JP2013215903A - インクジェット記録装置、及び、そのインクジェット記録装置における記録ヘッドの傾きずれ補正方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録ヘッドの傾きずれの補正の精度の低下を防ぐインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】記録ヘッドの走査方向に対して、記録ヘッドが予め定められた角度から傾いているか否かを判定する。傾いていると判定された場合に、当該傾きがない場合のカラムデータに基づく記録領域から、傾きのためにずれて記録される記録ドット数を取得する。その取得された記録ドット数分のノズルに割り当てられる記録データに基づく吐出位置を走査方向上で補正する。
【選択図】図4
【解決手段】記録ヘッドの走査方向に対して、記録ヘッドが予め定められた角度から傾いているか否かを判定する。傾いていると判定された場合に、当該傾きがない場合のカラムデータに基づく記録領域から、傾きのためにずれて記録される記録ドット数を取得する。その取得された記録ドット数分のノズルに割り当てられる記録データに基づく吐出位置を走査方向上で補正する。
【選択図】図4
Description
本発明は、記録ヘッドの傾きずれを補正するインクジェット記録装置及びそのインクジェット記録装置における記録ヘッドの傾きずれ補正方法に関する。
インクジェット記録装置において、記録ヘッドの装着誤差や記録ヘッドの組み付け誤差等によって、記録ヘッドがインクジェット記録装置に対して傾いて装着され、その傾きにより、記録ドットの形成位置にずれ(傾きずれ)が生じてしまう。
図19は、記録ヘッドがインクジェット記録装置に理想的に装着されて傾きずれが存在しない場合の記録媒体に形成される記録ドット配置を示す図である。図19に示すように、記録ヘッドは、矢印Bの副走査方向と平行に装着されており、記録媒体P上を矢印Aに示す主走査方向に沿って左から右へと移動して記録を行う。また、記録媒体Pは、矢印Bの方向に搬送される。図の上側は、副走査方向の下流側となり、下側が副走査方向の上流側となる。このとき、記録ヘッドの128個の記録素子(ノズル)を、各16個ずつの記録素子のグループ0〜7の8グループに分ける。そして、各グループで記録素子を異なるブロックに割り当て、同じブロックの記録素子ごとに一定の時間間隔で順次駆動していく。図19においては、副走査方向下流側の記録素子から、16個ずつ順にグループ0〜7が割り当てられている。また、各グループで副走査方向下流側の記録素子から順に、ブロック0〜15が割り当てられている。このようにして、ブロック0、1、2、・・・の記録素子の駆動順序で、記録素子を駆動する。図21A〜Bに示すように、記録ヘッドの傾きずれがなければ、記録素子のブロック0〜15の1周期の駆動によって形成される記録ドットは、同じカラム内に形成され、記録品位の高い画像を得ることができる。
一方、図20は、記録ヘッドの傾きずれが発生した場合の記録ドット配置を示す図である。図20に示されるように、同じブロックに割り当てられた記録素子により形成される記録ドットが主走査方向にずれている。その結果、本来配置されるはずのカラムから外れた位置に記録ドットが形成されてしまう。例えば、グループ2については、ブロック0〜3の4個の記録ドットが、本来配置されるべきカラムから外れた位置に形成されている。このように、記録ヘッドに傾きずれが発生すると、本来配置されるべきカラムから外れた位置に記録ドットが形成されてしまい、画質の悪化を招いてしまう。
特許文献1には、検出した傾きずれに関する情報に基づいて、記録ヘッドの記録素子毎にデータを変更することにより、傾きずれを補正する方法が記載されている。
しかしながら、特許文献1に記載の補正方法によっても、駆動周期の期間を略均等分割配分で駆動する時分割駆動で画像データの主走査方向の解像度よりも低い解像度で主走査方向に記録する場合や、画像データの主走査方向の解像度と記録データ解像度が同じで1カラムごとに間引くように記録する場合には、図22A〜Bに示すように、記録ドットの補正位置が記録ヘッドの記録解像度分、外れた位置となってしまい、画像データの主走査方向の解像度単位で傾きずれを補正することができない。
本発明の目的は、このような従来の問題点を解決することにある。本発明は、上記の点に鑑み、記録ヘッドの傾きずれの補正の精度の低下を防ぐインクジェット記録装置、及び、そのインクジェット記録装置における記録ヘッドの傾きずれ補正方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るインクジェット記録装置は、インクを吐出するノズルが配列された記録ヘッドを当該配列方向と交差する方向に、記録媒体上を一走査で記録可能な対象領域を複数回走査することによって画像を記録するインクジェット記録装置であって、前記記録ヘッドの走査方向に対して、前記記録ヘッドが予め定められた角度から傾いているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により傾いていると判定された場合に、当該傾きがない場合の記録領域から前記傾きのためにずれて記録される記録ドット数を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記記録ドット数分のノズルに対応する記録データの割り当て位置を前記走査方向において補正する補正手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、記録ヘッドの傾きずれの補正の精度の低下を防ぐことができる。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施例を詳しく説明する。尚、以下の実施例は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施例で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
〔実施例1〕
[インクジェット記録装置の説明]
図23は本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録装置の構成の概要を示す外観斜視図である。図23に示すように、インクジェット記録装置2300は、インクジェット方式に従ってインクを吐出して記録を行なう記録ヘッド2303を搭載したキャリッジ2302にキャリッジモータM1によって発生する駆動力を伝達機構2304より伝え、キャリッジ2302を矢印A方向に往復移動させるとともに、例えば、記録紙などの記録媒体Pを給紙機構2305を介して給紙し、記録位置まで搬送し、その記録位置において記録ヘッド2303から記録媒体Pにインクを吐出することで記録を行なう。特に本実施例においては、インクを吐出するノズルが配列された記録ヘッドを当該配列方向と交差する方向に、記録媒体上を一走査で記録可能な対象領域を複数回走査することによって画像を記録するインクジェット記録装置を用いる。
[インクジェット記録装置の説明]
図23は本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録装置の構成の概要を示す外観斜視図である。図23に示すように、インクジェット記録装置2300は、インクジェット方式に従ってインクを吐出して記録を行なう記録ヘッド2303を搭載したキャリッジ2302にキャリッジモータM1によって発生する駆動力を伝達機構2304より伝え、キャリッジ2302を矢印A方向に往復移動させるとともに、例えば、記録紙などの記録媒体Pを給紙機構2305を介して給紙し、記録位置まで搬送し、その記録位置において記録ヘッド2303から記録媒体Pにインクを吐出することで記録を行なう。特に本実施例においては、インクを吐出するノズルが配列された記録ヘッドを当該配列方向と交差する方向に、記録媒体上を一走査で記録可能な対象領域を複数回走査することによって画像を記録するインクジェット記録装置を用いる。
また、記録ヘッド2303の状態を良好に維持するためにキャリッジ2302を回復装置2310の位置まで移動させ、間欠的に記録ヘッド2303の吐出回復処理を行う。
インクジェット記録装置2300のキャリッジ2302には記録ヘッド2303を搭載するのみならず、記録ヘッド2303に供給するインクを貯留するインクカートリッジ2306が装着される。インクカートリッジ2306は、キャリッジ2302に対して着脱自在になっている。
図23に示したインクジェット記録装置2300はカラー記録が可能であり、そのためにキャリッジ2302は、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)のインクを夫々、収容した4つのインクカートリッジを搭載している。これら4つのインクカートリッジは夫々独立に着脱可能である。
さて、キャリッジ2302と記録ヘッド2303とは、両部材の接合面が適正に接触されて所要の電気的接続を達成維持できるようになっている。記録ヘッド2303は、記録信号に応じてエネルギーを印加することにより、複数の吐出口からインクを選択的に吐出して記録する。特に、本実施例における記録ヘッド2303は、熱エネルギーを利用してインクを吐出するインクジェット方式を採用しており、熱エネルギーを発生するために電気熱変換体を備え、その電気熱変換体に印加される電気エネルギーが熱エネルギーへと変換され、その熱エネルギーをインクに与えることにより生じる膜沸騰による気泡の成長、収縮によって生じる圧力変化を利用して、吐出口よりインクを吐出させる。この電気熱変換体は各吐出口のそれぞれに対応して設けられ、記録信号に応じて対応する電気熱変換体にパルス電圧を印加することによって対応する吐出口からインクを吐出する。
図23に示されているように、キャリッジ2302はキャリッジモータM1の駆動力を伝達する伝達機構2304の駆動ベルト2307の一部に連結されており、ガイドシャフト2313に沿って矢印A方向に摺動自在に案内支持されるようになっている。従って、キャリッジ2302は、キャリッジモータM1の正転及び逆転によってガイドシャフト2313に沿って往復移動する。また、キャリッジ2302の移動方向(矢印A方向)に沿ってキャリッジ2302の絶対位置を示すためのスケール2308(CRエンコーダフィルム)が備えられている。この実施例では、スケール2308は透明なPETフィルムに必要なピッチで黒色のバーを印刷したものを用いており、その一方はシャーシ2309に固着され、他方は板バネ(不図示)で支持されている。
また、インクジェット記録装置2300には、記録ヘッド2303の吐出口(不図示)が形成された吐出口面に対向してプラテン(不図示)が設けられており、キャリッジモータM1の駆動力によって記録ヘッド2303を搭載したキャリッジ2302が往復移動されると同時に、記録ヘッド2303に記録信号を与えてインクを吐出することによって、プラテン上に搬送された記録媒体Pの全幅にわたって記録が行われる。
さらに、図23における搬送ローラ2314は、記録媒体Pを搬送するために搬送モータM2によって駆動される。また、ピンチローラ2315は、バネ(不図示)により記録媒体Pを搬送ローラ2314に当接する。また、ピンチローラホルダ2316は、ピンチローラ2315を回転自在に支持する。また、搬送ローラギヤ2317は、搬送ローラ2314の一端に固着されている。そして、搬送ローラギヤ2317に中間ギア(不図示)を介して伝達された搬送モータM2の回転により、搬送ローラ2314が駆動される。
また、排出ローラ2320は、記録ヘッド2303によって画像が形成された記録媒体Pをインクジェット記録装置外ヘ排出する。排出ローラ2320は、搬送モータM2の回転が伝達されることで駆動されるようになっている。なお、排出ローラ2320は、記録媒体Pをバネ(不図示)により圧接する拍車ローラ(不図示)により当接する。拍車ホルダ2322は、拍車ローラを回転自在に支持する。
また、インクジェット記録装置2300には、図23に示されているように、記録ヘッド2303を搭載するキャリッジ2302の記録動作のための往復運動の範囲外(記録領域外)の所望位置(例えば、ホームポジションに対応する位置)に、記録ヘッド2303の吐出不良を回復するための回復装置2310が配設されている。
回復装置2310は、記録ヘッド2303の吐出口面をキャッピングするキャッピング機構2311と記録ヘッド2303の吐出口面をクリーニングするワイピング機構2312を備えており、キャッピング機構2311による吐出口面のキャッピングに連動して回復装置内の吸引構成(吸引ポンプ等)により吐出口からインクを強制的に排出させ、それによって、記録ヘッド2303のインク流路内の粘度の増したインクや気泡等を除去するなどの吐出回復処理を行う。
また、非記録動作時等には、記録ヘッド2303の吐出口面をキャッピング機構2311によりキャッピングすることによって、記録ヘッド2303を保護するとともにインクの蒸発や乾燥を防止することができる。一方、ワイピング機構2312はキャッピング機構2311の近傍に配され、記録ヘッド2303の吐出口面に付着したインク液滴を拭き取るようになっている。これらキャッピング機構2311及びワイピング機構2312により、記録ヘッド2303のインク吐出状態を正常に保つことが可能となっている。
[インクジェット記録装置の制御構成]
図24は、図23に示したインクジェット記録装置2300の制御構成を示すブロック図である。図24に示すように、CPU2401は、CPU2401と、後述する制御シーケンスに対応したプログラム、所要のテーブル、その他の固定データを格納したROM2402と、キャリッジモータM1や搬送モータM2の制御、及び、記録ヘッド2303の制御のための制御信号を生成する特殊用途集積回路(ASIC)2403と、画像データの展開領域やプログラム実行のための作業用領域等を設けたRAM2404と、各ブロックを相互に接続してデータの授受を行うシステムバス2405と、以下に説明するセンサ群からのアナログ信号を入力してA/D変換し、デジタル信号をCPU2401に供給するA/D変換器2406とを含んで構成される。
図24は、図23に示したインクジェット記録装置2300の制御構成を示すブロック図である。図24に示すように、CPU2401は、CPU2401と、後述する制御シーケンスに対応したプログラム、所要のテーブル、その他の固定データを格納したROM2402と、キャリッジモータM1や搬送モータM2の制御、及び、記録ヘッド2303の制御のための制御信号を生成する特殊用途集積回路(ASIC)2403と、画像データの展開領域やプログラム実行のための作業用領域等を設けたRAM2404と、各ブロックを相互に接続してデータの授受を行うシステムバス2405と、以下に説明するセンサ群からのアナログ信号を入力してA/D変換し、デジタル信号をCPU2401に供給するA/D変換器2406とを含んで構成される。
また、図24において、ホスト装置2410は、画像データの供給源となるコンピュータ(或いは、画像読取り用のリーダやデジタルカメラなど)である。ホスト装置2410とインクジェット記録装置2300との間ではインタフェース(I/F)2411を介して画像データ、コマンド、ステータス信号等を送受信する。
さらに、スイッチ群2420は、電源スイッチ2421、プリント開始を指令するためのプリントスイッチ2422、及び記録ヘッド2303のインク吐出性能を良好な状態に維持するための処理(回復処理)の起動を指示するための回復スイッチ2423など、操作者による指令入力を受けるためのスイッチから構成される。センサ群2430は、ホームポジションを検出するためのフォトカプラなどの位置センサ2431、環境温度を検出するためにインクジェット記録装置2300の適宜の箇所に設けられた温度センサ2432等から構成されるインクジェット記録装置2300の状態を検出するためのセンサ群である。さらに、キャリッジモータドライバ2440は、キャリッジ2302を図23に示す矢印A方向に往復走査させるためのキャリッジモータM1を駆動させる。また、搬送モータドライバ2442は、記録媒体Pを搬送するための搬送モータM2を駆動させる。
ASIC2403は、記録ヘッド2303による記録走査の際に、ROM2402の記憶領域に直接アクセスしながら記録ヘッドに対して記録素子(吐出ヒータ)の駆動データを転送する。
なお、図1に示す構成は、インクカートリッジ2306と記録ヘッド2303とが分離可能な構成であるが、これらが一体的に形成されて交換可能なヘッドカートリッジを構成しても良い。
さらに、以下の実施例において、記録ヘッドから吐出される液滴はインクであるとして説明し、さらにインクタンクに収容される液体はインクであるとして説明したが、その収容物はインクに限定されるものではない。例えば、記録画像の定着性や耐水性を高めたり、その画像品質を高めたりするために記録媒体に対して吐出される処理液のようなものがインクタンクに収容されていても良い。
以下の実施例は、特にインクジェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネルギーとして熱エネルギーを発生する構成(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、熱エネルギーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いることにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
さらに、インクジェット記録装置2300が記録できる記録媒体の最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているような複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
加えて、上記で説明した記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着されることで、装置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
さらに加えて、本実施例におけるインクジェット記録装置2300の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末として一体または別体に設けられるものの他、読取装置等と組み合わせられた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良い。
図1は、インクジェット記録装置2300の記録部周辺の構成を示す図である。キャリッジ2302は、4色のカラーインク、即ち、ブラック(Bk)、シアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロー(Y)のインクがそれぞれ貯留されたインクカートリッジ1101と、各インクに対応したノズル列を備える記録ヘッド2303を搭載している。
ここで、先に図2を説明する。図2(a)は、記録ヘッド2303のインク吐出口面140上のインク吐出口(ノズル)13の配列を示す。インク吐出口列141、142、143、144はそれぞれ、1インチ当たり600個のノズル密度(600dpi)で128個配列されたインク吐出口13を備えている。また、各インク吐出口列は、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローのインク滴を吐出する。以下、インク吐出口列141〜144のうち1つのインク吐出口列(例えば、黒のインク吐出口列141)に着目して説明するが、他のインク吐出口列についても同様である。
図2(b)は、128個のインク吐出口13から成るインク吐出口列141を有する記録ヘッド2303を示している。インク吐出口列141の上側のインク吐出口13は副走査方向下流側にあたり、インク吐出口13から順に上流側に向かって0〜127のノズル番号を仮想的に付する。さらに、インク吐出口13をノズル番号の小さい方から16個ずつグループ0〜7に分けて、各グループでノズル番号の小さいインク吐出口に対応する記録素子から順に、ブロック0〜15を割り当てる。図2(b)のようにブロック番号の割り当てられた記録素子を時分割で選択し、選択された記録素子を駆動することによって、記録媒体に画像の記録を行う。以下、記録ヘッド2303の全てのインク吐出口13を用いて、1カラム目から2カラム目までの2カラム分の記録ドットを記録媒体上に形成して画像を記録する場合を例に説明を行う。
図1に戻ると、紙送りローラ1103は、補助ローラ1104とともに記録媒体Pを挾持しながら図中の矢印の方向に回転し、記録媒体Pをy方向(副走査方向、搬送方向、紙送り方向)に随時搬送する。一対の給紙ローラ1105は、記録媒体の給紙を行う。一対のローラ1105は、紙送りローラ1103および1104と同様、記録媒体Pを挾持して回転するが、紙送りローラ1103よりもその回転速度を小さくすることによって記録媒体に張力を作用させることができる。キャリッジ2302は4つのインクカートリッジ1101を支持し、記録とともにこれらの走査を行う。キャリッジ2302は、記録を行っていないとき、あるいは記録ヘッド2303の回復処理などを行うときに図の破線で示した位置のホームポジションhに待機する。
記録開始前にホームポジションhにあるキャリッジ2302は、記録開始命令があると、x方向(主走査方向)に移動しながら、1インチ当たり600個の密度で128個のノズルが配列するノズル列からインクを吐出して、紙面上に幅128/600インチの記録を行う。この最初の記録が終了してから2回目の記録が始まる前に、紙送りローラ1103が矢印方向に回転することによって、幅128/600インチだけy方向への紙送りを行う。このようにして、キャリッジ2302の1主走査毎に記録ヘッド2303による幅128/600インチの記録(記録媒体の1インチ幅を128個のノズルを用いて記録)と紙送りを繰り返し行うことにより、一頁分の記録を完成することができる。なお、このような記録モードを1パス記録モードという。
また、別の記録モードとして、記録開始前にホームポジションhにあるキャリッジ2302は、記録開始命令があると、x方向(主走査の順方向)に移動しながら、ノズル列の128個のノズルにより、紙面上に幅128/600インチの記録を行う。その際、所定の記録データを約半分に間引いた記録データで記録を行う。この最初の記録が終了してから2回目の記録が始まる前に、紙送りローラ1103が矢印方向に回転することによって、幅128/(600×2)インチだけy方向に紙送りを行う。そして、2回目の走査でキャリッジ2302は1回目の記録とは逆方向に走査を行い、各ノズルに対応する領域の記録を完成する。このような記録モードを2パス記録モードと言う。以下、一般にM(≧2)パス記録を総称して、マルチパス記録モードと言う。このようなマルチパス記録モードは、高画質に写真画像を記録する場合に最適である。
[記録装置のブロック図]
図3は、インクジェット記録装置2300における制御回路周辺に着目した構成を示すブロック図である。インクジェット記録装置2300がホスト装置2410から受信したラスタ単位の記録データは、まず、受信バッファ203に格納される。受信バッファ203に格納された記録データは、ホスト装置2410からの送信データ量を減らすために圧縮されており、展開された後、第1の記録メモリ(記録バッファメモリ)204に格納される。第1の記録メモリ204に格納された記録データは、図16に示すようにHV(Horizontal-Vertical)変換回路205によってHV変換処理が行われ、ASIC2403内の第2の記録メモリ(ノズルバッファメモリ)211に格納される。第1の記録メモリ(記録バッファメモリ)204は、1回の走査で記録する幅に対応したラスタ数のデータを格納できる。図15は、第1の記録メモリ204における画像データの配置を模式的に示す図である。図15において、縦方向は128個の記録素子に対応したアドレス000〜0feであり、横方向は解像度と記録媒体のサイズとの積に対応した数のアドレスである。第2の記録メモリ(ノズルバッファメモリ)211はカラム形式のデータが格納される。
図3は、インクジェット記録装置2300における制御回路周辺に着目した構成を示すブロック図である。インクジェット記録装置2300がホスト装置2410から受信したラスタ単位の記録データは、まず、受信バッファ203に格納される。受信バッファ203に格納された記録データは、ホスト装置2410からの送信データ量を減らすために圧縮されており、展開された後、第1の記録メモリ(記録バッファメモリ)204に格納される。第1の記録メモリ204に格納された記録データは、図16に示すようにHV(Horizontal-Vertical)変換回路205によってHV変換処理が行われ、ASIC2403内の第2の記録メモリ(ノズルバッファメモリ)211に格納される。第1の記録メモリ(記録バッファメモリ)204は、1回の走査で記録する幅に対応したラスタ数のデータを格納できる。図15は、第1の記録メモリ204における画像データの配置を模式的に示す図である。図15において、縦方向は128個の記録素子に対応したアドレス000〜0feであり、横方向は解像度と記録媒体のサイズとの積に対応した数のアドレスである。第2の記録メモリ(ノズルバッファメモリ)211はカラム形式のデータが格納される。
図4は、ASIC2403の内部ブロック図である。図7も参照しながら、記録素子を時分割して順次駆動するための構成について説明する。データ並び替え回路212は、記録データを並び替えるための回路である。データ並び替え回路212は、128個の記録素子に対応付けられて第2の記録メモリ211に保持されている記録データを、同時に記録されるブロック毎の7ビットの記録データにまとめて、第3の記録メモリ(転送バッファメモリ)213に書き込む。第3の記録メモリ213への書き込み領域は、ブロック毎にカラム方向へ可変である。第3の記録メモリ(転送バッファメモリ)213は、記録素子列の複数カラム分のデータを格納できる。データ選択回路215は、第3の記録メモリ213からの読み出しを、補正値記憶部217に記憶されている補正値に基づいて行う。これにより、後述するドットの配置を変更することができる。転送回数カウンタ216は、記録タイミング信号の転送回数をカウンタするカウンタ回路であり、記録タイミング信号毎にインクリメントされる。転送回数カウンタは0〜15までカウントして0に戻る。さらに、転送回数カウンタ216は、第3の記録メモリ213のBank値をカウントしており、転送回数カウンタが16回カウントされるとBank値を+1インクリメントする。
ブロック駆動順データメモリ214は、16分割されたブロック番号0〜15の記録素子を駆動する順番がアドレス0〜15に記録されている。例えば、ブロック番号0から順次駆動する場合には、アドレス0〜15のうち0、1、2、・・・、15の順でブロック番号が記憶されている。記録データ転送回路219は、例えば、光学式リニアエンコーダに基づいて生成される記録タイミング信号をトリガとして、転送回数カウンタ216のインクリメントを行う。データ選択回路215は、記録タイミング信号を起点にブロック駆動順データメモリ214の値と転送回数カウンタ216のカウントしたBank値に応じた記録データを第3のメモリ213から読み出す。記録データを第3のメモリ213から読み出すBank値の間隔は、記録モードに応じて可変としている。この読み出した記録データをデータ転送CLK生成器218により生成されたデータ転送CLK信号(HD_CLK)に同期して、記録ヘッド2303に転送する。
図5は、ブロック駆動順データメモリ214のアドレス0〜15に書き込まれたブロック駆動順データの一例を示す図である。ブロック駆動順データメモリ214のアドレス0、アドレス1には、それぞれブロック0、ブロック1を示すブロックデータが記憶されている。同様に、アドレス2〜15には、ブロック2〜15を示すブロックデータが記憶されている。データ選択回路215は、記録タイミング信号をトリガに、ブロック駆動順データメモリ214のアドレス0からブロックイネーブル信号としてブロックデータ0000(ブロック0を示す数値)を読み出す。そして、ブロックデータ0000に対応した記録データを第3の記録メモリ213から読み出し、その記録データを記録ヘッド2303に転送する。
同様にして、次の記録タイミング信号で、ブロック駆動順データメモリ214のアドレス1からブロックイネーブル信号としてブロックデータ0001(ブロック1を示す数値)を読み出す。そして、ブロックデータ0001に対応した記録データを第3の記録メモリ213から読み出し、記録ヘッド2303に転送する。同様にして、次の記録タイミング信号をトリガに、ブロック駆動順データメモリ214のアドレス2〜15まで順に、ブロックデータを読み出す。そして、各ブロックデータに対応した記録データを第3の記録メモリ213から読み出し、その記録データを記録ヘッド2303に転送する。
以上のように、データ選択回路215は、ブロック駆動順データメモリ214のアドレス0〜15に設定されたブロックデータの読み出しを行う。そして、各ブロックデータに対応した記録データを第3の記録メモリ213から読み出し、その記録データを記録ヘッド2303に転送することで、1カラム分の記録を行う。
図6は、記録ヘッド2303を駆動するための分割ブロック選択回路を示す図である。記録ヘッド2303は、128個の記録素子306を16ブロックに分割して駆動し、同じブロックに割り当てられた2個の記録素子を駆動する。記録データ信号313は、HD_CLK信号314により、記録ヘッド2303にシリアル転送で伝送される。記録データ信号313は、16ビットのシフトレジスタ301で受信後、16ビットラッチ302において、ラッチ信号312の立ち上がりでラッチされる。ブロックの指定は4本のブロックイネーブル信号310で示され、デコーダ303で展開された指定ブロックの記録素子306が選択される。ブロックイネーブル信号310と記録データ信号313の両方で指定された記録素子306のみが、ANDゲート305を通過したヒータ駆動パルス信号311により駆動され、インク吐出口からインク滴を吐出して記録が行われる。
図7は、ブロックイネーブル信号310の駆動タイミングを示す。分割ブロック選択回路では、ブロック駆動順データメモリ214に格納されているブロック駆動順データに基づいてブロックイネーブル信号310を生成する。そこで、ブロックイネーブル信号310に示すように、分割ブロック選択回路では、ブロック駆動順データメモリ214により生成されるブロックイネーブル信号は、ブロック0から始まってブロック15までの16ブロックを順番に指定するように設定されている。従って、片方向記録、及び双方向記録の際の往走査記録では、駆動タイミングを示すブロックイネーブル信号310は、記録ヘッド2303に対して、ブロック0、1、2、・・・、15の駆動順序で駆動させることになる。なお、ブロックイネーブル信号310は、各ブロックが1周期の中で等間隔のタイミングで指定されるように生成されている。
[傾きずれの検出]
次に、記録ヘッドの傾きずれ(以下、単に傾きずれという)補正の概略を説明する。以下、光学式センサを用いて、記録ヘッドのある角度を以っての装着ずれを検出する場合を説明する。しかしながら、傾きずれの検出は、他の方法を用いて行っても良い。
次に、記録ヘッドの傾きずれ(以下、単に傾きずれという)補正の概略を説明する。以下、光学式センサを用いて、記録ヘッドのある角度を以っての装着ずれを検出する場合を説明する。しかしながら、傾きずれの検出は、他の方法を用いて行っても良い。
図8は、傾きずれ補正の手順の概略を示すフローチャートである。図8に示す各処理は、例えば、インクジェット記録装置のCPUにより実行される。まず、S11において、テストパターン(テスト画像)を作成する。テストパターンの作成では、インクの吐出タイミングを異ならせて作成した複数のテストパッチを含むテストチャートが記録媒体上にテスト記録される。次に、S12において、光学式センサを用いて、各テストパッチの光学特性を測定し、傾きずれに関する情報を検出する。本実施例においては、各テストパッチの反射光学濃度を測定して傾きずれに関する情報とする。そして、S13で検出した傾きずれに関する情報から補正情報を決定し、補正値記憶部217に格納する。S14においては、補正値記憶部217に格納された補正情報に基づいて、記録ドットの形成位置が主走査方向に1カラム分ずれる(オフセット)ように、第1の記録メモリ206上の記録データの格納位置を変更し、当該変更された記録データを第2の記録メモリ202に格納する。そして、第2の記録メモリ211に格納された記録データに基づいて、画像を記録媒体に記録する。
次に、S11におけるテストパターンの作成、及び、S12における反射光学濃度の測定による傾きずれに関する情報の検出について説明する。ここでは、傾きずれに関する情報としてインク吐出口列141の上流側、下流側のそれぞれ3個のインク吐出口13から形成される記録ドットの主走査方向に対するずれ量を検出する。
図9は、S11で記録媒体Pに形成されたテストパターンを示す図である。テストパターンは、7つのテストパッチ401〜407から構成される。ここで、各テストパッチを作成する手順について、図10を参照しながら説明する。各テストパッチの作成は、まず、上流側3個のインク吐出口13を用いて、連続する4カラム分のドットからなる画像を4カラムの間隔を空けて複数記録する。次に、記録媒体12を搬送して、間隔を空けた領域に下流側3個のインク吐出口を用いて、連続する4カラム分のドットからなる画像を記録する。ここでは、記録ヘッドの上流側、下流側を用いて記録する際、ともに図面の左から右へと移動しながら記録している(片方向記録)。
つまり、テストパッチ404の作成では、間隔を空けた領域を埋めるように下流側3個のインク吐出口により、画像を記録する。一方、テストパッチ405、406、407は、下流側のインク吐出口13の駆動条件(駆動タイミング)をそれぞれ遅らせて、下流側のインク吐出口による画像が間隔を空けた領域からを主走査方向に1/2画素、1画素、3/2画素ずれるように作成する。ここで、主走査方向とは、図中、右向き方向である。また、テストパッチ403、402、401は、下流側インク吐出口13の駆動タイミングをそれぞれ早めて、下流側のインク吐出口による画像が間隔を空けた領域から主走査方向と反対方向に1/2画素、1画素、3/2画素ずれるように作成する。
作成したテストパターンから、上流側、下流側のそれぞれ3個のインク吐出口13から形成される記録ドットの主走査方向のずれ量を検出する方法について説明する。図11(a)、(b)は、傾きずれがある場合のテストパッチ404で得られる画像と、その場合の記録ドット配列を示す図である。テストパッチ404の画像には、傾きずれに応じて黒スジ409となる記録ドットの重なった部分、白スジ410となる記録ドットのない部分が生じる。傾きずれがある場合には、図12で示すように、上流側の記録ドット408と下流側の記録ドット412で主走査方向のずれLが存在する。テストパッチ404では、上流側のインク吐出口13で画像を記録したときに空けた間隔を、ちょうど埋めるように下流側インク吐出口13による画像を記録している。そのため、図11(B)の413、414に示したように、上流側による記録ドット408と下流側による記録ドット415の重複部や、記録ドットの形成されていない空白部が発生して、図11(a)のような黒スジ409、白スジ410のある画像となる。このようにして、テストパッチ404の画像から、傾きずれの発生を判定することができる。
以上のようにして、下流側のインク吐出口の駆動タイミングを遅らせて又は早めて作成したテストパッチの中から、一様な記録濃度の画像を選択することにより、傾きずれに関する情報としての主走査方向の記録ドットずれ量を検出することができる。なお、S12では、7つのテストパッチについて、光学式センサを用いて反射光学濃度を測定している。そして、反射光学濃度の高い出力値を得ることのできたテストパッチを選択することにより、図13(a)に示すように、黒スジ、白スジがなく、ドット配置が一様なテストパッチを検出することができる。
上述では、単純に記録ドット配置(インク滴の吐出位置)が最も一様なテストパッチを光学センサにより選択し、そのテストパッチを形成した際の上流側のドットと下流側のドットの主走査方向のずれ量を傾きずれに関する情報として検出している。しかしながら、例えば、各パッチの光学特性を測定し、反射光学濃度の最も高いテストパッチと2番目に高いテストパッチを選択し、この2つのテストパッチの反射光学濃度差を算出する。そして、その反射光学濃度差が所定値以上であれば反射光学濃度の最も高いテストパッチのずれ量をそのまま傾きずれに関する情報として採用し、所定値以下であれば最も高いテストパッチと2番目のテストパッチのずれ量の平均値を採用するようにしても良い。また、反射光学濃度の最も高いテストパッチの左右それぞれで、各テストパッチの光学特性のデータから直線近似や多項式近似によって近似直線または近似曲線を求める。そして、これら左右2つの直線または曲線の交点から傾きずれに関する情報を検出するようにしても良い。
以下において、図9における「−2」のテストパッチ402が最も一様な画像として検出されたものとして、補正方法を説明する。S13において、S12で検出した主走査方向に対する記録ドット配置のずれ量に応じて、傾きずれを補正するための補正情報を補正値記憶部217に格納する。本実施例においては、グループ0〜7の各グループに対して、記録データの読出位置を変更する記録素子数(補正値)を対応付けた情報が補正情報として予め補正値記憶部217に記憶されている。この補正情報は、図14に示すテーブルとして補正値記憶部217に格納される。例えば、「−2」の傾きずれが生じた場合の補正情報は、補正値記憶部217に記憶されている図14のテーブルを参照して、基準となるグループ0に対して「0」、グループ1に対して「2」というような補正値が設定される。同様にして、グループ2に対して「4」、グループ3に対して「6」、グループ4に対して「8」、グループ5に対して「10」、グループ6に対して「12」、グループ7に対して「14」が補正値として設定される。
なお、各グループに対する補正値の決定方法として、例えば、基準のグループ0についての補正値を「0」とし、傾きずれに関する情報からグループ7についての補正値を決定し、簡易計算によって中間に位置するグループについての補正値を算出するようにしても良い。また、本実施例においては、補正値が「0」となる基準をグループ0としたが、グループ0以外のグループを基準グループとしても良い。例えば、グループ4を基準とすれば、グループ0に対して「−8」、グループ1に対して「−6」、グループ2に対して「−4」、グループ3に対して「−2」がそれぞれの補正値として設定される。また、グループ5に対して「2」、グループ6に対して「4」、グループ7に対して「6」がそれぞれの補正値として設定される。S14では、以上のようにして設定された補正情報に基づいて、記録データの読出位置が変更される。
図17A〜Fは、グループ0〜7の記録素子に割り当てられるノズル番号、ブロック、走査毎の記録データ、記録ドット配置を示す図である。図17A〜Bは、1走査目の記録の記録ドットの配置を説明図である。図17C〜Dは、2走査目の記録の記録ドットの配置を説明図である。図17E〜Fは、1走査目と2走査目を行った後の記録ドットの配置についての説明図である。記録ヘッドの駆動周波数15kHz、キャリッジ(CR)速度50インチ/秒での記録解像度300dpiにおいて、記録ヘッドの駆動駆動周波数を16のブロックに分割した時分割駆動の0〜7の前半と8〜15の後半の2ブロック群に分割する。グループ0では、前半をグループ0−1、後半をグループ0−2とする。記録する画像データはキャリッジ走査方向に600dpiの画像データであり、2回の往路方向への記録走査で画像を完成させるとする。
次に、本実施における記録ヘッドの傾きずれ補正方法について説明する。本実施例においては、ノズル列の各グループについて、補正値に基づいて指定された数の記録素子による記録データ(カラムデータ)の読出位置を変更する。
ノズル列のグループ1に対して補正値「2」が設定されている場合に、1走査目前半ブロック0〜7のうちの0ブロック目のデータは、2走査目前半ブロック0〜7のうちの0ブロック目に、そのデータの読出位置を1カラム分ずらす。2走査目前半ブロック0〜7のうちの0ブロック目のデータは、1走査目前半ブロック0〜7のうちの0ブロック目に、そのデータの読出位置を1カラム分ずらす。2走査目後半ブロック8〜15のうちの8ブロック目のデータは、1走査目後半ブロック8〜15のうちの8ブロック目に、そのデータの読出位置を1カラム分ずらす。1走査目後半ブロック8〜15のうちの8ブロック目のデータは、2走査目後半ブロック8〜15の8ブロック目に、そのデータの読出位置を1カラム分ずらす。
また、ノズル列のグループ2に対して補正値「4」が設定されている場合に、1走査目前半ブロック0〜7のうちの0ブロック目のデータは、2走査目前半ブロック0〜7のうちの0ブロック目に、そのデータの読出位置を1カラム分ずらす。さらに、1走査目前半ブロック0〜7のうちの1ブロック目のデータは、2走査目前半ブロック0〜7のうちの1ブロック目に、そのデータの読出位置を1カラム分ずらす。また、2走査目前半ブロック0〜7のうちの0ブロック目のデータは、1走査目前半ブロック0〜7のうちの0ブロック目に、そのデータの読出位置を1カラム分ずらす。さらに、2走査目前半ブロック0〜7のうちの1ブロック目のデータは、1走査目前半ブロック0〜7の1ブロック目に、そのデータの読出位置を1カラム分ずらす。
2走査目後半ブロック8〜15の8ブロック目のデータは、1走査目後半ブロック8〜15のうちの8ブロック目に、そのデータの読出位置を1カラム分ずらす。さらに、2走査目後半ブロック8〜15のうちの9ブロック目のデータは、1走査目後半ブロック8〜15のうちの9ブロック目に、そのデータの読出位置を1カラム分ずらす。また、1走査目後半ブロック8〜15のうちの8ブロック目のデータは、2走査目後半ブロック8〜15のうちの8ブロック目に、そのデータの読出位置を1カラム分ずらす。さらに、1走査目後半ブロック8〜15のうちの9ブロック目のデータは、2走査目後半ブロック8〜15のうちの9ブロック目に、そのデータの読出位置を1カラム分ずらす。
ノズル列の他のグループについても同様に、設定された補正値に従って、データの読出位置の変更を行う。つまり、1走査目前半ブロック群のデータは、2走査目前半ブロック群の同じブロックに、そのデータの読出位置を1カラム分ずらし、2走査目前半ブロック群のデータは、1走査目前半ブロック群の同じブロックに、そのデータの読出位置を1カラム分ずらす。また、2走査目後半ブロック群のデータは、1走査目後半ブロック群の同じブロックに、そのデータの読出位置を1カラム分ずらし、1走査目後半ブロック群のデータは、2走査目後半ブロック群の同じブロックに、そのデータの読出位置を1カラム分ずらす。
同図において、記録データは、各記録素子に割り当てられた1〜2カラム目の記録データを読み出すタイミングを示している。記録ドット配置は、記録ヘッドに傾きずれがない場合に、そのタイミングで記録を行った場合に記録媒体に形成される記録ドット配置を模式的に示している。本実施例における記録データの読出位置の変更を行うと、傾きずれがない場合には同図に示す記録ドット配置となるが、傾きずれがある場合には各記録ドットが本来、配置されるべきカラム内に収まるようになる。そして、S15において、S14で読出位置の変更された記録データに基づいて、記録媒体に画像が記録される。
図18は、本実施例の傾きずれ補正により、記録媒体Pに形成される記録ドットの配置を示す図である。同図で、記録ヘッド11は、矢印Bの副走査方向と平行にインクジェット記録装置に装着されており、記録媒体P上を矢印Aに示す主走査方向に沿って左から右へと移動して記録を行う。また、記録媒体は矢印Bの方向に図中の下から上へと搬送される。つまり、図中の上側が副走査方向の下流側であり、下側が副走査方向の上流側である。図中の白抜きのドットは、本実施例の傾きずれ補正を行わなかった場合に形成される記録ドットの位置を示している。傾きずれが発生すると、同図に示すように本来配置されるべきカラムから外れて形成される記録ドットが発生する。例えば「−2」の傾きずれが発生した場合には、本来の記録位置から外れる記録ドットの数は、グループ1について2個のドット、グループ2について4個のドットというようにグループ番号に応じて増加していく。
このように、記録ヘッドに傾きずれが発生すると、記録ヘッドの一端から他端に向けて各グループで本来配置されるべきカラムから外れて形成される記録ドット数が変化する。従って、本実施例においては、各グループについて、その外れて形成される記録ドット数分、カラムデータに基づく記録位置をオフセットする。本実施例では、記録ヘッド駆動周波数より高解像度の画像データを複数回の記録走査で画像を形成する画像記録において、ノズル列のグループ毎に記録ドットの補正値を設定する。そして、各補正値に応じた数の記録素子に対応する記録データの読出位置を異なるカラムに変更することで、記録ヘッドの傾きずれに伴う画質の悪化を軽減することができる。
〔実施例2〕
本実施例においては、画像データの主走査方向の解像度を第1解像度とし、記録ヘッドは、第1解像度の1/N(N≧2の整数)の間隔でインクを吐出する記録ヘッド駆動周波数で駆動する。記録ヘッドへの画像データの転送間隔は、第1解像度の1/Nの間隔とし、複数のブロックを駆動順序で略均等にN個のブロック群に分割する。そして、その分割されたN個のブロック群の基準ブロック群に対して、他のブロック群の吐出を禁止し、N×N回以上の記録走査で画像を完成させるように制御する。なお、実施例1で既に説明した構成については同一の符号を付し、その説明は省略する。
本実施例においては、画像データの主走査方向の解像度を第1解像度とし、記録ヘッドは、第1解像度の1/N(N≧2の整数)の間隔でインクを吐出する記録ヘッド駆動周波数で駆動する。記録ヘッドへの画像データの転送間隔は、第1解像度の1/Nの間隔とし、複数のブロックを駆動順序で略均等にN個のブロック群に分割する。そして、その分割されたN個のブロック群の基準ブロック群に対して、他のブロック群の吐出を禁止し、N×N回以上の記録走査で画像を完成させるように制御する。なお、実施例1で既に説明した構成については同一の符号を付し、その説明は省略する。
図25A〜Jは、グループ0〜7の記録素子に割り当てられるノズル番号、ブロック、走査毎の記録データ、記録ドット配置を示す図である。図25A〜Bは1走査目だけを抜き出したもの、図25C〜Dは2走査目だけを抜き出したもの、図25E〜Fは3走査目だけを抜き出したもの、図25G〜Hは4走査目だけを抜き出したもの、図25I〜Jは4回の走査で完成させたドット配置を示す。記録ヘッド駆動周波数を15kHz、キャリッジ(CR)速度を50インチ/秒、記録解像度を300dpiとする。そして、記録ヘッドの駆動周波数を、16のブロックに分割した時分割駆動の0〜7の前半と8〜15の後半の2つのブロック群に分割する。
本実施例において記録する画像データは、キャリッジ走査方向に600dpiの画像データを、4回の往路方向への記録走査で画像を完成させる。1走査目は、奇数カラムの画像データを取得し、前半のブロック0〜7についてはON、後半のブロック8〜15についてはOFF(間引き)となる記録マスクで記録を行う。2走査目は、偶数カラムの画像データを取得し、前半のブロック群についてはON、後半のブロック群についてはOFF(間引き)となる記録マスクで記録を行う。3走査目は、奇数カラムの画像データを取得し、後半のブロック群についてはON、前半のブロック群についてはOFF(間引き)となる記録マスクで記録を行う。4走査目は、偶数カラムのデータを取得し、後半のブロック群についてはON、前半のブロック群についてはOFF(間引き)となる記録マスクで記録を行う。
本実施例において記録する画像データは、キャリッジ走査方向に600dpiの画像データを、4回の往路方向への記録走査で画像を完成させる。1走査目は、奇数カラムの画像データを取得し、前半のブロック0〜7についてはON、後半のブロック8〜15についてはOFF(間引き)となる記録マスクで記録を行う。2走査目は、偶数カラムの画像データを取得し、前半のブロック群についてはON、後半のブロック群についてはOFF(間引き)となる記録マスクで記録を行う。3走査目は、奇数カラムの画像データを取得し、後半のブロック群についてはON、前半のブロック群についてはOFF(間引き)となる記録マスクで記録を行う。4走査目は、偶数カラムのデータを取得し、後半のブロック群についてはON、前半のブロック群についてはOFF(間引き)となる記録マスクで記録を行う。
図25A〜Jにおいて、各記録素子に割り当てられた1〜2カラム目の記録データを読み出すタイミングを示している。また、図25A〜Jは、記録ドット配置は、傾きずれがない場合に、そのタイミングで記録を行った際に記録媒体に形成される記録ドット配置を模式的に示している。本実施例における記録データの読出位置の変更を行うと、記録ヘッドの傾きずれがない場合には、同図に示す記録ドット配置となるが、記録ヘッドの傾きずれがある場合には、各記録ドットが本来配置されるべきカラム内に記録されるようになる。
本実施例においても、実施例1と同様に、ノズル列の各グループで補正値として指定された数の記録素子について、その記録データの読出しを変更している。
ノズル列のグループ1に対して補正値「2」が設定されている場合に、1走査目前半ブロック0〜7のうちの0ブロック目のデータは、2走査目前半ブロック0〜7のうちの0ブロック目に、そのデータの読出位置を1カラム分ずらす。2走査目前半ブロック0〜7のうちの0ブロック目のデータは、1走査目前半ブロック0〜7のうちの0ブロック目に、そのデータの読出位置を1カラム分ずらす。3走査目後半ブロック8〜15のうちの8ブロック目のデータは、4走査目後半ブロック8〜15のうちの8ブロック目に、そのデータの読出位置を1カラム分ずらす。4走査目後半ブロック8〜15のうちの8ブロック目のデータは、3走査目後半ブロック8〜15のうちの8ブロック目に、そのデータの読出位置を1カラム分ずらす。
また、ノズル列のグループ2に対して補正値「4」が設定されている場合に、1走査目前半ブロック0〜7のうちの0ブロック目のデータは、2走査目前半ブロック0〜7のうちの0ブロック目に、そのデータの読出位置を1カラム分ずらす。さらに、1走査目前半ブロック0〜7のうちの1ブロック目のデータは、2走査目前半ブロック0〜7のうちの1ブロック目に、そのデータの読出位置を1カラム分ずらす。また、2走査目前半ブロック0〜7のうちの0ブロック目のデータは、1走査目前半ブロック0〜7のうちの0ブロック目に、そのデータ読出位置を1カラム分ずらす。さらに、2走査目前半ブロック0〜7のうちの1ブロック目のデータは、1走査目前半ブロック0〜7の1ブロック目に、そのデータの読出位置を1カラム分ずらす。
3走査目後半ブロック8〜15のうちの8ブロック目のデータは、4走査目後半ブロック8〜15のうちの8ブロック目に、そのデータの読出位置を1カラム分ずらす。さらに、3走査目後半ブロック8〜15のうちの9ブロック目のデータは、4走査目後半ブロック8〜15のうちの9ブロック目に、そのデータの読出位置を1カラム分ずらす。また、4走査目後半ブロック8〜15の8ブロック目のデータは、3走査目後半ブロック8〜15のうちの8ブロック目に、そのデータの読出位置を1カラム分ずらす。さらに、4走査目後半ブロック8〜15のうちの9ブロック目のデータは、3走査目後半ブロック8〜15のうちの9ブロック目に、そのデータの読出位置を1カラム分ずらす。
ノズル列の他のグループについても同様に、各設定された補正値に従って、データの読出位置の変更を行う。つまり、1走査目前半ブロック群のデータは、2走査目前半ブロック群の同じブロックに、そのデータの読出位置を1カラム分ずらし、2走査目前半ブロック群のデータは、1走査目前半ブロック群の同じブロックに、そのデータの読出位置を1カラム分ずらす。3走査目後半ブロック群のデータは、4走査目後半ブロック群の同じブロックに、そのデータの読出位置を1カラム分ずらし、4走査目後半ブロック群のデータは、3走査目後半ブロック群の同じブロックに、そのデータの読出位置を1カラム分ずらす。
以上のように、傾きずれにより本来の位置から外れる記録ドットの数はグループによって異なるものの、グループ毎に設定した補正値に応じた数の記録素子に対応する記録データの読出位置を変更することで、傾きずれに伴う画質の悪化を軽減することができる。
実施例1及び2においては、紙送りをせずに画像を記録する方法を説明したが、マルチパス記録モードでかつ紙送りをする方法が用いられても良い。その場合、データのずらし位置は異なる記録走査(カラム)だけでなく、異なるグループにデータの読出位置をずらす必要がある。例えば、実施例1で2パス記録モードの場合、1走査目及び2走査目で完成させる画像は、予め定められた画像を約半分に間引いた画像とする。その記録が終了してから3走査目の記録が始まる前に、紙送りローラ1103が矢印方向に回転することによって、幅128/(600×2)インチだけy方向に紙送りを行う。そして、3走査目及び4走査目で画像を完成させる。
1走査目と2走査目で間引かれたデータのうち、補正が必要なデータに関しては、ノズル列のグループ1に対して補正値「2」が設定されている場合に、1走査目前半ブロック0〜7のうちの0ブロック目のデータは、4走査目のグループ4の前半ブロック0〜7のうちの0ブロック目に、そのデータの読出位置をずらす。また、2走査目前半ブロック0〜7のうちの0ブロック目のデータは、3走査目のグループ4の前半ブロック0〜7のうちの0ブロック目に、そのデータの読出位置をずらす。また、2走査目後半ブロック8〜15のうちの8ブロック目のデータは、3走査目のグループ4の後半ブロック8〜15のうちの8ブロック目に、そのデータの読出位置をずらす。1走査目後半ブロック8〜15のうちの8ブロック目のデータは、4走査目のグループ4の後半ブロック8〜15のうちの8ブロック目にデータをずらす。
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
Claims (4)
- インクを吐出するノズルが配列された記録ヘッドを当該配列方向と交差する方向に、記録媒体上を一走査で記録可能な対象領域を複数回走査することによって画像を記録するインクジェット記録装置であって、
前記記録ヘッドの走査方向に対して、前記記録ヘッドが予め定められた角度から傾いているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により傾いていると判定された場合に、当該傾きがない場合の記録領域から前記傾きのためにずれて記録される記録ドット数を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記記録ドット数分のノズルに対応する記録データの割り当て位置を前記走査方向において補正する補正手段と、
を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記記録データを格納するバッファメモリ、をさらに備え、
前記補正手段は、前記バッファメモリから前記記録データを読み出す際に補正する、ことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。 - 前記記録ヘッドの複数の駆動条件それぞれに対応するテスト画像を含むテストチャートを記録するテスト記録手段と、
前記判定手段は、前記テスト記録手段により記録された複数のテスト画像の光学特性に基づいて、前記記録ヘッドが予め定められた角度から傾いているか否かを判定する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。 - インクを吐出するノズルが配列された記録ヘッドを当該配列方向と交差する方向に、記録媒体上を一走査で記録可能な対象領域を複数回走査することによって画像を記録するインクジェット記録装置において実行される記録ヘッドの傾きずれ補正方法であって、
前記インクジェット記録装置の判定手段が、前記記録ヘッドの走査方向に対して、前記記録ヘッドが予め定められた角度から傾いているか否かを判定する判定工程と、
前記インクジェット記録装置の取得手段が、前記判定工程において傾いていると判定された場合に、当該傾きがない場合の記録領域から前記傾きのためにずれて記録される記録ドット数を取得する取得工程と、
前記インクジェット記録装置の補正手段が、前記取得工程において取得された前記記録ドット数分のノズルに対応する記録データの割り当て位置を前記走査方向において補正する補正工程と、
を有することを特徴とする記録ヘッドの傾きずれ補正方法。
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