JP2014020318A - 可変ノズル制御装置及び可変容量式ターボチャージャ - Google Patents

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Abstract

【課題】可変ノズル駆動系の部品の破損を抑制することができる可変ノズル制御装置及び可変容量式ターボチャージャを提供する。
【解決手段】可変ノズル制御装置34は、複数の可変ノズルを駆動するノズル駆動ユニット35を備えている。ノズル駆動ユニット35は、各可変ノズルと連結された駆動伝達部36と、駆動源37と、駆動伝達部36と駆動源37とに連結されたリンク機構38とを有している。また、可変ノズル制御装置34は、可変ノズルの基準位置を学習するための学習用ストッパ41と、ECU42とを備えている。学習用ストッパ41は、可変ノズルが全閉状態となるときに、リンク機構38と当接するように調整されている。ECU42は、前回可変ノズル全閉学習を実施してからのIGスイッチ43のON時間が閾値を超えると、可変ノズル全閉学習を実施するように駆動源37のDCモータ39を制御する。
【選択図】図4

Description

本発明は、可変容量式ターボチャージャに設けられた可変ノズルの開度を制御する可変ノズル制御装置、及び可変容量式ターボチャージャに関するものである。
例えばディーゼルエンジンには、可変容量式ターボチャージャが広く採用されている。可変容量式ターボチャージャは、排気ガスの流速を調整する可変ノズルを有している。可変ノズルの開度調整は、ステッピングモータ、DCモータ等のアクチュエータによって行われている。可変ノズルの開度調整を精度良く行うには、開度の基準値が重要となる。そこで、エンジンの停止時に、可変ノズルを全閉とした時の開度検出値を基準値とするような学習(可変ノズル全閉学習)を行うことにより、開度のばらつきを解消することが提案されている。
そのような可変ノズル全閉学習を行う従来技術としては、例えば特許文献1に記載されているものが知られている。特許文献1に記載の技術は、複数の可動ベーン(可変ノズル)にユニゾンリングを介して接続されたアームと、このアームを移動させるステッピングモータと、アームと係合するストッパ突き当て位置規制部材とを備え、ステッピングモータによりアームを移動させて位置規制部材に突き当て、その時の可動ベーンの開度(全閉状態)を基準位置とするというものである。
特開2002−4869号公報
しかしながら、上記従来技術においては、以下の問題点が存在する。即ち、可変ノズル全閉学習を行う際には、可変ノズル自体の劣化、可変ノズルへの排気ガス中のススの堆積等に伴う可変ノズルの渋りを考慮して、モータの駆動力を大きくする必要がある。しかし、大きなモータ駆動力でアームを位置規制部材に突き当てると、モータ、ギア等といった可変ノズル駆動系に大きな負荷がかかる。このため、ノズル全閉学習を行う回数が多くなるに従い、可変ノズル駆動系の部品が破損しやすくなる。
本発明の目的は、可変ノズル駆動系の部品の破損を抑制することができる可変ノズル制御装置及び可変容量式ターボチャージャを提供することである。
本発明は、エンジンの可変容量式ターボチャージャに設けられた可変ノズルの開度を制御する可変ノズル制御装置において、可変ノズルを駆動するノズル駆動手段と、可変ノズルが全閉状態であるときにノズル駆動手段と当接するように構成され、可変ノズルの基準位置を学習するための学習用ストッパと、エンジンの停止時に、ノズル駆動手段を学習用ストッパに突き当てるように制御する制御手段とを備え、制御手段は、前回ノズル駆動手段を学習用ストッパに突き当てた後のエンジンの稼働時間を含む学習実施判断時間をカウントする手段と、学習実施判断時間が所定時間に達したかどうかを判定する手段と、学習実施判断時間が所定時間に達すると、ノズル駆動手段を学習用ストッパに突き当てるように制御する手段とを有することを特徴とするものである。
このような本発明の可変ノズル制御装置においては、エンジンの停止時に、ノズル駆動手段を学習用ストッパに突き当てるように制御することで、可変ノズルの全閉学習を実施する。このとき、前回可変ノズルの全閉学習を実施した後のエンジンの稼働時間を含む学習実施判断時間をカウントし、その学習実施判断時間が所定時間に達したときに、今回の可変ノズルの全閉学習を実施することにより、エンジンを停止させる度に毎回可変ノズルの全閉学習を実施する必要は無い。これにより、可変ノズルの全閉学習の実施頻度が少なくなるため、ノズル駆動手段(可変ノズル駆動系)の部品の破損を抑制することができる。
好ましくは、学習実施判断時間は、前回ノズル駆動手段を学習用ストッパに突き当てた後のエンジンの稼働時間のみである。この場合には、前回可変ノズルの全閉学習を実施した後のエンジンの稼働時間のみを学習実施判断時間としてカウントすることになるため、可変ノズルの全閉学習の実施頻度が更に少なくなる。従って、ノズル駆動手段の部品の破損を一層抑制することができる。
また、学習実施判断時間は、前回ノズル駆動手段を学習用ストッパに突き当てた後のエンジンの稼働時間及び停止時間の合計であっても良い。この場合には、前回可変ノズルの全閉学習を実施してからの単なる経過時間を学習実施判断時間としてカウントすることになるため、エンジンの始動及び停止によるカウントアップ及びカウントストップを繰り返さなくて済む。従って、可変ノズルの全閉学習実施の判断処理を簡素化することができる。
本発明の可変容量式ターボチャージャは、上述した可変ノズル制御装置を備えることを特徴とするものである。このように上記の可変ノズル制御装置を設けることにより、上述したように、エンジンを停止させる度に毎回可変ノズルの全閉学習を実施する必要は無い。これにより、可変ノズルの全閉学習の実施頻度が少なくなるため、ノズル駆動手段(可変ノズル駆動系)の部品の破損を抑制することができる。
好ましくは、可変容量式ターボチャージャが産業車両に搭載されている。特にフォークリフト等の産業車両では、乗用車に比べてエンジンの始動・停止回数が格段に多い。このため、エンジンの停止時に毎回可変ノズル全閉学習を実施すると、すぐに可変ノズル全閉学習回数制限(可変ノズル全閉学習保証回数)を超えてしまう。従って、本発明の可変容量式ターボチャージャは、産業車両に適用するのが最も効果的である。
本発明によれば、可変ノズル駆動系の部品の破損を抑制することができる。これにより、可変容量式ターボチャージャの信頼性を向上させることが可能となる。
本発明に係る可変ノズル制御装置の一実施形態を含む可変容量式ターボチャージャを備えたディーゼルエンジンを示す概略構成図である。 図1に示したディーゼルエンジンの可変容量式ターボチャージャを示す断面図である。 図2に示した可変容量式ターボチャージャの可変ノズルの開閉状態を示す図である。 本発明に係る可変ノズル制御装置の一実施形態を示す構成図である。 図4に示したECUによる可変ノズル全閉学習処理の手順を示すフローチャートである。 本発明に係る可変ノズル制御装置の他の実施形態として、図5に示した可変ノズル全閉学習処理の手順の変形例を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る可変ノズル制御装置及び可変容量式ターボチャージャの好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係る可変ノズル制御装置の一実施形態を含む可変容量式ターボチャージャを備えたディーゼルエンジンを示す概略構成図である。同図において、ディーゼルエンジン1は、コモンレール式の4気筒直列ディーゼルエンジンであり、産業車両の一つであるフォークリフトに搭載されている。
ディーゼルエンジン(以下、単にエンジン)1はエンジン本体2を備え、このエンジン本体2には4つのシリンダ3が設けられている。各シリンダ3には、燃焼室4内に燃料を噴射するインジェクタ5がそれぞれ配設されている。各インジェクタ5はコモンレール6に接続されており、コモンレール6に貯留された高圧燃料が各インジェクタ5に供給される。
エンジン本体2には、燃焼室4内に空気を吸入するための吸気通路7がインテークマニホールド8を介して接続されている。吸気通路7には、上流側から下流側に向けてエアクリーナー9、インタークーラー10及びスロットルバルブ11が設けられている。また、エンジン本体2には、燃焼後の排気ガスを排出するための排気通路12がエキゾーストマニホールド13を介して接続されている。排気通路12には、DPF付きの触媒14が設けられている。
また、エンジン1は、燃焼後の排気ガスの一部を排気再循環(EGR)ガスとして燃焼室4内に還流するEGRユニット15を備えている。EGRユニット15は、吸気通路7とエキゾーストマニホールド13とを繋ぐように設けられ、EGRガスを還流するためのEGR通路16と、エキゾーストマニホールド13から吸気通路7へのEGRガスの還流量を調整するEGRバルブ17と、EGR通路16を通るEGRガスを冷却するEGRクーラ18と、このEGRクーラ18をバイパスするようにEGR通路16に接続されたバイパス通路19と、EGRガスの流路をEGRクーラ18側またはバイパス通路19側に切り替える切替弁20とを有している。
さらに、エンジン1は、可変容量式ターボチャージャ(以下、単にターボチャージャ)21を備えている。ターボチャージャ21は、排気通路12側に配設されたタービン22と、吸気通路7側に配設されたコンプレッサ23とを有している。
タービン22は、図2に示すように、タービンホイール24と、このタービンホイール24を収容するタービンハウジング25とを有している。タービンハウジング25には、排気通路12と連通したスクロール通路25a及び排出通路25bが形成されている。スクロール通路25aは、エキゾーストマニホールド13からの排気ガスを旋回させるための通路である。排出通路25bは、スクロール通路25aの下流側に位置し、スクロール通路25a内の排気ガスをタービンホイール24を介して排出するための通路である。
コンプレッサ23は、コンプレッサインペラ26と、このコンプレッサインペラ26を収容するコンプレッサハウジング27とを有している。コンプレッサハウジング27には、吸気通路7と連通した導入通路27a及び送出通路27bが形成されている。導入通路27aは、エアクリーナー9からの吸入空気を導入するための通路である。送出通路27bは、導入通路27aの下流側に位置し、コンプレッサインペラ26により圧縮された吸入空気を送出するための通路である。
タービンホイール24とコンプレッサインペラ26とは、タービンシャフト28により連結されている。タービンシャフト28は、中間ハウジング29にベアリング(図示せず)を介して回転可能に支持されている。
燃焼室4から排出された排気ガスがタービン22に導入されると、排気ガスのエネルギーによってタービンホイール24が回転する。そして、タービンシャフト28を介してタービンホイール24と一体化されたコンプレッサインペラ26が回転し、そのコンプレッサインペラ26の回転によって圧縮された吸入空気がコンプレッサ23から燃焼室4に供給される。
また、タービン22は、図2及び図3に示すように、環状のノズルプレート30と、このノズルプレート30にノズル軸部31を介して回動可能に取り付けられた複数の可変ノズル32とを有している。各可変ノズル32は、タービンハウジング25のスクロール通路25aから排出通路25bに流れる排気ガスの向き及び流速を調整するものである。各可変ノズル32は、ノズルプレート30の円周方向に等間隔で配置されている。各ノズル軸部31は、図示しないアームを介してユニゾンリング33に連結されており、ユニゾンリング33の回動に同期して回動する。ここでは、ノズル軸部31を含むユニゾンリング33周りの構造については、特に詳述しないが、例えば特開2009−180110号公報等に開示されているような公知の構造である。
ターボチャージャ21は、各可変ノズル32の開度を制御する可変ノズル制御装置34(図4参照)を更に備えている。可変ノズル制御装置34は、各ノズル軸部31を介して各可変ノズル32を駆動するノズル駆動ユニット(ノズル駆動手段)35を有している。
ノズル駆動ユニット35は、図2に示すように、上記のユニゾンリング33と、このユニゾンリング33に連結された駆動伝達部36とを有している。また、ノズル駆動ユニット35は、図4に示すように、駆動源37と、駆動伝達部36と駆動源37とに連結された4節平行型のリンク機構38とを有している。駆動源37は、DCモータ39と、このDCモータ39の出力軸39aに取り付けられたウォーム40a及びこれと螺合するウォームホイール40bからなるウォームギア40とを有している。ウォームギア40は、グリスGにより潤滑されている。リンク機構38の一端部はウォームホイール40bに連結され、リンク機構38の他端部は駆動伝達部36に連結されている。駆動伝達部36は、リンク機構38を介して伝達された駆動力を、ユニゾンリング33を回動させる力に変換する。
このようなノズル駆動ユニット35において、DCモータ39を回転させると、ウォームギア40、リンク機構38、駆動伝達部36、ユニゾンリング33及び各ノズル軸部31を介して各可変ノズル32が回動(傾動)する。このとき、DCモータ39を一方向に回転させると、図3(a)に示すように、各可変ノズル32の開度が大きくなり、各可変ノズル32間の流路面積が増加し、排気ガスの流速が減少する。一方、DCモータ39を他方向に回転させると、図3(b)に示すように、各可変ノズル32の開度が小さくなり、各可変ノズル32間の流路面積が減少し、排気ガスの流速が増加する。
また、可変ノズル制御装置34は、図4に示すように、可変ノズル32の基準位置を学習するための学習用ストッパ41を有している。学習用ストッパ41は、可変ノズル32が全閉状態となるときに、リンク機構38の中間リンク38aの一端部(駆動伝達部36側端部)と当接するように調整されている。なお、学習時における可変ノズル32の全閉位置は、運転中における可変ノズル32の稼働範囲の全閉位置よりも更に閉じた状態としている。
さらに、可変ノズル制御装置34は、図4に示すように、ノズル駆動ユニット35を制御する制御手段である電子制御ユニット(ECU)42を有している。ECU42には、エンジン1の始動及び停止の指示操作を行うためのイグニッション(IG)スイッチ43と、可変ノズル32の開度を検出するポテンショメータ44とが接続されている。ECU42は、運転時に可変ノズル32を制御する通常制御処理と、エンジン1の停止時に、可変ノズル32の全閉状態を基準位置とするような学習を行う可変ノズル全閉学習処理とを実行する。
図5は、ECU42による可変ノズル全閉学習処理の手順を示すフローチャートである。なお、本処理において、ECU42に内蔵されたタイマのカウント値は予め0になっている。
同図において、まずIGスイッチ43がOFF状態であるかどうか、つまりエンジン1が停止状態であるかどうかを判断する(手順S101)。IGスイッチ43がON状態であるときは、上記のタイマをカウントアップする(手順S102)。
IGスイッチ43がOFF状態であるときは、タイマのカウント値が予め決められた閾値以上であるかどうかを判断する(手順S103)。閾値は、例えば下記式から算出される。なお、下記式のパラメータは、エンジン本体2及びターボチャージャ21の設計条件等によって決まっている。
閾値=(エンジン保証時間/学習用ストッパ突き当て保証回数)×安全率
タイマのカウント値が閾値以上でないときは、手順S101に戻る。タイマのカウント値が閾値以上であるときは、上記の可変ノズル全閉学習を実施する(手順S104)。具体的には、リンク機構38の中間リンク38aの一端部を学習用ストッパ41に突き当てるように、DCモータ39を制御する。そして、タイマのカウント値を0にクリアし(手順S105)、手順S101に戻る。
このように本可変ノズル全閉学習処理においては、IGスイッチ43がOFF状態にあるときに、前回可変ノズル全閉学習を実施してからのIGスイッチ43のON時間つまり実質上のエンジン1の稼働時間が閾値を超えると、可変ノズル全閉学習を実施する。すると、各可変ノズル32が全閉状態となり、この状態が各可変ノズル32の基準位置となる。従って、その時のポテンショメータ44の開度検出値を基準値(例えば0)とすることで、ポテンショメータ44の開度検出値のばらつきを解消することができる。
以上において、上記手順S102,105は、前回ノズル駆動手段35を学習用ストッパ41に突き当てた後のエンジン1の稼働時間を含む学習実施判断時間をカウントする手段として機能する。上記手順S103は、学習実施判断時間が所定時間に達したかどうかを判定する手段として機能する。上記手順S104は、学習実施判断時間が所定時間に達すると、ノズル駆動手段35を学習用ストッパ41に突き当てるように制御する手段として機能する。
ところで、フォークリフトでは、運転者が運転席から離れるときは必ずエンジン1を止める必要があり、また運転者が運転席から降りて作業する機会も多いため、乗用車等の自動車に比べてエンジン1の始動・停止回数が格段に多くなる。特に顕著な荷役作業のケースでは、5分に満たない間隔でエンジン1の始動・停止が何度も繰り返される。このため、エンジン1を停止させる度に毎回可変ノズル全閉学習を実施する場合には、リンク機構38を学習用ストッパ41に突き当てる回数が多くならざるを得ない。特に、可変ノズル32自体が劣化したり、排気ガス中のススが可変ノズル32に堆積すると、可変ノズル32が動きにくくなるため、可変ノズル全閉学習を実施する際には、DCモータ39の駆動力を大きくする必要がある。
このため、学習用ストッパ41へのリンク機構38の突き当てを繰り返し行うと、次第にリンク機構38の突き当て時に、ウォームギア40に大きな負荷が加わってグリスGが劣化し、グリスGの劣化によりウォームギア40が破損することがある。また、リンク機構38にも大きな負荷が加わるため、リンク機構38の突き当て部及びベアリングの摩耗、リンク機構38自体の曲がりやゆがみが生じることもある。さらに、DCモータ39の負荷増大によってDCモータ39が発熱することもある。
これに対し本実施形態では、エンジン1を停止させても、前回可変ノズル全閉学習を実施してからのIGスイッチ43のON時間が予め設定された閾値を超えるまでは、可変ノズル全閉学習を実施しないようにするので、リンク機構38を学習用ストッパ41に突き当てる頻度が十分に少なくなる。従って、リンク機構38を学習用ストッパ41に突き当てたときに、ウォームギア40、リンク機構38及びDCモータ39に大きな負荷が加わりにくくなるため、ウォームギア40の破損、リンク機構38の突き当て部及びベアリングの摩耗、リンク機構38自体の曲がりやゆがみ、DCモータ39の発熱を抑制することができる。これにより、ターボチャージャ21の信頼性を向上させることが可能となる。
図6は、本発明に係る可変ノズル制御装置の他の実施形態として、図5に示した可変ノズル全閉学習処理の手順の変形例を示すフローチャートである。
同図において、まずタイマをカウントアップする(手順S201)。続いて、タイマのカウント値が上記の閾値以上であるかどうかを判断する(手順S202)。タイマのカウント値が閾値以上でないときは、手順S201に戻る。タイマのカウント値が閾値以上であるときは、IGスイッチ43がOFF状態であるかどうかを判断する(手順S203)。IGスイッチ43がON状態であるときは、手順S201に戻る。
IGスイッチ43がOFF状態であるときは、可変ノズル全閉学習を実施する(手順S204)。具体的には、リンク機構38の中間リンク38aの一端部を学習用ストッパ41に突き当てるように、DCモータ39を制御する。そして、タイマのカウント値を0にクリアし(手順S205)、手順S201に戻る。
このように本可変ノズル全閉学習処理においては、IGスイッチ43がOFF状態にあるときに、前回可変ノズル全閉学習を実施してからの経過時間つまり実質上のエンジン1の稼働時間に相当するIGスイッチ43のON時間とエンジン1の停止時間に相当するIGスイッチ43のOFF時間との合計時間が閾値を超えていると、可変ノズル全閉学習を実施する。
以上において、上記手順S201,205は、前回ノズル駆動手段35を学習用ストッパ41に突き当てた後のエンジン1の稼働時間を含む学習実施判断時間をカウントする手段として機能する。上記手順S202は、学習実施判断時間が所定時間に達したかどうかを判定する手段として機能する。上記手順S204は、学習実施判断時間が所定時間に達すると、ノズル駆動手段35を学習用ストッパ41に突き当てるように制御する手段として機能する。
本実施形態においては、エンジン1を停止させても、前回可変ノズル全閉学習を実施してからの経過時間が予め設定された閾値を超えるまでは、可変ノズル全閉学習を実施しないようにするので、リンク機構38を学習用ストッパ41に突き当てる頻度が少なくなる。従って、リンク機構38を学習用ストッパ41に突き当てることによるウォームギア40の破損等を抑制することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態では、リンク機構38を学習用ストッパ41に突き当てる構成としたが、特にそれに限定されるものではなく、ノズル駆動ユニット35の一部を学習用ストッパ41に突き当てれば良い。例えば、ユニゾンリング33を学習用ストッパに突き当てる構成としても良く、具体的には、ユニゾンリング33に回転軸方向に延びる凸部を設けると共に中間ハウジング29に学習用ストッパを設け、配置ユニゾンリング33の回動により学習用ストッパに凸部が突き当たる構造とすることが可能である。
また、上記実施形態は、可変容量式ターボチャージャ付きのディーゼルエンジンを搭載したフォークリフトについてであるが、本発明の可変ノズル制御装置は、フォークリフト以外の産業車両(例えばトラクターショベル等)及び乗用車等の自動車に搭載されたエンジンの可変容量式ターボチャージャにも適用可能である。
1…ディーゼルエンジン、21…可変容量式ターボチャージャ、32…可変ノズル、34…可変ノズル制御装置、35…ノズル駆動ユニット(ノズル駆動手段)、38…リンク機構、41…学習用ストッパ、42…ECU(制御手段)。

Claims (5)

  1. エンジンの可変容量式ターボチャージャに設けられた可変ノズルの開度を制御する可変ノズル制御装置において、
    前記可変ノズルを駆動するノズル駆動手段と、
    前記可変ノズルが全閉状態であるときに前記ノズル駆動手段と当接するように構成され、前記可変ノズルの基準位置を学習するための学習用ストッパと、
    前記エンジンの停止時に、前記ノズル駆動手段を前記学習用ストッパに突き当てるように制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前回前記ノズル駆動手段を前記学習用ストッパに突き当てた後の前記エンジンの稼働時間を含む学習実施判断時間をカウントする手段と、前記学習実施判断時間が所定時間に達したかどうかを判定する手段と、前記学習実施判断時間が前記所定時間に達すると、前記ノズル駆動手段を前記学習用ストッパに突き当てるように制御する手段とを有することを特徴とする可変ノズル制御装置。
  2. 前記学習実施判断時間は、前回前記ノズル駆動手段を前記学習用ストッパに突き当てた後の前記エンジンの稼働時間のみであることを特徴とする請求項1記載の可変ノズル制御装置。
  3. 前記学習実施判断時間は、前回前記ノズル駆動手段を前記学習用ストッパに突き当てた後の前記エンジンの稼働時間及び停止時間の合計であることを特徴とする請求項1記載の可変ノズル制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項記載の可変ノズル制御装置を備えることを特徴とする可変容量式ターボチャージャ。
  5. 産業車両に搭載されていることを特徴とする請求項4記載の可変容量式ターボチャージャ。
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