JP2013535333A - 壁掛け式の空気清浄機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、壁掛け式の空気清浄機に関し、清浄された空気が渦を巻いて室内空間を循環するようにして、室内空間を均一に清浄することができる壁掛け式の空気清浄機に関する。
【解決手段】本発明の一実施例による壁掛け式の空気清浄機は、吸入口が備えられ、両側面に第1及び第2の吐出口が形成され、且つ壁に付着可能な構造で提供された壁掛けハウジングと、吸入口を通じて吸引された空気をフィルタリングする空気清浄フィルターと、壁掛けハウジングに内蔵されて空気を第1の吐出口から吐出させる第1の送風ユニットと、壁掛けハウジングに内蔵されて空気を第2の吐出口から吐出させる第2の送風ユニットと、を含むことが好ましい。
【選択図】図2

Description

本発明は、壁掛け式の空気清浄機に関し、清浄された空気が渦を巻いて室内空間を循環するようにして、室内空間を均一に清浄することができる壁掛け式の空気清浄機に関する。
空気清浄機は、室内空気の状態を人間の生活に適した状態に維持するための装置である。一般的に、空気清浄機は、一つのモータに連結された一つの送風ファンが室内空気を吸引することにより、空気清浄機の内部に吸引された室内空気が空気清浄フィルターを通過しながらフィルタリングされた後に吐出されるようにしている。
空気清浄機としては、床に置かれるスタンド型空気清浄機と、壁に掛けることができる壁掛け式の空気清浄機とがある。スタンド型空気清浄機は、通常、清浄された空気を上向きに吐出させる構造を有するのに対し、壁掛け式の空気清浄機は、床面から所定の高さ離れているため、清浄された空気を下向きに吐出させる構造を有する。
これにより、空気清浄機は、清浄された空気をいずれか一方向に吐出させるため、狭い場所では、空気を効率的に清浄することができる。しかしながら、教室、講義室又は大型ホールのような広い空間では、清浄された空気を循環させる別途の空気循環装置がないと、室内空間を均一に清浄するのが困難である。
本発明は、上記のような問題点を解決するために案出されたものであり、清浄された空気が渦を巻くように左側上向き及び右側下向きに、又は右側上向き及び左側下向きに吐出され、室内空間で清浄された空気の循環率を向上させることができるようにする壁掛け式の空気清浄機を提供することを目的とする。
また、本発明は、第1及び第2の吐出口に隣接する位置に第1及び第2の案内板を備えることにより、清浄された空気が壁に当たることなく室内空間に吐出されるようにし、室内空間での清浄空気の循環率を向上させることができる壁掛け式の空気清浄機を提供することを目的とする。
また、本発明は、二つの送風モータ及びこれらにそれぞれ連結された送風ファンを用いることにより、左右両方向に吐出可能な清浄空気の吐出量を調節することができる壁掛け式の空気清浄機を提供することを目的とする。
本発明の一実施例による壁掛け式の空気清浄機は、吸入口が備えられ、両側面に第1及び第2の吐出口が形成され、且つ壁に付着可能な構造で提供された壁掛けハウジングと、吸入口を通じて吸引された空気をフィルタリングする空気清浄フィルターと、壁掛けハウジングに内蔵されて空気を前記第1の吐出口から吐出させる第1の送風ユニットと、壁掛けハウジングに内蔵されて空気を前記第2の吐出口から吐出させる第2の送風ユニットと、を含むことが好ましい。
本発明の一実施例による第1の送風ユニットは、第1の送風モータに連結され、空気を吸引及び吐出する第1の送風ファンと、第1の送風ファンを取り囲んで前記第1の送風ファンから吐出された清浄空気を前記第1の吐出口に吐出させるように第1の吐出流路を形成する第1のファンケーシングと、を含み、
第2の送風ユニットは、第1の送風モータと左右方向に位置した第2の送風モータに連結され、空気を吸引及び吐出する第2の送風ファンと、第2の送風ファンを取り囲んで第2の送風ファンから吐出された清浄空気を第2の吐出口に吐出させるように第2の吐出流路を形成する第2のファンケーシングと、を含み、第1及び第2のファンケーシングは、第1及び第2の送風ファンから吐出された清浄空気の流動方向をガイドすることが好ましい。
本発明の一実施例において、第1のファンケーシングは第1の吐出流路が上部へ傾斜して形成されており、第2のファンケーシングは第2の吐出流路が下部へ傾斜して形成されていることが好ましい。
また、第1のファンケーシングは、第1の送風ユニットを流動する第1の流れに沿う清浄空気が第1の吐出流路を経由して第1の吐出口から上向きに吐出されるように第1の流れをガイドし、第2のファンケーシングは、第2の送風ユニットを流動する第2の流れに沿う清浄空気が第2の吐出流路を経由して第2の吐出口から下向きに吐出されるように第2の流れをガイドし、清浄空気が第1及び第2の流れに沿って渦を巻いて室内空間で均一に循環するようにすることが好ましい。
一方、本発明の一実施例による壁掛けハウジングは、両側面に第1及び第2の吐出口を備えており、壁に付着されるハウジング本体と、吸入口を形成するようにハウジング本体と離隔してハウジング本体に結合されたハウジングカバーと、を含むことが好ましい。
さらに、本発明の一実施例によるハウジング本体には、第1の吐出口から吐出された清浄空気が壁に当たらないように、第1の吐出口に隣接する位置でハウジング本体の外面に傾斜して形成された第1の案内板と、第2の吐出口から吐出された清浄空気が壁に当たらないように、第2の吐出口に隣接する位置で前記ハウジング本体の外面に傾斜して形成された第2の案内板と、を備えていることが好ましい。
本発明は、清浄された空気が渦を巻くように左側上向き及び右側下向きに、又は右側上向き及び左側下向きに吐出されることにより、室内空間における清浄された空気の循環率を向上させて清浄効率を増加させることができる。
また、本発明は、第1及び第2の吐出口に隣接する位置に第1及び第2の案内板を備えることにより、清浄された空気が壁に当たることなく室内空間に吐出されるようにして室内空間での清浄空気の循環率を向上させることができる。
また、本発明は、二つの吐出方向に応じて個別に制御可能な二つの送風ユニットを備えることにより、左右両方向に吐出可能な清浄空気の吐出量を調節することができる。これにより、本発明は、消費電力を減少させることができる。
本発明の一実施例による壁掛け式の空気清浄機の結合斜視図である。 本発明の一実施例による壁掛け式の空気清浄機の内部状態図である。 図1のA‐A’線に沿う壁掛け式の空気清浄機の断面図である。
以下では、添付の図面を参照して本発明の実施例による壁掛け式の空気清浄機を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例による壁掛け式の空気清浄機の結合斜視図であり、図2は壁掛け式の空気清浄機の内部状態図であり、図3は図1のA‐A’線に沿う壁掛け式の空気清浄機の断面図である。
図1から図3に示されているように、本発明の一実施例による壁掛け式の空気清浄機100は、壁掛けハウジング110、壁掛けハウジング110に内蔵された第1及び第2の送風ユニット120、130、及び空気清浄フィルター140を含むことが好ましい。
本発明の一実施例による壁掛け式の空気清浄機100は、壁に掛けられた状態で、室内空気内に含有される汚染物質をフィルタリングした清浄空気を左右両方向に吐出して、室内空間を清浄する装置である。本発明の一実施例による壁掛け式の空気清浄機は、床に存在する大きな埃ではなく、室内空気中の微細な埃を除去するものである。
本発明の一実施例による壁掛けハウジング110は、ハウジング本体111及びハウジングカバー112からなり、ハウジング本体111には清浄空気が左右両方向に吐出されるようにハウジング本体の両側面に第1及び第2の吐出口113、115が形成されており、ハウジング本体111にハウジングカバー112が結合されて吸入口117が形成される。
ここで、本発明の一実施例では、説明の便宜のために、第1の吐出口113がハウジング本体111の左側に位置し、第2の吐出口115がハウジング本体111の右側に位置するものとする。
本発明の一実施例において、ハウジング本体111は、壁に安定的に設置されて、第1及び第2の吐出口113、115から吐出される清浄空気をさらに広い空間に循環させるために、左右の幅が上下の幅より大きい長方形の断面を有することが好ましい。
また、ハウジング本体111には、第1の吐出口113に隣接する位置でハウジング本体111の外面に傾斜して形成された第1の案内板129を備え、第2の吐出口115に隣接する位置でハウジング本体111の外面に傾斜して形成された第2の案内板139を備えていることが好ましい。
ここで、第1の案内板129は、第1の吐出口113から吐出された清浄空気が壁に当たることなく室内空間に流動するようにし、第2の案内板139は、第2の吐出口115から吐出された清浄空気が壁に当たることなく室内空間に流動するようにすることにより、室内空間での清浄空気の循環度を向上させることができるようにするものである。
ハウジングカバー112は、ハウジング本体111と所定の間隔だけ離隔した状態を維持してハウジング本体111に結合され、ハウジングカバー112とハウジング本体111の間に空気が流入する吸入口117を形成するようにすることが好ましい。
これにより、図1に示されているように、第1及び/又は第2の送風ファン123、133の動作時に、室内空気が矢印方向Fに沿って本発明の一実施例による壁掛けハウジング110の内部に流入する。
一方、本発明の一実施例による空気清浄フィルター140は、ハウジングカバー112に隣接するようにハウジング本体111に設置される。本発明の一実施例では、説明の便宜のために、空気清浄フィルター140を第1の空気清浄フィルター141と第2の空気清浄フィルター142とに区分して説明する。
ここで、第1の空気清浄フィルター141は、第1の送風ユニット120に隣接して位置し、第2の空気清浄フィルター142は第2の送風ユニット130に隣接して位置する。本発明の一実施例による壁掛け式の空気清浄機100は、送風ユニット毎に個別の空気清浄フィルターを備えることにより、空気清浄フィルターの交替が容易になる。
第1及び第2の空気清浄フィルター141、142は、第1及び第2の送風ファン123、133の作動時に外部から吸引された空気中に含まれる汚染物質を、該汚染物質の特性及び粒子のサイズに応じて段階的にろ過することができるように、数層で形成されることが好ましい。
以下では、図2及び図3を参照して、本発明の一実施例による第1の送風ユニット120及び第2の送風ユニット130について説明する。ここで、本発明の一実施例では、説明の便宜のために、第1の送風ユニット120は第1の吐出口113と連結されてハウジング本体111の左側に位置し、第2の送風ユニット130は第2の吐出口115と連結されてハウジング本体111の右側に位置するものとする。
まず、本発明の一実施例による第1の送風ユニット120は、ハウジング本体111の内面に固定された第1の送風モータ121と、第1の送風モータ121の回転軸に連結された第1の送風ファン123と、及び第1の送風ファン123を取り囲むようにハウジング本体111に固定された第1のファンケーシング125とを含むことが好ましい。
ここで、第1の送風ファン123は、第1の送風モータ121の動作時に一緒に回転して、外部空気をハウジング本体111の内部に吸引した後に吐出するファンである。この際、第1の送風ファン123を経由する空気は、空気清浄フィルター140によって外部空気に含まれる汚染物質がフィルタリングされた状態の清浄空気である。
本発明の一実施例による第1のファンケーシング125は、第1の送風ファン123から吐出された清浄空気が流動するように、第1の送風ファン123と所定の間隔だけ離隔した状態で第1の送風ファン123を取り囲む構造で、ハウジング本体111に結合されることが好ましい。第1のファンケーシング125は、第1の送風ファン123から吐出された清浄空気の流れをガイドする部材である。
本発明の一実施例において、第1のファンケーシング125は、第1の送風ファン123から吐出された清浄空気が第1の吐出口113に吐出されるように第1の吐出流路127を形成することにより、第1の吐出流路127を通じて清浄空気が所定の方向を維持した状態で第1の吐出口113に吐出されるようにすることが好ましい。
また、本発明の一実施例による第1のファンケーシング125は、第1の吐出流路127が上部へ傾斜して形成されており、第1の送風ファン123から吐出された清浄空気がハウジング本体111の左側から室内空間に上向きに吐出されるようにすることが好ましい。
一方、本発明の一実施例において、第1の送風ユニット120を通過した清浄空気の流れ(以下、「第1の流れF1」という)と第2の送風ユニット130を通過した清浄空気の流れ(以下、「第2の流れF2」という)が室内空間に吐出されて渦を巻くように、第1の送風ユニット120と左側又は右側に並んでハウジング本体111に固定されることが好ましい。
本発明の一実施例による第2の送風ユニット130は、第2の送風モータ131と、第2の送風ファン133と、及び第2のファンケーシング135とを含むことが好ましい。本発明の一実施例において、第2の送風モータ131は、第1の送風モータ121と左右方向に並んでハウジング本体111に固定されることが好ましい。
第2の送風モータ131の回転軸には第2の送風ファン133が連結されており、第2の送風ファン133は第2の送風モータ131の動作時に一緒に回転して、外部空気をハウジング本体111の内部に吸引することが好ましい。
本発明の一実施例において、第2のファンケーシング135は、第2の送風ファン133から吐出された清浄空気が流動するように、第2の送風ファン133の外面から所定の間隔だけ離隔した状態で第2の送風ファン133を取り囲む構造でハウジング本体111に結合されることが好ましい。第1のファンケーシング125は、第1の送風ファン123から吐出された清浄空気の流れをガイドする部材である。
本発明の一実施例において、第1のファンケーシング125は、第1の送風ファン123から吐出された清浄空気が第1の吐出口113に吐出されるように、第1の吐出流路127を形成することにより、第1の吐出流路127を通じて清浄空気が所定の方向を維持した状態で第1の吐出口113に吐出されるようにすることが好ましい。
但し、本発明の一実施例による第2のファンケーシング135は、第1のファンケーシング125とは反対方向に清浄空気を吐出させるように、第2の吐出流路137を下部へ傾斜して形成することにより、第2の送風ファン133から吐出された清浄空気がハウジング本体111の右側から室内空間に下向きに吐出されるようにすることが好ましい。
一方、第2のファンケーシング135の構造は、第1のファンケーシング125の構造に応じて可変可能である。例えば、第1のファンケーシング125の第1の吐出流路127が下部へ傾斜して形成された場合は、第2のファンケーシング135の第2の吐出流路137は上部へ傾斜して形成されることが好ましい。
以下では、本発明の一実施例による壁掛け式の空気清浄機100の作動時の空気の流れについて説明する。本発明の一実施例による第1の送風ユニット120と第2の送風ユニット130は、同時に作動することもでき、これらのうちいずれか一つのみが選択的に作動することもできる。
また、本発明の一実施例による壁掛け式の空気清浄機100は、第1の送風モータ121の回転数と第2の送風モータ131の回転数を異ならせて、又は、同一に調整することができる。
但し、本発明の一実施例では、説明の便宜のために、第1の送風ユニット120と第2の送風ユニット130が同時に作動する場合について説明する。
第1の送風モータ121と第2の送風モータ131がそれぞれ作動しはじめると、第1の送風モータ121に連結された第1の送風ファン123と第2の送風モータ131に連結された第2の送風ファン133も回転する。
第1及び第2の送風ファン123、133が回転しはじめると、室内空間に存在する空気が吸入口117を通じてハウジング本体111に入り、空気清浄フィルター140を通過しながらフィルタリングされて、第1の送風ユニット120と第2の送風ユニット130とに流入する。
第1の送風ユニット120に入った清浄空気は、第1の流れF1に沿って第1の吐出流路127を経て左側上向きに第1の吐出口113から吐出される。第1の流れF1に沿う清浄空気は、第1の吐出口113に隣接して形成された第1の案内板129によって壁側に吐出されずに室内空間に向かって吐出される。
第2の送風ユニット130に入った清浄空気は、第2の流れF2に沿って第2の吐出流路137を経て右側下向きに第2の吐出口115から吐出される。第2の流れF2に沿う清浄空気は、第2の吐出口115に隣接して形成された第2の案内板139によって壁側に吐出されずに室内空間に向かって吐出される。
第1の流れF1と第2の流れF2は、第1の送風ユニット120と第2の送風ユニット130で同時に発生し、これにより、第1の吐出口113から室内空間に吐出された第1の流れF1と第2の吐出口115から室内空間に吐出された第2の流れF2とが渦を巻く。
上述したように、本発明の一実施例による壁掛け式の空気清浄機100は、従来の空気清浄機とは異なり、いずれか一方向からのみ清浄空気を吐出させるのではなく、両方向から清浄空気を吐出させることにより、デッドスペース(dead space)なしに清浄空気を室内空間に均一に循環させて清浄効率を増大させることができる。
また、本発明の一実施例による壁掛け式の空気清浄機100は、清浄空気の吐出方向に応じて個別に制御される送風ユニットを備えることにより、両方向に吐出される清浄空気の吐出量を調節することができる上、一つの送風ユニットが故障した場合は他の送風ユニットを作動させることができるため、二つの送風ユニットの両方ともが故障しない限り、室内空気を清浄することができる。
また、本発明の一実施例による壁掛け式の空気清浄機100は、第1及び第2の吐出流路127、137を傾斜して形成することにより、第1の吐出流路127を通過した第1の流れF1と第2の吐出流路137を通過した第2の流れF2とが混じって渦を巻き、第1及び第2の案内板129、139によって吐出された清浄空気が壁に当たることなく直に室内空間に吐出されるようにする。
本発明の一実施例による壁掛け式の空気清浄機100は、第1及び第2の吐出流路127、137の形状及び第1及び第2の案内板129、139によって、吐出された清浄空気が室内空間でとどまることなく活発に循環するようにし、室内空間を効率的に清浄することができる。これに関する実験例を下記に説明する。
Figure 2013535333
実験例1は、第1及び第2の吐出流路127、137の傾斜角度のみを変更して空気清浄機の清浄効率を実験した実験例である。実験例1において、第1及び第2の案内板129、139は、ハウジング本体111に適用されない状態である。
実験例1において、第1の吐出流路127の傾斜角度はハウジング本体111の下端面に対して傾斜した角度であり、第2の吐出流路137の傾斜角度はハウジング本体111の上端面に対して傾斜した角度である。
上記の表1に示されている通り、実験例1のように、第1及び第2の吐出流路127、137の傾斜角度が0度のときの空気清浄機の清浄効率を100%としたとき、室内空間の清浄効率は、第1及び第2の吐出流路127、137の傾斜角度が16度の場合が、0度の場合より5%向上したことが分かる。
一方、実験例2は、第1及び第2の案内板129、139の傾斜角度のみを変更して空気清浄機の清浄効率を実験した実験例である。実験例2において、第1及び第2の吐出流路127、137の傾斜角度は0度である。
実験例2において、第1及び第2の案内板129、139の傾斜角度は、ハウジング本体111の内側面を基準に傾斜した角度である。
実験例2において、第1及び第2の案内板129、139の傾斜角度が0度のときの空気清浄機の清浄効率を100%としたとき、室内空間の清浄効率は、第1及び第2の案内板129、139の傾斜角度が20度の場合が0度の場合より12%向上したことが分かる。
最後に、実験例3は、第1及び第2の吐出流路127、137の傾斜角度が16度、第1及び第2の案内板129、139の傾斜角度が20度のときの空気清浄機の清浄効率を実験した実験例である。
実験例3のように、空気清浄機の第1及び第2の吐出流路127、137の傾斜角度を16度とし、第1及び第2の案内板129、139の傾斜角度を20度とした場合の室内空間の清浄効率は、第1及び第2の吐出流路127、137の傾斜角度及び第1及び第2の案内板129、139の傾斜角度が0度の場合より12%向上したことが分かる。
これにより、上記の実験例1〜実験例3から、第1及び第2の吐出流路127、137が傾斜し、空気が外部に吐出される第1及び第2の吐出流路127、137に傾斜した形状を有する第1及び第2の案内板129、139が備えられることにより、空気清浄機の清浄効率が向上することが分かる。
また、本発明の一実施例による壁掛け式の空気清浄機100は、清浄空気を両方向に吐出させることにより、同一の風量を提供するスタンド型空気清浄機に比べて低い風速で清浄空気を全体的に循環させるので、消費者に強風が直接当たらないようにして消費者の満足度を向上させることができる。
また、本発明の一実施例による壁掛け式の空気清浄機100は、壁に付着されているため、空間活用度が高く、子供のいたずら等による故障及び誤作動を防止することができる。
上述した実施例は制限的なものではなく、本発明の全観点内で説明されるように意図されたものである。したがって、本発明は、本技術分野の当業者によって本明細書内に含まれた説明から得られる多くの変形及び詳細な実行が可能である。このようなすべての変形及び変更は、特許請求の範囲によって限定されているように、本発明の範囲及び思想内にある。

Claims (6)

  1. 吸入口が備えられ、両側面に第1及び第2の吐出口が形成され、且つ壁に付着可能な構造で提供された壁掛けハウジングと、
    前記吸入口を通じて吸引された空気をフィルタリングする空気清浄フィルターと、
    前記壁掛けハウジングに内蔵されて空気を前記第1の吐出口から吐出させる第1の送風ユニットと、
    前記壁掛けハウジングに内蔵されて空気を前記第2の吐出口から吐出させる第2の送風ユニットと、
    を含む、壁掛け式の空気清浄機。
  2. 前記第1の送風ユニットは、第1の送風モータに連結され、空気を吸引及び吐出する第1の送風ファンと、前記第1の送風ファンを取り囲んで前記第1の送風ファンから吐出された清浄空気を前記第1の吐出口に吐出させるように第1の吐出流路を形成する第1のファンケーシングと、を含み、
    前記第2の送風ユニットは、前記第1の送風モータと左右方向に位置した第2の送風モータに連結され、空気を吸引及び吐出する第2の送風ファンと、前記第2の送風ファンを取り囲んで前記第2の送風ファンから吐出された清浄空気を前記第2の吐出口に吐出させるように第2の吐出流路を形成する第2のファンケーシングと、を含み、
    前記第1及び第2のファンケーシングは、前記第1及び第2の送風ファンから吐出された清浄空気の流動方向をガイドする、請求項1に記載の壁掛け式の空気清浄機。
  3. 前記第1のファンケーシングは前記第1の吐出流路が上部へ傾斜して形成されており、
    前記第2のファンケーシングは前記第2の吐出流路が下部へ傾斜して形成されている、請求項2に記載の壁掛け式の空気清浄機。
  4. 前記第1のファンケーシングは、前記第1の送風ユニットを流動する第1の流れに沿う清浄空気が前記第1の吐出流路を経由して前記第1の吐出口から上向きに吐出されるように前記第1の流れをガイドし、
    前記第2のファンケーシングは、前記第2の送風ユニットを流動する第2の流れに沿う清浄空気が前記第2の吐出流路を経由して前記第2の吐出口から下向きに吐出されるように前記第2の流れをガイドし、
    清浄空気が前記第1及び第2の流れに沿って渦を巻いて室内空間で均一に循環するようにする、請求項3に記載の壁掛け式の空気清浄機。
  5. 前記壁掛けハウジングは、
    両側面に前記第1及び第2の吐出口を備えており、壁に付着されるハウジング本体と、
    前記吸入口を形成するように前記ハウジング本体と離隔して前記ハウジング本体に結合されたハウジングカバーと、
    を含む、請求項1に記載の壁掛け式の空気清浄機。
  6. 前記ハウジング本体には、
    前記第1の吐出口から吐出された清浄空気が壁に当たらないように、前記第1の吐出口に隣接する位置で前記ハウジング本体の外面に傾斜して形成された第1の案内板と、
    前記第2の吐出口から吐出された清浄空気が壁に当たらないように、前記第2の吐出口に隣接する位置で前記ハウジング本体の外面に傾斜して形成された第2の案内板と、を備えている、請求項5に記載の壁掛け式の空気清浄機。
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