JP2013174375A - プッシュ・プル型換気装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 空気より重い有害ガスが発生する作業エリアに設置され、この作業エリア内に一定方向に気流を吹出す吹出し手段(吹出しファン3)と、作業エリアの他方から空気を吸引する吸引手段(吸引ファン4)とを有し、これらを協働させて作業エリア内に一様な気流を作り出し、該気流により有害ガスを除去するプッシュ・プル型換気装置において、吹出し手段(吹出しファン3)と連通して作業エリア下方の床付近まで達するプッシュダクト22を設けるとともに、このプッシュダクト22の下部に外部吸込み口22aを設け、吹出し手段(吹出しファン3)による負圧で有害ガスを外部吸込み口22aから吸引して除去する。
【選択図】 図4
Description
つまり、前述のプッシュ・プル型換気装置等では、作業は作業エリア内で全て行われることが前提であり、前述の後処理作業のことが考えられておらず、作業エリア外で発生するホルムアルデヒド(有害ガス)を除去できない。そのため、前記基準濃度をクリアできないものと推察される。
また、吹出し手段の気流を吹出す力により有害ガスを吸引しているので、装置全体の排気量が増加することがない。よって、コンクリートの壁を壊して排気ダクトを拡張するような作業が新たに必要となることがなく、既存の排気ダクトを使用可能である。
このため、手術室が隣接しているなどの理由で排気ダクトの拡張作業をすることができないような場所でも安価にプッシュ・プル型換気装置を設置することができる。
また、下降気流を発生させて、有害ガスの発生源である作業者の手元から有害ガスを下方に押し流して背面側で吸引・除去するため、作業者が口から有害ガスを吸引するおそれがさらに低下する。
一般的に、従来のプッシュ・プル型換気装置J1は、有害ガスであるホルムアルデヒドが高濃度で発生する前述の固定槽、洗浄槽S1、切出し台などの作業エリアに設置され、従来のプル型排気装置J2は、発生するホルムアルデヒドが比較的低濃度である撮影装置S2、サンプル棚S3、容器置場S4、ダストボックス(図示せず)近くの床上に設置される(図1も参照のこと)。プッシュ・プル型換気装置J1の方が、局所排気装置J2と比べて高価であるが、有害ガスの除去効率が高いからである。図示形態は、プッシュ・プル型換気装置J1が、洗浄槽S1の作業エリアである洗浄槽S1の天板の上に設置され、プル型排気装置J2が、サンプル棚S3の近傍の床上に設置される場合を示している。
なお、図中の矢印は、気流の流れを示している。
本発明の実施の形態1に係るプッシュ・プル型換気装置1は、従来のプッシュ・プル型換気装置J1と同様に、ホルムアルデヒドが高濃度で発生する固定槽、洗浄槽S1、切出し台などの作業エリアにおいて、天井給気天井排気型換気システムE1に追加的に設置される(図1、図2も参照のこと)。図示形態は、洗浄槽S1の天板上に本装置1を設置した場合を示している。
この吹出しファン3は、一般的な軸流ファンでも構わないが、有害ガスを効率よく排除するには、一様な層状の流れ(ラミナーフロー:laminar flow)を生み出すラミナーファンであることが好ましい。
また、鉛直ダクト部25には、一般的な軸流ファンからなる吸引ファン4,4がそれぞれ装備されおり、プルダクト21は、吸引ファン4を作動させて作業エリア下部の吸引口23aからホルムアルデヒドを含む周囲の空気を吸引して排気口24aから排気する際の通路となっている。
また、内部には、ホルムアルデヒドを吸着可能な複数の活性炭カートリッジ22bが脱着自在に装備され、これら活性炭カートリッジ22bにより吹出し部20へ達する前にホルムアルデヒドを吸着して除去できるようになっている。
そのうえ、作業エリアの上空に掛け渡された吹出し部20から吹出しファン3で下方に向けて気流を吹出し、作業エリアの下部の背面側に位置する洗浄槽S1の天板に沿った吸引部23から吸引ファン4で空気より重いホルムアルデヒドを吸引し、上から下へ流れる一様な下降気流を発生させて、その下降気流でホルムアルデヒドの発生源である作業者の手元から下方に押し流して作業エリア下部の背面側から吸引・除去するため、作業者が口鼻からホルムアルデヒドを吸引するおそれが低下する。
2 装置本体
20 吹出し部
20a 接続口
21 プルダクト
23a 吸引口
24a 排気口
22 プッシュダクト
22a 外部吸込み口
22b 活性炭カートリッジ
3 吹出しファン(吹出し手段)
4 吸引ファン(吸引手段)
5 エアーカーテンファン
Claims (5)
- ホルムアルデヒドなどの空気より比重の大きな有害ガスが発生する作業の作業エリアに設置され、この作業エリア内に一定方向に気流を吹出す吹出し手段と、前記作業エリアの他方から空気を吸引する吸引手段とを有し、これらの吹出し手段及び吸引手段とを協働させて前記作業エリア内に一定方向の気流を作り出し、該気流により前記作業で発生する前記有害ガスを除去するプッシュ・プル型換気装置において、
前記吹出し手段と連通して前記作業エリア下方の床付近まで達するプッシュダクトを設けるとともに、このプッシュダクトの下部に外部吸込み口を設け、前記吹出し手段の気流を吹出す力により、前記作業エリア外で発生した前記有害ガスを前記外部吸込み口から吸引して除去することを特徴とするプッシュ・プル型換気装置。 - 前記プッシュダクト内には、脱着可能に構成され、前記有害ガスを吸着する活性炭カートリッジが装備されている請求項1に記載のプッシュ・プル型換気装置。
- 少なくとも前記作業エリア上方を覆う装置本体を備え、この装置本体は、前記作業エリア上空に掛け渡された下面の一部が開放された箱状の吹出し部と、前記作業エリア背面に設けられたプルダクトと、を有し、前記吹出し部は、前記吹出し手段を収容するとともに、前記プルダクトは、前記吸引手段を収容し、このプルダクトには、前記作業エリア下部の背面に開口する吸引口と、前記吹出し部の背面側の天面に開口する排気口が設けられており、
前記吹出し手段で前記吹出し部から下方に向けて前記作業エリアに気流を吹出し、前記吸引手段で前記吸引口を介して前記作業エリア背面から吸引することで、前記作業エリアに下降気流を作り出し、前記排気口から前記有害ガスを排気・除去するプッシュ・プル型換気装置であって、
この装置本体の側面には、前記吹出し部と連通する前記プッシュダクトが、前記作業エリアの両側面を覆うように左右一対設けられている請求項1又は2に記載のプッシュ・プル型換気装置。 - 前記吹出し部には、前記吹出し手段で吹出す気流より速い気流を前記作業エリア前面側に吹出すエアーカーテンファンが装備されている請求項3に記載のプッシュ・プル型換気装置。
- 前記吹出し部の天面には、接続口が開口されているとともに、該接続口を塞ぐプレートが取り付けられており、このプレートを取り外すことで前記接続口を介して前記吹出し部と他の局所排気装置の排気ダクトとが接続可能となっている請求項3又は4に記載のプッシュ・プル型換気装置。
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