JP2014073207A - 眼科撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】深さ方向の画質の劣化が無く信頼性の高い画像を取得できる眼科撮影装置を提供する。
【解決手段】眼科撮影装置は計測部と形成部を有する。計測部は、信号光の被検眼からの戻り光と参照光との干渉光を検出する干渉光学系と、信号光で被検眼を走査する走査部を含む。形成部は、走査に伴い得られた干渉光の検出結果に基づき断層像を形成する。干渉光学系は、第1分割部材、第2分割部材、合成部材及び検出部を含む。第1分割部材は戻り光の光路を2以上の光路に分割する。第2分割部材は参照光の光路を光路長が異なる2以上の光路に分割する。合成部材は戻り光の光路と参照光の光路を合成する。検出部は2以上の干渉光を検出する。形成部は第1形成部と第2形成部を含む。第1形成部は検出部による検出結果に基づいて2以上の断層像を形成する。第2形成部はこれら断層像の合成断層像を形成する。
【選択図】図2

Description

この発明は、光コヒーレンストモグラフィ(Optical Coherence Tomography:OCT)を用いて被検眼の画像を取得する眼科撮影装置に関する。
近年、レーザ光源等からの光ビームを用いて被測定物体の表面形態や内部形態を表す画像を形成するOCTが注目を集めている。OCTは、X線CTのような人体に対する侵襲性を持たないことから、特に医療分野や生物学分野における応用の展開が期待されている。たとえば眼科分野においては、眼底や角膜等の画像を形成する装置が実用化されている。
特許文献1には、スペクトラルドメイン(Spectral Domain:SD)OCTの手法を用いた装置が記載されている。SD−OCTは、低コヒーレンス光を信号光と参照光に分割し、被測定物体を経由した信号光と参照光とを干渉させて得られる干渉縞のスペクトル分布を解析することで断層像を形成する。干渉縞と断層像との関係として、干渉縞の周波数が断層像の位置に相当し、干渉縞の周波数のコントラストが断層像の信号強度に相当する。つまり、干渉縞のコントラストは、断層像の画質に影響する。
他のタイプのOCTとして、スウェプトソース(Swept Source:SS)タイプが知られている(特許文献2)。SS−OCTは、被測定物体に照射される光の波長を走査(波長掃引)し、各波長の光の反射光と参照光とを重ね合わせて得られる干渉光を検出してスペクトル強度分布を取得し、それに対してフーリエ変換を施すことにより断層像を形成する。
SD−OCTでは、ラインCCDを受光素子とする分光器を用いて干渉光を検出している。分解可能な空間周波数はラインCCDの画素サイズに応じて決定されるので、高い周波数におけるコントラストが低下する。
また、分光された干渉光の波長成分は、ラインCCDの受光面に一直線に並んで結像されるので、隣接する波長成分の結像スポットが重なりあってクロストークが発生し、干渉信号のコントラストを低下させる。
以上のような理由による干渉信号のコントラストの低下により、干渉信号から形成される画像の画質は深さ方向に進むにつれて劣化する。この現象は、シグナルロールオフ又はシグナルディケイと呼ばれる(たとえば特許文献3を参照)。
特開2010−210267号公報 特開2007−24677号公報 特表2011−528191号公報
上記のようにSD−OCTにおいてシグナルディケイは避けられない。特許文献1に記載の技術では、コントラストが高い低周波数の干渉縞の位置に応じて参照光の光路長を変更しつつ深さ方向に複数回の計測を行ない、これら計測結果をつなぎ合わせることによって深さ方向の画質の劣化を回避している。
この従来技術では異なるタイミングで複数回の計測を行なっているが、生体眼を計測対象とする場合、固視微動等により被検眼が計測中に移動するため、信頼性の高い画像を得ることができない。
この発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、深さ方向の画質の劣化が無く、かつ信頼性の高い画像を取得することが可能な技術を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、光源からの光を信号光と参照光とに分割し、前記信号光の被検眼からの戻り光と前記参照光との干渉光を検出する干渉光学系と、前記信号光で前記被検眼を走査する走査部とを含み、光コヒーレンストモグラフィを用いた前記被検眼の計測を行う計測部と、前記走査に伴い前記干渉光学系により得られた前記干渉光の検出結果に基づいて、前記被検眼の断層像を形成する形成部とを有する眼科撮影装置であって、前記干渉光学系は、前記信号光の戻り光の光路を2以上の光路に分割する第1分割部材と、前記参照光の光路を光路長が異なる2以上の光路に分割する第2分割部材と、前記戻り光の前記2以上の光路のそれぞれと、前記参照光の前記2以上の光路のうちの1つとを合成する合成部材と、前記合成部材により生成された2以上の干渉光をそれぞれ検出する検出部とを含み、前記形成部は、前記検出部による前記2以上の干渉光の検出結果に基づいて、前記走査部による信号光の走査位置に沿う断面における2以上の断層像を形成する第1形成部と、前記2以上の断層像を合成して合成断層像を形成する第2形成部とを含み、前記合成断層像を表示部に表示させる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の眼科撮影装置であって、前記光源は、低コヒーレンス光を出力し、前記検出部は、前記2以上の干渉光のそれぞれを分光する分光部材と、前記分光部材により得られた前記2以上の干渉光のそれぞれのスペクトル分布を検出するラインセンサとを含み、前記第1形成部は、前記ラインセンサにより検出されたスペクトル分布をフーリエ変換することで前記2以上の断層像を形成することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の眼科撮影装置であって、前記光源は、出力光の波長を掃引可能な波長掃引光源であり、前記検出部は、前記2以上の干渉光をそれぞれ検出する検出素子を含み、前記第1形成部は、前記波長掃引光源による波長の掃引に伴い前記検出素子により得られた検出結果に基づいてスペクトル分布を求め、前記スペクトル分布をフーリエ変換することで前記2以上の断層像を形成することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の眼科撮影装置であって、前記計測部は、前記参照光の前記2以上の光路の光路長の差を変更する変更部を含むことを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の眼科撮影装置であって、前記干渉光学系は、前記参照光の前記2以上の光路の途中にそれぞれに設けられた反射部材を含み、前記変更部は、前記反射部材を移動させることにより前記光路長の差を変更することを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の眼科撮影装置であって、前記表示部は、前記第1形成部により形成された2以上の断層像のそれぞれを表示可能であることを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の眼科撮影装置であって、前記計測部及び/又は前記形成部を制御して、前記2以上の断層像のうちのいずれかを選択的に形成させる制御部を有することを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の眼科撮影装置であって、前記計測部は、複数のタイミングでそれぞれ前記被検眼の計測を行い、前記複数のタイミングを含む期間に前記被検眼を動画撮影して正面画像を取得する撮影部と、前記動画撮影により得られる前記正面画像に基づき前記干渉光学系を移動させることにより、前記被検眼の動きに前記干渉光学系の位置を追従させる追従制御部とを有し、前記第1形成部及び前記第2の形成部は、前記複数のタイミングのそれぞれについて前記合成断層像を形成し、前記形成部は、前記複数のタイミングの合成断層像を重ね合わせて1の断層像を形成する重ね合わせ処理部を含むことを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の眼科撮影装置であって、前記計測部により得られた前記干渉光の検出結果に基づいて、前記参照光の前記2以上の光路のうちの1の光路の光路長を前記被検眼の所定の深さ位置に合わせるように調整し、更に、当該1の光路以外の光路の光路長を他の深さ位置に合わせるように調整する制御部を有することを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の眼科撮影装置であって、前記参照光の前記2以上の光路のうちの2つの光路の間の光路長の差に基づいて、当該2つの光路に対応する前記被検眼の2つの深さ位置の間の距離を算出する算出部を有することを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の眼科撮影装置であって、前記参照光の光路に反射ミラーが設けられており、前記第2分割部材は、前記反射ミラーの前段に設けられ、前記参照光の一部を反射し他の一部を透過させる光学部材を含むことを特徴とする。
また、請求項12に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の眼科撮影装置であって、前記第2形成部は、前記被検眼の深さ方向における画像化範囲を延長して前記2以上の断層像に基づく前記合成断層像を形成することを特徴とする。
また、請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の眼科撮影装置であって、前記計測部及び前記形成部の動作モードを強度近視モードに設定する設定部と、前記強度近視モードが設定されたときに、前記第2形成部に前記画像化範囲の延長を行わせる制御部とを有することを特徴とする。
この発明によれば、深さ方向の画質の劣化が無く、かつ信頼性の高い画像を取得することが可能である。
実施形態に係る眼科撮影装置の構成の一例を表す概略図である。 実施形態に係る眼科撮影装置の構成の一例を表す概略図である。 実施形態に係る眼科撮影装置の構成の一例を表す概略ブロック図である。 実施形態に係る眼科撮影装置の構成の一例を表す概略ブロック図である。 実施形態に係る眼科撮影装置の使用形態の一例を説明するための概略図である。 実施形態に係る眼科撮影装置の使用形態の一例を説明するための概略図である。 実施形態に係る眼科撮影装置の使用形態の一例を説明するための概略図である。 実施形態に係る眼科撮影装置の変形例の構成の一例を表す概略ブロック図である。 実施形態に係る眼科撮影装置の変形例の構成の一例を表す概略図である。 実施形態に係る眼科撮影装置の変形例の構成の一例を表す概略図である。 実施形態に係る眼科撮影装置の変形例の構成の一例を表す概略図である。 実施形態に係る眼科撮影装置の変形例を説明するための概略図である。 実施形態に係る眼科撮影装置の変形例を説明するための概略図である。 実施形態に係る眼科撮影装置の変形例を説明するための概略図である。 実施形態に係る眼科撮影装置の変形例を説明するための概略図である。
この発明に係る眼科撮影装置の実施形態の一例について、図面を参照しながら詳細に説明する。眼科撮影装置は、OCTを用いて眼底の断層像や3次元画像を形成する。この明細書では、OCTによって取得される画像をOCT画像と総称することがある。また、OCT画像を形成するための計測動作をOCT計測と呼ぶことがある。なお、この明細書に記載された文献の記載内容を、以下の実施形態の内容として適宜援用することが可能である。
以下の実施形態では、スペクトラルドメインタイプ及びスウェプトソースタイプのOCTを適用した構成について説明するが、これら以外のタイプのOCTを用いる眼科撮影装置に対して、この発明に係る構成を適用することも可能である。また、実施形態では、眼底の正面画像を取得する眼底カメラをOCT装置に組み合わせた装置について説明するが、眼底カメラ以外の撮影装置、たとえばSLO、スリットランプ、眼科手術用顕微鏡などをOCT装置に組み合わせることも可能である。また、実施形態では眼底の検査を行うための装置について説明するが、この発明の眼科撮影装置による検査部位は眼底には限られず、たとえば角膜や水晶体等の任意の部位であってよい。また、正面画像を取得する必要がない場合には、実施形態で説明する構成を単体のOCT装置に組み込むことが可能である。
[構成]
図1及び図2に示すように、眼科撮影装置1は、眼底カメラユニット2、OCTユニット100及び演算制御ユニット200を含んで構成される。眼底カメラユニット2は、従来の眼底カメラとほぼ同様の光学系を有する。OCTユニット100には、眼底のOCT画像を取得するための光学系が設けられている。演算制御ユニット200は、各種の演算処理や制御処理等を実行するコンピュータを具備している。
〔眼底カメラユニット〕
図1に示す眼底カメラユニット2には、被検眼Eの眼底Efを角膜側から見た正面画像(眼底像)を取得するための光学系が設けられている。眼底像には、観察画像や撮影画像などが含まれる。観察画像は、たとえば、近赤外光を用いて所定のフレームレートで形成されるモノクロの動画像である。撮影画像は、たとえば、可視光をフラッシュ発光して得られるカラー画像、又は近赤外光若しくは可視光を照明光として用いたモノクロの静止画像であってもよい。眼底カメラユニット2は、これら以外の画像、たとえばフルオレセイン蛍光画像やインドシアニングリーン蛍光画像や自発蛍光画像などを取得可能に構成されていてもよい。
眼底カメラユニット2には、被検者の顔を支持するための顎受けや額当てが設けられている。更に、眼底カメラユニット2には、照明光学系10と撮影光学系30が設けられている。照明光学系10は眼底Efに照明光を照射する。撮影光学系30は、この照明光の眼底反射光を撮像装置(CCDイメージセンサ(単にCCDと呼ぶことがある)35、38。)に導く。また、撮影光学系30は、OCTユニット100からの信号光を眼底Efに導くとともに、眼底Efを経由した信号光をOCTユニット100に導く。
照明光学系10の観察光源11は、たとえばハロゲンランプにより構成される。観察光源11から出力された光(観察照明光)は、曲面状の反射面を有する反射ミラー12により反射され、集光レンズ13を経由し、可視カットフィルタ14を透過して近赤外光となる。更に、観察照明光は、撮影光源15の近傍にて一旦集束し、ミラー16により反射され、リレーレンズ17、18、絞り19及びリレーレンズ20を経由する。そして、観察照明光は、孔開きミラー21の周辺部(孔部の周囲の領域)にて反射され、ダイクロイックミラー46を透過し、対物レンズ22により屈折されて眼底Efを照明する。なお、観察光源としてLED(Light Emitting Diode)を用いることも可能である。
観察照明光の眼底反射光は、対物レンズ22により屈折され、ダイクロイックミラー46を透過し、孔開きミラー21の中心領域に形成された孔部を通過し、ダイクロイックミラー55を透過し、合焦レンズ31を経由し、ミラー32により反射される。更に、この眼底反射光は、ハーフミラー40を透過し、ダイクロイックミラー33により反射され、集光レンズ34によりCCDイメージセンサ35の受光面に結像される。CCDイメージセンサ35は、たとえば所定のフレームレートで眼底反射光を検出する。表示装置3には、CCDイメージセンサ35により検出された眼底反射光に基づく画像(観察画像)が表示される。なお、撮影光学系30のピントが前眼部に合わせられている場合、被検眼Eの前眼部の観察画像が表示される。
撮影光源15は、たとえばキセノンランプにより構成される。撮影光源15から出力された光(撮影照明光)は、観察照明光と同様の経路を通って眼底Efに照射される。撮影照明光の眼底反射光は、観察照明光のそれと同様の経路を通ってダイクロイックミラー33まで導かれ、ダイクロイックミラー33を透過し、ミラー36により反射され、集光レンズ37によりCCDイメージセンサ38の受光面に結像される。表示装置3には、CCDイメージセンサ38により検出された眼底反射光に基づく画像(撮影画像)が表示される。なお、観察画像を表示する表示装置3と撮影画像を表示する表示装置3は、同一のものであってもよいし、異なるものであってもよい。また、被検眼Eを赤外光で照明して同様の撮影を行う場合には、赤外の撮影画像が表示される。また、撮影光源としてLEDを用いることも可能である。
LCD(Liquid Crystal Display)39は、固視標や視力測定用指標を表示する。固視標は被検眼Eを固視させるための指標であり、眼底撮影時やOCT計測時などに使用される。
LCD39から出力された光は、その一部がハーフミラー40にて反射され、ミラー32に反射され、合焦レンズ31及びダイクロイックミラー55を経由し、孔開きミラー21の孔部を通過し、ダイクロイックミラー46を透過し、対物レンズ22により屈折されて眼底Efに投影される。
LCD39の画面上における固視標の表示位置を変更することにより、被検眼Eの固視位置を変更できる。被検眼Eの固視位置としては、たとえば従来の眼底カメラと同様に、眼底Efの黄斑部を中心とする画像を取得するための位置や、視神経乳頭を中心とする画像を取得するための位置や、黄斑部と視神経乳頭との間の眼底中心を中心とする画像を取得するための位置などがある。また、固視標の表示位置を任意に変更することも可能である。
更に、眼底カメラユニット2には、従来の眼底カメラと同様にアライメント光学系50とフォーカス光学系60が設けられている。アライメント光学系50は、被検眼Eに対する装置光学系の位置合わせ(アライメント)を行うための指標(アライメント指標)を生成する。フォーカス光学系60は、眼底Efに対してフォーカス(ピント)を合わせるための指標(スプリット指標)を生成する。
アライメント光学系50のLED51から出力された光(アライメント光)は、絞り52、53及びリレーレンズ54を経由してダイクロイックミラー55により反射され、孔開きミラー21の孔部を通過し、ダイクロイックミラー46を透過し、対物レンズ22により被検眼Eの角膜に投影される。
アライメント光の角膜反射光は、対物レンズ22、ダイクロイックミラー46及び上記孔部を経由し、その一部がダイクロイックミラー55を透過し、合焦レンズ31を通過し、ミラー32により反射され、ハーフミラー40を透過し、ダイクロイックミラー33に反射され、集光レンズ34によりCCDイメージセンサ35の受光面に投影される。CCDイメージセンサ35による受光像(アライメント指標)は、観察画像とともに表示装置3に表示される。ユーザは、従来の眼底カメラと同様の操作を行ってアライメントを実施する。また、演算制御ユニット200がアライメント指標の位置を解析して光学系を移動させることによりアライメントを行ってもよい(オートアライメント機能)。
フォーカス調整を行う際には、照明光学系10の光路上に反射棒67の反射面が斜設される。フォーカス光学系60のLED61から出力された光(フォーカス光)は、リレーレンズ62を通過し、スプリット指標板63により2つの光束に分離され、二孔絞り64を通過し、ミラー65に反射され、集光レンズ66により反射棒67の反射面に一旦結像されて反射される。更に、フォーカス光は、リレーレンズ20を経由し、孔開きミラー21に反射され、ダイクロイックミラー46を透過し、対物レンズ22により屈折されて眼底Efに投影される。
フォーカス光の眼底反射光は、アライメント光の角膜反射光と同様の経路を通ってCCDイメージセンサ35により検出される。CCDイメージセンサ35による受光像(スプリット指標)は、観察画像とともに表示装置3に表示される。演算制御ユニット200は、従来と同様に、スプリット指標の位置を解析して合焦レンズ31及びフォーカス光学系60を移動させてピント合わせを行う(オートフォーカス機能)。また、スプリット指標を視認しつつ手動でピント合わせを行ってもよい。
ダイクロイックミラー46は、眼底撮影用の光路からOCT計測用の光路を分岐させている。ダイクロイックミラー46は、OCT計測に用いられる波長帯の光を反射し、眼底撮影用の光を透過させる。このOCT計測用の光路には、OCTユニット100側から順に、コリメータレンズユニット40と、光路長変更部41と、ガルバノスキャナ42と、合焦レンズ43と、ミラー44と、リレーレンズ45とが設けられている。
光路長変更部41は、図1に示す矢印の方向に移動可能とされ、OCT計測用の光路の光路長を変更する。この光路長の変更は、被検眼Eの眼軸長に応じた光路長の補正や、干渉状態の調整などに利用される。光路長変更部41は、たとえばコーナーキューブと、これを移動する機構とを含んで構成される。
ガルバノスキャナ42は、OCT計測用の光路を通過する光(信号光LS)の進行方向を変更する。それにより、眼底Efを信号光LSで走査することができる。ガルバノスキャナ42は、たとえば、信号光LSをx方向に走査するガルバノミラーと、y方向に走査するガルバノミラーと、これらを独立に駆動する機構とを含んで構成される。それにより、信号光LSをxy平面上の任意の方向に走査することができる。
〔OCTユニット〕
図2を参照しつつOCTユニット100の構成の一例を説明する。OCTユニット100には、眼底EfのOCT画像を取得するための光学系が設けられている。この光学系は、従来のスペクトラルドメインタイプのOCT装置と同様の構成を有する。すなわち、この光学系は、光源からの光を信号光と参照光に分割し、眼底Efを経由した信号光と参照光路を経由した参照光とを干渉させて干渉光を生成し、この干渉光を検出する干渉光学系である。この検出結果(検出信号)は演算制御ユニット200に送られる。
なお、スウェプトソースタイプのOCT装置の場合には、低コヒーレンス光源を出力する光源の代わりに波長掃引光源が設けられるとともに、干渉光をスペクトル分解する光学部材が設けられない。一般に、OCTユニット100の構成については、光コヒーレンストモグラフィのタイプに応じた公知の技術を任意に適用することができる。
光源ユニット101は広帯域の低コヒーレンス光L0を出力する。低コヒーレンス光L0は、たとえば、近赤外領域の波長帯(約800nm〜900nm程度)を含み、数十マイクロメートル程度の時間的コヒーレンス長を有する。なお、人眼では視認できない波長帯、たとえば1040〜1060nm程度の中心波長を有する近赤外光を低コヒーレンス光L0として用いてもよい。
光源ユニット101は、スーパールミネセントダイオード(Super Luminescent Diode:SLD)や、LEDや、SOA(Semiconductor Optical Amplifier)等の光出力デバイスを含んで構成される。
光源ユニット101から出力された低コヒーレンス光L0は、光ファイバ102によりファイバカプラ103に導かれて信号光LSと参照光LRに分割される。
参照光LRは、光ファイバ110を介してコリメータ111に導かれて平行光束となる。平行光束となった参照光LRの光路は、ハーフミラー120によって2つの光路に分割される。ハーフミラー120を透過した参照光LRの成分を第1参照光LR1と呼び、ハーフミラー120により反射された参照光LRの成分を第2参照光LR2と呼ぶことにする。また、第1参照光LR1の光路を第1参照光路と呼び、第2参照光LR2の光路を第2参照光路と呼ぶ。
第1参照光路には、コーナーキューブ112と、コリメータ113と、光ファイバ114とが設けられている。コーナーキューブ112は、第1参照光LR1の進行方向を逆方向に折り返す。コーナーキューブ112に入射する第1参照光LR1の光路と、コーナーキューブ112から出射する第1参照光LR1の光路とは平行である。また、コーナーキューブ112は、第1参照光LR1の入射光路及び出射光路に沿う方向に移動可能とされている。この移動により第1参照光路の光路長が変更される。コーナーキューブ112を経由した第1参照光LR1は、コリメータ113によって平行光束から集束光束に変換されて光ファイバ114に入射し、ファイバカプラ140に導かれる。
第2参照光路には、反射ミラー121と、コーナーキューブ122と、コリメータ123と、光ファイバ124とが設けられている。反射ミラー121は、ハーフミラー120による反射成分である第2参照光LR2を反射して、その進行方向を変える。コーナーキューブ122は、反射ミラー121により反射された第2参照光LR2の進行方向を逆方向に折り返す。コーナーキューブ122に入射する第2参照光LR2の光路と、コーナーキューブ122から出射する第2参照光LR2の光路とは平行である。また、コーナーキューブ122は、第2参照光LR2の入射光路及び出射光路に沿う方向に移動可能とされている。この移動により第2参照光路の光路長が変更される。コーナーキューブ122を経由した第2参照光LR2は、コリメータ123によって平行光束から集束光束に変換されて光ファイバ124に入射し、ファイバカプラ150に導かれる。
なお、この実施形態では参照光路を2つの光路に分割する場合について説明するが、3つ以上の光路に分割するように構成することも可能である。その場合、分割後の各参照光路に上記と同様の光学部材が設けられる。また、光ファイバ110の途中、第1参照光路及び第2参照光路のうちの少なくとも1つに、アッテネータ、偏波コントローラ、アイソレータ等の光学部材を設けることが可能である。アッテネータは、演算制御ユニット200の制御の下、光ファイバに導かれる参照光の光量を自動で調整する。偏波コントローラは、たとえばループ状にされた光ファイバに対して外部から応力を与えることで、この光ファイバ内を導かれる参照光の偏光状態を調整する。アイソレータは、一方向の光のみを通過させ、逆方向の光を遮断するように機能する。
他方、ファイバカプラ103により生成された信号光LSは、光ファイバ130により導かれ、コリメータレンズユニット40により平行光束とされる。更に、信号光LSは、光路長変更部41、ガルバノスキャナ42、合焦レンズ43、ミラー44、及びリレーレンズ45を経由してダイクロイックミラー46に到達する。そして、信号光LSは、ダイクロイックミラー46により反射され、対物レンズ11により屈折されて眼底Efに照射される。信号光LSは、眼底Efの様々な深さ位置において散乱(反射を含む)される。眼底Efによる信号光LSの後方散乱光は、往路と同じ経路を逆向きに進行してファイバカプラ103に導かれ、光ファイバ131を経由してファイバカプラ132に到達する。
ファイバカプラ132は、光ファイバ131を介して入射された信号光LSの光路を2つの光路に分割する。ファイバカプラ132から光ファイバ133を介してファイバカプラ140に到達する光路を第1信号光路と呼び、ファイバカプラ132から光ファイバ134を介してファイバカプラ150に到達する光路を第2信号光路と呼ぶ。第1信号光路を進行する信号光LSの成分を第1信号光LS1と呼び、第2信号光路を進行する信号光LSの成分を第2信号光LS2と呼ぶ。なお、信号光LSの光路を分割する個数は3以上であってもよいが、分割後の信号光路の個数と分割後の参照光路の個数とは同じとされる。
ファイバカプラ140は、光ファイバ133を介して入射された第1信号光LS1と、光ファイバ114を介して入射された第1参照光LR1とを干渉させる。これにより生成された第1干渉光LC1は、光ファイバ141により導かれて出射端142から出射される。更に、第1干渉光LC1は、コリメータレンズ143により平行光束とされ、回折格子160により分光(スペクトル分解)され、集光レンズ161により集光されてラインセンサ170の受光面に投影される。
また、ファイバカプラ150は、光ファイバ134を介して入射された第2信号光LS2と、光ファイバ124を介して入射された第2参照光LR2とを干渉させる。これにより生成された第2干渉光LC2は、光ファイバ151により導かれて出射端152から出射される。更に、第2干渉光LC2は、コリメータレンズ153により平行光束とされ、回折格子160により分光され、集光レンズ162により集光されてラインセンサ170の受光面に投影される。
なお、回折格子160は透過型であるが、たとえば反射型の回折格子など、他の形態の分光素子を用いることも可能である。また、第1干渉光LC1と第2干渉光LC2とを同じ回折格子160で分光しているが、異なる回折格子を用いて各干渉光LC1、LC2を分光するように構成することも可能である。また、第1干渉光LC1と第2干渉光LC2とを同じラインセンサ170で検出しているが、異なるラインセンサを用いて各干渉光LC1、LC2を検出するように構成することも可能である。
回折格子160により分光された第1干渉光LC1は、ラインセンサ170における複数の受光素子の配列方向に広がって進行してラインセンサ170に到達する。第2干渉光LC2についても同様である。より具体的には、ラインセンサ170の受光面(つまり複数の受光素子)は、その中央位置を境に2つの領域に分割されており、一方の領域に第1干渉光LC1のスペクトル成分が投射され、他方の領域に第2干渉光LC2のスペクトル成分が投射される。つまり、ラインセンサ170は、その受光面の第1領域で第1干渉光LC1のスペクトル分布を検出し、第2領域で第2干渉光LC2のスペクトル分布を検出する。なお、3つ以上の干渉光を検出する場合についても同様に構成できる。
ラインセンサ170は、第1干渉光LC1のスペクトル分布と、第2干渉光LC2のスペクトル分布とをそれぞれ検出して電荷に変換する。ラインセンサ170は、この電荷を蓄積して検出信号を生成し、これを演算制御ユニット200に送る。
この実施形態ではマイケルソン型の干渉計を採用しているが、たとえばマッハツェンダー型など任意のタイプの干渉計を適宜に採用することが可能である。また、CCDからなるラインセンサに代えて、他の形態の受光素子、たとえばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)からなるラインセンサを用いることが可能である。また、ラインセンサに代えてエリアセンサを用いることも可能である。
〔演算制御ユニット〕
演算制御ユニット200の構成について説明する。演算制御ユニット200は、ラインセンサ170から入力される検出信号を解析して眼底EfのOCT画像を形成する。そのための演算処理は、従来のスペクトラルドメインタイプのOCT装置と同様である。
また、演算制御ユニット200は、眼底カメラユニット2、表示装置3及びOCTユニット100の各部を制御する。たとえば演算制御ユニット200は、眼底EfのOCT画像を表示装置3に表示させる。
また、眼底カメラユニット2の制御として、演算制御ユニット200は、観察光源11、撮影光源15及びLED51、61の動作制御、LCD39の動作制御、合焦レンズ31、43の移動制御、反射棒67の移動制御、フォーカス光学系60の移動制御、光路長変更部41の移動制御、ガルバノスキャナ42の動作制御などを行う。
また、OCTユニット100の制御として、演算制御ユニット200は、光源ユニット101の動作制御、コーナーキューブ112及び122の移動制御、ラインセンサ170の動作制御、アッテネータの動作制御、偏波コントローラの動作制御、アイソレータの動作制御などを行う。
演算制御ユニット200は、たとえば、従来のコンピュータと同様に、マイクロプロセッサ、RAM、ROM、ハードディスクドライブ、通信インターフェイスなどを含んで構成される。ハードディスクドライブ等の記憶装置には、眼科撮影装置1を制御するためのコンピュータプログラムが記憶されている。演算制御ユニット200は、各種の回路基板、たとえばOCT画像を形成するための回路基板を備えていてもよい。また、演算制御ユニット200は、キーボードやマウス等の操作デバイス(入力デバイス)や、LCD等の表示デバイスを備えていてもよい。
眼底カメラユニット2、表示装置3、OCTユニット100及び演算制御ユニット200は、一体的に(つまり単一の筺体内に)構成されていてもよいし、2つ以上の筐体に別れて構成されていてもよい。
〔制御系〕
眼科撮影装置1の制御系の構成について図3及び図4を参照しつつ説明する。
(制御部)
眼科撮影装置1の制御系は、制御部210を中心に構成される。制御部210は、たとえば、前述のマイクロプロセッサ、RAM、ROM、ハードディスクドライブ、通信インターフェイス等を含んで構成される。制御部210には、主制御部211と記憶部212が設けられている。
(主制御部)
主制御部211は前述の各種制御を行う。特に、主制御部211は、眼底カメラユニット2の合焦駆動部31A、光路長変更部41及びガルバノスキャナ42、更にOCTユニット100の光源ユニット101、第1参照駆動部112A及び第2参照駆動部122Aを制御する。
合焦駆動部31Aは、合焦レンズ31を光軸方向に移動させる。それにより、撮影光学系30の合焦位置が変更される。なお、主制御部211は、図示しない光学系駆動部を制御して、眼底カメラユニット2に設けられた光学系を3次元的に移動させることができる。この制御は、アライメントやトラッキングにおいて用いられる。トラッキングとは、被検眼Eの運動に合わせて装置光学系を移動させるものである。トラッキングを行う場合には、事前にアライメントとピント合わせが実行される。トラッキングは、被検眼Eを動画撮影して得られる画像に基づき被検眼Eの位置や向きに合わせて装置光学系をリアルタイムで移動させることにより、アライメントとピントが合った好適な位置関係を維持する機能である。
第1参照駆動部112Aは、第1参照光路に設けられたコーナーキューブ112を、第1参照光路に沿って移動させる。それにより、第1参照光路の光路長が変更される。また、第2参照駆動部122Aは、第2参照光路に設けられたコーナーキューブ122を、第2参照光路に沿って移動させる。それにより、第2参照光路の光路長が変更される。よって、第1参照駆動部112A及び第2参照駆動部122Aの一方又は双方を動作させることにより、第1参照光路と第2参照光路との光路長の差を変更することができる。第1参照駆動部112Aと第2参照駆動部122Aは「変更部」として機能する。なお、参照光路を3つ以上に分割する場合には、分割後の各参照光路に、当該参照光路に沿って移動可能なコーナーキューブが設けられる。
また、主制御部211は、記憶部212にデータを書き込む処理や、記憶部212からデータを読み出す処理を行う。
図4に示すように、主制御部211には駆動制御部213と表示制御部214が設けられている。駆動制御部213は、第1参照駆動部112Aと第2参照駆動部122Aをそれぞれ独立に制御する。表示制御部214は、表示部240Aに情報を表示させる。これらの具体的な動作については後述する。
(記憶部)
記憶部212は、各種のデータを記憶する。記憶部212に記憶されるデータとしては、たとえば、OCT画像の画像データ、眼底像の画像データ、被検眼情報などがある。被検眼情報は、患者IDや氏名などの被検者に関する情報や、左眼/右眼の識別情報などの被検眼に関する情報を含む。また、記憶部212には、眼科撮影装置1を動作させるための各種プログラムやデータが記憶されている。
(画像形成部)
画像形成部220は、ラインセンサ170からの検出信号に基づいて、眼底Efの断層像の画像データを形成する。この処理には、従来のスペクトラルドメインタイプの光コヒーレンストモグラフィと同様に、ノイズ除去(ノイズ低減)、フィルタ処理、FFT(Fast Fourier Transform)などの処理が含まれている。他のタイプのOCT装置の場合、画像形成部220は、そのタイプに応じた公知の処理を実行する。画像形成部220は「形成部」として機能する。
画像形成部220は、たとえば、前述の回路基板を含んで構成される。なお、この明細書では、「画像データ」と、それに基づく「画像」とを同一視することがある。
画像形成部220には、断層像形成部221と合成処理部222が設けられている。断層像形成部221は、ラインセンサ170の上記第1領域の受光素子による検出結果としての第1検出信号に基づいて、眼底Efの第1断層像を形成する。また、断層像形成部221は、ラインセンサ170の上記第2領域の受光素子による検出結果としての第2検出信号に基づいて、眼底Efの第2断層像を形成する。第1断層像及び第2断層像を形成する処理は、上記の要領で行われる。断層像形成部221は「第1形成部」として機能する。なお、3つ以上の干渉光を検出する構成が適用される場合には、干渉光と同じ個数の断層像がそれぞれ形成される。
合成処理部222は、断層像形成部221により形成された第1断層像と第2断層像を合成する。この合成処理により得られた画像を合成断層像と呼ぶ。合成処理で用いられる画像処理は、任意の公知技術を含む。合成処理の例として、重ね合わせ処理や貼り合わせ処理がある。
重ね合わせ処理は、必要に応じて複数の画像の位置合わせを行った後に、これら画像を重ね合わせる画像処理である。より具体的に説明すると、重ね合わせ処理は、複数の画像の画素を対応付け、対応する複数の画素の画素値から1つの画素値を求め、得られた画素値を有する画素で1つの画像(合成断層像)を形成する手法である。複数の画素値から1つの画素値を求める処理の例として、複数の画素値の統計値(平均値、中央値、最大値、最小値、重み付け平均値等)を求める処理、複数の画素値を加算して得られる値を所定の階調範囲に当てはめる処理などがある。
貼り合わせ処理は、複数の画像のそれぞれから画像領域を抽出し、抽出された画像領域を組み合わせて1つの画像(合成断層像)を形成する画像処理である。なお、抽出された画像領域に重複する領域(いわゆる「のりしろ」)が存在する場合、この重複領域について上記重ね合わせ処理を行うことができる。
貼り合わせ処理の例として、第1参照光路の光路長に対応する眼底Efの深さ位置及びその周辺に相当する画像領域を第1断層像から抽出し、第2参照光路の光路長に対応する眼底Efの深さ位置及びその周辺の画像領域を第2断層像から抽出し、抽出された2つの画像領域を組み合わせて合成断層像を形成することができる。
第1参照光路の光路長が眼底Efの脈絡膜側に設定され、かつ第2参照光路の光路長が硝子体側に設定された場合における貼り合わせ処理の具体例を説明する。合成処理部222は、第1断層像を解析して網膜(脈絡膜と硝子体の間に位置する)における所定深さ位置を特定し、当該深さ位置より深い部分、つまり当該深さ位置よりも脈絡膜側の部分に相当する画像領域(第1画像領域)を、第1断層像から抽出する。また、合成処理部222は、第2断層像を解析して網膜の当該深さ位置を特定し、当該深さ位置より浅い部分、つまり当該深さ位置よりも硝子体側の部分に相当する画像領域(第2画像領域)を、第2断層像から抽出する。ここで、当該深さ位置の近傍の画像領域を上記重複領域として用いてもよい。また、当該深さ位置は、たとえば、第1参照光路の光路長に対応する第1深さ位置と、第2参照光路の光路長に対応する第2深さ位置との中央位置とされる。なお、光路長に対応する深さ位置は、たとえば検出信号の強度(干渉強度)に基づいて特定することができる。
(画像処理部)
画像処理部230は、画像形成部220により形成された画像に対して各種の画像処理や解析処理を施す。たとえば、画像処理部230は、画像の輝度補正や分散補正等の各種補正処理を実行する。また、画像処理部230は、眼底カメラユニット2により得られた画像(眼底像、前眼部像等)に対して各種の画像処理や解析処理を施す。たとえば、画像処理部230は、トラッキングの実行時において、被検眼Eの前眼部を動画撮影して得られた画像を解析して被検眼Eの位置及び向きを求める処理を行う。
画像処理部230は、断層像の間の画素を補間する補間処理などの公知の画像処理を実行して、眼底Efの3次元画像の画像データを形成する。なお、3次元画像の画像データとは、3次元座標系により画素の位置が定義された画像データを意味する。3次元画像の画像データとしては、3次元的に配列されたボクセルからなる画像データがある。この画像データは、ボリュームデータ或いはボクセルデータなどと呼ばれる。ボリュームデータに基づく画像を表示させる場合、画像処理部230は、このボリュームデータに対してレンダリング処理(ボリュームレンダリングやMIP(Maximum Intensity Projection:最大値投影)など)を施して、特定の視線方向から見たときの擬似的な3次元画像の画像データを形成する。表示部240A等の表示デバイスには、この擬似的な3次元画像が表示される。
また、3次元画像の画像データとして、複数の断層像のスタックデータを形成することも可能である。スタックデータは、複数の走査線に沿って得られた複数の断層像を、走査線の位置関係に基づいて3次元的に配列させることで得られる画像データである。すなわち、スタックデータは、元々個別の2次元座標系により定義されていた複数の断層像を、1つの3次元座標系により表現する(つまり1つの3次元空間に埋め込む)ことにより得られる画像データである。
以上のように機能する画像処理部230は、たとえば、前述のマイクロプロセッサ、RAM、ROM、ハードディスクドライブ、回路基板等を含んで構成される。ハードディスクドライブ等の記憶装置には、上記機能をマイクロプロセッサに実行させるコンピュータプログラムが予め格納されている。
(ユーザインターフェイス)
ユーザインターフェイス240には、表示部240Aと操作部240Bとが含まれる。表示部240Aは、前述した演算制御ユニット200の表示デバイスや表示装置3を含んで構成される。操作部240Bは、前述した演算制御ユニット200の操作デバイスを含んで構成される。操作部240Bには、眼科撮影装置1の筐体や外部に設けられた各種のボタンやキーが含まれていてもよい。たとえば眼底カメラユニット2が従来の眼底カメラと同様の筺体を有する場合、操作部240Bは、この筺体に設けられたジョイスティックや操作パネル等を含んでいてもよい。また、表示部240Aは、眼底カメラユニット2の筺体に設けられたタッチパネルなどの各種表示デバイスを含んでいてもよい。
なお、表示部240Aと操作部240Bは、それぞれ個別のデバイスとして構成される必要はない。たとえばタッチパネルのように、表示機能と操作機能とが一体化されたデバイスを用いることも可能である。その場合、操作部240Bは、このタッチパネルとコンピュータプログラムとを含んで構成される。操作部240Bに対する操作内容は、電気信号として制御部210に入力される。また、表示部240Aに表示されたグラフィカルユーザインターフェイス(GUI)と、操作部240Bとを用いて、操作や情報入力を行うようにしてもよい。
[使用形態]
眼科撮影装置1の使用形態の例を説明する。
(第1の使用形態)
OCT計測の準備としてアライメントとピント合わせが行われる。更に、駆動制御部213は、第1参照駆動部112A及び第2参照駆動部122Aを制御して、コーナーキューブ112及び122の位置合わせを行う。この使用形態では、眼底Efの脈絡膜側の深さ位置(第1深さ位置)に対応する位置に第1参照光路のコーナーキューブ112が配置され、硝子体側の深さ位置(第2深さ位置)に対応する位置に第2参照光路のコーナーキューブ122が配置される。それにより、ファイバカプラ103からコーナーキューブ112を経由してファイバカプラ140に至る第1参照光LR1の光路長と、ファイバカプラ103から第1深さ位置で折り返してファイバカプラ140に至る第1信号光LS1の光路長とが等しくなり、かつ、ファイバカプラ103からコーナーキューブ122を経由してファイバカプラ150に至る第2参照光LR2の光路長と、ファイバカプラ103から第2深さ位置で折り返してファイバカプラ150に至る第2信号光LS2の光路長とが等しくなる。また、ユーザは、操作部240Bを用いて信号光LSの走査パターンを設定する。
操作部240Bを用いてOCT計測の開始指示がなされると、主制御部211は、光源ユニット101及びガルバノスキャナ42を制御して、設定された走査パターンでのOCT計測を実行させる。
ラインセンサ170は2048個の受光素子が直線状に配列されたものであるとする。この直線状の配列に沿って2048個の受光素子を符号170(0)〜170(2047)で表す。1024個の受光素子170(0)〜170(1023)の一部又は全部が第1干渉光LC1のスペクトル成分の検出に割り当てられ、1024個の受光素子170(1024)〜170(2047)の一部又は全部が第2干渉光LC2のスペクトル成分の検出に割り当てられる。
このような構成により、図5に示すような干渉信号(スペクトル分布)が得られる。符号SD1は第1干渉光LC1のスペクトル分布を示し、符号SD2は第2干渉光LC2のスペクトル分布を示す。
断層像形成部221は、第1スペクトル分布SD1に対してFFT等を施すことにより第1断層像を形成し、第2スペクトル分布SD2に対してFFT等を施すことにより第2断層像を形成する。第1断層像及び第2断層像の例を図6に示す。
第1断層像G1は脈絡膜側の第1深さ位置に対応する光路長を有する第1参照光路でOCT計測を行なって得られた画像であるから、第1深さ位置での干渉強度が最大であり、第1参照光路から遠ざかるほど干渉強度が低下していく。よって、第1断層像G1においては、脈絡膜及びその近傍に相当する画像は比較的明瞭に描画され、硝子体側の眼底表面に相当する画像は比較的不明瞭に描画される。図6では、眼底表面の画像を点線で描写することにより、このような第1断層像G1の描画態様を表している。
これに対し、第2断層像G2は硝子体側の第2深さ位置に対応する光路長を有する第2参照光路でOCT計測を行なって得られた画像であるから、第2深さ位置での干渉強度が最大であり、第2参照光路から遠ざかるほど干渉強度が低下していく。よって、第2断層像G2においては、硝子体及びその近傍に相当する画像は比較的明瞭に描画され、脈絡膜に相当する画像は比較的不明瞭に描画される。なお、図6において、第1深さ位置のz座標値は第2深さ位置のz座標値よりも大きい。つまり、第1深さ位置は第2深さ位置よりも深い位置にある。図6では、脈絡膜の画像を点線で描写することにより、このような第2断層像G2の描画態様を表している。
合成処理部222は、第1断層像G1と第2断層像G2との合成断層像Gを形成する(図7を参照)。合成断層像Gは、第1断層像G1及び第2断層像G2と比較して、全ての深さ位置における画像が明瞭に描画される。
表示制御部214は、合成処理部222により形成された合成断層像Gを表示部240Aに表示させる。なお、表示制御部214は、断層像形成部221により形成された第1断層像G1及び/又は第2断層像G2を表示部240Aに表示させることもできる。
(第2の使用形態)
所定の深さ位置に対応する断層像を選択的に形成させることができる。その第1の例として、主制御部211は、第1参照光路のみを使用して、当該光路長に対応する深さ位置を最大干渉強度位置とする断層像を形成させることができる。ここで、第1参照光路のみを使用する方法として、第2参照光路にシャッタを設けることができる。
第2の例として、主制御部211は、第1及び第2の参照光路の双方を使用しつつ、断層像形成部221を制御して第1参照光路に対応する断層像のみを選択的に形成させることができる。
より一般に、主制御部211は、OCT計測を行うための光学系(計測部)及び/又は画像形成部220を制御することにより、上記した断層像の選択的形成処理を実行させる。
(第3の使用形態)
参照光路の光路長を自動設定する使用形態について説明する。まず、駆動制御部213は、第1参照駆動部112Aを制御し、第1参照光路のコーナーキューブ112を所定の初期位置に配置させる。このとき、たとえば臨床データに基づく位置に第2参照光路のコーナーキューブ122を配置させることができる。このコーナーキューブ122の位置は、たとえば、第1参照光路の光路長と第2参照光路の光路長との差(光路長差)が、正常眼の統計データにおける第1深さ位置と第2深さ位置との間の距離(眼底表面と脈絡膜との間の距離)に等しくなるような位置である。
主制御部211は、この設定状態において眼底EfのOCT計測(予備計測)を実行させる。断層像形成部221は、予備計測により得られた第1干渉光LC1の検出結果に基づいて、第1参照光路の光路長を眼底Efの所定の深さ位置に合わせるように調整する。この所定の深さ位置は、上記したコーナーキューブ112の初期位置に対応する深さ位置である。また、この調整処理は、画像処理部230が予備計測に基づく第1断層像LC1の画質を示す所定の指標を算出し、この指標が所定の閾値以上になるように駆動制御部213がコーナーキューブ112を移動させることにより行われる。つまり、この調整処理は、第1干渉光LC1の干渉信号の強度(干渉強度)が所定の閾値以上になるように参照光路の光路長を調整するものである。この調整処理において、駆動制御部213は、第1参照駆動部112Aとともに第2参照駆動部122Aを制御して、上記光路長差を維持するように2つのコーナーキューブ112及び122を移動させる。
第1参照光路の光路長の調整が完了したら、第2参照光路の光路長の調整に移行する。第2参照光路の光路長の調整処理は、更なる予備計測により得られた第2干渉光LC2の干渉強度が所定の閾値以上になるように、駆動制御部213が第2参照光路のコーナーキューブ122を移動させることにより行われる。
以上の準備が完了した後に、主制御部211は、眼底EfのOCT計測を実行させて合成断層像を形成させる。
[作用・効果]
眼科撮影装置1の作用及び効果について説明する。
眼科撮影装置1は、計測部と、形成部と、表示部とを有する。計測部は、光コヒーレンストモグラフィを用いた被検眼E(眼底Ef)の計測を行う。計測部は、干渉光学系と、走査部とを含む。干渉光学系は、光源ユニット101からの光L0を信号光LSと参照光LRとに分割し、信号光LSの被検眼Eからの戻り光と参照光LRとの干渉光を検出する。走査部は、信号光LSで被検眼Eを走査するガルバノスキャナ42である。形成部は、ガルバノスキャナ42による信号光LSの走査に伴い干渉光学系により得られた干渉光の検出結果に基づいて、被検眼Eの断層像を形成する。
干渉光学系は、第1分割部材と、第2分割部材と、合成部材と、検出部とを含む。第1分割部材は、信号光LSの戻り光の光路を2つの光路に分割するものであり、ファイバカプラ132がこれに該当する。第2分割部材は、参照光LRの光路を光路長が異なる2つの光路に分割するものであり、ハーフミラー120がこれに該当する。合成部材は、信号光LSの戻り光の各光路に対して、参照光LRの光路のうちの1つを合成するものであり、ファイバカプラ140及び150がこれに該当する。検出部は、合成部材により生成された2つの干渉光LC1及びLC2をそれぞれ検出するものであり、回折格子160(分光部材)とラインセンサ170とを含んで構成される。
形成部は、第1形成部と、第2形成部とを含む。第1形成部は、検出部による2つの干渉光LC1及びLC2の検出結果に基づいて、走査部による信号光LSの走査位置に沿う断面における2つの断層像G1及びG2を形成するものであり、断層像形成部221がこれに該当する。第2形成部は、2つの断層像G1及びG2を合成して合成断層像Gを形成するものであり、合成処理部222がこれに該当する。表示制御部214は、第2形成部により形成された合成断層像Gを表示部240Aに表示させる
このように構成された眼科撮影装置1によれば、干渉強度が最大となる深さ位置が異なる2つ(以上)のOCT計測を同時に行なって2つ(以上)の断層像を形成し、これらの合成断層像を形成することができる。したがって、深さ方向の画質の劣化が無く、かつ信頼性の高い画像を取得することが可能である。
また、眼科撮影装置1は、第1形成部により形成された2(以上)の断層像のそれぞれを表示できるように構成されている。それにより、たとえば或る深さ位置のみを観察したい場合などにおいて、画像形成部220のリソースを節約しつつ目的の断層像を観察することができる。また、第1形成部により形成された断層像を観察することにより、装置や計測に不都合が発生していないか把握することができる。また、第2形成部が複数の画像合成処理を選択的に実行可能に構成されている場合において、第1形成部により形成された画像に基づいて画像合成処理を選択することが可能となる。
また、眼科撮影装置1は、所定の深さ位置に対応する断層像を選択的に形成させることができる(第2の使用形態)。それにより、装置のリソースを節約しつつ目的の深さ位置の断層像を選択的に取得することが可能である。
また、眼科撮影装置1は、参照光路の光路長を自動設定することができる(第3の使用形態)。それにより、参照光路の光路長の設定作業の容易化や短時間化を図ることが可能である。
[変形例]
上記実施形態の変形例を説明する。以下の各変形例を、上記実施形態で説明した任意の構成に組み合わせることができる。
(第1の変形例)
被検眼Eをトラッキングしつつ複数のタイミングでOCT計測を行って複数の合成断層像を取得し、これら合成断層像を重ね合わせて1つの断層像を形成することができる。それにより、ランダムなノイズが低減された高画質で、深さ方向の画質の劣化が無く、かつ信頼性の高い画像を取得することが可能となる。
この変形例の眼科撮影装置は、上記実施形態と同様のハードウェア構成を有する(図1及び図2を参照)。特に、この眼科撮影装置は、被検眼Eを動画撮影して正面画像(観察画像)を取得する眼底カメラユニット2を有する。眼底カメラユニット2は「撮影部」として機能する。主制御部211は、OCT計測が行われる複数のタイミングを含む期間、つまり少なくとも複数回のOCT計測を行なっている期間において、被検眼Eの動画撮影を行うように眼底カメラユニット2を制御する。また、この眼科撮影装置のソフトウェア構成は上記実施形態のそれを踏襲している(図3を参照)。追加的な構成については以下に説明する。
この眼科撮影装置の構成例を図8に示す。この眼科撮影装置は、干渉光学系を移動させる光学系駆動部2Aを有する。この変形例の光学系駆動部2Aは、眼底カメラユニット2を移動させるようになっている。主制御部211は追従制御部215を有する。追従制御部215は、光学系駆動部2Aを制御し、上記実施形態で説明したトラッキングを実行させる。トラッキングとは、被検眼Eを動画撮影して得られる観察画像に基づき被検眼Eの位置や向きに合わせて装置光学系をリアルタイムで移動させることにより、アライメントとピントが合った好適な位置関係を維持する機能である。
画像形成部220には重ね合わせ処理部223が追加的に設けられている。重ね合わせ処理部223は、複数のタイミングで行われたOCT計測に基づき合成処理部222により形成された複数の合成断層像を重ね合わせて1つの断層像を形成する。重ね合わせ処理が施される複数の合成断層像は、トラッキングによって位置合わせがほぼなされている。更に正確な位置合わせが必要な場合には、たとえば眼底Efの特徴点(視神経乳頭、黄斑部、血管等)に基づく画像マッチングなどの画像処理を行うことができる。
この眼科撮影装置の動作について説明する。準備段階においてアライメントとピント合わせを行い、トラッキングを開始する。
OCT計測の開始指示がなされると、主制御部211は、眼底Efの同一の走査ラインに沿うOCT計測を所定回数実行させる。断層像形成部221は、この反復的なOCT計測のそれぞれにより得られた第1干渉光LC1の検出結果及び第2干渉光LC2の検出結果に基づいて、第1断層像及び第2断層像を形成する。合成処理部222は、各OCT計測に対応する第1断層像及び第2断層像に基づく合成断層像を形成する。それにより、複数の合成断層像が得られる。
重ね合わせ処理部223は、これら合成断層像を重ね合わせて1枚の断層像を形成する。表示制御部214は、重ね合わせ処理部223により形成された断層像を表示部240Aに表示させる。
(第2の変形例)
上記実施形態の構成を用いて、眼軸長等の眼内距離を求めることができる。主制御部211は、参照光LRの2以上の光路のうちの2つの光路の間の光路長の差に基づいて、この2つの光路に対応する被検眼Eの2つの深さ位置の間の距離を算出する。この処理を行う主制御部211は「算出部」として機能する。
この眼内距離算出処理の具体例として、この変形例の眼科撮影装置は、上記実施形態と同じOCT計測を行なって合成断層像Gを形成する。更に、主制御部211は、第1参照光路と第2参照光路との光路長差を算出する。この算出処理は、駆動制御部213による2つのコーナーキューブ112及び122の移動制御の内容に基づいて実行される。算出された光路長差は、第1参照光路の光路長に対応する眼底Efの深さ位置(脈絡膜側の深さ位置)と、第2参照光路の光路長に対応する眼底Efの深さ位置(硝子体側の深さ位置)との間の距離に相当する。主制御部211は、算出された眼内距離を表示部240Aに表示させる。
(第3の変形例)
上記実施形態ではハーフミラー120を用いて参照光路を分割しているが、参照光路の分割形態はこれに限定されるものではない。参照光路の他の分割形態を図9A及び図9Bに示す。
図9Aには、図2の参照光路に代わる部分のみが記載されている。図9Aに示す参照光路は、コリメータ111から参照光LRが出射した先の位置に斜設された反射ミラー115と、コリメータ111と反射ミラー115との間に斜設されたハーフミラー125を含んで構成される。この変形例では、参照光LRの進行方向に対する反射ミラー115の傾斜角度とハーフミラー125の傾斜角度とが異なっている。
ハーフミラー125の反射率(透過率)は任意である。ハーフミラー125は「参照光の一部を反射し他の一部を透過させる光学部材」として機能する。
反射ミラー115は、第1参照駆動部112Aにより参照光LRの進行方向に沿って移動される。ハーフミラー125は、第2参照駆動部122Aにより参照光LRの進行方向に沿って移動される。なお、反射ミラー115の移動と同期して、コリメータ113が反射ミラー115の移動方向に直交する方向(つまり、反射ミラー115による反射光の進行方向の位置)に移動される。同様に、ハーフミラー125の移動と同期して、コリメータ123が反射ミラー125の移動方向に直交する方向(つまり、反射ミラー125による反射光の進行方向の位置)に移動される。
コリメータ111から出射した参照光LRは、ハーフミラー125に到達する。ハーフミラー125を透過した参照光LRの成分が第1参照光LR1となる。また、ハーフミラー125に反射された参照光LRの成分が第2参照光LR2となる。
第1参照光LR1は、反射ミラー115により入射方向と異なる方向(非平行な方向)に反射され、ハーフミラー125を透過し、その先に配置されたコリメータ113に入射する。これ以降は同様である。
第2参照光LR2は、ハーフミラー125に対する参照光LRの入射方向と異なる方向に進行し、その先に配置されたコリメータ123に入射する。これ以降は同様である。
図9Bに示す参照光路について説明する。なお、この変形例の信号光路の構成は図2と同様である。
ファイバカプラ103により生成された参照光LRは、光ファイバ190を介してファイバカプラ191に導かれる。ファイバカプラ191は、参照光LRを第1参照光LR1と第2参照光LR2に分割する。第1参照光LR1は、光ファイバ192によりファイバカプラ140に導かれ、第1信号光LS1と干渉して第1干渉光LC1を生成する。
一方、第2参照光LR2は、光ファイバ193によりコリメータ111に導かれて平行光束となる。平行光束となった第2参照光LR2の光路には、コーナーキューブ195と、コリメータ196と、光ファイバ197とが設けられている。コーナーキューブ195は、第2参照光LR2の進行方向を逆方向に折り返す。コーナーキューブ195に入射する第2参照光LR2の光路と、コーナーキューブ195から出射する第2参照光LR2の光路とは平行である。また、コーナーキューブ195は、第2参照光LR2の入射光路及び出射光路に沿う方向に移動可能とされている。この移動により第2参照光LR2の光路長が変更される。コーナーキューブ195を経由した第2参照光LR2は、コリメータ196によって平行光束から集束光束に変換されて光ファイバ197に入射し、ファイバカプラ150に導かれる。それにより、第2参照光LR2は、第2信号光LS2と干渉して第2干渉光LC2を生成する。
このような構成によれば、コーナーキューブ195を移動させることにより、第1参照光LR1と第2参照光LR2との間の光路長差を変更することができる。また、光路長変更部41を移動させることにより、第1参照光LR1及び第2参照光LR2の光路長に対して信号光LSの光路長を変更することができる。
なお、図9Bの例では参照光LRの光路を2つに分割しているが、同様の構成を信号光LS側に設けることで信号光LSを分割するようにしてもよい。たとえば、第1信号光LS1又は第2信号光LS2の光路に、コリメータ194、コーナーキューブ195、コリメータ196及び光ファイバ197に相当する光学系を設けるとともに、コーナーキューブ195に相当する部材を移動する機構を設けることが可能である。
(第4の変形例)
上記実施形態はスペクトラルドメインタイプである。この変形例ではスウェプトソースタイプの光学系の構成例を説明する。
この変形例は、光源ユニット101と、干渉光の検出系を除いて、上記実施形態と同様である(図2を参照)。この変形例のOCTユニット100の構成例を図10に示す。光源ユニット101は、一般的なスウェプトソースタイプのOCT装置と同様に、出力光の波長を掃引可能な波長掃引光源を含む。
検出系は、2以上の干渉光をそれぞれ検出する検出素子を含む。この検出系は、一般的なスウェプトソースタイプのOCT装置と同様に、たとえば2個のフォトダイオードを互いの光電流を相殺するように接続してなるバランスドフォトダイオード(Balanced PhotoDiode:PBD)を含んで構成される。図10に示す構成では、第1干渉光LC1を導く光ファイバ141の後段にバランスドフォトダイオード181が設けられ、第2干渉光LC2を導く光ファイバ151の後段にバランスドフォトダイオード182が設けられている。
断層像形成部221は、一般的なスウェプトソースタイプのOCT装置と同様に、光源ユニット101による波長の掃引に伴いバランスドフォトダイオード181により得られた第1干渉光LC1の検出結果に基づいてスペクトル分布を求め、このスペクトル分布にフーリエ変換等を施すことで第1断層像を形成する。同様に、断層像形成部221は、光源ユニット101による波長の掃引に伴いバランスドフォトダイオード182により得られた第2干渉光LC2の検出結果に基づいてスペクトル分布を求め、このスペクトル分布にフーリエ変換等を施すことで第2断層像を形成する。合成処理部222は、第1断層像と第2断層像を合成して合成断層像を形成する。表示制御部214は、形成された合成断層像を表示部240Aに表示させる。
(第5の変形例)
上記実施形態は、被検眼Eの異なる深さ位置に合わせたOCT計測を同時に行うものである。また、ラインセンサ170の受光素子の個数は決まっているので、深さ方向(z方向)において画像を描画できる範囲(画像化範囲)には制限がある。したがって、被検眼Eの画像がデフォルトサイズのフレームに入り切らない場合や、折り返し画像がフレーム端部に表れる場合がある。たとえば、被検眼Eが強度近視である場合、眼軸長が長く眼球が楕円形状であり、図11に示すように眼底Efの画像が深さ方向(z方向)に伸びて折り返し画像Hが表れることがある。この変形例は、このような場合においても好適な画像を得るためのものである。
強度近視の被検眼Eに対して、上記実施形態で説明したOCT計測を行う。それにより、図12Aに示すような第1断層像J1と、図12Bに示すような第2断層像J2が得られる。第1断層像J1は、脈絡膜側の深さ位置の干渉強度が最大となるようにして行われたOCT計測によるものである。第1断層像J1において、眼底Efの画像はフレームの上側(−z側)に偏って描画される。これに対し、第2断層像J2は、硝子体側の深さ位置の干渉強度が最大となるようにして行われたOCT計測によるものである。第2断層像J2において、眼底Efの画像はフレームの下側(+z側)に偏って描画される。
合成処理部222は、眼底Efの深さ方向(z方向)における画像化範囲を延長して、第1断層像J1及び第2断層像J2に基づく合成断層像を形成する。
この合成処理において、合成処理部222は、まず、フレームをz方向に延長する。この処理は、第1断層像J1及び第2断層像J2に基づいて延長幅を決定するものでもよいし、あらかじめ決められた延長幅を適用するものでもよい。前者の例として、第1断層像J1における眼底Efの画像と第2断層像J2における眼底Efの画像とをマッチングして貼り合わせ、この貼り合わせ画像のz方向の長さを求め、この長さと第1断層像J1(又は第2断層像J2)のz方向の長さとの差を算出し、この差を延長幅とする。後者の例として、臨床データに基づいて求められた延長量を適用する。
延長幅が決定されたら、合成処理部222は、この延長幅だけフレームをz方向に延長し、この拡大されたフレームに合成断層像を描画する。このように拡大されたフレームに描画された合成断層像の例を図13に示す。図13のΔzは延長幅を示し、符号Jは合成断層像を示している。
このような合成処理を行うことにより、眼底Efの画像全体を観察することが可能となる。
この合成処理を行うか行わないかの判断は、手動で又は自動で行われる。手動で判断する場合の例として、この合成処理を実行する動作モードを指定可能なユーザインターフェイスを設けることができる。この動作モードとしては、強度近視の被検眼の計測を行うときに指定される「強度近視モード」がある。
自動で判断する場合の例として、断層像形成部221により形成された断層像(たとえば第1断層像J1)を解析して、眼底Efの画像がフレームに収まっているか否か判断し、画像がフレームに収まっていないと判断された場合に当該動作モードを行うように制御することができる。
(その他の変形例)
以上に説明した構成は、この発明を好適に実施するための一例に過ぎない。よって、この発明の要旨の範囲内における任意の変形(省略、置換、付加等)を適宜に施すことが可能である。
上記の実施形態においては、光路長変更部41の位置を変更することにより、信号光LSの光路と参照光LRの光路との光路長差を変更しているが、この光路長差を変更する手法はこれに限定されるものではない。たとえば、参照光の光路に反射ミラー(参照ミラー)を配置し、この参照ミラーを参照光の進行方向に移動させて参照光の光路長を変更することによって、当該光路長差を変更することが可能である。また、被検眼Eに対して眼底カメラユニット2やOCTユニット100を移動させて信号光LSの光路長を変更することにより当該光路長差を変更するようにしてもよい。また、特に被測定物体が生体部位でない場合などには、被測定物体を深度方向(z方向)に移動させることにより光路長差を変更することも可能である。
上記の実施形態を実現するためのコンピュータプログラムを、コンピュータによって読み取り可能な任意の記録媒体に記憶させることができる。この記録媒体としては、たとえば、半導体メモリ、光ディスク、光磁気ディスク(CD−ROM/DVD−RAM/DVD−ROM/MO等)、磁気記憶媒体(ハードディスク/フロッピー(登録商標)ディスク/ZIP等)などを用いることが可能である。
また、インターネットやLAN等のネットワークを通じてこのプログラムを送受信することも可能である。
1 眼科撮影装置
2 眼底カメラユニット
10 照明光学系
30 撮影光学系
31 合焦レンズ
31A 合焦駆動部
41 光路長変更部
42 ガルバノスキャナ
50 アライメント光学系
60 フォーカス光学系
100 OCTユニット
101 光源ユニット
103、132、140、150 ファイバカプラ
112、122 コーナーキューブ
112A 第1参照駆動部
120 ハーフミラー
122A 第2参照駆動部
160 回折格子
170 ラインセンサ
200 演算制御ユニット
210 制御部
211 主制御部
212 記憶部
213 駆動制御部
214 表示制御部
220 画像形成部
221 断層像形成部
222 合成処理部
223 重ね合わせ処理部
230 画像処理部
240A 表示部
240B 操作部
E 被検眼
Ef 眼底
LS 信号光
LS1 第1信号光
LS2 第2信号光
LR 参照光
LR1 第1参照光
LR2 第2参照光
LC 干渉光
LC1 第1干渉光
LC2第2干渉光

Claims (13)

  1. 光源からの光を信号光と参照光とに分割し、前記信号光の被検眼からの戻り光と前記参照光との干渉光を検出する干渉光学系と、前記信号光で前記被検眼を走査する走査部とを含み、光コヒーレンストモグラフィを用いた前記被検眼の計測を行う計測部と、
    前記走査に伴い前記干渉光学系により得られた前記干渉光の検出結果に基づいて、前記被検眼の断層像を形成する形成部と
    を有する眼科撮影装置であって、
    前記干渉光学系は、
    前記信号光の戻り光の光路を2以上の光路に分割する第1分割部材と、
    前記参照光の光路を光路長が異なる2以上の光路に分割する第2分割部材と、
    前記戻り光の前記2以上の光路のそれぞれと、前記参照光の前記2以上の光路のうちの1つとを合成する合成部材と、
    前記合成部材により生成された2以上の干渉光をそれぞれ検出する検出部と
    を含み、
    前記形成部は、
    前記検出部による前記2以上の干渉光の検出結果に基づいて、前記走査部による信号光の走査位置に沿う断面における2以上の断層像を形成する第1形成部と、
    前記2以上の断層像を合成して合成断層像を形成する第2形成部と
    を含み、
    前記合成断層像を表示部に表示させる眼科撮影装置。
  2. 前記光源は、低コヒーレンス光を出力し、
    前記検出部は、
    前記2以上の干渉光のそれぞれを分光する分光部材と、
    前記分光部材により得られた前記2以上の干渉光のそれぞれのスペクトル分布を検出するラインセンサと
    を含み、
    前記第1形成部は、前記ラインセンサにより検出されたスペクトル分布をフーリエ変換することで前記2以上の断層像を形成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。
  3. 前記光源は、出力光の波長を掃引可能な波長掃引光源であり、
    前記検出部は、前記2以上の干渉光をそれぞれ検出する検出素子を含み、
    前記第1形成部は、前記波長掃引光源による波長の掃引に伴い前記検出素子により得られた検出結果に基づいてスペクトル分布を求め、前記スペクトル分布をフーリエ変換することで前記2以上の断層像を形成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。
  4. 前記計測部は、前記参照光の前記2以上の光路の光路長の差を変更する変更部を含むことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の眼科撮影装置。
  5. 前記干渉光学系は、前記参照光の前記2以上の光路の途中にそれぞれに設けられた反射部材を含み、
    前記変更部は、前記反射部材を移動させることにより前記光路長の差を変更する
    ことを特徴とする請求項4に記載の眼科撮影装置。
  6. 前記表示部は、前記第1形成部により形成された2以上の断層像のそれぞれを表示可能であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の眼科撮影装置。
  7. 前記計測部及び/又は前記形成部を制御して、前記2以上の断層像のうちのいずれかを選択的に形成させる制御部を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の眼科撮影装置。
  8. 前記計測部は、複数のタイミングでそれぞれ前記被検眼の計測を行い、
    前記複数のタイミングを含む期間に前記被検眼を動画撮影して正面画像を取得する撮影部と、
    前記動画撮影により得られる前記正面画像に基づき前記干渉光学系を移動させることにより、前記被検眼の動きに前記干渉光学系の位置を追従させる追従制御部と
    を有し、
    前記第1形成部及び前記第2の形成部は、前記複数のタイミングのそれぞれについて前記合成断層像を形成し、
    前記形成部は、前記複数のタイミングの合成断層像を重ね合わせて1の断層像を形成する重ね合わせ処理部を含む
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の眼科撮影装置。
  9. 前記計測部により得られた前記干渉光の検出結果に基づいて、前記参照光の前記2以上の光路のうちの1の光路の光路長を前記被検眼の所定の深さ位置に合わせるように調整し、更に、当該1の光路以外の光路の光路長を他の深さ位置に合わせるように調整する制御部を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の眼科撮影装置。
  10. 前記参照光の前記2以上の光路のうちの2つの光路の間の光路長の差に基づいて、当該2つの光路に対応する前記被検眼の2つの深さ位置の間の距離を算出する算出部を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の眼科撮影装置。
  11. 前記参照光の光路に反射ミラーが設けられており、
    前記第2分割部材は、前記反射ミラーの前段に設けられ、前記参照光の一部を反射し他の一部を透過させる光学部材を含む
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の眼科撮影装置。
  12. 前記第2形成部は、前記被検眼の深さ方向における画像化範囲を延長して前記2以上の断層像に基づく前記合成断層像を形成することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の眼科撮影装置。
  13. 前記計測部及び前記形成部の動作モードを強度近視モードに設定する設定部と、
    前記強度近視モードが設定されたときに、前記第2形成部に前記画像化範囲の延長を行わせる制御部と
    を有することを特徴とする請求項12に記載の眼科撮影装置。
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