JP2013246028A - 振動搬送装置及び組合せ秤 - Google Patents

振動搬送装置及び組合せ秤 Download PDF

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Abstract

【課題】振動フィーダの振動振幅を検出するセンサを必要とせず、設定する振動フィーダの振幅の設定値と実際の振動フィーダの振幅とを可及的に比例させる。
【解決手段】直進フィーダ31の振動振幅を、操作設定表示部16を操作して設定すると、駆動制御部10は、操作設定表示部16の設定値と直進フィーダ31の実際の振幅とが比例するように、直進フィーダ31に対する駆動パルス電圧のパルス幅を、駆動パルス補正部32によって補正する。駆動パルス補正部32には、予め複数の設定値に対する実際の直進フィーダ31の振幅をそれぞれ測定し、測定振幅を、設定値に比例する理想振幅に補正するための補正データが格納されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、振動によって物品を搬送する振動搬送装置及びそれを用いた組合せ秤に関する。
組合せ秤は、被計量物が供給される複数の計量ホッパ内の被計量物の計量値を種々に組合せ、これらの組合せの中から、合計重量である組合せ重量が、組合せ目標重量に等しいかあるいは最も近い組合せを選択し、選択された組合せの計量ホッパから被計量物を包装機等へ排出するものである。
かかる組合せ秤では、一般に、供給装置によって被計量物が、組合せ秤の上部中央の分散フィーダに供給される。分散フィーダでは、振動によって被計量物を、その周囲に放射状に配置された複数の直進フィーダへ分散して搬送する。直進フィーダ等の振動フィーダは、電磁石、可動体および板ばね等からなる振動装置と、この振動装置によって振動させられるトラフ等の物品載荷部とを備えている。そして、電磁石に間欠的に電圧を印加することにより、電磁石の吸引力と板ばねのばね作用に基づく反発力とを利用して物品載荷部である、例えばトラフを振動させ、トラフ上の被計量物を搬送して対応する供給ホッパへ供給する。
振動フィーダを駆動する方法として、電磁石に駆動パルスを繰り返し印加する方法(例えば特許文献1参照)、あるいは、商用交流電源からの交流電圧を、点弧角制御してSSR(ソリッドステートリレー)等のスイッチング素子を介して電磁石に印加する方法(例えば特許文献2参照)がある。
振動フィーダによる被計量物の搬送量は、トラフを振動させる振動装置の駆動時間とトラフの振動振幅とによって制御される。トラフの振動振幅は、電磁石に対する駆動パルスのパルス幅、あるいは、点弧角に対応する導通時間によって制御される。
組合せ秤では、設定部によって振動フィーダの運転パラメータとして、振動装置の駆動時間(ms)及びトラフの振動振幅に対応する振幅強度を設定する。この振幅強度の設定値は、通常、振動装置の電磁石に与える電気信号に相当する数値となる。例えば、トラフの振動振幅を駆動パルスのパルス幅で制御する場合は、最大のパルス幅を99等分し、この最大のパルス幅を、0〜99の100段階の振幅強度で設定する。例えば、振幅強度50を設定した場合のパルス幅は、振幅強度10を設定した場合のパルス幅の5倍となる。
特開2011―112386号公報 特開平9−235016号公報
振動フィーダのトラフ等の物品載荷部の振動振幅は、設定した振幅強度に比例するのが理想である。しかしながら、例えば、駆動パルスのパルス幅が、設定した振幅強度に比例しても、板ばね等の機械要素が原因で、設定した振幅強度と実際の振動フィーダの物品載荷部の振動振幅とが比例せず、このため、振幅強度の設定を僅かに変更したにも拘らず、実際の振動フィーダの物品載荷部の振動振幅が大きく変化するような場合があり、振動フィーダによる搬送量の調整が容易でないという課題がある。
そこで、上記特許文献1では、物品載荷部の振動振幅を検出し、目標振幅となるように駆動パルスのパルス幅をフィードバック制御することによって、設定した振幅強度と実際の物品載荷部の振動振幅との不一致を解消するようにしている。
しかしながら、特許文献1では、物品載荷部の振動振幅を検出するためのセンサを、組合せ秤の複数の各振動フィーダにそれぞれ取付ける必要があり、また、検出する振動振幅は、数ミリ程度と僅かであるために、センサの取付け、調整に手間がかかる。更に、搬送する物品が粉や油分を含むような場合には、センサを頻繁に清掃しなければならないといった課題がある。
本発明は、このような実情に着目してなされたものであって、振動フィーダの振動振幅を検出するセンサを必要とせず、振動フィーダの振動振幅の設定値と実際の振動フィーダの振動振幅とを可及的に比例させることを目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明では、次のように構成している。
(1)本発明の振動搬送装置は、物品が載荷される物品載荷部を振動させて物品を搬送する振動フィーダと、前記振動フィーダの振動の振幅を設定する設定部と、該設定部の設定値に応じて前記振動フィーダの駆動を制御する駆動制御部とを備え、前記駆動制御部は、前記設定部で設定される設定値と前記振動フィーダの前記振幅とが比例するように、前記振動フィーダの駆動信号を補正する。
前記設定部で設定される設定値と前記振動フィーダの前記振幅との比例関係は、設定部で最小の設定値、例えば、「0」を設定したときには、振動フィーダの振幅が「0」、すなわち、振動しないのが好ましい。
前記設定部で設定される設定値と前記振動フィーダの前記振幅とは、完全に比例するのが好ましいが、少なくとも一部において比例しておればよい。例えば、前記設定値と前記振幅とを直交座標にとったときに、設定値「0」、振幅「0」の原点を通ると共に、最大の設定値が所定の振幅となる比例関係を示す直線に対して、設定値の全設定範囲の少なくとも3点以上、好ましくは4点以上の複数点において一致しておればよい。また、更に好ましくは、前記全設定範囲の少なくとも一部範囲に亘って一致しておればよい。
比例していない部分(前記直線からずれている部分)における振幅の最大のずれ量、すなわち、比例しているとした場合の振動フィーダの理想の振幅(前記直線上の振幅)と実際の振幅との最大の差(最大のずれ量)の前記理想の振幅に対する割合は、40%以内、好ましくは、30%以内、より好ましくは、20%以内であり、更に好ましくは、10%以内である。
また、前記直線に一致している前記一部範囲は、設定値の全設定範囲に対して、20%以上、好ましくは、30%以上、より好ましくは、40%以上、更に好ましくは、50%以上の範囲である。前記一部範囲は連続していてもよいし、複数の範囲に分割されていてもよい。
駆動制御部は、予め補正用データや補正式を格納しておき、設定部で設定される設定値に応じた補正用データで読み出し、あるいは、算出して駆動信号を補正するのが好ましい。
この補正用データや補正式は、予め設定部で複数の設定値を設定し、各設定値に対応する振動フィーダの実際の振幅をそれぞれ測定し、測定した振幅が、設定部の設定値に比例するように求めるのが好ましい。
本発明の振動搬送装置によると、設定部による振動フィーダの振動の振幅の設定値と実際の振動フィーダの振動の振幅とが、機械要素等が原因で比例しなくても、前記設定値と実際の振動フィーダの振動の振幅とが比例するように振動フィーダの駆動信号を補正するので、設定値と実際の振動振幅とが一致しなかったり、設定値を僅かに変更したにも拘らず、実際の振動フィーダの振動振幅が大きく変化するといったことを防止することができる。
(2)本発明の振動搬送装置の好ましい実施態様では、前記駆動信号が、前記振動フィーダに対する駆動電圧パルスであり、前記駆動制御部は、前記駆動電圧パルスのパルス幅を補正する。
この実施態様によると、振動フィーダに対する駆動電圧パルスのパルス幅を補正して、前記設定部の設定値と実際の振動フィーダの振動の振幅とが比例するように補正することができる。
(3)本発明の振動搬送装置の別の好ましい実施態様では、前記駆動信号が、スイッチング素子を介して前記振動フィーダに供給される交流電圧であり、前記駆動制御部は、前記スイッチング素子の点弧角を補正する。
この実施態様によると、スイッチング素子の点弧角を補正して振動フィーダに対する交流電圧の印加時間を補正し、前記設定部の設定値と実際の振動フィーダの振動の振幅とが比例するように補正することができる。
(4)本発明の振動搬送装置の他の実施態様では、前記駆動制御部は、前記設定部で設定される設定値を、前記振動フィーダの前記振幅と比例するように補正し、補正した設定値に応じて前記駆動信号を補正する。
この実施態様によると、設定部で設定される設定値を補正し、補正した設定値に応じて駆動信号を補正して、前記設定部の設定値と実際の振動フィーダの振動の振幅とが比例するように補正することができる。
(5)本発明の組合せ秤は、供給装置から供給される被計量物を周囲へ分散させる分散フィーダと、該分散フィーダの周囲にそれぞれ配設されて前記分散フィーダで分散される被計量物をそれぞれ搬送する複数の直進フィーダと、各直進フィーダに対応して配置されると共に、前記直進フィーダから搬出される被計量物を保持し、保持した被計量物を下方へ供給する複数の供給部と、各供給部に対応して配置されると共に、各供給部から供給される被計量物を保持し、保持した被計量物の重量を計量する複数の計量部と、前記計量部で計量された被計量物の計量値に基づいて組合せ演算を行う制御部とを備える組合せ秤であって、前記分散フィーダ及び前記直進フィーダの少なくともいずれか一方が、本発明の振動搬送装置で構成される。
本発明の組合せ秤によると、設定部による直進フィーダ等の振動フィーダの振動の振幅の設定値と実際の振動フィーダの振動の振幅とが、機械要素等が原因で比例しなくても、前記設定値と実際の振動フィーダの振動の振幅とが比例するように振動フィーダの駆動信号を補正するので、設定値と実際の振動振幅とが一致しなかったり、設定値を僅かに変更したにも拘らず、実際の振動フィーダの振動振幅が大きく変化するといったことを防止することができ、これによって、設定部の設定値を調整して振動フィーダによる搬送量を調整するのが容易となる。
このように、本発明によれば、設定部による振動フィーダの振動の振幅の設定値と実際の振動フィーダの振動の振幅とが、機械要素等が原因で比例しなくても、前記設定値と実際の振動フィーダの振動の振幅とが比例するように振動フィーダの駆動信号を補正するので、振動フィーダの振幅を検出するセンサを設けることなく、設定値と実際の振動振幅とが一致しなかったり、設定値を僅かに変更したにも拘らず、実際の振動フィーダの振動振幅が大きく変化するといったことを防止することができる。
図1は本発明の実施形態に係る組合せ秤の概略構成を示す模式図である。 図2は図1の直進フィーダの斜視図である。 図3は振幅強度と振幅との関係を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る組合せ秤の概略構成を示す模式図である。この実施形態の組合せ秤は、その装置上部の中央に、供給装置1から供給される被計量物2を振動によって放射状に分散させる振動フィーダとしての分散フィーダ30が設けられており、この分散フィーダ30は、円錐形のトップコーン3と、このトップコーン3を振動させる振動装置4とを備えている。
分散フィーダ30は、供給装置1からトップコーン3の中央部へ供給される搬送物品としての被計量物を、トップコーンを振動させてその周縁部方向へ搬送する。トップコーン3の周囲には、トップコーン3から送られてきた被計量物2を複数の各供給ホッパ5に搬送する複数の振動フィーダとしての直進フィーダ31が放射状に設けられている。各直進フィーダ31は、複数の物品載荷部としてのトラフ6と、このトラフ6をそれぞれ振動させる複数の振動装置7とを備えている。
トラフ6の周縁部には、複数の供給ホッパ5および計量ホッパ8がそれぞれ対応して設けられ、それぞれ円周状に配置されている。供給ホッパ5および計量ホッパ8は、その下部に開閉可能な排出用のゲート5a,8aをそれぞれ備えている。
供給ホッパ5はトラフ6から送り込まれた被計量物2を受け取り、その下方に配置された計量ホッパ8が空になると排出用のゲート5aを開いて計量ホッパ8へ被計量物2を投入する。
また、各計量ホッパ8には、計量ホッパ8内の被計量物2の重量を計測するロードセル等の重量センサ9が取り付けられている。各重量センサ9による計量値は、CPUと記憶部とを備える駆動制御部10へ出力される。
駆動制御部10は、組合せ演算を行って複数の計量ホッパ8の中から被計量物2を排出すべき計量ホッパ8の組合せを選択し、包装機13から排出要求信号の入力があると、その組合せに該当する計量ホッパ8の排出用のゲート8aを開いて被計量物2を集合シュート11へ排出し、更にその下方の集合ファネル12を介して包装機13の受入口14へと排出される。
トップコーン3の上方には、被計量物2の量を検出する、例えば光センサからなるレベル検出器15が設けられている。このレベル検出器15によって、トップコーン3上の被計量物2の層厚が検出され、その検出出力が駆動制御部10に与えられる。駆動制御部10では、レベル検出器15によって検出されるトップコーン3上の被計量物2の層厚に基づいて、トップコーン3上の被計量物2を一定量に保つように、供給装置1を制御する。
操作設定表示部16は、例えばタッチパネル等を用いて構成され、組合せ秤の操作およびその動作パラメータの設定等を行うための設定部と、運転速度、組合せ計量値等を画面に表示する表示部としての機能を備えている。
図2は、図1の直進フィーダ31の斜視図である。
直進フィーダ31は、物品載荷部であるトラフ6と、トラフ6を振動させる振動装置7とを備えている。このトラフ6の基端部(後部)に被計量物2が供給され、トラフ6を振動させることにより被計量物2は前方向へ搬送され、トラフ6の先端部から排出される。
振動装置7は、固定フレーム21に、例えばカーボン製の板ばねからなる弾性部材22,23を介して揺動可能に可動板24が取り付けられている。弾性部材22,23は、その上端部側が後方側に傾斜するように固定フレーム21と可動板24との間に取り付けられている。
固定フレーム21には、電磁石25が水平面に対して所定角度を有するように固定され、可動板24には、電磁石25と所定間隔を有して対向するように、被吸着部材(アーマチュア)26が取り付けられている。固定フレーム21は、防振ばね27を介して組合せ秤の基体に取り付けられている。
振動装置7の可動板24の上面には取付け部28が固着され、トラフ6は、その下面に設けられた取付金具29によって、取付け部28に着脱自在に取り付けられている。
この直進フィーダ31では、電磁石25に電圧を印加すると、電磁石25が可動板24に固定された被吸着部材26を吸引する。このとき、可動板24は、可動板24と固定フレーム21を連結している弾性部材22,23が弾性変形することによって、電磁石25側、すなわち後方斜め下方向へ移動する。次に、電磁石25への電圧の印加を停止させると、電磁石25に生じる吸引力が解除され、弾性部材22,23の弾性反発力によって可動板24が前方斜め上方向に移動する。トラフ6は可動板24とともに移動するので、上記動作を繰り返すことによって、トラフ6が振動し、トラフ6上の被計量物2が前方へ搬送される。
このように、直進フィーダ31を振動させるために、本実施形態では電磁石25に駆動電圧パルスを繰り返し印加している。
直進フィーダ31による被計量物2の搬送量は、トラフ6を振動させる振動装置7の駆動時間と、トラフ6の振動振幅とによって制御され、トラフ6の振動振幅は、駆動電圧パルスのパルス幅によって制御される。
複数の直進フィーダ31を有する組合せ秤では、操作設定表示部16を操作して直進フィーダ31の運転パラメータを設定する。この運転パラメータとして、振動装置7の駆動時間をms(ミリ秒)単位で設定し、振動振幅を振幅強度として、「0」〜「99」までの100段階で設定する。なお、振幅強度「0」は、振動振幅が「0」、すなわち、直進フィーダ31を振動させない停止に対応する。
この振幅強度は、通常、各振動装置7の電磁石25に与える電気信号に相当する数値となる。本実施形態のように、振動振幅を駆動電圧パルスのパルス幅で制御する場合、最大のパルス幅を99等分し、「1」〜「99」までの99段階の振幅強度に対応させる。
上述のように、設定した振幅強度と駆動電圧パルスのパルス幅とは比例するものの、トラフ6の実際の振動振幅は、板ばね等の機械要素が原因で、設定した振幅強度に比例せず、したがって、設定した振動強度とトラフ6の実際の振動振幅とが一致しない場合がある。
そこで、この実施形態では、図1に示すように、駆動制御部10は、操作設定表示器16から設定する振幅強度に基づいて、駆動パルスを補正する駆動パルス補正部32を備えており、この駆動パルス補正部32では、設定される振幅強度に基づいて、後述のように駆動パルスを補正し、補正した駆動パルスで各直進フィーダ31の駆動を制御するようにしている。この補正は、直進フィーダ31毎に個別に行われる。
以下、この駆動パルス補正部32による補正について説明する。
先ず、補正すべき量を把握するために、補正前の状態のトラフ6の実際の振動振幅を、0〜99の100段階の振幅強度の内の複数点、例えば、振幅強度10,20,30,40,50,60,70,80,90,99の計10点について、レーザ変位計等の測定器を用いてそれぞれ測定する。測定した10点の測定振幅(mm)を表1に示す。なお、測定点は、10点に限らず、10点未満でもよいし、10を超えてもよく、また、各測定点は等間隔でなくてもよい。
Figure 2013246028
この表1では、設定した10点の振幅強度と、各振幅強度において実際に測定されたトラフ6の測定振幅と、設定される振幅強度に比例にするトラフ6の理想振幅を示している。
理想振幅は、設定される振幅強度に比例すると共に、最大の振幅強度99を設定したときにトラフ6の振幅が、機種毎に予め定められている最大振幅となるように規定される。最大の振幅強度99を設定したときのトラフ6の最大振幅は、その振幅になるように既に調整されており、本実施形態の組合せ秤においては、トラフ6の最大振幅は2.0(mm)である。
したがって、理想振幅は、設定される振幅強度に比例すると共に、最大の振幅強度99を設定したときにトラフ6の振幅が、最大振幅2.0となるように規定される。
また、組合せ秤1の複数の直進フィーダ31について、最大の振幅強度99を設定したときのトラフの測定振幅が、最大振幅2.0より小さい振幅である直進フィーダ31が複数存在するときには、測定された小さい振幅の内、最小の振幅となるように、理想振幅の比例関係を修正する。
図3は、縦軸を振幅(mm)、横軸を振幅強度にとって、表1の測定振幅と理想振幅とを示したものである。図3において、破線が測定振幅であり、実線が理想振幅である。理想振幅は、上述のように最大振幅2.0を99等分し、振幅強度1〜99に対応させたものである。
図3において、原点を通ると共に、最大の振幅強度99で最大振幅2.0となる実線で示される理想振幅に対して、破線で示される実際のトラフ6の測定振幅は、設定される振幅強度に比例しておらず、設定される振幅強度と実際のトラフ6の測定振幅とが一致していない。この例では、測定振幅は、比例関係を示す実線の理想振幅に対して、原点と振幅強度32付近との2点で一致しているに過ぎない。
そこで、この実施形態では、実線で示される理想振幅のように、トラフ6の実際の振動振幅が、設定される振幅強度に可及的に比例するように、次のように補正する。
先ず、10点の測定点の間の測定区間毎に、振幅強度の幅に対する測定振幅の変化の割合を示す係数Knを次式に従って算出する。
n=(測定振幅n+1−測定振幅n)/(各測定区間の振幅強度幅)
……(1)
表2に、式(1)に基づいて算出した各測定区間の係数Knを示す。
Figure 2013246028
式(1)において、nは、各測定点の間の第1〜第10の各測定区間に対応しており、例えば、K1は、振幅強度0〜9の第1の測定区間における係数を、K2は、振幅強度10〜19の第2の測定区間における係数を、K3は、振幅強度20〜29の第3の測定区間における係数を、以下同様に、K10は、振幅強度90〜99の第10の測定区間における係数をそれぞれ示している。
(測定振幅n+1−測定振幅n)は、各測定区間における振幅の変化幅を示しており、例えば、振幅強度0〜9の第1の測定区間では、次の測定区間である第2の測定区間の先頭値である振幅強度10の測定振幅0.0(表1参照)から第1の測定区間の先頭値である振幅強度0の測定振幅0.0(表1参照)を減じた値となる。また、振幅強度10〜19の第2の測定区間では、次の測定区間である第3の測定区間の先頭値である振幅強度20の測定振幅である0.1(表1参照)から第2の測定区間の先頭値である振幅強度10の測定振幅である0.0(表1参照)を減じた値となる。更に、振幅強度20〜29の第3の測定区間では、次の測定区間である第4の測定区間の先頭値である振幅強度30の測定振幅である0.4(表1参照)から第3の測定区間の先頭値である振幅強度20の測定振幅である0.1(表1参照)を減じた値となる。以下、同様に算出される。
(各測定区間の振幅強度幅)は、例えば、振幅強度0〜9の第1の測定区間では、9(=9−0)となり、振幅強度10〜19の第2の測定区間では、9(=19−10)となり、振幅強度20〜29の第3の測定区間では、9(=29−20)となり、以下同様に、全て「9」となる。
このようにして、測定区間毎に、振幅強度に対する測定振幅の変化の割合を示す係数Knが、表2に示すように算出される。
次に、この係数Knを用いて、理想振幅が得られるように、各測定点の振幅強度を、次式(2)によって補正後の振幅強度に補正する。
補正後の振幅強度
=(理想振幅−理想振幅が属する測定区間の先頭振幅)/Kn+理 想振幅が属する測定区間の先頭強度 …(2)
この式(2)は、各測定点の測定振幅を、理想振幅にするための振幅強度の算出式である。
表3に、式(2)の各項の値と算出した各測定点の補正後の振幅強度とを示す。
Figure 2013246028
例えば、振幅強度10では、その理想振幅は、表1に示すように、0.2(mm)である。そして、実際に測定振幅が0.2となっている測定区間は、表1あるいは図3から分かるように、振幅強度20〜29の第3の測定区間であり、その先頭振幅は、表1に示されるように、振幅強度20のときの測定振幅0.1である。また、この第3の測定区間における係数K3は、表2に示されるように、K3=0.033である。また、第3の測定期間の先頭の振幅強度は、20である。したがって、振幅強度10の補正後の振幅強度は、
補正後の強度=(理想振幅−理想振幅が属する測定区間の先頭振幅)/Kn+理想 振幅が属する測定区間の先頭強度
=(0.2−0.1)/0.033+20
=23.03
となり、小数点以下を四捨五入して23となる。
また、例えば、振幅強度20では、その理想振幅は、表1に示すように、0.4(mm)である。そして、実際に測定振幅が0.4となっている測定区間は、表1あるいは図3から分かるように、振幅強度30〜39の第4の測定区間であり、その先頭振幅は、表1に示されるように、振幅強度30のときの測定振幅0.4である。また、この第4の測定区間における係数K4は、表2に示されるように、K4=0.089である。また、第4の測定期間の先頭の振幅強度は、30である。したがって、振幅強度20の補正後の振幅強度は、
補正後の強度=(理想振幅−理想振幅が属する測定区間の先頭振幅)/Kn+理想 振幅が属する測定区間の先頭強度
=(0.4−0.4)/0.089+30
=30
となる。
また、例えば、振幅強度30では、その理想振幅は、表1に示すように、0.6(mm)である。そして、実際に測定振幅が0.6となっている測定区間は、表1あるいは図3から分かるように、振幅強度30〜39の第4の測定区間であり、その先頭振幅は、表1に示されるように、振幅強度30のときの測定振幅0.4である。また、この第4の測定区間における係数K4は、表2に示されるように、K4=0.089である。また、第4の測定区間の先頭の振幅強度は、30である。したがって、振幅強度30の補正後の振幅強度は、
補正後の強度=(理想振幅−理想振幅が属する測定区間の先頭振幅)/Kn+理想 振幅が属する測定区間の先頭強度
=(0.6−0.4)/0.089+30
=32.25
となり、小数点以下を四捨五入して32となる。
以下、同様にして表3に示すように、各測定点10点の各振幅強度について、補正後の振幅強度が算出される。
この実施形態では、補正後の振幅強度を用いて、補正前の振幅強度の強度1当たりの駆動電圧パルスのパルス幅を、次式によって、補正している。この補正は、各測定点の補正後の振幅強度を用いて、測定区間毎に行われる。
補正後の強度1当たりパルス幅=(補正後の振幅強度n+1−補正後の振幅強度n)×補正前の強度1当たりのパルス幅/振幅強度の範囲 ……(3)
補正前の強度1当たりのパルス幅を、ここでは、例えば、61.25(μs)とする。
上記式(3)によって算出した各測定区間の補正後の強度1当たりの駆動電圧パルスのパルス幅と、測定区間毎のパルス幅の累積値を、下記表4に示す。
Figure 2013246028
上記式(3)において、例えば、振幅強度0〜9の第1の測定区間では、補正後の振幅強度n+1は、次の測定区間である振幅強度10〜19の第2の測定区間の先頭の振幅強度10に対応する23(表3参照)となり、補正後の振幅強度nは、第1の測定区間の先頭の振幅強度0に対応する0(表3参照)となる。振幅強度の範囲は0〜9の10となる。よって、第1の測定区間の補正後の強度1当たりのパルス幅は、
補正後の強度1当たりのパルス幅=(23−0)×61.25/10=140.88(μs)となる。
また、例えば、振幅強度10〜19の第2の測定区間では、補正後の振幅強度n+1は、次の測定区間である振幅強度20〜29の第3の測定区間の先頭の振幅強度20に対応する30(表3参照)となり、補正後の振幅強度nは、第2の測定区間の先頭の振幅強度10に対応する23(表3参照)となる。振幅強度の範囲は0〜9の10となる。よって、第2の測定区間の補正後の1強度当たりのパルス幅は、
補正後の強度1当たりのパルス幅=(30−23)×61.25/10=42.88(μs)となる。
以下同様にして各測定区間の補正後の強度1当たりの駆動電圧パルスのパルス幅が算出される。
また、表4には、補正後の強度1当たりのパルス幅の各測定区間の累積値を示す。例えば、強度0〜9の第1の測定区間の強度10当たりの累積値は、140.88×10=1408.8(μs)となり、また、強度10〜19の第2の測定区間の累積値は、第1の測定区間の累積値を用いて、1408.8+42.88×10=1837.6(μs)となり、以下同様に測定区間毎に、強度1当たりパルス幅の累積値が算出される。
また、累積値以外のパルス幅、例えば強度15では、強度0〜9の第1の測定区間の累積値1408.8を用いて、1408.8+42.88×6=1666.08(μs)となる。
このように、表4の補正後の強度1当たりのパルス幅の値に基づいて、0〜99の100段階の振幅強度に対する補正後のパルス幅が算出され、算出されたパルス幅の駆動パルス電圧を印加することで、図3に示す理想振幅のように、振動振幅が振幅強度に比例するようになる。
以上のようにして補正した場合の振幅強度と実際に測定した測定振幅の関係を、上述の図3において、一点鎖線で示している。殆どの振幅強度の設定範囲において、実線で示される理想振幅と一致しており、振幅強度40〜80の範囲で理想振幅よりやや大きくなっている。これは、振幅の測定誤差等に起因するものと考えられる。
この理想振幅からずれている振幅強度の範囲は、0〜99の全設定範囲の40%程度であり、この範囲における理想振幅から最もずれているのは、振幅強度55付近の振幅である約1.4であり、そのときの理想振幅である約1.2に対して、その最大のずれ量の割合は、約16.7[=(1.4−1.2)/1.2}×100]%である。
このように、一点鎖線で示される補正後の測定振幅は、殆どの振幅強度の設定範囲において、すなわち、全設定範囲の60%程度の範囲で理想振幅と一致しており、破線で示される補正前の測定振幅に比べて、大幅に改善されていることが分かる。
なお、この実施形態では、補正後の測定振幅は、比例関係を示す実線の理想振幅に対して、連続的に一致しているけれども、本発明では、必ずしも連続的に一致していなくてもよく、例えば、補正後の測定振幅が、或る振幅強度範囲では理想振幅より小さく、次の振幅強度範囲で理想振幅より大きく、更に次の振幅強度範囲では小さくなるといったように、実線の理想振幅を挟むようにして複数点、少なくとも3点以上、好ましくは4点以上で交差(一致)してもよい。
また、実線の理想振幅と一致していない部分における最大のずれ量の割合は、この実施形態では、上記のように約16.7%であるが、本発明では、この最大のずれ量の割合は、40%以内、好ましくは、30%以内、より好ましくは、20%以内であり、更に好ましくは、10%以内である。
このように最大のずれ量を、従来例に比べて抑制できるので、理想振幅と一致している振幅強度の範囲は、必ずしも上述の60%程度である必要はなく、全設定範囲に対して、20%以上、好ましくは、30%以上、より好ましくは、40%以上、更に好ましくは、50%以上であってもよい。また、この一致している範囲は、連続していてもよいし、複数の範囲に分割されていてもよく、分割されている場合には、その和が、全設定範囲に対して前記割合であればよい。
上記のような最大のずれ量の割合や理想振幅に一致している範囲の割合といった補正の精度は、測定点の数の選択等によって選択することができる。
組合せ秤は、複数の直進フィーダ31を備えており、直進フィーダ31毎に、上述のように、例えば10点の測定点で直進フィーダ31の振幅を実際に測定し、上述のようにして測定区間毎に補正後のパルス幅を算出し、表4に対応する補正データのテーブル作成し、駆動制御部10の駆動パルス補正部32のメモリに格納する。
以上は、組合せ秤の製造メーカ側において行われ、ユーザは、操作設定表示部16を操作して振幅強度を、0〜99の100段階で従来と同様に設定する。この振幅強度の設定に応じて、上記表4に示すような補正データのテーブルに基づいて、駆動制御部10は、設定された振幅強度に応じた補正後のパルス幅で駆動電圧パルスを直進フィーダ31に印加する。
これによって、直進フィーダ31のトラフ6の振幅が、従来例に比べて、設定する振幅強度に比例するようになる。したがって、弾性部材22,23等の機械要素が原因で図3の破線で示す測定振幅のように、設定する振幅強度と実際の振動振幅とが比例しないような場合であっても、これを補正して図3の理想振幅に近づけることができる。これによって、振幅強度の僅かの設定の変更で直進フィーダ31のトラフ6の振幅が急峻に変化することがなくなり、被計量物の搬送量の調整が容易になる。しかも、上記特許文献1のようなトラフ6の振幅を検出するためのセンサを設ける必要がない。
また、図3の実線で示される理想振幅は、上述のように、最大の振幅強度99が設定されたときの最大振幅が、機種毎に予め決められている値になるように調整されている。例えば、上述の実施形態では、最大振幅は2.0(mm)であり、調整前の最大振幅が、2.0を上回っているような場合には、弾性部材22,23等を取り替えるなどして最大振幅が2.0となるように調整しているが、この調整作業は面倒である。
この実施形態によれば、調整前の最大振幅が、2.0を上回っているような場合には、振幅が2.0となる振幅強度を、最大の振幅強度99になるように、理想振幅の比例関係を修正し、この修正した比例関係となるように補正すればよく、上述の最大振幅を調整するための作業が不要、あるいは、簡略化することができる。
(他の実施形態)
(1)上記実施形態では、振動フィーダの電磁石に駆動電圧パルスを印加して駆動しているが、本発明の他の実施形態として、商用交流電源からの交流電圧を点弧角制御してSSR等のスイッチング素子を介して電磁石に印加してもよい。この場合は、スイッチング素子の点弧角を制御し、導通時の電磁石の吸引力と弾性部材22,23のばね作用による反発力とによってトラフを振動させ、被計量物を搬送することになる。
この場合、トラフの振動振幅は、スイッチング素子の点弧角に対応する導通時間によって制御される。トラフの振動振幅は、上記実施形態と同様に、振幅強度を、例えば、「0」〜「99」までの100段階で設定し、振幅強度「0」は、振動振幅「0」に対応する。
このスイッチング素子の点弧角を制御して振動フィーダの振動振幅を制御する場合にも、上記実施形態と同様に、例えば、10点の補正前の実際の振動振幅を測定し、上述のようにして式(2)によって補正後の振幅強度を算出する。
その後、振幅強度1当たりのパルス幅に代えて、振幅強度1当たりの半サイクルの導通時間として次式によって算出する。
補正後の強度1当たり半サイクルの導通時間=(補正後の振幅強度n+1−補正後の振幅強度n)×補正前の強度1当たりの半サイクルの導通時間/振幅強度の範囲 ……(4)
ここで、補正前の強度1当たりの半サイクルの導通時間は、駆動電源周期/2/99となり、例えば、駆動電源周波数が、50Hzの場合には、20ms/2/99となる。
以後は、上述の実施形態と同様に、強度1当たりのパルス幅に代えて、補正後の強度1当たり半サイクルの導通時間を式(4)に従って算出し、上記表4と同様の補正データのテーブルを作成し、この補正データのテーブルに基づいて、スイッチング素子の点弧角を制御すればよい。
(2)本発明によれば、設定される振幅強度と振動フィーダの振幅強度とが比例するように補正されるので、同一の振幅強度が設定された振動フィーダによる被計量物の搬送量は、略同じとなる。そこで、本発明の他の実施形態として、組合せ秤の複数の直進フィーダによる各搬送量を比較し、他の直進フィーダに比べて搬送量が異なる直進フィーダを、点検等の必要がある直進フィーダとして、例えば、操作設定表示部16で表示によって報知するようにするのが好ましい。
各直進フィーダによる被計量物の搬送量は、重量センサによる計量値として得られるので、例えば、同一の振幅強度が設定された複数の直進フィーダの各搬送量の平均値を算出し、この平均値と各直進フィーダの搬送量との偏差をそれぞれ算出し、偏差が、予め定めた閾値を超えたときに、その直進フィーダを報知するようにしてもよい。
このように偏差が大きい直進フィーダは、調整不良、経年変化、消耗等によって、被計量物を正常に搬送できなくなっており、報知に基づいて、点検調整や交換等の適宜の措置を取ることができる。
(3)上述の実施形態では、強度1当たりのパルス幅や導通時間を補正したけれども、本発明の他の実施形態として、パルス幅や導通時間は補正することなく、従来のままとし、補正後の強度に応じて従来と同様に制御するようにしてもよい。
すなわち、上述の表3に示すように、例えば、振幅強度10が設定されたときには、補正後の振幅強度23が設定されたとして振動フィーダを振動させ、また、振幅強度20が設定されたときには、補正後の振幅強度30が設定されたとして振動フィーダを振動させ、同様に、各測定点の振幅強度が設定されたときには、補正後の振幅強度が設定されたとして、振動フィーダを振動させればよい。
また、各測定点の間の補正後の振幅強度は、比例関係で決定し、その際、小数点以下の補正後の振幅強度は、四捨五入等すればよい。例えば、振幅強度0〜10の間の振幅強度、例えば、振幅強度5が設定されたときには、補正後の振幅強度5×23/10=11.5≒12が設定されたとして振動フィーダを駆動すればよい。また、例えば、振幅強度10〜20の間の振幅強度、例えば、振幅強度15が設定されたときには、振幅強度10の補正後の強度23を加算し、補正後の振幅強度23+5×(30−23)/10=26.5≒27が設定されたとして振動フィーダを駆動すればよい。また、例えば、振幅強度70〜80の間の振幅強度、例えば、振幅強度75が設定されたときには、振幅強度70の補正後の強度45を加算し、補正後の振幅強度45+5×(50−45)/10=47.5≒48が設定されたとして振動フィーダを駆動すればよい。
このようにすれば、強度1当たりのパルス幅や導通時間を補正する必要がなく、振幅強度のみを補正し、補正した振幅強度が設定されたとして、従来と同様に駆動すればよい。
(4)上述の実施形態では、直進フィーダに適用して説明したけれども、本発明は、直進フィーダに限らず、他の振動搬送装置、例えば、分散フィーダ等にも同様に適用できるものである。
1 供給装置
2 被計量物
3 トップコーン
4 振動装置
5 供給ホッパ
6 トラフ
7 振動装置
8 計量ホッパ
9 重量センサ
10 駆動制御部
13 包装機
16 操作設定表示部
21 固定フレーム
22,23 弾性部材
24 可動板
25 電磁石
26 被吸着部材(アーマチュア)
27 防振ばね
30 分散フィーダ(振動フィーダ)
31 直進フィーダ(振動フィーダ)

Claims (5)

  1. 物品が載荷される物品載荷部を振動させて物品を搬送する振動フィーダと、前記振動フィーダの振動の振幅を設定する設定部と、該設定部の設定値に応じて前記振動フィーダの駆動を制御する駆動制御部とを備え、
    前記駆動制御部は、前記設定部で設定される設定値と前記振動フィーダの前記振幅とが比例するように、前記振動フィーダの駆動信号を補正する、
    ことを特徴とする振動搬送装置。
  2. 前記駆動信号が、前記振動フィーダに対する駆動電圧パルスであり、前記駆動制御部は、前記駆動電圧パルスのパルス幅を補正する、
    請求項1に記載の振動搬送装置。
  3. 前記駆動信号が、スイッチング素子を介して前記振動フィーダに供給される交流電圧であり、前記駆動制御部は、前記スイッチング素子の点弧角を補正する、
    請求項1に記載の振動搬送装置。
  4. 前記駆動制御部は、前記設定部で設定される設定値を、前記振動フィーダの前記振幅と比例するように補正し、補正した設定値に応じて前記駆動信号を補正する、
    請求項1ないし3のいずれか記載の振動搬送装置。
  5. 供給装置から供給される被計量物を周囲へ分散させる分散フィーダと、該分散フィーダの周囲にそれぞれ配設されて前記分散フィーダで分散される被計量物をそれぞれ搬送する複数の直進フィーダと、各直進フィーダに対応して配置されると共に、前記直進フィーダから搬出される被計量物を保持し、保持した被計量物を下方へ供給する複数の供給部と、各供給部に対応して配置されると共に、各供給部から供給される被計量物を保持し、保持した被計量物の重量を計量する複数の計量部と、前記計量部で計量された被計量物の計量値に基づいて組合せ演算を行う制御部とを備える組合せ秤であって、
    前記分散フィーダ及び前記直進フィーダの少なくともいずれか一方が、前記請求項1ないし4のいずれかに記載の振動搬送装置で構成される、
    ことを特徴とする組合せ秤。
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