JP2013216363A - プラスチック容器 - Google Patents

プラスチック容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2013216363A
JP2013216363A JP2012089270A JP2012089270A JP2013216363A JP 2013216363 A JP2013216363 A JP 2013216363A JP 2012089270 A JP2012089270 A JP 2012089270A JP 2012089270 A JP2012089270 A JP 2012089270A JP 2013216363 A JP2013216363 A JP 2013216363A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mouth
container
elastomer
lid
plastic container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012089270A
Other languages
English (en)
Inventor
Teishi Okuda
邸史 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2012089270A priority Critical patent/JP2013216363A/ja
Publication of JP2013216363A publication Critical patent/JP2013216363A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、食品、洗剤、家庭用品および健康・医療関連製品向け、練状の内容物用の密封容器であって、従来のネジ式や、蝶番式のキャップより高い密封性を得ることができるヒンジキャップ付きプラスチック容器に関するものである。
【解決手段】本発明のヒンジキャップ付きプラスチック容器は、ヒンジ部を介して、組み込み体が蓋体と一体に連結されたものを備えるものである。また、組み付き体は、容器本体の口元部の上部に、互いのネジ部で螺合、連結されるものである。口元部の上部の先端部を熱可塑性エラストマーにて作成することにより、高い密封性を得ることができるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、食品、洗剤、家庭用品および健康・医療関連製品の練状内容物用の、ヒンジ部または蝶番を介して組み込み体を蓋体に一体化した、密封性の高いプラスチック容器に関するものである。
従来、開閉可能な蓋付きの密封容器としては、ねじキャップを用いたものが一般的で、容器本体の円筒状をした口元部の螺条溝に、蓋体の内面に環状または円板状のパッキン材を設けたねじ蓋を螺合せしめて密閉する容器が多用さている。
しかし、このような構造をしたものでは、蓋体を開閉する度に、指先に力を入れてねじ蓋を強く回動する操作を繰り返さなければならず非常に面倒である。
そこで、上記したようなねじ蓋付きの容器に変わるものとして、容器本体に蝶番を介して蓋体を開閉自在に組付けた容器が、蓋の開閉操作が容易であり、且つ、安全である等の理由から多用されるようになった。
しかし、このような形式の容器では、蝶番等による結合部分を気密状に保つことが非常に困難であるので、開口部の口径が比較的小さい液体注出容器に多く利用されている。
すなわち、クリームなどの練状食品や化粧品を収容する容器のように大きい開口部を有し、かつ高い密封性を必要とする容器には利用できなかった。
従って、このような形式の蓋体を大きな開口部を有する容器に適用するには、蝶番を介して連結した蓋体とは別に、容器本体の開口部を単独で密閉する中栓蓋を設けておいて、該中栓蓋により容器の大きな開口を密閉してから、蝶番蓋体で閉蓋するようにしたものがある。
しかし、このような容器の蓋体を開閉するに際しては、中栓蓋を開けるという余分な操作をしなければならず不便であった。
そこで、上記したような問題点をなくした蓋付きの密閉容器として、図4から5に示すような構造をしたものを、特許文献1として提案している。
すなわち、大きな開口部を有する筒形状をした容器本体(30)の口元部(29)に、筒状の周壁(24)とその上端部が内向きの鍔状に形成した頂壁(25)とを有する組付き体(33)を、口元部上端面(28)と頂壁(25)との間にパッキン体(26)のリング板(27)を挟着して螺合させた。
そして、前記組付き体(33)の上面後端部に蓋体(21)を開閉可能に蝶番(22)により連結して、前記開口部を直接密閉できるようにして密封容器(20)を構成した。
さらに、前記頂壁の下面に位置するパッキン体(26)をそのリング板(27)内周縁から蓋板(21)下面に密に接するように筒形状をした口筒片を立設して、該口筒片の上端縁全周を閉状態にある蓋板(21)下面に密に接するように形成した密封容器(20)である。
そして、前記パッキン体(26)は、口元部(29)の上端面(28)に上方から対向するリング板部の周端縁部分を肉厚となして下方に湾曲したシール部となして、容器本体(30)への蓋体の組付き体(33)を螺合することにより、シール部が口元端部(29)と頂壁部(25)との間で強く押し潰されて、パッキン体(26)は容器口部に密着される。
また、前記パッキン体(26)は、その口筒片の外周面には起立状態に維持するための係止周条が周設され、且つ、上端の全周縁部分には上方に縮径した肉薄の先端筒片が周設されて蓋板(21)下面に密着している。
上記した密封容器(20)は、容器の実質的な開口部がパッキン体(26)により形成されるので、蓋体の蝶番連結部分を容器の密閉機能部分から完全に分離することができる。
そして、容器の開口部の大きさを自由に設定することができるので、蓋体の蝶番連結部分に係わりなく容器の密閉を行うことができる。
しかし、パッキン体(26)の口筒片を起立状態の形状を維持しなければならないので、ある程度の硬さを有する材質によりパッキン体を形成しなければならず、開口端部と蓋板面との密着性を犠牲にしなければならないという欠点があった。
そこで、図6の(a)、(b)に示すように、パッキン体(26)としては、軟質弾性材料で成形したものを用いているが、柔軟性だけでは、時間の経過や、繰り返し使用により、それらの樹脂にクリープ現象が発生し、復元力がなくなり、開口端部と蓋板面との密着性が低下していくものである。
実公平2−4918号
本発明は、従来技術の問題を解決するためになされたものであり、食品、洗剤、家庭用品および健康・医療関連製品の練状内容物用の、ヒンジ部または蝶番を介して組み付け体が蓋体と一体に連設された、密封性の高いプラスチック容器を提供することを課題とするものである。
請求項1の発明は、上蓋部と組み付け体とがヒンジ部を介して連結されてなるヒンジキャップと、上部に円筒状の口元部を有する容器本体とを螺合してなるプラスチック容器に関するものである。
前記ヒンジキャップは、上蓋部と組み付け体がヒンジ部を介して一体に連結されたものであり、別体の蝶番を介したものではない構造のものである。
前記上蓋部の蓋板の内面側にインナーリングが設けられている。
前記組み付け体には、筒状の周壁とその上端に設けられた頂壁部とが形成されている。
容器本体に設けられた前記口元部の上部先端には、エラストマーからなる環状封止片が
形成されている。
前記口元部の上部先端に設けられた環状封止片が、前記上蓋部および上蓋部内面に設けられたインナーリングと、前記組み付け体の頂壁部とによって挟着される。
上述の挟着によって、前記口元部と前記上蓋部を密着させて密閉するようにしたものである。
すなわち前記挟着により、前記プラスチック容器の密封性を得ているものである。
請求項2の発明は、前記口元部の外周壁にネジ部を設け、前記組み付け体の内壁には前記口元部のネジ部に螺合するためのネジ部を設けたものである。
請求項3の発明は、前記エラストマーからなる環状封止片が、熱可塑性樹脂系エラストマーであることを特徴とするものである。
前記エラストマーとして、熱可塑性樹脂エラストマーを使用できるので、前記口元部の上部の先端部の部材をインサート成形法や、2色成形法で形成することができるものである。
すなわち、前記口元部の上部の先端部の部材と、その先端部の部材の下部である口元部の上部とが、強く密着されて一体化成形されるものである。
請求項1の発明においては、容器本体の口元部の上部の先端部は、エラストマーで形成されており、前記上蓋部のインナーリングと、前記組み付け体の上端の頂壁部の内側フランジ部と、前記口元部の上部と、によって、嵌合されているため、前記プラスチック容器が、高い密封性を得ることができるという効果が生じるものである。
請求項2の発明において、前記口元部の外周壁にネジ部を設け、そして前記組み付け体の内壁にも前記口元部のネジ部に螺合するためのネジ部を設け、それらネジ部を螺合することによって、前記環状封止片の密着を高めることができるという効果を有するものである。
請求項3の発明は、前記エラストマーが、熱可塑性樹脂エラストマーで形成されているため、前記口元部の上部の先端部が、経時によるクリープ現象を生じることが極めて少なくなり、上蓋部のインナーリングとの高い密着性を保つことができるという効果を有するものである。
図1は、本発明のプラスチック容器の閉蓋時の断面略図である。 図2は、本発明のプラスチック容器の開蓋時の断面略図である。 図3の(a)は、本発明のプラスチック容器の閉蓋時の密封状態を高める構造部分を点線で囲った断面略図である。図3の(b)は、図3の(a)の点線範囲の拡大断面略図である。 図4は、特許文献1に係る密封容器(20)の閉蓋時の断面略図である。 図5は、特許文献1に係る密封容器(20)の開蓋時の断面略図である。 図6の(a)は、特許文献1に係る密封容器(20)の閉蓋時のパッキン体(26)を用いた密封構造の点線範囲の拡大図の断面略図である。図6の(b)は、図6の(a)のパッキン体(26)が、時間の経過および使用経過によって、クリープ現象を起こし、復元力がなくなり、開口端部と蓋板面との密着性が低下していく状態の断面略図である。
本発明は、上蓋部と組み付け体とがヒンジ部を介して連結されてなるヒンジキャップと、上部に円筒状の口元部を有する容器本体とを螺合してなるプラスチック容器に関するものである。
前記ヒンジキャップは、上蓋部と組み付け体がヒンジ部を介して一体に連結されたものであり、別体の蝶番を介したものではない構造のものである。
前記上蓋部の蓋板の内面側にインナーリングが設けられており、前記組み付け体には、筒状の周壁とその上端に設けられた頂壁部とが形成されているものである。
容器本体に設けられた前記口元部の上部先端には、エラストマーからなる環状封止片が形成されており、その環状封止片が、前記上蓋部および上蓋部内面に設けられたインナーリングと、前記組み付け体の頂壁部とによって挟着されるものである。
すなわち前記挟着により、前記口元部と前記上蓋部を密着させて密閉するようにしたものであり、前記プラスチック容器の密封性を得ているものである。
前記口元部の外周壁にネジ部を設け、前記組み付け体の内壁には前記口元部のネジ部に螺合するためのネジ部を設けたものである。
前記エラストマーからなる環状封止片が、熱可塑性樹脂系エラストマーであることを特徴とするものである。
図1は、本発明のプラスチック容器の閉蓋時の断面略図であって、前記ヒンジキャップは、上蓋部(2)と組み付け体(8)がヒンジ部(10)を介して一体に連結されたものであり、別体の蝶番を介したものではない構造のものである。
前記上蓋部(2)には、インナーリング(7)が設けられている。
前記組み付け体(8)の内壁には、ネジ部が設けられている。
容器本体(3)は、その上部に円筒状の口元部(4)を備えており、その口元部(4)の外周壁には、ネジ部が設けられている。
前記組み付け体(8)は、容器本体(3)の口元部に、ネジ部を介して螺合されるものである、
前記口元部(4)の上部(5)の先端部(6)は、エラストマーで形成されており、前記上蓋部(2)のインナーリング(7)と、前記組み付け体(8)の上端の頂壁部(12)の内側フランジ部(9)と、前記口元部(4)の上部(5)と、によって、嵌合されている。
前記嵌合によって、前記プラスチック容器(1)が、高い密封性を得ることができるものである。
前記エラストマーが、熱可塑性樹脂エラストマーで形成されていることを特徴とするも
のである。
すなわち、前記口元部(4)の上部(5)の先端部(6)に、前記熱可塑性樹脂エラストマーを用いることによって、前記先端部(6)が、経時によるクリープ現象を生じることが極めて少なくなり、上蓋部(2)のインナーリング(7)との高い密着性を保つことができるものである。
前記エラストマーとして、熱可塑性樹脂エラストマーを使用できるので、前記口元部(4)の上部(5)の先端部(6)の部材をインサート成形法や、2色成形法で形成することができるものである。
すなわち、前記口元部(4)の上部(5)の先端部(6)の部材と、その先端部の部材の下部である口元部の上部とが、強く密着されて一体化成形されるものである。
図2は、本発明のプラスチック容器の開蓋時の断面略図である。
図3の(a)は、本発明のプラスチック容器の閉蓋時の密封状態を高める構造部分を点線で囲った断面略図である。
図3の(b)は、図3の(a)の点線範囲の拡大断面略図である。
すなわち、前記口元部(4)の上部(5)の先端部(6)は、エラストマーで形成されており、前記上蓋部(2)のインナーリング(7)と、前記組み付け体(8)の上端の頂壁部(12)の内側フランジ部(9)と、前記口元部(4)の上部(5)と、によって、嵌合されている。
本発明の前記エラストマーとしては、以下のゴム材料または軟質、硬質エラストマー樹脂が使用できる、すなわち、天然ゴム、クロロプレンゴム等の合成ゴム、熱可塑性ポリオレフィン系エラストマー、熱可塑性ポリエステル系エラストマー、熱可塑性ポリウレタン系エラストマーなどを使用することができる。
成型方法の一例としては、インサート成形法、2色成形法または、浸漬成形法があるが、これに限定されるものではない。
天然ゴムは、低モジュラス、高い伸び、そして十分な引っ張り強さを有している。しかし、それとともに耐老化性の悪さや、天然ゴム中に含まれるタンパク質に対するアレルギー反応などの短所も有し、これらは天然ゴムの構造および組成に起因している。
また、天然物ゆえに樹齢、気象条件により組成等に微妙な影響を与えるため、一定の品質のラテックスが得られずピンホールや不均一な成型不良を生じさせる原因となる。
合成ゴムとしては、特に限定されるものではなく、弾性を示すものなら使用でき、具体的には、例えば、スチレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−アクリルゴム、アクリルゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、エピクロルヒドリンゴム、塩素化ポリエチレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、フッ素ゴム、フッ素化シリコーンゴム、四フッ化エチレン−プロピレンゴム、プロピレンオキサイドゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴム、ポリサルファイドゴム、ノルボルネンゴム、多硫化ゴム、水素ニトリルゴム、ポリエーテル系特殊ゴム、ポリウレタン繊維等が使用できるが、ブタジエン系やクロロプレン系ゴムが使用できる。
しかし、上記天然ゴムや合成ゴムは、復元性は優れるものの、時間の経過や、繰り返し使用により、劣化が進行し、復元力がなくなり、開口端部と蓋板面との密着性が低下していくものである。
また、上記天然ゴムや合成ゴムは、前記口元部(4)の上部(5)の先端部(6)の部材として使用できるが、その下部の前記口元部との密着性、接着性が十分でないため、本発明には、好ましく使用されないものである。
すなわち、上記天然ゴムや合成ゴムは、前記先端部(6)の部材として使用できるが、その硬度や強度が十分でないため、本発明には、好ましく使用されないものである。
熱可塑性ポリウレタン系エラストマーとしては、二官能性ポリエステルポリオールとイソシアネートとを官能基当量で反応させた線状ポリウレタンポリマーを用いる。市販されている代表的なものには、「パラプレン」(日本ポリウレタン)、「エスティン」(グッドリッチ)、「テクシン」(モヴェイケミカル)などがある。
このエラストマーの成形手段は、射出成形が代表的であるが、押出成形や真空成形品などの任意の技術を利用できる。
熱可塑性ポリウレタンエラストマーは、復元性はすぐれているものの、前記先端部(6)の部材として使用できるが、その硬度や強度が十分でないため、本発明には、好ましく使用されないものである。
熱可塑性オレフィン系エラストマーとしては、オレフィン系エラストマーと、オレフィン系樹脂とからなる複合材料の熱可塑性エラストマーがあり、下記の3タイプがある。
ソフトセグメントしてのオレフィン系エラストマーとハードセグメントとしてのオレフィン系樹脂とを単純ブレンドしたタイプである。
ソフトセグメントしてのオレフィン系エラストマーとオレフィン系樹脂とを部分的に架橋させて複合化した架橋タイプである。
ソフトセグメントしてのオレフィン系エラストマーを架橋させて、それをオレフィン系樹脂に分散させたタイプである。
上記オレフィン系エラストマーとはEPDM等に代表されるエチレン系ゴムが挙げられ、また上記オレフィン系樹脂とはポリエチレン、ポリプロピレン等が挙げられる。
上記熱可塑性オレフィン系エラストマーは、復元性、硬度および強度が十分であるので、前記先端部(6)の部材として好ましく使用できるものである。
また、熱可塑性オレフィン系エラストマーは、成型方法の一例として、インサート成形法や2色成形法に十分対応できるものであり、これに限定されるものではない。
また、前記先端部(6)の部材の材料として熱可塑性オレフィン系エラストマーを使用し、前記口元部(4)の上部(5)の材料として熱可塑性オレフィン系樹脂を使用して成形した場合は、前記先端部(6)と、前記口元部(4)の上部(5)の密着強度や接着強度は、高いものとなる。
したがって、熱可塑性オレフィン系エラストマーは、本発明の前記先端部(6)の部材として好ましく使用できるものである。
熱可塑性ポリエステル系エラストマーとしては、芳香族ポリエステルと脂肪族ポリエーテルとの熱可塑性ポリエステルエラストマーや、芳香族ポリエステルと脂肪族ポリエステルとの熱可塑性ポリエステルエラストマーなどが使用できる。
熱可塑性ポリエステルエラストマーとは、(AB)n型マルチブロック型のコポリマーであり、結晶性の高融点ポリエステルブロック単位(ハードセグメント)と低いガラス転移温度(Tg)の非晶性ブロック単位(ソフトセグメント)から合成される。
ハードセグメントにポリブチレンテレフタレート単位、ソフトセグメントにポリ(テトラメチレンオキシド)グリコール(PTMG)のような脂肪族ポリエーテル単位を用いて共重合した芳香族ポリエステル/脂肪族ポリエーテル型の熱可塑性ポリエステルエラストマーがある。
また、ハードセグメントにポリブチレンテレフタレート単位、ソフトセグメントにポリカプロラクトンンやポリブチレンアジペートの様な脂肪族ポリエステルを共重合した芳香族ポリエステル/脂肪族ポリエステル型の熱可塑性ポリエステルエラストマーがある。
熱可塑性ポリエステル系エラストマーは、復元性、硬度および強度が十分であるので、前記先端部(6)の部材として好ましく使用できるものである。
また、熱可塑性ポリエステル系エラストマーは、成型方法の一例として、インサート成形法や2色成形法に十分対応できるものであり、これに限定されるものではない。
また、前記先端部(6)の部材の材料として熱可塑性ポリエステル系エラストマーを使用し、前記口元部(4)の上部(5)の材料として熱可塑性ポリエステル系樹脂を使用して成形した場合は、前記先端部(6)と、前記口元部(4)の上部(5)の密着強度や接着強度は、高いものとなる。
したがって、熱可塑性ポリエステル系エラストマーは、本発明の前記先端部(6)の部材として好ましく使用できるものである。
なお、前記口元部(4)の上部(5)の材料として使用できる熱可塑性ポリエステル系樹脂としては、芳香族ポリエステル樹脂が挙げられる、すなわち、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリテトラメチレンテレフタレートからなる1種もしくは1種類以上からなる共重合体、混合物よりなるものである。
1、プラスチック容器
2、上蓋部
3、容器本体
4、口元部
5、口元部の上部
6、口元部の上部の先端部
7、インナーリング
8、組み付け体
9、組み付け体の上端の頂壁部の内側フランジ部
10、ヒンジ部
11、拡大箇所点線範囲
12、組み付け体の上端の頂壁部
20、密封容器
21、蓋体
22、蝶番
24、組み付け体の筒状の周壁
25、組み付け体の筒状の上部の頂壁
26、パッキン体
27、パッキン体のリング板
28、口元部の上端面
29、口元部
30、容器本体
31、拡大箇所点線範囲
32、インナーリング
33、組付き体

Claims (3)

  1. 上蓋部と組み付け体とがヒンジ部を介して連結されてなるヒンジキャップと、上部に円筒状の口元部を有する容器本体とを螺合してなるプラスチック容器であって、
    前記上蓋部の蓋板の内面側にインナーリングが垂設され、
    前記組み付け体には、筒状の周壁とその上端に設けられた頂壁部とが形成され、
    容器本体に設けられた前記口元部の上部先端にエラストマーからなる環状封止片が形成され、
    前記上蓋部および上蓋部内面に設けられたインナーリングと、前記組み付け体の頂壁部とで前記口元部の上部先端に設けられた環状封止片を挟着することで、
    前記口元部と前記上蓋部を密着させて密閉するようにしたことを特徴とするプラスチック容器。
  2. 前記口元部の外周壁にはネジ部が形成され、前記組み付け体の内壁には前記口元部のネジ部に螺合するためのネジ部が形成されてなることを特徴とする請求項1に記載のプラスチック容器。
  3. 前記エラストマーからなる環状封止片が、熱可塑性樹脂系エラストマーであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプラスチック容器。
JP2012089270A 2012-04-10 2012-04-10 プラスチック容器 Pending JP2013216363A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012089270A JP2013216363A (ja) 2012-04-10 2012-04-10 プラスチック容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012089270A JP2013216363A (ja) 2012-04-10 2012-04-10 プラスチック容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013216363A true JP2013216363A (ja) 2013-10-24

Family

ID=49589004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012089270A Pending JP2013216363A (ja) 2012-04-10 2012-04-10 プラスチック容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013216363A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019044451A1 (ja) * 2017-08-31 2019-03-07 大和製罐株式会社 ヒンジ式キャップ及び容器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019044451A1 (ja) * 2017-08-31 2019-03-07 大和製罐株式会社 ヒンジ式キャップ及び容器
JP2019043577A (ja) * 2017-08-31 2019-03-22 大和製罐株式会社 ヒンジ式キャップ及び容器
CN111065584A (zh) * 2017-08-31 2020-04-24 大和制罐株式会社 铰链式罩及容器
JP7094672B2 (ja) 2017-08-31 2022-07-04 大和製罐株式会社 ヒンジ式キャップ及び容器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2020202108B2 (en) Container and lid
JP4230354B2 (ja) 流動可能な物質を保持する容器に用いるディスペンスクロージャー
US9764863B2 (en) Heat sealing thru food contaminants
US20180237190A1 (en) Closable container
US20150158621A1 (en) Connection die coupled with container neck in use
US20190023460A1 (en) Container enclosure assembly
CN101119902A (zh) 整体式密封盖
JP4921477B2 (ja) 液体容器用の分配用栓
US20090120899A1 (en) Flip top container closure
JP2010089807A (ja) 合成樹脂製キャップ
JP2013216363A (ja) プラスチック容器
JP2020055553A (ja) 吐出容器
KR20170083218A (ko) 화장품 용기
JP2020055557A (ja) 吐出容器
KR101513351B1 (ko) 크림 타입의 화장품 용기
US10392168B2 (en) Container pouring spout sealing structure
JP5086565B2 (ja) 容器の密閉装置
JP2893170B2 (ja) 密閉容器
JP2748112B2 (ja) 密閉容器
KR101909122B1 (ko) 듀얼 스핀용기
JP4088937B2 (ja) 蓋付き密封容器
CN111148449A (zh) 化妆品包装体及化妆品容器
JP6100599B2 (ja) 容器
JP3244632U (ja) スポイト付きキャップ
KR102468656B1 (ko) 내용물 보관 용기