JP2013503013A - 関節運動する関節における力の再分配のための方法および装置 - Google Patents

関節運動する関節における力の再分配のための方法および装置 Download PDF

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Abstract

不適切な力の分布から生じる関節の病態が、関節を囲む標的とする結合組織および筋組織を変位させることによって対処されて、力のベクトルを再調整し、関節にかかるモーメントアームを変化させる。本発明の実施形態は、限定されないが、膝および股関節を含む、実質的にいずれの関節にも適用することができる。記載されるインプラントならびに関連する人工関節および装置に加えて、本発明の実施形態は、関節疾患を治療する方法、ならびに低侵襲性の関節治療のためにインプラントおよび人工関節を設置する方法を含む。

Description

(関連出願)
本願は、米国仮特許出願第61/237,518号(2009年8月27日出願)および米国仮特許出願第61/288,692号(2009年12月12日出願)の優先権の利益を主張し、これらの両出願は、本明細書に参照によって援用される。
(発明の分野)
本発明は、概して整形外科の分野に関する。具体的には、本発明は、治療効果をもたらすように関節運動する関節における力を再分配するための介入技術およびインプラントを対象とする。
人体は、様々な角度での骨の間の関節運動を可能にする多くの関節を含む。自由な関節運動を可能にする関節は、可動関節と称される。その例として、股関節、膝、肘、および肩が挙げられる。緩衝材および滑らかな摺動面を提供する関節内軟骨、骨間に可撓性の接続部を提供する靭帯、ならびに運動を提供するように関節上を摺動して筋肉を接続する腱を含む、様々な結合組織が可動関節と関連している。結合組織が損なわれると、関節痛および機能喪失が生じ得る。
結合組織障害の一例は、変形性膝関節症または膝OAである。膝OAは、米国において最も一般的な障害の1つである。OAは、変性関節炎、または磨耗および裂傷による関節炎と称されることもある。膝関節は、大腿骨、膝蓋骨、および脛骨の関節運動によって形成される(図3を参照)。他の自由に関節運動する関節と同様に、膝関節は、滑膜によって裏打ちされた繊維性の関節包に包まれている。膝蓋骨の内部表面は、大腿骨表面と関節運動して膝蓋大腿関節を形成する。大腿骨の遠位端は、内側顆および外側顆と称される2つの湾曲した関節運動する表面を有する。これらの表面は、脛骨の内側顆および外側顆と関節運動し、膝を屈曲および伸展させる脛大腿骨関節を形成する。関節運動する骨の不一致を補正するために、脛骨顆と大腿骨顆との間には2つの線維軟骨性円板(すなわち半月板)がある。大腿骨の遠位端が湾曲した非対称的な形状であるため、膝関節は、ヒンジのように屈曲および伸展するだけではなく、伸展する間に摺動および回転し、関節にとって複雑な運動を生じる。
膝OAは、関節内における関節運動する軟骨の崩壊によって特徴付けられる。経時的に軟骨が完全に磨耗して、骨と骨との接触をもたらし得る。骨は、軟骨とは異なり、多くの神経細胞を有するため、直接的な骨の接触は、OA罹患者にとって大変な苦痛であり得る。疼痛および浮腫に加えて、OA罹患者は、膝関節における可動性を漸進的に損ない得る。これは、関節運動する軟骨が完全に磨耗し切った状態である、関節腔の損失によるものである。通常、OAは、外側の部分(外側区画)よりも、もう一方の膝に最も近い膝の側(内側区画と称される)に発症することが多い。O脚の姿勢からも、内側区画に通常よりも高い圧力がかかる。追加の圧力によって、軟骨が圧縮し合い、さらなる疼痛およびより急速な変性が引き起こされる。
OAの浮腫および疼痛を軽減するために、しばしば種々の薬剤が推奨される。減量、固定具、装具、ステロイド注射、および理学療法等の他の治療もまた、疼痛を緩和し、機能を回復するのに役立ち得る。しかしながら、関節運動する軟骨は無血管性、つまり血液の供給が欠如しているので、成人の軟骨の修復および成長は極限られている。疼痛または不動性があまりにも重度となり、他の治療ではその症状が緩和されない場合、外科的介入が必要となる。特定の症例において、OAの外科的処置が適切である場合がある。外科手術は、砕けた軟骨の破片を除去し、軟骨上の凹凸領域を滑らかにすることによって関節を洗浄するための関節鏡手技から、人工膝を用いた膝関節全置換術まで及び得る。
膝OAの別の外科的処置は、膝の内側から外側に圧力を移動することを補助するために下肢の角度を再調整することを意図する手技である、近位脛骨骨切り術である。その目的は、疼痛を軽減し、内側区画のさらなる変性を遅延させることである。
近位脛骨骨切り術では、脛骨の上(近位)部を切断し、関節の角度を変更する。これにより、脚をO脚からまっすぐな状態またはややX脚に変形させる。関節変形を矯正することによって、軟骨から圧力を取り除く。しかしながら、近位脛骨骨切り術は、膝関節全置換術が必要になるまでの一時的なものであるに過ぎない。この手術が成功した場合の恩恵は、通常5乃至7年間持続する。この手法の利点は、非常に活動的な人々がなおも自身の膝関節を有すること、そして、一旦骨が治癒すれば、活動に制限がないことである。
膝に生じる別の結合組織障害は、過剰な膝蓋骨圧縮力(PCF:patellar compressive force)である。膝蓋大腿関節炎に罹患する患者において、膝蓋骨にかかる過剰な圧縮力が疼痛の原因となり、膝蓋骨と大腿骨との間に軟骨変性を引き起こす。
そのような患者における過剰なPCFを軽減するための現在の治療は、膝蓋腱の付着部を脛骨に対して再度位置決定するための非常に侵襲性の高い骨切り術を伴う。そのような手技の1つは、骨の一部を切り離し、その下に挿入した骨移植片を用いて骨を再度位置決定することによって脛骨粗面を前方に変位させるMaquet法である。膝蓋腱の付着部を前方に変位させることで、力のモーメントアームおよび有効角度を変化させることにより、全体的なPCFを減少させる。しかしながら、この手技は、非常に侵襲性が高く、高い手術合併症発生率および相当のリハビリテーションを伴うため、特定の患者にとっては難易度が高い可能性がある。リハビリテーションに伴うコンプライアンスの欠如もまた、たとえ最初に手技に成功したとしても、良好な成果を減少させ得る。
Maquet骨切り術に加えて、同じく膝蓋骨にかかる圧縮力を減少させるために膝蓋腱を変位させる、Fulkerson骨切り術およびElmslie−Trillat骨切り術等の他の脛骨結節手技が存在する。これらの骨切り術も、膝蓋骨の他の領域に負荷を移動させることにより、膝蓋骨にかかる負荷を再分配する。これらの代替の手技も同様に比較的高い手術合併症発生率を伴い、相当のリハビリテーションを必要とする。
関節痛および機能損失を引き起こす結合組織障害の別の例は、股関節形成不全である。股関節は、体内で最も深くにある最大の関節であり、大腿骨頭と骨盤の寛骨臼との間に形成される(図27を参照)。股関節の主な目的は、静的姿勢(例えば、起立)および動的姿勢(例えば、走行および歩行)の両方において体重を支持することである。
股関節形成不全は、先天性もしくは後天性の股関節の変形または不整列である。この状態は、ほとんど検出不能なものから重度の奇形または脱臼にまで及び得る。若年性股関節形成不全は、PavlikハーネスまたはFrejkaの枕または副木を使用して治療できることが多い。年長の小児では、股関節外転筋および腸腰筋が脱臼した股関節の位置に適応してしまうため、それらを外科的に治療する必要がある。股関節形成不全は、比較的若年における股関節の変形性関節症(OA)の原因として挙げられることが多い。脱臼した荷重支持面は、磨耗増大および磨耗異常を引き起こす。全股関節形成術(人工関節置換術)によるその後の治療は、身体が成熟するにつれて骨格が変化し、再置換手術が必要となるため、複雑である。
形成異常に関連する疼痛のための現在の治療は、大腿骨頸部骨切り術または寛骨臼周囲骨切り術である。より進行した症例には、人工股関節全置換術が唯一の外科的選択肢である。いずれの場合でも、その治療は、長期リハビリテーションプロトコルを含む大規模な外科手術を伴う。したがって、より低侵襲性であり、しかも効果的な治療の手法が必要である。
関節痛および機能損失を引き起こす結合組織の障害は、ヒトに限定されるものではない。例えば、イヌ股関節形成不全の頻度が高いため、獣医整形外科医の間でイヌ股関節が注目されている。イヌ股関節形成不全は、通常、様々な程度の関節痛を伴う活動度の低下を通して顕在化し始める。これらの兆候は、4ヶ月乃至1年の年齢の間に最初に観察されることが多い。
正常なイヌ股関節では、大腿骨頭が寛骨臼内に正確に合致する(図61A乃至Bを参照)。関節形成異常では、寛骨臼に対する大腿骨頭の適合が不良である。骨間の空間がより大きいことが明らかである。大腿骨頭の変位が、この疾患の特徴である。ヒトの関節不整列の状態と同様に、種々の外科的手技―大腿骨頭切除術、転子間骨切り術(ITO)、三点骨盤骨切り術(TPO)、および人工股関節全置換術が、股関節形成不全を治療するために考案されてきた。このように、イヌおよび他の獣医学的用途のための関節不整列の状態および疾患に対する低侵襲性の解決法の必要性も存在する。
現在の非外科的処置は、長期的には効力を失うこと、および現在の外科的処置の著しい外傷を考慮すると、有意に低い手術合併症発生率およびリハビリテーション要件を伴う代替方法が、股関節形成不全ならびに外側膝および膝蓋大腿の変形性関節症等の結合組織障害に関連する関節運動する関節の疾患の初期症状および進行した症状を示す患者に有益であり得る。
選択的に配置されたインプラントを使用して、不適切な力の分布から生じる関節の病態に対処する。本明細書に記載されるような適切にサイズ決定および位置決定されたインプラントを使用することにより、骨を切断することなく、また結合組織の切断を最小限に抑えつつ治療効果を達成するように力ベクトルを再調整し、および/または関節に作用するモーメントアームを変化させるために、関節を囲む標的とする結合組織および筋組織の変位が達成される。
本発明の実施形態は、限定されないが、膝および股関節を含む、実質的にいずれの関節運動する関節にも適用することができる。記載されるインプラントならびに関連する人工関節および装置に加えて、本発明の実施形態は、関節疾患を治療する方法、ならびに低侵襲性の関節治療のためにインプラントおよび人工関節を設置する方法を含む。
本発明の例示的な一実施形態において、関節内の力の分配をもたらすように関節運動する関節を治療するための装置が開示される。例示的な装置は、対向する関節運動する面を有する少なくとも第1および第2の骨を含む関節運動する関節を治療するためのものであり、骨は関連する筋組織および結合組織によって互いに位置決定される。これらの組織は、装置を用いた治療のための標的組織を含む。そのような例示的な装置は、ベアリング部材上に配置されたベアリング面を有するベアリング部材を備えてもよい。ベアリング部材は、少なくとも1つの上記標的組織に近接する治療位置に配置されるように構成および寸法決定され、治療位置に配置されたときに、標的組織をその自然経路から治療経路に変位させることに十分な厚さを有する。ベアリング部材上に配置されたベアリング面は、標的組織と非外傷的に係合するように、またそこに沿った標的組織の運動を許容するように構成される。具体的な構造、構成、寸法、および固着様式は、本明細書において後により詳細に記載する。
本発明の別の例示的な実施形態において、関節内の力の分配をもたらすように関節運動する関節を治療する方法が開示される。例示的な方法は、対向する関節運動する面を有する少なくとも第1および第2の骨を含む関節運動する関節を治療することに適しており、これらの骨は関連する筋組織および結合組織によって互いに対して設置される。例示的な方法は、関連する筋組織および結合組織のうちの少なくとも1つを治療のための標的組織として選択することと、骨または標的組織を切断することなく標的組織を変位させることと、変位による治療効果を達成するように関節の負荷を再分配することとを含む。代替のおよびより具体的な方法が、本明細書において後により詳細に記載される。
本発明を説明する目的で、以下の図面は、本発明の1つ以上の例示的な実施形態の側面を示す。しかしながら、本発明は、図面に示される正確な配置および手段に限定されるものではないことを理解されたい。
図1は、膝と関連する結合組織および筋肉、ならびに本発明の実施形態によるインプラントの概略的な例を示す、膝の一部切欠き側面像である。 図2は、膝と関連する結合組織および筋肉、ならびに本発明のさらなる実施形態によるインプラントの概略的な例を示す、右膝の一部切欠き後面像である。 図3は、右膝関節の骨の正面像または前面像である。 図4は、ヒトの歩行サイクル、膝関節モーメント、および歩行サイクル内の屈曲角度を示す略図であり、本発明の例示的な実施形態の観点から、歩行サイクルを通して結合組織の場所を示すシーケンス図を含む。 図5は、歩行サイクルの一部の間に正常な膝関節に作用する力を示す自由物体図である。 図6は、過剰な内側負荷を伴う膝関節に作用する力を示す自由物体図である。 図7は、本発明の例示的な実施形態によるインプラントを含む膝関節に作用する力を示す自由物体図である。 図8および8Aは、それぞれ、本発明の例示的な実施形態による軟質で柔軟性のある人工関節の斜視図および断面図である。 図8および8Aは、それぞれ、本発明の例示的な実施形態による軟質で柔軟性のある人工関節の斜視図および断面図である。 図9は、本発明の例示的な実施形態にしたがって移植された人工関節を含む大腿骨の遠位端の概略的前面像である。 図10は、本発明の代替の例示的な実施形態にしたがって移植された人工関節を含む大腿骨の遠位端の概略的前面像である。 図11、12、13、13Aおよび13Bは、本発明の代替の例示的な実施形態による人工関節の平面図である。 図11、12、13、13Aおよび13Bは、本発明の代替の例示的な実施形態による人工関節の平面図である。 図11、12、13、13Aおよび13Bは、本発明の代替の例示的な実施形態による人工関節の平面図である。 図11、12、13、13Aおよび13Bは、本発明の代替の例示的な実施形態による人工関節の平面図である。 図11、12、13、13Aおよび13Bは、本発明の代替の例示的な実施形態による人工関節の平面図である。 図14は、本発明の別の例示的な実施形態による人工関節のベアリング/変位部を示す、図11の線14−14を通る断面図である。 図15は、右膝関節に移植された本発明の例示的な実施形態による人工関節を含む右膝関節の前面像である。 図16、17、17A、18および19は、調整可能なベアリング部材を包含する本発明のさらなる代替の実施形態の概略的側面図および詳細図である。 図16、17、17A、18および19は、調整可能なベアリング部材を包含する本発明のさらなる代替の実施形態の概略的側面図および詳細図である。 図16、17、17A、18および19は、調整可能なベアリング部材を包含する本発明のさらなる代替の実施形態の概略的側面図および詳細図である。 図16、17、17A、18および19は、調整可能なベアリング部材を包含する本発明のさらなる代替の実施形態の概略的側面図および詳細図である。 図16、17、17A、18および19は、調整可能なベアリング部材を包含する本発明のさらなる代替の実施形態の概略的側面図および詳細図である。 図20は、膝における外側の力の分布に対応するための、本発明の別の例示的な実施形態の位置決定を示すヒト膝の前面像である。 図21は、本発明の別の例示的な実施形態による関節に架橋する人工関節を含む膝関節の図である。 図22は、階段昇段時のヒト膝関節の自由物体図である。 図23Aは、正常な膝における合成膝蓋骨圧縮力を示すヒト膝の自由物体図である。 図23Bは、本発明の例示的な実施形態を用いて修正された合成膝蓋骨圧縮力を示すヒト膝の自由物体図である。 図24は、膝蓋骨圧縮力を減少させるようにその上に移植された本発明の例示的な実施形態を含むヒト膝の矢状切片である。 図25は、結合組織の下に配置された場合の図24の例示的な実施形態を示すヒト膝の前面像である。 図26は、結合組織の下に配置された場合の外側の力の分布および膝蓋骨圧縮力に対応するための、本発明のさらなる例示的な実施形態の位置決定を示すヒト膝の前面像である。 図27は、詳細を示すために靭帯を除去した、大腿骨に対する股関節の接続を示す股関節右側の正面像である。 図28は、所定の位置に靭帯を有する、図27の股関節の後面像である。 図29は、殿筋、具体的には大殿筋および中殿筋を示す、股関節の後面像である。 図30は、右股関節下部の筋肉を示す、図29の股関節の後面像である。 図31は、股関節にかかる力を表す図である。 図32A、32Bおよび32Cは、股関節にかかる力に対する大腿骨の角度の効果を示す図である。 図33Aおよび33Bは、本発明の例示的な実施形態にしたがって設置された人工関節を含む股関節の断面図を表す図である。 図34Aおよび34Bは、本発明の例示的な実施形態にしたがって図33A〜Bの人工関節が股関節外転筋力に与える効果を示す力の図である。 図35は、本発明の例示的な実施形態にしたがって大腿骨および骨盤に係止する人工関節を示す。 図36は、本発明の例示的な実施形態にしたがって人工関節の大腿骨側の2つのタブを含む人工関節を示す。 図37は、図36の人工関節に類似するが、係止構造を有さない、例示的な人工関節を示す。 図38は、本発明の別の例示的な実施形態にしたがって股関節に設置された人工関節の前面像の例を示す。 図39は、靭帯および外転筋を除去した、図38の人工関節を表したものである。 図40は、さらなる例示的な実施形態にしたがって大腿骨頸部まで横に延在する犬骨形人工関節を示す。 図41は、実施形態にしたがって大腿骨頸部まで横に延在するそら豆形人工関節を示す。 図42は、本発明の例示的な実施形態にしたがって大腿骨頸部の周囲に延在するU字形ブラケット上に装着された人工関節を示す。 図43は、本発明の別の例示的な実施形態にしたがって大転子上のキャップとして装着された人工関節を示す。 図44は、本発明の例示的な実施形態にしたがって股関節外転筋を受容するための溝またはチャネルを含む人工関節を示す。 図45は、本発明の例示的な実施形態にしたがって、大腿骨が移動すると股関節外転筋が人工関節上を転がることを許容するための内部ローラーを含む人工関節を示す。 図46、47、48および49は、ヒンジによって接続された2つの脚部を含む、人工関節の別の例を示す。 図46、47、48および49は、ヒンジによって接続された2つの脚部を含む、人工関節の別の例を示す。 図46、47、48および49は、ヒンジによって接続された2つの脚部を含む、人工関節の別の例を示す。 図46、47、48および49は、ヒンジによって接続された2つの脚部を含む、人工関節の別の例を示す。 図50は、2つのヒンジ要素を有する人工関節を示し、その各々は、本発明のさらなる例示的な実施形態にしたがって、ヒンジによって接続された第1および第2の三日月形の脚部を有し、2つのヒンジ要素はともに入れ子状である。 図51は、大転子上に設置された図50の人工関節を示す。 図52は、本発明の例示的な実施形態にしたがって大腿骨頸部および股関節外転筋の周囲に延在するストラップを示す。 図53、54、55および56は、本発明の例示的な実施形態にしたがって図52のストラップのために使用することができる締付機構の例を示す。 図53、54、55および56は、本発明の例示的な実施形態にしたがって図52のストラップのために使用することができる締付機構の例を示す。 図53、54、55および56は、本発明の例示的な実施形態にしたがって図52のストラップのために使用することができる締付機構の例を示す。 図53、54、55および56は、本発明の例示的な実施形態にしたがって図52のストラップのために使用することができる締付機構の例を示す。 図57は、人工関節がバンドによって股関節外転筋に接続される人工関節の代替の取付けを示す。 図58は、本発明の代替の実施形態にしたがって装着された代替のインプラントを含むヒト膝の前面像である。 図59は、図58に示される実施形態の側面像である。 図60は、図58および59に示される実施形態のインプラントの側面図である。 図61Aおよび61Bは、それぞれ、イヌの右後脚および股関節の後面像および前面像である。 図62は、正常歩行時にイヌ股関節にかかる鉛直力を示す図である。 図63は、イヌ後脚における、歩行サイクルの立脚期の大腿骨および骨盤の相対的な配向を示す図である。 図64は、3本脚での立脚においてイヌ後股関節に印加される静的力およびモーメントを示す自由物体図である。 図65は、本発明の例示的な実施形態にしたがってインプラントを含むイヌ股関節の前面像である。 図66は、本発明の実施形態にしたがってインプラントを含むイヌ股関節の生体力学の修正を示す自由物体図である。 図67は、本発明の例示的な実施形態による治療計画を示す簡略化したフローチャートである。
関節にかかる不均衡な力の分布に起因するか、またはそれを悪化させる関節の状態は、関節ならびに関連する筋組織および結合組織に著しい外傷を与えなくてはならない侵襲性の高い外科手術を必要とせずに、関節にかかる力の再分配を伴う介入技術を用いて、本発明の実施形態において対処することができる。本発明のいくつかの実施形態において、特定の筋組織および/または結合組織(標的組織)を、より長いかまたはより斜めになった経路の周囲に押し付けることによって、増加した力を関節の片側に選択的に印加することができ、そうすることで関節上のそのような筋肉または組織によって及ぼされる力の大きさを増加させ、有効角度を変化させ、および/またはモーメントアームを変更する。これは、例えば、そのような状態に対処するための現在の外科的技法と比較して、選択された標的組織の下に比較的非侵襲的に配置することができる、適切に成形されたインプラントによって達成され得る。
本発明の実施形態のより具体的な一例において、膝関節への特定の適用により、特定の標的組織の下に1つ以上のインプラントを配置することによって、筋力が関節に作用する梃子を関節負荷に好影響を与えるように変化させることができることが提案される。変形性膝関節症に関して、そのような標的組織は、内側の力に対抗し、過剰な内側関節表面の接触を軽減する、関節の外側の筋肉、腱、または靭帯を含み得る。図1および2に概略的に示されるように、そのような人工関節は、関連する筋肉/腱/靱帯を外側に変位させるために、限定されないが、大腿二頭筋腱(インプラント10Aおよび10B)、腸脛靱帯もしくは大腿筋膜張筋(インプラント10C)、外側大腿四頭筋膝蓋腱(インプラントは図示せず)、腓腹筋外側頭(インプラントは図示せず)、膝窩、または腓骨側副靱帯(インプラント10E)を含む標的組織の下に配置することができる。他の標的組織は、患者の特定の解剖学的構造および対処される適応症に基づいて、治療担当医師によって容易に特定され得る。
特に股関節に適用可能な他の例示的な実施形態において、股関節外転筋によってもたらされる力ベクトルを変化させるために、人工関節は、股関節包の表面ではあるが、股関節外転筋複合体の少なくとも一部の下に配置される。例えば図33A〜Bに示されるように、そのような人工関節(インプラント220)は、所望の合力ベクトルを達成するように、外転筋のうちのいずれか1つまたは複数の外転筋の組み合わせの下に配置されるかまたは置かれてもよい。中殿筋GMed、小殿筋GMin、腰筋、梨状筋PIR、大腿筋膜張筋、腰方形筋、および大腿直筋を含む、股関節の外転に関与する筋肉のうちのいずれかが標的にされてもよい。実施形態において、人工関節は殿筋と靭帯Lとの間の組織の中に配置されるが、人工関節は他の位置に位置してもよい。
有利には、関節機能への干渉および感染リスク、ならびに関節包内に異物を配置することに付随する他の問題を最小限に抑えるために、本発明の実施形態によるインプラントは、関節包の外側に配置されてもよい。疼痛を緩和し、潜在的に関節変性の進行を変更することに加えて、外側の標的組織の下に人工関節を配置することによっても、関節の外側弛緩性を軽減することができる。標的組織と関連する滑液包は、そのようなインプラントのための位置として考えられる候補であり、変位または除去されてもよく、またインプラントによって置換されてもよい。しかしながら、滑液包の位置に正確に配置される必要はなく、本発明の実施形態によるインプラントは、臨床状況に応じて、関連する滑液包から変位した部位に配置されてもよい。
本発明の例示的な実施形態をより詳細に述べる前に、最初の例である膝について関節生体力学の基本的理解を有することが役に立つ。図3に示されるように、膝関節は、一番上の大腿骨、下の腓骨および脛骨、ならびに正面中心に位置する膝蓋骨の4つの骨を含む。下肢の内反配向および外反配向(膝から足首に向かって脛骨を見た場合に定義される)は、それぞれ、一般的にO脚(内反)およびX脚(外反)と称される。
歩行サイクルは関節負荷に非常に重要な影響を与えるので、次に、図4を参照してヒトの正常な歩行サイクルについて説明する。歩行サイクルは、片足が地面に接地するとき(A)に始まり、その足が再び地面に接地するとき(G)に終了する。したがって、各サイクルは立脚期の初期接地で始まり、その脚の次の初期接地によってサイクルが終了するまで遊脚期が持続する(歩行サイクルについての記載は、図4の黒い影の付いた脚の運動に関してなされていることに留意されたい)。
立脚期は、1歩行サイクルの約60パーセントを占め、遊脚期は、約40パーセントを占める。各歩行サイクルは、両脚が地面についている期間を2回含む。第1の両脚による支持期間は、初期接地で始まり、サイクルの最初の10乃至12パーセントの間持続する。第2の両脚による支持期間は、立脚期の最後の10乃至12パーセントで起こる。立脚肢が地面から離れる準備をすると、反対の脚が接地して体重を受ける。2回の両脚による支持期間は、歩行サイクルの全期間のうちの20乃至24パーセントを占める。
静止状態でまたは歩行の両脚支持期において(図4のA〜BおよびD〜E)、体重が両脚に均等に負担されているときは、膝を通過する力は体重のごく一部に過ぎず、いずれの膝の周囲にも曲げモーメントは存在しない。しかしながら、体重が単脚に受け継がれると(B〜D)、膝は最大限に応力を受ける。
単脚での立脚において健常な膝にかかる合力を、図5の自由物体図に示す:xは、内側(内反)の梃子のアームを表し、yは、膝の外側構造がそれを介して動作する外側の梃子のアームを表し、Pは、膝によって支持される重量を表し、Rは、合成関節反力を表す。結果として、脚は、正常な、垂直に対して若干外反の配向を有し、膝の中心に対して内側を重心からの鉛直線が通る。
この力の配置は、膝を内反に開放する、換言すると、関節の外側を開放する傾向にある内側の梃子によって、膝の上に曲げモーメントを作用させる。静止状態において、膝を完全に伸展させて1本脚で立つと、外側の筋肉、腱、靭帯、および関節包がタイトになる。これらの構造は、梃子によって内側に動かされる内反曲げモーメントに抵抗する。歩行中の動的状態において、関節に中心において交差するかまたは中心の外側まで交差する複数の筋肉が一体的になって、この内側の梃子による関節の外側への開放に対して、横方向の抵抗をもたらす。これらは、四頭筋−膝蓋腱、腓腹筋外側頭、膝窩、二頭筋、および腸脛靱帯等の標的組織を含む(図1および2を参照)。標的組織によって及ぼされる力の和は、図5のLとして表すことができ、梃子のアームyによって動作する。この組み合わせが、脛骨大腿骨関節の負荷の合成ベクトルRの大きさおよび方向を決定する。健常な膝において、この合力は、外側顆と内側顆の間のほぼ中心にある。
膝の内反角度が増加するにつれて内側の梃子のアームが長くなるので、関節の内側に過剰に負荷がかかることを防ぐために、外側の反作用Lを増加させる必要がある。図6に図式的に示すように、膝を内反状態に付勢する力が閾値レベルに達すると、関連する結合組織がそれらの自然の状態で補正する能力が圧倒されてしまい、その結果、関節負荷Rが内側区画に負担され、過剰な磨耗と、最終的には、潜在的に著しい関節痛を引き起こす。この状態は、変形性膝関節症を生じさせる状態である。
図6に示す状況は、力の大きさ、角度、および/またはモーメントアームのうちの1つ以上を調整するために、関節に作用する標的組織の場所を変化させることによって、本発明の実施形態にしたがって対処されることができる。したがって、上述のように、例示的な実施形態において、横方向のモーメント(図面では反時計回り)を増加させることによって力の分布を有益に変化させるために、選択された標的組織の下に1つ以上のインプラントが配置される。
図7は、治療効果を提供するために、関節に作用する力を再分配することを補助するように関節に沿って位置している、一実施形態による一般的なインプラント10を含む本発明の例示的な実施形態を示す。ここで図示されるように、インプラント10は、それに沿って走る標的組織(図示せず)に、インプラント表面上のより長い経路を強制的にとらせる、関節に隣接する空間を形成する。そのより長い経路は、横方向のモーメントアームy’を増加させること、標的組織の作用線をより有効な角度に移動すること、および/または力ベクトルL’の大きさが増加するように標的組織を緊張させることを含む、多くの有益な効果を有し得る。その結果、支持される重量Pによって形成される内側モーメントに、より効率的に対抗するように効果的な横方向のモーメントが増加される。これは、関節負荷Rを内側区画から外に外側に移動させ、より正常な中心位置まで戻す。インプラント10は、本発明の種々の例示的な実施形態に関して後により詳細に記載するように、多くの形態をとることができる。
内側区画の負荷軽減を補助するために、増加する横方向トルクに潜在的に実質的な影響を与えるためには、標的組織の変位量は大きくなくてもよい。例えば、平均的なヒトは、約50mmの正常な外側の梃子のアーム(y)を有する。したがって、梃子のアーム(y’)を約10乃至15mmのみ増加させる外側への変位は、横方向トルクを約20%乃至30%増加させることができる。特定の患者の関節の形状に応じて、約5mm乃至約30mmの外側への変位が可能であり得、最も一般的には、約10mm乃至約30mm、またはより具体的には約10乃至20mmの範囲の変位であり得る。
(実施例)
標的組織の外側への変位に起因する膝の内側区画における負荷の変化を評価するために、内側接触力におけるおよその減少割合を決定するための膝のコンピュータモデルを使用してシミュレーションを行った(コンピュータモデルの詳細については、Lin,Y.−C.,Walter,J.P.,Banks,S.A.,Pandy,M.G.,and Fregly,B.J.,Simultaneous Prediction of Muscle and Contact Forces in the Knee During Gait,p.945−952,Journal of Biomechanics 2010を参照のこと、これは参照により本明細書に組み込まれる)。ピークの内側接触力(ピーク1およびピーク2において、それぞれ歩行サイクルの約15%および50%)を用いて、膝外側筋の外側への変位の関数として歩行サイクルの2つの時点での内側接触力を算出した。本発明の実施形態に関連して記載されるように、側筋を5mmずつ増分して0乃至35mm変位させた。このシミュレーションでは、筋肉の付着部位に対する変更は行わずに、3つの膝外側筋(大腿筋膜張筋、大腿二頭筋長頭、および大腿二頭筋短頭)の始点を大腿骨から外側に変位させた。下のプロット1にグラフで表したこれらのシミュレーションの結果は、本発明の実施形態にしたがって、約35mmの変位において平均内側負荷を最大約12%減少させることができたことを示した。
Figure 2013503013
側筋の始点を30mm変位させて、立脚期の割合の関数としての絶対内側接触力についてもシミュレーションを行った。このシミュレーションにおいて、筋肉の付着部位に対する変更は行わずに、3つの膝外側筋(大腿筋膜張筋、大腿二頭筋長頭、および大腿二頭筋短頭)の始点を大腿骨から外側に変位させた。下のプロット2にグラフで表したこのシミュレーションの結果は、シミュレートした本発明の実施形態によって、内側接触力が可動域を超えて概ね減少されたことを示す。シミュレートした条件下では、歩行サイクル内の時点において、約100Nの範囲の力の減少が達成可能であった。プロット2は、また、インプラントを用いない場合の内側接触力もプロットしている。推移の認められなかった概して上にある線は、インプラントを用いずに実行したシミュレーションを表し、推移の認められた概して下にある線は、インプラントを用いて実行したシミュレーションを表す。
Figure 2013503013
本発明の実施形態によるインプラントは、例示的な実施形態に関して後により詳細に記載するように、多様な方法で構成および固定されてもよい。一般に、そのようなインプラントは、隣接する骨または周辺組織に固定される剛性、半剛性、または軟質で柔軟性のある人工関節であってもよい。インプラントはまた、固着要素を使用せずに、周辺組織によって所定の位置に保持されてもよい。軟質で柔軟性のある人工関節は、上述のように組織を外側に移動させることに十分な水、食塩水、シリコン、ヒドロゲル等で充填されてもよい。そのような軟質で柔軟性のある人工関節は、収縮した状態で配置し、次いで、適切な厚さまで膨張させることができる。代替として、インプラントは、隣接する骨または組織の表面に適合する、任意選択的に液体媒体中の、金属、ポリマー、もしくは発泡材料でできたビーズまたは他の粒子を含む他の流動性材料で充填されてもよい。ヒアルロン酸に由来するヒドロゲル等のチキソトロピー性材料は、せん断応力が印加されるとそれらの力学的性質を変化させる。そのような材料で充填されたインプラントは、歩行サイクルにおける種々の時点において、上を覆う標的組織から見たせん断応力に基づいて、提供する外側への変位量を変化させるように作製することができる。インプラントは、親水性コーティングまたはポリテトラフルオロエチレン(PTFE)コーティング等の、摩擦を軽減するための材料で被覆されてもよい。追加として、または代替として、人工関節は、術中、または術後のいずれかの時点で人工関節の厚さ等の寸法を調整できるように調整可能であってもよい。剛性のまたは実質的に剛性である人工関節は、チタンまたはステンレス鋼等の既知の骨適合性インプラント材料で作製することができる。剛性または柔軟性であろうと、人工関節の表面は、そこを横切る結合組織の運動の負の影響を最小に抑えるように設計されるべきである。そのような人工関節は、関節鏡で、または小切開もしくは切開による手法を用いて移植することができる。
軟質で柔軟性のあるインプラントの例示的な実施形態を図8に示す。この実施例において、インプラント20は、全体的にまたは部分的に、上述のような軟質の柔軟性材料でできた本体部材22を含む。本体部材22は、変位される標的組織に摺動的に係合するように構成された上部(外側を向いた)ベアリング面21を有する。したがって、ベアリング面21は、インプラントの変位部を形成する。ベアリング面は、好ましくは、標的組織との摩擦を軽減するために、PTFEまたは親水性材料等の潤滑性材料で作製または被覆される。本体部材22は、標的組織に対する所望の場所に留まるための能力を強化するようにさらに成形される。この観点から、本体部材22は、標的組織の輪郭に沿うように、一般的に、より細く幅の狭い中央セクション24と、より幅広く厚みのある端部セクション26とを有する、砂時計のような形を有する。好ましくは、本体部材22は、上部ベアリング面21が標的組織に対して摺動するときに、ベアリング面上で標的組織を誘導して保持する縦方向のトラフまたはチャネルを形成するように成形される。したがって、本体部材22は、標的組織が本体部材22の縁部からずり落ちることを防ぐために、その中央よりもその外側縁部に沿ってより大きな厚さを有してもよいか、または外側縁部が上向きに湾曲もしくは屈曲していてもよい。本体部材22は、標的組織の下にすべり込み、隣接する組織間の圧縮および隣接する組織との摩擦のために、別個の締結具を必要とせずに、それ自体で所定の場所に留まるように成形されることが好ましい。任意選択的に、下側(上部ベアリング面の反対)は、下層組織に係合して保持力を強化し、ひいては固着部を形成する、隆起、目盛り、または突起等の摩擦を強化する特徴を有してもよい。さらなる選択肢として、インプラントを所望の位置にさらに固定するために、縫合糸またはストラップ等の締結具のための孔28等の取付手段が、本体部材22のいずれかまたは両方の端部に提供されてもよいか、あるいは標的組織の周囲に巻かれるように構成された可撓性ストラップまたはバンド29が、本体部材22の上端もしくは下端のいずれかに連結されるか、またはそれと一体化して形成されてもよい。例示的な一実施形態において、インプラント20の様式で一般的に構成されるインプラントは、腸脛靱帯の下への挿入に適している可能性がある。
本発明の別の例示的な実施形態において、図9に示すように、人工関節30は、上述のように、受動的な、空間占有インプラントを標的組織の下に挿入することによって外側への変位を提供する。人工関節30は、変位部33および固着部34を画定する本体部材32を備える。変位部33は、力の再分配を達成するために、必要に応じて標的組織を変位させることに寄与する部分である。変位部33の内側面は、好ましくは、外側大腿骨顆の外部形状に適合するように成形され、外側大腿骨顆の遠位小関節面の周囲に部分的に巻きつくように、その遠位端にフック状またはスプーン状の形状を有してもよい。変位部33は、変位された軟組織が摺動することができる滑らかな表面を提供するように、その外側が丸みを帯び、滑らかであることが好ましい。固着部34は、多くの異なる組織が交差し、骨への付着が起こり得る大腿骨顆に隣接する領域の複雑性から離れた、大腿骨のさらに上のほうの筋肉および腱の下に、より平坦に位置するように成形される。この大腿骨のより頭側にあるセグメントは、その下の骨へのより容易なアクセスと、潜在的により良好な固着を可能にする。固着は、骨に固定されるインプラントのためのいずれの既知の手段によって達成されてもよく、いくつか可能な例を挙げると、骨ネジ36、鋲、係止具、または接着剤等である。インプラントは、硬質材料または軟質材料のいずれかの、任意の好適な材料から作製することができる。この場合、異なるグレードおよびジュロメータ硬度のシリコン、チタン、ステンレス鋼、または熱分解カーボンが、適切な選択であろう材料の例である。
代替の一実施形態において、特定の患者の状態に応じて、大腿骨顆部に人工関節を直接固定することが望ましくあり得る。図10に示す人工関節40は、そのような人工関節の例を示す。この実施形態では、固着部および変位部は、大腿骨顆部に近い本体部材42内に共存している。その変位機能に関して本体部材の構成は、本質的に上述したのと同じである。固着機能と変位機能とが共存できるように適合されていることを除いて、固着もまた実質的に以前に記載した通りであり、例えば、ネジ44が示されている。
種々の代替の実施形態において、本発明による人工関節の変位部および固着部は、所望の機能に応じて、単一の本体構成であってもよいか、または2つ以上の部品から形成されてもよい。例えば、固着部は、骨内部成長および確かなネジの固着を強化するために表面加工されたステンレス鋼またはチタンであってもよく、その一方で、ベアリング/変位部は、例えば、上を覆う組織がインプラントを横切って摺動する能力を強化するための熱分解カーボン、もしくはPTFE、シリコン、またはより軟らかいベアリング面を提供することに好適な磨耗特性を有する他の低摩擦ポリマー等の異なる材料でできていてもよい。さらなる代替例において、変位部は、上を覆う層がベアリング材料を形成する1つの材料の基板からなってもよい。基板は、固着部に取り付けられるか、または固着部と連続的であるかのいずれかであり得る。
固着部と変位部とは、互いに一直線上にあってもよいか、または互いにオフセットしていてもよいか、または複数の変位部を有する両方の組み合わせであってもよい。この点に関する代替の例示的な実施形態を図11〜13Bに示す。例えば、図11の人工関節50は、固着部54に対して前方に変位部53を設置するように構成された基部部材52を含む。したがって、基部部材52は、大腿骨に装着されるように構成された略直線のセクションと、移植されたときに直線セクションから前方に延在する湾曲セクションとを有する。変位部53は、湾曲セクションに取り付けられ、外側大腿骨顆に隣接する標的組織の下に位置決定されるように下方に延在する。この実施形態において、変位部53は、その内側表面および外側表面のいずれかまたは両方に、ベアリング部53の残りの部分とは異なる低摩擦材料のベアリング面56を有し得る。代替として、基部部材52、変位部53、および/またはベアリング面56は、同じ材料であってもよく、また単一本体構成であってもよい。固着孔58は、骨に取り付けるためのネジを受容するように固着部に提供される。
人工関節60は、変位部63と固着部64との間に架橋セクション61を有する基部部材62を含む、図12に示す別の例示的な実施形態を提供する。この場合も同様に、固着孔68は、1つの代替の固着手段として提供され、別個のベアリング面66が提供されてもよい。代替として、基部部材62および変位部63は同じ材料であってもよく、また単一の本体構成であってもよい。この実施形態において、架橋セクション61は、固着部64と変位部63との間に略垂直に延在し、関節に隣接する重要な解剖学的特徴を避けるために、固着部64および変位部63の両方に対して後方にオフセットしている。特定の関節の解剖学形態および患者の状態に応じて、架橋セクションは、好適な部位における確実な固着を可能にする一方で、重要な介在組織への外傷を最小限に抑えつつ、なおも標的組織の下に変位部を配置するように設計されてもよい。
さらに別の例示的な実施形態において、図13に示すように、複数の変位部が提供されてもよい。例えば、人工関節70は、前方変位部73Aおよび後方変位部73Bを確定する基部部材72を含む。これらは、架橋セクション71によって、固着孔78が位置する固着ゾーン74に結合される。この実施形態では、変位部73Aおよび73Bの各々が、ベアリング面76を含む。同様に、ベアリング面は、基部部材と一体化していてもよいか、または基部部材に取り付けられてもよい。さらに、この実施形態または本明細書に記載される他のいずれの実施形態においても、変位部73A、73Bは、例えば図13Aに示すような回転可能または摺動可能なカップリング75によって、架橋セクション71または固着ゾーン74に移動可能に連結されてもよく、それによって、関節運動によって移動可能である。代替として、架橋セクション71、または該セクションと変位部との間の関節は、図13Bに示すように、関節運動に応答して偏向するように可撓性部77を含んでもよい。さらなる代替例において、外科医が、人工関節を所定の位置に締結する前または後に、変位部73A、73Bを所望の構成に変形させるおよび/または再設置することができるように、可撓性部分77は可鍛性であってもよい。さらに別の代替例として、外科医が、互いに対して種々の位置に構成要素を設置するか、それらをそのような任意の場所に固着することができるように、変位部と架橋セクション71との間、または架橋セクションと基部部材72との間のカップリングは、移動可能に調整可能であってもよい。
上に示したように、本発明の実施形態による人工関節の変位部は、所与の患者の病態に必要とされる特定の標的組織と協同するために、所望される任意の数の異なる形状を有してもよい。さらなる例において、患者の歩行サイクルおよびそのサイクルを通してもたらされる負荷条件に合わせて標的組織の変位を変化させるために、より複雑な形状が提供されてもよい。例えば、ベアリング面は、歩行サイクルを通して膝が屈曲すると、比較的わずかな組織の変位および力の再調整をもたらすが、歩行サイクルの間に膝が完全に伸展すると、標的組織をさらに偏向させ、その病態に適切な必要とされる補正をもたらすように構成されてもよい。この特徴は、関節の場所もしくは負荷に応じてインプラントの場所もしくは形状が動的に変化できるようにすることによって、または前述のように、特定のインプラント材料を選択することによって、インプラントの静止形状を最適化することによって達成することができる。例えば、インプラントの外側シェルは、チキソトロピー流体を充填したシリコン等の弾力性材料であり得る。歩行サイクルの間、インプラントに及ぼされるせん断応力がチキソトロピー性充填剤の粘性を低下させ、流体をインプラントの側面に流れさせ、より少ない変位を生じさせる。歩行サイクルの立脚期に膝が完全に伸展すると、インプラントの弾力性シェルがチキソトロピー流体を付勢してその元の位置に戻し、すると粘性が再び増加してより大きな変位をもたらす。
上で言及したより複雑な形状を示す例示的な一実施形態を、歩行サイクルの説明において以前に言及した図4に示す。図4の下に示されるのは、例示的な人工関節の変位部83を通る横断面であり、例えば、図12の人工関節60の構成等の全体的な構成を有してもよい。換言すると、図4の変位部83は、頭側面から尾側面に向かって見た状態である。ベアリング面86は、背側では厚さがより少なく、腹側方向に増加する傾斜表面を提供する。したがって、ベアリング面は、歩行サイクルの間に、変位させた標的組織Tが、それに沿って腹側および背側に摺動するように構成される。図4の最初のグラフに示すように、足に負荷がかかる立脚期中に、膝の内側に作用する内転モーメントが生じる。この期間中、関節の角度は一般に約0°乃至20°の範囲であり、膝がまっすぐかまたはまっすぐに近いときに最も大きな力が印加される。したがって、最大の効果をもたらすために、ベアリング面86は、関節角度が約0°乃至10°の範囲のときに標的組織(T)が最大に変位する領域にあり、標的組織(T)が約10°乃至20°の範囲の関節角度にある領域では変位がより少なく、関節角度が約20°を超えると最小変位となるように構成される。
図4の変位部83に示される形状は、平坦な面を歩く場合の歩行サイクルに理想化されている。現実には、歩行は起伏のある地面や上下する階段で起こるため、約20°を超える関節角度では膝に相当の負荷をもたらす可能性があり、そのような角度は、通常、約60°未満であるが、大抵の場合は約90°を超えない角度である。したがって、特定の患者のニーズを考慮して、ベアリング部のための特殊な形状が設計される必要があり得る。
別の複雑な形状を図14に示す。この代替の実施形態において、人工関節50(図11)の変位部53は、溝57またはベアリング面形状の他の変形例を有するベアリング面56が提供されることにより、歩行サイクルを通して関節が移動するにつれて、標的組織の解剖学的な経路および運動に適合し、したがって各関節の場所において人工関節によってもたらされる力の分布を最適化する。
図15は、本発明による人工関節の例示的な移植を示しており、この場合、図12において上に示したインプラント60である。この例において、インプラント60は、腓骨側副靱帯を変位させるために使用される。同様のインプラントおよび設置が、図2のインプラント10Eとして示されている。他の場合において、インプラントは、大腿二頭筋腱(図2においてインプラント10Bによって設置されているように)または腸脛靱帯等の他の筋肉または腱を変位させるように構成されてもよい。再び図15を参照すると、インプラント60の固着部64は、変位部63を含む基部部材62が、大腿骨の端部を越えて、関節腔を少なくとも途中まで横切って尾側に延在するように、大腿骨に取り付けられている。架橋セクション61が後方に設置され、デバイスは、周辺組織(潜在的に標的組織を含む)の付着部(複数可)周辺で方向を変更し、固着部64を大腿骨の付着領域の上に位置決定することができるように成形される。より具体的には、架橋セクション61は、足底筋および腓腹筋外側頭の付着部位を避ける。足底筋および腓腹筋外側頭は、どちらも大腿骨外側の後方に付着している。後方にオフセットした架橋セクション61を有することにより、インプラントは、これらの付着部位を避け、ベアリング面66(図12を参照)が側副靱帯を外側に変位させることができるようにする。この場合も同様に、変位部63は、極わずかなモーメントアームおよびねじりが生じるかまたは全く生じないように、標的組織(T)の収縮力が主として関節のベアリング面にとって正常な方向となる場所において標的組織(T)の経路が変位されるように成形されてもよい。このことは、経時的にデバイスの固着を緩める結果となり得る、デバイス上にかかる任意の望ましくない力またはデバイスの微動をも減少させるかまたは避けることに役立つ。
図16〜19に示される本発明の他の例示的な実施形態において、本発明による人工関節は、単純な経皮的アクセスによって、移植中または術後のいずれかに標的組織に及ぼされる変位の量を増加させるかまたは減少させるように調整可能である。例えば、図16に示される人工関節100は、変位部103内に装着された移動可能なベアリング部材110を有する基部部材102を含む。固着部104は、実質的に前述した通りに大腿骨に固着するために変位部から上方に延在する。ベアリング部材110は、同じく実質的に前述の通りである外側ベアリング面106を有する。ベアリング部材110は、ネジ112およびアライメントポスト114等の調整手段によって基部部材102に固定されてもよい。当業者によって、歯止めポスト、別個のロック手段を有する摺動ポスト、または調整を提供するための他の手段等の他の好適な調整手段が適用されてもよい。ベアリング面106を通るアクセスポート116は、ネジ112を回転させる器具のアクセスを可能にすることにより、基部部材に対してベアリング部材を入れたり(内側に)または出したり(外側に)して調整し、したがって標的組織の変位の大きさを調整する。当業者はまた、本明細書に記載される調整機能のいずれもが、上記形状のうちの任意のものと組み合わせられてもよいことを理解するであろう。
図17の人工関節120は、変位部123に調整可能に取り付けられたベアリング部材130、131を有する基部部材122を含む、別の例示的な実施形態を示す。この例示的な実施形態は2つの調整可能なベアリング部材を含むが、当業者は、所望の形状のための所望の調整性に対応するために、変位部のより多くの部品が提供されてもよいことを理解するであろう。この実施例では、ネジ132が再び調整手段として使用されている。しかしながら、この場合も同様に、他の調整手段が提供されてもよいことを理解されたい。
ベアリング面126の湾曲形状および個々の調整点を所与として、人工関節120は、調整機能を考慮したベアリング部材の分離に対応するために、2つのベアリング部材130、131の間に拡張継手134を含む。2つ以上のベアリング部材は、それらの最小変位の場所から外向きに調整されると、それらの間に小さな間隙を残すように簡単に分離することができるが、調整および変位が増加するにつれて、比較的滑らかで、比較的連続的なベアリング面126を提供することが望ましくあり得る。図17Aに示すように、拡張継手134の交絡フィンガー137は、ベアリング面を横切って移動する際に標的組織を挟むかまたは掴む可能性のある大きな間隙の形成を防ぐことに役立つ。代替として、ベアリング部材130、131のベアリング面は、ベアリング部材の場所を調整することにより弾力的に拡張するかまたは収縮することができる、部材の間の間隙を横切って延在する好適に伸縮性の低摩擦材料の単一膜で被覆することができる。
さらなる例示的な実施形態において、図18の人工関節120’は、拡張継手134の構成を除いて、上述の人工関節120と実質的に同じである。この例示的な実施形態において、拡張継手134は、交絡フィンガーではなく、それぞれ、重複する先細り端部138、139を有するベアリング部材130、131を用い、それらは間隙のない滑らかなベアリング面126を形成するように互いに対して摺動し、滑らかな重複する拡張ゾーンを提供する。
さらなる代替の実施形態において、人工関節140は、図19に示すように、膝の前面および/または後面(AJP)からアクセスされる調整機構を提供する。この実施形態において、基部部材142は、変位部143から延在する2つのアライメントポスト154を有する。ベアリング部材150は、アライメントポストを受容する。1つ以上の摺動可能なウェッジ部材152は、ポスト154の間に、ベアリング部材150と基部部材142との間に配置され、基部部材142およびベアリング部材150に対して後方におよび前方に移動可能である。作動ネジ151または他の調整デバイスは、ウェッジをベアリング面の下で出し入れするように移動させてベアリング面を基部部材に対して事実上外側に摺動させ、それによって標的組織の変位を調整する。
上記種々の調整可能な実施形態において、デバイスの術後の経皮的調整を可能にするために、調整ネジ自体がX線不透過性であってもよいか、および/または別の方法においてX線下でインプラントの残りの部分と識別可能であってもよい。代替として、ネジまたは調整手段自体をX線不透過性にすることなく調整点を決定するために、標的の特徴をデバイス内に構築することもできる(デバイス自体の近くの表面内に構築されたX線不透過性リングまたはマーカー等)。
さらなる代替の実施形態において、本明細書に記載される実施形態のベアリング部材は、ベアリング部材と基部部材との間に配置される可膨張性ブラダーによって移動可能であってもよい。ブラダーは、ベアリング部材の場所および関連する標的組織の変位の調整を可能にするために、好適な圧力下で液体または気体によって充填されてもよい。ブラダーは、膨張デバイス(血管形成術用バルーンの膨張のために使用される膨張デバイスと同様であってもよい)による膨張液の導入のための膨張ポートを有する。
上述のデバイスは、一般に、大腿膝蓋関節の大腿骨側へのデバイスの配置を開示する。本発明の実施形態によるデバイスはまた、脛骨または腓骨上に固着されることによって標的組織を外側に変位させるように、脛骨側に配置されてもよい。例示的な脛骨に固着されたインプラントを図20に示す。
図20を参照すると、腸脛靱帯を外側におよび/または前方に移動させるために、インプラント154がジェルディ結節のすぐ上方の腸脛靱帯(IT)の下に挿入される。インプラント154は、前述のように、変位部155、架橋セクション156、および固着部157を含む。骨ネジ159は、インプラントを脛骨に固定するために、固着部の孔を通して配置されてもよい。本明細書に記載されるような他の固着手段が、代替として用いられてもよい。インプラント154は、膝関節にかかる動的負荷を外側方向および/または前方方向で再度均衡を保つように、図示するように位置決定されてもよい。それによって、内側型変形性膝関節症の症状および進行が軽減され得る。それはまた、腸脛靱帯に作用する筋肉により大きな梃子の作用を与えることによって、膝の強度および安定性を向上させ得る。インプラント154はまた、とりわけ大腿二頭筋短頭、大腿二頭筋、または腓骨側副靱帯を含む腸脛靱帯以外の筋肉、腱、または組織を変位させるように構成されてもよいことを理解されたい。
図示するように位置決定されたインプラント154のさらなる利点は、腸脛靱帯症候群の発生率および/または重症度を減少させることであるかもしれない。腸脛靱帯症候群、または腸脛靱帯摩擦症候群は、典型的には、腸脛靱帯が大腿骨外側上顆、大腿骨、または外側の他の組織と擦れるために生じる。したがって、本発明の実施形態はまた、単独で、または変形性関節症の治療と組み合わせて、膝または他の関節における組織間の過剰な摩擦または圧力を伴う状態の治療にも使用することができる。腸脛靱帯を外側におよび/または前方に移動させることによって、これらの組織に対する腸脛靱帯の圧力が軽減され得る。
インプラント154を配置するために、腸脛靱帯の後外側縁または前内側縁から腸脛靱帯の外科的切開を行うことができる。しかしながら、この切開は、ジェルディ結節と脛骨粗面との間の前外側から行うことが好ましいかもしれない。次いで、これらの2つの粗面間に位置する筋肉の下の脛骨に、固着部157を取り付けることができる。
本明細書に記載される多くの実施形態は、関節と関連する2つの骨のうちの一方のみに固定されるように記載されているが、実施形態は、両方の骨に固定されてもよいことを理解されたい。例えば、膝の場合、大腿骨および脛骨、または大腿骨および腓骨の両方である。図21に示す別の例示的な実施形態において、人工関節160は、関節全体に架橋し、形状に応じて、大腿骨と脛骨または腓骨のいずれかとの両方に固定される。人工関節160は、摺動ヒンジ174または関節運動の自由を許容する他の好適な関節運動継手とともに提供される。より具体的には、この例示的な実施形態において、基部部材162は、上部および下部固着部164を含み、変位部163は、摺動ヒンジ174の間に配置され、またヒンジを含む。この場合も同様に、標的組織の変位は、標的組織が横切って追跡するベアリング面166によって提供される。ベアリング面は、上述のように、別個のベアリング部材および調整機構を提供することによって調整可能であるように作製されてもよい。変位はまた、図21に示すような追加または代替の変位手段によって制御されてもよい。この実施形態において、基部部材162の下に1つ以上の拡張部材172が配置される。拡張部材172は、バルーン等の可膨張性デバイスまたはネジ機構等の機械的調整を含んでもよい。拡張可能部材(複数可)172は、大腿骨にのみ、または脛骨もしくは腓骨にのみ、力を及ぼすように設置されてもよいか、あるいは大腿骨および脛骨の両方に力を及ぼすように関節に沿ってより中心に設置されてもよい。ベアリング変位部163は、拡張部材172の拡張によって外側に偏向可能であり、それによって標的組織の変位を増加させるように、変位部163を構成する摺動部材、またはこれらの部材が上部および下部固着部164と結合する領域は、可撓性であってもよい。
本発明の他の実施形態において、前額面等の他の平面における力に関連する関節疾患に対処することができる。大腿骨および脛骨の関節運動する表面の界面における不均衡な負荷に対応するための概して内側/外側方向である様々な実施形態を用いて、冠状面または前額面における膝の生体力学について上述してきた。前額面で膝を見ると、前方および後方に作用して膝蓋骨と大腿骨との間に負荷をもたらす、異なる一連の力構成要素が存在する。
図22の自由物体図を参照すると、膝関節の周りに作用する2つの主なモーメントは、床反力Wおよび膝蓋腱の力Fによるものである。下肢にかかる屈曲モーメントは、床反力(W)と膝関節の運動の中心からの力の垂直距離(a)との積である。対抗する伸展モーメントは、膝蓋腱を通って作用する四頭筋の筋力とその梃子のアーム(b)との積である。つまり、所与の個人について、膝蓋腱の力Fの大きさはF=Wa/bとして算出することができる。
図23Aに示すように、屈曲/伸展の間に四頭筋および膝蓋腱が膝蓋骨に作用することによって、膝蓋骨圧縮力(PCF)がもたらされる。合成(R)PCFは、Pの大きさと、その作用有効角度(β)に依存する。
図23Bを参照すると、合力R’は、膝蓋腱の下にインプラント200を設置すること、したがってそれを前方に変位させて梃子のアームbを増加させることによって減少させ(図22)、それによって膝蓋腱の力Fを減少させ、および作用の有効角度β’を増加させ、それによってPCFに対応する膝蓋腱の力の水平成分を減少させる。したがって、合成PCF(R’)が減少され、膝蓋骨が大腿骨に対して押される力を低下させる。
本発明のこの実施形態の予測される利点は、軟骨変性の割合および/またはこの領域における疼痛の減少を含む。インプラント200等のインプラントは、界面の任意の特定の領域上の応力を軽減するために、膝蓋骨と大腿骨との間で最も負荷の高い点を、上方に、尾側に、外側に、または内側に再分配するように構成されてもよい。そうすることによって、膝蓋腱に作用する筋肉のモーメントアームもまた増加されるはずであり、それによって大きな有効強度および安定性を膝に提供し、膝関節にかかる総負荷を減少させる。
上述のように、脛骨結節を切除することなく、または結合組織のいずれも切断することなく膝蓋腱を変位させるように脛骨上に配置されたインプラント210を示す、例示的な一実施形態を図24および25に示す。本明細書に記載される他の実施形態と同様に、インプラント210は、支持部材212およびベアリング部材214を含み、それらはこの場合は一体化して形成されているが、本明細書の他の箇所に記載されるように、別個の構成要素であってもよい。支持部材およびベアリング部材は、変位部216内で機能的に分割され、膝蓋腱、架橋セクション218、および固着部220に係合してそれらを変位させる。固着部220は、本明細書に記載されるようにインプラントを固定するための手段を含む。この例示的な実施形態において、インプラントを脛骨に固着するために骨ネジ222に孔が提供される。
図25に示されるように、インプラント210は、膝蓋腱の外側から挿入されてもよい。また、内側から挿入することもできる。インプラント210は、腱付着部または他の結合組織の付着部を有さない領域に固着部220が位置するように構成される。この構成はまた、脛骨結節のすぐ頭側および膝関節包のすぐ尾側で、変位部216が脛骨に寄り掛かることを可能にし得る。そのような設置は、あらゆる負荷をインプラントの下の脛骨に直接移動させ、そうすることによってインプラントの残りの部分および脛骨自体にかかる応力を最小限に抑える。
脛骨に寄り掛かる固着部220の内側表面は、本明細書に記載される他の実施形態と同様に、インプラントが固定された骨面(この場合は脛骨)に対するさらなる支持を提供してインプラントの移動を防ぐように、インプラント内への骨の内部成長を促進するための適当な材料および表面性状を用いて設計および製造されてもよい。架橋セクション218は、比較的低い応力を受けるように設計されてもよく、したがって、刺激性または見苦しいこぶの形成を避けるように極めて薄くてもよい。架橋セクション218に必要な屈曲硬直またはねじり剛性を強化するために、円形、溝付き、ボックス形、湾曲、または他の断面形状が選択されてもよい。この場合も同様に、架橋セクション218は、脛骨結節領域における筋肉付着部のいずれにも干渉すべきではない。
変位部216は、たとえ脚を伸展したときでも、膝関節包を避けるように、また膝蓋骨に干渉することを避けるように構成および寸法決定される。それはまた、膝蓋腱自体にかかるいずれの追加応力も最小に抑えるように設計されるべきである。したがって、膝蓋腱が寄り掛かる変位部216のベアリング面は、図24において最もよく見える湾曲した傾斜形状を有してもよい。このベアリング面は、硬くて滑らかであってもよく、研磨した熱分解カーボン、鋼鉄、もしくはチタン等の材料から作製されてもよいか、またはPTFE等の潤滑性材料でコーティングもしくは被覆されてもよい。代替として、インプラントが、さらに脛骨結節の延長として作用するように、ベアリング面は、該表面上での膝蓋腱の接着および内成長を促進するように設計されてもよい。例えば、表面は、多孔質、粗面であってもよいか、または骨もしくは瘢痕組織が成長して接着を強化する開口部とともに構成されてもよい。
インプラント210を用いて達成される膝蓋腱の正確な位置決定は、特定の臨床状況に依存する。当業者には理解されるように、そのようなインプラントは、膝蓋腱を前方にまたは内側にまたは前内側に移動させるように設計されてもよい。これは、変位面の片側(外側もしくは内側)を他方の側よりも高くすることによって、および/または、膝蓋腱を外側方向もしくは内側方向に付勢するために、ベアリング面の片側もしくは両側に隆起を有する経路を形成することによって、達成され得る。
インプラント210等のインプラントは、合併症発生率の低い、比較的迅速な手技において挿入されてもよい。脛骨結節の片側に、比較的短い切開を行うことができる。この切開から、プローブを使用して膝蓋腱の下にトンネルを掘り、その下にある脛骨の表面を曝露させることができる。次いで、脛骨に適合させたこのトンネル内にインプラントを挿入し、必要に応じて適切なネジまたは他の固着要素を用いて脛骨に取り付けることができ、次いで切開を閉じることができる。骨、筋肉、または腱の切断はほとんど行われないかまたは全く行われないため、合併症発生率は最小限に抑えられるはずであり、既存の外科手術と比較すると、この手技の後の回復およびリハビリテーションは急速であり、大幅に少ない疼痛を伴う。
インプラント210と同様のインプラントはまた、他の解剖学的位置にも適用することができる。例えば、脛骨の前外側面上では、腸脛靱帯の付着部位であるジェルディ結節である。上述のインプラント154等のインプラントは、この位置に位置決定されてもよい。さらに、特定の患者においては、膝蓋腱および腸脛靱帯の両方を変位させることが望ましいかもしれない。これは、上述のインプラント154および210等の2つの別個のインプラントを用いて行われてもよいか、または単一インプラントが提供されてもよい。
膝蓋腱および腸脛靱帯の両方を変位させるための単一インプラントの例を図26に示す。この例示的な実施形態において、インプラント230は、この場合も同様に、腸脛靱帯変位部232Aおよび膝蓋腱変位部232Bの2つの部分に分割された変位部232を含む。上述のように形成される架橋セクション234、固着部236に対する関節変位部232。ここでも同様に、当業者によって本明細書に記載されるような様々な固着手段が用いられてもよく、骨ネジ238が例示的な実施形態に示される。インプラント230等の単一インプラントは、インプラント154および210等の2つの別個のインプラントと比較して、より高い強度および安定性を提供し得る。
一般に、インプラント210および230に関連する材料、代替の構成および方法は、他の例示的な実施形態について本明細書の他の箇所に記載される通りであってもよい。
上述のように、本発明のさらなる代替の実施形態は、股関節疾患の治療における用途を有する。図27は、股関節Hの基本的な解剖学的形態を示す。図示されるように、股関節Hは、大腿骨Fと「寛骨臼A」と称される骨盤Pの凹状空洞との間の関節である。大腿骨Fは、身体の膝から上向きに延在し、大腿骨の軸Sと大腿骨頸部Nとの関節運動部の外側上端に大転子Gを含む。小転子は、大転子Gの反対に位置し、大腿骨頭FHは、大腿骨頸部Nの遠位端に位置する。凹形の寛骨臼Aは、腸骨I、恥骨PU、および坐骨ISの3つの骨盤骨の結合体を形成する。一面の靭帯L(図27では詳細を示すために除去されているが、図28には示される)は、股関節Hを覆って関節包を形成し、大腿骨頭FHを寛骨臼A内に維持するのに役立つ。
一連の筋肉が靭帯Lの上に延在し、大腿骨Fと骨盤Pとの間に付着する。これらの筋肉には、大殿筋GMax(図29)、中殿筋GMed、および小殿筋GMinを含む(図30)。大殿筋GMaxは、これら3つの筋肉の中で一番上にある。これは、殿筋の中で最も大きく、ヒトの体における最も強い筋肉のうちの1つである。その作用は、伸展して股関節を外向きに回転させ、体幹を伸展させることである。
中殿筋GMedは、幅広く、厚みのある、放射状の筋肉であり、骨盤Pの外面上に位置する。中殿筋GMedは、腸骨Iの外面上から始まるかまたはそこを起点とする。筋肉の繊維が集まって、大転子Gの外側表面に挿入する、強く平坦な腱となる。
小殿筋GMinは、中殿筋GMedのすぐ下に位置する。これは扇形であり、腸骨Iの外面から生じる。筋肉の繊維は腱で終端し、大転子Gの前方境界上の圧痕に挿入され、股関節Hの関節包を拡張させる。
中殿筋GMedは、股関節外転に関与する主な筋肉であり、小殿筋GMinがそれを補助する。これらと相乗的に作用するのは、腰筋、梨状筋PIR(図30)、大腿筋膜張筋(TFL)、腰方形筋、および大腿直筋である。股関節外転筋の主な機能は、歩行サイクルの単脚支持期において股関節に前額面の安定性を提供することである。これは、股関節外転筋が、体重によって発生する前額面トルクと等しい前額面トルクを発生したときに達成される。
股関節外転筋力と体重力とのモーメントアームにおける違いのために、股関節外転筋は体重の2倍の力を発揮しなければならず、その結果として、正常歩行時に体重の3乃至4倍の圧縮負荷が関節にかかる。例えば、図31は、股関節Hにかかる力を表す図である。Sは重心であり、Kは体重であり、h’は体重Kのモーメントアームであり、Mは外転筋によって及ぼされる力であり、hは外転筋力Mのモーメントアームであり、Rは股関節を通って伝達される合成圧縮力である(Rは、KおよびMの合力である)。見て分かるように、h’はhよりも有意に長いので、股関節外転筋力Mは、股関節Hにおける安定性のために体重力Kよりも実質的に高くある必要がある。
股関節Hを通って伝達される圧縮力ベクトルRは、外転筋力の角度およびモーメントアームに影響を与えるので、大腿骨頸部の角度によって影響を受ける。大腿骨頸部FNの長手軸と軸Sとの間の角度は、頚体角またはCCD角と称される。そのような角度は、通常、新生児において約150°、成人では125乃至126°が測定される(「正常股」図32A)。異常に小さい角度は「内反股」として知られ(図32B)、異常に大きい角度は「外反股」として知られる(図32C)。
外反股では(図32C)、股関節外転筋のモーメントアームh’が正常な股関節よりも短いため、結果としてかなり大きな股関節外転筋力Mを必要とする。また、外転筋力Mの作用線は鉛直に近く、身体のモーメントアームhを相殺するためにより大きな力を必要とする。したがって、合成圧縮力Rは、より大きく、かつ寛骨臼Aの縁部により近いため、寛骨臼の体重支持面を減少させる。この寛骨臼の荷重異常は、寛骨臼Aの周縁部に沿って変形性変化を引き起こし、疼痛および最終的には関節軟骨の損失をもたらす。
寛骨臼が浅い場合、外反股変形と同様に合力は寛骨臼Aの縁部近くに作用し、寛骨臼周縁部に沿って同様の関節面変性をもたらす。X線写真では、異常な寛骨臼は、WibergのCE角、寛骨臼深さ率、大腿骨頭突出率、Lequenseの前方CE角等を測定することによって識別される。
内反股(図32B)では、股関節外転筋の作用線は急勾配であり、より内側の合力Rを引き起こすため、股関節脱臼の確率を増加させる。
次に図33A〜Bを参照して、股関節形成不全の矯正に適用可能な本発明の例示的な実施形態を概略的に示す。図示した例示的な実施形態において、インプラント220は、小殿筋GMinと大腿直筋RFとの間に設置される。しかしながら、インプラント220は、所望の合力ベクトルMを達成するために、股関節の関節包と股関節外転筋の少なくとも一部との間の任意の所望の位置に設置されてもよい。いくつかの実施形態において、インプラント220は、殿筋と靭帯Lとの間の組織に配置される。インプラント220は、所望の位置に設置され、関節鏡によって、あるいは外科手術、バルーンカテーテル、もしくは別の好適な手技を用いた小切開または切開による手法を用いて移植されてもよい。他の実施形態に関連して記載されるように、インプラント220は、一般に、周辺組織によって固定されるか、または周辺組織に対して固定されるように構成される支持部と、標的組織と自動的に係合して変位させるように構成されるベアリング部とを含む。支持部およびベアリング部の両方のための様々な代替例が本明細書に記載される。
インプラント220は、種々の材料から形成されてもよい。いくつかの例示的な実施形態において、インプラント220は、摩擦を最小に抑えるための滑らかな外面を有する標的組織を変位させることに十分な剛性を有する材料で構成され、関節を移動させると、インプラントに沿って損傷することなく標的組織を摺動させる。ステンレス鋼もしくはチタン等の金属、または生体適合性ポリマーが使用されてもよい。代替として、インプラント220は、軟質の柔軟性材料で部分的にまたは全体的に構成されてもよく、例えば、水、食塩水、シリコン、ヒドロゲル、ガス等の流体を充填した柔軟性の外膜であってもよい。インプラント220は、空の状態で挿入し、設置後にインサイツで充填されてもよいか、さもなければ人工関節は、ゲル、流体、ポリマーもしくは金属ビーズ、または他の流体で、あるいは可撓性もしくは流動性材料で予め充填された密封要素であってもよい。
インプラント220はまた、中空ではない、例えば、ポリマーまたは金属の、好適な非外傷性形状の本体であってもよい。固定形状のインプラント220は、代替として、骨セメント等の硬化材料を注入して硬化させることができる入り口を有する袋を含んでもよい。硬化材料はまた、照射(例えば、UV光、可視光、熱、X線等)に曝露することにより硬化される重合可能なヒドロゲルであってもよい。材料は、直接的または経皮的な曝露によって硬化されてもよい。
インプラント220の表面は、表面加工されていてもよいかまたは滑らかであってもよい。中空ではないまたは柔軟なインプラント220は、人工関節に沿ったまたはその上方での筋肉および腱の摺動運動を促進するように、外部パディングまたは潤滑性外側被覆もしくはコーティングを含んでもよい。そのようなパディング、コーティング、または被覆は、インプラント220の外側の一部または全部を被覆してもよい。パディングまたはコーティングは、例えば、筋肉もしくは靱帯を支持するように整列するか、または筋肉もしくは靱帯を整列させることができる。インプラントはまた、股関節包の前方領域および/または後方領域を被覆し、それによって関節包を補強する延長部を有してもよい。
インプラントは、筋肉および腱を誘導し、インプラント上のそれらの場所に保持するように適合された形状または特徴を有することができる。例えば、そこを通って筋肉および腱が延在する溝またはトラフが、人工関節の外面に提供されてもよい。これらの筋肉および/または腱は、インプラントが設置されたときに溝と整列する。代替として、インプラントは、筋肉/腱の周りにリングまたはアイレットを設置できるように、切れ目の入ったリングまたはハトメリングを含むことができる。
図34Aおよび34Bは、実施形態にしたがってインプラント220が股関節外転筋力Mに与える影響を示す。図34Aに見られるように、股関節外転筋HAは、インプラント220の設置前は第1の方向に延在する。寛骨臼Aの外側縁部に向かう力の集中Mが認められてもよい。図34Bに示すように、インプラント220の設置後、股関節外転筋HAは関節から離れるように外向きに変位され、外転筋によって関節の中心軸に及ぼされる力のモーメントアームhの角度および長さが増加される。結果として、体重力に対抗するように、大腿骨頭を通る合力Rが、さらに関節の中心に、かつ寛骨臼Aの外側縁部から離れるように移動する。このようにして、合成力ベクトルRは、大腿骨頭FHを押して寛骨臼Aと完全に接触させるように、または別の方法で股関節により望ましい力の配置を提供するように、より適切に調整されてもよい。
本発明の他の実施形態と同様に、本発明による股関節疾患の治療のための人工関節は、インプラントを所定の位置に固定するための好適な係止具を含んでもよいか、ならびに/または周辺の筋肉および/もしくは靱帯構造によって安定化されてもよい。一実施形態において、人工関節は骨盤Pから大腿骨Fに延在し、これらの側の一方もしくは両方で係止されてもよいか、または全く係止されなくてもよい。周辺組織による配置を促進および維持するための形状、材料、または表面性状が、支持部に組み込まれてもよい。骨盤Pおよび/または大腿骨Fに対して所望の様式でインプラントを係止するかまたは位置決定することを補助するために、タブまたは他の特徴がインプラントに提供されてもよい。インプラントの大腿骨側または骨盤側のいずれかは、所望の様式でインプラントを取り付けるか、および/または配設するために、1つ以上のそのようなタブを含んでもよい。インプラントは、標準的な形状であってもよいか、または後述するような計画プロセスの間もしくは術間のいずれかにおいて、特定の用途のために特別に製造されてもよい。
一例として、図35は、大腿骨Fおよび骨盤Pに係止する人工関節224を示す。人工関節224は、ベアリング部材と、固着タブを含む支持部材とを形成する本体223を含む。第1のタブ225は、人工関節224を大転子に係止するための開口部226を有し、反対側の端部にある第2のタブ227は、骨盤に係止するための開口部228を有する。本体223は、直角プリズム、球形、卵形、円筒形、円錐形、台形を含む種々の形状、または関節において所望の力の再調整を達成することに適当な他の形状を有してもよい。人工関節224は、上記のように股関節の股関節外転筋の力ベクトルMを推移させるために使用されてもよい。
開口部226を用いて人工関節224の転子側に取り付けるために、縫合糸アンカー、ボーンタック、骨ネジ、または他の好適な取付構造が用いられてもよい。同様の様式で、人工関節を骨盤に係止するために開口部228が用いられてもよい。係止デバイスは、インプラントが設置された後に、経皮的に配置されてもよい。
上述のように、人工関節の実施形態は、設置して、インサイツで充填することができる。この目的を達成するために、アクセスポート229は、術中に人工関節224を充填するために提供されてもよいか、または術後にアクセス可能であるように設置されてもよい。
別の例として、図36に示すように、人工関節230は、ウィッシュボーン形を有する本体を含み、主要ステム240および人工関節の大腿骨側の2つの脚部232、234が、ベアリング部材の少なくとも一部を形成する。脚部232、234の各々は、そこから延在するタブ233、235を含み、各々が係止開口部236、238を有する。固着タブは、支持部材の少なくとも一部を形成する。主要ステム240は、人工関節の骨盤側に提供され、係止開口部242を含む。
2つのタブ233、235は、例えば、大転子Gの反対側に係止されてもよい。他の代替例として、人工関節の大腿骨側は、大腿骨頸部F、または大転子Gの下の大腿骨Fの位置に固着されるかまたは他の方法で係止されてもよい。主要ステム240は、後面または前面のいずれかの、腸骨I、坐骨IS、または骨盤P上の別の好適な位置に固着されてもよい。図36の配置の代替例として、人工関節230の骨盤側に2つのタブが提供されてもよい。これらの2つのタブは、例えば、一方が骨盤の後側に、他方が骨盤の前側に係止されてもよい。
図37は、人工関節244の別の実施形態を示す。人工関節230と同様に、人工関節244は、人工関節の大腿骨側にある2つの脚部246、248と、人工関節が設置されると股関節の骨盤側と整列する主要ステム250とを含む。しかしながら、人工関節230とは異なり、人工関節244は、タブおよび/または係止孔等の、人工関節を大腿骨に係止するための構造を含まない。上述のように、そのような人工関節244は、股関節包の周囲に密接に層をなす周辺の筋肉構造によって所定の位置に固着されてもよい。同様に、主要ステム250は、骨盤に取り付けるためのタブおよび/または係止具を含まない。
所望される場合、代替として、人工関節は、大腿骨側もしくは骨盤側のみに係止されてもよく、および/または、筋肉構造によって所定の位置に係止もしくは保持され得る脚部をいずれかの側に含んでもよい。一例として、タブおよび/または開口部等の単一の係止具が、脚部246もしくは248のいずれかまたは両方に提供されてもよく、および/あるいは係止具が主要ステム250上に提供されてもよい。係止具または筋肉によって安定化される支持具のいずれの組み合わせが使用されてもよい。そのような実施形態において、ベアリング部材と支持部材は一体化されてもよい。
別の例示的な実施形態によれば、外転筋および/または股関節組織の様々な変位を提供するために、人工関節は様々な厚さを有してもよい。一例として、図37に示すように、人工関節244は、X、Y、およびZの異なる厚さを有する3つの領域を含む。厚さXは脚部246に相当し、厚さYは脚部248に相当し、厚さZは主要ステム250に相当する。脚部もしくはステムに沿って、または脚部もしくはステム全体にわたって、異なる厚さが使用されてもよい。これらの異なる厚さの領域X、Y、およびZは、人工関節244を股関節H内に有利に適合させるため、および/または所望の力の相殺を提供するために用いられてもよい。人工関節244は、移植前に異なる厚さを有するように前成形されてもよいか、または、例えば、所望の厚さを達成するように所望の体積の膨張媒体で充填することによって、人工関節の各部分がインサイツで所望の厚さまで別個に拡張されてもよい。
図38は、一実施形態にしたがって股関節H内に設置された人工関節260の前面像の例を示す。図39は、詳細を示すために靭帯Lおよび外転筋を除去した、所定の位置にある人工関節260を表したものである。図38に示す実施形態において、人工関節260は、骨盤タブ262および大腿骨タブ264を含み、それらは支持部材の少なくとも一部を形成し、両方とも、ベアリング部材を形成する中心の丸みを帯びた球根状の主要セクション265から延在する。主要セクション265の球根状の構成は、外転筋の所望の変位に役に立つ。骨盤タブ262および大腿骨タブ264は、関節にかかる任意の衝撃も最小に抑えるように、薄い、高度に可撓性の材料であってもよい。骨盤タブ262は、例えば、ピン266、骨ネジ、縫合糸、または腸骨Iに固着される他の好適な係止具によって、骨盤に係止される。係止機能のために開口部がタブに提供されてもよい。大腿骨タブ264は、好適な係止具によって、例えば、ピン268によって、大転子G、大腿骨頸部、または他の好適な位置に係止される。図38に示す実施形態の主要セクション265は、人工関節260が設置されると、主要セクション265が関節包靭帯Lと小殿筋GMinおよび中殿筋GMedの筋肉構造との間に位置するように、中心に装着され、また配置される。しかしながら、主要セクション265は、骨盤付着部または大腿骨付着部のいずれかの近くに位置してもよく、力ベクトルMを望ましく変化させるように他の位置に配置されてもよい。
図40〜42に示す追加の実施形態によれば、インプラントは、支持部材によって大腿骨頸部Nにのみ取り付けられてもよく、および/または大腿骨頸部まで横に延在してもよい。この様式において、人工関節は、大腿骨頸部Nの周囲寸法がより大きな筋肉および/もしくは組織を変位させるためのベアリング部材を提供してもよいか、ならびに/または、大腿骨頸部Nの少なくとも一部の周囲に直接取り付けることによって、より容易に所定の位置に維持されてもよい。そのような人工関節は、一方の側の関節包靭帯Lまたは大腿骨頸部Nの周囲で入れ子になるように、犬骨形またはそら豆形であり得る。一般的には、犬骨形は、幅が狭く通常は細長い中心セクションを含み、各端部は、球根状または丸みを帯びた、直径のより大きな形状である。一方、そら豆形は、その形状の片側に溝または窪みが形成されるように2つの外端部が一方向に延在した、より豆らしい形状である。いずれの形状についても、腱および筋肉が、人工関節からずり落ちることなく底を通って摺動できる溝または他の形状が他の側に提供されてもよい。関節包靭帯Lまたは大腿骨頸部Nに適合するように、または部分的にその周囲に巻きつけるために、ゲル、発泡剤、またはビーズを充填した変形可能な枕状構造もまた使用され得る。
一例として、図40に示すように、犬骨形人工関節270は、大腿骨頸部Nおよび/または靭帯Lまで横に延在し、その周囲で入れ子になる。図40の犬骨形人工関節270は、外側の球根状の丸みを帯びた2つの端部273の間に、幅の狭い中心セクション271を含む。靭帯Lまたは大腿骨頸部Nの反対側で2つの端部が入れ子になるように、幅の狭いセクションは十分に長い。図40に示す実施形態において、人工関節は、ピンまたはネジ272、274等の2つの係止具によって、中心セクション271を介して大腿骨頸部Nに取り付けられる。しかしながら、前の実施形態において記載したように、人工関節は、締結具を用いないで設置されてもよいか、または人工関節は、別の方法もしくは位置で係止されてもよい。人工関節270の上部は、2つの端部273の間に形成される上鞍状部によって、犬骨形人工関節270の中心セクション271に沿って筋肉を誘導してもよい。
図41は、大腿骨頸部まで横に延在する人工関節280の別の実施形態を示す。人工関節280はそら豆形であり、幅の狭い中心セクション283と、外側の丸みを帯びた2つの端部284とを含む。窪み285は、端部の間に形成される。一実施形態において、人工関節は、人工関節が取り付けられる大腿骨頸部および/または靭帯Lの曲率に窪みが一致し、したがって、設置されたときに、人工関節が大腿骨頸部Nの周囲で少なくとも部分的に入れ子になるように成形される。図面に示す実施形態では、人工関節280を大腿骨頸部Nに係止するために任意選択的なピンまたはネジ282が使用されているが、他の係止具が使用されてもよいか、または係止具が全く使用されなくてもよい。
別の代替例として、人工関節は、U字形もしくはC字形ブラケットまたはバンド、あるいは大腿骨頸部の周囲に延在する他の構造を用いて大腿骨頸部に係止されてもよい。一例として、図42は、大腿骨頸部Nおよび/または靭帯Lの周囲に延在するU字形ブラケット292に装着された人工関節290を示す。U字形ブラケット292は、大腿骨頸部Nの周囲に密接に適合するように湾曲し、ブラケット端部上の開口部(図示せず)を通って、大腿骨頸部の反対側に沿って延在するボルト293を含む。ボルト293は、U字形ブラケット292を所定の位置にロックするために使用されてもよい。図42の人工関節290は球根状の形状であるが、U字形ブラケット292は、代替として、犬骨形人工関節270またはそら豆形人工関節280等の他の形状の人工関節とともに使用されてもよい。
さらなる実施形態によれば、人工関節は、股関節外転筋を変位させるために大転子G上のキャップとして装着されてもよい。一例として、図43は、大転子G上のキャップとして装着された人工関節296を示す。人工関節296は、大転子Gに対して逆さまに延在するL字形を形成する水平延在部298および鉛直延在部2100を含む。図43に示す実施形態において、人工関節296はピン2102、2104によって係止されるが、上述のように、U字形もしくはC字形ブラケットまたはバンド、あるいは大腿骨頸部の周囲に延在する他の構造を含む、別の様式で係止されるかまたは取り付けられてもよい。図43に見られるように、人工関節296の外側は丸みを帯びており、股関節外転筋HAを実質的に変位させるように股関節から外側に突出している。この例示的な実施形態において、ベアリング部材と支持部材とは、上述のインプラント40と同様の様式で組み合わされる。
股関節外転筋HAおよび/もしくは腱または他の組織が人工関節296または別のキャップ人工関節上を摺動することを補助するために、キャップの外面は潤滑性であってもよい。代替として、腱および筋肉を所定の位置に維持するため、ならびに摺動機能を提供するために、ガイドまたは他の構造が提供されてもよい。一例として、図44に示すように、人工関節296のように成形され得る人工関節2110は、人工関節2110が大腿骨とともに移動するときに股関節外転筋HAを摺動可能に受容および誘導するための溝またはチャネル2112を含む。他の構造、例えば、リング、ハトメリング、トンネル、または他の特徴が、股関節外転筋HAおよび/または靭帯ならびに腱を誘導し、設置するために使用されてもよい。
別の例として、図45に示される人工関節2120等の人工関節は、大腿骨Fが移動するにつれて、股関節外転筋HAが人工関節2120上で転がることを可能にするための1つ以上の外部ローラー2122を含んでもよい。人工関節2120は、股関節外転筋HAおよびそれらの主な移動方向に整列するように、人工関節2120の外側表面および/または上方表面に回転可能に装着された一連の3つのローラー2122を含む。
別の実施形態によれば、カニューレまたは小切開による手技によって、人工関節が収縮した状態で体内に挿入され、インサイツで拡張し、拡張した状態で設置され得るように、人工関節はインサイツで拡張するように構成されてもよい。一例として、デバイスは、または小さな空間に合わせて収縮し、設置されると拡張できるように、1つ以上のヒンジを含んでもよいか、または可撓性であってもよい。バネもしくは他のデバイスが、人工関節を拡張させるために使用されてもよいか、またはデバイスは、機械的にもしくは別の様式で拡張されてもよい。人工関節2130がヒンジ2136によって接続された2つの脚部2132、2134を含む一例を、図46〜49に示す。2つの脚部2132、2134は、例えば、大転子G上または大腿骨頸部N上に、支持部材として嵌合し得るキャップを形成する。
挿入される間は、ヒンジ2136を把時して脚部2132、2134を一体的に維持し、設置される間に脚部を開放する送達デバイス2138が提供されてもよい。送達デバイス2138は、送達中にヒンジ2136および脚部2132、2134をシャフト内に受容するように構成された管状シャフト2135を含む。送達デバイス2138の壁は、挿入される間、脚部2132、2134を把時し、該脚部を閉じた状態に維持する。人工関節2130は、その内壁との摩擦によってシャフト内に保持されるか、または任意選択的に、内側のシャフト(図示せず)がヒンジ2136を解放可能に把持するように適合された遠位連結機構を有するシャフト2135内に、摺動可能に設置されてもよい。
一旦、送達デバイス2138によって人工関節2130が挿入されると、送達デバイスの後退によって人工関節を拡張させてもよいか、または人工関節は機械的にもしくは別の様式で拡張されてもよい。一例として、内側のシャフト(図示せず)は、人工関節2130に解放可能に連結されてもよく、その作動によって脚部2132、2134が開放され、人工関節が送達デバイスから解放される。脚部2132、2134は、例えば、大腿骨頸部N(図47)および/もしくは靭帯L、または大転子Gの周囲に適合するように、設置の間は分離されもよい。設置の実施形態において、例えば、人工関節2130は、大腿骨頸部N(図48)の周囲で拡張されてもよく、大転子G上に移動させ、次いでその上に設置されてもよい。
人工関節2130の使用は、人工関節が閉じている間に設置する能力に起因して、低侵襲性の外科手術を提供する。したがって、小さな切開が用いられてもよく、および/またはカニューレを通して人工関節が設置されてもよい。一旦デバイスが設置されると、ピンもしくは他の好適な締結具によって所定の位置に係止されてもよいか、または、大腿骨Fの周囲の筋肉もしくは組織構造によって所定の位置に保持されてもよい。
人工関節2130は、図48に示すように、大転子Gの上に適合するキャップを形成するように、または図49に示すように、大腿骨頸部Nの一部の周囲に好適な態様で適合するように、外向きに拡張するように構成されてもよい。別の実施形態として、人工関節は、連続的なインプラントを形成するように一体的に接続するヒンジ要素または折畳み要素等の2つ以上の要素を含んでもよい。一例として、2つ以上のヒンジ要素または折畳み要素を空間内に導入し、次いで、連続的なインプラントを形成するように一体的にロックすることができる。複数の要素を一体的にロックすることは、特徴を整列させることによって達成することができ、要素は一体的にスナップロックされてもよいか、または要素は、締結具、圧着、または他の好適な様式によって接続されてもよい。代替例として、複数の要素は、所定の位置に置かれると入れ子になってもよく、骨ネジ、鋲、ピン等の好適な締結具、または他の締結具によって互いに隣接して取り付けられてもよい。一実施形態において、各要素または部品はインサイツで拡張される。
そのような人工関節2140の例を図50に示す:第1のヒンジ要素2142は蝶々形であり、第1および第2の三日月形、ウィッシュボーン形、または三角形の脚部2144、2146は、ヒンジ2148によって接続されている。2つの三日月形の脚部2144、2146は、脚部の各々の凹部が外を向き、および互いの正反対を向くように配置される。第2のヒンジ要素2150もまた、ヒンジ2156によって接続された2つの類似する三日月形の脚部2152、2154を含む。2つのヒンジ要素2142、2150は、移植前に互いに対して取り付けられてもよいか、または別個に導入してインサイツで取り付けられてもよい。2つのヒンジ要素2142、2150は、例えば、最初に第1のヒンジ要素2142を設置し、次いで、ヒンジ要素2150を第1のヒンジ要素2142の上および周囲に入れ子状に設置することによって、設置されてもよい。いずれの場合でも、ヒンジ要素は設置の前および最中には折り畳まれており、インサイツで拡張される。ヒンジ要素2142、2150は、例えば、係止位置2160で、人工関節2140の至る場所に好適な様式で係止されてもよい。そのような係止場所の1つは、2つのヒンジ2148、2156の重複部であってもよい。図51に示すように、人工関節2140は、例えば、大転子G上にまたは別の好適な位置に装着されてもよい。
別の実施形態によれば、ベルト、ストラップ、または他の張力機構が、大腿骨頸部Nおよび股関節外転筋HAならびに/または股関節包靭帯/腱の周囲に延在し、その上で締められてもよい。バンドもしくはストラップまたは他の構造は、張力を増加させるために締められてもよく、それによって大腿骨F上の引く力を増加させる。この手法は、例えば、張力の増加によって患者の特定の病態に好適な合力が生じる場合に、使用されてもよい。例えば、関節の内側に過剰な負荷がかかる患者では、より高い外側の力成分を生じさせる関節の外側にかかる張力を増加させることで、関節の内側にかかる負荷を減少させるために、ベルトが使用されてもよい。そのような実施形態において、ベルトまたはストラップは、関節の外側で大腿骨頸部ならびに股関節外転筋および/または関節包靱帯/腱の周囲に延在するが、関節の内側では股関節外転筋/腱の下に延在する。関節の外側に過剰な負荷がかかる患者では、ベルトまたはストラップの配置を逆にしてもよい。
前の実施形態と同様に、ベルトまたはストラップは、筋肉がベルトまたはストラップに対して摺動運動できるように、潤滑性の内部表面を有することができる。ベルトまたはストラップは、任意選択的に、大腿骨頸部の周囲の途中までのみ延在してもよく、剛性の部分的なリングまたはフープであってもよい。ベルトまたはストラップは、任意選択的に、ピンまたはネジ等の1つ以上の係止具によって大腿骨頸部に固着されてもよい。ベルトまたはストラップは、可撓性であってもよいか、あるいは布、金属、もしくはポリマーからなる剛性のリングまたはフープであってもよい。剛性の構造は、環状、楕円形、レーストラック形、または別の好適な形状であってもよく、筋肉および大腿骨頸部Nの周囲における挿入を可能にするための切れ目を有してもよい。ベルトまたはストラップは、バネのように作用するために伸縮性であってもよいか、または非膨張性であってもよい。
ストラップ2170が大腿骨頸部Nおよび股関節外転筋HAの周囲に延在するそのようなベルトまたはストラップの例を図52に示す。ベルトまたはストラップは、多くの形態をとることができ、所望の力効果のために必要に応じて配置することができる。そのような実施形態において、ベアリング部材は内向きに作用するように形成され、支持部材は反対であり、固着位置で骨または他の組織を囲む。
所望される場合、ベルトまたはストラップ2170等のベルトまたはストラップは、筋肉および/または靱帯における張力を増加させるようにベルトまたはストラップの締付けを可能にするための調整機構を含んでもよい。使用することのできる締付機構の例を、図53〜56に示す。図53では、医師が、大腿骨頸部Nおよび股関節外転筋HAの周囲にストラップ2180を締め付けるために、張力ストラップを設置して自由末端2182を引っ張ることができるように一方向クランプが提供される。図53のデバイスは、キャッチストラップ2183および歯止め2184を含む。ストラップ2180は、その長さに沿って多数の開口部2186を含む。設置者は、ストラップの自由末端2182を引いて、開口部が歯止め2184にかからないように引き上げる。キャッチストラップ2183は、自由末端2182を引いたときの整列を維持する。ストラップ2180がきつい場合、設置者は自由末端2182を引き下げ、歯止め2184をストラップ上の所望の開口部2186と整列させる。キャッチストラップ2183および歯止め2184は、自由末端2182を所定の場所に維持する。
歯止め2192がストラップ2196上の歯2194と係合する、一方向クランプ2190の別の例を図54に示す。歯2194は、傾斜した前側と先端の丸い後側を含む。歯止め2192は先端の丸い後側と係合して、歯2194の後退を防ぐ。傾斜した前側は、医師がストラップ2196の自由末端を引いたときに、歯が歯止め2192を超えて一方向に間欠送りされることを許容する。
デバイス2200がホースクランプのように構成され、ストラップ2206の開口部2204と係合するネジ2202を含む、締付機構の別の例を図55に示す。ネジ2202の回転は、回転の方向に応じてストラップを締めるかまたは緩める。
図56は、締付機構として使用されてもよい別のデバイス2210の一例を示す。デバイス2210は、一方の縁部がヒンジ2216によって、他方の縁部がネジ2218によって接続された、2つの剛性C字形部材2212、2214を含む。デバイス2210は、ネジ2218の回転によって締めるかまたは緩めることができる。
図57は、人工関節がバンド2302によって股関節外転筋HAに接続された、人工関節220に類似する人工関節2300を示す。バンド2302は、人工関節2300を所定の位置に係止する。バンド2302は、所定の位置で結ばれるかまたは留められてもよい。一実施形態において、バンドは、上述した締付機構のうちのいずれか等の締付機構を使用して、股関節外転筋HAの周囲の所定の位置でバンド2302を締め付ける。代替として、人工関節2300等の人工関節は、所定の場所に設置されてもよく、バンドまたはベルトは、人工関節にベルトを取り付けることなく人工関節の場所を維持するように、筋肉または関節包靭帯の周囲に延在してもよい。このようにして、バンドまたはベルトは、所定の位置で人工関節を把時するのに役立つ。
例えば図58〜60に示される本発明の別の実施形態において、股関節疾患の治療のためのインプラント3100は、関節周辺の結合組織(標的組織を含む)の付着部(複数可)の周囲で方向を変更するように成形される。特定の関節の解剖学的形態および患者の状態に応じて、インプラントは、好適な部位での確実な固着を可能にする一方で、重要な介在組織への外傷を最小限に抑えつつ、なおも標的組織の下にベアリング部および変位部を配置するように設計されてもよい。例えば、図58および60に示すように、インプラント3100は、前方セクション3110、上方セクション3120、および後方セクション3130の3つのセクションを含んでもよい。セクション3110および3130は、固着セクションを提供する支持部材であり、骨に固定するための骨ネジ3112(図58に示すように)を収容するためのネジ孔3114、3134等の手段を含んでもよい。セクション3120は、本明細書において上述したように、ベアリング面3124を有するベアリング部材3122を備える。
インプラント3100は、単一構造であってもよいか、または組み立てられた2つ以上の連結単位を含んでもよい。異なるセクションが同一材料または異なる材料から作製されてもよく、例えば、ベアリングセクション3120は熱分解カーボンから製造されてもよく、固着セクションはチタンまたは他の骨適合性材料から製造されてもよい。
特定の解剖学的形態に対応するために、前方セクション3110は、小殿筋(GM)、梨状筋(P)、内閉鎖筋、ならびに上双子筋および下双子筋(O)等の筋肉付着部位を避けることによって大腿骨に取り付けられるように成形されてもよい。避けるべき他の部位は、内側に外側広筋、ならびに上方に中間広筋および内側広筋を含む。後方セクション3130は、大腿方形筋付着部位と腸腰筋付着部位との間で大腿骨に取り付けられるように成形されてもよい。矢状面において、セクション3110および3130もまた、必要に応じて、内側から外側に横断するいずれの筋肉(非標的組織)を避けるように成形されてもよい。
さらなる代替の実施形態において、デバイスを設置する代わりに、股関節外転筋内のまたはそれに隣接する所望の空間に、硬化すると固体になる流体を注入することもできる:流体を硬化させて固体にし、次いで、その固体が人工関節の機能を提供する。例として、人工関節を液体ポリマーまたは発泡材料として殿筋と大腿骨頸部との間の空間に注入し、硬化させてもよい。材料は、大腿骨頸部の周囲の関節包靭帯に粘着するための粘着性を有することができる。材料が注入される大腿骨頸部と殿筋の間の空間を形成するために、バルーンまたは他の拡張可能な部材または開創器を挿入することができる。
本発明の別の側面において、本主旨および教示は、動物の関節運動する関節に対する獣医学的状況に適用されてもよい。そのような獣医学的用途の例示的な一実施形態は、イヌの股関節である。後脚について、イヌ股関節に関連する骨の一般的な配列を図61Aおよび61Bに示す。図62に示すように、床反力計による試験から、歩行サイクルの立脚期中に後脚が床に及ぼすピーク鉛直力は、全体重の24%乃至41%と異なることが分かった。イヌは、前脚により多くの負荷(体重の53%乃至65%)をかける。歩行サイクルの立脚中期の間の、骨盤に対する大腿骨の配向を図63に示す。
イヌの股関節形成不全において特に興味深いのは、歩行サイクルの3本脚での立脚中(すなわち、1本の骨盤肢を上げた状態)に前額面に作用する力(外転/内転)である。イヌ股関節の二次元生体力学的モデルを図64に示す:Iは腸骨、Sは仙骨、Hは大腿骨頭、Fは重力による力、Mは軸性筋組織によって誘導されるモーメント、Fは外転筋力、Fは股関節反力、θはFの印加角度、θはFの印加角度を意味する。
3本脚の立脚モデルにおいて、イヌの骨格に作用する外力は、平衡に達するように内力によって均衡を保たれなければならない。外力は、体幹および頭の重力によって及ぼされる力F、および軸性筋組織のねじり力によって及ぼされるモーメント(トルク)Mを含む。イヌ股関節は、追加の外転筋力および骨盤のトルクのために、体重よりも大きな負荷を受ける。股関節力Fおよび外転筋力Fは、大腿骨頸部の角度および荷重を支持する骨盤肢の外転/内転の角度によって直接影響を受ける。大腿骨頸部の角度が大きいことによって大腿骨頭と大転子との間の距離が短縮され、したがって、短くなった梃子のアームを克服するために、より大きな外転筋力を必要とする。この筋力の増加は、股関節力の増加をもたらす。また、外転筋の角度θが大きい程、股関節力の角度θが大きくなる。θの増加は、寛骨臼周縁部の負荷を増加させ、それが臼蓋軟骨の変性をもたらし、股関節変形性関節症を引き起こす。大腿骨頸部の角度の減少は、梃子のアームの長さを増加させ、そのため外転筋力Fおよび股関節合力Fの両方を減少させる。
寛骨臼周縁部の過剰な負荷は、大腿骨頭の臼蓋被覆が不足し、合成股関節力Fが寛骨臼周縁部のより近くで作用する場合にも生じ得る。これは、寛骨臼の腹側への回転が不十分である場合に生じる。
股関節形成不全に対処するための外科的介入は、股関節力を減少させるために大腿骨頸部の角度を減少させる転子間骨切り術(ITO)、または寛骨臼の腹側への回転を増加させる三点骨盤骨切り術(TPO)を伴う。TPO後の股関節力を分析したある試験は、腹側への回転を0度乃至20度増加させることによって最大の利益がもたらされる一方で、腹側への回転を30度乃至40度増加させると限定された利益がもたらされると結論付けた。その試験はまた、TPOの有益な臨床結果は、大腿骨頭の被覆を増加させることと合わせて、股関節に作用する力の大きさを減少させた結果である可能性があると結論付けた。
本発明の例示的な一実施形態において、インプラント4100は、図65に示されるように、股関節外転筋複合体(例えば、中殿筋、深殿筋等)の下で大腿骨上に配置される。この様式では、骨切り術に関連する生体力学的変化と同様に力ベクトルを変化させることができるが、そのような侵襲性の高い外科手術の必要はない。インプラント4100等のインプラントは、大腿骨頸部の角度が大きいイヌおよび寛骨臼の腹側への回転が不十分なイヌに適切であり得る。
インプラント4100は、大転子領域の周りに配置されてもよいが、当業者は、外転筋の適切な変位を達成するために、インプラントが他の領域(例えば大腿骨頸部)に配置されてもよいことを理解するであろう。図66に示すように、外転筋の変位は、外転筋の作用線を変化させる。この変位によって外転筋の梃子のアームが延長され、それによって歩行サイクルの間に機械的平衡を達成するために必要な外転筋力を減少させ、それによって股関節合力を減少させる。さらに、外転筋の角度θの変化は、股関節合力の角度θをより内側に方向付けるという変化をもたらす。股関節合力の方向におけるこの変化は、寛骨臼周縁部にかかる負荷を減少させるとともに、関節の安定性を潜在的に向上させる。
本明細書に記載される他の実施形態と同様に、インプラント4100は、大転子領域内の筋肉付着部のいずれとも干渉しないように設計されるであろう。本発明の例示的な実施形態と合わせて他の箇所にも記載されるように、インプラント4100は、係止具、ネジ、ワイヤ、または他の固着手段を使用して下にある骨に取り付けられてもよい。人工関節は、複数の構成要素を含んでもよく、例えば、人工関節は、大腿骨の前方領域に取り付けられる前方構成要素、大腿骨の後方領域に取り付けられる後方構成要素、および他の2つの構成要素に取り付けられ、外転筋の変位をもたらす第3の構成要素を含んでもよい。
インプラント4100は、関節鏡で、または小切開もしくは切開による手法を用いて移植することができる。インプラントの厚さは、術中に、または術後の任意の時点で調整されてもよい。これは機械的手段によって達成することができる。インプラントのベアリング面は、表面加工されていてもよいか、または滑らかであってもよい。骨と接触する面は、骨内部成長を促進するために表面加工されてもよいかまたは多孔質であってもよく、軟組織と接触する面は、組織を動きやすくするために滑らかであってもよい。
本発明の実施形態による例示的な治療計画を図67に示す。例示の目的で、この例は股関節の治療に関して記載されるが、当業者には理解されるように、このプロセスは、本明細書に教示される他の位置にも等しく適用可能である。1000で始まって、人工関節220等の人工関節の設置のために計画が行われる。1002では、例えば上述のような外科手術によって人工関節が設置される。
計画1000は、任意の数の異なる治療計画を含んでもよい。計画1000の一部は、特定の医師が周知の手技にしたがって股関節を評価すること、そして評価に基づいて特定の人工関節を選択および設置することを伴い得る。人工関節は、例えば、本明細書に記載される多くの実施形態の中から選択されてもよいか、または人工関節の組み合わせが選択されてもよい。
計画1000の別の例として、股関節Hのコンピュータモデルが作成されてもよく、股関節の可視化モデルによって、医師は、どこに人工関節を設置するべきかを決定すること、および/またはどのような種類の人工関節を設置するべきかを決定することができる。一実施形態において、インプラントの寸法およびインプラントの最適な位置を決定するために術前画像診断(X線、MRI等)が用いられる。WibergのCE角、寛骨臼深さ率、大腿骨頭突出率、Lequenseの前方CE角、CCD角等の情報が、分析に使用されてもよい。インプラントは、一連の標準サイズ、または術中に成形されたインプラント、または特殊な患者のニーズに合うように製造されたあつらえのインプラントから選択されてもよい。
計画1000の別の例として、所与の人工関節は、股関節の特定の異常構造もしくは症状のための既定の人工関節であってもよいか、または特定の異常のために好ましくてもよい。例えば、一実施例において、上述のようなインプラント220は、浅い寛骨臼Aまたは外反股を有する患者に適当であるかもしれない。本明細書に記載される他の人工関節が、他の股関節異常にとってより適切であるかもしれない。膝、肩、足首、および肘の病態を治療するために、同様の計画が用いられてもよい。
本発明のさらなる代替の例示的な実施形態を以下の段落に記載する。
一例において、関節運動する関節を治療するための装置であって、関節は、対向する関節運動する面を有する少なくとも第1および第2の骨を含み、骨は、関節の周囲の標的組織によって及ぼされる力を受け、装置は、組織または骨に固定されるように適合される支持部と、支持部によって支持されるベアリング部とを備える。ベアリング部は、標的組織に近接して配置されるように構成および寸法決定される。ベアリング部は、治療効果を達成するために、標的組織によって関節に及ぼされる力を再度方向付けることに十分な距離だけ標的組織を関節に対して変位させるように構成される、少なくとも1つのベアリング面を有する。そのような例示的な装置はまた、以下の特徴のうちの1つ以上を含んでもよい:
自動的に標的組織と係合するように適合された少なくとも1つのベアリング面。
ベアリング部の下に位置し、下層組織に接触するように適合されたベアリング面の反対側の支持面を備える支持部。
ベアリング部を下層組織に固定するための取付手段。
軟質の柔軟性材料から構築されるか、またはそれを含む。
剛性材料から構築されるか、またはそれを含む。
第1および第2の骨のうちの少なくとも1つに接触するように適合された支持面。
支持部を骨に固定するための取付手段。
インプラントを標的組織に固定するように構成されてもよい、インプラントを軟組織に固定するための手段。
支持部は支持部材を備え、ベアリング部はベアリング部材を備える。
ベアリング部材は、支持部材とは別個の部材である。
支持部材とベアリング部材は、単一の一体化構造を形成する。
ベアリング部材は、支持面からのベアリング面の変位を制御するように、支持部材に対して調整可能である。
ベアリング部材と支持部材との間において協同する調整機構。
ネジ調整を含む調整機構。
調整機構は、支持面が組織または骨に固定された後に調整されるように構成される。
調整機構は、ウェッジ調整を含む。
ベアリング部材は、支持部材とは異なる材料である。
ベアリング部材は、軟質の柔軟性材料である。
ベアリング部材は、シリコン、チタン、ステンレス鋼、または熱分解カーボンを含む材料から作製される。
ベアリング部材は、関節の屈曲角度に応じて、標的組織の様々な量の変位を提供するように構成される。
ベアリング部材は、傾斜形状を有する。
傾斜形状は、関節が異なる屈曲角度によって移動すると、標的組織が様々な程度の変位まで傾斜に沿って移動することができるように構成および寸法決定される。
ベアリング部材は、標的組織を受容して誘導するための窪みを画定する。
インプラントは、ベアリング面に対して略斜めである第1の方向と、ベアリング面に対して略並行である第2の方向に、標的組織を変位させるように構成される。
ベアリング面は、低摩擦材料である。
支持部材は固着部および変位部を有し、ベアリング部材は変位部内に配置される。
固着部は、骨への固着を促進するための手段を含む。
変位部は、大転子または大腿骨頸部の一部の周囲に受容されるように構成および寸法決定され、固着部は、梨状筋付着部と小殿筋付着部との間でベアリング部から前方に延在し、大腿方形筋付着部と腸腰筋付着部との間で後方に延在するように構成および寸法決定される、第1の部分を含む。
固着部は、大腿骨頸部の周囲で受容されるように構成および寸法決定され、変位部は、筋肉を大腿骨頸部に向かって変位させるために、股関節外転筋の少なくとも一部の周囲に延在するように構成される。
支持部材は、固着部と変位部との間に架橋セクションをさらに備える。
架橋セクションは、固着位置と標的組織変位位置との間にある特定の解剖学的特徴を避けるように構成および寸法決定される。
固着部は、腓腹筋外側頭に対して頭側で大腿骨に固定されるように構成および寸法決定され、架橋部は、腓腹筋外側頭の周囲で後方に延在するように構成および寸法決定され、ベアリング部は、外側顆に対して尾側に延在し、腓骨側副靱帯および大腿二頭筋腱のうちの少なくとも1つの下にくるように構成および寸法決定される。
固着部は、ジェルディ結節に隣接する脛骨に固定されるように構成および寸法決定され、変位される軟組織は腸脛靱帯であり、変位部は、脛骨から腸脛靱帯に近接する場所まで頭側に延在するように構成および寸法決定され、架橋セクションは、固着部から変位部まで外側に延在するように構成および寸法決定される。
固着部は、脛骨粗面に固定されるように構成および寸法決定され、架橋セクションは、固着部から頭側に延在するように構成および寸法決定され、変位部は、架橋セクションから内側に、かつ膝蓋腱に近接する脛骨顆の中央部の上方に延在するように構成および寸法決定される。
本発明の別の例示的な実施形態において、関節内の力の分配をもたらすように関節運動する関節を治療するための装置であって、関節は、対向する関節運度する面を有する少なくとも第1および第2の骨を含み、骨は、関連する筋組織および結合組織によって互いに位置決定され、組織は、治療のための標的組織を含む、装置は、少なくとも1つの標的組織の下の治療位置に配置されるように構成および寸法決定されるベアリング部材であって、治療位置に配置されたときに、標的組織をその自然経路から治療経路に変位させるのに十分な厚さを有するベアリング部材と、ベアリング部材上に配置されたベアリング面であって、標的組織と非外傷的に係合するように、またそこに沿った標的組織の運動を許容するように構成されるベアリング面と、を備える。そのような例示的な装置はまた、以下の特徴のうちの1つ以上を含んでもよい:
ベアリング部材の寸法は、関節運動する面の少なくとも一部にかかる負荷を減少させるだけの量およびその方向に標的組織を変位させることに十分である。
周辺組織に取り付けることによって治療位置でベアリング部材を固定するための取付手段。
ベアリング部材を支持する支持部材。
ベアリング部材は、支持部材とは別個の部材である。
ベアリング部材は、標的組織の変異を選択的に制御するように、支持部材に対して調整可能である。
ベアリング部材と支持部材との間において協同する調整機構である。
ベアリング部材は、軟質の柔軟性材料である。
ベアリング部材は、関節の屈曲角度に応じて、標的組織の様々な量の変位を提供するように構成される。
ベアリング部材は、傾斜形状を有する。
支持部材は固着部および変位部を有し、ベアリング部材は変位部内に配置される。
支持部材は、固着部と変位部との間に架橋セクションをさらに備える。
架橋セクションは、固着位置と標的組織変位位置との間にある特定の解剖学的特徴を避けるように構成および寸法決定される。
ベアリング部材の反対側の支持部材上に配置される支持面であって、標的組織の下の組織に対してベアリング部材を支持するように構成および寸法決定される、支持面。
支持面は、別の標的組織と接触するように適合される。
支持面は、第1および第2の骨のうちの少なくとも1つと接触して、その上で支持するように適合される。
本発明のさらなる例示的な実施形態において、関節運動する関節の疾患を治療するための装置であって、関節は、前記関節に近接して配置される軟組織によって及ぼされる力を受ける、装置は、前記関節における治療効果を達成するために、前記軟組織によって及ぼされる力の位置、角度、または大きさを変化させることに十分な程に軟組織を変位させるように、軟組織と係合して移植可能な人工関節を備える。そのような例示的な装置はまた、以下の特徴のうちの1つ以上を含んでもよい:
関節運動する関節は股関節であり、人工関節は、関節形成異常を引き起こすように作用する力に対抗するように構成および寸法決定され、股関節は、ヒト股関節またはイヌ股関節である。
関節運動する関節は膝関節であり、人工関節は、関節の骨関節炎を引き起こすように作用する力に対抗するように、および/または過剰な膝蓋骨圧縮力を与えるように作用する力に対抗するように、構成および寸法決定される。
人工関節は、関節の少なくとも一部に対する定位置に人工関節を係止するための係止手段を備える。
人工関節は、基底組織から離れた第1の方向と、基底組織に対して外側である第2の方向に、軟組織を変位させる。
関節は関節包によって包まれており、係止手段は、関節包の外の軟組織または骨に締結するように構成される。
人工関節は、硬質材料である。
人工関節は、チャンバを画定する軟質の外層を備え、チャンバは、流体またはゲルで充填される。
人工関節は、人工関節が移植された後に、流体またはゲルでチャンバを充填するためのコネクタを備える。
人工関節は、ウィッシュボーン形、Y字形、またはV字形を有するように二股に分かれている。
人工関節は、大転子または大腿骨頸部の上に装着されるように構成される。
人工関節は、大腿骨外側顆の上に装着されるように構成される。
人工関節は、大腿骨、骨盤、腓骨、脛骨、橈骨、尺骨、肩甲骨、踵骨、上腕骨、脊椎、足根骨、中足骨、手根骨、中足骨、または距骨のうちの少なくとも1つに装着されるように構成される。
人工関節は、ジェルディ結節に隣接する脛骨に装着されるように構成され、変位される軟組織は腸脛靱帯である。
人工関節は、脛骨粗面に装着されるように構成され、変異される軟組織は膝蓋腱である。
本発明のさらに別の例示的な実施形態において、関節内の力の分配をもたらすように関節運動する関節を治療する方法であって、関節は、対向する関節運動する面を有する少なくとも第1および第2の骨を含み、骨は、関連する筋組織および結合組織によって互いに位置決定される、方法は、関連する筋組織および結合組織のうちの少なくとも1つを治療のための標的組織として選択することと、骨または標的組織を切断することなく標的組織を変位させることと、変位させることによる治療効果を達成するように関節の負荷を再分配することと、を含む。そのような例示的な方法はまた、以下の特徴またはステップのうちの1つ以上を含んでもよい:
変位させることは、関節から離れた方向になされる。
変位させることは、インプラントを標的組織の下に配置することを含む。
インプラントは、選択された組織の変位に対応する厚さを有する生体適合性部材を備える。
配置することは、治療的に有効な位置で標的組織の下にインプラントを挿入することと、標的組織の動きを実質的に制限することなく、治療的に有効な位置でインプラントを固定することとを含む。
関節は膝であり、標的組織は、膝に対して外側に位置し、変位される。
固定することは、インプラントを標的組織に取り付けることを含む。
固定することは、インプラントを標的組織の下にある軟組織に取り付けることを含む。
固定することは、人工関節を標的組織の下にある骨に取り付けることを含む。
固定することは、縫合糸、ネジ、ステープル、接着剤、またはバンドによって、人工関節を支持組織に取り付けることを含む。
支持組織は、標的組織、標的組織の下の軟組織、標的組織の下の骨のうちの少なくとも1つである。
標的組織によって及ぼされる自然の力は、有効モーメントアームによって関節に作用し、標的組織を変位させることによって、有効モーメントアームが増加する場所まで標的組織が移動する。
有効モーメントアームは、約10mm乃至約30mm増加する。
有効モーメントアームの増加は、トルクを約20%乃至約30%だけ増加させることに十分である。
標的組織は、腸脛靱帯である。
標的組織は、外側大腿四頭筋膝蓋腱である。
標的組織は、大腿二頭筋である。
標的組織は、大腿二頭筋腱である。
標的組織は、膝窩筋である。
標的組織は、腓腹筋外側頭である。
標的組織は、1つ以上の外転筋である。
関節は股関節であり、標的組織は、小殿筋、中殿筋、および/または大殿筋のうちの1つ以上を含み得る少なくとも1つの外転筋である。
関節は膝であり、標的組織は前方に変位され、標的組織は、膝蓋腱および/または腸脛靱帯のうちの一方または両方である。
関節の屈曲角度に応じて標的組織の変位を変化させること。
本発明のさらなる例示的な実施形態において、関節運動する関節を治療する方法であって、この関節は、対向する関節運動する面を有する少なくとも第1および第2の骨を含み、骨は、関節の周囲の標的組織によって及ぼされる力を受ける、方法は、関節に対して標的組織を変位させるように人工関節を移植することを含み、標的組織によって及ぼされる力は、第1および第2の骨を切断することなく、関節運動する面のうちの少なくとも1つにかかる負荷を再分配する様式で再度方向付けられる。そのような例示的な方法はまた、以下の特徴またはステップのうちの1つ以上を含んでもよい:
標的組織は、関節に対して外側に、前方に、または後方に変位される。
人工関節は、標的組織と同じ関節の側に移植される。
人工関節が移植された後に、標的組織の変位の大きさを調整すること。
関節は膝であり、人工関節は、膝の第2の側の関節運動する面にかかる負荷を減少させるように膝の第1の側に移植される。第1の側は外側であってもよく、第2の側は内側であってもよい。
関節は膝であり、人工関節は、大腿骨にかかる負荷を減少させるように脛骨に移植される。
関節は股関節であり、人工関節は、関節内の合力を第1の側から離して移動させるように股関節の第1の側に移植される。第1の側は外側であってもよい。股関節は、ヒトまたはイヌの股関節であってもよい。
標的組織によって及ぼされる力は、標的組織を変位させる前にモーメントアームによって作用し、標的組織は、モーメントアームを実質的に増加させるように変位される。
標的組織によって及ぼされる力は、標的組織と反対側の関節を開放する。
本発明のさらに別の例示的な実施形態において、関節運動する関節を治療する方法であって、関節は、対向する関節運動する面を有する少なくとも第1および第2の骨を含み、骨は、関節の周囲の標的組織によって及ぼされる力を受ける、方法は、標的組織にアクセスするための外科的開口部を形成することと、第1または第2の骨を切断することなく、標的組織によって関節に及ぼされる力を再度方向付けるための変位させた構成になるよう関節に対して標的組織を変位させることと、変位させた構成のままである標的組織を用いて外科的開口部を閉じることと、を含む。変位させることは、人工関節を標的組織の下に位置決定することを含んでもよい。
本発明のさらなる例示的な実施形態において、股関節に作用する股関節外転筋を有する股関節を治療するための方法は、股関節外転筋によって股関節に印加される力ベクトルを変化させるために、そこに接続される股関節外転筋または結合組織の少なくとも一部と係合した状態で人工関節を設置することを含む。そのような例示的方法はまた、以下の特徴またはステップのうちの1つ以上を含んでもよい:
人工関節は、股関節と関連する骨を切断することなく切断される。
股関節は股関節包を有し、人工関節は股関節包の表面に設置される。
人工関節は、力ベクトルを変化させるために股関節外転筋を変位させる。
股関節外転筋の変位は、外側である。
股関節外転筋の変位は、前方または後方である。
人工関節は、股関節に対する力ベクトルの角度を変化させる。
設置することは、殿筋と、股関節を囲む関節包靭帯との間に人工関節を設置することを含む。
設置することは、空の状態の人工関節を挿入することと、人工関節を流体で充填することを含む。
設置することは、入り口を有する袋を挿入することと、袋を硬化材料で充填し、硬化材料を硬化させることとを含む。
人工関節は、筋肉および腱のうちの少なくとも1つを誘導するための特徴を含み、設置することは、筋肉および腱のうちの1つを特徴と整列させることを含む。
患者の骨盤および/または大腿骨に人工関節を係止すること。
患者の大腿骨頸部に人工関節を係止すること。
設置することは、大腿骨頸部まで横に人工関節を設置することを含む。
設置することは、患者の大腿骨頸部の周囲で人工関節を入れ子状にすることを含む。
設置することは、収縮した状態の人工関節を挿入することと、人工関節をインサイツで拡張した状態まで拡張することとを含む。
設置することは、収縮した状態の人工関節を挿入することと、収縮した状態の人工関節を設置することと、人工関節をインサイツで拡張した状態まで拡張することとを含む。
設置することは、2つ以上の部品を組み立てて人工関節を形成することを含み、各部品はインサイツで拡張される。
設置することは、股関節に流体を注入することと、流体を人工関節内で硬化させることとを含む。
設置することは、人工関節を股関節に近接する軟組織に取り付けることを含む。
人工関節は、股関節外転筋の少なくとも一部またはそれに付着する結合組織に取り付けられる。
設置することは、股関節外転筋の少なくとも一部の周囲にベルトまたはストラップを伸長させることと、股関節外転筋の少なくとも一部の周囲にベルトまたはストラップを締めて股関節外転筋によって印加される力ベクトルを変化させることとを含む。
ベルトまたはストラップは、股関節外転筋の少なくとも一部を大腿骨頸部に向かって引く。
股関節を治療することは、ヒトまたは非ヒト動物の股関節を治療することを含む。
人工関節の形状および位置を準備するためのコンピュータ補助による計画。
人工関節の形状を術間に準備する。
本発明のさらなる例示的な実施形態において、股関節に作用する股関節外転筋を有する股関節を治療するための方法は、股関節外転筋によって股関節に印加される力ベクトルを変化させるために、股関節の大転子と係合した状態で人工関節を設置することを含む。そのような例示的な方法はまた、以下の特徴またはステップのうちの1つ以上を含んでもよい:
人工関節は、大転子の上にキャップを形成するように、患者の大転子上に装着される。
設置することは、収縮した状態の人工関節を挿入することと、人工関節をインサイツで拡張した状態まで拡張することとを含む。
設置することは、2つ以上の部品を組み立てて人工関節を形成することを含み、各部品は一対の移動可能な脚部を有してもよく、脚部は、導入のために折畳み可能であり、設置のために拡張可能である。
設置することは、人工関節を折り畳んだ形態で送達デバイス内に配置することと、拡張した形態の人工関節を送達デバイスから解放することとを含む。
設置することは、人工関節の一対のヒンジ脚部を折り畳んだ構成から拡張した構成に関節動作させることを含む。
本発明の別の例示的な実施形態において、腸脛靱帯、大腿二頭筋腱、腓骨側副靱帯、およびそれらに作用する膝蓋腱を含む結合組織を有する膝関節を治療するための方法は、結合組織によって膝関節に印加される力ベクトルを変化させるために、結合組織のうちの1つの少なくとも一部と係合した状態で人工関節を設置することを含む。そのような例示的な方法はまた、以下の特徴またはステップのうちの1つ以上を含んでもよい:
人工関節は、膝関節と関連する骨を切断することなく設置される。
膝関節は関節包を有し、人工関節は、関節包の上方に設置される。
人工関節は、力ベクトルを変化させるために、結合組織のうちの少なくとも1つを変位させる。
結合組織の変位は、外側および/または前方である。
人工関節は、膝関節に対する力ベクトルの角度を変化させる。
結合組織は腸脛靱帯であり、人工関節は、腸脛靱帯を外側方向に変位させる。
結合組織は大腿二頭筋であり、人工関節は、大腿二頭筋を外側方向に変位させる。
結合組織は腓骨側副靱帯であり、人工関節は、腓骨側副靱帯を外側方向に変位させる。
結合組織は膝蓋腱であり、人工関節は、膝蓋腱を前方方向に変位させる。
本発明のさらなる例示的な実施形態において、軟組織が他の組織と擦れることまたは軟組織の圧力による炎症または疼痛を治療する方法は、軟組織の近くに人工関節を移植することを含み、人工関節は、炎症または疼痛を減少させることに十分な程に軟組織を変位させる。そのような例示的な方法はまた、以下の特徴またはステップのうちの1つ以上を含んでもよい:
人工関節は、他の組織に対する軟組織の圧力を減少させる様式で軟組織を変位させる。
軟組織は腸脛靱帯である。
他の組織は大腿骨外側上顆である。
人工関節は、腸脛靱帯を外側にまたは前方に変位させるように、脛骨と腸脛靱帯との間に移植される。
人工関節を脛骨に固定すること。
人工関節は、ジェルディ結節に隣接する脛骨に固定される。
関節内の力の不均衡に関連するヒトおよび動物の変形性関節症および形成不全を治療する種々の状況における例を用いて本発明を説明してきたが、本発明はまた、外傷または他の理由によって引き起こされる局所的欠陥の治療にも用途を有することを理解されたい。具体的には、内側顆にかかる負荷を減少させるための本発明のデバイスおよび方法を適用することによって、膝内側顆の局所的欠陥と関連する疼痛を軽減することができる。
本発明のデバイスおよび方法の他の用途は、内側顆にかかる負荷を減少させるための半月板の修復処置と合わせた使用を含む。腸脛靱帯に合わせて曲線を付けて作られたベアリング面もまた、腸脛靱帯摩擦症候群と関連する疼痛を緩和することができる。別の用途は、新しい関節にかかる機械力を変化させ、そうすることによって置換された関節の安定性を増加させ、インプラント磨耗のリスクを減少させるための人工股関節全置換術デバイスと合わせた使用を含む。本発明は、肘、肩、手首、指、背骨、足首、指節間関節、顎、または他の関節を含む種々の他の関節における負荷を減少させるかまたは他の方法で変化させるために、それらに作用する組織を変位させるようにさらに適合されてもよい。例えば、本発明のインプラントは、他の骨の中でも、寛骨臼、脊椎骨、肩甲骨、上腕骨、橈骨、尺骨、手根骨、中手骨、足根骨、中足骨、距骨、または他の足の骨に付着するように構成されてもよい。
例示的な実施形態を上に開示し、添付の図面に示してきた。当業者は、本発明の主旨および範囲から逸脱することなく、本明細書に具体的に開示される実施形態に、種々の変更、削除、および追加が行われてもよいことを理解するであろう。

Claims (38)

  1. 関節運動する関節を治療して、該関節内の力の分配をもたらす装置であって、該関節は、対向する関節運動する面を有する少なくとも第1および第2の骨を含み、該骨は、関連する筋組織および結合組織によって互いに対して設置され、該組織は、治療のための標的組織を含み、該装置は、
    ベアリング部材であって、治療位置に載置されたときに、該標的組織をその自然経路から治療経路まで変位させるために、少なくとも1つの該標的組織に近接する該治療位置内に載置するように構成および寸法決定されるベアリング部材と、
    該ベアリング部材上に配置されたベアリング面であって、該標的組織と非外傷的に係合し、および該標的組織の運動を許容するように構成されるベアリング面と
    を備える、装置。
  2. 前記ベアリング部材の寸法は、治療効果を達成するために、前記関節運動する面の少なくとも一部にかかる負荷を変化させるだけの量および方向に標的組織を変位させることに十分である、請求項1に記載の装置。
  3. 周辺組織に取り付けることによって、前記ベアリング部材を前記治療位置に固定する取付け手段をさらに備える、請求項1に記載の装置。
  4. 前記ベアリング部材を支持する支持部材をさらに備える、請求項1に記載の装置。
  5. 前記ベアリング部材は、前記支持部材とは別個の部材である、請求項4に記載の装置。
  6. 前記ベアリング部材は、前記支持部材と一体化して形成される、請求項4に記載の装置。
  7. 前記ベアリング部材は、前記標的組織の変位を選択的に制御するために、前記支持部材に対して調整可能である、請求項5に記載の装置。
  8. 前記ベアリング部材と前記支持部材との間において協同する調整機構をさらに備える、請求項7に記載の装置。
  9. 前記ベアリング部材は、軟質の柔軟性材料である、請求項1に記載の装置。
  10. 前記ベアリング部材は、関節の屈曲角度に応じて、前記標的組織の様々な量の変位を提供するように構成される、請求項1に記載の装置。
  11. 前記ベアリング部材は、傾斜形状を有する、請求項10に記載の装置。
  12. 前記支持部材は、固着部および変位部を有し、前記ベアリング部材は、前記変位部内に配置される、請求項4に記載の装置。
  13. 前記固着部は、前記骨への固着を促進する手段を含む、請求項12に記載の装置。
  14. 前記変位部は、大転子または大腿骨頸部の一部の周囲に受容されるように構成および寸法決定され、
    前記固着部は、梨状筋付着部と小殿筋付着部との間に、前記ベアリング部から前方に延在し、および大腿方形筋付着部と腸腰筋付着部との間に、後方に延在するように構成および寸法決定される、請求項13に記載の装置。
  15. 前記固着部は、前記大腿骨頸部の一部の周囲に受容されるように構成および寸法決定され、
    前記変位部は、股関節外転筋の少なくとも一部の周囲に延在することにより、該筋を該大腿骨頸部に向かって変位させるように構成される、請求項13に記載の装置。
  16. 前記支持部材は、前記固着部と前記変位部との間に架橋セクションをさらに備える、請求項12に記載の装置。
  17. 前記架橋セクションは、固着位置と標的組織変位位置との間に位置している特定の解剖学的特徴を避けるように構成および寸法決定される、請求項16に記載の装置。
  18. 前記固着部は、腓腹筋外側頭に対して頭側で、前記大腿骨に固定されるように構成および寸法決定され、
    前記架橋部は、該腓腹筋外側頭の周囲で、後方に延在するように構成および寸法決定され、
    前記ベアリング部は、外側顆に対して尾側に延在し、腓骨側副靱帯および大腿二頭筋腱のうちの少なくとも1つの下にあるように構成および寸法決定される、請求項16に記載の装置。
  19. 前記固着部は、ジェルディ結節に隣接する脛骨に固定されるように構成および寸法決定され、変位されるべき軟組織は、腸脛靱帯であり、
    前記変位部は、該脛骨から該腸脛靱帯に近接する場所まで頭側に延在するように構成および寸法決定され、
    前記架橋セクションは、前記固着部から前記変位部まで外側に延在するように構成および寸法決定される、請求項16に記載の装置。
  20. 前記固着部は、脛骨粗面に固定されるように構成および寸法決定され、
    前記架橋セクションは、該固着部から頭側に延在するように構成および寸法決定され、
    前記変位部は、該架橋セクションから内側に、および膝蓋腱に近接する脛骨顆の中央部の上方に延在するように構成および寸法決定される、請求項16に記載の装置。
  21. 前記ベアリング部材の反対側の前記支持部材上に配置される支持面をさらに備え、該支持面は、前記標的組織の下にある組織に対して該ベアリング部材を支持するように構成および寸法決定される、請求項4に記載の装置。
  22. 前記支持面は、別の標的組織と接触するように適合される、請求項21に記載の装置。
  23. 前記支持面は、前記第1および第2の骨のうちの少なくとも1つと接触して、その上で支持するように適合される、請求項22に記載の装置。
  24. 前記ベアリング部材は、前記標的組織を約10mm乃至約15mmだけ変位させるように構成および寸法決定される、請求項2に記載の装置。
  25. 前記ベアリング部材は、有効モーメントを増加させることに十分な量だけ前記標的組織を変位させるように構成および寸法決定されて、該標的組織によって関節に及ぼされるトルクを約20%乃至約30%だけ増加させ、該標的組織の力は、該有効モーメントを介して印加される、請求項24に記載の装置。
  26. 関節運動する関節の疾患を治療する装置であって、該関節は、該関節に近接して配置される軟組織によって及ぼされる力を受けており、該装置は、該軟組織と係合した移植可能な人工関節を備えることにより、該軟組織によって及ぼされる力の位置、角度、または大きさを変化させることに十分な程に該軟組織を変位させて、該関節において治療効果を達成する、装置。
  27. 前記関節運動する関節は股関節であり、前記人工関節は、形成異常の関節を生じさせるように作用する力に対抗するように構成および寸法決定される、請求項26に記載の装置。
  28. 前記関節運動する関節は膝関節であり、前記人工関節は、関節炎の関節を生じさせるように作用する力または過剰な膝蓋骨圧縮力を生じさせるように作用する力のうちの少なくとも1つに対抗するように構成および寸法決定される、請求項27に記載の装置。
  29. 前記人工関節は、ウィッシュボーン形、Y字形、またはV字形を有するように二股に分かれている、請求項26に記載の装置。
  30. 前記人工関節は、大転子または大腿骨頸部の上に装着されるように構成される、請求項26に記載の装置。
  31. 前記人工関節は、大腿骨外側顆の上に装着されるように構成される、請求項26に記載の装置。
  32. 前記人工関節は、大腿骨、骨盤、腓骨、脛骨、橈骨、尺骨、肩甲骨、踵骨、上腕骨、脊椎、足根骨、中足骨、手根骨、中足骨、または距骨のうちの少なくとも1つに装着されるように構成される、請求項26に記載の装置。
  33. 前記人工関節は、ジェルディ結節に隣接する脛骨に装着されるように構成され、変位されるべき前記軟組織は腸脛靱帯である、請求項26に記載の装置。
  34. 前記人工関節は、前記脛骨粗面に装着されるように構成され、変位されるべき前記軟組織は膝蓋腱である、請求項26に記載の装置。
  35. 関節運動する関節を治療して、該関節内の力の分配をもたらす方法であって、該関節は、対向する関節運動する面を有する少なくとも第1および第2の骨を含み、該骨は、関連する筋組織および結合組織によって互いに対して設置され、該方法は、
    該関連する筋組織および結合組織のうちの少なくとも1つを治療のための標的組織として選択することと、
    該骨または標的組織を切断することなく該標的組織を変位させることと、
    該変位させることによる治療効果を達成するために、該関節の負荷を再分配することと
    を含む、方法。
  36. 前記変位させることは、インプラントを前記標的組織の下に配置することを含む、請求項35に記載の方法。
  37. 前記変位させることは、
    治療的に有効な位置で前記標的組織の下に前記インプラントを挿入することと、
    該標的組織の動きを実質的に制限することなく、該治療的に有効な位置で該インプラントを固定することと
    を含む、請求項36に記載の方法。
  38. 前記標的組織によって及ぼされる自然の力は、有効モーメントアームを介して関節に作用し、該標的組織を変位させることは、該有効モーメントアームが増加させられる場所まで該標的組織を変位させる、請求項35に記載の方法。
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