JP2013234685A - トロイダル型無段変速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】トラニオンに作用する法線力の支持と各トラニオンのシーソー状態でのリンクという2つの機能を維持しつつ、トラニオンに対するヨークの枢軸の軸方向の位置を規制することができ、これによりヨークとトラニオンとの干渉による動力伝達損失を防ぐためのヨークとトラニオンとの間の位置調整ができるトロイダル型無段変速機を提供する。
【解決手段】このトロイダル型無段変速機では、ラジアルニードル軸受30の外周面が円弧状凸面に形成されているとともに、ヨーク23A、23Bの支持孔18の内周面がV字状凹面に形成され、かつ、ヨーク23A、23Bが支持孔18の軸線方向に2分割されることにより支持孔18が軸線方向に2分割されている。ヨーク23A、23BのV字状凹面に形成された支持孔18の内周面に、ラジアルニードル軸受30の円弧状凸面が嵌合されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車や各種産業機械の変速機などに利用可能なトロイダル型無段変速機に関する。
例えば自動車用変速機として用いるダブルキャビティ式ハーフトロイダル型無段変速機は、図15および図16に示すように構成されている(図15に2つのキャビティ221,222が示される)。図15に示すように、ケーシング50の内側には入力軸(中心軸)1が回転自在に支持されており、この入力軸1の外周には、2つの入力側ディスク2,2と2つの出力側ディスク3,3とが取り付けられている。また、入力軸1の中間部の外周には出力歯車4が回転自在に支持されている。この出力歯車4の中心部に設けられた円筒状のフランジ部4a,4aには、出力側ディスク3,3がスプライン結合によって連結されている。
入力軸1は、図中左側に位置する入力側ディスク2とカム板7との間に設けられたローディングカム式の押圧装置12を介して、駆動軸22により回転駆動されるようになっている。また、出力歯車4は、2つの部材の結合によって構成された仕切壁13を介してケーシング50内に支持されており、これにより、入力軸1の軸線Oを中心に回転できる一方で、軸線O方向の変位が阻止されている。
出力側ディスク3,3は、入力軸1との間に介在されたニードル軸受5,5によって、入力軸1の軸線Oを中心に回転自在に支持されている。また、図中左側の入力側ディスク2は、入力軸1にボールスプライン6を介して支持され、図中右側の入力側ディスク2は、入力軸1にスプライン結合されており、これら入力側ディスク2は入力軸1と共に回転するようになっている。また、入力側ディスク2,2の内側面(凹面)2a,2aと出力側ディスク3,3の内側面(凹面;トラクション面とも言う)3a,3aとの間には、パワーローラ11(図16参照)が回転自在に挟持されている。
図15中右側に位置する入力側ディスク2の内周面2cには、段差部2bが設けられ、この段差部2bに、入力軸1の外周面1aに設けられた段差部1bが突き当てられるとともに、入力側ディスク2の背面(図15の右面)がローディングナット9に突き当てられている。これによって、入力側ディスク2の入力軸1に対する軸線O方向の変位が実質的に阻止されている。また、カム板7と入力軸1の鍔部1dとの間には、皿ばね8が設けられており、この皿ばね8は、各ディスク2,2,3,3の凹面2a,2a,3a,3aとパワーローラ11,11の周面11a,11aとの当接部に押圧力を付与する。
図16は、図15のE−E線に沿う断面図である。図16に示すように、ケーシング50の内側には、入力軸1に対し捻れの位置にある一対の枢軸14,14を中心として揺動する一対のトラニオン15,15が設けられている。なお、図16においては、入力軸1の図示は省略している。各トラニオン15,15は、パワーローラ11を支持する支持板部16の長手方向(図16の上下方向)の両端部に、この支持板部16の内側面側に折れ曲がる状態で形成された一対の折れ曲がり壁部20,20を有している。そして、この折れ曲がり壁部20,20によって、各トラニオン15,15には、パワーローラ11を収容するための凹状のポケット部Pが形成される。また、各折れ曲がり壁部20,20の外側面には、各枢軸14,14が互いに同心的に設けられている。
支持板部16の中央部には円孔21が形成され、この円孔21には変位軸23の基端部23aが支持されている。そして、各枢軸14,14を中心として各トラニオン15,15を揺動させることにより、これら各トラニオン15,15の中央部に支持された変位軸(軸部)23の傾斜角度を調節できるようになっている。また、各トラニオン15,15の内側面から突出する変位軸23の先端部23bの周囲には、ラジアルニードル軸受99を介して各パワーローラ11が回転自在に支持されており、各パワーローラ11,11は、各入力側ディスク2,2および各出力側ディスク3,3の間に挟持されている。なお、各変位軸23,23の基端部23aと先端部23bとは、互いに偏心している。
また、各トラニオン15,15の枢軸14,14はそれぞれ、一対のヨーク23A,23Bに対して揺動自在および軸方向(図16の上下方向)に変位自在に支持されており、各ヨーク23A,23Bにより、トラニオン15,15はその水平方向の移動を規制されている。各ヨーク23A,23Bは鋼等の金属のプレス加工あるいは鍛造加工により矩形状に形成されている。各ヨーク23A,23Bの四隅には円形の支持孔18が4つ設けられており、これら支持孔18にはそれぞれ、トラニオン15の両端部に設けた枢軸14がラジアルニードル軸受(軸受)30を介して揺動自在に支持されている。また、ヨーク23A,23Bの幅方向(図15の左右方向)の中央部には、円形の係止孔19が設けられており、この係止孔19の内周面は円筒面として、球面ポスト64,68を内嵌している。すなわち、上側のヨーク23Aは、ケーシング50に固定部材52を介して支持されている球面ポスト64によって揺動自在に支持されており、下側のヨーク23Bは、球面ポスト68およびこれを支持する駆動シリンダ31の上側シリンダボディ61によって揺動自在に支持されている。
なお、各トラニオン15,15に設けられた各変位軸23,23は、入力軸1に対し、互いに180度反対側の位置に設けられている。また、これらの各変位軸23,23の先端部23bが基端部23aに対して偏心している方向は、両ディスク2,2,3,3の回転方向に対して同方向(図16で上下逆方向)となっている。また、偏心方向は、入力軸1の配設方向に対して略直交する方向となっている。したがって、各パワーローラ11,11は、入力軸1の長手方向に若干変位できるように支持される。その結果、押圧装置12が発生するスラスト荷重に基づく各構成部材の弾性変形等に起因して、各パワーローラ11,11が入力軸1の軸方向に変位する傾向となった場合でも、各構成部材に無理な力が加わらず、この変位が吸収される。
また、パワーローラ11の外側面とトラニオン15の支持板部16の内側面との間には、パワーローラ11の外側面の側から順に、スラスト転がり軸受であるスラスト玉軸受24と、スラストニードル軸受25とが設けられている。このうち、スラスト玉軸受24は、各パワーローラ11に加わるスラスト方向の荷重を支承しつつ、これら各パワーローラ11の回転を許容するものである。このようなスラスト玉軸受24はそれぞれ、複数個ずつの玉(以下、転動体という)26,26と、これら各転動体26,26を転動自在に保持する円環状の保持器27と、円環状の外輪28とから構成されている。また、各スラスト玉軸受24の内輪軌道は各パワーローラ11の外側面(大端面)に、外輪軌道は各外輪28の内側面にそれぞれ形成されている。
また、スラストニードル軸受25は、トラニオン15の支持板部16の内側面と外輪28の外側面との間に挟持されている。このようなスラストニードル軸受25は、パワーローラ11から各外輪28に加わるスラスト荷重を支承しつつ、これらパワーローラ11および外輪28が各変位軸23の基端部23aを中心として揺動することを許容する。
さらに、各トラニオン15,15の一端部(図16の下端部)にはそれぞれ駆動ロッド(トラニオン軸)29,29が設けられており、各駆動ロッド29,29の中間部外周面に駆動ピストン(油圧ピストン)33,33が固設されている。そして、これら各駆動ピストン33,33はそれぞれ、上側シリンダボディ61と下側シリンダボディ62とによって構成された駆動シリンダ31内に油密に嵌装されている。これら各駆動ピストン33,33と駆動シリンダ31とで、各トラニオン15,15を、これらトラニオン15,15の枢軸14,14の軸方向に変位させる駆動装置32を構成している。
このように構成されたトロイダル型無段変速機の場合、入力軸1の回転は、押圧装置12を介して、各入力側ディスク2,2に伝えられる。そして、これら入力側ディスク2,2の回転が、一対のパワーローラ11,11を介して各出力側ディスク3,3に伝えられ、更にこれら各出力側ディスク3,3の回転が、出力歯車4より取り出される。
入力軸1と出力歯車4との間の回転速度比を変える場合には、一対の駆動ピストン33,33を互いに逆方向に変位させる。これら各駆動ピストン33,33の変位に伴って、一対のトラニオン15,15が互いに逆方向に変位する。例えば、図16の左側のパワーローラ11が同図の下側に、同図の右側のパワーローラ11が同図の上側にそれぞれ変位する。その結果、これら各パワーローラ11,11の周面11a,11aと各入力側ディスク2,2および各出力側ディスク3,3の内側面2a,2a,3a,3aとの当接部に作用する接線方向の力の向きが変化する。そして、この力の向きの変化に伴って、各トラニオン15,15が、ヨーク23A,23Bに枢支された枢軸14,14を中心として、互いに逆方向に揺動(傾転)する。
その結果、各パワーローラ11,11の周面(トラクション面)11a,11aと各内側面2a,3aとの当接位置が変化し、入力軸1と出力歯車4との間の変速比が変化する。また、これら入力軸1と出力歯車4との間で伝達するトルクが変動し、各構成部材の弾性変形量が変化すると、各パワーローラ11,11およびこれら各パワーローラ11,11に付属の外輪28,28が、各変位軸23,23の基端部23a、23aを中心として僅かに回動する。これら各外輪28,28の外側面と各トラニオン15,15を構成する支持板部16の内側面との間には、それぞれスラストニードル軸受25,25が存在するため、前記回動は円滑に行われる。したがって、前述のように各変位軸23,23の傾斜角度を変化させるための力が小さくて済む。
ところで、上述の様なハーフトロイダル型無段変速機では、各トラニオン15が互いに逆方向に変位し、パワーローラ11が傾転することによって変速するので、トルク伝達容量を最大化するために、変速に携わる4つのパワーローラ11のトルク伝達量を均等化する必要がある。
このため、図17に模式的に示すように、パワーローラ11の接線力2Ftは、トラニオン15の枢軸14の軸方向の力を支持する駆動装置32の駆動ピストン(油圧ピストン)33によって支持され、接線力の均等化が図られている。また、トラニオン15には、パワーローラ11をディスク2,3に押し付けるための法線力Fprも作用するが、その力は4つのトラニオン15を支持するリンク機構(ヨーク23A,23B)により内力としてバランスするように設計されている。これらのヨーク23A,23Bは、変速時にトラニオン15に対してシーソー状に傾くことにより、各トラニオン15のオフセット量の非同期を緩和する機能も持っている。
しかしながら、ヨーク23A,23Bの傾きが大きくなり、ヨーク23A,23Bとトラニオン15とが干渉部Zで接触し、これらの間に干渉力が加わるようになると、トルク分配が干渉力に応じて悪化し、動力伝達能力が大幅に低下するという問題がある。
従来、ヨーク23A,23Bとトラニオン15との間の干渉力を低減する方法としては、例えば、ヨーク23A,23Bと4つのトラニオン15と間の隙間を任意的に調整することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−213552号公報
しかしながら、ヨーク23A,23Bの自重により、与圧によってバリエータ(変速部)に組み込むヨーク23A,23Bとトラニオン15との相対的な位置の微調整は困難である。
本発明は、前記事情に鑑みて為されたものであり、トラニオンに作用する法線力の支持と各トラニオンのシーソー状態でのリンクという2つの機能を維持しつつ、トラニオンに対するヨークの枢軸の軸方向の位置を規制することができ、これによりヨークとトラニオンとの干渉による動力伝達損失を防ぐためのヨークとトラニオンとの間の位置調整ができるトロイダル型無段変速機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明のトロイダル型無段変速機は、互いの内側面同士を対向させた状態で互いに同心的に且つ回転自在に支持された入力側ディスクおよび出力側ディスクと、これらの両ディスク間に挟持される複数のパワーローラと、前記入力側ディスクおよび前記出力側ディスクの中心軸に対して捻れの位置にあり且つ互いに同心的に設けられた一対の枢軸を中心に傾転するとともに、前記各パワーローラを回転自在に支持する複数のトラニオンと、前記トラニオンを前記枢軸の軸方向に変位させる駆動装置と、前記トラニオンの前記一対の枢軸をそれぞれ揺動自在かつ軸方向に変位自在に支持孔に軸受を介して支持するとともに、前記トラニオンの変位により揺動する一対のヨークとを備えているトロイダル型無段変速機において、
前記軸受の外周面が円弧状凸面に形成されているとともに、前記支持孔の内周面の前記軸受の外周面との嵌合部がV字状凹面または円弧状凹面に形成され、かつ、前記ヨークが前記支持孔の軸線方向に2分割されることにより前記支持孔の前記嵌合部が軸線方向に2分割されていることを特徴とする。
また、別の態様の本発明のトロイダル型無段変速機は、互いの内側面同士を対向させた状態で互いに同心的に且つ回転自在に支持された入力側ディスクおよび出力側ディスクと、これらの両ディスク間に挟持される複数のパワーローラと、前記入力側ディスクおよび前記出力側ディスクの中心軸に対して捻れの位置にあり且つ互いに同心的に設けられた一対の枢軸を中心に傾転するとともに、前記各パワーローラを回転自在に支持する複数のトラニオンと、前記トラニオンを前記枢軸の軸方向に変位させる駆動装置と、前記トラニオンの前記一対の枢軸をそれぞれ揺動自在かつ軸方向に変位自在に支持孔に軸受を介して支持するとともに、前記トラニオンの変位により揺動する一対のヨークとを備えているトロイダル型無段変速機において、
前記軸受の外周面が円弧状凸面に形成されているとともに、前記支持孔の内周面の前記軸受の外周面との嵌合部がV字状凹面または円弧状凹面に形成され、かつ、前記ヨークが前記支持孔の径方向に分割されることにより前記支持孔が径方向に2分割されていることを特徴とする。
また、さらに別の態様の本発明のトロイダル型無段変速機は、互いの内側面同士を対向させた状態で互いに同心的に且つ回転自在に支持された入力側ディスクおよび出力側ディスクと、これらの両ディスク間に挟持される複数のパワーローラと、前記入力側ディスクおよび前記出力側ディスクの中心軸に対して捻れの位置にあり且つ互いに同心的に設けられた一対の枢軸を中心に傾転するとともに、前記各パワーローラを回転自在に支持する複数のトラニオンと、前記トラニオンを前記枢軸の軸方向に変位させる駆動装置と、前記トラニオンの前記一対の枢軸をそれぞれ揺動自在かつ軸方向に変位自在に支持孔に軸受を介して支持するとともに、前記トラニオンの変位により揺動する一対のヨークとを備えているトロイダル型無段変速機において、
前記軸受の外周面が円弧状凸面に形成されているとともに、前記ヨークの前記支持孔と前記軸受との間に径方向に2分割されたリングが介在され、かつ、前記リングの内周面の前記軸受の外周面との嵌合部がV字状凹面または円弧状凹面に形成されていることを特徴とする。
また、さらに別の態様の本発明のトロイダル型無段変速機は、互いの内側面同士を対向させた状態で互いに同心的に且つ回転自在に支持された入力側ディスクおよび出力側ディスクと、これらの両ディスク間に挟持される複数のパワーローラと、前記入力側ディスクおよび前記出力側ディスクの中心軸に対して捻れの位置にあり且つ互いに同心的に設けられた一対の枢軸を中心に傾転するとともに、前記各パワーローラを回転自在に支持する複数のトラニオンと、前記トラニオンを前記枢軸の軸方向に変位させる駆動装置と、前記トラニオンの前記一対の枢軸をそれぞれ揺動自在かつ軸方向に変位自在に支持孔に軸受を介して支持するとともに、前記トラニオンの変位により揺動する一対のヨークとを備えているトロイダル型無段変速機において、
前記軸受の外周面が円弧状凸面に形成されているとともに、前記ヨークの前記支持孔の内径が前記軸受の外径よりも大きく設定され、かつ、前記支持孔の内周面の前記軸受の外周面との嵌合部がV字状凹面または円弧状凹面に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、トラニオンに作用する法線力の支持と各トラニオンのシーソー状態でのリンクという2つの機能を維持しつつ、トラニオンに対するヨークの枢軸の軸方向の位置を規制できる。したがって、ヨークとトラニオンとの間の位置調整をして、ヨークとトラニオンとの干渉を防止し、動力伝達損失を防ぐことができる。また、軸受の外周面が円弧状凸面に形成されているとともに、支持孔またはリングの内周面の軸受の外周面との嵌合部がV字状凹面または円弧状凹面に形成されていても、これらを嵌合させて組み立てることができる。
本発明の第1の実施形態に係るトロイダル型無段変速機を示す図であって、トラニオンとヨークとの結合部を示す断面図である。 同、ヨークと軸受の結合部を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態に係るトロイダル型無段変速機を示す図であって、ヨークの平面図である。 同、トラニオンとヨークとの結合部を示す側面図である。 同、ヨークと軸受の結合部を示す模式図である。 本発明の第3の実施形態に係るトロイダル型無段変速機を示す図であって、ヨークの平面図である。 本発明の第4の実施形態に係るトロイダル型無段変速機を示す図であって、ヨークの平面図である。 同、トラニオンとヨークとの結合部を示す断面図である。 同、ヨークと軸受の結合部を示す模式図である。 同、リングの平面図である。 同、トラニオンとヨークとの組立方法を説明するための断面図である。 本発明の第5の実施形態に係るトロイダル型無段変速機を示す図であって、ヨークと軸受の結合部を示す平面図である。 同、ヨークと軸受の結合部を示す模式図である。 本発明の第5の実施形態に係るトロイダル型無段変速機の変形例を示す図であって、ヨークと軸受の結合部を示す平面図である。 従来から知られているハーフトロイダル型無段変速機の具体的構造の一例を示す断面図である。 図15のE−E線に沿う断面図である。 ヨークの機能を説明するための模式図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
なお、本発明の特徴は、トラニオンの枢軸とヨークの支持孔との間に介在される軸受と、ヨークの支持孔との構造にあり、その他の構成および作用は前述した従来の構成および作用と同様であるため、以下においては、本発明の特徴部分についてのみ言及し、それ以外の部分については、図15〜図17と同一の符号を付して簡潔に説明するに留める。
図1および図2は、本発明の第1の実施形態を示している。
図1に示すように、この第1の本実施の形態では、図15〜図17の従来の場合と同様に、ラジアルニードル軸受(軸受)30は、外周面の断面形状が円弧状凸面に形成されているとともに内周面が円筒面である外輪30aと、複数個のニードル30bとから構成されている。ニードル30bの内側には、トラニオン15の枢軸14が嵌入されている。また、外輪30bの外側には、ヨーク23A、ヨーク23Bの各支持孔18が嵌合されている。なお、ヨーク23Bはヨーク23Aと同様に形成されているので、以下に23Aについて説明し、ヨーク23Bについては説明を省略または簡単化する。
そして、第1の実施の形態では、ヨーク23Aの支持孔18の内周面(嵌合部)の断面形状がV字状凹面に形成されている。また、ヨーク23Aは、支持孔18の軸線方向に等しい厚さで2分割された一対のヨーク片23Aa、23Abにより構成されている。これらのヨーク片23Aaと23Abとは、重ねられ、ボルト等の固定具102により結合されている。ヨーク片23Aaの支持孔18を形成する内周面およびヨーク片23Abの支持孔18を形成する内周面はそれぞれ、結合された状態で、内周面の軸線方向において表面側から中心部に向かうにつれて次第にラジアルニードル軸受30から遠ざかるように形成されたテーパ面となっており、これによりヨーク23Aの支持孔18の内周面(嵌合部)がV字状凹面になっている。このヨーク23AのV字状凹面に形成された支持孔18の内周面に、ラジアルニードル軸受30の円弧状凸面が嵌合されている。
なお、図1において、符号103は、枢軸14の外側に嵌合されているとともに、トラニオン15とラジアルニードル軸受30との間に介在されたスペーサである。このスペーサ103により、トラニオン15とラジアルニードル軸受30との間に、枢軸14の軸方向の隙間が設けられる。
図2は、ヨーク23Aとラジアルニードル軸受30との嵌合状態を模式的に示したものである。同図に示すように、ヨーク23Aの支持孔18のV字状凹面の内周面に、ラジアルニードル軸受30の円弧状凸面が2点で線接触している。これにより、トラニオン15とヨーク23Aとは、次のように作用する。
すなわち、トラニオン15が枢軸14の軸方向に移動すると、ラジアルニードル軸受30も一緒に移動するが、このとき、ラジアルニードル軸受30の円弧状凸面がヨーク23Aの支持孔18のV字状凹面の内周面の一方のテーパ面(ヨーク片23Aaのテーパ面またはヨーク片23Abのテーパ面)に線接触し、これによりラジアルニードル軸受30に対するヨーク23Aの枢軸14の軸方向の相対変位が抑えられ、ヨーク23Aがラジアルニードル軸受30とともに移動する。つまり、トラニオン15に対するヨーク23Aの枢軸14の軸方向の位置が規制される。
また、各トラニオン15のシーソー状態において、ラジアルニードル軸受30の円弧状凸面に対し、ヨーク23Aの支持孔18のV字状凹面の内周面が2点で線接触する位置が変わり、これによりラジアルニードル軸受30に対するヨーク23Aの枢軸14の軸方向の変位を抑えた状態で、ヨーク23Aがポスト64を中心に揺動する。つまり、各トラニオン15のシーソー状態でリンクとしてヨーク23Aが機能することができる。
また、ヨーク23Aの支持孔18のV字状凹面の内周面に、ラジアルニードル軸受30の円弧状凸面が支持孔18の周方向に2点で線接触しているので、トラニオン15に作用するパワーローラ11をディスク2,3に押し付けるための法線力Fprを支持することができる。
次に、トラニオン15とヨーク23A(23B)との組立方法について、図1を参照しつつ説明する。
軸受30の両端面側からそれぞれ、ヨーク片23Aaのテーパ状の貫通孔およびヨーク片23Abのテーパ状の貫通孔を挿入して、両ヨーク片23Aa、ヨーク片23Abを重ね、その後両ヨーク片23Aa、ヨーク片23Abをボルト等の固定具102で固定する。そうすると、軸受30の外側にヨーク23Aの支持孔18が嵌合される。その後、各トラニオン15の各枢軸14の外側に、ヨーク23に組み込まれた各軸受30を挿入する。
このようなトロイダル型無段変速機にあっては、ラジアルニードル軸受30の外周面が円弧状凸面に形成されているとともに、この円弧状凸面に嵌合されるヨーク23A(ヨーク23B)の支持孔18の内周面がV字状凹面に形成されているので、トラニオン15に作用する法線力Fprの支持と各トラニオン15のシーソー状態でのリンクという2つの機能を維持しつつ、トラニオン15に対するヨーク23A(ヨーク23B)の枢軸14の軸方向の位置を規制できる。したがって、ヨーク23A(ヨーク23B)とトラニオン15との間の位置調整をして、ヨーク23A(ヨーク23B)とトラニオン15との干渉を防止し、動力伝達損失を防ぐことができる。
また、ヨーク23A(ヨーク23B)が支持孔18の軸線方向に2分割されているので、ラジアルニードル軸受30の外周面が円弧状凸面に形成されているとともに、この円弧状凸面に嵌合されるヨーク23A(ヨーク23B)の支持孔18の内周面がV字状凹面に形成されていても、ヨーク23A(ヨーク23B)とラジアルニードル軸受30とを嵌合させて組み立てることができる。
上述の第1の実施の形態において、一方のヨーク23A(ヨーク23B)に設けられた固定具102に、当該ヨーク23A(ヨーク23B)の両側面にそれぞれ突出する凸部を形成とともに、当該ヨーク23A(ヨーク23B)に対してトラニオン15の反対側となる位置に枢軸14に固定される固定部材(例えば、トラニオン同期用のワイヤプーリ等)を設け、固定具102の凸部のうちのトラニオン15側に突出する一方の凸部をトラニオン15の当該ヨーク23A(ヨーク23B)に対向する端面に接触させるといともに、凸部のうちの前記固定部材側に突出する他方の凸部を当該固定部材に接触するようにすることが好ましい。
このようにすると、ヨーク23A(ヨーク23B)の揺動に応じてトラニオン15が枢軸14の軸方向に変位する際に、遊びがほとんどない状態となり、ヨーク23A(ヨーク23B)に支持される各トラニオン15を精度高く同期させた状態で軸方向に変位させることができる。
図3〜図5は、本発明の第2の実施形態を示している。
図3に示すように、この第2の実施の形態では、ヨーク23Aが支持孔18の径方向に分割されることにより支持孔18が径方向に2分割されている。具体的には、この例では、ヨーク23Aは、支持孔18の径方向すなわち平面視において3つのヨーク片23Ac、23Ad、23Aeに分割されている。ヨーク片23Acは、ヨーク23の一方の列の支持孔18、係止孔19および支持孔18をそれらの中心を結ぶ線を分割線として2分割してヨーク23の一方の端部分を形成するものであり、ヨーク片23Aeは、他方の列の支持孔18、係止孔19および支持孔18をそれらの中心を結ぶ線を分割線として2分割してヨーク23の他方の端部分を形成するものであり、ヨーク片23Adは、両方の列の支持孔18、係止孔19および支持孔18を2分割した残りの部分のヨーク23の中部分を形成するものである。
図4に示すように、ヨーク片23Acとヨーク片23Adとは、凹部と凸部を支持孔18の径方向に嵌合されることにより、より詳細にはヨーク片23Acとヨーク片23Adとの分割線に直交する方向から嵌合されて結合されている。ヨーク片23Adとヨーク片23Aeも同様にして結合されている。なお、結合方法は他の手段を用いても良い。
図5に模式的に示すように、ヨーク23Aの支持孔18の内周面(嵌合部)の断面形状はV字状凹面に形成されている。
なお、ヨーク23Bはヨーク23Aと同様に形成されている。また、その他の構成は、第1の実施の形態と同様である。
第2の実施の形態のトロイダル型無段変速機にあっても、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、ヨーク23A(ヨーク23B)が支持孔18の径方向に2分割されているので、ラジアルニードル軸受30の外周面が円弧状凸面に形成されているとともに、この円弧状凸面に嵌合されるヨーク23A(ヨーク23B)の支持孔18の内周面がV字状凹面に形成されていても、ヨーク23A(ヨーク23B)とラジアルニードル軸受30とを嵌合させて組み立てることができる。
図6は、本発明の第3の実施形態を示している。
同図に示すように、この第3の実施の形態では、ヨーク23Aが支持孔18の径方向に分割されることにより支持孔18が径方向に2分割されている。具体的には、この例では、ヨーク23Aは、支持孔18の径方向すなわち平面視において3つのヨーク片23Af、23Ag、23Ahに分割されている。ヨーク片23Afは、ヨーク23の一方の側の2つの支持孔18、18をそれらの中心を結ぶ線を分割線として2分割してヨーク23の一方の端部分を形成するものであり、ヨーク片23Ahは、他方の側の2つの支持孔18、18をそれらの中心を結ぶ線を分割線として2分割してヨーク23の他方の端部分を形成するものであり、ヨーク片23Agは、両方の側の2つの支持孔18、18を2分割した残りの部分のヨーク23の中部分を形成するものである。
第2の実施の形態と同様に、ヨーク片23Afとヨーク片23Ag、および、ヨーク片23Agとヨーク片23Ahとはそれぞれ、支持孔18の径方向に嵌合されることにより、より詳細には分割線に直交する方向から嵌合されて結合されている。
その他の構成は、第2の実施の形態と同様である。
この第3の実施の形態のトロイダル型無段変速機にあっても、第2の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
図7〜図11は、本発明の第4の実施形態を示している。
図7に示すように、この第4の実施の形態では、ヨーク23Aは従来と同様の個所に支持孔18および係止孔19が形成されている。そして、図8に示すように、ヨーク23Aの支持孔18の内側には、リング105が嵌合され、このリング105に内側にラジアルニードル軸受30が嵌合されている。図9に模式的に示すように、リング105の内側は、支持孔18Aとして機能し、この支持孔18Aの内周面(嵌合部)の断面形状がV字状凹面に形成されている。図10に示すように、リング105は、平面視において半分に2分割されたリング片105a、105aにより構成されている。
次に、について説明する。
図11に示すように、トラニオン15の枢軸14にラジアルニードル軸受30を取り付け、その後ラジアルニードル軸受30の外側に両リング片105a、105aをラジアルニードル軸受30の径方向から取り付け、リング状にする。両リング片105a、105aの一方の端部の外側には、テーパ部を形成しておく。また、リング105のテーパ部(両リング片105a、105aのテーパ部)に対応して、ヨーク23Aにもテーパ部を形成しておく。その後、リング105の外側に、枢軸14の軸線方向の先端側から圧入等により挿入して、リング105とヨーク23Aとを結合する。
なお、ヨーク23Bの部分もヨーク23Aの部分と同様に構成されている。また、その他の構成は、第1の実施の形態と同様である。
第4の実施の形態のトロイダル型無段変速機にあっても、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
図12および図13は、本発明の第5の実施形態を示している。
図12に示すように、この第5の実施の形態では、ヨーク23Aの支持孔18Bの内径がラジアルニードル軸受30の外径よりも大きく設定されている。また、図13に模式的に示すように、ヨーク23Aの支持孔18Bの内周面の断面形状がV字状凹面に形成されている。
なお、ヨーク23Bの部分もヨーク23Aの部分と同様に構成されている。また、その他の構成は、第1の実施の形態と同様である。
この第5の実施の形態のトロイダル型無段変速機にあっても、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、この第5の実施の形態では、組立のためにヨーク23A(ヨーク23B)を分割する必要がない。また、トラニオン15に法線力Fprが作用した際に、ヨーク23A(ヨーク23B)の位置を規制することができる。
なお、この第5の実施の形態において、ヨーク23A(ヨーク23B)の支持孔18Bは、図12に示すような円形ではなく、図14に示すように、楕円形の支持孔18Cでも良い。この支持孔18Cの楕円形は、その長軸方向が両係止孔19、19の中心を結ぶ線と平行になるように形成されている。
支持孔18B(18C)の形状は、円形でも楕円形でも良いが、加工上は円形が好ましい。一方、パワーローラ11の揺動により、トラニオン15に作用するパワーローラ11をディスク2,3に押し付けるための法線力Fprが変化することを考慮すると、楕円形が好ましい。しかし、円形でも、精度良く加工すれば、上述のように法線力Fprが変わっても問題なく支持することができる。
なお、上述の各実施の形態では、支持孔18、18B、18Cあるいはリング105の支持孔18Aの内周面をV字状凹面に形成したが、これに代えて円弧状凹面に形成して、ラジアルニードル軸受(軸受)30を揺動可能に支持するようにしてもよい。
また、上述の各実施の形態では、支持孔18、18B、18Cあるいはリング105の支持孔18Aの内周面の全体をV字状凹面に形成し、ラジアルニードル軸受(軸受)30の外周面を嵌合させるようにしたが、支持孔18、18B、18Cあるいはリング105の支持孔18Aの内周面の一部をV字状凹面に形成し、ラジアルニードル軸受(軸受)30の外周面を嵌合させるようにしてもよい。
本発明は、種々のダブルキャビティ型のハーフトロイダル型無段変速機に適用することができる。
2 入力側ディスク
3 出力側ディスク
11 パワーローラ
14 枢軸
15 トラニオン
18 支持孔
18A 支持孔
18B 支持孔
18C 支持孔
23A ヨーク
23B ヨーク
30 ラジアルニードル軸受(軸受)
32 駆動装置
105 リング

Claims (4)

  1. 互いの内側面同士を対向させた状態で互いに同心的に且つ回転自在に支持された入力側ディスクおよび出力側ディスクと、これらの両ディスク間に挟持される複数のパワーローラと、前記入力側ディスクおよび前記出力側ディスクの中心軸に対して捻れの位置にあり且つ互いに同心的に設けられた一対の枢軸を中心に傾転するとともに、前記各パワーローラを回転自在に支持する複数のトラニオンと、前記トラニオンを前記枢軸の軸方向に変位させる駆動装置と、前記トラニオンの前記一対の枢軸をそれぞれ揺動自在かつ軸方向に変位自在に支持孔に軸受を介して支持するとともに、前記トラニオンの変位により揺動する一対のヨークとを備えているトロイダル型無段変速機において、
    前記軸受の外周面が円弧状凸面に形成されているとともに、前記支持孔の内周面の前記軸受の外周面との嵌合部がV字状凹面または円弧状凹面に形成され、かつ、前記ヨークが前記支持孔の軸線方向に2分割されることにより前記支持孔の前記嵌合部が軸線方向に2分割されていることを特徴とするトロイダル型無段変速機。
  2. 互いの内側面同士を対向させた状態で互いに同心的に且つ回転自在に支持された入力側ディスクおよび出力側ディスクと、これらの両ディスク間に挟持される複数のパワーローラと、前記入力側ディスクおよび前記出力側ディスクの中心軸に対して捻れの位置にあり且つ互いに同心的に設けられた一対の枢軸を中心に傾転するとともに、前記各パワーローラを回転自在に支持する複数のトラニオンと、前記トラニオンを前記枢軸の軸方向に変位させる駆動装置と、前記トラニオンの前記一対の枢軸をそれぞれ揺動自在かつ軸方向に変位自在に支持孔に軸受を介して支持するとともに、前記トラニオンの変位により揺動する一対のヨークとを備えているトロイダル型無段変速機において、
    前記軸受の外周面が円弧状凸面に形成されているとともに、前記支持孔の内周面の前記軸受の外周面との嵌合部がV字状凹面または円弧状凹面に形成され、かつ、前記ヨークが前記支持孔の径方向に分割されることにより前記支持孔が径方向に2分割されていることを特徴とするトロイダル型無段変速機。
  3. 互いの内側面同士を対向させた状態で互いに同心的に且つ回転自在に支持された入力側ディスクおよび出力側ディスクと、これらの両ディスク間に挟持される複数のパワーローラと、前記入力側ディスクおよび前記出力側ディスクの中心軸に対して捻れの位置にあり且つ互いに同心的に設けられた一対の枢軸を中心に傾転するとともに、前記各パワーローラを回転自在に支持する複数のトラニオンと、前記トラニオンを前記枢軸の軸方向に変位させる駆動装置と、前記トラニオンの前記一対の枢軸をそれぞれ揺動自在かつ軸方向に変位自在に支持孔に軸受を介して支持するとともに、前記トラニオンの変位により揺動する一対のヨークとを備えているトロイダル型無段変速機において、
    前記軸受の外周面が円弧状凸面に形成されているとともに、前記ヨークの前記支持孔と前記軸受との間に径方向に2分割されたリングが介在され、かつ、前記リングの内周面の前記軸受の外周面との嵌合部がV字状凹面または円弧状凹面に形成されていることを特徴とするトロイダル型無段変速機。
  4. 互いの内側面同士を対向させた状態で互いに同心的に且つ回転自在に支持された入力側ディスクおよび出力側ディスクと、これらの両ディスク間に挟持される複数のパワーローラと、前記入力側ディスクおよび前記出力側ディスクの中心軸に対して捻れの位置にあり且つ互いに同心的に設けられた一対の枢軸を中心に傾転するとともに、前記各パワーローラを回転自在に支持する複数のトラニオンと、前記トラニオンを前記枢軸の軸方向に変位させる駆動装置と、前記トラニオンの前記一対の枢軸をそれぞれ揺動自在かつ軸方向に変位自在に支持孔に軸受を介して支持するとともに、前記トラニオンの変位により揺動する一対のヨークとを備えているトロイダル型無段変速機において、
    前記軸受の外周面が円弧状凸面に形成されているとともに、前記ヨークの前記支持孔の内径が前記軸受の外径よりも大きく設定され、かつ、前記支持孔の内周面の前記軸受の外周面との嵌合部がV字状凹面または円弧状凹面に形成されていることを特徴とするトロイダル型無段変速機。
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