JP2013173321A - シャープペンシル - Google Patents
シャープペンシル Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013173321A JP2013173321A JP2012040400A JP2012040400A JP2013173321A JP 2013173321 A JP2013173321 A JP 2013173321A JP 2012040400 A JP2012040400 A JP 2012040400A JP 2012040400 A JP2012040400 A JP 2012040400A JP 2013173321 A JP2013173321 A JP 2013173321A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cam
- writing
- axial direction
- rotary
- drive mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Abstract
【解決手段】回転駆動機構21には回転カム24を軸方向の前方に付勢するクッション部材25が配置されることで、筆記圧を受けて前記回転カムを軸方向に後退させると共に、筆記圧の解除により前記回転カムを軸方向に前進させて当該回転カムに回転運動を与えるように作用する。前記クッション部材25は、前記回転カム24を支持するホルダー部材23と、前記回転カムの軸方向の後端面に接して回転カム24との間で滑り動作がなされる滑り部材26との間に二色成形により構成され、この二色成形によりホルダー部材23と滑り部材26とを連結した状態になされている。
【選択図】図6
Description
そこで、本件出願人は筆記芯に加わる筆記圧を利用して、筆記芯を除々に一方向に回転させることができる回転駆動機構を備えたシャープペンシルについて先に提案しており、これは特許文献1および2などに開示されている。
そして、前記回転カムには、軸方向の上下両面に円環状に連続した鋸歯状のカム面がそれぞれ形成され、さらに前記第1および第2の固定カムは、円筒状に形成された第1と第2の固定カム形成部材に円環状に連続した鋸歯状のカム面がそれぞれ形成され、前記2つの固定カム形成部材が同軸状に位置決めして配置された構成が採用されている。
また筆記芯に対する筆記圧が解除された場合には、回転カムが僅かに前進し、回転カム側の他方のカム面がこれに対峙する第2の固定カム面に当接して噛み合い、前記回転カムを同方向に回転させるように動作する。そして、前記回転カムの回転運動はチャックを介して筆記芯に伝達され、これにより筆記芯は筆記に伴い常に一方向に回転されるように作用する。
さらに金属製のコイルばねによる前記したクッション動作は、独特の違和感を伴うために筆記の感触が好ましくないという問題がある。このために例えば特開2006−1607377号公報に開示されているように、回転駆動機構の一部に粘着性のグリースを注入してダンパー効果を持たせるなどの別な工夫も必要となる。
なお、この中継パイプ7の後端部は筆記圧を利用して筆記芯(替え芯)を回転させる後述する回転駆動機構に接続されている。
また、前記スライダー8の内周面におけるパイプ保持具10の直後には、軸芯部分に通孔を形成したゴム製の保持チャック12が収容されている。
この透明リング15は、先軸に一体に成形された環状の鍔部1aによって位置決めされ、続いて前記グリップ部材14が同方向から先軸1を取り巻くようにして装着される。その後に、前記した口先部材2が先軸1の前端部に螺合されることで、前記透明リング15およびグリップ部材14が軸方向に抜け出ることなく、前記先軸1に取り付けられる。
この加飾シール16には、金もしくは銀色などの光沢のある印刷が施され、その適宜の位置には印刷が施されない透明部分が形成されている。そして、この透明部分および透明な樹脂素材により成形された前記先軸1を透視して、内部の中継パイプ7の一部が視認できるように構成されている。
これにより、後述する回転駆動機構によって中継パイプ7が回転駆動される様子を、透明リング15を介して確認することができる。
この回転駆動機構21には前記したとおり中継パイプ7の後端部が接続されており、この中継パイプ7は筆記動作に基づく筆記芯の僅かな後退および前進動作(クッション動作)を前記チャック5を介して受けて、回転駆動機構21に伝達させると共に、クッション動作によって生ずる前記回転駆動機構21による回転運動を、前記中継パイプ7を介して前記チャック5に伝達させるように作用する。
なお、前記回転駆動機構21は、その前端部において前記先軸1との間に介在された軸スプリング22によって後方に付勢されている。また回転駆動機構21の後端部は前記後軸18内の縮径により形成された段部18aに、前記軸スプリング22の付勢力により当接している。
前記トルクキャンセラー26は、クッション部材25の反対面において前記回転カム24の後端面に滑りながら当接し、前記クッション部材25の弾性により、前記回転カム24を軸方向の前方に押し出す作用を与えている。
なお、前記回転カム24、クッション部材25およびトルクキャンセラー26の内周面は、前記芯ケース3を通す空間部になされており、これにより回転駆動機構21は芯ケース3とは隔離されている。
そして、環状突起18bとノック棒31との間にはコイル状のノック棒スプリング32が配置され、このスプリング32によって、前記ノック棒31を後軸18の後端部側に向けて付勢するように構成されている。
なお、前記ノックカバー34に形成された円盤状突起部34aは、前記樹脂盛りシール35により飾りの機能を果たすと共に、シャープペンシルの転がり止めとしての機能も果たすものとなる。
先ず図3〜図5に示すように、回転駆動機構21の外郭を構成するホルダー部材23は、その中央に円筒部23aを構成し、この円筒部23aの内周面が回転カム24を回転可能に支持する機能を果たす。
そして、一対の弾性部材23bにおける円筒部23a側の基端部には、鋸歯状に形成された1つのカム面(以下、第1固定カムともいう。)23cが一体に樹脂成形されており、この第1固定カム23cのカムの頂部は、前記弾性部材23bの先端部側に向かって成形されている。
なお、この実施の形態においては、前記した第1固定カム23cは弾性部材23bの基端部以外に、さらに一対の第1固定カム23cが中央の円筒部23aの端面に形成されており、これにより第1固定カム23cは、周方向に等間隔(90度間隔)をもって4つ形成されている。
このリング部材23fを利用して、ゴム製のクッション部材25が二色成形により取り付けられており、このクッション部材25を介して樹脂製の滑り部材としてのトルクキャンセラー26が同じく二色成形により連結されて取付けられている。
この実施の形態においてはゴム製のクッション部材25は、図5(A)に現わされているように前記したリング部材23fとトルクキャンセラー(滑り部材)26の間においてエラストマー等のゴム素材を用いて前記した二色成形により一体化されている。すなわち、クッション部材25は二色成形により成形されることで、前記リング部材23fに滑り部材26を連結している。
なお、図5(A)に符号25bで示す部分が二色成形を行う際のゴム素材注入用のゲート位置を示している。
したがって、ホルダー部材23に回転カム24を組み付けるには、ホルダー部材23に形成された一対の弾性部材23b側から、回転カム24の回転軸24cをホルダー部材23の前記円筒部23a内に向かって押し込むことで、一対の弾性部材23bは互いに外側に押し広げられつつ回転軸24cが円筒部23a内に収容される。これにより図6〜図8に示す回転駆動機構21を構成することができる。
したがって、筆記芯は自身が受ける回転運動と筆記による摩耗とにより、先端部が常に円錐形状になされる。それ故、書き進むにしたがって筆記芯が偏摩耗するのを防止させることができ、安定した線幅による筆記が可能となる。
この構成によれば、ホルダー部材23を樹脂成形するにあたって、一対の金型の割り面を図5(B)に示すa−a線に設定することで、各鋸歯状カムの垂直面(エッジ)を正確に合わせることができ、前記した回転カム24との噛み合わせの精度をより向上させることができる。
2 口先部材
3 芯ケース
5 チャック
6 締め具
7 中継パイプ
8 スライダー
12 保持チャック
13 チャックスプリング
18 後軸(軸筒)
21 回転駆動機構
22 軸スプリング
23 ホルダー部材
23a 円筒部
23b 弾性部材
23c 第1固定カム
23d 第2固定カム
24 回転カム
24a 上側カム
24b 下側カム
24c 回転軸
25 クッション部材
25a 窓孔
25b ゲート位置
26 滑り部材(トルクキャンセラー)
26a 突起
31 ノック棒
32 ノック棒スプリング
34 ノックカバー
Claims (4)
- 筆記芯が受ける筆記圧に基づいて回転カムを回転駆動させる回転駆動機構が備えられ、前記回転カムの回転運動を利用するように構成したシャープペンシルであって、
前記回転駆動機構には前記回転カムを軸方向の前方に付勢するクッション部材が配置されることで、前記筆記圧を受けて前記回転カムを軸方向に後退させると共に、筆記圧の解除により前記回転カムを軸方向に前進させて当該回転カムに回転運動を与えるように構成され、前記クッション部材は、前記回転カムを支持するホルダー部材に対して、軟質材からなる素材を二色成形により構成したことを特徴とするシャープペンシル。 - 前記クッション部材と前記回転カムとの間には、前記回転カムの軸方向の後端面に接して回転カムとの間で滑り動作がなされる滑り部材が具備され、前記滑り部材は前記クッション部材を介して前記ホルダー部材に二色成形により連結されていることを特徴とする請求項1に記載されたシャープペンシル。
- 前記クッション部材が筒状に形成され、筒状の面に窓孔を形成して、前記クッション部材の軸方向の弾力性を高めた構成にされていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載されたシャープペンシル。
- 前記回転駆動機構における回転カムの回転運動を、筆記芯に伝達するように構成したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載されたシャープペンシル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012040400A JP5996210B2 (ja) | 2012-02-27 | 2012-02-27 | シャープペンシル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012040400A JP5996210B2 (ja) | 2012-02-27 | 2012-02-27 | シャープペンシル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013173321A true JP2013173321A (ja) | 2013-09-05 |
JP5996210B2 JP5996210B2 (ja) | 2016-09-21 |
Family
ID=49266717
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012040400A Active JP5996210B2 (ja) | 2012-02-27 | 2012-02-27 | シャープペンシル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5996210B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015208900A (ja) * | 2014-04-25 | 2015-11-24 | 三菱鉛筆株式会社 | シャープペンシル |
CN107443956A (zh) * | 2017-08-30 | 2017-12-08 | 广东智高文化创意股份有限公司 | 一种新型转笔 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007142135A1 (ja) * | 2006-06-05 | 2007-12-13 | Mitsubishi Pencil Co., Ltd. | シャープペンシル |
JP2009160736A (ja) * | 2007-12-28 | 2009-07-23 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | シャープペンシル |
JP2009160737A (ja) * | 2007-12-28 | 2009-07-23 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | シャープペンシル |
WO2011067912A1 (ja) * | 2009-12-03 | 2011-06-09 | 三菱鉛筆株式会社 | シャープペンシル |
-
2012
- 2012-02-27 JP JP2012040400A patent/JP5996210B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007142135A1 (ja) * | 2006-06-05 | 2007-12-13 | Mitsubishi Pencil Co., Ltd. | シャープペンシル |
JP2009160736A (ja) * | 2007-12-28 | 2009-07-23 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | シャープペンシル |
JP2009160737A (ja) * | 2007-12-28 | 2009-07-23 | Mitsubishi Pencil Co Ltd | シャープペンシル |
WO2011067912A1 (ja) * | 2009-12-03 | 2011-06-09 | 三菱鉛筆株式会社 | シャープペンシル |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015208900A (ja) * | 2014-04-25 | 2015-11-24 | 三菱鉛筆株式会社 | シャープペンシル |
CN107443956A (zh) * | 2017-08-30 | 2017-12-08 | 广东智高文化创意股份有限公司 | 一种新型转笔 |
CN107443956B (zh) * | 2017-08-30 | 2023-05-16 | 广东智高文化创意股份有限公司 | 一种转笔 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5996210B2 (ja) | 2016-09-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5881104B2 (ja) | シャープペンシル | |
JP4240417B2 (ja) | シャープペンシル | |
JP5215281B2 (ja) | シャープペンシル | |
JP6422692B2 (ja) | 複数の樹脂成形部材を備えた筆記具または塗布具 | |
JP6249790B2 (ja) | シャープペンシル | |
JP5996210B2 (ja) | シャープペンシル | |
JP2013223931A (ja) | 筆記具 | |
JP5525633B2 (ja) | シャープペンシル | |
JP5933960B2 (ja) | ノック式筆記具 | |
JP6026254B2 (ja) | シャープペンシル | |
JP6491829B2 (ja) | シャープペンシル | |
JP6807719B2 (ja) | シャープペンシル | |
JP2014111324A (ja) | シャープペンシル | |
JP6199121B2 (ja) | シャープペンシル | |
JP6496179B2 (ja) | 筆記具 | |
JP5995592B2 (ja) | シャープペンシル | |
JP5850567B2 (ja) | 筆記具 | |
JP2013107263A (ja) | シャープペンシル | |
JP5993199B2 (ja) | シャープペンシル | |
JP5241464B2 (ja) | シャープペンシル | |
JP6302344B2 (ja) | シャープペンシル | |
JP2016159562A (ja) | シャープペンシル | |
JP2011116029A (ja) | シャープペンシル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141219 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160229 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160229 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160422 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160803 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160824 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5996210 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |