JP2013539961A - 細長い食品を調理するための調理装置 - Google Patents

細長い食品を調理するための調理装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、実質的に直立の向きに置かれた食品の調理装置に関する。この調理装置は、成形ハウジングを備え、成形ハウジングは、1つ以上の食品成形チャンバを含んでいる。各成形チャンバは、調理される食品が入る成形チャンバの内部寸法および構造に対応するように食品を調理するように構成されている。各成形チャンバは、調理手順の実行中に、液体状、半液体状、半固体状、または個体状の未調理食品組成物を、その中に保持するように、更に構成されている。熱源は、成形ハウジングの外部または内部に配置されており、成形チャンバの中に挿入された食品組成物を調理するのに十分な熱を発生させる。フレームアセンブリは、それを使用して、1つ以上の形成ハウジングを、実質的に直立の向きで支持することができ、また熱源をフレームアセンブリに組み込むことができ、これにより、フレームアセンブリに支持されている成形ハウジングに対応する1つ以上の成形チャンバに対して、適切な調理温度を提供することができる。
【選択図】図52

Description

[優先権の主張]
本出願は、前に出願し、現在出願中の米国特許出願第12/228216号(2008年8月11日出願)の一部継続出願であり、その全ての内容は、参照用として本明細書に組み込まれる。
本発明は、種々の食品組成物(元は、液体状、半液体状、半固体状、または固体状である)を調理するための調理装置に関する。この調理装置は、少なくとも1つの成形ハウジングと、成形チャンバとを備えている。調理手順は、成形ハウジング、およびそれに関連する成形チャンバが、実質的に直立の向きに保持されている時に行われる。それにより、調理された食品は、細長い、成形チャンバの内部寸法および構造と、実質的に対応する寸法および構造となる。
種々のタイプのクックウェア(ポット、平鍋、ベーク皿等を含む)が知られており、長い間一般に使用されている。調理されるべき食品は、特定の調理皿の中に置かれ、一般的に、外部の熱源(ストーブ、ホットプレート等)によって加熱される。調理手順が完了すると、調理された食品は、調理皿から取り出されて、いずれかのタイプの提供皿の上に載せられる。このタイプの従来の調理に共通していることは、調理された食品は、特定の、またはカスタマイズされた形状、または構造をしていることを前提としていないことである。ケーキ、ペーストリー、ジェル、および他のタイプの食品等の調理において、これらは、容易に種々の形に成形することができるので、種々のタイプの食品の成形装置は、第1に、装飾目的で(それが専らの目的ではないとしても)利用されていることは言うまでもない。しかしながら、この「食品成形」は、一般的に、上述したような限定されたタイプの食品、または冷凍食品に限られている。
しかしながら、種々の異なる食品を、極力実用的な構造にカスタマイズすることができる調理装置に対する要望が存在する。このような食品の成形はまた、美しさの観点から、また特定の実用的な特徴を提供するという意味から、魅力的である可能性が高い。これにより、特定な形状に成形した食品を消費すること、およびそれらを扱うことに対して、楽しみが増す。例として、従来の「ホットドッグ」、またはソーセージタイプのサンドイッチは、世界を通して多くの国で賞味されている。その理由は、香りや口当たりばかりではなく、細長い構造によって、ホットドッグ、ソーセージ等を、指でつまんで、フォーク、ナイフ等の食事用具を必要とせずに、食べることができるからである。
従って、種々の異なる食品の形状、および/または寸法をカスタマイズすることができる調理装置に対する要望が存在する。この調理装置によって、これらの食品は、審美的、および/または実用的な観点から、より魅力的なものになる。更に、提供される調理装置は、食品販売用、および家庭内使用で、調理手順の前または調理中に、広い経験、調理の腕、または時間のかかる準備を必要とせずに、構造を変えることができなければならない。
上述したような、提供されるべき調理装置の種々の実施形態は、単一の調理食品、あるいは共通または異なる食品材料を含むことができる、複数の食品を提供できる能力を備えていなければならない。更に、提供されるべき調理装置は、初期には、液体状、半液体状等の形の、少なくとも1つの要素を含む食品組成物を調理することができなければならない。例として、卵の種々の混合物(または組成物)は、実質的に液体の形で準備され、更なる食品材料を、この卵組成物に追加することができる。適切に組み合わされた後に、混合物は、1つ以上の「成形チャンバ」の中に注がれ、または適切に設置されて調理される。従って、調理手順は、最終的な調理製品に対して、この卵混合物を調理している成形チャンバに対応する、成形および寸法決めを含む。これにより、初期には液体状混合物の形であった、上記した食品組成物は、実質的に細長い「ホットドッグ」またはソーセージタイプに成形される。これらの食品は、容易に食べられるという実用的な観点からばかりではなく、美しい外観という点においても魅力的でなければならない。
従って、提案されるべき調理装置は、実質的に液体状の食品組成物を、上記した成形チャンバの中で調理することができるものでなければならない。また同時に、実質的に直立の向きで作動するように設置し、それを保持して、最終的な調理製品の形状を、細長い形状(例えば、ホットドッグ形状)に、容易にカスタマイズできなければならない。
本発明の目的は、内部に成形チャンバを備える少なくとも1つの成形ハウジングを使用して、種々のタイプの食品を、実質的に直立の向きに設置して調理する装置を提供することである。更に、調理手順に亘って、成形ハウジング、および成形チャンバが直立の向きにあることによって、調理食品を、成形チャンバの内部の寸法および構造体に、実質的に対応するものに作り上げることが容易になる。
更に、調理される食品は、初期には、成形チャンバの中に、未調理の液体状、半液体状等の食品組成物として導入される。ここでは、粘度は、利用される特定の材料に依存して変化する。例として言えば、卵組成物は、細長い「ホットドッグ」のようなものを形成するのに使用される。明らかに、他の種々の材料も、成形チャンバに導入する初期の食品組成物として使用することができる。また、材料の混合物も使用することができ、ここでは、第1の食品組成物は、上記した液体状、半液体状等の組成を含むことができる。また、調理手順を開始する前に、更なる固体状の食品片、または粒子も付加することができる。さらに例をあげれば、例として言えば、これらの固体状の食品片は、未調理の液体状、または半液体状等の食品組成物の中に、沈めた状態で成形チャンバの中に配置することができる。これは、例えば、串等の支持構造体に取りつけて、未調理の液体状、または半液体状等の食品組成物の中に沈めることにより、または、自由に加えて、未調理の液体状、または半液体状等の食品組成物の中に沈めることによって行われる。更に別の例では、調理される食品は、未調理の固体状または半固体状の食品組成物の形で、成形チャンバの中に初期に導入することができる。この場合には、固体状または半固体状の食品組成物は、成形チャンバの中に置かれ、基本的に、成形チャンバの形状を仮定して、調理サイクルが完了すると、前記形状となる。
本発明の調理装置の多様性は、複数の可能な構造的変形、または実施形態によって証明することができる。これらの実施形態は、所定の、および/またはカスタマイズされた形状の、1つの調理食品、または複数の調理食品を同時に形成することができる。従って、本発明の調理装置の種々の実施形態は、1つ以上の成形ハウジングを含み、各成形ハウジングは、少なくとも一部が熱伝導性材料で形成され、それらの内部に一体化して、または着脱可能な形で配置された、少なくとも1つの食品成形チャンバを含んでいる。更に、これらの複数の成形ハウジングは、フレームアセンブリに接続されて作動するか、および/またはフレームアセンブリの上に支持されるように構成することができる。この場合には、複数の食品を、同時にまたは独立に調理することができる。種々の実施形態の機能的および構造的特徴はまた、フレームアセンブリの中に一体化された熱源を含んでいる。このフレームアセンブリは、各成形ハウジング、およびそれに関連する成形チャンバに対して、同時に、または独立に、適切な量の熱を与えて、その中に含まれる食品組成物を調理するように構成されている。少なくとも1つの実施形態においては、少なくともフレームアセンブリは、断熱されて、成形ハウジングおよび成形チャンバを通して調理するべき食品組成物に対しての熱伝達効率を増加させることができる。更に別の実施形態においては、断熱されているフレームアセンブリは、装置の外部における過度な高温からユーザを保護する役目を担っている。
本発明による調理装置の更に別の実施形態では、単一の成形ハウジングを有し、この単一の成形ハウジングは、その中に一体化されて形成されているか、または着脱可能な形で接続されている複数の成形チャンバを有する。これにより、均一または不均一な食品組成物を、複数の成形チャンバの中の異なる1つの中に導入することができる。更に、成形ハウジングおよび関連する複数の成形チャンバには、共通の熱源で、同時に熱を加えることができる。この共通の熱源は、共同して作動するように構成されているフレームアセンブリに関連づけることができるか、または成形ハウジング自身の中に直接に組み込まれている。少なくとも1つの実施形態においては、熱源は、温度制御された槽を備え、この温度制御された槽は、所与の食品組成物に対する最適な調理温度を保持することができる伝熱流体を含んでいる。
代替例として、少なくとも1つの更なる実施形態においては、必要な熱源は、支持フレームアセンブリ、および/またはそれに関連する1つ以上の成形ハウジングの外部に配置することができる。この実施形態では、外部熱源は、ホットプレート、従来のストーブ表面、または他の任意のタイプの外部設置熱源の形を取ることができ、これらの外部熱源は、成形ハウジング、成形チャンバ、または支持フレームアセンブリに直接に関連していなくてもよい。
使用する場合には、液体状、または流体状等の食品組成物は、流れ導入構造体(例えば、漏斗または他の挿入装置であるが、これらに限定はされない)によって、1つ以上の成形チャンバの中に導入される。成形キャビティを満たす前に、少なくとも、それらの下部開口端部は閉じられて、液体状食品組成物が成形キャビティの下端部から漏れるのを、少なくとも実質的に制限する程度に、少なくとも部分的に密閉される。上記した熱源は、活性化され、1つ以上の成形ハウジングに関連する1つ以上の成形チャンバに、調理を完了するのに十分な熱が加えられる。従って、少なくとも部分的には、食品は固体状になる。
調理が完了すると、成形ハウジングに関わる種々の構造的特徴によって、調理食品に損傷を与えずに、または意図した構造に対して重大な変化を与えずに、調理食品の取り出しが可能になる。更に、調理食品は、成形チャンバの対応する1つから、成形ハウジングの、互いに移動可能に接続しているセクションによって取り出すことができ、実質的に、はまぐり(2枚貝)構造とすることができる。これにより、成形ハウジングは、少なくとも部分的に分離することができ、調理食品を成形チャンバの中から取り出すことが容易になる。あるいは、種々の装置を使用して、調理食品に損傷を与えることなく、調理食品を物理的に取り出すことができる。これについては、後で詳細に説明する。本発明の調理装置の種々の実施形態に関わる更なる特徴は、換気装置を含んでいることである。この換気装置は、成形ハウジング、および/または関連する成形チャンバの種々の構造的実施形態における調理手順の間に、成形チャンバの中に形成される可能性がある圧力または真空による解放手段を収容するように構成することができる。この換気装置は、蒸気、蒸発した液体、または高温空気等を換気することにより、または、調理されたか、あるいは調理の途中にある食品組成物と成形ハウジング、および/または関連する成形チャンバとの間に生成される可能性がある真空を破ることにより、過剰圧力を解放するように構成されている。
従って、本発明の調理装置は、家庭用、並びに市販用に調理するための比較的独特な形状の調理食品に対する需要と要望とを満足させることができ、食品は、初期には、1つ以上の成形チャンバの中に液体状等の状態で導入される、広い範囲に亘る材料を含むことができる。更に、このような液体状の食品組成物は、固体状の食品組成物と組み合わせることができ、これにより、独特で、かつカスタマイズされた食品の、有効でかつ効率のよい生成が可能になる。また、未調理の固体状または半固体状の食品組成物を、成形チャンバの中に導入し、固体状または半固体状の食品組成物は、その中で行う調理に対して、基本的に、成形チャンバの形状とすることができる。
本発明に関する、上記した、または他の目的、特徴、および利点は、図面と共に詳細な記述を参照することにより、明らかになると思う。
本発明の本質をよく理解するには、以下で説明する詳細な記述と、添付の図面を説明する必要がある。
単一の成形ハウジングを有するフレームアセンブリを含む、本発明の1つの実施形態の斜視図である。成形ハウジングは、成形ハウジングに接続されて作動する内部成形チャンバを備えている。 図1に示す実施形態の成形ハウジングに関連するベースの断面図である。 図2に示すベースと組み合わせて使用することができる熱抵抗挿入体を示す図である。 本発明における成形ハウジングの別の実施形態の斜視図であり、「迅速接続」機能を備え、ベースを成形ハウジングに対して、安全、かつ解放可能な形で接続することができる。 本発明の別の実施形態を示す図であり、この実施形態は、図1に示すフレームアセンブリからの構造的変形であるフレームアセンブリを備えている。このフレームアセンブリは、複数の異なる成形ハウジングの中の任意の1つに接続されて作動し、成形ハウジングを支持するように構成され、成形ハウジングは、好ましくは、共同で作動するように構成されたベースを有する。 単一の内部成形チャンバを有する単一の成形ハウジングの斜視図である。 図4に示す実施形態と共に使用することができるベースの側面図である。 図5に示すベースの平面図である。 成形ハウジングおよび固定して取り付けられたベースの別の実施形態の斜視図である。 フレームアセンブリおよび成形ハウジングの別の実施形態の斜視図であり、成形ハウジングは、フレームアセンブリと共同して作動するように構成され、その中に配置されている複数の成形チャンバを有する。 図8に示す実施形態の側面図である。 図8に示す成形ハウジングの詳細を示す斜視図である。 図8に示す実施形態のフレームアセンブリと共に使用することができる成形ハウジングの更に別の実施形態の斜視図である。 図8に示す実施形態の支持または提供部分の詳細を示す斜視図である。 フレームアセンブリおよび成形ハウジングの更に別の実施形態を部分的に展開させた斜視図であり、成形ハウジングは、フレームアセンブリと共に使用して、フレームアセンブリと共同で作動するように構成されている。 図13に示す実施形態のフレームアセンブリの平面図である。 図13および図14に示す実施形態における成形ハウジングの平面図である。 図13に示す実施形態のフレームアセンブリと共に使用することができるタイプの成形ハウジングの変形例の斜視図である。 図16に示す実施形態の側面図である。 本発明による複数の異なる実施形態のいずれかと共に使用することができる、ストッパまたは閉鎖構造の斜視図である。 成形チャンバの中に液体状の食品組成物を導入するために使用することができる漏斗を示す図である。 本発明の更に別の実施形態の斜視図であり、接続されて作動するようになっている複数の成形ハウジングを開示している。各成形ハウジングは、単一の内部成形チャンバを有し、内部成形チャンバは、それぞれ異なる断面構造を備えている。 図20に示す実施形態のフレームアセンブリと共に使用することができる、成形ハウジングの中の1つとそれに関連する成形チャンバの詳細を示す斜視図である。 複数の成形チャンバを備える成形ハウジングの更に別の実施形態の斜視図である。 複数の成形チャンバおよび一体型の熱源を備える成形ハウジングの更に別の実施形態を示す図である。 着脱可能なように挿入することができる複数の成形チャンバと共に使用するように構成された成形ハウジングの更に別の実施形態の斜視図である。 図24に示す実施形態の成形ハウジングと共に使用することができる成形チャンバの正面図である。 図25に示す成形チャンバの実施形態の、線26−26における部分的断面図である。 図25および図26に示す実施形態における、着脱可能なように挿入することができる1つ以上の成形チャンバと共に使用することができるタイプの成形ハウジングの、更に別の実施形態を示す図である。 関連する換気装置を含む成形ハウジングの更に別の実施形態を示す図である。 図28に示す実施形態の、開放位置にある部分的ファントムの側面図である。 図28および図29に示す実施形態の、閉じた位置にある側面図である。 閉鎖位置にある換気アセンブリを組み込んでいる、本発明の更に別の実施形態の横断面図である。 開放位置にある換気アセンブリを有する、図31に示す実施形態の横断面図である。 本発明の成形ハウジングおよび/または成形チャンバの複数の異なる実施形態と共に使用することができる、換気アセンブリの更に別の実施形態の斜視図である。 図32に示す実施形態の換気アセンブリの部分的ファントムの内部を示す図であり、換気アセンブリは、成形チャンバの中で作動する向きに設置されている。 本発明における、食品を調理する過程の実施形態を示す図である。 本発明における、食品を調理する過程の実施形態を示す図である。 本発明における、食品を調理する過程の実施形態を示す図である。 本発明における、食品を調理する過程の実施形態を示す図である。 本発明における、食品を調理する過程の実施形態を示す図である。 本発明による調理装置を使用して調理した複数の食品の中の一例を示す図である。 本発明による調理装置を使用して調理した複数の食品の中の一例を示す図である。 本発明による調理装置を使用して調理した複数の食品の中の一例を示す図である。 本発明による調理装置を使用して調理した複数の食品の中の一例を示す図である。 本発明による調理装置を使用して調理した複数の食品の中の一例を示す図である。 更に内部シャフトを備える、本発明における成形ハウジングおよびベース構造の断面図である。 本発明における成形チャンバカバーの構造を示す斜視図である。 本発明における成形チャンバカバーの構造を示す斜視図である。 本発明における成形チャンバカバーの構造を示す斜視図である。 一体化した成形チャンバを有する成形ハウジングを備える調理装置の更に別の実施形態の斜視図である。 一体化した成形チャンバを含み、ベースアセンブリに結合して作動するように構成された成形ハウジングを備える調理装置の斜視図である。 一体化した成形チャンバを含み、ベースアセンブリに結合して作動するように構成された成形ハウジングを備える調理装置の斜視図である。 温度制御槽を備え、調理装置の中に作動可能な向きに設置された挿入可能な成形チャンバを有する調理装置の1つの実施形態の斜視図である。 挿入可能な複数の成形チャンバを収容するように構成されている温度制御槽を備える調理装置の別の実施形態を、部分的に分解した斜視図である。 調理装置の更に別の実施形態の斜視図である。 図48に示す調理装置の実施形態の線A−Aにおける断面図である。 本発明における複数の形状の成形チャンバの中の1つを示す斜視図である。 図49に示す実施形態の線A−Aにおける断面図である。 本発明におけるグリースチャンバの1つの実施形態の断面図である。 成形ハウジングの中に作動するように設置されている挿入可能な成形チャンバを有する、断熱された調理装置の1つの実施形態の斜視図である。 図51に示す断熱された調理装置の実施形態の斜視図であり、成形ハウジングから取り出した挿入可能な成形チャンバを示している。 本発明による断熱された調理装置の別の実施形態の要素の斜視図である。 図51に示す断熱された調理装置の実施形態の断面図である。
全図面を通して、同じ要素には、同じ符号を付してある。
図1〜図3に示すように、本発明による調理装置の少なくとも1つの実施形態は、少なくとも1つの(しかし、実用的には複数の)成形ハウジング10を含んでいる。成形ハウジング10のそれぞれは、内部成形チャンバ12を含み、内部成形チャンバ12は、対応する成形ハウジング10の大部分の長さに沿って、および/または実質的にそれらの全長に沿って延びている。従って、種々の異なる液体状、半液体状、半固体状、および/または固体状等の食品組成物の調理は、成形チャンバ12の内部で行われるので、食品組成物は、開口上端部14を通してそこに導入することができる。従って、成形ハウジング10の下端部15は、フレームアセンブリ16に接続されている。「上部」および/または「下部」という用語は、成形ハウジングおよび成形チャンバの種々の部分に関して呼ぶ場合には、成形ハウジング、および/または成形チャンバは、実質的に直立の向きになっている場合に使用するということを強調しておく。成形チャンバ12、または少なくとも成形チャンバ12の内部表面は、テフロン(登録商標)、高温シリコン、ガラスまたはガラス引き、ステンレス鋼、セラミック、アルミニウム、またはこれらのような他の非粘着性材料とすることができ、これらの非粘着性材料は、人が消費する食品に対する適切な接触面として働くとともに、食品の調理に使用する際の、適切な温度安定性および熱伝達特性を有する。更に、少なくとも1つの実施形態においては、成形ハウジング10および成形チャンバ12は、食器洗浄機に使用できる構造材料を備え、これにより、使用し終わった時の成形ハウジング10の洗浄を容易にすることができる。
更に具体的には、フレームアセンブリ16は、少なくとも1つの(しかし、実用的には複数の)受け入れ部18を含んでいる。この受け入れ部18は、図1に示す実施形態においては、少なくとも部分的に、リセス開口キャビティ20によって画定さている。各リセスキャビティ20は、少なくとも、その中に成形ハウジング10の下端部15の一部分を、成形ハウジング10および成形チャンバ12が実質的に直立の向きに配置されるように受け入れることができる寸法および構造になっている。図2および図2Aに示すように、図1に示されている成形ハウジング10の実施形態は、ベース22と組み合わせて使用するように、更に構成されている。ベース22は、内部ソケット24を含み、内部ソケット24は、その中に成形ハウジング10の下部開口端部15を受け入れることができる寸法と構造になっている。以下で十分に説明するように、成形チャンバ12の下端部15はまた、開いており、共同して作動することができる寸法と構造になっており、これにより、ベース22のソケット24の中等に配置されているプラグ26を受け入れることができるようになっている。
従って、プラグ26は、成形ハウジング10および成形チャンバ12の下部開口端部15に関連する開口の中に入って、その開口を、閉じるか、および/または少なくとも部分的に密閉する。このようにプラグ26で下部開口端部15を密閉して閉じることにより、成形チャンバ12の内部から下部開口端部15を通して液体状の食品組成物が漏れるのを、実質的に制限することができる。更に、プラグ26は、一体化したか、または着脱可能に接続された挿入部材28を含むことができる。この挿入部材28は、テフロン、シリコン等の熱抵抗性で、かつ非粘着性材料で形成されていることが望ましい。プラグ26が、図2に示す閉じた位置にある時には、挿入部材28は、外部に露出したプラグ26の表面を画定している。挿入部材28のこの位置は、挿入部材28が、成形ハウジング10の下端部15の開口に入り込んで、成形チャンバ12の内部で調理されている食品組成物と直面するようになっている。従って、挿入部材28が形成されている非粘着性材料は、食品組成物が、調理手順の間に、およびその後に、プラグ26に付着するのを実質的に防ぐことができる。
従って、図1および図2に示すように、成形ハウジング10の下端部15にベース22を取り付けることにより、下端部15に関わる開口を少なくとも部分的に密閉して閉じることができる。従って、ベース22および成形ハウジング10は、受け入れ部18を画定しているリセスキャビティ20の中の任意の1つの内部に設置することができる。従って、ベース22は、下端部15および成形ハウジング10の残りの部分と接続され、および支持される関係に配置され、それにより、成形チャンバ12および成形ハウジング10は、実質的に直立の向きに、フレームアセンブリ16に接続されて作動する。ベース22とリセスキャビティ20の中の任意の1つとの間の接続は、選定したリセスキャビティ20の中に、ベース構造を挿入することにより達成される。従って、きっちりとはめ込んで、しかし着脱可能な接続は、選定したリセスキャビティ20の中の1つの内部、および成形ハウジング10の下端部15の外部に配置されているベース22によって行われる。
選定された食品組成物を、開口端部14を通して成形チャンバ12に充填する作業は、ベース22および成形ハウジング10の取り付けに引き続いて行われる。これは、ベース22および成形ハウジング10をフレームアセンブリ16に接続する前または後に、ベース22および成形ハウジング10をリセスキャビティ20の中の1つに挿入することにより行うことができる。適切に配置され、かつ構成されているハンドル部材13および23をそれぞれ使用することにより、成形ハウジング10と共にベース22の取り扱い、設置、および総合的な操作が容易になるということは明らかである。
図1に示す実施形態に関する更なる特徴は、熱源30であり、熱源30は、フレームアセンブリ16の中に一体化されているか、またはフレームアセンブリ16に接続されている。更に具体的には、図1に示す実施形態に含まれる熱源30は、外部の電気エネルギー熱源に接続された単一の加熱パネルまたは加熱板32を含み、各受け入れ部18および、その中に位置して作動する対応する成形ハウジング10に熱伝達を行うことができる関係に配置されている。従って、1つ以上の成形ハウジング10が、1つ以上の異なるキャビティ20の中に配置されている場合には、適切なスイッチ、または制御アセンブリ34による加熱パネルまたは加熱板32の活性化により、加熱パネルまたは加熱板32から、フレームアセンブリ16に接続された1つ以上の各成形ハウジング10への十分な熱伝達が達成される。各成形ハウジング10は、少なくとも部分的に熱伝導性材料で形成されているという事実によって、接続された成形ハウジング10と加熱パネル32とが、直面するように、または近傍に並べられて配置されている(図1に示されている)ことによって、成形チャンバ12の中で食品組成物を調理するのに十分な熱を供給することができる。更に、スイッチまたは制御アセンブリ34は、適切なサーモスタット機能を含むこともでき、これにより熱を調整し、成形チャンバ12の中の食品組成物に対する適切な調理温度を生成することができるし、および/またはタイマー機能を組み込むことにより、調理時間を制御することもできるということに注目されたい。制御アセンブリ34は、1つ以上のタイマー、温度インジケータ、フラッシュライトまたは警報等の、可視、および/または可聴インジケータ等を更に組み込むことができる。
図2Bは、成形ハウジング10’の1つの代替の実施形態を示す。この実施形態においては、成形ハウジング10’の下端部は、ベース21を成形ハウジング10’に接続するための迅速接続機能を備えている。図2Bに示す実施形態においては、この迅速接続機能は、成形ハウジング10’の下端部15の上に所定のアレイの形に配列された複数の迅速接続ピン11を備えている。図2Bに更に図示されているように、ベース21は、その中に形成されている複数の迅速接続受け入れスロット11’を備えている。迅速接続受け入れスロット11’は、共同して作動するように構成されており、迅速接続ピン11の対応する1つを、安全かつ着脱可能な向きに受け入れるように配置されている。複数の任意の「迅速接続」タイプの機能を使用して、成形ハウジング10’の下端部15とベース21との間の安全かつ着脱可能な接続を提供することは、本発明の範囲と意図の中にあり、図2Bに示す実施形態は、前記複数の「迅速接続」タイプの機能の単なる例示であることは言うまでもない。
図2および図2Aに示す実施形態と同様に、ベース21は、挿入部材28’を備え、挿入部材28’は、成形チャンバ12の開口端部の中に挿入され、それにより、成形チャンバ12の内部で調理されている食品組成物と直面するように構成されている。従って、挿入部材28’を形成している非粘着性材料は、成形チャンバ12の開口端部から食品組成物が漏れるのを実質的に防ぐことができる。また、調理手順の間に、またその後に、食品組成物がベース21に付着するのを防ぐことができる。
従って、図2Bに示すように、ベース21は、成形ハウジング10’の下端部15に固着して、下端部15に関わる成形チャンバ12の開口端部を、少なくとも部分的に、密閉して閉じている。ベース21および成形ハウジング10’は、平面の上に自立することができ、フレームアセンブリ16の受け入れ部18を画定しているリセスキャビティ20は必要ではないということを理解することができると思う。前に示したように、ベース21は、下端部15および成形ハウジング10の残りの部分に接続されて、それらを支持するように配置され、これにより、成形チャンバ12および成形ハウジング10は、フレームアセンブリ16の上に、実質的に直立の向きに配置することができる。この場合には、受け入れ部18は、実質的に平面構造であり、これにより、その上に成形ハウジング10’およびベース21を支持することができる。
図40は、自立型成形ハウジング210およびベース216の更に別の例を示す。更に詳細には、ベース接続217を使用して、一体化した成形チャンバ212の下端部215をベース216に固着させ、中の食品組成物を調理する目的の成形チャンバ212を直立の向きに置くとともに、成形チャンバ212の少なくとも一部分を密閉することができる。成形チャンバ212は、開口上端部214を備え、開口上端部214を通して未調理食品組成物を加え、調理した食品を取り出すことができる。図40に示すように、成形チャンバ212は、テーパ面213をなしており、開口上端部214における成形チャンバ212の直径は、下端部215における直径より大きい。このテーパ面213は、本発明の本明細書に開示している任意の成形チャンバの中に設けることができ、それによって、そこからの調理食品の取り出しが容易になる。
図40に示すベース接続217は、スレッド接続を備え、言うまでもないことながら、側面にマウントした迅速解放接続、または他の同様の機械的接続も使用することができ、これらは、本発明の範囲と意図の中に包含されている。図40はまた、成形ハウジング210の上の雄スレッドとベース216に刻まれた雌スレッドとを示す。しかしながら、雄スレッドおよび雌スレッドの配置は、この例に限定されるものではない。すなわち、雌スレッドを成形チャンバ210に刻み、雄スレッドをベース216に設けることもできる。
図40は、更に内部シャフト220を示す。内部シャフト220は、成形チャンバ212の主要な部分を通して、上向きに長さ方向に延びている。1つの実施形態においては、内部シャフト220は、熱伝導性材料で構成され、調理するために成形チャンバ212の中に置かれた食品組成物の内部に、ベース216を通して熱を供給するための熱源を構成している。図40に示す実施形態においては、内部シャフト220は、加熱要素222を備え、加熱要素222は、内部シャフト220を通して延びており、成形チャンバ212の中の食品組成物を熱するための更なる熱源を構成している。加熱要素222は、電源に接続(例えば、電力コード224を介して)されて作動する。少なくとも1つの実施形態においては、内部シャフト220は、テーパ構造を備え、これにより、調理された食品組成物を取り出すのが容易になる。成形チャンバ210は、本明細書で開示しているように、フレームアセンブリと共同で作動するように、フレームアセンブリの中に配置する構成とし、本発明の他の実施形態に関して本明細書に開示している方法で、成形チャンバ210の周囲に更なる熱源を設けることができる。
図41〜図43は、チャンバカバーの種々の実施形態の中で、いくつかを示すものである。チャンバカバーは、調理手順の間、成形チャンバの中の未調理食品組成物の上に置いて、少なくとも部分的に、ある量の熱エネルギーが未調理食品組成物の中に保持され、均一な円筒形状または他の構造の調理食品が成形チャンバの中に形成されるようにしている。更に詳細には、図41に示すチャンバカバー230は、「浮動式」カバーを備え、「浮動式」カバーは、チャンバカバー230に取り付けられたガイド部材231を有する。チャンバカバー230は、ガイド部材231を通して、内部シャフト220の一部を自由に受け入れるように構成されている。作動する時には、チャンバカバー230は、内部シャフト(220等)の一部分の上にあるガイド部材231と共に、成形チャンバ(212等)の中の未調理食品組成物の上に置かれている。また、成形チャンバが内部シャフトを備えている場合には、食品が調理されて、場合によって、上昇または収縮する時に、調理されている食品組成物の上端部との接触を保持したまま、チャンバカバー230は、成形チャンバの内部で、上方または下方に動く。図42に示す実施形態においては、チャンバカバー230’を通してガイドアパチャ232が形成され、カバーハンドル233がそこに取り付けられている。これにより、成形チャンバ(再び、例えば成形チャンバ212)へのチャンバカバー230’の投入、また成形チャンバからのチャンバカバー230’の取り出しが容易になる。図43は、内部シャフトを含まない成形チャンバの中で使用するためのチャンバカバー230”を示す。チャンバカバー230”は、ガイド部材またはガイドアパチャを含んではいない。
図3に示す実施形態においては、フレームアセンブリ16’は、図1に示す実施形態におけるフレームアセンブリ16と同様に、複数の受け入れ部18’を設けることによって、少なくとも1つ、または同時に複数の成形ハウジング10を受け入れることができる。更に、各成形ハウジング10は、フレームアセンブリ16’に接続されて作動する時には、成形ハウジング10の下端部15に着脱可能に接続された、上記したベース構造22を含んでいる。組み上がられた成形ハウジング10およびベース22は、受け入れ部18’の中の選定された1つの内部に配置され、フレームアセンブリ16’に、実質的に直立の向きに、支持され、接続されて作動する。フレームアセンブリ16’に関わる異なる構造的および機能的特徴は、受け入れ部18’を含むことであり、この受け入れ部18’は、複数の区画壁36で隔てられた細長い区画である。区画壁36の間の間隔、および受け入れ部18’の総合的な寸法および構造は、少なくとも部分的に、1つ以上の成形ハウジング10の寸法および構造に対応している。
更に具体的には、成形ハウジング10が、受け入れ部18’の中の選定された1つの中に作動可能なように設置されている場合には、2つの反対側の面は、図に示されているように、隣接した区画壁36と、直面して接しているか、および/または熱伝達が行われる関係に配置されている。従って、図3に示す実施形態においては、必要な熱源は、区画壁36として働く複数の加熱板、または加熱パネルによって得ることができる。各加熱パネル、および/または区画壁36は、各区画壁または加熱パネル36の内部に形成されている抵抗要素(図3には示されていない)を利用して構成することができる。従って、各加熱パネル、および/または区画壁36を、成形ハウジング10の2つの反対側の面に熱伝達が行われるように配置することにより、成形ハウジング10を通して、成形チャンバ12の内部に保持されている食品組成物に、適切な量の熱を伝達することができる。図1に示す実施形態においては、フレームアセンブリ16’はまた、熱調整サーモスタットおよび/または調理サイクル機能を更に含むことができる、スイッチまたは制御アセンブリ34を含むことができる。
図44は、調理装置の更なる実施形態300を示す。この調理装置300は、成形チャンバ312を含む成形ハウジング310を有する。成形ハウジング310は、フレームアセンブリ316の受け入れ部318の中に設置することができる。図44に示すように、成形ハウジング310が、フレームアセンブリ316の、共同して作動するようになっている受け入れ部318の中に配置された時には、フレームアセンブリ316は、実質的に成形ハウジング310を取り囲むように形成されている。この構造によって、成形ハウジング310の実質的な部分の周囲に熱を加えることができる。これにより、成形チャンバ312に対する均一な熱源を得ることができ、その中での食品の調理を均一にすることができる。これまでに開示した実施形態のように、成形チャンバ312は、開口上端部314を備え、これにより、未調理食品組成物を加えること、また成形チャンバ312から調理食品を取り出すことが容易になる。更に、ハンドル313を設けることができ、これにより、成形ハウジング310を、フレームアセンブリ316の受け入れ部318に設置すること、またそれから取り外すことが容易になる。制御アセンブリ334は、1つ以上のインジケータ336を備え、調理装置300の中に組み込むことができ、1つ以上のインジケータ336を活性化することにより、ユーザに対して、成形チャンバ312の中または近傍で、事前に設定された調理温度が達成されたか否かに関する指示を提供する。
図44に示す調理装置300は、単一の成形ハウジング310と、その中に配置された単一の成形チャンバ312とを備えている。しかし、複数の成形ハウジング310と、それらに対応して中に配置される、複数の成形チャンバ312とを有する調理装置300および、複数の成形ハウジング310を中に受け入れることができる複数の受け入れ部318を画定するフレームアセンブリ316も、本発明の範囲および意図の中にあると考えることができる。あるいは、単一の成形ハウジング310は、その中に配置された複数の成形チャンバ312を備えることができ、フレームアセンブリ316は、複数の成形チャンバ312を備える成形ハウジング310を受け入れるように構成されている受け入れ部318を備えることもできる。
本発明の調理装置の更に別の実施形態は、図4〜図6に示されている。この実施形態は、実質的に等しい成形ハウジング10を含み、この成形ハウジング10は、その中に形成されている単一の内部成形チャンバ12を有し、また開口上端部14および開口下端部15を有する。上記したように、必要な熱源は、成形ハウジング10の内部には組み込まれておらず、外部に配置することができる。従って、成形ハウジング10は、構造的に、中に開口下端部15が配置されている受け入れソケット24’を有する変形したベース22’と組み合わせて使用するようになっている。従って、ベース22’は、成形ハウジング10と共に成形チャンバ12を、実質的に直立の向きに支持して保持するように働く。更に、図4〜図6に示す実施形態は、上記した外部の熱源で使用されることを意図している。従って、ベース22’は、ソケット24’から外部に広がる大きな支持プラットフォーム27を更に含んでいる。図5および図6に示されるベース22’は、円形構造を備えているが、別の幾何構造を有するベース22’も、本発明の範囲および意図の中にあると理解することができる。従って、成形ハウジング10が、ベース構造22’に接続されて作動する時には、支持プラットフォーム27は、ストーブトップ、加熱板等の外部の熱源の上に置かれるか、または支持される。成形ハウジング10の少なくとも一部と、ベース22’とを、熱伝導性材料で作ることにより、外部熱源によって生成された熱が、ベース22’および成形ハウジング10を通って、成形チャンバ12に達する、適切な熱伝達を行うことができる。これにより、適切な熱が、成形チャンバ12の内部に伝達され、それにより、その中に配置された食品組成物の調理が容易になる。具体的には述べていないが、非粘着性材料の挿入板28を含む密閉または閉鎖プラグ26は、成形ハウジング10の開口下端部15を閉鎖し少なくとも部分的に密閉する目的で、図1および図2に関して上記で具体的に示した方法で、ソケット24’の内部に組み込むこともできる。
図4に示されている更なる特徴は、覗き窓12’である。覗き窓12’は、適切な熱抵抗を有し、半透明または透明な材料でできており、これにより、ユーザは、成形チャンバ12の中で食品組成物が調理される時に、その進行過程を見ることができる。このような覗き窓12’は、本明細書に具体的に開示されている成形チャンバを含めて、他の成形チャンバ構造の中に組み込むことができることは言うまでもない。
図48および図48Aは、実質的に直立に設置された食品を調理するための調理装置の更に別の実施形態700であり、この調理装置700は、ストーブトップ、加熱板、グリル等の外部熱源を利用している。更に詳細には、調理装置700は、熱伝達を容易にするように構成された熱伝導性材料を備えた成形チャンバ712を含んでいる。成形チャンバ712は、開口上端部714を有し、この開口上端部714は、本明細書で開示している他の成形チャンバの実施形態と同様に、その中に未調理食品組成物を受け入れるように構成され、開口上端部714から調理食品を取り出すことができる。
図48および図48Aに示す実施形態においては、調理装置700は、開口内部717と底面に沿って配置されている加熱開口部718を有するフレームアセンブリ716を含んでいる。加熱開口部718は、熱源からからフレームアセンブリ716の開口内部717に、熱エネルギーが妨げられることがなく伝達できるような構造、および配置になっている。明確にする目的で、完全に開放された開口部を例として示しているが、加熱開口部718は、その開口部に亘って広がっている1つ以上の支持部材を備えることができる。この支持部材は、自立しているフレームアセンブリ716の熱源の上への設置を容易にする構造になっている。少なくとも1つの実施形態においては、フレームアセンブリ716は、良好な放射熱伝達特性を有する構成材料を備え、更に別の実施形態においては、フレームアセンブリ716は、外側断熱層を備えることができ、これにより、フレームアセンブリ716からの放射される熱放射エネルギーを成形チャンバ712に対して(更に詳細には、フレームアセンブリ716が熱源の上で作動位置に配置されている時に、調理のために内部に設置された未調理食品組成物に対して)、焦点を当てるか、または導くことができる。更に、これらの図に示す実施形態においては、フレームアセンブリ716は、テーパ形状を有する。すなわち、フレームアセンブリ716の下部分は、上部分より大きくなっている。このテーパ形状によって、熱源から発生し、加熱開口部718を通って、フレームアセンブリ716の開口内部717の上部分に至る熱気を、成形チャンバ712の上部分の周囲に集中させることができ、これにより、その長さに沿った温度プロファイルを均一にすることができる。この理由は、成形チャンバ712の下部分は、実際の熱源に接近して配置されるからである。
図に示すように、フレームアセンブリ716は、成形チャンバ712と結合して作動するように構成されており、成形チャンバ712を実質的に直立の向きに保持する。また、フレームアセンブリ716は、作動位置に設置される。作動位置とは、加熱開口部718によって画定される開口が、少なくとも部分的に熱源と重なり合っている位置である。更に、成形チャンバ712は、実質的に、フレームアセンブリ716の開口内部717の中に配置されている。少なくとも1つの実施形態においては、フレームアセンブリ716は、支持ブラケット719を備え、支持ブラケット719は、成形チャンバ712の少なくとも一部分に、結合して作動するように構成され、成形チャンバ712を、実質的に垂直の向きに保持している。図48および図48Aに示す実施形態においては、成形チャンバ712は、開口上端部714の近傍にある支持フランジ713を備え、支持フランジ713は、フレームアセンブリ716の支持ブラケット719と結合して作動するように構成されている。少なくとも1つの実施形態においては、成形チャンバ712は、フレームアセンブリ716に密着して取り付けられている。
調理装置700はまた、温度インジケータアセンブリ734を含むことができ、温度インジケータアセンブリ734は、フレームアセンブリ716の開口内部717の温度が最適な調理温度の範囲の中にあることユーザに対して示すように構成されている。温度インジケータアセンブリ734は、特定の温度閾値で作動するように構成されているバイメタルスイッチ等の、少なくとも1つの温度スイッチ735を備えている。温度インジケータアセンブリ734は、前記フレームアセンブリの前記内部が、所定の温度(バイメタルスイッチが作動する温度等)であるか、または所定の温度の範囲の中にある時に、それを知らせるインジケータ736を更に備えている。
図48および図48Aに示す実施形態においては、温度インジケータアセンブリ734は、複数の温度スイッチ735と、それらに対応する複数のインジケータ736を備えている。この構成により、第1の温度スイッチ735によって、第1のインジケータ736を活性化すること等により、最低調理温度がフレームアセンブリ716の開口内部717の中で達成されたこと、また更に、対応する第2の温度スイッチ735を作動させることにより、第2のインジケータ736を活性化すること等により、最高調理温度が達成されたことを、ユーザに対して知らせることができる。図に示すように、温度インジケータアセンブリ734は、電源737(電池等)と電源スイッチ737’とを備えることができる。電源737は、複数の温度インジケータ736に電力を供給し、電源スイッチ737’は、使用時には、温度インジケータアセンブリ734を活性化し、また非使用時には、温度インジケータアセンブリ734を不活性化し、電源737を守ることができる。
本発明の調理装置の更に別の実施形態は、図7に示すように、構造的な変形である。具体的には、成形ハウジング10”は、一体化熱源39を含み、この一体化熱源39は、抵抗素子の形をしていてもよい。熱源または抵抗素子39は、導電体40に接続されており、導電体40は、プラグ部材41等によって、従来の電気エネルギー源に接続することができる。更に、ベース22”は、ハウジング10”の下部端部15に、固定的か、または適切かつ着脱可能に接続することができ、成形ハウジング10”と内部成形チャンバ12とを、実質的に直立の向きで、安定に支持するのに十分な寸法および構造を有すことができる。従って、図4〜図6に示す実施形態、および図7に示す実施形態は、外部熱源(図4〜図6に示す実施形態)によって、または成形ハウジング10”の中に直接一体化した熱源(図7に示す実施形態)によって、食品の調理装置を実現することができる。強調するべきことは、図4〜図6および図7に示す実施形態では、種々の構造的変形を含むことができ、例えば、各成形ハウジング10または成形ハウジング10”は、2つ以上の成形チャンバ12を含むことができ、および/または、ベース構造22”を成形ハウジング10”に、固定的ではなく、むしろ着脱可能に接続することもできる。
図45および図45Aは、調理装置の更に別の実施形態400を示す。調理装置400は、一体化熱源、すなわち、加熱要素439を備えている。図に示すように、調理装置400は、成形ハウジング410を備え、成形ハウジング410は、その中に配置されている成形チャンバ412を有する。以前と同様に、成形ハウジング410と成形チャンバ412とは、一体化して形成することができ、またはそれらは、独立した構造であってもよい。独立した構造では、共同して作動するように構成されるが、互いに着脱可能であり、これにより、製造、洗浄等を容易にすることができる。成形チャンバ412は、開口上端部414を含み、これにより、未調理食品組成物を、調理のために成形チャンバ412の中に配置することができる。またそれと同様に、調理食品をそこから取り出すことができる。図45Aに示す実施形態においては、調理装置400は、チャンバ換気手段437を備え、チャンバ換気手段437は、成形ハウジング410の下部に配置され、成形ハウジング410を通して、成形チャンバ412自体の中に延びている。チャンバ換気手段437は、食品が成形チャンバ412の中で調理された後に、成形チャンバ412の底部に真空が形成されるのを防止する役割を果たす。真空は、成形チャンバ412からの調理食品の取り出しを妨げる可能性がある。図45Aは、ベースアセンブリ416上に配置されている換気プラグ437’を更に示す。換気プラグ437’は、チャンバ換気手段437を少なくとも部分的に密封するように共同して作動するように構成および配置され、また、成形ハウジング410は、ベースアセンブリ416の上に、作動する向きに配置され、それにより、未調理食品が、調理される以前に成形チャンバ412の底部から漏れるのを防止することができる。
上述したように、調理装置400は、ベースアセンブリ416を更に備え、ベースアセンブリ416は、成形ハウジング410を保持するように、協同して作動するように構成および配置されている。従って、成形チャンバ412は、実質的に直立の向きに構成され、また調理装置400は、作動する向きに配置されている。成形ハウジング410および成形チャンバ412の場合と同様に、ベースアセンブリ416は、図45Aに示すように、成形ハウジング410に独立に構成することができる。しかし、少なくとも1つの実施形態においては、ベースアセンブリ416は、成形ハウジング410に一体化して構成することができる。これは、図45に示されている。
調理装置400は、制御アセンブリ434を更に備え、制御アセンブリ434は、その一部が、一体化された熱源(加熱要素439等)を調節するように構成されている。加熱要素439は、成形チャンバ412の外部表面に隣接して、熱伝達の関係にある成形ハウジング410の中に配置された抵抗加熱素子を備えることができる。図45Aの中では、明確にするために、加熱要素439は、単一のU字形状のループとして示されているが、加熱要素439が成形チャンバ412の外部表面を実質的に取り囲み、その中で均一な調理温度を提供するような場合も、本発明の範囲および意図の中にあると理解することができる。加熱要素接続手段438、438’は、それぞれ、共同して作動するように、成形ハウジング410およびベースアセンブリ416のインタフェース上に構成および配置されている。また加熱要素接続手段438、438’は、加熱要素439に電力を供給するように構成され、制御アセンブリ434によって、成形チャンバ412の中か、またはその近傍で、事前に設定された調理温度が検出されたか、または検出されないかに基づいて制御される。あるいは、加熱要素439は、成形ハウジング410の底、従って成形チャンバ412の底の近傍に位置するベースアセンブリ416の上に配置され、加熱要素439は、成形チャンバ412の底部を通して熱を上方に導くようにすることもできる。
制御アセンブリ434は、本明細書で開示している調理装置の他の種々の実施形態と同様に、少なくとも1つのインジケータ436を備え、インジケータ436は、成形チャンバ412の中または近傍で、事前に設定された調理温度が達成されたことを、ユーザに対して知らせるように構成されている。調理温度は、温度を検出するように成形チャンバ412の近傍に置かれた温度センサ439’を介して監視される。図45Aに示す実施形態においては、成形チャンバ410とベースアセンブリ416とは、独立して、着脱可能な構成になっており、温度センサインタフェース439”は、ベースアセンブリ416の上に配置され、成形ハウジング410がベースアセンブリ416の上で作動する向きに配置されている時に、温度センサ439’が温度センサインタフェース439”に接触して作動するような位置になっている。制御アセンブリ434および加熱要素439は、電源コード418等を介して、電源に接続されて作動する。
図51〜図54においては、一体化した熱源を有する、本発明における調理装置の更に別の実施形態900を示す。更に詳細には、図51〜図54は、実質的に直立の向きに設置された食品を調理するように構成された断熱調理装置900を示す。図53および図54に最も良く示されているように、断熱調理装置900は、断熱フレームアセンブリ901を備え、断熱フレームアセンブリ901は、少なくとも1つの外壁902と少なくとも1つの内壁904とを含み、外壁902と内壁904とは、共同して作動するように構成および配置され、断熱ゾーン905を少なくとも部分的に画定している。断熱ゾーン905は、単に空気スペースか、または真空を備えることができ、これらは、バッファとして機能し、調理装置900の内側から外側に、フレームアセンブリ901の外壁902を通して、熱エネルギーが伝達するのを最小限に抑えている。しかし、少なくとも1つの実施形態においては、断熱ゾーン905は、部分的、または実質的に、断熱材料が充填され、これにより、フレームアセンブリ901の外壁902を通して、調理装置900の内部からの熱エネルギーの伝達を更に抑えることができる。また、断熱フレームアセンブリ901は、成形ハウジング910と成形チャンバ912とに近接して、複数の外壁902および/または複数の内壁904を含むことができるということが分かると思う。このことに関しては、以下で詳細に説明する。複数の外壁902および/または内壁904の各々は、互いに相対的に離間して配置されていてもよい。または、複数の外壁902および/または内壁904は、複合した外壁902、および/または内壁904を形成するように構成および配置することもできる。複数の外壁902、および/または内壁904を有する実施形態においては、対応する複数の断熱ゾーン905も、それらの間で画定することができる。少なくとも1つの実施形態においては、オーバーレイ903は、外壁902の外面に、少なくとも部分的に重なる関係で配置することができ、ユーザに、断熱された調理装置900を掴むための場所を提供することができる。少なくとも1つの更なる実施形態においては、オーバーレイ903は、断熱構成材料を備えることができ、更に別の実施形態においては、オーバーレイ903はハンドルを備えることもできる。
図53および図54に最もよく示されているように、カバー907とベース908とは、共同して作動し、それぞれ、外壁902と内壁904との上部および下部を結合させるように構成されている。フレームアセンブリ901の1つ以上の構成要素(すなわち、外壁902、内壁904、断熱スリーブ906、カバー907、および/またはベース908、また更に、成形ハウジング910および/または成形チャンバ912)は、図54の断面図では、別々の構成要素として示されているが、これらは、互いに一体化して製造することができ、この場合には、適切と考えられるか、および/または、製造プロセス、および/または構成材料によって規定されるということは、本発明の範囲および意図の中にあると理解することができる。
断熱調理装置900は、上述したように、少なくとも1つの成形ハウジング910を更に備え、成形ハウジング910は、それを通した熱伝導を容易にする第1の熱伝導材料で構成されている。図53および図54に示す実施形態においては、成形ハウジング910は、実質的に内壁904の内部に配置されるように構成されている。断熱スリーブ906は、図54に示す実施形態のように、内壁904と成形ハウジング910との間に配置され、断熱スリーブ906は、フレームアセンブリ901の内壁904と外壁902とを通して外側に放散する熱を制限し、また、内側に向かって成形ハウジング910の方に、そして最終的には、成形チャンバ912の中に配置されている未調理食品組成物に向かって、熱エネルギーを導くように構成されている。
前に示した実施形態と同様に、成形チャンバ912は、少なくとも一部を、成形ハウジング910の中に配置することができる。ここで、成形チャンバ912は、これを通る熱伝達を容易にする第2の熱伝導性構成材料を備えている。少なくとも1つの実施形態においては、第2の熱伝導性材料の熱伝導率は、第1の熱伝導性材料の熱伝導率より大きく、これにより、成形ハウジング910から成形チャンバ912に至る熱伝達の抵抗を最小にすることができる。少なくとも1つの実施形態においては、成形ハウジング910と成形チャンバ912とが同様の材料から構成される場合か、または、図52および図53に示すように、成形チャンバ912が成形ハウジング910と一体化して形成される場合には、同一の構成材料を備えることができ、従って、第1および第2の熱伝導性材料の熱伝導率は、実質的に等しくてもよいことは言うまでもない。
本発明の他の種々の実施形態に関して上述したように、成形チャンバ912は、その中に未調理食品組成物を受け入れるように構成されている開口上端部914を有する。成形チャンバ912は、未調理食品組成物を、実質的に直立の向きに保持するように、更に構成されている。また、成形チャンバ912は、成形ハウジング910の中に、実質的に直立の向きで作動するように配置されている。少なくとも1つの実施形態においては、成形チャンバ912は、成形ハウジング910から取り外し可能であり、このような実施形態は、チャンバハンドル915を備えることができ、これにより、それぞれ、成形チャンバ912の成形ハウジング910の中への設置と、成形ハウジング910の中からの取り出しを容易にしている。更に、取り外し可能な成形チャンバ912を有する実施形態においては、支持フランジ913が設けられ、これにより、実質的に直立の向きで作動するように成形チャンバ912を成形ハウジング910の中に設置することが容易になる。
断熱調理装置900は、成形ハウジング910の少なくとも一部と共同で作動するように配置された熱源911を更に備えている。熱源911は、ある量の熱エネルギーを生成し、それを成形チャンバ912の中の未調理食品組成物に伝達するように構成されている。図53および図54に示すように、熱源911は、成形ハウジング910のかなりの部分を取り囲むように構成されているスリーブとジャケットとを備えることができ、それにより、成形ハウジング910の長さ方向に沿って、また、成形ハウジング910の中に配置されている成形チャンバ912に沿って、均一なプロファイル有する熱エネルギーを供給することができる。少なくとも1つの実施形態において、熱源911は、図54に示されているように、成形ハウジング910と断熱スリーブ906との間に配置され、これにより、熱源911によって生成された熱は、熱伝導性材料で構成されている成形ハウジング910の内部に向かって実質的に伝達され、外側に伝達される熱は、断熱スリーブ906の熱断特性によって妨害される。
本発明の前に示した実施形態と同様に、断熱調理装置900は、温度制御アセンブリ934を備え、温度制御アセンブリ934は、熱源911の出力を調節するように構成および配置されている。これにより、調理手順の間、成形チャンバ912の動作温度を所定の温度範囲の中に維持することができる。前と同様に、温度制御アセンブリ934は、1つ以上の温度スイッチ935(バイメタルスイッチ等)を備えることができ、温度スイッチ935は、特定の温度に達した時に作動し、また、温度が前記特定の温度より低くなった時には、不活性になるように構成されている。このようなバイメタルスイッチは、非常に精度が高い温度範囲の中で、スイッチをオン/オフできる機能を提供することができ、本発明で考えているような、短い時間に食品を調理する際に望ましいものである。図53および図54に示すように、温度スイッチ935は、成形ハウジング910の一部と直接に接触して配置することができ、成形チャンバ912の中の温度を正確に検出することができる。少なくとも1つの更なる実施形態においては、温度スイッチ935は、外部と直接に接触して配置することができ、更に別の実施形態においては、成形チャンバ912自体の内部に配置して、成形チャンバ912の中の温度を、事前に設定された温度範囲の中で更に高い確度で維持することができる。
作動時には、断熱調理装置900は、最初に、電源が投入された時には、成形チャンバ912は周囲温度にあり、温度スイッチ935(バイメタルスイッチ等)は、閉じられて閉回路が完成しており、電源コード918等を介して熱源911に電力が供給される。熱源911は、成形ハウジング910の温度を上昇させるように作用する。それに引き続いて、成形チャンバ912の温度は、事前に設定された温度に到達するまで上昇する。事前に設定された温度に到達すると、温度スイッチ935が作動して開放され、これにより、熱源911に電力を供給している回路は開放になり、熱源911には電力が供給されなくなる。成形チャンバ912または成形ハウジング910の温度が事前に設定された温度より低くなると、温度スイッチ935が閉じて再び閉回路が完成し、熱源911に電力が供給される。熱源911は、成形ハウジング910と成形チャンバ912とを、事前に設定された温度に再加熱する。温度制御アセンブリ934は、複数のスイッチ935を使用することができ、複数のスイッチ935のそれぞれは、事前に設定された異なる温度で作動および脱作動し、それにより、断熱調理装置900の作動に対して、更なる温度制御オプションを提供することができることは言うまでもない。更に、温度が事前に設定された温度より低いときに開放となるように構成されている温度スイッチ935を考えることもできる。この場合には、電源および熱源911を有する電気回路の中に、追加的な電気素子を設けて閉回路を完成させ、熱源911に電力を供給する。
図に示すように、温度制御アセンブリ934は、少なくとも1つのインジケータ936(白、赤、緑、または他の色のLED、または、他の視覚的または聴覚的信号等)を含み、これにより、成形チャンバ912の中の温度に関してユーザに警告することができる。少なくとも1つの実施形態においては、温度制御アセンブリ934は、複数のインジケータ936を備えることができ、インジケータ936は、異なる色による視覚的インジケータ、および異なる音声信号によるインジケータを含むことができることは言うまでもない。これらのインジケータは、種々の異なる温度ばかりではなく、断熱調理装置900の作動状態(例えば、電源オンインジケータ)を示すことができる。更なる例は、成形チャンバ912の温度が、事前に設定された温度より低い時に、または事前に設定された温度より高い時に、または事前に設定された複数の温度の間にある時に、それらを示すインジケータ936を含んでいる。少なくとも1つの実施形態においては、温度スイッチ935は、種々のスイッチ機能を備えることができ、これにより、ユーザは、成形チャンバ912の中で維持されるべき所定の温度を選択することができる。従って、ユーザは、本発明による調理装置900の成形チャンバ912が、その中の特定の食品を調理するために最適な温度になる時を、どの程度かの精度で判定することができる。
本発明に関わる調理装置の多様性は、種々の構造的変形によって証明される。これらの変形は、図8〜図12に示される更なる実施形態を含むことができる。更に具体的には、成形ハウジング44は、少なくとも部分的に熱伝導性材料から形成されており、また、その内部に複数の成形チャンバ46を含むことにより、図1〜図7に示す実施形態とは異なり、成形チャンバ46の実際の数を変化させることができる。更に、成形ハウジング44は、支持プラットフォーム49と少なくとも2つの隔置された支持支柱50とを含むフレームアセンブリ48と組み合わせて、または、独立に使用することができる。成形ハウジング44は、フレームアセンブリ48と共同して作動するように構成され、フレームアセンブリ48の上に、着脱可能なように、また枢動可能なように取り付けられ、またはそれに接続することができる。理解することができるように、成形ハウジング44は、洗浄するために容易に取り外すことができ、少なくとも1つの実施形態においては、成形ハウジング44は、成形ハウジング44全体が食器洗浄機を使用できる構成材料を備えている。更に別の実施形態においては、細長い洗浄ブラシを設けることができ、それにより、使用していない時に、成形ハウジング44の成形チャンバ46の内部を洗浄することができる。
成形ハウジング44は、2つの反対側の側面に配置された、外向きに延びているフィンガまたは突起52を含むことができ、この突起52は、内部を通って、二股支持支柱50によって支持されるようになっている。これらは、図8および図9に明示されている。このように、成形ハウジング44は、フレームアセンブリ48に対して選択的に動かすことができるばかりではなく、フレームアセンブリ48から取り出すこともできる。少なくとも1つの実施形態においては、成形ハウジング44は、少なくとも調理手順の実行中には、実質的に直立の向きに設置され、また複数の成形チャンバ46には、意図された食品組成物が充填されていることを想定している。しかし、成形ハウジング44の向きおよび位置は、調理手順の完了時に変化させることができる。具体的には、保持または提供皿等の構造体(一般的に54で示す)は、複数の成形チャンバ46の各々と同一線上に配置されている複数の保持チャンネル56を含むことができる。これにより、調理された食品の取り出しは、保持構造体54を、成形ハウジング44の複数の成形チャンバ46に対して、取り出す向きに配置することによって非常に容易になる。これは、図8に示されている。保持構造体54のこのような配置は、調理された食品を、成形チャンバ46から取り出して、並んでいる保持チャンネル56の中に入れる時に、調理された食品を受け取る向きに保持または提供構造54を向けることにより達成することができる。
更に、本実施形態においては、必要な熱源(一般的に57で示す)は、複数の抵抗素子を含むことができる。これらの抵抗素子は、成形ハウジング44の中に一体化されているか、または成形ハウジング44に直接接続されている。図11に示すように、適切な電気接続58を使用して、熱源57を従来の電気エネルギー源に接続することができる。少なくとも1つの実施形態においては、2つの反対側に配置され、外向きに延びるフィンガまたは突起52の一方または両方は、二股支持支柱50と電気的に接続され、共同して作動するように構成および配置されている。
更なる実施形態は、図13〜図15、および図16〜図17に示されている。具体的には、成形ハウジング44’は、図10および図11に示されている、成形ハウジング44の実施形態と同様の構造上および動作上の特徴を有し、内部に置かれた複数の成形チャンバ46を備えている。しかし、成形ハウジング44’は、直接成形ハウジング44’に付随する熱源57を有してはいない。その代わりに、フレームアセンブリ(一般的に60で示す)は、成形ハウジング44’と共同して作動するように構成され、成形ハウジング44’を、フレームアセンブリ60に一体化されているか、または接続されている熱源62を使用して作動させる。図13および図14に示す実施形態においては、熱源62は、2つの離間した加熱パネルまたは加熱板64を備え、これらの加熱パネルまたは加熱板64は、フレーム壁66の内部表面と、実質的に重なり合って取り付けられている。更に、所定の寸法の間隔または距離65が、加熱板または加熱パネル64の間に存在する。この間隔65は、その中に成形ハウジング44’を受け入れるのに十分な寸法を有する。このような配置(矢印67で示されている)にすることにより、成形ハウジング44’の2つの反対側の側面は、加熱パネルまたは加熱板64に対して、直面した、および/または熱伝達が行われる配置にすることができる。従って、加熱パネルまたは加熱板64が活性化されると、それにより十分な熱が生成され、成形ハウジング44’の少なくとも一部を形成している熱伝導性材料を通って、成形チャンバ46の内部に、十分な調理温度となる熱が供給され、それにより、中の食品組成物を迅速かつ効率的に調理することができる。調理手順が完了した後に、成形ハウジング44’は、加熱板または加熱パネル64の間の空間65から、ハンドル部材45を介して容易に取り出すことができる。
図16および図17に示す実施形態においては、成形ハウジング44”は、フレームアセンブリ60と共に使用することができ、更に、追加的な構造上の変形を行うことができる。この構造上の変形は、例えば、成形ハウジング44”の下端部15に接続された可動、および/または取り外し可能な閉鎖手段68である。また閉鎖手段68は、1つ以上の密閉、および/または閉鎖ガスケット69を含むことができ、密閉、および/または閉鎖ガスケット69は、図2に示す実施形態に関して上述したように、耐熱性、非粘着性材料を備えることができ、成形チャンバ46の内部から成形ハウジング44”の下端部15を通して、液体状または半液体状の食品組成物が漏れるか、または不注意で流路が生ずるのを実質的に制限するように構成されている。更に別の代替例としては、プラグのようなストッパ(70で示す)を使用して、成形ハウジング44”の下端部15に関わる開口部を、少なくとも部分的に密閉、および/または閉鎖して、対応する成形チャンバ46からの液体状または半液体状の食品組成物の上記した漏洩を、実質的に防止することができる。
本発明による調理装置の実施形態の中のいずれか1つ以上に関連する、構造上の更なる特徴は、充填体(一般的に図19で72で示す)が設けられていることである。充填体72は、漏斗のような部材であってよく、側面支持体またはコネクタ部材74を更に含むことができる。コネクタ部材74は、複数の成形チャンバ12、46のいずれかの開口上端部14に対して、充填体72の接続または安定した設置を容易にするように配置および構成されている。
本発明の調理装置の更に別の実施形態は、図20および図21に示されている。具体的には、少なくとも1つの成形ハウジング80は、少なくとも、その中に一体化されているか、または直接それに接続されている熱源82を有しているという点で、図7に示す実施形態と同様の構造上および動作上の特徴を有している。上述した実施形態と同様に、熱源82は、端子または接点84に接続された抵抗素子の形をしていることができる。更に、各成形ハウジング80は、単一の内部成形キャビティ86を含んでいる。成形ハウジング80は、一般的に、複数の成形ハウジング80’を代示するものであると見なすことができ、それらは、独立に、あるいは集合的に、フレームアセンブリ(一般に88で示す)に接続されている。更に、成形ハウジング80と80’の各々は、それぞれ独立した自分自身の熱源82を含み、熱源82は、上記の接点または端子84によって、フレームアセンブリ88、および/または従来の電源に接続されている。図20および図21に示す実施形態の更なる特徴は、それぞれが異なる断面形状を有する成形チャンバ86および86’を含んでいることである。これらの形状は、非限定的な例として図20に示すように、星、円、三角形、および他の多角形、または曲線周辺を有する形状である。本発明は、複数の異なる形状のいずれかを含むことに加えて、全体の寸法として任意の寸法の成形チャンバ(例えば、12、46、86、86’)を考慮しているもので、従って、大きいか、または小さい寸法の食品も、その中で調理することができる。単に一例として、チャンバは、「1フィート」ホットドッグの寸法に応じた、追加の長さを備えることもでき、または、「ウィンナソーセージ」サイズ等の短いサイズも備えることができる。同様に、大きな、または小さな直径または幅を有する成形チャンバを使用することにより、最終食品の全体の寸法を適宜に変化させることができる。
図22は、更なる実施形態を示す。成形ハウジング90は、成形ハウジング90の内部に形成されている複数の成形チャンバ92の中の1つまたはそれぞれから、調理された食品を取り出し易くするように構成されている。調理手順が完了した後の、調理された食品へのアクセスは、少なくとも1つのハウジング部94、および/または追加のハウジング部96を使用して、それらを成形ハウジング90の残りの部分から移動させることによって行うことができる。従って、1つのハウジング部94、および/または両方のハウジング部94および96は、閉鎖された位置(図22に示す位置)と開放された位置(それぞれ、矢印93および95で示すハウジング部94および96の運動によって示されている)との間に、選択的に配置することができる。成形ハウジング90の残りの部分、および/または第2ハウジング部96に対するハウジング部94の上記のような運動は、成形ハウジング90の長さ方向に沿って延びるヒンジ(ちょうつがい)または他のピボット接続によって達成することができ、これにより、一般的に「クラムシェル(2枚貝)」構造と呼ばれている構造体を、少なくとも部分的に規定している。閉鎖に関わる適切な密閉等は、2つのハウジング部94および96の間の成形ハウジング90の外周の少なくとも一部の周りに延びる接合またはシーム98のところに存在することができるということに、更に留意されたい。前述の「クラムシェル」構造は、以前に示した実施形態で説明したように、複数の内部成形チャンバ92を組み込んだ成形ハウジング90、または単一の成形チャンバ92を有する成形ハウジング90に適用して、1つまた複数の成形チャンバ92から調理された食品を取り出しやすくすることができるということを強調しなければならない。
図49および図49Aは、本発明による調理装置の更に別の実施形態800を示す。成形チャンバ812は、ベーグルやドーナツ形状等の、環状の構成を備えている。環状成形チャンバ812は、開口上端部814を備え、これにより、成形チャンバ812の中に未調理食品組成物を加えやすくし、また、ベース816を備え、これにより、実質的に直立した向きに調理装置800を支持している。本発明の調理装置の前に示した実施形態とは異なり、調理された食品組成物は、開口上端部814を介して環状成形チャンバ812から取り出さないこともできる。むしろ、図49Aに最もよく示されているように、環状成形チャンバ812は、複数のチャンバ部813を備え、複数のチャンバ部813は、互いに移動可能に配置することができ、これにより、環状の調理空間を形成することができる。チャンバ部813は、ヒンジやピボット部材等を介して、上記の「クラムシェル」構造と同様に互いに接続することができ、また、調理過程の間は、クラスプ、クリップ、または他の機械的な留め具を使用して、一時的に互いに密着させて、これにより環状の調理空間を形成することができる。ガスケット818を、チャンバ部813のインタフェースのところに配置して、未調理食品が環状成形チャンバ812から漏れるのを最小限にすることができる。
図23は、本発明の調理装置の更に別の実施形態を示す。この実施形態は、液体状食品組成物が投入される複数の内部成形チャンバ101を有する成形ハウジング100を備えている。図1および図3に示す実施形態と同様に、ここに示す実施形態は、少なくとも1つの加熱板または加熱パネル104を備える、一体化したか、または自己完結形の加熱アセンブリ102を含んでいる。加熱板または加熱パネル104は、抵抗素子105を含むことができる。あるいは、上記のような加熱パネルまたは加熱板104および104’は、複数の成形ハウジング100の両側に配置することもできる。上述したように、熱源102は、1つ以上の加熱パネル104および104’を含み、成形チャンバ101の内部を必要な調理温度にするのに十分な量の熱を発生するように作動する。ここに示す実施形態においては、加熱板104および104’の一方または両方が、実質的に成形ハウジング100の全長に沿って延びており、それにより、全ての成形チャンバ101を同時に加熱できることに留意されたい。
図24〜図27は、本発明による調理装置の更に別の実施形態を示す。ここに示すように、成形ハウジング106は、少なくとも部分的に、熱伝導性材料から形成することができ、少なくとも1つ、また図24に示す場合では、複数のチャンネルまたは区画107を含んでいる。各区画107は、共同して作動するような寸法を有し、複数の挿入可能な成形チャンバ108の中の1つを、着脱可能な形で受け入れるように構成されている。更に、成形チャンバ108の各々は、少なくとも2つの成形チャンバ部108’および108”を備え、それらは、ヒンジ部110のところで互いに枢動接続されている。あるいは、チャンバ部108’と108”とは、互いに着脱可能な形で取り付けることもできる。更に、接合またはシーム112は、調理手順の前に、成形チャンバ108の内部から液体状、半液体状等の、未調理食品組成物の漏れを制限するように構成されている。シームまたは接合112は、図26の112’および112”で示すように、トングおよびグルーブ構造によって形成することができる。シリコン、または他の適切なガスケット形成材料を備えることができる。少なくとも1つの実施形態においては、シームまたは接合部112は、「迅速接続」タイプの構造を備えることができる。使用時には、複数の成形チャンバ108の各々は、区画107の異なる1つの中に挿入することができ、未調理食品組成物が充填される。挿入可能な成形チャンバ108の各々は、拡大された頭部または上端部113を含み、成形チャンバ108のそれらに対応する区画107からの取り出しを容易にしている。この拡大頭部分113はまた、未調理食品組成物を成形チャンバ108の内部に充填するのを容易にするような寸法および構成にすることができる。挿入可能な成形チャンバ108は、以前に他の成形チャンバの構成に対して示した複数の形状および寸法を含むこと、および、以前に他の成形チャンバに対して示した構成材料のいずれをも含むことは、本発明の範囲および意図の中にあると理解することができる。
図46および図47は、更なる調理装置500および600を示す。調理装置500および600は、それぞれ、挿入可能成形チャンバ512、612を使用する。調理装置500および600の更なる特徴は、温度制御槽504、604を、挿入可能成形チャンバ512、612の中で食品を調理するための熱源として使用することである。図46に示す調理装置500は、ユーザが、単一の挿入可能成形チャンバ512を使用して、一度に1つの食品を調理できるように構成されており、図47に示す調理装置600は、ユーザが、複数の挿入可能成形チャンバ612を使用して、複数の食品を同時に調理できるように構成されている。
更に、図46を見ると、調理装置500は、上に温度制御槽504を支持するように構成されたベースアセンブリ516を含んでいる。ベースアセンブリ516は、図46に示す実施形態においては、制御アセンブリ534を含み、制御アセンブリ534は、以前に示した実施形態と同様に、ユーザが、成形チャンバー(挿入可能成形チャンバ512等)の中で、未調理食品の調理温度を制御できるように構成されている。電源コード518を設けて、調理装置500を電源に接続(例えば、従来のコンセントにより)することができる。図46の実施形態において更に示されているように、熱源(非限定的例として、加熱要素538)は、温度制御槽504に底部に配置され、温度制御槽504の中にある伝熱流体に対して熱エネルギーを供給するように構成されている。熱源(加熱要素538等)は、温度制御槽504自体の上または中に配置することもでき、この場合には、加熱要素538は、直接電源に接続するか、または、ベースアセンブリ516の制御アセンブリ534を介して、間接的に電源に接続することもできるということは、本発明の範囲および意図の中にあることは言うまでもない。温度制御槽504およびベースアセンブリ516は、個別部品を備えることができ、それらは、使用しない時には、互いに容易に分離することができるということを更に理解することができる。しかし、少なくとも1つの実施形態においては、温度制御槽504およびベースアセンブリ516は、互いに一体化した構造を有している。温度制御槽504の少なくとも一部を覆う形で断熱層506を設けて、それにより、温度制御槽504の中に配置されている伝熱流体の中に熱エネルギーを確実に保持することができる。
制御アセンブリ534、634は、1つ以上のインジケータ536、636を含むことができ、温度制御槽504、604の中で、また、少なくとも1つの実施形態においては、温度制御槽504、604の中に配置された伝熱流体の中で、事前に設定された調理温度が達成されたことを、視覚的、聴覚的、またはその他の指示でユーザに知らせることができる。少なくとも1つの更なる実施形態においては、1つ以上の温度スイッチを使用することにより、制御アセンブリ534、634は、温度制御槽504、604の中で、伝熱流体を、事前に設定された温度に、またはその温度付近に維持することができる。伝熱流体としては、蒸留水、水道水、塩水、またはそれらの通常の沸点を上昇させる添加剤を添加した水等の水性の流体を使用することができる。伝熱流体は、更に高い最適調理温度を有する未調理食品組成物を調理する場合には、食用油、フライ油等、非水性であってもよい。温度制御槽504、604は、レベルインジケータ505、605(覗き窓等)を更に備えることができ、これによりユーザは、中の伝熱流体のレベルを視覚的に確認することができる。
前述したように、調理装置500および600は、1つ以上の挿入可能成形チャンバ512、612を使用している。各挿入可能成形チャンバ512、612は、対応する開口上端部514および614を備え、これにより、未調理食品組成物の投入と調理済み食品の取り出しとが容易になる。挿入可能成形チャンバ512、612は、対応する細長い部分512’および612’を更に備え、細長い部分512’および612’は、熱伝導性材料から構成され、下方に向かって延び、調理装置500、600に対して、作動する向きに置かれた時には、温度制御槽504、604の中の伝熱流体の中に、少なくともその一部分が沈むように構成されている。少なくとも1つの実施形態においては、挿入可能成形チャンバ512は、612は、チャンバハンドル515、615、および/または支持フランジ513、613を備えている。これにより、温度制御槽504、604の中への設置と、そこからの取り出しが容易になり、支持フランジ513、613によって、成形チャンバ512、612を、温度制御槽504、604のカバー517、617を介して、実質的に直立させて、作動する向きに設置して保持することが容易になる。図47に最もよく示されているように、成形開口部617’は、カバー617を貫通して形成されており、そこを通して挿入可能成形チャンバ612の細長い部分612’を受け入れるように構成されている。また一方で、支持フランジ613が更に入り込むのを防止している。成形開口部はまた、調理装置500のカバー517を貫通して形成され、挿入可能成形チャンバ512の細長い部分512’を受け入れることができる。図47は、少なくとも1つの実施形態においては、挿入可能成形チャンバ612が、それを通して上方に延びる内部シャフト620を含んでいることを更に示している。内部シャフト620は、熱伝導性材料を備え、挿入可能成形チャンバ612を使用して、調理している食品の内部に熱エネルギーの供給するように構成されている。少なくとも1つの更なる実施形態においては、内部のシャフト620は、中空構造を備え、これにより、伝熱流体は、内部シャフト620を内部から加熱することができ、それにより、挿入可能成形チャンバ612の中で食品への伝達可能な熱エネルギーを増加させることができる。
図47に示す調理装置600はまた、図46に示す調理装置500の実施形態からのいくつかの変形を示している。例えば、温度制御槽604の体積を増加させたことにより、ベースアセンブリ616は、温度制御槽604の一方の端部に沿って配置されている。これにより、複数の食品の調理を同時に行うことができる。前述のように、熱源(加熱要素638等)は、ベースアセンブリ616ではなく、温度制御槽604の中に直接に、またはその下に配置されている。更に、再度、温度制御槽604の体積を増加させたことによって、充填/排出アセンブリ619を設けることができ、これにより、伝熱流体を、温度制御槽604に加えること、および温度制御槽604からの除去することが容易になる。更に、レベルアセンブリ619’によって、温度制御槽604の中に存在する伝熱流体の体積またはレベルに関する二次チェックを行うことができ、これにより、その中にある熱源に電力を供給する前に、十分な流体が存在していることを確認することができる。
図27は、構造的に変形した成形ハウジング106’を示す。この成形ハウジング106’もまた、複数の内部区画107を含んでいる。矢印114によって示されているように、成形ハウジング106’は、外部アクセス可能なレバー115を含む排出アセンブリまたは機構を含んでいる。外部アクセス可能なレバー115は、少なくとも部分的に、変形した成形ハウジング106’の内部にも延びて配置されている。従って、レバー115の上方向への動きは、内部区画107の中に配置されている1つ以上の成形チャンバ108のそれぞれを取り出すのに役立つ。同様に、図27に示されるように、レバー115の位置を完全に下げた位置にすると、1つ以上の成形チャンバ108は、成形区画107の中のいずれかの内部に挿入することができる。少なくとも1つの別の実施形態においては、レバー115は、複数の成形チャンバ107のそれぞれに対して、別個に設けることができ、それにより、調理されている種々の食品組成物に対する調理時間が異なる場合に、ユーザは、成形チャンバを選択的に排出することができる。
次に、図28〜図30は、本発明の調理装置の更に別の実施形態を示す。これらの実施形態は、成形ハウジング118を含み、成形ハウジング118は、複数の内部成形チャンバ120を有する。各内部成形チャンバ120は、開口上端部121と開口下端部122とを含んでいる。図16および図17の実施形態に関して説明した構造と同様の構造を使用して、開口下端部122を閉じて、少なくとも部分的に密閉することができる。更に具体的には、閉鎖手段68’は、ガスケット69’を含むことができ、ガスケット69’は、内部に配置され、開口下端部122を、少なくとも部分的に、密閉および/または閉鎖し、これにより、未調理組成物の漏れを実質的に防止するか、または制限するように構成することができる。開口上端部121もまた、変形した閉鎖手段(68”で示す)を含んでいる。この閉鎖手段68”は、いずれのタイプの密閉または閉鎖ガスケット(69および69’で示す)を含んではいない。その代わりに、上部開口端121に対する閉鎖68”は、少なくとも換気アセンブリを含み、この換気アセンブリは、各成形チャンバ120と流体連通の関係に配列されている少なくとも1つの換気開口124を含んでいる。これは、図28〜図30に明示されている。調理手順で、過剰圧力が生成、および/または蓄積される可能性があるが、いずれの過剰圧力も、対応する換気開口124を通って、各成形チャンバ120の外に排出される。換気開口124を含む変形上部閉鎖手段68”は、単一の内部成形チャンバを有する成形ハウジング10でも使用することができ、複数の内部成形チャンバ120を有する成形ハウジング118に限定されるものではないと言うことは極めて明らかである。
図31および図31Aは、本発明による調理装置の更に別の実施形態を示す。この調理装置は、変形換気アセンブリを含み、この変形換気アセンブリは、図28〜図30に示す実施形態における換気アセンブリとは異なっている。具体的には、成形ハウジング128は、複数の内部成形チャンバ129を含み、内部成形チャンバ129は、個別の、独立して作動可能な換気アセンブリ(一般に130で示す)を有する。各換気アセンブリ130は、少なくとも部分的に、成形チャンバ129の、少なくとも部分的に、対応する1つの長さ方向に沿って延びている細長いチャンネル132で、少なくとも部分的に画定されている。更に、スプリングバイアスまたはその他の機密性の高い感応部材133が設けられ、チャンネル132の対応する1つの長さ方向に沿って延びている。図31に示すように、各圧力感応部材133が、実質的に閉鎖または密閉位置に設けられ、これにより、各チャンネル132の内部は、対応する成形チャンバ129の内部と流体連通の外に維持されている。しかし、成形チャンバ129の内部の圧力が十分に増加すると、圧力感応部材133は、図31Aに示されているように、開放位置に移動する。この開放位置によって、成形チャンバ129の内部とそれぞれの換気チャンネル132との間には、流体連通が達成される。このように、調理手順の間に生成された過剰な圧力は、成形チャンバ129から、換気チャンネル132を通して、成形ハウジング128の外部に排出される。図31および31Aに示される実施形態の換気アセンブリは、単一の成形チャンバ、または図31と図31Aとに示す実施形態の場合よりも内容量が少ない成形チャンバを有する成形ハウジング10でも使用することができることを強調しておく必要がある。
図32および図33は、図28〜図31Aに示す実施形態で説明した換気アセンブリからの更なる変形である。この換気アセンブリ140は、細長いステム142を含む挿入部材141と、やや大きい支持プラットフォーム144を含んでいる。図33に示すように、ステム142は、中空の内部を含み、この中空の内部によって、ステム142の長さ方向に沿って延びる細長いチャンネル146が画定されている。成形チャンバ148の内部に支持プラットフォーム144が挿入されると、支持プラットフォーム144は、成形チャンバ148の下端部148’隣接した位置に置かれ、ステム142の上端部は、成形チャンバ148の上端部148”の上方に向かって外に延びて行くように配置される。チャンネル146の内部は、ステム142の下端部によって形成される開口部146’によって、成形チャンバ148の内部と流体連通するように配置され、これにより、支持プラットフォーム144を貫通することができる。大体同様に、ステム142の上端は、開口部146”を有する。従って、調理手順の間に生成された過剰圧力は、ステム142の下端部および開口部146’を通って、成形チャンバ148の内部から出て行くことができる。過剰圧力は、チャンネル146の内部に沿って上方に移動し、最終的には成形チャンバ148と、それが関連している形成ハウジングの外部に排出される。
換気アセンブリ140は、成形チャンバ148の中に未調理食品組成物が導入される前に、成形チャンバ148の内部に配置することができる。従って、閉鎖またはキャップ部材150を使用して、開口上端部146”を被うことにより、成形チャンバ148の充填中に、チャンネル146の内部に未調理食品組成物が不注意に充填されるか、もしくはその通路の形成を防止することができる。成形チャンバ148が充填された後には、キャップ150を取り除き、上記で述べたように、過剰圧力の排気を容易にすることができる。
換気アセンブリ140の更に別の操作上の特徴は、「串」タイプの構造として使用できることである。この場合、未調理液体状食品組成物を成形チャンバ148の内部に入れる前に、固形の食品を、ステム142の周りに、長さ方向に沿って配置する。従って、調理手順が完了した後には、固形食品は、串に刺したようになり、または、調理された食品の中に「沈んでいる」ようになる。更に、閉鎖またはキャップ150’によって(150”で示す箇所によって少なくとも部分的に)、前述の固形食品の串刺しとステム142の外面に沿って種々の場所に、それらを配置させることが、更に容易になる。更に、調理手順が完了した後には、ステム142の上端部は、握ることができ、それにより、対応する成形チャンバからの調理済み食品の取り出しが容易になる。
換気アセンブリ140の「串」タイプ構造による操作上の特徴は、プッシュロッド(押し棒)を使用することにより、固体、および/または半固体の食品組成物(「挽肉等」)を、1つ以上の成形チャンバの中に詰めることを容易にしていることである。あるいは、換気アセンブリ140の圧力解放機能を持たない、個別の「串」および/または「プッシュロッド」設けることもできる。
図45Aおよび図50は、更なる代替的実施形態を示す。この代替的実施形態では、換気開口437、218は、それぞれ、対応する成形ハウジング410、または成形チャンバ212の底部に設けられている。図45Aおよび図50に示す底部の「換気開口」は、単なる開口通路であり、これにより、そこを通過する流体は、流れを妨げられることがない。事実、図50に示す実施形態においては、換気開口218は、調理手順の間に成形チャンバ212の中で生成されたグリースが、ベース216と成形ハウジング210との間に配置されているグリースチャンバ219の中に自由に流れることができるように構成されている。しかし、換気開口437または218の中に、ここで開示したものばかりでなく、圧力解放弁または真空ブレーク等の、1つ以上の圧力解放装置を組み込み、これらにより、対応する成形ハウジングまたは成形チャンバが、圧力解放装置または真空ブレーク装置の圧力定格によって決定される等の、事前に設定された圧力で排気することができるようにすることも、当然本発明の範囲および意図の中に含まれるものである。
これまで、細長い食品を調理するための装置に関する種々の構造の実施形態について記述してきたが、以下では、本明細書に開示されている装置を利用した、液体状、半液体状、半固体、および固体状の食品を調理するためのいくつかの典型的な調理手順を説明する。
自立型成形ハウジング10を使用する場合(図4〜図7)、またはフレームアセンブリ16または16’の中に配置するように構成されている成形ハウジング10を使用する場合(図1および図3)のどちらの場合も、成形チャンバ12の下部開口端部が適切に密閉されていることを確認した後、第1のステップでは、成形チャンバ12を、調理するべき食品組成物に対する所望の温度に予熱する。制御アセンブリ34を備える実施形態では、所望の予熱温度に到達した時に、可視、および/または可聴インジケータ(フラッシュライトまたは警報等)によってユーザに知らせる。以前と同様に、少なくとも1つの実施形態において、制御アセンブリ34は、タイマー、温度計、または他の同様なインジケータを含み、本発明による操作を容易にすることができる。
[例1:ソーセージと卵ラップ]
図34A〜図34Eにより、調理された卵の層に包まれたソーセージ製品を、本発明を使用して調理する方法の例を説明する。図34Aに示すように、成形チャンバ12は、初期には空で、その中にある充填インジケータライン12”は、はっきりと見える。成形チャンバ12を約200°Fと275°Fとの間の温度に予熱する。その時には、成形チャンバ12の内部を、非粘着性調理スプレーでコーティングすることができる。図34Bに示すように、成形チャンバ12の中に1つ以上の生卵を加え、生卵の体積が充填インジケータライン12”のレベルの半分程度になるまでにする。成形チャンバ12の中に、複数の充填インジケータライン12”を設けて、液体状、半液体状、半固状体、および/または個体状の、広い範囲に亘る任意の食品組成物に対する適切な充填レベルを示すようにすることも可能である。上記で開示している充填構造体72を、成形チャンバ12の上部開口端部に挿入し、これにより、成形チャンバ12の中に1つ以上の卵を加えることを容易にすることができる。卵が、攪拌されることや混合することがなく、自然に成形チャンバ12の中に落下することにより、美しい外観の最終調理食品ができあがるように構成されている。次に、ソーセージ製品(例えば、ホットドッグ、ターキードッグ、ブレクファストソーセージリンク等)は、ソーセージの全長を貫通しないように注意して、その長さ方向に沿って中央近くまで串に刺される。そして、例として図34Cに示されているように、ソーセージが取り付けられた串は、成形チャンバ12の中の卵に挿入される(好ましくは、卵の中心に)。少なくとも1つの実施形態においては、1つ以上の卵は、卵の中にソーセージを挿入する前に、短い時間(例えば、10〜15秒)で調理し、これにより、卵の形を整えて、ソーセージの支持を程よくすることができる。更なる1つの実施態様においては、ソーセージは、1つ以上の卵が成形チャンバ12の中に加えられる前に調理される。少なくとも1つの実施形態において説明したように、ソーセージのような固形の食品要素は、串やその他の支持手段を使用せずに、卵製品の中に自由に挿入することができる。本明細書において開示している新しい調理装置の中で、特定の食品を調理している時には、調理手順の間に、チャンバの底部で圧力が上昇し、それにより、多くの食品を上方、および成形チャンバから外側に向かってに押し上げるということが見いだされた。これは、図34Dに示されている。この事実は、特定の用途では望ましくなく、従って、換気アセンブリ140が考案されたわけであるが、特定の食品(現在のソーセージと卵ラップ等)を調理する際には、圧力が高く、調理時間約6〜8分の後には、図34Dに示されているように、調理済みの食品を、約半分程度の高さに持ち上げて、成形チャンバ12の外に出してしまうことが見いだされた。更に重要なことは、調理された食品は、この時点で、成形チャンバから手で取り出して(串の端を手で握って、穏やかに引く)食べることができるということである。図35は、この例に従って調理したソーセージと卵ラップを示し、また図36は、ソーセージと卵ラップを半分に切って、ソーセージを取り巻く均一な卵の層を更に示したものである。この例は、本発明によって容易に、かつ再現性よく達成できる例である。
[例2:「卵」ロール]
以前と同様に、成形チャンバ12は、成形チャンバ12に1つ以上の卵を加える前に予熱され、また、例1と同様に、1つ以上の卵を成形チャンバ12の中に加えることを容易にするために、充填体72を成形チャンバ12の上部開口端部に挿入することができ、これにより、予熱した成形チャンバ12の中の充填インジケータライン12”まで、卵を自由に加えることができる。少なくとも1つの実施形態においては、成形チャンバ12は、約200°Fと275°Fとの間の温度に予熱され、この時点で、成形チャンバ12の内部は、非粘着性調理スプレーでコーティングすることができる。例1で述べたように、卵ロールは、調理が進むと、上昇して成形チャンバ12の外に出る。成形ハウジング10、および/または成形チャンバ12は、調理された卵ロール形状の食品を取り出すために反転させることができ、または、6〜9分の間で完全に調理された後に、トングを使用して、それを成形チャンバ12の残りの部分から、穏やかに引き出すことができる。図37は、卵、または他の液体状、半液体状、半固体状、または固体状の食品組成物から、本発明の装置を使用して得られる調理食品の種々の幾何学的形状に中で、僅かな一部の例を示したものである。
プレーン卵ロールの代替として、好みの野菜(単なる例として、ミニトマト、キュウリ、ほうれん草、マッシュルーム、ピーマン、玉葱等)、および/または肉製品(さいの目に切ったハム、ベーコン、挽いたソーセージ等)、および/またはチーズ製品を、卵を加える前か、または加えた後に、または、卵と同時に、成形チャンバの中に加えることによりオムレツロールを作ることができる。
[例3:マーブル「卵」ロール」
成形チャンバ12を約200°Fと275°Fとの間の温度に予熱する。その時点で、成形チャンバ12の内部を非粘着性調理スプレーでコーティングすることができる。その後、1つ以上の卵を卵黄と卵白に分離し、予熱成形チャンバ12に卵黄を加え、その上に分離した卵白を充填インジケータライン12”まで加える。「マーブル(霜降り)」卵は、前述の例のように成形チャンバ12を上昇し、約6〜9分で調理が完了し、上記のように取り出すことができる。図38は、本明細書で開示した装置を使用して本例に従って調理した「マーブル」卵を示す。この「マーブル」卵は、明白に分離されて調理された卵黄と卵白とを有し、それらが適宜に全体に分散されている。
[例4:挽肉ロール]
食肉および食肉製品を調理する際には、非粘着性調理スプレーを使用することによって、調理している肉製品の脂肪含有量に応じて、均一な調理と完成した調理済み食品の取り出しを容易にすることができるという事実が見いだされた。挽肉の組成物(例えば、牛挽肉、七面鳥挽肉、鶏挽肉等)を、注入器、またはプッシュロッドを介して、充填インジケータライン12”まで、予熱した成形チャンバ12の中に加える。挽肉が、約300°Fと350°Fとの間の温度に予熱された成形チャンバ12の中に配置されると、成形チャンバ12の中で半分ほどの長さに、挽肉の中心を通って長さ方向に串が挿入される。前述の例のように、挽肉が調理されるにつれて、挽肉は、成形チャンバ12を上昇して外に出てくる。挽肉が成形チャンバ12の外に半分程度だけ出た時(約5分後)に、串を使用して、成形チャンバ12の残りの部分から挽肉を穏やかに取り出し、提供することができる。
[例5:充填パンケーキロール]
例4と同様に、パンケーキロール、または他のベイクドバッターを調理する際には、予熱された成形チャンバ12に非粘着性調理スプレーを使用することが、調理および取り出し工程を容易にするために有用であると言うことが見いだされた。換気アセンブリ140を予熱された成形チャンバ12の中に挿入し、端部キャップ150が位置にあることを確認する。充填体72を使用して、所望のパンケーキの組成物を、成形チャンバの中に充填インジケータライン12”まで加える。その時点で、端部キャップ150を換気アセンブリ140の端部から取り除く。所定の調理時間(推奨調理時間と温度とに関しては、パンケーキミックスの説明書を参照されたい)の後、換気アセンブリ140を介して成形チャンバ12から調理済みパンケーキロールを取り出し、換気アセンブリ140からパンケーキロールを取り外して皿に盛る。好みのシロップ(例えば、メープルシロップ、蜂蜜、フルーツ、チョコレート)を、換気アセンブリ140の細長いステム142によってパンケーキロールの中心を通って形成された空隙に注入し、これにより、充填パンケーキロールができあがる。これは、一例として図39に示されている。
[例6:成形したライスロール]
前処理した精米または玄米と卵白との混合物を、予熱した成形チャンバ12の中に充填インジケータライン12”まで加える。成形チャンバ12に入れる前に、所望によって、更なる材料を、それらの混合物に添加することができる。例4と同様に、成形チャンバ12の中に半分程度まで、米/卵の混合物の中心を通って長さ方向に、串を挿入することができる。以前の例の場合と同様に、米/卵混合物は、調理されるに従って、成形チャンバ12の中を上昇して外に出てくる。または、串を使用してそれを穏やかに取り出し、提供することができる。
[例7:ベジタリアン「卵」ロール]
この例は、例1と同様であるが、以下の点が例1とは異なっている。すなわち、ソーセージの代わりに、好みの野菜(単なる例として、ミニトマト、キュウリ、ほうれん草、マッシュルーム、ピーマン、玉葱等)が串に刺され、野菜を刺した串は、成形チャンバ12の中の未調理の卵の中に挿入されるという点である。上記のように、ベジタリアン卵ロールは、調理が完了すると、成形チャンバ12を上昇して、少なくとも一部分が成形チャンバ12の外に出て、串を使用して、成形チャンバ12の残りの部分を通って取り出し、提供することができる。
[例8:コーンブレッドロール]
成形チャンバ12を、約300°Fと350°Fとの間の温度に予熱する。以前のいくつかの例のように、非粘着性調理スプレーを、予熱する前に成形チャンバ12にコーティングしてもよい。充填構造72を使用して、充填インジケータライン12”まで、コーンブレッドミックスを加える。約3〜5分後に、串を挿入して、中央部分が乾燥しているか否かを調べる。乾燥していれば、コーンブレッドロールは、食べることができる。所望であれば、更なる調理時間を要して、外側にクラスト(外殻)を作ることもできる。
[例9:コーンブレッドドッグ]
成形チャンバ12を約300°Fと350°Fとの間の温度に予熱する。上記のように、非粘着性調理スプレーを、予熱する前に成形チャンバ12にコーティングしてもよい。前処理した食品(ホットドッグ等)を成形チャンバ12の中に挿入することにより、ホットドッグは加熱され、少なくとも部分的に調理されて、ホットドッグは、取り出すことができる。充填構造72を使用して、コーンブレッドミックスを、充填インジケータライン12”の約半分のところまで加え、コーンブレッドミックスを約10秒間調理する。それにより、コーンブレッドミックスは形ができあがり、成形チャンバ12の中のコーンブレッドミックスの中に、串を使用してホットドッグを再挿入する。約3〜5分の更なる調理の後に、串を使用してコーンブレッドドッグを取り出して、提供することができる。
ある代替的実施形態においては、上記のように調理した挽肉ロールを、ここでのレシピにおけるホットドッグで置き換えて、「コーンバーガー」を作ることができる。更に別の代替的実施形態においては、上記のレシピに従って調理した卵ロールを、ホットドッグの代わりにコーンミールミックスの中に挿入して、「コーンエッグ」を作ることができる。
これまでに説明した例に関して理解できるように、本発明による新規な調理装置を利用して調理することができる食品は、実質的に無限である。本発明によって調理された更なるの食品の一例としては、ファラフェル、ケーキミックス、ワッフルミックス、焼き菓子、他の卵食品、および豆腐がある。更に、未調理の食品組成物を加える前に、内部シャフト(内部シャフト220等)を成形チャンバ12の中に配置することができ、これにより、調理された食品は、中心を通って延びる円筒状の開口を有するようにすることができる。この開口を通して、調味料等を加えることができる。更に、調理された食品は、本明細書に開示されている成形チャンバの幅広い変形によって示されているように、多様な形状にすることができる。更に、本明細書で記述したレシピを活用して、現在公知の食品加工技術を使用することにより大量生産するように適合された調理食品も、本発明の範囲および意図の中にあると考えられる。更に、いくつかの食品では、十分なグリースやオイルを含み、このため、非粘着性調理スプレーを使用する必要がないものの、その他の製品では、必須ではないが、非粘着性調理スプレーを使用することが望ましい。同様に、全ての食品が、調理の際に、十分な圧力を発生させて成形チャンバ12から食品を押し上げることはないが、試験した多くの食品に対して、調理時間が完了したことを示すためのよい指標であることが分かった。
ここに記載されている本発明の実施形態に対しては、細部における多くの修正、変形、および変化を与えることが可能であり、従って、前述の説明および添付図面に示されている全ての事項は、例示であって、限定的であると解釈されることを意図するものではない。従って、本発明の範囲は、特許請求の範囲、およびその法的均等物によって決定されるべきである。
10、10’、10” 成形ハウジング
11 迅速接続ピン
11’ 迅速接続受け入れスロット
12 内部成形チャンバ
12’ 覗き窓
12” 充填インジケータライン
13 ハンドル部材
14 開口上端部
15 開口下端部
16、16’ フレームアセンブリ
18、18’ 受け入れ部
20 リセス開口キャビティ
21 ベース
22、22’、22” ベース
23 ハンドル部材
24 内部ソケット
24’ 受け入れソケット
26 プラグ
27 支持プラットフォーム
28、28’ 挿入部材
30 熱源
32 加熱パネルまたはプレート
34 制御アセンブリ
36 区画壁
39 一体化熱源
40 導電体
41 プラグ部材
44、44’、44” 成形ハウジング
45 ハンドル部材
46 成形チャンバ
48 フレームアセンブリ
49 支持プラットフォーム
50 支持支柱
52 突起
54 保持構造体
56 支持チャネル
57 熱源
58 電気接続
60 フレームアセンブリ
62 熱源
64 ヒートパネルヒートプレート
65 間隔
66 フレーム壁
67 矢印
68、68’、68” 閉鎖手段
69、69’ ガスケット
70 ストッパ
72 充填体
74 コネクタ部材
80、80’ 成形ハウジング
82 熱源
84 端子または接点
86、86’ 内部成型キャビティ
88 フレームアセンブリ
90 成型ハウジング
92 成型チャンバ
93 矢印
94 ハウジング部
95 矢印
96 追加のハウジング部
97 ヒンジ
98 シーム
100 成形ハウジング
101 内部成形チャンバ
102 加熱アセンブリ
104、104’ 加熱パネル
105 抵抗素子
106、106’ 成形ハウジング
107 内部区画
108、108’、108” 成形チャンバ
110 ヒンジ部
112 接合またはシーム
112’ トング
112” グルーブ
113 上端部
114 矢印
115 外部アクセスレバー
118 成形ハウジング
120 内部成形チャンバ
121 開口上端部
122 開口下端部
124 通気開口
128 成形ハウジング
129 内部成形チャンバ
130 換気アセンブリ
132 換気チャネル
133 圧力感応部材
140 換気アセンブリ
141 挿入部材
142 細長ステム
144 支持プラットフォーム
146 チャネル
146’、146” 開口部
148 成形チャンバ
148’ 下端部
148” 上端部
150、150’ 閉鎖またはキャップ部材
150” キャップ部材の一部
210 自立型成形ハウジング
212 成形チャンバ
213 テーパ面
214 開口上端部
215 下端部
216 ベース
217 ベース相互接続
218 換気開口
219 グリースチャンバ
220 内部シャフト
222 加熱要素
224 電力コード
230、230’、230” チャンバカバー
231 ガイド部材
232 ガイドアパチャ
233 カバーハンドル
300 調理装置
310 成形ハウジング
312 成形チャンバ
313 ハンドル
314 開口上端部
316 フレームアセンブリ
318 受け入れ部
334 制御アセンブリ
336 インジケータ
400 調理装置
410 成形ハウジング
412 成形チャンバ
414 開口上端部
416 ベースアセンブリ
418 電源コード
434 制御アセンブリ
436 インジケータ
437 換気開口
437’ 換気プラグ
438、438’ 加熱要素接続手段
439 加熱要素
439’、439” 温度センサ
500 調理装置
504 温度制御槽
505 レベルインジケータ
506 断熱層
512 挿入可能成形チャンバ
512’ 細長い部分
513 支持フランジ
514 上端部
515 チャンバハンドル
516 ベースアセンブリ
517 カバー
518 電源コード
534 制御アセンブリ
536 インジケータ
538 加熱要素
604 温度制御槽
605 レベルインジケータ
612 挿入可能成形チャンバ
612’ 細長い部分
613 支持フランジ
614 上端部
615 チャンバハンドル
616 ベースアセンブリ
617 カバー
617’ 成形開口部
618 電源コード
619 充填/排出アセンブリ
619’ レベルアセンブリ
620 内部シャフト
634 制御アセンブリ
636 インジケータ
638 加熱要素
700 調理装置
712 成形チャンバ
713 支持フランジ
714 開口上端部
716 フレームアセンブリ
717 開口内部
718 加熱開口部
719 支持ブラケット
734 温度インジケータアセンブリ
735 温度スイッチ
736 インジケータ
737 電源
737’ 電力スイッチ
800 調理装置
812 環状成形チャンバ
813 チャンバ部
814 開口上端部
816 ベース
818 ガスケット
900 断熱調理装置
901 断熱フレームアセンブリ
902 外壁
903 オーバーレイ
904 内壁
905 断熱ゾーン
906 断熱スリーブ
907 カバー
908 ベース
910 成形ハウジング
911 熱源
912 成形チャンバ
913 支持フランジ
914 開口上端部
915 チャンバハンドル
918 電源コード
934 温度制御アセンブリ
935 温度スイッチ
936 インジケータ

Claims (24)

  1. 実質的に直立の向きに置かれた食品を調理するようになっている、断熱された調理装置であって、
    外壁との内壁とを備える、断熱されたフレームアセンブリであって、前記外壁と前記内壁とは共同して作動するように構成され配置され、少なくとも部分的に断熱されたゾーンをそれらの間に画定している断熱されたフレームアセンブリと、
    少なくとも1つの成形ハウジングであって、それらを通した熱伝達を容易にするように構成されている第1の熱伝導材料を備え、前記内壁の内部に構成され、実質的に配置されている少なくとも1つの成形ハウジングと、
    少なくとも1つの成形チャンバであって、それらを通した熱伝達を容易にするように構成されている第2の熱伝導材料を備え、前記成形チャンバの少なくとも一部は、前記成形ハウジングの中に配置することが可能である少なくとも1つの成形チャンバと、
    前記成形ハウジングの少なくとも一部と共同して作動するように配置され、熱エネルギーを生成し、前記成形チャンバの中の未調理食品組成物へ伝達するように構成されている熱源と、
    前記熱源を調整し、調理手順の間、前記成形チャンバの動作温度を、所定の温度範囲の中に保持する温度制御アセンブリとを備え、
    前記成形チャンバは、その中に、未調理食品組成物を受け入れるように構成されている開口上端部を有し、前記成形チャンバは、前記未調理食品組成物を実質的に直立の向きに保持するように構成され、前記成形チャンバは、直立の向きに設置されて作動することを特徴とする調理装置。
  2. 前記フレームアセンブリは、ベースおよびカバーと、それぞれが前記ベースおよび前記カバーと共同して作動するように接続され、それにより、前記外壁および内壁を前記作動位置に保持している、前記外壁および内壁とを更に備えていることを特徴とする、請求項1に記載の調理装置。
  3. 前記フレームアセンブリは、実質的に前記内壁の内部に配置された断熱層を更に備え、前記断熱層は、それを通した熱伝達を防止するようになっている断熱性材料を備えていることを特徴とする、請求項1に記載の調理装置。
  4. 前記成形ハウジングは、実質的に前記断熱層の中に配置されていることを特徴とする、請求項3に記載の調理装置。
  5. 前記成形チャンバは、前記成形ハウジングの中に着脱可能な形に構成されている挿入可能成形チャンバを備えていることを特徴とする、請求項1に記載の調理装置。
  6. 前記温度制御アセンブリは、前記成形ハウジングの少なくとも一部分と結合して作動するようになっている少なくとも1つの温度スイッチを備えていることを特徴とする、請求項1に記載の調理装置。
  7. 前記温度スイッチは、バイメタル材料を備えていることを特徴とする、請求項6に記載の調理装置。
  8. 前記温度制御アセンブリは、タイマーを備えていることを特徴とする、請求項1に記載の調理装置。
  9. 前記成形チャンバは、前記成形ハウジングと一体化して構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の調理装置。
  10. 前記成形チャンバは、前記調理手順の間に調理される食品に所定の形状を与えるようになっていることを特徴とする、請求項1に記載の調理装置。
  11. 実質的に直立の向きで食品を調理するように構成された調理装置であって、前記調理装置は、
    伝熱流体を中に保持するように構成された温度制御槽と、
    熱エネルギーを生成し、前記温度制御槽の中の前記伝熱流体に前記熱エネルギーを伝達するように構成された加熱源を備えるベースアセンブリと、
    熱伝導性材料を備え、実質的に直立の向きで支持されるように構成され、前記温度制御槽の中の前記伝熱流体の中に少なくとも部分的に沈められている、少なくとも1つの挿入可能成形チャンバと、
    前記伝熱流体を所定の温度範囲の中に保持するように構成されている制御アセンブリとを備え、
    前記挿入可能成形チャンバは、その中への未調理食品組成物の導入を容易にする開口上端部を有し、
    前記挿入可能成形チャンバは、調理手順の間、前記未調理食品組成物を、実質的に直立の向きに保持するように構成されていることを特徴とする調理装置。
  12. 複数の挿入可能成形チャンバを更に備え、前記複数の挿入可能成形チャンバのそれぞれは、実質的に直立の向きに支持されるように構成され、更に、前記温度制御槽の中の前記伝熱流体の中に、少なくとも部分的に沈められていることを特徴とする、請求項11に記載の調理装置。
  13. 前記温度制御槽は、カバーを備え、このカバーは、それを貫通している複数の成形開口部を有することを特徴とする、請求項11に記載の調理装置。
  14. 前記挿入可能成形チャンバは、前記複数の成形開口部の少なくとも1つを通って、前記温度制御槽の中の前記伝熱流体の中に入るようになっている細長い部分を備えていることを特徴とする、請求項13に記載の調理装置。
  15. 前記挿入可能成形チャンバは、前記複数の成形開口部の少なくとも1つの通過する流路を防止するようになっている支持フランジを備えていることを特徴とする、請求項14に記載の調理装置。
  16. 前記温度制御槽は、前記温度制御槽の中の伝熱流体のレベルを示すレベルインジケータを備えていることを特徴とする、請求項11に記載の調理装置。
  17. 前記温度制御槽は、少なくとも部分的に前記温度制御槽を覆うよう配置された断熱層を備えていることを特徴とする、請求項11に記載の調理装置。
  18. 前記挿入可能成形チャンバは、少なくとも部分的に前記挿入可能成形チャンバの軸に沿って前記挿入可能成形チャンバを通して延びている、内部シャフトを備え、前記内部シャフトは、前記成形チャンバの内部に配置された前記未調理食品組成物に対して熱エネルギーの伝達を可能にするように構成され、配置された熱伝導性材料を備えていることを特徴とする、請求項11に記載の調理装置。
  19. 実質的に直立の向きに置かれた食品を調理するための調理装置であって、前記調理装置は、
    熱伝達を容易にするように構成された熱伝導性材料を備える成形チャンバと、
    フレームアセンブリであって、内部と外部とを有し、前記成形チャンバに結合して作動し、前記成形チャンバを実質的に直立の向きに保持するように構成され配置され、前記フレームアセンブリが作動位置にある時には、前記成形チャンバを、前記フレームアセンブリの前記内部に実質的に配置するフレームアセンブリと、
    温度スイッチを備え、前記フレームアセンブリの前記内部が、所定の温度範囲の中である時を示すように構成されたインジケータを更に備える温度インジケータアセンブリとを備え、
    前記成形チャンバは、その中に未調理食品組成物を受け入れるように構成された開口上端部を有し、
    前記フレームアセンブリは、前記フレームアセンブリの前記内部への熱エネルギーの伝達を容易にするように構成され配置されていることを特徴とする調理装置。
  20. 前記成形チャンバは、少なくとも部分的に前記成形チャンバの軸に沿って前記成形チャンバを通して延びている、内部シャフトを備え、前記内部シャフトは、前記成形チャンバの内部に配置された前記未調理食品組成物に対して熱エネルギーの伝達を可能にするように構成され配置された熱伝導性材料を備えていることを特徴とする、請求項19に記載の調理装置。
  21. 少なくとも卵の一部分を含み、成形チャンバの形状に一致する細長い形状を備えていることを特徴とする調理食品。
  22. 前記成形チャンバは、調理手順の間、実質的に直立の向きに配置されていることを特徴とする、請求項21に記載の調理食品。
  23. 実質的に円筒形の構造を更に含むことを特徴とする、請求項22に記載の調理食品。
  24. 大量生産によって製造されていることを特徴とする、請求項23に記載の調理食品。
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