JP2013211693A - 軽車両用補助装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】軽車両の利便性または趣味性を追求するオプションとして、別売後付も可能な軽車両用補助装置に特化し、かつ利用者の周囲に存在する無線通信利用機器との間で干渉のない、しかも利用者の素肌に電極を必ずしも密着する必要もない、人体近傍電界通信を用いた軽車両用補助装置を提供する。
【解決手段】少なくとも利用者10のIDを含むID信号を利用者の至近距離にのみ人体近傍電界通信することが可能な送信機20と、利用者10が管理または利用する自転車に配設され人体近傍電界通信によりID信号を受信可能であり受信したID信号を認識可能なID認証手段を有する受信機40と、ID認証手段がID信号を認識した時に所定動作をする作動部と、を備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、軽車両用補助装置に関するものである。
一般的な自転車の施錠装置は、自転車の前輪または後輪の回転動作を、適宜拘束する錠前が配設されており、管理者または利用者の所持する鍵を、前記錠前の鍵穴に挿入し、解錠操作する。逆に、だれかが、錠前に対して施錠の操作をすると、前記鍵は前記鍵穴から引き抜くことが可能である。管理者または利用者は、錠前に対して施錠の操作をした後に、挿入状態であった鍵を引き抜いて所持し、その鍵を適宜用いて再び解錠することにより、その自転車に対する管理権を行使することができる。
また、前記鍵を利用者等がカバン等に入れた場合、どこに入れたのかを忘れることがあり、探す手間が面倒なこと、さらに、狭隘な駐輪場等で解錠する際に、鍵を鍵穴に差し込む手間も面倒である。このような不便を解消するために、近年、利用者が、施錠装置を至近距離からの無線による操作を可能にすることによって、利便性を高めた自転車が知られている。
前記利便性を高めた自転車の一例として、解施錠の手間を省き、かつ安全性の高いシステムに関するものとして、走行検知部は、入力部から問い合わせがあった場合、現在スタンドが立っているか否かに応じて、走行中か停止中かを判断し、その結果を入力部に送る。停止中には、停止中である旨を入力部に送る。入力部は、走行検知部から停止中の旨の情報を得た場合、施錠を行ってもよいと判断し、解施錠部に施錠の指示を出す。解施錠部は、入力部から施錠の指示を受け取ると、自転車の施錠を行う。このようにして、利用者は自転車に施錠されたことを確認し、その場を後にする、という車両制御システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載された車両制御システムは、利用者と施錠装置等の間を、指向性のない一般的な微弱無線通信を介在させている。この微弱無線通信には、無線LAN、Bluetooth(登録商標)、ZigBee等の無線システムなどと同様に、避け難い問題として、利用者の周囲に存在する無線通信利用機器との間で、悪影響を受けたり、及ぼしたりといった干渉が、生じやすいということがあった。このように、一般的な無線通信における周囲との干渉の問題を解決可能な通信方式として、近年、人体を介して通信を行う、いわゆる人体通信が提案されている。
また、人体通信には、電流方式と電界方式がある。電流方式は、人体の導電性を利用しており、以下に示す5つの欠点がある。(1)人体表面に微弱電流を流す必要がある。したがって、通信を行うためには、利用者が良導体の電極に直接触れる必要がある。そのため、金属アレルギーの人には使いにくい。(2)利用者が手袋を着用している場合は、受信電極との間が絶縁されるため、通信不能である。(3)微弱電流を人体に流すため、感電して痺れる人もいる。(4)送信電極を利用者の素肌に密着させる必要がある。したがって、夏など多汗な環境において、電極を装着する際に不快感を伴う。(5)電極が風雨にさらされると、腐食して導電性が劣化する。これらの理由により、上述した5つの欠点がない電界方式の方が有利である。そして、新たな至近距離専用の通信方式として、以下に示す人体近傍電界通信が知られている。
すなわち、人体近傍で用いるヘッドホンステレオにおいて、ヘッドホンステレオ本体とヘッドホンまでの間をコードレス化するため、各種の人体近傍電界通信の技術が実用化されている。具体的には、人体を経由した音声伝送を、快適に、高い通信品質と秘匿性、低消費電力で実現できる人体近傍電界通信が知られている。詳しくは、人体経由で情報信号を伝達する送信機は、500MHz〜3GHzの周波数帯域に、オーディオ信号を変調する音声信号変調部と、この変調信号を出力するための、最表面が導電性不織布又は導電布でできた平行平板送信電極を備える。人体経由で情報信号を受信する受信機は、変調信号を受信するための、最表面が導電性不織布又は導電布でできた受信電極と、受信された音声変調信号を復調する復調部と、復調信号から可聴音を再生する音声再生部を備えた人体近傍電界通信が知られている。
特開2010−89521号公報
しかしながら、軽車両の利便性または趣味性を追求するオプションとして、別売後付も可能な軽車両用補助装置に特化し、かつ利用者の周囲に存在する無線通信利用機器との間で干渉のない、しかも利用者の素肌に電極を必ずしも密着する必要もない、人体近傍電界通信を用いた軽車両用補助装置は未開発であった。
本発明は、上述のような従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、軽車両の利便性または趣味性を追求するオプションとして、別売後付も可能な軽車両用補助装置に特化し、かつ利用者の周囲に存在する無線通信利用機器との間で干渉のない、しかも利用者の素肌に電極を必ずしも密着する必要もない、人体近傍電界通信を用いた軽車両用補助装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る軽車両用補助装置は、少なくとも利用者のIDを含むID信号を利用者の至近距離にのみ人体近傍電界通信することが可能な送信機と、前記利用者が管理または利用する軽車両に配設され前記人体近傍電界通信により前記ID信号を受信可能であり受信した前記ID信号を認識可能なID認証手段を有する受信機と、ID認証手段が前記ID信号を認識した時に所定動作をする作動部と、を備えたことを特徴とする。
この構成によると、送信機は、少なくとも利用者のIDを含むID信号を、電波障害のない人体近傍電界通信によって、利用者の至近距離にのみ送信する。受信機は前記利用者が管理または利用する軽車両に配設されている。その受信機は、前記人体近傍電界通信により、前記ID信号を受信可能である。その受信機が、前記ID信号を受信すると、ID認証手段がIDを認識する。ID認証手段が前記ID信号を認識すると作動部が所定動作をする。
したがって、利用者が、自ら管理または利用する軽車両に近づくだけで、作動部は、予め設定された所望の動作を実行するので、設定内容によっては、利便性や趣味性を高めることが可能である。つまり、この構成によれば、軽車両の利便性または趣味性を追求するオプションとして、別売後付も可能な軽車両用補助装置に特化し、かつ利用者の周囲に存在する無線通信利用機器との間で干渉のない、しかも利用者の素肌に電極を必ずしも密着する必要もない、人体近傍電界通信を用いた軽車両用補助装置を提供することができる。
なお、前記「軽車両に近づく」とは、以下の3通りを意味する。(1)人体の一部を軽車両に接触する。(2)接触しないまでも、限りなく近づける。(3)手袋や衣類を介在させて接触する。
好ましくは、前記作動部は施錠装置であり、前記施錠装置は前記ID認証手段が前記ID信号を認識した時に解錠することを特徴とする。この構成によれば、前記利用者が、管理または利用するために軽車両に近づいただけで、その施錠装置が自動的に解錠するので利便性が高められる。
好ましくは、前記軽車両は、自転車、身体障害者用電動椅子、電動車椅子の何れか1つであることを特徴とする。この構成によれば、軽車両の利便性または趣味性を追求するオプションとして、別売後付も可能な軽車両用補助装置に特化し、かつ利用者の周囲に存在する無線通信利用機器との間で干渉のない、しかも利用者の素肌に電極を必ずしも密着する必要もない、人体近傍電界通信を用いた軽車両用補助装置を提供することができる。
前記軽車両は電動アシスト自転車または身体障害者用電動椅子であり、前記電動アシスト自転車または身体障害者用電動椅子の電源を、前記受信機および前記作動部を動作させるための電源と共用したことを特徴とする。この構成によれば、受信機および作動部を動作させるための専用電源が不要である。
前記電動アシスト自転車または身体障害者用電動椅子において、IDが合わない状態では、モータをOFFすることを特徴とする。この構成によれば、IDが合わない状態では、電動アシスト自転車または身体障害者用電動椅子の機動力を制限する。したがって、悪意の第三者が、前記電動アシスト自転車または身体障害者用電動椅子を、無断使用する行為を抑制する効果がある。
前記送信機は、携帯電子機器に組み込まれることを特徴とする。この構成によれば、利用者は、専用の送信機を携帯する負担から解放される。
走行に関する情報またはタイヤの空気圧に関する情報のうち少なくとも1つを送信可能な追加の送信機と、前記追加の送信機から送出された送信データを受信可能な追加の受信機と、前記送信機と前記追加の受信機を一体所持可能に構成した送受信機と、を備え、前記走行に関する情報またはタイヤの空気圧に関する情報のうち少なくとも1つを前記利用者に伝えることを特徴とする。
この構成による軽車両用補助装置を備えた軽車両は、走行に関する情報またはタイヤの空気圧に関する情報のうち少なくとも1つを利用者に伝えることができる。
前記受信機と前記追加の送信機が一体に構成されていることを特徴とする。その場合は、軽車両側に配置された受信機および追加の送信機による一体送受信機と、利用者が携帯する送受信機との間で、双方向の通信が可能となる。
本発明によれば、軽車両の利便性または趣味性を追求するオプションとして、別売後付も可能な軽車両用補助装置に特化し、かつ利用者の周囲に存在する無線通信利用機器との間で干渉のない、しかも利用者の素肌に電極を必ずしも密着する必要もない、人体近傍電界通信を用いた軽車両用補助装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る人体近傍電界通信を用いた軽車両用補助装置の全体略図である。 本発明の第1実施形態に係る人体近傍電界通信を用いた軽車両用補助装置のブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る人体近傍電界通信を用いた軽車両用補助装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る人体近傍電界通信を用いた軽車両用補助装置の説明図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図4を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る人体近傍電界通信を用いた軽車両用補助装置の全体略図である。図1に示すように、軽車両用補助装置100において、自転車30には、電界通信受信機(以下、単に受信機という)40が装備されている。受信機40には後述するID認証アプリ45を備えている。また、利用者10は、電界通信送信機(以下、単に送信機という)20を携帯し、この送信機20から送出されるID信号を、受信機40が受信することにより解錠して利用可能となる電動アシスト自転車(以下、単に自転車ともいう)30の管理権を有する。
なお、本実施形態に係る自転車30は、本発明に係る「軽車両」である。また、本実施形態に係るID認証アプリ45は、本発明に係るID認識手段である。なお、本実施形態に係る受信機40と、送信機20は、それぞれ本発明に係る受信機と、送信機である。
まず、利用者10は、携帯している送信機20を用いて、自転車30の施錠・解錠に関する操作を行う。送信機20は、後述するように、利用者10が本人であることを証明できる個人情報(以下、IDという)と、自転車30の施錠・解錠その他の操作情報と、により搬送波を変調して送信する。なお、本実施形態に係るID信号は、本発明に係るID信号である。
一方、自転車30側には、受信機40と、それにより受信された制御情報に応じて施錠・解錠する錠前46が装備されている。なお、本実施形態に係る、錠前46は本発明に係る錠前である。
図2は、本発明の第1実施形態に係る人体近傍電界通信を用いた軽車両用補助装置のブロック図である。図2に示すように、軽車両用補助装置100において、送信機20は、ID DATA出力部21と、変調回路22と、レベル変換回路23と、送信電極24と、電池25により構成されている。また、受信機40は、受信電極41と、ピックアップ回路42と、アンプ43と、復調回路44と、ID認証アプリ45と、錠前46と、電池47により構成されている。
ID DATA出力部21は、利用者10のIDをID信号として発生する電子回路である。利用者10は、IDを任意に定めた文字、数字の組み合わせを、ID DATA出力部21に登録する。ID DATA出力部21は、IDを2進数に符号化して読み書き自在に登録している。また、利用者10が、IDを更新するか、あるいは新規に書き込む時には、不図示の押しボタン等による入力部から適宜情報を入力する。
なお、周知の自転車施錠具と同等機能、すなわち、だれであれ、鍵の所持者が、自転車30に対する管理権を行使する機能であれば、特に利用者10が、自分専用に個別のIDを設定する必要はない。その場合、IDの設定は、同一地域で同一IDが混在しない配慮があれば足りる。
具体的には、IDを1〜100万までの連番で発番することによって、同一地域の複数の利用者間で同一IDが混在しないようにするだけでも構わない。また、利用者10は自分のIDを知る必要もない。そうすることにより、簡素安価に自転車施錠装置を製造販売することも可能である。なお、本実施形態に係る自転車施錠装置は、本発明に係る軽車両用補助装置である。
変調回路22には、2MHzの正弦波(以下、搬送波という)を発振する不図示の搬送波発振回路と、そこで発振された搬送波にID DATA信号を、FSK(Frequency shift keying)変調するFSK変調回路が含まれている。なお、FSK変調(以下、単にFSKともいう)については後述する。
レベル変換回路23は、変調回路22と送信電極24の間に介在する。変調回路22からのFSK変調出力が用途に対して不適切な振幅レベルである場合に、適正レベルに変換してから送信電極24へ送出する。ここで、一般的な無線通信の場合との比較において説明する。すなわち、一般的な無線通信の場合は、変調回路とアンテナの間に高周波増幅回路を介在させ、アンテナへ送出する前に、その高周波増幅回路によって送信出力を増幅する。
しかし、本実施形態に係る人体近傍電界通信では、送信電極24を人体に近接して使用する構成であるため、安全上の制約がある。したがって、レベル変換回路23は、変調回路22からのFSK変調出力を、人体近傍電界通信を用いた軽車両用補助装置に適するレベルに変換してから送信電極24へ送出する。
具体的には、送信電極24を利用者10の皮膚に密着させた状態であっても、人体の健康に害のない安全上の許容範囲内で、かつ、自動解錠の機能を損なわない振幅レベルの搬送波に変換する。なお、ここでいう自動解錠とは、利用者10が、送信機20を所持して自転車30の受信電極41に接触するか、あるいは近づく程度で錠前46が解錠することを意味する。
なお、前記「利用者10が、送信機20を所持して自転車30の受信電極41に接触するか、あるいは近づく程度」とは、以下の3通りを意味する。(1)利用者10の体の一部を受信電極41に接触する。(2)接触しないまでも、限りなく近づける。(3)手袋や衣類を介在させて受信電極41に接触する。
より具体的な安全上の許容範囲は以下のとおりである。まず、上限としては、利用者10が感電しない、局部的に体温上昇しない、長期使用においても発がん性等の危険がないレベルであること。そして下限は、自動解錠の機能が100%確実に動作すること。
電池25は、つぎの条件を満たすものであればよい。電池25の大きさと重量に関しては、送信電極24を含めた送信機20が、利用者10による携帯性を考慮されて利便性を害さないという条件がある。それに加えて、年間利用コストが低廉であり数百円程度、小型軽量、微弱電力であっても長期間の継続使用に耐えること、入手容易な一般品、人体の健康に害のないこと、などの条件もある。なお、電動アシスト自転車30に、充電されたバッテリーを装着した場合、受信機40および錠前46用に電池等の電源を用意する必要がない。
また、商品企画に備え、送信機20を、組み込む対象物も考慮することが好ましい。例えば、腕時計、ブレスレット、眼鏡、ペンダント、ネックレス、指輪、ブローチ、髪飾り等の装身具などが考えられる。また、組み込む対象物となる携帯品として、携帯電話、財布、キーホルダ等も考えられる。一方、装身具とは若干異なるが、衣類、帽子、ヘルメット、マスク、ベルト、格闘技用防具、防弾チョッキなども考えられる。
つぎに、受信機40について説明する。受信機40は、送信機20より送信された高周波信号を、受信電極41により捕捉する。捕捉された高周波信号は、ピックアップ回路42およびアンプ43により増幅されて復調回路44へ送られる。復調回路44は高周波信号をFSK復調して、ID信号を得る。ID認証アプリ45は、ID信号の真偽をID認証判定する。錠前46は、ID認証アプリ45によって、ID認証判された場合にのみ、解錠動作する。電池47は、受信機40および錠前46に駆動電力を供給する。なお、本実施形態に係るID認証アプリ45は、本発明に係るID認証手段である。
なお、受信電極41の表面は、利用者10の素肌に対して、密着させる必要はない。すなわち、直流の電気抵抗が、ある程度高くても構わない。したがって、受信電極41が風雨にさらされて、多少腐食しても、人体近傍電界通信の能力に劣化はない。
図3は、本発明の第1実施形態に係る人体近傍電界通信を用いた軽車両用補助装置の動作を示すフローチャートである。図3に示すように、軽車両用補助装置100において、まず、利用者10が、自己管理する自転車30に乗るために近づくと、自動的に解錠させるためのID信号を送信する(ステップS1)。
なお、前記「利用者10が、自己管理する自転車30に乗るために近づく」とは、以下の3通りを意味する。(1)利用者10の体の一部を自転車30に接触する。(2)接触しないまでも、限りなく近づける。(3)手袋や衣類を介在させて自転車30に接触する。
ここから電界通信が始まる(ステップS2)。そして、受信機40が、ID信号を受信する(ステップS3)。つぎに、受信機40内部で信号処理された結果、ID認証アプリ45によってID認証判定(ステップS4)される。ID認証されたならば(ステップS5)、解錠する(ステップS6)。一方、ステップS3とステップS5の何れかでNOならば解錠しない(ステップS7)。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態に係る軽車両用補助装置の説明図である。図4に示すように、軽車両用補助装置101において、利用者10は、送受信機50を携帯しながら、自己所有する自転車31に乗って走行中である。自転車31には、受信機40と、錠前46と、空気圧送信機61,62と、走行データ送信機70と、マグネット71と、走行センサ72を備えている。
受信機40は、図1,2に沿って説明した、自転車施錠のための専用の受信機40と同じである。なお、錠前46そのものの一例として、制御信号に応じて動作する電磁リレー、プランジャおよびそれらによって解施錠の動作をするアクチュエータの組み合わせによるものが好ましい。ただし、錠前46に関する詳細な図示説明は省略する。また、自転車31は電動アシスト付きであっても無くても構わない。
送受信機50は、多方向の通信機能を有する。すなわち、送受信機50は、受信機40に対して、施錠に関する一方向の通信を行うほか、空気圧送信機61,62および走行データ送信機70からの信号を受信して、その受信内容をデータ蓄積し、適宜表示することにより、利用者10の自転車31に対する利便性および趣味性を満足させる。
送受信機50には、多方向の通信機能を有するため、図2に示した送信機20と、受信機20の多目的対応機種を内蔵している。なお、多方向の通信には、それぞれ異なる搬送周波数を用いる。空気圧送信機61,62は、タイヤの空気圧を空気圧センサで常時計測し、その計測値を適宜に送受信機50へ送信する。送信する時期と頻度については、利用者10への注意喚起が目的ならば、空気圧が閾値を下回った時だけにしてもよい。また、業務用自転車、あるいは自転車競技選手の訓練目的等に対しては、常時送信するようにしてもよい。
走行センサ72は、スポークに配設されたマグネット71の磁気を検出して、パルスを発生する。すなわち、走行センサ72は、タイヤの回転に伴って、マグネット71が、走行センサ72を横切る際の磁気変化を検出し、回転に応じた走行パルスを発生する。走行データ送信機70は、走行センサ72の発生する走行パルスを、不図示の演算処理部で演算処理し、走行距離値、速度値、疑似的な消費カロリー値等を算出して表示する。なお、走行データ送信機70の上面には不図示の表示器が配設されている。
また、走行データ送信機70は、算出値を送受信機50へ送信する。送受信機50は、走行データ送信機70から送信された走行距離値、速度値、疑似的な消費カロリー値等を受信して、その受信内容をデータ蓄積し、適宜表示することにより、利用者10の自転車31に対する利便性および趣味性を満足させる。なお、送受信機50は、不図示の演算処理部、データを蓄積するメモリ、データを表示する表示器、それらを適宜機能させるための操作キー等を備えている。
以下、FSK変調方式について簡単に説明する。FSKは、ベースバンド波形(0と1)に応じて搬送波周波数を、変化させる変調方式である。ベースバンド信号に応じ搬送波周波数を変化させる、という意味においてはアナログ変調でのFMに類似する概念といえる。しかし連続的変化だったアナログのFMとは異なり、FSKはあくまで0か1かの2値信号を用いて変調を行う。
FSKでは伝送速度が上がるにつれて占有帯域幅が広がってしまう、という特性があるため高速通信には向かないが、比較的送受信機の構成は簡素にできる。またAMとは異なり、FMと同様に周波数の変化として変調されているため振幅は一定である。そのため受信側での0・1の判定が波形の振幅、特に電波の強弱に依存しないので、移動体通信にも容易に適用できる。
さらに被変調波の振幅が一定であり、電力増幅器の非直線性の影響が少なく、電力利用効率がよいというメリットがある。代表的な例としてFSKは国内のポケットベルに採用されていた。近距離ワイヤレス技術として国内でも普及のめざましくBluetooth(登録商標)にもFSKが用いられている。またヨーロッパのデジタル・コードレスホンや欧州規格の携帯電話等に採用されている。
以下、人体近傍電界通信の作用効果を簡単に説明する。
人体近傍電界通信を用いた軽車両用補助装置100は、送受信機50の通信方式に、FSK変調を採用しているので、簡素にできる。また、AM変調とは異なり、FM変調と同様に周波数の変化として変調されているため、被変調波の振幅が一定であり、電力増幅器の非直線性の影響が少なく、電力利用効率が良い。
さらに、受信側での0・1の判定が波形の振幅、特に電波の強弱に依存しないので、移動体通信にも容易に適用できる。特に、風雨や塵埃の影響を受けやすい軽車両用補助装置に好適である。送信機20は、利用者のIDを含む送信データを、0か1かの2値信号の変化に基づいてFSK変調された信号を出力し、送信電極24から送出する。
送信電極24は、利用者10の近傍に配設されている。そのため、送信電極24から送出された信号は、利用者10の近傍の電界に影響を及ぼす。受信電極41は、利用者10が通信する対象、すなわち自転車30,31に配設されている。その受信電極41は、電界を通じて信号を捕捉する。その信号は、受信電極41で捕捉されると受信機内部で復調回路44によって復調されデータ受信を行う。
この構成による送信機では、変調回路と送信電極の間に、レベル変換手段が介在する。また、人体近傍電界通信は、送信電極は、利用者の近傍に配設されているので、人体の健康を害さない電界強度の範囲内に送信出力を収める必要がある。一方、搬送波周波数を400KHz〜30MHzに限定すると、人体表面に電荷分布が生じ、さらに電荷分布によって人体近傍に電界が発生する。
また、概ね30MHz以下の信号に対しては準静電界と考えられるので、静電界と同様に人体近傍にだけ分布し、電磁波のように遠くまでは伝達せず、利用者のごく近くに存在する物体だけが、電界通信のネットワークを形成する。このような電界通信の理論と実験結果とに基づいて、400KHz〜30MHzに限定すると、最適な人体近傍電界通信を構築できる。本実施形態に係る送信機20は、搬送周波数を2MHzに設定しているのは、上述した人体近傍電界通信を行うためである。
以下、本実施形態に係る軽車両用補助装置101の作用効果を簡単に説明する。
自転車31の利用者10は、送受信機50を携帯している。その送受信機50は、少なくとも利用者10のIDを含むID信号を利用者10の至近距離にのみ、人体近傍電界通信することが可能である。
一方、自転車31には、受信機40が配設されている。その受信機40は、送受信機50から送信された利用者10のID信号を、人体近傍電界通信により受信可能である。受信機40にはID認証手段が配設されている。そのID認証手段は、受信したID信号を認識することにより、利用者10が自転車31に接近したことを検知する。
また、錠前46が自転車31に配設されている。その錠前46は、ID認証アプリ45がID信号を認識した時に解錠動作をする。したがって、錠前46は、利用者10が自転車31に接近した時に限って解錠動作をする。つまり、自転車31は、送信機20を携帯している者以外には使えない。
より詳しくは、送受信機50は、少なくとも利用者10のIDを含むID信号を、電波障害および指向性のない人体近傍電界通信によって、利用者10の至近距離にのみに送信する。受信機40は利用者10が管理または利用する自転車31に配設されている。その受信機40は、人体近傍電界通信により、ID信号を受信可能である。その受信機40が、ID信号を受信すると、ID認証アプリ45がIDを認識する。ID認証アプリ45がID信号を認識すると錠前46は解錠動作をする。
したがって、利用者10が、自ら管理または利用する自転車31に近づくだけで、錠前46は、ID認証アプリ45がID信号を認識すると錠前46は解錠動作をする、という予め設定された動作を実行する。そのことにより、利用者10は、鍵を保管収納していたカバン等から探し出した後、錠前46の鍵穴に差し込んで解錠の操作をするという面倒な手間を省くことができるので、利便性が高められる。
なお、前記「利用者10が、自ら管理または利用する自転車31に近づく」とは、以下の3通りを意味する。(1)人体の一部を自転車31に接触する。(2)接触しないまでも、限りなく近づける。(3)手袋や衣類を介在させて自転車31に接触する。
また本実施形態に係る軽車両用補助装置の適用範囲は、図4に示した自転車31に限らずに、不図示の身体障害者用電動椅子や車椅子、あるいは、図1に示した電動アシスト自転車30であっても同等の効果が得られる。その場合、錠前46と同等の機能を有する施錠装置が、身体障害者用電動椅子、車椅子や電動アシスト自転車30にもそれぞれ配設されているものとする。
なお、電動アシスト自転車30、または身体障害者用電動椅子の電源を、前記受信機および前記作動部を動作させるための電源と共用したことを特徴とする。この構成によれば、受信機および作動部を動作させるための専用電源が不要である。
電動アシスト自転車30または身体障害者用電動椅子において、IDが合わない状態では、モータOFFすることを特徴とする。この構成によれば、IDが合わない状態では、電動アシスト自転車30または身体障害者用電動椅子の機動力を制限する。したがって、悪意の第三者が、前記電動アシスト自転車30または身体障害者用電動椅子を、無断使用する行為を抑制する効果がある。
送信機20は、不図示の携帯電話器に組み込まれることを特徴とする。この構成によれば、利用者10は、専用の送信機20を携帯する負担から解放される。
また、追加の送信機61,62は、タイヤの空気圧に関する情報を送信可能である。さらに、追加の送信機70は、走行に関する情報、すなわち、走行速度、走行距離等を送信可能である。一方、追加の受信機は、追加の送信機61,62,70から送出された送信データを受信可能である。送受信機50は、送信機20に加えた、追加の受信機までも一体所持可能に構成されている。また、受信機40と追加の送信機61,62,70が一体となっていてもよい。その場合は、自転車31側に配置された受信機40および追加の送信機61,62,70による一体送受信機と、利用者10が携帯する送受信機50との間で、双方向の通信が可能となる。なお、本実施形態に係る追加の受信機と追加の送信機61,62,70は、それぞれ本発明に係る追加の受信機と追加の送信機に該当する。
この構成によれば、利用者10は、自転車31を運転中に、タイヤの空気圧に関する情報と、走行速度、走行距離等を受信可能である。したがって、自転車31の利便性または趣味性を追求することができる。
なお、本実施形態に係る自転車30,31のほか、不図示の身体障害者用電動椅子や車椅子等において、IDが合わない時は、解錠せず、電動アシストしない、推進モータを駆動しない、あるいはペダルの負荷を重くする等により、それぞれの軽車両が備えた本来の機動力を制限している。しかし、いずれの軽車両においても、走行中に施錠動作するような危険を回避するため、施錠動作は手動操作するものとしている。
本発明によれば、軽車両の利便性または趣味性を追求するオプションとして、別売後付も可能な軽車両用補助装置に特化し、かつ利用者の周囲に存在する無線通信利用機器との間で干渉のない、しかも利用者の素肌に電極を必ずしも密着する必要もない、人体近傍電界通信を用いた軽車両用補助装置を提供すること。特に、自転車、身体障害者用電動椅子、電動車椅子に適用可能である。
10 利用者
20 送信機
30 電動アシスト自転車
31 自転車
40 受信機
45 ID認証アプリ(ID認証手段)
46 錠前
50 送受信機(追加の受信機)
61,62 空気圧送信機(追加の送信機)
70 走行データ送信機(追加の送信機)

Claims (8)

  1. 少なくとも利用者のIDを含むID信号を利用者の至近距離にのみ人体近傍電界通信することが可能な送信機と、
    前記利用者が管理または利用する軽車両に配設され前記人体近傍電界通信により前記ID信号を受信可能であり受信した前記ID信号を認識可能なID認証手段を有する受信機と、
    ID認証手段が前記ID信号を認識した時に所定動作をする作動部と、を備えたことを特徴とする軽車両用補助装置。
  2. 前記作動部は施錠装置であり、
    前記施錠装置は前記ID認証手段が前記ID信号を認識した時に解錠することを特徴とする請求項1に記載の軽車両用補助装置。
  3. 前記軽車両は、自転車、身体障害者用電動椅子、電動車椅子の何れか1つであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の軽車両用補助装置。
  4. 前記軽車両は電動アシスト自転車または身体障害者用電動椅子であり、
    前記電動アシスト自転車または身体障害者用電動椅子の電源を、前記受信機および前記作動部を動作させるための電源と共用したことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の軽車両用補助装置。
  5. 前記電動アシスト自転車または身体障害者用電動椅子において、
    IDが合わない状態では、モータOFFすることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の軽車両用補助装置。
  6. 前記送信機は、携帯電子機器に組み込まれることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の軽車両用補助装置。
  7. 走行に関する情報またはタイヤの空気圧に関する情報のうち少なくとも1つを送信可能な追加の送信機と、
    前記追加の送信機から送出された送信データを受信可能な追加の受信機と、
    前記送信機と前記追加の受信機を一体所持可能に構成した送受信機と、を備え、
    前記走行に関する情報またはタイヤの空気圧に関する情報のうち少なくとも1つを前記利用者に伝えることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の軽車両用補助装置。
  8. 前記受信機と前記追加の送信機が一体に構成されていることを特徴とする請求項7に記載の軽車両用補助装置。
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