JP2014004889A - ステアリングコラム装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】嵌合長を確実に有効利用できる安価なステアリングコラム装置を提供する。
【解決手段】コラムチューブ2が、軸方向Z1に相対摺動可能に嵌合したアウターチューブ5とインナーチューブ6とを備える。ロック部材34が、コラムチューブ2のアウターチューブ5に形成された開口部37を通して、インナーチューブ6を径方向に沿う押圧方向X1に押圧してロックする。ロック時、アウターチューブ5の端部51の内周5aの内向突起38が、インナーチューブ6の外周6aに押圧され、インナーチューブ6の端部61の外周6aの外向突起39が、アウターチューブ5の内周5aに押圧される。ロック部材34は、軸方向Z1に関して内向突起38と外向突起39との間に配置されている。
【選択図】図2
【解決手段】コラムチューブ2が、軸方向Z1に相対摺動可能に嵌合したアウターチューブ5とインナーチューブ6とを備える。ロック部材34が、コラムチューブ2のアウターチューブ5に形成された開口部37を通して、インナーチューブ6を径方向に沿う押圧方向X1に押圧してロックする。ロック時、アウターチューブ5の端部51の内周5aの内向突起38が、インナーチューブ6の外周6aに押圧され、インナーチューブ6の端部61の外周6aの外向突起39が、アウターチューブ5の内周5aに押圧される。ロック部材34は、軸方向Z1に関して内向突起38と外向突起39との間に配置されている。
【選択図】図2
Description
本発明はステアリングコラム装置に関する。
テレスコピック調整可能なステアリング装置において、押圧部材が、アッパー側のアウターチューブの開口を通して、ロアー側のインナーチューブを押圧するときに、インナーチューブが、インナーチューブの外周に設けられて軸方向に離間する第1弾性凸部および第2弾性凸部を介して、アウターチューブからの押圧反力を受ける技術が提案されている(例えば特許文献1を参照)。
第1弾性凸部および第2弾性凸部は、インナーチューブのみに設けられ、インナーチューブの軸方向に離隔する2位置に配置されている。その2位置の間に、押圧部材が配置されている。
特許文献1では、テレスコピック調整のときに、押圧部材およびロアー側のインナーチューブの軸方向位置は変化せず、アッパー側のアウターチューブの軸方向位置が変化する。インナーチューブのみに両弾性凸部を設ける特許文献1では、テレスコピック調整のときに、両チューブの嵌合長が変化しても、押圧部材と各弾性凸部との位置関係は変わらない。
ところで、車両側からの要求で、ステアリングコラム装置には、嵌合長の異なる多数の仕様がある。嵌合長の異なるステアリングコラム装置の仕様毎に、その嵌合長を最大限に有効に利用できるように両弾性凸部を設けてインナーチューブを製造する場合、多数の仕様のインナーチューブを製造することが必要となり、製造コストが高くなる。
これを回避するため、現状では、限られた仕様数のインナーチューブによって、多数の仕様のステアリングコラム装置に対応している。したがって、嵌合長を必ずしも有効利用できていないステアリングコラム装置も存在している。
これを回避するため、現状では、限られた仕様数のインナーチューブによって、多数の仕様のステアリングコラム装置に対応している。したがって、嵌合長を必ずしも有効利用できていないステアリングコラム装置も存在している。
そこで、本発明の目的は、嵌合長を確実に有効利用できる安価なステアリングコラム装置を提供することである。
前記目的を達成するため、請求項1の発明は、ステアリングシャフト(1)を回転可能に支持し、軸方向(Z1)に相対摺動可能に嵌め合わされたアウターチューブ(5)およびインナーチューブ(6)を含むテレスコピック調整可能なコラムチューブ(2)と、前記アウターチューブの端部(51)の内周(5a)に設けられた内向突起(38)と、前記インナーチューブの端部(61)の外周(6a)に設けられた外向突起(39)と、前記軸方向に関して前記内向突起と前記外向突起との間に配置され、前記アウターチューブに形成された開口部(37)を通して前記インナーチューブを径方向に沿う押圧方向(X1)に押圧して前記インナーチューブをロックするロック部材(34)と、を備え、前記ロック部材によるロック時に前記内向突起が前記インナーチューブの外周に押圧されるとともに前記外向突起が前記アウターチューブの内周に押圧されるように構成されているステアリングコラム装置(A)を提供する。
なお、括弧内の英数字は、後述する実施形態における対応構成要素等を表すが、このことは、むろん、本発明がそれらの実施形態に限定されるべきことを意味するものではない。以下、この項において同じ。
また、請求項2のように、前記内向突起の少なくとも一部と前記外向突起の少なくとも一部とが、前記コラムチューブの周方向(Y1)に関して同じ位置に配置されていてもよい。
また、請求項2のように、前記内向突起の少なくとも一部と前記外向突起の少なくとも一部とが、前記コラムチューブの周方向(Y1)に関して同じ位置に配置されていてもよい。
また、請求項3のように、前記内向突起および前記外向突起は、プレス成形により、それぞれ対応するチューブに単一の材料で一体に形成されていてもよい。
また、請求項4のように、前記内向突起および前記外向突起の少なくとも一方が、複数設けられて、前記軸方向から見て前記押圧方向に沿う軸線(K1)に対して対称な位置に配置されていてもよい。
また、請求項4のように、前記内向突起および前記外向突起の少なくとも一方が、複数設けられて、前記軸方向から見て前記押圧方向に沿う軸線(K1)に対して対称な位置に配置されていてもよい。
請求項1の発明によれば、テレスコピック調整によるコラムチューブの伸縮に拘らず、インナーチューブとアウターチューブとの嵌合長の両端位置で、ロック部材による押圧荷重を受けることができる。したがって、どのように嵌合長が設定されているステアリングコラム装置であっても、その嵌合長を確実に有効に利用して、両チューブ間の保持力を確実に向上させることができる。内向突起および外向突起を、それぞれ、アウターチューブの端部およびインナーチューブの端部に設けるので、各チューブの仕様数が少なくて済み、製造コストを安くすることができる。
また、請求項2の発明によれば、内向突起と外向突起との少なくとも一部どうしの係合により、両チューブの抜け止めを達成することができる。
また、請求項3の発明によれば、内向突起および外向突起が、それぞれ対応するチューブにプレス成形にて一体に形成されるので、製造コストをより安くすることができる。
また、請求項4の発明によれば、複数の内向突起(または複数の外向突起)が、軸方向から見て押圧方向に沿う軸線に対して対称な位置に配置されているので、楔効果により両チューブ間の保持力を格段に向上することができる。
また、請求項3の発明によれば、内向突起および外向突起が、それぞれ対応するチューブにプレス成形にて一体に形成されるので、製造コストをより安くすることができる。
また、請求項4の発明によれば、複数の内向突起(または複数の外向突起)が、軸方向から見て押圧方向に沿う軸線に対して対称な位置に配置されているので、楔効果により両チューブ間の保持力を格段に向上することができる。
本発明の好ましい実施の形態を添付図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の一実施の形態のステアリングコラム装置の要部の縦断面図である。図1を参照して、ステアリングコラム装置Aは、ステアリングシャフト1を回動可能に支承するコラムチューブ2を備えている。
ステアリングシャフト1は、相対摺動可能に嵌合された筒状のアッパーシャフト3およびロアーシャフト4を有している。アッパーシャフト3の一端には、図示しないステアリングホイールが一体回転可能に連結されている。コラムチューブ2は、軸方向Z1(図2参照。図1においては紙面に直交する方向に相当)に相対摺動可能に嵌合されたアッパー側のアウターチューブ5とロアー側のインナーチューブ6とを有している。
図1は本発明の一実施の形態のステアリングコラム装置の要部の縦断面図である。図1を参照して、ステアリングコラム装置Aは、ステアリングシャフト1を回動可能に支承するコラムチューブ2を備えている。
ステアリングシャフト1は、相対摺動可能に嵌合された筒状のアッパーシャフト3およびロアーシャフト4を有している。アッパーシャフト3の一端には、図示しないステアリングホイールが一体回転可能に連結されている。コラムチューブ2は、軸方向Z1(図2参照。図1においては紙面に直交する方向に相当)に相対摺動可能に嵌合されたアッパー側のアウターチューブ5とロアー側のインナーチューブ6とを有している。
図1を参照して、ステアリングコラム装置Aは、アウターチューブ5に固定された全体として溝形をなすサポートブラケット7を備えている。サポートブラケット7は、上向きに開放する溝形をなす補強板8と、補強板8の一対の側板9,10の外面にそれぞれ沿わせた一対の側板11,12とを有している。
サポートブラケット7の一対の側板11,12には、テレスコ用の横長孔13がそれぞれ形成されている。補強板8の各側板9,10にも、テレスコ用の横長孔14がそれぞれ形成されている。
サポートブラケット7の一対の側板11,12には、テレスコ用の横長孔13がそれぞれ形成されている。補強板8の各側板9,10にも、テレスコ用の横長孔14がそれぞれ形成されている。
チルトブラケット15は、車体16に固定されるものであり、相対向する一対の側板17,18と、これら側板17,18の上端部を互いに連結する連結板19とを備えて下方に開放する溝形をなしている。各側板17,18には、チルト用の縦長孔20が形成されている。各側板17,18の一部の上縁を外向きに折り曲げることにより取付ステー21が形成されており、各取付ステー21を挿通するボルトからなる固定部材22により、チルトブラケット15が車体16に固定されるようになっている。
図示していないが、ロアー側のインナーチューブ6は、車体16に支持されるピボット軸(チルト中心軸)の回りに揺動可能に支持されている。これにより、ステアリングコラム装置Aの全体が揺動可能に支持されている。
サポートブラケット7の一対の側板11,12の横長孔13および補強板8の一対の側板9,10の横長孔14、並びにチルトブラケット15の一対の側板17,18の縦長孔20に、ボルトからなる締付軸23が挿通されている。
サポートブラケット7の一対の側板11,12の横長孔13および補強板8の一対の側板9,10の横長孔14、並びにチルトブラケット15の一対の側板17,18の縦長孔20に、ボルトからなる締付軸23が挿通されている。
締付軸23の一端23aには、ねじ部24が設けられ、ねじ部24には、螺合部材としてのナット25が螺合している。締付軸23の他端23bに設けられる挟持部(締付部)としての頭部26とナット25との間で、チルトブラケット15の一対の側板17,18が挟持されて締め付けられる。その結果、両ブラケット15,17が結合されてロックが達成される。
頭部26とチルトブラケット15の側板18の外面18aとの間には、平座金27が介在している。また、締付軸23の頭部26に近接する近接部23cは、チルトブラケット15の側板18の縦長孔20に係合しており、締付軸23の回動を規制している。
締付軸23は、当該締付軸23の中心軸線C1の回りに回動可能な操作レバー28を支持している。操作レバー28は、ナット25の座面25aと側板17の外面17aとの間に介在している。操作レバー28は、基端部に締付軸23を挿通させる締付軸挿通孔29を有し側板17に沿わされる長尺のレバー本体30と、レバー本体30の先端から折り曲げ状に延設された延設部31と、延設部31に設けられた握り部32とを備える。
締付軸23は、当該締付軸23の中心軸線C1の回りに回動可能な操作レバー28を支持している。操作レバー28は、ナット25の座面25aと側板17の外面17aとの間に介在している。操作レバー28は、基端部に締付軸23を挿通させる締付軸挿通孔29を有し側板17に沿わされる長尺のレバー本体30と、レバー本体30の先端から折り曲げ状に延設された延設部31と、延設部31に設けられた握り部32とを備える。
ナット25は、操作レバー28にねじ止め固定された回り止め部材33によって、操作レバー28に対する回転が規制されている。このため、操作レバー28の回動操作にナット25が同伴回転して、該ナット25がねじ部24にねじ込まれたり、ねじ戻されたりするようになっている。
これにより、ナット25と締付軸23の頭部26との間の軸方向距離が増減し、チルトブラケット15の側板17,18が、サポートブラケット7の側板11,12に対する締め付けを強めてチルトロックおよびテレスコロックを実現したり、締め付けを解除してロック解除を実現したりする。ナット25とねじ部24とによりねじ式のロック機構Rが構成されている。
これにより、ナット25と締付軸23の頭部26との間の軸方向距離が増減し、チルトブラケット15の側板17,18が、サポートブラケット7の側板11,12に対する締め付けを強めてチルトロックおよびテレスコロックを実現したり、締め付けを解除してロック解除を実現したりする。ナット25とねじ部24とによりねじ式のロック機構Rが構成されている。
また、締付軸23の軸方向の中間部には、アウターチューブ5内でのインナーチューブ6のがたつきを防止するためのロック部材34が一体回転可能に結合されている。具体的には、締付軸23の軸方向の中間部に、セレーション部23dが形成されており、ロック部材34は、締付軸23の上記セレーション部23dにセレーション結合された筒状の支持部35と、支持部35の周方向の一部に径方向外方に突出するように設けられる弧状をなすカム部36とを有している。
ロック機構Rによるロックが達成されるときに、操作レバー28の回動に伴って、ロック部材34が回動され、ロック部材34のカム部36が、アウターチューブ5に形成された開口部37を通してインナーチューブ6の外周6aに所定の押圧方向X1に沿って押圧され、その結果、両チューブ5,6のロック力が強められるとともに、インナーチューブ6のがたつきが防止されるようになっている。
図2に示すように、アウターチューブ5の端部51の内周5aに、内向突起38が設けられ、インナーチューブ6の端部61の外周6aに、外向突起39が設けられている。すなわち、内向突起38および外向突起39は、両チューブ5,6の嵌合長Lの両端位置に配置されている。
ロック部材34は、軸方向Z1に関して、内向突起38と外向突起39との間に配置されている。また、図3および図4に示すように、内向突起38の少なくとも一部(一部または全部)と外向突起39の少なくとも一部(一部または全部)とは、コラムチューブ2の周方向Y1の同じ位置に配置されている。
ロック部材34は、軸方向Z1に関して、内向突起38と外向突起39との間に配置されている。また、図3および図4に示すように、内向突起38の少なくとも一部(一部または全部)と外向突起39の少なくとも一部(一部または全部)とは、コラムチューブ2の周方向Y1の同じ位置に配置されている。
内向突起38は、アウターチューブ5をプレス成形することにより、アウターチューブ6と単一の材料で一体に形成されている。図3に示すように、内向突起38は、アウターーチューブ5の周方向Y1に離隔して複数設けられている。
コラムチューブ2の軸方向(図3においては紙面に直交する方向)から見て、複数の内向突起38は、ロック部材34による押圧方向X1に沿う軸線K1に対して対称な位置に配置されている。例えば2つの内向突起38が、軸線K1に対して45度をなす径方向の外向きに突出するように設けられている。
コラムチューブ2の軸方向(図3においては紙面に直交する方向)から見て、複数の内向突起38は、ロック部材34による押圧方向X1に沿う軸線K1に対して対称な位置に配置されている。例えば2つの内向突起38が、軸線K1に対して45度をなす径方向の外向きに突出するように設けられている。
外向突起39は、インナーチューブ6をプレス成形することにより、インナーチューブ6と単一の材料で一体に形成されている。図4に示すように、外向突起39は、インナーチューブ6の周方向Y1に離隔して複数設けられている。
コラムチューブ2の軸方向(図4においては紙面に直交する方向)から見て、複数の外向突起39は、ロック部材34による押圧方向X1に沿う軸線K1に対して対称な位置に配置されている。例えば2つの外向突起39が、軸線K1に対して45度をなす径方向の内向きに突出するように設けられている。
コラムチューブ2の軸方向(図4においては紙面に直交する方向)から見て、複数の外向突起39は、ロック部材34による押圧方向X1に沿う軸線K1に対して対称な位置に配置されている。例えば2つの外向突起39が、軸線K1に対して45度をなす径方向の内向きに突出するように設けられている。
ロック部材34によるロック時に、図3に示すように、ロック部材34のカム部36により押圧方向X1に押されたインナーチューブ6が、アウターチューブ5の複数の内向突起38を押圧する。その結果、アウターチューブ5の複数の内向突起38から受ける押圧反力F1,F2の合力Fが、押圧方向X1の反対方向X2に沿ってインナーチューブ6に与えられることになる。
ロック部材34によるロック時に、図4に示すように、ロック部材34のカム部36により押圧方向X1に押されたインナーチューブ6の複数の外向突起39が、アウターチューブ5の内周5aを押圧する。その結果、アウターチューブ5から複数の外向突起39を介して受ける押圧反力G1,G2の合力Gが、押圧方向X1の反対方向X2に沿ってインナーチューブ6に与えられることになる。
本実施の形態によれば、テレスコピック調整によるコラムチューブ2の伸縮に拘らず、インナーチューブ6とアウターチューブ5との嵌合長Lの両端位置で、ロック部材34による押圧荷重を受けることができる。したがって、どのように勘合長Lが設定されているステアリングコラム装置Aであっても、その嵌合長Lを確実に有効に利用して、両チューブ5,6間の保持力を確実に向上させることができる。
内向突起38および外向突起39を、それぞれ、アウターチューブ5の端部51およびインナーチューブ6の端部61に設けるので、各チューブ5,6の仕様数が少なくて済み、製造コストを安くすることができる。
また、内向突起38の少なくとも一部と外向突起39の少なくとも一部とが、コラムチューブ2の周方向Y1の同じ位置に配置されているので、内向突起38と外向突起39との少なくとも一部どうしの係合によって、アウターチューブ5とインナーチューブ6との抜け止めを達成することができる。したがって、別途に抜け止め構造を設ける必要がない。
また、内向突起38の少なくとも一部と外向突起39の少なくとも一部とが、コラムチューブ2の周方向Y1の同じ位置に配置されているので、内向突起38と外向突起39との少なくとも一部どうしの係合によって、アウターチューブ5とインナーチューブ6との抜け止めを達成することができる。したがって、別途に抜け止め構造を設ける必要がない。
また、内向突起38がアウターチューブ5にプレス成形にて単一の材料で一体に形成され、外向突起39がインナーチューブ6にプレス成形にて単一の材料で一体に形成されるので、製造コストをより安くすることができる。
特に、内向突起38および外向突起39を、それぞれ対応するチューブ5,6の端部51,61のみのプレス成形にて形成するので、プレス成形であっても寸法精度の良い突起38,39を形成することができる。また、プレス成形後に削り加工等の後加工も不要であり、製造コストを安くすることができる。
特に、内向突起38および外向突起39を、それぞれ対応するチューブ5,6の端部51,61のみのプレス成形にて形成するので、プレス成形であっても寸法精度の良い突起38,39を形成することができる。また、プレス成形後に削り加工等の後加工も不要であり、製造コストを安くすることができる。
すなわち、従来のようにインナーチューブに軸方向に離隔する一対の突起を設ける場合、インナーチューブの周方向の一部を軸方向の所定長さの領域にわたって拡管した後、前記所定長さの領域の軸方向の両端部を残して、軸方向の中間部を削り加工することが必要となる。これに対して、本実施形態では、プレス成形後に、削り加工等の後加工は、不要であるからである。
また、複数の内向突起38が、軸方向Z1から見て押圧方向X1に沿う軸線K1に対して対称な位置に配置されているので、楔効果により両チューブ5,6間の保持力を格段に向上することができる。特に両チューブ5,6間で、押圧方向X1だけでなく、押圧方向X1と直交する方向のガタを確実に抑制することができる。
また、複数の外向突起39が、軸方向Z1から見て押圧方向X1に沿う軸線K1を挟んで対称な位置に配置されているので、楔効果により両チューブ5,6間の保持力を格段に向上することができる。特に両チューブ5,6間で、押圧方向X1だけでなく、押圧方向X1と直交する方向のガタを確実に抑制することができる。
また、複数の外向突起39が、軸方向Z1から見て押圧方向X1に沿う軸線K1を挟んで対称な位置に配置されているので、楔効果により両チューブ5,6間の保持力を格段に向上することができる。特に両チューブ5,6間で、押圧方向X1だけでなく、押圧方向X1と直交する方向のガタを確実に抑制することができる。
また、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、前記実施形態では、内向突起38および外向突起39の何れもが、周方向Y1に離隔して複数設けられていたが、内向突起38および外向突起39の何れか一方が、単一で設けられていてもよい。
また、前記実施形態では、内向突起38および外向突起39のそれぞれが、対応するチューブ5,6とプレス成形により単一の材料で一体に形成されていたが、内向突起38および外向突起39の少なくとも一方は、対応するチューブ5,6とは別の部材を、対応するチューブ5,6に一体で取り付けて形成してもよい。
また、前記実施形態では、内向突起38および外向突起39のそれぞれが、対応するチューブ5,6とプレス成形により単一の材料で一体に形成されていたが、内向突起38および外向突起39の少なくとも一方は、対応するチューブ5,6とは別の部材を、対応するチューブ5,6に一体で取り付けて形成してもよい。
また、前記実施の形態では、ロック機構Rとしてねじ式を採用したが、これに代えて、カム式のものを採用することもできる。その他、本発明の請求項記載の範囲内で種々の変更を施すことができる。
1…ステアリングシャフト、2…コラムチューブ、5…アウターチューブ、51…端部、5a…内周、6…インナーチューブ、61…端部、6a…外周、23…締付軸、34…ロック部材、38…内向突起、39…外向突起、A…ステアリングコラム装置、F1,F2…押圧反力、F…合力、G1,G2…押圧反力、G…合力、K1…(押圧方向に沿う)軸線、L…嵌合長、X1…押圧方向、X2…(押圧方向の)反対方向、Y1…周方向、Z1…軸方向
Claims (4)
- ステアリングシャフトを回転可能に支持し、軸方向に相対摺動可能に嵌め合わされたアウターチューブおよびインナーチューブを含むテレスコピック調整可能なコラムチューブと、
前記アウターチューブの端部の内周に設けられた内向突起と、
前記インナーチューブの端部の外周に設けられた外向突起と、
前記軸方向に関して前記内向突起と前記外向突起との間に配置され、前記アウターチューブに形成された開口部を通して前記インナーチューブを径方向に沿う押圧方向に押圧して前記インナーチューブをロックするロック部材と、を備え、
前記ロック部材によるロック時に前記内向突起が前記インナーチューブの外周に押圧されるとともに前記外向突起が前記アウターチューブの内周に押圧されるように構成されているステアリングコラム装置。 - 請求項1において、前記内向突起の少なくとも一部と前記外向突起の少なくとも一部とが、前記コラムチューブの周方向に関して同じ位置に配置されているステアリングコラム装置。
- 請求項1または2において、前記内向突起および前記外向突起は、プレス成形により、それぞれ対応するチューブに単一の材料で一体に形成されているステアリングコラム装置。
- 請求項1から3の何れか1項において、前記内向突起および前記外向突起の少なくとも一方が、複数設けられて、前記軸方向から見て前記押圧方向に沿う軸線に対して対称な位置に配置されているステアリングコラム装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2015114991A1 (ja) * | 2014-01-30 | 2015-08-06 | 日本精工株式会社 | ステアリング装置 |
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