JP2014053104A - 電極接続構造 - Google Patents
電極接続構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014053104A JP2014053104A JP2012195377A JP2012195377A JP2014053104A JP 2014053104 A JP2014053104 A JP 2014053104A JP 2012195377 A JP2012195377 A JP 2012195377A JP 2012195377 A JP2012195377 A JP 2012195377A JP 2014053104 A JP2014053104 A JP 2014053104A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- narrow
- connection structure
- inner member
- width
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
Abstract
【課題】電極の変形及び損傷を抑制すると共に、電極同士の接続の解除を容易に行うことができ、ラミネートセル型電池の二次利用を可能とする電極接続構造を提供すること。
【解決手段】電極接続構造1は、ラミネートセル型電池5の電極51を接続するためのものである。電極接続構造1は、インナ部材10と、一対の脚部22を備えたアウタ部材20と、固定手段3とを有している。インナ部材10は、インナ狭幅部11と、インナ狭幅部11よりも幅寸法が大きいインナ広幅部12とを有している。インナ部材10とアウタ部材20とは、両者の相対位置を変更可能に構成されており、インナ部材10の外側に電極51を配し、インナ部材10とアウタ部材20とを相対移動させることで脚部22を拡縮させ、電極51とインナ部材10とを脚部22によって押圧する。
【選択図】図1
【解決手段】電極接続構造1は、ラミネートセル型電池5の電極51を接続するためのものである。電極接続構造1は、インナ部材10と、一対の脚部22を備えたアウタ部材20と、固定手段3とを有している。インナ部材10は、インナ狭幅部11と、インナ狭幅部11よりも幅寸法が大きいインナ広幅部12とを有している。インナ部材10とアウタ部材20とは、両者の相対位置を変更可能に構成されており、インナ部材10の外側に電極51を配し、インナ部材10とアウタ部材20とを相対移動させることで脚部22を拡縮させ、電極51とインナ部材10とを脚部22によって押圧する。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数のラミネートセル型電池における電極を接続するための電極接続構造に関する。
近年、電気自動車等のモータ駆動用電源や家庭用の非常電源等の種々の用途において、蓄電装置が用いられている。このような蓄電装置を構成する蓄電素子の一つとして、ラミネートセル(パウチ)型電池が知られている。
蓄電装置を構成する複数のラミネートセル型電池を接続する構造としては、各ラミネートセル型電池の電極同士を超音波溶接等の溶接により接合する構造が主流となっている。
蓄電装置を構成する複数のラミネートセル型電池を接続する構造としては、各ラミネートセル型電池の電極同士を超音波溶接等の溶接により接合する構造が主流となっている。
また、溶接以外の電極接続構造としては、特許文献1に示されたものがある。この電極接続構造は、電池と接続された板状の電極端子同士を、導電性材料からなる連結金具によって接続するものである。連結金具は、電極端子を挿入配置する一対の端子挿入部と、各端子挿入部にそれぞれ形成されたネジ挿入凹部とを有している。連結金具の端子挿入部に電極端子を挿入配置した状態でネジ挿入凹部に固定ネジを挿入することにより、固定ネジが電極端子を押圧し、電極端子と連結金具とを接触させるよう構成されている。
しかしながら、上述した電極接続構造においては、以下の問題点がある。
溶接を用いた電極接続構造の場合、電極同士を直接接合するため、接続された電極を分離することが難しい。そのため、複数のラミネートセル型電池の一部に不良が生じた際に、不良となったラミネートセル型電池のみを取り外して交換することができない。したがって、一部のラミネートセル型電池に不良が生じると、蓄電装置自体が不良となる。また、ラミネートセル型電池のリユース等の二次利用ができず、環境負荷が増大するという問題点がある。
溶接を用いた電極接続構造の場合、電極同士を直接接合するため、接続された電極を分離することが難しい。そのため、複数のラミネートセル型電池の一部に不良が生じた際に、不良となったラミネートセル型電池のみを取り外して交換することができない。したがって、一部のラミネートセル型電池に不良が生じると、蓄電装置自体が不良となる。また、ラミネートセル型電池のリユース等の二次利用ができず、環境負荷が増大するという問題点がある。
また、ラミネートセル型電池の電極は、正極と負極とで異なる金属材料が用いられており、ラミネートセル型電池を直列に接続する場合には、異種金属からなる電極同士を溶接する必要がある。一般的に融点の異なる異種金属同士を溶接により接合するのは難しいため、溶接の不良が生じやすく接続不良の原因となる。接続不良により、電極間の電気的接触抵抗が増大すると電極が発熱し、電池容量の低下等、電池に悪影響を及ぼすおそれがある。
また、特許文献1に示された電極接続構造において、ラミネートセル型電池のように板厚が薄い電極の場合には、連結金具の端子挿入部へ電極を挿入する際に、電極の折れや曲がりが生じる場合がある。また、固定ネジを挿入する際に、固定ネジから電極にかかる力が大きいと電極の割れなどの損傷を生じる場合もある。このように、電極に変形や損傷が生じると、たとえ溶接を用いていなくとも、ラミネートセル型電池の二次利用が行えなくなる場合がある。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、電極の変形を抑制しながら、電極同士を確実に接続して電気的接触抵抗を低減すると共に、電極同士の接続の解除を容易に行うことができ、ラミネートセル型電池の二次利用を可能とする電極接続構造を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、積層されるラミネートセル型電池の電極を接続するための電極接続構造であって、
対向する一対の電極の間に配置される導電性を有するインナ部材と、
上記一対の電極を外方から挟持する一対の脚部を備えたアウタ部材と、
上記インナ部材と上記アウタ部材とを連結固定する固定手段とを有しており、
上記インナ部材は、上記一対の電極の間隔よりも幅寸法が小さいインナ狭幅部と、該インナ狭幅部よりも幅寸法が大きいインナ広幅部とを有しており、
上記インナ部材と上記アウタ部材とは、両者の相対位置を変更可能に構成されており、
上記インナ部材の外側に電極を配し、上記インナ部材と上記アウタ部材とを相対移動させることで上記脚部を拡縮させ、上記電極と上記インナ部材とを上記脚部によって押圧することを特徴とする電極接続構造にある(請求項1)。
対向する一対の電極の間に配置される導電性を有するインナ部材と、
上記一対の電極を外方から挟持する一対の脚部を備えたアウタ部材と、
上記インナ部材と上記アウタ部材とを連結固定する固定手段とを有しており、
上記インナ部材は、上記一対の電極の間隔よりも幅寸法が小さいインナ狭幅部と、該インナ狭幅部よりも幅寸法が大きいインナ広幅部とを有しており、
上記インナ部材と上記アウタ部材とは、両者の相対位置を変更可能に構成されており、
上記インナ部材の外側に電極を配し、上記インナ部材と上記アウタ部材とを相対移動させることで上記脚部を拡縮させ、上記電極と上記インナ部材とを上記脚部によって押圧することを特徴とする電極接続構造にある(請求項1)。
上記電極接続構造においては、上記のごとく、上記インナ部材が、上記インナ狭幅部と上記インナ広幅部とを有しており、上記インナ部材と上記アウタ部材とを相対移動させることにより、上記脚部を拡縮可能に構成されている。これにより、上記電極の変形を抑制しながら、確実に複数のラミネートセル型電池における電極同士を接続することができる。
すなわち、上記インナ部材を上記アウタ部材と相対的に移動させることで、上記インナ部材における上記脚部と対向する部位を、上記インナ広幅部と上記インナ狭幅部とのいずれかに変化させる。これにより、上記脚部と上記インナ広幅部とを対向させた際には、上記脚部の間隔を拡大させ、上記脚部と上記インナ狭幅部とを対向させた際には、上記脚部の間隔を縮小させることができる。このように、上記脚部の間隔を拡縮させることで、上記脚部が生じる押圧力を変化させることができる。
したがって、上記のごとく、組み付け作業時においては、上記脚部から上記電極に加えられる押圧力を低減、又はなくすことで、上記電極の変形や損傷を抑制することができる。また、組み付け後の接続状態においては、上記脚部から上記電極に加えられる押圧力を高めることにより、上記電極と上記インナ部材とを確実に接触させて電気的接触抵抗を低減することができる。
また、上記インナ部材の外側に沿うように上記電極を配することで、上記インナ部材が上記電極を補強する役割を果たしている。そのため、上記電極に大きな押圧力が加わったとしても接続状態や二次利用に問題となる上記電極の変形や損傷を抑制することができる。
また、上記のごとく、上記インナ部材と各電極とは、上記アウタ部材の押圧力によって互いに密着しているが、従来用いられている溶接を行っていないので、上記アウタ部材による押圧を解除することで容易に両者を分離することができる。
以上のごとく、上記電極接続構造によれば、電極の変形を抑制しながら、電極同士を確実に接続して電気的接触抵抗を低減すると共に、電極同士の接続の解除を容易に行うことができ、ラミネートセル型電池の二次利用を可能とする電極接続構造を提供することができる。
上記電極接続構造において、上記インナ部材は、上記インナ狭幅部の基端側に上記インナ広幅部が配設されており、上記アウタ部材は、上記一対の脚部の間隔が自然状態において上記インナ広幅部の幅寸法よりも狭いアウタ狭幅部と、その基端側において上記間隔を拡大させたアウタ広幅部とを有しており、上記インナ広幅部と上記アウタ狭幅部とを係合させることによって上記アウタ狭幅部を自然状態よりも開いた状態で、上記インナ狭幅部の外側の位置に電極を配し、その後、上記インナ部材の上記インナ狭幅部を上記アウタ部材の上記アウタ広幅部に対向させるよう相対移動させることにより、上記インナ部材の上記インナ狭幅部において、上記電極と上記インナ部材とが接続されると共に両者が上記アウタ狭幅部によって押圧されていてもよい(請求項2)。
この場合には、上記インナ広幅部と上記アウタ狭幅部とを対向させることにより、上記脚部を上記インナ広幅部によって押し広げ、上記脚部の間隔を拡大することができる。上記脚部の間隔を拡大した状態で、上記インナ狭幅部の外側に上記電極を配することで、上記脚部から上記電極へとかかる押圧力を低減又は、なくすことができる。これにより、上記電極の組み付け性を向上することができる。
そして、上記インナ部材と上記アウタ部材とを相対的に移動させ、上記インナ狭幅部と上記アウタ狭幅部とを対向させると、上記脚部の間隔が縮小し、上記アウタ狭幅部が上記電極と上記インナ狭幅部とを押圧することができる。
このように、組み付け時における上記電極の変形を抑制しながら、組み付け後の接続状態においては、上記電極に十分な押圧力を付与することができる。
このように、組み付け時における上記電極の変形を抑制しながら、組み付け後の接続状態においては、上記電極に十分な押圧力を付与することができる。
また、上記インナ部材は、上記インナ狭幅部の先端側にインナ広幅部が配設されており、上記アウタ部材は、上記一対の脚部の間隔が自然状態において上記インナ広幅部の幅寸法よりも狭いアウタ狭幅部を有しており、上記インナ狭幅部及び上記インナ広幅部の外側に電極を配し、上記インナ狭幅部を上記アウタ狭幅部に対向させ、その後、上記インナ広幅部を上記アウタ狭幅部に対向させるよう相対移動させることにより、上記インナ広幅部において、上記電極と上記インナ部材とが接続されると共に両者が上記アウタ狭幅部によって押圧されていてもよい(請求項3)。
この場合には、上記インナ狭幅部と上記アウタ狭幅部とを対向させた状態において、上記脚部から上記電極へと加わる押圧力は、上記インナ広幅部と上記アウタ狭幅部とを対向させた状態に比べて小さくすることができる。そのため、上記インナ部材と上記アウタ部材との間に上記電極を配置する際の組み付け性が向上し、上記電極の変形を生じさせにくい。
そして、上記インナ狭幅部と上記アウタ狭幅部との間に上記電極を配した状態で、上記インナ部材と上記アウタ部材とを相対的に移動し、上記インナ広幅部と上記アウタ狭幅部とを対向させることができる。これにより、組み付け時における上記電極の変形を抑制しながら、組み付け後の接続状態においては上記電極に十分な押圧力を付与することができる。
また、上記アウタ部材は、その先端側において間隔を上記アウタ狭幅部よりも拡大させたアウタ導入部を有しており、該アウタ導入部と上記インナ狭幅部とを対向させると共に両者の間に電極を配し、その後、上記インナ広幅部と上記アウタ狭幅部とを対向させるよう相対移動させてもよい(請求項4)。この場合には、上記アウタ導入部がガイドの役割を果たし、上記電極の端部を上記アウタ狭幅部の内側に容易に導くことができる。
また、上記インナ部材は、上記インナ狭幅部の基端側に上記インナ広幅部が配設され、上記インナ狭幅部と上記インナ広幅部との間には、基端側に向かって上記インナ狭幅部の幅寸法から上記インナ広幅部の幅寸法へと拡幅するように形成されたインナ拡幅部が配設されており、上記アウタ部材は、上記一対の脚部の間隔が自然状態において上記インナ広幅部の幅寸法よりも狭くかつ上記インナ狭幅部の幅寸法よりも広いアウタ押圧部を有しており、上記インナ狭幅部の外側の位置に電極を配すると共に電極の外側に上記アウタ押圧部を配し、その後、上記インナ部材の上記インナ拡幅部に上記アウタ部材の上記アウタ押圧部の基端部を対向させるよう相対移動させることにより、上記インナ部材の上記インナ拡幅部において、上記電極と上記インナ部材とが接続されると共に両者が上記アウタ押圧部の基端部によって押圧されていてもよい(請求項5)
この場合には、自然状態における上記アウタ押圧部の幅寸法は、上記インナ狭幅部の幅寸法よりも広いため、上記インナ狭幅部の外側の位置に電極を配し、さらにその外側の位置に上記アウタ押圧部を配した状態においては、該アウタ押圧部から上記インナ狭幅部及び上記電極にかかる押圧力を低減することができる。そのため、上記インナ部材と上記アウタ部材との間に上記電極を配置する際の組み付け性が向上し、上記電極の変形を生じさせにくい。
そして、上記インナ狭幅部と上記アウタ押圧部との間に上記電極を配した状態で、上記インナ部材と上記アウタ部材とを相対的に移動し、上記インナ拡幅部と上記アウタ押圧部の基端部とを対向させることができる。これにより、組み付け時における上記電極の変形を抑制しながら、組み付け後の接続状態においては上記電極に十分な押圧力を付与することができる。
また、上記インナ部材と上記アウタ部材との相対移動は、上記固定手段によって連結固定を行う際の当該固定手段の動作に伴って変化するよう構成されていてもよい(請求項6)。この場合には、上記インナ部材、上記アウタ部材及び上記電極の組み付け作業と上記固定手段による固定作業とを1つの作業によって行うことができる。これにより、組み付け作業の効率を向上することができる。
また、上記固定手段は、上記インナ部材が有する内周にネジ山が形成された雌ネジ部又は外周にネジ山が形成された雄ネジ部と、上記雌ネジ部に螺合可能な固定ボルト又は上記雄ネジ部に螺合可能な固定ナットとを有しており、上記固定ボルトを上記雌ネジ部に、又は上記固定ナットを上記雄ネジ部に螺合することにより、上記インナ部材と上記アウタ部材との相対移動を行うよう構成されていてもよい(請求項7)。この場合には、上記固定ボルト及び上記雌ネジ部、又は固定ナット及び上記雄ネジ部を螺合することにより、上記インナ部材と上記アウタ部材とを相対的に移動させながら、上記インナ部材、上記アウタ部材及び上記電極の固定を容易かつ確実に行うことができる。
また、上記固定手段が円筒状のフランジ部材と該フランジ部材の内側に挿通配置されたシャフト部材とを備え、該シャフト部材を引き抜き上記フランジ部材の外形を拡大させることで上記アウタ部材と上記インナ部材とをかしめ固定するブラインドリベットからなり、該ブラインドリベットのかしめ動作によって、上記インナ部材と上記アウタ部材との相対移動を行うよう構成されていてもよい(請求項8)。ブラインドリベットは、上記シャフト部材を引っ張り、破断させることで上記フランジ部材を変形させ、容易かつ迅速にかしめ固定を行うものである。したがって、上記インナ部材、上記アウタ部材及び上記電極の固定をより容易かつ迅速に行うことができる。
また、上記インナ部材が上記シャフト部材を構成していてもよい(請求項9)。この場合には、上記電極接続構造を構成する部品点数を削減し、組み付け作業の効率をより向上することができる。
また、上記インナ部材は、上記アウタ部材の内側において回転可能に配されると共に、インナ狭幅部及びインナ広幅部は幅方向が上記インナ部材の回転軸と直交して配されており、上記アウタ部材は、上記一対の脚部の間隔が自然状態において上記インナ広幅部の幅寸法よりも狭いアウタ狭幅部を有しており、上記インナ部材の上記インナ狭幅部の外側に電極を配し、その後、上記インナ部材を回転させ上記広幅部を上記アウタ狭幅部に対向させるよう相対移動させることにより、上記インナ広幅部において、上記電極と上記インナ部材とが接続されると共に両者が上記アウタ狭幅部によって押圧されていてもよい(請求項10)。
この場合には、上記インナ狭幅部と上記アウタ狭幅部とを対向させた状態において、上記脚部から上記電極へと加わる押圧力は、上記インナ広幅部と上記アウタ狭幅部とを対向させた状態に比べて小さくすることができる。そのため、上記インナ広幅部と上記アウタ狭幅部との間へ、上記電極を配置する際に、上記電極の変形を抑制することができる。
そして、上記インナ部材と上記アウタ部材とを相対的に回転移動させ、上記インナ狭幅部と上記アウタ狭幅部とを対向させた状態から、上記インナ広幅部と上記アウタ狭幅部とを対向させた状態とすることで、上記アウタ部材と上記インナ部材との間に生じる押圧力を大きくすることができる。このように、組み付け作業時においては、押圧力を小さくして上記電極の変形を抑制し、組み付け後の接続状態においては上記電極に十分な押圧力を付与することができる。
また、上記インナ部材を回転移動させることで、上記インナ部材と上記電極とを上記アウタ部材によって押圧するように構成されている。そのため、上記インナ部材と上記アウタ部材とを直線的に相対移動させた場合に比べて、上記インナ部材の回転軸方向における上記電極接続構造の大きさをコンパクトにすることができる。
(実施例1)
電極接続構造にかかる実施例について、図1〜図4を参照して説明する。
図1に示すごとく、電極接続構造1は、積層されるラミネートセル型電池5の電極51を接続するためのものである。電極接続構造1は、対向する一対の電極51の間に配置される導電性を有するインナ部材10と、一対の電極51を外方から挟持する一対の脚部22を備えたアウタ部材20と、インナ部材10とアウタ部材20とを連結固定する固定手段3とを有している。
電極接続構造にかかる実施例について、図1〜図4を参照して説明する。
図1に示すごとく、電極接続構造1は、積層されるラミネートセル型電池5の電極51を接続するためのものである。電極接続構造1は、対向する一対の電極51の間に配置される導電性を有するインナ部材10と、一対の電極51を外方から挟持する一対の脚部22を備えたアウタ部材20と、インナ部材10とアウタ部材20とを連結固定する固定手段3とを有している。
図1に示すごとく、インナ部材10は、一対の電極51の間隔よりも幅寸法が小さいインナ狭幅部11と、該インナ狭幅部11よりも幅寸法が大きいインナ広幅部12とを有している。インナ部材10とアウタ部材20とは、両者の相対位置を変更可能に構成されており、インナ部材10の外側に電極51を配し、インナ部材10とアウタ部材20とを相対移動させることで脚部22を拡縮させ、電極51とインナ部材10とを脚部22によって押圧する。
以下、さらに詳細に説明する。
図1及び図4に示すごとく、電極接続構造1によって接続される電池は、ラミネートセル型電池5からなる。本例において、図1に示す矢印F方向を先端側とし、矢印B方向を基端側として説明する。
ラミネートセル型電池5は、略矩形をなす平板状の電池本体部53と、電池本体部53における一対の辺からそれぞれ逆方向に向かって突出する2つの電極51である正極及び負極とを備えている。
電池本体部53は、電極51をなす正極及び負極とセパレータ(図示略)とを交互に積層し、これらを電解液と共にアルミシート等のラミネート材に内包して形成されている。
図1及び図4に示すごとく、電極接続構造1によって接続される電池は、ラミネートセル型電池5からなる。本例において、図1に示す矢印F方向を先端側とし、矢印B方向を基端側として説明する。
ラミネートセル型電池5は、略矩形をなす平板状の電池本体部53と、電池本体部53における一対の辺からそれぞれ逆方向に向かって突出する2つの電極51である正極及び負極とを備えている。
電池本体部53は、電極51をなす正極及び負極とセパレータ(図示略)とを交互に積層し、これらを電解液と共にアルミシート等のラミネート材に内包して形成されている。
電極51をなす正極及び負極は、異なる金属材料によって形成されており、本例においては、正極をアルミニウムとし、負極をニッケルメッキが施された銅とした。尚、電極51に用いる金属材料はこれに限定されるものではなく、ラミネートセル型電池5を形成することのできる種々の金属材料を用いることができる。また、電極51の配置は、電池本体部53における1つの辺に正極及び負極の両方を配することもできるし、隣り合う辺にそれぞれ配することもできる。
図4に示すごとく、複数のラミネートセル型電池5は、隣り合うラミネートセル型電池5の間にスペーサー52を介在させて、積層配置されており、隣り合うラミネートセル型電池5は直列に接続されている。したがって、隣り合うラミネートセル型電池5の電極51は、それぞれ正極と負極とが接続される。
図1に示すごとく、ラミネートセル型電池5の電極51は、その突出方向に沿って形成された部位と、その先端から接続される電極51に向かって形成された部位と、その先端からさらに電極51の突出方向に沿って形成された接続面511とを備えている。接続される2つのラミネートセル型電池5における電極51の接続面511の間には、空隙が形成されている。
図1に示すごとく、積層されたラミネートセル型電池5の電極51は、アウタ部材20と、インナ部材10と、これらを固定する固定手段3とを用いて接続される。
図1に示すごとく、アウタ部材20は、板状の部材を曲げ加工して形成されており、アウタ固定部21と、アウタ固定部21における一対の端部から延設された脚部22とを有している。
図1に示すごとく、アウタ部材20は、板状の部材を曲げ加工して形成されており、アウタ固定部21と、アウタ固定部21における一対の端部から延設された脚部22とを有している。
図1および図3に示すごとく、アウタ固定部21は、基端側から見たとき長方形状をなしており、その中心には、雌ネジ部15を挿通配置可能なアウタ貫通孔211が形成されている。
図1に示すごとく、一対の脚部22は、アウタ固定部21の長辺をなす一対の端部から延設されたアウタ広幅部235と、アウタ広幅部235の先端から延設されたアウタ縮幅部237と、アウタ縮幅部237の先端から延設されたアウタ狭幅部23と、アウタ狭幅部23の先端から延設されたアウタ導入部236とをそれぞれ有している。
図1に示すごとく、一対の脚部22は、アウタ固定部21の長辺をなす一対の端部から延設されたアウタ広幅部235と、アウタ広幅部235の先端から延設されたアウタ縮幅部237と、アウタ縮幅部237の先端から延設されたアウタ狭幅部23と、アウタ狭幅部23の先端から延設されたアウタ導入部236とをそれぞれ有している。
図1に示すごとく、一対の脚部22におけるアウタ広幅部235は、アウタ固定部21の端部から同方向に向かって延設されている。自然状態において、アウタ広幅部235の間隔は、インナ広幅部12における幅寸法よりも大きく設定されており、アウタ広幅部235の間にインナ広幅部12を収容可能に構成されている。
図1に示すごとく、アウタ広幅部235から延設されたアウタ縮幅部237は、先端側に向かって各脚部22におけるアウタ縮幅部237同士の間隔が縮小するように傾斜して形成されている。
図1に示すごとく、アウタ縮幅部237の先端から延設されたアウタ狭幅部23は、基端側に配された拡大当接部232と、拡大当接部232の先端側に配されたアウタ接続部234とを有している。
拡大当接部232は、自然状態において、先端側に向かって間隔が縮小するように延設されており、その間隔は、自然状態のインナ広幅部12の間隔よりも小さく設定してある。したがって、拡大当接部232とインナ広幅部12とを対向させると、拡大当接部232はインナ広幅部12によって押し広げられる。
拡大当接部232は、自然状態において、先端側に向かって間隔が縮小するように延設されており、その間隔は、自然状態のインナ広幅部12の間隔よりも小さく設定してある。したがって、拡大当接部232とインナ広幅部12とを対向させると、拡大当接部232はインナ広幅部12によって押し広げられる。
図1に示すごとく、アウタ接続部234は、拡大当接部232の先端部から先端側に向かって延設されており、自然状態において、アウタ接続部234同士の間隔がインナ部材10におけるインナ狭幅部11の幅寸法よりも小さくなるように設定してある。
アウタ狭幅部23の先端から延設されたアウタ導入部236は、各アウタ狭幅部23同士の間隔が、先端側に向かって互いに拡大するように傾斜して形成されている。
アウタ狭幅部23の先端から延設されたアウタ導入部236は、各アウタ狭幅部23同士の間隔が、先端側に向かって互いに拡大するように傾斜して形成されている。
図1に示すごとく、インナ部材10は、先端側に配されたインナ狭幅部11と、インナ狭幅部11よりも基端側に配されたインナ広幅部12と、インナ広幅部12の基端側端面から延設された雄ネジ部15とを有している。
インナ狭幅部11は、略板状をなしており、その厚さ方向がアウタ部材20における脚部22の並び方向となるように配されている。また、インナ狭幅部11は、インナ部材10とアウタ部材20とを相対移動させる方向と直交する断面が矩形形状をなしている。脚部22の並び方向におけるインナ狭幅部11の幅寸法は、自然状態のアウタ部材20におけるアウタ狭幅部23同士の間隔よりも大きく設定してある。
インナ狭幅部11は、略板状をなしており、その厚さ方向がアウタ部材20における脚部22の並び方向となるように配されている。また、インナ狭幅部11は、インナ部材10とアウタ部材20とを相対移動させる方向と直交する断面が矩形形状をなしている。脚部22の並び方向におけるインナ狭幅部11の幅寸法は、自然状態のアウタ部材20におけるアウタ狭幅部23同士の間隔よりも大きく設定してある。
図1に示すごとく、インナ狭幅部11の基端側から延設されたインナ広幅部12は、インナ狭幅部11に比べて幅寸法を大きく設定してある。また、インナ広幅部12は、組み付け後の状態でアウタ広幅部235の内側に、上記アウタ部材20と接触することなく収容される。
また、インナ狭幅部11とインナ広幅部12との間には、インナ狭幅部11の幅寸法からインナ広幅部12の幅寸法へと拡大するように形成されたインナ傾斜部13が形成されている。
インナ広幅部12における基端側端面から延設された雄ネジ部15は、基端側端面における略中央の位置に配されており、固定ナット31と螺合可能に構成されている。
インナ広幅部12における基端側端面から延設された雄ネジ部15は、基端側端面における略中央の位置に配されており、固定ナット31と螺合可能に構成されている。
次に、本例の電極接続構造1の組み付け順序について説明する。
まず、アウタ部材20における脚部22の間に、インナ部材10を挿入配置する。
図2に示すごとく、アウタ部材20のアウタ貫通孔211にインナ部材10の雄ネジ部15を挿通配置すると共に、雄ネジ部15に固定ナット31を螺合する。
まず、アウタ部材20における脚部22の間に、インナ部材10を挿入配置する。
図2に示すごとく、アウタ部材20のアウタ貫通孔211にインナ部材10の雄ネジ部15を挿通配置すると共に、雄ネジ部15に固定ナット31を螺合する。
図2に示すごとく、固定ナット31を回転させ、固定ナット31と雄ネジ部15とを螺合することで、アウタ部材20の内側において、インナ部材10が基端側へと送られる。インナ部材10におけるインナ広幅部12がアウタ部材20の拡大当接部232と対向する位置へとインナ部材10を移動させ、脚部22の間隔を拡大させる。間隔を拡大した脚部22において、アウタ接続部234は、インナ狭幅部11から離れた位置に配される。そして、インナ部材10のインナ狭幅部11とアウタ部材20のアウタ狭幅部23との間に電極51の電極接続部511を配置する。
図1に示すごとく、固定ナット31を雄ネジ部15へとさらに螺合させると、インナ部材10が更に基端側へと移動し、アウタ部材20の拡大当接部232がインナ部材10のインナ広幅部12を乗り超える。そして、拡大当接部232が、インナ狭幅部11と対向すると拡大当接部232の間隔が縮小され、アウタ接続部234がインナ狭幅部11と対向する。このとき、インナ広幅部12は、アウタ広幅部235の内側に収容されている。
図1に示すごとく、固定ナット31と雄ネジ部15との螺合が完了すると、アウタ部材20、インナ部材10及び電極51が互いに固定され、アウタ部材20の押圧力によって、電極51とインナ部材10とが押圧されラミネートセル型電池5が接続される。
次に本例における作用効果をについて説明する、
電極接続構造1においては、上記のごとく、インナ部材10が、インナ狭幅部11とインナ広幅部12とを有しており、インナ部材10とアウタ部材20とを相対移動させることにより、脚部22を拡縮可能に構成されている。これにより、電極51の変形を抑制しながら、確実に複数のラミネートセル型電池5における電極51同士を接続することができる。
電極接続構造1においては、上記のごとく、インナ部材10が、インナ狭幅部11とインナ広幅部12とを有しており、インナ部材10とアウタ部材20とを相対移動させることにより、脚部22を拡縮可能に構成されている。これにより、電極51の変形を抑制しながら、確実に複数のラミネートセル型電池5における電極51同士を接続することができる。
すなわち、インナ部材10をアウタ部材20と相対的に移動させることで、インナ部材10における脚部22と対向する部位を、インナ広幅部12とインナ狭幅部11とのいずれかに変化させる。これにより、脚部22とインナ広幅部12とを対向させた際には、脚部22の間隔を拡大させ、脚部22とインナ狭幅部11とを対向させた際には、脚部22の間隔を縮小させることができる。このように、脚部22の間隔を拡縮させることで、脚部22が生じる押圧力を変化させることができる。
したがって、上記のごとく、組み付け作業時においては、脚部22から電極51に加えられる押圧力をなくすことで、電極51の変形や損傷を抑制することができる。また、組み付け後の接続状態においては、脚部22から電極51に加えられる押圧力を高めることにより、電極51とインナ部材10とを確実に接触させて電気的接触抵抗を低減することができる。
また、インナ部材10の外側に沿うように電極51を配することで、インナ部材10が電極51を補強する役割を果たしている。そのため、電極51に大きな押圧力が加わったとしてもその変形や損傷を抑制することができる。
また、上記のごとく、インナ部材10と各電極51とは、アウタ部材20の押圧力によって互いに密着しているが、従来用いられている溶接を行っていないので、アウタ部材20による押圧を解除することで容易に両者を分離することができる。
また、インナ部材10は、インナ狭幅部11の基端側にインナ広幅部12が延設されており、アウタ部材20は、一対の脚部22の間隔が自然状態においてインナ広幅部12の幅寸法よりも狭いアウタ狭幅部23と、その基端側において間隔を拡大させたアウタ広幅部235とを有しており、インナ広幅部12とアウタ狭幅部23とを係合させることによってアウタ狭幅部23を自然状態よりも開いた状態で、インナ狭幅部11の外側の位置に電極51を配し、その後、インナ部材10のインナ狭幅部11をアウタ部材20のアウタ広幅部235に対向させるよう相対移動させることにより、インナ部材10のインナ狭幅部11において、電極51とインナ部材10とが接続されると共に両者がアウタ狭幅部23によって押圧されている。
そのため、インナ広幅部12とアウタ狭幅部23とを対向させることにより、脚部22をインナ広幅部12によって押し広げ、脚部22の間隔を拡大することができる。脚部22の間隔を拡大した状態において、インナ狭幅部11の外側に沿うように電極51を配することで、脚部22から電極51へと押圧力をかけることなく組み付けすることができる。
そして、インナ部材10とアウタ部材20とを相対的に移動させ、インナ狭幅部11とアウタ狭幅部23とを対向させると、脚部22の間隔が縮小し、アウタ狭幅部23が電極51とインナ狭幅部11とを押圧することができる。
このように、組み付け時における電極51の変形を抑制し、組み付け後の接続状態においては、電極51とインナ部材10とを確実に接続することができる。
このように、組み付け時における電極51の変形を抑制し、組み付け後の接続状態においては、電極51とインナ部材10とを確実に接続することができる。
また、インナ部材10とアウタ部材20との相対移動は、固定手段3によって連結固定を行う際の当該固定手段3の動作に伴って変化するよう構成されている。そのため、インナ部材10、アウタ部材20及び電極51の組み付け作業と固定手段3による固定作業とを1つの作業によって行うことができる。これにより、組み付け作業の効率を向上することができる。
また、固定手段3は、インナ部材10が有する内周にネジ山が形成された雌ネジ部14に螺合可能な固定ボルト32を雌ネジ部14に、又は固定ナット31を雄ネジ部15に螺合することにより、インナ部材10とアウタ部材20との相対移動を行うよう構成されている。そのため、固定ボルト32及び雌ネジ部14、又は固定ナット31及び雄ネジ部15を螺合することにより、インナ部材10とアウタ部材20とを相対的に移動させながら、インナ部材10、アウタ部材20及び電極51の固定を容易かつ確実に行うことができる。
以上のごとく、電極接続構造1によれば、電極51の変形及び損傷を抑制すると共に、電極51同士の接続の解除を容易に行うことができ、ラミネートセル型電池5の二次利用を可能とする電極接続構造1を提供することができる。
本例において、固定手段3は、インナ部材10の雄ネジ部15及び固定ナットを用いたが、図5に示すごとく、インナ部材10に形成した雌ネジ部14及び雌ネジ部14と螺合可能な固定ボルト32とを用いてもよい。この場合にも同様の作用効果が得られる。
(実施例2)
本例は、実施例1における電極接続構造1の固定手段3を変更した例を示すものである。
図6に示すごとく、本例に示す電極接続構造1において、固定手段3は、インナ部材10が有するシャフト部材342と、シャフト部材342が挿通配置されるフランジ部材33とを有するブラインドリベットによって構成されている。
シャフト部材342は、円柱状をなしており、インナ広幅部12の基端側端面における略中央の位置から、基端側端面と直交するように一体に配設されている。
本例は、実施例1における電極接続構造1の固定手段3を変更した例を示すものである。
図6に示すごとく、本例に示す電極接続構造1において、固定手段3は、インナ部材10が有するシャフト部材342と、シャフト部材342が挿通配置されるフランジ部材33とを有するブラインドリベットによって構成されている。
シャフト部材342は、円柱状をなしており、インナ広幅部12の基端側端面における略中央の位置から、基端側端面と直交するように一体に配設されている。
図7に示すごとく、フランジ部材33は、略円環状をなすフランジ本体部34と、フランジ本体部34の内周縁から延設された円筒状のカシメ筒部341とを有している。カシメ筒部341における外径寸法は、アウタ部材20におけるアウタ固定部21のアウタ貫通孔211の内径寸法と対応しており、アウタ貫通孔211の内側にカシメ筒部341を挿通配置可能に構成されている。
また、フランジ部材33の内径寸法は、シャフト部材342の外径寸法と対応しており、フランジ部材33の内側にシャフト部材342を挿通配置可能に構成されている。
また、フランジ部材33の内径寸法は、シャフト部材342の外径寸法と対応しており、フランジ部材33の内側にシャフト部材342を挿通配置可能に構成されている。
図7に示すごとく、フランジ部材33は、アウタ部材20のアウタ貫通孔211にカシメ筒部341を挿入して配され、フランジ部材33の内周には、シャフト部材342が挿通配置される。
図7に示すごとく、ブラインドリベットのカシメと、アウタ部材20及びインナ部材10の相対移動とは、シャフト部材342の先端部を矢印P方向に引っ張ることにより行われる。
図6に示すごとく、インナ部材10におけるインナ広幅部12の基端側端面がカシメ筒部341の先端と当接した後、さらにシャフト部材342の先端を引っ張ると、カシメ筒部341が基端側端面によって押し潰される。押し潰されたカシメ筒部341は、その外径が拡大するように変形し、フランジ部材33とアウタ部材20とをかしめ固定する。これと共に、カシメ筒部341の内径が縮小し、フランジ部材33とシャフト部材342とをかしめ固定する。
そして、さらにシャフト部材342を引張り、破断させることにより電極接続構造1の固定が完了する。
その他の構成は実施例1と同様である。
図6に示すごとく、インナ部材10におけるインナ広幅部12の基端側端面がカシメ筒部341の先端と当接した後、さらにシャフト部材342の先端を引っ張ると、カシメ筒部341が基端側端面によって押し潰される。押し潰されたカシメ筒部341は、その外径が拡大するように変形し、フランジ部材33とアウタ部材20とをかしめ固定する。これと共に、カシメ筒部341の内径が縮小し、フランジ部材33とシャフト部材342とをかしめ固定する。
そして、さらにシャフト部材342を引張り、破断させることにより電極接続構造1の固定が完了する。
その他の構成は実施例1と同様である。
本例において、固定手段3が円筒状のフランジ部材33と該フランジ部材33の内側に挿通配置されたシャフト部材342とを備え、該シャフト部材342を引き抜きカシメ筒部341の外形を拡大させることでアウタ部材20とインナ部材10とをかしめ固定するブラインドリベットからなり、該ブラインドリベットのかしめ動作によって、インナ部材10とアウタ部材20との相対移動を行うよう構成されている。ブラインドリベットは、シャフト部材342を引っ張り、破断させることでフランジ部材33を変形させることで、容易かつ迅速にかしめ固定を行うものである。したがって、インナ部材10、アウタ部材20及び電極51の固定をより容易かつ迅速に行うことができる。
また、インナ部材10がシャフト部材342を構成している。そのため、電極接続構造1を構成する部品点数を削減し、組み付け作業の効率をより向上することができる。
(実施例3)
本例は、実施例1の電極接続構造1におけるインナ部材10及びアウタ部材20の形状を変更した例である。
図8に示すごとく、本例の電極接続構造1のアウタ部材20において、一対の脚部22は、アウタ固定部21における一対の端部から延設されたアウタ広幅部235と、アウタ広幅部235の先端から延設されたアウタ縮幅部237と、アウタ縮幅部237の先端から延設されたアウタ狭幅部23と、アウタ狭幅部23の先端から延設されたアウタ導入部235とを有している。
本例は、実施例1の電極接続構造1におけるインナ部材10及びアウタ部材20の形状を変更した例である。
図8に示すごとく、本例の電極接続構造1のアウタ部材20において、一対の脚部22は、アウタ固定部21における一対の端部から延設されたアウタ広幅部235と、アウタ広幅部235の先端から延設されたアウタ縮幅部237と、アウタ縮幅部237の先端から延設されたアウタ狭幅部23と、アウタ狭幅部23の先端から延設されたアウタ導入部235とを有している。
図8に示すごとく、一対の脚部22がそれぞれ有するアウタ広幅部235は、長方形状のアウタ固定部21における長辺をなす一対の端部から同方向に向かって延設されている。
アウタ広幅部235から延設されたアウタ縮幅部237は、先端側に向かってアウタ縮幅部237同士の間隔が縮小するように傾斜して形成されている。
アウタ広幅部235から延設されたアウタ縮幅部237は、先端側に向かってアウタ縮幅部237同士の間隔が縮小するように傾斜して形成されている。
図8に示すごとく、アウタ縮幅部237の先端から延設されたアウタ狭幅部23は、自然状態において、各アウタ狭幅部23同士の間隔が、インナ部材10におけるインナ狭幅部11の幅寸法よりも大きくなるように設定してある。
アウタ狭幅部23の先端から延設されたアウタ導入部235は、先端側に向かって間隔が拡大するように傾斜して形成されている。
アウタ狭幅部23の先端から延設されたアウタ導入部235は、先端側に向かって間隔が拡大するように傾斜して形成されている。
図8に示すごとく、インナ部材10は、基端側に配されたインナ狭幅部11と、インナ狭幅部11よりも先端側に配されたインナ広幅部12と、インナ部材10の内部に貫通形成された雌ネジ部14とを有している。
インナ狭幅部11は、略板状をなしており、その厚さ方向がアウタ部材20における脚部22の並び方向となるように配されている。インナ狭幅部11の厚さ寸法は、自然状態のアウタ部材20におけるアウタ狭幅部23の間隔よりも小さく設定してある。
図8に示すごとく、雌ネジ部14は、インナ狭幅部11の基端側端面とインナ広幅部12の先端側端面とを貫通するように形成されている。雌ネジ部14の内周には、ネジ山が形成されており、固定ボルト32を螺合可能に構成されている。
図8に示すごとく、インナ狭幅部11の先端側に配されたインナ広幅部12における幅寸法は、インナ狭幅部11に比べて大きく設定してある。インナ狭幅部11とインナ広幅部12との間には、インナ狭幅部11の幅寸法からインナ広幅部12の幅寸法へと拡大するように形成されたインナ傾斜部13が形成されている。
その他の構成は実施例1と同様である。
その他の構成は実施例1と同様である。
次に、本例の電極接続構造1における、組み付け手順を説明する。
まず、インナ部材10の外側に電極51を配する。電極51は、インナ部材10におけるインナ狭幅部11とインナ広幅部12の両方と対向して、電極接続部511が配される
まず、インナ部材10の外側に電極51を配する。電極51は、インナ部材10におけるインナ狭幅部11とインナ広幅部12の両方と対向して、電極接続部511が配される
次に、図9に示すごとく、アウタ部材20におけるアウタ狭幅部23をインナ部材10におけるインナ狭幅部11と対向するように配する。このとき、インナ狭幅部11の内側に配された電極51は、インナ狭幅部11に押され変形するが、電極51が弾性域内で変形するようインナ狭幅部11及びアウタ狭幅部23の寸法を設定することで、ラミネートセル型電池5の二次利用において、問題となる電極の変形を抑制することができる。
次に、アウタ固定部21のアウタ貫通孔211に固定ボルト32を挿通配置し、インナ部材10の雌ネジ部14に螺合する。固定ボルト32と雌ネジ部14との螺合を進めると、アウタ部材20が相対的にインナ部材10の内側へと移動する。そして、固定ボルト32と雌ネジ部14との螺合を完了すると、インナ狭幅部11とアウタ狭幅部23とが対向して配され、インナ広幅部12において、電極51とインナ部材10とが接続されると共に両者がアウタ狭幅部23によって押圧され、インナ部材10と電極51とが電気的に接続される。
本例の電極接続構造1において、インナ部材10は、インナ狭幅部11の先端側にインナ広幅部12が延設されており、アウタ部材20は、一対の脚部22の間隔が自然状態においてインナ広幅部12の幅寸法よりも狭いアウタ狭幅部23を有しており、インナ狭幅部11及びインナ広幅部12の外側に電極51を配し、インナ狭幅部11をアウタ狭幅部23に対向させ、その後、インナ広幅部12をアウタ狭幅部23に対向させるよう相対移動させることにより、インナ広幅部12において、電極51とインナ部材10とが接続されると共に両者がアウタ狭幅部23によって押圧されている。
そのため、インナ狭幅部11とアウタ狭幅部23とを対向させた状態において、脚部22から電極51へと加わる押圧力は、インナ広幅部12とアウタ狭幅部23とを対向させた状態に比べて小さくすることができる。したがって、インナ部材10とアウタ部材20との間に電極51を配置する際に、接続状態や二次利用に問題となる電極51の変形を生じさせにくい。
そして、インナ狭幅部11とアウタ狭幅部23との間に電極51を配した状態で、インナ部材10とアウタ部材20とを相対的に移動し、インナ広幅部12とアウタ狭幅部23とを対向させることができる。
これにより、組み付け時に電極51が変形することを抑制し、組み付け後の接続状態においては電極51に十分な押圧力を付与することができる。
これにより、組み付け時に電極51が変形することを抑制し、組み付け後の接続状態においては電極51に十分な押圧力を付与することができる。
また、アウタ部材20は、その先端側において間隔をアウタ狭幅部23よりも拡大させたアウタ導入部236を有しており、該アウタ導入部236とインナ狭幅部11とを対向させると共に両者の間に電極51を配し、その後、インナ広幅部12とアウタ狭幅部23とを対向させるよう相対移動させる。この場合には、アウタ導入部236がガイドの役割を果たし、電極51の端部をアウタ狭幅部23の内側に容易に導くことができる。
また、インナ部材10とアウタ部材20との相対移動は、固定手段3によって連結固定を行う際の当該固定手段3の動作に伴って変化するよう構成されている。そのため、インナ部材10、アウタ部材20及び電極51の組み付け作業と固定手段3による固定作業とを1つの作業によって行うことができる。これにより、組み付け作業の効率を向上することができる。
上記の実施例1〜実施例3において、インナ部材10は、略平板状をなしており、上記インナ部材10と上記アウタ部材20とを相対移動させる方向と直交する断面形状が矩形形状をなしているが、楕円又は小判型の断面からなる柱状等であってもよい。
また、インナ部材10における、電極51との接触面には、複数の突起部を設けてもよい。この場合には、インナ部材10と電極51との接触面積及び接触圧を増加させ、電気的接触抵抗を低減し、両者をより確実に接続することができる。
また、インナ部材10における、電極51との接触面には、複数の突起部を設けてもよい。この場合には、インナ部材10と電極51との接触面積及び接触圧を増加させ、電気的接触抵抗を低減し、両者をより確実に接続することができる。
(実施例4)
本例は、実施例3に示した電極接続構造1の変形例を示すものである。
本例において、ラミネートセル型電池5の電極51は、曲げ加工が施されておらず、平板状をなしている。尚、図10に示すごとく、電極接続構造1の完成状態においては、インナ部材10及びアウタ部材20に沿って撓んだ状態となる。
本例は、実施例3に示した電極接続構造1の変形例を示すものである。
本例において、ラミネートセル型電池5の電極51は、曲げ加工が施されておらず、平板状をなしている。尚、図10に示すごとく、電極接続構造1の完成状態においては、インナ部材10及びアウタ部材20に沿って撓んだ状態となる。
図10及び図11(a)に示すごとく、本例の電極接続構造1におけるアウタ部材20は、板状の素材を曲げ加工して形成されており、平板状のアウタ固定部21と、アウタ固定部21よりも先端側に配された脚部22とを有している。
アウタ固定部21は、略長方形状をなしており、その中心には固定ボルト32を挿通可能なアウタ貫通孔211が形成されている。
アウタ固定部21は、略長方形状をなしており、その中心には固定ボルト32を挿通可能なアウタ貫通孔211が形成されている。
図10〜図12に示すごとく、脚部22は、曲面からなるアウタ狭幅部23と、アウタ狭幅部23の先端から延設されたアウタ導入部236とを有している。
アウタ狭幅部23は、アウタ固定部21における長辺をなす一対の端部からそれぞれ延設されており、先端側に向かって間隔を拡大すると共に外側に向かって膨らんだ曲面からなる。アウタ固定部21の長手方向と直交する断面において、アウタ狭幅部23は、アウタ固定部21から同一方向に向かって左右対称の形状で延設されている。図11(b)に示すごとく、自然状態におけるアウタ狭幅部23は、アウタ固定部21と接続された端部が最小幅寸法W1となり、アウタ導入部236と接続された端部が最大幅寸法W2となる。
アウタ狭幅部23は、アウタ固定部21における長辺をなす一対の端部からそれぞれ延設されており、先端側に向かって間隔を拡大すると共に外側に向かって膨らんだ曲面からなる。アウタ固定部21の長手方向と直交する断面において、アウタ狭幅部23は、アウタ固定部21から同一方向に向かって左右対称の形状で延設されている。図11(b)に示すごとく、自然状態におけるアウタ狭幅部23は、アウタ固定部21と接続された端部が最小幅寸法W1となり、アウタ導入部236と接続された端部が最大幅寸法W2となる。
図10及び図11(a)に示すごとく、アウタ狭幅部23の先端からそれぞれ延設されたアウタ導入部236は、先端側に向かって間隔が拡大するように形成されている。図11(a)に示すごとく、自然状態におけるアウタ導入部236の先端の間隔Sは、インナ部材10の最大幅寸法W4よりも大きく設定してある。
図10〜図12に示すごとく、インナ部材10は、円柱状をなしており、インナ狭幅部11及びインナ広幅部12をなすインナ曲面部18と、インナ曲面部18の周方向における略中央の位置に形成されたインナ平面部19と、インナ平面部19において外周側面の軸方向における略中央位置に固定ボルト32を螺合可能な雌ネジ部14を有している。
図11(b)に示すごとく、本例のインナ部材10は、軸方向と直交する断面において、インナ平面部19側を基端側とし反対側を先端側として配置される。
インナ曲面部18は、インナ平面部19と接続された端部から、インナ平面部19と平行な断面における幅寸法が最大となる部位の間に形成された曲面を指すものである。
インナ曲面部18は、インナ平面部19と接続された端部から、インナ平面部19と平行な断面における幅寸法が最大となる部位の間に形成された曲面を指すものである。
図11(b)に示すごとく、インナ曲面部18は、その幅寸法が先端側に向かって拡大しており、先端における最大幅寸法W4がアウタ狭幅部23の最大幅寸法W2より大きく設定してある。また、インナ曲面部18は、基端における最小幅寸法W3がアウタ狭幅部23の最大幅寸法W2よりも小さく、かつアウタ狭幅部23の最小幅寸法W1よりも大きく設定してある。
上記のごとく形成された、インナ曲面部18は、アウタ狭幅部23と対向して配され、インナ狭幅部11とインナ広幅部12との両方の役割を果たす。つまり、インナ曲面部18とアウタ狭幅部23とを対向させた際に、対向位置におけるインナ曲面部18の幅寸法がアウタ狭幅部23の幅寸法よりも小さい場合には、インナ曲面部18はインナ狭幅部11となる。
また、インナ曲面部18とアウタ狭幅部23とを対向させた際に、対向位置におけるインナ曲面部18の幅寸法がアウタ狭幅部23の幅寸法よりも大きい場合には、インナ曲面部18はインナ広幅部12となる。
したがって、アウタ貫通孔211に固定ボルト32を挿通配置し、固定ボルト32を雌ネジ部14に螺合した際に、インナ部材10とアウタ部材20とが接触するまでは、インナ狭幅部11とアウタ狭幅部23とが対向することとなる。また、アウタ狭幅部23とインナ曲面部18とが接触した後は、インナ広幅部12とが対向することとなる。
その他の構成は実施例1と同様である。
その他の構成は実施例1と同様である。
本例においては、上記のごとく、インナ曲面部18とアウタ狭幅部23とが先端側に向かって拡大する曲面によって形成されている。そのため、固定手段によってアウタ固定部21とインナ部材10との積層方向に生じる締付力と、アウタ狭幅部23の弾性により生じる押圧力との両方の力によって、電極51とインナ部材10とを押圧することができる。これにより、電極51とインナ部材10との接触面及び接触圧を増大し、両者の間における電気的接触抵抗を低減することができる。
尚、本例に示したインナ部材10及びアウタ部材20の形状は、一つの例であり、これに限るものではない。本例においては、インナ狭幅部11とインナ広幅部12とを曲面からなるインナ曲面部18によって形成したが、これに限るものではなく、例えば、平面からなるテーパ形状などとしてもよい。この場合には、脚部22の形状をインナ部材10の形状と対応した形状とすることが好ましい。
(実施例5)
本例は、実施例1の電極接続構造1におけるインナ部材10及びアウタ部材20の形状を変更した例である。
図14に示すごとく、本例において、組み付け前のラミネートセル型電池5の電極51は、曲げ加工が施されておらず、平板状をなしている。
本例は、実施例1の電極接続構造1におけるインナ部材10及びアウタ部材20の形状を変更した例である。
図14に示すごとく、本例において、組み付け前のラミネートセル型電池5の電極51は、曲げ加工が施されておらず、平板状をなしている。
図13及び図14に示すごとく、アウタ部材20は、平板状のアウタ固定部21と、アウタ固定部21の一対の端部から延設された一対の脚部22とを有する略コの字状をなしている。また、アウタ部材20におけるアウタ固定部21と一対の脚部22との間には、矩形状をなす一対のアウタ挿通孔25がそれぞれ形成されている。
図13及び図14に示すごとく、アウタ固定部21には、その略中央位置にアウタ貫通孔211が貫通形成されており、その裏面には固定ネジ33と螺合可能な固定ナット212が溶接されている。
図15に示すごとく、アウタ挿通孔25において、脚部22の先端側に配された内周縁の両端部には、脚部22の先端側に向かって一対の切り込み溝251が形成されており、切り込み溝251の間には平板状のアウタ押圧部26が形成されている。各脚部22に配されたアウタ押圧部26同士の間隔は、自然状態において、インナ広幅部12の幅寸法よりも狭くかつインナ狭幅部11の幅寸法よりも広く形成してある。また、図13及び図14に示すごとく、アウタ押圧部26におけるアウタ挿通孔25の内側に面する先端部は、アウタ部材20における外側に向かって傾斜したテーパ面からなる係止部261をなしている。
図15に示すごとく、アウタ挿通孔25において、脚部22の先端側に配された内周縁の両端部には、脚部22の先端側に向かって一対の切り込み溝251が形成されており、切り込み溝251の間には平板状のアウタ押圧部26が形成されている。各脚部22に配されたアウタ押圧部26同士の間隔は、自然状態において、インナ広幅部12の幅寸法よりも狭くかつインナ狭幅部11の幅寸法よりも広く形成してある。また、図13及び図14に示すごとく、アウタ押圧部26におけるアウタ挿通孔25の内側に面する先端部は、アウタ部材20における外側に向かって傾斜したテーパ面からなる係止部261をなしている。
図13及び図14に示すごとく、インナ部材10は、板材を打ち抜き加工及び曲げ加工することにより形成されており、先端側に配された一対のインナ狭幅部11と、インナ狭幅部11よりも基端側にそれぞれ配された一対のインナ広幅部12とを備えている。また、各インナ広幅部12の基端側端部同士を繋ぐインナ固定部16と、インナ狭幅部11とインナ広幅部12との間に形成されたインナ拡幅部17とを有している。
一対のインナ狭幅部11は、略板状をなしており、その並び方向がアウタ部材20における脚部22の並び方向となるように配されている。
インナ拡幅部17の幅寸法は、基端側に向かってインナ狭幅部11の幅寸法からインナ広幅部12の幅寸法へと徐々に拡幅するように形成されている。
その他の構成は実施例1と同様である。
インナ拡幅部17の幅寸法は、基端側に向かってインナ狭幅部11の幅寸法からインナ広幅部12の幅寸法へと徐々に拡幅するように形成されている。
その他の構成は実施例1と同様である。
次に、本例の電極接続構造1の組み付け順序について説明する。
図14に示すごとく、インナ部材10のインナ狭幅部11を、アウタ部材20のアウタ挿通孔25の内側へと基端側から挿通配置する。インナ狭幅部11の外側の位置に電極51を配すると共に電極51の外側にアウタ押圧部26を配する。
図14に示すごとく、インナ部材10のインナ狭幅部11を、アウタ部材20のアウタ挿通孔25の内側へと基端側から挿通配置する。インナ狭幅部11の外側の位置に電極51を配すると共に電極51の外側にアウタ押圧部26を配する。
図13に示すごとく、固定ボルトと固定ナット212とを螺合し、インナ部材10のインナ拡幅部17にアウタ部材20のアウタ押圧部26の基端部を対向させるよう相対移動させる。このとき、アウタ押圧部26によって押圧された電極51は、インナ拡幅部17沿って変形する。これにより、アウタ押圧部26の基端部によって、電極51とインナ部材10とが接続されると共に両者が押圧される。尚、本例で生じる電極51の変形は、単純な曲げ形状であり、ラミネートセル型電池5を二次利用する際に問題となるものではない。
次に、本例の作用効果について説明する。
本例の電極接続構造1において、インナ部材10は、インナ狭幅部11の基端側にインナ広幅部12が配設され、インナ狭幅部11とインナ広幅部12との間には、基端側に向かってインナ狭幅部11の幅寸法からインナ広幅部12の幅寸法へと拡幅するように形成されたインナ拡幅部17が配設されており、アウタ部材20は、一対の脚部22の間隔が自然状態においてインナ広幅部12の幅寸法よりも狭くかつインナ狭幅部11の幅寸法よりも広いアウタ押圧部26を有しており、インナ狭幅部11の外側の位置に電極51を配すると共に電極51の外側にアウタ押圧部26を配し、その後、インナ部材10のインナ拡幅部17にアウタ部材20のアウタ押圧部26の基端部を対向させるよう相対移動させることにより、インナ部材10のインナ拡幅部17において、電極51とインナ部材10とが接続されると共に両者がアウタ押圧部26の基端部によって押圧されている。
本例の電極接続構造1において、インナ部材10は、インナ狭幅部11の基端側にインナ広幅部12が配設され、インナ狭幅部11とインナ広幅部12との間には、基端側に向かってインナ狭幅部11の幅寸法からインナ広幅部12の幅寸法へと拡幅するように形成されたインナ拡幅部17が配設されており、アウタ部材20は、一対の脚部22の間隔が自然状態においてインナ広幅部12の幅寸法よりも狭くかつインナ狭幅部11の幅寸法よりも広いアウタ押圧部26を有しており、インナ狭幅部11の外側の位置に電極51を配すると共に電極51の外側にアウタ押圧部26を配し、その後、インナ部材10のインナ拡幅部17にアウタ部材20のアウタ押圧部26の基端部を対向させるよう相対移動させることにより、インナ部材10のインナ拡幅部17において、電極51とインナ部材10とが接続されると共に両者がアウタ押圧部26の基端部によって押圧されている。
そのため、自然状態におけるアウタ押圧部26の幅寸法は、インナ狭幅部11の幅寸法よりも広いため、インナ狭幅部11の外側の位置に電極51を配し、さらにその外側の位置にアウタ押圧部26を配した状態においては、該アウタ押圧部26からインナ狭幅部11及び電極51における板厚の厚み方向にかかる押圧力を低減することができる。そのため、インナ部材10とアウタ部材20との間に電極51を配置する際の組み付け性が向上し、電極51の変形を生じさせにくい。
そして、インナ狭幅部11とアウタ押圧部26との間に電極51を配した状態で、インナ部材10とアウタ部材20とを相対的に移動し、インナ拡幅部17とアウタ押圧部26の基端部とを対向させることができる。これにより、組み付け時における電極51の変形を抑制しながら、組み付け後の接続状態においては電極51に十分な押圧力を付与することができる。
また、アウタ押圧部26の先端部には、上記のごとく、係止部261が形成されている。そのため、ラミネートセル型電池5の電池本体部53方向に向かう力が電極51に加わった際に、係止部261が電極51の表面に係合されると共に、係止部261が電極51側へと倒れ込むことにより、アウタ部材20とインナ部材10との間から電極51が抜けることを防止することができる。このように、係止部261を電極51側に倒れ込ませることで保持力を向上できるため、単純に電極を押圧して保持する場合に比べ、アウタ押圧部26の押圧力及び板厚を低減することができる。
また、本例においては、上記のごとく、アウタ押圧部26の先端に係止部261を形成したが、図16に示すごとく、先端拡大部262を形成してあってもよい。この場合には、先端拡大部262における根元の曲げ部における電極51と対向する部位を、極力小さな曲げ半径または、角形状からなることが好ましい。これにより、先端拡大部262を形成してあっても、アウタ押圧部26と電極51とを確実に係合することができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
(実施例6)
本例は、アウタ部材20とインナ部材10とを相対的に回転移動させるよう構成した電極接続構造1を示すものである。
本例において、ラミネートセル型電池5の電極51は、曲げ加工が施されておらず、平板状をなしている。
本例は、アウタ部材20とインナ部材10とを相対的に回転移動させるよう構成した電極接続構造1を示すものである。
本例において、ラミネートセル型電池5の電極51は、曲げ加工が施されておらず、平板状をなしている。
図17に示すごとく、アウタ部材20は、バネ性を有する板状の部材を曲げ加工及び打ち抜き加工して形成されている。アウタ部材20は、アウタ固定部21と、アウタ固定部21の外形において対向する一対の辺から延設された脚部22とを有している。
図19に示すごとく脚部22には、略コの字状の打ち抜き孔238が形成されており、打ち抜き孔238の内側に配された部分を曲げ加工することによってアウタ狭幅部23を形成している。
図19に示すごとく脚部22には、略コの字状の打ち抜き孔238が形成されており、打ち抜き孔238の内側に配された部分を曲げ加工することによってアウタ狭幅部23を形成している。
図18に示すごとく、アウタ狭幅部23は、対向して配された一対の脚部22の内側に向かって突出するように形成されており、内側に向かって傾斜して形成されたアウタ傾斜面231と、脚部22と略平行に形成されたアウタ接続面232とを有している。一対の脚部22におけるアウタ接続面232同士の自然状態における間隔は、インナ部材10におけるインナ広幅部12の幅寸法よりも小さく設定してある。
図17及び図18に示すごとく、脚部22の先端には、脚部22の剛性向上のために、一対の脚部22における内側に向かって延設された先端延設部24を形成してある。先端延設部24は、脚部22と直交するように延設されており、ラミネートセル型電池5における電極51を挿通配置する電極貫通孔241が形成されている。
図17及び図18に示すごとく、インナ部材10は、先端側に配されたインナ接続部16と、インナ接続部16の基端側に配設されたインナ円柱部17と、インナ円柱部17の基端側端面に配設された雄ネジ部15とを有している。
インナ接続部16は、回転軸方向と直交する断面が長方形状を有する略直方体形状をなしており、その長手方向と直交する一対の端面が配された方向が雄ネジ部15の軸方向となるように配されている。
インナ接続部16は、回転軸方向と直交する断面が長方形状を有する略直方体形状をなしており、その長手方向と直交する一対の端面が配された方向が雄ネジ部15の軸方向となるように配されている。
図18に示すごとく、インナ接続部16は、その長手方向に配された一対の端面によってインナ広幅部12を構成すると共に、長手方向及び雄ネジ部15の軸方向と直交する方向に配された一対の端面によってインナ狭幅部11を構成している。
インナ広幅部12を構成する一対の端面において、インナ部材10の回転方向Rにおける前方に配された角部には、面取り加工を施してある。
インナ広幅部12を構成する一対の端面において、インナ部材10の回転方向Rにおける前方に配された角部には、面取り加工を施してある。
図17及び図19に示すごとく、インナ円柱部17の基端側端面に配設された雄ネジ部15は、外周側面にネジ山が形成されており、固定ナット31と螺合可能に構成されている。雄ネジ部15の基端側端部には、雄ネジ部15の軸方向から見たとき、略四角形をなすつまみ部151が形成されており、工具を用いてつまみ部151を回転させることにより、インナ部材10を回転可能に構成されている。
図21に示すごとく、本例の電極接続構造1において、電極51を接続された複数のラミネートセル型電池5は、連結プレート4に一体に固定されている。連結プレート4は、電気絶縁性を有する材料を平板状に形成してなり、インナ部材10が有する雄ネジ部15とそれぞれ対応した位置に、複数のプレート側貫通孔41を有している。連結プレート4は、アウタ部材20と共に固定手段3によって固定されている。
尚、連結プレート4は、図21に示すごとく、単体で形成されていてもよいし、接続された複数のラミネートセル型電池5を収容するケース(図示略)の内側に形成されていてもよい。
その他の構成は実施例1と同様である。
尚、連結プレート4は、図21に示すごとく、単体で形成されていてもよいし、接続された複数のラミネートセル型電池5を収容するケース(図示略)の内側に形成されていてもよい。
その他の構成は実施例1と同様である。
本例の電極接続構造1における、組み付け順序について説明する。
まず、図18の二点鎖線及び図20に示すごとく、インナ狭幅部11とアウタ狭幅部23とを対向させると共に、アウタ固定部21のアウタ貫通孔211に雄ネジ部15を挿通させ、アウタ部材20の内側にインナ部材10を配置する。そして、アウタ固定部21から突出する雄ネジ部15をプレート貫通孔41に挿通して、連結プレート4を配置する。尚、アウタ貫通孔211とプレート貫通孔41との位置を合わせるようにアウタ部材20と連結プレート4とを重ねて配置した状態でインナ部材10を配置してもよい。
まず、図18の二点鎖線及び図20に示すごとく、インナ狭幅部11とアウタ狭幅部23とを対向させると共に、アウタ固定部21のアウタ貫通孔211に雄ネジ部15を挿通させ、アウタ部材20の内側にインナ部材10を配置する。そして、アウタ固定部21から突出する雄ネジ部15をプレート貫通孔41に挿通して、連結プレート4を配置する。尚、アウタ貫通孔211とプレート貫通孔41との位置を合わせるようにアウタ部材20と連結プレート4とを重ねて配置した状態でインナ部材10を配置してもよい。
次に、雄ネジ部15に固定ナット31を、インナ部材10が回転可能な範囲まで螺合する。本例においては、固定ナット31の残りの締め代が、約1ピッチの位置まで、雄ネジ部15と固定ナット31とを螺合した。
尚、雄ネジ部15と固定ナット31とを螺合する際には、インナ部材10が回転しないよう、治具やアウタ部材20によって位置決め可能な構造とすることが好ましい。
尚、雄ネジ部15と固定ナット31とを螺合する際には、インナ部材10が回転しないよう、治具やアウタ部材20によって位置決め可能な構造とすることが好ましい。
次に、電極51を先端延設部24の電極貫通孔241に挿通し、インナ狭幅部11とアウタ狭幅部23の間に配する。そして、インナ部材10を、雄ネジ部15を回転中心として回転方向Rに回転させることで、インナ広幅部12とアウタ狭幅部23とを対向させると共に、両者の間に電極51が配され、アウタ狭幅部23によって電極51とインナ広幅部とが押圧される。
本例において、インナ部材10は、アウタ部材20の内側において回転可能に配されると共に、インナ狭幅部11及びインナ広幅部12は幅方向がインナ部材10の回転軸と直交して配されており、アウタ部材20は、一対の脚部22の間隔が自然状態においてインナ広幅部12の幅寸法よりも狭いアウタ狭幅部23を有しており、インナ部材10のインナ狭幅部11の外側に電極51を配し、その後、インナ部材10を回転させ広幅部をアウタ狭幅部23に対向させるよう相対移動させることにより、インナ広幅部12において、電極51とインナ部材10とが接続されると共に両者がアウタ狭幅部23によって押圧されている。
そのため、インナ狭幅部11とアウタ狭幅部23とを対向させた状態において、脚部22から電極51へと加わる押圧力は、インナ広幅部12とアウタ狭幅部23とを対向させた状態に比べて小さくすることができる。そのため、インナ広幅部12とアウタ狭幅部23との間へ、電極51を配置する際に、電極51の変形を抑制することができる。
そして、インナ部材10とアウタ部材20とを相対的に回転移動させ、インナ狭幅部11とアウタ狭幅部23とを対向させた状態から、インナ広幅部12とアウタ狭幅部23とを対向させた状態とすることで、アウタ部材20とインナ部材10との間に生じる押圧力を大きくすることができる。
このように、組み付け時には、接続状態や二次利用に問題となる電極51の変形を抑制し、組み付け後の接続状態においては電極51に十分な押圧力を付与することができる。
このように、組み付け時には、接続状態や二次利用に問題となる電極51の変形を抑制し、組み付け後の接続状態においては電極51に十分な押圧力を付与することができる。
また、インナ部材10を回転移動させることで、インナ部材10と電極51とをアウタ部材20によって押圧するように構成されている。そのため、インナ部材10とアウタ部材20とを直線的に相対移動させた場合に比べて、インナ部材10の回転軸方向における電極接続構造1の大きさをコンパクトにすることができる。
上記の実施例1〜実施例6においては、アウタ部材におけるアウタ狭幅部及びアウタ広幅部の幅寸法を、インナ狭幅部又はインナ広幅部の幅寸法に対して設定したが、インナ狭幅部又はインナ広幅部の幅寸法に電極の厚さ寸法を加えた合計寸法に対して設定してもよい。
1 電極接続構造
10 インナ部材
11 インナ狭幅部
12 インナ広幅部
20 アウタ部材
22 脚部
23 アウタ狭幅部
235 アウタ広幅部
3 固定手段
5 ラミネートセル型電池
51 電極
10 インナ部材
11 インナ狭幅部
12 インナ広幅部
20 アウタ部材
22 脚部
23 アウタ狭幅部
235 アウタ広幅部
3 固定手段
5 ラミネートセル型電池
51 電極
Claims (10)
- 積層されるラミネートセル型電池の電極を接続するための電極接続構造であって、
対向する一対の電極の間に配置される導電性を有するインナ部材と、
上記一対の電極を外方から挟持する一対の脚部を備えたアウタ部材と、
上記インナ部材と上記アウタ部材とを連結固定する固定手段とを有しており、
上記インナ部材は、上記一対の電極の間隔よりも幅寸法が小さいインナ狭幅部と、該インナ狭幅部よりも幅寸法が大きいインナ広幅部とを有しており、
上記インナ部材と上記アウタ部材とは、両者の相対位置を変更可能に構成されており、
上記インナ部材の外側に電極を配し、上記インナ部材と上記アウタ部材とを相対移動させることで上記脚部を拡縮させ、上記電極と上記インナ部材とを上記脚部によって押圧することを特徴とする電極接続構造。 - 請求項1に記載の電極接続構造において、上記インナ部材は、上記インナ狭幅部の基端側に上記インナ広幅部が配設されており、上記アウタ部材は、上記一対の脚部の間隔が自然状態において上記インナ狭幅部の幅寸法よりも狭いアウタ狭幅部と、その基端側において上記間隔を拡大させたアウタ広幅部とを有しており、上記インナ広幅部と上記アウタ狭幅部とを係合させることによって上記アウタ狭幅部を自然状態よりも開いた状態で、上記インナ狭幅部の外側の位置に電極を配し、その後、上記インナ部材の上記インナ狭幅部を上記アウタ部材の上記アウタ狭幅部に対向させるよう相対移動させることにより、上記インナ部材の上記インナ狭幅部において、上記電極と上記インナ部材とが接続されると共に両者が上記アウタ狭幅部によって押圧されていることを特徴とする電極接続構造。
- 請求項1に記載の電極接続構造であって、上記インナ部材は、上記インナ狭幅部の先端側にインナ広幅部が配設されており、上記アウタ部材は、上記一対の脚部の間隔が自然状態において上記インナ広幅部の幅寸法よりも狭いアウタ狭幅部を有しており、上記インナ狭幅部及び上記インナ広幅部の外側に電極を配し、上記インナ狭幅部を上記アウタ狭幅部に対向させ、その後、上記インナ広幅部を上記アウタ狭幅部に対向させるよう相対移動させることにより、上記インナ広幅部において、上記電極と上記インナ部材とが接続されると共に両者が上記アウタ狭幅部によって押圧されていることを特徴とする電極接続構造。
- 請求項3に記載の電極接続構造において、上記アウタ部材は、その先端側において上記間隔を上記アウタ狭幅部よりも拡大させたアウタ導入部を有しており、該アウタ導入部と上記インナ狭幅部とを対向させると共に両者の間に電極を配し、その後、上記インナ広幅部を上記アウタ狭幅部に対向させるよう相対移動させることを特徴とする電極接続構造。
- 請求項1に記載の電極接続構造において、上記インナ部材は、上記インナ狭幅部の基端側に上記インナ広幅部が配設され、上記インナ狭幅部と上記インナ広幅部との間には、基端側に向かって上記インナ狭幅部の幅寸法から上記インナ広幅部の幅寸法へと拡幅するように形成されたインナ拡幅部が配設されており、上記アウタ部材は、上記一対の脚部の間隔が自然状態において上記インナ広幅部の幅寸法よりも狭くかつ上記インナ狭幅部の幅寸法よりも広いアウタ押圧部を有しており、上記インナ狭幅部の外側の位置に電極を配すると共に電極の外側に上記アウタ押圧部を配し、その後、上記インナ部材の上記インナ拡幅部に上記アウタ部材の上記アウタ押圧部の基端部を対向させるよう相対移動させることにより、上記インナ部材の上記インナ拡幅部において、上記電極と上記インナ部材とが接続されると共に両者が上記アウタ押圧部の基端部によって押圧されていることを特徴とする電極接続構造。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載の電極接続構造において、上記インナ部材と上記アウタ部材との相対移動は、上記固定手段によって連結固定を行う際の当該固定手段の動作に伴って変化するよう構成されていることを特徴とする電極接続構造。
- 請求項6に記載の電極接続構造において、上記固定手段は、上記インナ部材が有する内周にネジ山が形成された雌ネジ部又は外周にネジ山が形成された雄ネジ部と、上記雌ネジ部に螺合可能な固定ボルト又は上記雄ネジ部に螺合可能な固定ナットとを有しており、上記固定ボルトを上記雌ネジ部に、又は上記固定ナットを上記雄ネジ部に螺合することにより、上記インナ部材と上記アウタ部材との相対移動を行うよう構成されていることを特徴とする電極接続構造。
- 請求項6に記載の電極接続構造において、上記固定手段が円筒状のフランジ部材と該フランジ部材の内側に挿通配置されたシャフト部材とを備え、該シャフト部材を引き抜き上記フランジ部材の外形を拡大させることで上記アウタ部材と上記インナ部材とをかしめ固定するブラインドリベットからなり、該ブラインドリベットのかしめ動作によって、上記インナ部材と上記アウタ部材との相対移動を行うよう構成されていることを特徴とする電極接続構造。
- 請求項8に記載の電極接続構造において、上記インナ部材が上記シャフト部材を構成していることを特徴とする電極接続構造。
- 請求項1に記載の電極接続構造において、上記インナ部材は、上記アウタ部材の内側において回転可能に配されると共に、上記インナ狭幅部及び上記インナ広幅部は幅方向が上記インナ部材の回転軸と直交して配されており、上記アウタ部材は、上記一対の脚部の間隔が自然状態において上記インナ広幅部の幅寸法よりも狭いアウタ狭幅部を有しており、上記インナ部材の上記インナ狭幅部の外側に電極を配し、その後、上記インナ部材を回転させ上記インナ広幅部を上記アウタ狭幅部に対向させるよう相対移動させることにより、上記インナ広幅部において、上記電極と上記インナ部材とが接続されると共に両者が上記アウタ狭幅部によって押圧されていることを特徴とする電極接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012195377A JP2014053104A (ja) | 2012-09-05 | 2012-09-05 | 電極接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012195377A JP2014053104A (ja) | 2012-09-05 | 2012-09-05 | 電極接続構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014053104A true JP2014053104A (ja) | 2014-03-20 |
Family
ID=50611433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012195377A Pending JP2014053104A (ja) | 2012-09-05 | 2012-09-05 | 電極接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014053104A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3062365A1 (en) * | 2015-02-25 | 2016-08-31 | Samsung SDI Co., Ltd. | Battery pack |
JP2017188233A (ja) * | 2016-04-01 | 2017-10-12 | 日産自動車株式会社 | 組電池および組電池の製造方法 |
WO2018163481A1 (ja) * | 2017-03-07 | 2018-09-13 | Necエナジーデバイス株式会社 | 電池パック及び電池パックの製造方法 |
WO2018163479A1 (ja) * | 2017-03-07 | 2018-09-13 | Necエナジーデバイス株式会社 | 電池パック及び電池パックの製造方法 |
KR20180119372A (ko) * | 2017-04-25 | 2018-11-02 | 주식회사 엘지화학 | 배터리 모듈, 이러한 배터리 모듈을 포함하는 배터리 팩 및 이러한 배터리 팩을 포함하는 자동차 |
US10128483B2 (en) | 2015-02-25 | 2018-11-13 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Battery pack |
KR20190040402A (ko) * | 2017-10-10 | 2019-04-18 | 주식회사 엘지화학 | 전극 리드 접합용 버스바 조립체 및 이를 포함하는 배터리 모듈 |
US10305073B2 (en) | 2015-02-25 | 2019-05-28 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Battery pack including battery cells with terraces supported by support ribs |
CN110603662A (zh) * | 2017-10-11 | 2019-12-20 | 株式会社Lg化学 | 用于结合电极引线的汇流条组件和包括该汇流条组件的电池模块 |
CN110622341A (zh) * | 2017-11-24 | 2019-12-27 | 株式会社Lg化学 | 具有增强的电连接稳定性的电池模块 |
US11476548B2 (en) | 2018-05-29 | 2022-10-18 | Lg Energy Solution, Ltd. | Battery module |
-
2012
- 2012-09-05 JP JP2012195377A patent/JP2014053104A/ja active Pending
Cited By (25)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10128483B2 (en) | 2015-02-25 | 2018-11-13 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Battery pack |
EP3062365A1 (en) * | 2015-02-25 | 2016-08-31 | Samsung SDI Co., Ltd. | Battery pack |
US10305073B2 (en) | 2015-02-25 | 2019-05-28 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Battery pack including battery cells with terraces supported by support ribs |
US10084173B2 (en) | 2015-02-25 | 2018-09-25 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Battery pack |
JP2017188233A (ja) * | 2016-04-01 | 2017-10-12 | 日産自動車株式会社 | 組電池および組電池の製造方法 |
JPWO2018163481A1 (ja) * | 2017-03-07 | 2020-01-09 | 株式会社エンビジョンAescエナジーデバイス | 電池パック及び電池パックの製造方法 |
WO2018163481A1 (ja) * | 2017-03-07 | 2018-09-13 | Necエナジーデバイス株式会社 | 電池パック及び電池パックの製造方法 |
CN110326126B (zh) * | 2017-03-07 | 2022-03-25 | 远景Aesc能源元器件有限公司 | 电池组以及电池组的制造方法 |
WO2018163479A1 (ja) * | 2017-03-07 | 2018-09-13 | Necエナジーデバイス株式会社 | 電池パック及び電池パックの製造方法 |
CN110326126A (zh) * | 2017-03-07 | 2019-10-11 | 远景Aesc能源元器件有限公司 | 电池组以及电池组的制造方法 |
US11239522B2 (en) | 2017-03-07 | 2022-02-01 | Envision Aesc Energy Devices Ltd. | Battery pack and method for manufacturing battery pack |
US12046761B2 (en) | 2017-03-07 | 2024-07-23 | Aesc Japan Ltd. | Battery pack and method for manufacturing battery pack |
JPWO2018163479A1 (ja) * | 2017-03-07 | 2020-01-09 | 株式会社エンビジョンAescエナジーデバイス | 電池パック及び電池パックの製造方法 |
KR102258817B1 (ko) * | 2017-04-25 | 2021-06-07 | 주식회사 엘지에너지솔루션 | 배터리 모듈, 이러한 배터리 모듈을 포함하는 배터리 팩 및 이러한 배터리 팩을 포함하는 자동차 |
KR20180119372A (ko) * | 2017-04-25 | 2018-11-02 | 주식회사 엘지화학 | 배터리 모듈, 이러한 배터리 모듈을 포함하는 배터리 팩 및 이러한 배터리 팩을 포함하는 자동차 |
JP7045558B2 (ja) | 2017-10-10 | 2022-04-01 | エルジー エナジー ソリューション リミテッド | 電極リード接合用バスバー組立体及びそれを含むバッテリーモジュール |
CN110710027A (zh) * | 2017-10-10 | 2020-01-17 | 株式会社Lg化学 | 用于电极引线接合的汇流条组件和包括该汇流条组件的电池模块 |
JP2020521297A (ja) * | 2017-10-10 | 2020-07-16 | エルジー・ケム・リミテッド | 電極リード接合用バスバー組立体及びそれを含むバッテリーモジュール |
KR102273184B1 (ko) | 2017-10-10 | 2021-07-05 | 주식회사 엘지에너지솔루션 | 전극 리드 접합용 버스바 조립체 및 이를 포함하는 배터리 모듈 |
US11302998B2 (en) | 2017-10-10 | 2022-04-12 | Lg Energy Solution, Ltd. | Bus bar assembly for electrode lead bonding and battery module including same |
KR20190040402A (ko) * | 2017-10-10 | 2019-04-18 | 주식회사 엘지화학 | 전극 리드 접합용 버스바 조립체 및 이를 포함하는 배터리 모듈 |
CN110603662A (zh) * | 2017-10-11 | 2019-12-20 | 株式会社Lg化学 | 用于结合电极引线的汇流条组件和包括该汇流条组件的电池模块 |
US11217864B2 (en) | 2017-11-24 | 2022-01-04 | Lg Chem, Ltd. | Battery module having enhanced electrical connection stability |
CN110622341A (zh) * | 2017-11-24 | 2019-12-27 | 株式会社Lg化学 | 具有增强的电连接稳定性的电池模块 |
US11476548B2 (en) | 2018-05-29 | 2022-10-18 | Lg Energy Solution, Ltd. | Battery module |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2014053104A (ja) | 電極接続構造 | |
JP4553751B2 (ja) | 角型二次電池 | |
US10193107B2 (en) | Electric storage device and electric storage apparatus provided with the electric storage device | |
US9159505B2 (en) | Electric storage device | |
WO2010147136A1 (ja) | 電池及び電池の製造方法 | |
JP2013206844A (ja) | ラミネートセル型電池における電極接続構造 | |
JP5610007B2 (ja) | 電池モジュール | |
JP6550863B2 (ja) | 蓄電素子及び蓄電素子の製造方法 | |
JP2007323951A (ja) | 組電池 | |
JP5581869B2 (ja) | 電極端子接続構造及びバスバー | |
JP2014060045A (ja) | 二次電池の電極構造 | |
US10644295B2 (en) | Energy storage device | |
US10892111B2 (en) | Energy storage device | |
JP2012234716A (ja) | 円筒形二次電池 | |
JP2019009045A (ja) | 蓄電素子 | |
JP6756336B2 (ja) | 蓄電素子及び蓄電素子の製造方法 | |
JP6447015B2 (ja) | 蓄電装置、及び蓄電装置の製造方法 | |
JP6330295B2 (ja) | 蓄電素子および蓄電素子の製造方法 | |
JP6176536B2 (ja) | 燃料電池 | |
JP2023013136A (ja) | 端子部品および端子部品の製造方法 | |
JP2013105623A (ja) | 二次電池用電極及び二次電池並びに車両 | |
WO2019131356A1 (ja) | 蓄電装置 | |
JP4923986B2 (ja) | 電池 | |
JPWO2018235768A1 (ja) | 蓄電素子 | |
JPWO2019116914A1 (ja) | 蓄電素子 |