JP2013208590A - 有機材料の精製装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内部温度を正確に測定し、有機材料の精製効率および純度の低下を防止することができる有機材料の精製装置を提供すること。
【解決手段】有機材料の精製装置1は、内部に有機材料が供給される第一内筒体51、及び第一内筒体51の外側に配置され、供給された有機材料を気化させる加熱ヒータ53を備えた気化器5と、気化器5の第一内筒体51と連通する第二内筒体61、及び第二内筒体61の外側に配置され、第二内筒体61の温度を調整する温度調整ヒータ63を備え、気化器5で気化させた気体状の有機材料を第二内筒体61の内面で捕集する捕集器6と、第二内筒体61の外部から第二内筒体61の内部に向けて挿通されたさや管431と、さや管431の内部に挿入された熱電対432A等と、熱電対432A等で検出された温度に基づいて、温度調整ヒータ63の温度制御を行う温度調整ヒータ制御手段44と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、有機材料の精製装置に関する。
従来、有機材料の精製方法としては、カラムクロマトグラフィー、再結晶、蒸留、昇華などが知られている。電子材料や光学材料として用いられる有機材料は、その純度が性能に大きな影響を与えることがあることから、高純度に精製される。
電子材料の一例としては、近年、研究開発が活発になされている有機エレクトロルミネッセンス素子(以下、有機EL素子という。)に用いられる材料が挙げられる。有機EL素子に用いられる材料(以下、有機EL素子用材料という。)の中に不純物が混入していると、その不純物がキャリア(電子や正孔)のトラップになったり、消光の原因になったりし、有機EL素子の発光強度、発光効率および耐久性が低下する。したがって、不純物を少なくするために、有機EL素子用材料を高純度に精製する必要がある。
有機EL素子用材料を精製するための精製装置としては、例えば、特許文献1に開示されている。特許文献1に記載された昇華精製装置は、電磁誘導方式で有機EL素子用材料を加熱して昇華させる装置であり、筒状の昇華部に装入された材料を昇華させ、筒状の捕集部にて凝縮または凝固捕集する。
国際公開第01/70364号
特許文献1に記載された昇華精製装置では、昇華部や捕集部の内部温度を熱電対によって測定している。ところが、この昇華精製装置では、熱電対を剥き出しのまま昇華部や捕集部の内部に挿入しているため、気体状の有機材料が熱電対に付着してしまい、昇華部や捕集部の内部温度を正確に測定できないという問題がある。
例えば、特許文献1に記載された昇華精製装置において、捕集部は、設定温度が異なる温度ゾーンに分けられているが、精製中に内部温度が正確に測定できなければ、有機材料を所望の捕集部で捕集することができずに真空ポンプにより吸引されて装置外部へ排出されるおそれがある。それゆえ、仕込み量に比べて、有機材料の捕集量が減少し、精製効率が低下するおそれがある。また、精製中に温度条件を適切に制御できなければ、捕集部の温度が変動し、有機材料の純度が低下するおそれがある。
本発明の目的は、精製中の内部温度を正確に測定し、有機材料の精製効率および純度の低下を防止することができる有機材料の精製装置を提供することである。
本発明の有機材料の精製装置は、
内部に有機材料が供給される第一筒体、及びこの第一筒体の外側に配置され、供給された有機材料を気化させる加熱ヒータを備えた気化器と、
前記気化器の前記第一筒体と連通する第二筒体、及びこの第二筒体の外側に配置され、前記第二筒体の温度を調整する温度調整ヒータを備え、前記気化器で気化させた気体状の有機材料を前記第二筒体の内面で捕集する捕集器と、
前記第二筒体の外部から前記第二筒体の内部に向けて挿通されたさや管と、
前記さや管の内部に挿入された熱電対と、
前記熱電対で検出された温度に基づいて、前記温度調整ヒータの温度制御を行う温度調整ヒータ制御手段と、を備える
ことを特徴とする。
本発明によれば、熱電対が、さや管内部に挿入された状態で、第二筒体の内部に配置されるため、有機材料が熱電対に直接付着することを防止できる。ゆえに、本発明によれば、筒体内部の温度を正確に測定することができる。そして、温度調整ヒータ制御手段は、熱電対の測定温度に基づいて、温度調整ヒータによる加熱条件を適切に調整できる。このように、本発明によれば、精製中であっても第二筒体の内部温度をより正確に測定および制御することができ、その結果、有機材料の精製効率および純度の低下を防止することができる。
本発明の有機材料の精製装置において、前記さや管内に、複数の熱電対が挿入されていることが好ましい。
本発明によれば、複数の熱電対がさや管内に挿入されているため、第二筒体の内部の複数箇所における正確な温度測定が可能になる。
本発明の有機材料の精製装置において、前記さや管が石英製であることが好ましい。
本発明によれば、さや管が石英製であり、石英は、熱伝導率が低いため、軸方向の温度分布の影響を受け難く、熱電対を配置した箇所でのピンポイントの温度測定が可能となる。また、石英は、伸縮性が低いため、さや管を支持する支持部等が壊れ難くなり、急速な昇温および降温が可能となる。
本発明の有機材料の精製装置において、前記第二筒体が石英製、又はステンレス製であることが好ましい。
本発明では、さや管と第二筒体とを同じ石英製にすることで、温度測定対象である第二筒体の内面温度をより正確に測定することができる。第二筒体内が高真空状態であれば、温度調整ヒータからの伝熱は輻射熱によることから、高い輻射率の石英を用いる事で有機材料が接する第二筒体の内面温度をより正確に測定することができる。
また、本発明では、第二筒体をステンレス製とすることで、第二筒体の加工性や強度を向上させることができる。
本発明の有機材料の精製装置において、
前記捕集器の第二筒体は、複数の捕集室で構成され、
前記温度調整ヒータは、前記複数の捕集室のそれぞれに設けられ、
前記さや管は、前記複数の捕集室内部にわたって挿通され、
前記さや管の内部には、複数の前記熱電対が、挿入され、
前記複数の熱電対は、前記捕集室の位置に対応してそれぞれ配置され、
前記温度調整ヒータ制御手段は、それぞれの熱電対で検出された温度に基づいて、それぞれの温度調整ヒータの温度制御を独立して行う
ことが好ましい。
本発明によれば、捕集器は、複数の捕集室に分けられている。そのため、気化した有機材料は、捕集室ごとに捕集されるため、純度の高い材料と低い材料とを分けて精製を行うことができる。また、捕集室のそれぞれの位置に対応して配置された熱電対は、いずれもさや管内に挿入された状態である。そのため、捕集室毎の内部温度を正確に測定することができる。そして、温度調整ヒータ制御手段は、各熱電対の測定温度に基づいて、各捕集室に対する捕集温度条件を適切に調整できるようになる。
ゆえに本発明によれば、捕集室毎に内部温度をより正確に測定および制御し、純度の高い有機材料を捕集室内部に効率的に捕集することができる。
本発明の有機材料の精製装置において、
前記第一筒体の外部から前記第一筒体の内部に向けて挿通された第一筒体用さや管と、
前記第一筒体用さや管の内部に挿入された熱電対と、
前記熱電対で検出された温度に基づいて、前記加熱ヒータの温度制御を行う加熱ヒータ制御手段と、を備えている
ことが好ましい。
本発明によれば、内部に有機材料が供給される第一筒体内部にも第一筒体用さや管が挿通され、第一筒体用さや管内部にも第一筒体用の熱電対が挿入され、第一筒体内部温度を測定する。そのため、この熱電対によって、第一筒体の内部温度を正確に測定することができる。また、加熱ヒータ制御手段は、第一筒体用さや管内の熱電対による検出温度に基づいて、加熱ヒータによる加熱条件を適切に調整できる。ゆえに、本発明によれば、精製中であっても第一筒体の内部温度をより正確に測定および制御し、有機材料の気化を適切な温度および速度で行うことができる。
本発明の有機材料の精製装置において、前記第一筒体用さや管が石英製であることが好ましい。
本発明によれば、第一筒体用さや管が石英製であり、石英は、熱伝導率が低いため、軸方向の温度分布の影響を受け難く、熱電対を配置した箇所でのピンポイントの温度測定が可能となる。また、石英は、伸縮性が低いため、さや管を支持する支持部等が壊れ難くなり、急速な昇温および降温が可能となる。
本発明の有機材料の精製装置において、前記第一筒体が石英製、又はステンレス製であることが好ましい。
本発明では、第一筒体用さや管と第一筒体とを同じ石英製にすることで、温度測定対象である第一筒体の内面温度を正確に測定することができる。第一筒体内が高真空状態であれば、温度調整ヒータからの伝熱は輻射熱によることから、高い輻射率の石英を用いる事で有機材料が接する第一筒体の内面温度をより正確に測定することができる。
また、本発明では、第一筒体をステンレス製とすることで、第一筒体の加工性や強度を向上させることができる。
本発明の有機材料の精製装置において、前記第一筒体内部には、前記有機材料を収容する石英製の収容部が配置されていることが好ましい。
本発明によれば、第一筒体用さや管と収容部とを同じ石英製にすることで、温度測定対象である収容部の温度を正確に測定することができる。第一筒体内が高真空状態であれば、温度調整ヒータからの伝熱は輻射熱によることから、高い輻射率の石英を用いる事で有機材料が収容される収容部の温度をより正確に測定することができる。
本発明の有機材料の精製装置において、前記温度調整ヒータは、面状発熱体であることが好ましい。
本発明によれば、温度調整ヒータは、面状発熱体であるため、加熱を均等に行うことができる。そのため、第二筒体の軸方向に沿って、第二筒体の周囲を覆うようにして複数の面状発熱体を配置することで、第二筒体内部の温度勾配を正確に形成することができる。
本発明の有機材料の精製装置において、
前記第一筒体および前記第二筒体を内部に収容する外筒体を備え、
前記加熱ヒータは、前記第一筒体および前記外筒体の外側に配置され、
前記温度調整ヒータは、前記第二筒体および前記外筒体の外側に配置されている
ことが好ましい。
本発明によれば、精製装置は、外筒体内部に、第一筒体および第二筒体が収容された二重管式構造となり、このような二重管式構造の精製装置における精製中であっても第二筒体の内部温度をより正確に測定および制御することができ、その結果、有機材料の精製効率および純度の低下を防止することができる。
また、精製装置を二重管構造としたことで、第一筒体および第二筒体を装置外部に取り外し、清掃している間に、別の第一筒体および第二筒体を外筒体内部に配置して、精製を開始できる。ゆえに、精製装置の稼働率を向上させることができる。
本発明の第一実施形態に係る有機材料の精製装置の断面概略図である。 本発明の第二実施形態に係る有機材料の精製装置の断面概略図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
<第一実施形態>
(1)精製装置の構成
図1には、本実施形態に係る有機材料の精製装置1の長手方向に沿う断面の概略図が示されている。
精製装置1は、有機材料を精製する装置本体2と、装置本体2内部を減圧する排気装置としての真空ポンプ3と、装置本体2の温度を制御する温度コントローラ4と、を備える。以下、有機材料としての有機EL素子用材料を精製する場合を例に挙げて説明する。
(1−1)装置本体
装置本体2は、円筒状の内筒体21と、この内筒体21の外側に配置されて内筒体21を内部に収容する円筒状の外筒体22とを備え、外筒体22の両端が蓋部23,24で閉塞された二重管構造である。
装置本体2には、内筒体21および外筒体22の一方側において気化器5が設けられ、内筒体21および外筒体22の他方側において捕集器6が設けられており、気化器5と捕集器6とは、装置本体2の水平方向に連続して設けられている。
また、図1に示すように、装置本体2の捕集器6側の端部に設けられた蓋部24には、真空ポンプ3が接続されている。この真空ポンプ3には、バルブ3aを介して配管部材が設けられ、配管部材は、装置本体2の内部と連通するように蓋部24に接続されている。そのため、真空ポンプ3は、装置本体2の内部を排気可能である。本実施形態では、装置本体2内の圧力を、10−1Pa以下にする。装置本体2と真空ポンプ3との間に、トラップ装置(図示せず)を介在させておくことが好ましい。
このような装置本体2では、有機EL素子用材料は、気化器5の内部で気化し、気化した気体状の有機EL素子用材料は、真空ポンプ3の吸引により捕集器6に流れ込み、捕集器6の内部で固化されて捕集される。このように、精製される有機EL素子用材料は、気化器5側から捕集器6側へ流れる。以下、有機EL素子用材料の流れ方向に即して、装置本体2の気化器5が配置されている一方側を上流側、装置本体2の捕集器6が配置されている他方側を下流側と称する場合がある。
装置本体2の材質は、有機EL素子用材料に対して不活性な材質で構成されることが好ましい。これは、精製時の条件(温度や圧力等)の下で有機EL素子用材料が分解したり、重合などの変性を起こしたりしてしまうことを防止するためである。
(1−1−1)気化器
気化器5は、装置本体2の上流側に配置される。気化器5は、内筒体21の上流側を構成する第一筒体としての第一内筒体51と、外筒体22の上流側を構成し、第一内筒体51の外側に配置される第一外筒体52と、第一外筒体52の外側に配置される加熱ヒータ53と、第一内筒体51内部に配置される原料容器としての収容部54と、を備える。
第一内筒体51および第一外筒体52は、円筒状に形成されている。第一内筒体51は、第一外筒体52の内面に直接載置されていても良いし、第一内筒体51の底面側に、支持部材(図示略)を配置し、この支持部材を介して載置されていてもよい。
加熱ヒータ53は、赤外線ヒータ等により構成され、第一外筒体52の外側に環状に配置される。
収容部54は、第一内筒体51の内部に配置されている。収容部54は、例えば、四角形板状の底面と、この底面の周縁から面外方向に起立する側面とを備えた皿状に形成され、粉末状など固体の有機EL素子用材料を収容している。
第一内筒体51、第一外筒体52、および収容部54の材質は、有機EL素子用材料に対して不活性な材質で構成されることが好ましく、本実施形態では、石英ガラスで構成されている。
(1−1−2)捕集器
捕集器6は、装置本体2の下流側に配置される。捕集器6は、内筒体21の下流側を構成する第二筒体としての第二内筒体61と、外筒体22の下流側を構成し、第二内筒体61の外側に配置される第二外筒体62と、第二外筒体62の外側に配置される温度調整ヒータ63と、を備える。
第二内筒体61および第二外筒体62は、円筒状に形成されている。第二内筒体61は、第二外筒体62の内面に直接載置されていても良いし、第二内筒体61の底面側に、支持部材(図示略)を配置し、この支持部材を介して載置されていてもよい。
本実施形態では、第一外筒体52と第二外筒体62とが、一体の円筒状に形成され、第一内筒体51と第二内筒体61とは、別部材で形成されている。さらに、第二内筒体61は、本実施形態では、円筒状の捕集筒体が3つ、具体的には、上流側から順に第一捕集筒体61A、第二捕集筒体61Bおよび第三捕集筒体61Cが分割可能に連結されて構成される。第一捕集筒体61Aが第一内筒体51と接続される。第一捕集筒体61Aの内部が、第一捕集室R1とされ、第二捕集筒体61Bの内部が、第二捕集室R2とされ、第三捕集筒体61Cの内部が第三捕集室R3とされ、捕集室R1,R2,R3は、下流側に向かって水平方向に連続して形成され、互いに連通している。
温度調整ヒータ63は、赤外線ヒータ等により構成され、第二外筒体62の外側に環状に配置される。本実施形態では、温度調整ヒータ63は、面状発熱体で構成される。
温度調整ヒータ63は、第一捕集室R1の温度を調整する第一温度調整ヒータ63Aと、第二捕集室R2の温度を調整する第二温度調整ヒータ63Bと、第三捕集室R3の温度を調整する第三温度調整ヒータ63Cと、を備える。これらの温度調整ヒータ63A,63B,63Cは、それぞれ、後述する温度調整ヒータ制御手段としての制御部44により各捕集室R1,R2,R3の内部の温度を独立して調整することができる。
第二内筒体61、および第二外筒体62の材質は、有機EL素子用材料に対して不活性な材質で構成されることが好ましい。本実施形態では、第二内筒体61および第二外筒体62が、石英ガラスで構成されている。
(1−1−3)温度コントローラ
温度コントローラ4は、気化器5内部の温度を測定する温度センサ41と、温度センサ41で測定した温度情報に基づいて加熱ヒータ53を制御する加熱ヒータ制御手段としての制御部42と、捕集器6内部の温度を測定する温度センサ43と、温度センサ43で測定した温度情報に基づいて温度調整ヒータ63を制御する制御部44と、を備える。
温度センサ41は、内筒体21の上流側端部から第一内筒体51に挿通されたさや管411(第一筒体用さや管)と、さや管411の内部に挿入された第一筒体用の熱電対412とを備える。熱電対412は、装置本体2外部に配置された制御部42と接続されている。熱電対412で測定した温度情報は、制御部42へと送られる。
さや管411は、有機EL素子用材料に対して不活性な材質で構成されることが好ましく、本実施形態では、石英製である。第一内筒体51内部に配置されたさや管411の先端部は閉じている。さや管411は、図1に示すように、第一内筒体51内部の上部に挿通されている。
制御部42は、加熱ヒータ53に接続され、温度センサ41から入力された温度情報に基づいて、加熱ヒータ53での加熱を制御する。
温度センサ43は、内筒体21の下流側端部から第二内筒体61に挿通されたさや管431(第二筒体用さや管)と、さや管431の内部に挿入された第二筒体用の3本の熱電対432A,432B,432Cとを備える。熱電対432A,432B,432Cは、装置本体2外部に配置された温度調整ヒータ制御手段としての制御部44と接続されている。温度センサ43で測定した温度情報は、制御部44へと送られる。
さや管431は、有機EL素子用材料に対して不活性な材質で構成されることが好ましく、本実施形態では、石英製である。第二内筒体61内部に配置されたさや管431の先端部は閉じている。さや管431は、図1に示すように、第二内筒体61内部の上部に挿通されている。
熱電対432Aは、第一捕集室R1の内部に配置され、熱電対432Bは、第二捕集室R2の内部に配置され、熱電対432Cは、第三捕集室R3の内部に配置されている。
制御部44は、温度調整ヒータ63に接続され、温度センサ43から入力された温度情報に基づいて、温度調整ヒータ63での加熱を制御する。本実施形態では、制御部44は、捕集室R1、R2,R3毎の温度調整ヒータ63A,63B,63Cを独立して制御する。例えば、制御部44は、温度が第一捕集室R1側から第三捕集室R3側へ向かって連続的または段階的に異なるように温度調整ヒータ63A,63B,63Cを制御する。
(1−2)有機EL素子用材料
精製対象である有機EL素子用材料は、有機EL素子に用いられる材料であって特に限定されない。
(2)精製装置による精製方法
精製装置1を用いて有機EL素子用材料を精製する方法を説明する。
まず、収容部54に固体粉末状の昇華性の有機EL素子用材料を収容する。
次に、蓋部23,24を取り付けて、気化器5および捕集器6内部を密閉する。
次に、気化器5の上流側端部から、熱電対412を挿入したさや管411を第一内筒体51内部に挿通する。一方、捕集器6の下流側端部から、さや管431を第二内筒体61内部に挿通する。
次いで、装置本体2内部を真空ポンプ3にて、10−1Pa以下に減圧する。
減圧後、加熱ヒータ53にて第一内筒体51を加熱し、温度調整ヒータ63にて第二内筒体61を加熱し、温度調整を行う。このとき、温度コントローラ4が、温度センサ41,温度センサ43の測定温度情報に基づいて、加熱ヒータ53及び温度調整ヒータ63による加熱を制御する。具体的には、加熱ヒータ53は、固体粉末状の有機EL素子用材料が昇華(固体から気体に変化)する温度(昇華温度)まで第一内筒体51を加熱し、当該温度に保持する。温度調整ヒータ63A,63B,63Cは、互いに独立に所定温度に加熱して、第一捕集室R1、第二捕集室R2および第三捕集室R3の温度を調整する。本実施形態では、精製対象となる有機EL素子用材料が気体から固体に変化する温度に対して、第一捕集室R1をやや高く温度調整し、第二捕集室R2を同温度より低く温度調整し、第三捕集室R3を第二捕集室R2よりもさらに低く温度調整する。
収容部54に収容された固体粉末状の有機EL素子用材料は、収容部54が昇華温度まで加熱保持されると気化する。気体状の有機EL素子用材料は、捕集器6側へ移動し、各捕集室R1,R2,R3に対応する第二内筒体61の内面にて固化させて捕集する。
本実施形態では、各捕集室R1,R2,R3が、精製対象となる有機EL素子用材料の気化(昇華)温度に対して上述のような関係で加熱保持されている。そのため、当該気化(昇華)温度に対して、適切な温度に加熱保持された第二捕集室R2にて、精製対象となる有機EL素子用材料が高い純度で捕集される。第一捕集室R1および第三捕集室R3では、収容部54に供給された有機EL素子用材料に含まれていた不純物成分が濃縮されて捕集される。
(3)実施形態の効果
本実施形態に係る精製装置1及び精製装置1を用いた精製方法によれば、次のような効果を奏する。
精製装置1によれば、熱電対432A,432B,432Cが、さや管431内部に挿入された状態で、第二内筒体61の内部に配置されるため、有機EL素子用材料が熱電対432A,432B,432Cに直接付着することを防止できる。
ゆえに、精製装置1によれば、精製中であっても第二内筒体61内部の温度を正確に測定することができる。そして、温度調整ヒータ制御手段としての制御部44は、熱電対432A,432B,432Cの測定温度に基づいて、温度調整ヒータ63A,63B,63Cによる加熱条件を適切に調整できる。このように、精製装置1によれば、第二内筒体61の内部温度をより正確に測定および制御することができ、その結果、有機EL素子用材料の精製効率および純度の低下を防止することができる。
精製装置1によれば、捕集器6は、複数の捕集室R1,R2,R3に分けられている。そのため、気化した有機EL素子用材料は、捕集室R1,R2,R3ごとに捕集されるため、純度の高い材料と低い材料とを分けて精製を行うことができる。また、捕集室R1,R2,R3のそれぞれの位置に対応して配置された熱電対432A,432B,432Cは、いずれもさや管431内に挿入された状態である。そのため、捕集室R1,R2,R3ごとの内部温度を正確に測定することができる。そして、温度調整ヒータ制御手段としての制御部44は、各熱電対432A,432B,432Cの測定温度に基づいて、各捕集室R1,R2,R3に対する捕集温度条件を適切に調整できるようになる。
ゆえに精製装置1によれば、捕集室R1,R2,R3ごとに内部温度をより正確に測定および制御し、純度の高い有機EL素子用材料を捕集室内部に効率的に捕集することができる。
精製装置1によれば、さや管411、およびさや管431が石英製であり、石英は、熱伝導率が低いため、軸方向の温度分布の影響を受け難く、熱電対を配置した箇所でのピンポイントの温度測定が可能となる。また、石英は、伸縮性が低いため、さや管を支持する支持部等が壊れにくくなり、急速な昇温および降温が可能となる。
加えて、精製装置1によれば、第一内筒体51、第二内筒体61、および収容部54がさや管と同様に石英製である。第一内筒体51および第二内筒体61内部が高真空状態であれば、温度調整ヒータからの伝熱は輻射熱によることから、高い輻射率の石英を用いる事で有機EL素子用材料が接する第一内筒体51、および第二内筒体61の内面温度、並びに有機EL素子用材料が収容される収容部54の温度をより正確に測定することができる。
精製装置1によれば、さや管411、およびさや管431の先端部がいずれも閉じているため、さや管411,431内部に有機EL素子用材料が浸入することを防止される。その結果、熱電対412,432A,432B,432Cへの有機EL素子用材料の付着が確実に防止される。
精製装置1によれば、第一内筒体51内部にもさや管411が挿通され、その内部にも熱電対412が挿入されているため、この熱電対412によって、第一内筒体51の内部温度を正確に測定することができる。また、加熱ヒータ制御手段としての制御部42は、さや管411内の熱電対412による検出温度に基づいて、加熱ヒータ53による加熱条件を適切に調整できる。ゆえに、精製装置1によれば、第一内筒体51の内部温度をより正確に測定および制御し、有機EL素子用材料の気化を適切な温度および速度で行うことができる。
精製装置1によれば、装置本体2の上流側端部から、さや管411が挿通され、下流側端部から、さや管431が挿通されている。そのため、装置本体2の長手方向一端部から長尺状のさや管を1本だけ挿通させる場合と比べて、1本当たりの長さを短くすることができる。したがって、さや管411およびさや管431を挿抜する際の取り扱い易さが向上する。また、長尺状の石英製のさや管を1本だけ挿通させる場合と比べて、石英製のさや管411およびさや管431の長さが短くなり、破損し難くなる。
精製装置1によれば、さや管411は、第一内筒体51内部の上部に挿通され、さや管431は、第二内筒体61内部の上部に挿通されている。そのため、さや管411,431に有機EL素子用材料が付着することを防止でき、正確な内部温度の温度測定が可能になる。
<第二実施形態>
次に、本発明の第二実施形態に係る有機EL素子用材料の精製装置について説明する。尚、以下の説明では、既に説明した部分と同一の部分については、同一符号を付してその説明を省略又は簡略する。
図2には、本実施形態に係る有機EL素子用材料の精製装置1Aの断面概略図が示されている。
精製装置1Aでは、捕集器6の下流側端部から、長尺状の一本のさや管416が挿通され、その先端が第一内筒体51内部まで到達している。さや管416内部には、第一内筒体51内部並びに各捕集室R1,R2,R3に対応する位置に熱電対412,432A,432B,432Cがそれぞれ配置されている。
さや管416も、有機EL素子用材料に対して不活性な材質で構成されることが好ましく、本実施形態では、石英ガラスで構成されている。その他、第一内筒体51、第一外筒体52、収容部54、第二内筒体61および第二外筒体62は、本実施形態においても石英ガラスで構成されている。
第二実施形態に係る精製装置1Aによれば、以下に示す効果の他、第一実施形態の精製装置1と同様な効果を奏する。
精製装置1Aによれば、1本のさや管416を装置本体2内部に挿通させればよいため、上流側および下流側からそれぞれ1本ずつさや管を挿通する場合に比べて、さや管416を抜き差しする工程が簡略になる。
また、精製装置1Aによれば、第二内筒体61の内部温度をより正確に測定および制御することができ、その結果、有機EL素子用材料の精製効率および純度の低下を防止することができる。さらに、精製装置1Aによれば、第一内筒体51の内部温度をより正確に測定および制御し、有機EL素子用材料の気化を適切な温度および速度で行うことができる。
また、精製装置1Aによっても、捕集室R1,R2,R3ごとに内部温度をより正確に測定および制御し、上述の精製方法による温度条件の下で、純度の高い有機EL素子用材料を捕集室内部に効率的に捕集することができる。
<実施形態の変形>
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で、以下に示される変形等をも含む。
さや管411,431は、気化器5および捕集器6の軸方向端部から挿通させる場合に限定されず、外筒体22の軸方向に対して交差する方向から内筒体21内部まで到達するように挿通させる態様としても良い。この場合、第二内筒体61においては、各捕集室R1,R2,R3に対応する位置にそれぞれ個別のさや管を挿通しても良い。このように、さや管を挿通させる箇所を複数設けることで、目的に合わせて内温の測定箇所を適宜変更でき、有機材料の付着防止およびヒータ出力制御の向上を図ることができる。
また、上記第一実施形態では、捕集器6の下流側端部からさや管431を挿通させ、その内部に3つの熱電対432A,432B,432Cを挿入したが、このような態様に限定されない。例えば、1本のさや管に対して、1つの熱電対を挿入するようにしても良く、上記第一実施形態の場合だと、熱電対432A,432B,432Cを、それぞれ個別のさや管に挿入し、これらのさや管を捕集器6の下流側端部から、各捕集室に対応した位置まで挿通させても良い。
また、上記第二実施形態の精製装置1Aの場合とは異なり、捕集器6の下流側端部からではなく、気化器5の上流側端部から、長尺状のさや管416を挿通させても良い。
上記実施形態では、第一内筒体51および第二内筒体61の内部にさや管411,431を挿通させたが、本発明は、この態様に限定されない。
例えば、内筒体21と外筒体22との間に配置されるように、さや管411,431を挿通させても良い。さや管411,431の表面に付着する有機材料の量を低減でき、第二内筒体61における捕集効率が向上する。また、精製終了後のさや管411,431の洗浄が容易になる。
上記実施形態では、内筒体21および外筒体22が、円筒状である場合を例に挙げて説明したが、本発明は、このような態様に限定されない。例えば、箱状、筒状、タンク型、立方体型等の任意の形状が挙げられる。また、内筒体21および外筒体22の断面形状としては円形、多角形、半円形等の形状を挙げることができる。また、その断面形状は、一定であってもよく、また、部分的に断面形状が異なっていても良い。また、内筒体21と外筒体22とが同じ断面形状でなくても良い。
また、上記実施形態では、第二内筒体61を、3つの捕集筒体で構成する態様を例に挙げて説明したが、このような態様に限定されない。例えば、一体に形成された第二内筒体を用いても良い。
また、上記実施形態では、装置本体2が二重管構造の場合を例に挙げて説明したが、このような態様に限定されず、外筒体を設けない一重管構造としてもよい。
捕集器6の各捕集室R1,R2,R3に対する加熱温度の設定は、上記実施形態で説明したものに限定されない。
また、捕集室の数は、上記実施形態のように3つに限定されない。
上記実施形態では、収容部54に粉末状の有機EL素子用材料を収容し、これを気化させて精製したが、収容部54に液体状の材料を収容し、これを気化させて精製してもよい。
本発明の精製装置にて精製される有機材料は、有機EL素子用材料に限定されない。
また、本発明の精製装置にて精製された有機材料を、繰り返し精製して、さらに純度を高めても良い。
本発明は、有機EL素子用材料などの有機材料の精製に利用できる。
1…有機材料の精製装置
2…装置本体
3…真空ポンプ
4…温度コントローラ
411…さや管(第一筒体用さや管)
412…熱電対
431…さや管
432A,432B,432C…熱電対
42…制御部(加熱ヒータ制御手段)
44…制御部(温度調整ヒータ制御手段)
5…気化器
51…第一内筒体
52…第一外筒体
53…加熱ヒータ
6…捕集器
61…第二内筒体
62…第二外筒体
63…温度調整ヒータ
R1,R2,R3…捕集室

Claims (11)

  1. 内部に有機材料が供給される第一筒体、及びこの第一筒体の外側に配置され、供給された有機材料を気化させる加熱ヒータを備えた気化器と、
    前記気化器の前記第一筒体と連通する第二筒体、及びこの第二筒体の外側に配置され、前記第二筒体の温度を調整する温度調整ヒータを備え、前記気化器で気化させた気体状の有機材料を前記第二筒体の内面で捕集する捕集器と、
    前記第二筒体の外部から前記第二筒体の内部に向けて挿通されたさや管と、
    前記さや管の内部に挿入された熱電対と、
    前記熱電対で検出された温度に基づいて、前記温度調整ヒータの温度制御を行う温度調整ヒータ制御手段と、を備える
    ことを特徴とする有機材料の精製装置。
  2. 請求項1に記載の有機材料の精製装置において、
    前記さや管内に、複数の熱電対が挿入されている
    ことを特徴とする有機材料の精製装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の有機材料の精製装置において、
    前記さや管が石英製である
    ことを特徴とする有機材料の精製装置。
  4. 請求項3に記載の有機材料の精製装置において、
    前記第二筒体が石英製、又はステンレス製である
    ことを特徴とする有機材料の精製装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の有機材料の精製装置において、
    前記捕集器の第二筒体は、複数の捕集室で構成され、
    前記温度調整ヒータは、前記複数の捕集室のそれぞれに設けられ、
    前記さや管は、前記複数の捕集室内部にわたって挿通され、
    前記さや管の内部には、複数の前記熱電対が、挿入され、
    前記複数の熱電対は、前記捕集室の位置に対応してそれぞれ配置され、
    前記温度調整ヒータ制御手段は、それぞれの熱電対で検出された温度に基づいて、それぞれの温度調整ヒータの温度制御を独立して行う
    ことを特徴とする有機材料の精製装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の有機材料の精製装置において、
    前記第一筒体の外部から前記第一筒体の内部に向けて挿通された第一筒体用さや管と、
    前記第一筒体用さや管の内部に挿入された熱電対と、
    前記熱電対で検出された温度に基づいて、前記加熱ヒータの温度制御を行う加熱ヒータ制御手段と、を備えている
    ことを特徴とする有機材料の精製装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の有機材料の精製装置において、
    前記第一筒体用さや管が石英製である
    ことを特徴とする有機材料の精製装置。
  8. 請求項7に記載の有機材料の精製装置において、
    前記第一筒体が石英製、又はステンレス製である
    ことを特徴とする有機材料の精製装置。
  9. 請求項7または請求項8に記載の有機材料の精製装置において、
    前記第一筒体内部には、前記有機材料を収容する石英製の収容部が配置されている
    ことを特徴とする有機材料の精製装置。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれか一項に記載の有機材料の精製装置において、
    前記温度調整ヒータは、面状発熱体である
    ことを特徴とする有機材料の精製装置。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれか一項に記載の有機材料の精製装置において、
    前記第一筒体および前記第二筒体を内部に収容する外筒体を備え、
    前記加熱ヒータは、前記第一筒体および前記外筒体の外側に配置され、
    前記温度調整ヒータは、前記第二筒体および前記外筒体の外側に配置されている
    ことを特徴とする有機材料の精製装置。
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