JP2014008777A - インサート成形品 - Google Patents

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章 大島
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Abstract

【課題】コストアップにならず、棒状のインサート部品や成形品の形状や大きさによらず、金型の挿着孔へのインサート部品の挿着を良好に行うことができる棒状インサート部品の挿着方法を提供する。
【解決手段】棒状インサート部品(1)に樹脂をインサート成形するために、棒状インサート部品(1)を金型(KDG)の挿着孔(K9a)に挿着する。ホルダ(HD1)により棒状インサート部品(1)を鉛直姿勢で保持する保持ステップと、ホルダ(HD1)で保持した棒状インサート部品(1)を金型(KDG)の挿着孔(K9a)の直上に位置させる位置決めステップと、棒状インサート部品(1)を、ホルダ(HD1)による保持を解除すると共に空気の圧力で付勢して挿着孔(K9a)内に挿入する挿入ステップと、を含むようにした。
【選択図】図12

Description

本発明は、棒状インサート部品の挿着方法,棒状インサート部品挿着装置,インサート成形品の製造方法,及びインサート成形品に係り、特に、シャフトやピン等の棒状のインサート部品を、金型に形成したインサート部品挿着用の孔に挿着して行う樹脂のインサート成形における、棒状インサート部品の挿着方法,棒状インサート部品挿着装置,インサート成形品の製造方法,及びインサート成形品に関する。
金型に形成された孔にシャフトやピン等の棒状のインサート部品を挿着して樹脂によるインサート成形を行う技術についての一例が特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載された技術は、挿入ハンドで把持した棒状のインサート部品を金型に形成した挿着孔に鉛直上方からある程度挿入し、その後挿入ハンドを離すと、挿入により挿着孔内で圧縮された空気の反発力によってインサート部品が挿着孔から飛び出してしまう場合があることを防止するためのものである。
具体的には、エジェクタピンを磁性材料で形成すると共に金型内のエジェクタピンの側部位置に電磁石コイルを設け、電磁石コイルで発生させた磁力によってエジェクタピンを介してインサート部品を磁気吸引し、インサート部品が挿着孔から飛び出して抜けるのを防止するようになっている。
実開平4−104417号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術は、金型内に電磁石コイルを設けているのでその分コストアップになる。
また、棒状体の大きさや成形品の形状によっては、金型内に電磁石コイルを設ける充分なスペースがなく金型の設計が難しくなる。
また、棒状体が小さい場合には、電磁石コイルを内蔵すること自体困難になり、その技術の適用に限界がある、
また、磁気により磁性体の異物が吸い寄せられて不具合が生じる虞が高まる。
また、効果を得るにはインサート部品が磁性材料でなければならない。
また、挿着孔が長い場合には、エジェクタピンと挿着孔に挿入されるインサート部材との距離が遠く、磁力が作用し難くなる。
などの問題点がある。
一方で、インサート部品の外表面が高精度に仕上げられている場合など、外表面の僅かな傷付きでインサート部品が不良となる場合は、インサート部品の表面と他の部材との擦れや局所的な押圧はできるだけ回避しなければならない。
そのため、インサート部品を挿着孔に挿着する際には、飛び出しはもとより、挿着孔へ進入する過程での壁面との擦れや進行方向先端の相手部材(エジェクタピン)との衝突も回避して良好な挿着が為されることが望まれる。特に特許文献1に記載された技術は、エジェクタピンにインサート部品を磁気吸引させるため、インサート部品がエジェクタピンに高速で衝突してインサート部品の先端が変形することが懸念される。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、コストアップにならず、棒状のインサート部品や成形品の形状や大きさによらず、金型の挿着孔へのインサート部品の挿着を良好に行うことができる棒状インサート部品の挿着方法,棒状インサート部品挿着装置,インサート成形品の製造方法,及びインサート成形品を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は手段として次の手順及び構成を有する。
1) 棒状インサート部品(1)に樹脂をインサート成形するために、前記棒状インサート部品(1)を金型(KDG)の挿着孔(K9a)に挿着する棒状インサート部品の挿着方法であって、
ホルダ(HD1)により前記棒状インサート部品(1)を鉛直姿勢で保持する保持ステップと、
前記ホルダ(HD1)で保持した棒状インサート部品(1)を前記金型(KDG)の前記挿着孔(K9a)の直上に位置させる位置決めステップと、
前記棒状インサート部品(1)を、前記ホルダ(HD1)による保持を解除すると共に空気の圧力で付勢して前記挿着孔(K9a)内に挿入する挿入ステップと、を含むことを特徴とする棒状インサート部品の挿着方法である。
2) 前記挿着孔(K9a)と前記棒状インサート部品(1)との間の隙間(S)を、
前記棒状インサート部品(1)の前記挿着孔(K9a)への進入において、前記棒状インサート部品(1)が挿入しつつ前記挿着孔(K9a)内の空気が前記隙間(S)を通って外部へ流出できる流路面積(SM)を有するよう設定してあることを特徴とする1)に記載の棒状インサート部品の挿着方法である。
3) 前記棒状インサート部品(1)における前記挿着孔(K9a)に進入する側の端部に、先端に向かうに従って縮径する縮径部(1a)を設けることを特徴とする1)又は2)に記載の棒状インサート部品の挿着方法である。
4) 前記保持を吸引で行うことを特徴とする1)〜3)のいずれか一つに記載の棒状インサート部品の挿着方法である。
5) 棒状インサート部品(1)を金型(KDG)の挿着孔(K9a)に挿着する棒状インサート部品挿着装置であって、
前記棒状インサート部品挿着装置は、
負圧と正圧とを選択的に発生するポンプ(KY)と、
前記ポンプ(KY)と通気路(HRS)で連結され、前記ポンプ(KY)で発生させた負圧による空気吸引で棒状インサート部品(1)を鉛直姿勢にて吸引保持するホルダ(HD1)と、
前記ホルダ(HD1)により吸引保持された棒状インサート部品(1)が前記金型(KDG)の前記挿着孔(K9a)の直上に位置するよう前記ホルダ(HD1)を移動させるキャリッジ(B5)と、
前記ポンプ(KY)の駆動及び前記キャリッジ(B5)の移動を制御する制御部(SG)と、を備え、
前記制御部(SG)は、棒状インサート部品(1)が前記挿着孔(K9a)の直上にあるときに前記ポンプ(KY)の作動を負圧から正圧に切り替えて、前記ホルダ(HD1)から前記棒状インサート部品(1)を離脱させると共に前記正圧による空気吐出で前記棒状インサート部品(1)を前記装着孔方向に所定の圧力で付勢するよう制御することを特徴とする棒状インサート部品挿着装置である。
6) 固定型(KTG)及び可動型(KDG)からなる成形金型の一方の金型(KDG)の挿着孔(K9a)に挿着された棒状インサート部品(1)に樹脂を一体化させるインサート成形して成形されるインサート成形品の製造方法であって、
ホルダ(HD1)により前記棒状インサート部品(1)を鉛直姿勢で保持する保持ステップと、
前記ホルダ(HD1)で保持した棒状インサート部品(1)を前記金型(KDG)の前記挿着孔(K9a)の直上に位置させる位置決めステップと、
前記棒状インサート部品(1)を、前記ホルダ(HD1)による保持を解除すると共に空気の圧力で付勢して前記挿着孔(K9a)内に挿入する挿入ステップと、
前記一方の金型(KDG)を、前記挿着孔(K9a)に前記棒状インサート部品(1)が挿着された状態で他方の金型(KTG)に対して型締めしてインサート成形を行う成形ステップと、
を含むことを特徴とするインサート成形品の製造方法である。
7) 前記挿着孔(K9a)と前記棒状インサート部品(1)との間の隙間(S)を、
前記棒状インサート部品(1)の前記挿着孔(K9a)への進入において、前記棒状インサート部品(1)が挿入しつつ前記挿着孔(K9a)内の空気が前記隙間(S)を通って外部へ流出できる流路面積(SM)を有するよう設定してあることを特徴とする6)に記載のインサート成形品の製造方法である。
8) 前記棒状インサート部品(1)における前記挿着孔(K9a)に進入する側の端部に、先端に向かうに従って縮径する縮径部(1a)を設けることを特徴とする6)又は7)に記載のインサート成形品の製造方法である。
9) 棒状インサート部品と樹脂とからなるインサート成形品であって、
ホルダ(HD1)により前記棒状インサート部品(1)を鉛直姿勢で保持する保持ステップと、
前記ホルダ(HD1)で保持した棒状インサート部品(1)を、インサート成形金型の一方の金型(KDG)において前記棒状インサート部品(1)を挿着するために設けた挿着孔(K9a)の直上に位置させる位置決めステップと、
前記棒状インサート部品(1)を、前記ホルダ(HD1)による保持を解除すると共に空気の圧力で付勢して前記挿着孔(K9a)内に挿入する挿入ステップと、
前記一方の金型(KDG)を、前記挿着孔(K9a)に前記棒状インサート部品(1)が挿着された状態で他方の金型(KTG)に対して型締めしてインサート成形を行う成形ステップと、
を含む製造方法で製造されたことを特徴とするインサート成形品である。
10) 前記挿着孔(K9a)と前記棒状インサート部品(1)との間の隙間(S)を、前記棒状インサート部品(1)の前記挿着孔(K9a)への進入において、前記棒状インサート部品(1)が挿入しつつ前記挿着孔(K9a)内の空気が前記隙間(S)を通って外部へ流出できる流路面積(SM)を有する設定にして製造されたことを特徴とする9)に記載のインサート成形品である。
11) 前記棒状インサート部品(1)は、前記挿着孔(K9a)に進入する側の端部に、先端に向かうに従って縮径する縮径部(1a)を有することを特徴とする9)又は10)に記載のインサート成形品である。
本発明によれば、コストアップにならず、棒状のインサート部品や成形品の形状や大きさによらず、金型の挿着孔へのインサート部品の挿着を良好に行うことができる、という効果が得られる。
本発明の棒状インサート部品挿着方法の実施例で用いる棒状インサート部品を説明するための平面図である。 本発明のインサート成形品の実施例で成形するインサート成形品を示す半断面図である。 本発明の棒状インサート部品挿着装置の実施例を示す上面図である。 本発明の棒状インサート部品挿着装置の実施例を示す正面図である。 本発明の棒状インサート部品挿着装置の実施例における供給ブロックを説明するための要部の斜視図である。 本発明の棒状インサート部品挿着装置の実施例における供給ブロックの要部を説明するための斜視図である。 本発明の棒状インサート部品挿着装置の実施例で用いるホルダを説明するための半断面図である。 本発明の棒状インサート部品挿着装置の実施例におけるホルダでの棒状インサート部品の吸引保持を説明するための図である。 本発明の棒状インサート部品挿着方法の実施例で用いる可動型の構造を説明するための断面図である。 本発明の棒状インサート部品挿着方法の実施例における棒状インサート部品とエジェクタピンとの当接状態を説明するための断面図である。 本発明の棒状インサート部品挿着方法の実施例で用いる可動型のコアスリーブを説明するための半断面図である。 本発明の棒状インサート部品挿着方法の実施例における棒状インサート部品の挿着過程を説明するための図である。 本発明の棒状インサート部品挿着方法の実施例における棒状インサート部品の挿着で生じる空気流出を説明するための断面図である。 本発明の棒状インサート部品挿着方法の実施例を説明するためのフロー図である。 本発明の棒状インサート部品挿着装置の実施例を説明するためのブロック図である。 本発明の棒状インサート部品挿着方法の実施例における型締め工程を説明するための図である。 本発明のインサート成形品の製造方法の実施例におけるインサート成形品の金型からの取り出し工程を説明するための図である。
図1及び図2は、実施例のインサート成形品の製造方法で製造するインサート成形品BH(以下、単に成形品BHとも称する)を説明する図である。
成形品BHは、ノックピンの一種であって、指で摘める把持部を備えたものである。
具体的には、一端部側に形成され先端に向かうに従って縮径する縮径部1aを有するピン1と、ピン1の他端部側にインサート成形により設けられた把持部2と、を有している。縮径部1aは、最先端部位が軸線上に位置するように設けられている。
ピン1の材質は例えば金属(ステンレス等)であり、把持部2の材質は樹脂(例えばポリプロピレン〔PP〕)である。ここで、ピン1の外径を外径D1としておく。
図3及び図4は、成形品BHを成形するインサート成形装置SS(以下、単に成形装置SSとも称する)の概略全体構成図である。図3はその天面図であり、図4はその正面図である。図3及び図4を参照して、成形装置SSの概略構成について説明する。以下の説明における前後左右上下の各方向は、図3及び図4において矢印で規定した方向とする。
成形装置SSは、ベースB上に、インサート部品(この例においてピン1)の供給ブロックB1と、インサート部品の挿着ブロックB2と、成形ブロックB3と、搬出ブロックB4との四つのブロックを備えている。
また、ベースBには、アーチ状のビームBMが設けられている。ビームBMには、キャリッジB5が、ビームBMに沿って供給ブロックB1,挿着ブロックB2,及び搬出ブロックB4間をキャリッジ駆動部(図示せず)の駆動により移動するよう取り付けられている。
ベースBには、この成形装置SS全体の動作を制御する制御部SG及び動作のための情報を記憶するための記憶部MRが備えられている。この制御部SG及び記憶部MRは成形装置SSの外部に設けられていてもよい。
キャリッジB5には、キャリッジベースB5aがシリンダやモータ等の駆動部(図示せず)の動作により上下方向に昇降可能に取り付けられている。
キャリッジベースB5aには、インサート部品を吸引保持するための一対のホルダHD1及び成形品BHを吸引保持するための一対のホルダHD2が設けられている。
空気吸引のための負圧及び空気吐出のための正圧を選択的に発生するポンプKYは、成形装置SS内(図4参照)又は外部に設けられている。
キャリッジB5が最左側に位置した状態で、ホルダHD1及びホルダHD2は、それぞれ供給ブロックB1及び挿着ブロックB2に対応した位置にあり、最右側に位置した状態で、ホルダHD1及びホルダHD2は、それぞれ挿着ブロックB2及び搬出ブロックB4に対応した位置にある。
キャリッジベースB5aには、複数のガイドピンB5bが設けられており、供給ブロックB1及び挿着ブロックB2には、ガイドピンB5bに対応した位置決め孔(図示せず)が形成されている。
キャリッジベースB5aが下降する際には、ガイドピンB5bと位置決め孔とが係合し、それによりキャリッジベースB5aは上下左右方向の二次元位置が高精度に位置決めされる。
供給ブロックB1は、複数のピン1を寝かせた姿勢で集合保持できるマガジンB1aと、その姿勢のピン1を各列毎に起立させる起立ユニットB1bと、を備えている。マガジンB1aは複数個が並列配置されている。
挿着ブロックB2には、成形品BHを成形するための金型における可動型KDGが取り付けられる。この金型は、例えば成形品BHの二個取り金型であり、可動型KDGに形成された二つのキャビティそれぞれに、ピン1が挿着される挿着孔3が設けられている。
成形ブロックB3は、ベースBに対して支柱B3aにより立設されており、可動型KDGに対応した固定型KTGが取り付けられるようになっている。
可動型KDGが取り付けられた挿着ブロックB2は、成形ブロックB3の下方の固定型KTGに対応した位置と、キャリッジベースB5aの下方の位置との間を回転移動する。そして、固定型KTGに対応した位置で上下動し、固定型KTGとの協働で成形品BHを成形するための型締め型開き動作を行えるようになっている。
この動作に対応し、成形ブロックB3には可動型KDGと固定型KTGとが型締めされた状態で内部のキャビティに樹脂を射出するための射出成形部SKBが備えられている。
搬出ブロックB4は、ホルダHD2で保持された成形品BHからホルダHD2から離脱するブロックであり、成形品BHを整列載置するためのパレット(図示せず)等が配置される。
次に、供給ブロックB1及び可動型KDGの構成と、ホルダHD1の吸引動作について詳述する。
<供給ブロックB1について>
図5に示されるように、供給ブロックB1は、並設された一対のマガジンB1aを備えている。マガジンB1aは、複数のピン1を寝かせた姿勢で横並びに載置して装填できる装填部B1a1と、装填されたピン1を上方側から押さえる開閉カバーB1a2(一方のマガジンのみ記載)と、装填されたピン1を起立ユニットB1b側に押す(矢印DR参照)ためのプッシャ(図示せず)と、を有している。
起立ユニットB1bは、各マガジンB1aに対応した一対の起立ホルダB1b1を有している。
図6に示されるように、起立ホルダB1b1は、ピン1を保持するピンポケットB1b2を有し、所定の回動軸まわりに回動可能(矢印DR1方向)となっている。それにより、起立ホルダB1b1が最左回動位置でピンポケットB1b2にプッシャで押された最端のピン1(図5及び図6では起立ユニットB1b側の複数のピン1は描画していない)を保持しつつ図6における右まわりに回動することで、最右回動位置でピン1を起立姿勢にすることができる。
<ホルダHD1によるピン1の吸引>
起立ホルダB1b1により保持されつつ起立姿勢となったピン1に対し、キャリッジベースB5aが下降して各ホルダHD1によるピン1の吸引保持が行われる。まず、ホルダHD1について詳述する。
図7(A)は、ホルダHD1の半断面図である。
ホルダHD1は、断面形状において異なる内径で階段状となるよう形成された貫通孔HD1aを有している。具体的には、貫通孔HD1aはベースB側(図7の下方側)から他端側に向け縮径する順に同心で形成されている。この例では、貫通孔HD1aは、異なる四種の内径で形成された部分を有している。
他端側には、ホースHRS(図8参照)の一端側が取り付けられる取り付け部HD1bが形成されている。ホースHRSの他端側はポンプKYに接続され、ポンプKYの動作により、矢印QINで示される空気吸引及び矢印QOUTで示される空気吐出が貫通孔HD1aを介して行われる。
また、ベースB側には、吸引保持時にピン1を貫通孔HD1a内に誘導するためのテーパ部HD1cが形成されている。
ホルダHD1は、貫通孔HD1aが複数の径で階段状に形成されているので、異なる径のピン1を吸引保持することができ、高い汎用性が確保されている。
図7(B)は、ホルダHD1にピン1を吸引保持させた状態を示す半断面図である。この例では、ピン1は、貫通孔HD1aにおける最大内径の部位に挿着保持されている。
図8には、キャリッジベースB5aに設けられた一対のホルダHD1が、それぞれ一対の起立ホルダB1b1からピン1を吸引保持して上方に移動する途中の状態が示されている。
キャリッジベースB5aが所定の位置まで上昇したら、キャリッジB5は水平方向に移動し、一対のホルダHD1を挿着ブロックB2の上方に位置させて停止する。具体的には、一対のピン1が一対の可動型KDGに形成された挿着孔3の直上にそれぞれ位置したところで停止する。
可動型KDGは、図9に示される構造を有している。図9には、インサート成形後のキャビティからまだ取り出されていない状態の成形品BHも記載されている。
可動型KDGは、本体部K1と、上本体部K2と、上本体部K2に嵌められたスリーブK8と、スリーブK8内に嵌合して収められたコアスリーブK9と、図9の左右方向に互いに離接するよう往復移動する一対のスライドK3,K3と、を有している。
コアスリーブK9には、エジェクタピンK4及びインサート部品であるピン1が挿通する挿着孔K9aが形成されている。
この挿着孔K9aにはエジェクタピンK4が下方側から上方に向け挿通されている。エジェクタピンK4は、上方側のエジェクタ上プレートK5と、下方側からスペーサK6を介したエジェクタ下プレートK7と、により挟まれ、成形品BHの取り出し動作と連動して上下動する。
図10は図9の「A部」詳細図である。図10には、エジェクタピンK4の先端及び成形品BHのピン1の先端との当接状態が示されている。
図11には、コアスリーブK9の詳細構造が示されている。
コアスリーブK9は、貫通する挿着孔K9aを軸線上に有する筒状部材である。一端側に、スリーブK8と係合させるための拡径による段部K9bが形成されている。ここで挿着孔K9の内径を内径D9としておく。
この内径D9は、ピン1の外径D1に対して所定量ΔDだけ大きくなるように設定されている(ΔD=D9−D1)。挿着孔K9の内周面及びピン1の外周面は、共に高精度に仕上げられている。
次に、図12〜図15を参照し、キャリッジベースB5aにより供給ブロックB1から搬送されたインサート部品であるピン1を、挿着孔K9aに挿着する動作について、キャリッジベースB5aがガイドピンB5bにより挿着ブロックB2に対して位置決めされた時点から説明する。この位置決めがされた状態で、ピン1は挿着孔K9aの直上に位置している。
尚、図14はフロー図であり、図15は成形装置SSのブロック図である。図15には、キャリッジB5及びキャリッジベースB5aの移動や挿着ブロックB2の移動等、各部の移動を司る駆動源を纏めて駆動系KDKと記載してある。
ピン1の挿着に際しては、可動型KDGの挿着孔K9a及びホルダHD1で保持したピン1の軸線が鉛直方向となるように予め調整されている。
また、実施例ではキャリッジベースB5aの動作によって、同時に一対のピン1が一対の挿着孔K9aに挿着されるが、以下の説明では理解を容易にするため、一方のピン1の挿着について説明する。
(キャリッジベースB5aの所定位置への下降;図12(A),図14,及び図15参照)<Step1>
キャリッジベースB5aの水平方向の位置がガイドピンB5bと相手孔との係合により決められたら、制御部SGは、キャリッジベースB5aを所定の位置まで下降させる(矢印DR12A方向)。
この時点では、ピン1は、まだポンプKYによる空気吸引(矢印QIN)によってホルダHD1に吸引保持されている。
(ピン1の放出:図12(B),図14,及び図15参照)<Step2>,<Step3>
制御部SGは、キャリッジベースB5aが、ホルダHD1が挿着ブロックB2の上方に位置すると共にピン1の先端とコアスリーブK9の挿着孔K9aの開口部との距離が所定の距離H1となる位置に達したか否かを、センサやエンコーダ等(図示せず)の位置検出部TKからの検出信号により判定する。
キャリッジベースB5aが所定の位置に達したと判断したら(Step2のYes)、制御部SGは、ポンプKYによる空気吸引を空気吐出(矢印QOUT)に切り替え、予め設定され記憶部MRに記憶された所定の吐出圧で挿着孔K9a内にホースHRS側から空気を吐出し、その圧力でピン1を鉛直下方に向け付勢して放出する(Step3)。この放出を、空気吐出をせずにピン1を自由落下のみで行ってもよいが、空気吐出をした方が、放出がより確実になるので好ましい。
空気吐出をした場合、この放出は、単なる空気吸引の停止によるピン1の自由落下ではなく、ピン1にかかる重力と、所定の吐出圧力での空気吐出による鉛直下方向きの付勢力と、の合力により為される。
(ピン1の挿着孔K9aへの挿通:図12(C),図13,及び図15参照)<Step4>
ピン1の外径D1に対して挿着孔K9の内径は、所定量ΔDだけ大きく設定されている。すなわち、同心の場合、ピン1の外周面と挿着孔K9の内周面とにΔD/2の隙間Sが全周にわたり生じるようになっている。
Step2で放出されたピン1は、所定の速度で縮径部1aから挿着孔K9a内に進入する(図13も参照)。
その際、挿着孔K9内には、挿着孔K9の内周面とピン1とエジェクタピンK4とに囲まれた空間V1が形成され、その空間V1と外部空間とを連通する通路は、隙間Sのみとなる。
この隙間Sが、ピン1の進入に伴って空間V1から流出する空気の流路となる。従って、ピン1の下降速度は、隙間Sを通過する空気流量に応じて変化する。
具体的には、ピン1の挿着孔K9aへの挿通速度は、ピン1の質量Mと、挿着孔K9への進入初速Vと、隙間Sの流路面積(軸に直交する平面のリング状断面の面積)SMと、ピン1の縮径部a1の形状に応じた空気抵抗と、によりほぼ支配される。この内、進入初速Vは、Step2における空気吐出圧力を変えることで成形の作業現場で入力部NRからの作業者の入力によって設定することができる。すなわち、これらは、予め又は現場で設定することができるパラメータであるから、ピン1の挿着孔K9aへの挿通速度を、好みに応じて制御することができる。
例えば、ピン1がエジェクタピンK4に高速で衝突せず、縮径部1aの表面が変形しない程度の速度で当たるように設定することができる。
また、ピン1が挿着孔K9a内を下降進行する速度を、生産性を低下させない程度に高速で行うよう設定することができる。
このようにして所望の挿通速度(速度プロファイル)で挿着孔K9a内を下降したピン1は、先端の縮径部1aがエジェクタピンK4に当接することで挿着が完了する。
このピン1の挿着では、空間V1の空気の隙間Sから外部への空気流出に伴い、ピン1は自ずと芯出しが為される(いわゆる自動調芯)。
従って、ピン1の外周面は、挿着孔K9aの内周面に接触することなくエジェクタピンK4に当接した所定の挿着位置に到達する。
この自動調芯は、ピン1の先端部に縮径部1aが設けられていることにより高精度で為される。ピン1の縮径部1aは、滑らかな曲面(球面や円錐の表面等)で形成されていると、隙間Sへ導かれる空気の流れが、周方向により均一、かつスムースになり、ピン1の安定した挿通が行われるので好ましい。縮径部1aは、最先端部位が軸線上に位置するように設けられ、回転対称形状で形成されていることが望ましい。
ピン1の挿着孔K9aへの挿通が進行して挿着位置に到達すると空気流出がなくなり、ピン1は自動調芯がされずに隙間Sの分だけ傾いて挿着孔K9aの出口縁に外周面が当接する。
この出口縁に当接する部位を把持部2で覆われる位置にすることは、出口縁との接触が外観不良の原因になることはないので好ましい。
制御部SGは、ピン1の挿着完了を、カメラによる撮影画像,センサの検出結果,あるいは時間カウント等により判断する。そして、制御部SGの指示により、ピン1が挿着された可動型KDGが取り付けられた挿着ブロックB2は、成形ブロックB3の直下に移動し(図3参照)、図16に示されるように、その位置で可動型KDGを上昇させて固定型KTGに係合させ(型閉じ)、ピン1に対して樹脂を射出成形するインサート成形が行われる。この間、キャリッジベースB5aは、次の成形のピン1を吸着保持するために、左方端側へ移動する。
インサート成形が完了したら、型開きが行われて可動型KDGは下降し、挿着ブロックB2は元の位置に戻る(図3参照)。
キャリッジベースB5aに備えられたホルダHD2は、シリコーンゴム,ブチルゴム,フッ素ゴムなどで形成された吸引パッドHD2aを有しているので、インサート成形されたスプールランナーSLで連結された一対の成形品BHにおける樹脂製の把持部2の端面を吸着保持可能になっている。制御部SGは、図17に示されるように、ホルダHD2により、可動型KDGから成形品BHを吸引して取り出し、搬出ブロックB4へ搬出させる。その後、所定の手順によりゲートカット等の後処理が行われる。
上述の実施例によれば、金型内に電磁石コイル等の付加部品を設ける必要がないので、コストアップにならず、金型の設計が難しくなることはなく、インサート部品の大小に影響されるものではないので、基本的にその適用に限界はない。
また、自動調芯が為されるので、挿着の際にインサート部品と挿着孔内の壁面との擦れが回避される。
また、インサート部品をホルダから離脱させる際に空気吐出により初速を付与するので、吐出する空気の圧力調整をすることで、インサート部品の挿着時間に係る生産性低下を防ぎつつ挿着完了時のエジェクタピンK4との高速衝突も回避することができる。
本発明の実施例は、上述した構成及び手順に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変形例としてもよいのは言うまでもない。
コアスリーブK9に、空間V1内の空気の流出経路として隙間S以外の補助経路を設け、その補助流路の開口度合いを調節してピン1の挿通速度を制御してもよい。補助経路は、他に、エジェクタピンに孔を形成する、エジェクタピンの外周面を一部カットする、などにより形成してもよい。
これは、インサート成形のタクトタイムを短くして生産性を向上させるため、ピン1の放出時における空気吐出圧力を高くしてピン1の挿通初速を速くした場合でも、挿通速度の微調整ができるので好ましい。
また、挿着孔K9aを、その内径が軸方向で変化するように形成しておき、ピン1の挿通程度に応じて隙間Sの流路面積SMが変わるようにしてもよい。
実施例の成形装置SSは、ピン1の挿着と成形と成形品の取り出しとを同じ装置で行えるようにした複合装置であるが、もちろん、別々の装置でそれぞれ単独で行うようにしてもよい。
成形品BHは、ノックピンに限定されず、例えばモータのマグネットロータなどであってもよい。
1 ピン
1a 縮径部、 1b 段部
2 把持部
3 挿着孔
B ベース
B1 供給ブロック
B1a マガジン
B1a1 装填部、 B1a2 開閉カバー
B1b 起立ユニット
B2 挿着ブロック
B3 成形ブロック
B4 搬出ブロック
B5 キャリッジ
B5a キャリッジベース、B5b ガイドピン
BH (インサート)成形品
BM ビーム
DR1 (回動の)方向
HD1,HD2 ホルダ
HD1a 貫通孔、 HD1b 取り付け部、 HD1c テーパ部
HRS ホース
K1 本体部
K2 上本体部
K3 スライド
K4 エジェクタピン
K4a テーパ部、 K4b 凹部
K5 エジェクタ上プレート
K6 スペーサ
K7 エジェクタ下プレート
K8 スリーブ
K9 コアスリーブ
K9a 挿着孔、 K9b 段部
KDG 可動型
KDK 駆動系
KTG 固定型
KY ポンプ
MR 記憶部
NR 入力部
S 隙間、SM 流路面積
SG 制御部
SS (インサート)成形装置
TK 位置検出部
本発明は、インサート成形品に係り、特に、シャフトやピン等の棒状のインサート部品を、金型に形成したインサート部品挿着用の孔に挿着して行う樹脂のインサート成形で形成されるインサート成形品関する。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、コストアップにならず、棒状のインサート部品や成形品の形状や大きさによらず、金型の挿着孔へのインサート部品の挿着を良好に行うことができるインサート成形品を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は手段として次の構成を有する。
1) 棒状インサート部品と、前記棒状インサート部品の一端部側に設けられた樹脂を材質とした把持部と、からなるインサート成形品であって、
前記棒状インサート部品は、他端部側に、先端に向かうに従って縮径すると共に最先端部位が軸線上に位置する縮径部を有し、
前記把持部は、
ホルダにより前記棒状インサート部品を前記縮径部を下方とする鉛直姿勢で保持する保持ステップと、
前記ホルダで保持した棒状インサート部品を、インサート成形金型の一方の金型において前記棒状インサート部品を挿着するために設けた挿着孔の直上に位置させる位置決めステップと、
前記棒状インサート部品を、前記ホルダによる保持を解除すると共に空気の圧力で付勢して前記縮径部から前記挿着孔内に挿入する挿入ステップと、
前記一方の金型を、前記挿着孔に前記棒状インサート部品が挿着された状態で他方の金型に対して型締めしてインサート成形を行う成形ステップと、
を含むインサート成形により、
前記棒状インサート部品に前記一端部側の端面を覆うよう設けられていることを特徴とするインサート成形品である。
2) 前記縮径部は、回転対称形状で形成されていることを特徴とする1)に記載のインサート成形品である。
3) 前記縮径部は、球面又は円錐の表面なる曲面で形成されていることを特徴とする1)又は2)に記載のインサート成形品である。
本発明のインサート部品の実施例で用いる棒状インサート部品を説明するための平面図である。 本発明のインサート成形品の実施例で成形するインサート成形品を示す半断面図である。 本発明のインサート成形品の実施例の製造に適用する棒状インサート部品挿着装置を示す上面図である。 本発明のインサート成形品の実施例の製造に適用する棒状インサート部品挿着装置を示す正面図である。 本発明のインサート成形品の実施例の製造に適用する棒状インサート部品挿着装置における供給ブロックを説明するための要部の斜視図である。 本発明のインサート成形品の実施例の製造に適用する棒状インサート部品挿着装置における供給ブロックの要部を説明するための斜視図である。 本発明のインサート成形品の実施例の製造に適用する棒状インサート部品挿着装置で用いるホルダを説明するための半断面図である。 本発明のインサート成形品の実施例の製造に適用する棒状インサート部品挿着装置におけるホルダでの棒状インサート部品の吸引保持を説明するための図である。 本発明のインサート成形品の実施例の製造に適用する棒状インサート部品挿着方法で用いる可動型の構造を説明するための断面図である。 本発明のインサート成形品の実施例の製造に適用する棒状インサート部品挿着方法における棒状インサート部品とエジェクタピンとの当接状態を説明するための断面図である。 本発明のインサート成形品の実施例の製造に適用する棒状インサート部品挿着方法で用いる可動型のコアスリーブを説明するための半断面図である。 本発明のインサート成形品の実施例の製造に適用する棒状インサート部品挿着方法における棒状インサート部品の挿着過程を説明するための図である。 本発明のインサート成形品の実施例の製造に適用する棒状インサート部品挿着方法における棒状インサート部品の挿着で生じる空気流出を説明するための断面図である。 本発明のインサート成形品の実施例の製造に適用する棒状インサート部品挿着方法を説明するためのフロー図である。 本発明のインサート成形品の実施例の製造に適用する棒状インサート部品挿着装置を説明するためのブロック図である。 本発明のインサート成形品の実施例の製造に適用する棒状インサート部品挿着方法における型締め工程を説明するための図である。 本発明のインサート成形品の金型からの取り出し工程を説明するための図である。
上記の課題を解決するために、本発明は手段として次の構成を有する。
1) 棒状インサート部品と、前記棒状インサート部品の一端部側に設けられた樹脂を材質とした把持部と、からなるインサート成形品であって、
前記棒状インサート部品は、他端部側に、球面又は円錐の表面なる曲面で形成され、先端に向かうに従って縮径すると共に最先端部位が軸線上に位置する縮径部を有する一方前記縮径部以外の部分が一定の直径で形成されており、
前記把持部は、
ホルダにより前記棒状インサート部品を前記縮径部を下方とする鉛直姿勢で保持する保持ステップと、
前記ホルダで保持した棒状インサート部品を、インサート成形金型の一方の金型において前記棒状インサート部品を挿着するために設けた挿着孔の直上に位置させる位置決めステップと、
前記棒状インサート部品を、前記ホルダによる保持を解除すると共に空気の圧力で付勢して前記縮径部から前記挿着孔内に挿入する挿入ステップと、
前記一方の金型を、前記挿着孔に前記棒状インサート部品が挿着された状態で他方の金型に対して型締めしてインサート成形を行う成形ステップと、
を含むインサート成形により、
前記棒状インサート部品に前記一端部側の端面を覆うよう設けられていることを特徴とするインサート成形品である

Claims (3)

  1. 棒状インサート部品と、前記棒状インサート部品の一端部側に設けられた樹脂を材質とした把持部と、からなるインサート成形品であって、
    前記棒状インサート部品は、他端部側に、先端に向かうに従って縮径すると共に最先端部位が軸線上に位置する縮径部を有し、
    前記把持部は、
    ホルダにより前記棒状インサート部品を前記縮径部を下方とする鉛直姿勢で保持する保持ステップと、
    前記ホルダで保持した棒状インサート部品を、インサート成形金型の一方の金型において前記棒状インサート部品を挿着するために設けた挿着孔の直上に位置させる位置決めステップと、
    前記棒状インサート部品を、前記ホルダによる保持を解除すると共に空気の圧力で付勢して前記縮径部から前記挿着孔内に挿入する挿入ステップと、
    前記一方の金型を、前記挿着孔に前記棒状インサート部品が挿着された状態で他方の金型に対して型締めしてインサート成形を行う成形ステップと、
    を含むインサート成形で前記棒状インサート部品に設けられていることを特徴とするインサート成形品。
  2. 前記縮径部は、回転対称形状で形成されていることを特徴とする請求項1記載のインサート成形品。
  3. 前記縮径部は、球面又は円錐の表面なる曲面で形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のインサート成形品。
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