JP2014068072A - 光信号品質評価装置及び光信号品質評価方法 - Google Patents

光信号品質評価装置及び光信号品質評価方法 Download PDF

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Abstract

【課題】直交位相振幅変調された光信号など、搬送波の位相に情報を含む光信号の品質を、簡易に評価する。
【解決手段】遅延干渉光信号生成部と、光電変換部と、サンプリング部とを備える。遅延干渉光信号生成部は、評価光信号に対して、1[baud]時間の遅延干渉を行うことにより、遅延干渉光信号を生成する。光電変換部は、評価光信号及び遅延干渉光信号を、電気信号に変換することにより、評価電気信号及び遅延干渉電気信号を生成する。サンプリング部は、評価電気信号及び遅延干渉電気信号を、1[baud]時間間隔でサンプリングすることにより、評価サンプリング信号及び遅延干渉サンプリング信号を生成する。
【選択図】図2

Description

この発明は、搬送波の位相に情報を含む光信号、特に、直交位相振幅変調された光信号の品質を評価するのに用いて好適な、光信号品質評価装置及び光信号品質評価方法に関するものである。
近年、光通信でも周波数利用効率の向上を図るため、直交位相振幅変調(QAM:Quadrature Amplitude Modulation)や、直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)された光信号を、コヒーレント検波する技術が用いられつつある。これらの光信号は、従来の強度変調された光信号のように包絡線強度だけでなく、搬送波の位相にも情報を含んでいる。
一方、光ネットワークの信頼性を向上させるためには、光ネットワークを構成する各ノードで、光信号の状態を評価し、劣化を検出する必要がある。このために、例えば、光信号を電気信号に変換した後、信号の誤り率を測定することなどが行われている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、QAM信号など、搬送波の位相と包絡線強度の両者に情報を含んでいる光信号については、位相と強度の情報を、光信号の状態で同時に検出することが難しい。また、多値数が大きくなると、光ファイバ中の非線形光学効果の影響が大きくなるので、非線形光学効果の影響を調べる必要がある。
このため、光信号をコヒーレント検波した後、得られた同相成分を横軸(I軸)、直交成分を縦軸(Q軸)として信号空間配置図(コンステレーション)を作成する方法がある(例えば、特許文献1参照)。送信前後の信号空間配置図における、信号の位置を比較することで、伝送の際の劣化など、光信号の品質を評価することができる。光信号の強度が大きいと、非線形光学効果の影響を受けやすいが、非線形光学効果の影響は、位相の回転として現れる。このため、信号空間配置図における、信号点の移動角から非線形光学効果の影響を判断できる。
欧州特許第2230782号公報
しかしながら、上述の特許文献に開示されている技術は、コヒーレント検波をする技術、すなわち、局所発振光を用いる技術であるので、受信器と同じ構成が必要となる。このため、光信号の評価に用いるには、評価装置が高価になってしまう。
そこで、この出願に係る発明者が鋭意研究したところ、長さが1[baud]時間の、隣接する第1期間及び第2期間について、第1期間と第2期間の評価光信号の強度の和と、第1期間及び第2期間の評価光信号の干渉強度との相関を用いることにより、簡易に、光信号の品質を評価できることを見出した。
この発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、この発明の目的は、直交位相振幅変調された光信号など、搬送波の位相に情報を含む光信号の品質を、簡易に評価できる、光信号品質評価装置及び光信号品質評価方法を提供することである。
上述した目的を達成するために、この発明の光信号品質評価装置は、遅延干渉光信号生成部と、光電変換部と、サンプリング部とを備える。遅延干渉光信号生成部は、評価光信号に対して、1[baud]時間の遅延干渉を行うことにより、遅延干渉光信号を生成する。光電変換部は、評価光信号及び遅延干渉光信号を、電気信号に変換することにより、評価電気信号及び遅延干渉電気信号を生成する。サンプリング部は、評価電気信号及び遅延干渉電気信号を、1[baud]時間間隔でサンプリングすることにより、評価サンプリング信号及び遅延干渉サンプリング信号を生成する。
また、この発明の光信号品質検査方法は、以下の過程を備える。先ず、評価光信号に対して、1[baud]時間の遅延干渉を行うことにより、遅延干渉光信号を生成する。次に、評価光信号及び遅延干渉光信号を、電気信号に変換することにより、評価電気信号及び遅延干渉電気信号を生成する。次に、評価電気信号及び遅延干渉電気信号を、1[baud]時間間隔でサンプリングすることにより、評価サンプリング信号及び遅延干渉サンプリング信号を生成する。
また、光信号品質評価装置及び光信号品質評価方法の実施に当たり、長さが1[baud]時間の、隣接する第1期間及び第2期間について、評価サンプリング信号から得られる、第1期間の評価光信号の第1強度、及び、第2期間の評価光信号の第2強度の和と、遅延干渉サンプリング信号から得られる、第1期間及び第2期間の評価光信号の干渉強度との相関を取得するのが好適である。
この発明の光信号品質評価装置及び光信号品質評価方法によれば、長さが1[baud]時間の、隣接する第1期間及び第2期間について、第1期間と第2期間の評価光信号の強度の和と、第1期間及び第2期間の評価光信号の干渉強度との相関を用いる。この相関を用いると、信号空間配置図を用いることなく、容易に非線形光学効果の影響等、光信号の品質を評価できる。
QAM信号の信号空間配置図を示す模式図である。 光信号品質評価装置の第1実施形態を説明するための模式図である。 評価光信号の強度、位相及び干渉強度を示す模式図である。 第1期間と第2期間の評価光信号の強度の和と、第1期間及び第2期間の評価光信号の干渉強度との相関を示す図である。 信号空間配置図における相互位相変調の影響を示す模式図である。 相関図における相互位相変調の影響を示す模式図である。 第1期間と第2期間の評価光信号の強度の和が所定の範囲にあるときの、干渉強度の度数分布を示す図である。 信号空間配置図におけるOSNRの影響を示す模式図である。 相関図におけるOSNRの影響を示す模式図である。 信号空間配置図における自己位相変調の影響を説明するための模式図である。 信号空間配置図における自己位相変調の影響を示す模式図である。 相関図における自己位相変調の影響を示す模式図である。 光信号品質評価装置の第2実施形態を説明するための模式図である。
以下、図を参照して、この発明の実施の形態について説明するが、各図は、この発明が理解できる程度に概略的に示したものに過ぎない。また、以下、この発明の好適な構成例につき説明するが、単なる好適例にすぎない。従って、この発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の構成の範囲を逸脱せずにこの発明の効果を達成できる多くの変更又は変形を行うことができる。
(発明の概略)
図1を参照して、この発明の光信号品質評価装置及び光信号品質評価方法の概略を説明する。図1は、QAM信号の信号空間配置図を示す模式図である。ここでは、品質を評価する対象の評価光信号が、16値のQAM信号である場合について説明する。
QAM信号は、それぞれ4値の振幅変調がなされた、位相が直交する2つの搬送波が加算された信号である。QAM信号の場合、信号空間配置図では、互いに直交するI軸及びQ軸に平行に設けられた等間隔の16個のマス目上に信号点が並ぶ。この信号点は、それぞれ1回に変調される4ビットのデータに対応して配置される。
QAM信号は、以下の式(1)で表される。
s(t)=A・sin(ωt)+B・cos(ωt) (1)
16値のQAM信号の場合、A及びBは、例えば、
A=−3、−1、1、3
B=−3、−1、1、3
で与えられる。この場合、QAM信号の振幅E=(A+B1/2は、L=(1+11/2=21/2、M=(1+31/2=101/2及びH=(3+31/2=181/2の3値となる。
位相については、振幅EがL又はHの場合は、信号空間配置図のI軸に対する角度が、それぞれ、45°、135°、225°及び315°である位置に、信号点が配置される。また、振幅EがMの場合は、信号空間配置図のI軸に対する角度が、それぞれ、0°±θ、90°±θ、180°±θ及び270°±θである位置に、信号点が配置される。ここで、θはarctan(1/3)で与えられる。
以下の説明において、I軸に対する座標と、Q軸に対する座標により区別する。また、QAM信号の振幅Eが、L、M及びHのいずれであるかも合わせて表記する。例えば、I軸の座標が1、Q軸の座標が2、及び、振幅EがMの信号点は、M12と表記される。
ここで、四位相偏移変調(QPSK:Quadrature Phase Shift Keying)など評価光信号の包絡線強度が一定である場合は、評価光信号を遅延干渉させて得られる遅延干渉光信号の強度から、その位相がわかる。しかし、QAM信号の場合は、包絡線強度が一定でないため、遅延干渉光信号の強度だけでは、その位相を把握できない。
そこで、この発明の光信号品質評価装置及び光信号品質評価方法では、長さが1[baud]時間の、隣接する第1期間及び第2期間について、第1期間と第2期間の評価光信号の強度の和と、第1期間及び第2期間の評価光信号を干渉させて得られる干渉強度との相関を用いる。
16値のQAM信号では、4ビットを単位として変調される。ここで、baudは、1秒間あたりの変調回数を示す、変調レートの単位である。ここでの1[baud]時間は、変調回数の逆数で与えられる時間である。QAM信号は、1[baud]時間に4ビットのデータを含む。
(第1の実施形態)
図2を参照して、光信号品質評価装置の第1実施形態を説明する。図2は、光信号品質評価装置の第1実施形態を説明するための模式図である。
光信号品質評価装置(以下、単に評価装置とも称する。)10は、波長フィルタ20、遅延干渉光信号生成部30、光電変換部50、サンプリング部60及び信号処理部70を備えて構成される。評価装置10は、光信号の品質を評価する箇所として、例えば、QAM信号が波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)された、WDM信号が伝送する光ネットワーク100に接続される。
波長フィルタ20は、評価装置10に入力されたWDM信号の所定の波長の光を、評価光信号として通過させる。この評価光信号は、QAM信号である。なお、WDM信号の複数のチャネルに対応可能にするために、波長フィルタ20は、通過帯域が可変なものを用いるのが良い。また、評価装置10が接続される箇所において、単一の波長の光が伝送している場合や、他に波長フィルタが設けられている場合は、評価装置10が波長フィルタ20を備えない構成にしても良い。
評価光信号は、遅延干渉光信号生成部30に送られる。遅延干渉光信号生成部30は、光分岐部32と、遅延干渉計40を備えている。光分岐部32は、評価光信号を2分岐して、一方を光電変換部50に送り、他方を遅延干渉計40に送る。
遅延干渉計40は、2分岐された他方の評価光信号に対して、遅延干渉を行う。この遅延干渉計40は、光分岐器42と、遅延器44と、光結合器46を備えている。光分岐器42は、評価光信号を2分岐して、一方を光結合器46に送り、他方を、遅延器44を経て光結合器46に送る。遅延器44は、評価光信号を、遅延器44を経ずに光結合器46に送られる信号に対して、1[baud]時間遅延させて、遅延信号を生成する。光結合器46は、遅延信号と評価光信号を結合して、遅延干渉光信号を生成する。遅延干渉光信号生成部30は、生成された遅延干渉光信号を光電変換部50に送る。
光電変換部50は、第1光電変換器(O/E)52と、第2光電変換器(O/E)54を備えている。第1O/E52は、評価光信号を電気信号に変換することにより、評価電気信号を生成する。また、第2O/E54は、遅延干渉光信号を電気信号に変換することにより、遅延干渉電気信号を生成する。
評価電気信号及び遅延干渉電気信号は、サンプリング部60に送られる。サンプリング部60は、サンプリングパルス生成回路62と、第1サンプルホールド回路64と、第2サンプルホールド回路66とを備えている。
サンプリングパルス生成回路62は、評価電気信号から、クロックを抽出し、周期が1[baud]時間のサンプリングパルス列を生成する。サンプリングパルス生成回路62は、サンプリングパルス列を、第1サンプルホールド回路64及び第2サンプルホールド回路66に送る。
第1サンプルホールド回路64は、サンプリングパルス列に同期して、評価電気信号の強度を、1[baud]時間保持して、評価サンプリング信号を生成する。また、第2サンプルホールド回路66は、サンプリングパルス列に同期して、遅延干渉電気信号の強度を、1[baud]時間保持して、遅延干渉サンプリング信号を生成する。第1サンプルホールド回路64及び第2サンプルホールド回路66は、それぞれ評価電気信号及び遅延干渉電気信号の最大強度を保持するのが良い。このため、サンプリングパルス列は、任意好適な手段により、タイミング調整がなされている。サンプリング部60は、評価サンプリング信号及び遅延干渉サンプリング信号を、信号処理部70に送る。
この評価サンプリング信号及び遅延干渉サンプリング信号の強度は、それぞれ、評価光信号及び遅延干渉光信号の光強度に対応する。従って、以下の説明では、評価サンプリング信号及び遅延干渉サンプリング信号の強度を、評価光信号及び遅延干渉光信号の光強度と表現することもある。
信号処理部70は、評価サンプリング信号及び遅延干渉サンプリング信号を用いて、光信号の品質評価を行う。なお、信号処理部が、ディジタル信号を処理する構成である場合は、評価サンプリング信号及び遅延干渉サンプリング信号は、信号処理部に入力される前あるいは、入力されるときに、A/D変換される。ここでは、信号処理部70内に、A/D変換器72及び74が設けられる構成例を示している。
信号処理部70は、例えば、CPU82、RAM84及びROM86と、出力手段90とを備えて構成される。CPU82がROM86に格納されているプログラムを読出して、実行することにより、各機能手段が実現される。機能手段として、例えば、相関取得手段と、SPM評価手段、OSNR評価手段及びXPM評価手段などの評価手段がある。これら各機能手段の詳細については後述する。
また、RAM84には、評価サンプリング信号及び遅延干渉サンプリング信号の強度や、各機能手段の処理結果を読出及び書換自在に格納される。また、各機能手段による処理結果は、出力手段90により出力される。この出力手段90は、液晶ディスプレイなどの表示手段、プリンタなどの印刷手段、及び、ネットワークインタフェースなどの送信手段とすることができる。
この評価装置10の各構成要素については、当業者であれば、任意好適な従来周知の技術を用いて実現できるので、ここでは各構成要素の詳細な説明を省略する。また、ここでは、信号処理部70が、相関取得手段、SPM評価手段、OSNR評価手段及びXPM評価手段などの評価手段を備える例を説明したが、これに限定されない。光信号の品質評価を、相関図を用いてオペレータが行う場合は、相関取得手段を具えていればよく、各評価手段を具えなくても良い。
(光信号品質評価方法)
図3及び図4を参照して、光信号品質評価方法を説明する。図3(A)は、評価光信号の強度及び位相を示し、図3(B)は干渉強度Piを示す、いずれも模式図である。また、図4は、第1期間Tと第2期間Tk+1の評価光信号の強度の和と、第1期間及び第2期間の評価光信号の干渉強度との相関を示す図である。図4では、横軸に干渉強度Piを取り、縦軸に第1強度P及び第2強度Pk+1の和をそれぞれ任意単位(a.u.)で取って示している。以下の説明では、第1強度P及び第2強度Pk+1の和と、干渉強度Piで定まる相関図における点を相関点と称することもある。
信号処理部70は、長さが1[baud]時間の、隣接する第1期間T及び第2期間Tk+1の光強度を用いて、評価を行う。
このために、信号処理部70の相関取得手段は、第1期間Tの評価光信号の光強度として第1強度P、第2期間Tk+1の評価光信号の光強度として第2強度Pk+1を得る。また、第1期間T及び第2期間Tk+1の評価光信号が干渉して得られる、遅延干渉光信号の光強度として干渉強度Piを得る。
相関取得手段は、この干渉強度Piと、第1強度P及び第2強度Pk+1の和との相関図を、出力手段90を経て、オペレータ等に通知する。
第1期間T及び第2期間Tk+1の評価光信号の振幅である第1振幅E及び第2振幅Ek+1がともにLの場合、評価光信号の信号空間配置図のI軸に対する角度(位相)は、45°、135°、225°及び315°のいずれかとなる。これらの位相は、それぞれ信号空間配置図でのL22、L32、L33及びL23に対応する(図1参照)。この場合、第1期間T及び第2期間Tk+1の評価光信号の位相差は、L22−L22の場合に0°、L22−L23又はL22−L32の場合に90°、及び、L22−L33の場合に180°となる。すなわち、第1振幅E及び第2振幅Ek+1がともにLの場合(L−L)、干渉強度Piは、3値のいずれかとなる。同様に、第1振幅E及び第2振幅Ek+1がともにHの場合(H−H)、干渉強度Piは、3値のいずれかとなる。
なお、第1期間T及び第2期間Tk+1の信号点がそれぞれL22及びL33のとき、L22−L33と表現している。ここでは、第1期間Tの信号点がL22、H11及びM12の場合を一例として説明するが、第1期間Tの信号点を他の点としても同様である。
第1振幅E及び第2振幅Ek+1の一方がLで、他方がMの場合(M−L)、両者の位相差は、L22−M12又はL22−M21の場合に45°−θ、L22−M31又はL22−M13の場合に45°+θ、L22−M42又はL22−M24の場合に135°−θ、及び、L22−M43又はL22−M34の場合に135°+θとなる。従って、干渉強度Piは4値のいずれかとなる。同様に、第1振幅E及び第2振幅Ek+1の一方がHで、他方がMの場合(H−M)、干渉強度は4値のいずれかとなる。
第1振幅E及び第2振幅Ek+1がともにMの場合(M−M)と、一方がL,他方がHの場合(H−L)、第1強度及び第2強度の和P+Pk+1は等しい。
第1振幅E及び第2振幅Ek+1がともにMの場合、両者の位相差は、M12−M12の場合に0°、M12−M13の場合に2×θ、M12−M21の場合に90°−2×θ、M12−M31又はM12−M24の場合に90°、M12−M34の場合に90°+2×θ、M12−M42の場合に180°−2×θ、及び、M12−M43の場合に180°となる。また、第1振幅E及び第2振幅Ek+1の光強度の一方がLで、他方がHの場合は、L22−H11の場合に0°、L22−H14又はL22−H41の場合に90°、及び、L22−H44の場合に180°となる。すなわち、第1振幅E及び第2振幅Ek+1がともにMの場合と、一方がL、他方がHの場合は、干渉強度Piは7値のいずれかとなる。
評価光信号の、強度や位相に劣化が生じると、この相関図において、相関点が所定の位置からずれ、その分布が広がっていく。
(XPMについての評価)
先ず、図5〜7を参照して、相互位相変調(XPM:cross phase modulation)による影響を説明する。図5に信号空間配置図を示し、図6に相関図を示し、図7に度数分布を示す。XPMは、他の光信号による屈折率変化により位相がシフトする現象である。例えば、WDM信号における隣接波長チャネルにより影響を受ける。隣接波長チャネルの強度により影響が異なり、信号空間配置図では、同心円状に各信号点の分布が広がる。図5では、図5(A)〜(D)の順に、XPMの影響が強い場合を示している。また、図6(A)〜(D)は、それぞれ、図5(A)〜(D)の信号空間配置図に対応する相関図である。XPMは、主に位相に影響を与え、強度に与える影響は小さい。このため、第1強度P及び第2強度Pk+1の和には影響が見られず、相関点の分布の縦方向の広がりは小さい。しかし、遅延干渉の際には、位相シフトの影響を受けるため、干渉強度Piが大きくばらつく。この結果、相関点の分布は水平方向に広がる。
なお、干渉強度Piの変動は、位相差に対して余弦状に変動する。このため、干渉させる2つの光信号の位相差が0°や180°の時は位相シフトの影響が小さく、位相差が90°のときに位相シフトの影響が最も大きくなる。従って、第1振幅E及び第2振幅Ek+1がともにHの場合の中央の点に注目すると、横方向の広がりが大きければ、XPMの影響を大きく受けていることが容易にわかる。
この影響を定量的に評価するためには、例えば、第1振幅E及び第2振幅Ek+1がともにHの場合の相関点の度数分布を用いることができる。この場合、信号処理部70が、評価手段としてXPM評価手段を備えるのが良い。
図6(A)〜(C)のそれぞれについて、第1振幅E及び第2振幅Ek+1がともにHの相関点として、P+Pk+1が0.9〜1.1である範囲で抽出した相関点の度数分布を図7(A)〜(C)に示す。図7(A)〜(C)は横軸に干渉強度Piを任意単位(a.u.)で取って示し、縦軸には、相関点の密度を任意単位(a.u.)で取って示している。XPM評価手段は、例えば、位相シフトの影響が最も大きい干渉強度Piが0.5付近の度数分布の標準偏差σを演算する。この標準偏差σから、XPMの影響が定量的に評価される。
(OSNRについての評価)
次に、図8及び図9を参照して、光信号の強度が揺らぐなどしてOSNR(Optical Signal to Noise Ratio)が劣化した場合について説明する。図8に信号空間配置図を示し、図9に相関図を示す。図8では、図8(A)〜(C)の順に、OSNRの劣化の度合いが大きい場合を示している。また、図9(A)〜(C)は、それぞれ、図8(A)〜(C)の信号空間配置図に対応する相関図である。図8(A)〜(C)に示すように、OSNRが劣化した場合、信号空間配置図では、各点が等方向に広がる。この場合、図9(A)〜(C)に示すように、相関図では、原点を通る直線に沿って点が広がる。このため、この原点を通る直線に沿った点の広がりが大きければ、OSNRの劣化の程度が大きいことがわかる。
この評価を定量的に行うには、XPMの時と同様に、度数分布を用いることができる。この場合、信号処理部70が、評価手段としてOSNR評価手段を備えるのが良い。OSNR評価手段は、例えば、第1振幅E及び第2振幅Ek+1が共にHの場合の評価点を抽出し、位相差が0°、90°、180°のそれぞれに対して、Pi=0、P+Pk+1=2×Pi、P+Pk+1=Piの直線に沿って度数分布を作成し、その標準偏差σを演算する。この標準偏差σから、OSNRの影響が定量的に評価される。
(SPMについての評価)
次に、図10〜12を参照して、自己位相変調(SPM:Self Phase Modulation)により劣化した場合について説明する。
図10は、信号空間配置図におけるSPMの影響を説明するための模式図である。図10(A)及び(B)は、信号空間配置図であり、図10(C)及び(D)は、それぞれ、図10(A)及び(B)に対応する相関図である。また、図11は、信号空間配置図におけるSPMの影響を示す模式図である。また、図12は、相関図におけるSPMの影響を示す模式図である。図11では、図11(A)〜(E)の順に、SPMの劣化の度合いが大きい場合を示している。また、図12(A)〜(E)は、それぞれ、図11(A)〜(E)の信号空間配置図に対応する相関図である。
SPMは、自己のパルス強度により影響を受ける。このため、信号強度の大きい光信号ほど、その影響を大きく受ける。すなわち、信号空間配置図における外側の点が回転することになる。
この場合、振幅の等しい光信号同士を干渉させた場合は、位相関係を保つため、干渉強度Piは変化せず、相関点の位置は変動しない。これに対し、振幅が異なる場合は、位相関係が変化するため、干渉強度Piは変化する。この結果、相関点の位置が変動する。
第1振幅E及び第2振幅Ek+1の一方がHで、他方がMの場合、SPMが生じていなければ、両者の位相差は、45°−θ、45°+θ、135°−θ、及び、135°+θのいずれかとなるので、干渉強度は4値のいずれかとなる。
H11−M12又はH11−M21の場合、相関図のH−Mの相関点のうち、一番右の点となり、H11−M13又はH11−M31の場合が右から2番目の点、H11−M24又はH11−M42の場合、右から3番目の点、H11−M34又はH11−M43の場合、右から4番目の点、すなわち一番左の点となる。
SPMにより、H11の位置が同心円上で例えば、時計回りに移動すると、H11−M12の位相差は小さくなり、H11−M21の位相差は大きくなる。
H11−M12の位相差が小さくなると、干渉強度が大きくなる。この結果、相関点は右方向に移動する。一方、H11−M21の位相差が大きくなるので、干渉強度が小さくなる。この結果、相関点は左方向に移動する。このように、SPMにより、相関点の分布が2つに分離する。このため、SPMが無い場合に4つの分布であったものが、SPMにより8つの分布となる。従って、この相関点の分布により、SPMを評価することができる。なお、位相差と強度の関数は、余弦的に変化するため、位相差が0°付近、又は、180°付近ではその変動が小さくなる。このため、ここでは、位相差が90°付近、すなわち、第1振幅E及び第2振幅Ek+1がHとMであり、干渉強度が中央に近い点に注目する。なお、第1振幅E及び第2振幅Ek+1がともにLの場合やHの場合は、SPMの影響を同じように受けるため、位相差は変化しない。
H11が時計回りに移動すると、H11−M13とH11−M31が2点に分離し、H11−M31が右方向に移動する。また、H11−M24とH11−M42が2点に分離し、H11−M24が左方向に移動する。
従って、H11−M31と、H11−M24の間隔が狭くなるほど、SPMの影響が大きいと評価できる。
この評価を定量的に行うには、XPMの時と同様に、度数分布を用いればよい。この場合、信号処理部70が、評価手段としてSPM評価手段を備えるのが良い。
第1振幅E及び第2振幅Ek+1がHとMの相関点として、P+Pk+1が0.7〜0.9の範囲で抽出した相関点の度数分布を作成し、ピークの数が5以上であれば、SPMの影響があることがわかり、中央付近の2つのピークの間隔により、SPMの影響を定量的に評価することができる。
(第2実施形態)
図13を参照して、光信号品質評価装置の他の実施形態について説明する。図13は、光信号品質評価装置の他の実施形態を説明するための模式図である。なお、図2を参照して説明した実施形態と同様の構成については、同じ符号を付し、重複する説明を省略することもある。
遅延干渉光信号生成部31は、第1〜3の光分岐器33、45及び47、遅延器44、及び、光結合器49を備えて構成される。第1光分岐器33は、評価光信号を2分岐し、一方を遅延器44に送る、他方を第3光分岐器47に送る。遅延器44は、一方の評価光信号を、他方の評価光信号に対して、1[baud]時間の遅延を与えて、遅延信号を生成する。この遅延信号は、第2光分岐器45に送られる。
第2光分岐器45は、遅延器44から受け取った遅延信号を第1の評価光信号と第1サブ光信号とに2分岐する。第1の評価光信号は、光電変換部51に送られ、第1サブ光信号は、光結合器49に送られる。
第3光分岐器47は、他方の評価光信号を第2の評価光信号と第2サブ光信号とに2分岐する。第2の評価光信号は、光電変換部51に送られ、第2サブ光信号は光結合器49に送られる。
光結合器49は、第1サブ光信号と第2サブ光信号を結合して、遅延干渉光信号を生成する。この遅延干渉光信号は、光電変換部51に送られる。
光電変換部51は、第1〜第3のO/E52、54及び56を備えて構成される。第1O/E52は、第1評価光信号から第1評価電気信号を生成する。第2O/E54は、遅延干渉光信号から遅延干渉電気信号を生成する。第3のO/E56は第2評価光信号から第2評価電気信号を生成する。これら、第1評価電気信号、遅延干渉電気信号及び第2評価電気信号は、サンプリング部61に送られる。
サンプリング部61は、サンプリングパルス生成回路62と、第1〜3のサンプルホールド回路64、66及び68を備える。
サンプリングパルス生成回路62は、第1評価電気信号から1[baud]時間間隔のサンプリングパルス列を生成する。第1サンプルホールド回路64は、サンプリングパルス列に同期して、第1評価電気信号の強度を1[baud]時間保持し、第1評価サンプリング信号を生成する。第2サンプルホールド回路66は、サンプリングパルス列に同期して、遅延干渉電気信号の強度を1[baud]時間保持し、遅延干渉サンプリング信号を生成する。第3サンプルホールド回路68は、サンプリングパルス列に同期して、第2評価電気信号の強度を、1[baud]時間保持して、第2評価サンプリング信号を生成する。第1評価サンプリング信号、遅延干渉サンプリング信号及び第2評価サンプリング信号は、信号処理部71に送られる。
信号処理部71は、評価サンプリング信号及び遅延干渉サンプリング信号を用いて、光信号の品質評価を行う。なお、信号処理部が、ディジタル信号を処理する構成である場合は、評価サンプリング信号及び遅延干渉サンプリング信号は、信号処理部71に入力される前あるいは、入力されるときに、A/D変換される。ここでは、信号処理部71内に、A/D変換器72、74及び76が設けられる構成例を示している。その他の構成は、第1実施形態と同様であるので、重複する説明を省略する。
この構成によれば、第1評価光信号は、第2評価光信号に対して1[baud]時間の遅延を受けている。このため、第1強度P,第2強度Pk+1、及び干渉強度Piを同じサンプリングパルスにより取得することができる。すなわち、第1評価光信号から、第1強度Pを取得し、同時に、第2評価光信号から第2強度Pk+1を取得することができる。
上述の第1実施形態では、時間的に連続する第1期間Tと第2期間Tk+1の強度が必要になるため、評価サンプリング信号の強度を、複数の期間にわたって保持する必要がある。これに対し、この実施形態では、保持する必要がなくなる。
ここでは、16値のQAM信号を評価する例を説明したが、これに限定されない。例えば、XPM及びOSNRについては、QPSK信号など、搬送波の位相にのみ情報が含まれ、包絡線強度に情報を含まない信号に対しても評価することができる。
10、11 光信号品質評価装置(評価装置)
20 波長フィルタ
30、31 遅延干渉光信号生成部
32 光分岐部
40 遅延干渉計
33、42、45、47 光分岐器
44 遅延器
46、49 光結合器
50、51 光電変換部
52 第1光電変換器(O/E)
54 第2光電変換器(O/E)
56 第3光電変換器(O/E)
60、61 サンプリング部
62 サンプリングパルス生成回路
64 第1サンプルホールド回路
66 第2サンプルホールド回路
68 第3サンプルホールド回路
70、71 信号処理部
72、74,76 A/D変換器
82 CPU
84 RAM
86 ROM
90 出力手段

Claims (9)

  1. 評価光信号に対して、1[baud]時間の遅延干渉を行うことにより、遅延干渉光信号を生成する遅延干渉光信号生成部と、
    前記評価光信号及び前記遅延干渉光信号を、電気信号に変換することにより、評価電気信号及び遅延干渉電気信号を生成する光電変換部と、
    前記評価電気信号及び前記遅延干渉電気信号を、1[baud]時間間隔でサンプリングすることにより、評価サンプリング信号及び遅延干渉サンプリング信号を生成するサンプリング部と
    を備えることを特徴とする光信号品質評価装置。
  2. さらに、
    長さが1[baud]時間の、隣接する第1期間及び第2期間について、前記評価サンプリング信号から得られる、前記第1期間の前記評価光信号の第1強度、及び、前記第2期間の前記評価光信号の第2強度の和と、前記遅延干渉サンプリング信号から得られる、前記第1期間及び前記第2期間の前記評価光信号の干渉強度との相関を取得する信号処理部
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の光信号品質評価装置。
  3. 前記遅延干渉光信号生成部は、光分岐器及び遅延干渉計を備え
    前記光分岐器は、前記評価光信号を2分岐し、一方を前記光電変換部に送り、他方を前記遅延干渉計に送り、
    前記遅延干渉計は、前記他方の評価光信号をさらに2分岐し、一方を1[baud]時間遅延させた後干渉させて、前記遅延干渉光信号を生成し、
    前記光電変換部は、
    前記評価光信号から前記評価電気信号を生成する第1光電変換器と、
    前記遅延干渉光信号から前記遅延干渉電気信号を生成する第2光電変換器と、
    を備え、
    前記サンプリング部は、
    前記評価電気信号から1[baud]時間間隔のサンプリングパルス列を生成するサンプリングパルス生成回路と、
    前記サンプリングパルス列に同期して、前記評価電気信号の強度を1[baud]時間保持し、前記評価サンプリング信号を生成する第1サンプルホールド回路と、
    前記サンプリングパルス列に同期して、前記遅延干渉電気信号の強度を1[baud]時間保持し、前記遅延干渉サンプリング信号を生成する第2サンプルホールド回路と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の光信号品質評価装置。
  4. さらに信号処理部を備え、
    前記遅延干渉光信号生成部は、第1〜3光分岐器、遅延器、及び、光結合器を備え、
    前記第1光分岐器は、前記評価光信号を2分岐し、一方を前記遅延器に送り、他方を前記第2光分岐器に送り、
    前記遅延器は、前記一方の評価光信号に、前記他方の評価光信号に対して、前記1[baud]時間の遅延を与えて、遅延信号を生成して前記第2光分岐器に送り、
    前記第2光分岐器は、前記遅延信号を第1の評価光信号と第1サブ光信号とに2分岐して、前記第1の評価光信号を前記光電変換部に送り、前記第1サブ光信号を前記光結合器に送り、
    前記第3光分岐器は、前記他方の評価光信号を第2の評価光信号と第2サブ光信号とに2分岐して、前記第2の評価光信号を前記光電変換部に送り、前記第2サブ光信号を前記光結合器に送り、
    前記光結合器は、前記第1サブ光信号と前記第2サブ光信号を結合して、前記遅延干渉光信号を生成し、
    前記光電変換部は、
    前記第1評価光信号から第1評価電気信号を生成する第1光電変換器と、
    前記遅延干渉光信号から遅延干渉電気信号を生成する第2光電変換器と、
    前記第2評価光信号から第2評価電気信号を生成する第3光電変換器と、
    を備え、
    前記サンプリング部は、
    前記第1評価電気信号から1[baud]時間間隔のサンプリングパルス列を生成するサンプリングパルス生成回路と、
    前記サンプリングパルス列に同期して、前記第1評価電気信号の強度を1[baud]時間保持し、第1評価サンプリング信号を生成する第1サンプルホールド回路と、
    前記サンプリングパルス列に同期して、前記遅延干渉電気信号の強度を1[baud]時間保持し、遅延干渉サンプリング信号を生成する第2サンプルホールド回路と、
    前記サンプリングパルス列に同期して、前記第2評価電気信号の強度を1[baud]時間保持し、第2評価サンプリング信号を生成する第3サンプルホールド回路と、
    を備え、
    前記信号処理部は、長さが1[baud]時間の、隣接する第1期間及び第2期間について、前記第1評価サンプリング信号から得られる前記第1期間の前記評価光信号の第1強度、及び、前記第2評価サンプリング信号から得られる前記第2期間の前記評価光信号の第2強度の和と、前記遅延干渉サンプリング信号から得られる、前記第1期間及び前記第2期間の前記評価光信号の干渉強度との相関を取得する信号処理部
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の光信号品質評価装置。
  5. 評価光信号に対して、1[baud]時間の遅延干渉を行うことにより、遅延干渉光信号を生成する過程と、
    前記評価光信号及び前記遅延干渉光信号を、電気信号に変換することにより、評価電気信号及び遅延干渉電気信号を生成する過程と、
    前記評価電気信号及び前記遅延干渉電気信号を、1[baud]時間間隔でサンプリングすることにより、評価サンプリング信号及び遅延干渉サンプリング信号を生成する過程と
    を備えることを特徴とする光信号品質評価方法。
  6. さらに、
    長さが1[baud]時間の、隣接する第1期間及び第2期間について、前記評価サンプリング信号から得られる、前記第1期間の前記評価光信号の第1強度、及び、前記第2期間の前記評価光信号の第2強度の和と、前記遅延干渉サンプリング信号から得られる、前記第1期間及び前記第2期間の前記評価光信号の干渉強度との相関を取得する過程
    を備えることを特徴とする請求項5に記載の光信号品質評価方法。
  7. 前記干渉強度を横軸とし、前記第1強度及び第2強度の和を縦軸とする相関図において、前記第1強度及び第2強度が所定の範囲内である場合の、前記干渉強度の分布を用いて、相互位相変調の評価を行う過程
    を備えることを特徴とする請求項6に記載の光信号品質評価方法。
  8. 前記干渉強度を横軸とし、前記第1強度及び第2強度の和を縦軸とする相関図において、原点を通る直線に沿った、前記干渉強度と、前記第1強度及び第2強度の和とで定められる相関点の分布を用いて、光強度劣化の評価を行う過程
    を備えることを特徴とする請求項6又は7に記載の光信号品質評価方法。
  9. 前記干渉強度を横軸とし、前記第1強度及び第2強度の和を縦軸とする相関図において、前記第1強度及び第2強度の和が所定の範囲内であり、前記第1強度及び第2強度が異なる場合の前記干渉強度の分布を用いて、自己位相変調の評価を行う過程
    を備えることを特徴とする請求項6〜8のいずれか一項に記載の光信号品質評価方法。
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