JP2014083884A - 車輪位置判定装置およびタイヤ空気圧監視システム - Google Patents

車輪位置判定装置およびタイヤ空気圧監視システム Download PDF

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Abstract

【課題】走行中、特に加減速時において車輪の左右位置を判定することができる車輪位置判定装置およびタイヤ空気圧監視システムを提供する。
【解決手段】制御部11は、まず車輪側ユニット30a〜30dにそれぞれ設けられた加速度センサ33からの加速度のデータ信号に基づき、各加速度センサ33出力の振幅の大きさを算出する。これら算出された振幅の大きさを比較することにより、送信フレームを発信してきた車輪側ユニット30a〜30dが、車体4の右側の車輪であるかまたは左側の車輪であるかを判定する。
【選択図】図1

Description

この発明は、車輪位置判定装置およびタイヤ空気監視システムに関する。
従来、たとえば、特許文献1に記載の車輪位置検出装置が知られている。当該装置では、特定の車輪、すなわち車体の4つの車輪のいずれが一つに対してブレーキをかけ、この特定の車輪にブレーキをかけてから、その他の車輪の加速度が変化するまでの応答時間差に基づいて車輪の位置を判定する。
特開2007−320423号公報
しかし、特許文献1に記載の車輪位置検出装置では、特定の車輪に対してブレーキをかけたときのみ、車輪の位置を判定することができる。つまり、複数の車輪のブレーキをかけたとき、または加速時においては、車輪位置を判定できない。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、走行中、特に加減速時に車輪の位置を判定することができる車輪位置判定装置およびタイヤ空気圧監視システムを提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
上記課題を解決する車輪位置判定装置は、車両に設けられた複数の車輪にそれぞれ設けられる車輪側ユニットと、前記車両の車体に設置される車体側ユニットと、を備えた車輪位置判定装置であって、前記車輪側ユニットは、加速度に応じたデータ信号を生成する1軸の加速度センサと、前記データ信号の処理を行う第1の制御部と、前記第1の制御部にて処理されたデータ信号を無線送信する送信部とを有し、前記車体側ユニットは、前記データ信号を受信する受信部と、受信された前記データ信号の処理を行う第2の制御部と、を有し、前記車輪をその回転中心軸に沿った方向から見た場合、前記加速度センサの検出軸が、前記車輪の接線方向沿うY軸と前記車輪の径方向に沿うZ軸との間を通るように前記加速度センサを設け、前記車両の加減速時に、前記第2の制御部は、前記データ信号に基づいて、各加速度センサの出力の振幅の大きさを算出し、それら算出した振幅の大きさを比較することにより、前記データ信号を送ってきた車輪側ユニットが前記車体の左右の車輪のいずれに設けられたものであるかを判定する。
この構成によれば、各加速度センサは、その検出軸が車輪のY軸とZ軸との間を通るように配置される。これにより、1軸の加速度センサであっても、車両の走行中に車輪に作用するすべての加速度を検出することができる。また、車両の加減速時、左右の車輪に設けられた加速度センサの出力の振幅の大きさの大小が異なる。このことを利用して振幅の大きさの大小関係に基づき、車輪側ユニットが車体の左側の車輪に設けられたものであるか、右側の車輪に設けられたものであるかを判定することができる。第2の制御部は、各加速度センサにより生成される加速度情報に基づいて、各加速度センサの出力の振幅の大きさを算出し、それら出力の振幅の大きさを比較する。
上記車輪位置判定装置について、前記各加速度センサの検出軸は、前記車体に取り付ける前の車輪を同じ姿勢に保持したときに、対応する車輪においてすべて同じ方向であることが好ましい。
この構成によれば、加速度センサの検出軸を車体に取り付ける前の車輪を同じ姿勢に保持したときに、すべて同じ方向を向くようにした。これにより、車輪を車体に取り付けた後、左右の車輪に設けた加速度センサの検出軸の向きが反転される。すなわち、左右の車輪に設けられた加速度センサにより検出される加速度の向きが、互いに反対方向になる。よって、各加速度センサからの出力は、大小が異なるので、車輪の左右位置を判定することができる。
上記車輪位置判定装置は、前記車体側ユニットは、信号の受信強度を検出する検出回路を有し、前記受信部の構成の一つである受信アンテナは、少なくとも前後の車輪に設けられる車輪側ユニットとの距離が異なる位置に設け、前記第2の制御部は、前記検出回路の検出結果を考慮して前記データ信号を送ってきた車輪側ユニットが前記車体の前後の車輪のいずれに設けられたものであるかを判定することが好ましい。
この構成によれば、信号強度の検出結果を考慮して車輪位置判定をすることで、車輪の位置が正確に判定することができる。すなわち、加減速あるときにおいて車輪が車両に対してフロント側またはリア側の車輪であるかを判定することができる。
上記車輪位置判定装置はタイヤ空気圧監視システムに適用してもよい。同システムは、前記車輪側ユニットは、車輪の空気圧に応じたデータ信号を生成する空気圧センサを備え、前記第1の制御部は、前記送信部を介して前記空気圧のデータ信号を前記加速度のデータ信号と一緒に無線送信し、前記第2の制御部は、前記空気圧のデータ信号に含まれる空気圧と自身に記憶された空気圧閾値との比較を通じて、各車輪の空気圧が正常であるか否かを判定し、当該判定結果が異常であるとき、前記車体に設けられる報知部を通じて車輪の位置の判定結果ならびに空気圧の判定結果を関連つけて報知する。
この構成によれば、各車輪の空気圧を監視しつつ、空気圧の判定結果と車輪位置の判定結果とを関連付けて報知することができる。
本発明によれば、走行中、特に加減速時に車輪の位置を判定することができる。
(a)は、一実施形態におけるタイヤ空気圧監視システムの構成を示すブロック図、(b)は、車輪側ユニットの構成を示すブロック図。 (a)は、車輪の回転時に加速度センサが検出する加速度成分を説明するための左側の車輪の概略図、(b)は、同じく右側の車輪の概略図。 同実施形態における受信アンテナの位置を示す車体の概略図。 変形例における左側の車輪および右側の車輪に設けられた加速度センサの出力を示す波形図。
以下、車輪位置判定装置をタイヤ空気圧監視システムに具体化した一実施形態を説明する。
図1(a)に示すように、タイヤ空気圧監視システム1は、車両に設けられた車体側ユニット10と、各車輪に設けられた車輪側ユニット30a〜30dとを備えている。
<車輪側センサユニット>
車両の各車輪FR,FL,RR,RLの内部には、車輪側ユニット30a〜30dが設けられている。具体的には、フロントの右側の車輪FRには、車輪側ユニット30aが設けられ、フロントの左側の車輪FLには、車輪側ユニット30bが設けられる。また、リアの右側の車輪RRには車輪側ユニット30cが設けられ、リアの左側の車輪RLには車輪側ユニット30dが設けられる。車輪側ユニット30a〜30dは、内蔵されている電池(図示せず)から供給される電力によって動作する。
図1(b)に示すように、車輪側ユニット30a〜30dは、加速度センサ33と、空気圧センサ34と、車速センサ35と、CPU(Central Processing Unit)31と、RF送信回路32と、RF送信アンテナ32aとを備えている。加速度センサ33、空気圧センサ34および車速センサ35は、CPU31に接続されている。RF送信アンテナ32aは、RF送信回路32を介してCPU31に接続されている。「RF」は、「Radio Frequency」の略称である。
空気圧センサ34は、車輪(正確にはタイヤ)の空気圧を検出するとともに、その空気圧のデータ信号を生成する。
車速センサ35は、車両の速度に応じた車輪の回転数をカウントするとともに、その車輪の回転数のデータ信号を生成する。
加速度センサ33は、1軸タイプの加速度センサであり、特定の検出軸に沿った方向に発生する加速度に応じた第1のデータ信号を生成する。図2(a),(b)に示すように、加速度センサ33は、その検出軸Sが車輪FL,RL,FR,RRの周方向(接線方向)に対して斜めになるように、配置されている。具体的には、車輪FL,RL,FR,RRの周方向(接線方向)をY軸、車輪FL,RL,FR,RRの径方向をZ軸としたときに、検出軸SとY軸との角度が角度θになるように、加速度センサ33は配置されている。このため、加速度センサ33は、Z軸およびY軸に沿った方向の加速度のうち、検出軸Sに沿った方向の加速度成分を検出可能である。
CPU31は、加速度のデータ信号、空気圧のデータ信号、および車輪回転数のデータ信号をRF送信回路32へ出力する。RF送信回路32は、これらのデータ信号をRF帯域に変調し、その変調したデータ信号をRF送信アンテナ32aを介し、かつ所定の周期(たとえば1分毎)で自発的に発信する。なお、CPU31は、第1の制御部に相当する。RF送信回路32およびRF送信アンテナ32aは送信部を構成する。
<車両の構成>
図1に示すように、車体側ユニット10は、制御部11と、RF受信回路12と、RF受信アンテナ12aとを備えている。また、車両にはインジケータ13が設けられている。インジケータ13は、制御部11に接続されている。RF受信アンテナ12aは、RF受信回路12を介して制御部11に接続されている。
図3に示すように、RF受信アンテナ12aは、車体4のリア側における左右輪の中央、すなわち車両の進行方向に延びる第1の中心線上に設けられている。RF受信アンテナ12aと左右後輪の車輪側ユニット30c,30dとの距離は、それぞれ距離L1で同じである。また、RF受信アンテナ12aと左右前輪の車輪側ユニット30a,30bとの距離は、それぞれ距離L2で同じである。距離L2は、距離L1よりも長い。
RF受信回路12は、RF受信アンテナ12aを介して受信した各車輪側ユニット30a〜30dからの送信フレーム(データ信号)を復調し、その復調した信号を制御部11に出力する。また、RF受信回路12は、RF受信強度を検出するRSSI(受信信号強度)検出回路14を備えている。RSSI検出回路14は、受信した送信フレームのRSSIを検出し、その検出結果を制御部11に出力する。
制御部11は、不発揮性のメモリ11aと、判定部11bとを備えている。メモリ11aは、車輪の空気圧の判定基準となる空気圧規格(空気圧閾値)が予め記憶されている。判定部11bは、各車輪側ユニット30a〜30dからの送信フレーム、およびRSSI検出回路14の検出結果に基づきタイヤ空気圧の監視動作を行う。制御部11はタイヤ空気圧の監視結果を、インジケータ13を介して報知する。
なお、制御部11は、第2の制御部に相当する。RF受信回路12およびRF受信アンテナ12aは、受信部を構成する。インジケータ13は、報知部に相当する。
<タイヤ空気圧監視システムの動作>
次に、タイヤ空気圧監視システム1の動作を説明する。制御部11は、受信した各車輪側ユニット30a〜30dからの送信フレームに含まれる車輪回転数のデータ信号に基づき車両が走行している旨、正確には車両が加速または減速している旨判断されるとき、タイヤ空気圧監視動作を実行する。また、車輪側ユニット30a〜30dの車輪での位置は、すべて同じであることを前提とする。
RF受信回路12は、RF受信アンテナ12aを通じて車輪側ユニット30a〜30dから送信フレーム(各種のデータ信号)を受け取り、当該受け取った送信フレームを復調する。制御部11は、復調された送信フレーム(各種のデータ信号)に含まれている各種の情報をメモリ11aに記憶する。
制御部11は、まず判定部11bによりタイヤ空気圧判定を行う。具体的には、メモリ11aに記憶されている空気圧データと空気圧規格を読み出し、当該空気圧データと空気圧規格との比較を通じて当該空気圧が正常であるか否かを判定する。空気圧判定結果が正常である旨判定された場合、制御部11は、その判定結果を車輪位置判定結果に反映してインジケータ13にて表示する。一方、空気圧判定結果が異常である旨判定された場合、制御部11は、その判定結果を車輪位置判定結果に反映してインジケータ13にて表示する。車輪位置の判定処理については、後に詳述する。
次に、制御部11による車輪の前後位置の判定処理について説明する。
制御部11は、RSSI検出回路14により検出される送信フレームのRSSIに基づき、車輪の前後位置を判定する。
詳述すると、車輪とRF受信アンテナ12aとの距離が近いほどRSSIが大きい。この特性を利用して、判定部11bは車輪の前後を判定する。図3に示すように、リア側の車輪RR,RLとRF受信アンテナ12aとの距離L1と、フロント側の車輪FR,FLとRF受信アンテナ12aとの距離L2との大小関係は次の通りである。
・L1<L2
このため、フロント側の車輪FR,FLのRSSIは、リア側の車輪RR,RLのRSSIよりも小さくなる。よって、RSSIが大きいほうがリア側の車輪RR,RLであると判定することができる。換言すれば、RSSIが小さいほうがフロント側の車輪FR,FLであると判定する。
次に、制御部11による車輪の左右位置の判定処理について説明する。なお、加速時および減速時の加速度の大きさは、時間が経つことにより変化量が少なくなる。このため、本例では、加速および減速を始めた直後の各車輪が一回転する際、加速度センサ33により生成される加速度データ信号を用いて車輪の左右位置の判定が行われる。
以下、減速時における車輪の左右位置判定を例として説明する。
図2(a),(b)に示すように、加速度センサ33が、車輪のTop位置(図中の0°位置)およびLo位置(図中の180°位置)に位置するとき、加速度センサ33の出力はピークになる。加速度センサ33がTop位置に位置するときのブレーキ加速度をGB、同じくLo位置に位置するときのブレーキ加速度をGbとする。また、加速度センサ33に作用する遠心力をGc、重力加速度をGeとする。
左側の車輪FL,RLに設けられた加速度センサ33がTop位置にあるときの出力GSTopおよび同じく加速度センサ33がLo位置にあるときの出力GSLoは、次式(A),(B)で表される。
GSTop=Gc×Sinθ−Ge×Sinθ−GB×Cosθ…(A)
GSLo=Gc×Sinθ+Ge×Sinθ+Gb×Cosθ…(B)
右側の車輪FR,RRに設けられた加速度センサ33がTop位置にあるときの出力GMTopおよび同じく加速度センサ33がLo位置にあるときの出力GMLoは、次式(C),(D)で表される。
GMTop=Gc×Sinθ−Ge×Sinθ+GB×Cosθ…(C)
GMLo=Gc×Sinθ+Ge×Sinθ−Gb×Cosθ…(D)
ここで、検出軸SとY軸との角度が角度θを、たとえば30°としたとき、上記の式(A)〜式(D)は次式(E)〜式(H)のように表される。
GSTop=1/2×Gc−(√3/2×GB+1/2Ge)…(E)
GSLo=1/2×Gc+(√3/2×Gb+1/2×Ge)…(F)
GMTop=1/2×Gc+(√3/2×GB−1/2×Ge)…(G)
GMLo=1/2×Gc−(√3/2×Gb−1/2×Ge)…(H)
加速度センサ33が、左側の車輪FL,RLに設けられたものであれば、当該加速度センサ33は式(E)および式(F)の値を含む加速度データ信号をCPU31に出力する。一方、加速度センサ33が、右側の車輪FR,RRに設けられたものであれば、当該加速度センサ33は式(G)および式(H)の値を含む加速度データ信号をCPU31に出力する。
制御部11は、各送信フレームに含まれている加速度のデータ信号に基づいて、加速度センサ33の出力振幅の大きさを算出する。すなわち、制御部11は、加速度センサ33の出力がピークとなるTop位置での加速度センサ33の出力と、Lo位置での加速度センサ33の出力との差から、加速度センサ33の出力振幅を算出する。より具体的には、制御部11は、車輪FL,RL,FR,RRの回転に伴い所定の周期で受信される加速度データ信号の中から最大値および最小値をそれぞれ検出し、それらを引き算した値(絶対値)を同加速度センサ33の出力の振幅(大きさ)として算出する。
左側の車輪FL,RLの振幅GKは次式(I)、右側の車輪FR,RRの振幅GLは次式(J)のように表される。
GK=|GSTop−GSLo|=Ge+√3/2×(GB+Gb)…(I)
GL=|GMTop−GMLo|=Ge−√3/2×(GB+Gb)…(J)
式(I),式(J)から分かるように、車両が減速し始めた際の左側の車輪FL,RLの振幅GKと右側の車輪FR,RRの振幅GLとの大小関係は、次の通りである。
・GL<GK
従って、算出される振幅の大きい方が左側の車輪FL,RL、振幅の小さい方が右側の車輪FR,RRであると判定することができる。
加速時も上述した方法で車輪FL,RL,FR,RRの左右位置を判定することができる。但し、車両の加速時の左側の車輪FL,RLの振幅GKと右側の車輪FR,RRの振幅GLとの大小関係は、次の通りである。
・GL>GK
従って、振幅の大きい方が右側の車輪FR,RR、振幅の小さい方が左側の車輪FL,RLであると判定することができる。つまり、判定部11bは、各加速度センサ33の振幅(大きさ)を比較することにより、加減速時に、送信フレームを送信した車輪側ユニットが左側の車輪FL,RLのものであるか、右側の車輪FR,RRものであるかを判定する。
このように、車両の加減速時、制御部11は、判定部11bによる車輪の前後位置判定結果および車輪の左右位置判定結果を考慮することにより、4つの車輪FL,RL,FR,RRの位置を個別に判定することができる。
以上、説明した実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)制御部11は、車輪側ユニット30a〜30dにそれぞれ設けられた加速度センサ33からの出力の振幅(大きさ)を算出し、これら算出した振幅を比較することで、車輪FL,RL,FR,RRの左右位置を判定する。これにより、車両の加減速があるときに、送信フレームが発信された車輪が車体4の右側の車輪FR,RRであるか、左側の車輪RR,RLであるかを判定することができる。
(2)また、制御部11は、RSSI検出回路14により検出される送信フレーム(各種データ信号)のRSSIのレベルに基づき、車輪FL,RL,FR,RRの前後位置、すなわち送信フレームが発信された車輪がフロント側の車輪FR,FLであるか、リア側の車輪RR,RLであるかの判定を行うことが可能である。
(3)加速度センサ33の検出軸Sを斜めに配置することで、車輪の左右位置判定をするようにした。このため、各車輪側ユニット30a〜30dが設けられた車輪の位置を自動で判定する、いわゆるオートロケーション機能を実現することが可能である。各車輪側ユニット30a〜30bを車両に登録する初期作業の簡単化を図ることができる。
(4)空気圧判定および車輪位置判定を車体側ユニット10の制御部11にて判定するようにした。これによれば、車輪側ユニット30a〜30dの消費電力が最小限に抑制されるので電池寿命を長くすることができる。
<他の実施の形態>
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・本例では、加速度センサ33の出力の振幅(大きさ)により判定しているが、加速度センサ33の出力により車輪の左右位置を判定してもよい。この場合、たとえば車輪側ユニット30a〜30dが車輪のTop位置(またはLo位置)にあるときの加速度センサ33の出力の大きさと自身に記憶された閾値と比較することにより、車輪FL,RL,FR,RRの左右位置を判定する。図4に示すように、左側の車輪FL,RLおよび右側の車輪FR,RRの加速度センサ33の出力の大きさは、それぞれGc/2を基準として増減傾向が逆になる。このため、Gc/2を閾値とすることにより、車輪FL,RL,FR,RRの左右位置を判定することができる。なお、上述した閾値は、正確にはsinθ×Gcであるが、本例で角度θが30°のため、Gc/2となっている。言い換えれば、閾値は角度θによって異なる。従って、このようにしても、本実施例の(1)〜(4)と同様な効果が得られる。
・上述した変形例において、加速度センサ33の出力の大きさによる判定位置は、車輪のTop位置(またはLo位置)だけではなく、車輪の他の位置にしてもよい。但し、左側の車輪FL,RLの加速度センサ33の出力の大きさと右側の車輪FR,RRの加速度センサ33の出力の大きさとが同じ値になる位置、すなわち加速度センサ33の出力の大きさがGc/2となる位置は除く。
・本例では、車輪側ユニット30a〜30dからのデータ信号の送信周波数としてRF帯域を使用しているが、他の帯域の無線信号でもよい。たとえば、LF帯域、UHF帯域でもよい。
・本例は、タイヤ空気圧監視システムに限らず、車輪位置判定装置でもよい。この場合、各車輪側ユニット30a〜30dの空気圧センサ34を省略する。制御部11での処理は、空気圧判定が省略される以外は、本実施形態と同じである。
・タイヤ空気圧判定は、車輪側ユニット30a〜30dのCPU31により判定してもよい。この場合、CPU31に、メモリと、判定部を設ける。このメモリには、空気圧判定基準となる空気圧規格を予め記憶させる。CPU31は、その判定部による空気圧判定結果を送信フレームに格納する。これにより、本実施形態の(1)〜(3)と同様な効果が得られる。
・本実施形態の車輪の左右位置判定方法と他の左右位置判定方法とを組み合わせてもよい。この場合、加減速があるときは本実施形態の左右位置判定方法を使用し、一定速度、特に転舵があるときには、車速センサ35からの回転数のデータ信号に基づいて、車輪の左右位置を判定してもよい。車速センサ35は、自身に対応する車輪の車速に応じた回転数のデータ信号を生成する。制御部11の判定部11bは、一定速度で走行中、車速センサ35により生成される回転数のデータ信号に基づき、車輪の左右位置判定をする。正確には、転舵があった場合に生じる外輪と内輪とに起因する車輪の回転数差に基づき、車輪の位置判定をすることができる。これにより、加減速時だけでなく、一定速度で走行中かつ転舵があるときにも車輪の左右位置判定をすることができる。
・本実施形態および上述した変形例において、車速センサ35は、車体4に設けてもよい。たとえば、車体4の車輪FL,RL,FR,RRの付近に設けてもよい。この場合であっても、車速センサ35を利用して車輪の左右位置を判定することができる。
・本例では、インジケータ13を通じて空気圧の判定結果を表示しているが、他の方法を使用してもよい。たとえば、車両のスピーカーを利用して使用者に知らせてもよい。
・RF受信アンテナ12aの配置位置は、次のようにしてもよい。たとえば、車両の進行方向における中央を基準として、フロント側あるいはリア側へずれていればよい。また、RF受信アンテナ12aは、車両の進行方向に延びる中心線上に設けなくてもよい。RF受信アンテナ12aと、少なくとも前後の車輪に設けられる車輪側ユニットとの距離が異なる位置であればよい。
・本例では検出軸Sが傾く角度θは30°に設定しているが、この角度θは適宜に変更してもよい。たとえば、角度θは、10°≦θ≦80°のいずれの角度にしてもよい。この場合であっても、本例と同様に車輪の左右位置判定をすることができる。
次に、前記実施形態から把握できる技術的思想をその効果と共に追記する。
(イ)前記空気圧が正常であるか否かを前記第1の制御部にて判定すること。
この構成によれば、空気圧判定が車輪側ユニットの制御部にて行われる。これにより、車体側ユニットの制御部は、車輪の左右位置判定のみ行うので、車輪の左右位置を判定するための時間を短縮することができる。
(ロ)前記車輪側ユニットは、前記車両の速度に応じた車輪の回転数をカウント可能とする車速センサを有し、一定速度で走行するとき、かつ転舵があるときに車速センサにより生成される回転数データ信号に基づいて、車輪の左右位置を判定すること。
この構成によれば、車速センサにより生成される回転数のデータ信号に基づき、車輪の左右位置を判定する。すなわち、一定速度で走行するとき、特に転舵があったときに生じる内輪差を検出することで、車輪の左右位置判定をする。これにより、一定速度で走行中、特に転舵があるときにおいても車輪の左右位置判定をすることができる。
(ハ)前記第2の制御部は、前記加速度のデータ信号に含まれている前記加速度センサの出力の大きさと自身に記憶された閾値と比較することにより、車輪の左右位置を判定すること。
この構成によれば、加速度センサの出力の大きさと閾値と比較することにより、車輪の左右位置を判定する。すなわち、加減速時において、それぞれの加速度センサの出力の大きさと閾値を比較することにより、車輪の左右位置を判定する。これにより、車輪が一回転する間の加速度センサの出力のうち、いずれか一つの出力の大きさと閾値を比較することで、車輪の左右位置を判定することができる。また、一つの加速センサの出力の大きさで車輪の左右位置を判定できるので、制御部に対する演算負荷の低減および判定時間の短縮といった効果が得られる。
S…検出軸、FL,FR,RL,RR…車輪、GK,GL…振幅、L1,L2…距離、GMLo,GSLo,GMTop,GSTop…出力、1…タイヤ空気圧監視システム、33…加速度センサ、34…空気圧センサ、11b…判定部、30a〜30d…車輪側ユニット、10…車体側ユニット。

Claims (4)

  1. 車両に設けられた複数の車輪にそれぞれ設けられる車輪側ユニットと、前記車両の車体に設置される車体側ユニットと、を備えた車輪位置判定装置であって、
    前記車輪側ユニットは、加速度に応じたデータ信号を生成する1軸の加速度センサと、前記データ信号の処理を行う第1の制御部と、前記第1の制御部にて処理されたデータ信号を無線送信する送信部とを有し、
    前記車体側ユニットは、前記データ信号を受信する受信部と、受信された前記データ信号の処理を行う第2の制御部と、を有し、
    前記車輪をその回転中心軸に沿った方向から見た場合、前記加速度センサの検出軸が、前記車輪の接線方向沿うY軸と前記車輪の径方向に沿うZ軸との間を通るように前記加速度センサを設け、
    前記車両の加減速時に、前記第2の制御部は、前記データ信号に基づいて、各加速度センサの出力の振幅の大きさを算出し、それら算出した振幅の大きさを比較することにより、前記データ信号を送ってきた車輪側ユニットが前記車体の左右の車輪のいずれに設けられたものであるかを判定する車輪位置判定装置。
  2. 請求項1に記載の車輪位置判定装置であって、
    前記各加速度センサの検出軸は、前記車体に取り付ける前の車輪を同じ姿勢に保持したときに、対応する車輪においてすべて同じ方向を向く車輪位置判定装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車輪位置判定装置であって、
    前記車体側ユニットは、信号の受信強度を検出する検出回路を有し、
    前記受信部の構成の一つである受信アンテナは、少なくとも前後の車輪に設けられる車輪側ユニットとの距離が異なる位置に設け、
    前記第2の制御部は、前記検出回路の検出結果を考慮して前記データ信号を送ってきた車輪側ユニットが前記車体の前後の車輪のいずれに設けられたものであるかを判定する車輪位置判定装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車輪位置判定装置を含むタイヤ空気圧監視システムであって、
    前記車輪側ユニットは、車輪の空気圧に応じたデータ信号を生成する空気圧センサを備え、
    前記第1の制御部は、前記送信部を介して前記空気圧のデータ信号を前記加速度のデータ信号と一緒に無線送信し、
    前記第2の制御部は、前記空気圧のデータ信号に含まれる空気圧と自身に記憶された空気圧閾値との比較を通じて、各車輪の空気圧が正常であるか否かを判定し、当該判定結果が異常であるとき、前記車体に設けられる報知部を通じて車輪の位置の判定結果ならびに空気圧の判定結果を関連つけて報知するタイヤ空気圧監視システム。
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