JP2014067257A - 音響誘導ネットワークシステム - Google Patents

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JP2014067257A JP2012212744A JP2012212744A JP2014067257A JP 2014067257 A JP2014067257 A JP 2014067257A JP 2012212744 A JP2012212744 A JP 2012212744A JP 2012212744 A JP2012212744 A JP 2012212744A JP 2014067257 A JP2014067257 A JP 2014067257A
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Mamoru Kondo
衛 近藤
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    • H04R27/00Public address systems
    • H04R27/02Amplifying systems for the deaf

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Abstract

【課題】 ネットワーク状(網目状)の複雑な経路に対して、歩行者に信号音を繰返し発生して経路を知らせて、歩行範囲の全体の方向、危険場所と歩行者の位置関係を知らせ、安全に誘導するようなシステムを提供する。
【解決手段】 複数の誘導部分とこれらを接続する信号伝達区間のすべての経路に対して、4相の信号を通す4本の電線と共通線を束ねた信号配線を経路に沿って設置し、各誘導部分においては、各相の電線にほぼ一定距離dのずれを与えてスピーカを周期的に配置する。制御装置から信号配線の各相の電線に、各相ごとに一定時間tの遅れを与えた信号電流を送り込む。小鳥の声を用いれば、小鳥がA、B、C、D等のスピーカの経路を飛ぶような案内信号音の波動になり、ネットワーク状の全案内経路において案内信号の波動を形成することにより複雑な経路を誘導することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は視覚障害等の歩行者が道路や交差点等を歩くとき、聴覚のみにより安全に誘導するシステムにおいて、用いる経路および回路の改良に関するものである。
本発明の先行技術として、先に出願した音響誘導装置(特許文献1)は、任意の始点から終点まで続く誘導経路を設定し、あたかも小鳥が経路に沿って飛びながら歩行者を先導するように鳴いて案内するシステムを提供する。そのために、この経路に複数個のスピーカを設置し、小鳥が経路に沿って飛びながら鳴いて歩行者を誘導する信号音を繰返し発生して、歩行範囲の全体の経路と方向、危険場所と歩行者の位置関係を知らせるシステムを提供する。あたかも小鳥が飛びながら鳴いて誘導するシステムを作るためには、一次元的な経路の全体に信号の波動を形成する。本発明は、この技術を実施するために、信号の回路を改良して、環状の経路を含むネットワーク状の経路に対して誘導を可能にするものである。
特開2012-169977
経路の案内では、始点から終点まで続く一次元的な経路だけでなく、ある領域の全体を覆うネットワーク状の経路に対する案内が必要とされる。ネットワーク(網目)状の経路とは、始点と終点を結ぶ誘導区間が複数個あって、これらが伝達線により、全体として接続されているものである。この中には、立体交差や環状の経路も含まれ、また、始点も終点もない場合もある。
複数の誘導区間とこれらを接続する信号伝達線のすべての経路に対して、4相の信号を通す4本の電線と電流帰線を束ねた信号配線を経路に沿って設置し、各誘導区間においては、各相の電線にほぼ一定距離dのずれを与えてスピーカを周期的に配置する。制御パッケージの駆動回路から信号配線の各相の電線に、各相ごとに一定時間tの遅れを与えた信号電流を発生し、この4相信号電流を全経路に送り込む。小鳥の声を信号音として用いれば、小鳥がA、B、C、D等のスピーカの経路を飛ぶような案内信号の波動になり、ネットワーク状の全案内経路において、案内信号の波動を形成することができる。電流帰線は各誘導区間ごとに制御し、波動的な信号の帰線となるほかに、区間内すべてのスピーカから同一の信号音を発生する音声信号の発生に利用する。
各誘導区間では、一次元的な経路に沿って誘導信号の波動が形成されるので、ネットワーク全体で案内が可能である。複数個の誘導区間のすべてに同一の誘導信号を供給した場合、各誘導区間における信号波動の進行方向は、各誘導区間のスピーカの間隔dの符号を正負逆にすることにより、順逆どちらにでも変更できる。また波動速度もdの値により各誘導区間ごとに調節可能である。ネットワークの中には立体交差、多層階の建物や環状の経路を含んでもよい。環状の区間では、始点や終点として定まった所がない場合もある。各誘導区間で誘導に使用する音声信号は帰線を使って発生させることができる。
図1は本発明の音響誘導ネットワークシステムと駆動回路のブロック図である。 図2は本発明の音響誘導ネットワークシステムを街路の案内に適用した経路図である。 図3は一つの誘導区間に設置したスピーカを4相誘導信号で駆動した場合の信号分配図である。 図4は一つの誘導区間を4相誘導信号で駆動した時に誘導信号の進行波が形成されることを説明する図である。 図5は4相信号配線の誘導区間に設置したスピーカを8相誘導信号で駆動した場合の信号分配図である。 本発明の駆動回路の副制御パッケージに切り替えスイッチを設置した場合の回路図である。 図7は本発明の信号配線が環状の場合の回路図である。 図8はCの位置のスピーカを2個に分けた場合の信号配線の回路図である。 図9は図8の信号配線の信号分配図である。 図10は実施例2の回路図である。
図1は本発明のシステムの回路図を示す。音源1は音源電圧波形を発生する。分配器2は
この信号を各相に分配し、増幅器3が増幅する。主制御器4はこれら3個の回路ブロック
を制御する。このすべてを合わせたものが主制御パッケージ5である。これから発生した
信号電流を4相の各電線6に通すことにより、スピーカ7のA、B、C、・・・Hが次々に
信号音を発生し、信号音の進行波を形成する。進行波形成のために、各相のスピーカを鳴
らす時間は主制御器4が制御する。共通線8はスピーカ7の電流を接地に戻す役を果たす。
n相信号を通すn本の電線6と共通線8を束ねたものが信号配線9である。信号配線9は
複数の誘導区間を含む。図1ではスピーカA、・・・Hが第1の誘導区間で、次のスピーカ
A、・・・Dが第2の誘導区間である。共通線8は各誘導区間ごとに設置され、スピーカ7
はそれぞれの区間の共通線に接続される。第2の誘導区間のスピーカは相間の位置ずれが
第1の誘導区間と逆なので、進行波の向きが逆になる。副制御器10は各誘導区間の制御
に用いる。誘導区間の増幅器3と副制御器10を合わせたものが副制御パッケージ11で
ある。制御線12は主制御器4の制御信号を副制御器9に送る。誘導区間内のスピーカに
共通の信号は、主制御器4から発生して副制御器9が中継するか、副制御器9が発生して
増幅器を経由して共通線8に送り、誘導区間内のスピーカが音声信号を発生する。

図2は本発明の音響誘導ネットワークシステムを街路の案内に適用した経路の図である。
13は街路の車道部分で、14は歩道部分および街路ブロックである。歩道部分に沿って
黒い矢線で示す信号配線の誘導区間15が設置してある。何個かの矢線を接続して区間を
示している。車道で隔てられた他のブロックの歩道部分にも同様に信号配線の誘導区間が
設置してある。これらの誘導区間は信号配線の信号伝達部分16により接続点17を介し
て相互にすべて接続されていて共通の4相信号で駆動されている。図示されていないが接
続点17の付近にその区間の誘導を制御する副制御パッケージを設置する。図示してない
主制御パッケージから4相信号配線に4相信号電流を通せば、黒い矢線の誘導区間に設置
されたスピーカは音響信号の進行波を形成し、歩道の誘導に使われる。
この図にはもう一つの系統の信号配線が設置されていて、白い矢線で示す誘導部分18は
歩道を横切る横断歩道の誘導に使うものである。誘導部分は白い線で示す信号伝達部分1
9により白丸の接続点20を介して接続されている。
白い矢線で示す系統の誘導部分は横断歩道の通行の誘導に使われるもので、横断歩道用の
系統の4相の信号電流を通せば、誘導区間に設置されたスピーカは横断歩道に誘導の進行
波を形成する。二つの系統を一つの主制御器で制御する場合もある。
この図では誘導経路は平面上の例ばかりであるが、立体交差が含まれても、また、多層階
の建物など立体的な経路でも進行波の誘導信号は支障なく作用する。
信号分配図は信号音の進行波を形成するためにどの時間にどのスピーカを鳴らすかを示すダイアグラムである。進行波の進行速度vは、信号配線の相数nとスピーカの相間のずれの距離、信号の相間も遅れ時間tにより定まる。時間の経過とともに信号音のクロックの番号がk=1,2,3,4,5,6 と発せられるごとに、第1相、第2相、・・・の信号線にスピーカを鳴らす信号が入る。信号を入れる相番号pは
p=(tv/d)k
の式で与えられる。最も普通の場合は、この式において、v=d/tとすると、p=k となり、クロック番号がk=1,2,・・・,6と進むと、信号音の鳴る相の番号pはp=1,2,3,4,1,2となる。pは1〜nを繰り返す。図3にこの場合の信号分配図を示す。
この図は特許文献1の図4と同じ内容を表す。縦軸はクロックk、横軸は距離で、d=1mとして、1mごとに相番号pが1ずつ変わるスピーカが設置してある。クロック番号kの時に○印の位置のスピーカが信号音を発する。クロックの間隔を0.5sとして、歩行者が2m/sの速度で歩くと、歩行者が歩く軌跡は図の破線で示される。この歩行者に聞こえるスピーカが前後3.5mの範囲内とすると、2本の破線に挟まれる範囲となる。聞こえるスピーカの位置の動きは図4の4本の矢線になる、信号音が小鳥の声なら、小鳥は歩行者を次々と追い越して行くように聞こえる。これに付いて行くことで誘導される。
進行波の速度を1/2にしてv=0.5d/t とすると上式はp=0.5kとなり、信号音の鳴る相の番号pはp=0.5,1,1.5,2,2.5,3と進む。しかし、相の番号は整数でなければならないので、端数を切り上げた数値とすると、p=1,1,2,2,3,3になる。また端数を切り捨てた数値とすると、p=0,1,1,2,2,3となる。切り上げと切捨てでは、kが奇数の時は食い違いを生じるが、簡便な解決は、違いを無視して一方を送るか、または両方をそのまま送ることである。両方を送る場合の信号分配図を図5に示す。クロックkが奇数の時には2つのスピーカが同時に信号音を発生するが、こ
の2つのスピーカから等距離の点では、2つの音波の合成波は2つのスピーカの中間点から発生しているように聞こえるので、図ではこれを点線の○印で示した。この時の波動の波長は D=nd で変わらないが、周期Tは2倍になり、T=2nt となる。この駆動パターン相数は2n=8相となる。この相pの割り当ては制御器6が分配器2を制御して行う。スピーカ間隔dを2倍にすると中間のスピーカの設置を省略できる利点がある。
このほか、「信号が変わりました。横断できます。」「まもなく信号が変わります。」などの音声情報を随時に信号配線に送りこむ。またその区間の地名や交差点の名称を入れることは案内に役立つ。この区間情報は副制御器10で制御し共通線8に通す。
図6に副制御パッケージ内に切り替えスイッチ21を設置した例を示す。このスイッチは副制御器で制御し、n相信号線6と共通線8の切り替えを行う。この切り替えにより、n相信号と共通線の信号を切り替えることができる。しかし、この切り替えスイッチを備えていない図1の回路でもほぼ同じ音響効果を得ることができる。この場合はスピーカの両端にn相信号と共通線の交流信号の差電圧がかかるので、両方の信号音が出る。
図6のように切り替えスイッチを設置して副制御器で制御すれば、主制御パッケージの中にある分配器の機能を副制御パッケージに移すことも容易にできる。これは区間ごとに機能が異なる場合の対応が簡単になる利点がある。
図7は誘導経路が環状の場合の本発明の音響誘導ネットワークシステムである。このような環状の誘導経路は、図2の中にも多数含まれており、中央の五角形のロータリーの道路を一周する黒い矢線や、三叉路の交差点を囲む3個の横断歩道は環状経路の例である。これらの環状経路には始点も終点もないが、誘導のための信号音の進行波の発生には支障がない。図7の回路図の信号配線のn相の電線の一本について見れば、配線の分布抵抗を無視すれば同じ電位にあるので、回路図では、それが網目状の線でも、直線状の線と同じ一本の線で表すことができて、図1の回路図のように直線状に描いたものと同一である。
しかし、一方、区間の接続関係や、配線抵抗を考慮すれば両者は同一とは言えない。配線抵抗を考慮する場合、出力電圧において図7は図1より有利である。大まかな計算で言えば、環状の配線は直線状の配線に比べて半分の長さになるので、配線抵抗の影響は半分になる。
図8は信号配線のスピーカ設置位置を調節する方法を示した例である。信号配線の誘導区間にスピーカを設置する時、特定の場所にスピーカを設置しにくい場合がある。例えば、車道を渡る横断歩道の車線の真ん中で高さが低い所には設置を避けたい。図8ではCのスピーカの位置を変更したいので、代わりに両側にずらした位置に2個のスピーカを設置したものである。図9はこのシステムの信号分配図である。図5の場合と同様に、実際的には2個のスピーカの合成音は中間の位置から発生するように聞こえるので、図9において中間の位置に点線の○を描いた。それ故、誘導信号の進行波を形成する。この例の特徴は、図5の場合と異なり、主制御器、副制御器の駆動動作の変更がないことである。位置変更の必要なスピーカのみで実施が可能である。
図10に各スピーカごとにスイッチング回路を設けた例を示す。スイッチング回路はOR回路22とANDゲート23で構成する。多相信号配線6は8相の線である。この図では簡単のた誘導区間を一つだけ示し、副制御パッケージを省略した。この図の8相の信号線とOR回路の線との接続点は図5の信号分配図と同じになっている。すなわち、図5の縦軸のクロックkの0〜7は図10の8相の線に対応し、図5の横軸の距離dの0〜7は図10の8個のスピーカに対応し、図5の○印に対応する所には、図10では黒丸の接続点がある。それゆえ、この信号配線に8相信号を入れれば、図5における案内信号の進行波と同じものを発生する。また、このシステムでクロック0,2,4,6の偶数の時だけ信号音を送れば図3の信号分配図の案内信号が発生する。図10のように各スピーカごとにスイッチング回路を設置し、主制御器または副制御器で制御すれば、速度と波長の進行波が作られる。ーカの変更のみで実施が可能である。
以上に述べたような音響誘導ネットワークシステムによれば、視覚障害者の街路や建物での活動を助けるだけでなく、障害のない人に対しても、複雑な建物内で火災など緊急時の避難経路の案内や、複雑な施設の見学順路の案内にも使用が可能である。
1 音源:信号音電気波形の発生源である。
2 分配器
3 増幅器
4 主制御器
5 主制御パッケージ。これは1音源、2分配器、3増幅器、6制御器をパッケージに入れたものである。
6 n相信号を通すn本の電線
7 A 〜 H の各相のスピーカ
8 共通線
9 信号配線。これはn相信号を通す電線と共通線8を束ねたものである。
10 副制御器
11 副制御パッケージ。これは増幅器3、副制御器9をパッケージに入れたものである。
12 制御線
13 街路の車道部分
14 街路の歩道部分および街路ブロック
15 街路の歩道に沿って設置された信号配線の誘導部分
16 信号配線の伝達部分
17 誘導部分15と伝達部分16の接続点
18 横断歩道に設置された信号配線の誘導部分
19 横断歩道に設置された信号配線の伝達部分
20 誘導部分18と伝達部分19の接続点
21 切り替えスイッチ
22 OR回路
23 ゲートスイッチ
図6に副制御パッケージ内に切り替えスイッチ21を設置した例を示す。このスイッチは副制御器で制御し、n相信号線6と共通線8の切り替えを行う。この切り替えにより、n相信号と共通線の信号を切り替えることができる。しかし、この切り替えスイッチを備えていない図1の回路でもほぼ同じ音響効果を得ることができる。この場合はスピーカの両端にn相信号と共通線の交流信号の差電圧がかかるので、両方の信号音が出る。
図6のように切り替えスイッチを設置して副制御器で制御すれば、主制御パッケージの中にある分配器の機能を副制御パッケージに移すことも容易にできる。これは区間ごとに機能が異なる場合の対応が簡単になる利点がある。
なお、主制御器の制御信号を副制御器に送る制御線には無線システムを使用することも可能である。

図6に副制御パッケージ内に切り替えスイッチ21を設置した例を示す。このスイッチは副制御器で制御し、n相信号線6と共通線8の切り替えを行う。この切り替えにより、n相信号と共通線の信号を切り替えることができる。しかし、この切り替えスイッチを備えていない図1の回路でもほぼ同じ音響効果を得ることができる。この場合はスピーカの両端にn相信号と共通線の交流信号の差電圧がかかるので、両方の信号音が出る。図6のように切り替えスイッチを設置して副制御器で制御すれば、主制御パッケージの中にある分配器の機能を副制御パッケージに移すことも容易にできる。これは区間ごとに機能が異なる場合の対応が簡単になる利点がある。___
図1は本発明のシステムの回路図を示す。音源1は音源電圧波形を発生する。分配器2は
この信号を各相に分配し、増幅器3が増幅する。主制御器4はこれら3個の回路ブロック
を制御する。このすべてを合わせたものが主制御パッケージ5である。これから発生した
信号電流を4相の各電線6に通すことにより、スピーカ7のA、B、C、・・・Hが次々に
信号音を発生し、信号音の進行波を形成する。進行波形成のために、各相のスピーカを鳴
らす時間は主制御器4が制御する。共通線8はスピーカ7の電流を接地に戻す役を果たす。
n相信号を通すn本の電線6と共通線8を束ねたものが信号配線9である。信号配線9は
複数の誘導区間を含む。図1ではスピーカA、・・・Hが第1の誘導区間で、次のスピーカ
A、・・・Dが第2の誘導区間である。共通線8は各誘導区間ごとに設置され、スピーカ7
はそれぞれの区間の共通線に接続される。第2の誘導区間のスピーカは相間の位置ずれが
第1の誘導区間と逆なので、進行波の向きが逆になる。副制御器10は各誘導区間の制御
に用いる。誘導区間の増幅器3と副制御器10を合わせたものが副制御パッケージ11で
ある。制御線12は主制御器4の制御信号を副制御器10に送る。誘導区間内のスピーカに
共通の信号は、主制御器4から発生して副制御器10が中継するか、副制御器10が発生して
増幅器を経由して共通線8に送り、誘導区間内のスピーカが音声信号を発生する。
図2は本発明の音響誘導ネットワークシステムを街路の案内に適用した経路の図である。
13は街路の車道部分で、14は歩道部分および街路ブロックである。歩道部分に沿って
黒い矢線で示す信号配線の誘導区間15が設置してある。何個かの矢線を接続して区間を
示している。車道で隔てられた他のブロックの歩道部分にも同様に信号配線の誘導区間が
設置してある。これらの誘導区間は信号配線の信号伝達部分16により接続点17を介し
て相互にすべて接続されていて共通の4相信号で駆動されている。図示されていないが接
続点17の付近にその区間の誘導を制御する副制御パッケージを設置する。図示してない
主制御パッケージから4相信号配線に4相信号電流を通せば、黒い矢線の誘導区間に設置
されたスピーカは音響信号の進行波を形成し、歩道の誘導に使われる。
この図にはもう一つの系統の信号配線が設置されていて、白い矢線で示す誘導部分18は
歩道を横切る横断歩道の誘導に使うものである。誘導部分は白い線で示す信号伝達部分1
9により白丸の接続点20を介して接続されている。
白い矢線で示す系統の誘導部分は横断歩道の通行の誘導に使われるもので、横断歩道用の
系統の4相の信号電流を通せば、誘導区間に設置されたスピーカは横断歩道に誘導の進行
波を形成する。二つの系統を一つの主制御器で制御する場合もある。
この図では誘導経路は平面上の例ばかりであるが、立体交差が含まれても、また、多層階
の建物など立体的な経路でも進行波の誘導信号は支障なく作用する。
1 音源:信号音電気波形の発生源である。
2 分配器
3 増幅器
4 主制御器
5 主制御パッケージ。これは1音源、2分配器、3増幅器、6制御器をパッケージに入れたものである。
6 n相信号を通すn本の電線
7 A 〜 H の各相のスピーカ
8 共通線
9 信号配線。これはn相信号を通す電線と共通線8を束ねたものである。
10 副制御器
11 副制御パッケージ。これは増幅器3、副制御器10をパッケージに入れたものである。
12 制御線
13 街路の車道部分
14 街路の歩道部分および街路ブロック
15 街路の歩道に沿って設置された信号配線の誘導部分
16 信号配線の伝達部分
17 誘導部分15と伝達部分16の接続点
18 横断歩道に設置された信号配線の誘導部分
19 横断歩道に設置された信号配線の伝達部分
20 誘導部分18と伝達部分19の接続点
21 切り替えスイッチ
22 OR回路
23 ゲートスイッチ
網目状の経路に音響誘導システムを設置するには、n相の信号(nは例えば4とする)を伝える
n本の電線と共通接地を束ねたn相信号配線を全経路に設置し、信号配線を複数個の誘導区間と
信号伝達部分に分けて、誘導部分には、信号配線の各相に対応するスピーカをほぼ一定間隔dで
接続する。信号伝達部分はスピーカを設けず信号の伝達のみを行う。特許文献1の段落0006
に「「相」とは「多相交流」という場合の相と同じ意味である。これを用いると、nが3以上の
場合は波動的に信号を進行させることができる。」とあり、多相信号を使うと信号配線に進行波
を作ることができる。制御パッケージの駆動回路からクロックの間隔tのn相誘導信号を供
給すれば、音響信号の進行波速度vがv=d/t となる進行波をすべての誘導部分で、同時に
発生することができる。

Claims (2)

  1. 3以上の相数nの信号を通す電線からなる信号配線と、信号音の電流を発生する音源と、音源からの信号音電流を各相の電線に繰り返して送りこむ分配器と誘導、警告、交通制御、に必要な信号情報に応じて信号音を制御する制御装置を備え、信号配線の各相の電線に複数個のスピーカを配線に沿って配置した音響信号システムにおいて、
    この信号配線は複数個の誘導区間からなる経路に設置され、一個の主制御装置から発生する共通の誘導信号を各区間に送りこむことを特徴とする音響信号ネットワークシステム。
  2. 請求項1の音響信号ネットワークシステムにおいて、各スピーカごとにゲート回路を設けてスピーカのON-OFF制御することを特徴とする音響信号ネットワークシステム。
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JP2006340159A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 音声誘導装置および音声誘導方法
JP2012169977A (ja) * 2011-02-16 2012-09-06 Mamoru Kondo 音響誘導システム

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