JP2013186825A - 映像収録再生装置及びリビルド処理方法 - Google Patents

映像収録再生装置及びリビルド処理方法 Download PDF

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Abstract


【課題】リビルド処理を短縮することが可能な映像収録再生装置を提供する。
【解決手段】素材データを構成する複数のフレームデータを、複数のフレームデータそれぞれを分割した分割データと、分割データのいずれかを復元するための冗長データとの形式にして、交換可能な複数の記録部へ分散して記録する第1の記憶部を具備する映像収録再生装置は、第2の記憶部及び主制御部を具備する。主制御部は、第1の記憶部における複数の記録部のいずれかが交換された場合、複数のフレームデータのうち少なくともいずれかのフレームデータについては、非交換の記録部から読み出される分割データ及び冗長データを用いて復元したデータを交換後の記録部へ書き込み、その他のフレームデータについては、第2の記憶部の複数の記録部に書き込む。主制御部は、復元したデータの交換後の記録部への書き込みと、その他のフレームデータの第2の記憶部の記録部への書き込みを並列させる。
【選択図】図14

Description

本発明の実施形態は、RAID制御方式を利用して複数のストレージに映像データを蓄積する映像収録再生装置及びこの映像収録再生装置で用いられるリビルド処理方法に関する。
放送局向けの映像コンテンツを収録・再生する映像収録再生装置は、公共性が高く、映像コンテンツの再生障害は大きな問題となる。そのため、この種の映像収録再生装置では、再生品質が著しく問われることになる。
再生品質を担保するため、映像収録再生装置では、リードソロモン符号化/復号化の機能を組み込むことで、メモリ基板へ書き込まれた映像コンテンツに異常が発生した場合であっても、異常が発生した映像コンテンツを救済又は復元することができるようにしている。ただし、リードソロモン符号化/復号化の機能では、一部の記録部に異常があった場合、映像コンテンツを救済及び復元することが不可能である。そこで、映像収録再生装置に、RAID機能を組み込むことで、一部の記録部に異常がある場合であっても、映像コンテンツを救済及び復元することが可能となるようにしている。
例えば、N+1の冗長化したRAID機能を有する映像収録再生装置は、メモリ基板のうち1枚が故障した場合、故障したメモリ基板を切り離し、残りN枚のメモリ基板で動作することが可能である。さらに、故障したメモリ基板を交換した場合には、映像収録再生装置は、N枚のメモリ基板に基づき、故障したメモリ基板に記録されていたデータを、新たなメモリ基板に再構築する(以降、リビルドと称する)。映像収録再生装置は、リビルド処理により、N+1枚のメモリ基板からなる冗長構成を有する安定した状態に戻ることが可能である。
ところで、映像収録再生装置は、再生品質が問われるため、冗長構成が維持された状態でいることが望ましい。そのため、異常があった記録部を交換した場合であっても、早急にリビルド処理が完了することが望まれている。しかしながら、異常があった記録部に多数の映像コンテンツ又は大容量の映像コンテンツが記録されていた場合、リビルド処理には長い時間がかかり、安定した状態に戻るのに長い時間がかかるという問題がある。
特開2006−285802号公報
以上のように、映像収録再生装置は、冗長構成を維持するため、リビルド処理をできる限り早く完了させることが望まれているが、故障した一部の記録部に多数の映像コンテンツ等が記録されていた場合、リビルド処理に時間がかかってしまうという問題がある。
そこで、目的は、故障した一部の記録部に多数の映像コンテンツ等が記録されている場合において、リビルド処理を短縮することが可能な映像収録再生装置及びこの装置で用いられるリビルド処理方法を提供することにある。
実施形態によれば、素材データを構成する複数のフレームデータを、前記複数のフレームデータそれぞれを予め設定された設定数に分割した分割データと、前記設定数の分割データのいずれかを復元するための冗長データとの形式にして、交換可能な複数の記録部へ分散して記録する第1の記憶部を具備する映像収録再生装置は、第2の記憶部及び主制御部を具備する。第2の記憶部は、複数の記録部を備える。主制御部は、前記第1の記憶部における複数の記録部のいずれかが交換された場合、前記複数のフレームデータのうち少なくともいずれかのフレームデータについては、非交換の記録部から読み出される分割データ及び冗長データを用いて復元したデータを交換後の記録部へ書き込み、その他のフレームデータについては、前記第2の記憶部の複数の記録部に書き込む。主制御部は、前記復元したデータの前記交換後の記録部への書き込みと、前記その他のフレームデータの前記第2の記憶部の複数の記録部への書き込みを並列して行う。
実施形態に係る映像収録再生装置を備える映像送出システムの構成例を示す図である。 図1に示す映像収録再生装置の機能構成を示すブロック図である。 図2に示す主制御処理部の機能構成と、メモリに記録される情報とを示すブロック図である。 図2に示す主制御部のメモリに記録される構成管理情報テーブルの例を示す図である。 図2に示す主制御部のメモリに記録されるリソース管理情報テーブルの例を示す図である。 図2に示す主制御部のメモリに記録される第1の素材管理情報テーブルの例を示す図である。 図2に示す記録制御部のメモリに記録される第2の素材管理情報テーブルの例を示す図である。 図2に示す第1の記録処理部による収録処理及び再生処理を説明する図である。 図2に示す第1の記録処理部による復元処理を説明する図である。 図2に示す第1の記録処理部によるリビルド処理を説明する図である。 図2に示す記録部のメモリに記録される第3の素材管理情報テーブルの例を示す図である。 図6に示す第1の素材管理情報テーブルと、図7に示す第2の素材管理情報テーブルと、図11に示す第3の素材管理情報テーブルとの関係を示す図である。 図2に示す主制御部が記憶部に、素材部分のリビルド処理を実行させる際のシーケンスを示す図である。 図2に示す主制御部が記憶部に、素材部分の移動処理を実行させる際のシーケンスを示す図である。 図1に示す操作端末のGUIの表示例を示す図である。 図3に示すメイン処理部が作成するリビルド管理用リスト及び移動管理用リストの例を示す図である。 図2に示す主制御部及び記憶部による、移動処理の最中に移動処理が中断される場合のシーケンスを示す図である。 図1に示す操作端末のGUIでのその他の表示例を示す図である。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る映像収録再生装置10を備える映像送出システムの構成例を示す模式図である。図1に示す映像送出システムは、映像収録再生装置10、ビデオカメラ20、再生デッキ30、ノンリニア編集機40、操作端末50、映像確認用モニタ60及び放送設備70を備える。
ビデオカメラ20は、撮影により取得した映像信号を映像収録再生装置10へ出力する。
再生デッキ30には、映像データが記録された映像記録メディア31が挿入される。映像データとは、映像信号が予め設定された所定の符号化方式により符号化されたものである。再生デッキ30は、映像記録メディア31から映像データを読み出し、映像信号に変換して映像収録再生装置10へ出力する。
ノンリニア編集機40は、ユーザからの要求に従い、映像収録再生装置10に記録されている映像データ、または別の媒体(図示しない)に記録されている映像データを読み出す。ユーザは、ノンリニア編集機40により、読み出した映像データを編集する。ノンリニア編集機40は、編集済みの映像データを映像収録再生装置10へ出力する。
操作端末50は、ユーザからの処理要求を受け付け、処理要求としてユーザにより入力されたコマンドを、ネットワークを介して映像収録再生装置10へ出力する。ここで、ユーザにより要求される処理要求とは、収録処理を要求する収録要求、再生処理を要求する再生要求、及び、リビルド処理を要求するリビルド要求等である。
映像確認用モニタ60は、映像収録再生装置10に記録される映像データが復号化された映像信号を受信する。映像確認用モニタ60は、映像収録再生装置10からの映像信号を表示する。ユーザは、映像確認用モニタ60の表示を見て、放送前の映像品質等を確認する。
放送設備70は、映像収録再生装置10に記録されている映像データが復号化された映像信号を受信する。放送設備70は、映像収録再生装置10からの映像信号を、放送サービスを提供するエリアへ向けて送信する。
図2は、本実施形態に係る映像収録再生装置10の機能構成を示すブロック図である。図2に示す映像収録再生装置10は、収録部11、記憶部12−1〜12−N、再生部14及び主制御部15を具備する。なお、図2に示す映像収録再生装置10には、収録部11及び再生部14は、それぞれ複数ずつ備えられている。
収録部11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、CPUが処理を実行するためのプログラムやデータの格納領域等を含むROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等とを備える。収録部11は、CPUにプログラムを実行させることで、収録処理部111の機能を有する。
収録処理部111は、主制御部15から収録要求が与えられると、予め設定された符号化方式を用い、外部から供給される映像信号を映像データに変換する。予め設定された符号化方式とは、例えば、MPEG2(Moving Picture Experts Group 2)方式等である。収録処理部111は、映像データを記憶部12−1〜12−Nへ出力する。
再生部14は、例えば、CPUと、CPUが処理を実行するためのプログラムやデータの格納領域等を含むROM及びRAM等とを備える。再生部14は、CPUにプログラムを実行させることで、再生処理部141の機能を有する。
再生処理部141は、主制御部15から再生要求が与えられると、記憶部12−1〜12−Nから供給される映像データを、収録部11での符号化方式に対応させて復号化し、映像信号に変換する。再生処理部141は、変換後の映像信号を外部へ出力する。
主制御部15は、例えば、CPUと、CPUが処理を実行するためのプログラムやデータの格納領域等を含むROM及びRAM等とを備える。主制御部15は、CPUにプログラムを実行させることで、主制御処理部151及びメモリ152の機能を有し、映像収録再生装置10における収録処理、再生処理、リビルド処理及び移動処理等を制御する。なお、リビルド処理とは、記憶部12−1〜12−N内に搭載される記録部のいずれかを交換した際に、交換対象の記録部以外の記録部に記録されるデータに基づき、交換前の記録部に記録されていたデータを、交換後の記録部に再構築する処理をいう。また、移動処理とは、記憶部12−1〜12−N内に搭載される記録部のいずれかを交換した際に、交換対象の記録部以外の記録部に記録されるデータに基づいて作成したデータを、記録部を交換した記憶部以外の記憶部へ移動させる処理をいう。
図3は、本実施形態に係る主制御処理部151の機能構成と、メモリ152に記録される情報とを示すブロック図である。図3に示す主制御処理部151は、制御受付部1511、メイン処理部1512及びリソース管理部1513を備える。また、図3に示すメモリ152は、構成管理情報テーブル、リソース管理情報テーブル及び第1の素材管理情報テーブルを記録する。
図4は、メモリ152に記録される構成管理情報テーブルの例を示す図である。ここでは簡略化のため、各種リソースの運用に必要な情報は概要とする。図4に示される構成管理情報テーブルでは、収録処理、再生処理及びリビルド処理等に必要な情報が、構成機器毎に管理される。主制御部15についての管理情報には、リビルド処理及び移動処理に関連する情報として、リビルド対象の素材の一部又は全部を他の記憶部へ移動する際の条件(閾値情報)等が含まれる。また、主制御部15についての管理情報には、リビルド対象のデータの一部又は全部を、優先的に移動させる記憶部についての情報が含まれていても良い。
図5は、メモリ152に記録されるリソース管理情報テーブルの例を示す図である。図5に示されるリソース管理情報テーブルでは、現在実行中の処理と、実行中の処理の開始時刻及び使用帯域等とが、記憶部毎に管理される。主制御処理部151は、記憶部12−1〜12−Nの最大使用可能帯域から現在実行中の処理で使用している帯域を引いた残帯域を計算する。主制御処理部151は、計算した残帯域を参照し、同時に実行できる処理を管理する。
図6は、メモリ152に記録される第1の素材管理情報テーブルの例を示す図である。図6に示される第1の素材管理情報テーブルには、素材長及び放送予定日時等、素材全体の情報を管理する素材テーブルと、素材の管理単位毎の記録先等の情報を管理する素材記録先テーブルとが含まれる。図6においては、素材の管理単位を、例えば、10分分のデータとしている。管理単位毎の素材は、それぞれを足し合わせることにより、全体の素材となる。
制御受付部1511は、操作端末50又は上位装置(図示せず)から入力されたコマンドを受け取る。制御受付部1511は、受け取ったコマンドをメイン処理部1512へ出力する。
制御受付部1511は、リビルド要求を示すコマンドを受け取るに先立ち、リビルド対象となる記憶部、及び、リビルド対象となる素材を指定する指示を受け取る。また、制御受付部1511は、リビルド対象となる素材のうちいずれかの素材の全部又は一部を、リビルド対象となる記憶部から移動させる条件を指定する指示を受け取る。ここで、条件とは、例えば、素材の容量、及び、素材の放送予定日時等である。制御受付部1511は、入力された条件をメイン処理部1512へ出力する。
また、制御受付部1511は、メイン処理部1512から応答メッセージを受け取ると、受け取った応答メッセージを操作端末50又は上位装置へ出力する。
メイン処理部1512は、制御受付部1511から供給されるコマンドを受け取ると、受け取ったコマンドにより指定される処理要求が何かを判断する。
メイン処理部1512は、コマンドに基づいて得られた処理要求が収録要求又は再生要求である場合、収録処理又は再生処理を実施する際に使用可能なリソースを、リソース管理部1513に対して要求する。
メイン処理部1512は、リソース管理部1513から、収録処理において使用可能な収録部11と、対象となる記憶部とについての情報を受け取ると、収録管理用リストと、制御受付の応答メッセージとを作成する。メイン処理部1512は、作成した応答メッセージを制御受付部1511へ出力する。メイン処理部1512は、収録管理用リストを参照し、収録部11及び対象となる記憶部へ収録要求を出力することで、対象となる記憶部に映像データを収録する。メイン処理部1512は、映像データの収録が完了すると、第1の素材管理情報テーブルを更新する。
メイン処理部1512は、リソース管理部1513から、再生処理において使用可能な再生部14と、対象となる記憶部とについての情報を受け取ると、再生管理用リストと、制御受付の応答メッセージとを作成する。メイン処理部1512は、作成した応答メッセージを制御受付部1511へ出力する。メイン処理部1512は、再生管理用リストを参照し、再生部14及び対象となる記憶部へ再生要求を出力することで、対象となる記憶部から映像データを読み出し、再生部14から再生する。
また、メイン処理部1512は、コマンドに基づいて得られた処理要求がリビルド要求である場合、先立って入力された条件を参照し、リビルド処理に伴い、移動処理を実行するか否かを判断する。例えば、主制御部15についての管理情報に条件として閾値情報が設定されている場合、メイン処理部1512は、リビルド対象である記憶部に記録される素材の容量が、設定される閾値よりも小さい場合、移動処理を実行しないと判断する。また、例えば、主制御部15についての管理情報に、条件として放送予定日時が設定されている場合、メイン処理部1512は、リビルド対象である記憶部に記録される素材の放送予定日時が、設定される放送予定日時よりも早い場合、移動処理は実行しないと判断する。移動処理を実施しないと判断した場合、メイン処理部1512は、リビルド処理を実施する際に使用可能なリソースを、リソース管理部1513に対して要求する。移動処理を実施すると判断した場合、メイン処理部1512は、リビルド処理及び移動処理を実施する際に使用可能なリソースをリソース管理部1513に対して要求する。
メイン処理部1512は、リソース管理部1513から、リビルド処理のために使用可能なリソースについての情報を受け取ると、リビルド管理用リストと、制御受付の応答メッセージとを作成する。このとき、メイン処理部1512は、リビルド要求に先立って入力された条件を参照し、リビルド対象となる素材部分の処理順序を決定する。本実施形態では、素材部分とは、リビルド対象である素材のうち一つの管理単位の素材を指す。例えば、条件として閾値情報が設定されている場合、メイン処理部1512は、リビルド対象である素材部分の容量が大きいものからリビルド処理を行うように順序を決定する。また、例えば、条件として放送予定日時が設定されている場合、メイン処理部1512は、リビルド対象である素材部分の放送予定日時が早いものからリビルド処理を行うように順序を決定する。メイン処理部1512は、作成した応答メッセージを制御受付部1511へ出力する。
メイン処理部1512は、リビルド管理用リストと、メモリ152に記録される第1の素材管理情報テーブルとを参照し、リソースを確保すると共に、リビルド対象となる素材部分を選択する。メイン処理部1512は、選択した素材部分をリビルドするように、素材ID、先頭フレーム番号及びフレーム長を指定し、リビルド対象である記憶部へリビルド要求を出力する。
メイン処理部1512は、リソース管理部1513から、移動処理のために使用可能なリソースについての情報を受け取ると、移動管理用リストと、制御受付の応答メッセージとを作成する。このとき、メイン処理部1512は、リビルド要求に先立って入力された条件を参照し、移動対象となる素材部分の処理順序を決定する。例えば、条件として閾値情報が設定されている場合、メイン処理部1512は、移動対象である素材部分を、容量が大きいものから順に移動先の記憶部へ移動させるように順序を決定する。また、例えば、条件として放送予定日時が設定されている場合、メイン処理部1512は、移動対象である素材部分を、放送予定日時が遅いものから順に移動先の記憶部へ移動させるように順序を決定する。なお、移動管理用リストは、リビルド管理用リスト内に作成されても良い。メイン処理部1512は、作成した応答メッセージを制御受付部1511へ出力する。
メイン処理部1512は、装置全体の空き容量が所定の容量以上である場合、移動管理用リストと、メモリ152に記録される第1の素材管理情報テーブルとを参照してリソースを確保する。そして、メイン処理部1512は、リビルド対象である素材から、他の記憶部への移動対象となる素材部分を選択する。メイン処理部1512は、リビルド対象である記憶部から、移動先の記憶部へ、選択した素材部分を移動させるように、移動先の記憶部へ書込み要求を出力し、リビルド対象の記憶部へ複製要求を出力する。書込み要求では、移動先の記憶部の記録制御部121に記録される第2の素材管理情報テーブルを更新するために、素材ID、先頭フレーム番号、フレーム長をパラメータとして指定する。複製要求では、リビルド対象である記憶部に記録されている素材部分を読み出すために必要な、素材ID、先頭フレーム番号及びフレーム長に加え、複製先をパラメータとして指定する。選択した素材部分が移動先の記憶部へ複製された場合、メイン処理部1512は、第1の素材管理情報テーブルを更新し、リビルド対象の記憶部に記録されている複製済みの素材部分を削除する。リビルド対象の記憶部に記録されている全ての素材のリビルド処理及び移動処理が完了した場合、要求されたリビルド処理は完了となる。
また、メイン処理部1512は、移動処理に必要なリソースを確保した後、個々の素材の移動の際に、移動先の記憶部の空き容量をチェックする。これは、移動先の記憶部に対して、並行して収録処理等を行っている可能性があるため、リビルド開始時には空き容量が足りている場合でも、途中で不足する可能性があるためである。空き容量が足りない場合、メイン処理部1512は、別の記憶部を改めて割り当てるか、条件を満たす記憶部がない場合は、移動をやめて、リビルド処理だけを行うようにする。
また、メイン処理部1512は、移動対象である素材部分の移動中に、他の処理が要求され、他の処理に割り当てるリソースが不足している場合、素材部分の移動処理を中断する。メイン処理部1512は、中断した移動処理に割り当てていたリソースを要求された他の処理に割り当て、他の処理が終了した後、中断していた移動処理を再開又は終了させる。
リソース管理部1513は、メイン処理部1512から収録要求に応じたリソース要求を受けると、メモリ152に記録されている構成管理情報テーブル、リソース管理情報テーブル及び第1の素材管理情報テーブルを参照し、収録部11のうち使用可能な収録部と、記憶部12−1〜12−Nのうち対象となる記憶部とを取得する。リソース管理部1513は、使用可能な収録部と、対象となる記憶部とについての情報をメイン処理部1512へ出力する。
リソース管理部1513は、メイン処理部1512から再生要求に応じたリソース要求を受けると、メモリ152に記録されている構成管理情報テーブル、リソース管理情報テーブル及び第1の素材管理情報テーブルを参照し、再生部14のうち使用可能な再生部と、記憶部12−1〜12−Nのうち対象となる記憶部とを取得する。リソース管理部1513は、使用可能な再生部と、対象となる記憶部とについての情報をメイン処理部1512へ出力する。
リソース管理部1513は、メイン処理部1512からリビルド要求に応じたリソース要求を受けると、メモリ152に記録されている構成管理情報テーブル、リソース管理情報テーブル及び第1の素材管理情報テーブルを参照し、リビルド処理を実施するためのリソースを取得する。ここで、取得するリソースは、リビルド対象の記憶部の入力帯域及び出力帯域である。リビルド対象の記憶部の入力帯域とは、具体的には、リビルド対象の記憶部から読み出した素材部分を、リビルド対象の記憶部内に設置される記録部へ書き込むための帯域である。リビルド対象の記憶部の出力帯域とは、具体的には、リビルド対象の記憶部内に設置される記録部から素材部分を読み出すための帯域である。
リソース管理部1513は、リビルド対象の記憶部についてのリソース情報を、メイン処理部1512へ出力する。
リソース管理部1513は、メイン処理部1512から移動要求に応じたリソース要求を受けると、メモリ152に記録されている構成管理情報テーブル、リソース管理情報テーブル及び第1の素材管理情報テーブルを参照し、移動処理を実施するためのリソースを取得する。ここで、取得するリソースは、リビルド対象の記憶部の出力帯域、及び、移動先となる記憶部の入力帯域である。リビルド対象の記憶部の出力帯域とは、具体的には、リビルド対象の記憶部に記録されている素材部分を移動先の記憶部へ移動させるための帯域である。移動先となる記憶部の入力帯域とは、具体的には、リビルド対象の記憶部から読み出した素材部分を、移動先の記憶部内に設置される記録部へ書き込むための帯域である。
リソース管理部1513は、移動先の記憶部についてのリソース情報を、メイン処理部1512へ出力する。
記憶部12−1〜12−Nは、記録制御部121及び記録部122−1〜122−Mを備える。記憶部12−1〜12−Nでの動作はそれぞれ同様であるため、以下では、記憶部12−1を例に説明する。
記録制御部121は、例えば、CPUと、CPUが処理を実行するためのプログラムやデータの格納領域等を含むROM及びRAM等とを備える。記録制御部121は、CPUにプログラムを実行させることで、第1の記録処理部1211及びメモリ1212の機能を有する。
第1の記録処理部1211は、主制御部15から収録要求が与えられると、収録部11から出力された映像データを、RAID(Redundant Arrays of Independent Disks)と呼ばれる冗長化方式を用いて、記録部122−1〜122−Mに記録させる。
第1の記録処理部1211は、記録部122−1〜122−Mに映像データを記録させると、メモリ1212に記録される第2の素材管理情報テーブルを更新する。図7は、メモリ1212に記録される第2の素材管理情報テーブルの例を示す図である。図7に示される第2の素材管理情報テーブルでは、1つの映像素材が再生可能な小さい単位(ここでは映像フレーム)に分割され、各映像フレームが記録部122−1〜122−Mの書込/読出単位であるブロック毎に管理される。
第1の記録処理部1211は、主制御部15から再生要求が与えられると、メモリ1212に記録される第2の素材管理情報テーブルを参照し、所望の映像フレームを記録部122−1〜122−Mのブロックから読み出す。第1の記録処理部1211は、RAID方式を用い、読み出した映像フレームに基づいて映像データを作成する。第1の記録処理部1211は、作成した映像データを再生部14へ出力する。
図8は、第1の記録処理部1211がRAID方式を用いて、収録部11から供給される映像データを収録する処理、及び、記録部122−1〜122−5から読み出した映像データを再生部14へ出力する処理を説明する図である。図8では、記憶部12−1が記録部122−1〜122−5を備える場合を例に説明する。
第1の記録処理部1211は、収録部11から映像データ「ABCD」を受け取ると、受け取った映像データを分割データA,B,C,Dに分割する。第1の記録処理部1211は、分割データA,B,C,Dを作成すると、分割データA,B,C,Dを復元するための冗長データであるパリティデータを作成する。第1の記録処理部1211は、分割データA,B,C,Dと、パリティデータとを記録部122−1〜122−5へそれぞれ出力する。第1の記録処理部1211は、収録部11から供給される映像データに対して上記処理を繰り返し、4個の分割データと、1個のパリティデータとを並列して記録部122−1〜122−5へ出力する。
また、第1の記録処理部1211は、記録部122−1〜122−5から分割データA,B,C,Dと、パリティデータとが読み出されると、分割データA,B,C,Dを結合して映像データ「ABCD」を構築する。第1の記録処理部1211は、結合した映像データ「ABCD」を、再生部14へ出力する。
図9は、記録部12−2の一部のメモリブロックが故障し、記録部12−2からデータの読み出しができない場合の、第1の記録処理部1211の処理を説明する図である。
図9において、記録部122−2が故障しているため、記録部122−2からは分割データBを読み出すことができない。一方、記録部122−1,122−3〜122−5からは、分割データA,C,Dと、パリティデータとが読み出される。第1の記録処理部1211は、分割データA,C,Dと、パリティデータとに基づいて分割データBを復元する。第1の記録処理部1211は、分割データA,C,Dと、復元した分割データBとを結合して映像データ「ABCD」を作成する。第1の記録処理部1211は、作成した映像データ「ABCD」を再生部14へ出力する。
第1の記録処理部1211は、主制御部15から、素材ID、先頭フレーム番号及びフレーム長が指定されたリビルド要求が与えられると、交換前の記録部に記録されていたデータを再構築し、再構築したデータを交換後の記録部に記録する。
図10は、記録部122−2を交換した場合に、第1の記録処理部1211が、記録部122−1,122−3〜122−5に記録される分割データA,C,D及びパリティデータから、交換後の記録部122−2に交換前の分割データBを再構築する処理を説明する図である。
第1の記録処理部1211は、主制御部15から通知される素材ID、先頭フレーム番号及びフレーム長を交換対象以外の記録部122−1,122−3〜122−5へ通知し、記録部122−1,122−3〜122−5から並列して分割データA,C,D及びパリティデータを読み出す。第1の記録処理部1211は、記録部122−1,122−3〜122−5から読み出される分割データA,C,D及びパリティデータを受け取り、分割データA,C,D及びパリティデータに基づいて、交換前の記録部に記録されていた分割データBを復元する。
第1の記録処理部1211は、交換後の記録部122−2に、復元した分割データBを記録させる。
また、第1の記録処理部1211は、主制御部15から、素材ID、先頭フレーム番号、フレーム長及び複製先が指定された複製要求が与えられると、リビルド対象の素材において選択された移動対象の素材部分を移動先の記憶部へ移動させる。
第1の記録処理部1211は、図10において分割データBを復元すると、受け取った分割データA,C,Dと、復元した分割データBとを結合して元の映像データ「ABCD」を作成する。第1の記録処理部1211は、作成した元の映像データ「ABCD」を、移動先の記憶部の記録制御部121へ出力する。
移動先の記録制御部121の第1の記録処理部1211は、受け取った映像データ「ABCD」を複数の分割データA,B,C,Dに分割する。第1の記録処理部1211は、分割データA,B,C,Dを作成すると共に、分割データA,B,C,Dを復元するためのパリティデータを作成する。第1の記録処理部1211は、作成した分割データA,B,C,D及びパリティデータを、移動先の記憶部内に設置された記録部に記録させる。
記録部122−1〜122−Mは、例えば、CPUと、CPUが処理を実行するためのプログラムやデータの格納領域等を含むROM及びRAM等とを備える。記録部122−1〜122−Mは、CPUにプログラムを実行させることで、第2の記録処理部1221及びメモリ1222の機能を有する。また、記録部122−1〜122−Mは、記録媒体1223を具備する。記録部122−1〜122−Mの動作はそれぞれ同様であるため、ここでは記録部122−1について説明する。
第2の記録処理部1221は、記録制御部121から供給される分割データ又はパリティデータを記録媒体1223に記録する。第2の記録処理部1221は、記録媒体1223に分割データ又はパリティデータを記録すると、メモリ1222に記録される第3の素材管理情報テーブルを更新する。図11は、メモリ1222に記録される第3の素材管理情報テーブルの例を示す図である。図11に示される第3の素材管理情報テーブルでは、図7に示す映像フレームを記録する論理ブロックの先頭物理アドレスが管理される。図11においては、1ブロック毎のアドレスを0x1000として説明している。
また、第2の記録処理部1221は、記録制御部121から、再生のための読出し要求が論理ブロック単位で与えられると、第3の素材管理情報テーブルを参照し、与えられた論理ブロックを先頭物理アドレスに変換する。第2の記録処理部1221は、先頭物理アドレスに従い、記録媒体1223から映像フレームを読み出す。
図12は、図6に示す第1の素材管理情報テーブルと、図7に示す第2の素材管理情報テーブルと、図11に示す第3の素材管理情報テーブルとの関係を示す図である。なお、図12では、一つの記憶部に、5枚の記録部が設置される場合を例に示している。第1の素材管理情報テーブルでは、管理部分毎に素材全体の情報とその記録先が管理されている。第2の素材管理情報テーブルでは、再生するための単位である映像フレーム毎に、論理ブロックとして何番に対応しているかが管理されている。第3の素材管理情報テーブルでは、映像フレームは分割データに分割され、記録部122−1〜122−5に分けて管理されている。
次に、以上のように構成された映像収録再生装置10のリビルド処理及び移動処理を詳細に説明する。図13は、主制御部15が記憶部12−1に、素材部分のリビルド処理を実行させる際のシーケンス図を示す。図14は、主制御部15が記憶部12−1に、素材部分の記憶部12−2への移動処理を実行させる際のシーケンス図を示す。なお、図13及び図14では、記憶部12−1,12−2には5枚の記録部が設置され、記憶部12−1に設置される記録部122−2が交換対象の記録部である場合を例に示す。また、図13及び図14では、リビルド処理と移動処理とを別々に示しているが、これは説明を明瞭にするためであり、実際には、主制御部15は、リビルド処理と移動処理とを並列して実行する。
図13において、主制御部15は、操作端末50から、リビルド対象である記憶部12−1に記録されている素材情報と、記憶部12−1〜12−Nの状態とが要求される(シーケンスS131)。
制御受付部1511は、入力された要求をメイン処理部1512を介して、リソース管理部1513へ通知する。リソース管理部1513は、図6に示す第1の素材管理情報テーブルを参照し、記憶部12−1に記録されている素材情報を取得する。また、リソース管理部1513は、図5に示すリソース管理情報テーブルを参照し、記憶部12−1〜12−Nの状態を取得する(シーケンスS132)。リソース管理部1513は、メイン処理部1512を介して、取得した素材情報、及び、記憶部12−1〜12−Nの状態を制御受付部1511へ通知する。
制御受付部1511は、取得した素材情報、及び、記憶部12−1〜12−Nの状態を操作端末50のGUIに表示する(シーケンスS133)。図15は、GUIの表示例を示す図である。図15では、リビルド対象である記憶部12−1に記録されている素材一覧が表示される。
操作端末50のユーザは、GUIに沿って、リビルド対象となる素材のうちいずれかの素材部分を記憶部12−1から移動させる条件を設定する。ユーザは、条件を設定すると、リビルド処理を開始する旨のコマンドを入力する。主制御部15は、入力されたコマンドを受け取る(シーケンスS134)。
制御受付部1511は、入力されたコマンドをメイン処理部1512へ出力する。メイン処理部1512は、入力されたコマンドがリビルド要求であることを判断し、設定されている条件に基づいて移動処理を行うか否かを判断する(シーケンスS135)。図13及び図14における説明においては、メイン処理部1512が移動処理を行うと判断した場合を例に説明する。メイン処理部1512は、リビルド処理及び移動処理を実行する際に使用可能なリソースをリソース管理部1513に対して要求する。
リソース管理部1513は、要求された処理を実行する際に使用可能なリソースを取得し(シーケンスS136)、取得したリソースをメイン処理部1512へ通知する。
メイン処理部1512は、取得したリソースを参照し、リビルド管理用リスト及び移動管理用リストを作成する(シーケンスS137)。図16は、メイン処理部1512が作成するリビルド管理用リスト及び移動管理用リストの例を示す図である。図16によれば、リビルド管理用リストには、素材部分X−1と、素材Zとが登録され、移動管理用リストには、素材部分X−2が登録されている。
メイン処理部1512は、リビルド管理用リストと、メモリ152に記録される第1の素材管理情報テーブルとを参照し、リソースを確保するようにリソース管理部1513に対して指示を出す(シーケンスS138)。
リソース管理部1513は、メイン処理部1512からの指示に従い、リソースを確保し(シーケンスS139)、確保した旨をメイン処理部1512へ通知する。
メイン処理部1512は、リビルド管理用リストからリビルド処理を行う素材部分X−1を選択する(シーケンスS1310)。メイン処理部1512は、リビルド処理を行う素材部分X−1を選択すると、素材部分X−1の素材ID、先頭フレーム番号及びフレーム長を指定して、記憶部12−1へリビルド要求を出力する(シーケンスS1311)。
記録制御部121は、素材部分X−1の素材ID、先頭フレーム番号及びフレーム長が指定されたリビルド要求を受け取ると、記録部122−1,122−3〜122−5へ、素材部分X−1の先頭フレームの論理ブロックを指定した読出要求を出力する(シーケンスS1312)。
記録部122−1,122−3〜122−5は、記録制御部121から論理ブロックが指定された読出要求を受け取ると、指定された論理ブロックを物理アドレスに変換する。記録部122−1,122−3〜122−5は、物理アドレスに書き込まれている分割データ及びパリティデータを読み出し、記録制御部121へ出力する(シーケンスS1313)。
記録制御部121は、記録部122−1,122−3〜122−5から読み出された分割データ及びパリティデータに基づいて、交換前の記録部に記録されていた分割データを復元する(シーケンスS1314)。記録制御部121は、復元した分割データを、交換後の記録部122−2に記録させる。記録部122−2は、記録制御部121から供給される分割データを記録すると共に、メモリ1222に記録される第3の素材管理情報テーブルを更新する(シーケンスS1315)。
記憶部12−1は、選択した素材部分X−1の全ての映像フレームについての処理が完了するまで、シーケンスS1312〜S1315を繰り返す。記録制御部121は、素材部分X−1の最後の映像フレームについてのリビルド処理が完了すると、リビルド実行応答をメイン処理部1512へ返す(シーケンスS1316)。
メイン処理部1512は、記憶部12−1からリビルド実行応答を受けると、リビルド管理用リストから素材部分X−1を削除する(シーケンスS1317)。メイン処理部1512は、リビルド管理用リストに登録されている素材及び素材部分についてのリビルド処理が完了するまで、シーケンスS1311〜S1317を繰り返す。
図13において、移動管理用リストが作成されると、主制御部15は、図14に示す移動処理を実行する。
メイン処理部1512は、移動管理用リストと、メモリ152に記録される第1の素材管理情報テーブルとを参照し、リソースを確保するようにリソース管理部1513に対して指示を出す(シーケンスS141)。
リソース管理部1513は、メイン処理部1512からの指示に従い、リソースを確保し(シーケンスS142)、確保した旨をメイン処理部1512へ通知する。
メイン処理部1512は、記憶部12−2の空き容量を通知するように、記憶部12−2に対して要求する(シーケンスS143)。記憶部12−2の記録制御部121は、メイン処理部1512からの要求に応じ、空き容量を通知する(シーケンスS144)。メイン処理部1512は、空き容量が所定の容量以上である場合、移動管理用リストと、メモリ152に記録される第1の素材管理情報テーブルとを参照し、記憶部12−2への移動対象となる素材部分X−2を選択する(シーケンスS145)。
メイン処理部1512は、移動処理を行う素材部分X−2を選択すると、素材部分X−2の素材ID、先頭フレーム番号及びフレーム長を指定して、記憶部12−2へ書込み要求を出力する(シーケンスS146)。
記憶部12−2の記録制御部121は、主制御部15からの書込み要求に対してデータの受付準備をし(シーケンスS147)、要求を受け付けた旨の応答を主制御部15へ返す。
メイン処理部1512は、素材部分X−2の素材ID、先頭フレーム番号、フレーム長及び複製先の情報を指定して、記憶部12−1へ複製要求を出力する(シーケンスS148)。記憶部12−1の記録制御部121は、要求を受け付けた旨の応答を主制御部15へ返す。
記憶部12−1の記録制御部121は、素材部分X−2の素材ID、先頭フレーム番号、フレーム長及び複製先の記憶部の情報が指定された複製要求を受け取ると、記録部122−1,122−3〜122−5へ、素材部分X−2の先頭フレームの論理ブロックを指定した読出要求を出力する(シーケンスS149)。
記録部122−1,122−3〜122−5は、記録制御部121から論理ブロックが指定された読出要求を受け取ると、指定された論理ブロックを物理アドレスに変換する。記録部122−1,122−3〜122−5は、物理アドレスに書き込まれている分割データ及びパリティデータを読み出し、記録制御部121へ出力する(シーケンスS1410)。
記録制御部121は、記録部122−1,122−3〜122−5から読み出された分割データ及びパリティデータに基づいて、交換前の記録部に記録されていた分割データを復元し、読み出された分割データと、復号した分割データとを結合することで、元の映像フレームを作成する(シーケンスS1411)。記録制御部121は、作成した元の映像フレームを記憶部12−2へ出力する。
記憶部12−2の記録制御部121は、受け取った映像フレームを複数の分割データに分割する。記録制御部121は、分割データを作成すると共に、分割データを復元するためのパリティデータを作成する(シーケンスS1412)。記録制御部121は、作成した分割データ及びパリティデータを、記憶部12−2の記録部122−1〜122−5に記録させる。記録部122−1〜122−5は、記録制御部121から供給される分割データ及びパリティデータを記録すると共に、メモリ1222に記録される第3の素材管理情報テーブルを更新する(シーケンスS1413)。記録制御部121は、映像フレームを記録部122−1〜122−5へ書き込むと、メモリ1212に記録される第2の素材管理情報テーブルを更新する(シーケンスS1414)。
記憶部12−1の記録制御部121は、選択した素材部分X−2の全ての映像フレームについての処理が完了するまで、シーケンスS149〜S1414を繰り返す。記録制御部121は、素材部分X−2の最後の映像フレームについての読出処理が完了すると、複製完了通知をメイン処理部1512へ返す(シーケンスS1415)。
記憶部12−2の記録制御部121は、素材部分X−2の最後の映像フレームについての書込処理が完了すると、書込完了通知をメイン処理部1512へ返す(シーケンスS1416)。
メイン処理部1512は、リソース管理部1513に対して、メモリ152に記録される第1の素材管理情報テーブルを更新するように指示を出す(シーケンスS1417)。これにより、素材部分X−2の記録先が記憶部12−2となる。
続いて、メイン処理部1512は、素材部分X−2の素材ID、先頭フレーム番号及びフレーム長を指定して、記憶部12−1へ、素材部分X−2の削除要求を出力する(シーケンスS1418)。
記録制御部121は、記録部122−1,122−3〜122−5へ、素材部分X−2の論理ブロックを指定した削除要求を出力する(シーケンスS1419)。記録部122−1,122−3〜122−5は、記録制御部121から論理ブロックが指定された削除要求を受け取ると、指定された論理ブロックを物理アドレスに変換する。記録部122−1,122−3〜122−5は、物理アドレスに書き込まれている分割データ及びパリティデータを削除し、記録制御部121へ削除した旨を応答する(シーケンスS1420)。記録制御部121は、削除した旨の応答を受けると、メモリ1212に記録される第2の素材管理情報テーブルから素材部分X−2を削除し、削除応答を主制御部15へ返す(シーケンスS1421)。
メイン処理部1512は、記憶部12−1から削除応答を受けると、移動管理用リストから素材部分X−2を削除する(シーケンスS1422)。メイン処理部1512は、移動管理用リストに登録されている素材及び素材部分についてのリビルド処理が完了するまで、シーケンスS145〜S1422を繰り返す。
メイン処理部1512は、リビルド処理及び移動処理の進捗状況を、所定の周期で記憶部12−1,12−2に対して要求する。メイン処理部1512は、記憶部12−1,12−2から通知される進捗状況に基づいて、図15に示すように、リビルド処理及び移動処理の進捗状況と、推定残り時間等とを操作端末50のGUIに表示させる。また、進捗状況及び推定残り時間は、リビルド処理と移動処理とで分けて表示するようにしても構わない。
図17は、移動処理の最中に移動処理が中断される場合の主制御部15、記憶部12−1,12−2での処理を示すシーケンス図である。
メイン処理部1512は、記憶部12−1の記録制御部121から複製完了通知を受ける前、つまり、移動処理の途中であっても、操作端末50又は上位装置から収録要求又は再生要求等があった場合には、要求された処理にリソースを割り当てる。図17における例では、記憶部12−2への素材部分X−2の移動処理のために、要求された処理に割り当てるリソースが不足する場合を示す。メイン処理部1512は、要求された処理に割り当てるリソースが不足することを検出する(シーケンスS171)。メイン処理部1512は、記憶部12−1へ、複製処理の中断要求を出力する(シーケンスS172)。なお、移動処理が中断されても、リビルド処理は中断されず、図13に示す処理が継続して実行される。
記憶部12−1の記録制御部121は、記録部122−1,122−3〜122−5からのデータの読み出しを中断し(シーケンスS173)、メイン処理部1512へ、複製処理を中断した旨を返す。
メイン処理部1512は、書込み処理の中断要求を記憶部12−2へ出力する(シーケンスS174)。
記憶部12−2の記録制御部121は、記録部122−1〜122−5へのデータの書き込みを中断し(シーケンスS175)、メイン処理部1512へ書込み処理を中断した旨を返す。ここで、書込み処理の中断応答には、書き込みが完了したフレーム数が付される。
書込み処理の中断応答を受け取ると、メイン処理部1512は、要求された処理を実行する。要求された処理が完了すると、メイン処理部1512は、素材部分X−2の素材ID、先頭フレーム番号、フレーム長及び書き込みが完了したフレーム数を指定して、記憶部12−2へ、素材部分X−2の削除要求を出力する(シーケンスS176)。
記録制御部121は、記録部122−1〜122−5へ、素材部分X−2の論理ブロックを指定した削除要求を出力する(シーケンスS177)。記録部122−1〜122−5は、記録制御部121から論理ブロックが指定された削除要求を受け取ると、指定された論理ブロックを物理アドレスに変換する。記録部122−1〜122−5は、物理アドレスに書き込まれている分割データ及びパリティデータを削除すると共に、メモリ1222に記録される第3の素材管理情報テーブルを更新し、記録制御部121へ削除した旨を応答する(シーケンスS178)。記録制御部121は、削除した旨の応答を受けると、メモリ1212に記録される第2の素材管理情報テーブルから素材部分X−2を削除し、削除応答を主制御部15へ返す(シーケンスS179)。
以上のように、本実施形態では、主制御部15は、リビルド対象の素材から移動対象の素材部分を選択する。主制御部15は、リビルド対象である素材へのリビルド処理と並列して、移動対象の素材部分を、他の記憶部12−2へ記録させるようにしている。一般的に、フラッシュメモリ等のストレージは、読出し速度に比べて書込み速度が遅い。本実施形態に係る映像収録再生装置10では、リビルド対象の素材の一部又は全部を他の記憶部へ移動させるようにしているため、読出し処理に比べて時間のかかる書込み処理が必要なデータの容量を減らすことが可能となる。
したがって、本実施形態に係る映像収録再生装置10によれば、記憶部12−1におけるリビルド処理を短縮することができ、安定した冗長構成へ早急に復旧することができる。
また、本実施形態では、主制御部15は、素材部分の容量及び放送予定日時等の条件に基づき、リビルド対象の素材から移動対象の素材部分を選択するようにしている。これにより、映像収録再生装置は、素材の状態に応じて効果的に移動処理を行うことが可能となる。
また、本実施形態では、リビルド対象の素材の一部を移動させるか否かを判定するための条件を、リビルド要求の入力に先立って設定可能なようにしている。これにより、メイン処理部1512は、設定される条件に基づいて、移動処理を行うか否かの決定を自動的に行うことが可能となる。
また、本実施形態では、メイン処理部1512は、移動対象となる素材を移動させる順序を、条件を参照して決定するようにしている。これにより、例えば、容量の大きい素材部分から移動させることが可能となり、リビルド処理にかかる時間を効果的に削減することが可能となる。また、例えば、放送予定日時の遅い素材部分から移動させることが可能となり、移動処理により、放送に障害が生じることを避けることが可能となる。
また、本実施形態では、メイン処理部1512は、入力帯域の使用状況に基づいて移動先の記憶部を決定する。また、メイン処理部1512は、移動処理についての必要リソースを確保した後に、移動先の記憶部の記録媒体の空き容量を確認するようにしている。映像収録再生装置10では、並列して収録処理等が実施されているため、リビルド要求を受けたときには記憶部12−2の空き容量が十分であっても、記憶部12−1から記憶部12−2へデータを移動させる際には、空き容量が不足する場合もありうる。本実施形態に係る映像収録再生装置10によれば、移動対象の素材部分を、管理単位毎に移動先の記憶部へ記憶させることが可能となる。
また、本実施形態では、移動処理の最中に収録処理又は再生処理等の他の処理が要求され、要求された他の処理に割り当てるリソースが不足する場合、メイン処理部1512は、移動処理を中断する。そして、メイン処理部1512は、移動処理に割り当てていたリソースを、要求された他の処理に割り当てるようにしている。これにより、移動処理が他の処理の遅延の要因になることを避けることが可能となる。
なお、本実施形態では、移動先である記憶部12−2の空き容量が所定の容量以上ない場合には、記憶部12−2への素材の移動を行わない場合を例に説明したが、これに限定される訳ではない。例えば、メイン処理部1512は、記憶部12−2の記録制御部121から通知された空き容量を超える容量分の素材を記憶部12−2へ移動させるようにしても構わない。
また、本実施形態では、一つの管理単位の素材部分X−2が、移動先である記憶部12−2へ移動される場合を例に説明した。しかしながら、これに限定される訳ではない。例えば、移動される素材部分は、管理単位毎でなく、任意の時間単位、又は、任意の容量単位であっても構わない。つまり、メイン処理部1512は、管理単位の素材のうち、「5分」分の素材部分、又は、「5GB」分の素材部分を移動させても構わない。
また、本実施形態では、移動処理が中断された場合、移動先である記憶部12−2に移動された素材部分を削除する場合を例に説明している。しかしながら、これに限定される訳ではない。移動処理が中断された場合、例えば、リビルド対象の記憶部12−1に記録されている複製済みの素材部分を削除するようにしても構わない。これにより、一つの管理単位の素材が別々の記憶部に記録されることになる。
また、本実施形態では、リビルド要求を受け取るに先立ち、リビルド対象となる素材のうちいずれかの素材の全部又は一部を、リビルド対象となる記憶部から移動させる条件が設定される場合を例に説明した。しかしながら、これに限定される訳ではない。例えば、移動対象となる素材、及び、移動先の記憶部等が、リビルド要求を受け取るに先立ち、直接入力されても構わない。図18は、操作端末50のGUIでの表示例を示す図である。ユーザは、GUIでの表示に応じて、移動先の記憶部を「移動先記憶部選択」を操作することで、素材を移動させるか否かを「移動」の項目にチェックをすることで、直接入力することが可能である。
また、図15、図18では、メイン処理部1512が、操作端末50のGUIに素材一覧を表示させる場合を例に説明した。しかしながら、これに限定される訳ではない。例えば、メイン処理部1512は、シーケンスS137で作成されるリビルド管理用リスト及び移動管理用リストをGUIに表示させるようにしても構わない。また、メイン処理部1512は、図6に示す第1の素材管理情報テーブルを操作端末50へ出力し、操作端末で第1の素材管理情報テーブルを加工させるようにしても構わない。
また、本実施形態では、移動対象の素材部分X−2を、記憶部12−2へ移動させる場合を例に説明した。しかしながら、これに限定される訳ではない。例えば、移動対象の素材部分X−2は、記憶部12−2を含む複数の記憶部へ移動されるようにしても構わない。
また、本実施形態では、リビルド対象の素材部分X−1を、記憶部12−1でリビルドする場合を例に説明した。しかしながら、これに限定される訳ではない。例えば、メイン処理部1512は、リビルド対象である素材の全てを記憶部12−1以外の記憶部へ移動させるようにしても構わない。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…映像収録再生装置、11…収録部、111…収録処理部、12−1〜12−N…記憶部、121…記録制御部、1211…第1の記録処理部、1212…メモリ、122−1〜122−M…記録部、1221…第2の記録処理部、1222…メモリ、1223…記録媒体、14…再生部、141…再生処理部、15…主制御部、151…主制御処理部、1511…制御受付部、1512…メイン処理部、1513…リソース管理部、152…メモリ、20…ビデオカメラ、30…再生デッキ、31…映像記録メディア、40…ノンリニア編集機、50…操作端末、60…映像確認用モニタ、70…放送設備

Claims (16)

  1. 素材データを構成する複数のフレームデータを、前記複数のフレームデータそれぞれを予め設定された設定数に分割した分割データと、前記設定数の分割データのいずれかを復元するための冗長データとの形式にして、交換可能な複数の記録部へ分散して記録する第1の記憶部を具備する映像収録再生装置において、
    複数の記録部を備える第2の記憶部と、
    前記第1の記憶部における複数の記録部のいずれかが交換された場合、前記複数のフレームデータのうち少なくともいずれかのフレームデータについては、前記第1の記憶部の内の非交換の記録部から読み出される分割データ及び冗長データを用いて復元したデータを交換後の記録部へ書き込み、その他のフレームデータについては、前記第2の記憶部の複数の記録部に書き込む主制御部と
    を具備し、
    前記主制御部は、前記復元したデータの前記交換後の記録部への書き込みと、前記その他のフレームデータの前記第2の記憶部の複数の記録部への書き込みとを並列して行うことを特徴とする映像収録再生装置。
  2. 前記主制御部は、前記複数のフレームデータのうち、いずれのフレームデータを前記第2の記憶部の複数の記録部へ書き込むかを、前記フレームデータの容量又は放送予定日時に基づいて選択することを特徴とする請求項1記載の映像収録再生装置。
  3. 前記主制御部は、前記複数のフレームデータのうち、いずれのフレームデータを前記第2の記憶部の複数の記録部へ書き込むかを、予め設定された条件に基づいて選択することを特徴とする請求項1記載の映像収録再生装置。
  4. 前記主制御部は、前記複数のフレームデータのうち、前記第2の記憶部の複数の記録部へ書き込むフレームデータを、外部から指定されることを特徴とする請求項1記載の映像収録再生装置。
  5. 複数の記録部を備える第3の記憶部をさらに具備し、
    前記主制御部は、前記第2及び第3の記憶部の入力帯域の使用状況に基づき、前記第2及び第3の記憶部から、前記その他のフレームデータを書き込む記憶部を決定し、
    前記主制御部は、前記その他のフレームデータを書き込むために、前記決定した記憶部を確保した後に、前記決定した記憶部の残り容量を確認することを特徴とする請求項1記載の映像収録再生装置。
  6. 前記主制御部は、前記決定した記憶部の残り容量が、前記その他のフレームデータの容量未満である場合、他の記憶部を検索することを特徴とする請求項5記載の映像収録再生装置。
  7. 前記主制御部は、前記決定した記憶部の残り容量が、前記その他のフレームデータの容量未満である場合、前記その他のフレームデータのうち、前記残り容量に書き込み可能なフレームデータを、前記決定した記憶部へ書き込むことを特徴とする請求項5記載の映像収録再生装置。
  8. 前記主制御部は、前記第1の記憶部に記録されるフレームデータのうち、前記第2の記憶部へ書き込み済みのフレームデータを、第1の記憶部から削除することを特徴とする請求項1記載の映像収録再生装置。
  9. 前記主制御部は、前記その他のフレームデータを前記第2の記憶部へ書き込んでいる最中に、他の処理が要求され、前記他の処理を実行するためのリソースが不足している場合、前記第2の記憶部への書き込みを中断することを特徴とする請求項1記載の映像収録再生装置。
  10. 前記第2の記憶部は、前記中断の際に書き込み済みであるフレームデータを維持し、
    前記主制御部は、前記第1の記憶部に記録される複数のフレームデータのうち、前記第2の記憶部へ書き込み済みのフレームデータを、第1の記憶部から削除することを特徴とする請求項9記載の映像収録再生装置。
  11. 前記主制御部は、前記複数のフレームデータのうち、いずれのフレームデータを前記第2の記憶部の複数の記録部へ書き込むかを、前記素材データの管理単位に含まれるフレームデータ毎に決定することを特徴とする請求項1記載の映像収録再生装置。
  12. 前記主制御部は、前記管理単位に含まれるフレームデータを前記第2の記憶部へ書き込む順序を、前記管理単位の容量又は放送予定日時に基づいて決定することを特徴とする請求項11記載の映像収録再生装置。
  13. 複数の記録部を備える第3の記憶部をさらに具備し、
    前記主制御部は、前記その他のフレームデータを前記第2及び第3の記憶部へ書き込み、
    前記主制御部は、前記復元したデータの前記交換後の記録部への書き込みと、前記その他のフレームデータの前記第2及び第3の記憶部の複数の記録部への書き込みとを並列して行うことを特徴とする請求項1記載の映像収録再生装置。
  14. 素材データを構成する複数のフレームデータを、前記複数のフレームデータそれぞれを予め設定された設定数に分割した分割データと、前記設定数の分割データのいずれかを復元するための冗長データとの形式にして、交換可能な複数の記録部へ分散して記録する第1の記憶部を具備する映像収録再生装置において、
    複数の記録部を備える第2の記憶部と、
    前記第1の記憶部における複数の記録部のいずれかが交換された場合、前記第1の記憶部における前記第1の記憶部の内の非交換の記録部から読み出される分割データ及び冗長データに基づいて作成された複数のフレームデータを、前記第2の記憶部の複数の記録部に書き込む主制御部と
    を具備し、
    前記第1の記憶部は、前記非交換の記録部から読み出される分割データ及び冗長データを用いて交換前の記録部に記録されていたデータを復元し、前記復元したデータを交換後の記録部へ書き込むことが可能な構成を備えることを特徴とする映像収録再生装置。
  15. 素材データを構成する複数のフレームデータを、前記複数のフレームデータそれぞれを予め設定された設定数に分割した分割データと、前記設定数の分割データのいずれかを復元するための冗長データとの形式にして、交換可能な複数の記録部へ分散して記録する第1の記憶部を具備する映像収録再生装置で用いられるリビルド処理方法において、
    前記第1の記憶部における複数の記録部のいずれかが交換された場合、前記複数のフレームデータから、前記第1の記憶部へ再構築する第1のフレームデータと、複数の記録部を備える第2の記憶部へ移動する第2のフレームデータを選択し、
    前記第1の記憶部における非交換の記録部から読み出した前記第1のフレームデータの第1の分割データ及び第1の冗長データを用いて、交換前の記録部に記録されていたデータを第1の復元データとして復元し、
    前記第1の記憶部における非交換の記録部から読み出した前記第2のフレームデータの第2の分割データ及び第2の冗長データを用いて、交換前の記録部に記録されていたデータを第2の復元データとして復元し、前記第2の復元データと、前記読み出した第2の分割データとを結合して第2のフレームデータを作成し、
    前記作成した第2のフレームデータを予め設定された設定数の第3の分割データに分割し、前記設定数の第3の分割データのいずれかを復元するための第3の冗長データを作成し、
    前記第1の復元データの前記第1の記憶部における交換後の記録部への書き込みと、前記第3の分割データ及び前記第3の冗長データの前記第2の記憶部の複数の記録部への書き込みとを、並列して実行することを特徴とするリビルド処理方法。
  16. 素材データを構成する複数のフレームデータを、前記複数のフレームデータそれぞれを予め設定された設定数に分割した分割データと、前記設定数の分割データのいずれかを復元するための冗長データとの形式にして、交換可能な複数の記録部へ分散して記録する第1の記憶部を具備する映像収録再生装置で用いられるリビルド処理方法において、
    前記第1の記憶部における複数の記録部のいずれかが交換された場合、前記第1の記憶部における非交換の記録部から分割データ及び冗長データを読み出し、
    前記読み出した分割データ及び冗長データに基づいて複数のフレームデータを作成し、
    前記作成した複数のフレームデータを、複数の記録部を備える第2の記憶部へ書き込むことを特徴とするリビルド処理方法。
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