JP2013223070A - 基地局装置、分散アンテナシステム及びトラフィック制御方法 - Google Patents

基地局装置、分散アンテナシステム及びトラフィック制御方法 Download PDF

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剛 玉木
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Abstract

【課題】BBUプール装置とRRHとを有する分離型基地局を用いた通信システムにおいて、RRHとの接続回線の設置コストを抑えながら、分離型基地局の通信性能を確保する。
【解決手段】ベースバンド処理装置は、複数の前記無線信号送受信装置のそれぞれと接続回線を介して接続される。制御部は、各接続回線の回線容量と、該接続回線に接続される無線信号送受信装置を介した端末との通信の要求容量を比較する。複数の無線信号送受信装置のうちの第1の無線信号送受信装置について要求容量が対応する接続回線の回線容量より大きい場合に、該第1の無線信号送受信装置を介して通信する少なくともひとつの端末の送信モードを変更し、及び/又は、該端末への送信データの一部又は全部が第2の無線信号送受信装置を介して送信されるよう制御する。
【選択図】図8

Description

本発明は、基地局装置、分散アンテナシステム及びトラフィック制御方法に係り、特に、ベースバンド処理装置と無線信号送受信装置とが回線で接続される基地局装置、分散アンテナシステム及びそのトラフィック制御方法に関する。
従来のセルラシステムは、無線通信サービスを提供するエリアを、基地局を中心にしたゾーン(セル)に複数分割し、各基地局と当該基地局がカバーするセル内に存在する複数の端末とで無線信号の送受信を行う。近年、高速/高品質無線サービスを提供するため、電波状況が悪いエリアや、ユーザ密度が高いエリアに基地局を増設することにより、より小さいセルサイズ(各基地局がカバーする範囲)で無線通信サービスを提供する傾向がある。しかし、基地局を増設することに伴い、設置場所の確保や環境(温度、電力など)の維持により、多大なコストを掛かる。最近、セルラシステムを運営する通信オペレータは、この基地局のCAPEX(capital expenditure:設備投資)とOPEX(operating expenditure:運用コスト)を抑えるため、分離型の基地局に注目し始めている。
分離型の基地局は、基地局装置を、ベースバンド処理装置(BBU:Base Band Unit)と、無線信号送受信装置(RRH:Remote Radio Head)に分離して、従来基地局を設置する場所には、RRHのみを設置する(例えば、特許文献1参照)。RRHは接続回線を用いてベースバンド処理装置に繋がる。複数のベースバンド処理装置は一箇所に集まる。RRHの設置場所や環境に対する要求は非常に低いため、分離型の基地局は一体型の基地局を設置することと比べ、コスト低減の効果が期待されている。各セルのBBU装置は、一箇所に集中配置して、コストを低減することに加え、BBU間の連携制御ができて、より効率的に無線リソースを活用できる。
この基地局の新たな展開形態は、非特許文献1にあるとおり、3GPP(the 3rd Generation Partnership Project)によりLTE(Long Term Evolution)−Advancedに規格化が検討されている。
特開2005−223661号公報
3GPP(3rd Generation Partnership Project) TR_36.814_041: Technical Specification Group Radio Access Network;Further Advancements for E−UTRA、Physical Layer Aspects.
しかし、上記分離型基地局を実際に運用する際には、BBUとRRHとの接続回線がボトルネックになっている。以下、RRHに対応した複数のベースバンド処理部を含む装置をBBUプール装置と称する。
まず、RRHとBBUプール装置との間の有線の接続回線を新たに敷設するのは、コストが上昇する。また、RRHとBBUプール装置の接続回線をビル内(例えば床下、天井裏、壁面内など)に展開する場合、新規配線の工事が必要になり、工事が認可されにくい場合もある。さらに、セルラシステムの容量の更新は、BBUプール装置とRRHのハードウェアまたはソフトウェアを更新すれば良いが、分離型の場合、接続回線の更新は、上述のように工事が必要な場合があり簡単に更新できない。そのため、分離型の基地局を新たに展開する場合、例えばセルラシステムの容量に対して大きな容量の光ファイバを予め敷設して、ある程度将来の仕様に対応できるようにする。しかし、その手法では、BBUプール装置とRRH間の送受信の装置(大容量ファイバや光送受信装置)にコストがかかり、分離型の基地局が本来有するコスト低減の効果を低減するおそれがある。
本発明は、以上の点に鑑み、BBUプール装置とRRHとを有する分離型基地局を用いた通信システムにおいて、RRHとの接続回線の設置コストを抑えながら、分離型基地局の通信性能を確保する基地局装置、分散アンテナシステム及びトラフィック制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を以下のように解決する。BBUプール装置とRRHの接続には、既存回線を利用可能にする。既存回線の伝送容量と、RRHの無線性能とを比較し、端末との通信を制御する。例えば、RRHにアクセスする端末の通信要求に応じてRRHにデータを送信する場合、RRHが要求するトラフックと、BBUプール装置とRRHの接続回線の伝送容量とを考慮する。一例として、RRHにアクセスする端末の通信要求に対して、RRHとの接続回線の伝送容量の不足が原因で要求に対応できない場合、他のRRHの接続回線のトラフィック状況に従い、一部又は全部の他のRRHを介して端末と通信する。また、端末との送信モードを、トラフィックが小さいものに下げてもよい。
本発明の分離型基地局は、例えば、端末がRRHへアクセスするときに、無線チャネルの状況及び端末のキャパビリティ等に従い要求する送信モードに対して、BBUプール装置は、その送信モードを提供するためのトラフック情報(要求容量)を管理し、上記RRHへの接続回線が有する伝送容量と比較することを特徴のひとつとする。上記RRHとの接続回線の伝送容量が、上記送信モードの要求トラフィック量を満たせない場合、他のRRHとの接続回線の伝送容量を参照し、他のRRHが上記端末に無線信号を送信する。
本発明の第1の解決手段によると、
端末と無線信号を送受信する複数の無線信号送受信装置と、
複数の前記無線信号送受信装置のそれぞれと接続回線を介して接続されるベースバンド処理装置と
を備え、
前記ベースバンド処理装置は、
無線信号に対してベースバンド処理を行うベースバンド処理部と、
各接続回線の回線容量と、該接続回線に接続される前記無線信号送受信装置を介した前記端末との通信の要求容量を比較し、前記複数の無線信号送受信装置のうちの第1の無線信号送受信装置について要求容量が対応する接続回線の回線容量より大きい場合に、該第1の無線信号送受信装置を介して通信する少なくともひとつの端末の送信モードを変更し、及び/又は、該端末への送信データの一部又は全部が第2の無線信号送受信装置を介して送信されるよう制御する制御部と
を有する基地局装置が提供される。
本発明の第2の解決手段によると、
端末と無線信号を送受信する複数の無線信号送受信装置と、
複数の前記無線信号送受信装置のそれぞれと接続回線を介して接続され、無線信号に対してベースバンド処理を行うベースバンド処理装置と、
各接続回線の回線容量と、該接続回線に接続される前記無線信号送受信装置を介した前記端末との通信の要求容量を比較し、前記複数の無線信号送受信装置のうちの第1の無線信号送受信装置について要求容量が対応する接続回線の回線容量より大きい場合に、該第1の無線信号送受信装置を介して通信する少なくともひとつの端末の送信モードを変更し、及び/又は、該端末への送信データの一部又は全部が第2の無線信号送受信装置を介して送信されるよう制御する制御装置と
を備えた分散アンテナシステムが提供される。
本発明の第3の解決手段によると、
端末と無線信号を送受信する複数の無線信号送受信装置と、複数の前記無線信号送受信装置のそれぞれと接続回線を介して接続されるベースバンド処理装置とを備えた分散アンテナシステムにおけるトラフィック制御方法であって、
各接続回線の回線容量を登録するステップと、
該接続回線に接続される前記無線信号送受信装置を介した前記端末との通信の要求容量を求めるステップと、
各接続回線の回線容量と、該接続回線に接続される前記無線信号送受信装置を介した前記端末との通信の要求容量を比較するステップと、
前記複数の無線信号送受信装置のうちの第1の無線信号送受信装置について要求容量が対応する接続回線の回線容量より大きい場合に、該第1の無線信号送受信装置を介して通信する少なくともひとつの端末の送信モードを変更し、及び/又は、該端末への送信データの一部又は全部が第2の無線信号送受信装置を介して送信されるよう制御するステップと
を含む前記トラフィック制御方法が提供される。
本発明によると、BBUプール装置とRRHとを有する分離型基地局を用いた通信システムにおいて、RRHとの接続回線の設置コストを抑えながら、分離型基地局の通信性能を確保する基地局装置、分散アンテナシステム及びトラフィック制御方法を提供することができる。
分離型基地局の展開形態を示す図である。 BBUプール装置の構成例を示す図である。 RRH装置の構成例を示す図である。 BBUプール装置の制御装置の構成を説明する図である。 RRH及び対応する接続回線の登録情報の一例を示す図である。 モニタリングテーブルの一例を示す図である。 第1の実施例におけるBBUプール装置の処理フローチャートの一例を示す図である。 制御シーケンスの一例を示す図である。 第2の実施例におけるBBUプール装置の処理フローチャートの一例を示す図である。 第3の実施例におけるBBUプール装置の処理フローチャートの一例を示す図である。 第4の実施例におけるBBUプール装置の処理フローチャートの一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら本実施形態について詳細に説明する。本実施形態は、例えばセルラシステム、あるいは移動通信システム、あるいは携帯電話システム等に適用できる。
1.実施例1
図1〜図8を参照し第1の実施例を説明する。図1は、本実施例における分離型の基地局の構成例を示す図である。
基地局は、BBUプール装置(ベースバンド処理装置)10と、複数のRRH(無線信号送受信装置)20を備える。図1は、一例として3つのRRH20がBBUプール装置10に接続された例を示している。RRH20の数はこれ以外にも適宜の数を備えてもよい。
無線信号送受信機能を持つRRH20がサービスエリアにおいて分散して設置され、端末と無線信号を送受信する。BBUプール装置10には、RRH20との無線信号に対するベースバンド処理を行うベースバンド処理装置(BBU)が集中配置される。各RRHは、接続回線30を介してBBUプール装置10に繋がる。なお、本実施の形態において、接続回線30は、既存の接続回線を用いることができるが、新規の接続回線を用いることもできる。接続回線は、例えば、建物構造内(例えば床下、天井裏、壁面内など)に配置されることができる。
図2は、BBUプール装置10の構成例を示す図である。
BBUプール装置10は、例えば、上位層制御部11と、BBU(ベースバンド処理部)12と、接続回線とのインタフェース13と、制御装置(制御部)14とを有する。BBU12−1、12−2、12−3は、上述のRRH20−1、20−2、20−3にそれぞれ対応する。これらの装置は、CPU(中央処理装置)、DSP(digital signal processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、メモリなどのハードウェアで実現することができる。
コアネットワークからBBUプール装置10に入力された信号は、上位層制御部11で処理され、無線通信サービスデータと通信用制御情報が取得される。上位層制御部11は、無線通信サービスデータを、通信先の端末に対応するBBU12に出力し、通信用制御情報を、制御装置14に出力する。制御装置14では、制御情報に従って、各BBU12に対する処理用パラメータ及び動作の指令を生成し、各BBU12に出力する。各BBU12は、処理用パラメータ及び動作指令に従って、入力される無線通信サービスデータ(例えば端末への送信データ)に対するベースバンド処理を行う。生成された信号は、接続回線とのインタフェース13によって対応するRRH20に送信される。
なお、制御装置14は、BBUプール装置10と別個の装置で構成されてもよい。また、BBUプール装置10は、コアネットワークを介して、MME(Mobility Management Entity)やS−GW(Service Gateway)等と接続される。
図3は、RRH装置の構成例を示す図である。
RRH20は、例えば、接続回線と繋がるベースバンド信号送受信インタフェース21と、ベースバンド信号処理部22と、DAC/ADC部(digital−analog converter/analog−digital converter)23と、RF部24と、アンテナ25を有する。接続回線30を介して入力されたベースバンド信号は、ベースバンド信号送受信インタフェース21で受信され、ベースバンド信号処理部22に出力される。ベースバンド信号処理部22は、RRH20にて必要なベースバンド信号処理を行い、処理されたデジタル信号をDAC/ADC部23に出力する。DAC/ADC部23は、入力したデジタル信号をアナログ信号に変換し、RF部24に出力する。RF部24は、伝送キャリアに信号を載せて、アンテナ25により無線信号を送信する。RRH20はアンテナを複数有することができ、例えば複数のアンテナによるMIMO(Multiple Input Multiple Output)通信が可能である。
図4は、BBUプール装置10における制御装置14の構成を示す図である。
制御装置14は、例えば、RRH情報管理部141、接続回線トラフィックモニタリング部142、送信モード調整部143、他RRH選択部144、データ移行部145、メモリ146、上位層制御部とのインタフェース147、及び、BBUとのインタフェース148を有する。RRH情報管理部141は、各RRHの情報を管理し、例えば後述する接続回線情報テーブルをメモリ146に記録する。また、接続回線トラフィックモニタリング部142は、RRHを介して通信する各端末のトラフィック(例えば要求トラフィック)を管理する。トラフィックの情報を含むモニタリングテーブルは、接続回線トラフィックモニタリング部142内又はメモリ146など適宜の記憶領域に記憶される。送信モード調整部143、他RRH選択部144、データ移行部145については後述する。
図5に、接続回線情報テーブルの一例を示す。
接続回線情報テーブルは、RRHの識別子(例えば番号)、RRHに配置された物理アンテナの数、RRHが対応可能な最大帯域、及び、RRHと接続される接続回線の最大通信容量(最大トラフィック量)を含む。接続回線情報テーブルは例えばメモリ146に予め記憶される。
図6にモニタリングテーブルの一例を示す。モニタリングテーブルは、端末の識別子(ID)、その端末の性能を示すカテゴリ情報(capabiity category)、その端末が対応できる最大送信アンテナポート数、無線要求トラフィック、及び、対応するRRHの識別子(例えば番号)を含む。また、RRHにおける各端末の要求トラフィックの累積値をこのテーブルに含めてもよいし、別途記憶してもよい。カテゴリ情報は、端末の性能により端末毎に予め定められた指標である。最大送信アンテナポート数は、例えばMIMO通信等において、端末が対応可能な送信アンテナポートの数であり、MIMOで同時に並行して送信するデータストリームの数(MIMOレイヤ数)の上限になる。無線要求トラフィックは、例えば無線側(端末側)からの送信要求により変動する。端末に対応するRRHは、端末の位置や電波の受信状態により変動する。接続回線トラフィックモニタリング部142は、各RRH配下の端末との無線通信に要求されるトラフィック量等をリアルタイムでモニタリングして、更新する。
各RRHについて、モニタリングテーブルに記録したリアルタイムのRRH毎の累積トラフィック要求量が、RRH情報管理部141により登録された対応するRRHとの接続回線の最大トラフィック量により大きい場合(接続回線の容量不足の場合)には、送信モード調整部143及び/又は他RRH選択部144が作動する。
送信モード調整部143は、端末が自身の性能と無線状況に従って要求した無線送信モードを、トラフィック量がより少ない他の無線送信モードに切り替えるよう指示し、接続回線のトラフック量を減らす。これにより、接続回線トラフィックの不足を解消する。ここで、送信モードの切り替えは、例えば変調方式、MIMO通信における並行して送信するデータストリーム数(MIMOレイヤ数)等を変更することを含む。送信モード調整部143は、端末のQoSを維持する範囲内で無線送信モードを切り替えるようにしてもよい。
他RRH選択部144は、接続回線の容量が不足したRRH配下の端末に対して、対応RRH(第1の無線信号送受信装置)以外に、他のRRH(第2の無線信号送受信装置)を選び、データ移行部145の指示により端末への送信データの一部又は全部を、対応RRHから選ばれた他のRRHに移行させ、このRRHから端末に無線信号を送信させる。なお、各RRHには異なる送信データを振り分けてもよいし、同じ送信データを並行して出力してもよい。データ移行部145は、上記移行動作を行い、新しいRRHへ送信するデータに対するBBU処理のパラメータを決めて対応するBBU12に指示する。送信モード調整部143による送信モード調整と、他RRH選択部144及びデータ移行部145によるRRH調整は、いずれかを単独で使用してもよいし、組み合わせて使用してもよい。
図7は、本実施例のBBUプール装置における制御装置の処理フローチャートの例を示す図である。
まず、制御装置14は、BBUプール装置10に繋がる各RRH20の配置情報と接続回線の容量をメモリ146に登録する(S101)。例えば、制御装置14は、RRH番号に対応して、RRHのアンテナ数と、RRHの最大帯域と、RRHと接続される接続回線の回線容量を、メモリ146内の接続回線情報テーブルに記憶する。この処理は、例えば、RRHの設置の際などに行うことができる。
次に、制御装置14は、各RRH配下の端末情報を取得する(S103)。端末情報として、例えば、端末のカテゴリ情報(capability category)と、要求QoS(Quality of Service)と、無線チャネル情報等をRRHを介して端末から取得する。これら端末情報に従い送信モードが決定される。制御装置14は、取得した端末情報に基づく端末への送信モードに必要な接続回線の要求容量(要求トラフィック)を計算する(S105)。計算された要求容量は、モニタリングテーブルを用いてリアルタイムにモニタリングされる。
制御装置14は、要求容量と登録した接続回線の最大容量を比較する(S107)。要求容量が登録した接続回線の最大容量より低い場合(S107:No)、制御装置14は現在の情報をモニタリングテーブルに記録し(S109)、BBU12に従来の動作を行うことを指示して、端末と無線通信を行う(S111)。一方、要求容量が登録した接続回線の最大容量より高い場合(S107:Yes)、制御装置14の送信モード調整部143又は他RRH選択部144が以下の処理を行う。本実施例では、送信モード調整部143と他RRH選択部144の両方が作動する場合の処理を示す。送信モード調整部1423及び他RRH選択部144の一方が作動してもよい。これらの例については後述する。
送信モード調整部143は、現在の送信モードに必要な接続回線トラフィックより低い接続回線トラフィックを要求する他の送信モードに切替えた場合の接続回線トラフィック(要求容量)を計算する(S201)。送信モード調整部143は、送信モードを切替えた後に接続回線のトラフィックが接続回線の最大容量より低くなるような送信モードを決定する(S201、S203)。
一方、他RRH選択部144は、モニタリングテーブルを参照して他のRRH20を選択する(S205)。例えば、他RRH選択部144は、接続回線のリアルタイムの要求トラフィックが接続回線の最大容量より低い他のRRHのうち、端末におけるそのRRHからの受信電力の強さ、或いは、端末との距離の近さの順番でRRHを選択する。ステップS205の処理は、例えばステップS203における送信モードの切り替えにより要求QoSが満たせない端末に対して行ってもよい。
端末と選択されたRRHの無線チャネル状況及び選択されたRRHの接続回線容量により、制御装置14は、選択されたRRHから端末への送信モードを決める(S207)。決めた結果に従って、所属RRHから送信する分の新たな送信モードと、選択されたRRHから送信する分の送信モードに必要なパラメータを設定し、所属RRHに対応するBBU12と、選択されたRRHに対応するBBU12へ通知する(S209)。制御装置14は、端末への送信データが対応するBBU12に入力されるように制御する(S211)。BBU12がパラメータに従ってベースバンド処理した後、接続回線を介して対応するRRHへ信号を出力し、RRHから端末へ無線信号が送信される。そして、制御装置14は、モニタリングテーブルを最新状態に従って更新する(S113)。
図8は、本実施例における制御シーケンスの一例を示す図である。
BBUプール装置−RRH型基地局を設置するとき等に、各RRH20は、自分の識別番号、サポートする最大帯域、アンテナ数をBBUプール装置10に報告する。BBUプール装置10は、RRH20から報告された情報と各RRHとの接続回線の情報を登録して、管理する(上述のS101に相当)。BBUプール装置−RRH型基地局が作動する時、BBUプール装置10は、例えばアンテナポート数などのシステム情報を設定し、同期信号、システム情報を接続回線30を介して各RRH20に送信し、RRH20から無線で端末40に送信する。端末40は、まず同期信号を受信して、同期を確立して、対応RRHを選定し、servingセルIDを取得する。端末40は、さらにservingセルIDに準じたシステム情報を用いて、ランダムアクセスプレアンブルを作成し、無線信号で基地局に送信する。対応RRH#1は、受信した無線信号をベースバンド信号に変換し、接続回線を介してBBUプール装置10に送信する。
BBUプール装置10は、ランダムアクセスプレアンブルを受信してランダムアクセス応答を、RRH20を介して端末40に送信する。端末40は、ランダムアクセス応答を受信して、送信時間及び送信電力を調整し、端末識別子を含めた情報を基地局に送信する。基地局は対応RRH#1から参照信号を送信する。端末40は受信された参照信号を用いて無線チャネル情報推定を行い、CQI(Channel Quality Indicator)を計算し、無線チャネル情報をBBUプール装置10にフィードバックする。BBUプール装置10は、端末40からフィードバックされた情報に従って、それに対応する送信モードで要求される接続回線のトラフィックを見積もり、モニタテーブルに仮登録する(上述のステップS105に相当)。そして、図7を参照して説明した処理により、送信モード調整(上述のステップS201〜S203に相当)及び他RRH選択制御(上述のステップS205〜S209に相当)を行う。ここでは、他のRRHとして例えばRRH#2が選択されたとする。選択されたRRH#2により参照信号を送信して、端末40がRRH#2のチャネル情報を推定し、CQIを計算する。チャネル情報とCQIをBBUプール装置10にフィードバックする。
BBUプール装置10は、端末への送信データに対してベースバンド信号処理を行い、端末40への送信ベースバンド信号を生成し、対応RRHから送信する。図示の例は、RRH#1とRRH#2の双方から送信する例である。端末40は、受信処理を行う。
本実施例によれば、既存回線などの回線を用い、BBUプール装置とRRH接続する備えるシステムの設置コストを低減し、端末の状況に従って柔軟な性能を持つ展開しやすい分離型基地局を実現することができる。なお、接続回線として新規回線を用いる場合であっても、今後のRRHの交換、アップデートやBBUプール装置の交換、アップデートを見越して過剰な容量の回線を設置しなくて済む。また、今後のRRH及びBBUプール装置の交換、アップデートの際に、回線を交換する必要性が減る。
また、本実施例によると、RRHの性能とRRH間の回線容量を考慮して端末の通信要求に応じた無線通信方法を決定することによって、柔軟な性能を持つ低コスト分離型基地局を実現できる。例えば次世代セルラシステムに向けBBUプール−RRH基地局において、BBUプールとRRH間の接続回線に対するコストを抑え、さらに追加回線の必要性を低減し、基地局が展開しやすくなる。
2.実施例2
図9は、第2の実施例におけるBBUプール装置の処理フローチャートの一例を示す図である。本実施例では、端末への送信モードに必要な接続回線の要求容量(要求トラフィック)が、登録した接続回線の最大容量より大きい場合に、送信モードの調整を行う。
ステップS101〜S111の処理は、上述の第1の実施例と同様である。ステップS301では、送信モード調整部143は、現在の送信モードに必要な接続回線トラフィックより低い接続回線トラフィックを要求する他の送信モードに切替えた場合の接続回線トラフィックを計算する(S301)。例えば、現在の送信モードより一段階低い送信モードの接続回線トラフィックを計算してもよい。送信モード調整部143は、送信モードを切替えた後に接続回線のトラフィックが接続回線の最大容量より低くなるような送信モードを決定する(S301、S303)。
制御装置14は、決定した送信モードに従って、新たな送信モードに必要なパラメータを設定し、所属RRHに対応するBBUへ通知する(S305)。制御装置14は、端末への送信データが対応するBBU12に入力されるように制御する(S307)。BBU12がパラメータに従って、端末への送信データをベースバンド処理した後、接続回線30を介して対応するRRHへ信号を出力し、RRHから端末へ無線信号が送信される。そして、制御装置14は、モニタリングテーブルを最新状態に従って更新する(S113)。
3.実施例3
図10は、第3の実施例におけるBBUプール装置の処理フローチャートの一例を示す図である。本実施例では、端末への送信モードに必要な接続回線の要求容量(要求トラフィック)が、登録した接続回線の最大容量より大きい場合に、他のRRHを選択し、自RRH(端末の所属RRH)と選択された他のRRHの双方から送信データを送信する。すなわち、自RRHの送信データの一部を他のRRHに移行する。
ステップS101〜S111の処理は、上述の第1の実施例と同様である。また、ステップS401及びS403の処理は、上述の第1の実施例のステップS205及びS207と同様である。ステップS405において、他RRH選択部144は、さらに他のRRHを選択するか判断する(S405)。例えば、選択されたRRHと端末の所属RRHの数が、端末がサポートできる送信RRHの最大多重数に達していればステップS407へ移り、一方、達していなければステップS401に戻り他のRRHをさらに選択する。なお、選択されたRRHと所属RRHに対応する接続回線の要求トラフィックの合計が、各接続回線の回線容量の合計以下であれば、要求トラフィックを満足できるため、ステップS407へ移ってもよい。
ステップS407では、制御装置14は、端末への送信データを各RRHへ振り分ける配分を決定する(S407)。例えば、所属RRHの接続回線と選択された他のRRHの接続回線へ出力する送信データのトラフィック量が、それぞれの接続回線の回線容量以下になるよう、端末への送信データの配分を決定する。制御装置14は、配分されたデータに従う送信パラメータを設定し、所属RRHと選択された他のRRHのそれぞれに対応する各BBUへ通知する(S409)。制御装置14は、決定された送信データを配分に従い、送信データが各BBUに入力されるよう制御する(S411)。送信データは、各BBUで処理された後、接続回線に介して対応RRHへ出力され、RRHにより端末へ無線信号として送信される。そして、制御装置14は、モニタリングテーブルを最新状態に従って更新する(S113)。
4.実施例4
図11は、第4の実施例におけるBBUプール装置の処理フローチャートの一例を示す図である。本実施例では、端末への送信モードに必要な接続回線の要求容量(要求トラフィック)が、登録した接続回線の最大容量より大きい場合に、他のRRHを選択し、送信データを他のRRHから端末に送信する。すなわち、送信データの全部を選択された他のRRHに移行する(ハンドオーバする)。
ステップS101〜S111の処理は、上述の第1の実施例と同様である。また、ステップS501及びS503は、上述の第1の実施例のステップS205及びS207と同様である。制御装置14は、決定された送信モードに従って、選択されたRRHから送信する分の送信モードに必要なパラメータを設定し、選択されたRRHに対応するBBUへ通知する(S505)。制御装置14は、端末への送信データが選択されたRRHに対応するBBU12に入力されるように制御する(S507)。BBU12がパラメータに従ってベースバンド処理した後、接続回線30を介して対応するRRHへ信号を出力し、RRHから端末へ無線信号が送信される。そして、制御装置14は、モニタリングテーブルを最新状態に従って更新する(S113)。
5.構成例
[構成例1]
無線通信システムの一態様は、
基地局ベースバンド処理装置と、
複数の無線信号送信装置と、
基地局ベースバンド処理装置と無線信号送信装置に繋がる接続回線と、
上記接続回線の容量と上記無線信号送信装置の性能と管理する制御装置と
を備え、
端末に無線通信サービスを提供するとき、無線チャネル状況及び上記接続回線と上記無線信号送信装置の性能と考慮し、端末にデータを送信する無線信号送信装置と、無線通信モードを決定する。
[構成例2]
構成例1に記載の無線通信システムにおいて、例えば上記無線信号送信装置の性能により提供可能な最大信号トラフィック等が、その無線信号送信装置に繋がる上記接続回線の最大伝送容量と異なることを特徴のひとつとする。
[構成例3]
構成例1に記載の無線通信システムにおいて、例えば上記制御装置は、接続回線の伝送容量と、上記無線信号送信装置の性能との両方を総合的に把握することを特徴のひとつとする。
[構成例4]
構成例1に記載の無線通信システムにおいて、例えば上記制御装置は、
無線信号送信装置情報管理部と、無線信号送信装置情報を保存するメモリと、接続回線伝送トラフィックモニタリング部と、端末送信モード調整部と、他無線信号送信装置選択部と、送信データ移行部と
を備えたことを特徴のひとつとする。
[構成例5]
構成例1に記載の無線通信システムにおいて、例えば上記無線通信送信装置が要求するトラフィックが、接続回線の最大トラフィックを超える端末の通信要求に対して、接続回線の最大トラフィックを超えない送信モードに調整することを特徴のひとつとする。
[構成例6]
構成例1に記載の無線通信システムにおいて、例えば上記無線通信送信装置が要求するトラフィックが、接続回線の最大トラフィックを超える端末に対して、他の無線通信送信装置から、上記端末に無線信号を送信することを特徴のひとつとする。
[構成例7]
構成例1に記載の無線通信システムにおいて、
例えば上記制御装置は、
基地局ベースバンド処理装置に繋がる各上記無線信号送信装置の配置情報と接続回線をメモリに登録し、
各上記無線信号送信装置配下の端末情報を取得し、端末の通信モードに必要な接続回線の要求容量を上記モニタリングテーブルでリアルタイムにモニタリングし、
上記要求容量と上記登録した接続回線の最大容量を比較し、上記要求容量が上記登録した接続回線の最大容量より低い場合、現在の情報をモニタリングテーブルに記録し、基地局ベースバンド処理装置に従来の動作を行うことを指示して端末へ無線通信を行い、
上記要求容量が上記登録した接続回線の最大容量より高い場合、
上記送信モード調整部は、現在の送信モードに必要な接続回線トラフィックより低い接続回線トラフィックを要求する送信モードに切替える場合の接続回線トラフィックを計算し、上記登録した接続回線の最大容量と比べて、切替えた後、接続回線の接続回線のトラフィックが接続回線の最大容量より低くなる送信モードを決定し、
他無線信号送信装置選択部は、モニタリングテーブルを参照し、接続回線のリアルタイムのトラフィックが接続回線の最大容量より低い他の無線信号送信装置選択部から、端末における受信電力の強さ、或いは、端末との距離の近さの順番で選択し、端末と選択されたRRHの無線チャネル状況及び選択された無線信号送信装置選択部の接続回線容量により、選択されたRRHから端末への送信モードを決め、必要なパラメータを設定し、基地局ベースバンド処理装置へ通知することを特徴のひとつとする。
[構成例8]
構成例1に記載の無線通信システムにおいて、上記制御装置は、1つの端末に対して上記送信モード調整及び他無線信号送信装置選択の双方を行うか、上記送信モード調整或いは他無線信号送信装置選択の一方を行うかを決定することを特徴のひとつとする。
[構成例9]
上述の無線通信システムにおける基地局において、
無線信号送信装置から端末に信号を送信するとき、無線チャネルの状況及び端末のキャパビリティにより要求する通信モードに対して、基地局ベースバンド処理装置は、その通信モードをサポートするトラフック情報を管理し、
上記無線信号送信装置への接続回線の伝送容量と比較し、
上記無線信号送信装置への接続回線の伝送容量が、上記通信モードの要求トラフィックを満たせない場合、他の無線信号送信装置への接続回線の伝送容量を観察し、他の無線信号送信装置が上記端末に無線信号を送信することを特徴のひとつとする。
[構成例10]
上述の無線通信システムにおける基地局において、
制御部は、無線信号送信装置の情報を管理し、無線信号送信装置の番号、物理アンテナの数、RRHが対応する最大信号帯域、RRHが用いる接続回線の最大通信容量をメモリに記録し、
接続回線モニタリング部は、各RRH配下の端末の無線通信に要求される接続回線のリアルタイムのトラフィック量をモニタリングして、端末のID、その端末の性能が該当するcategory、その端末が対応できる最大送信アンテナポート数、無線側の送信要求による接続回線への容量要求、対応するRRHの番号、そのRRHにおける端末の累積により接続回線のトラフィック要求量を更新し、
送信モード調整部は、端末が自分の性能と無線状況に従う要求した無線送信モードを、端末のQoSを維持する範囲内で、トラフィック量が少ない無線送信モードに切り替えることを指示し、
他無線信号送信装置選択部は、上記接続回線のトラフィック不足が生じた無線信号送信装置配下の端末に対して、上記対応無線信号送信装置以外に、他の無線信号送信装置選択を選んで、上記端末への送信データの一部又は全部を、上記対応無線信号送信装置選択から選ばれた他の無線信号送信装置選択に移行することを特徴のひとつとする。
本発明は、例えば無線通信システムに利用可能である。
10 BBUプール装置
11 上位層制御部
12 BBU
13 接続回線とのインタフェース
14 制御装置
20 RRH
21 ベースバンド信号送受信インタフェース
22 ベースバンド信号処理部
23 DAC/ADC部
24 RF部
25 アンテナ
30 接続回線
141 RRH情報管理部
142 接続回線トラフィックモニタリング部
143 送信モード調整部
144 他RRH選択部
145 データ移行部
146 メモリ
147 上位層制御部とのインタフェース
148 BBUとのインタフェース

Claims (12)

  1. 端末と無線信号を送受信する複数の無線信号送受信装置と、
    複数の前記無線信号送受信装置のそれぞれと接続回線を介して接続されるベースバンド処理装置と
    を備え、
    前記ベースバンド処理装置は、
    無線信号に対してベースバンド処理を行うベースバンド処理部と、
    各接続回線の回線容量と、該接続回線に接続される前記無線信号送受信装置を介した前記端末との通信の要求容量を比較し、前記複数の無線信号送受信装置のうちの第1の無線信号送受信装置について要求容量が対応する接続回線の回線容量より大きい場合に、該第1の無線信号送受信装置を介して通信する少なくともひとつの端末の送信モードを変更し、及び/又は、該端末への送信データの一部又は全部が第2の無線信号送受信装置を介して送信されるよう制御する制御部と
    を有する基地局装置。
  2. 前記制御部は、要求容量が接続回線の回線容量より大きい場合に、少なくともひとつの端末について該端末から要求された送信モードを、トラフィック量がより少ない他の送信モードに変更するモード調整部を有し、
    該モード調整部により送信モードを変更する請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記モード調整部は、送信モードの変更後の要求容量を求め、変更後の要求容量が接続回線の回線容量以下になる送信モードを特定して該送信モードに変更する請求項2に記載の基地局装置。
  4. 前記制御部は、さらに、該端末への送信データの一部又は全部が第2の無線信号送受信装置を介して送信されるよう制御する請求項2に記載の基地局装置。
  5. 前記制御部は、
    前記第1の無線信号送受信装置について要求容量が対応する接続回線の回線容量より大きい場合に、前記第2の無線信号送受信装置を選択する装置選択部
    を有し、
    送信データが、該装置選択部で選択された前記第2の無線信号送受信装置を介して送信されるよう制御する請求項1に記載の基地局装置。
  6. 前記装置選択部は、配下の端末との通信の要求容量が対応する接続回線の回線容量より小さい前記無線信号送受信装置の中から、該端末における該無線信号送受信装置からの受信電力に基づいて該第2の無線信号送受信装置を選択する請求項5に記載の基地局装置。
  7. 前記制御部は、前記ベースバンド信号処理部からの送信データが、該端末が所属する前記第1の無線信号送受信装置と、前記装置選択部で選択された前記第2の無線信号送受信装置との双方に出力されるよう制御する請求項5に記載の基地局装置。
  8. 前記制御部は、前記ベースバンド信号処理部からの送信データの出力先を、該端末が所属する前記第1の無線信号送受信装置から、前記装置選択部で選択された前記第2の無線信号送受信装置に切り替える請求項5に記載の基地局装置。
  9. 前記制御部は、
    前記無線信号送受信装置を介した前記端末との通信について要求容量を監視し、無線信号送受信装置毎に要求容量を管理するモニタリング部
    を有する請求項1に記載の基地局装置。
  10. 前記接続回線は、建物構造内に配設される回線を用いることを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  11. 端末と無線信号を送受信する複数の無線信号送受信装置と、
    複数の前記無線信号送受信装置のそれぞれと接続回線を介して接続され、無線信号に対してベースバンド処理を行うベースバンド処理装置と、
    各接続回線の回線容量と、該接続回線に接続される前記無線信号送受信装置を介した前記端末との通信の要求容量を比較し、前記複数の無線信号送受信装置のうちの第1の無線信号送受信装置について要求容量が対応する接続回線の回線容量より大きい場合に、該第1の無線信号送受信装置を介して通信する少なくともひとつの端末の送信モードを変更し、及び/又は、該端末への送信データの一部又は全部が第2の無線信号送受信装置を介して送信されるよう制御する制御装置と
    を備えた分散アンテナシステム。
  12. 端末と無線信号を送受信する複数の無線信号送受信装置と、複数の前記無線信号送受信装置のそれぞれと接続回線を介して接続されるベースバンド処理装置とを備えた分散アンテナシステムにおけるトラフィック制御方法であって、
    各接続回線の回線容量を登録するステップと、
    該接続回線に接続される前記無線信号送受信装置を介した前記端末との通信の要求容量を求めるステップと、
    各接続回線の回線容量と、該接続回線に接続される前記無線信号送受信装置を介した前記端末との通信の要求容量を比較するステップと、
    前記複数の無線信号送受信装置のうちの第1の無線信号送受信装置について要求容量が対応する接続回線の回線容量より大きい場合に、該第1の無線信号送受信装置を介して通信する少なくともひとつの端末の送信モードを変更し、及び/又は、該端末への送信データの一部又は全部が第2の無線信号送受信装置を介して送信されるよう制御するステップと
    を含む前記トラフィック制御方法。
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