JP2014079276A - 移動型x線発生装置、及び移動型x線撮影システム - Google Patents

移動型x線発生装置、及び移動型x線撮影システム Download PDF

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Abstract

【課題】前方視界を確保しつつ、迅速に撮影に移行することができる移動型X線発生装置を提供する。
【解決手段】X線管球部1と、X線管球部1から発生するX線束を成形するコリメータ2を備え、X線管球部1及び前記コリメータ2を特定の位置に配置させるための位置決め部材を備えた、移動型X線発生装置において、前方視界の妨げになるコリメータ2の少なくとも一部を本体内部に収納する収納部7を設けるとともに、X線管球部1に収納部7からの出し入れを容易にする管球ハンドル9を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動可能なX線発生装置及び移動型X線撮影システムに関する。
移動機能を有する移動型X線発生装置として、特許文献1及び2には、X線を発生させるX線管球部とX線束を整形するコリメータがアームに付設され、当該アームは支柱に固定具を介して片持ちされている。支柱を保持する移動台車にはキャスターと駆動車輪が取り付けられていて移動が可能となっている。
特許第3412620号公報 特許第4632638号公報
しかしながら、移動によりX線管球やコリメータ等のX線発生部が病院内の構造と衝突し破損や不具合を生じる恐れがあった。
そこで本発明の実施形態に係る移動型X線発生装置は、X線管球部と、前記X線管球部に固定され前記X線管球部を移動させるための第一のハンドルと、X線管球部から発生されるX線束を整形するコリメータと、前記コリメータの側面に固定された第二のハンドルと、前記X線管球部及び前記コリメータを特定の位置に配置させるための位置決め部材と、前記位置決め部材を移動させるための移動台車と、前記移動台車に設けられ、前記X線管球部及び前記コリメータを収納状態とした場合に前記コリメータの射出面及び側面を保護する収納部と、を有することを特徴とする。
このように、コリメータの側面を保護する収納部が移動台車に設けられたことにより、移動時においてはコリメータが保護される。加えて、X線管球に固定されたハンドルによりX線管球部の収納位置への移動や収納位置から撮影位置への移動が容易になる。
本発明の実施形態に係る移動型X線発生装置の移動時の配置を示す外観図である。 本発明の実施形態に係る移動型X線発生装置を移動時の配置状態で操作者側から直進方向に見たときの外観図である。 本発明のその他の実施形態に係る移動型X線発生装置の移動時の配置を示す外観図である。 本発明の実施形態に係る移動型X線発生装置のX線発生部をアームの軸方向に見たときの外観図である。 本発明の実施形態に係る移動型X線発生装置のX線発生部をアームの側方から見たときの外観図である。 実施形態に係る移動型X線発生装置の制御系を示すブロック図である。 実施形態に係るX線発生部の回転機構を示す模式図である。 実施形態に係る移動型X線発生装置においてX線発生部を収納部7へと移動させる際の動作を示す模式図である。 実施形態に係る移動型X線発生装置のインタロック制御の流れを示すフローチャートである。 実施形態に係る移動型X線発生装置のその他の制御の流れを示すフローチャートである。
図1に基づいて本発明の実施形態に係る移動型X線発生装置を説明する。これは一般的にX線回診車と呼ばれるもので、X線束(X線ビーム)を発生させるX線管球部1と、X線管球部から発生されるX線束を整形するコリメータ2と、前記X線管球部及び前記コリメータを特定の位置に配置させるための位置決め部材である第一支柱103、第二支柱104、アーム5と、これら位置決め部材を移動させるための移動台車16とを有する。ここでX線管球部1にはX線管球部1を移動させるための第一のハンドルである管球ハンドル9が固定される。またコリメータ2には、第二のハンドルであるコリメータハンドル12がコリメータ2の側面に固定されている。ここで図1に示すように、X線管球部1及びコリメータ2の収納部7が移動台車16に設けられる。ここで、収納部7に収まるようにX線管球部1及びコリメータ2を配置した状態を収納状態と呼称することがある。また、X線管球部1とコリメータ2とをまとめてX線発生部と呼称することがある。また、第一支柱103と第二支柱104とを合わせて支柱4と呼ぶことがある。
収納部7は、X線管球部1及びコリメータ2を収納状態とした場合にコリメータ2の射出面及び側面を保護する。かかる収納部7は、移動台車16により移動型X線発生装置を移動させる際等の非撮影時にX線発生部を退避させるために用いられる。X線発生部を収納状態とすることで、収納状態としない場合に比べ、移動によりX線管球やコリメータ等のX線発生部が病院内の構造と衝突し破損や不具合を生じる可能性を減らすことができる。
一方で例えば図1に示す例では、X線発生部を収納状態とした場合には、コリメータ2の側方が覆われることとなり、コリメータ2の側面に設けられるコリメータハンドル12が収納部7との位置関係で操作者が操作し難い位置に格納される。この場合でも、X線管球部1に設けられた管球ハンドル9は、コリメータ2よりも上方に配置されるためコリメータハンドル12よりも操作者が把持しやすい位置に配置されることとなる。これにより、管球ハンドル9によりX線管球部1の収納位置への移動や収納位置から撮影位置への移動が容易になる。
図1に示す実施形態では、X線管球部1はシステム制御部3の制御に応じ、移動台車16の内部領域に配置されるバッテリから電力の供給を受けて、所定の射出方向に向けて射出面からX線を発生させる。射出方向は図1に示す例でいえば図の下側へ向かう向きであり、射出面は図1に示す例でいえばX線管球部1の下側の面である。発生されたX線束は、X線管球部1の射出面側に設けられたコリメータ2により整形される。
コリメータ2は、複数の遮蔽部材を内部に有し、これら遮蔽部材を移動させることによりX線束を任意の形状に整形することができる。例えばこれら遮蔽部材により、X線の射出方向と直交する断面から見たとき任意の大きさの方形及び円形となるように整形することができる。なお、X線束はいわゆるコーンビーム状の形状を有しているが、特に断りが無い限りX線の射出方向とはコリメータの射出面と垂直に交わる方向を指すものとする。
システム制御部3はX線管球部1によるX線の発生条件、発生タイミングを制御する。発生タイミングについては、システム制御部3に接続される不図示の照射スイッチが操作者により押下されることに応じてシステム制御部3がX線管球部1にロータアップ及び照射開始の指示を送信することとなる。
X線管球部1及びコリメータ2を特定の位置に配置させるための位置決め部材を説明する。図1に示す実施形態では、鉛直方向に延在しアーム5を支持する支柱4が多段構成となっており、これにより伸縮する。支柱4は例えば図1に示すように、移動台車16に対して固定された第一支柱103と、第一支柱に対して昇降移動可能に結合する可動支柱である第二支柱104とを有する。第二支柱104は、例えばカウンタバランスやばねにより上昇移動及び下降移動し、動作規制部、例えば無励磁作動ブレーキによりその位置が保持される。これにより支柱4が伸縮可能となり、X線発生部を上下方向に昇降させることができる。また支柱4は、移動台車16に対して軸方向に回動可能であり、回動することによりアーム5及びアーム5に支持されるX線発生部が旋回する。
図1に示すように、移動時X線発生部が収納状態となる場合には、支柱4は最も収縮した状態となっている。これにより収納状態においては支柱4の高さが低くなっているため前方視界が確保される。もちろん、最も収縮した状態でなくとも、実質的に収縮した状態、例えば可動範囲の10%或いは5%だけ伸張した状態としてもよく、収納状態における支柱4の伸縮状態は移動台車の大きさ、要求される支柱の最大高さ、アーム5の長さ等を総合的に勘案して設定されることとすればよい。
アーム5はその一端が第二支柱104に固定され、他端にX線発生部が固定される。ここで図1に示すようにアーム5は第二支柱104に対して昇降可能に固定される構造を採用することができる。アーム5についても、第二支柱104と同様にカウンタバランスやばねにより上昇移動及び下降移動し、例えば無励磁作動ブレーキによりその位置が保持される。ここでアーム5は複数の部材が入れ子式或いはテレスコピック式に係合し、アームの軸方向に移動可能となっている。かかる構造によりアーム5を伸縮可能とすることができる。アーム5の伸縮によりX線発生部を移動台車16からよりは慣れた位置に配置することが可能となる。
モニター10は、X線発生部によるX線発生条件のほか、X線撮影の被検者情報等を表示する。移動型X線発生装置を実際に利用する際には、撮像デバイスと合わせて移動型X線撮影システムとして利用される。撮像デバイスは、発生条件に応じて発生され、被検者を透過した、X線を検出して画像を得るデバイスであり、例えばフィルム、CR(Computed Radiography)のIP(Imaging Panel)カセッテ、あるいは半導体センサを用いたデジタルX線検出器等である。ここで、デジタルX線検出器は例えば、半導体によるX線イメージセンサを用いた可搬型のデジタルX線検出器である。特に、デジタルX線検出器には得られたデジタルX線画像をシステム制御部2に送信する無線通信部及び有線通信部を設けることができる。
撮像デバイスとしてFPD(Flat Panel Detector)等のデジタルX線検出器が用いられる場合、放射線を電気信号に変換する複数の光電変換素子がマトリクス状に配列された光電変換回路と、光電変換回路の上に蒸着された蛍光体と、蛍光体及び光電変換回路によりX線を変換して得られる電気信号を光電変換回路から読み出すための読み出し回路とを有する。被写体にX線が照射されると、X線が蛍光体により貸し光に変換され、光電変換回路の各光電変換素子において、その透過X線に係る光電変換が実行され、各光電変換素子に透過X線量に対応した信号電荷が蓄積される。読み出し回路は、光電変換回路の各信号線を駆動して、光電変換素子が接続されたスイッチ素子を適宜制御することにより、各光電変換素子に蓄積されている信号電荷を電気信号として順次読み出し、増幅して出力する。このように、X線撮影後すぐに画像が形成可能であるというFPDの利点から、FPD対応の移動型X線発生装置には、X線発生装置、FPDと共にモニター10、画像処理部なども同一の台車に搭載することとしてもよい。
その他、ここでモニター10は、タッチパネル式の操作部が組み込まれていることが望ましい。ここで撮影準備の設定には、RIS(Radiology Information System)からの撮影オーダの受信開始指示、受信した撮影オーダを順次選択する指示、選択された撮影オーダに含まれる複数の撮影のうち1つを選択する指示、選択された撮影に係る撮影部位やデジタルX線検出器の撮影条件、X線発生条件の確認及び変更の指示、撮影の開始指示等がある。システム制御部3はオーダの受信開始指示に応じてシステム制御部3に含まれる無線通信部または有線通信部の少なくともいずれかを制御しRISから撮影オーダ情報を受信する。撮影オーダを選択する指示に応じて、システム制御部3の表示制御部は選択された撮影オーダに対応する被検者の情報をモニター17に表示させるとともに、撮影オーダに含まれる少なくとも一つの撮影方式を並べて表示させる。撮影部位、撮影条件、X線発生条件の変更の指示に応じて、システム制御部3はデジタルX線検出器やX線発生部に条件の変更を通知する。撮影の開始指示に応じて、システム制御部3はX線発生部にX線の発生を指示するとともに、発生により得られたデジタルX線画像データをデジタルX線検出器から取得し、表示制御部がモニター10に表示させる。
移動台車16は、X線管球部1、コリメータ2、駆動部(システム制御部)3、支柱4、アーム5を保持する。移動台車16は、移動台車16は、前輪1012と駆動輪15を支える台車本体部と台車本体部の上に形成された筐体とを備える。そのため移動台車16の内部と言うときには、当該筐体の内部を指す。台車本体部には移動動力と重量を支える前輪1012と駆動輪15がある。移動台車16の筐体内部にはX線高電圧発生装置やX線制御装置並びに制御盤を備えたX線、システム制御部3、バッテリ等が搭載されている。
移動用ハンドル11は操作者21が把持し移動台車16により移動型X線発生装置を移動させるための把持部である。
図1に示す例で、移動台車を移動させるための移動用ハンドル11を把持する操作者21の前方視界は視線22より上方になり、視界を妨げる主なものは移動台車16、モニター10、X線管球部1、アーム5、第二支柱104及び第一支柱103となる。また、前記、視界を妨げる主なものによって見えないエリアはおおむね視認不可範囲23で表される。
収納部7は移動台車16の筐体上面の一部の高さを減じることにより形成される凹部を有する。このような収納部7により、収納位置に配置した際のX線発生部の高さをより低くし、前方視界を良好にするとともに移動型X線発生部の重心を低くし、安定性を向上させることができる。
また図1に示す例では、凹部は筐体と一体的に形成される壁部材により四方を囲われることにより形成される。X線管球部1及びコリメータ2を収納状態とした場合に、壁部材はコリメータ2と例えば最小距離が10cm以下で近接することとなり、かかる配置により壁部材はコリメータ2を覆い、これによりコリメータハンドル9も壁部材に覆われることとなる。
ここで、収納部7は、収納位置においてコリメータ2側面の全てが覆われている必要は無いが、例えば側面の50%以上が覆われる構成とすれば、収納部7の保護の機能として望ましい。また例えば側面の30%程度が覆われる構成としても、例えば移動型X線発生装置が外部の構造に衝突した場合でも、収納部7によってX線発生部の移動が制限されることとなるため、保護の機能としては十分である。収納部の壁面の高さ即ち収納部7の深さは、移動台車16上の筐体の高さ及び横幅等の大きさ、確保したい視界の範囲、保護機能の充実性など種々の観点から定められる。図1に示す例では、80%以上の面が収納部に覆われていることとなっている。また、図1に示す例では、モニター10の上端が収納状態のアーム5及びX線発生部よりも高い位置にとなっており、コリメータ2よりも鉛直上方に固定されている。アーム5やX線発生部は視界の邪魔にならないよう低く配置される一方、画像や被検者情報を表示させるモニター10はより高く配置し、移動時には前方を主に見る操作者21が視線22を大きく移動させずともモニター10を容易に視認可能としている。
またX線発生部が収納位置(ホームポジション)にある場合でもモニター10の表示情報が確認可能に露出させる配置関係としている。仮に、移動型放射線撮影装置が正に移動している最中にモニター10の情報を確認するケースがなくとも、例えば病室の手前で待機している場合や、他の医療従事者等が患者のポジショニングを行っている場合で、X線管球部1がホームポジションにある場合にも、モニター10の情報が確認することができる点は大きなメリットである。
管球ハンドル9はX線管球部1の側面に固定されており、またX線の射出方向と反対方向(図1の上方)へと延在する棒状部材を有している。これにより、X線管球部1が収納位置に収納された場合であっても、上方に延在する棒状部材があることによりこれを把持してX線管球部1を上方に引き上げ、収納位置から取出して撮影位置に配置しやすくなっている。
図2には、実施形態に係る移動型X線発生装置を操作者の視点から見た外観図が示されている。
操作のしやすさの観点から、一対の管球ハンドル9a、9bがX線管球部1の側方の2面に固定される。図2に示す例では、移動型X線発生装置の直進方向に対して側方の2面に2つの管球ハンドル9a、9bが設けられている。またこの管球ハンドル9a、9bの下側には、収納部7内に隠れてしまっているがコリメータ2と、コリメータ2に固定されたコリメータハンドル12a、12bが側方の2面に設けられる。移動型X発生装置の直進方向とは、前輪1012及び駆動輪15が初期位置である場合に進む方向年、図2で言えば上方向、図1で言えば左方向を指すものとする。
図2に示す例では、収納部7の幅は、X線管球部1の幅とほぼ同様の幅で設けられている。管球ハンドル9はX線管球部1の側方から突出して設けられており、収納部7に収納されるコリメータハンドル12よりもX線の射出中心或いは射出方向から外側に離れる位置に設けられることとなる。このように配置することで、管球ハンドル9を移動時においても把持しやすくなる。
図3に他の実施形態に係る移動型X線発生装置を示す。図1と重複する符番が付された構造については同様の構造であることを示し、説明を省略することがある。図1と異なる部分について説明する。
図3の例では本体部のX線、システム制御部3内にコリメータ2を食い込み収納させないためX線管球部1が第1の実施例に比べ高い位置に収納されている状態を表している。この状態での前方視界は視線24より上方になり、前記、視界を妨げる主なものによって見えないエリアは第1の実施例に比べ大幅に増大されることになり、おおむね視認不可範囲25で表わされる。
収納部7は、移動型X線発生装置の直進方向に対して移動台車16の上面の高さが減じられた凹部として形成されている。これにより、コリメータ2の前後の面が保護される。また、この収納部7は直進方向に対する側方の壁部が取り去られた構造となっており、コリメータハンドル12は側方からアクセス可能に露出する。このような構造とすることで収納状態においてもコリメータハンドル12を用いてX線管球部1を移動させることが可能であり、また、コリメータハンドル12を用いたX線発生部の収納も可能となる。この点で、図3に示す構成では、管球ハンドル9を設けない構成としてもよい。
図3の例では、図1の例と同様に、システム制御部3はコリメータ2の射出面から射出されたX線を検出して得られるX線画像データをデジタルX線撮影部から無線で受信する通信部を有する。受信したX線画像データはシステム制御部3の制御によりモニター10に表示される。このモニター10は、収納状態にあるコリメータ2の前記射出面よりも鉛直上方に固定される。これにより、図1と同様にX線発生部が収納状態においても視認可能に露出するモニター10に表示されたX線画像データや被検者情報等を容易に確認することができる。
図4に実施形態に係るX線発生部を操作者から見た外観図を示す。図の点線で示される構造は、操作者の視点からは直接視認できない部材を示す。管球ハンドル9、コリメータハンドル12には位置決め部材の動作を制御するための管球ハンドルスイッチ101及び102、コリメータハンドルスイッチ201及び202が設けられている。これらスイッチは例えば位置決め部材のロックを解除するための押しボタンスイッチであり、システム制御部3と接続される。スイッチ101,102,201,202は例えば、操作者により押下された状態(押下状態、第一の状態)と、押下されていない非押下状態(第二の状態)の少なくとも一方の状態となることに応じて信号を出力する。スイッチ101、102、201、202のいずれかが押下されることにより、押下されたことを示す信号がシステム制御部に入力される。ここで、第一の状態において信号を出力し、第二の状態において信号を出力しないスイッチが利用される場合には、システム制御部3は信号が出力されていないことをもってスイッチが第一の状態であることを検知する。
システム制御部3はこの入力を検知し、無励磁作動ブレーキを解除する。これにより位置決め部材のロックが解除され、操作者はX線発生部を目的の配置へと動かすことができる。スイッチが押下されている間だけロックが解除され、押下されない状態では直ちに無励磁作動ブレーキが動作し位置決め部材の移動を規制する。このようなデッドマンロック式の動作規制部を採用することにより安全性を高めることができる。
ここで、アーム5の支柱に対する昇降、第二支柱104の第一支柱103に対する昇降など、重量により操作者に過度の操作負担がかかる場合を考慮して、これら可動部を動作させる電動機構を設けることができる。例えばモータなどにより構成されるアクチュエータである。この電動機構には例えば電磁石で得られる動力を利用するソレノイドアクチュエータ等、電気的な信号によって動作するよう制御される機構を含む。この電動機構は、システム制御部3の一部である電動制御部によりその駆動タイミング及び移動量または回転量が制御される。この場合、電動制御部はスイッチ101,102、201,202の押下に応じて可動部のロックを解除するとともに、電動機構を駆動させてそれらの位置を維持し、操作力をかけなくともアーム5や第二支柱104が下降してしまうのを防ぐようになっている。これにより、X線発生部が下降により他の構造と衝突してしまう可能性を減らすことができる。
ロックを解除するためのスイッチは管球ハンドル9a及び9b並びにコリメータハンドル12a及び12bのそれぞれに設けられている。なお管球ハンドル9及びコリメータハンドル12は2つずつ設けられているがこれに限らず、それぞれを1つに減らすこととしてもよい。
図5は実施形態に係るX線発生部を側方から見た外観図を示す。管球スイッチ101、コリメータスイッチ201は、図1に示す操作者21の位置からハンドルを把持した際に自然に押下することが可能なように、それぞれ、管球ハンドル9、コリメータハンドル12に操作者とは反対側の側面に配置されている。
上述のX線発生部を用いた撮影時の動作例について説明する。移動型X線画像撮影装置の全体の移動は、操作者が前記移動用ハンドル11を握り、不図示の移動用ハンドルスイッチをONにすることで移動可能な状態になる。そしてハンドル11操作により駆動輪13が駆動されX線撮影場所に移動する。
目的地である撮影場所に到着したならば移動時に持っていた移動用ハンドル11から管球ハンドル9に持ち換え管球ハンドルスイッチ101または102を押下することでロックを解除しX線管球部1を上方に引き上げる。
次にベッドに配置されている不図示の被検者の上部撮影位置付近までX線管球部1を移動し、被検者とベッドの間に撮像用のFPDを配置する。そしてX線管球部1の撮影位置までの微調整はコリメータハンドル12のコリメータハンドルスイッチ201または202でロックを解除し、操作者位置決め部材を移動させることにより調整される。ここまでで一連の撮影準備が完了する。
つぎにX線撮影は一般的なX線撮影装置と同様の方法で、モニター10のタッチパネルまたは他の入力装置より撮影条件を設定し、不図示の照射スイッチを押すことでX線管球部1よりX線が照射され、下部のコリメータ2にて整形されたX線は被検者の体を透過して撮像用のフラットパネルで画像が撮像される。この撮影された画像は不図示の無線または有線でX線、システム制御部3に伝送されモニター10で画像を確認される。
ここで、システム制御部3は特定の条件下で、2つのロック解除スイッチ両方の押下によってロックを解除させ、一方のみの押下によってはロックを解除させない制御を行うことができる。例えば、1対の管球ハンドル9a、9bにそれぞれ設けられた管球ハンドルスイッチ101、102について、コリメータ2が収納状態から特定範囲以内に位置する際にはこれら2つのロック解除スイッチが両方押下された場合に限り、X線管球部1を上方に移動させるため、前記ロックを解除することとする。
このようにするため、位置決め部材により移動されるX線発生部の位置情報を得るセンサを位置決め部材に設ける。例えばアーム5や支柱4等の位置決め部材の各可動部に可動状態を検知するセンサを設け、これらセンサの出力をシステム制御部3で処理する。かかるセンサから出力される情報は、アーム5の伸縮状態や昇降状態、支柱4の伸縮状態を示す情報であり、即ちアーム5の端部に設けられたX線発生部の位置情報である。また、位置決め部材やX線発生部等の大きさを考慮して移動型X線発生装置の他の構造と干渉しない特定範囲を示す情報をシステム制御部3のメモリに保持しておく。センサの出力と特定範囲に示す情報とからコリメータが特定範囲内であるか否かをシステム制御部3で判定する。特定範囲は、例えば収納部7の上方50cm以内とすることができる。
これにより例えば、X線発生部の位置がこのとき本体と干渉しない特定の範囲内である場合には、左右の管球ハンドル9a、9bの管球ハンドルスイッチ101、102での移動ロックの解除を左右同時作動させないと上方に持ち上げることができないようにシステム制御部3が制御することができる。これにより操作者の両手は常に管球ハンドル9の位置にあるため安全の確保が行える。
同様に、システム制御部3は、コリメータ2が収納状態から特定範囲以内に位置する際には2つのロック解除スイッチである管球ハンドルスイッチ101、102が両方押下された場合に限り、前記X線管球部を下方に移動させるため、ロックを解除する。
このとき本体への格納完了位置までは、左右の管球ハンドル9の管球ハンドルスイッチ101、102での移動ロックの解除を両方同時作動させないと下方に引き下げることができないようにシステム制御部3で制御することができる。これにより操作者の両手は常に管球ハンドル9位置にあるため安全の確保が行える。
X線管球部1に連動する管球ハンドル9により本体への格納する操作は、本体と干渉しない接近した特定の範囲内である本体の格納位置上方まで来たときに可能となる。
このように、システム制御部3は、スイッチ101,102,201,202のうちいずれか1つのスイッチが押下された場合と、当該スイッチと当該スイッチとは異なるスイッチとが同時に押下状態とされた場合とで異なる動作となるよう位置決め部材を制御する。このような制御系を採用することにより、位置決め部材によりX線発生部を多自由度で移動させて配置を変更することができる場合、操作者の指示に応じて状況に応じた動作の制御をすることにより操作性を向上させることができる。
また別の観点では、システム制御部3はスイッチが押下されることに応じて位置決め部材の動作を制御するとともに、センサにより得られる位置情報に応じてスイッチが押下された際の当該制御を変更する。このような制御系を採用することにより、位置情報に応じて位置決め部材の動作が変更されることとなり、状況に応じた位置決め部材の制御が可能となる。
図6に基づいて移動型X線発生装置の制御系の具体例について説明する。図6において先述の符番で示される構成は同様の構成であることを示す。
実施形態に係る移動型X線発生装置は例えば、X線管球部1と、コリメータ2と、位置決め部材である支柱4及びアーム5と、これらのユニットからの入力を処理して位置決め部材を動作させる駆動部(システム制御部)3とを有する。X線管球部1にはスイッチ等で構成される複数の入力部101、102が装着されている。コリメータ2にはスイッチ等で構成される複数の入力部201、202が装着されている。
支柱4は内部に設置された支柱収納位置センサ401と、ロック解除部402と、支柱を駆動するモータ部403を有する。アーム5はアーム5内に設置されたアーム収納位置センサ501と、ロック解除部502と、アームを駆動するモータ部503とを有する。
駆動部(システム制御部)3は入力部101、102、201、202からの入力を検知するスイッチ検知部301と、アーム収納位置センサ501からの入力を検知するセンサ検知部302を有する。また、スイッチ検知部301とセンサ検知部302からの入力に基づいてロック解除部402、502、モータ部403、503へ指示を与える制御部303を有する。
図7に、X線発生部の具体的な構成の例を示す。図8に示す例では、X線発生部に各種の回転機構を設け、この回転機構は、スイッチ(入力部)101、102、201、202からの入力によって動作するように制御されたものとする。この回転機構によってX線管球部1、コリメータ2を垂直以外の向きに向けることが可能となり、例えば射入撮影等の自由度の高い移動が可能となる。
回転機構33は、コリメータ2をX線管球部1に対して回転させる回転機構である。回転機構33により、X線照射領域は、コリメータ2により制限された照射野形状を維持して回転させることができる。回転機構34は、X線管球部1をチルトさせるための回転機構である。回転機構35は、X線管球部1をアーム5の長さ方向を通る軸を中心に回転させる回転機構である。回転機構33乃至35は、それぞれ、無励磁作動ブレーキが構成され、回転を止める手段を有している。回転を止める手段は、永電磁ホルダを使用し、回転機構33乃至35の回転軸を吸着させても良い。永電磁ホルダは、通電することにより動作を規制する動作規制部材の一例である。
これにより、支柱収納位置センサ401及びアーム収納位置センサ501からの入力に応じてセンサ検知部302が、X線管球部1が移動時の収納位置にあることを検知し、X線管球部1が移動時の収納位置にある時には、回転機構33〜35の回転を停止させることができる。
コリメータ2は、回転機構33により射出方向に対する回転が可能となっている。コリメータ2により整形される放射線ビーム束が円形或いは方形に整形することができる。ここで例えば放射線ビーム束がコリメータ2により、射出方向にみて方形形状となっている場合には、矩形の検出領域を有するX線撮像デバイスが撮影形態に合わせて任意の位置姿勢で配置されたとしても適切な照射領域を設定することができる。制御部303はコリメータ2の射出方向に対する回転を制限する制御を適用することができる。これは、コリメータ2が例えばモニター10あるいはモニター10の固定部材と衝突する可能性を低減することができる。なお、コリメータ2の回転によってはモニター10他の移動型放射線撮影装置の部材と衝突する可能性がない場合には、コリメータ2の回転を規制しないよう制御することができる。
位置決め部材に含まれる回転機構34は、X線管球部1をチルトさせることができる。ここで、チルトとは、X線管球部1の中心付近を通り射出方向と直交する一軸を中心にX線管球部1を回転させる動作を指す。制御部303は、回転機構34によるX線管球部1のチルト動作を制限する制御を適用することができる。チルト動作の規制により、例えばモニター10等の部材と衝突する可能性を回避することができる。
位置決め部材に含まれる回転機構35は、アーム5の軸方向に対してX線管球部1を回転させることができる。ここで、制御部303は、回転機構35によるX線管球部1の当該回転を制限することができる。これにより、X線管球部1あるいはアーム5が移動型X線発生装置の他の部材と衝突する可能性を低減することができる。
収納位置或いは非撮影位置は、上述の定義のほか、移動型放射線撮影装置が移動する際の放射線発生部の位置として定められた位置、移動型放射線撮影装置が照射範囲に含まれるような前記放射線発生部の位置、及び放射線発生部による放射線の発生が制限される位置、の少なくともいずれかであってよい。いずれにしろ、収納位置にある場合には、安全に非収納位置とする動作以外の位置決め部材の動作が制御部303により禁止されることとなるため、移動型X線撮影装置への衝撃を少なくし、かつ使い勝手が向上する。またここでモニター10には、制御部303の制御に応じて、収納位置にある場合には、当該収納位置から安全に移動させるための動作を行うよう、図面やアイコン等をモニター10に表示することで操作者に注意喚起をすることができる。
これらX線発生部の回転機構33−35の無励磁作動ブレーキは、制御部303の制御により、入力部101、102、201、202が押下されることに応じて解除される。コリメータの回転機構33は、コリメータ2の入力部201、202のいずれかが押下されることに応じて制御部303が無励磁作動ブレーキによる動作規制を解除する信号を出力する。X線管球部1をチルトさせる回転機構34は、コリメータ2の入力部201、202のいずれかが押下されることに応じてロックが解除される。これに代えて、又はこれに加えて、X線管球部1の入力部101、102のいずれかが押下されることによって回転機構34のブレーキを解除することとしても良い。さらに、アーム5が支柱4に対して昇降する場合やアーム5が伸縮する場合を考慮して、制御部303は、コリメータ2に設けられた入力部201,202が押下された場合には、X線発生部の回転機構33乃至35のロックを解除し支柱4及びアーム5のロックを解除しないこととする。一方でX線管球部1の入力部101,102画謳歌された場合には、X線発生部の回転機構33乃至35のロックを解除せず、支柱4及びアーム5のロックを解除しないこととする。このようにすることで、収納部7に対しX線発生部を出し入れする際や大まかな動きをさせる場合はX線管球部1のハンドル9で行い、照射範囲やX線発生部の回転等の細かい動きについてはコリメータ2のハンドル12で行うこととなり、容易に各移動を行わせることができる。
操作者は、主にX線管球部1に設置された入力部101、102を操作することで、支柱4の上下方向の伸縮、支柱4を中心としたアーム5の回転、アーム5の前後方向の移動を行うことが出来る。支柱4とアーム5の移動には、入力部101、102からの入力が無い状態では磁力等で動くことがないように固定され、入力部102、102からの入力があった場合のみ磁力が消える、例えば永電磁ロックのようなロック解除部402、502を有している。支柱4、アーム5は、ロック解除部402、502によってロックが解除された後、操作者による支柱4、アーム5の移動時の負担を補助するため、モータ部403、503により駆動される。これにより、アーム5の支柱4を中心とした回転移動、前後移動、上下移動と支柱4の回転移動が行われる。またX線管球1のチルト、アーム5の軸方向に対する回転を行うことが可能となる。コリメータ2のスイッチが操作された場合には、これらに加えてコリメータ2の射出方向に対する回転のロックも解除される。
これらの動作によって、操作者は所望の位置へX線管球部1、コリメータ2を移動させることが可能となる。
コリメータ2に設置されているハンドル12、入力部201、202は、コリメータのみをX線管球部1に対して回転させる場合に用いられる。主に前記所望の位置へX線管球部1、コリメータ2を移動させた後、曝射する範囲の最終調整に用いる。
ここで制御部303は、スイッチのうちいずれか1つ(第一のスイッチ)が押下されることに応じて位置決め部材の可動部を制御する第一の制御に加え、第一のスイッチと当該第一のスイッチとは異なる第二のスイッチとが同時に押下状態とされることに応じて行われる第一の制御とは異なる第二の制御を行うことができる。このようにすることで、第一のスイッチが押下された場合と、第一のスイッチと第二のスイッチとが同時に押下された場合とで位置決め部の制御を変更する制御がされるため、操作者は状況に応じた位置決め部の動作を実現できる。
例えば、第一の制御としては通常の制御であり、いずれかのスイッチが押下されたことを示す信号をスイッチ検知部301が検知し、制御部303はこれに応じて無励磁作動ブレーキ等デッドマンロック式の動作規制部による動作規制を解除するよう、ロック解除部502に指示信号を送信する。これにより例えば支柱4やアーム5の可動部の動作規制が解除され、操作者の操作力に応じて位置決め部を動かすことが可能になる。第二の制御としては、X線管球部1のスイッチ101、102のいずれかと、コリメータ2のスイッチ201、202のいずれかの2つのスイッチが同時に押下状態とされた場合には第一の制御は行ないよう制御する。これは例えば、スイッチ検知部301がいずれか2つのスイッチから同時に、押下状態とされたことを示す信号を検知することに応じて、制御部303は動作規制部に対する規制を解除する信号の送信を止め、動作規制部をロック状態へ移行させ、若しくはロック状態を維持させることにより実現される。これにより例えば、支柱4とアーム5との全ての移動動作が停止される。
一方で、X線管球部1のスイッチ101及び102が同時に押下状態とされた場合や、コリメータ2のスイッチ201及び202が同時に押下状態とされた場合には通常の動作として第一の制御を行うこととする。
上述の例のような制御の意義は以下の通りである。X線管球部1に設置された入力部101、102と、コリメータ2に設置された入力部201、202は、一般的な使用では同時に使用されることはない。しかし、不可抗力等によって、操作者がX線管球部1の入力部101を操作している状態でコリメータ2の入力部201からの入力をスイッチ検知部301が検知した場合、制御部303は支柱4のロック解除部402、アーム5のロック解除部403へそれぞれのロックをかけるように指令を出し、動作を止める。コリメータ2の入力部201、202に入力がある状態でX線管球部1の入力部101、102に入力があった場合も同様に動作が止まるようになっている。これにより、入力部101からの入力によって支柱4の上下方向の伸縮、支柱4を中心とした回転、アーム5の前後方向の移動の途中にコリメータ2が回転し意図しない問題を生ずる可能性を回避する。またこれによりX線撮影の被検者や回診車を操作している放射線技師等により安全なX線撮影環境を提供する。
図8は実施形態に係るX線発生部を収納部7に収納する際の制御を説明する図である。管球部を収納する場合には一般に、所望の位置へ移動され、放射線撮影を終えたX線管球部1、コリメータ2は、収納位置へ戻される。
ここで、制御部303は特定の条件下で、X線管球部1及びコリメータ2のいずれか一方に複数設けられたスイッチの1つが押下された場合には可動部の動作規制を維持するが、当該一方に複数設けられたスイッチが複数同時に押下状態とされた場合には可動部の動作規制を解除する制御を採用することができる。つまり、通常の状態では1つのスイッチでブレーキのロックが解除されるところ、特定の状況では安全や確実性を考慮してX線管球部1の2つのスイッチ101及び102が同時に押下されるか、コリメータ2の2つのスイッチ201及び202が同時に押下されないと、動作規制を解除しないこととしている。
支柱4、アーム5はそれぞれ、これら各位置決め部材により移動されるX線管球部1の位置情報を得るセンサを有している。X線管球部1、コリメータ2が収納位置へ戻される際、支柱4に設置された支柱収納位置センサ401によって、支柱4を中心としたアーム5の回転位置が収納位置にあることを検知する。アーム5に設置されたアーム収納位置センサ501は、アーム5が収納位置にあることを検知する。支柱収納位置センサ401と、アーム収納位置センサ501は、どちらが先に検知されても良い。センサ検知302が支柱収納位置センサ401、アーム収納位置センサ501からそれぞれの位置決め部材が収納位置にあることを検知すると、制御部303はX線管球部1の入力部101、102の両方からの入力がなければ支柱4の上下方向の移動を許可しないように制御する。
なお、支柱4が収納位置にあるとは、アーム5が例えば直進方向と逆側を向くよう支柱4が回転している状態を言う。また、アーム5が収納位置にあるとは、X線発生部が収納部7に収まるような伸縮状態であることをいい、例えば最も収縮した状態であることを指す。また、X線発生部が収納位置にあるとは、X線発生部が収納部7に収納された状態であることをいい、例えばコリメータ2の射出面側に射出面から突出するように設けられたストッパ部材が収納部7の底面と接触する状態をいう。
X線管球部1の入力部101、102の両方が操作されるという状況は、操作者が両手でX線管球部1のハンドル9を持っている状況とほぼ等しく、操作者が両手で操作しなければX線管球部1、コリメータ2を収納位置へ戻せない制御となっている。このように駆動部3(システム制御部)は、先述の特定の条件としてセンサにより得られる位置情報を用い、これに応じてスイッチが押下された際の制御を変更することとしている。
上述の例では収納位置にあるか否かを判定の基準としているが、この収納位置にはある程度の範囲を持たせ、特定の範囲内であれば収納位置であると判定することとしてもよい。あるいは、収納位置からX線発生部が多少離れている場合であっても、ある特定の範囲であれば上述の制御を適用し、スイッチが2つ同時に押下されなければ上下方向の動作が解除されないこととしても良い。
また別の観点では、制御部303は、スイッチが押下された場合に、X線管球部1が特定の範囲内に位置するか否かで位置決め部材のロックを解除する信号を出力している。例えば上述の通り1つのスイッチの押下はロックが解除されないようにする制御を採用することができる。また別の例では、押下されたスイッチの数によらずX線発生部が特定の範囲の位置していることが特定された場合、別途設けられた専用のスイッチによらなければこれを解除できないように制御することができる。例えば特定の範囲を、X線発生部やアーム5が移動型X線発生装置の他の部材と干渉する範囲とすることで、干渉や衝突による不具合等が起きる可能性を減らすことができる。
上述の特定の範囲を示す情報は、例えば駆動部(システム制御部)3の不図示のメモリに格納しておき、制御部303が適宜これを参照することとする。
これにより、図9のように、片手14で操作した場合に、もう片方の手17をX線管球部1あるいはコリメータ2と台車部16の間に挟み込む可能性を減らすことができる。
(システムの動作)
図9および図10は、本実施形態に係るX線撮像システムの動作例を示すフローチャートである。まず、システムが起動されると(S201、S202)スイッチ検知部301は、X線管球部1のスイッチ101、201のいずれか、もしくは両方が操作されているかを検知する(S203)。
続いて、X線管球部1のスイッチ101、102のいずれか、もしくは両方が操作されている状態で、コリメータ2の入力部201、202のいずれか、もしくは両方が操作されているか検知する(S204)。コリメータ2の入力部201、202のいずれか、もしくは両方が操作されていた場合、インタロックを起動し支柱4、アーム5の動作を停止させる(S205)。コリメータ2の入力部201、202のいずれか、もしくは両方が操作されていなかった場合には、支柱4、アーム5の動作を可能とする(S206)。
図10は収納状態へ戻す場合に特化したフローチャートである。システムが起動されると(S301、302)、センサ検知部302によって、アーム収納位置センサ401とアーム収納位置センサ501からの出力が両者とも収納位置となっているかを検知する(S303)。どちらか片方でも収納位置に無い場合には、X線管球部1の入力部101、102のいずれかが入力状態にあるか確認し(S304)、入力状態にあれば支柱4、アーム5の全ての移動を許可する(S305)。この状態でコリメータ2の入力部201、202に入力があった場合、図9に示す動作となる。
S303にて支柱4、アーム5が収納状態にあると確認された場合、スイッチ検知部301は、X線管球部1のスイッチ101、201のいずれかが操作されているか確認する(S306)。X線管球部1のスイッチ101、201の両方が操作されていた場合(すなわち前述の通り操作者が両手でX線管球部1のハンドル9を操作している場合)(S308)、支柱4とアーム5全ての移動を許可する(S305)が、X線管球部1のスイッチ101、201の片方のみが操作されていた場合(S306)には支柱4の上下方向の移動のみ禁止する(S307)。
上述の通り、制御部303は、センサからの位置情報によりX線管球部1が特定の範囲の位置にあると特定された場合において、X線管球部1かコリメータ2の一方に複数設けられたスイッチのうち1つが押下された場合には可動部の動作規制を維持し、当該一方に複数設けられたスイッチが複数同時に押下状態とされた場合には可動部の動作規制を解除することとしている。これにより、特定の範囲ではそれ以外と異なりより慎重な操作を操作者に要求することで衝突等の問題が起きる可能性を減らすことができる。
また上述の制御では、制御部303はセンサからの位置情報によりコリメータ2が収納位置にあると特定された場合においては、該複数設けられたスイッチが複数同時に押下状態とされることに応じて前記可動部の動作規制を解除する。
また制御部303は、センサからの位置情報により、X線発生部が収納位置の上方の特定範囲内に位置すると特定された場合においては、X線発生部に複数設けられたスイッチが複数同時に押下状態とされることに応じてX線発生部を下方に移動させるための前記可動部の動作規制を解除する。
このように収納位置近くでX線発生部を移動させる際には両方スイッチを押下する事で動作可能とし、接触や衝突等が起きる可能性を減らすことができる。ここで、上述の通りX線発生部の互いに反対側の2面に設けられたハンドルそれぞれに1つずつスイッチを設けることとすることで、操作者の2つの手がハンドルにあることを要求し、これによりX線発生部とその他の構造との間に手や指を挟む可能性を減らすことができる。
また別の観点では、X線管球部1及びコリメータ2に設けられたスイッチそれぞれについての押下状態(第一の状態)または非押下状態(第二の状態)の組み合わせに基づいて制御部303が制御を行うこととなっているため、操作者は複数のスイッチを利用して位置決め部を状況に応じて適切に動作させ、あるいは操作者等に起因する衝突等の問題を減らすことができる。
その他の実施形態を以下説明する。上述の例では、位置決め部の動作規制として可動部の動作を必ずしも停止させる必要は無く、例えば複数スイッチの同時押下によって移動動作の速度を下げるよう、ブレーキにより規制をかけることとしてもよい。また、支柱4の伸縮機構やアーム5の昇降機構にアクチュエータ等の電動機構が設けられる場合には、スイッチが1つで第一の速度で移動させ、スイッチ2つで第一の速度より速い第二の速度で自動的に移動させることとしても良い。
上述の例では主に、X線管球部1とコリメータ2それぞれに設けられた1対のハンドルそれぞれにスイッチが1つずつ設けられる例を示したが、これに限らずX線管球1やこりメータ2それぞれに3つ以上のスイッチが設けられることとしてもよい。例えばX線管球1の各面に1つずつスイッチを設けていずれか2つのスイッチが押下状態とされることに応じて上述の制御を実行することとしてもよい。
上述の例では、支柱4が鉛直方向に延在し、アーム5が水平方向に延在する例を示したがこれに限らず、それぞれ第一の方向、第一の方向とは異なる第二の方向に延在するように構成しても良い。また、支柱4とアーム5とを合わせてリンク式或いは関節式のアームとし、関節部を中心にアームが回動するようにしてもよい。また、アーム5の伸縮、アーム5の支柱4に対する昇降や支柱4の伸縮、回転等の機能のうち少なくともいずれかの機能を有する移動型X線発生装置であっても良い。
その他、上述の例ではX線の用いた撮影装置として説明したが、これに限定されず、その他の放射線を用いた撮影装置も本発明の実施形態に含まれる。
X線管球部1には回転陽極型の反射型ターゲットを用いることができるが、これに限らず、固定陽極型の透過型ターゲットを有する放射線発生部を採用することができる。この場合には、陽極の回転機構等が不要となるため小型化が可能で、支持構造の耐加重性の要求が下がるため、アーム5や支柱4をより細くできコンパクトが可能なほか、少なくとも放射線発生部以外の構造を安価に製造可能となる。
上述の制御部をプログラムとハードウェアとの協働により実現する場合も本発明の実施形態に含まれる。プログラムによる実施形態では、上述の処理に対応するプログラム、プログラムを記憶部に格納しておき、制御部のCPUがRAMに展開し、CPUでプログラムに含まれる指令を実行していくことにより達成される。
その他、上述の実施形態を適宜組み合わせたものについても、本発明の実施形態に含まれる。
1 X線管球部
2 コリメータ
3 システム制御部(駆動部)
4 支柱
5 アーム
7 収納部
9、9a、9b 管球ハンドル
12、12a、12b コリメータハンドル
16 移動台車
101、102 管球ハンドルスイッチ
201、202 コリメータハンドルスイッチ
301 スイッチ検知部
302 センサ検知部
303 制御部
401 支柱収納位置センサ
501 アーム収納位置センサ

Claims (17)

  1. X線管球部と、
    X線管球部から発生されるX線束を整形するコリメータと、
    前記X線管球部及び前記コリメータを特定の位置に配置させるための位置決め部材と、
    前記位置決め部材を移動させるための移動台車と、
    前記X線管球部に固定され前記X線管球部を移動させるための第一のハンドルと、
    前記コリメータの側面に固定された第二のハンドルと、
    前記移動台車に設けられ、前記X線管球部及び前記コリメータを収納状態とした場合に前記コリメータの射出面及び側面を保護する収納部と、
    を有することを特徴とする移動型X線発生装置。
  2. 前記第二のハンドルは、前記収納状態において一部または全部が格納されることを特徴とする請求項1に記載の移動型X線発生装置。
  3. 前記収納部は、前記X線管球部及びコリメータを収納状態とした場合に、前記第二のハンドルを覆う壁部材を備えることを特徴とする請求項2に記載の移動型X線発生装置。
  4. 前記位置決め部材は、
    前記X線管球部を保持し任意の位置に配置可能なアームと、
    前記アームに接続された前記X線管球部を昇降および旋回させる支柱部と、を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の移動型X線発生装置。
  5. 前記位置決め部材は、
    前記移動台車に固定され、軸方向に対して回動可能であり、第一の方向に伸縮可能に延在する支柱部と、
    前記支柱部に対して保持され前記X線管球部を保持するアーム部と、を備え、
    前記支柱部は、前記X線管球部及び前記コリメータを収納状態とした場合に、実質的に最も収縮した状態となることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の移動型X線発生装置。
  6. 前記コリメータの射出面から射出されたX線を検出して得られるX線画像データをデジタルX線撮影部から無線で受信する通信部と、
    受信した前記X線画像データを表示する表示部と、を有し、
    前記表示部は収納状態にある前記コリメータよりも鉛直上方に固定されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の移動型X線発生装置。
  7. 前記第一のハンドルは、該X線管球部の側面に固定されており、
    前記第一のハンドルは、前記X線管球部のX線射出方向と反対方向へと延在する棒状部材を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の移動型X線発生装置。
  8. 前記第一のハンドルは前記X線管球部の2面にそれぞれ1つずつ設けられ、
    前記第二のハンドルは前記X線管球部の2面にそれぞれ1つずつ設けられる
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の移動型X線発生装置。
  9. 前記第一のハンドルは、前記第二のハンドルよりもX線の射出中心から外側に離れる位置に設けられることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の移動型X線発生装置。
  10. 前記収納部は、前記移動型X線発生装置の直進方向に対して前記移動台車の上面の高さが減じられた凹部であり、
    前記コリメータの前記直進方向に対する前後の側面を保護し、前記コリメータの前記第二のハンドルは側方からアクセス可能に露出することを特徴とする請求項1に記載の移動型X線発生装置。
  11. 前記コリメータの射出面から射出されたX線を検出して得られるX線画像データをデジタルX線撮影部から無線で受信する通信部と、
    受信した前記X線画像データを表示する表示部と、を有し、
    前記表示部は収納状態にある前記コリメータの前記射出面よりも鉛直上方に固定されることを特徴とする請求項1に記載の移動型X線発生装置。
  12. 前記第一のハンドルには、前記位置決め部材のロックを解除するためのスイッチが設けられることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の移動型X線発生装置。
  13. 前記位置決め部材の可動部を動作させる電動機構と、
    前記電動機構を制御する電動制御手段と、を有し、
    前記電動制御手段は、前記スイッチの押下に応じて前記可動部のロックを解除することを特徴とする請求項12に記載の移動型X線発生装置。
  14. 前記第一のハンドル及び前記第二のハンドルの少なくともいずれかが2つ設けられ、該複数設けられたハンドルのそれぞれには前記位置決め部材の可動部のロックを解除するロック解除スイッチが設けられ、
    特定の条件下で、該ロック解除スイッチ両方の押下によって前記ロックを解除させ、一方のみの押下によっては前記ロックを解除させない制御を行う制御手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の移動型X線発生装置。
  15. 前記第一のハンドル部は前記X線管球部に2つ設けられ、
    前記第一のハンドル部のそれぞれに前記ロック解除スイッチが設けられ、
    前記制御手段は、前記コリメータが収納状態から特定範囲以内に位置する際には2つのロック解除スイッチが押下された場合に限り、前記X線管球部を上方に移動させるため、前記ロックを解除することを特徴とする請求項14に記載の移動型X線発生装置。
  16. 前記第一のハンドル部は前記X線管球部に2つ設けられ、
    前記第一のハンドル部のそれぞれに前記ロック解除スイッチが設けられ、
    前記制御手段は、前記コリメータが収納状態から特定範囲以内に位置する際には2つのロック解除スイッチが押下された場合に限り、前記X線管球部を下方に移動させるため、前記ロックを解除することを特徴とする請求項14に記載の移動型X線発生装置。
  17. 請求項1乃至16のいずれか1項に記載の移動型X線発生装置と、
    前記移動型X線撮影装置から照射されるX線を検出するX線イメージセンサと、前記X線イメージセンサにより得られるデジタルX線画像データを前記移動型X線撮影装置に転送する通信手段と、を備える可搬型のデジタルX線検出ユニットと、
    を有することを特徴とする移動型X線撮影システム。
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