JP2014023891A - 盤上ゲーム具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来の盤上ゲームは、思考力、集中力がある者にとっては面白くプレイできたが、幼児や高齢者さらには色認識力の弱い脳障害者などにとってはレベルが高いという点がみられた。また、色の整合性がなく易しくプレイすることができなかった。
【解決手段】 多面体からなり、その面部1a〜1fに色別表示を施したダイス1A、1Bと、ダイスの面部1a〜1fと同数であって、各々にダイスの色別表示に対応する彩色を施した駒4a〜4fと、平板状の基盤2と、上記基盤2の一側部に、ダイスの面部と同数であって各々にダイスの色別表示に対応する彩色を施した駒置部5A、5Bと、上記基盤の中央部に、ダイスの面部と同数であって各々にダイスの色別表示に対応する彩色を施した駒移動部6A、6Bを備える。
【選択図】図1
【解決手段】 多面体からなり、その面部1a〜1fに色別表示を施したダイス1A、1Bと、ダイスの面部1a〜1fと同数であって、各々にダイスの色別表示に対応する彩色を施した駒4a〜4fと、平板状の基盤2と、上記基盤2の一側部に、ダイスの面部と同数であって各々にダイスの色別表示に対応する彩色を施した駒置部5A、5Bと、上記基盤の中央部に、ダイスの面部と同数であって各々にダイスの色別表示に対応する彩色を施した駒移動部6A、6Bを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、色彩表現によって脳の活性化を促進することにより、子供から大人まで楽しく遊ぶことができ、さらに言えば幼児、高齢者はもとより脳障害者においても易しくプレイすることができる盤上ゲーム具に関するものである。
ダイス、駒、セル状の盤を用い、ダイスを振ることによって駒をセル上で進める盤上ゲーム具は、従来より多くが知られており、さらに上記の器具に色彩を施して彩色効果によって楽しくプレイすることができるゲーム盤も既に知られている。
従来の技術として開示されたものは、色別表示を施したダイスと、同じく彩色を施した駒と、多数の色別セルを有する盤上ゲーム具であり、振ったダイスの色によってスタートセルの駒を移動し、この駒をゴールセルに到達してゲームの勝敗を競ったものである。
ここにおいて、上記の駒は特定されたスタートセルにセットされており、その存在を明確にするために他のセルの色とは異別になっている。よってダイスの色とも異別であり、三者に彩色上の区別はされていない。
また多数のセルはランダムに彩色されており、どの駒をどのように移動したら良いかというテクニックを要する。また相手方の駒の移動を阻止するためのテクニックも必要であり、競技性の高いものである。さらにセルの数は勿論、駒の数が多いため、ゲームを完結するまでに長時間を要するものである。
このため、思考力、集中力がある者にとっては面白くゲームを行うことができるが、幼児や高齢者にとってはレベルが高すぎるという点が指摘される。また色彩の整合性がなく、前者さらには色認識力の弱い脳障害者などにとっては、取り扱いが難しいことも挙げられる。
上記の課題を解決するために、本発明に係る盤上ゲーム具は、多面体からなり、その面部に色別表示を施したダイスと、ダイスの面部と同数であって、各々にダイスの色別表示に対応する彩色を施した駒と、平板状の基盤と、上記基盤の一側部に、ダイスの面部と同数であって各々にダイスの色別表示に対応する彩色を施した駒置部と、上記基盤の中央部に、ダイスの面部と同数であって各々にダイスの色別表示に対応する彩色を施した駒移動部とを備えるようにしたものである。
また本発明に係る盤上ゲーム具は、請求項2において、ダイスが正六面体であり、面部に6色の色別表示を施すと共に、駒、駒置部および駒移動部に同数の彩色表示を施したことを特徴としたものである。
また本発明に係る盤上ゲーム具は、請求項3において、駒を円柱状に構成すると共に、駒置部と駒移動部に駒を挿入する受穴を設けたことを特徴としたものである。
このように構成した課題解決手段によれば、ダイス、駒および駒置部などの色彩に整合性をもたせてあるので、馴染み易く取り扱いも容易であるという効果がある。また相手方の駒に阻害されることもなく、偶然性に支配されてゲームを進行することができるので、技能の優劣もなく子供から大人まで、さらには幼児、脳障害者まで易しくプレイすることができる。
以下、本発明に係る盤上ゲーム具を一実施例について説明する。図1〜図2において、1A、1Bは多面体(実施例では正六面体)からなるダイス このダイス1A、1Bの面部1a、1b、1c、1d、1e、1fには、例えば、赤、黄、緑、紺、青、白の6色の色別表示を施す。2は周囲にダイス1A、1Bの脱落防止壁3を立ち上げた長方形状の基盤である。
4a、4b、4c、4d、4e、4fは多数本(実施例では6本)からなる円柱状の駒であり、各々に前記した6色に相当する色別表示を施す。5A、5Bは基盤2の一側および他側に対称的設けた駒置部 これら駒置部5A、5Bは多数(実施例では6個)の受穴5a、5b、5c、5d、5e、5fによって構成しており、周囲には前記6色と同じ色別表示を施す。
6A、6Bは駒置部5A、5Bに接近して基盤2の中央部に対称的設けた駒移動部 これら駒移動部6A、6Bは多数(実施例では6個)の受穴6a、6b、6c、6d、6e、6fによって構成しており、周囲には前記6色と同じ色別表示を施す。
なお上記において、駒置部5A、5Bにおける受穴5a〜5fと駒移動部6A、6Bにおける受穴6a〜6fの色別表示は正対状に配置する。
本発明に係る盤上ゲーム具は、基本的に二人のプレーヤーで行う。開始に先立って各々は二手に分れ、駒4a〜4fをそれぞれ自陣の駒置部5A、5Bの受穴5a〜5fにセットする。その配置は、色を整合して行うようにする。(図1参照)また各プレーヤーは、1個づつダイス1A、1Bを確保する。
ゲームの種類は複数通りあるが、簡単な例としては、まずジャンケンなどによって先番と後番を決め、先番の者がダイス1Aを振る。このとき黄色の面部1bが出たならば、その色に対応する駒4bを駒置部5Aの受穴5bから取って移動し、同色の駒移動部6Aの受穴6bに挿入する。
次に後番のものがダイス1Bを振る。白色の面部1fが出たならば、前記と同様にその色に対応する駒4fを駒置部5Bから取って移動し、同色の駒移動部6Bの受穴6fに挿入する。後番のプレイが終了したならば、今度は先番がダイスを振る。
上記のプレイを順次に繰り返し(図2参照)駒置部5A、5Bの駒4a〜4fを駒移動部6A、6Bに移して受穴を埋めていく。その過程において、ダイスの色が既に出てしまっているときは、駒の移動ができず、いわば1回の休みとなる。このことによって駒の移動に遅速を生ずる。
このゲームでは、全ての駒4a〜4fが駒置部5A、5Bから駒移動部6A、6Bに移ったときにゲームを完結し、早く移し終えた者が勝ちとなる。
本発明の盤上ゲーム具においては、ダイスの色、駒の色、駒置部さらには駒移動部の色に整合性がとれているので、分り易く、誰にでも簡単にプレイをすることができる。また勝敗がダイスの振り方で決まるので、テクニックに関係なく誰でも等しくプレイすることができる。
また上記において、駒の埋まった駒移動部6A、6Bから再度駒置部5A、5Bに戻すようにし、早く戻した方が勝利するようにすれば、時間を延長して楽しむこともできる。
またゲームの種類としては、駒移動部6A、6Bの色の並び順すなわち赤、黄、緑、紺、青、白の順に従って駒を埋めていくものも考えられる。この場合は、所望の色が振り出される確率が低くなるので、長い時間に亘ってプレイすることができる。
またダイスを振る前に自分の選んだ駒を駒移動部6A、6Bに置いておき、振ったダイスの色が駒移動部の駒と同じとき勝ちとするゲームも考えられる。なお、前に説明したゲームにおいて、振ったダイスの色によって、相手方の駒を元位置に戻すようなルールを採用すれば、趣きの変わったゲームを楽しむこともできる。
また一実施例では、ダイスを正六面体としたが、他の多面体であっても良いことは勿論である。この場合においては、その面数に相当する色別表示が必要であり、それに応じた駒数などを必要する。
また一実施例では、1個のダイスを振って駒を進めるようにしたが、2個のものを同時に使用してプレイすることもできる。さらにダイスは個々に用意したが、1個だけにして、これを交代で使うようにしても良い。
また一実施例では、駒を円柱状としたが、角柱状、球状とすることも可能である。なお安定性の良い円柱、角柱を用いる場合は、駒置部、駒移動部の形状は単なる平状であっても良い。
1A、1B:ダイス
2 :基盤
3 :脱落防止壁
5A、5B:駒置部
6A、6B:駒移動部
1a〜1f:6色の面部(赤、黄、緑、紺、青、白)
4a〜4f:6色の駒
5a〜5f:受穴
6a〜6f:受穴
2 :基盤
3 :脱落防止壁
5A、5B:駒置部
6A、6B:駒移動部
1a〜1f:6色の面部(赤、黄、緑、紺、青、白)
4a〜4f:6色の駒
5a〜5f:受穴
6a〜6f:受穴
Claims (3)
- 多面体からなり、その面部に色別表示を施したダイスと、ダイスの面部と同数であって、各々にダイスの色別表示に対応する彩色を施した駒と、平板状の基盤と、上記基盤の一側部に、ダイスの面部と同数であって各々にダイスの色別表示に対応する彩色を施した駒置部と、上記基盤の中央部に、ダイスの面部と同数であって各々にダイスの色別表示に対応する彩色を施した駒移動部とを備えたことを特徴とする盤上ゲーム具。
- ダイスが正六面体であり、面部に6色の色別表示を施すと共に、駒、駒置部および駒移動部に同数の彩色表示を施したことを特徴とする請求項1の盤上ゲーム具。
- 駒を円柱状に構成すると共に、駒置部と駒移動部に駒を挿入する受穴を設けたことを特徴とする請求項2の盤上ゲーム具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012179618A JP2014023891A (ja) | 2012-07-26 | 2012-07-26 | 盤上ゲーム具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012179618A JP2014023891A (ja) | 2012-07-26 | 2012-07-26 | 盤上ゲーム具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014023891A true JP2014023891A (ja) | 2014-02-06 |
Family
ID=50198111
Family Applications (1)
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JP2012179618A Pending JP2014023891A (ja) | 2012-07-26 | 2012-07-26 | 盤上ゲーム具 |
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JP (1) | JP2014023891A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6998352B2 (ja) | 2019-10-18 | 2022-01-18 | 千代男 吉間 | ボードゲーム用具 |
-
2012
- 2012-07-26 JP JP2012179618A patent/JP2014023891A/ja active Pending
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JP6998352B2 (ja) | 2019-10-18 | 2022-01-18 | 千代男 吉間 | ボードゲーム用具 |
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