅方向中央位置よりもトレッド幅方向内側に配置することができる。
また、縦サイプ6は、ショルダ陸部5内で、そのショルダ陸部5の幅方向中央位置よりもトレッド幅方向内側に配置することができる。
なおここで、車両が前進する際に、図1に矢印で示す向きに回転するように、車体への取付け方向が指定されて用いられる図示のこの空気入りタイヤでは、横サイプ7は、図1に示すように、回転方向Xの後方側(図では上方側)に凸状に若干湾曲させているも、この横サイプは、少なくとも一部で屈曲ないし湾曲させることができる。タイヤを回転させる方向に応じて異なる機能を発揮する図示のタイヤでは、回転方向Xを指定することで所期した機能を発揮させるため、サイドウォール部表面等に、回転方向Xを指定するための、図示しない刻印その他の表示を設けることがある。
なお図示の横サイプ7は、トレッド踏面端Eよりトレッド幅方向外側に、溝幅が広くなる部分を有する。
なお図示の横サイプ7は、トレッド踏面端Eよりトレッド幅方向外側に、溝幅が広くなる部分を有する。
そしてまた、孔部8は、ショルダ陸部5の、横サイプ7間で、縦サイプ6より幅方向外側の陸部領域の剛性を有効に低下させるため、平面輪郭形状が図示の丸状または、図示しない多角形状のものとすることができ、また、タイヤ半径方向と平行に延びることの他、タイヤ半径方向に向けて延びるに従い、トレッド周方向ないし幅方向に傾斜させることもできる。
なお、図示のタイヤでは、トレッド周方向に沿って三個並べた孔部8を、トレッド幅方向に二列設けているが、孔部8の個数、配置態様は、当該陸部領域の大きさ等に応じて適宜変更することができる。
なお、図示のタイヤでは、トレッド周方向に沿って三個並べた孔部8を、トレッド幅方向に二列設けているが、孔部8の個数、配置態様は、当該陸部領域の大きさ等に応じて適宜変更することができる。
ところで、図1に例示するタイヤでは、排水性能の向上を目的として、タイヤ赤道面Cを挟んでトレッド幅方向の両側のそれぞれに位置する周方向溝3内に、トレッド幅方向に対して傾斜して湾曲する態様で、その周方向溝3の溝底から一方の溝壁面まで所定の高さで盛り上がって延びる隆起部9を、トレッド周方向に所要の間隔をおいて複数個設けている。
そしてここでは、周方向溝3の、前記隆起部9が延在する溝壁面側のセンター陸部4に、その周方向溝3に隆起部9の配設域のそれぞれで開口する複数本の細溝10および、その細溝10に連通して、該細溝10より広い溝幅でトレッド周方向に沿って一定長さで延びる縦溝11を設けて、それらの縦溝11および細溝10を、共鳴器として機能させる。この縦溝11は、トレッド幅方向外側の部分に、トレッド幅方向外側に向かうにつれて次第に浅くなる溝深さを有する。
またここでは、センター陸部4の、前記縦溝11よりトレッド幅方向内側の領域に、トレッド周方向に沿って延びる複数の凹部12を、トレッド周方向に所要の間隔をおいて設けている。それにより、センター陸部4の周方向剛性が均一なものとなって、ロードロイズを低減できる。
またここでは、センター陸部4の、前記縦溝11よりトレッド幅方向内側の領域に、トレッド周方向に沿って延びる複数の凹部12を、トレッド周方向に所要の間隔をおいて設けている。それにより、センター陸部4の周方向剛性が均一なものとなって、ロードロイズを低減できる。
1 トレッド踏面、2,3 周方向溝、4 センター陸部、5 ショルダ陸部
6 縦サイプ、6a,6b 縦サイプ部分、7 横サイプ、8 孔部、9 隆起部
10 細溝、11 縦溝、12 凹部、C タイヤ赤道面、E トレッド踏面端
X 回転方向、L 縦サイプ部分の長さ、D 縦サイプ部分間の間隔
6 縦サイプ、6a,6b 縦サイプ部分、7 横サイプ、8 孔部、9 隆起部
10 細溝、11 縦溝、12 凹部、C タイヤ赤道面、E トレッド踏面端
X 回転方向、L 縦サイプ部分の長さ、D 縦サイプ部分間の間隔
Claims (5)
- トレッド踏面に、トレッド周方向に連続して延びる二本以上の周方向溝を設け、該周方向溝のうちの、トレッド幅方向の最外側に位置する周方向溝と、トレッド踏面端との間に、ショルダ陸部を区画形成してなる空気入りタイヤであって、
前記ショルダ陸部に、トレッド周方向に向けて延びる縦サイプを設けるとともに、該縦サイプに開口してトレッド幅方向に向けて延びる横サイプを、トレッド周方向に間隔をおいて複数本配置して設け、前記ショルダ陸部の、トレッド周方向に互いに隣接する前記横サイプ間で、前記縦サイプよりトレッド幅方向外側の陸部領域に、該陸部表面からタイヤ半径方向内側に向けて延びる一個以上の孔部を配設してなる、空気入りタイヤ。 - 前記横サイプの、トレッド幅方向外側の端部を、トレッド踏面端に到達させてなる、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記縦サイプを、トレッド周方向に断続的に延びるものとしてなる請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
- 前記横サイプのそれぞれを、トレッド周方向に整列する前記縦サイプ部分の一本もしくは複数本おきに開口させてなる、請求項3に記載の空気入りタイヤ。
- 前記横サイプの、トレッド幅方向内側の端部を、当該ショルダ陸部内で終了させてなる、請求項1〜4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012235002A JP2014083997A (ja) | 2012-10-24 | 2012-10-24 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012235002A JP2014083997A (ja) | 2012-10-24 | 2012-10-24 | 空気入りタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014083997A true JP2014083997A (ja) | 2014-05-12 |
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Family Applications (1)
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JP2012235002A Pending JP2014083997A (ja) | 2012-10-24 | 2012-10-24 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014083997A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113412202A (zh) * | 2019-02-14 | 2021-09-17 | 株式会社普利司通 | 轮胎 |
-
2012
- 2012-10-24 JP JP2012235002A patent/JP2014083997A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113412202A (zh) * | 2019-02-14 | 2021-09-17 | 株式会社普利司通 | 轮胎 |
CN113412202B (zh) * | 2019-02-14 | 2023-12-26 | 株式会社普利司通 | 轮胎 |
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