JP2013203507A - フォークリフト、フォークリフト管理システム、及び情報端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】 操作者が、フォークリフトが待機している作業場所に到着してからフォークリフトを稼働させるまでの時間を短縮させることができるフォークリフトを提供する。
【解決手段】 蓄電装置から供給される電力によって電動機が駆動される。無線通信装置が、情報端末と通信を行う。制御装置が、無線通信装置を通じて暖機開始指令信号を受信すると、蓄電装置の暖機運転を行う。
【選択図】 図7

Description

本発明は、蓄電装置で電動機を駆動するフォークリフト、フォークリフト管理シムテム、及びフォークリフトの管理に用いられる情報端末に関する。
近年、フォークリフト等の作業車両に、地球環境に配慮した省燃費、低公害、低騒音等の性能が求められている。これらの要請を満たすために、内燃機関に代えて電動機を利用したフォークリフトが登場している。電動機は、蓄電装置に蓄積された電力で駆動される。蓄電装置には、例えば電気二重層キャパシタ、鉛蓄電池、リチウムイオン二次電池、リチウムイオンキャパシタ等が用いられる。
蓄電装置の内部抵抗は温度に依存し、低温時には内部抵抗が高くなる。内部抵抗が高い状態で通常の放電を行うと、内部抵抗による電圧降下が発生し、蓄電装置の端子間電圧が急激に低下する。逆に、内部抵抗が高い状態で通常の充電を行うと、内部抵抗による電圧降下分が、蓄電装置の起電力に重畳され、蓄電装置の端子間電圧が急激に上昇する。このため、充放電の制御が困難になる。
特許文献1に、蓄電装置を効率的に温めることができるハイブリッド式建設機械が開示されている。
国際公開2010/079794号
蓄電装置の暖機を開始してから内部抵抗が十分低下するまで、作業機械を稼働させることができない。
本発明の目的は、操作者が、フォークリフトが待機している作業場所に到着してからフォークリフトを稼働させるまでの時間を短縮させることができるフォークリフトを提供することである。本発明の他の目的は、このフォークリフトの管理システム、及び管理するための情報端末を提供することである。
本発明の一観点によると、
蓄電装置と、
前記蓄電装置から供給される電力によって駆動される電動機と、
情報端末と通信を行う無線通信装置と、
前記無線通信装置を通じて暖機開始指令信号を受信すると、前記蓄電装置の暖機運転を行う制御装置と
を有するフォークリフトが提供される。
本発明の他の観点によると、
蓄電装置と、
前記蓄電装置から供給される電力によって駆動される電動機と、
無線通信装置と、
前記無線通信装置を通じて暖機開始指令信号を受信すると、前記蓄電装置の暖機運転を
行う制御装置と
を有するフォークリフトと、
前記無線通信装置を通して前記フォークリフトと通信を行い、操作者からの入力に基づいて前記フォークリフトに前記暖機開始指令信号を送信する情報端末と
を有するフォークリフト管理システムが提供される。
本発明のさらに他の観点によると、
フォークリフトと通信を行う無線通信装置と、
操作者が入力を行うための入力装置と、
制御装置と
を有し、
前記制御装置は、操作者から前記入力装置を通して暖機開始が指示されると、前記無線通信装置を通して前記フォークリフトに暖機開始指令信号を送出する情報端末が提供される。
操作者は、遠隔地からフォークリフトの蓄電装置の暖機運転を開始することができる。このため、操作者が、フォークリフトが待機している作業場所に到着してからフォークリフトを稼働させるまでの時間を短縮することができる。
図1は、実施例1によるフォークリフトと情報端末との概略図である。 図2は、実施例1によるフォークリフトのブロック図である。 図3は、実施例1の変形例1によるフォークリフトのブロック図である。 図4は、実施例1の変形例2によるフォークリフトのブロック図である。 図5Aは、蓄電装置を放電させるときの端子間電圧の時間変化の一例を示すグラフであり、図5Bは、蓄電装置の等価回路図である。 図6A、図6B、図6Cは、それぞれ実施例1によるフォークリフトの蓄電装置の暖機運転期間中の充放電電流の時間変化、蓄電装置の充電状態の時間変化、及び蓄電装置の温度の時間変化を示すグラフである。 図7は、実施例1によるフォークリフトと情報端末との間の信号送受信のシーケンスを示すグラフである。 図8A〜図8Fは、フォークリフトの情報が表示された情報端末の平面図である。 図9は、フォークリフトの位置が表示された情報端末の平面図である。 図10は、実施例2によるフォークリフトのブロック図である。 図11A、図11B、図11Cは、それぞれ実施例2によるフォークリフトの蓄電装置の暖機運転期間中の充放電電流の時間変化、蓄電装置の充電状態の時間変化、及び蓄電装置の温度の時間変化を示すグラフである。
[実施例1]
図1に、実施例1によるフォークリフト管理システムの概略図を示す。情報端末11が、少なくとも1台のフォークリフト10と信号情報の送受信を行う。フォークリフト10の各々に、無線通信装置13及び蓄電装置23が搭載されている。情報端末11には、入力装置12及び無線通信装置19が搭載されている。入力装置12には、例えばタッチパネル等が用いられる。無線通信方式として、例えば無線LANの一般的な通信方式を採用することができる。
図2に、フォークリフト10のブロック図を示す。走行モータ15がフォークリフト1
0の駆動輪を駆動する。通常、フォークリフト10の前輪が駆動輪となる。荷役モータ16が、フォークの昇降を行う。走行モータ15及び荷役モータ16が、それぞれインバータ17、18を介して直流(DC)のバスライン20に接続されている。
蓄電装置23が、昇降圧コンバータ24を介してバスライン20に接続されている。昇降圧コンバータ24は、蓄電装置23の出力電圧を昇圧して、蓄電装置23からバスライン20に電力を供給する。バスライン20に供給された電力により、走行モータ15及び荷役モータ16が駆動される。
蓄電装置23の近傍にヒータ25が設置されている。ヒータ25は、スイッチ26を介して蓄電装置23の出力端子に接続されている。スイッチ26を導通させると、蓄電装置23の放電電流がヒータ26を流れる。蓄電装置23から放電させると、蓄電装置23の内部抵抗による発熱、及びヒータ26からの発熱により、蓄電装置23が温められる。
温度センサ28が蓄電装置23の温度を測定する。測定結果が制御装置30に入力される。制御装置30は、インバータ17、18、昇降圧コンバータ24、及びスイッチ26を制御する。さらに、制御装置30は、無線通信装置13を介して情報端末11(図1)と信号の送受信を行う。
現在位置検知装置14が、フォークリフトの現在位置を検出し、現在位置情報を制御装置30に入力する。現在位置検知装置14には、例えば全地球測位システム(GPS)用の端末が用いられる。フォークリフトの現在位置情報が、無線通信装置13を介して情報端末11(図1)に送信される。
図3に、実施例1の変形例1によるフォークリフトのブロック図を示す。この変形例1では、スイッチ26(図2)に代えて降圧コンバータ27が用いられている。降圧コンバータ27を用いることにより、ヒータ25に流す電流を、より細かく制御することができる。降圧コンバータ27は制御装置30により制御される。
図4に、実施例1の変形例2によるフォークリフトのブロック図を示す。この変形例2では、エンジン31がトルク伝達機構32を介して走行モータ15に連結されている。エンジン10には、例えばディーゼルエンジンのような内燃機関が用いられる。走行モータ15は、加速時にエンジン31のアシストを行い、減速時に発電を行う。アシスト運転時には、蓄電装置23から昇降圧コンバータ24、バスライン20、及びインバータ17を介して走行モータ15に電力が供給される。発電運転時には走行モータ15で発電された電力により、蓄電装置23が充電される。
図5A及び図5Bを参照して、フォークリフトの稼動前に蓄電装置23を暖める効果について説明する。
図5Aに、蓄電装置23の端子間電圧の時間変動の一例を示す。横軸は経過時間を表し、左縦軸は端子間電圧を表し、右縦軸は放電電流を表す。蓄電装置23に鉛蓄電池、リチウムイオン二次電池、リチウムイオンキャパシタ、電気二重層キャパシタ等の二次電池を用いる場合、蓄電装置23の端子間電圧が下限値VLLと上限値VULとの間に収まるように充放電の制御が行われる。
図5Bに、蓄電装置23の等価回路図を示す。蓄電装置23の起電力をE、内部抵抗をRiで表す。電圧計29が蓄電装置23の端子間電圧を測定する。
図5Aに示すように、時刻tからtまでの期間、電流値Iの放電電流が流れる。
蓄電装置23に電気二重層キャパシタを用いた場合には、一定の放電電流が流れることにより、蓄電装置23の端子間電圧Vがほぼ直線的に低下する。蓄電装置23に、鉛蓄電池等を用いた場合には、端子間電圧は充電状態に依存する。時刻tで放電を停止させると、内部抵抗Riによる電圧降下がなくなるため、端子間電圧Vが開放電圧まで上昇する。時刻tにおいて、運転を再開する。
時刻tからtまでの時間が長い場合、例えば時刻tからtまでの期間が、作業終了時から翌日の作業開始時までの期間に相当する場合、蓄電装置23の温度が外気温とほぼ等しくなるまで低下する。例えば、外気温が0℃程度のとき、内部抵抗Riの増加が顕著になる。時刻tで電流値Iの放電電流を流すと、内部抵抗Riにより、Ri×Iの電圧降下が生じる。内部抵抗Riが、時刻tの時点の内部抵抗Riより大きくなっているため、端子間電圧が大きく低下する。外気温や、現時点の充電状態によっては、端子間電圧が電圧許容範囲の下限値VLLを下回る場合もある。端子間電圧が電圧許容範囲の下限値VLLを下回ると、蓄電装置23、走行モータ15、荷役モータ16等の制御が不安定になる。
時刻tの時点で流す放電電流の大きさをIより小さいIに設定する。このときの電圧降下Ri×Iは、電圧降下Ri×Iより小さい。端子間電圧が電圧許容範囲の下限値VLLを下回らないように、放電電流の大きさIを設定することにより、蓄電装置23の制御の安定性を維持することができる。
大きさIの放電電流をヒータ25(図2、図3)に流すと、蓄電装置23の内部抵抗Riからの発熱、及びヒータ25からの発熱により、蓄電装置23を加温することができる。蓄電装置23の温度が上昇し、内部抵抗Riが低下すると、端子間電圧が電圧許容範囲の下限値VLLを下回らないという条件で、大きな放電電流を流すことができる。図2に示した例では、ヒータ25の抵抗値により放電電流の大きさを抑制することができる。図3に示した例では、降圧コンバータ27を制御することにより、放電電流の大きさを制御することができる。
一般的に、鉛蓄電池等の二次電池は、電解液の温度によってサイクル寿命が変化するため、適正な温度範囲で使用することが好ましい。フォークリフト稼働前に、蓄電装置23の暖機運転を行なっておくことにより、蓄電装置23のサイクル寿命の劣化を抑制することができる。
図6Aに、暖機運転中の充放電電流の時間変化の一例を示す。暖機運転中は、昇降圧コンバータ24(図2〜図4)の制御は行われない。すなわち、蓄電装置23とバスライン25との間で電力の送受は行われない。放電電流を正、充電電流を負とする。実施例1では、暖機運転中に蓄電装置23が放電される。放電電流の大きさIaは、図5Aに示したように、内部抵抗による電圧降下が十分小さくなるように設定される。
図6Bに、蓄電装置23の充電状態(SOC)の時間変化を示す。放電期間中は充電状態が徐々に低下する。
図6Cに、蓄電装置23の温度の時間変化を示す。蓄電装置23が放電されることにより、蓄電装置23の温度が上昇する。制御装置30(図2)が、蓄電装置23の温度を周期的に監視する。蓄電装置23の温度が判定閾値Tthに到達すると、制御装置は暖機運転を停止させる。
図7に、フォークリフト10と情報端末11と信号送受信のシーケンスを示す。図8A〜図8Fに、情報端末11に表示される図表の一例を示す。
情報端末11のアプリケーションソフトウェアを起動すると、図8Aに示すように、情報端末11の画面に「問い合わせ」を行うためのボタンが表示される。操作者が「問い合わせ」ボタンに触れると、情報端末11は、複数のフォークリフトに対して、現状問い合わせ信号を送出する(図7)。問い合わせるべきフォークリフトの機番は、予め情報端末11に登録されている。情報端末11に、機番#1〜#3のフォークリフトが登録されている場合について説明する。図7では、機番#1及び#3のフォークリフトから応答があり、機番#2のフォークリフトからは応答がない場合を示す。
図8Bに示すように、複数のフォークリフトに対応するボタンが表示される。機番#1と#3のフォークリフトのボタンには、「使用可」が表示され、機番#2のフォークリフトのボタンには、「使用不可」が表示される。さらに、フォークリフトの位置を表示するための「地図表示」ボタンが表示される。操作者が「地図表示」ボタンに触れると、操作者及びフォークリフトの現在位置を示す地図(図9)が表示される。操作者は、使用可能なフォークリフトの現在位置を確認することができる。操作者は、使用可能なフォークリフトの中から1つのフォークリフトを選択し、選択した機番のフォークリフトのボタン(図8B、図9)に触れる。一例として、機番#1のフォークリフトを選択した場合について説明する。
図8Cに示すように、情報端末11は機番#1のフォークリフトの現状の状態を表示する。この状態は、フォークリフトからの応答信号に含まれている。図8Cは、暖機運転が行われておらず、施錠がされておらず、故障事故診断が稼働中であり、充電状態が78%であることを示している。また、機体識別番号が41FB15Pであり、管理者が住友太郎であり、運転状態が停止中であり、電池温度が0℃であり、外気温度が0℃であることを示している。
操作者は、電池温度が0℃であることを認識すると、電池(蓄電装置23)の暖機が必要であると判断する。図8Dに示すように、操作者は、蓄電装置23の暖機を行うために、情報端末11に表示された暖機の「ON」ボタンに触れる。
図7に示すように、情報端末11は、機番#1のフォークリフトに、暖機開始指令の信号を送信する。機番#1のフォークリフトは、暖機開始指令の信号を受信すると、情報端末11に応答信号を送信するとともに、暖機運転を開始する。具体的には、図2に示した制御装置30がスイッチ26を導通させることにより、ヒータ25に放電電流を流す。図3に示した例では、制御装置30が降圧コンバータ27を制御して、ヒータ25に放電電流を流す。制御装置30は、温度センサ28で測定された蓄電装置23の温度を、一定周期、例えば10秒周期で監視する。
暖機運転を行っている期間、フォークリフトは情報端末11に、一定周期、例えば10秒周期で、蓄電装置23の温度情報を送信する。情報端末11は、フォークリフトから温度情報を受信すると、蓄電装置の温度を表示する。図8Eに、電池温度が10℃まで上昇した時に、情報端末11に表示された図表の一例を示す。暖機が「ON」状態であり、電池温度が10℃であることがわかる。さらに、暖機完了までの残り時間が表示される。残り時間は、現時点までの電池温度の時間変化から予測することができる。残り時間の予測は、フォークリフトの制御装置30が行なってもよいし、情報端末11のアプリケーションソフトウェアが行なってもよい。
制御装置30は、蓄電装置23の現時点の温度と判定閾値とを比較し、現時点の温度が判定閾値以上になったときに、暖機完了と判断する。判定閾値は、蓄電装置23の内部抵抗や寿命の温度依存性に基づいて、適切な値に設定される。暖機が完了すると、制御装置
30は、暖機運転を停止するとともに、情報端末11に暖機完了通知信号を送信する。
図8Fに示すように、情報端末11は、暖機完了通知信号を受信すると、暖機完了を表示する。例えば、暖機残り時間の欄に、「完了」を表示する。このとき、電池温度は、例えば25℃になっており、暖機は「OFF」になっている。なお、暖機運転を行ったため、例えば充電状態が77%まで低下している。なお、暖機完了信号を受信すると、通知音等により、操作者に暖機完了を通知してもよい。
操作者は、図8Bに示す使用可の複数のフォークリフトの状況を表示させて、充電状態、電池温度等の情報に基づいて、最適なフォークリフトを選択することができる。例えば、なるべく早く作業に着手したい場合には、電池温度の高いフォークリフトを選択すればよい。これにより、暖機運転の時間を短くし、早期に作業に着手することができる。また、長時間の連続作業を行う予定の場合には、なるべく充電状態の高いフォークリフトを選択することが好ましい。これにより、作業中の電池切れを回避することができる。
さらに、操作者は、図9に示すように、フォークリフトの現在位置を表示させることにより、最も近くに待機しているフォークリフトを選択することができる。
実施例1では、フォークリフトから離れた場所にいる操作者が、フォークリフトに対して蓄電装置の暖機運転を開始させることができる。このため、作業者が作業現場に到着してからフォークリフト稼働までの待ち時間を短くすることができる。または、作業者が作業現場に到着してから直ちにフォークリフトを稼働させることができる。
[実施例2]
図10に、実施例2によるフォークリフトのブロック図を示す。以下、実施例1との相違点について説明し、同一の構成については説明を省略する。実施例2では、走行モータ15の回転軸に、トクル伝達機構32を介してエンジン31の回転軸が連結されている。エンジン31には、ディーゼルエンジン等の内燃機関が用いられる。実施例2では、ヒータ25及びスイッチ26(図2)は設けられていない。
エンジン31で発生した動力により走行モータ15を駆動すると、走行モータ15が発電機として動作する。走行モータ15で発電された電力が、インバータ17、バスライン20、昇降圧コンバータ24を介して、蓄電装置23に供給されることにより、蓄電装置23が充電される。実施例1では、蓄電装置23からの放電電流をヒータ25に流すことにより、蓄電装置23の暖機を行った。実施例2では、蓄電装置23からの放電と、蓄電装置23の充電とを交互に繰り返すことにより、暖機を行う。
図11Aに、暖機運転中の充放電電流の時間変化の一例を示す。放電電流を正、充電電流を負とする。充電電流及び放電電流の大きさは、例えばIaである。一例として、10秒おきに放電と充電とが切り替えられる。充電と放電との切り替えは、制御装置30(図10)がインバータ17及び昇降圧コンバータ24を制御することにより行われる。放電された電力は、一時的にバスライン20に蓄積される。
放電電流は、図5Aに示した実施例1の場合と同様に、内部抵抗による電圧降下が十分小さくなるように設定される。蓄電装置23の充電時の端子間電圧は、起電力に、内部抵抗による電圧降下分が重畳された値になる。内部抵抗が大きいときに、通常動作時と同程度の充電電流を流すと、端子間電圧が大きくなり過ぎる。端子間電圧の過度の上昇を回避するために、充電電流も、放電電流と同様に、十分小さな値に設定される。
図11Bに、蓄電装置23の充電状態(SOC)の時間変化を示す。放電期間中は充電
状態が低下し、充電期間中は充電状態が上昇する。
図11Cに、蓄電装置23の温度の時間変化を示す。蓄電装置23が充放電されることにより、蓄電装置23の温度が上昇する。制御装置30(図10)が、蓄電装置23の温度を周期的に監視する。蓄電装置23の温度が判定閾値Tthに到達すると、制御装置は暖機運転を停止させる。
エンジン31を備えたハイブリッド型フォークリフトにおいては、蓄電装置23の放電のみならず、充電も行うことにより、蓄電装置23の暖機を行う。これにより、暖機運転中における充電状態の低下が防止される。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
10 フォークリフト
11 情報端末
12 入力装置
13 無線通信装置
14 現在位置検知装置
15 走行モータ
16 荷役モータ
17、18 インバータ
19 無線通信装置
20 バスライン
23 蓄電装置
24 昇降圧コンバータ
25 ヒータ
26 スイッチ
27 降圧コンバータ
28 温度センサ
29 電圧計
30 制御装置
31 エンジン
32 トルク伝達機構

Claims (10)

  1. 蓄電装置と、
    前記蓄電装置から供給される電力によって駆動される電動機と、
    情報端末と通信を行う無線通信装置と、
    前記無線通信装置を通じて暖機開始指令信号を受信すると、前記蓄電装置の暖機運転を行う制御装置と
    を有するフォークリフト。
  2. 前記制御装置は、前記蓄電装置の暖機運転が終了すると、前記無線通信装置を通して、前記情報端末に暖機完了通知信号を送出する請求項1に記載のフォークリフト。
  3. さらに、前記蓄電装置の温度を測定する温度センサを有し、
    前記制御装置は、前記温度センサで測定された前記蓄電装置の温度の情報を、前記無線通信装置を通して前記情報端末に送信する請求項1または2に記載のフォークリフト。
  4. さらに、現在位置検知装置を有し、
    前記制御装置は、前記現在位置検知装置で検知された現在位置の情報を、前記無線通信装置を通して前記情報端末に送信する請求項1乃至3のいずれか1項に記載のフォークリフト。
  5. 前記制御装置は、前記蓄電装置から、予め定められた閾値以下の放電電流を流すことにより前記暖機運転を行う請求項1乃至4のいずれか1項に記載のフォークリフト。
  6. さらに、
    燃料で駆動されるエンジンと、
    前記エンジンによって駆動される電動発電機と
    を有し、
    前記制御装置は、さらに、前記電動発電機で発電された電力によって前記蓄電装置を充電することにより前記暖機運転を行う請求項5に記載のフォークリフト。
  7. 蓄電装置と、
    前記蓄電装置から供給される電力によって駆動される電動機と、
    無線通信装置と、
    前記無線通信装置を通じて暖機開始指令信号を受信すると、前記蓄電装置の暖機運転を行う制御装置と
    を有するフォークリフトと、
    前記無線通信装置を通して前記フォークリフトと通信を行い、操作者からの入力に基づいて前記フォークリフトに前記暖機開始指令信号を送信する情報端末と
    を有するフォークリフト管理システム。
  8. 前記情報端末は、
    前記フォークリフトから受信した前記蓄電装置の温度情報に基づいて、前記蓄電装置の温度を表示する請求項7に記載のフォークリフト管理システム。
  9. 前記制御装置は、前記蓄電装置の暖機運転が終了すると、前記無線通信装置を通して、前記情報端末に暖機完了通知信号を送出し、
    前記情報端末は、前記暖機完了通知信号を受信すると、操作者に暖機完了を通知する請求項7または8に記載のフォークリフト管理システム。
  10. フォークリフトと通信を行う無線通信装置と、
    操作者が入力を行うための入力装置と、
    制御装置と
    を有し、
    前記制御装置は、操作者から前記入力装置を通して暖機開始が指示されると、前記無線通信装置を通して前記フォークリフトに暖機開始指令信号を送出する情報端末。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7529729B2 (ja) 2022-08-18 2024-08-06 三菱ロジスネクスト株式会社 無人荷役車両

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