JP2014020495A - 波動歯車装置 - Google Patents

波動歯車装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014020495A
JP2014020495A JP2012161265A JP2012161265A JP2014020495A JP 2014020495 A JP2014020495 A JP 2014020495A JP 2012161265 A JP2012161265 A JP 2012161265A JP 2012161265 A JP2012161265 A JP 2012161265A JP 2014020495 A JP2014020495 A JP 2014020495A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
tooth
external gear
teeth
wave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012161265A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6040608B2 (ja
Inventor
Yasuaki Suzuki
康明 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2012161265A priority Critical patent/JP6040608B2/ja
Publication of JP2014020495A publication Critical patent/JP2014020495A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6040608B2 publication Critical patent/JP6040608B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Retarders (AREA)
  • Gears, Cams (AREA)

Abstract

【課題】出力トルクをさらに増大させた波動歯車装置を提供する。
【解決手段】波動歯車装置10は、内歯車13と、内歯車の内側に配置され、環状に形成された外歯車18と、外歯車18の内側に配置され、外歯車18を撓ませて、内歯車13の一部と外歯車18の一部とを噛み合わせるとともに、回転駆動されることにより内歯車13と外歯車18とが噛み合う部分を内歯車13及び外歯車18の周方向に移動させる波動発生器19とを備える。外歯車18の歯は、歯厚が外歯車18の径方向における内側から外側へ向かうに従って減少し、かつその減少率が径方向における内側から外側へ向かうに従って減少している歯厚減少部を有する。歯厚減少部の歯面に、内歯車13の歯が当接する。
【選択図】図6

Description

本発明は、波動歯車装置に関し、特に波動歯車装置の内歯車及び外歯車の歯の形状に関する。
従来から、例えば下記特許文献1及び特許文献2に記載されているように、波動歯車装置は知られている。これらの波動歯車装置は、出力トルクを増大させるために、特殊な形状の歯を有する内歯車及び外歯車を採用している。
特許第2828542号公報 特許第4135830号公報
波動歯車装置においては、外歯車の内側に設けられた波動発生器によって外歯車が楕円状に撓められ、その長軸上及びその周辺に位置するいくつかの歯が内歯車の歯に押しつけられるようにして噛み合わされている。図7に示すように、内歯車及び外歯車の接点Pにおいて外歯車の径方向軸Cと平行な方向に作用する押し付け力Fは、接点Pにおける外歯車の接線Lに垂直な方向に作用する力Fhと、径方向軸Cに垂直な方向に作用する力Frとの合力とみなすことができる。したがって、接線Lと径方向軸Cとがなす角度αが小さいほど、力Fr(=F/tanα)が大きい。波動歯車装置の出力トルクは、外歯車の歯のうち内歯車に噛み合っている各歯における力Frと出力軸から接点Pまでの距離との積の総和に比例する。従来の波動歯車装置においては、出力トルクと角度αとの関係については考慮されていない。
上記従来の波動歯車装置の外歯車の歯における内歯車に当接する部分の歯面は、凸面状に形成されている(図7参照)。そのため、内歯車の歯と外歯車の歯との接点Pが外歯車の歯底面に近いほど、角度αが小さい。つまり、上記従来の波動歯車装置によれば、外歯車の歯の歯底面に近い部分に内歯車の歯を当接させなければ大きなトルクを得ることができない。一般に、波動歯車装置の外歯車の歯は、内歯車の歯を跨ぐように移動する。外歯車の歯の歯底面に近い部分に内歯車の歯を当接させた場合、外歯車の歯が内歯車の歯を跨ぐ際に両者が干渉する可能性が高い。両者の干渉を防止するためには外歯車を大きく撓ませればよいが、外歯車の耐久性が損なわれる。外歯車の耐久性を考慮した場合、外歯車の歯の歯底面に近い部分に内歯車の歯を当接させることができない。故に、波動歯車装置の出力トルクをあまり大きくすることができない。
本発明は上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、出力トルクをさらに増大させた波動歯車装置を提供することにある。なお、下記本発明の各構成要件の記載においては、本発明の理解を容易にするために、実施形態の対応箇所の符号を括弧内に記載しているが、本発明の各構成要件は、実施形態の符号によって示された対応箇所の構成に限定解釈されるべきものではない。
上記目的を達成するために、本発明の特徴は、内歯車(13)と、内歯車の内側に配置され、環状に形成された外歯車(18)と、外歯車の内側に配置され、外歯車を撓ませて、内歯車の一部と外歯車の一部とを噛み合わせるとともに、回転駆動されることにより内歯車と外歯車とが噛み合う部分を内歯車及び外歯車の周方向に移動させる波動発生器(19)とを備えた波動歯車装置(10)であって、外歯車の歯は、歯厚が外歯車の径方向における内側から外側へ向かうに従って減少し、かつその減少率が前記径方向における内側から外側へ向かうに従って減少している歯厚減少部を有し、歯厚減少部の歯面に、内歯車の歯が当接するように構成されていることにある。この場合、歯厚減少部は、外歯車の歯底面から歯先側に向けて形成されており、内歯車の歯は、歯厚減少部のうち外歯車の歯の前記径方向における中央部(O)よりも外側(歯先側)の領域(A)に当接するように構成されているとよい。
本発明によれば、歯厚減少部の歯厚は、外歯車の径方向における内側(歯底側)から外側(歯先側)へ向かうに従って減少し、その減少率は、径方向における内側から外側へ向かうに従って減少している。すなわち、歯厚減少部の歯面は凹面状に形成されている。そのため、内歯車の歯と外歯車の歯との接点が径方向外側に近づくほど角度αが小さくなる。したがって、歯厚減少部における径方向外側の端部、とくに外歯車の歯の径方向における中央部よりも外側(歯先側)に形成されている領域に内歯車の歯を当接させることにより大きな出力トルクを得ることができる。
また、歯厚減少部における歯先に近い部分に内歯車の歯を当接させることにより大きなトルクを得ることができるので、波動発生器による外歯車の撓み量をあまり大きくすることなく、外歯車の歯が内歯車の歯を跨ぐ際における両者の干渉を防止できる。特に、内歯車の歯が歯厚減少部のうち外歯車の歯の径方向における中央部(歯丈の高さ方向中間位置)よりも外側(歯先側)に当接するように構成されている場合には、外歯車の撓み量を小さくできる。これにより、外歯車の耐久性を向上させることができる。
また、上記のように、本発明によれば角度αが小さいので、仮令内歯車及び外歯車の製造精度が低く、角度αの大きさが設計値とは多少異なっても、力Fr(=F/tanα)の大きさに与える影響が少ない。したがって、出力トルクにバラつきが生じ難い。そのため、内歯車13及び外歯車18が比較的軟質の材料(樹脂、硬質ゴムなど)で構成されていて、それらの製造精度を高く保つことが困難であっても、出力トルクのバラつきを抑制できる。
また、本発明の他の特徴は、歯厚減少部の歯面の曲率半径は、外歯車の歯の歯丈の2倍以上であることにある。これによれば、歯厚減少部における内歯車との接点の位置が多少変化しても、角度αの変化量が少ない。したがって、歯厚減少部における径方向内側端部に内歯車の歯が当接したときであっても、歯厚減少部における径方向外側端部に内歯車の歯が当接したときとほぼ同等の大きさの力Frを外歯車の歯に作用させることができる。したがって、歯厚減少部の歯面の曲率半径が小さい場合に比べて、出力トルクを大きくすることができる。
また、本発明の他の特徴は、歯厚減少部の歯面は、凹状の円弧面であることにある。また、本発明の他の特徴は、内歯車の歯における外歯車に当接する部分の歯面は、凸状の円弧面又は平面であることにある。本発明によれば、内歯車及び外歯車の歯の歯面の形状は比較的単純であるので、内歯車及び外歯車を簡単に製造できる。
本発明の一実施形態に係る波動歯車装置の斜視図である。 図1の波動歯車装置を分解して負荷側から見た斜視図である。 図1の波動歯車装置を分解して駆動源側から見た斜視図である。 内歯車の歯の部分を拡大した拡大図である。 外歯車の歯の部分を拡大した拡大図である。 図1の波動歯車装置の内歯車及び外歯車の歯に作用する力の方向を説明するための概念図である。 従来の波動歯車装置の内歯車及び外歯車の歯に作用する力の方向を説明するための概念図である。
本発明の一実施形態に係る波動歯車装置10について説明する。波動歯車装置10は、図1に示すように、一般にフラット型と呼ばれるタイプであるが、本発明は、カップ型、シルクハット型と呼ばれるタイプの波動歯車装置にも適用可能である。波動歯車装置10は、波動歯車装置10の外郭を構成するハウジング11を有する。このハウジング11は、駆動源側に位置する駆動源側ハウジング12と負荷側に位置する負荷側ハウジング15を備えている。駆動源側ハウジング12からは駆動源に接続される入力軸SIが突出し、負荷側ハウジング15からは負荷に接続される出力軸SOが突出している。駆動源からの駆動力が入力軸SIから波動歯車装置10に入力され、波動歯車装置10で減速されるとともに出力軸SOから出力される。入力軸SIと出力軸SOは、同一直線上であってそれぞれ反対の方向に突出する。以下、入力軸SI及び出力軸SOの突出方向を軸線方向と呼び、入力軸SIが突出する側を駆動源側と呼び、出力軸SOが突出する側を負荷側と呼ぶ。
図2及び図3に示すように、駆動源側ハウジング12は、リング状に形成されている。駆動源側ハウジング12の内周面には、内歯車13が一体的に形成されている。内歯車13はその中心軸方向が軸線方向に一致するように配置される。また、駆動源側ハウジング12の駆動源側の端面には、入力軸SIを回転可能に支持する軸受部14が一体的に形成されており、負荷側の端面は開口している。
次に、内歯車13の歯の歯形について説明する。図4に示すように、内歯車13の歯の歯厚は、内歯車13の径方向(歯の歯丈方向)における外側(歯底側)から内側(歯先側)へ向かうに従って減少している。そして、その歯厚の減少率は、内歯車13の歯における径方向外側(歯底側)の端部寄りに位置する第1部分131においては一定であるが、第1部分131の径方向内側(歯先側)の端部に連続する第2部分132及び第2部分132の径方向内側(歯先側)の端部に連続する第3部分133においては径方向外側から内側へ向かうに従って増大している。すなわち、第1部分131の歯面は平面であり、第2部分132及び第3部分133の歯面は凸状の円弧面である。第2部分132の歯面の曲率半径は、第3部分133の歯面の曲率半径よりも大きい。例えば、第2部分132の歯面の曲率半径は、1.5mmであり、第3部分133の歯面の曲率半径は、0.3mmである。
負荷側ハウジング15は、有底円筒状に形成されていて、底面を形成する円板部分の中央には、出力軸SOを回転可能に支持する円筒状の軸受部16が一体的に形成されている。
上記構成の駆動源側ハウジング12の開口面と負荷側ハウジング15の開口面が対面するように両者が付き合わされ、その状態でボルト等の締結部材で両者が締結されることによりハウジング11が形成される。このようなハウジング11の内側に、カップリング歯車17、外歯車18及び波動発生器19が収納される。カップリング歯車17、外歯車18及び波動発生器19は回転する部材であり、それぞれの回転中心軸線が同一直線上に位置するように、ハウジング11内に収納される。
カップリング歯車17は、円筒状の側周部17aと、側周部17aの一方の端面を塞ぐように設けられた円板部17bとを有し、側周部17aの内周面に歯が形成されている。すなわち、カップリング歯車17は内歯車であり、その径は内歯車13と同径である。カップリング歯車17の円板部17bの負荷側を向いた面の中心部分から出力軸SOが突出して形成されている。このようなカップリング歯車17は、その開口面を内歯車13に向かい合わせた状態で、且つその回転軸方向が軸線方向に一致するように、ハウジング11内に収められている。カップリング歯車17がハウジング11に収められた状態では、出力軸SOが軸受部16に回転可能に支持されるとともに負荷側ハウジング15から突出する。
外歯車18は、環状に形成されたリムR1を備え、リムR1の外周面に歯が一体的に形成されている。この外歯車18は、その回転軸方向が軸線方向に一致し、且つ内歯車13の内周側及びカップリング歯車17の内周側に共に亘るように、これらの内部に収められている。したがって、外歯車18の歯のうち負荷側寄りの部分がカップリング歯車17の歯に噛み合い可能であり、駆動源側の部分が内歯車13の歯に噛み合い可能である。
次に、外歯車18の歯の歯形について説明する。図5に示すように、外歯車18の歯は、歯底面から外歯車18の径方向(歯の歯丈方向)における外側(歯先側)に向けて形成された第1部分181と、第1部分181の径方向外側(歯先側)の端部に連続する第2部分182とを有する。両部分の接続位置(境界位置)は、外歯車18の歯の径方向(歯の歯丈方向)における中央部Oよりも外側(歯先側)の位置である。したがって、第1部分181の歯丈方向長さは第2部分182の歯丈方向長さよりも長い。第1部分181の歯厚は、外歯車18の径方向内側(歯底側)から外側(歯先側)へ向かうに従って減少している。そして、その歯厚の減少率は、径方向内側(歯底側)から外側(歯先側)へ向かうに従って減少している。一方、第2部分182の歯厚は径方向内側から外側へ向かうに従って減少し、歯厚の減少率は径方向内側(歯底側)から外側(歯先側)へ向かうに従って増大している。第1部分181の歯面は、凹状の円弧面であり、その曲率半径は、歯丈に比べて十分に大きい。第1部分181の歯面の曲率半径は、歯丈の2倍以上であるとよい。本実施形態においては、外歯車18の歯の歯丈は3.4mmであり、第1部分181の曲率半径は6.8mmである。また、第2部分182の歯面は、凸状の円弧面である。第1部分181の曲率半径は、内歯車13の第2部分132の曲率半径よりも大きい。
内歯車13の歯の第1部分131の径方向中間部(歯先寄りの部分)から第2部分132の径方向中間部(歯元寄りの部分)に亘る領域B(図4参照)内の部分が、外歯車18の第1部分181の径方向外側の端部側の領域、すなわち第1部分181の歯先側の領域A内の部分に当接するように、外歯車18が内歯車13に対して設計されている。第1部分181が本発明の歯厚減少部に相当する。領域Aは、第1部分181のうち外歯車18の歯の径方向における中央部(歯丈の中央部)Oよりも径方向外側(歯先側)に位置している。内歯車13の歯の領域B内の部分が領域A内の部分に当接している状態を内歯車13の歯と外歯車18の歯が噛み合っている状態という。外歯車18の歯と内歯車13の歯とが噛み合った状態において、外歯車18の歯の歯底面と内歯車13の歯の歯先面との間には、比較的大きなクリアランス(例えば、1mm)が形成される。
また、外歯車18のリムR1の内周面には、リムR1の外周面に形成された歯の歯幅方向に延びる溝18aが形成されている。この溝18aは、リムR1の外周面のうち歯が形成されている部分とは反対側の内周面の部分に形成されている。したがって、外歯車18の歯数と同数の溝18aが形成されている。このような外歯車18の内側に波動発生器19が嵌め込まれる。外歯車18は可撓性を有しており、次に説明するように、波動発生器19によって楕円状に撓められる。
波動発生器19は、円板状に形成された回転板19aを有する。回転板19aはその回転軸方向が軸線方向に一致するように配置される。回転板19aの駆動源側を向いた面の中央部には、入力軸SIが形成されている。入力軸SIは軸受部14に回転可能に支持される。入力軸SIを回転させると回転板19aが回転する。また、回転板19aの負荷側を向いた面には、軸19b,19bが設けられている。軸19b,19bは、回転板19aの中心を挟むような位置に設けられていて、回転板19aから各軸19bまでの距離は等しい。したがって、回転板19aが回転したときに、これらの軸19b,19bは同一軌跡上を回転する。軸19b,19bには、ローラ19c,19cが組み付けられている。ローラ19c,19cは、軸19b,19b周りに回転可能である。ローラ19c,19cの一部が回転板19aの外周面よりも外側に少し突出している。
外歯車18に波動発生器19が嵌め込まれていない状態では、外歯車18は円環状である。外歯車18に波動発生器19が嵌め込まれると、ローラ19c,19cにおける回転板19aの外周面よりも外側に突出した部分が外歯車18の内周面に当接し、外歯車18は楕円状に撓められる。楕円状に撓められた外歯車18の長軸上に位置する歯及びその周辺に位置するいくつかの歯が、内歯車13及びカップリング歯車17の歯に噛み合う。
外歯車18の歯数とカップリング歯車17の歯数は同一である。これに対して、内歯車13の歯数は外歯車18の歯数よりも2×n枚(nは正の整数)多い。
上記構成の波動歯車装置10において、駆動源からの回転駆動力により入力軸SIが回転すると、回転板19aも回転する。回転板19aの回転によって、回転板19aに軸19b,19bを介して取り付けられているローラ19c,19cが、回転板19aの中心回りを回転する。ローラ19c,19cがこのように回転することによって、楕円状に撓められている外歯車18の長軸部分が移動(回転)する。これにより、外歯車18と内歯車13との噛み合い部、及び、外歯車18とカップリング歯車17との噛み合い部が周方向に移動する。このとき内歯車13の歯は、外歯車18の歯の第1部分181のうち径方向外側(歯先側)に位置する領域Aに噛み合う。そして、外歯車18と内歯車13の歯数差に基づいて外歯車18が内歯車13に対して回転する。一方、外歯車18の歯数はカップリング歯車17の歯数と同一であるので、カップリング歯車17は外歯車18に対して回転しない。つまり、内歯車13に対して外歯車18及びカップリング歯車17が相対回転する。このため、入力軸SIの回転が減速されるとともにその回転がカップリング歯車17に形成された出力軸SOに伝達される。本実施形態においては、外歯車18及びカップリング歯車17の歯数は70枚であり、内歯車13の歯数は72枚である。したがって、波動歯車装置10の減速比は、1:35である。
内歯車13と外歯車18とが噛み合っているときには、図6に示すように、内歯車13及び外歯車18の接点Pにて外歯車18の歯の径方向軸Cと平行な方向に押し付け力Fが作用する。押し付け力Fは、接点Pにおける外歯車18の接線Lに垂直な方向に作用する力Fhと、径方向軸Cに垂直な方向に作用する力Frとの合力とみなすことができる。出力軸SOから取り出される波動歯車装置10の出力トルクは、外歯車18の歯のうち内歯車13に噛み合っている各歯に作用している力Frと出力軸SOから接点Pまでの距離との積の総和に比例する。力Frは、押し付け力Fを、接点Pにおける接線Lと外歯車18の歯の歯丈方向に沿った径方向軸Cとのなす角αの正接で除すことにより求められる(Fr=F/tanα)。したがって、前記各歯における角度αが小さいほど、波動歯車装置10の出力トルクが大きい。
図7に示す従来の外歯車のように、内歯車の歯に当接する部分の歯面が凸面状に形成されている場合には、内歯車の歯と外歯車の歯との接点Pが外歯車の歯底面に近いほど、径方向軸Cに対する歯面の傾斜角度が小さくなるため角度αは小さくなる。つまり、上記従来の波動歯車装置によれば、外歯車の歯の歯底面に近い部分に内歯車の歯を当接させなければ大きなトルクを得ることができない。これに対し、本実施形態の波動歯車装置10によれば、外歯車18の歯のうち第1部分181の歯厚は、外歯車18の径方向内側(歯底側)から外側(歯先側)へ向かうに従って減少し、その減少率は、径方向内側から外側へ向かうに従って減少している。すなわち、第1部分181の歯面は凹面状に形成されている。そのため、内歯車13の歯と外歯車18の歯との接点Pが外歯車18の歯先側に近いほど、径方向軸Cに対する歯面の傾斜角度が小さくなるため角度αは小さくなる。つまり、内歯車13の歯と外歯車18の歯との接点Pが第1部分181のうち歯先寄りの部分である領域Aに位置していれば、角度αは十分に小さい。したがって、本実施形態のように、領域Aにて内歯車13の歯を当接させることにより大きな出力トルクを得ることができる。
また、領域Aの歯面の曲率半径は、外歯車18の歯の歯丈よりも十分に大きい。そのため、領域Aにおける接点Pの位置が多少変化しても、角度αの変化量が小さい。したがって、領域Aにおける径方向内側端部に内歯車13の歯が当接したときであっても、領域Aにおける径方向外側端部に内歯車13の歯が当接したときとほぼ同等の大きさの力Frを外歯車18の歯に作用させることができる。
また、領域Aが、外歯車18の歯の径方向中央部(歯丈の中央部)Оよりも外周側(歯先側)に形成されているので、外歯車18の撓み量が小さくても、外歯車18の歯が内歯車13の歯を跨ぐ際に両者が干渉することを防止できる。したがって、本実施形態によれば、高出力で、且つ外歯車18の耐久性を向上させた波動歯車装置10を提供することができる。
また、上記のように、波動歯車装置10においては角度αが小さいので、仮令内歯車13及び外歯車18の製造精度が低く、角度αの大きさが設計値とは多少異なっても、力Fr(=F/tanα)の大きさに与える影響が少ない。したがって、角度αが大きい場合に比べて、出力トルクにバラつきが生じ難い。そのため、内歯車13及び外歯車18が比較的軟質の材料(樹脂、硬質ゴムなど)で構成されていて、それらの製造精度を高く保つことが困難であっても、出力トルクのバラつきを抑制できる。
また、内歯車13の歯の第2部分132及び第3部分133、並びに外歯車18の歯の第1部分181の歯面は円弧面である。このように、内歯車13及び外歯車18の歯の歯面の形状は比較的単純であるので、内歯車13及び外歯車18を簡単に製造できる。
10・・・波動歯車装置、11・・・ハウジング、13・・・内歯車、132・・・第2部分、17・・・カップリング歯車、18・・・外歯車、181・・・第1部分、19・・・波動発生器、SI・・・入力軸、SO・・・出力軸、α・・・角度

Claims (5)

  1. 内歯車と、
    前記内歯車の内側に配置され、環状に形成された外歯車と、
    前記外歯車の内側に配置され、前記外歯車を撓ませて、前記内歯車の一部と前記外歯車の一部とを噛み合わせるとともに、回転駆動されることにより前記内歯車と前記外歯車とが噛み合う部分を前記内歯車及び前記外歯車の周方向に移動させる波動発生器とを備えた波動歯車装置であって、
    前記外歯車の歯は、歯厚が前記外歯車の径方向における内側から外側へ向かうに従って減少し、かつその減少率が前記径方向における内側から外側へ向かうに従って減少している歯厚減少部を有し、
    前記歯厚減少部の歯面に、前記内歯車の歯が当接する、波動歯車装置。
  2. 請求項1に記載の波動歯車装置において、
    前記歯厚減少部は、前記外歯車の歯底面から歯先側に向けて形成されており、
    前記内歯車の歯は、前記歯厚減少部のうち前記外歯車の歯の前記径方向における中央部よりも外側の領域に当接する、波動歯車装置。
  3. 請求項1又は2に記載の波動歯車装置において、
    前記歯厚減少部の歯面の曲率半径は、前記外歯車の歯の歯丈の2倍以上である、波動歯車装置。
  4. 請求項1乃至3のうちのいずれか1つに記載の波動歯車装置において、
    前記歯厚減少部の歯面は、凹状の円弧面である、波動歯車装置。
  5. 請求項1乃至4のうちのいずれか1つに記載の波動歯車装置において、
    前記内歯車の歯における前記外歯車に当接する部分の歯面は、凸状の円弧面又は平面である、波動歯車装置。
JP2012161265A 2012-07-20 2012-07-20 波動歯車装置 Expired - Fee Related JP6040608B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012161265A JP6040608B2 (ja) 2012-07-20 2012-07-20 波動歯車装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012161265A JP6040608B2 (ja) 2012-07-20 2012-07-20 波動歯車装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014020495A true JP2014020495A (ja) 2014-02-03
JP6040608B2 JP6040608B2 (ja) 2016-12-07

Family

ID=50195638

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012161265A Expired - Fee Related JP6040608B2 (ja) 2012-07-20 2012-07-20 波動歯車装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6040608B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110873154A (zh) * 2018-09-04 2020-03-10 住友重机械工业株式会社 挠曲啮合式齿轮装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008026571A1 (en) * 2006-09-01 2008-03-06 Nabtesco Corporation Reduction gear

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008026571A1 (en) * 2006-09-01 2008-03-06 Nabtesco Corporation Reduction gear

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110873154A (zh) * 2018-09-04 2020-03-10 住友重机械工业株式会社 挠曲啮合式齿轮装置
JP2020037972A (ja) * 2018-09-04 2020-03-12 住友重機械工業株式会社 撓み噛み合い式歯車装置
KR20200027408A (ko) * 2018-09-04 2020-03-12 스미도모쥬기가이고교 가부시키가이샤 휨맞물림식 기어장치
US11085509B2 (en) * 2018-09-04 2021-08-10 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. Bending meshing type gear device
JP7088790B2 (ja) 2018-09-04 2022-06-21 住友重機械工業株式会社 撓み噛み合い式歯車装置
DE102019123033B4 (de) 2018-09-04 2022-12-22 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. Zahnradvorrichtung des Biegeeingriffstyps mit einem Zahnrad aus Harz
KR102719239B1 (ko) * 2018-09-04 2024-10-17 스미도모쥬기가이고교 가부시키가이샤 휨맞물림식 기어장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP6040608B2 (ja) 2016-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6028907B2 (ja) 波動歯車装置
TWI632309B (zh) Harmonic gear unit
CN103582768B (zh) 波动齿轮装置及其波动发生器
CN102840280B (zh) 减速机、机械臂以及机械手
WO2013024511A1 (ja) 波動歯車装置の可撓性外歯歯車
JP7546651B2 (ja) 高減速比変速機
KR102303739B1 (ko) 파동기어장치
WO2016194066A1 (ja) フラット型波動歯車装置
JP2013199948A5 (ja)
TWI695942B (zh) 諧波產生器及諧波齒輪裝置
TWI608185B (zh) 雙模式諧波齒輪裝置
TW201730450A (zh) 平板型諧波齒輪裝置
JP2017044287A (ja) 波動歯車伝達装置
TWI608184B (zh) 雙模式諧波齒輪裝置、及諧波齒輪裝置之外齒齒輪之半徑方向撓曲量的設定方法
WO2012165395A1 (ja) 摩擦伝動式波動変速機
TWI620882B (zh) 雙模式諧波齒輪裝置
JP2013238260A (ja) セラシ歯車装置
CN108700174B (zh) 谐波传动装置
KR102883028B1 (ko) 가요성 기어 휠 및 이러한 가요성 기어 휠을 갖는 기어 기구
WO2015045008A1 (ja) 波動歯車装置
JP6040608B2 (ja) 波動歯車装置
CN108138911B (zh) 齿轮传动装置
CN112709802B (zh) 用于谐波驱动器结构的减速器的波发生器
TW201636521A (zh) 減速機
JP6599682B2 (ja) 遊星歯車装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150610

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160311

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160329

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160526

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161011

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161024

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6040608

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees