JP2014021074A - 放射性物質で汚染された水道水のモニタリングシステム - Google Patents

放射性物質で汚染された水道水のモニタリングシステム Download PDF

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勉 片元
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忍 稲永
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修 稲永
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Abstract

【課題】 本発明は、放射性物質で汚染された水道水を、簡単な装置で、安全に除染しながらモニタリングできるシステムを提供することを課題とする。
【解決方法】 本発明は、水道水の水源配管の後段に、放射性物質吸着剤を充填あるいは配合したカートリッジ浄水器と該カートリッジ浄水器を通過する水量を積算計測する流量計を備えており、該カートリッジ浄水器には着脱可能な放射性物質吸着剤の放射線量を計測する測定器を取り付けたことを特徴とする放射性物質で汚染された水道水のモニタリングシステムである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、放射性物質で汚染された水道水のモニタリングシステムに関するものであり、さらに詳しくは放射性物質吸着剤を充填あるいは配合したカートリッジ浄水器に放射性物質で汚染された水道水を通過させることで、簡単かつ安全に放射性物質を除去しながら、水道水中の放射性物質濃度をモニタリングするシステムに関するものである。
2011年3月11日に福島第一原子力発電所(東京電力)において、チェルノブイリ原子力発電所事故以来2例目の国際原子力事象評価尺度(INES)レベル7の原子力事故が起きた。日本近海の三陸沖で同日に発生した東北地方太平洋沖地震とこれに伴い発生した大津波によって施設が多大な複合的被害を受け、この被害によって、福島第一原子力発電所の炉心および使用済燃料プール内の燃料が冷却できなくなって燃料が損傷し、大量の放射性物質が外部に放出され周辺に甚大な影響をもたらした。
放出された主な放射性核種は、ヨウ素131(半減期約8日)、セシウム137(半減期約28年)、セシウム134(半減期約2年)、ストロンチウム90(半減期約29年)等であり、セシウム137の放出量は15000TBq(広島原爆の168個分)、ヨウ素131は16000TBq(広島原爆約2.5個分)、ストロンチウム90は140TBq(広島原爆約2.4個分)と言われているが、半減期を考慮すると、放射能汚染に寄与する重要な核種は、セシウム137、セシウム134およびストロンチウム90と考えられる。
福島第一原子力発電所事故によるこれら放射性核種の放出によって汚染された対象物は、発電所内の炉心冷却に使用された海水を含む汚染水、発電所施設内のドレン水、発電所周辺および福島県内外の広域の市街地、田畑、森林、港湾、湖沼等の多岐に渡って広がっている。
放射性物質を含む市街地や田畑等の土壌や港湾の底質汚泥については、国や自治体を中心に各種除染技術を用いた除染対策が取られつつあるが、森林、湖沼および河川については除染対策が殆ど施されていない状態である。森林、湖沼および河川は、浄水場における水道水の原水となっているが、浄水場においても放射性物質を除去するための特別な設備を設置している施設は殆ど見当たらず、放射性物質の除去対策を取れない状況である。
したがって、浄水場からの水道水の供給先となる各家庭や公共施設等での対策が必要となってくる。一方、近年、きれいな水、おいしい水に対する関心は、日増しに高まっており、家庭用を中心として水道水の残量塩素、カビ臭、トリハロメタン等の有機塩素化合物、重金属類の除去を目的とした浄水器カートリッジが普及しつつある。家庭用の浄水器カートリッジとしては、水道管の元栓に取り付ける元栓直結型、蛇口に取り付ける蛇口直結型、流し台の下に設置するビルトイン型、流し台の周りに据え置きする卓上型などがある。浄水器のろ過材の種類としては、活性炭、中空糸膜、セラミック、逆浸透膜等があり、それぞれの特徴と価格によって選択使用されている。しかしながら、これらのろ過材では、放射性セシウム、放射性ストロンチウム等の放射性物質を十分に分離除去できない。
一方、従来の水中の放射性物質イオン、特にセシウム137、セシウム134およびストロンチウム90等の放射性陽イオンを吸着除去できるとされる吸着剤としては、陽イオン交換能を有するゼオライト、不溶性フェロシアン化物、バーミキュライトおよび含水アルミノケイ酸塩等が提案されている(特許文献1〜3、非特許文献1、2)。
特開平4−340497号公報 特開平4−118596号公報 特開平5−34497号公報
山口紀子、高田裕介、林健太郎、石川覚、倉俣正人、江口定夫、吉川省子、坂口敦、浅田景、和穎朗太、牧野知之、赤羽幾子、平舘俊太郎、「土壌−植物系における放射性セシウムの挙動とその変動要因」、農環研報、31、75−129(2012) 末益匠、鈴木正哉、犬飼恵一、前田雅喜、月村勝宏、片元勉、「Cs吸着能を持つ非晶質アルミニウムケイ酸塩の開発とその吸着特性」、第55回粘土科学討論会、80(2011)
しかし、前出特許文献1には、セシウムイオンを含むウラン水溶液とゼオライト吸着剤とを接触させて、セシウムイオンを吸着分離することが記載されているが、モルデナイト型の天然ゼオライトではセシウムイオンの吸着性能は高いがストロンチウムイオンの吸着性能は低い、あるいはY型の人工ゼオライトはストロンチウムイオンの吸着性能は良いがセシウムイオンの吸着は低い、といったセシウムおよびストロンチウムイオンの両者について良好な吸着性能を有するものがない。
また、前出特許文献2には、硝酸含有水溶液中のセシウムイオンと不溶性フェロシアン化物からなる吸着剤とを接触させて、セシウムイオンを吸着分離することが記載されているが、フェロシアン化物はセシウムイオン吸着能力が高いものの、熱やアルカリには弱くシアン化合物を遊離するため、吸着分離後の長期安定性に問題がある。
また、前出特許文献3には、クリストバライト等の天然シリカ化合物あるいはクリノプチロライト等の天然ゼオライトを用いた放射性廃液の処理方法が記載されているが、セシウムおよびストロンチウムイオンに対する十分な吸着性能があるとは言い難い。
また、前出非特許文献1には、セシウムイオンの吸着に係る主な土壌構成成分として、バーミキュライト族鉱物、スクメタイト族鉱物が挙げられているが、セシウムイオンは吸着するものの、十分な吸着性能があるとは言い難く、さらにストロンチウムイオンに対する吸着性能も十分でない。
また、前出非特許文献2には、Si/Alモル比が0.5および1.0とした非晶質アルミニウムケイ酸塩によるセシウムイオン吸着特性について開示しているが、セシウムの吸着性能は十分なものでなく、さらにストロンチウムイオンに対する吸着性能も優れているとは言い難い。
そこで、本発明は、水道水中の放射性物質含有量を、放射性物質吸着剤を充填あるいは配合したカートリッジ浄水器を用いて、簡単かつ安全にモニタリングできるシステムを提供することを課題とする。
前記技術的課題は、次の通りの本発明によって達成できる。
即ち、本発明は、水道水の水源配管の後段に、放射性物質吸着剤を充填あるいは配合したカートリッジ浄水器と該カートリッジ浄水器を通過する水量を積算計測する流量計を備えており、該カートリッジ浄水器には放射性物質吸着剤の放射線量を計測する測定器を取り付けたことを特徴とする放射性物質で汚染された水道水のモニタリングシステムである(本発明1)。
また、本発明は、本発明1記載の水道水のモニタリングシステムにおいて、前記放射線量を計測する測定器が着脱可能である水道水のモニタリングシステムである(本発明2)。
また、本発明は、本発明1又は2記載の水道水のモニタリングシステムにおいて、水道水の全量をカートリッジ浄水器に通水する水道水のモニタリングシステムである(本発明3)。
また、本発明は、本発明1又は2記載の水道水のモニタリングシステムにおいて、水道水の一部をカートリッジ浄水器に通水する水道水のモニタリングシステムである(本発明4)。
また、本発明は、本発明1〜4のいずれかに記載の水道水のモニタリングシステムにおいて、前記放射性物質吸着剤が、SiとAlとの合計量に対するナトリウム含有量のモル比(Na/(Si+Al))が0.1〜0.5であり、かつSi/Alモル比が1.3〜10.0である含水アルミノケイ酸塩粒子である水道水のモニタリングシステムである(本発明5)。
また、本発明は、本発明1〜4のいずれかに記載の水道水のモニタリングシステムにおいて、前記放射性物質吸着剤が含水アルミノケイ酸塩粒子と、ゼオライト粒子又はプルシアンブルー粒子との混合物であり、該含水アルミノアルミノケイ酸塩粒子がSiとAlとの合計量に対するナトリウム含有量のモル比(Na/(Si+Al))が0.1〜0.5であり、かつSi/Alモル比が1.3〜10.0である水道水のモニタリングシステムである(本発明6)。
また、本発明は、含水アルミノケイ酸塩粒子が非晶質であり、かつ、BET比表面積が300〜700m/gであることを特徴とする本発明5又は6記載の水道水のモニタリングシステムである(本発明7)。
本発明に係る放射性物質で汚染された水道水のモニタリングシステムによって、放射性物質で汚染された水道水の除染を行いつつ、該水道水の放射性物質濃度を安全、迅速かつ安価にチェックでき、水道水に対する安心感および満足感を得ることができる。
本発明3に係る集合住宅のモニタリングシステムの構成例を示す模式図である。 本発明4に係る個人住宅のモニタリングシステムの構成例を示す模式図である。
本発明の構成をより詳しく説明すれば次の通りである。
本発明は、水道水の水源配管の後段に、放射性物質吸着剤を充填あるいは配合したカートリッジ浄水器と該カートリッジ浄水器を通過する水量を積算計測する流量計を備えており、該カートリッジ浄水器には着脱可能な放射性物質吸着剤の放射線量を測定する測定器を取り付けたモンタリングシステムである。
先ず、本発明における放射性物質吸着剤について述べる。
本発明における放射性物質吸着剤は、含水アルミノケイ酸塩粒子、或いは含水アルミノケイ酸塩粒子とゼオライト粒子及び/又はプルシアンブルー粒子との混合物である。また、含水アルミノケイ酸塩粒子はナトリウムを含有しており、非結晶性である。
本発明における含水アルミノケイ酸塩粒子のナトリウム含有量は、SiとAlとの合計量に対するナトリウム含有量のモル比(Na/(Si+Al))が0.1〜0.5である。Na含有量が0.1未満の場合には、放射性物質の吸着が十分ではない。Na含有量が0.5を超える場合には、アルミノケイ酸塩の微細構造が変化するので好ましくはない。好ましいNa含有量は0.10〜0.45であり、より好ましくは0.12〜0.40である。
本発明における含水アルミノケイ酸塩粒子の粒子形状は粒状又は板状が好ましい。
本発明における含水アルミノケイ酸塩粒子はSi/Alのモル比は1.3〜10.0が好ましい。Si/Alのモル比が1.3未満の場合、10.0を越えた場合には放射性物質の吸着性能が低下して好ましくない。より好ましいSi/Alのモル比は1.3〜8.0であり、さらにより好ましくは1.4〜8.0である。
本発明における含水アルミノケイ酸塩粒子のBET比表面積値は300〜700m/gが好ましく、より好ましくは400〜600m/gである。BET比表面積値が300m/g未満の場合には、放射性物質との接触面積が小さくなってしまうので好ましくない。700m/gを超える場合には、放射性物質の吸着には問題ないが、工業的に生産するには困難であり、取扱いにおいても困難である。
本発明における含水アルミノケイ酸塩粒子の炭素含有量は0.01〜0.5wt%が好ましく、より好ましくは0.02〜0.3wt%である。硫黄含有量は0.5wt%以下が好ましく、より好ましくは0.3wt%以下である。
本発明における含水アルミノケイ酸塩粒子の平均1次粒子径は2〜50nmが好ましい。好ましくは3〜30nmである。
本発明における含水アルミノケイ酸塩粒子はTi、Zr、Fe及びCeから選ばれる1種以上の元素を含有してもよく、前記元素を含有することによって放射性物質の吸着性能が向上する。Ti、Zr、FeまたはCeは含水アルミノケイ酸塩中に固溶して存在させることが好ましい。
本発明におけるゼオライト粒子は、天然ゼオライト、合成ゼオライト及び人工ゼオライトのいずれも用いることができる。ゼオライトの具体例としては例えば、A型ゼオライト、X型ゼオライト、Y型ゼオライト、T型ゼオライト、ソーダライト、モルデナイト、アナルサイム、クリノプチロライト、チャバサイト、エリオナイト等を挙げることができる。
本発明におけるゼオライト粒子の平均粒子径は、微粒子の方が放射性セシウム及びストロンチウム等との接触効率が上がるため、1mm以下が好ましい。1mmを超えると、後述の含水アルミノケイ酸塩粒子との混合物とする際に、均一な混合物が得られにくくなる。
本発明におけるゼオライト粒子のBET比表面積は10〜1000m/gが好ましく、より好ましくは20〜100m/gである。BET比表面積値が10m/g未満の場合には、放射性物質との接触面積が小さくなってしまうので好ましくない。1000m/gを超える場合には、放射性物質の吸着には問題ないが、工業的に生産するにはコストがかかる。
本発明におけるプルシアンブルー粒子は、公知のものを用いることができるが、安価な着色顔料用ものがより好ましい。平均一次粒子径は0.01〜0.1μm程度である。
本発明における含水アルミノケイ酸塩粒子とゼオライト粒子の混合物において、含水アルミのケイ酸塩粒子に対するゼオライト粒子の添加量は、0〜50wt%である。50wt%を超えると、フィルターカートリッジに充填あるいは担持した場合に、通液性は良くなるものの、放射性物質の吸着性能、特に放射性ストロンチウムの吸着性能が顕著に低下してしまう。
本発明における含水アルミノケイ酸塩粒子とプルシアンブルー粒子の混合物において、含水アルミのケイ酸塩粒子に対するプルシアンブルー粒子の添加量は、0〜50wt%である。50wt%を超えると、フィルターカートリッジに充填あるいは担持した場合に、放射性セシウムに対する吸着性能は顕著に向上するものの、放射性ストロンチウムに対する吸着性能は低下し、さらに通液性が著しく悪くなる。
本発明における含水アルミノケイ酸塩粒子とゼオライト粒子とプルシアンブルー粒子との混合物において、含水アルミのケイ酸塩粒子に対するゼオライト粒子とプルシアンブルー粒子の合計添加量は、0〜50wt%である。50wt%を超えると、放射性ストロンチウムに対する吸着性能が低下する。
また、本発明における放射性物質吸着剤は、カートリッジ浄水器に充填して使用する場合、球状、円柱状、中空を有する円柱状、粒状などの造粒成型物とするのが好ましい。造粒成型物の平均粒径は0.3〜3.0mmである。平均粒径が0.3mm未満の場合は、カートリッジ浄水器に充填して使用する際に圧力損失が高くなり、浄水器の設計が困難となる。3.0mmを超える場合は、放射性物質との接触効率が悪くなり、吸着剤の使用量の増加や浄水器の能力低下に繋がり好ましくない。
前記造粒成形物を調製する場合には、樹脂を併用することができる。
本発明における含水アルミノケイ酸塩粒子成形物の樹脂成分は、ポリウレタン樹脂や塩化ビニリデン樹脂、アクリル樹脂などで特に限定するものではなく、ウレタン、塩化ビニリデンなどと、アクリレート、アクリロニトリルなどとを共重合させた共重合体なども本発明の樹脂成分として有効である。さらに、必要に応じて、エポキシ系やメラミン系などの架橋剤や他の添加剤を添加することもできる。
なお、本発明における含水アルミノケイ酸塩粒子は、造粒の核となるような第3成分を加えて、吸着剤と樹脂成分を前記核の周囲に複合化して形成することで吸着剤成分の使用量を低減することも可能である。
次に、本発明における放射性物質吸着剤の製造法について述べる。
本発明における含水アルミノケイ酸塩粒子は、水溶性ケイ素原料と水溶性アルミニウム原料及びアルカリ原料とを混合し、反応溶液のpHを6.0〜8.0に制御して加熱熟成反応を行って得ることができる。
本発明における含水アルミノケイ酸塩粒子の水溶性ケイ素原料としては、オルトケイ酸ナトリウム、水ガラス、オルトケイ酸テトラエチル(TEOS)等を使用することができる。水溶性アルミニウム原料としては、アルミン酸ナトリウム、硫酸アルミニウム、硝酸アルミニウム、塩化アルミニウム等を使用することができる。
アルカリ原料は、炭酸アルカリ水溶液としては炭酸ナトリウム水溶液、炭酸カリウム水溶液、炭酸アンモニウム水溶液等であり、水酸化アルカリ水溶液として水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等を使用することができる。
Si/Alモル比としては1.3〜10.0が好ましく、より好ましくは1.5〜8.0である。1.3未満の場合には、吸着性能が低下して好ましくない。10.0を越えると吸着性能が低下して好ましくない。
反応時のpHは6.0〜8.0が好ましい。pHが6.0未満の場合には、含水アルミノケイ酸塩中のナトリウム含有量が少なくなり、放射性物質の吸着能が低下し、吸着剤として好ましくない。pH8.0を越える場合は、放射性物質の吸着能が低下し、吸着剤として好ましくない。
反応温度は、85〜110℃の温度が好ましい。85℃未満の場合には、反応時間が長くなるので好ましくない。110℃を超える場合には吸着性能が低下して好ましくない。
反応の終了後にナトリウムイオンを含むアルカリ溶液の添加による脱プロトン反応を伴う熟成を行い、ナトリウムイオンの含有量を向上させる後反応を行ってもよい。
前記後反応における反応溶液のpHは8.0〜9.5が好ましい。また後反応における反応溶液の温度は20〜70℃が好ましい。
本発明におけるTiを含有する含水アルミノケイ酸塩粒子を製造する際は、前記反応において、Ti原料を添加して混合、熟成すればよい。Ti原料としては、硫酸チタニル溶液、四塩化チタン溶液などである。
本発明におけるZrを含有する含水アルミノケイ酸塩粒子を製造する際は、前記反応において、Zr原料を添加して混合、熟成すればよい。Zr原料としては、硫酸ジルコニウム・オキシ塩化ジルコニウムなどの4価のジルコニウム塩である。
本発明におけるFeを含有する含水アルミノケイ酸塩粒子を製造する際は、前記反応において、Fe原料を添加して混合、熟成すればよい。Fe原料としては、硫酸第二鉄・塩化第二鉄・硝酸鉄などの3価の鉄塩である。また、鉄は硫酸アルミニウムなどのアルミニウム塩に不純物として含まれていることもある。
本発明におけるCeを含有する含水アルミノケイ酸塩粉末を製造する際は、前記反応において、Ce原料を添加して混合、熟成すればよい。Ce原料としては、硫酸第二セリウムなどの4価のセリウム塩である。
本発明における含水アルミノケイ酸塩粒子と、ゼオライト粒子及び/又はプルシアンブルー粒子との混合物は、V型混合機、Wコーン型混合機、ロッキングミキサー等の転動式の混合機、エッジランナー等のホイール型混合機、リボンブレンダー、ヘンシェルミキサー等の撹拌式の混合機などを用いることができる。
次に、本発明におけるカートリッジ浄水器への放射性物質吸着剤の充填、配合方法およびカートリッジ浄水器の構造について述べる。
本発明におけるカートリッジ浄水器への放射性物質吸着剤の充填、配合方法やカートリッジの構造は、公知の活性炭カートリッジ浄水器と同様の方法や構造を用いることができる。例えば、円筒形の容器からなるカートリッジ浄水器内に放射性物質吸着剤の部屋と中空糸膜の部屋とにそれぞれを収納配置し、水道水をカートリッジ浄水器内に導入して放射性物質吸着剤の部屋へ送って放射性物質を除去し、次いで中空糸の部屋へ送って、放射性物質吸着剤で取り除けなかった微細な粒子や放射性物質吸着剤の微粉を除去する構造のもの、円筒形の容器からなるカートリッジ浄水器の中心に中空糸膜あるいは透水性セラミックスからなるチューブを、その外周側に放射性物質吸着剤を配置させて、外周側から水を流して放射性物質吸着剤の層を通過させた後、中空糸膜あるいは透水性セラミックスを通過させて処理済の水をカートリッジ浄水器から出すような構造のものを使用することができる。
また、放射性物質吸着剤粒子を多孔質ポリマーで固めてフィルターカートリッジとした構造のものや、側面に多孔質層にした2重管式のフィルターカートリッジの2重管内に放射性物質吸着剤を充填した構造のものなども使用できる。
本発明におけるカートリッジ浄水器は、放射性物質吸着剤に吸着している放射性物質の放射線量を計測する測定器を装着している。前記測定器としては、空間線量を計測できるGM計数管型サーベイメーターあるいはNaI(TI)シンチレーション型サーベイメーターが好ましい。これらサーベイメーターによる放射線量率(μSv/h)をモニタリングし、その測定値から放射性物質吸着量1kg当たりの放射線濃度を算出する。前記サーベイメーターはカートリッジ浄水器に着脱可能としたものが好ましい。尚、サーベイメーターの装着位置としては、その検出部が放射性物質吸着剤に垂直に当たる向きとする。
モニタリングの方法としては、定期的に専門検針員が持参した着脱式サーベイメーターをカートリッジに装着して直接測定しても良いし、常時サーベイメーターを装着して遠隔操作にて測定・監視する方法を用いても良い。カートリッジの放射線量率が所定値に達した場合は、新規のカートリッジに交換して、その放射性物質吸着剤の放射能量(Bq/kg)を持ち帰って測定することも可能である。
本発明に係る放射性物質で汚染された水道水のモニタリングシステムは、カートリッジ浄水器の前後のどちらかに通水量を測定すべく流量計を装備している。この流量計の表示値とカートリッジ浄水器の放射性物質吸着剤のモニタリング値から、水道水1リットル当たりの放射能濃度を算出し、飲料に適したものであるかを判断する。
以下、本発明に係る放射性物質で汚染された水道水のモニタリングシステムを図に基づいて説明する。図1は、本発明3のモニタリングシステムついて、集合住宅用の構成例を示す模式図である。水道水原水1は、まず原水槽2に貯蔵された後、ポンプ3によって給水主管4から流量計5を通って、カートリッジ浄水器6に供給される。カートリッジ浄水器6に供給された原水の微量な放射性物質は、放射性物質吸着剤7により吸着処理されて、放射性物質の含まない処理水20となり、処理水給水管8を通って各住戸へ供給される。カートリッジ浄水器6の放射性物質吸着剤の放射線量は、定期的にサーベイメーター9にてモニタリングし、所定値に達した場合、ワンタッチ着脱式ボールバルブ10、11を閉じて水道水の流れをバイパスライン12に切り替え、カートリッジを交換する。尚、カートリッジ浄水器への通水速度(SV)は、カートリッジ容量に対して10〜500h−1が好ましい。
また、図2は、本発明4のモニタリングシステムについて、個人住宅用の構成例を示す模式図である。水道水原水1は、まず配水管13から水道メーター14を通過した後、給水主管4と給水枝管15に分岐される。給水主管4を通過した水道水はそのまま飲料用等として供給される。一方、給水枝管15を通過した水道水は流量計5を通って、カートリッジ浄水器6に供給される。カートリッジ浄水器6に供給された原水の微量な放射性物質は、放射性物質吸着剤7により吸着処理されて、放射性物質の含まない処理水20となって処理水給水管8を通り、飲料用、トイレ用、お風呂用等として供給される。カートリッジ浄水器6の放射性物質吸着剤の放射線量は、定期的にサーベイメーター9にてモニタリングし、所定値に達した場合、ワンタッチ着脱式ボールバルブ10を閉じてカートリッジを交換する。尚、カートリッジ浄水器への通水時の通水速度(SV)は、カートリッジ容量に対して10〜500h−1が好ましい。また、カートリッジ浄水器を住宅の屋外に設置して、検針員が室内に立ち入ることなくサーベイメーターで計測することも可能である。
<作用>
本発明の放射性物質で汚染された水道水のモニタリングシステムにおいて重要な点は、市町村の浄水場(供給元)から供給されている水道水中に放射性物質が含まれているか否か、またどのくらい含まれているのかを、供給先である各家庭や公共施設等で、安全、迅速かつ安価にモニタリングできるという点である。通常、水道水中の有害物質は微量であり、その定量は困難である。特に、放射性物質はその含有量が希薄な状態では正確に定量することが非常に困難である。本発明においては、水中の希薄な放射性物質でも吸着能が高い吸着剤を用いるので、放射性物質の存在量を正確に定量することが可能である。よって、本発明の係るモニタリングシステムを通じて、各個人、特に放射能による健康被害が懸念される子供たちにおいて、飲料水となる水道水に対する安心感および信頼感が得られる。
また、本発明の放射性物質で汚染された水道水のモニタリングシステムにおいては、水道水の除染を行いつつ、該水道水の放射性物質濃度をモニタリングできる。
本発明の放射性物質で汚染された水道水のモニタリングシステムは、学校、マンション、会社ビル等の大型ビルのみならず、一戸建て住宅等にも適用可能である。
また、本発明4の放射性物質で汚染された水道水のモニタリングシステムについては、各家庭の水洗トイレのロータンク前にコンパクト化したものを取り付けて使用することも可能である。
本発明の代表的な実施の形態は次の通りである。
本発明における含水アルミノケイ酸塩粒子の結晶相の同定は、「X線回折装置RINT2500(理学電機(株)製)」(管球:Cu、管電圧:40kV、管電流:300mA、ゴニオメーター:広角ゴニオメーター、サンプリング幅:0.010°、走査速度:4.00°/min、発散スリット:1/2°、散乱スリット:1/2°、受光スリット:0.15mm)を使用して行った。
本発明における含水アルミノケイ酸塩粒子及びゼオライト粒子のBET比表面積値はBET法により測定した値で示した。
本発明における含水アルミノケイ酸塩粒子のAl、Si及びNa含有量の分析は、該粉末を塩酸で溶解し、「プラズマ発光分光分析装置 SPS4000(セイコー電子工業(株))」で測定して求めた。
本発明における含水アルミノケイ酸塩粒子の炭素含有量(重量%)、硫黄含有量(重量%)は、カーボン・サルファーアナライザー:EMIA−2200(HORIBA製)により測定した。
<含水アルミノケイ酸塩粒子の製造>
内容積100lの反応容器中に、Siとして1.0mol/lの3号オルトケイ酸ナトリウム溶液28lを投入した後、Al3+0.5mol/lの塩化アルミニウム溶液40lを添加・混合し、つぎに3NのNaOH溶液をpH7.2になるまで滴下して、さらに水を加えて、溶液量95l・温度40℃に調整した。
上記懸濁液を温度40℃で30分間保持して熟成した後、当該懸濁液の温度を95℃とし、20時間熟成撹拌反応を行った。得られた白色懸濁液の温度を50℃まで冷却したところ、溶液のpHは6.1であった。さらに撹拌しながら1.0MのNaOH溶液を滴下してpHを8.5に調整し、50℃、1時間アルカリ処理した。次に濾別、水洗、乾燥、粉砕し、白色粒子粉末3.5kgを得た。
得られた白色粒子粉末は、X線回折の結果、非晶質であり、BET比表面積が452m/gの粒状を呈した粒子からなり、組成分析の結果、Si/Alモル比1.4、Na/(Si+Al)が0.17、硫黄(T−S)0.01wt%、炭素(T−C)0.07wt%であった。
<放射性物質吸着剤1の製造>
容量10lの混練機「ニーダ(KDH−10;(株)ダルトン製)」に、前記の含水アルミノケイ酸塩粒子粉末2.0kgを投入し、撹拌しながら15wt%エチレンビニルアルコール共重合樹脂溶液(ソアノール16DX;日本合成化学(株)製,溶媒;水/アルコール=50/50重量比)1kgを徐々に添加し、10分間混練した。得られた混練物を押出し造粒機「ファインディスクペレッター(PV−5型;(株)ダルトン製)」を用いて、スクリーン0.7mm、回転数65rpmの条件で押出し造粒し、さらに整粒機「マルメライザー(QJ−230型;(株)ダルトン製)」で整粒を行った。この造粒物を80℃で乾燥し、篩により分級して500〜710μmの粒径をもつ放射性物質吸着剤1を製造した。
<放射性物質吸着剤2の製造>
容量10lの混練機「ニーダ(KDH−10;(株)ダルトン製)」に、上記の含水アルミノケイ酸塩粒子粉末1.8kgとゼオライト粒子粉末「日東粉化工業(株)製日東ゼオライト#150(粒径1mm以下、BET比表面積45m/g)」200gを投入し、撹拌しながら15wt%エチレンビニルアルコール共重合樹脂溶液(ソアノール16DX;日本合成化学(株)製,溶媒;水/アルコール=50/50重量比)850gを徐々に添加し、10分間混練した。得られた混練物を押出し造粒機「ファインディスクペレッター(PV−5型;(株)ダルトン製)」を用いて、スクリーン0.7mm、回転数65rpmの条件で押出し造粒し、さらに整粒機「マルメライザー(QJ−230型;(株)ダルトン製)」で整粒を行った。この造粒物を80℃で乾燥し、篩により分級して500〜710μmの粒径をもつ放射性物質吸着剤2を製造した。
<放射性セシウム含有汚染水の調製>
容量300mlのビーカーに、放射性セシウム濃度30000Bq/kgの汚染土壌100gと溶脱液溶液として1.0mol/l塩酸を200ml添加し、羽根攪拌機を用いて50℃で1時間攪拌混合した。次いで、この溶脱懸濁液に10mol/lの水酸化ナトリウムでpH7に調整した後、ヌッチェ(濾紙No.6)にて濾過・洗浄(超純水)し、得られた濾液をメスフラスコにて1000mlにメスアップした。得られた溶脱濾液中の放射性セシウム濃度を「ゲルマニウム半導体検出器GEM20P4−70(オルテック社)」を用いて測定した結果、1000Bq/lであった。この溶液を10倍に希釈することで、100Bq/lの放射性セシウム含有汚染水を得た。
<放射性セシウム含有汚染水を用いた除染・モニタリング>
実施例1:
内径20mm×高さ40cmのガラスカラムの底部にグラスウールを詰め、上記の放射性物質吸着剤1を50ml(25g)充填した。このカラムに、定量ポンプにて上記の100Bq/l放射性セシウム含有汚染水10lを、空間速度SV50h−1でカラム下部から上向流で通水し、処理液は20lのタンクに全量採取した。得られた処理液の放射能濃度を「ゲルマニウム半導体検出器GEM20P4−70(オルテック社)」を用いて測定した結果、10Bq/l以下であった。また、通水後の放射性物質吸着剤1を取り出して、「シンチレーションサーベイメータTCS−172B(日立アロカメディアカル(株)製)」で空間線量率を計測した結果、20μSv/hであり、放射性セシウム濃度を「ゲルマニウム半導体検出器GEM20P4−70(オルテック社)」を用いて測定した結果、39000Bq/kgであった。
実施例2:
放射性物質吸着剤2を用いて空間速度SV200h−1とした以外は、実施例1と同様にして吸着操作を実施した。その結果、得られた処理液の放射能濃度は10Bq/l以下であり、通水後の放射性物質吸着剤2の空間放射線率は、18μSv/h、放射性セシウム濃度は、36800Bq/kgであった。
1 原水
2 原水槽
3 ポンプ
4 給水主管
5 流量計
6 カートリッジ浄水器
7 放射性物質吸着剤
8 処理水給水管
9 サーベイメーター
10 ワンタッチ着脱式ボールバルブ
11 ワンタッチ着脱式ボールバルブ
12 バイパスライン
13 配水管
14 水道メーター
15 給水枝管
20 処理水

Claims (7)

  1. 水道水の水源配管の後段に、放射性物質吸着剤を充填あるいは配合したカートリッジ浄水器と該カートリッジ浄水器を通過する水量を積算計測する流量計を備えており、該カートリッジ浄水器には放射性物質吸着剤の放射線量を計測する測定器を取り付けたことを特徴とする放射性物質で汚染された水道水のモニタリングシステム。
  2. 請求項1記載の水道水のモニタリングシステムにおいて、前記放射性線量を計測する測定器が着脱可能である水道水のモニタリングシステム。
  3. 請求項1又は2記載の水道水のモニタリングシステムにおいて、水道水の全量をカートリッジ浄水器に通水する水道水のモニタリングシステム。
  4. 請求項1又は2記載の水道水のモニタリングシステムにおいて、水道水の一部をカートリッジ浄水器に通水する水道水のモニタリングシステム。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の水道水のモニタリングシステムにおいて、前記放射性物質吸着剤が、SiとAlとの合計量に対するナトリウム含有量のモル比(Na/(Si+Al))が0.1〜0.5であり、かつSi/Alモル比が1.3〜10.0である含水アルミノケイ酸塩粒子である水道水のモニタリングシステム。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載の水道水のモニタリングシステムにおいて、前記放射性物質吸着剤が含水アルミノケイ酸塩粒子と、ゼオライト粒子又はプルシアンブルー粒子との混合物であり、該含水アルミノアルミノケイ酸塩粒子がSiとAlとの合計量に対するナトリウム含有量のモル比(Na/(Si+Al))が0.1〜0.5であり、かつSi/Alモル比が1.3〜10.0である水道水のモニタリングシステム。
  7. 含水アルミノケイ酸塩粒子が非晶質であり、かつ、BET比表面積が300〜700m/gであることを特徴とする請求項5又は6記載の水道水のモニタリングシステム。
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