JP2014054461A - 姿勢保持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カイロプラクターによる施術を行い易くする。
【解決手段】カイロプラクティックの施術者は、フットコントローラ80の踏板部81、82に脚を載せて踏板部81、82を揺動させる操作を行う。踏板部81が揺動軸の前方を下に傾ける方向に動くと、駆動部71は、角度θ2を広げる方向に大腿部接触部50Lを動かす。踏板部81が揺動軸の後方を下に傾ける方向に動くと、駆動部71は、角度θ2を狭める方向に大腿部接触部50Lを動かす。踏板部82が揺動軸の前方を下に傾ける方向に動くと、駆動部72は、角度θ3を広げる方向に大腿部接触部50Rを動かす。踏板部82が揺動軸の後方を下に傾ける方向に動くと、駆動部72は、角度θ3を狭める方向に大腿部接触部50Rを動かす。
【選択図】図1

Description

この発明は、カイロプラクティックの術者による施術を支援する技術に関する。
特許文献1には、カイロプラクティックの術者による施術を支援する技術の開示がある。図16は、この文献1に開示された椅子200を上から見た図である。図17は、図16の椅子200を前方から見た図である。図18は、図16の椅子200を後方から見た図である。図19は、図17の椅子200を左側方から見た図である。図16、図17、図18に示すように、この椅子200の座面201には、座面201を左右に分割する対称軸202を挟んだ対称位置に座面201から上方に向かって突出した一対の座骨接触部材203L及び203Rが設けられている。座骨接触部材203Lの頂面である座骨接触面204Lと座骨接触部材203Rの頂面である座骨接触面204Rは、椅子200の前方に向かって下がる方向に傾斜している。また、座骨接触面204Lおよび座骨接触面204Rの各々の傾斜方向は椅子200の前方よりも対象軸202側を向いている。カイロプラクティックの患者をこの椅子200の上に座らせると、患者の脊椎が伸びる。よって、この椅子200に患者を座らせて施術を施すことにより、矯正の効果を高めることができる。
特許4470195号公報
ところで、カイロプラクティックの施術者は、患者にその背筋周りの緊張が解けるような姿勢を取らせたほうが施術を施し易い。このため、患者が施術中に施術者が望む姿勢を保ち続けられるような装置があれば施術の効果をより高めることができるはずであるが、このような技術は未だ実用化されていない。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、カイロプラクティックの施術者による施術を行い易くすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、着座姿勢のユーザを下方から支持する基台部と、前記基台部の上に着座するユーザからみて、前記基台部の前方左側に配置された左右方向に延伸する第1の軸を揺動軸として揺動し得るように支持された第1の大腿部接触部と、前記基台部の前方右側に配置された左右方向に延伸する第2の軸を揺動軸として揺動し得るように支持された第2の大腿部接触部と、前記第1の大腿部接触部を前記第1の軸周りに揺動するように駆動し、前記第2の大腿部接触部を前記第2の軸周りに揺動するように駆動する駆動部とを備え、前記第1の大腿部接触部は前記駆動部による駆動に従い、前記基台部の上に着座したユーザの左の大腿部を、股関節を支点として回動するように下方から押し上げ、前記第2の大腿部接触部は前記駆動部による駆動に従い、前記基台部の上に着座したユーザの右の大腿部を、股関節を支点として回動するように下方から押し上げる姿勢保持装置を提供する。
本発明では、カイロプラクティックの施術者は、患者を姿勢保持装置に座らせ、背筋周りの筋肉の緊張を触手にて確認しつつ、第1の大腿部接触部の揺動の角度と第2の大腿部接触部の揺動の角度を個別に調整する。そして、患者をその背筋回りの筋肉の緊張が解けた姿勢にした状態で施術を施す。これにより、施術の効果をより高めることができる。
また、本発明では、着座したユーザの大腿部の位置を変えることができるため、長時間の着座に伴ういわゆるエコノミー症候群等の発生のリスクを軽減することができる。
本発明の第1実施形態である姿勢保持装置を上から見た図である。 図1を矢印A方向から見た図である。 図1を矢印B方向から見た図である。 図1を矢印C方向から見た図である。 図1を矢印D方向から見た図である。 本発明の第2実施形態である姿勢保持装置を上から見た図である。 図6を矢印A方向から見た図である。 図6を矢印B方向から見た図である。 図6を矢印C方向から見た図である。 図6を矢印D方向から見た図である。 本発明の第3実施形態である姿勢保持装置を上から見た図である。 図11を矢印A方向から見た図である。 図12を矢印B方向から見た図である。 図13を矢印C方向から見た図である。 図14を矢印D方向から見た図である。 従来の矯正用の椅子を上から見た図である。 図16の椅子を前方から見た図である。 図16の椅子を後方から見た図である。 図16の椅子を左側方から見た図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態である姿勢保持装置1を上から見た図である。図2は、図1を矢印A方向から見た図(正面図)である。図3は、図1を矢印B方向から見た図(背面図)である。図4は、図1を矢印C方向から見た図(左側面図)である。図5は、図1を矢印D方向から見た図(右側面図)である。この姿勢保持装置1は、当該姿勢保持装置1のユーザであるカイロプラクティックの患者を座らせて術者の意図する姿勢を保持させるためのものである。
図1、図2、図3、図4、及び図5に示すように、この姿勢保持装置1は、前後幅D1(例えば、D1=50cm)、左右幅W1(例えば、W1=60cm)、高さH1(例えば、H1=40cm)の寸法を有している。この姿勢保持装置1の基台部20は、着座姿勢の患者を下方から支持する役割を果たす。基台部20は、幅D1方向に対向する前面21F及び後面21Bと、幅W1方向に対向する左側面21L及び右側面21Rと、高さH1方向に対向する上面21U及び下面21Dとに囲まれた直方体状をなしている。
基台部20の上面21Uにおける幅W1方向の真中を通る基準線LNの左側及び右側には臀部接触部30L及び臀部接触部30Rがある。臀部接触部30L及び臀部接触部30Rは、基準線LNを対称軸とする鏡対称をなしている。
より詳細に説明すると、臀部接触部30Lの側面31L及び32Lは側面33L、34L、35Lを挟んで平行対面している。臀部接触部30Lの側面31L及び32Lは直角三角形状をなしている。臀部接触部30Lの側面35Lは基台部20の上面21Uに固定されている。臀部接触部30Lの側面34Lは上面21Uから上に向かって起立している。臀部接触部30Lの側面33Lは、基台部20の上に着座する患者からみて、基台部20の上面21Uにおいて左後方から中央前方に向かい下がるように傾斜している。臀部接触部30Rの側面31R及び32Rは側面33R、34R、35Rを挟んで平行対面している。臀部接触部30Rの側面31R及び32Rは直角三角形状をなしている。臀部接触部30Rの側面35Rは基台部20の上面21Uに固定されている。臀部接触部30Rの側面34Rは上面21Uから上に向かって起立している。臀部接触部30Rの側面33Rは、基台部20の上に着座する患者からみて、基台部20の上面21Uにおいて右後方から中央前方に向かい下がるように傾斜している。臀部接触部30Lの側面33Lにおける上面21Uに接する端辺SLと基準線LNとがなす角度θ1(θ1=60度)と臀部接触部30Rの側面33Rにおける上面21Uに接する端辺SRと基準線LNとがなす角度θ1は同じになっている。
基台部20の下には脚60がある。脚60は、円盤状のプレート62の上面に支柱61を設けたものである。脚60の支柱61の上端は、基台部20の下面21Dにおける幅W1方向の真中の位置に固定されている。
基台部20の前面21Fにおける臀部接触部30Lの前の位置には前面21Fから前方に向かって突出した突出部40Lがあり、基台部20の前面21Fにおける臀部接触部30Rの前の位置には前面21Fから前方に向かって突出した突出部40Rがある。突出部40L及び40Rは、基台部20の左右幅W1の半分よりも小さな左右幅を持った直方体状をなしている。突出部40Lと突出部40Rは幅W1方向に距離W2だけ離れている。突出部40Lにはその上面41Lにから下方に向かって凹んだ凹部42Lが設けられている。突出部40Rにはその上面41Rにから下方に向かって凹んだ凹部42Rが設けられている。突出部40Lの凹部42Lには大腿部接触部50Lが収められている。突出部40Rの凹部42Rには大腿部接触部50Rが収められている。
大腿部接触部50Lは、基台部20の上に着座する患者から見て、基台部20の前方左側に配置された左右方向に延伸する軸ALを搖動軸として搖動し得るようにして突出部40Lに支持されている。また、大腿部接触部50Rは、基台部20の上に着座する患者から見て、基台部20の前方右側に配置された左右方向に延伸する軸ARを搖動軸として搖動し得るようにして突出部40Rに支持されている。
より詳細に説明すると、大腿部接触部50Lの5つの側面51L、52L、53L、54L、55Lの一つである側面54Lは突出部40Lの上面41Lと鋭角に交わる傾斜面を形成している。大腿部接触部50Lの側面51L及び52Lは側面53L、54L、55Lを挟んで幅W1方向に平行対面している。側面51L及び52Lは扇状をなしている。側面54L及び55Lは矩形状をなしている。側面53Lは側面51L及び52Lの弧状の端辺に沿って湾曲している。大腿部接触部50Lにおける側面53Lと反対側の端部と凹部42Lにおける基台部20の側の上縁は、軸ALを回転支点とするヒンジ機構(不図示)により連結されている。このため、大腿部接触部50Lは、軸ALを搖動軸として突出部40Lの上面41Lと大腿部接触部50Lの傾斜面54Lとがなす角度θ2(θ2≧0)(図4)を広げる方向と狭める方向に搖動し得る。
大腿部接触部50Rの5つの側面51R、52R、53R、54R、55Rの一つである側面54Rは突出部40Rの上面41Rと鋭角に交わる傾斜面を形成している。大腿部接触部50Rの側面51R及び52Rは側面53R、54R、55Rを挟んで幅W1方向に平行対面している。側面51R及び52Rは扇状をなしている。側面54R及び55Rは矩形状をなしている。側面53Rは側面51R及び52Rの弧状の端辺に沿って湾曲している。大腿部接触部50Rにおける側面53Rと反対側の端部と凹部42Rにおける基台部20の側の上縁は、軸ARを回転支点とするヒンジ機構(不図示)により連結されている。このため、大腿部接触部50Rは、軸ARを搖動軸として突出部40Rの上面41Rと大腿部接触部50Rの傾斜面54Rとがなす角度θ3(θ3≧0)(図5)を広げる方向と狭める方向に搖動し得る。
基台部20の下面21Dからはケーブル90が引き出されている。このケーブル90の一端は基台部20から突出部40L及び40R内に導かれて突出部40L内の駆動部71と突出部40R内の駆動部72に各々接続されている。ケーブル90の他端はフットコントローラ80と接続されている。フットコントローラ80は、姿勢保持装置1を操作する操作子としての役割を果たす装置である。フットコントローラ80の筐体89には、上面から下方に向かって凹んだ凹部91及び92がある。凹部91には踏板部81が収められている。凹部92には踏板部82が収められている。踏板部81の左右の側面の真中は凹部91の左右の内壁面に枢着されている。踏板部82の左右の側面の真中は凹部92の左右の内壁面に枢着されている。このため、踏板部81及び82は各々の枢着部分を揺動軸として揺動し得る。
突出部40L内には駆動部71(図4)が収められている。突出部40R内には駆動部72(図5)が収められている。駆動部71は、フットコントローラ80の踏板部81に対して行われた操作に応じて、大腿部接触部50Lを軸AL周りに搖動するように駆動する装置である。駆動部72は、フットコントローラ80の踏板部82に対して行われた操作に応じて、大腿部接触部50Rを軸AR周りに搖動するように駆動する装置である。駆動部71および72の駆動方式は、モータ駆動や油圧駆動など、その方式は問わない。
ここで、駆動部71は、フットコントローラ80の踏板部81の前方を踏み込む操作が行われた場合とその後方を踏み込む操作が行われた場合の各々において次のような動作を行う。
a1.踏板部81の前方を踏み込む操作が行われた場合
この場合、駆動部71は、角度θ2を広げる方向に大腿部接触部50Lを動かす。大腿部接触部50Lは、この駆動部71の駆動に従い、基台部20の上に着座した患者の左の大腿部を、股関節を支点として回動するように下方から押し上げる。
b1.踏板部81の後方を踏み込む操作が行われた場合
この場合、駆動部71は、角度θ2を狭める方向に大腿部接触部50Lを動かす。大腿部接触部50Lは、この駆動部71の駆動に従い、基台部20の上に着座した患者の左の大腿部を下方に下げる。
また、駆動部72は、フットコントローラ80の踏板部82の前方を踏み込む操作が行われた場合とその後方を踏み込む操作が行われた場合の各々において次のような動作を行う。
c1.踏板部82の前方を踏み込む操作が行われた場合
この場合、駆動部72は、角度θ3を広げる方向に大腿部接触部50Rを動かす。大腿部接触部50Rは、この駆動部72の駆動に従い、基台部20の上に着座した患者の右の大腿部を、股関節を支点として回動するように下方から押し上げる。
d1.踏板部82の後方を踏み込む操作が行われた場合
この場合、駆動部72は、角度θ3を狭める方向に大腿部接触部50Rを動かす。大腿部接触部50Rは、この駆動部72の駆動に従い、基台部20の上に着座した患者の右の大腿部を下方に下げる。
以上が、本実施形態の構成の詳細である。本実施形態では、カイロプラクティックの施術者は、患者を姿勢保持装置1に座らせ、背筋周りの筋肉の緊張を触手にて確認しつつ、大腿部接触部50Lの角度θ2と大腿部接触部50Rの角度θ3を個別に調整する。そして、患者をその背筋回りの筋肉の緊張が解けた姿勢にした状態で施術を施す。これにより、施術の効果をより高めることができる。
<第2実施形態>
図6は、本発明の第2実施形態である姿勢保持装置1Aを上から見た図である。図7は、図6を矢印A方向から見た図(正面図)である。図8は、図6を矢印B方向から見た図(背面図)である。図9は、図6を矢印C方向から見た図(左側面図)である。図10は、図7を矢印D方向から見た図(右側面図)である。図6、図7、図8、図9、図10において、姿勢保持装置1(第1実施形態)のものと同じ要素には同じ符号を付し、これらについての再度の説明を割愛する。
本実施形態の姿勢保持装置1Aでは、大腿部接触部50L及び50Rは、基台部20の上に着座する患者からみて、基台部20に対し左右方向に移動し得るようにして基台部20に連結されている。より具体的に説明すると、基台部20の前面21Fには幅W1方向に延在する凹部25(図7、図9及び図10)が設けられている。突出部40Lにおける後側の端面には幅W1方向に延在する凸部57L(図9)が設けられている。突出部40Rにおける後側の端面には幅W1方向に延在する凸部57R(図10)が設けられている。突出部40Lの凸部57Lと突出部40Rの凸部57Rは、凹部25内を幅W1方向(左右方向)に摺動し得るようにして凹部25に嵌め込まれている。
また、この姿勢保持装置1Aでは、フットコントローラ80Aの筐体89Aにおける凹部92の隣に凹部93が設けられており、その隣に凹部94が設けられている。凹部93には踏板部83が収められている。凹部94には踏板部84が収められている。踏板部83及び84は、各々の枢着部分を搖動軸として搖動し得るようになっている。
また、基台部20内には駆動部73(図9)及び駆動部74(図10)が収められている。駆動部73は、フットコントローラ80Aの踏板部83に対して行われた操作に応じて、大腿部接触部50Lを幅W1方向(左右方向)に移動するように駆動する装置である。駆動部74は、フットコントローラ80Aの踏板部84に対して行われた操作に応じて、大腿部接触部50Rを幅W1方向(左右方向)に移動するように駆動する装置である。
ここで、駆動部73は、フットコントローラ80Aの踏板部83の前方を踏み込む操作が行われた場合とその後方を踏み込む操作が行われた場合の各々において次のような動作を行う。
e1.踏板部83の前方を踏み込む操作が行われた場合
この場合、駆動部73は、大腿部接触部50Lを左方向に移動させる。大腿部接触部50Lは、この駆動部73の駆動に従い、基台部20の上に着座した患者の左の大腿部を左方向に動かす。
f1.踏板部83の後方を踏み込む操作が行われた場合
この場合、駆動部73は、大腿部接触部50Lを右方向に移動させる。大腿部接触部50Lは、この駆動部73の駆動に従い、基台部20の上に着座した患者の左の大腿部を右方向に動かす。
また、駆動部74は、フットコントローラ80Aの踏板部84の前方を踏み込む操作が行われた場合とその後方を踏み込む操作が行われた場合の各々において次のような動作を行う。
g1.踏板部84の前方を踏み込む操作が行われた場合
この場合、駆動部74は、大腿部接触部50Rを右方向に移動させる。大腿部接触部50Rは、この駆動部74の駆動に従い、基台部20の上に着座した患者の右の大腿部を右方向に動かす。
h1.踏板部84の後方を踏み込む操作が行われた場合
この場合、駆動部74は、大腿部接触部50Rを左方向に移動させる。大腿部接触部50Rは、この駆動部74の駆動に従い、基台部20の上に着座した患者の右の大腿部を左方向に動かす。
以上が、本実施形態の構成の詳細である。本実施形態では、大腿部接触部50Lの角度θ2と大腿部接触部50Rの角度θ3に加えて、大腿部接触部50L及び50Rの左右方向の位置も調整することができる。よって、本実施形態によると、施術の効果をより高めることができる。
<第3実施形態>
図11は、本発明の第3実施形態である姿勢保持装置1Bを上から見た図である。図12は、図11を矢印A方向から見た図(正面図)である。図13は、図11を矢印B方向から見た図(背面図)である。図14は、図11を矢印C方向から見た図(左側面図)である。図15は、図11を矢印D方向から見た図(右側面図)である。図11、図12、図13、図14、図15において、姿勢保持装置1A(第2実施形態)のものと同じ要素には同じ符号を付し、これらについての再度の説明を割愛する。
本実施形態の姿勢保持装置1Bでは、大腿部接触部50L及び50Rは、基台部20の上に着座する患者からみて、基台部20に対し前後方向に移動し得るようにして基台部20に連結されている。より具体的に説明すると、姿勢保持装置10Bでは、突出部40Lは、一面が開放された中空な箱部45Lと、箱部45Lの開放された側から同部45L内に収納された角柱部46Lとを有する。角柱部46Lにはその上面47Lから下方に向かって凹んだ凹部48Lが設けられており、この凹部48Lに大腿部接触部50Lが収められている。また、突出部40Rは、一面が開放された中空な箱部45Rと、箱部45Rの開放された側から同部45R内に収納された角柱部46Rとを有する。角柱部46Rにはその上面47Rから下方に向かって凹んだ凹部48Rが設けられており、この凹部48Rに大腿部接触部50Rが収められている。
本実施形態の姿勢保持装置1Bでは、フットコントローラ80Bの筐体89Bにおける凹部94の隣に凹部95が設けられており、その隣に凹部96が設けられている。凹部95には踏板部85が収められている。凹部96には踏板部86が収められている。踏板部85及び86は、各々の枢着部分を搖動軸として搖動し得るようになっている。
箱部45L内における箱部45Lの底と角柱部46Lとの間には駆動部75(図14)が設けられている。箱部45R内における箱部45Rの底と角柱部46Rとの間には駆動部76(図15)が設けられている。駆動部75は、フットコントローラ80Bの踏板部85に対して行われた操作に応じて、大腿部接触部50Lを前後方向に移動するように駆動する装置である。駆動部76は、フットコントローラ80Bの踏板部86に対して行われた操作に応じて、大腿部接触部50Rを前後方向に移動するように駆動する装置である。
ここで、駆動部75は、フットコントローラ80Bの踏板部85の前方を踏み込む操作が行われた場合とその後方を踏み込む操作が行われた場合の各々において次のような動作を行う。
h1.踏板部85の前方を踏み込む操作が行われた場合
この場合、駆動部75は、角柱部46Lとその凹部48L内の大腿部接触部50Lを前方に移動させる。大腿部接触部50Lは、この駆動部75の駆動に従い、基台部20の上に着座した患者の左の大腿部を前方に動かす。
i1.踏板部85の後方を踏み込む操作が行われた場合
この場合、駆動部75は、角柱部46Lとその凹部48L内の大腿部接触部50Lを後方に移動させる。大腿部接触部50Lは、この駆動部75の駆動に従い、基台部20の上に着座した患者の左の大腿部を後方に動かす。
また、駆動部76は、フットコントローラ80Bの踏板部86の前方を踏み込む操作が行われた場合とその後方を踏み込む操作が行われた場合の各々において次のような動作を行う。
j1.踏板部86の前方を踏み込む操作が行われた場合
この場合、駆動部76は、角柱部46Rとその凹部48R内の大腿部接触部50Rを前方に移動させる。大腿部接触部50Rは、この駆動部76の駆動に従い、基台部20の上に着座した患者の右の大腿部を前方に動かす。
k1.踏板部86の後方を踏み込む操作が行われた場合
この場合、駆動部76は、角柱部46Rとその凹部48R内の大腿部接触部50Rを後方に移動させる。大腿部接触部50Rは、この駆動部76の駆動に従い、基台部20の上に着座した患者の右の大腿部を後方に動かす。
以上が、本実施形態の構成の詳細である。本実施形態では、大腿部接触部50Lの角度θ2と大腿部接触部50Rの角度θ3、大腿部接触部50L及び50Rの左右方向の位置、大腿部接触部50L及び50Rの前後方向の位置を個別に調整することができる。よって、本実施形態によると、施術の効果をより高めることができる。
以上、本発明の第1乃至第3実施形態について説明したが、かかる実施形態に以下の変形を加えてもよい。
(1)上記第1乃至第3実施形態では、フットコントローラ80A、80B、80Cにより、大腿部接触部50Lの角度θ2と大腿部接触部50Rの角度θ3、大腿部接触部50L及び50Rの左右方向の位置、大腿部接触部50L及び50Rの前後方向の位置を調整した。しかし、ボタンスイッチやボリュームスイッチなどの他の操作子によりこれらを調整するようにしてもよい。この場合において、操作子は、基台部20の上に着座するユーザ(患者)と異なるユーザである術者が操作するようにしてもよいし、基台部20の上に着座するユーザ自身が操作するようにしてもよい。
(2)上記第1実施形態の姿勢保持装置1の突出部40L及び40Rを第3実施形態の姿勢保持装置1Bの突出部40L及び40Rにより置き換えたものにより姿勢保持装置1Dを構成してもよい。この姿勢保持装置1Dは、第1〜第3実施形態のものと同様の役割を果たす駆動部71、72、及び第3実施形態のものと同様の役割を果たす駆動部75、76の合計4つの駆動部を有する。そして、この姿勢保持装置1Dでは、第1の駆動部71は、角度θ2を広げる方向(または狭める方向)に大腿部接触部50Lを動かし、第2の駆動部72は、角度θ3を広げる方向(または狭める方向)に大腿部接触部50Rを動かす。また、第3の駆動部75は、前方向(または後方向)に角柱部46Lを動かし、第4の駆動部76は、前方向(または後方向)に角柱部46Rを動かす。この姿勢保持装置1Dは、第2及び第3実施形態のように大腿部接触部50L及び50Rの左右方向の位置を調整することはできないものの、これらと同等かそれに準じた効果を奏することができる。
(3)上記第2実施形態では、2つの駆動部73及び74が大腿部接触部50L及び50Rの左右方向の位置を個別に調整するようになっていた。しかし、駆動部73及び駆動部74を連動して動作させてもよい。例えば、駆動部73による大腿部接触部50Lの左右方向の移動量と駆動部74による大腿部接触部50Rの左右方向の移動量が同じになるように両部73及び74を連動させるとよい。
(4)上記第3実施形態では、2つの駆動部75及び76が大腿部接触部50L及び50Rの前後方向の位置を個別に調整するようになっていた。しかし、駆動部75及び76を連動して動作させてもよい。例えば、駆動部75による大腿部接触部50Lの前後方向の移動量と駆動部76による大腿部接触部50Rの前後方向の移動量が同じになるように両部75及び76を連動させるとよい。
(5)上記第1乃至第3実施形態は、本発明をカイロプラクティックの患者を座らせる椅子に適用したものであった。しかし、本発明の用途はこれに限らない。例えば、本発明にかかる姿勢保持装置を用いて、飛行機等の乗り物に長時間搭乗するユーザの大腿部の位置を時々変えてあげることで、いわゆるエコノミー症候群等の発病を防止することができる。この場合、フットコントローラ80等の操作子は必ずしも必要はなく、マイコン等の制御装置が、例えば所定の時間の経過等をトリガとして、自動的に駆動部を制御する構成が採用されてもよい。
(6)上記第1乃至第3実施形態では、基台部20の上面21Uに臀部接触部30L及び臀部接触部30Rが設けられていた。しかし、基台部20の上面21Uに臀部接触部30L及び臀部接触部30Rを設けない構成を採用してもよい。
(7)上記第1乃至第3実施形態では、基台部20の前方に突出部40Lと突出部40Rが設けられていた。しかし、これら2つの突出部を個別に設ける代わりに、1つの突出部を設け、当該1つの突出部に大腿部接触部50L及び大腿部接触部50Rを設ける構成を採用してもよい。また、基台部20の前方に突出部40Lと突出部40Rを設けない構成を採用してもよい。この場合、基台部20の前面21Fの上端部と大腿部接触部50L及び大腿部接触部50Rとをヒンジ機構により連結するとよい。
1…姿勢保持装置、20…基台部、30…臀部接触部、40…突出部、50…大腿部接触部、80…フットコントローラ、90…ケーブル。

Claims (5)

  1. 着座姿勢のユーザを下方から支持する基台部と、
    前記基台部の上に着座するユーザからみて、前記基台部の前方左側に配置された左右方向に延伸する第1の軸を揺動軸として揺動し得るように支持された第1の大腿部接触部と、前記基台部の前方右側に配置された左右方向に延伸する第2の軸を揺動軸として揺動し得るように支持された第2の大腿部接触部と、
    前記第1の大腿部接触部を前記第1の軸周りに揺動するように駆動し、前記第2の大腿部接触部を前記第2の軸周りに揺動するように駆動する駆動部と
    を備え、
    前記第1の大腿部接触部は前記駆動部による駆動に従い、前記基台部の上に着座したユーザの左の大腿部を、股関節を支点として回動するように下方から押し上げ、前記第2の大腿部接触部は前記駆動部による駆動に従い、前記基台部の上に着座したユーザの右の大腿部を、股関節を支点として回動するように下方から押し上げる
    ことを特徴とする姿勢保持装置。
  2. 前記基台部の上に着座するユーザからみて、前記基台部の上面において左後方から中央前方に向かい下がるように傾斜する傾斜面を有する第1の臀部接触部と、前記基台部の上面において右後方から中央前方に向かい下がるように傾斜する傾斜面を有する第2の臀部接触部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の姿勢保持装置。
  3. 前記基台部の上に着座するユーザからみて、前記第1の大腿部接触部および前記第2の大腿部接触部は前記基台部に対し左右方向に移動し得るように前記基台部に連結されており、
    前記駆動部は、前記第1の大腿部接触部及び前記第2の大腿部接触部の各々を左右方向に移動するように駆動する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の姿勢保持装置。
  4. 前記基台部の上に着座するユーザからみて、前記第1の大腿部接触部および前記第2の大腿部接触部は前記基台部に対し前後方向に移動し得るように前記基台部に連結されており、
    前記駆動部は、前記第1の大腿部接触部及び前記第2の大腿部接触部の各々を前後方向に移動するように駆動する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の姿勢保持装置。
  5. 前記基台部の上に着座したユーザもしくは当該ユーザとは異なるユーザにより操作される操作子を備え、
    前記駆動部は前記操作子に対し行われた操作に応じて、前記第1の大腿部接触部および前記第2の大腿部接触部を駆動する
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の姿勢保持装置。
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