JP2014049770A - 車両遠隔操作システム、車載中継機、及び携帯中継機 - Google Patents

車両遠隔操作システム、車載中継機、及び携帯中継機 Download PDF

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Abstract

【課題】認証情報の暗号化強度に関わらず、高い防犯性能を維持したまま、車両を遠隔操作することが可能になる、車両遠隔操作システム等を提供すること。
【解決手段】車両制御装置110と携帯機120を相互に無線通信可能として構成された車両制御システム100を介して車両の所定機器を遠隔操作する車両遠隔操作システム1であって、車両制御装置110と通信可能な車載中継機10と、携帯機120と通信可能な携帯中継機20を備える。車載中継機10は、車両制御装置110から送信された応答要求信号を受信して携帯中継機20に無線送信すると共に、携帯中継機20から無線送信された応答信号を受信して車両制御装置110に送信する。携帯中継機20は、車載中継機10から無線送信された応答要求信号を受信して携帯機120に送信すると共に、携帯機120から応答要求信号に基づいて送信された応答信号を受信して車載中継機10に無線送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の所定機器を遠隔操作する車両遠隔操作システム、車載中継機、及び携帯中継機に関する。
車両のエンジン等の各種の機器を運転者の操作に応じて始動等するための車両制御システムは、車内に装着された車両制御装置と、車両の運転者が携帯可能なリモコンキーとを備えて構成されている。そして、運転者が車両のキーシリンダにリモコンキーを挿入した際、このリモコンキーに暗号化状態で記憶されている認証情報を車両制御装置が無線通信により取得し、この認証情報が車両制御装置に記憶されている認証情報に合致することを条件の一つとして、車両制御装置がエンジンの始動等の制御を行う。
また、近年では、運転者がキーシリンダにリモコンキーを挿入しなくても、運転者がリモコンキーを保有した状態で車両に乗り込むだけで、認証情報の無線通信が行われるキーレスエントリー式の車両制御システムも普及してきている。このような車両制御システムでは、車両制御装置が応答要求信号を車内にLF(Low Frequency)で無線送信し、この応答要求信号を無線受信したリモコンキーが、認証情報を含む応答信号をUHF(Ultra High Frequency)で無線送信する。この応答信号を無線受信した車両制御装置は、応答信号に含まれている認証情報が車両制御装置に記憶されている認証情報に合致することを条件の一つとして、エンジンの始動等の制御を行う。
また、このような各種の車両制御システムを備えた車両を対象として、寒冷地における暖気運転等の様々な目的のために、エンジンやエアコン等の各種の機器を車外から操作するための車両遠隔操作システム(エンジンスタータ)も普及してきている。この車両遠隔操作システムは、車両制御装置に接続される車載機と、運転者が携帯可能な携帯機とを備えて構成されている。車載機には、リモコンキーに記憶されている認証情報が事前に解読され記憶されている。そして、運転者が携帯機を車外で操作すると、携帯機は操作信号を車載機に無線通信し、車載機は自己に記憶されている認証情報を車両制御装置に送信すること等により、車両制御装置を介してエンジンの始動等を行うことができる。
しかしながら、近年では、リモコンキーに記憶されている認証情報の暗号化強度が高くなる傾向にあることから、認証情報の解読に要する処理負荷や時間も増加する傾向にあり、認証情報を解読することを前提とした車両遠隔操作システムの構築が困難になってきている。このため、リモコンキーに記憶されている認証情報の解読を必要としない車両遠隔操作システムを構築することが要望されている。
そこで、このような問題に対処するため、認証情報の解読を必要としない車両遠隔操作システムも提案されている。例えば、この車両遠隔操作システムは、運転者が保有する携帯機と、自動車に搭載される車載機とを備えて構成されており、車載機には、リモコンキー(純正携帯機)に対して給電を行う給電手段と、この給電手段によるリモコンキーへの給電を制御するMPUとが設けられている。そして、運転者が携帯機を用いてエンジン始動操作を行った時に、MPUからリモコンキーへの給電をONにすることで、リモコンキーから認証情報を車両制御システムに出力させて、エンジン始動を行うことが可能となっている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来、車載機とリモコンキーとの通信を中継機を介して中継するシステムも想定されている。このシステムでは、車両制御装置からLFで送信された応答要求信号を中継機を介してリモコンキーに無線送信し、この応答要求信号を無線受信したリモコンキーから送信された応答信号を中継機を介して車両制御装置に送信することが想定されている(例えば、非特許文献1参照)。
特開2011−27002号公報
アウレリエン フランシロン等 (Aurellien Francillon et al.) 著,「近代自動車における受動キーレスエントリ及びスタートシステムに対するリレー攻撃 (Relay Attacks on Passive Keyless Entry and Start Systems in Modern Cars)」,チューリッヒ工科大学 コンピュータサイエンス学部 (Department of Computer Science ETH Zurich),[平成24年8月28日検索],インターネット<URL: http://eprint.iacr.org/2010/332.pdf>
しかしながら、特許文献1の如き従来の車両遠隔操作システムでは、リモコンキーに記憶されている認証情報の解読を行うことなく車両を遠隔操作することが可能になる一方で、リモコンキーを車内の車載機の給電手段に接続しておく必要があり、リモコンキーを車内に常時置いておく必要があった。しかし、このように、リモコンキーを車内に常時置いておく場合には、車両の窓ガラスを破る等して車内に不正に侵入した侵入者が、車内に置かれているリモコンキーを悪用して車両を盗難する可能性が生じる等、防犯上のリスクが増大する懸念があった。
また、非特許文献1の如き従来の中継機を用いたシステムでは、車両制御装置から送信された応答要求信号を、応答要求周波数であるLFでリモコンキーに無線送信することのみが想定されていた。しかし、LFはUHFに比べて到達距離が短く、車両の近距離にしか応答要求信号が到達しないため、屋外に駐車されている車両を屋内から暖気運転のために始動させたい場合のように、車両から遠く離れた位置で操作を行いたい場合には不向きであった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、リモコンキーに記憶されている認証情報の解読を行う必要性を排除すると共に、リモコンキーを車内に常時置いておく必要性を排除することにより、認証情報の暗号化強度に関わらず、高い防犯性能を維持したまま、車両を比較的遠い場所から遠隔操作することが可能になる、車両遠隔操作システム、車載中継機、及び携帯中継機を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の車両遠隔操作システムは、車両制御装置と携帯機を相互に無線通信可能として構成された車両制御システムであって、前記車両制御装置から無線送信された応答要求信号に基づいて前記携帯機が応答信号を無線送信し、当該応答信号を受信したことを条件の少なくとも一つとして前記車両制御装置が車両の所定機器を制御する車両制御システム、を介して前記所定機器を遠隔操作する車両遠隔操作システムであって、前記車両制御装置と通信可能な車載中継機と、前記携帯機と通信可能な携帯中継機とを備え、前記車載中継機は、前記車両制御装置から送信された前記応答要求信号を受信して前記携帯中継機に無線送信すると共に、前記携帯中継機から無線送信された前記応答信号を受信して前記車両制御装置に送信する送受信手段を備え、前記携帯中継機は、前記車載中継機から無線送信された前記応答要求信号を受信して前記携帯機に送信すると共に、前記携帯機から前記応答要求信号に基づいて送信された前記応答信号を受信して前記車載中継機に無線送信する送受信手段を備える。
また、請求項2に記載の車両遠隔操作システムは、請求項1に記載の車両遠隔操作システムにおいて、前記車載中継機の前記送受信手段は、前記車両制御装置との間で無線通信を行う手段であって、前記車両制御装置から応答要求周波数で無線送信された前記応答要求信号を受信すると共に、前記携帯中継機から送信された前記応答信号を応答周波数で前記車両制御装置に無線送信する基本送受信手段と、前記携帯中継機との間で無線通信を行う手段であって、前記基本送受信手段にて受信された前記応答要求信号を前記応答要求周波数よりも高い中継周波数で前記携帯中継機に無線送信すると共に、前記携帯中継機から中継周波数で無線送信された前記応答信号を受信する中継送受信手段を備え、前記携帯中継機の前記送受信手段は、前記携帯機との間で通信を行う手段であって、前記車載中継機から送信された前記応答要求信号を前記携帯機に前記応答要求周波数で送信すると共に、前記携帯機から前記応答要求信号に基づいて前記応答周波数で送信された前記応答信号を受信する基本送受信手段と、前記車載中継機との間で無線通信を行う手段であって、前記車載中継機の前記中継送受信手段から中継周波数で無線送信された前記応答要求信号を受信すると共に、当該携帯中継機の前記基本送受信手段にて受信された前記応答信号を前記車載中継機の前記中継送受信手段に中継周波数で無線送信する中継送受信手段とを備える。
また、請求項3に記載の車両遠隔操作システムは、請求項1又は2に記載の車両遠隔操作システムにおいて、前記携帯中継機は、前記車両の所定機器に対する操作指示を受け付けるための操作手段を備え、前記携帯中継機の前記送受信手段は、前記操作手段によって前記操作指示が受け付けられた場合に、当該操作指示が受け付けられた旨を示す操作信号を前記車載中継機に無線送信し、前記車載中継機は、前記車両の所定機器に対する制御条件の少なくとも一部を構成する条件出力を前記車両制御装置に行う出力手段を備え、前記車載中継機の前記送受信手段は、前記携帯中継機の前記送受信手段から無線送信された前記操作信号を受信し、前記車載中継機は、当該車載中継機の前記送受信手段によって前記操作信号が受信された場合に、前記出力手段を介して前記車両制御装置に対する前記条件出力を行う。
また、請求項4に記載の車両遠隔操作システムの車載中継機は、車両制御装置と携帯機を相互に無線通信可能として構成された車両制御システムであって、前記車両制御装置から無線送信された応答要求信号に基づいて前記携帯機が応答信号を無線送信し、当該応答信号を受信したことを条件の少なくとも一つとして前記車両制御装置が車両の所定機器を制御する車両制御システム、を介して前記所定機器を遠隔操作する車両遠隔操作システム、を構成するための車載中継機であって、前記車両制御装置と通信可能に構成され、当該車載中継機と共に前記車両遠隔操作システムを構成する携帯中継機であって、前記携帯機と通信可能な携帯中継機と通信可能に構成され、前記車両制御装置から送信された前記応答要求信号を受信して前記携帯中継機に無線送信すると共に、前記携帯中継機から無線送信された前記応答信号を受信して前記車両制御装置に送信する送受信手段を備える。
また、請求項5に記載の車両遠隔操作システムの携帯中継機は、車両制御装置と携帯機を相互に無線通信可能として構成された車両制御システムであって、前記車両制御装置から無線送信された応答要求信号に基づいて前記携帯機が応答信号を無線送信し、当該応答信号を受信したことを条件の少なくとも一つとして前記車両制御装置が車両の所定機器を制御する車両制御システム、を介して前記所定機器を遠隔操作する車両遠隔操作システム、を構成するための携帯中継機であって、前記携帯機と通信可能に構成され、当該携帯中継機と共に前記車両遠隔操作システムを構成する車載中継機であって、前記車両制御装置と通信可能な車載中継機と通信可能に構成され、前記車載中継機から無線送信された前記応答要求信号を受信して前記携帯機に送信すると共に、前記携帯機から前記応答要求信号に基づいて送信された前記応答信号を受信して前記車載中継機に無線送信する送受信手段を備える。
請求項1に記載の車両遠隔操作システム、請求項4に記載の車両遠隔操作システムの車載中継機、又は請求項5に記載の車両遠隔操作システムの携帯中継機によれば、車両制御装置から送信された応答要求信号を車載中継機と携帯中継機の無線通信を介して携帯機に中継することができ、この応答要求信号に基づいて携帯機から送信された応答信号を携帯中継機と車載中継機の無線通信を介して車両制御装置に中継することができるので、携帯機に記憶されている認証情報の解読を行う必要性や、携帯機を車内に常時置いておく必要性を排除でき、認証情報の暗号化強度に関わらず、高い防犯性能を維持したまま、車両の所定機器を遠隔操作することが可能になる。
また、請求項2に記載の車両遠隔操作システムによれば、車載中継機の基本送受信手段が車両制御装置に対して携帯機と同一の条件で応答要求信号や応答信号の送受信を行い、携帯中継機の基本送受信手段が携帯機に対して車両制御装置と同一の条件で応答要求信号や応答信号の送受信を行い、かつ、車載中継機の中継送受信手段と携帯中継機の中継送受信手段とが車載中継機と携帯中継機の相互間における応答要求信号や応答信号の送受信を行うことで、車両制御装置と携帯機の相互間の通信と同一の条件を維持しつつ、応答要求信号や応答信号を中継することができる。また、応答要求周波数より高い中継周波数で応答要求信号を中継することで、LFで中継を行う場合に比べて、応答要求信号を遠い位置まで送信することが可能になり、比較的遠い場所から車両を遠隔操作することが可能になる。
また、請求項3に記載の車両遠隔操作システムによれば、車載中継機の第1送信手段と携帯中継機の第1受信手段との相互間において応答要求信号の中継を第1中継周波数で行い、携帯中継機の第2送信手段と車載中継機の第2受信手段との相互間において応答信号の中継を第2中継周波数で行うことで、応答要求信号と応答信号とを相互に異なる中継周波数によって相互に異なる送受信経路で中継することができ、応答要求信号の通信と同時に応答信号の送受信の接続確立を行うことができる等、通信速度を向上させることが可能になる。
本発明の実施の形態1に係る車両遠隔操作システムを車両制御システムと共に示すブロック図である。 実施の形態1における車両遠隔操作処理のフローチャートである。 図2に続く、実施の形態1における車両遠隔操作処理のフローチャートである。 実施の形態2に係る車両遠隔操作システムを車両制御システムと共に示すブロック図である。 実施の形態2における車両遠隔操作処理のフローチャートである。 図5に続く、実施の形態2における車両遠隔操作処理のフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明の各実施の形態を詳細に説明する。ただし、各実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔実施の形態1〕
最初に、この発明の実施の形態1について説明する。この形態は、中継用の周波数として第1中継周波数と第2中継周波数との2つの周波数を使用した、復信方式による中継を行う形態である。
(概要)
最初に、本実施の形態に係る車両遠隔操作システムの概要について説明する。図1は、本実施の形態に係る車両遠隔操作システム1を車両制御システム100と共に示すブロック図である(なお、図1及び後述する図4において、有線通信経路は直線矢印で示し、無線通信経路は折れ線矢印で示す)。
「車両遠隔操作システム」1は、車両の所定機器を制御する車両制御システム100を介して、当該所定機器を遠隔操作するためのシステムである。ここで、「車両制御システム」100は、車両制御装置110と携帯機120とを相互に無線通信可能として構成されたシステムである。「車両制御装置」110は、車両の所定機器を制御するために車内に設置された装置であり、例えば、ECU(Engine Control Unit)に対してCAN(Controller Area Network)等にて通信可能に有線接続された装置である。「携帯機」120は、車両制御装置110を介して車両の所定機器を制御するために運転者が携帯することが可能なものであり、いわゆるリモコンキーである。ここで、「所定機器」の具体的な種類や、この所定機器に対する具体的な制御内容は、任意であり、例えば、エンジンの始動や停止、エアコンの始動や停止、ドアのロックやアンロック、セキュリテーシステムの起動や解除、車内の室温等の各種の車両情報の出力等が該当する。以下では、「エンジンの始動」を行う場合について例示する。
このエンジンの始動を行うための公知の処理として、車両制御システム100は、以下の処理を行うものとする。すなわち、この処理では、車両制御装置110が車内における携帯機120の存在を確認するための「起動シーケンス」と、車両制御装置110が携帯機120を認証するための「認証シーケンス」が、順次実行される。
「起動シーケンス」においては、運手者又は任意の事象に基づく所定の起動操作(以下では、運転者による車内のエンジン始動スイッチの操作)が行われると、車両制御装置110は起動応答要求信号を応答要求周波数で無線送信する。ここで、「起動応答要求信号」は、車両制御装置110から携帯機120に対して応答を要求するための信号であり、そのフォーマットや情報内容は任意である。また、「応答要求周波数」は、例えば、送信範囲が車内のみとなるように調整可能な周波数(具体的にはLFであり、例えば、135kHz)であり、この場合には、運転者が保有する携帯機120が車両制御装置110に対する所定範囲内(代表的には、車内)に存在する場合にのみ、この起動応答要求信号が携帯機120にて受信される。
この起動応答要求信号を受信した携帯機120は、起動応答信号を応答周波数で無線送信する。ここで、「起動応答信号」は、車両制御装置110から送信された起動応答要求信号を正当な携帯機120が受信したことを、携帯機120から車両制御装置110に報知するための信号であり、そのフォーマットや情報内容は任意であって、例えば、携帯機120に記憶された認証情報を起動応答信号に含めて送信することができる。また、「応答周波数」は、例えば、UHF(より一般的にはRF(Radio Frequency)であり、例えば、315MHz)である。この起動応答信号を受信した車両制御装置110は、当該起動応答信号を解析し、所定の認証シーケンス開始条件が満たされているか否かを判定し、所定の認証シーケンス開始条件が満たされている場合にのみ、認証シーケンスに移行する。
「認証シーケンス」は、起動シーケンスと同様の通信を行うものであり、特記しない点については、起動シーケンスの説明における「起動」を「認証」に読み替えたものとして説明することができる。すなわち、車両制御装置110は認証応答要求信号を応答要求周波数で無線送信する。この認証応答要求信号を受信した携帯機120は、認証応答信号を応答周波数で無線送信する。認証応答信号を受信した車両制御装置110は、当該認証応答信号を解析し、所定の制御条件が満たされているか否かを判定し、所定の制御条件が満たされている場合にのみ、エンジンを始動するための所定制御を行う。
「制御条件」の具体的内容は任意であるが、以下では、1)車両のエンジン始動スイッチ(イグニッションスイッチ)の操作とブレーキの操作とが行われており、2)認証応答信号に含まれる認証情報が車両制御装置110に予め記憶された認証情報と一致しており、かつ、3)起動応答要求信号を送信してから所定時間(例えば、1秒。以下、「条件充足時間」と称する)以内に、上記1)と2)の条件の充足を確認できたこと、を制御条件として説明する。なお、上記2)の条件に関しては、実際には、公知のローリングコード処理により認証情報が毎回変更される場合があり、本発明はこのような場合にも同様に適応可能なものであるが、以下では認証情報が固定されている場合について説明する。
一方、図1において、「車両遠隔操作システム」1は、上述したように、車両の所定機器を制御する車両制御システム100を介して、当該所定機器を遠隔操作するためのシステムである。この車両遠隔操作システム1は、車載中継機10と携帯中継機20とを相互に無線通信可能として構成されたシステムである。これら各機の詳細については後述する。
以下の説明において、複数の機器の相互間における信号や情報の通信、送信、又は受信に関して、無線にて行う場合には、「無線通信」、「無線送信」、又は「無線受信」と特記するが、この特記がない場合には、無線と有線のいずれで行うこともできるものとする。また、複数の機器の相互間における無線通信方式に関して、「単信方式」とは、一方の機器から他方の機器への一方向の通信のみを一つの周波数を使用して行う方式を意味し、「半復信方式」とは、一方の機器から他方の機器への方向の通信とその逆方向の通信を一つの周波数を使用して行う方式を意味し、「復信方式」とは、一方の機器から他方の機器への方向の通信とその逆方向の通信を2つの周波数を使用して行う方式を意味するものとする。また、「起動応答要求信号」と「認証応答要求信号」を相互に特に区別する必要がない場合には、これらを「応答要求信号」と総称する。同様に、「起動応答信号」と「認証応答信号」を相互に特に区別する必要がない場合には、これらを「応答信号」と総称する。
(構成−車両制御システム−車両制御装置)
次に、車両制御システム100と車両遠隔操作システム1の構成について説明する。最初に、車両制御システム100の構成について説明する。車両制御システム100の車両制御装置110は、基本送受信回路111を備えて構成されている。この基本送受信回路111は、応答要求信号及び応答信号の送受信を行うための基本送受信手段であり(以下、後述する基本送受信回路13、23、121についても同じ)、応答要求信号を応答要求周波数で無線送信する応答要求信号送信回路112と、応答周波数で送信された応答信号を受信する応答信号受信回路113を備えている。また、図示は省略するが、車両制御装置110は、当該車両制御装置110の各部を制御するMPU(Micro Processing Unit)と、認証情報を不揮発的に記憶する記憶部と、無線通信を行うためのアンテナと、車両の各種の機器から有線出力を受け付ける接点端子を備える。この接点端子としては、車両のエンジン始動スイッチが操作された場合の出力(以下、エンジン始動操作出力)を受け付けるエンジン操作接点端子と、車両のブレーキが操作された場合の出力(以下、ブレーキ操作出力)を受け付けるブレーキ操作接点端子が設けられている。ただし、車両制御装置110は従来と同様に構成することができるので、その詳細な説明は省略する。
(構成−車両制御システム−携帯機)
車両制御システム100の携帯機120は、基本送受信回路121を備えて構成されている。この基本送受信回路121は、応答要求周波数で送信された応答要求信号を受信する応答要求信号受信回路122と、応答信号を応答周波数で無線送信する応答信号送信回路123を備えている。また、図示は省略するが、携帯機120は、当該携帯機120の各部を制御するMPUと、認証情報を不揮発的に記憶する記憶部と、無線通信を行うためのアンテナと、電源となる電池を備える。ただし、携帯機120は従来と同様に構成することができるので、その詳細な説明は省略する。
(構成−車両遠隔操作システム−車載中継機)
次に、車両遠隔操作システム1の構成について説明する。車両遠隔操作システム1の車載中継機10は、車両制御装置110及び携帯中継機20と通信するための送受信回路11と、出力部12を備えて構成されている。
送受信回路11は、具体的には、基本送受信回路13と、中継送受信回路14を備える。基本送受信回路13は、車両制御装置110との間で無線通信を行う基本送受信手段であって、車両制御装置110から応答要求周波数で無線送信された応答要求信号を受信する応答要求信号受信回路15と、携帯中継機20から送信された応答信号を応答周波数で車両制御装置110に無線送信する応答信号送信回路16を備える。中継送受信回路14は、携帯中継機20との間で無線通信を行う中継送受信手段であって、携帯中継機20から所定の第1中継周波数(例えば、920MHz)で無線送信された操作信号を受信する第1中継受信回路17と、応答要求信号受信回路15にて受信された応答要求信号を第1中継周波数で携帯中継機20に無線送信する第1中継送信回路18と、携帯中継機20から所定の第2中継周波数(例えば、429MHz)で無線送信された応答信号を受信する第2中継受信回路19を備える。
出力部12は、車両の所定機器に対する制御条件を構成する条件出力を車両制御装置110に行う出力手段であり、本実施の形態では、エンジン始動操作出力とブレーキ操作出力を出力する。より具体的には、図示は省略するが、車載中継機10には、エンジン始動操作出力を行うためのエンジン操作接点端子と、ブレーキ操作出力を行うためのブレーキ操作接点端子が設けられており、このエンジン操作接点端子は車両制御装置110のエンジン操作接点端子に有線接続されると共に、ブレーキ操作接点端子は車両制御装置110のブレーキ操作接点端子に有線接続されている。そして、出力部12は、エンジン操作接点端子を介してエンジン始動操作出力を出力し、ブレーキ操作接点端子を介してブレーキ始動操作出力を出力する。また、図示は省略するが、車載中継機10は、当該車載中継機10の各部を制御するMPUと、認証情報を不揮発的に記憶する記憶部と、無線通信を行うためのアンテナを備える。なお、車載中継機10に対する電源は、車両から公知の方法で取得される。
(構成−車両遠隔操作システム−携帯中継機)
車両遠隔操作システム1の携帯中継機20は、操作スイッチ21と、携帯機120及び車載中継機10と通信するための送受信回路22を備えて構成されている。
操作スイッチ21は、車両の所定機器に対する操作指示を受け付けるための操作手段であり、本実施の形態においては、車両のエンジンを始動の操作指示を受け付けるためのエンジン始動スイッチであって、例えば、公知の押しボタンスイッチとして構成されている。
送受信回路22は、具体的には、基本送受信回路23と、中継送受信回路24を備える。基本送受信回路23は、携帯機120との間で無線通信を行う基本送受信手段であって、車載中継機10から送信された応答要求信号を携帯機120に応答要求周波数で無線送信する応答要求信号送信回路25と、携帯機120から応答要求信号に基づいて応答周波数で無線送信された応答信号を受信する応答信号送信回路26を備える。中継送受信回路24は、車載中継機10との間で無線通信を行う中継送受信手段であって、操作信号を車載中継機10の第1中継受信回路17に第1中継周波数で無線送信する第1中継送信回路27と、車載中継機10の第1中継送信回路18から第1中継周波数で無線送信された応答要求信号を受信する第1中継受信回路28と、携帯中継機20の応答信号受信回路26にて無線受信された応答信号を車載中継機10の第2中継受信回路19に第2中継周波数で無線送信する第2中継送信回路29を備える。また、図示は省略するが、携帯中継機20は、当該携帯中継機20の各部を制御するMPUと、無線通信を行うためのアンテナと、電源となる電池を備える。このように構成された携帯中継機20は、携帯機120と応答要求周波数での無線通信が可能となるように、携帯機120に近い位置で保持される。例えば、このような保持を行うための工夫として、携帯中継機20の筐体には、キーホルダリングを挿通させるための孔が形成されており、携帯機120と携帯中継機20を共通のキーホルダリングで保持することで、携帯中継機20を携帯機120に対して近い位置に容易に保持することが可能となる。
(周波数)
次に、無線通信に使用する周波数について説明する。車両制御装置110と車載中継機10との相互間や携帯機120と携帯中継機20との相互間における無線通信で使用する応答要求周波数と応答周波数は、それぞれ、車両制御装置110と携帯機120の相互間の無線通信で使用する応答要求周波数と応答周波数と同一の周波数に設定されている。ここで、これら応答要求周波数や応答周波数が、車両のメーカーや車種によって異なる場合には、これらの各周波数を各車両について試験により予め特定しておき、車両遠隔操作システム1を設置する車両のメーカーや車種に応じた周波数を、車載中継機10や携帯中継機20に設定する。
また、第1中継周波数と第2中継周波数としては、携帯中継機20が車外にある場合であっても車内の車載中継機10と通信を行うことが可能となる周波数である限り、任意の周波数を設定することができる。特に、本実施の形態では、第1中継周波数及び又は第2中継周波数として、応答要求周波数であるLFよりも高い周波数を使用しているため、LFで中継を行う場合に比べて、応答要求信号等を遠い場所まで送信することが可能になる。さらに、本実施の形態では、携帯中継機20と車載中継機10の相互間の無線通信を復信方式により行うため、これら第1中継周波数と第2中継周波数は相互に異なる周波数としている。
(処理)
次に、上記のように構成された車両遠隔操作システム1を用いて行われる車両遠隔操作処理について説明する。図2及び図3は、本実施の形態に係る車両遠隔操作処理のフローチャートである。以下の処理の説明において、制御主体を特記しない処理については、車両制御装置110、携帯機120、車載中継機10、又は携帯中継機20のMPUにて実行されるものとし、情報の取得元や取得経路を特記しない場合については、公知のタイミング及び公知の方法にて、各機の記憶部に予め格納されており、あるいは、各機に設けた図示しない操作手段を介して運転者等が入力されるものとする。また、ステップを「S」と略記する。
携帯機120及び携帯中継機20を保有する運手者は、車外において携帯中継機20の操作スイッチ21を押圧することによりエンジンの始動を指示する。携帯中継機20は、操作スイッチ21に対する運転者の操作の有無を監視しており、操作スイッチ21に対する操作を受け付けた場合(SA1)、起動シーケンス(図示は省略)を実行する。具体的には、最初に、携帯中継機20の第1中継送信回路27及び第1中継受信回路28は、車載中継機10の第1中継受信回路17及び第1中継送信回路18との間において、第1中継周波数によるキャリアセンス及び接続確立を行う。これらキャリアセンス及び接続確立は、公知の方法で行うことができ、例えば、携帯中継機20は、第1中継周波数で送信されている他の電波がないことを確認した上で(キャリアセンスを行った上で)第1中継送信回路27を介して識別信号を送信する。車載中継機10は、この識別信号を第1中継受信回路17を介して受信した場合、第1中継周波数で送信されている他の電波がないことを確認した上で(キャリアセンスを行った上で)第1中継送信回路18を介して識別信号を送信する。そして、携帯中継機20が、この識別信号を第1中継受信回路28を介して受信することで、接続確立が完了する。また、同様に、携帯中継機20の第2中継送信回路29も、車載中継機10の第2中継受信回路19との間において、キャリアセンス及び接続確立を行う(図1においては、車載中継機10において第2中継周波数で信号を送信する回路や、携帯中継機20において第2中継周波数で信号を受信する回路を示していないが、実際には、これらの回路を用いてキャリアセンス及び接続確立を行うことができる)。そして、このように確立した接続は、車両遠隔操作処理が終了するまで維持する。このように、第1中継周波数によるキャリアセンス及び接続確立と同時に第2中継周波数によるキャリアセンス及び接続確立を行うことや、確立した接続を車両遠隔操作処理が終了するまで維持することで、車両遠隔操作処理に要する時間を短縮することが可能になり、制御条件を充足させることが容易になると共に、携帯機120の操作からエンジン始動までに要する時間が長くなることによって運転者に違和感を与えるような事態を防止することができる。ただし、このような必要性がない場合には、第2中継周波数によるキャリアセンス及び接続確立は、第2中継周波数による通信を実際に開始するまでの任意のタイミングにおいて行うことができる。
この操作信号が車載中継機10の第1中継受信回路17によって受信されると(SA3)、出力部12は条件出力を車両制御装置110に有線出力する(SA4)。この条件出力が車両制御装置110によって受け付けられると(SA5)、車両制御装置110は、このように有線出力された条件出力が、運転者が所定の起動操作を行った際に行われる出力と同一の出力であることから、所定の起動操作が行った際の出力を受け付けた場合と同様の処理を行う。すなわち、車両制御装置110の応答要求信号送信回路112は、所定の起動応答要求信号を応答要求周波数で携帯機120に送信する(SA6)。この携帯機120に対する起動応答要求信号は、車外にある携帯機120には到達せず、車内にある車載中継機10の応答要求信号受信回路15により受信される。
このように起動応答要求信号が応答要求信号受信回路15により受信されると(SA7)、第1中継送信回路18は、この起動応答要求信号を第1中継周波数に変調し(SA8)、第1中継周波数で携帯中継機20に無線送信する(SA9)。この起動応答要求信号が携帯中継機20の第1中継受信回路28によって受信されると(SA10)、第1中継受信回路28は起動応答要求信号を応答要求周波数に復調して応答要求信号送信回路25に送り(SA11)、応答要求信号送信回路25は起動応答要求信号を応答要求周波数で携帯機120に無線送信する(SA12)。
この起動応答要求信号が携帯機120の応答要求信号受信回路122によって受信されると(SA13)、携帯機120は、このように携帯中継機20から無線送信された起動応答要求信号がSA6において車両制御装置110から無線送信された起動応答要求信号と内容や周波数に関して同一の信号であることから、車両制御装置110から送信された起動応答要求信号を直接受信した場合と同様の処理を行う。すなわち、携帯機120は、所定の起動応答信号を生成し、応答信号送信回路123がこの起動応答信号を応答周波数で車両制御装置110に無線送信する(SA14)。
この起動応答信号が携帯中継機20の応答信号受信回路26によって受信されると(SA15)、第2中継受信回路26は起動応答信号を第2中継周波数に変調し(SA16)、第2中継送信回路29は起動応答信号を第2中継周波数で車載中継機10に無線送信する(SA17)。この起動応答信号が車載中継機10の第2中継受信回路19によって受信されると(SA18)、第2中継受信回路19は起動応答信号を応答周波数に復調して応答信号送信回路16に送り(SA19)、応答信号送信回路16は起動応答信号を応答周波数で車両制御装置110に無線送信する(SA20)。
この起動応答信号が車両制御装置110の応答信号受信回路113によって受信されると(SA21)、車両制御装置110は、このように車載中継機10から無線送信された起動応答信号がSA12において携帯機120から無線送信された起動応答信号と内容や周波数に関して同一の信号であることから、携帯機120から送信された起動応答信号を直接受信した場合と同様の処理を行う。すなわち、車両制御装置110は、起動応答信号に基づいて、所定の認証シーケンス開始条件が充足したか否かを判定し(図示省略)、所定の認証シーケンス開始条件が充足したと判定した場合には、認証シーケンスを実行する。なお、車両制御装置110は、認証シーケンス開始条件が一部でも充足していないと判定した場合には、認証シーケンスを実行することなく、車両遠隔操作処理を終了する。
この認証シーケンスにおいて、車両制御装置110の応答要求信号送信回路112は所定の認証応答要求信号を応答要求周波数で携帯機120に送信する(SA22)。この携帯機120に対する認証応答要求信号は、車外にある携帯機120には到達せず、車内にある車載中継機10の応答要求信号受信回路15により受信される。
このように認証応答要求信号が応答要求信号受信回路15により受信されると(SA23)、第1中継送信回路18は、この認証応答要求信号を第1中継周波数に変調し(SA24)、第1中継周波数で携帯中継機20に無線送信する(SA25)。この認証応答要求信号が携帯中継機20の第1中継受信回路28によって受信されると(SA26)、第1中継受信回路28は認証応答要求信号を応答要求周波数に復調して応答要求信号送信回路25に送り(SA27)、応答要求信号送信回路25は認証応答要求信号を応答要求周波数で携帯機120に無線送信する(SA28)。
この認証応答要求信号が携帯機120の応答要求信号受信回路122によって受信されると(SA29)、携帯機120は、このように携帯中継機20から無線送信された認証応答要求信号がSA22において車両制御装置110から無線送信された認証応答要求信号と内容や周波数に関して同一の信号であることから、車両制御装置110から送信された認証応答要求信号を直接受信した場合と同様の処理を行う。すなわち、携帯機120は、例えば認証情報を含む所定の認証応答信号を生成し、応答信号送信回路123がこの認証応答信号を応答周波数で車両制御装置110に無線送信する(SA30)。
この認証応答信号が携帯中継機20の応答信号受信回路26によって受信されると(SA31)、第2中継受信回路26は認証応答信号を第2中継周波数に変調し(SA32)、第2中継送信回路29は認証応答信号を第2中継周波数で車載中継機10に無線送信する(SA33)。この認証応答信号が車載中継機10の第2中継受信回路19によって受信されると(SA34)、第2中継受信回路19は認証応答信号を応答周波数に復調して応答信号送信回路16に送り(SA35)、応答信号送信回路16は認証応答信号を応答周波数で車両制御装置110に無線送信する(SA36)。
この認証応答信号が車両制御装置110の応答信号受信回路113によって受信されると(SA37)、車両制御装置110は、このように車載中継機10から無線送信された認証応答信号がSA30において携帯機120から無線送信された認証応答信号と内容や周波数に関して同一の信号であることから、携帯機120から送信された認証応答信号を直接受信した場合と同様の処理を行う。すなわち、車両制御装置110は、認証応答信号に基づいて、所定の制御条件が充足したか否かを判定する(SA38)。具体的には、車両制御装置110は、車両のエンジン始動スイッチの操作とブレーキの操作とが行われているか否かを判定するが、SA5において条件出力を既に受信しているため、これらの操作が行われているものと判定する。また、例えば、車両制御装置110は、認証応答信号に含まれる認証情報が自己の記憶部に予め記憶された認証情報と一致するか否かを判定する。さらに、車両制御装置110は、SA6で起動応答要求信号を送信してからその時点までの経過時間が条件充足時間以内であるか否かを判定する。そして、車両制御装置110は、これらの制御条件が全て充足していると判定した場合には、エンジンを始動するための所定の制御を行う(SA39)。例えば、車両制御装置110は、エンジンを始動するための制御条件が充足したことを示す信号をECUに暗号化送信し、この信号を受信して復号化したECUがエンジンのスタータモータを起動することにより、エンジンを始動する。これにて車両遠隔操作処理が終了する。なお、車両制御装置110は、制御条件が一部でも充足していないと判定した場合には、何ら制御を行うことなく、車両遠隔操作処理を終了する。
〔実施の形態2〕
次に、この発明の実施の形態2について説明する。この形態は、中継用の周波数として第1中継周波数のみを使用した、半復信方式による中継を行う形態である。ただし、特に説明なき構成においては実施の形態1と同様であるものとし、実施の形態1と同様の構成要素には、必要に応じて、実施の形態1で使用したものと同一の符号を付する。
(概要)
最初に、本実施の形態に係る車両遠隔操作システムの概要について説明する。図4は、本実施の形態に係る車両遠隔操作システム2を車両制御システム100と共に示すブロック図である。この図4に示すように、車両遠隔操作システム2は、車載中継機30と携帯中継機40を備えて構成されている。この車載中継機30の中継送受信回路31は、実施の形態1の車載中継機10の中継送受信回路14とほぼ同様に構成されているが、第2中継受信回路19が省略されており、第1中継受信回路32及び第1中継送信回路18のみを備えている。この第1中継受信回路32は、携帯中継機20から第1中継周波数で無線送信された操作信号及び応答信号を受信する。また、携帯中継機20の中継送受信回路41は、実施の形態1の携帯中継機20の中継送受信回路24とほぼ同様に構成されているが、第2中継送信回路29が省略されており、第1中継送信回路42及び第1中継受信回路28のみを備えている。この第1中継送信回路42は、操作信号及び応答信号を車載中継機30の第1中継受信回路32に第1中継周波数で無線送信する。
このように、本実施の形態において、第2中継受信回路19や第2中継送信回路29を省略する理由は、下記の通りである。すなわち、実施の形態1では、第1中継周波数と第2中継周波数の2つの周波数を使用した復信方式を採用することで、第1中継周波数でのキャリアセンス及び接続確立と同時に、第2中継周波数でのキャリアセンス及び接続確立を行うことを可能として、通信全体に要する時間を短縮している。しかしながら、無線規格によれば、キャリアセンスを行うことにより、同一周波数で送信されている他の電波がないことを確認できた場合には、所定時間以内(例えば5秒以内)であれば再度のキャリアセンスを行うことなく休止時間なしで信号を複数回送信することが許容されるため、第1中継周波数のみで信号を複数回送信することで、無線規格に違反することなく全ての通信を完了することが可能となり得る。このため、本実施の形態では、車載中継機30と携帯中継機40の相互間の無線通信を、第1中継周波数のみを使用した半復信方式により行うこととする。この場合、第2中継受信回路19や第2中継送信回路29を省略することが可能になるので、実施の形態1の車両遠隔操作システム1に比べて、車両遠隔操作システム2の製造コスト、製品サイズ、及び消費電力を低減することが可能となる。
(処理)
次に、上記のように構成された車両遠隔操作システム2を用いて行われる車両遠隔操作処理について説明する。図5及び図6は、本実施の形態に係る車両遠隔操作処理のフローチャートである。この処理において、SB2〜SB15、SB19〜SB31、SB35〜SB39は、図2及び図3のSA2〜SA15、SA19〜SA31、SA35〜SA39とそれぞれ同様に行うことができるため、その説明を省略する。
SB1において携帯中継機20が操作スイッチ21に対する操作を受け付けた場合、起動シーケンス(図示は省略)を実行する。具体的には、最初に、携帯中継機20の第1中継送信回路42及び第1中継受信回路28は、車載中継機30の第1中継受信回路32及び第1中継送信回路18との間において、第1中継周波数によるキャリアセンス及び接続確立を行う。そして、このように確立した接続は、車両遠隔操作処理が終了するまで維持する。
その後、SB15において起動応答信号が携帯中継機20の応答信号受信回路26によって受信されると、応答信号受信回路26は起動応答信号を第1中継周波数に変調し(SB16)、第1中継送信回路42はこの起動応答信号を第1中継周波数で車載中継機30に無線送信する(SA17)。この起動応答信号が車載中継機30の第1中継受信回路32によって受信されると(SB18)、第1中継受信回路32は起動応答信号を応答周波数に復調して応答信号送信回路16に送る(SB19)。
また、認証シーケンスでは、SB31において認証応答信号が携帯中継機20の応答信号受信回路26によって受信されると、応答信号受信回路26は認証応答信号を第1中継周波数に変調し(SB32)、第1中継送信回路42はこの認証応答信号を第1中継周波数で車載中継機に無線送信する(SB33)。この認証応答信号が車載中継機30の第1中継受信回路32によって受信されると(SB34)、第1中継受信回路32は認証応答信号を応答周波数に復調して応答信号送信回路16に送る(SB35)。
〔各実施の形態に対する変形例〕
以上、本発明に係る各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。例えば、本発明に係る車両遠隔操作システム1、2による防犯性能が、従来の車両遠隔操作システムと同程度となる場合であっても、本発明に係る車両遠隔操作システム1、2によって、認証情報の暗号化強度に関わらず車両を遠隔操作することが可能になる場合には、本発明の課題が解決されている。
(分散や統合について)
また、上述した各電気的構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散したり統合したりして構成できる。例えば、携帯中継機20における基本送受信回路23と中継送受信回路24を物理的には1つの回路により構成してもよい。あるいは、各実施の形態においては、車両制御装置110から送信された応答要求信号が車載中継機30の応答要求信号受信回路15により受信された場合、第1中継送信回路18が応答要求信号を第1中継周波数に変調するものとして説明したが、応答要求信号受信回路15がこの変調を行うようにしてもよく、あるいは別途設けた変調用の回路により変調を行うようにしてもよい。この点は、他の変調処理についても同様である。
(車両について)
車両の種類や構成は任意であり、四輪自動車の他、クレーン車や二輪自動車を含む。また、制御対象とする機器が原動機以外である場合には、原動機のない車両を対象としてもよく、例えば、二輪自転車を対象としてもよい。
(車両制御システムの構成について)
車両制御システム100の構成は任意である。例えば、上記実施の形態では、車両制御装置110がECUに有線接続されるものとして説明したが、車両制御装置110自体がECUであってもよい。また、車両制御装置110が行うものとして説明した機能をECUに持たせてもよく、あるいはECUが行うものとして説明した機能を車両制御装置110に持たせてもよい。例えば、制御条件の充足判定の一部については、車両制御装置110ではなく、車両制御装置110に接続されたECUで行うようにしてもよい。また、車両制御装置110には、上記説明した機能以外にも公知の機能を持たせることができ、例えば、応答要求信号を送信してから所定時間以内に応答信号を受信できない場合には、応答要求信号を再送信するリトライ機能を持たせてもよい。このようにリトライを行う場合においても、上記のように接続確立を行った後、この接続を車両遠隔操作処理が終了するまで維持することで、リトライのための応答要求信号の再送信等に起因する遅延を最小化することができる。さらに、「起動シーケンス」と「認証シーケンス」のいずれか一方のみを行う場合や、さらに他のシーケンスを行う場合においても、本発明は同様に適応可能であり、この場合には、車両遠隔操作システムにおいても「起動シーケンス」と「認証シーケンス」のいずれか一方のみを行ったり、さらに他のシーケンスを行うための通信の中継を行うことができる。
(車両遠隔操作システムの構成について)
上記実施の形態では、車両遠隔操作システム1、2が車載中継機10、30と携帯中継機20、40により構成される例について説明したが、その他の機器を含めて車両遠隔操作システム1、2を構成してもよく、例えば、車両から極めて遠い場所から遠隔操作を行うような場合に、車載中継機10、30と携帯中継機20、40との無線通信を中継する中継機をさらに設置してもよい。また、1台の車載中継機10、30に対して複数台の携帯中継機20、40を通信可能としてもよい。また、必要に応じて、車載中継機10、30を車両制御装置110以外の機器に無線又は有線で接続するようにしてもよい。なお、車両遠隔操作システム1、2の配置に関して、各実施の形態では、携帯中継機20、40を携帯機10と共に車外に配置した状態で操作するものとして説明したが、携帯中継機20、40を携帯機10と車内に配置してもよい。
(接続形態について)
上記実施の形態では、車両制御装置110と車載中継機10、30との相互間の通信(出力部12からの出力を除く)や、携帯機120と携帯中継機20、40との相互間の通信を、無線通信で行うものとして説明したが、有線接続してもよい。
(周波数について)
上記の説明において数値にて示した周波数はあくまで例示であり、他の周波数を採用してもよい。また、起動シーケンスに使用する中継周波数と認証シーケンスに使用する中継周波数を相互に異なる周波数としてもよい。
(処理について)
上記説明した処理の順序やタイミングは、適宜変更することが可能である。例えば、上記実施の形態では、携帯中継機20、40からの操作信号をトリガとして、車両制御装置110が起動応答要求信号を送信する場合について説明したが、操作信号の有無に関わらず、車両制御装置110が所定間隔で起動応答要求信号を送信するように構成されている場合には、操作信号の送信に関する処理に先立って、起動応答要求信号の中継に関する処理を行うようにしてもよい。
1 車両遠隔操作システム
10 車載中継機
11、22 送受信回路
12 出力部
13、23、111、121 基本送受信回路
14、24 中継送受信回路
15、122 応答要求信号受信回路
16、123 応答信号送信回路
17、28 第1中継受信回路
18、27 第1中継送信回路
19 第2中継受信回路
20 携帯中継機
21 操作スイッチ
25、112 応答要求信号送信回路
26、113 応答信号受信回路
29 第2中継送信回路
100 車両制御システム
110 車両制御装置
120 携帯機

Claims (5)

  1. 車両制御装置と携帯機を相互に無線通信可能として構成された車両制御システムであって、前記車両制御装置から無線送信された応答要求信号に基づいて前記携帯機が応答信号を無線送信し、当該応答信号を受信したことを条件の少なくとも一つとして前記車両制御装置が車両の所定機器を制御する車両制御システム、を介して前記所定機器を遠隔操作する車両遠隔操作システムであって、
    前記車両制御装置と通信可能な車載中継機と、
    前記携帯機と通信可能な携帯中継機とを備え、
    前記車載中継機は、前記車両制御装置から送信された前記応答要求信号を受信して前記携帯中継機に無線送信すると共に、前記携帯中継機から無線送信された前記応答信号を受信して前記車両制御装置に送信する送受信手段を備え、
    前記携帯中継機は、前記車載中継機から無線送信された前記応答要求信号を受信して前記携帯機に送信すると共に、前記携帯機から前記応答要求信号に基づいて送信された前記応答信号を受信して前記車載中継機に無線送信する送受信手段を備える、
    車両遠隔操作システム。
  2. 前記車載中継機の前記送受信手段は、
    前記車両制御装置との間で無線通信を行う手段であって、前記車両制御装置から応答要求周波数で無線送信された前記応答要求信号を受信すると共に、前記携帯中継機から送信された前記応答信号を応答周波数で前記車両制御装置に無線送信する基本送受信手段と、
    前記携帯中継機との間で無線通信を行う手段であって、前記基本送受信手段にて受信された前記応答要求信号を前記応答要求周波数よりも高い中継周波数で前記携帯中継機に無線送信すると共に、前記携帯中継機から中継周波数で無線送信された前記応答信号を受信する中継送受信手段を備え、
    前記携帯中継機の前記送受信手段は、
    前記携帯機との間で通信を行う手段であって、前記車載中継機から送信された前記応答要求信号を前記携帯機に前記応答要求周波数で送信すると共に、前記携帯機から前記応答要求信号に基づいて前記応答周波数で送信された前記応答信号を受信する基本送受信手段と、
    前記車載中継機との間で無線通信を行う手段であって、前記車載中継機の前記中継送受信手段から中継周波数で無線送信された前記応答要求信号を受信すると共に、当該携帯中継機の前記基本送受信手段にて受信された前記応答信号を前記車載中継機の前記中継送受信手段に中継周波数で無線送信する中継送受信手段とを備える、
    請求項1に記載の車両遠隔操作システム。
  3. 前記携帯中継機は、前記車両の所定機器に対する操作指示を受け付けるための操作手段を備え、
    前記携帯中継機の前記送受信手段は、前記操作手段によって前記操作指示が受け付けられた場合に、当該操作指示が受け付けられた旨を示す操作信号を前記車載中継機に無線送信し、
    前記車載中継機は、前記車両の所定機器に対する制御条件の少なくとも一部を構成する条件出力を前記車両制御装置に行う出力手段を備え、
    前記車載中継機の前記送受信手段は、前記携帯中継機の前記送受信手段から無線送信された前記操作信号を受信し、
    前記車載中継機は、当該車載中継機の前記送受信手段によって前記操作信号が受信された場合に、前記出力手段を介して前記車両制御装置に対する前記条件出力を行う、
    請求項1又は2に記載の車両遠隔操作システム。
  4. 車両制御装置と携帯機を相互に無線通信可能として構成された車両制御システムであって、前記車両制御装置から無線送信された応答要求信号に基づいて前記携帯機が応答信号を無線送信し、当該応答信号を受信したことを条件の少なくとも一つとして前記車両制御装置が車両の所定機器を制御する車両制御システム、を介して前記所定機器を遠隔操作する車両遠隔操作システム、を構成するための車載中継機であって、
    前記車両制御装置と通信可能に構成され、
    当該車載中継機と共に前記車両遠隔操作システムを構成する携帯中継機であって、前記携帯機と通信可能な携帯中継機と通信可能に構成され、
    前記車両制御装置から送信された前記応答要求信号を受信して前記携帯中継機に無線送信すると共に、前記携帯中継機から無線送信された前記応答信号を受信して前記車両制御装置に送信する送受信手段を備える、
    車両遠隔操作システムの車載中継機。
  5. 車両制御装置と携帯機を相互に無線通信可能として構成された車両制御システムであって、前記車両制御装置から無線送信された応答要求信号に基づいて前記携帯機が応答信号を無線送信し、当該応答信号を受信したことを条件の少なくとも一つとして前記車両制御装置が車両の所定機器を制御する車両制御システム、を介して前記所定機器を遠隔操作する車両遠隔操作システム、を構成するための携帯中継機であって、
    前記携帯機と通信可能に構成され、
    当該携帯中継機と共に前記車両遠隔操作システムを構成する車載中継機であって、前記車両制御装置と通信可能な車載中継機と通信可能に構成され、
    前記車載中継機から無線送信された前記応答要求信号を受信して前記携帯機に送信すると共に、前記携帯機から前記応答要求信号に基づいて送信された前記応答信号を受信して前記車載中継機に無線送信する送受信手段を備える、
    車両遠隔操作システムの携帯中継機。
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