JP2014080147A - ステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ステアリング装置における、組付け時に緩衝部材の脱落の可能性を少なくし、製造工程が少なく、コストダウンできるステアリング装置を提供する。
【解決手段】ラック軸14のストロークエンドでボールジョイント29のラック軸14側端面を、緩衝部材32を介して前記ハウジング15の固定部材端面22に当接させて前記ラック軸14を停止させるようにしたステアリング装置において、前記ボールジョイント29に形成されている嵌合部にストッパ部材30を嵌合固定し、緩衝部材32を前記ボールジョイント29および前記ストッパ部材30の間に挟み込むような形で配置し、前記緩衝部材32の一部に前記ストッパ部材30より突出する形で当接部32cを形成した。
【選択図】図2
【解決手段】ラック軸14のストロークエンドでボールジョイント29のラック軸14側端面を、緩衝部材32を介して前記ハウジング15の固定部材端面22に当接させて前記ラック軸14を停止させるようにしたステアリング装置において、前記ボールジョイント29に形成されている嵌合部にストッパ部材30を嵌合固定し、緩衝部材32を前記ボールジョイント29および前記ストッパ部材30の間に挟み込むような形で配置し、前記緩衝部材32の一部に前記ストッパ部材30より突出する形で当接部32cを形成した。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両用のステアリング装置に関する。
自動車の操舵装置であるステアリング装置は、ラックアンドピニオン機構のラック軸の両端に設けられたタイロッドを介して走行車輪が連結され、ラックアンドピニオン機構により向きを変えるようになっている。このタイロッドには、玉継手(ボールジョイント)が取り付けられ、ラック軸の移動に伴って直線運動をするラック軸の端部と走行車輪との間での力伝達が行えるようになっている。このラックアンドピニオン機構では、ラック軸の移動でボールジョイントの当接により打音が発生するため樹脂材の緩衝部材がハウジング端面やラック軸の端部に設けられており、打音対策がなされている。
従来、このステアリング装置は、ボールジョイントの組み付け時に緩衝部材が脱落しやすい問題があるとともに、実用上でくりかえしの衝撃荷重により、緩衝部材が摩耗しやすい問題があった。これに対する対策として、ストッパ部材をこれの内周に設けたゴム製の嵌合部材を介してラック軸に嵌合し、ストッパ部材にラックハウジングに当接するストッパ面を設けている(特許文献1)。この場合、ストッパ部材に緩衝部材および嵌合部材を加硫接着する必要があり、製造工程が多く、コスト高となる。本発明は、上述した問題点を解決するためになされたもので、組付け時に緩衝部材の脱落の可能性を少なくし、製造工程が少なく、コストダウンできるステアリング装置を提供する。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、貫通孔を有するハウジングと、前記ハウジングの貫通孔に軸方向へ移動自在に挿通されるラック軸と、前記ラック軸の両端に連結されたボールジョイントとを備え、前記ラック軸のストロークエンドで前記ボールジョイント側の端面を、緩衝部材を介して前記ハウジング端面に当接させて前記ラック軸を停止させるようにしたステアリング装置において、前記ハウジング若しくは前記ボールジョイントに形成されている嵌合部にストッパ部材を嵌合固定し、前記ストッパ部材は、前記緩衝部材を前記ハウジング若しくは前記ボールジョイントおよび前記ストッパ部材の間に挟み込むような形で配置し、前記緩衝部材の一部に前記ストッパ部材より突出する形で当接部を形成し、前記ストッパ部材に前記ボールジョイント若しくは前記ハウジングに当接するストッパ面を形成したことを要旨としている。
本発明の構造によれば、緩衝部材を挟み込むような形でストッパ部材を、ハウジング若しくはボールジョイントに形成されている嵌合部に嵌合固定したため、ラック軸にボールジョイントを取り付けるときに、緩衝部材は脱落しにくくなり、緩衝部材をストッパ部材に加硫接着する工程を不要にできるため、製造工程が少なく、コストダウンでき、ストッパ面によって緩衝部材のこれ以上の圧縮を防いでいるので、緩衝部材の摩耗を防止することができるステアリング装置を提供できる。
請求項2に記載の発明は、前記ストッパ部材は、当接部を挿通する窓枠を有し、前記窓枠と前記緩衝部材の突出部がラック軸の径方向にすきまを形成していることを要旨としている。即ち、当接時に緩衝部材がすきまを埋めるように弾性変形するため、緩衝部材に必要以上の衝撃荷重がかからないことで、緩衝部材の摩耗がより少なくなる。
請求項3に記載の発明は、前記緩衝部材は、同心位置に形成される一対の突出部の両側につながる環状形状を有していることを要旨としている。即ち、環状形状の部分で突出部を位置決めしやすくなり、さらに当接時に突出部がつながる環状形状の弾性変形により、より一層緩衝部材の摩耗が少なくなる。
本発明は、ステアリング装置の組付け時に緩衝部材の脱落の可能性を少なくし、製造工程が少なく、コストダウンできるステアリング装置を提供できる。
以下では、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。本実施形態では、ステアリング装置がパワーステアリング装置である場合に則して説明するが、これに限らず、例えば、マニュアル操舵のステアリング装置であってもよい。
図1は、本発明の第1実施形態のステアリング装置の概略構成を示す模式図である。ステアリング装置1は、操向輪2を操舵するためのラックアンドピニオン式のステアリング装置として構成されている。ステアリング装置1は、ステアリングホイール3に加えられる操舵トルクを伝達するステアリングシャフト4と、ステアリングシャフト4からの操舵トルクにより操向輪2を操舵するためのラックアンドピニオン機構5と、ステアリングシャフト4およびラックアンドピニオン機構5の間に設けられてこの間において回転を伝達する軸継手としての中間軸6とを有している。
図1は、本発明の第1実施形態のステアリング装置の概略構成を示す模式図である。ステアリング装置1は、操向輪2を操舵するためのラックアンドピニオン式のステアリング装置として構成されている。ステアリング装置1は、ステアリングホイール3に加えられる操舵トルクを伝達するステアリングシャフト4と、ステアリングシャフト4からの操舵トルクにより操向輪2を操舵するためのラックアンドピニオン機構5と、ステアリングシャフト4およびラックアンドピニオン機構5の間に設けられてこの間において回転を伝達する軸継手としての中間軸6とを有している。
ステアリングシャフト4は、ステアリングコラム7の内部を挿通し、ステアリングコラム7により回転自在に支持されている。ステアリングコラム7はブラケット8を介して車体9に支持されている。ステアリングシャフト4の一方の端部にステアリングホイール3が連結され、ステアリングシャフト4の他方の端部に中間軸6が連結されている。
中間軸6は、動力伝達軸10と、中間軸6の一方の端部に設けられた自在継手11と、中間軸6の他方の端部に設けられた自在継手12とを有している。
中間軸6は、動力伝達軸10と、中間軸6の一方の端部に設けられた自在継手11と、中間軸6の他方の端部に設けられた自在継手12とを有している。
ラックアンドピニオン機構5は、入力軸としてのピニオン軸13と、自動車の横方向(直進方向と直交する方向である。)に延びる転舵軸としてのラック軸14と、ピニオン軸13およびラック軸14を支持するラックハウジング15とを有している。ラックハウジング15は、車体9に固定されている。ピニオン軸13のピニオン歯13aと、ラック軸14のラック歯14aとが互いに噛み合っている。
ピニオン軸13は、ラックハウジング15に回動自在に支持されている。また、ラック軸14は、その軸方向Sに関して直線往復移動自在にラックハウジング15に支持されている。ラックハウジング15の両端部15a,15bから、軸方向Sにラック軸14の両端部14bが突出している。これら両端部14bには、継手部材としての一対のボールジョイント29が設けられている。各ボールジョイント29に、タイロッドおよびナックルアーム(図示せず)を介して、対応する操向輪2が連動するように連結されている。
ステアリングホイール3が操舵されると、その操舵トルクがステアリングシャフト4および中間軸6を介してラックアンドピニオン機構5に伝達される。ステアリングホイール3の回動に連動して中間軸6およびピニオン軸13が回動し、これに伴ってラック軸14がその軸方向Sに沿って移動する。これにより、操向輪2を操舵することができる。
ステアリング装置1は、操舵トルクに応じて操舵補助力を得られるようになっている。すなわち、ステアリング装置1は、操舵トルクを検出するトルクセンサ16と、制御部としてのECU(Electronic Control Unit :電子制御ユニット)17と、操舵補助用の電動モータ18と、伝動装置としての減速機19とを有している。本実施形態では、電動モータ18および減速機19は、ステアリングコラム7に関連して設けられている。
ステアリング装置1は、操舵トルクに応じて操舵補助力を得られるようになっている。すなわち、ステアリング装置1は、操舵トルクを検出するトルクセンサ16と、制御部としてのECU(Electronic Control Unit :電子制御ユニット)17と、操舵補助用の電動モータ18と、伝動装置としての減速機19とを有している。本実施形態では、電動モータ18および減速機19は、ステアリングコラム7に関連して設けられている。
トルクセンサ16は、ステアリングホイール3からステアリングシャフト4に作用する操舵トルクを検出する。トルク検出結果は、ECU17に与えられる。ECU17は、上述のトルク検出結果や図示しない車速センサから与えられる車速検出結果等に基づいて、電動モータ18を制御する。
ステアリングホイール3が操作されると、操舵トルクがトルクセンサ16により検出され、トルク検出結果および車速検出結果等に応じて電動モータ18が操舵補助力を発生させる。操舵補助力は、減速機19を介してピニオン軸13に伝達される。これとともに、ステアリングホイール3の動きも、ラックアンドピニオン機構5に伝わる。その結果、操向輪2が操舵されるとともに、操舵が補助される。
ステアリングホイール3が操作されると、操舵トルクがトルクセンサ16により検出され、トルク検出結果および車速検出結果等に応じて電動モータ18が操舵補助力を発生させる。操舵補助力は、減速機19を介してピニオン軸13に伝達される。これとともに、ステアリングホイール3の動きも、ラックアンドピニオン機構5に伝わる。その結果、操向輪2が操舵されるとともに、操舵が補助される。
本実施形態のラックアンドピニオン機構5は、ラックハウジング15は、筒状をなし、ラック軸14の軸方向Sに沿って延びている。ラックハウジング15には、ラック軸14が挿通されている。ラックハウジング15は、その長手方向(軸方向S)に第1および第2の端部15a,15bを有している。
ラックハウジング15の第1および第2の端部15a,15bには、ラック軸14をその軸方向Sに摺動自在に支持する筒状の第1および第2のラックブッシュ20,21と、後述するストッパ部材30に当接する一対の固定部材22とを有している。ラック軸14の端部15bにボールジョイント29が固定されている。
図2は、図1に示すステアリング装置1の軸方向に沿って見たときの第2のボールジョイント29付近の断面図を示す。
本実施形態のステアリング装置1では、ラック軸14の両端部14bの周囲に配置された部材は、互いに同様に構成されている。以下では、一方の端部14bを中心に説明する。他方の端部14bにおいて一方の端部14bと同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
本実施形態のステアリング装置1では、ラック軸14の両端部14bの周囲に配置された部材は、互いに同様に構成されている。以下では、一方の端部14bを中心に説明する。他方の端部14bにおいて一方の端部14bと同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
ラックハウジング15は、図2に示すように、その一端側(右側)15bの内周には、径方向に延びる側壁15dと、軸方向に延びる凹部15cと、軸方向に延びるねじ穴15eが順に形成してあり、この凹部15cにラックブッシュ21が側壁15dに当接する位置まで配置され固定部材22がねじ穴15eにねじ止めされている。固定部材22によって、ラックブッシュ21の軸方向の移動を規制するとともに、後述するストッパ部材30が当接してラック軸14の軸方向の移動を規制する。
ラックブッシュ21は、円筒形状を有し、ラック軸14を摺動可能に支持するために、樹脂製の材料が使用される。固定部材22は、円筒形状を有し、外周にねじが形成されている。ストッパ部材30に当接するために鉄系の材料が使用される。
以下、本発明の緩衝部材32とストッパ部材30の構成について詳述する。
この緩衝部材32は、図3に示すように、環状板で形成されて、円周状、同心位置に軸方向にMだけ突出して形成される円弧状一対の突出部32aを有している。
具体的には、一対の突出部32aは、緩衝部材32の中心軸線に沿ってみたときに、この中心軸とラック軸14の軸線に平行に高さMで断面が円弧状で設置されている。さらに
この突出部32aの両側につながる環状形状32bをそれぞれ有している。
緩衝部材32に用いるゴム材としては、ポリウレタン、NBR(アクリロニトリルブタジエンゴム)やCR(クロロプレンゴム)等を例示することができる。
具体的には、一対の突出部32aは、緩衝部材32の中心軸線に沿ってみたときに、この中心軸とラック軸14の軸線に平行に高さMで断面が円弧状で設置されている。さらに
この突出部32aの両側につながる環状形状32bをそれぞれ有している。
緩衝部材32に用いるゴム材としては、ポリウレタン、NBR(アクリロニトリルブタジエンゴム)やCR(クロロプレンゴム)等を例示することができる。
ストッパ部材30は図4に示すように、金属板で形成され、中心に、ボールジョイント29に形成されている嵌合部29bにストッパ部材30を固定する嵌合部30aの貫通穴が形成されている。
さらに、円周状、同心位置に緩衝部材32の当接部32aを挿通する軸方向に深さNの窓枠30bを有している。具体的には一対の窓枠30bは、ストッパ部材30の中心軸線に沿ってみたときに、この中心軸とラック軸14の軸線に平行に深さNで断面が円弧状で設置されている。その断面は緩衝部材32の突起部32a の断面より大きく設定されて形成されている。
さらに、円周状、同心位置に緩衝部材32の当接部32aを挿通する軸方向に深さNの窓枠30bを有している。具体的には一対の窓枠30bは、ストッパ部材30の中心軸線に沿ってみたときに、この中心軸とラック軸14の軸線に平行に深さNで断面が円弧状で設置されている。その断面は緩衝部材32の突起部32a の断面より大きく設定されて形成されている。
図5にストッパ部材30と緩衝部材32をボールジョイント29に組み込んだ斜視図をしめしている。
本実施の形態では、ラック軸14のストロークエンドに於いて、ボールジョイント29側の端面と、ラックハウジング15側の端面との間に、緩衝用部材32が挟み込むような形でストッパ部材30とボールジョイント29に設けられた嵌合部29bで嵌合固定されている。さらに、緩衝部材32の環状形状部32bは、ストッパ部材30の環状部30dとボールジョイント29の端面29aとにはさまれて固定されている。そして、ストッパ部材30とボールジョイント29の間に挟み込むような形で配置したときに、緩衝部材32の突起部32a が前記ストッパ部材30の当接部30cよりPだけ突出する形で当接部32cを形成している。また、窓枠30bと前記緩衝部材32の突出部32aがラック軸14の径方向にすきまTを形成している。
本実施の形態では、ラック軸14のストロークエンドに於いて、ボールジョイント29側の端面と、ラックハウジング15側の端面との間に、緩衝用部材32が挟み込むような形でストッパ部材30とボールジョイント29に設けられた嵌合部29bで嵌合固定されている。さらに、緩衝部材32の環状形状部32bは、ストッパ部材30の環状部30dとボールジョイント29の端面29aとにはさまれて固定されている。そして、ストッパ部材30とボールジョイント29の間に挟み込むような形で配置したときに、緩衝部材32の突起部32a が前記ストッパ部材30の当接部30cよりPだけ突出する形で当接部32cを形成している。また、窓枠30bと前記緩衝部材32の突出部32aがラック軸14の径方向にすきまTを形成している。
これらのストッパ部材30は、ラックハウジング15の15eに螺子止め固定されている固定部材22の端面と当接し、ストッパ部材30と緩衝部材32とが、互いに当接する当接部材をそれぞれ構成し、これらによってストッパ部材30が機能するように構成されている。そして、このストッパ部材30では、ラック軸14がストロークエンドまで摺動すると、緩衝部材32が固定部材22に当接し、所定長さPに相当する、緩衝部材32の実質的な弾性ストローク分だけ縮められ、この変形時に衝撃を吸収する。即ち、緩衝部材32の実質的な弾性ストロークの範囲内で上記のストッパ部材30に当接するように設定されている。そして、緩衝部材32の突出した当接部32cが緩衝した後、ストッパ部材30が働くように、各構成部品の位置関係が設定されている。
以上の構成によれば、ステアリング装置のラック軸14のストッパ部材30として、緩衝部材32を挟み込むような形でストッパ部材30を、ボールジョイント29に形成されている嵌合部29bに嵌合固定したため、ラック軸14にボールジョイント29を取り付けるときに、緩衝部材32は脱落しにくくなり、また、ストッパ部材30のストッパ面によって緩衝部材32のこれ以上の圧縮を防いでいるので、緩衝部材32の摩耗を防止することができるステアリング装置を提供できる。
さらにストッパ部材30は、当接部32cを挿通する窓枠30bを有し、前記窓枠30bと前記緩衝部材32の突出部32aがラック軸の径方向にすきまTを形成しているので、当接時に緩衝部材32がすきまTを埋めるように弾性変形するため、緩衝部材32に必要以上の衝撃荷重がかからないことで、緩衝部材32の摩耗がより少なくなる。
そして、前記緩衝部材32は、同心位置に形成される一対の突出部32aの両側につながる環状形状32bを有しており、環状形状32bの部分で突出部を位置決めしやすくなり、さらに当接時に突出部32aがつながる環状形状32bの弾性変形により、より一層緩衝部材32の摩耗が少なくなる効果を有している。
ステアリング装置の第2実施形態について、図6を使用して説明する。固定部材122に円柱形状の凹みを形成し、この凹みの内周にストッパ部材130の外周を嵌合固定している。ストッパ部材130および固定部材122間には緩衝部材132が挟み込まれ、ストッパ部材130の窓枠より緩衝部材132の当接部がボールジョイント129側へ突出している。ストッパ部材130のボールジョイント129側の端面には、窓枠を除いた位置にストッパ面が形成され、このストッパ面にボールジョイント129の端面129aが当接する。こうすることで、ラック軸114がストロークエンドへ移動したときに、当接部が端面129aに当接して衝撃を緩和し、ストッパ面に端面129aが当接することによって、ラック軸114の軸方向移動を規制することができる。
この構成によれば、緩衝部材132とストッパ部材130がラックハウジング115側に固定されているため、ボールジョイント129が簡素化できるとともに取り付け時の緩衝部材132の脱落が確実に防止できる。
1…ステアリング装置、13…ピニオン軸、14…ラック軸14、14b…(ラック軸の)端部、15…ラックハウジング、15a…第1の端部、22…固定部材、29…ボールジョイント、30…ストッパ部材、32…緩衝部材、F…所定の付勢方向、S…軸方向
Claims (3)
- 貫通孔を有するハウジングと、前記ハウジングの貫通孔に軸方向へ移動自在に挿通されるラック軸と、前記ラック軸の両端に連結されたボールジョイントとを備え、前記ラック軸のストロークエンドで前記ボールジョイント側の端面を、緩衝部材を介して前記ハウジング端面に当接させて前記ラック軸を停止させるようにしたステアリング装置において、前記ハウジング若しくは前記ボールジョイントに形成されている嵌合部にストッパ部材を嵌合固定し、前記ストッパ部材は、前記緩衝部材を前記ハウジング若しくは前記ボールジョイントおよび前記ストッパ部材の間に挟み込むような形で配置し、前記緩衝部材の一部に前記ストッパ部材より突出する形で当接部を形成し、前記ストッパ部材に前記ボールジョイント若しくは前記ハウジングに当接するストッパ面を形成したことを特徴とするステアリング装置。
- 前記ストッパ部材は、当接部を挿通する窓枠を有し、前記窓枠と前記緩衝部材の突出部がラック軸の径方向にすきまを形成していることを特徴としている請求項1に記載のステアリング装置。
- 前記緩衝部材は、同心位置に形成される一対の突出部の両側につながる環状形状を有していることを特徴としている請求項1または2に記載のステアリング装置。
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Cited By (1)
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JP2015217748A (ja) * | 2014-05-15 | 2015-12-07 | 株式会社ジェイテクト | ボールジョイント、および、このジョイントを有するステアリング装置 |
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