JP2013214121A - 情報処理プログラムおよび移動端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のファイルを容易にマージできる情報処理プログラムおよび移動端末を提供すること。
【解決手段】本発明によれば、移動端末の通信部は、相対的に近づく他の移動端末との距離が通信可能距離になると、通信制御手段による近距離通信によって、当該他の移動端末から、ファイルと、当該他の移動端末のセンサが生成したセンサ情報とを受信する。そして、決定手段が決定した条件に従い、記憶部に記憶されるファイルと、他の移動端末から受信したファイルとが、結合手段により結合される。決定手段が決定する条件は、移動端末の通信部が他の移動端末との近距離通信を実行した場合に当該移動端末のセンサが生成したセンサ情報と、他の移動端末から受信したセンサ情報とに従い決定されるので、ユーザが結合の条件を予め設定する必要がない。よって、複数のファイルを容易にマージできる。
【選択図】図2
【解決手段】本発明によれば、移動端末の通信部は、相対的に近づく他の移動端末との距離が通信可能距離になると、通信制御手段による近距離通信によって、当該他の移動端末から、ファイルと、当該他の移動端末のセンサが生成したセンサ情報とを受信する。そして、決定手段が決定した条件に従い、記憶部に記憶されるファイルと、他の移動端末から受信したファイルとが、結合手段により結合される。決定手段が決定する条件は、移動端末の通信部が他の移動端末との近距離通信を実行した場合に当該移動端末のセンサが生成したセンサ情報と、他の移動端末から受信したセンサ情報とに従い決定されるので、ユーザが結合の条件を予め設定する必要がない。よって、複数のファイルを容易にマージできる。
【選択図】図2
Description
本発明は、情報処理プログラムおよび移動端末に関する。
特許文献1には、複数のファイルを受信し、受信した複数のファイルをマージして単一のマルチページファイルにする多機能周辺装置が記載されている。
特許文献1に記載される多機能周辺装置において、マージ対象となる各ファイルは、ユーザが指定した組み合わせ順序でマージされる。しかしながら、ファイルの組み合わせ順序の指定は、ユーザが所望の順序を制御パネルに予め入力することによって行われるので、煩雑であるとともに、順序の指定を誤る虞がある。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、複数のファイルを容易にマージできる情報処理プログラムおよび移動端末を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明の第1態様の情報処理プログラムは、センサ情報を生成するセンサと、近距離通信が可能な通信部とを備えた移動端末に読み込まれるプログラムであって、前記移動端末を、少なくとも、相対的に近づく他の移動端末との距離が通信可能距離になると、前記他の移動端末との前記近距離通信を前記通信部に実行させる通信制御手段と、前記通信部が前記他の移動端末との前記近距離通信を実行した場合に、前記センサが生成したセンサ情報を取得する取得手段と、複数のファイルを結合する結合手段と、前記結合の条件を決定する決定手段と、して機能させ、前記通信制御手段は、前記他の移動端末から、ファイルと、当該他の移動端末のセンサが生成したセンサ情報とを前記通信部に受信させ、前記決定手段は、前記取得手段が取得したセンサ情報と、前記通信部が受信したセンサ情報と、に従い前記結合の条件を決定し、前記結合手段は、前記決定手段が決定した条件に従い、記憶部に記憶されるファイルと、前記通信部が受信したファイルとを結合する。
本発明の第2態様の情報処理プログラムは、センサ情報を生成するセンサと、近距離通信が可能な第1通信部と、識別情報を要する無線通信が可能な第2通信部とを備えた移動端末に読み込まれるプログラムであって、前記移動端末を、少なくとも、相対的に近づく他の移動端末との距離が通信可能距離になると、前記他の移動端末との前記近距離通信を前記第1通信部に実行させる第1通信制御手段と、前記第2通信部に前記無線通信を実行させる第2通信制御手段と、前記第1通信部又は前記第2通信部が前記他の移動端末との近距離通信又は無線通信を実行した場合に、前記センサが生成したセンサ情報を取得する取得手段と、複数のファイルを結合する結合手段と、前記結合の条件を決定する決定手段と、して機能させ、前記第1通信制御手段は、前記第1通信部に、前記他の移動端末へ、自身の識別情報を送信させ、前記第2通信制御手段は、前記第1通信部による前記識別情報の送信後に、前記他の移動端末から、ファイルと、前記他の移動端末のセンサが生成したセンサ情報とを前記第2通信部に受信させ、前記決定手段は、前記取得手段が取得したセンサ情報と、前記通信部が受信したセンサ情報と、に従い前記結合の条件を決定し、前記結合手段は、前記決定手段が決定した条件に従い、記憶部に記憶されるファイルと、前記第2通信部が受信したファイルとを結合する。
本発明の第3態様の情報処理プログラムは、センサ情報を生成するセンサと、近距離通信が可能な第1通信部と、識別情報を要する無線通信が可能な第2通信部とを備えた移動端末に読み込まれるプログラムであって、前記移動端末を、少なくとも、相対的に近づく他の移動端末との距離が通信可能距離になると、前記他の移動端末との前記近距離通信を前記第1通信部に実行させる第1通信制御手段と、前記第2通信部に前記無線通信を実行させる第2通信制御手段と、複数のファイルを結合する結合手段と、して機能させ、前記第1通信制御手段は、前記第1通信部に、前記他の移動端末へ、自身の識別情報と、前記センサが生成したセンサ情報とを送信させ、前記第2通信制御手段は、前記第1通信部による前記識別情報の送信後に、前記他の移動端末から、ファイルと、当該他の移動端末が前記送信したセンサ情報に従い決定した前記結合の条件と、を前記第2通信部に受信させ、前記結合手段は、前記第2通信部が受信した条件に従い、記憶部に記憶されるファイルと、前記第2通信部が受信したファイルとを結合する。
なお、本発明は、移動端末などの情報処理装置、情報処理装置を制御する制御装置、情報処理システム、情報処理方法、情報処理プログラムを記録する記録媒体等の種々の態様で構成することができる。
請求項1記載の情報処理プログラムによれば、移動端末の通信部は、相対的に近づく他の移動端末との距離が通信可能距離になると、通信制御手段による近距離通信によって、当該他の移動端末から、ファイルと、当該他の移動端末のセンサが生成したセンサ情報とを受信する。そして、決定手段が決定した条件に従い、記憶部に記憶されるファイルと、他の移動端末から受信したファイルとが、結合手段により結合される。決定手段が決定する条件は、移動端末の通信部が他の移動端末との近距離通信を実行した場合に当該移動端末のセンサが生成したセンサ情報と、他の移動端末から受信したセンサ情報とに従い決定されるので、ユーザが結合の条件を予め設定する必要がない。よって、複数のファイルを容易に結合(マージ)できる。
請求項2記載の情報処理プログラムによれば、移動端末の第1通信部は、相対的に近づく他の移動端末との距離が通信可能距離になると、第1通信制御手段による近距離通信によって、他の移動端末へ、自身の識別情報を送信する。一方、移動端末の第2通信部は、第1通信部による識別情報の送信後に、第2通信制御手段による識別情報を要する無線通信によって、他の移動端末から、ファイルと、当該他の移動端末のセンサが生成したセンサ情報とを受信する。そして、決定手段が決定した条件に従い、記憶部に記憶されるファイルと、他の移動端末から受信したファイルとが、結合手段により結合される。決定手段が決定する条件は、移動端末の第1通信部又は第2通信部が他の移動端末との近距離通信又は無線通信を実行した場合に当該移動端末のセンサが生成したセンサ情報と、他の移動端末から受信したセンサ情報とに従い決定されるので、ユーザが結合の条件を予め設定する必要がない。よって、複数のファイルを容易に結合(マージ)できる。また、ファイルの送受信を無線通信によって行うので、ファイルの容量が大きくても高速にファイルを送受信でき、複数のファイルを結合する場合における利便性が良い。
請求項3記載の情報処理プログラムによれば、請求項1又は2が奏する効果に加え、次の効果を奏する。自身の基準面と、当該基準面に対する背面とのいずれが、より他の移動端末の近くに位置するかに応じて、記憶部に記憶されるファイルと、受信したファイルとの結合順序が決定されるので、自身の移動端末に対する他の移動端末の相対的な近づき方に応じた直感的なファイルの結合を行うことができる。
請求項4記載の情報処理プログラムによれば、請求項1から3のいずれかが奏する効果に加え、次の効果を奏する。他の移動端末の上下向きに応じて、受信したファイルが示す内容の上下方向が決定されるので、他の移動端末の上下向きに応じた直感的なファイルの結合を行うことができる。
請求項5記載の情報処理プログラムによれば、請求項1から4のいずれかが奏する効果に加え、次の効果を奏する。自身の移動端末の上下向きに応じて、記憶部に記憶されるファイルが示す内容の上下方向が決定されるので、自身の移動端末の上下向きに応じた直感的なファイルの結合を行うことができる。
請求項6記載の情報処理プログラムによれば、請求項1から5のいずれかが奏する効果に加え、次の効果を奏する。自身の移動端末の基準面の方位と他の移動端末の基準面の方位とに応じて、受信した複数ページのファイルのページ順を決定するので、各移動端末の基準面の方位に応じた直感的なファイルの結合を行うことができる。
請求項7記載の情報処理プログラムによれば、請求項1が奏する効果に加え、次の効果を奏する。判断手段が送信側であると判断すると、移動端末の通信部が、通信制御手段による近距離通信によって、他の移動端末へ、記憶部に記憶されるファイルと、センサが生成したセンサ情報とを前記通信部に送信する。よって、移動端末を、ファイルを供給する側の移動端末として機能させることができる。
請求項8記載の情報処理プログラムによれば、請求項2が奏する効果に加え、次の効果を奏する。判断手段が送信側であると判断すると、移動端末の第1通信部は、第1通信制御手段による近距離通信によって、他の移動端末の識別情報を受信し、第2通信部は、第2通信制御手段による無線通信によって、記憶部に記憶されるファイルと、センサが生成したセンサ情報とを送信する。よって、移動端末を、ファイルを供給する側の移動端末として機能させることができる。
請求項9記載の情報処理プログラムによれば、移動端末の第1通信部は、相対的に近づく他の移動端末との距離が通信可能距離になると、第1通信制御手段による近距離通信によって、他の移動端末へ、自身の識別情報と、センサが生成したセンサ情報とを送信する。一方、移動端末の第2通信部は、第1通信部による識別情報の送信後に、第2通信制御手段による識別情報を要する無線通信によって、他の移動端末から、ファイルと、当該他の移動端末が自身の送信したセンサ情報に従い決定した結合の条件とを受信する。そして、決定手段が決定した条件に従い、記憶部に記憶されるファイルと、他の移動端末から受信したファイルとが、結合手段により結合される。結合の条件は、他の移動端末が、自身の移動端末が送信したセンサ情報に従い決定するので、ユーザが結合の条件を予め設定する必要がない。よって、複数のファイルを容易に結合(マージ)できる。また、ファイルの送受信を無線通信によって行うので、ファイルの容量が大きくても高速にファイルを送受信でき、複数のファイルを結合する場合における利便性が良い。
請求項10記載の情報処理プログラムによれば、請求項9が奏する効果に加え、次の効果を奏する。判断手段が送信側であると判断すると、移動端末の第1通信部は、第1通信制御手段による近距離通信によって、他の移動端末の識別情報と、他の移動端末のセンサが生成したセンサ情報とを受信する。すると、受信したセンサ情報と、第1通信部がセンサ情報を受信した場合に自身の移動端末のセンサが生成したセンサ情報と、に従い、決定手段が結合の条件を決定する。そして、第2通信部は、第2通信制御手段による無線通信によって、記憶部に記憶されるファイルと、決定手段が決定した結合の条件とを送信する。よって、移動端末を、ファイル及び結合の条件を供給する側の移動端末として機能させることができる。
請求項11記載の移動端末によれば、請求項1記載の情報処理プログラムと同様の効果を奏する。請求項12記載の移動端末によれば、請求項2記載の情報処理プログラムと同様の効果を奏する。請求項13記載の移動端末によれば、請求項9記載の情報処理プログラムと同様の効果を奏する。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図1〜図4を参照して、本発明の第1実施形態を説明する。図1(a)は、本発明の情報処理プログラムの一実施形態であるファイル合成アプリケーション14cが搭載された移動端末10の電気的構成を示すブロック図である。本実施形態の移動端末10は、ファイル合成アプリケーション14cに従ってCPU11が実行する処理により、受信側の移動端末10A、又は、送信側の移動端末10Bとして機能する。受信側の移動端末10Aとして機能する移動端末10は、自身が提供するファイルと、送信側の移動端末10Bから受信したファイルとをマージ(合成)することができる。なお、本実施形態では、マージされるファイルは同じ形式のファイルとして説明する。特に、受信側の移動端末10Aは、自身の向きと、送信側の移動端末10Bの向きとに応じて、ファイルをマージする条件を変更できるので、ユーザは、2つの移動端末10(10A,10B)を用いて、2つのファイルを容易かつ直感的にマージさせることができる。
移動端末10には、CPU11、ROM12、RAM13、フラッシュメモリ14、無線LAN送受信部15、操作キー16、タッチパネル17、LCD18、メモリカードI/F(メモリカードインターフェイス)19、音声入出力部21、電話網通信部22、第1センサ23、第2センサ24、第3センサ25、近距離通信部26が設けられる。これらの各部は、バスライン27を介して互いに接続されている。
CPU11は、ROM12等に記憶される固定値やプログラム等に従って、バスライン27と接続された各部を制御する。ROM12は、書換不能な不揮発性のメモリである。RAM13は、書換可能な揮発性のメモリである。RAM13には、自身が受信側の移動端末10Aである場合に、ファイル記憶領域13aと、センサ情報記憶領域13bとが設けられる。ファイル記憶領域13aには、自身が提供するマージ対象のファイルと、送信側の移動端末10Bから受信したマージ対象のファイルとが記憶される。センサ情報記憶領域13bには、センサ23〜25が検知した自身のセンサ情報と、送信側の移動端末10Bから受信したセンサ情報とが記憶される。「センサ情報」は、移動端末10の移動方向を示す移動情報と、移動端末10の上下向きを示す上下情報と、移動端末10が向く方位を示す方位情報とを含む。
フラッシュメモリ14は、書換可能な不揮発性のメモリである。フラッシュメモリ14には、オペレーティングシステム14a(以下、OS14a)、デバイス制御アプリケーション14b、ファイル合成アプリケーション14cが格納される。以降、アプリケーションやオペレーティングシステムなどのプログラムを実行するCPU11のことを、単にプログラム名で記載する場合もある。例えば「アプリケーション」という記載が、「アプリケーションを実行するCPU11」を意味する場合もある。OS14aは、移動端末10の標準機能を実現するための基本ソフトウェアであって、本実施形態の場合、アンドロイド(登録商標)OSである。
デバイス制御アプリケーション14bは、デバイスのベンダによって提供されるアプリケーションであって、ユーザによって移動端末10にインストールされ、移動端末10からのデバイスの利用を可能とする。例えば、パーソナルコンピュータなどを経由せずに、移動端末10から直接、デバイスのスキャン機能を利用することを可能にする。
ファイル合成アプリケーション14c(以下、単に「アプリ14c」と称す)は、移動端末10を、受信側の移動端末10A、又は、送信側の移動端末10Bとして機能させ、移動端末10Aにおいて、自身が提供するファイルと、移動端末10Bから受信したファイルとをマージさせるアプリケーションである。なお、後述する図3および図4のフローチャートに示す各処理は、アプリ14cに従ってCPU11により実行される。
無線LAN送受信部15は、IEEE802.11b/gの規格に準拠した無線LANにより、移動端末10と他の機器とをWi−Fi(登録商標)接続する回路である。本実施形態の移動端末10は、中継装置であるアクセスポイント(図示せず)を介したインフラストラクチャモードにより、スキャナなどのデバイス(図示せず)または他の移動端末10との間で無線通信が可能に構成される。
操作キー16は、移動端末10に指示などを入力するためのメカニカルキーであり、例えば、移動端末10の筺体に設けられる。タッチパネル17は、LCD18に重ねて設けられ、移動端末10に設定情報や指示を入力する。LCD18は、各種画面を表示する。メモリカードI/F19は、不揮発性のメモリカード20が装着されるインターフェイスであって、メモリカード20に対するデータの書き込み又は読み出しを制御する。メモリカード20には、例えば、デバイス(図示せず)から取得したスキャンデータから生成したファイルなどが保存される。音声入出力部21は、マイクやスピーカなどで構成された音声入出力用デバイスである。電話網通信部22は、携帯電話網(図示せず)を介した通話を行うための回路である。
第1センサ23は、移動端末10の移動方向を移動情報として検知するセンサである。第1センサ23は、例えば、3軸加速度センサなどの加速度センサである。第1センサ23が3軸加速度センサから構成される場合、第1センサ23は、XYZ軸の3方向の加速度を検出することで、移動端末10の移動方向を検知する。3軸加速度センサとしては、例えば、ピエゾ抵抗型3軸加速度センサ、静電容量型3軸加速度センサ、熱検知型3軸加速度センサなどを利用できる。なお、3軸加速度センサに限らず、速度センサなどを、第1センサ23として用いてもよい。
第2センサ24は、移動端末10の上下向きを上下情報として検知するセンサである。なお、本実施形態では「移動端末10の上下向き」は、各移動端末10の重力方向に対する上下向きであり、各移動端末10についてそれぞれ決定されるものとする。第2センサ24は、例えば、ジャイロセンサである。第2センサ24がジャイロセンサから構成される場合、第2センサ24は、移動端末10の角速度を検出することで、移動端末10の上下向きを検知する。
第3センサ25は、移動端末10が向く方位を方位情報として検知するセンサである。第3センサ25は、例えば、方位センサである。第3センサ25が方位センサから構成される場合、第3センサ25は、ユーザが移動端末10を略鉛直に保持した状態において、当該移動端末10の方位を検知する。移動端末10の方位については、図を用いて後述する。方位センサとしては、例えば、軟磁気特性を有する磁性体のMI効果(Magneto Inpedabce Effect)を利用した小型軽量のMIセンサ等の磁気センサを利用できる。
近距離通信部26は、例えば10cm程度の非常に短い距離を通信可能距離とする近距離通信を行うための回路である。近距離通信としては、例えば、NFC(Near Field Communication)標準規格に従った非接触通信方式を用いることができる。本実施形態の移動端末10は、他の移動端末10との間で近距離通信が可能に構成される。本実施形態のアプリ14cは、2台の移動端末10(10A,10B)間におけるファイルなどの送受信を近距離通信によって実現させる。よって、本実施形態では、相対的に近づく2台の移動端末10(10A,10B)間の距離が通信可能距離またはそれ以下になると、近距離通信によるファイルの送受信が実行される。
図1(b)は、移動端末10の一例の正面図である。移動端末10は、略箱状に形成された筐体101を有する。筐体101の一面には、LCD18及びタッチパネル17と、操作キー16とが、配設面の長辺方向に並んで配設される。本実施形態では、移動端末10の上下向きは、重力方向に対する上下向きとし、移動端末10が通常に使用される場合の上下向きを通常の状態とする。図1(b)に示すタイプの移動端末10は、通常、LCD18を上とし、操作キー16を下として使用される。よって、図1(b)に示す状態の移動端末10、すなわち、LCD18を上側(矢印U側)とし、操作キー16を下側(矢印Bo側)とする移動端末10は、上下向きが通常の状態である。一方、図1(b)に示す状態の移動端末10を、LCD18が設けられた面の中心を軸として半回転させた状態、すなわち、LCD18が下側(矢印Bo側)となり、操作キー16が上側(矢印U側)となる状態が、移動端末10の上下向きが通常とは逆の状態である。第2センサ24は、移動端末10の上下向きが、通常の状態であるか、通常とは逆の状態であるかを検知できる。詳細は後述するが、本実施形態のアプリ14cは、受信側の移動端末10Aおよび送信側の移動端末10Bの各上下向きに応じて、マージ対象となる各ファイルの内容の上下向きを変更させる。
図1(c)は、移動端末10の一例の斜視図である。移動端末10の背面101aは、LCD18が設けられた面(以下、この面を「基準面」と称す)に対する背面である。第3センサ25は、基準面と背面のそれぞれと垂直に交わり、かつ、基準面から背面に向かうベクトルが向く方位(図2(c)における矢印D方向)を、移動端末10の方位として検知する。
図2(a)は、受信側の移動端末10Aに対して送信側の移動端末10Bを近づける各接近パターンを示す模式図である。送信側の移動端末10Bが受信側の移動端末10Aに対して相対的に近づく接近パターンとしては、パターン1〜4までの4パターンが存在する。具体的に、送信側の移動端末10Bの基準面が、受信側の移動端末10Aの背面101a側に相対的に近づく接近パターンを「パターン1」とする。また、送信側の移動端末10Bの背面101aが、受信側の移動端末10Aの背面101a側に相対的に近づく接近パターンを「パターン2」とする。また、送信側の移動端末10Bの背面101aが、受信側の移動端末10Aの正面側に相対的に近づく接近パターンを「パターン3」とする。また、送信側の移動端末10Bの基準面が、受信側の移動端末10Aの正面側に相対的に近づく接近パターンを「パターン4」とする。本実施形態のアプリ14cは、2台の移動端末10が相対的に近づく各接近パターンに応じて、ファイルのマージ結果が変わるように構成される。
図2(b)は、上述した図2(a)の各接近パターンに対するファイルのマージ結果を示す図である。図2(b)において、受信側の移動端末10Aが提供するファイルは、A1からAnまでのnページのデータから構成され、オリジナルのファイルにおけるページの並びは「A1,A2,…,An」である。一方、送信側の移動端末10Bからのファイルは、B1からBmまでのmページのデータから構成され、オリジナルのファイルにおけるページの並びは「B1,B2,…,Bm」である。
図2(b)に示すように、パターン1におけるマージ結果は「A1,A2,…,An,B1,B2,…,Bm」である。また、パターン2におけるマージ結果は「A1,A2,…,An,Bm,…,B2,B1」である。つまり、移動端末10Aが提供するファイルと、移動端末10Bからのファイルとの配置順はパターン1と同じであるが、移動端末10Bからのファイルのページ順がオリジナルのページ順とは逆順となっている。
一方、パターン3におけるマージ結果は「B1,B2,…,Bm,A1,A2,…,An」である。つまり、移動端末10Aが提供するファイルと、移動端末10Bからのファイルとの配置順はパターン1とは反対となっている。また、パターン4におけるマージ結果は「Bm,…,B2,B1,A1,A2,…,An」である。つまり、移動端末10Aが提供するファイルと、移動端末10Bからのファイルとの配置順はパターン3と同じであるが、移動端末10Bからのファイルのページ順がオリジナルのページ順とは逆順となっている。
移動端末10を単数ページまたは複数ページの書類とみなし、移動端末10の基準面(LCD18が設けられた面)と背面101aとをそれぞれファイルの先頭と末尾とみなした場合、パターン1,2のように、移動端末10Aの背面101aが、基準面に比して、より移動端末Bに近い状況から、移動端末10Aが提供するファイルの後ろに移動端末10Bからのファイルを配置する状況をユーザにイメージさせ易い。一方、パターン3,4のように、移動端末10Aの基準面が、背面101aに比して、より移動端末Bに近い状況から、移動端末10Aが提供するファイルの前に移動端末10Bからのファイルを配置する状況をユーザにイメージさせ易い。このように、本実施形態のアプリ14cは、送信側の移動端末10Bが、受信側の移動端末10Aの基準面側に位置するか、背面101b側に位置するかに応じて、マージ対象となる各ファイルの配置順を変更させるので、ユーザに、2つのファイルを直感的にマージさせることができる。
また、移動端末10を単数ページまたは複数ページの書類とみなし、移動端末10の基準面と背面101aとをそれぞれファイルの先頭と末尾とみなした場合、パターン1,3のように、2台の移動端末10A,10Bの基準面又は背面101aが同じ方位を向く場合、移動端末10Aが提供するファイルのページ順と、移動端末10Bからのファイルのページ順が揃っている状況をユーザにイメージさせ易い。一方、パターン2,4のように、2台の移動端末10A,10Bの基準面又は背面101aが互いに相反する方位を向く場合、移動端末10Aが提供するファイルのページ順に対し、移動端末10Bからのファイルのページ順が逆順である状況をユーザにイメージさせ易い。このように、本実施形態のアプリ14cは、受信側の移動端末10Aが向く方位と、送信側の移動端末10Bが向く方位とに応じて、送信側の移動端末10Bからのページ順を決定するので、ユーザに、2つのファイルを直感的にマージさせることができる。
図3(a)は、アプリ14cに従って移動端末10のCPU11が実行するメイン処理を示すフローチャートである。本処理は、アプリ14cが起動されると開始される。ステップS301(以下、ステップを省略)において、CPU11は、ユーザが入力した端末の役割が、受信側の移動端末10Aであるか、送信側の移動端末10Bであるかを判断する(S301)。ユーザは、アプリ14cを起動した場合にLCD18に表示されるメイン画面(図示せず)において、自身を受信側の移動端末10Aとして使用するか、送信側の移動端末10Bとして使用するかを選択できる。ユーザが所望の役割を選択し、タッチパネル17から入力すると、CPU11は、当該入力を受け付け、受け付けた入力に基づきS301の判断を実行する。
S301において、選択された端末の役割が送信側の移動端末10BであるとCPU11が判断した場合(S301:送信側)、CPU11は、移動端末10を送信側の移動端末10Bとして機能させる送信側端末処理を実行し(S302)、本処理を終了する。一方、選択された端末の役割が受信側の移動端末10AであるとCPU11が判断した場合(S301:受信側)、CPU11は、移動端末10を受信側の移動端末10Aとして機能させる受信側端末処理を実行し(S303)、本処理を終了する。
図3(b)は、上述した送信側端末処理(S302)を示すフローチャートである。まず、CPU11は、マージ依頼指令を、近距離通信部26から、相手側の移動端末10である移動端末10Aに送信させる(S321)。次に、CPU11は、センサ23〜25が検知した各センサ情報(方位情報、上下情報、移動情報)を、移動端末10Bのセンサ情報として、近距離通信部26から移動端末10Aに送信させる(S322)。次に、CPU11は、ユーザがマージ対象として指定したメモリカード20に記憶されるファイルを、近距離通信部26から移動端末10Aに送信させ(S323)、本処理を終了する。ユーザは、アプリ14cのメイン画面(図示せず)から端末の役割を入力した後、送信側の移動端末10Bを、受信側の移動端末10Aに近づける。その結果、移動端末10A,10B間の距離が近距離通信の通信可能距離になると、マージ依頼指令、センサ情報、ファイルが、この順で、近距離通信部26から近距離通信によって移動端末10Aに送信される。
図3(c)は、上述した受信側端末処理(S303)を示すフローチャートである。本処理では、近距離通信部26が、相手側の移動端末10である移動端末10Bから、マージ依頼指令を受信しなければ(S341:No)、CPU11は、近距離通信部26がマージ依頼指令を受信するまで、S341による判断を繰り返す。S341において、近距離通信部26がマージ依頼指令を受信したとCPU11が判断した場合(S341:Yes)、CPU11は、近距離通信部26が受信した移動端末10Bのセンサ情報を、センサ情報記憶領域13bに、第2センサ情報として記憶する(S342)。次に、CPU11は、近距離通信部26が受信したファイル(即ち、移動端末10Bから送信されたファイル)を、ファイル記憶領域13aに、第2ファイルとして記憶する(S343)。
次に、CPU11は、センサ23〜25が検知した各センサ情報(方位情報、上下情報、移動情報)を、自身(移動端末10A)のセンサ情報として取得し、第1センサ情報として、センサ情報記憶領域13bに記憶する(S344)。つまり、移動端末10Aが移動端末10Bから受信したタイミングでセンサ23〜25が検知したセンサ情報が、第1センサ情報としてセンサ情報記憶領域13bに記憶される。次に、CPU11は、ユーザがマージ対象として指定したメモリカード20に記憶されるファイルを、第1ファイルとして取得する(S345)。CPU11は、S345において取得した第1ファイルを、ファイル記憶領域13aに記憶する。次に、CPU11は、ファイル記憶領域13aに記憶される第1ファイルと第2ファイルとをマージするマージ処理を実行する(S346)。マージ処理(S346)の詳細な処理については、図4を参照して後述する。CPU11は、マージ処理(S346)の実行後、マージされたファイルをメモリカード20に保存し(S347)、本処理を終了する。
図4は、上述したマージ処理(S346)を示すフローチャートである。本処理では、まず、CPU11は、センサ情報記憶領域13bに記憶されている第1センサ情報に基づいて、自端末(受信側の移動端末10A)の上下向きが通常とは逆の状態であるか否かを判断する(S401)。具体的に、CPU11は、S401での判断を、第1センサ情報の上下情報が示す受信側の移動端末10Aの上下向きに基づいて行う。自端末の上下向きが通常とは逆の状態であるとCPU11が判断した場合(S401:Yes)、CPU11は、ファイル記憶領域13aに記憶されている第1ファイルについて、各ページの上下向きを反転させ(S402)、処理をS403に移行する。一方、自端末の上下向きが通常の状態であるとCPU11が判断した場合(S401:No)、CPU11は、S402を行うことなく、処理をS403に移行する。つまり、第1センサ情報の上下情報が、受信側の移動端末10Aの上下向きが通常とは逆の状態であることを示す場合には、当該移動端末10Aが提供したファイルである第1ファイルが示す内容の上下方向が反転される。
S403において、CPU11は、センサ情報記憶領域13bに記憶されている第2センサ情報に基づいて、相手端末(送信側の移動端末10B)の上下向きが通常とは逆の状態であるか否かを判断する(S403)。具体的に、CPU11は、S403での判断を、第2センサ情報の上下情報が示す送信側の移動端末10Bの上下向きに基づいて行う。相手端末の上下向きが通常とは逆の状態であるとCPU11が判断した場合(S403:Yes)、CPU11は、ファイル記憶領域13aに記憶されている第2ファイルについて、各ページの上下向きを反転させ(S404)、処理をS405に移行する。一方、相手端末の上下向きが通常の状態であるとCPU11が判断した場合(S403:No)、CPU11は、S404を行うことなく、処理をS405に移行する。つまり、第2センサ情報の上下情報が、送信側の移動端末10Bの上下向きが通常とは逆の状態であることを示す場合には、当該移動端末10Bが提供したファイルである第2ファイルが示す内容の上下方向が反転される。
S405において、CPU11は、センサ情報記憶領域13bに記憶されている第1センサ情報および第2センサ情報に基づいて、自端末が向く方位と、相手端末が向く方位とが同じか否かを判断する(S405)。具体的に、CPU11は、S405での判断を、第1センサ情報の方位情報が示す受信側の移動端末10Aが向く方位と、第2センサ情報の方位情報が示す送信側の移動端末10Bが向く方位とに基づいて行う。自端末が向く方位と相手端末が向く方位とが異なる(相反する)とCPU11が判断し、かつ、第2ファイルが複数ページである場合(S405:No,S406:Yes)、CPU11は、第2ファイルについて、ページ順を逆順に(即ち、降順に)並び替え(S407)、処理をS408に移行する。よって、2台の移動端末10A,10Bの接近パターンがパターン2またはパターン4である場合、複数ページの第2ファイルのページ順が逆順に並び替えられる。
一方、自端末が向く方位と相手端末が向く方位とが同じであるとCPU11が判断した場合(S405:No)、CPU11は、S407を行うことなく、処理をS408に移行する。よって、2台の移動端末10A,10Bの接近パターンがパターン1またはパターン3である場合には、第2ファイルのページ順は変更されない。また、自端末が向く方位と相手端末が向く方位とが異なるとCPU11が判断したが、第2ファイルが単数ページである場合(S405:Yes,S406:No)、第2ファイルのページ順を並び替える必要がないので、かかる場合も、CPU11は、S407を行うことなく、処理をS408に移行する。つまり、第1センサ情報の方位情報と、第2センサ情報の方位情報とが、自端末および相手端末がそれぞれ向く方位が異なる、すなわち、自端末および相手端末の各基準面(例えば、LCD18が設けられている面)がそれぞれ向く方位が異なることを示す場合、複数ページの第2ファイルのページ順が逆順に並び替えられる。
S408において、CPU11は、センサ情報記憶領域13bに記憶されている第2センサ情報に基づいて、相手端末の移動方向が前方向か後ろ方向かを判断する(S408)。具体的に、CPU11は、S408での判断を、第2センサ情報の移動情報が示す送信側の移動端末10Bが移動方向に基づいて行う。本実施形態では、携帯端末10Bの基準面側を前側とし、背面101a側を後ろ側と規定し、移動端末10Bの前側と後ろ側とを規定する軸(例えば、X軸)において、例えば、プラス側への変位を前側への移動であるとする。よって、CPU11は、第2センサ情報の移動情報が、相手端末(移動端末10B)が前側と後ろ側とを規定する軸に沿ってプラス側に変位したことを示す場合に、移動方向が前方向であると判断する。
相手端末の移動方向が前方向であるとCPU11が判断した場合(S408:Yes)、CPU11は、相手端末の移動方向は、当該相手端末の基準面が向く方向とする(S409)。よって、2台の移動端末10A,10Bの接近パターンがパターン1またはパターン4である場合には、相手端末の移動方向は当該相手端末の基準面が向く方向とされる。一方、相手端末の移動方向が前方向でない、すなわち、後ろ方向であるとCPU11が判断した場合(S408:No)、CPU11は、相手端末の移動方向は、当該相手端末が向く方向とは相反する方向とする(S412)。よって、2台の移動端末10A,10Bの接近パターンがパターン2またはパターン3である場合には、相手端末の移動方向は当該相手端末の基準面が向く方向とは相反する方向とされる。
次に、CPU11は、第1センサ情報の方位情報が示す自端末が向く方位と、S409又はS412において設定された相手端末の移動方向とが同じであるか否かを判断する(S410)。S410において、自端末が向く方位と、相手端末の移動方向とが同じであるとCPU11が判断した場合(S410:Yes)、移動端末10Aの基準面が、背面101aに比して、より移動端末Bの近くにあることを示す。かかる場合、CPU11は、第1ファイルの前に、第2ファイルを挿入し(S411)、本処理を終了する。よって、2台の移動端末10A,10Bの接近パターンがパターン3またはパターン4である場合には、第1ファイルの前に第2ファイルが挿入される。
一方、自端末が向く方位と、相手端末の移動方向とが異なるとCPU11が判断した場合(S410:No)、移動端末10Aの背面101aが、基準面に比して、より移動端末10Bの近くにあることを示す。かかる場合、CPU11は、第1ファイルの後ろに、第2ファイルを挿入し(S413)、本処理を終了する。よって、2台の移動端末10A,10Bの接近パターンがパターン1またはパターン2である場合には、第1ファイルの後ろに第2ファイルが挿入される。
上述した第1実施形態によれば、2台の移動端末10(10A,10B)を、近距離通信の通信可能距離またはそれ以下に近づけるだけで、各移動端末10A,10Bから提供されるファイルを容易にマージできる。よって、例えば、2人のユーザが、それぞれ移動端末10のデバイス制御アプリケーション14bを起動して、大量のドキュメントを手分けしてスキャンし、得られたスキャンデータをマージすれば、大量のドキュメントのスキャン作業を容易に完遂できる。特に、ファイルをマージする条件(ファイルの配置順、受信したファイルのページ順、各ファイルの内容の上下向き)が、各移動端末10A,10Bのセンサ23〜25が検知した各移動端末の向き(上下向き、方位)および移動方向に応じて決定されるので、当該条件を予め設定する必要もなく、マージ後のファイルを修正する必要もないので、利便性に優れる。また、各移動端末の向き(上下向き、方位)および移動方向に応じて、ファイルをマージする条件を決定できるので、ユーザに2つのファイルを直感的にマージさせることができる。
次に、図5を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。第1実施形態では、2台の移動端末10(10A,10B)間におけるファイルの送受信を、近距離通信によって行う場合について説明した。これに換えて、第2実施形態では、2台の移動端末10(10A,10B)間におけるファイルの送受信を、IP情報を用いる無線通信により行う場合について説明する。なお、第2実施形態において、上述した第1実施形態と同一の部分については、同一の符号を付し、その説明は省略する。
図5(a)は、第2実施形態の受信側端末処理(S303)を示すフローチャートである。なお、本処理は、アプリ14cに従ってCPU11により実行される処理である。まず、CPU11は、ファイル要求指令と自身のIP情報とを、この順で、近距離通信部26から、相手側の移動端末10である移動端末10Bに送信する(S541)。ユーザは、アプリ14cのメイン画面(図示せず)から端末の役割を入力した後、送信側の移動端末10Bを、受信側の移動端末10Bに近づけた場合、移動端末10A,10B間の距離が近距離通信の通信可能距離になると、ファイル要求指令と自身のIP情報とが、この順で、近距離通信部26から近距離通信によって移動端末10Bに送信される。
S501の処理後、近距離通信部26が、移動端末10Bから、ファイル返信指令を受信しなければ(S542:No)、CPU11は、近距離通信部26がファイル返信指令を受信するまで、S502による判断を繰り返す。S502において、近距離通信部26がファイル返信指令を受信したとCPU11が判断した場合(S542:Yes)、CPU11は、S543およびS544の処理を実行し、移動端末10Bからセンサ情報とファイルとを受信する。ただし、本実施形態では、センサ情報およびファイルの送受信は、無線LAN送受信部15による無線通信によって行われる。
そのため、S543において、CPU11は、CPU11は、無線LAN送受信部15が無線通信によって受信した移動端末10Bのセンサ情報を、センサ情報記憶領域13bに、第2センサ情報として記憶する(S543)。次に、CPU11は、無線LAN送受信部15が無線通信によって受信したファイル(即ち、移動端末10Bから送信されたファイル)を、ファイル記憶領域13aに、第2ファイルとして記憶する(S544)。CPU11は、S544の処理後は、第1実施形態と同様に、S344およびS345の処理を実行し、ファイル記憶領域13aに記憶される第1ファイルと第2ファイルとをマージするマージ処理を実行し(S346)、マージされたファイルをメモリカード20に保存し(S347)、本処理を終了する。
図5(b)は、第2実施形態の送信側端末処理(S302)を示すフローチャートである。なお、本処理もまた、アプリ14cに従ってCPU11により実行される処理である。まず、近距離通信部26が、移動端末10Aから、ファイル要求指令を受信しなければ(S521:No)、CPU11は、近距離通信部26がファイル要求指令を受信するまで、S521による判断を繰り返す。S521において、近距離通信部26がファイル要求指令を受信したとCPU11が判断した場合(S541:Yes)、CPU11は、近距離通信部26に、IP情報(即ち、移動端末10AのIP情報)を受信させる(S522)。次に、CPU11は、ファイル返信指令を、無線LAN送受信部15から、受信したIP情報を宛先とする無線通信により送信させる(S523)。次に、CPU11は、センサ23〜25が検知した各センサ情報(方位情報、上下情報、移動情報)を、無線LAN送受信部15から、受信したIP情報を宛先とする無線通信により送信させる(S524)。次に、CPU11は、ユーザがマージ対象として指定したメモリカード20に記憶されるファイルを、無線LAN送受信部15から、受信したIP情報を宛先とする無線通信により送信させ(S525)、本処理を終了する。
上述した第2実施形態によれば、第1実施形態と同様、各移動端末10A,10Bから提供されるファイルを容易にマージできる。また、ファイルの送受信を無線通信によって行うので、ファイルの容量が大きくても高速にファイルを送受信でき、複数のファイルを結合する場合における利便性に優れる。
上記実施形態において、ファイル合成アプリケーション14c(アプリ14c)が、情報処理プログラムの一例である。移動端末10が、移動端末の一例である。第1センサ23、第2センサ24、第3センサ25が、センサの一例である。メモリカード20が、記憶部の一例である。近距離通信部25が、通信部、第1通信部の一例である。無線LAN通信部15が、第2通信部の一例である。S321〜S323,S341〜S343の処理を実行するCPU11が、通信制御手段の一例である。S345の処理を実行するCPU11が、取得手段の一例である。S411,S413の処理を実行するCPU11が、結合手段の一例である。S401〜S410,S412の処理を実行するCPU11が、決定手段の一例である。S541,S521,S522の処理を実行するCPU11が、第1通信制御手段の一例である。S542〜S544,S542〜S544の処理を実行するCPU11が、第2通信制御手段の一例である。S301の処理を実行するCPU11が、判断手段の一例である。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施形態では、ファイル合成アプリ14c(アプリ14c)が搭載される移動端末として、通話機能を有する移動端末10(10A,10B)を例示したが、通話機能を有さないタブレットや、デジタルカメラなどの各種装置も、少なくとも近距離通信が可能な装置であれば本発明の移動端末の一例となり得る、また、タッチパネル17を有しておらず、メカニカルキーから操作を入力する装置についても、本発明を適用可能である。また、上記実施形態では、OS14aがアンドロイド(登録商標)OSであるものとして説明したが、他のOSが搭載された移動端末であっても本発明を適用可能である。
上記実施形態では、LCD18が片面に形成された移動端末10を例示し、LCD18が設けられている面を基準面とし、当該基準面に対する裏側の面を背面(背面101a)とした。LCD18が両面に設けられている移動端末や、形状が複雑な移動端末についても、所定の面を基準面とし、当該基準面に対する裏側の面を背面とすることにより、本発明を適用可能である。また、上記実施形態において例示した移動端末10のように、LCD18が片面に形成された移動端末であっても、基準面はLCD18が設けられている面に限らず、所定の面を基準面にしてもよい。
上記実施形態では、移動端末10の上下向きを、各移動端末10についてそれぞれ決定される重力方向に対する上下向きとしたが、移動端末10の本体に対して上下向きを予め決めておき、2台の移動端末10のうち、一方の移動端末の上下向きを、他方の移動端末の本体に対して決めた上下向きに対して相対的に決めてもよい。例えば、携帯端末10の本体に対する上下向きを、LCD18が設けられている面の長辺方向において、LCD18が設けられる側を上側とし、操作キー16が設けられる側を下側として決定する。この場合に、受信側の移動端末10Aの上下向きを基準とし、送信側の移動端末10Bの上下向きが、受信側の移動端末10Aの上下向きに対して逆向きであれば、第2ファイルの各ページの上下を反転させる。かかる変形例では、2台の移動端末10を、LCD18が設けられている面を水平にして接近させた場合であっても、本発明を適用できる。
上記実施形態では、受信側の移動端末10Aが、送信側の移動端末10Bから受信したセンサ情報(第2センサ情報)と、自身のセンサ23〜25が検知したセンサ情報(第1センサ情報)とに基づいて、ファイルをマージする条件(ファイルの配置順、受信したファイルのページ順、各ファイルの内容の上下向き)を決定する構成とした。これに換えて、送信側の移動端末10Bが、ファイルをマージする条件を決定する構成としてもよい。具体的に、まず、受信側の移動端末10Aが、ファイル要求指令および自身のIP情報とともに、自身のセンサ23〜25が検知したセンサ情報を、近距離通信部26から近距離通信によって送信側の移動端末10Bへ送信する。次に、送信側の移動端末10Bが、移動端末10Aから受信したセンサ情報と、自身のセンサ23〜25が検知したセンサ情報とに基づいて、ファイルをマージする条件を決定し、決定した条件を、受信したIP情報を宛先とする無線通信によって受信側の移動端末10Aに送信する。
上記実施形態では、送信側の移動端末10Bが提供したファイルの内容の上下向きは、受信側の移動端末10Aが、移動端末10Bから受信した上下情報に基づいて必要に応じて反転させる構成とした。これに換えて、送信側の移動端末10Bは、自身が取得した上下情報に基づいて、自身の上下向きが逆向きであれば、自身が提供するファイルの内容の上下向きを予め反転させた上で、受信側の移動端末10Aへファイルを送信する構成としてもよい。なお、この場合、移動端末10Bは、移動端末10Aへ上下情報を送信しないようにすればよい。すなわち、移動端末10Bが送信するセンサ情報を、方位情報と移動情報とすればよい。
上記実施形態では、受信側の移動端末10Aは、図4のマージ処理におけるS408,S409,S412において、送信側の移動端末10Bから受信した移動情報に基づいて、相手側の移動端末(移動端末10B)の移動方向を特定し、S410において、特定した移動端末10Bの移動方向と自端末(移動端末10A)が向く方位を比較する構成とした。これに換えて、受信側の移動端末10Aは、自端末の移動情報に基づいて、自端末の移動方向を特定し、特定した自端末の移動方向と、移動端末10Bから受信した方位情報が示す当該移動端末10Bが向く方位とを比較する構成としてもよい。つまり、受信側の移動端末10Aを移動させて、ファイルのマージを行う構成としてもよい。
上記第2実施形態では、受信側の移動端末10Aは、自身のセンサ情報を、送信側の移動端末10Bと無線通信を行うタイミング(具体的には、S344のタイミング)で取得する構成としたが、近距離通信を行うタイミング(S541の処理の前又は後ろ)で取得する構成としてもよい。
上記実施形態では、マージされる2つのファイルを同じ形式のファイルとしたが、2つのファイルの形式は異なる形式であっても、ファイルの形式を変換できる構成があれば、本発明を適用可能である。また、上記実施形態では、受信側の移動端末10Aおよび送信側の移動端末がマージ対象として提供するファイルを、メモリカード20に記憶されているファイルとしたが、フラッシュメモリ14など、移動端末10に内蔵されるメモリに記憶されているファイルであってもよい。また、上記実施形態で挙げた数値は一例であり、他の数値を採用することは当然可能である。
10 移動端末
14c ファイル合成アプリケーション
14c ファイル合成アプリケーション
Claims (13)
- センサ情報を生成するセンサと、近距離通信が可能な通信部とを備えた移動端末に読み込まれる情報処理プログラムであって、
前記移動端末を、少なくとも、
相対的に近づく他の移動端末との距離が通信可能距離になると、前記他の移動端末との前記近距離通信を前記通信部に実行させる通信制御手段と、
前記通信部が前記他の移動端末との前記近距離通信を実行した場合に、前記センサが生成したセンサ情報を取得する取得手段と、
複数のファイルを結合する結合手段と、
前記結合の条件を決定する決定手段と、して機能させ、
前記通信制御手段は、前記他の移動端末から、ファイルと、当該他の移動端末のセンサが生成したセンサ情報とを前記通信部に受信させ、
前記決定手段は、前記取得手段が取得したセンサ情報と、前記通信部が受信したセンサ情報と、に従い前記結合の条件を決定し、
前記結合手段は、前記決定手段が決定した条件に従い、記憶部に記憶されるファイルと、前記通信部が受信したファイルとを結合することを特徴とする、情報処理プログラム。 - センサ情報を生成するセンサと、近距離通信が可能な第1通信部と、識別情報を要する無線通信が可能な第2通信部とを備えた移動端末に読み込まれる情報処理プログラムであって、
前記移動端末を、少なくとも、
相対的に近づく他の移動端末との距離が通信可能距離になると、前記他の移動端末との前記近距離通信を前記第1通信部に実行させる第1通信制御手段と、
前記第2通信部に前記無線通信を実行させる第2通信制御手段と、
前記第1通信部又は前記第2通信部が前記他の移動端末との近距離通信又は無線通信を実行した場合に、前記センサが生成したセンサ情報を取得する取得手段と、
複数のファイルを結合する結合手段と、
前記結合の条件を決定する決定手段と、して機能させ、
前記第1通信制御手段は、前記第1通信部に、前記他の移動端末へ、自身の識別情報を送信させ、
前記第2通信制御手段は、前記第1通信部による前記識別情報の送信後に、前記他の移動端末から、ファイルと、前記他の移動端末のセンサが生成したセンサ情報とを前記第2通信部に受信させ、
前記決定手段は、前記取得手段が取得したセンサ情報と、前記通信部が受信したセンサ情報と、に従い前記結合の条件を決定し、
前記結合手段は、前記決定手段が決定した条件に従い、記憶部に記憶されるファイルと、前記第2通信部が受信したファイルとを結合することを特徴とする、情報処理プログラム。 - 前記決定手段は、
前記取得手段が取得したセンサ情報と前記受信したセンサ情報とが、自身の基準面が、当該基準面に対する背面と比して、より前記他の移動端末の近くに位置したことを示す場合、記憶部に記憶されるファイルの前に前記受信したファイルを結合するよう、前記条件を決定し、
前記取得手段が取得したセンサ情報と前記受信したセンサ情報とが、自身の基準面に対する背面が、当該基準面と比して、前記他の移動端末の近くに位置したことを示す場合、記憶部に記憶されるファイルの後ろに前記受信したファイルを結合するよう、前記条件を決定することを特徴とする、請求項1又は2に記載の情報処理プログラム。 - 前記決定手段は、
前記受信したセンサ情報が、前記他の移動端末の上下が逆の状態であることを示す場合、前記受信したファイルが示す内容の上下方向を反転させた状態で、記憶部に記憶されるファイルと前記受信したファイルとを結合するよう、前記条件を決定し、
前記受信したセンサ情報が、前記他の移動端末の上下が正しい状態であることを示す場合、前記受信したファイルが示す内容の上下方向を反転させることなく、記憶部に記憶されるファイルと前記受信したファイルとを結合するよう、前記条件を決定することを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の情報処理プログラム。 - 前記決定手段は、
前記取得手段が取得したセンサ情報が、自身の上下が逆の状態であることを示す場合、記憶部に記憶されるファイルが示す内容の上下方向を反転させた状態で、記憶部に記憶されるファイルと前記受信したファイルとを結合するよう、前記条件を決定し、
前記取得手段が取得したセンサ情報が、自身の上下が正しい状態であることを示す場合、記憶部に記憶されるファイルが示す内容の上下方向を反転させることなく、記憶部に記憶されるファイルと前記受信したファイルとを結合するよう、前記条件を決定することを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の情報処理プログラム。 - 前記決定手段は、
前記取得手段が取得したセンサ情報と前記受信したセンサ情報とが、自身の基準面と前記他の移動端末の基準面とが互いに相反する方位を向くことを示し、かつ、前記受信したファイルが複数ページある場合には、当該複数ページを逆順とした前記受信したファイルと記憶部に記憶されるファイルとを結合するよう、前記条件を決定し、
前記取得手段が取得したセンサ情報と前記受信したセンサ情報とが、自身の基準面と前記他の移動端末の基準面とが同じ方位を向くことを示し、かつ、前記受信したファイルが複数ページある場合には、そのままのページ順の前記受信したファイルと記憶部に記憶されるファイルとを結合するよう、前記条件を決定することを特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載の情報処理プログラム。 - 前記移動端末が送信側と受信側のいずれであるか判断する判断手段として前記移動端末を機能させ、
前記判断手段が送信側であると判断すると、前記通信制御手段は、前記他の移動端末へ、記憶部に記憶されるファイルと前記センサが生成したセンサ情報とを、前記通信部に送信させることを特徴とする、請求項1記載の情報処理プログラム。 - 前記移動端末が送信側と受信側のいずれであるか判断する判断手段として前記移動端末を機能させ、
前記判断手段が送信側であると判断すると、
前記第1通信制御手段は、前記他の移動端末の識別情報を、前記第1通信部に受信させ、
前記第2通信制御手段は、前記第1通信部が受信した前記識別情報を宛先として前記他の移動端末へ、記憶部に記憶されるファイルを、前記第2通信部に送信させることを特徴とする、請求項2記載の情報処理プログラム。 - センサ情報を生成するセンサと、近距離通信が可能な第1通信部と、識別情報を要する無線通信が可能な第2通信部とを備えた移動端末に読み込まれる情報処理プログラムであって、
前記移動端末を、少なくとも、
相対的に近づく他の移動端末との距離が通信可能距離になると、前記他の移動端末との前記近距離通信を前記第1通信部に実行させる第1通信制御手段と、
前記第2通信部に前記無線通信を実行させる第2通信制御手段と、
複数のファイルを結合する結合手段と、して機能させ、
前記第1通信制御手段は、前記第1通信部に、前記他の移動端末へ、自身の識別情報と、前記センサが生成したセンサ情報とを送信させ、
前記第2通信制御手段は、前記第1通信部による前記識別情報の送信後に、前記他の移動端末から、ファイルと、当該他の移動端末が前記送信したセンサ情報に従い決定した前記結合の条件と、を前記第2通信部に受信させ、
前記結合手段は、前記第2通信部が受信した条件に従い、記憶部に記憶されるファイルと、前記第2通信部が受信したファイルとを結合することを特徴とする、情報処理プログラム。 - 前記移動端末が送信側と受信側のいずれであるか判断する判断手段と、
前記結合の条件を決定する決定手段と、して前記移動端末を機能させ、
前記判断手段が送信側であると判断すると、
前記第1通信制御手段は、前記他の移動端末の識別情報と、前記他の移動端末のセンサが生成したセンサ情報とを、前記第1通信部に受信させ、
前記決定手段は、前記第1通信部が受信したセンサ情報と、前記第1通信部が前記センサ情報を受信した場合に前記センサが生成したセンサ情報と、に従い前記結合の条件を決定し、
前記第2通信制御手段は、前記第1通信部が受信した前記識別情報を宛先として前記他の移動端末へ、記憶部に記憶されるファイルと、前記決定手段が決定した前記結合の条件とを、前記第2通信部に送信させることを特徴とする、請求項9記載の情報処理プログラム。 - センサ情報を生成するセンサと、
近距離通信が可能な通信部と、
相対的に近づく他の移動端末との距離が通信可能距離になると、前記他の移動端末との前記近距離通信を前記通信部に実行させる通信制御手段と、
前記通信部が前記他の移動端末との前記近距離通信を実行した場合に、前記センサが生成したセンサ情報を取得する取得手段と、
複数のファイルを結合する結合手段と、
前記結合の条件を決定する決定手段と、を備え、
前記通信制御手段は、前記他の移動端末から、ファイルと、当該他の移動端末のセンサが生成したセンサ情報とを前記通信部に受信させ、
前記決定手段は、前記取得手段が取得したセンサ情報と、前記通信部が受信したセンサ情報と、に従い前記結合の条件を決定し、
前記結合手段は、前記決定手段が決定した条件に従い、記憶部に記憶されるファイルと、前記通信部が受信したファイルとを結合することを特徴とする、移動端末。 - センサ情報を生成するセンサと、
近距離通信が可能な第1通信部と、
識別情報を要する無線通信が可能な第2通信部と、
相対的に近づく他の移動端末との距離が通信可能距離になると、前記他の移動端末との前記近距離通信を前記第1通信部に実行させる第1通信制御手段と、
前記第2通信部に前記無線通信を実行させる第2通信制御手段と、
前記第1通信部又は前記第2通信部が前記他の移動端末との近距離通信又は無線通信を実行した場合に、前記センサが生成したセンサ情報を取得する取得手段と、
複数のファイルを結合する結合手段と、
前記結合の条件を決定する決定手段と、を備え、
前記第1通信制御手段は、前記第1通信部に、前記他の移動端末へ、自身の識別情報を送信させ、
前記第2通信制御手段は、前記第1通信部による前記識別情報の送信後に、前記他の移動端末から、ファイルと、前記他の移動端末のセンサが生成したセンサ情報とを前記第2通信部に受信させ、
前記決定手段は、前記取得手段が取得したセンサ情報と、前記通信部が受信したセンサ情報と、に従い前記結合の条件を決定し、
前記結合手段は、前記決定手段が決定した条件に従い、記憶部に記憶されるファイルと、前記通信部が受信したファイルとを結合することを特徴とする、移動端末。 - センサ情報を生成するセンサと、
近距離通信が可能な第1通信部と、
識別情報を要する無線通信が可能な第2通信部と、
相対的に近づく他の移動端末との距離が通信可能距離になると、前記他の移動端末との前記近距離通信を前記第1通信部に実行させる第1通信制御手段と、
前記第2通信部に前記無線通信を実行させる第2通信制御手段と、
前記第1通信部又は前記第2通信部が前記他の移動端末との近距離通信又は無線通信を実行した場合に、前記センサが生成したセンサ情報を取得する取得手段と、
複数のファイルを結合する結合手段と、を備え、
前記第1通信制御手段は、前記第1通信部に、前記他の移動端末へ、自身の識別情報と、前記センサが生成したセンサ情報とを送信させ、
前記第2通信制御手段は、前記第1通信部による前記識別情報の送信後に、前記他の移動端末から、ファイルと、当該他の移動端末が前記送信したセンサ情報に従い決定した前記結合の条件と、を前記第2通信部に受信させ、
前記結合手段は、前記第2通信部が受信した条件に従い、記憶部に記憶されるファイルと、前記第2通信部が受信したファイルとを結合することを特徴とする、移動端末。
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