JP2014035443A - 撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な超高性能を有する撮影装置を提供する。
【解決手段】本発明の撮影装置10は、被写体照明用の照明装置30における本発光光量演算用のモニタ発光に関する情報を前記照明装置30に対して送信する通信を開始する通信開始指示T2,t2、及び該通信を終了する通信終了指示T5,t5を行なう通信部18と、前記モニタ発光の際の被写体像光を露光する撮像センサ12と、前記通信部18による前記照明装置30への前記通信開始指示T2又は前記通信終了指示t5のタイミングを、露光した前記被写体像光の光量に応じて前記撮像センサ12に蓄積した信号電荷を読み出すタイミングを示す、一定間隔で発信されるタイミング信号VD信号に同期させる制御部20と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、撮影装置に関するものである。
従来、照明装置が着脱可能な撮影装置においては、照明装置をモニタ発光させ、光が照射された被写体像光を露光し、本撮影の際の照明装置の本発光量を決定している(特許文献1参照)。
特開2001−091989号公報
しかし、近年、撮像センサとしてCMOSセンサを用いる場合、ローリングシャッタ方式となる。この場合、モニタ発光の際の被写体像光を安定して測光するためには、全画素受光時間にモニタ発光が収まるようにする必要があり、露光時間が長くなる可能性がある。このように露光時間が長くなると背景光を多く露光してしまい、調光性能が悪化する。
本発明の課題は、良好な調光性能を有する撮影装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、被写体照明用の照明装置(30)における本発光光量演算用のモニタ発光に関する情報を前記照明装置(30)に対して送信する通信を開始する通信開始指示(T2,t2)、及び該通信を終了する通信終了指示(T5,t5)を前記照明装置(30)に対して行なう通信部(18)と、前記モニタ発光の際の被写体像光を露光する撮像センサ(12)と、前記通信部(18)による前記照明装置(30)への前記通信開始指示(T2)又は前記通信終了指示(t5)のタイミングを、露光した前記被写体像光の光量に応じて前記撮像センサ(12)に蓄積した信号電荷を読み出すタイミングを示す、一定間隔で発信されるタイミング信号(VD信号)に同期させる制御部(20)と、を備える撮影装置(10)である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の撮影装置(10)であって、前記タイミング信号(VD信号)から、前記通信開始指示(T2)又は前記通信終了指示(t5)までの時間は、照明装置(30)ごとに略一定であること、を特徴とする撮影装置(10)である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の撮影装置(10)であって、前記通信開始指示(T2)又は前記通信終了指示から、前記撮像センサ(12)が露光を開始する時間(T9)までの遅延時間(Dt)を記憶する記憶部(17)を備えること、を特徴とする撮影装置(10)である。
請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載の撮影装置(10)であって、前記通信部(18)は、前記通信開始指示(t2)と前記通信終了指示(t5)との間の一定期間において、前記モニタ発光に関する情報送信を行ない、前記情報送信の終了(t4)から、前記通信を終了する通信終了指示(t5)までの遅延時間(Dt)を記憶する記憶部(17)を備えること、を特徴とする撮影装置(10)である。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の撮影装置(10)であって、前記撮像センサ(12)は、CMOSセンサであること、を特徴とする撮影装置(10)である。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載の撮影装置(10)であって、前記照明装置(30)は、前記撮影装置(10)に対して着脱可能であること、
を特徴とする撮影装置(10)である。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
本発明によれば、良好な調光性能を有する撮影装置を提供することができる。
本発明の実施の形態を適用したカメラシステムのブロック構成図である。 CMOSイメージセンサにおけるローリングシャッタ方式の読み出しによる露光の説明図である。 モニタ発光制御に係る照明装置へのモニタ発光指令およびモニタ露光のタイミングチャートである。 モニタ発光指令制御のフローチャートである。 第2実施形態におけるモニタ発光制御に係る照明装置へのモニタ発光指令およびモニタ露光のタイミングチャートである。 第2実施形態におけるモニタ発光指令制御のフローチャートである。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の実施の形態を適用したカメラシステムのブロック構成図である。
図1に示すように、カメラシステムは、カメラ10と、このカメラ10に対して着脱可能な照明装置30とにより構成される。
カメラ10は、被写体光を結像させる結像光学系11と、被写体像をアナログ信号に光電変換する撮像センサ12と、A/D変換回路13と、画像信号に各種処理を行う画像処理部14と、画像処理部14によって処理された画像信号を記録する記録部15とを備えるデジタルカメラとして構成されている。
また、カメラ10は、撮影者が操作を行う操作部16と、メモリ17と、装着された照明装置30との間で各種信号の送受信を行う通信部18と、当該カメラ10における各部を制御するカメラ制御部20と、タイミングジェネレータ21と、を備える。
結像光学系11は、フォーカスレンズやズームレンズを含む複数のレンズ群と開口絞りなどで構成されており、被写体光を撮像センサ12の受光面に結像させる。図1では、1枚のレンズで示している。
撮像センサ12は、結像光学系11の像空間側に配置され、結像光学系11によってその受光面に形成された被写体像を光電変換してアナログ画像信号を生成する。本実施形態における撮像センサ12は、CMOSイメージセンサによって構成されている。
A/D変換回路13は、撮像センサ12から出力されたアナログ画像信号をデジタル信号に変換する。
画像処理部14は、撮像センサ12から出力された画像信号を増幅し、ホワイトバランス調整、ガンマ補正、輪郭強調、レベル調整等の各種画像処理を行う。
記録部15は、画像処理部14で各種の処理が施された画像信号を、当該カメラ10に対して着脱可能な図示しないCFカード、SDカード等の記録媒体に記録する。
操作部16は、撮影者が各種操作を行って当該カメラ10に対して指示を入力する手段であり、図示しないレリーズボタンなどを含む操作部材を備えている。
メモリ17は、カメラ制御部20が利用するプログラムや、プログラムの実行に必要な初期値や設定値などが記憶される不揮発性メモリである。メモリ17は、後述するモニタ発光制御において用いられる照明装置30における機種毎の遅延時間:Dtのデータテーブルを保持している。
通信部18は、当該カメラ10に装着された後述する照明装置30の通信部34と電気的に接続され、照明装置30の発光制御部33との間で各種信号の送受信を行う。
表示部19は、液晶表示パネルによって構成され、信号処理後の撮影画像や、記録部15の記録媒体から読出した画像データの再生画像を表示する。
カメラ制御部20は、CPUおよび演算処理を実行する際に必要なデータや画像信号などを一時的に記憶する揮発性メモリ等を備えて構成され、焦点検出(AF)や露光決定(AE)などの各種演算を行うと共に、カメラ動作を統括的に制御する。撮影時には、レリーズボタンの操作によって撮影開始が指示されると、結像光学系11が備える絞りユニットを所定のタイミングで駆動し、撮像センサ12からの画像情報の読み出し(撮影)を制御する。
また、カメラ制御部20は、通信部18を介してカメラ10に装着された照明装置30と接続され、照明装置30に対して発光指令を行って発光を制御する。
カメラ制御部20による発光指令には、撮影に同期して行う本発光指令の他、本発光に先立って行うモニタ発光指令がある。モニタ発光は、TTL自動調光モード等において本発光に先立って照明装置30を小光量でモニタ発光させ、その被写体からの反射光を撮像センサ12で検出して本発光量の演算時に用いる被写体反射率の情報を得るためのものである。
カメラ制御部20は、モニタ発光の被写体からの反射光に基づいて本発光量を演算する本発光量演算制御と、この演算により得られた本発光量に基づいて照明装置30を本発光させる本発光制御をそれぞれ行う。カメラ制御部20によるモニタ発光指令の制御については後に詳述する。
タイミングジェネレータ21は、カメラ制御部20からの指令に応じて撮像センサ12やA/D変換回路13に対するタイミング信号を生成し、供給する。
上記構成のカメラ10は、撮影に際して、使用者(撮影者)による操作部16の操作に基づくカメラ制御部20の制御によって、撮像センサ12が被写体像を電気信号に変換し、この電気信号から画像処理部14が画像データを形成し、記録部15に記録する。
また、外付けの照明装置30が装着されて閃光発光撮影をTTL自動調光で行う場合には、通信部18を介してその発光指令制御を行う。
照明装置30は、発光部31と、駆動回路32と、照明装置30内の各部の制御を行う発光制御部33と、通信部34と、メモリ35と、を備えている。
発光部31は、キセノン管および反射板等を備えて構成され、後述する駆動回路22から印可される高電圧によって、キセノン間から放電による閃光を発する。発光部31の前面側には、フレネルレンズが設けられている。ただしキセノン管に限定されず、LED等であってもよい。
駆動回路32は、図示しないが、電源としての電池、昇圧トランス、昇圧回路およびメインコンデンサ、スイッチング素子等を備えて構成され、発光制御部33からの指令に基づいて発光部31に高圧の直流電圧を印可する。
発光制御部33は、CPU等を備えて構成され、当該照明装置30の動作を統括制御する。すなわち、発光制御部33は、後述する通信部34を介してカメラ10から発光指令を受け、駆動回路32を制御して発光部31を発光させる。発光制御部33は、TTL自動調光モード、マニュアルモード等、複数の発光制御モードを備えている。
通信部34は、当該照明装置30が装着されたカメラ10の通信部18と電気的に接続され、カメラ10のカメラ制御部20との間で各種信号の送受信を行う。
メモリ35は、当該照明装置30の発光作動全般を制御する情報を格納している。
上記照明装置30は、カメラ10に装着され、通信部34がカメラ10の通信部18と電気的に接続される。そして、照明装置30は、通信部34を介して受信するカメラ10(カメラ制御部20)から送信された制御信号に基づいて、発光制御部33が駆動回路32を制御して発光部31を発光させる。
つぎに、図2〜図4を参照して、カメラ制御部20による、照明装置30へのモニタ発光指令制御について説明する。
図2は、CMOSイメージセンサにおけるローリングシャッタ方式の読み出しによる露光の説明図である。図3は、モニタ発光制御に係る照明装置30へのモニタ発光指令およびモニタ露光のタイミングチャートである。図4は、モニタ発光指令制御のフローチャートである。
前述したように、モニタ発光制御は、本発光に先立って照明装置30を小光量で発光させ、撮影時と同様に撮像センサ12を露光して画像情報を読み出し(撮影し)、被写体からの反射光を検出することで本発光量の演算に用いる被写体反射率の情報を得る。以下、このモニタ発光制御時における露光および画像情報の読み出しをモニタ露光と呼ぶ。
本実施形態におけるモニタ発光制御では、モニタ露光における撮像センサ12の全画素が受光している時に(後述する全画素受光時間範囲内で)照明装置30のモニタ発光が行われるように、モニタ露光のタイミングを制御する。このモニタ露光のタイミングの制御は、カメラ制御部20から照明装置30への通信開始指示の時間を前後させることで行う。
まず、図2を参照して、CMOSイメージセンサにおけるローリングシャッタ方式の読み出しによる露光について説明する。
撮像センサ12はCMOSイメージセンサによって構成されている。CMOSイメージセンサは、フォトダイオードで生成された信号電荷を、フローティングディフュージョンアンプにより電圧信号に変換する。
そして、この電圧信号を垂直走査回路からの行選択信号により水平行単位で列信号線に読み出し、水平走査回路からの水平駆動信号により外部に順次読み出す。このように、CMOSイメージセンサは、水平行単位で電圧変換して読み出すため、必然的に、画素の電荷の蓄積の開始と終了の時刻が水平行単位で順次ずれてゆくローリングシャッタ方式となる。
つまり、CMOSイメージセンサでは、撮像面の上部から1行毎に読み出し動作を行うため、撮像面の上部と下部とで読み出しのタイミングが異なる。このため、図2中に示すように読み出しライン41が斜めになってしまう。この読み出しライン41は、VD信号のタイミングで開始される。
この読み出しライン41に対して、撮像面全体での蓄積時間を一定にするために、読み出しライン41と同じ形でこの読み出しライン41に先行してリセットライン42を設定する。このリセットライン42は、各行毎に、読み出しライン41よりも所定時間(露光時間)前にリセットをかける。なお、読み出しは、行毎の読み出しHD信号(図示せず)のタイミングで行われるので、読み出しライン41およびリセットライン42は階段状になるが、図では直線で略示している。
上記のように、CMOSイメージセンサでは、時間軸方向に傾いたリセットライン42と読み出しライン41との間において、被写体像を撮影する(画像情報を読み出す)ことになる。このため、最下行のリセットから最上行の読み出しまでの時間範囲ではCMOSイメージセンサにおける全ての画素が受光している(以下、これを全画素受光時間範囲と呼ぶ)が、最上行のリセットから最下行のリセットまでの時間範囲、および、最上行の読み出しから最下行の読み出しまでの時間範囲では、一部の行の画素のみが受光する(以下、これを一部画素受光時間範囲と呼ぶ)。
撮像センサ12は、CMOSイメージセンサによって構成されており、ローリングシャッタ方式で画像情報を読み出す。ここで、図2中2点鎖線で示すようにモニタ発光が一部画素受光時間範囲中に行われると、モニタ発光による反射光を検出できない画素が存在するために正確な測光が行えない。また、モニタ発光を全画素受光時間範囲の間に納めようとして全画素受光時間範囲を長く設定すると、背景光を多く検出してしまい特に日中シンクロの場合等には調光性能が低下する。
このため、モニタ露光は、全画素受光時間範囲を極力短く、且つ、その全画素受光時間範囲内でモニタ発光が行われるように設定することが求められる。
ここで、モニタ発光の際には、前述したように、カメラ10におけるカメラ制御部20から通信によって照明装置30に対してモニタ発光指令を送り、照明装置30はこのモニタ発光指令を受信して発光動作を行うが、このカメラ制御部20による、モニタ発光知れの通信開始指示から照明装置30がモニタ発光するまでの時間は、その機種毎に略一定である。
そこで、本実施形態におけるモニタ発光制御は、この照明装置30におけるモニタ発光が、カメラ制御部20から照明装置30への通信開始指示から略一定時間で行われることを利用する。
詳細に説明すると、図3に示すように、カメラ10側においては、撮像センサ12のモニタ露光の画像情報読み出しのタイミングとなるVD信号が一定間隔で発生されている。
また、撮影者のレリーズ操作によってモニタ発光の際の撮影指令が入力されると(T1)、撮影準備時間経過後、カメラ制御部20により、モニタ発光に関する情報を照明装置に対して送信する通信を開始する通信開始指示が照明装置30に送信される(T2)。
本実施形態においては、VD信号とT2とのタイミングを間隔X1にて同期(調整)させることが可能となっている。
撮影指令が入力され(T1)、通信開始指示が送信されると(T2)、カメラ10から照明装置30へモニタ発光に関する情報送信が開始される(T3)。そして情報送信終了(T4)後、通信終了指示が送信される(T5)。そして、その後、照明装置30によるモニタ発光が行なわれる(T6)。
ここで、本実施形態において通信開始指示(T2)から、モニタ発光(T6)までの時間(T6−T2=通信開始後発光所要時間:Xb)は、照明装置30によって略一定である。
また、上述のように、VD信号の発生タイミング合わせて、撮像センサ12のモニタ露光の画像情報読み出しが行なわれるが、本実施形態では、モニタ発光の完了後、不要な間隔を開けることなくVD信号と同期させ、読み出しが行なわれるようにする(T7)。
この撮像センサ12の読み出し時間(T7)から、全画素受光時間を引いた時間(T8)がリセットライン42の最後となるように求めた露光時間(Et)を引くと、露光開始時間(T9)が求まる。
ここで、全画素受光時間範囲は上述のように、モニタ発光実行(T6)から不要な間隔が空かないように読み出しが開始(T7)されるように可能限り短く設定されている。本実施形態においては、この露光開始時間(T9)の、通信開始時間(T2)からの遅延時間(Dt)の情報が、カメラ10は照明装置30ごとに、メモリ17に保持されている。
ここで、遅延時間(Dt)と露光時間(Et)とを足した時間は、通信開始後発光所要時間Xbにおいてモニタ発光(T6)が行なわれて、そのモニタ発光が完了して可能な限り短い時間で読み出しが開始される時間であるので、照明装置30により略一定である。
本実施形態においては、VD信号とT2との時間間隔X1が調整可能となっている。
従って、実際に読み出しに使用されるVD信号の発信時間T7から、Dt+Etの時間だけ遡った時間をT2として通信を開始する。
つぎに、カメラ制御部20による、このモニタ発光制御を、図3に示すタイミングチャートを参照しつつ、図4に示すフローチャートに沿って説明する。なお、図4中および以下の説明において、ステップを「S」とも略記する。
図4に示すように、モニタ発光制御の前段階として、外付けの照明装置30がカメラ10に装着されると(S401)、照明装置30とカメラ1との間で通信が行われて、カメラ制御部20は、照明装置30のメモリ35が保持する機種等の固有情報を読み取る(S402)。
ついで、カメラ制御部20は、メモリ17が保持するテーブルから、該当する照明装置30における遅延時間:Dtを読み出す(S403)。
そして、レリーズ操作によって撮影指令が入力されると(T1)(S404)、カメラ制御部20は、撮影準備終了したあとのVDタイミングからX1時間経過後に(S405)通信開始指示を送信し(T2)、情報送信を開始し(T3)、情報送信が終了すると(T4)、通信終了指示を送信して(T5)、通信を終了する(S406)。
そして、カメラ制御部20は、通信開始指示(T2)から遅延時間(Dt)経過後に、撮像センサ12に露光を開始させる(T9)(S407)。
モニタ発光がT6において行なわれた後、T7においてVD信号のタイミングと一致させて撮像センサ12のモニタ露光の画像情報読み出しを行なう(S408)。
以上、本実施形態によると、以下の効果を有する。
カメラ制御部20によるモニタ発光制御は、モニタ露光の画像情報読み出しのVD信号に同期させている。これにより、モニタ発光による反射光を全画素で検出できるために誤差の発生を抑えて正確な測光を行うことができ。また、全画素受光時間範囲を短く設定することが可能となって背景光の検出に起因する調光性能の低下を抑制できる。
(第2実施形態)
つぎに、図5に示す本発明の第2実施形態について説明する。
第2実施形態は、前述した第1実施形態とは、カメラ制御部20による照明装置30へのモニタ発光指令制御が異なる。カメラ10および照明装置30の構成については、図1に示す第1実施形態と同様であるために説明は省略し、構成要件には同符号を用いる。本実施形態は、撮像センサの一部画素受光時間範囲が長い、又はモニタ発光情報データの送信が早い場合などにより適切である。
第2実施形態においても、モニタ発光の際の撮影指令(t1)があると、撮影準備時間経過後に通信開始指示が送信され(t2)、モニタ発光に関する情報が送信される(t3)。しかし、送信が終了(t4)しても通信終了指示が送信(t5)されるまでモニタ発光はされない。すなわち、第2実施形態において、通信終了指示(t5)からモニタ発光(t6)までの期間は照明装置の機種毎に略一定である。
そこで、本実施形態におけるモニタ発光制御は、通信終了指示(t5)からモニタ発光(t6)までの期間が照明装置30の機種毎に略一定時間で行われることを利用する。
詳細に説明すると、図5に示すように、カメラ10側においては、撮像センサ12のモニタ露光の画像情報読み出しのタイミングとなるVD信号が一定間隔で発生されている。
また、撮影者のレリーズ操作によって撮影指令が入力されると(t1)、撮影準備時間経過後、カメラ制御部20により通信開始指示が送信(t2)される。
この通信開始(t2)の後、カメラ10から照明装置30へ情報送信され(t3)、情報送信が終了(t4)し、通信終了指示が送信される(t5)。
ここで、本実施形態において通信終了指示(t5)から、モニタ発光(t6)までの時間(t6−t5)=通信終了発光所要時間:Xaは、照明装置30によって略一定である。
上述のように、VD信号の発生タイミング合わせて、撮像センサ12のモニタ露光の画像情報読み出しが行なわれるので、本実施形態では、モニタ発光が完了したときに、不要な時間を空けることなく撮像センサ12の読み出しが行なわれるようにする(t7)。
この撮像センサ12の読み出し時間(t7)から、全画素受光時間を引いた時間(t8)が、リセットライン42の最後となるように求めた露光時間(Et)を引くと、露光開始時間(t9)が求まる。
ここで、上述のように、全画素受光時間範囲はモニタ発光を含む範囲で可能限り短く設定されている。
本実施形態では、t4とt5との時間差が遅延時間(Dt)としてメモリ17に保持されている。
すなわち、レリーズ操作によって撮影指令が入力(t1)され、撮影準備時間経過後に露光開始時間(t9)にて露光を開始する。照明装置30へ通信開始指示が送信し(t2)、情報送信され(t3)、情報送信終了(t4)の後、遅延時間Dt経過後に、通信終了指示が送信される(t5)。そこから、通信終了後発光所要時間:Xa経過後にモニタ発光し(t6)、モニタ発光が完了したとき、VD信号(t7)に同期して読み出しが開始される。
そして、この画像情報読み出し(t7)から露光時間(Et)遡った時間(t9)が計算されて露光開始時間となる。
つぎに、カメラ制御部20による、このモニタ発光制御を、図5に示すタイミングチャートを参照しつつ、図6に示すフローチャートに沿って説明する。
図6に示すように、第1実施形態と同様に、モニタ発光制御の前段階として、外付けの照明装置30がカメラ10に装着されると(S601)、通信を行ってそのメモリ35が保持する機種等の固有情報を読み取る(S602)。
ついで、メモリ17が保持するテーブルから、該当する照明装置30における遅延時間:Dtを読み出す(S603)。
そして、レリーズ操作によって撮影指令が入力されると(t1)(S604)、Etを基に、露光開始時間t9が計算される(S605)。
そして、計算されたt9において露光が開始される(S606)とともに、撮影者のレリーズ操作(t1)から、撮影準備時間経過後、カメラ制御部20によりモニタ発光指令のための通信が開始(t2)される。この通信開始(t2)の後、カメラ10から照明装置30へ情報送信が行なわれる(t3)。そして送信終了(t4)後、遅延時間Dt経過後のt5においてモニタ発光指令のための通信が終了する(S607)。
モニタ発光指令のための通信が終了すると、照明装置30によって定まる所定期間経過後モニタ発光が行なわれる(t6)。
モニタ発光がt6において行なわれると、その後、t7においてVD信号のタイミングと一致して撮像センサ12のモニタ露光の画像情報読み出しを行なう(S608)。
以上、本実施形態によると、以下の効果を有する。
本第2実施形態におけるカメラ制御部20によるモニタ発光制御では、モニタ発光情報送信の終了から通信終了指示までの遅延時間を設けることで、照明装置30におけるモニタ発光とモニタ露光の全画素受光時間範囲とを同期させる。これにより、モニタ発光による反射光を全画素で検出できるために誤差の発生を抑えて正確な測光を行うことができ。また、全画素受光時間範囲を短く設定することが可能となって背景光の検出に起因する調光性能の低下を抑制できる。
(変形形態)
以上、説明した実施形態に限定されることなく、以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
本実施形態におけるモニタ発光制御では、照明装置30へのモニタ発光指示に係る通信開始および通信終了を基準としてモニタ露光を設定しているが、他の信号タイミング(たとえばモニタ発光指示等)を基準として構成しても良い。
なお、実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した実施形態によって限定されることはない。
10:カメラ、12:撮像素子、17:メモリ、18:通信部、20:カメラ制御部、30:照明装置、33:発光制御部、34:通信部

Claims (6)

  1. 被写体照明用の照明装置における本発光光量演算用のモニタ発光に関する情報を前記照明装置に対して送信する通信を開始する通信開始指示、及び該通信を終了する通信終了指示を前記照明装置に対して行なう通信部と、
    前記モニタ発光の際の被写体像光を露光する撮像センサと、
    前記通信部による前記照明装置への前記通信開始指示又は前記通信終了指示のタイミングを、露光した前記被写体像光の光量に応じて前記撮像センサに蓄積した信号電荷を読み出すタイミングを示す、一定間隔で発信されるタイミング信号に同期させる制御部と、
    を備える撮影装置。
  2. 請求項1に記載の撮影装置であって、
    前記タイミング信号から、前記通信開始指示又は前記通信終了指示までの時間は、照明装置ごとに略一定であること、
    を特徴とする撮影装置。
  3. 請求項1または2に記載の撮影装置であって、
    前記通信開始指示又は前記通信終了指示から、前記撮像センサが露光を開始する時間までの遅延時間を記憶する記憶部を備えること、
    を特徴とする撮影装置。
  4. 請求項1または2に記載の撮影装置であって、
    前記通信部は、前記通信開始指示と前記通信終了指示との間の一定期間において、前記モニタ発光に関する情報送信を行ない、
    前記情報送信の終了から、前記通信を終了する通信終了指示までの遅延時間を記憶する記憶部を備えること、
    を特徴とする撮影装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の撮影装置であって、
    前記撮像センサは、CMOSセンサであること、
    を特徴とする撮影装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の撮影装置であって、
    前記照明装置は、前記撮影装置に対して着脱可能であること、
    を特徴とする撮影装置。
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