JP2013252004A - 電線用クランプカバー - Google Patents
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Abstract
【課題】耐張碍子の内部に容易に挿入でき、絶縁操作棒で操作が容易な電線用クランプカバーを提供する。
【解決手段】クランプカバー10は、カバー部分体1とカバー本体2を備える。カバー部分体1は、引留クランプ9と耐張碍子Siとの接続部90を挟むように覆うことができる。カバー本体2は、引留クランプ9を挟むように覆うことができる。カバー部分体1は、接続部90を覆う膨出部11、耐張碍子Siに設けた凹部Saに進入可能な突出部12、及び輪帯状の溝部13を有する。カバー本体2は、溝部13に着脱自在に嵌合する係止部となる接続開口23を外壁の一部に設けている。クランプカバー10は、耐張碍子Siの凹部Saに進入させることが容易であり、カバー部分体1の溝部13にカバー本体2を取り付けて、互いに離間困難に連結できる。
【選択図】図1
【解決手段】クランプカバー10は、カバー部分体1とカバー本体2を備える。カバー部分体1は、引留クランプ9と耐張碍子Siとの接続部90を挟むように覆うことができる。カバー本体2は、引留クランプ9を挟むように覆うことができる。カバー部分体1は、接続部90を覆う膨出部11、耐張碍子Siに設けた凹部Saに進入可能な突出部12、及び輪帯状の溝部13を有する。カバー本体2は、溝部13に着脱自在に嵌合する係止部となる接続開口23を外壁の一部に設けている。クランプカバー10は、耐張碍子Siの凹部Saに進入させることが容易であり、カバー部分体1の溝部13にカバー本体2を取り付けて、互いに離間困難に連結できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、電線用クランプカバーに関する。特に、耐張碍子を介して、電線を電柱などに引き留める引留クランプを絶縁状態で覆う電線用クランプカバーの構造に関する。
一般に、電線は、地上に立設された電柱に架設されている。電線を電柱に架設する場合、電線の被覆の一部を剥離し、この剥離部位を引留クランプでクランプすると共に、耐張碍子を介して、引留クランプを電柱に引き留めている。
上述した引留クランプは、複数の金属製の部材で構成され、充電された状態で露出しておくと危険である。したがって、引留クランプは、一般に、半分割状態に形成された開閉可能なクランプカバーを用いて、絶縁状態で覆っている。
ところで、上述したクランプカバーは、高所に配置されているため、絶縁操作棒を用いて、クランプカバーを閉じる作業が容易でなかった。又、従来のクランプカバーは、開口部に隙間ができ易く、特に、電線出口部では、電線が風力の影響で揺動し易く、電線出口部の隙間から鳥又は蛇などが進入して、地絡の原因になる心配があった。
このような不具合を解消するため、取り付け作業性が良好であり、開口部に隙間が生じにくい電線用クランプカバーが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
又、引留クランプに直結した長尺の高圧中実耐張碍子の端部を引留クランプと共に一体覆う、電線用クランプカバーが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2による電線用クランプカバーは、それぞれ硬質合成樹脂からなるクランプ保護部と碍子保護部とが、円形凹部と円形凸部が嵌合した枢動連結部を介して相互に連結しているので、電線の軸線と高圧中実耐張碍子の軸線が一直線状にならず屈折しても、カバー開閉部が容易に開放分離しない、としている。
図6は、特許文献1による電線用クランプカバーの正面図である。図7は、特許文献1による電線用クランプカバーの正面図であり、一方のカバー体を開いた状態図である。図8は、特許文献1による電線用クランプカバーの変形例を示す正面図である。本願の図6及び図7は、特許文献1の図1及び図2に相当している。又、本願の図8は、特許文献1の図6に相当している。
図6又は図7を参照すると、特許文献1による電線用クランプカバー(以下、クランプカバーと略称する)7は、半分割状態に形成された一対のカバー本体71・71で構成している。一対のカバー本体71・71は、開閉自在に連結したヒンジ部72hを一方の端部に有している。一対のカバー本体71・71の他方の端部を閉じることで、くさび型の引留クランプ9を絶縁状態で覆うことができる。
図6又は図7を参照すると、引留クランプ9は、耐張碍子Siを介して、図示しない電柱に引き留められている。引留クランプ9は、クランプ本体91、三角体状のくさび体92、及び押え金具93で構成している。クランプ本体91は、くさび体92とスライド可能に連結している。又、クランプ本体91は、耐張碍子Siと回動可能に連結する円環部91aを一端部に有し、受け部91bを他端部に有している。受け部91bには、電線Wの被覆Wiが部分的に剥離された剥離部Weと共に、くさび体92の端部が押し込まれている。
図7を参照すると、くさび体92の斜面には、剥離部Weの外周を受ける円弧状の溝が形成されている。そして、くさび体92と押え金具93とがボルトで締結され、電線Wの剥離部Weを挟持(クランプ)している。このように構成された引留クランプ9は、絶縁性を有するクランプカバー7で覆われている(図6参照)。
図6又は図7を参照すると、一対のカバー本体71・71は、一組の施錠片73a・73aを他方の端部に突出している。分割された施錠片73aをロックすることによって、一対のカバー本体71・71を袋状に閉じることができる。又、一対のカバー本体71・71は、一組の把持片73b・73bを他方の端部に突出している。先端部に把持工具を有する絶縁操作棒(図示せず)を用いて、把持片73bを把持することで、クランプカバー7を高所に移動できる。
図6又は図7を参照すると、一対のカバー本体71・71は、引留クランプ9の大部分を覆う三角体状のカバー本体部70と、カバー本体部70の第1隅部から突出した電線入口筒部73と、カバー本体部70の第2隅部から突出した電線出口筒部74と、カバー本体部70の第3隅部から突出した碍子連結部75と、を有している。
図6又は図7を参照すると、カバー本体部70は、電線入口筒部73から電線Wを引き込むことができる。又、カバー本体部70は、電線出口筒部74から電線Wを引き出すことができる。更に、碍子連結部75は、耐張碍子Siの端部に設けた連結部材Sjを覆うことができる。そして、電線出口筒部74とカバー本体部70の間には、伸縮自在な可撓性を有する蛇腹部74aを介設している。
図6又は図7を参照すると、電線出口筒部74とカバー本体部70の間に蛇腹部74aを介設することで、カバー本体部70に対して、電線出口筒部74から延出する電線Wを揺動自在に保持することができる。又、碍子連結部75は、膨出部75aを基端部に形成している。膨出部75aは、円環部91aと耐張碍子Siの連結部材Sjを連結する連結ピン91pを覆うために、外方に向けて膨出している。
図8を参照すると、特許文献1の変形例によるクランプカバー8は、半分割状態に形成された一対のカバー本体81・81と、半分割状態に形成された一対のカバー部分体82・82で構成している。一対のカバー本体81・81は、カバー本体部80、電線入口筒部83、及び電線出口筒部84を有している。これらのカバー本体部80、電線入口筒部83、及び電線出口筒部84は、クランプカバー7と同様の構成になっている。
図8を参照すると、一対のカバー部分体82・82は、クランプカバー7と同様の構成である、碍子連結部85と膨出部85aを有している。更に、一対のカバー部分体82・82は、クランプカバー7と同様の構成である、施錠片83aと把持片83bを有している。
図8を参照すると、一対のカバー部分体82・82は、嵌合凸部86を碍子連結部85と反対側に設けている。一方、一対のカバー本体81・81は、嵌合凹部87をカバー本体部80の第3隅部に設けている。そして、特許文献1の変形例によるクランプカバー8は、嵌合凸部86を嵌合凹部87に嵌合させて、一対のカバー本体81・81と一対のカバー部分体82・82を一体化できる、としている。
特許文献1の変形例によるクランプカバー8は、一対のカバー本体81・81から分離させた碍子連結部85を耐張碍子Siに形成された凹部の奥まで挿入でき、碍子連結部85を耐張碍子Siの内部に挿入した後に、カバー部分体82をカバー本体81に嵌合できるため、クランプカバーの取り付け作業の自由度が向上し、絶縁操作棒を用いた間接活線作業の作業性も向上する、としている。
しかしながら、図6を参照すると、電線入口筒部73から延出した電線Wと連結部材Sjとは、略一直線上に配置されている。図8を参照して、カバー部分体82をカバー本体81に嵌合させると、電線入口筒部83から延出した電線W(図示せず)と連結部材Sjとを略一直線上に配置することは困難である。つまり、図8に示されたカバー部分体82は、把持片83bを設ける余地が無い程度に縮小しないと、特許文献1の変形例によるクランプカバー8の実施は困難である。
碍子連結部を耐張碍子の内部に容易に挿入でき、かつ、絶縁操作棒で操作が容易な電線用クランプカバーが実現できれば、安全性が向上でき、かつ、クランプカバーの取り付け作業の自由度が向上し、絶縁操作棒を用いた間接活線作業の作業性も向上できる。
特許文献2に開示されたクランプ保護部と碍子保護部をそれぞれ、特許文献1の変形例によるカバー本体81とカバー部分体82と同様に構成し、クランプ保護部と碍子保護部が枢動連結部を介して相互に連結させれば、碍子連結部を耐張碍子の内部に容易に挿入でき、かつ、絶縁操作棒で操作が容易な電線用クランプカバーを実現できる。
しかしながら、特許文献2による電線用クランプカバーは、クランプ保護部に対して碍子保護部が回動するためには、碍子保護部の回動アームが動く隙間がクランプ保護部側に必要である。結局、特許文献2による電線用クランプカバーは、この隙間から鳥又は蛇などが進入して、地絡の原因になる心配がある。鳥又は蛇などが進入することのない電線用クランプカバーが求められている。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、碍子連結部を耐張碍子の内部に容易に挿入でき、かつ、絶縁操作棒で操作が容易な電線用クランプカバーを提供することを目的とする。
本発明者らは、引留クランプを挟むように覆うカバー本体と、引留クランプと耐張碍子との碍子連結部を挟むように覆うカバー部分体とで電線用クランプカバーを構成し、カバー部分体には、2連の輪帯を外壁に形成し、カバー本体には、2連の輪帯の間に嵌合する係止部を設けると共に、カバー部分体には、把持工具と開閉工具が兼用できる操作片を設けることで、これらの課題を解決できると考え、これに基づいて、以下のような新たな電線用クランプカバーを発明するに至った。
(1)本発明による電線用クランプカバーは、電線をクランプすると共に、耐張碍子を介して構造物に引き留められた引留クランプを絶縁状態で覆う電線用クランプカバーであって、前記引留クランプと前記耐張碍子との接続部を挟むように覆うカバー部分体と、前記引留クランプを挟むように覆うカバー本体と、を備え、前記カバー部分体は、中央部に形成され、前記接続部を覆う膨出部と、一方の端部に突出し、前記耐張碍子に設けた凹部に進入可能な突出部と、他方の端部の外壁に形成された輪帯状の溝部と、を有し、前記カバー本体は、前記溝部に着脱自在に嵌合する係止部を有する。
(2)前記カバー部分体は、一方の端部を開閉自在に連結した一対の第1分割体と、これらの第1分割体の他方の端部から突出し、互いに係止可能な第1接続片と、を有し、一方の前記第1接続片は、把持可能に他方の前記第1接続片より長く突出していることが好ましい。
(3)前記カバー本体は、一方の端部を開閉自在に連結した一対の第2分割体と、これらの第2分割体に開口され、前記溝部に嵌合可能な接続開口と、を有することが好ましい。
(4)前記カバー本体は、一対の前記第2分割体の他方の端部から突出し、互いに係止可能な一つ以上の第2接続片を更に有し、一方の前記第2接続片は、把持可能に他方の前記第2接続片より長く突出していることが好ましい。
本発明による電線用クランプカバーは、カバー部分体に対して、カバー本体の一部を着脱自在に嵌合できるように構成している。カバー部分体を接続部に先に取り付け、次に、カバー本体を引留クランプに取り付け、一体化できる。耐張碍子の凹部に進入させることが容易であり、カバー部分体の溝部にカバー本体を取り付けて、互いに離間困難に連結できる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
[電線用クランプカバーの構成]
最初に、本発明の一実施形態による電線用クランプカバーの構成を説明する。図1は、本発明の一実施形態による電線用クランプカバーの構成を示す平面図である。
[電線用クランプカバーの構成]
最初に、本発明の一実施形態による電線用クランプカバーの構成を説明する。図1は、本発明の一実施形態による電線用クランプカバーの構成を示す平面図である。
図2は、前記実施形態による電線用クランプカバーの正面図であり、カバー本体を構成する一方の第2分割体を開いた状態図である。図3は、前記実施形態による電線用クランプカバーに備わるカバー部分体の構成を示す正面図である。図4は、前記実施形態による電線用クランプカバーに備わるカバー部分体の構成を示す正面図であり、カバー部分体を構成する一対の第1分割体を開いた状態図である。
図5は、図1の部分断面図であり、図5(A)は、図1のA−A矢視図、図5(B)は、図1のB−B矢視図、図5(C)は、図1のC−C矢視図である。なお、従来技術で使用した符号と同じ符号は、その作用を同一にするので、以下の説明では割愛することがある。
(全体構成)
図1から図3を参照すると、本発明の一実施形態による電線用クランプカバー(以下、クランプカバーと略称する)10は、カバー部分体1とカバー本体2を備えている。カバー部分体1は、引留クランプ9と耐張碍子Siとの接続部90を挟むように覆うことができる。カバー本体2は、引留クランプ9を挟むように覆うことができる。
図1から図3を参照すると、本発明の一実施形態による電線用クランプカバー(以下、クランプカバーと略称する)10は、カバー部分体1とカバー本体2を備えている。カバー部分体1は、引留クランプ9と耐張碍子Siとの接続部90を挟むように覆うことができる。カバー本体2は、引留クランプ9を挟むように覆うことができる。
図1から図3を参照すると、カバー部分体1は、接続部90を覆う膨出部11、耐張碍子Siに設けた凹部Saに進入可能な突出部12、及び輪帯状の溝部13を有している。膨出部11は、カバー部分体1の中央部に形成されている。突出部12は、カバー部分体1の一方の端部に突出している。溝部13は、カバー部分体1の他方の端部の外壁に形成されている。
図1又は図2を参照すると、カバー本体2は、溝部13に着脱自在に嵌合する係止部となる接続開口23を外壁の一部に設けている。実体として、接続開口23は、溝部13をその両側から挟持する半円弧状の切り欠きである。一対の第2分割体2db・2dbを閉じると、半円弧状の切り欠きの端縁が溝部13の底面に当接できる。
(カバー部分体の構成)
図3又は図4を参照すると、カバー部分体1は、半分割状態に形成された一対の第1分割体1db・1dbで構成している。これらの第1分割体1db・1dbは、開閉自在に連結したヒンジ部11hを一方の端部に有している。一対の第1分割体1db・1dbの他方の端部を閉じることで、引留クランプ9と耐張碍子Siとの接続部90を絶縁状態で覆うことができる(図1又は図2参照)。
図3又は図4を参照すると、カバー部分体1は、半分割状態に形成された一対の第1分割体1db・1dbで構成している。これらの第1分割体1db・1dbは、開閉自在に連結したヒンジ部11hを一方の端部に有している。一対の第1分割体1db・1dbの他方の端部を閉じることで、引留クランプ9と耐張碍子Siとの接続部90を絶縁状態で覆うことができる(図1又は図2参照)。
図3又は図4を参照すると、カバー部分体1は、一対の第1分割体1db・1dbの他方の端部から突出した第1接続片14a・14bを有している。第1接続片14aは、突起14tを有している(図5(A)参照)。一方、第1接続片14bは、突起14tに嵌合する係止穴14hを開口している(図2参照)。先端部に把持工具を有する絶縁操作棒(図示せず)を用いて、一対の第1接続片14a・14bを把持することで、一対の第1接続片14a・14bをロック(係止)できる。
図5(A)を参照すると、一方の第1接続片14aは、他方の第1接続片14bより長く突出している。先端部に把持工具6を有する絶縁操作棒(図示せず)を用いて、第1接続片14aを把持することで、一対の第1分割体1db・1dbが開いた状態で、カバー部分体1を高所に移動できる。
(カバー本体の構成)
図1又は図2及び図5を参照すると、カバー本体2は、半分割状態に形成された一対の第2分割体2db・2dbで構成している。これらの第2分割体2db・2dbは、開閉自在に連結したヒンジ部21hを一方の端部に有している。一対の第2分割体2db・2dbの他方の端部を閉じることで、くさび型の引留クランプ9を絶縁状態で覆うことができる。
図1又は図2及び図5を参照すると、カバー本体2は、半分割状態に形成された一対の第2分割体2db・2dbで構成している。これらの第2分割体2db・2dbは、開閉自在に連結したヒンジ部21hを一方の端部に有している。一対の第2分割体2db・2dbの他方の端部を閉じることで、くさび型の引留クランプ9を絶縁状態で覆うことができる。
図1又は図2及び図5を参照すると、一対の第2分割体2db・2dbは、引留クランプ9の大部分を覆う三角体状のカバー本体部20と、カバー本体部20の第1隅部から突出した電線入口筒部21と、カバー本体部20の第2隅部から突出した電線出口筒部22と、カバー本体部20の第3隅部に設けた接続開口23と、を有している。
図1又は図2を参照すると、カバー本体部20は、電線入口筒部21から電線Wを引き込むことができる。又、カバー本体部20は、電線出口筒部22から電線Wを引き出すことができる。更に、接続開口23には、カバー部分体1を連結できる。そして、電線出口筒部22とカバー本体部20の間には、伸縮自在な可撓性を有する蛇腹部22aを介設している。電線出口筒部22とカバー本体部20の間に蛇腹部22aを介設することで、カバー本体部20に対して、電線出口筒部22から延出する電線Wを揺動自在に保持することができる。
図1又は図2及び図5(B)を参照すると、カバー本体2は、一対の第2分割体2db・2dbの他方の端部から突出した一組の第2接続片24a・24bを有している。第2接続片24aは、突起24tを有している(図5(B)参照)。一方、第2接続片24bは、突起24tに嵌合する係止穴24hを開口している(図2参照)。先端部に把持工具を有する絶縁操作棒(図示せず)を用いて、一対の第2接続片24a・24bを把持することで、一対の第2接続片24a・24bをロック(係止)できる。
図5(B)を参照すると、一方の第2接続片24aは、他方の第2接続片24bより長く突出している。先端部に把持工具6を有する絶縁操作棒(図示せず)を用いて、第2接続片24aを把持することで、一対の第2分割体2db・2dbが開いた状態で、カバー本体2を高所に移動できる。
図1又は図2及び図5(C)を参照すると、カバー本体2は、一対の第2分割体2db・2dbの第2隅部から突出した第3接続片25a・25bを有している。第3接続片25aは、突起25tを有している(図5(C)参照)。一方、第3接続片25bは、突起25tに嵌合する係止穴25hを開口している(図2参照)。先端部に把持工具を有する絶縁操作棒(図示せず)を用いて、一対の第3接続片25a・25bを把持することで、一対の第3接続片25a・25bをロック(係止)できる。
[電線用クランプカバーの作用]
次に、実施形態によるクランプカバー10の操作方法を説明しながら、クランプカバー10の作用及び効果を説明する。
次に、実施形態によるクランプカバー10の操作方法を説明しながら、クランプカバー10の作用及び効果を説明する。
最初に、図3又は図5(A)を参照して、先端部に把持工具6を有する絶縁操作棒(図示せず)を用いて、第1接続片14aを把持し、一対の第1分割体1db・1dbが開いた状態で、カバー部分体1を接続部90に移動する。次に、図1を参照して、一対の第1分割体1db・1dbが略閉じた状態で、突出部12を耐張碍子Siの凹部Saに進入させる。
次に、図3又は図5(A)を参照して、先端部に把持工具6を有する絶縁操作棒(図示せず)を用いて、第1接続片14aを把持しながら、別の絶縁操作棒(図示せず)を用いて、一対の第1接続片14a・14bを挟持し、一対の第1接続片14a・14bをロックすることで、カバー部分体1の取り付け作業を完了する。
次に、図1又は図2及び図5(C)を参照して、先端部に把持工具6を有する絶縁操作棒(図示せず)を用いて、第2接続片24aを把持し、一対の第2分割体2db・2dbが開いた状態で、カバー本体2を引留クランプ9に移動する。
次に、図1から図3及び図5(C)を参照して、先端部に把持工具6を有する絶縁操作棒(図示せず)を用いて、第2接続片24aを把持しながら、カバー部分体1の溝部13に接続開口23が嵌合するように、別の絶縁操作棒(図示せず)を用いて、一組の第2接続片24a・24bを挟持し、一組の第2接続片24a・24bをロックする。更に、別の絶縁操作棒(図示せず)を用いて、第3接続片25a・25bを挟持し、第3接続片25a・25bをロックすることで、カバー本体2の取り付け作業を完了する。
図1から図6を参照して、実施形態によるクランプカバー10は、カバー部分体1に対して、カバー本体2の一部を着脱自在に嵌合できるように構成している。カバー部分体1を引留クランプ9と耐張碍子Siとの接続部90に先に取り付け、次に、カバー本体2を引留クランプ9に取り付け、一体化できる。
図1から図6を参照して、実施形態によるクランプカバー10は、耐張碍子Siの凹部Saに進入させることが容易であり、カバー部分体1の溝部13にカバー本体2を取り付けて、互いに離間困難に連結できる。
図3及び図5(A)を参照すると、実施形態によるカバー部分体1は、互いに係止可能な一対の第1接続片14a・14bを有し、一方の第1接続片14aは、把持可能に他方の第1接続片14bより長く突出している。これにより、カバー部分体1を高所に移動できると共に、一対の第1接続片14a・14bをロックできる。
図8と図3を対比すると、従来技術によるカバー部分体82が施錠片83aと把持片83bを有しているのに対し、実施形態によるカバー部分体1は、施錠片83aと把持片83bと同じ機能を一対の第1接続片14a・14bで代用している。したがって、実施形態によるカバー部分体1は、従来よりコンパクトに構成できるという利点がある。
本発明による電線用クランプカバーは、絶縁操作棒を用いた間接活線作業に好適な実施形態を開示したが、絶縁手袋を用いた直接活線作業にも適用できる。本発明による電線用クランプカバーは、間接活線作業が効率化され、作業時間の短縮が期待できる。
1 カバー部分体
2 カバー本体
9 引留クランプ
10 クランプカバー(電線用クランプカバー)
11 膨出部
12 突出部
13 溝部
23 接続開口(係止部)
Sa 凹部
Si 耐張碍子
W 電線
2 カバー本体
9 引留クランプ
10 クランプカバー(電線用クランプカバー)
11 膨出部
12 突出部
13 溝部
23 接続開口(係止部)
Sa 凹部
Si 耐張碍子
W 電線
Claims (4)
- 電線をクランプすると共に、耐張碍子を介して構造物に引き留められた引留クランプを絶縁状態で覆う電線用クランプカバーであって、
前記引留クランプと前記耐張碍子との接続部を挟むように覆うカバー部分体と、
前記引留クランプを挟むように覆うカバー本体と、を備え、
前記カバー部分体は、
中央部に形成され、前記接続部を覆う膨出部と、
一方の端部に突出し、前記耐張碍子に設けた凹部に進入可能な突出部と、
他方の端部の外壁に形成された輪帯状の溝部と、を有し、
前記カバー本体は、前記溝部に着脱自在に嵌合する係止部を有する電線用クランプカバー。 - 前記カバー部分体は、
一方の端部を開閉自在に連結した一対の第1分割体と、
これらの第1分割体の他方の端部から突出し、互いに係止可能な第1接続片と、を有し、
一方の前記第1接続片は、把持可能に他方の前記第1接続片より長く突出している請求項1記載の電線用クランプカバー。 - 前記カバー本体は、
一方の端部を開閉自在に連結した一対の第2分割体と、
これらの第2分割体に開口され、前記溝部に嵌合可能な接続開口と、を有する請求項1又は2記載の電線用クランプカバー。 - 前記カバー本体は、一対の前記第2分割体の他方の端部から突出し、互いに係止可能な一つ以上の第2接続片を更に有し、
一方の前記第2接続片は、把持可能に他方の前記第2接続片より長く突出している請求項3記載の電線用クランプカバー。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2012125794A JP2013252004A (ja) | 2012-06-01 | 2012-06-01 | 電線用クランプカバー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012125794A JP2013252004A (ja) | 2012-06-01 | 2012-06-01 | 電線用クランプカバー |
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|---|---|
| JP2013252004A true JP2013252004A (ja) | 2013-12-12 |
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ID=49850186
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2012125794A Pending JP2013252004A (ja) | 2012-06-01 | 2012-06-01 | 電線用クランプカバー |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015177693A (ja) * | 2014-03-17 | 2015-10-05 | 中国電力株式会社 | 電線用クランプカバー |
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-
2012
- 2012-06-01 JP JP2012125794A patent/JP2013252004A/ja active Pending
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