JP2014081227A - 検査装置、検査方法、パターン基板の製造方法 - Google Patents

検査装置、検査方法、パターン基板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高い解像度の検査を短時間で行うことができる検査装置、検査方法、及びパターン基板の製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明に係る検査装置は、対物レンズ105と、対物レンズ105の視野の上領域51を光軸に対して傾いた斜め方向から照明するレーザ光L2と、対物レンズ105の下領域52を光軸に対して傾いた斜め方向から照明する照明するレーザ光L2と、を生成するハーフミラー111と、レーザ光L2、L3のビーム位置を変化させるウェッジプリズムペア112、116と、レーザ光L1に基づく反射光L6と、レーザ光L2に基づく反射光L7とを分岐する視野分割ミラー109と、視野分割ミラー109によって分岐された反射光L6を検出する第1検出器120aと、視野分割ミラー109によって分岐された反射光L7を検出する第2検出器120bと、を備えるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、検査装置、検査方法、パターン基板の製造方法に関して、特に詳しくは、対物レンズで照明光を集光して試料に照射する検査装置、検査方法、及びパターン基板の製造方法に関する。
一般に、パターンが形成されたマスクの欠陥検査の方法には、マスクパターンと設計データとの比較検査法(一般にDie-to-Database比較法と呼ばれる。)と、2つの同形状の回路パターンを比較する比較検査法(一般にDie-to-die比較法と呼ばれる。)の2通りの方法が広く知られている。
どちらの方式においても、マスクパターンにおける微小な一部分(以下、観察領域と呼ぶ。)を対物レンズによって拡大して、その拡大された光学像をCCDカメラで検出して検査を行っている。CCDカメラとして、TDI(Time Delay Integration)と呼ばれる方式が用いられる場合が多いため、このCCDカメラは、TDIカメラ、あるいはTDIセンサなどと呼ばれている。
例えば、特許文献1には、透過照明光学系と反射照明光学系と2台のTDIセンサとを有する検査装置が開示されている。そして、特許文献1では2台のTDIセンサの手前に空間分割ミラーを配置することで視野を分割している。一方のTDIセンサでは、透過光と反射光を検出し、他方のTDIセンサでは透過光を検出している。
また、特許文献2には、2台の光源を用いた照明装置及びマスク検査装置が開示されている。特許文献2では2台の光源からの照明光が実質的に重ならないようにインテグレータに入射させている。
特開2011−95177号公報 特開2009−109382号公報
パターンの微細化に伴い、マスク検査装置において、より解像度の高い検査が求められる。解像度を向上するには、対物レンズのNA(Numerical Aperture)を高くする、あるいは、照明光の波長を短くする必要がある。しかしながら、対物レンズのNAの増大や照明光の短波長化には限界がある。
さらに、解像度を向上するために、斜め照明を行う手法がある。斜め照明では、対物レンズの光軸に対して、照明光の光束の中心軸が傾いている。ここで、通常明視野照明と、斜め照明の違いについて、図21、図22を用いて説明する。図21は、通常明視野照明の構成を示す図であり、図22は、斜め照明の構成を示す図である。図21、図22では、PBS103で反射した照明光が、対物レンズ105で集光されて、マスク106に入射する構成を示している。
図21に示すように、通常明視野照明では、対物レンズ105の光軸(図中の一点鎖線)に沿って照明光が入射する。すなわち、照明光の光束の中心が光軸と一致している。これに対して、斜め照明では対物レンズ105により集光される照明光の光軸が対物レンズ105の光軸に対して傾いている。従って、斜め照明では、対物レンズ105の光軸と照明光の光軸を含む平面において、対物レンズ105の左側半分に照明光が入射しており、対物レンズ105の右側半分には照明光が入射していない。
そして、斜め照明ではマスク106の表面での正反射光が、対物レンズの片側半分を通過することになる。すなわち、照明光が対物レンズ105の左側半分を通過する場合、その正反射光は対物レンズ105の右側半分を通過する。さらに、マスク106上に微細なパターンが形成されていると、そのパターンに応じて、回折光が発生する。従って、この回折光も同様に対物レンズ105を通過する。
マスク106の表面に異物や傷などの欠陥がある場合、マスク106の表面が傾斜する。斜め照明下においては、表面の傾斜の方向により対物レンズ105に戻る正反射光(0次光)の割合が変わり、欠陥のコントラストが変化する。これにより、欠陥の存在及び表面凹凸形状を識別することが可能になる。また、斜め照明の場合、通常明視野照明に比べて、より高次の回折光を対物レンズ105により集光可能となる。従って、通常明視野照明よりも解像度を高くすることができ、より小さいサイズの欠陥を検出することができる。
しかしながら、斜め照明には方向性があるため、パターンの方向や傾斜の方向によっては、コントラストに変化が現れないことがある。従って、確実に欠陥を撮像するためには、異なる方向から斜め照明を行って、それぞれ撮像する必要がある。ある方向から斜め照明を行って検査した後、異なる方向から斜め照明を行って検査を行うと、検査時間が2倍になる。従って、スループットが半分になってしまうという問題点がある。このように、検査装置では、高い解像度の検査を短時間で行うことができないという問題点がある。
本発明は、上記の事情を背景としてなされたものであり、高い解像度の検査を短時間で行うことができる検査装置及び検査方法、及びこれを用いたパターン基板の製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明の第1の態様に係る検査装置は、照明光を集光して試料に入射させるとともに、前記試料で反射した反射光を屈折する対物レンズと、前記対物レンズに向かう前記照明光を分岐して、第1照明光と第2照明光を生成する第1分岐手段と、前記対物レンズから前記試料に向かう前記第1照明光と前記第2照明光とを前記試料に異なる方向から斜め入射させるように、前記第1照明光及び前記第2照明光のマスク面上の入射角度範囲を変化させる入射角度範囲変更手段と、前記試料で反射した反射光が入射するとともに、前記第1照明光に基づく第1反射光と前記第2照明光に基づく第2反射光とを分岐する第2分岐手段と、前記第2分岐手段によって分岐された前記第1反射光を検出する第1検出器と、前記第2分岐手段によって分岐された前記第2反射光を検出する第2検出器と、を備えるものである。この構成により、高い解像度の検査を短時間で行うことができる。
本発明の第2の態様に係る検査装置は、上記の検査装置において、前記第2分岐手段が前記反射光の光路中の一部に挿入され、前記第1反射光と前記第2反射光の一方のみを反射するミラーであり、前記第1照明光が、前記対物レンズの視野の一部である第1の領域を光軸に対して傾いた斜め方向から照明し、前記第1検出器が、前記第1の領域を照明した前記第1照明光に基づく第1反射光を検出し、前記第2照明光が、前記対物レンズの視野において前記第1の領域外の第2の領域を光軸に対して傾いた斜め方向から照明する照明し、前記第2検出器が、前記第2の領域を照明した前記第2照明光に基づく第2反射光を検出するものである。これにより、より確実に検査することができる。
本発明の第3の態様に係る検査装置は、上記の検査装置において、前記入射角度範囲変更手段が、前記第1分岐手段で分岐された前記第1及び第2照明光の光路中において、前記第1及び第2照明光のそれぞれを屈折することで、前記マスク面上の前記入射角度範囲を変化させることを特徴とするものである。これにより、光量の損失を抑えることができるため、短時間での検査が可能になる。
本発明の第4の態様に係る検査装置は、上記の検査装置において、前記入射角度範囲変更手段が前記第1分岐手段で分岐された前記第1及び第2照明光の光路中にそれぞれ配置されたウェッジプリズムペアであり、前記ウェッジプリズムペアの間隔を変化させることで、前記マスク面上の前記入射角度範囲を調整するものである。こうすることで、マスク面上の入射角度分布を簡便に調整することができる。
本発明の第5の態様に係る検査装置は、上記の検査装置において、前記ウェッジプリズムペアに含まれる2つのウェッジプリズムを中心軸周りに回転することで、前記マスク面上の前記入射角度範囲を調整するものである。こうすることで、マスク面上の入射角度分布を簡便に調整することができる。
本発明の第6の態様に係る検査装置は、上記の検査装置において、前記入射角度範囲変更手段が、前記第1分岐手段で分岐された前記第1及び第2照明光の光路中にそれぞれ配置された開口絞りを有していることを特徴とするものである。こうすることで、所望のマスク面上の入射角度分布を簡便に得ることができる。
本発明の第7の態様に係る検査方法、対物レンズによって照明光を集光して試料に入射させて、検査を行う検査方法であって、前記対物レンズに向かう前記照明光を分岐して、第1照明光と第2照明光を生成するステップと、前記対物レンズから前記試料に向かう前記第1照明光と前記第2照明光とを前記試料に異なる方向から斜め入射させるように、前記第1照明光及び前記第2照明光のマスク面上の前記入射角度範囲を変化させるステップと、前記試料で反射した反射光を分岐して、前記第1照明光に基づく第1反射光と前記第2照明光に基づく第2反射光とを生成するステップと、前記第1反射光を第1検出器によって検出するステップと、前記第2反射光を第2検出器によって検出するステップと、を備えるものである。この方法により、高い解像度の検査を短時間で行うことができる。
本発明の第8の態様に係る検査方法は、上記の検査方法において、前記第1照明光が、前記対物レンズの視野の一部である第1の領域を光軸に対して傾いた斜め方向から照明し、前記第2照明光が、前記対物レンズの視野において前記第1の領域外の第2の領域を光軸に対して傾いた斜め方向から照明する照明し、前記反射光の光路中の一部に挿入されたミラーによって、前記第1反射光と前記第2反射光の一方のみを反射させることで、前記反射光を分岐して、前記第1検出器が、前記第1の領域を照明した前記第1照明光に基づく第1反射光を検出し、前記第2検出器が、前記第2の領域を照明した前記第2照明光に基づく第2反射光を検出するものである。これにより、より確実に検査することができる。
本発明の第9の態様に係る検査方法は、上記の検査方法において、前記第1及び第2照明光の光路中において、前記第1及び第2照明光のそれぞれを屈折させることで、前記マスク面上の前記入射角度範囲を変化させることを特徴とするものである。これにより、光量の損失を抑えることができるため、短時間での検査が可能になる。
本発明の第10の態様に係る検査方法は、上記の検査方法において、分岐された前記第1及び第2照明光の光路中にそれぞれにウェッジプリズムペアが配置され、前記ウェッジプリズムペアの間隔を変化させることで、前記マスク面上の前記入射角度範囲を調整するものである。
本発明の第11の態様に係る検査方法は、上記の検査方法において、前記ウェッジプリズムペアに含まれる2つのウェッジプリズムを中心軸周りに回転することで、前記マスク面上の前記入射角度範囲を調整するものである。こうすることで、マスク面上の入射角度分布を簡便に調整することができる。
本発明の第12の態様に係る検査方法は、上記の検査方法において、分岐された前記第1及び第2照明光の光路中にそれぞれ配置された開口絞りによって、前記マスク面上の前記入射角度範囲を変化させていることを特徴とするものである。こうすることで、所望のマスク面上の入射角度分布を簡便に得ることができる。
本発明の第13の態様に係るパターン基板の製造方法は、上記の検査方法によりマスクを検査し、検査されたマスクの欠陥を修正し、欠陥修正されたマスクを介して基板を露光し、前記露光された基板を現像する現像するものである。これにより、生産性を向上することができる。
本発明によれば、高い解像度の検査を短時間で行うことができる検査装置及び検査方法、及びこれを用いたパターン基板の製造方法を提供することができる。
実施の形態1に係る検査装置の構成を示す図である。 視野合成ミラーでの照明光L2、L3を示す平面図である。 照明光L2と照明光L3がマスク基板106aを照明している状態の視野を模式的に示す平面図である。 ウェッジプリズムペアの間隔を小さくした時のビームスポットを示す図である。 ウェッジプリズムペアの間隔を中間にした場合のビームスポットを示す図である。 ウェッジプリズムペアの間隔を大きくした場合のビームスポットを示す図である。 ウェッジプリズムペアを中心軸に対して同じ向きに回転させた時のビームスポットの変化を示す図である。 ウェッジプリズムペアを中心軸に対して互いに逆向きに同じ角度回転させた時のビームスポットの変化を示す図である。 ウェッジプリズムペアを調整した時のビームスポットの変化を示すシミュレーション結果である。 通常照明時の検査結果のシミュレーション結果を示す図である。 斜め照明時の検査結果のシミュレーション結果を示す図である。 明視野照明と斜め照明を行った画像を示す図である。 実施の形態2にかかる検査装置の構成を示す図である。 実施の形態3にかかる検査装置の構成を示す図である。 実施の形態4にかかる検査装置の構成を示す図である。 実施の形態5にかかる検査装置の構成を示す図である。 照明光射出部の構成例1とビーム断面を示す図である 照明光射出部の構成例2とビーム断面を示す図である 照明光射出部の構成例3とビーム断面を示す図である 照明光射出部の構成例4とビーム断面を示す図である 照明光射出部の構成例5とビーム断面を示す図である 通常照明での照明光と反射光の光路を模式的に示す断面図である。 斜め照明での照明光と反射光の光路を模式的に示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。以下の説明は、本発明の実施の形態を説明するものであり、本発明が以下の実施形態に限定されるものではない。説明の明確化のため、以下の記載は、適宜、省略及び簡略化がなされている。又、当業者であれば、以下の実施形態の各要素を、本発明の範囲において容易に変更、追加、変換することが可能である。
本発明は、半導体製造工程で利用されるフォトマスク(あるいはレチクルとも呼ばれるが、ここでは単にマスクと呼ぶ。)における欠陥を検出する際に利用される検査装置に関する。本発明に係る検査装置は、TDIセンサを用いて検査を行っている。なお、検査対象としては、マスクブランクス、パターン付きマスク等であってもよい。さらには、EUVマスクの検査に利用することも可能である。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1に係る検査装置について、図1〜3を用いて説明する。実施の形態1では、マスクの検査を行う検査装置を例として説明を行う。図1は、実施の形態1に係る検査装置100の照明光学系全体の構成を示す図である。図2は、検査装置100で用いられるビーム整形部の構成を示す図である。図3は、検査装置100の対物レンズの視野における照明光の照射状態を説明するための図である。
図1に示すように、検査装置100は、ホモジナイザー101、レンズ102a、レンズ102b、偏光ビームスプリッタ(PBS)103、1/4波長板104、対物レンズ105、ミラー107、投影レンズ108、視野分割ミラー109、ビーム整形部110を備えている。ビーム整形部110は、ハーフミラー111、ウェッジプリズムペア112、ミラー113、レンズ114、ウェッジプリズムペア116、ミラー117、レンズ118、視野合成ミラー119を備えている。
検査対象となるマスク106は、マスク基板106a、ペリクルフレーム106b、及びペリクル106cを有している。マスク基板106aの表面上には枠状のペリクルフレーム106bが設けられている。そして、ペリクルフレーム106bにはペリクル106cが張設されている。マスク基板106aには、図示しない露光用のパターンが形成されている。
まず、ホモジナイザー101から対物レンズ105までの照明光学系の光路について説明する。図示しないレーザ装置から直線偏光のレーザ光が出射される。レーザ光は、ホモジナイザー101に入射し、この内部で全反射を繰り返しながら進む。ホモジナイザー101は例えば、石英、フッ化物、樹脂などから形成された角ロッドである。ホモジナイザー101は、例えば、正方形又は矩形の断面形状を有している。ホモジナイザー101の出射面では、均一な光強度分布のビームが形成される。ホモジナイザー101の出射端は対物レンズ105の光軸上に配置されているため、ホモジナイザー101からの射出光は、対物レンズ105の軸上光となる。
ホモジナイザー101から出射されたレーザ光L1は、レンズ102aを通る。これにより、レーザ光L1は平行ビームになる。レンズ102aは、ホモジナイザー101の出射端での像を投影する。レンズ102aを通ったレーザ光L1は、ビーム整形部110に入射する。ビーム整形部110は、照明光をマスク面上の入射角度範囲を所望の範囲にするための光学系である。
レンズ102aからのレーザ光L1は、光分岐手段であるハーフミラー111に入射して、レーザ光L2とレーザ光L3に分岐される。レーザ光L2は、ウェッジプリズムペア112を通って、ミラー113に入射する。ミラー113で反射されたレーザ光L2は、レンズ114を通って視野合成ミラー119に入射する。レーザ光L3も、同様に、ウェッジプリズムペア116を通って、ミラー117に入射する。ミラー117で反射したレーザ光L3は、レンズ118を通って、視野合成ミラー119の近傍を通過する。
視野合成ミラー119は、視野絞りに共役な位置に配置されている。また視野合成ミラー119は、対物レンズ105の光軸を中心とする光路中の略半分に視野合成ミラー119は、レーザ光L2とレーザ光L3と合成して、レーザ光L4を生成する。換言すると、レーザ光L4は、レーザ光L2とレーザ光L3を含んでいる。
ウェッジプリズムペア112とウェッジプリズムペア116について、説明する。ウェッジプリズムペア112とウェッジプリズムペア116は、それぞれ頂角が同じ一対のウェッジプリズムを有している。ウェッジプリズムペア112とウェッジプリズムペア116は、開口絞りと共役な位置に配置されている。ウェッジプリズムペア112とウェッジプリズムペア116は照明光のマスク面上の入射角度範囲を変化させる入射角度範囲変更手段である。
レーザ光L2がウェッジプリズムペア112の2つのウェッジプリズムで屈折されると、レーザ光L2のスポット中心位置が光軸(図1の一点鎖線)からずれる。ここで、ウェッジプリズムペア112を通過したレーザ光L2の断面分布は、図1のAに示すようになる。レーザ光L2のスポットは、X方向に変位している。すなわち、ウェッジプリズムペア112を通過したレーザ光L2は、光軸から偏在した断面分布を有している。また、ウェッジプリズムペア112を通過したレーザ光L2のスポット形状は円形になっている。
レーザ光L3がウェッジプリズムペア116の2つのウェッジプリズムで屈折されると、レーザ光L3の中心位置が光軸(図1の一点鎖線)からずれる。ウェッジプリズムペア116を通過したレーザ光L3の断面分布を図1のBに示すようになる。レーザ光L3のスポットは、Y方向に変位している。すなわち、ウェッジプリズムペア116を通過したレーザ光L3は、光軸から偏在した断面分布を有している。また、ウェッジプリズムペア116を通過したレーザ光L3のスポット形状は円形になっている。
なお、光軸と垂直な断面において、X方向とY方向は互いに直交する方向である。また、X方向、及びY方向は、マスク基板106aのパターン形成方向に平行な方向に対応させることが好ましい。ウェッジプリズムペア112、116が開口絞りと共役な位置に配置されている。従って、A、Bに示すレーザ光L2、L3の断面分布がマスク面上の前記入射角度範囲に対応する。レーザ光L2は、光軸上から三時の方向に変位し、レーザ光L3は、光軸上から十二時の方向から照明する。
ウェッジプリズムペア112で屈折されたレーザ光L2はレンズ114で光軸に近づくように屈折される。すなわち、レンズ114は、視野合成ミラー119の位置にレーザ光L2を集光する。レンズ114で屈折されたレーザ光L2は、視野合成ミラー119に入射する。同様に、ウェッジプリズムペア116で屈折されたレーザ光L3はレンズ118で光軸に近づくように屈折される。すなわち、レンズ118は、視野合成ミラー119の位置にレーザ光L3を集光する。レンズ118で屈折されたレーザ光L3は、視野合成ミラー119の近傍に入射する。
ここで視野合成ミラー119におけるレーザ光L2、L3の断面形状について図2を用いて説明する。図2は、視野合成ミラー119上におけるレーザ光L2、レーザ光L3のスポットを模式的に示す図である。
視野合成ミラー119は、視野絞りと共役な位置に配置されている。そして、視野合成ミラー119は、レーザ光L2を反射して、レーザ光L3をそのまま透過するように配置されている。そのため光軸と垂直な平面において、視野合成ミラー119は、光軸の片側に配置されている。すなわち、光軸と垂直な平面において、視野合成ミラー119の端辺は光軸を通る直線上に配置される。レーザ光L2は視野合成ミラー119で反射して、レンズ102bの方に折り曲げられる。レーザ光L4は視野合成ミラー119の近傍を通過して、レンズ102bの方に直進する。視野合成ミラー119で反射したレーザ光L2と視野合成ミラー119の近傍を直進したレーザ光L3とが合成することで、レーザ光L4が生成される。
レンズ102bはレーザ光L4を屈折して、平行光にする。レンズ102bで平行光となったレーザ光L4は、PBS103に入射する。PBS103は、入射光の偏光状態に応じて、光を通過、又は反射する。PBS103が、直線偏光であるレーザ光L4を1/4波長板104の方向に反射するように、PBS103が配置されている。すなわち、レーザ光L4と偏波面が90°異なる直線偏光をPBS103は透過する。
PBS103で反射したレーザ光L4は、1/4波長板104を通過することで円偏光になる。そして、1/4波長板104を通過したレーザ光L4は、対物レンズ105に入射する。対物レンズ105は、レーザ光L4をマスク基板106aのパターン面上に集光する。従って、レーザ光L4に含まれるレーザ光L2とレーザ光L3がマスク基板106aの照明光となる。レーザ光L2、L3は、ウェッジプリズムペア112、116によって屈折しているため、図22に示したような斜め照明を行うことができる。
斜め照明では、光軸と垂直な断面において、対物レンズ105の片側半分から照明光が入射する。さらに、レーザ光L2とレーザ光L3は90°異なる方向からマスク106を照明する。例えば、対物レンズ105を通過したレーザ光L4に含まれるレーザ光L2の光束の中心軸は光軸に対してX方向に傾いている。対物レンズ105を通過したレーザ光L4に含まれるレーザ光L3の光束の中心軸は光軸に対してY方向に傾いている。従って、通常明視野照明ではない斜め照明を行うことができる。
レーザ光L4は、ペリクル106cを介して、マスク基板106aに入射する。マスク基板106aで反射した反射光は、1/4波長板104を介して、PBS103に入射する。PBS103と対物レンズ105との間には、1/4波長板104が配置されている。従って、PBS103と対物レンズ105との間の往復で、光の偏光方向が90°回転する。従って、マスク基板106aで反射したPBS103に入射した反射光は、PBS103を通過する。こうすることで、光を効率よく利用することができる。なお、第1検出器120a、第2検出器120bに到達する光量は低下するが、レーザ光源あるいはホモジナイザー101から出射する光束は、必ずしも直線偏光でなくてよい。
図3を用いて、対物レンズ105の視野について、説明する。図3は、マスク基板106aにおいて、レーザ光L2とレーザ光L3で照明されている状態の視野50を模式的に示す平面図である。
図3に示すように、視野50の中心を通る分割線Sよりも上側の領域を上領域51とし、下側の領域を下領域52とする。上領域51をレーザ光L2が照明し、下領域52をレーザ光L3が照明している。すなわち、視野Cの一部である上領域51がレーザ光L2で照明され、上領域51外の下領域52がレーザ光L3で照明されている。マスク基板106a上におけるレーザ光L2、L3のスポットは例えば、矩形となっている。マスク基板106aにおける照明光の断面分布は、視野絞りと共役な位置、すなわち、視野合成ミラー119の位置での断面分布に対応している。そして、分割線Sと直交する方向にマスク106を移動させて、走査を行っている。例えば、ステージスキャンによって、マスクを分割線Sと直交する方向に移動させている。
さらに、レーザ光L2のマスク面上の入射角度範囲は、ウェッジプリズムペア112での断面分布に応じたものとなり、レーザ光L3のマスク面上の入射角度範囲は、ウェッジプリズムペア116での断面分布に応じたものとなる。従って、レーザ光L2は、マスク基板106aを3時の方向から照明し、レーザ光L3は、マスク基板106aを12時の方向から照明する。このように、レーザ光L2とレーザ光L3は互いに直交する方向からマスク106を斜め照明する。
そして、マスク基板106aで反射した反射光L5は1/4波長板104、及びPBS103を介して、ミラー107に入射する。ミラー107で反射した反射光L5は、投影レンズ108に入射する。投影レンズ108で屈折した透過光は、視野分割ミラー109の位置まで進む。
視野分割ミラー109は光軸を中心とする光路中のほぼ半分の位置まで挿入されている。したがって、反射光L5は、反射光L6と反射光L7に分岐される。すなわち、反射光L5の内、視野分割ミラー109に入射した光は、反射光L7となる。反射光L5のうち、視野分割ミラー109に入射しなかった光、すなわち、視野分割ミラー109の近傍を直進した光は、反射光L6となる。視野分割ミラー109で反射した反射光L7は、第2検出器120bの方向に反射される。一方、視野分割ミラー109に入射しなかった反射光L6は、第1検出器120aに入射する。
これらの第1検出器120a、120bは、対物レンズ105と投影レンズ108とで形成される結像光学系におけるマスク面(パターン面)と共役な位置に、それぞれの受光面(撮像面)が来るように配置される。第1検出器120a、120bは、上記の通り、TDIセンサであり、マスク基板106aを撮像する。これにより、照明された領域におけるマスク基板106aの像を取得することができる。
ここで、視野分割ミラー109は、第1検出器120a、120bの受光面の近傍に配置されている。視野分割ミラー109は、レーザ光L2に基づく反射光とレーザ光L3に基づく反射光とを分岐する。すなわち、反射光L6が、上領域51を照明したレーザ光L2に基づく反射光であり、反射光L7が下領域52を照明したレーザ光L3に基づく反射光である。換言すると、図3で示した視野50のうち、上領域51が第1検出器120aに投影され、下領域52が第2検出器120bに投影される。このように、第1検出器120aと第2検出器120bは、視野50の異なる領域を撮像する。視野分割ミラー109をマスク基板106aのマスク面と共役な位置に近傍に配置することで、視野50の上領域51とした下領域52をより正確に分割して、第1検出器120aと第2検出器120bとで撮像することができるようになる。
ウェッジプリズムペア112、及びウェッジプリズムペア116において、ウェッジプリズムペアの間隔を変えることで、マスク面上の入射角度範囲を調整することが可能になる。この点について、図4〜図6を用いて説明する。図4では、ウェッジプリズムペアのウェッジプリズムをそれぞれウェッジプリズム116a、116bとして示している。図4は、ウェッジプリズムペア116の間隔を小さくした時のビーム位置を示す図であり、図6はウェッジプリズムペア116の間隔を大きくした時のビーム位置を示す図である。図5は、ウェッジプリズムペアの間隔を図4と図6の間にした時のビーム位置を示す図である。図4〜図6において、(a)はウェッジペアの間隔を模式的に示し、(b)は、ウェッジプリズムペア116の出射側におけるビーム位置を示している。
図4〜図6に示すように、ウェッジプリズムペア116の間隔を広くしていくと、レーザ光のシフト量が大きくなる。従って、ウェッジプリズム116aとウェッジプリズム116bを遠ざけるほど、レーザ光のスポットの変位量が大きくなる。レーザ光L3のスポットはY方向に移動していく。ウェッジプリズム116a、116bを光軸(z方向)に沿って移動させることで、マスク面上の入射角度範囲が所望の状態になるように調整することができる。開口絞りと共役な位置におけるビーム位置が偏在するため、斜め照明を行うことができる。
さらに、中心軸を回転軸として、ウェッジプリズムペア116を同じ方向に回転させることで、レーザ光L3のスポットを図7Aの矢印方向に回転させることができる。また、ウェッジプリズムペア116を互いに逆方向へ同じ角度回転させることで、レーザ光L3のスポットを図7Bの矢印方向に移動させることができる。すなわち、ウェッジプリズム116aとウェッジプリズム116bを入射光軸周りに回転させることで、ビーム位置を変更することができる。これにより、所望の方向から斜め照明を行うことができる。
ウェッジプリズムペアの配置によるビームスポットの変化について図8を用いて説明する。図8は、ウェッジプリズムペアの配置を変えた時の、ビームスポットの変化を求めたシミュレーション結果を示す図である。図8において、(a)はウェッジプリズムペア116を近接させた場合、(b)はウェッジプリズムペア116の間隔を10mmとした場合、(c)はウェッジプリズムペア116の間隔を20mmとした場合を示している。(d)は、(c)の構成から、ウェッジプリズムペア116を90°回転させた場合を示している。
また、図8において、P1はホモジナイザー101の出射端でのビーム形状を示している。P2は、ウェッジプリズムペア116の出射端でのビーム形状を示している。P3は、レンズ118の集光位置におけるビーム形状を示している。図8(a)、図8(b)、図8(c)のP2に示すように、ウェッジプリズムペア116の間隔を広くすることで、ビームスポットが直径方向に移動して、光軸から遠ざかっていく。従って、ビーム位置を調整することができる。さらに、図8(c)のP2と図8(d)のP2との比較からわかるように、ウェッジプリズムペア116を光軸周りに回転させることで、ビームスポットを光軸周りに回転させることができる。ここでは、ウェッジプリズムペア116を90°回転させているため、ビームスポットも90°回転している。このようにすることで、斜め照明の照明方向を変えることができる。また、ウェッジプリズムペア116の間隔や回転角度を調整した場合でも、レンズ118の集光位置におけるスポットはほとんど変化しない。
なお、上記の説明では、ウェッジプリズムペア116によるビーム位置の変化について説明したが、ウェッジプリズムペア112によるビーム位置の変化についても同様である。例えば、ウェッジプリズムペア112の間隔を調整することで、ビームスポットのX方向の位置を調整することができる。
上記したように、本実施の形態に係る検査装置では、レーザ光L2とレーザ光L3が対物レンズ105の視野50の異なる領域を照明している。そして、対物レンズ105の一部の領域である上領域51にレーザ光L3が照射されないように、レーザ光L2のみで上領域51を照明している。視野50の上領域51外の下領域52にレーザ光L2が照射されないように、下領域52をレーザ光L3のみで照明している。そして、上領域51で反射したレーザ光L2に基づく反射光L6を第1検出器120aで検出し、下領域52で反射したレーザ光L3に基づく反射光L7を第2検出器120bで検出している。そして、反射光L6と反射光L7とを分岐するために視野分割ミラー109を、マスク106のマスク面と共役な位置の近傍に設けている。
上領域51を照明するレーザ光L2と、下領域52を照明するレーザ光L4とで、マスク面上の入射角度範囲が異なっている。すなわち、レーザ光L2の光束とレーザ光L3の光束が異なる方向でマスク106に入射している。このようにすることで、マスク基板106aのパターンや異物の方向によらず、正確に検査を行うことができる。さらに、斜め照明を行うことで、解像度を向上することができる。
図9、図10を用いて通常明視野照明と斜め照明を行った場合の解像度の違いについて説明する。図9は、通常明視野照明を行った比較例のシミュレーション結果であり、図10は、斜め照明を行った場合のシミュレーション結果を示す図である。ここで、通常明視野照明ではσ=0.8であり、斜め照明ではσ=0.1として、シミュレーションを行っている。また、図9、図10は、それぞれラインアンドスペースのパターンを照明した時のシミュレーション結果を示している。ここでは、5つのラインが同じ幅、同じピッチで設けられているときのシミュレーション結果を示している。図9、図10に示すように、斜め照明とすることで、ラインとスペースのコントラストが大きくなる。よって、高い解像度を得ることができる。
図11に、通常明視野照明と斜め照明で照明した場合の撮像画像を示す。図11では、通常明視野照明による画像と、斜め照明の画像を示している。図11は、種々の欠陥が存在する場合の画像を示している。
図11に示すように、斜め照明を行った場合、通常明視野照明の場合と比べて、欠陥でのコントラストの違いが大きくなる。よって、欠陥を検出しやすくなる。さらに、異なる2方向から斜め照明することで、パターンや欠陥等の方向によらず、確実に欠陥を検出することができる。すなわち、第1検出器120a、120bのいずれかの撮像画像では、コントラストの違いが大きいため、欠陥を認識しやすくなる。
また、2つの第1検出器120a、120bを用いて、上領域51からの反射光L6と下領域52からの反射光L7を同時に検出している。こうすることで、2つの反射像を独立して同時に取り込むことができるため、検査時間を短縮することができる。また、レーザ光L2とレーザ光L3が同じ偏光条件で照明することができる。さらに、円偏光によって照明することができるため、パターン等の方向によらず検査することができる。よって、確実に検査することができる。
レーザ光L2、L3が対物レンズ105を介して上領域51、及び下領域52を照明して、第1検出器120a、及び第2検出器120bがその反射光L6、L7を検出している。反射照明光学系を用いているため、多層膜からなる反射膜が形成されたEUVマスクの検査に適用することが可能になる。すなわち、多層膜が形成されたEUVマスクブランクスや、反射膜パターンが形成されたEUVマスクの異物や欠陥の検査を高い分解能で行うことができる。
また、本実施の形態では、ウェッジプリズムペア112、116がレーザ光L2、L3を屈折することで、ビーム位置を変化させている。従って、光の通過を制限する絞りを用いることなく、マスク面上の入射角度範囲を変化させることができ、光量の損失を低減することができる。これにより、高い光量での照明が可能となるため、撮像時間を短縮することができる。よって、ステージのスキャンスピードが低下するのを防ぐことができ、スループットを向上することができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る検査装置100について、図12を用いて説明する。図12は検査装置100の構成を示す図である。なお、実施の形態2では、実施の形態1に対してビーム整形部110の構成が異なっている。ビーム整形部110以外の構成については、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
本実施の形態では、ウェッジプリズムペア112、116の代わりに、開口絞り133、134が開口分布変化手段として設けられている。さらに、ハーフミラー111と開口絞り133との間には、レンズ131が設けられている。また、ハーフミラー111と開口絞り134との間にはレンズ132が設けられている。また、レンズ131、132が設けられているため、レンズ102aが省略されている。これらの構成以外の構成については、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
ハーフミラー111で分岐されたレーザ光L2は、レンズ131で平行光となる。そして、レンズ132からのレーザ光L2は、開口絞り133に入射する。開口絞り133はAに示すような開口を有している。すなわち、光軸からY方向にずれた位置に開口が設けられている。従って、開口絞り133を通過したレーザ光L2は、Aに示すようなビームスポットとなる。よって、実施の形態1のウェッジプリズムペア116を通過した場合と同様の効果を得ることができる。
ハーフミラー111で分岐されたレーザ光L3は、レンズ132で平行光となる。そして、レンズ132からのレーザ光L3は、開口絞り134に入射する。開口絞り134はBに示すような開口を有している。すなわち、光軸からX方向にずれた位置に開口が設けられている。従って、開口絞り134を通過したレーザ光L3は、Bに示すようなビームスポットとなる。よって、実施の形態1のウェッジプリズムペア112を通過した場合と同様の効果を得ることができる。
このような構成を用いることで、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。すなわち、異なる2方向から斜め照明を行うことができるため、解像度を向上することができるとともに、パターン等の方向に依存することなく、確実に検査することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態に係る検査装置100について、図13を用いて説明する。図13は、検査装置100の全体構成を示す図である。本実施の形態では、ビーム整形部110の構成が異なっている。さらに、本実施の形態では、PBS103の代わりに無偏光ビームスプリッタ121が設けられている。また、本実施の形態では、1/4波長板104が省略されている。本実施の形態では、実施の形態1、2で示した視野分割ミラー109ではなく、偏光状態に応じて、反射光を分岐している。
ホモジナイザー101からのレーザ光L1は、レンズ102aによって平行光となる。レンズ102aからのレーザ光L1はPBS135に入射する。PBS135は、偏光状態に応じてレーザ光L1を分岐し、P偏光を透過して、S偏光を反射する。従って、PBS135は、P偏光のレーザ光L2と、S偏光のレーザ光L3とを生成する。
PBS135を透過したレーザ光L2は、レンズ137に入射する。PBS135で反射したレーザ光L3は、ミラー136で反射されて、レンズ137に入射する。ここで、PBS135及びミラー136により分岐されたレーザ光L1、L2の、開口絞りと共役な位置における光軸と垂直な断面における分布は、図13のCに示すようになっている。光軸と垂直な断面において、レーザ光L2が光軸に対してX方向に変位し、レーザ光L3が光軸に対してY方向に変位している。従って、実施の形態1、2と同様のマスク面上の入射角度範囲を得ることができる。
レーザ光L2、及びレーザ光L3はレンズ137を通過し、ミラー138で反射され、視野絞り139の位置において合成される。視野絞り139の位置での照明光の分布は、実施の形態1と同様の分布(図2)となる。視野絞り139の位置において合成されたレーザ光をL4とする。
視野絞り139を通過したレーザ光L4は、レンズ102bを介して、無偏光ビームスプリッタ121に入射する。無偏光ビームスプリッタ121は、偏光状態によらず、光を分岐する。すなわち、無偏光ビームスプリッタ121は、入射したレーザ光L4の略半分を対物レンズ105の方向に反射する。対物レンズ105がレーザ光L4を集光して、マスク106を照明する。ここで、対物レンズ105の視野は、視野絞り139において合成されたレーザ光L4の断面分布に対応するスポット形状となっている。従って、レーザ光L4に含まれるレーザ光L2とレーザ光L3が視野の別々の領域を照明する。
そして、マスク基板106aで反射した反射光L5は、対物レンズ105を介して、無偏光ビームスプリッタ121に入射する。無偏光ビームスプリッタ121は、入射した反射光L5の略半分を透過する。無偏光ビームスプリッタ121を透過した反射光L5は、ミラー107で反射して投影レンズ108に入射する。投影レンズ108は、マスク106の像を第1検出器120a、120bの受光面に投影する。投影レンズ108からの反射光L5は偏光ビームスプリッタ122に入射する。
偏光ビームスプリッタ122は偏光状態に応じて、反射光L5を分岐する。上記のように、レーザ光L2とレーザ光L3は偏光状態が異なっている。従って、偏光ビームスプリッタ122は、反射光L5を分岐することで、レーザ光L2に基づく反射光L6と、レーザ光L3に基づく反射光L7を生成する。反射光L6はP偏光となっており、反射光L7はS偏光となっている。よって、レーザ光L2に基づく反射光L6と、レーザ光L3に基づく反射光L7を確実に分岐することができる。そして、第1検出器120aがレーザ光L2に基づく反射光L6を検出し、第2検出器120bがレーザ光L3に基づく反射光L7を検出する。
このような構成によっても、異なる2方向から斜め照明を行うことができる。これにより、解像度を向上することができると共に、マスク基板106aのパターンの方向に依存することなく、確実に検査することができる。また、2つの第1検出器120a、120bで同時に撮像することができるため、検査時間を短縮することができる。加えてこの照明方法においては、パターンの方向に応じた方向の直線偏光での照明が可能になる為、回折光強度が高まることによる更なる高解像度化が期待できる。
実施の形態4.
本実施の形態に係る検査装置について、図14を用いて説明する。本実施の形態では、実施の形態3の構成に加えて、ウェッジプリズムペア140a、140bを追加している。なお、ウェッジプリズムペア以外の構成については、実施の形態3と同様であるため、説明を省略する。
ウェッジプリズムペア140aは、レーザ光L2の光路中に配置され、ウェッジプリズムペア140bは、レーザ光L3の光路中に配置されている。ウェッジプリズムペア140a、140bはそれぞれ瞳と共役な位置に配置されているそして、ウェッジプリズムペア140a、140bのプリズムペア間の間隔を調整することで、図4〜図6に示したように、レーザ光L2、L3が平行にシフトする。また、プリズムペアを光軸周りに回転させることで、光軸と垂直な断面におけるレーザ光L2とレーザ光L3の位置を変化させることができる。これにより、照明系のNA絞りの位置を移動させるのと同様の効果を得ることができる。
実施の形態5.
本実施の形態にかかる検査装置について、図15を用いて説明する。本実施の形態では、ビーム整形部110の構成が変わっている。図15に示すように、実施の形態1の構成に加えて、レンズ141、142が設けられている。また、実施の形態1で示したレンズ102aが省略されている。なお、これらのレンズ以外の構成については、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
ホモジナイザー101からのレーザ光L1はハーフミラー111に入射する。ハーフミラー111は、レーザ光L1を分岐する。これにより、レーザ光L2とレーザ光L3が生成される。ハーフミラー111からのレーザ光L2は、ウェッジプリズムペア112に入射する。そして、ウェッジプリズムペア112を通過したレーザ光L2は、レンズ141に入射する。これにより、図15のAに示すようなビーム位置となる。そして、レンズ141で屈折されたレーザ光L2はミラー113に入射する。ミラー113で反射したレーザ光L2は、レンズ114を通過して、視野合成ミラー119に入射する。
同様に、ハーフミラー111からのレーザ光L3は、ウェッジプリズムペア116に入射する。そして、ウェッジプリズムペア116を通過したレーザ光L3は、レンズ142を通過する。これにより、図15のBに示すようなビーム位置となる。そして、レンズ142で屈折されたレーザ光L3はレンズ118に入射する。そして、レンズ118を通過したレーザ光L3は、ミラー117に入射する。ミラー117で反射したレーザ光L3は、視野合成ミラー119の近傍を直進する。これにより、レーザ光L2とレーザ光L3が合成されて、レーザ光L4が生成される。
この構成では、ウェッジプリズムペア112、及びウェッジプリズムペア116を回転させることで、照明系のビーム位置を検査対象に合わせて、直径方向に移動することができる。なお、ここでの回転軸は、入射光軸に等しく、ウェッジプリズムペアを互いに逆方向に同じ角度回転させる。さらに、後段にズームレンズ系を配置することで、NA値を変更することも可能になる。
(照明光射出部)
ホモジナイザー101を用いた照明光射出部の構成について、図16〜図20を用いて説明する。図16〜図20において、(b)は照明光射出部の光学系を示し、(a)は(b)のαの位置(視野絞りと共役な位置)でのビーム断面を示している。図16は、ホモジナイザー101が通常の角ロッドの場合を示している。図17は、ホモジナイザー101が小NA斜めカット角ロッドの場合を示している。図18は、ホモジナイザー101が断面矩形ロッド場合を示している。図19は、ホモジナイザー101が通常の角ロッドの後段にプリズムペアを用いた場合を示している。図20は小NA斜めカット角ロッドの後段にプリズムペアを用いた場合を示している。
ホモジナイザー101の出射端での像がレンズ102aを含む光学系によって断面αに投影される。従って、出射端面が正方形の角ロッドをホモジナイザー101として用いた場合は、図16に示すようになる。この場合、断面αでのビーム形状も正方形状になる。
小NA斜めカットの角ロッドをホモジナイザー101として用いた場合、図17に示すようになる。この場合、小NA斜めカットの角ロッドの出射端面形状に応じて、断面αでのビーム形状が矩形状になる。また、断面が矩形状の角ロッドをホモジナイザー101として用いた場合、図18に示すようになる。この場合も、断面αでのビーム形状が矩形状となる。
通常の角ロッドをホモジナイザー101として用い、レンズ102aの後段にアナモルフィックプリズムペア151を配置すると、図19に示すようになる。一対のアナモルフィックプリズムを紙面と垂直な回転軸周りに反対方向に回転させる。プリズムの回転により倍率の変更が可能となる。小NA斜めカットの角ロッドをホモジナイザー101として用い、レンズ102aの後段にアナモルフィックプリズムペア151を配置すると、図20に示すようになる。一対のアナモルフィックプリズムを紙面と垂直な回転軸周りに反対方向に回転させる。プリズムの回転により倍率の変更が可能となる。また、ロッド、プリズムからの出射角をブリュースター角とすることで、使用する偏波面での光量損失を抑制することが可能になる。図16〜図20のいずれの構成を実施形態1〜5に適用してもよい。
上記の検査装置を用いてマスクを検査し、マスクの欠陥を検出する。そして、マスクの欠陥を修正することによって、欠陥のないマスクが製造される。これにより、マスクの生産性を向上することができる。このような欠陥のないマスクを用いて、感光性樹脂を有する基板を露光する。そして、露光された基板を現像液で現像する。これにより、感光性樹脂を精度よくパターニングすることができる。よって、感光性樹脂がパターニングされたパターン基板を生産性よく製造することができる。さらに、感光性樹脂がレジストである場合、パターニングされた感光性樹脂を介して導電膜や絶縁膜をエッチングする。これにより、配線基板、回路基板などのパターン基板の生産性を向上することができる。
また、上述の検査装置はEUVマスクやフォトマスクの検査に限らず、パターンを有するパターン基板であれば利用することができる。検査の対象となる試料としては、例えば、カラーフィルタ基板などを挙げることができる。また、上記の実施の形態1〜5のいずれか2以上を適宜組み合わせてもよい。
50 視野
51 上領域
52 下領域
100 検査装置
101 ホモジナイザー
102a レンズ
102b レンズ
103 PBS
104 1/4波長板
105 対物レンズ
106 マスク
106a マスク基板
106b ペリクルフレーム
106c ペリクル
107 ミラー
108 投影レンズ
109 視野分割ミラー
110 ビーム整形部
111 ハーフミラー
112 ウェッジプリズムペア
113 ミラー
114 レンズ
116 ウェッジプリズムペア
117 ミラー
118 レンズ
119 視野合成ミラー
120a 第1検出器
120b 第2検出器
121 無偏光ビームスプリッタ
122 偏光ビームスプリッタ
135 PBS
136 ミラー
137 レンズ
138 ミラー
139 視野絞り
140 ウェッジプリズムペア
141 レンズ
142 レンズ
151 アナモルフィックプリズムペア

Claims (13)

  1. 照明光を集光して試料に入射させるとともに、前記試料で反射した反射光を屈折する対物レンズと、
    前記対物レンズに向かう前記照明光を分岐して、第1照明光と第2照明光を生成する第1分岐手段と、
    前記対物レンズから前記試料に向かう前記第1照明光と前記第2照明光とを前記試料に異なる方向から斜め入射させるように、前記第1照明光及び前記第2照明光のマスク面上の入射角度範囲を変化させる入射角度範囲変化手段と、
    前記試料で反射した反射光が入射するとともに、前記第1照明光に基づく第1反射光と前記第2照明光に基づく第2反射光とを分岐する第2分岐手段と、
    前記第2分岐手段によって分岐された前記第1反射光を検出する第1検出器と、
    前記第2分岐手段によって分岐された前記第2反射光を検出する第2検出器と、を備える検査装置。
  2. 前記第2分岐手段が前記反射光の光路中の一部に挿入され、前記第1反射光と前記第2反射光の一方のみを反射するミラーであり
    前記第1照明光が、前記対物レンズの視野の一部である第1の領域を光軸に対して傾いた斜め方向から照明し、
    前記第1検出器が、前記第1の領域を照明した前記第1照明光に基づく第1反射光を検出し、
    前記第2照明光が、前記対物レンズの視野において前記第1の領域外の第2の領域を光軸に対して傾いた斜め方向から照明する照明し、
    前記第2検出器が、前記第2の領域を照明した前記第2照明光に基づく第2反射光を検出する請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記入射角度範囲変化手段が、前記第1分岐手段で分岐された前記第1及び第2照明光の光路中において、前記第1及び第2照明光のそれぞれを屈折することで、前記マスク面上の入射角度範囲を変化させることを特徴とする請求項1、又は2に記載の検査装置。
  4. 前記入射角度範囲変化手段が前記第1分岐手段で分岐された前記第1及び第2照明光の光路中にそれぞれ配置されたウェッジプリズムペアであり、
    前記ウェッジプリズムペアの間隔を変化させることで、前記マスク面上の入射角度範囲を調整する請求項1〜3のいずれか1項に記載の検査装置。
  5. 前記ウェッジプリズムペアに含まれる2つのウェッジプリズムを中心軸周りに回転することで、前記マスク面上の入射角度範囲を調整する請求項4に記載の検査装置。
  6. 前記入射角度範囲変化手段が、前記第1分岐手段で分岐された前記第1及び第2照明光の光路中にそれぞれ配置された開口絞りを有していることを特徴とする請求項1、又は2に記載の検査装置。
  7. 対物レンズによって照明光を集光して試料に入射させて、検査を行う検査方法であって、
    前記対物レンズに向かう前記照明光を分岐して、第1照明光と第2照明光を生成するステップと、
    前記対物レンズから前記試料に向かう前記第1照明光と前記第2照明光とを前記試料に異なる方向から斜め入射させるように、前記第1照明光及び前記第2照明光のマスク面上の入射角度範囲を変化させるステップと、
    前記試料で反射した反射光を分岐して、前記第1照明光に基づく第1反射光と前記第2照明光に基づく第2反射光とを生成するステップと、
    前記第1反射光を第1検出器によって検出するステップと、
    前記第2反射光を第2検出器によって検出するステップと、を備える検査方法。
  8. 前記第1照明光が、前記対物レンズの視野の一部である第1の領域を光軸に対して傾いた斜め方向から照明し、
    前記第2照明光が、前記対物レンズの視野において前記第1の領域外の第2の領域を光軸に対して傾いた斜め方向から照明する照明し、
    前記反射光の光路中の一部に挿入されたミラーによって、前記第1反射光と前記第2反射光の一方のみを反射させることで、前記反射光を分岐して、
    前記第1検出器が、前記第1の領域を照明した前記第1照明光に基づく第1反射光を検出し、
    前記第2検出器が、前記第2の領域を照明した前記第2照明光に基づく第2反射光を検出する請求項7に記載の検査方法
  9. 前記第1及び第2照明光の光路中において、前記第1及び第2照明光のそれぞれを屈折させることで、前記マスク面上の入射角度範囲を変化させることを特徴とする請求項7、又は8に記載の検査方法。
  10. 分岐された前記第1及び第2照明光の光路中にそれぞれにウェッジプリズムペアが配置され、
    前記ウェッジプリズムペアの間隔を変化させることで、前記マスク面上の入射角度範囲を調整する請求項7〜9のいずれか1項に記載の検査方法。
  11. 前記ウェッジプリズムペアに含まれる2つのウェッジプリズムを中心軸周りに回転することで、前記マスク面上の入射角度範囲を調整する請求項10に記載の検査方法。
  12. 分岐された前記第1及び第2照明光の光路中にそれぞれ配置された開口絞りによって、前記マスク面上の入射角度範囲を変化させていることを特徴とする請求項7、又は8に記載の検査方法。
  13. 請求項7〜12のいずれか1項に記載の検査方法によりマスクを検査し
    検査されたマスクの欠陥を修正し、
    欠陥修正されたマスクを介して基板を露光し、
    前記露光された基板を現像する現像するパターン基板の製造方法。
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