JP2013225672A - プラズマ均一性調整のためのマルチ高周波インピーダンス制御 - Google Patents

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Abstract

【課題】幅広い用途のウエハ処理プロセスを構成するための適切な制御のために、ウエハを処理するための回路、方法、システム、およびコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】ウエハ処理装置は、処理チャンバ内の上側電極104および下側電極108と、第1、第2、第3、および第4の高周波電源118、120と、1または複数の共振回路202、204、206とを備える。第1、第2、および第3の高周波電源118は、下側電極108に接続されている。上側電極104は、第4の高周波電源120、電気的接地、もしくは、1または複数の共振回路202、204、206、に接続されうる。ウエハ処理装置は、プラズマおよびエッチングの均一性をウエハに提供するために、ウエハ処理動作のための高周波電源と、上側電極への接続とを選択するよう構成されうる。
【選択図】図1

Description

<関連出願の相互参照>
本願は、その主題が、2011年11月21日出願の米国特許出願第13/301,725号「TRIODE REACTOR DESIGN WITH MULTIPLE RADIOFREQUENCY POWERS」に関連しており、そのすべてが参照によって本明細書に組み込まれる。
本実施形態は、ウエハ処理装置に関し、特に、ウエハ処理装置でウエハを処理するための装置、方法、およびコンピュータプログラムに関する。
集積回路の製造は、ドープシリコンの領域を含むシリコン基板(ウエハ)を化学反応プラズマに暴露させる工程を含んでおり、その工程で、サブミクロンのデバイスフィーチャ(例えば、トランジスタ、コンデンサなど)が基板上にエッチングされる。第1の層が加工されると、いくつかの絶縁(誘電体)層が第1の層の上に形成され、ホール(ビアとも呼ばれる)およびトレンチが、導電性のインターコネクタを配置するために材料にエッチングされる。
半導体ウエハ製造に用いられる現行のプラズマ処理システムは、ラジカル分離、ラジカル流束、イオンエネルギ、およびウエハに供給されるイオン流束を制御するために、相互に大きく依存した制御パラメータを利用する。例えば、現行のプラズマ処理システムは、ウエハの存在下で生成された単一のプラズマを制御することによって、必要なラジカル分離、ラジカル流束、イオンエネルギ、およびイオン流束を達成しようとする。残念ながら、化学物質の解離およびラジカルの形成は、イオン生成およびプラズマ密度に結びついており、所望のプラズマ処理条件を達成するために協調しない。
一部の半導体処理装置は、幅広い用途で利用されうる。しかしながら、各用途の要件は、実質的に多様でありうるため、ウエハ処理プロセスを構成するための適切な制御(例えば、チャンバ内のプラズマ化学の制御)なしに同じ処理装置ですべての用途に対応するのは困難な場合がある。チャンバ内のイオンエネルギの制御が欠如していると、所望のプロセス化学の制御が制限される。制御が適切でない場合、ウエハ上で、不均一な蒸着および不均一なエッチングが起こりうる。
実施形態は、このような課題に対処するものである。
本開示の実施形態は、ウエハを処理するための回路、方法、システム、およびコンピュータプログラムを提供する。本実施形態は、処理、装置、システム、デバイス、または、コンピュータ読み取り可能な媒体に記録された方法など、種々の形態で実施できることを理解されたい。以下に、いくつかの実施形態を記載する。
一実施形態において、ウエハ処理装置が、処理チャンバの上側および下側電極と、第1の高周波(RF)電源、第2のRF電源、第3のRF電源、および第4のRF電源と、1または複数の共振回路とを備える。第1、第2、および第3のRF電源は、下側電極に接続されている。上側電極は、第4のRF電源、電気的接地、もしくは、1または複数の共振回路に接続されうる。1または複数の共振回路の各々は、下側電極に接続されたRF電源の周波数の内の1つで共振する。一実施形態において、第1の共振回路が上側電極および電気的接地の間に接続されており、第1の共振回路の周波数依存インピーダンスを変化させるよう動作可能な同調素子を備える。ウエハ処理装置は、プラズマおよびエッチングの均一性をウエハに提供するために、ウエハ処理動作のためのRF電源と、上側電極への接続とを選択するよう構成可能である。
別の実施形態において、ウエハ処理装置が、処理チャンバの上側および下側電極と、第1の高周波(RF)電源、第2のRF電源、第3のRF電源、および第4のRF電源と、第1の共振回路と、第1のスイッチと、第2のスイッチと、第3のスイッチとを備える。第1、第2、および第3のRF電源は、下側電極に接続されている。さらに、第1のスイッチは上側電極を第4のRF電源に接続するよう動作可能であり、第2のスイッチは上側電極を第1の共振回路に接続するよう動作可能であり、第3のスイッチは上側電極を第1の電圧に接続するよう動作可能である。一実施形態において、第1の電圧は、電気的接地である。
さらに別の実施形態において、処理チャンバの上側電極および下側電極を備えたウエハ処理装置でウエハを処理するための方法が、ウエハを処理するためのレシピを受信する動作と、レシピに基づいて、第1の高周波(RF)電源、第2のRF電源、第3のRF電源、および第4のRF電源の各々を有効または無効にする動作とを備える。第1、第2、および第3のRF電源は、下側電極に接続されている。さらに、上側電極を第4のRF電源に対して接続または切断するために、第1のスイッチのポジションがレシピに基づいて設定され、上側電極を第1の共振回路に対して接続または切断するために、第2のスイッチのポジションがレシピに基づいて設定される。方法は、さらに、上側電極を電気的接地に対して接続または切断するために、レシピに基づいて第3のスイッチのポジションを設定する動作と、ウエハを処理する動作とを備える。
添付の図面を参照して行う以下の詳細な説明から、別の態様が明らかになる。
実施形態は、添付の図面に関連して行う以下の説明を参照することによって最も良好に理解できる。
一実施形態に従ったエッチングチャンバを示す図。
1または複数の共振回路を備えたエッチングチャンバの一実施形態を示す図。 1または複数の共振回路を備えたエッチングチャンバの一実施形態を示す図。 1または複数の共振回路を備えたエッチングチャンバの一実施形態を示す図。 1または複数の共振回路を備えたエッチングチャンバの一実施形態を示す図。 1または複数の共振回路を備えたエッチングチャンバの一実施形態を示す図。
一実施形態に従って、共振回路を示す図。 一実施形態に従って、共振回路のインピーダンスを計算するための式を示す図。
一実施形態に従って、60MHz共振回路を備えた処理装置の性能について示したグラフ。 一実施形態に従って、60MHz共振回路を備えた処理装置の性能について示したグラフ。 一実施形態に従って、60MHz共振回路を備えた処理装置の性能について示したグラフ。
一実施形態に従って、2MHz共振回路を備えた処理装置の性能について示したグラフ。 一実施形態に従って、2MHz共振回路を備えた処理装置の性能について示したグラフ。
一実施形態に従って、27MHz共振回路を備えた処理装置の性能について示したグラフ。 一実施形態に従って、27MHz共振回路を備えた処理装置の性能について示したグラフ。
一実施形態に従って、半導体ウエハ処理装置を示す図。
は、一実施形態に従って、処理チャンバの上側電極および下側電極を備えたウエハ処理装置でウエハを処理するためのアルゴリズムを示すフローチャート。 は、一実施形態に従って、処理チャンバの上側電極および下側電極を備えたウエハ処理装置でウエハを処理するためのアルゴリズムを示すフローチャート。
本明細書に記載した実施形態を実施するためのコンピュータシステムを示す概略図。
以下の実施形態は、ウエハ処理装置でウエハを処理するための装置、方法、およびコンピュータプログラムについて記載したものである。本開示の実施形態は、三電極リアクタ構成における最大で4つの異なるRF電源と、上側電極に接続された1または複数の共振回路とを用いる。本実施形態は、これらの具体的な詳細事項の一部またはすべてがなくとも実施可能であることが明らかである。また、本実施形態が不必要に不明瞭となることを避けるため、周知の処理動作の詳細な説明は省略した。
図1は、一実施形態に従って、エッチングチャンバを示す。2つの電極の間に電場を励起することが、エッチングチャンバ内でRFガス放電を得るための方法の1つである。電極間に振動電圧が印加された時、得られた放電は、容量結合プラズマ(CPC)放電と呼ばれる。
プラズマは、電子中性衝突によって起きた様々な分子の解離によって生成される様々な化学反応性の副生成物を得るために、安定した原料ガスを用いて生成されうる。エッチングの化学的側面は、中性ガス分子およびそれらの解離した副生成物と、エッチング対象の表面の分子との化学反応を起こし、揮発性分子を生成することを含んでおり、かかる揮発性分子はポンプ除去されうる。プラズマが生成されると、壁からプラズマを隔てる空間電荷シースを横切って陽イオンがプラズマから加速され、ウエハの表面から材料を除去するのに十分なエネルギでウエハ表面に衝突する。これは、イオン衝撃またはイオンスパッタリングとして知られる。しかしながら、一部の工業用プラズマは、純粋に物理的な手段によって表面を効率的にエッチングするのに十分なエネルギを有するイオンを生成しない。
一実施形態において、異方性および選択エッチング能があることから、CF4およびC−C4F8などのフッ化炭素ガスが誘電体エッチング処理に用いられるが、本明細書に記載の原理は、その他のプラズマ生成ガスにも適用できる。フッ化炭素ガスは容易に解離されて、より小さい分子および原子ラジカルになる。これらの化学反応性副生成物は、誘電材料をエッチング除去する。一実施形態において、誘電材料は低誘電率デバイスのためのSiO2またはSiOCHであってよい。
図1のチャンバは、上側電極104および下側電極108を有する処理チャンバを示している。上側電極104は、接地またはRF発生器120に接続されることができ、下側電極108は、整合回路網114を介してRF発生器118に接続される。RF発生器118は、1、2、または、3つのRF周波数でRF電力を供給する。特定の動作のためのチャンバの構成に従って、第1、第2、または、第3のRF周波数のいずれかが、オンまたはオフされてよい。図1に示す実施形態において、RF発生器118は、2MHz、27MHz、および60MHzの周波数を提供するが、他の周波数も可能である。
図1のチャンバは、チャンバにガスを入力するために上側電極104上にガスシャワーヘッドを備えており、チャンバからガスをポンプで排出することを可能にする穴のあいた閉じ込めリング112を備える。基板106がチャンバ内に存在する時、ウエハ表面上に均一なエッチングをするためにプラズマ102の下面に均一なRF場が存在するように、シリコンフォーカスリング110が基板に隣接して配置される。
上側電極104は、接地またはRF電源120に接続されうる。スイッチ122は、スイッチが第1のポジションにある時に上側電極104を接地に接続し、スイッチが第2のポジションにある時に上側電極104をRF電源120に接続するよう動作する。整合回路網116は、スイッチ122が第2のポジションにある時に、上側電極に上側RF電源120を接続するために用いられる。
図1の実施形態は、対称なRF接地電極124によって上側電極が囲まれている三電極リアクタ構成を示す。絶縁体126は、接地電極124を上側電極104から絶縁する誘電体である。一実施形態において、RF電源120は400kHzの周波数を有するが、他の周波数も可能である。上側電極における低周波RF電力が、上側チャンバおよびリアクタ壁におけるイオンエネルギを制御する。これは、チャンバ内のプラズマ化学の別の制御を提供し、ウエハ処理のレシピにおける電力設定を動作ごとに調節することを可能にする。
各周波数は、ウエハ製造処理において特定の目的に向けて選択されうる。2MHz、27MHz、および60MHzのRF電源を備えた図1の例において、2MHzRF電源は、イオンエネルギ制御を提供し、27MHzおよび60MHz電源は、プラズマ密度および化学物質の解離パターンの制御を提供する。この構成では、各RF電源がオンまたはオフされてよく、ウエハに対して超低イオンエネルギを用いる特定の処理、およびイオンエネルギが低い(100または200eV未満)必要がある特定の処理(例えば、低誘電率材料のためのソフトエッチング)が可能になる。
別の実施形態において、60MHzRF電源が、超低エネルギおよび超高密度を得るために上側電極で用いられる。この構成は、ESC(静電チャック)表面上のスパッタリングを最小限に抑えつつ、ウエハがチャンバ内に存在しない時に高密度プラズマでチャンバを洗浄することを可能にする。ESC表面は、ウエハが存在しない時には露出されるため、表面上の任意のイオンエネルギを避ける必要があり、そのため、下側の2MHzおよび27MHz電源は洗浄中にオフにされる。
4つのRF電源を備えたチャンバは、プラズマ化学ならびにプラズマ密度および均一性のためのハードウェア制御を提供する。例えば、半径方向の均一性は、上側の独立RF電源で制御されうる。
図2A〜図2Eは、1または複数の共振回路を備えたエッチングチャンバのいくつかの実施形態を示す。実施形態は、上側電極に接続された1または複数の共振回路を追加したチャンバにおいてプラズマの均一性およびエッチング速度の制御を提供する。上側電極のRFインピーダンスを制御することにより、下側電極で生成されるRF周波数(例えば、2MHz、27MHz、および60MHz)の半径方向の均一性の制御を行うことができる。
共振とは、システムがいくつかの周波数で他の周波数よりも大きい振幅で振動する傾向のことである。これらは、システムの共振周波数として知られている。これらの周波数では、システムが振動エネルギを蓄積するので、小さい周期的駆動力でも、大きい振幅振動を生じうる。本明細書で用いられているように、共振回路は、1または複数のインダクタと1または複数のコンデンサとを備え、印加された高周波によって異なるインピーダンスを示し、さらに、回路の共振周波数で無限インピーダンスを示す電子回路である。
理想的な共振回路では、抵抗によるエネルギの散逸がないが、実際には、インダクタおよびコンデンサ内の小さい抵抗要素が少量のエネルギ損失につながる。これは、共振周波数でのインピーダンスが無限ではなく、非常に大きな値であるということを意味する。したがって、共振周波数でのインピーダンスは、任意の周波数の回路のインピーダンスの中で最高値(すなわち最大値)になる。共振回路内の素子が完全であれば、インピーダンスは無限になる。
時に、ウエハのエッチングは、チャンバ全体のプラズマ密度の変動により、完全にウエハの表面にわたって均一にはならない。均一性を制御する1つの方法は、ギャップを変化させる方法である。しかしながら、ギャップが狭くなると、プラズマは圧縮され、ウエハ中心からの距離に基づいて、エッチング速度にW字パターンが生じうる。さらに、いくつかのレシピは、ギャップの変化に敏感ではなく、ギャップを変化させても、これらのレシピではエッチングの均一性を制御できない。
均一性を制御する別の方法は、ウエハのエッジへのエッチングに影響しうる外側の電極124の段を変化させる方法である。しかしながら、処理に含まれる異なる動作に対して何回か段を調整する必要がありうるため、段を変化させることは、スループットの観点で高コストの動作になる。
図2Aは、下側電極に印加される3つのRF電力と、上側電極に接続された3つの対応する共振回路202、204、および206とを備えたエッチングチャンバの一実施形態である。各共振回路は、下側電極108に印加されるRF電力の周波数の内の1つで共振する。各共振回路は高いインピーダンス(完璧な共振回路では無限のインピーダンス)を示すので、下側電極に印加されたRF電力は、接地への別の経路を「探し求めうる」。これは、上側電極のRF電力が影響を受けうることを意味する。一実施形態では、フィルタ208が、上側電極と、上側電極104に接続されたRF電源120に関連する整合回路116との間に配置され、上側電極のRF電源に達しないように下側電極からのRF電力をブロックする。
各共振回路(202、204、または、206)は、周波数依存インピーダンスを有しており、インピーダンスの最大値は、共振周波数(例えば、下側電極に印加されるRF電力の内の1電力の周波数)に対応する。例えば、共振回路202は、周波数依存インピーダンスを示し、共振回路202の周波数依存インピーダンスの最大値は、下側電極のRF電力の周波数(例えば、2メガヘルツ)に対応する。共振回路202が理想的な構成要素で構築されている(例えば、抵抗要素がない)場合、共振回路202は、共振周波数(例えば、2メガヘルツ)で無限インピーダンスを示す。以下では、図3Aおよび図3Bを参照して、共振回路のインピーダンスの計算について詳述する。
各共振回路は、下側電極に印加される周波数の1つで共振するよう設計される。共振回路は、上側電極のシース、シースの電圧、およびシースの位相に影響を与える。共振回路は、プラズマ内のRF電流にも影響を与える。
半導体処理システムは、半導体処理動作ごとに構成されてよく、別の電力が上側および下側電極に印加されてもよく、別の共振回路が上側電極に接続されてもよい。これは、各ウエハ処理動作について異なる要件(例えば、電力レベル、エッチング速度、電圧レベルなど)を有しうるウエハの処理に、柔軟性を提供する。
図2A〜図2Eは、半導体チャンバの可能な構成の内のいくつかを示す。図2A〜図2Eに図示された実施形態は例示的なものであり、すべての可能なチャンバの構成を包括的に示したものではない。各RF電源(上側および下側)および各共振回路は、特定の動作中に利用されうる。さらに、上側電極は、いくつかの実施形態において、電気的接地に接続されてもよい。さらにまた、上側および下側電極に用いられるRF電源は、本明細書に示した周波数以外の周波数で動作してもよい。したがって、図2A〜図2Eに示した実施形態は、排他的または限定的ではなく、例示または説明のためのものと解釈されるべきである。
例えば、図2Bは、下側電極に印加される3つのRF電力を備え、上側電極にはRF電力を印加しないチャンバを示す。さらに、チャンバは、上側電極104および電気的接地の間で並列に配置された3つの共振回路202、204、および206を備える。
RF電力が上側電極に印加される場合(例えば、図2Aのチャンバの場合)、上側電極にRF電力を印加しない図2Bのチャンバの場合よりもプラズマに印加されるRF電力が大きい。これにより、図2Aおよび図2Bのチャンバの動作レジームが異なる。処理に応じて、システムは、上側電極に対してRF電力を利用してもよいし、利用しなくてもよい。さらに、いくつかの実施形態において、上側電極のインピーダンスは、共振回路を利用することによって調整され、それにより、上側電極におけるシースのさらなる制御が可能になる。
図2Cのチャンバは、下側電極に印加される3つのRF電力と、上側電極に印加される1つのRF電力とを有しており、上側電極には60メガヘルツの共振回路206が1つ接続されている。この構成は、2メガヘルツおよび27メガヘルツのRF電力が、上側電極上に接地への経路を有することを可能にするが、60メガヘルツRF電力は、上側電極を経由しない電気的接地への別の経路を辿る必要がある。換言すると、図2Cのチャンバは、下側電極に印加されるRF電力の内の1つのみについてプラズマのインピーダンス制御を提供する。
図2Dは、4つのRF電源(1つは上側に、3つは下側にある)と、上側電極に接続された2つの共振回路202および206とを備えたチャンバの一実施形態を示す。このチャンバには、2メガヘルツRF電力のための共振回路がない。図2Eは、上側電極にRF電力を印加せず、27メガヘルツおよび60メガヘルツ周波数の共振回路を備える半導体処理チャンバである。2つの共振回路204および206は、上側電極104および電気的接地の間に並列接続されている。この実施形態では、上側電極104にRF電力が印加されない。
図3Aは、一実施形態に従って、共振回路を示す。図3Aは、60メガヘルツRF電力のための共振回路を示しており、共振回路内のインダクタおよびコンデンサの値が異なる以外は同様の構成を有する他の周波数のための共振回路が構築されてもよい。さらに、図3Aに示した実施形態は、例示であることに注意されたい。他の実施形態は、回路が所望の周波数で共振する(例えば、完璧な構成要素が用いられた場合に回路が所望の周波数で無限のインピーダンスを示す)限りは、回路素子の異なる構成および回路素子の異なる値を利用してもよい。したがって、図3Aに示した実施形態は、排他的または限定的ではなく、例示または説明のためのものと解釈されるべきである。一実施形態では、別個の共振回路を設ける代わりに、2以上の共振周波数を有する1つの回路が利用される。
上側および下側電極はいくつかの実施形態(例えば図2A〜図2Eを参照)で絶縁体を介して接地から絶縁されているので、接地および上側電極間に静電容量があり、それを本明細書では浮遊容量Csと呼ぶこととする。共振回路は、さらに、インダクタンスLおよび可変静電容量Cxを有する。
可変コンデンサの容量値Cxは、共振回路にとって所望の共振周波数を得るために調整される。Cxの値の計算について、図3Bを参照して以下で詳述する。チャンバのインピーダンスが、異なるCxの値に対して計算され、所望の周波数で回路を共振させるCxの値が利用される。換言すると、Cxの静電容量の値は、所望の共振周波数が得られるまで調整される。共振回路の微調整については、後に図8Bを参照して詳述する。
さらに、Cxの値が変化すると、上側および下側電極における電力値も変化する。一実施形態において、インダクタンスLは、0.1μHから1μHの間の値を有するが、他の値も可能である。別の実施形態において、Cxの値は、3から34pFの範囲にあるが、他の値も可能である。一実地形態において、浮遊容量Csは、577pFの値を有すると測定された。
図3Bは、一実施形態に従って、共振回路のインピーダンスを計算するための式316を示す。Z1は、浮遊容量Csに対するインピーダンス値であり、以下の式に従って計算される:
Figure 2013225672
Z2は、インダクタンスLおよび可変コンデンサCxの直列組み合わせのインピーダンスである。コンデンサおよびインダクタンスが直列接続されているので、その組み合わせのインピーダンスZ2は、以下の式に従って計算できる:
Figure 2013225672
Z3は、共振回路のインピーダンスであり、並列の2つのインピーダンスZ1およびZ2の計算を行うことによって、以下の式(3)に従って計算される。また、式(1)、(2)、および(3)を組み合わせると、Z3の値は、以下の式(4)により計算できる。
Figure 2013225672
Figure 2013225672
式の分母が0に等しい時、Z3は無限の値を有する(または、コンデンサおよびインダクタンスにいくらかの抵抗要素があるために、構成要素が理想的でない場合には、非常に高いインピーダンス値を有する)。同じ共振周波数について、Lのインダクタンス値が高いほど、Cxの値が低くなることに注意されたい。換言すると、インダクタンスLに用いられる値と、コンデンサに必要とされる値Cxとの間にトレードオフの関係がある。
図4A〜図4Cは、一実施形態に従って、下側電極に60MHzを印加し、上側電極に60MHz共振回路を備える処理装置の性能に関するグラフを示す。図4Aは、基板の中心からの距離(半径)の関数としてイオン飽和電流密度(mA/cm2)を示すグラフである。一実施形態において、基板は、直径300mmであるが、任意のサイズのウエハに対して同じ原理を適用できる。図4Aは、2つのラインを有する:上側電極が電気的に浮遊している場合の第1のラインと、上側電極が60メガヘルツ共振回路を備える場合の第2のラインである。上側電極が浮遊している場合、イオン密度は、約100mmから180mmまで増大する。しかしながら、上側電極が60MHz共振回路を有する場合、イオン密度は、0から150mm超まで実質的に一定である。イオン密度は150mmの外側で減少するが、ウエハが150mmの半径を有するので、ウエハのエッチングには影響しない。したがって、共振回路を用いれば、ウエハの表面において均一性が確保される。
図4Bは、上側電極に対して60MHz共振回路を用いた場合、または、電気的に浮遊した上側電極を用いた場合のエッチング速度を示す。上側電極が浮遊している場合、エッチング速度は、約75ミリメートルの半径を超えると急激に増大し、これは、エッチング速度が基板の表面にわたって均一でないことを意味する。しかしながら、60メガヘルツ共振回路が上側電極に接続されている場合、エッチング速度は、基板の表面全体にわたって実質的に均一なエッチング速度となる。
図4Aおよび図4Bに示した測定値は、所定の条件下でエッチングチャンバの特定の構成について測定した例である。測定値は、共振回路を備えたチャンバと備えていないチャンバとの間の差を評価するために得られた。しかしながら、チャンバにおける実際の密度およびエッチング速度は、処理のために様々なレシピを利用する時に他の要素が関与するため、図4Aおよび図4Bに示したグラフとは異なる場合がある。したがって、図4A〜図4Bに示した実施形態は、排他的または限定的ではなく、例示または説明のためのものと解釈されるべきである。
図4Cは、上側電極で60メガヘルツ共振回路を用いた時の上側電極のインピーダンスを示す。グラフは、可変コンデンサの容量値Cxの関数として、下側電極に対して60メガヘルツ電源を用いた時の上側電極インピーダンスと、上側電極のDC電位とを示している。
一実施形態において、コンデンサが約30pFの値を有する時、インピーダンスは非常に大きくなる。上側電極のDC電位も、約−40ボルトまで下降する。上側電極インピーダンスの最小値は、60メガヘルツでの共振点を示す。一実施形態において、RF信号の位相も共振点で変化することに注意されたい。
共振がある時、インピーダンスは無限に近づき、それにより、RFは上側電極に向かうのを妨げられるため、RF信号は接地への別の経路を見いだす必要がある。共振点の直前および直後ではインピーダンスのグラフの傾きが急であることから、共振点での動作が困難であることに注意されたい。
共振点で動作するために、静電容量Cxは、電圧の最小値が見いだされるまで変更される。しかし、インピーダンス曲線の急な傾きのために、安定性の問題が生じうる。一実施形態において、回路を共振点で安定させるために、曲線のQが(共振点における傾きに関して)下げられる。これは、回路にいくつかの抵抗要素を追加してQの低下を助けることによって達成される。
図5A〜図5Bは、一実施形態に従って、下側電極上に2MHz電力を印加し、2MHz共振回路を用いた場合の処理装置の性能に関するグラフを示す。図5Aおよび図5Bは、チャンバが2メガヘルツの単一のRF電力を利用した結果を示す。図5Aは、下側電極に2メガヘルツRF電力を用いた場合のプラズマ密度を基板の中心からの距離の関数として示す。上側電極が浮遊している(例えば、電源にも電気的接地にも接続されていない)時、基板の表面全体の密度は均一である。
上側電極で2メガヘルツ共振回路を用いた時、密度は、中央で高く、50から150mmにおいては、ほぼ線形に減少する。通常、上側および下側電極のプラズマシースは、位相がずれる。2メガヘルツでは、シースにおける電圧が高く、共振回路が用いられると2つのシースの位相に変化が生じ、いくつかの物理的効果を引き起こしうる。これは、共振回路を用いた時にプラズマ密度がより高くなるため、電子を捕獲するプラズマおよび密度の増大につながる。共振回路が存在する場合、2つのシースは同相またはほぼ同相であるため、中央におけるエッチング速度が大きい。つまり、2メガヘルツ共振回路は、一部の処理についてはウエハの表面上の処理均一性を実現するのに有効ではないが、他の処理については中央のエッチング速度の遅さを補いうるということを意味する。
図5Bは、上側電極が浮遊している時に、ウエハの中央でエッチング速度が高く、ウエハのエッジに向かって徐々に減少することを示している。しかしながら、共振回路が上側電極に接続された場合、その効果は実質的に増大され、ウエハのエッジにおけるエッチング速度は、ウエハの中央におけるエッチング速度よりも大幅に小さくなる。上側のシースから反射されてプラズマに戻る電子が多くなるため、共振回路を用いると密度の増大により、下側で生成される二次電子が多くなる。これは、さらなる電離によってプラズマ密度の増大を引き起こす。さらに、より高いシース電位およびより負の上側電極電圧のために、上側電極で生成される二次電子が多くなり、さらなる電離およびプラズマ密度増大につながる。
図6A〜図6Bは、一実施形態に従って、27MHz共振回路を備えた処理装置の性能について示したグラフである。図6Aおよび図6Bは、下側電極で27メガヘルツの単一RF電力を用いた時のチャンバにおける性能測定の結果を示す。図6Aからわかるように、プラズマ密度は、上側電極が共振回路を備える時よりも上側電極が接地されている時の方が高い。
上側電極が接地されている時、密度は、約130mmまでは実質的に均一であるが、130mm以降は急速に減少する。共振回路を用いた場合、密度はいくらか変動するが、上側電極が接地された場合のようにウエハのエッジで急激に減少することはない。
図6Bは、基板の表面にわたるエッチング速度の変動を示す。上側電極が接地されている場合、ウエハの中央およびエッジの間でエッチング速度にはっきりした差がある。上側で共振回路を用いる場合、エッチング速度はW字形を示し、電極が接地された場合よりもウエハにわたって均一になる。W字形になる理由は、基本波(27メガヘルツ)およびその高調波の両方が、エッチング均一性に影響を持つことであると考えられる。
図4A〜図6Bを参照して説明した共振回路の異なる効果を比較することによって、60メガヘルツ共振回路がウエハにわたるエッチング均一性を改善するために利用可能であることがわかる。シース電圧がより小さく、シースにおける電子の捕獲には、かかる影響がないため、27メガヘルツおよび60メガヘルツは、エッチング速度に対してかかる強い効果を示さない。
図7は、一実施形態に従って、半導体ウエハ処理装置を示す。図7のチャンバは、それぞれRF周波数f1、f2、f3を有するRF電源720、722、および724を備えており、RF電源は、それぞれ対応する整合回路網M1、M2、およびM3を介して下側電極108に接続されている。上側電極104は、スイッチ122および整合回路網116を介して、RF周波数f4を有する第4のRF電源120に接続されている。スイッチ122は、第4のRF電源を上側電極104に対して接続または切断する。一実施形態において、フィルタ208は、第4のRF電源120に到達しないように、他のRF周波数をフィルタ除去するために用いられる。
さらに、チャンバは、上側電極104への接続を構成するためのいくつかのスイッチを備える。スイッチ726は、2メガヘルツ共振回路202を上側電極に接続または切断するよう動作する。スイッチ728は、27メガヘルツ共振回路204を上側電極に接続または切断するよう動作する。さらに、スイッチ730は、60メガヘルツ共振回路206を上側電極に接続または切断するよう動作する。また、上側電極は、スイッチ732を介して接地されてよく、そのスイッチは、上側電極を電気的接地に対して接続または切断する。
第1のヒータ718が上側電極104の上方に配置されており、第2のヒータ716が接地電極124の上方に配置されている。ヒータは、窒化アルミニウム材料の層によって上側電極および接地電極から絶縁されているが、その他の絶縁体が用いられてもよい。ヒータ716は、接地電極の外部領域の温度を制御し、ヒータ718は、上側電極の温度を制御する。各ヒータは、ウエハ処理動作中に、独立してオンオフされることができる。
上側電極の温度の制御は、チャンバの反応を調節するために利用されてよい。しかしながら、温度制御は、温度を速やかに変化させることができないという制限を有する。したがって、温度制御は、チャンバ内の変化に対する反応が遅い。上側電極の温度制御を用いて各ウエハ処理動作を制御するのは困難である。さらに、チャンバ内のシリコン表面に適用されうる温度には上限がある。
ウエハ処理装置は、さらに、システムコントローラ702と、上側電極電力・インピーダンスコントローラ302と、それぞれf1、f2、およびf3のための電力コントローラ710、712、および714とを備える。システムコントローラ702は、プラズマレシピ704を受信する。プラズマレシピ704は、チャンバで実行される様々な動作のための命令を備える。ウエハの処理は、複数の動作で実行される場合があり、各動作が、チャンバにおける異なる設定を必要としうる。例えば、或る動作においては、すべての4つのRF電源がオンにされるが、別の動作においては、3または2または1のRF電源がオンにされる、などである。
上側電極電力・インピーダンスコントローラ302は、上側電極に接続されたスイッチ122、726、728、730、および732のポジションを設定するよう動作可能であり、上側電極がチャンバ内での異なる処理動作に合わせて構成されることを可能にする。さらに、上側電極電力・インピーダンスコントローラ302は、RF電源120が所与の動作に必要ない場合に、RF電源120をオフにするよう動作可能である。システムコントローラ702は、上側電極電力・インピーダンスコントローラ302と相互作用することにより、受信したプラズマレシピ704に基づいてチャンバ内の適切なパラメータを設定する。
プラズマレシピ704に基づいて、システムコントローラは、チャンバの動作パラメータを設定する。動作パラメータは、RF電源のオンまたはオフ、それらの電圧および電力の設定、スイッチ122、726、728、730、および732の設定、ヒータ温度316および318の設定、チャンバで用いられるガス、チャンバの圧力、ウエハ処理動作の持続時間などを含む。一実施形態において、システムコントローラ702は、上側電極への電力を構成するために上側電極電力・インピーダンスコントローラ302に命令を送信する。かかる命令は、スイッチのポジションの設定、RF電源120のオンまたはオフ、ならびに、動作中のRF電源120の電力レベルの設定を含む。
システムコントローラ702は、電力コントローラ710、712、および714とも相互作用する。電力コントローラは、対応するRF電源720、722、および724のオンオフを制御し、電源がオンになった際に電力設定値へ制御する。一実施形態において、RF電源120の周波数は400kHzである。別の実施形態では、周波数は400kHzから2MHzの範囲であり、さらに別の実施形態では、周波数は100kHzから10MHzの範囲である。一部の動作では、3つの下側RF電源は同時にオンにされることがなく、それにより、上側RF電源がより高い周波数を有することが可能になる。一実施形態において、RF電源120の周波数は、チャンバ内での共振を避けるために、下側電源の周波数f1〜f3とは異なっている。
一実施形態において、チャンバの圧力は、20mTorrから60mTorrの間の値を有する。別の実施形態において、上側電源の電圧は、数百ボルトの範囲であってよく(例えば、100Vから2000V以上)、下側RF電源は、6000V以上までの電圧を有してよい。一実施形態において、電圧は1000Vである。別の実施形態において、上側RF電源の電圧は、100Vから600Vの間の値を有し、下側RF電源の電圧は、1000Vから6000Vの間の値を有する。上側チャンバおよび下側チャンバの圧力は、10mTorrから500mTorrの間の値を有してよい。一実施形態において、チャンバは、15mTorrの圧力で動作する。
図7に示した実施形態は、例示であることに注意されたい。別の実施形態は、異なるタイプのチャンバ、異なる周波数、レシピに基づいたチャンバ構成のための他のタイプの調整、チャンバ内の異なる圧力などを用いてもよい。例えば、一実施形態において、チャンバは、CCPプラズマチャンバである。さらに、半導体ウエハ処理装置内の上述したモジュールのいくつかが、単一のモジュールに統合されてもよいし、単一のモジュールの機能が、複数のモジュールによって実行されてもよい。例えば、一実施形態において、電力コントローラ710、712、および714は、システムコントローラ302内に統合されるが、その他の構成も可能である。したがって、図7に示した実施形態は、排他的または限定的ではなく、例示または説明のためのものと解釈されるべきである。
図8Aは、一実施形態に従って、処理チャンバ(例えば、図7のチャンバ)の上側電極および下側電極を備えたウエハ処理装置でウエハを処理するためのアルゴリズムを示すフローチャートである。動作802において、ウエハを処理するためのレシピが受信される。動作802から、方法は、第1のRF電源を有効にするか否かを判定するためにチェックを行う動作804に進む。第1のRF電源を有効にする場合、方法は、第1のRF電源をオンにする動作806に進み、第1のRF電源を有効にしない場合、方法は、RF電源をオフにする動作808に進む。
動作810において、第2のRF電源を有効にするか否かを判定するためにチェックがなされる。第2のRF電源を有効にする場合、方法は、第2のRF電源をオンにする動作812に進み、第2のRF電源を有効にしない場合、方法は、第2のRF電源をオフにする動作814に進む。
動作816において、第3のRF電源を有効にするか否かを判定するためにチェックがなされる。第3のRF電源を有効にする場合、方法は、第3のRF電源をオンにする動作818に進み、第3のRF電源を有効にしない場合、方法は、第3のRF電源をオフにする動作820に進む。
動作822において、第4のRF電源を有効にするか否かを判定するためにチェックがなされる。第4のRF電源を有効にする場合、方法は、第4のRF電源をオンにする動作824に進み、第4のRF電源を有効にしない場合、方法は、第4のRF電源をオフにする動作826に進む。
4つのRF電源がオンまたはオフにされた後、方法は、上側電極を第4のRF電源に対して接続または切断するための第1のスイッチのポジションをレシピに基づいて設定する動作828に進む。動作828から、方法は、上側電極を第1の共振回路に対して接続または切断するための第2のスイッチのポジションをレシピに基づいて設定する動作830に進む。
動作830から、方法は、上側電極を電気的接地に対して接続または切断するための第1のスイッチのポジションをレシピに基づいて設定する動作832に進む。動作834では、基板が処理される。
図8Bは、一実施形態に従って、共振回路(例えば、図3Aの可変コンデンサCxを備えた共振回路を参照)を調整する方法を示す。動作852において、プラズマが、処理チャンバ内で生成される。プラズマが生成された後、動作854において、上側電極で最小電圧が得られるまで、共振回路の可変コンデンサが調整される。このような可変コンデンサの第1の調整を粗調整と呼ぶこととする。
動作854から、方法は、上側電極の電圧を共振点から離して、安定したレジームでの動作を実現するために、可変コンデンサを再調整する動作856に進む。共振回路が共振点付近にあるため、共振RF周波数のインピーダンスは非常に高いままであるが、インピーダンスの小さい変動が上側電極の電圧の大きい変化を引き起こすことがないので、回路は、より安定する。このような可変コンデンサの第2の調整を微調整と呼ぶこととする。
可変コンデンサの値が粗調整および微調整の動作で設定された後、基板は、微調整された共振回路を備えたチャンバ内で処理される。
図9は、本明細書に記載した実施形態を実施するためのコンピュータシステムを示す概略図である。本明細書に記載の方法は、従来の汎用コンピュータシステムなどのデジタル処理システムを用いて実行されてよいことを理解されたい。あるいは、1つの機能のみを実行するよう設計またはプログラムされた専用コンピュータが用いられてもよい。コンピュータシステムは、中央処理装置(CPU)904を備えており、CPUは、バス910を介して、ランダムアクセスメモリ(RAM)928、読み出し専用メモリ(ROM)912、およびマスストレージデバイス914に接続されている。電力・インピーダンス制御プログラム908が、ランダムアクセスメモリ(RAM)928に格納されているが、マスストレージデバイス914またはROM912に格納されてもよい。
マスストレージデバイス914は、フレキシブルディスクドライブまたは固定ディスクドライブなどの永続データ記憶装置であり、ローカルであってもリモートであってもよいネットワークインターフェース930が、ネットワーク932を介して接続を提供し、他のデバイスとの通信を可能にする。CPU904は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、または、特別にプログラムされた論理デバイスとして実装されうることを理解されたい。入力/出力(I/O)インターフェースが、様々な周辺機器との通信を提供しており、バス910を介して、CPU904、RAM928、ROM912、およびマスストレージデバイス914に接続されている。周辺機器の例は、ディスプレイ918、キーボード922、カーソルコントロール924、リムーバブルメディアデバイス934などである。
ディスプレイ918は、本明細書に記載のユーザインターフェースを表示するよう構成される。キーボード922、カーソルコントロール924、リムーバブルメディアデバイス934、およびその他の周辺機器は、CPU904に命令選択の情報を通信するために、I/Oインターフェース920に接続される。外部デバイスとのデータのやりとりは、I/Oインターフェース920を介して通信されてよいことを理解されたい。実施形態は、有線または無線ネットワークを通して接続された遠隔処理デバイスによってタスクが実行される分散コンピューティング環境で実施されてもよい。
本明細書に記載の実施形態は、ハンドヘルドデバイス、マイクロプロセッサシステム、マイクロプロセッサベースまたはプログラム可能な家電、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータなど、様々なコンピュータシステム構成で実施されてもよい。実施形態は、ネットワークを通して接続された遠隔処理デバイスによってタスクが実行される分散コンピューティング環境で実施されてもよい。
上述の実施形態を念頭に置いて、本実施形態は、コンピュータシステムに格納されたデータを含め、コンピュータに実装された様々な動作を利用できることを理解されたい。これらの動作は、物理量の物理操作を必要とするものである。本実施形態の一部を形成する本明細書で説明した動作はいずれも、有用な機械動作である。本実施形態は、さらに、これらの動作を実行するためのデバイスまたは装置に関する。装置は、専用コンピュータなど、必要とされる目的向けに特別に構築されてよい。専用コンピュータとして規定された場合、コンピュータは、特殊目的に含まれない他の処理、プログラム実行、または、ルーチンも実行しつつ、特殊目的のために動作することができる。あるいは、動作は、コンピュータメモリ、キャッシュに格納されたまたはネットワークを介して取得された1または複数のコンピュータプログラムによって選択的にアクティベートまたは構成された汎用コンピュータで処理されてもよい。データがネットワークを介して取得されると、そのデータは、ネットワーク上の他のコンピュータ(例えば、クラウドのコンピューティング資源)によって処理されてよい。
1または複数実施形態は、コンピュータ読み取り可能な媒体上にコンピュータ読み取り可能なコードとして製造されてもよい。コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータシステムによって読み出し可能であるようにデータを格納できる任意のデータ記憶装置である。コンピュータ読み取り可能な媒体の例としては、ハードドライブ、ネットワーク接続ストレージ(NAS)、読み出し専用メモリ、ランダムアクセスメモリ、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、およびその他の光学および非光学式のデータ記憶装置が挙げられる。コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ読み取り可能なコードが分散的に格納および実行されるように、ネットワーク接続されたコンピュータシステム上に分散されたコンピュータ読み取り可能なタンジブル媒体を含みうる。
方法の動作は特定の順番で記載されているが、オーバーレイ動作の処理が望ましく実行される限りは、他のハウスキーピング動作が動作の合間に実行されてもよいし、動作が若干異なる時間に実行されるように調整されてもよいし、処理に関連した様々な間隔で処理動作が起きることを許容するシステムに分散されてもよいことを理解されたい。
理解を深めるために、本実施形態について、ある程度詳しく説明したが、添付の特許請求の範囲内でいくらかの変更および変形を行ってもよいことは明らかである。したがって、本実施形態は、例示的なものであって、限定的なものではないとみなされ、実施形態は、本明細書に示した詳細に限定されず、添付の特許請求の範囲および等価物の範囲内で変形されてよい。

Claims (20)

  1. 処理チャンバの上側電極および下側電極を備えたウエハ処理装置であって、
    前記下側電極に接続された第1の高周波電源、第2の高周波電源、および第3の高周波電源と、
    前記上側電極に接続された第4の高周波電源と、
    前記上側電極および電気的接地の間に接続された第1の共振回路であって、前記第1の共振回路の周波数依存インピーダンスを変化させるよう動作可能な同調素子を備える第1の共振回路と
    を備える装置。
  2. 請求項1に記載の装置であって、前記同調素子は、前記周波数依存インピーダンスの最大値が前記第1の高周波電源の周波数に対応するように、前記第1の共振回路の前記周波数依存インピーダンスを設定するよう動作可能である装置。
  3. 請求項1に記載の装置であって、前記第1の共振回路は、
    インダクタと、
    前記電気的接地および前記インダクタの間に直列接続された可変コンデンサと
    を備え、
    前記チャンバの浮遊容量が前記インダクタおよび前記接地の間に存在する装置。
  4. 請求項1に記載の装置であって、さらに、
    前記上側電極および前記電気的接地の間に接続された第2の共振回路を備える装置。
  5. 請求項4に記載の装置であって、さらに、
    前記上側電極および前記電気的接地の間に接続された第3の共振回路を備える装置。
  6. 請求項1に記載の装置であって、さらに、
    システムコントローラを備え、
    前記システムコントローラは、前記第1、第2、第3、および第4の高周波電源の各々を、ウエハ処理動作中に独立してオンまたはオフのいずれかに設定するよう動作可能であると共に、前記第1の共振回路を前記上側電極に対して接続または切断するよう動作可能である装置。
  7. 請求項6に記載の装置であって、前記システムコントローラは、さらに、前記上側電極を前記電気的接地に対して接続または切断するよう動作可能である装置。
  8. 請求項1に記載の装置であって、前記ウエハ処理装置は、
    前記第1の高周波電源は、60MHzの周波数に設定可能であり、
    前記第2の高周波電源は、27MHzの周波数に設定可能であり、
    前記第3の高周波電源は、2MHzの周波数に設定可能であり、
    前記第4の高周波電源は、400kHzの周波数に設定可能である
    構成を備える装置。
  9. 処理チャンバの上側電極および下側電極を備えたウエハ処理装置であって、
    前記下側電極に接続された第1の高周波電源、第2の高周波電源、および第3の高周波電源と、
    第4の高周波電源と、
    第1の共振回路と、
    第1のスイッチ、第2のスイッチ、および第3のスイッチと
    を備え、
    前記第1のスイッチは前記上側電極を前記第4の高周波電源に接続するよう動作可能であり、前記第2のスイッチは前記上側電極を前記第1の共振回路に接続するよう動作可能であり、前記第3のスイッチは前記上側電極を第1の電圧に接続するよう動作可能である装置。
  10. 請求項9に記載の装置であって、さらに、
    第2の共振回路と、
    前記上側電極を前記第2の共振回路に接続するよう動作可能な第4のスイッチと
    を備える装置。
  11. 請求項10に記載の装置であって、さらに、
    第3の共振回路と、
    前記上側電極を前記第3の共振回路に接続するよう動作可能な第5のスイッチと
    を備える装置。
  12. 請求項9に記載の装置であって、前記第1の高周波電源の周波数は60MHzであり、前記第2の高周波電源の周波数は27MHzであり、前記第3の高周波電源の周波数は2MHzであり、前記第4の高周波電源の周波数は400kHzである装置。
  13. 請求項9に記載の装置であって、さらに、
    前記ウエハを処理するためのレシピに基づいて前記第1の高周波電源を有効にするよう動作可能な第1の電力コントローラを備える装置。
  14. 請求項9に記載の装置であって、さらに、
    前記第1、第2、第3、および第4の高周波電源の電力レベルを設定するよう動作可能なシステムコントローラを備える装置。
  15. 請求項9に記載の装置であって、前記第4の高周波電源の周波数は0.1から10MHzの範囲にある装置。
  16. 処理チャンバの上側電極および下側電極を備えたウエハ処理装置においてウエハを処理するための方法であって、
    前記ウエハを処理するためのレシピを受信する工程と、
    前記レシピに基づいて、第1の高周波電源、第2の高周波電源、第3の高周波電源、および第4の高周波電源の各々を有効または無効にする工程であって、前記第1の高周波電源、前記第2の高周波電源、および前記第3の高周波電源は前記下側電極に接続されている工程と、
    前記上側電極を前記第4の高周波電源に対して接続または切断するために、前記レシピに基づいて第1のスイッチのポジションを設定する工程と、
    前記上側電極を第1の共振回路に対して接続または切断するために、前記レシピに基づいて第2のスイッチのポジションを設定する工程と、
    前記上側電極を電気的接地に対して接続または切断するために、前記レシピに基づいて第3のスイッチのポジションを設定する工程と、
    前記ウエハを処理する工程と
    を備える方法。
  17. 請求項16に記載の方法であって、さらに、
    前記第1の共振回路の周波数依存インピーダンスの最大値が前記第1の高周波電源の周波数に対応するように、前記周波数依存インピーダンスを設定する工程を備え、
    前記周波数依存インピーダンスを設定する工程は、前記第1の共振回路内の同調素子を調整する工程を含む方法。
  18. 請求項16に記載の方法であって、さらに、
    前記ウエハを処理するための前記レシピ内の次の動作を確認する工程と、
    前記次の動作に基づいて、前記第1の高周波電源、第2の高周波電源、および第3の高周波電源の各々を有効または無効にする工程と、
    前記次の動作に基づいて前記スイッチの前記ポジションを設定する工程と
    を備える方法。
  19. 請求項16に記載の方法であって、さらに、
    前記ウエハを処理する前に、前記第1、第2、第3、および第4の高周波電源の電力レベルを前記レシピに基づいて設定する工程と、
    前記第1の高周波電源の前記周波数で共振を達成するように、前記第1の共振回路の可変コンデンサの静電容量の値を設定する工程と
    を備える方法。
  20. 請求項16に記載の方法であって、前記方法の工程は、1または複数のプロセッサによって実施される場合にコンピュータプログラムによって実行され、前記コンピュータプログラムは、非一時的なコンピュータ読み取り可能記憶媒体に格納される方法。
JP2013066480A 2012-03-28 2013-03-27 プラズマ均一性調整のためのマルチ高周波インピーダンス制御 Pending JP2013225672A (ja)

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