JP2014031847A - ボールねじ装置 - Google Patents
ボールねじ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014031847A JP2014031847A JP2012173224A JP2012173224A JP2014031847A JP 2014031847 A JP2014031847 A JP 2014031847A JP 2012173224 A JP2012173224 A JP 2012173224A JP 2012173224 A JP2012173224 A JP 2012173224A JP 2014031847 A JP2014031847 A JP 2014031847A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball
- balls
- preload
- nuts
- ball screw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Transmission Devices (AREA)
Abstract
【解決手段】このボールねじ装置10は、二つのナット3a、3bに反対向きの軸方向の力を作用させて予圧を与える予圧付与手段20を備える。予圧付与手段20は、ナット3a、3b同士の間に介装される複数のボール7と、複数のボール7のそれぞれを収容可能に外周にむけて開口する複数の収容部6aを有するボール保持具6と、ボール保持具6の複数の収容部6aの径方向の開口部を塞ぐ複数の蓋部材6bとを備える。ボール保持具6は、複数のボール7の外径よりも板厚が薄く、複数の収容部6aは、自身の周方向に複数のボール7を略等配するように形成され、ボール7が径方向に転がることによりナット3a、3bの径方向位置が容易に調整可能とされている。
【選択図】図1
Description
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、作動性が良好で、予圧調整作業が容易であるダブルナット式のボールねじ装置を提供することを目的とする。
また、本発明の一態様に係るボールねじ装置において、前記ボール保持具は、前記複数の収容部が3箇所に形成されていることは好ましい。
また、本発明の一態様に係るボールねじ装置において、前記予圧付与手段に用いるボールの外径は、前記ボールねじ溝を転動するボールの外径と同じ呼び寸法とされていることは好ましい。
また、ボール保持具は、複数の収容部が、ボールを収容可能に外周にむけた開口部を有し、その開口部が、蓋部材によって塞がれるようになっているので、対となる2個のナットを近づけた状態でボールを外径部側から交換することができ組立性が向上する。
図1に示すように、本実施形態のボールねじ装置10は、ダブルナット予圧方式を採用している。このボールねじ装置10は、一本のねじ軸1と、このねじ軸1に対して複数の転動ボールである鋼球2を介して螺合する第1のナット3a及び第2のナット3bを有する。ねじ軸1の外周面には、ボール転動溝9が螺旋状に形成されている。
詳しくは、本実施形態では、図1に示すように、各ナット3a、3bに反対向きの軸方向の力を作用させて予圧を与える予圧付与手段20を有している。この予圧付与手段20は、図2に示すように、2個のナット3a、3b同士の間に介装されて予圧調整に用いられる同径の3個のボール7と、3個のボール7のそれぞれを収容可能に外周にむけた開口部6dをもつ複数の収容部6aを有するボール保持具6と、複数の収容部6aの径方向の開口部6dを塞ぐ複数の蓋部材6bとを備えている。
上述した本実施形態のダブルナット式ボールねじ装置10を組み立てる際には、ねじ軸1に対して第1のナット3a及び第2のナット3bを複数の転動ボールである鋼球2を介して螺合した状態のままで、図示しないハウジングに組み込んで組立てる。その際には、まず、対となる2個のナット3a、3bを互いに近づけ、二分割されたボール保持具6を径方向から対向させつつナット3a、3b間に挟み込む。次に、ボール保持具6の各収容部6aにボール7を順に挿入し、蓋部材6bを収容部6aの外側から平面部21に止めねじ22でねじ止めすることにより固定する。これにより、2個のナット3a、3b間に、予圧付与手段20を介装することができる。
なお、本発明に係るダブルナット式ボールねじ装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、予圧付与手段20が、ボール7を3個等配して用いている例で説明したが、これに限定されるものではない。
また、上述のダブルナット式のボールねじ装置10は、ボールねじの転動体の周知の循環構造において、転動するボール2の循環構造に、エンドデフレクターを用いている例を説明したが、これに限らず、ボールねじの構造はチューブ式、コマ式等、ナット端面が金属であればどのような循環方式でも実施可能である。
2 鋼球(転動ボール)
3a、3b ナット
4a、4b 貫通穴
5 キー溝
6 ボール保持具
6a 収容部
6b 蓋部材
6c 逃げ部
6d 開口部
6e 分割部
7 ボール
8 (ナットの)ボール転動溝
9 (ねじ軸の)ボール転動溝
10 (ダブルナット式の)ボールねじ装置
20 予圧付与手段
21 平面部
22 止めねじ
23 ねじ穴
25 給脂穴
Claims (5)
- ねじ軸と、該ねじ軸にボールねじ溝を転動するボールを介して螺合される2個のナットと、各ナットに反対向きの軸方向の力を作用させて予圧を与える予圧付与手段とを備えるボールねじ装置であって、
前記予圧付与手段は、前記2個のナット同士の間に介装される三個以上のボールと、該三個以上のボールを収容可能に外周にむけた開口部をもつ複数の収容部を有するボール保持具と、該ボール保持具の複数の収容部の開口部を径方向から塞ぐ複数の蓋部材とを備え、
前記ボール保持具は、前記複数のボールの外径よりも板厚が薄くなっており、前記ボール保持具の複数の収容部が、自身の周方向に前記三個以上のボールを略等配するように形成されていることを特徴とするボールねじ装置。 - 前記複数の収容部は、各収容部に収納されるボールが、1個であることを特徴とする請求項1に記載のボールねじ装置。
- 前記複数の収容部は、各収容部に収納されるボールが、複数個であることを特徴とする請求項1に記載のボールねじ装置。
- 前記ボール保持具は、前記複数の収容部が3箇所に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のボールねじ装置。
- 前記予圧付与手段に用いるボールの外径は、前記ボールねじ溝を転動するボールの外径と同じ呼び寸法とされていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のボールねじ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012173224A JP6007653B2 (ja) | 2012-08-03 | 2012-08-03 | ボールねじ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012173224A JP6007653B2 (ja) | 2012-08-03 | 2012-08-03 | ボールねじ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014031847A true JP2014031847A (ja) | 2014-02-20 |
JP6007653B2 JP6007653B2 (ja) | 2016-10-12 |
Family
ID=50281839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012173224A Expired - Fee Related JP6007653B2 (ja) | 2012-08-03 | 2012-08-03 | ボールねじ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6007653B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4643041A (en) * | 1985-12-20 | 1987-02-17 | General Motors Corporation | Preloaded ball nut and screw assembly and method of manufacture |
JPH0720447U (ja) * | 1993-09-20 | 1995-04-11 | 日本トムソン株式会社 | ボールねじを具備した駆動装置 |
JP2012127404A (ja) * | 2010-12-15 | 2012-07-05 | Nsk Ltd | ボールねじ装置 |
JP2012145178A (ja) * | 2011-01-13 | 2012-08-02 | Nsk Ltd | ボールねじ装置 |
-
2012
- 2012-08-03 JP JP2012173224A patent/JP6007653B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4643041A (en) * | 1985-12-20 | 1987-02-17 | General Motors Corporation | Preloaded ball nut and screw assembly and method of manufacture |
JPH0720447U (ja) * | 1993-09-20 | 1995-04-11 | 日本トムソン株式会社 | ボールねじを具備した駆動装置 |
JP2012127404A (ja) * | 2010-12-15 | 2012-07-05 | Nsk Ltd | ボールねじ装置 |
JP2012145178A (ja) * | 2011-01-13 | 2012-08-02 | Nsk Ltd | ボールねじ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6007653B2 (ja) | 2016-10-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6278235B2 (ja) | 遊星ローラ式変速機 | |
US20180266535A1 (en) | Transmission and Method for Adjusting the Circumferential Backlash of the Transmission | |
CN101501353B (zh) | 双列圆锥滚子轴承单元 | |
TW201934368A (zh) | 輪具 | |
JP2019039464A (ja) | クロスローラ軸受 | |
JP6007653B2 (ja) | ボールねじ装置 | |
JP2012132495A (ja) | 取付板付転がり軸受ユニット | |
US20210156461A1 (en) | Rotation drive device | |
JP2012145178A (ja) | ボールねじ装置 | |
KR20160019302A (ko) | 캘리퍼 가공용 지그 | |
JP2012127404A (ja) | ボールねじ装置 | |
US9605714B2 (en) | Machining apparatus for machining end face of tapered roller and grinding wheel body | |
JP6089483B2 (ja) | ボールねじ装置 | |
JP2007113777A (ja) | 転がり軸受装置 | |
JP2012167777A (ja) | ボールねじ装置 | |
JP2009008211A (ja) | ころ軸受・軸受箱組立体 | |
JP2017106520A (ja) | 軸受装置及び回転支持装置 | |
US20150336178A1 (en) | Vibration reduction device for machine tool | |
JP2008290219A (ja) | 主軸装置 | |
JP2012207697A (ja) | ボールねじ装置 | |
JP2012184809A (ja) | ボールねじ装置 | |
JP2014031846A (ja) | ボールねじ装置 | |
JP2012117625A (ja) | 直動軸受装置 | |
JP2022132855A (ja) | 円テーブル用ベアリングアッセンブリおよび円テーブル装置 | |
JP5003498B2 (ja) | 軸受装置及びその組立方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150724 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160527 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160531 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160713 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160816 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160829 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6007653 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |