JP2013169530A - 発電プラントの水処理システムおよび水処理方法 - Google Patents

発電プラントの水処理システムおよび水処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】発電プラントに補給する純水を効率良く安価に調達する。
【解決手段】ボイラ5で発生させた蒸気で蒸気タービン6を駆動して発電を行い、蒸気タービン6から排出された蒸気を復水器7で復水させて再びボイラ5に供給する発電システム2と、復水器7に供給する純水を原水から精製する水処理システム3とを備えた発電プラント1において、水処理システム3は、原水を純水に浄化する複数の浄化行程A〜Fを備えた浄化装置28と、発電システム2からの排水の水質を検知する排水水質検知手段17,18と、この排水を、その水質に相当する浄化行程A〜Fに供給する水処理制御装置75と、を具備してなることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、蒸気タービンで発電機を駆動する発電プラントの水処理システムおよび水処理方法に関するものである。
火力発電プラントでは、ボイラで発生させた高温、高圧の蒸気を蒸気タービンに供給して蒸気タービンを高速回転させ、その回転力で発電機を駆動して発電を行っている。蒸気タービンから排出された排気蒸気は復水器に流れ、復水器の内部で海水と熱交換することにより冷却されて復水(凝縮)し、水昇圧ポンプにより昇圧されて補給水としてボイラに供給され、再び蒸気になって蒸気タービンに供給される。
このような蒸気タービンによる発電プラントには、ボイラに供給する補給水となる純水を精製する純水精製設備が付設されている。この純水精製設備では市水、工業用水等を処理して純水を精製している。また、発電プラントにおける使用済みの系統水は、特許文献1,2に開示されているように、排水として処理されていた。なお、ここでいう純水とは導電率を1μS/cm程度以下までに下げた水のことであり、例えばイオン交換水や脱イオン水を含む。
特開2004−108240号公報 特開2008−196719号公報
純水精製設備で原水として用いられる市水や工業用水は、発電プラントにおける使用済みの系統水に比べて不純物濃度が高い。このように不純物濃度が高い原水を購入し、これを純水になるまで精製するにはコストが掛かる。その一方で、使用済みの系統水は、不純物濃度が低いにも拘わらず、排水として処理されていたため、非効率的な運用がなされていた。
また、発電プラントの地理的条件によっては、原水の調達が困難で、遠方からタンクローリー車等で運搬したり、河川水を導入したりして原水を確保する必要がある。河川水は、導入設備さえあれば無償で導入できるが、工業用水等と比べるとはるかに不純物濃度が高いため、複雑な精製設備を必要とし、やはりコストが掛かる。
本発明は、かかる従来技術の問題を解決するためになされたものであり、発電プラントに補給する純水を効率良く安価に調達することのできる発電プラントの水処理システムおよび水処理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る発電プラントの水処理システムおよび水処理方法は、以下の構成を備えている。
即ち、本発明に係る発電プラントの水処理システムの第1の態様は、ボイラで発生させた蒸気で蒸気タービンを駆動して発電を行い、前記蒸気タービンから排出された蒸気を復水器で復水させて再び前記ボイラに供給する発電システムと、前記復水器に供給する純水を原水から精製する水処理システムと、を備えた発電プラントにおいて、前記水処理システムは、前記原水を前記純水に浄化する複数の浄化行程を備えた浄化手段と、前記発電システムからの排水の水質を検知する排水水質検知手段と、前記排水を、その水質に相当する前記浄化行程に供給する水処理制御手段と、を具備してなることを特徴とする。
上記の構成によれば、発電システムからの排水が、その水質を排水水質検知手段により検知され、その水質に相当する浄化行程に供給される。発電システムからの排水は、市水や工業用水に比べて不純物濃度が低く、比較的純度が高いため、この排水を、その水質に相当する浄化行程に供給することにより、浄化手段における初期の浄化行程を省くことができる。したがって、市水や工業用水を精製するよりも低いコストで純水を精製し、発電プラントに補給する純水を効率良く安価に調達することができる。
また、本発明に係る発電プラントの水処理システムの第2の態様は、前記第1の態様において、雨水を回収する雨水回収手段と、前記雨水回収手段により回収された前記雨水の水質を検知する雨水水質検知手段と、をさらに備え、前記水処理制御手段は、前記雨水回収手段により回収された前記雨水を、その水質に相当する前記浄化行程に供給することを特徴とする。
上記の構成によれば、雨水が、その水質を雨水水質検知手段により検知され、その水質に相当する浄化行程に供給される。雨水は、もともと天然の蒸留水であるため、その回収時に塵埃等の異物が混入することを防止できれば、市水や工業用水に対して遜色のない純度を持っている。このため、雨水を、その水質に相当する浄化行程に供給することにより、市水や工業用水を購入することなく純水を製造し、発電プラントに補給する純水を効率良く安価に調達することができる。
また、本発明に係る発電プラントの水処理システムの第3の態様は、前記第1または第2の態様において、前記発電システムからの前記排水または前記雨水を回収するランク分けタンクを備え、前記ランク分けタンクは、水の水質に対応した複数のランク室を備えるとともに、前記水処理制御手段は、前記排水または前記雨水を、その水質に応じて前記複数のランク室にランク分けし、このようにランク分けされた水を、それぞれその水質に相当する前記浄化行程に供給することを特徴とする。
上記の構成によれば、発電システムからの排水、または雨水が、浄化手段に供給される前に、ランク分けタンクにおいて、その水質に応じてランク分けされ、このようにランク分けされた水が、それぞれその水質に相当する浄化手段の浄化行程に供給されるため、無駄な浄化行程を省き、排水または雨水を効率良く浄化することができる。
また、本発明に係る発電プラントの水処理システムの第4の態様は、前記第3の態様において、前記ランク分けタンクは、純度の高い水を貯留する前記ランク室から純度の低い水を貯留する前記ランク室に水が順次オーバーフローしていく構造であることを特徴とする。
上記の構成によれば、ランク分けタンクに水質の良い水が優先的に貯留されていくため、浄化手段における浄化が容易になり、無駄な浄化行程を省いて排水または雨水を効率良く浄化し、純水を安価に調達することができる。
また、本発明に係る発電プラントの水処理方法は、ボイラで発生させた蒸気で蒸気タービンを駆動して発電を行い、前記蒸気タービンから排出された蒸気を復水器で復水させて再び前記ボイラに供給する発電システムと、前記復水器に供給する純水を原水から複数の浄化行程を経て精製する水処理システムと、を備えた発電プラントにおいて、前記発電システムからの排水の水質を検知し、前記排水を、その水質に相当する前記浄化行程に供給することを特徴とする。
上記の水処理方法によれば、市水や工業用水に比べて不純物濃度が低く、比較的純度が高い発電システムからの排水が、水質を検知され、その水質に相当する浄化行程に戻される。これにより、初期の浄化行程を省くことができ、市水や工業用水を精製するよりも低いコストで純水を精製し、発電プラントに補給する純水を効率良く安価に調達することができる。
また、上記の発電プラントの水処理方法において、雨水を回収し、前記雨水の水質を検知し、前記雨水を、その水質に相当する前記浄化行程に供給するようにしてもよい。
このようにすれば、市水や工業用水に対して遜色のない純度を持つ雨水が、水質を検知され、その水質に相当する浄化行程に供給される。これにより、市水や工業用水を購入することなく雨水から純水を製造し、発電プラントに補給する純水を効率良く安価に調達することができる。これにより、特に雨量の多い地域においては、市水や工業用水を購入することなく、雨水のみから発電プラントの補給水を調達することができる。
以上のように、本発明に係る発電プラントの水処理システムおよび水処理方法によれば、発電プラントからの排水を再利用したり、雨水を利用することにより、市水や工業用水の購入量を低減させ、発電プラントの補給水となる純水を効率良く安価に調達することができる。
本発明の第1実施形態に係る発電プラントの概略構成図である。 本発明の第2実施形態に係る発電プラントの概略構成図である。
以下に、本発明の2つの実施形態について、図1、図2を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る発電プラントの概略構成図である。
この発電プラント1は、発電システム2と、水処理システム3とを備えている。
発電システム2は、ボイラ5で発生させた蒸気で蒸気タービン6を駆動して図示しない発電機を回して発電を行い、蒸気タービン6から排出された蒸気を復水器7で復水させて昇圧ポンプ8により昇圧し、再びボイラ5に供給するように構成されている。復水器7とボイラ5との間は給水系統管9により接続され、この給水系統管9に図示しない復水脱塩装置、低圧ヒータ、高圧ヒータ、脱気器、節炭器等の機器類が接続される。ボイラ5と蒸気タービン6の間は蒸気供給管10により接続され、この蒸気供給管10に図示しない過熱器が設けられる。
また、給水系統管9から分岐する系統水排出管12が排水タンク13に繋がっている。系統水排出管12に設けられた仕切弁14が開かれることにより、給水系統管9やボイラ5等を流れる系統水が全て排出され、排水タンク13に貯留されるようになっている。発電システム2の通常稼働時は仕切弁14が閉じられる。なお、ボイラ5の起動時等に排出される温水(熱水)が、ブローダウンタンク16に一旦受け止められて、温度を下げられた後に排水タンク13に放流される。排水タンク13には、発電システム2からの排水の水質を検知する排水水質検知手段として、電気伝導率計17と濁度計18が設けられている。
一方、水処理システム3は、発電システム2に供給する純水を原水から精製するシステムであり、原水が貯留される原水タンク21と、純水が貯留される純水タンク22との間に、例えば沈渣槽23、砂濾過装置24、RO装置25、イオン交換樹脂塔26が配置された構成である。これらの各部材21,22,23,24,25,26は、原水を純水に精製するための複数の浄化行程A〜F(下記参照)を備えた浄化装置28(浄化手段)を構成する。
原水タンク21では、原水を貯留させる原水貯留行程Aが実行される。
沈渣槽23では、原水に含まれる、主に肉眼で見える比較的大きな不純物を沈降させて除去する沈渣浄化行程Bが実行される。
砂濾過装置24では、石英質の珪砂等を濾過媒体にして水中の不純物を濾過する砂濾過浄化行程Cが実行される。
RO装置25では、水を通し、イオンや塩類等の水以外の不純物は透過しない性質を持つ逆浸透膜(Reverse Osmosis Membrane)を用いて水を浄化するRO浄化行程Dが実行される。
イオン交換樹脂塔26は、言わば軟水器であり、ここでは、ボイラの内部に炭酸カルシウム等を主成分とする堆積物が生じて熱効率を低下させることがないように、食塩水で再生したイオン交換樹脂に水を通すことにより、カルシウムイオンやマグネシウムイオン等の硬度成分を食塩に交換させ、堆積物を生成しない軟水にするイオン交換浄化行程Eが実行される。
純水タンク22では、純水(導電率を1μS/cm程度以下までに下げた水。イオン交換水や脱イオン水を含む。)を貯留させる純水貯留行程Fが実行される。
これらの各浄化行程A〜Fにおける水質(純度)は、A→B→C→D→E→Fの順に高くなっていく。
原水タンク21には原水を流し込む原水取入管31と仕切弁32が設けられている。また、原水タンク21と各浄化手段23,24,25,26と純水タンク22との間が連結管34,35,36,37,38により順に連結されている。市水や工業用水を原水として取り入れる場合は、仕切弁32を開いて原水取入管31から原水タンクに水を取り入れる。
排水タンク13からは排水分配管40が延出し、この排水分配管40に排水送給ポンプ41と仕切弁42が設けられている。排水分配管40は6本の分岐管40a,40b,40c,40d,40e,40fに分岐し、これらの分岐管40a〜40fが、それぞれ原水取入管31と連結管34〜38に接続されている。なお、各分岐管40a〜40fには仕切弁44,45,46,47,48,49が設けられている。例えば、仕切弁41と49を開き、仕切弁44〜48を閉じて、排水送給ポンプ41を起動することにより、排水タンク13内の排水を原水タンク21に供給することができる。
純水タンク22からは純水供給管51が延出して復水器7に繋がっている。この純水供給管51には純水補給ポンプ52と仕切弁53が設けられている。
また、水処理システム3には、雨水を回収する雨水回収手段55と、回収した雨水を貯留する雨水タンク56が設けられている。雨水回収手段55としては、例えば発電プラント1の建屋の屋根に降り注ぐ雨水を集めることが考えられる。集められた雨水は雨水供給管57を経て雨水タンク56に貯留される。雨水タンク56には、貯留された雨水の水質を検知する雨水水質検知手段として、電気伝導率計59と濁度計60が設けられている。なお、雨水供給管57から雨水放出管61が分岐し、ここに仕切弁62が設けられている。雨水タンク56が満水になった場合は仕切弁62を開き、雨水回収手段55から流れてくる雨水を放流する。
雨水タンク56からは雨水分配管64が延出し、この雨水分配管64に雨水送給ポンプ65と仕切弁66が設けられている。雨水分配管64は6本の分岐管64a,64b,64c,64d,64e,64fに分岐し、これらの分岐管64a〜64fが、それぞれ原水取入管31と連結管34〜38に接続されている。なお、各分岐管64a〜64fには仕切弁68,69,70,71,72,73が設けられている。例えば、仕切弁66と73を開き、仕切弁68〜72を閉じて、雨水送給ポンプ65を起動することにより、雨水タンク56内の雨水を原水タンク21に供給することができる。
また、この発電プラントには水処理制御装置75(水処理制御手段)が設けられている。この水処理制御装置75は、排水タンク13に貯留された排水(発電システムで使用された系統水)と、雨水タンク56に貯留された雨水を、それぞれその水質に相当する浄化行程A〜Fに供給するものである。即ち、水処理制御装置75には発電プラント1の各所に設けられた仕切弁14,32,42,44〜49,53,61,66,68〜73が接続されており、これらの仕切弁が全て水処理制御装置75によって開閉制御されるようになっている。また、排水タンク13に設けられた電気伝導率計17および濁度計18と、雨水タンク56に設けられた電気伝導率計59および濁度計60も水処理制御装置75に接続されている。
発電プラント1は以上のように構成されている。この発電プラント1の水処理システム3おいて、原水タンク21に貯留された原水は、沈渣槽23→砂濾過装置24→RO装置25→イオン交換樹脂塔26の順に流れることにより、その水質が向上して行き、最終的に純水になって純水タンク22に貯留される。この純水は、水処理制御装置75によって仕切弁53が開かれるとともに純水補給ポンプ52が起動されることによって復水器7に補給される。
排水タンク13に貯留された排水の水質は、電気伝導率計17および濁度計18によって検知され、そのデータが水処理制御装置75に送られる。また、雨水タンク56に貯留された雨水の水質は、電気伝導率計59および濁度計60によって検知され、そのデータが水処理制御装置75に送られる。そして、水処理制御装置75は、排水タンク13の排水と、雨水タンク56の雨水を、それぞれの水質に相当する浄化行程A〜Fのいずれかに供給する。この場合、水質はプラントにより異なってもよく、特に限定するものではない。
排水タンク13内に貯留された排水の水質レベルが、例えばイオン交換樹脂塔26で実行されるイオン交換浄化行程Eにおける水質に相当する場合には、仕切弁42と45が開かれ、仕切弁44,46,47,48,49が閉じられて、排水送給ポンプ41が起動される。これにより、排水タンク13の排水が排水分配管40と分岐管40bと連結管37を経てイオン交換樹脂塔26に供給され、ここでイオン交換浄化行程Eによる浄化を受けた後、連結管38を経て純水タンク22に貯留される。このため、浄化行程A〜Dを省くことができる。
また、雨水タン56ク内に貯留された雨水の水質レベルが、例えばRO装置25で実行されるRO浄化行程Dにおける水質に相当する場合には、仕切弁66と70が開かれ、仕切弁68,69,71,72,73が閉じられて、雨水送給ポンプ65が起動される。これにより、雨水タンク56の雨水が雨水分配管64と分岐管64cと連結管36を経てRO装置25に供給され、ここでRO浄化行程Dによる浄化を受けた後、連結管37を経てイオン交換樹脂塔26に供給され、ここで更にイオン交換浄化行程Eによる浄化を受けた後、連結管38を経て純水タンク22に貯留される。このため、浄化行程A〜Cを省くことができる。
この発電プラントでは、上記のように、発電システム2からの排水(系統水)の水質を検知し、この排水を、水処理システム3の浄化行程A〜Fのうちの、水質が同程度である浄化行程に供給し、ここで浄化させてから純水タンク22に貯留し、これを復水器7に補給するようにしている。
発電システム2からの排水は、一旦純水に精製された水が閉ループ回路状の給水系統管9を流れただけであり、市水や工業用水に比べて不純物濃度が低く、比較的純度が高いため、例えば原水貯留行程A、沈渣浄化行程B、砂濾過浄化行程Cといった初期の浄化行程はもちろん、場合によってはRO浄化行程Dも省くことができる。したがって、市水や工業用水を精製するよりも低いコストで純水を精製し、発電プラント1に補給する純水を効率良く安価に調達することができる。
また、この発電プラントでは、上記のように、雨水回収手段55により回収した雨水の水質を検知し、この雨水を、水処理システム3の浄化行程A〜Fのうちの、水質が同程度である浄化行程に供給し、ここで浄化させてから純水タンク22に貯留し、これを復水器7に補給するようにしている。
雨水は、もともと天然の蒸留水であるため、その回収時に塵埃等の異物が混入することを防止できれば、市水や工業用水に対して遜色のない純度を持っている。このため、原水貯留行程A、沈渣浄化行程B、砂濾過浄化行程Cといった初期の浄化行程を省くことができ、市水や工業用水を購入してこれを精製するよりも低いコストで純水を精製し、発電プラント1に補給する純水を効率良く安価に調達することができる。特に、雨量の多い地域においては、市水や工業用水を購入することなく、雨水のみから発電プラント1の補給水を調達することができる。
[第2実施形態]
図2は、本発明の第2実施形態に係る発電プラントの概略構成図である。
この発電プラント81において、図1に示す第1実施形態の発電プラント1と異なる主な点は、排水タンク13の代わりに排水中継タンク83が設けられ、この排水中継タンク83から延びる排水仕分け管84が排水中継ポンプ85を介してランク分けタンク86に繋がっていることと、第1実施形態で排水タンク13から延出していた排水分配管40が、この第2実施形態ではランク分けタンク86から延出していること(接続先は同じ)と、雨水タンク56から延びる雨水仕分け管88が仕切弁89を介してランク分けタンク86に通じていることである。その他の部分の構成は、第1実施形態の発電プラント1と同様であるため、各部に同一符号を伏して説明を省略する。第1実施形態において排水タンク13に付設されていた排水水質検知手段としての電気伝導率計17と濁度計18は、この第2実施形態では排水中継タンク83に設けられている。
ランク分けタンク86は、発電システム2からの排水、または雨水タンク56からの雨水を回収し、その水質に応じてランク分けするタンクである。ランク分けタンク86は、水の水質に対応して、例えば6つのランク室86a〜86fを備えている。ここに貯留される水の水質(純度)は、ランク86aからランク86fに向かって順次高くなっていく。そして、純度の高い水を貯留するランク室86fから純度の低い水を貯留するランク室86aに向って水が順次オーバーフローしていく構造である。ランク室86aからオーバーフローした水は排水として処理される。
排水仕分け管84の下流側端部は、6本の管に分岐し、各々の管が仕切弁91〜96を介してランク分けタンク86の各ランク室86a〜86fの水面上に開放されている。また、各ランク室86a〜86fの底面からそれぞれ延びる管が、6つの仕切弁101〜106を介して排水分配管40に繋がっている。仕切弁91〜96および仕切弁101〜106と、雨水仕分け管88に設けられた仕切弁89は、それぞれ水処理制御装置75に接続されており、水処理制御装置75によって開閉制御されるようになっている。
以上のように構成された発電プラント81において、発電システム2からの排水(系統水)は、排水中継タンク83に一旦貯留され、ここで電気伝導率計17と濁度計18によって水質を検知される。この水質データは水処理制御装置75に入力される。水処理制御装置75は、この水質データに応じて、排水をランク分けタンク86の複数のランク室86a〜86fにランク分けする。この場合、排水をランク分けする水質データの数値はプラントにより異なってもよく、特に限定するものではない。例えば、排水の水質が純水と比べて遜色無いほど綺麗であれば、水処理制御装置75は仕切弁96を開き、仕切弁91〜95を閉じて、排水中継タンク83の排水を最も純度の高いランク室86fに流入させる。
このようにランク分けされた水は、最も純度の高いランク室86fのものから優先的に浄化装置28に供給される。例えばランク室86f内の排水の供給先は純水タンク22となるが、この時には仕切弁106,42,44が開かれ、仕切弁101〜105,45〜49が閉じられて、排水送給ポンプ41が起動し、ランク室86fの排水が排水分配管40、分岐管40a、連結管38を経て純水タンク22に供給される。また、ランク室86f内の排水の供給先は水質データのランクによりプラントに応じて設定可能であり、例えば、純水タンク22よりも一段純度の低いイオン交換樹脂塔26に供給してもよい。
ランク室86f内の水が無くなった場合は、ランク室86e内の水が、純水タンク22よりも一段純度の低いイオン交換樹脂塔26に供給される。この時には仕切弁105,42,45が開かれ、仕切弁101〜104,106,44,46〜49が閉じられて、排水送給ポンプ41が起動し、ランク室86eの排水が排水分配管40、分岐管40b、連結管37を経てイオン交換樹脂塔26に供給される。また、ランク室86e内の排水の供給先は水質データのランクによりプラントに応じて設定可能であり、例えば、イオン交換樹脂塔26よりも一段純度の低いRO装置25に供給してもよい。
同様にランク室86e内の水が無くなった場合は、ランク室86d内の排水が、ランク室86d内の水が無くなった場合は、ランク室86c内の排水が、ランク室86c内の水が無くなった場合は、ランク室86b内の排水が、ランク室86b内の水が無くなった場合は、ランク室86a内の排水が、プラントに応じて設定された排水の供給先に供給される。
ランク分けタンク86に排水が少なくなった場合は、仕切弁89が開かれて、雨水タンク56に貯留されている雨水が雨水仕分け管88を経てランク分けタンク86に供給される。雨水タンク56内の雨水は、電気伝導率計59と濁度計60によって水質を検知され、その水質データが水処理制御装置75に入力される。水処理制御装置75は、この水質データに応じて、雨水をランク分けタンク86の適当なランク室86a〜86fに流入させる。例えば、雨水仕分け管88の開放端部を可動式にして、各ランク室86a〜86fの上を移動させ、所定のランク室の上で停止させて、雨水を放流するようにしてもよい。
このように、発電システム2からの排水、または雨水タンク56からの雨水を、一旦ランク分けタンク86に貯留して水質をランク分けし、このようにランク分けされた水を、それぞれその水質に相当する浄化行程A〜Fに供給するようにしたことにより、浄化行程A〜Fにおける無駄を省くとともに、浄化装置28における負担を軽減し、排水または雨水を効率良く浄化して純水を精製することができる。
また、ランク分けタンク86は、純度の高い水を貯留するランク室86fから、純度の低い水を貯留するランク室86aに水が順次オーバーフローしていく構造であるため、ランク分けタンク86には水質の良い水が優先的に貯留されていく。このため、浄化装置28における浄化が容易になり、無駄な浄化行程を省いて純水の精製をより効率的に行うことができる。
以上のように、上記各実施形態における水処理システム3および水処理方法によれば、市水や工業用水を購入する必要を少なくし、発電システム2からの排水と、雨水とを有効に利用して純水を精製し、発電システム2の復水器7に補給する純水を効率良く安価に調達することができる。
なお、本発明は上記実施形態の構成のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更や改良を加えることができ、このように変更や改良を加えた実施形態も本発明の権利範囲に含まれるものとする。
例えば、浄化装置28の構成等は、必ずしも上記実施形態のものでなくてもよい。要するに、複数の浄化行程を備えた浄化手段を有し、その適宜な浄化行程に、排水および雨水を供給して浄化させ、原水から浄化するよりも少ない浄化行程で純水を精製することができればよい。
1,81 発電プラント
2 発電システム
3 水処理システム
5 ボイラ
6 蒸気タービン
7 復水器
13 排水タンク
17 電気伝導率計(排水水質検知手段)
18 濁度計(排水水質検知手段)
28 浄化装置(浄化手段)
55 雨水回収手段
56 雨水タンク
59 電気伝導率計(雨水水質検知手段)
60 濁度計(雨水水質検知手段)
75 水処理制御装置(水処理制御手段)
83 排水中継タンク
86 ランク分けタンク
86a〜86f ランク室
A 原水貯留行程(浄化行程)
B 沈渣浄化行程(浄化行程)
C 砂濾過浄化行程(浄化行程)
D RO浄化行程(浄化行程)
E イオン交換浄化行程(浄化行程)
F 純水貯留行程(浄化行程)

Claims (6)

  1. ボイラで発生させた蒸気で蒸気タービンを駆動して発電を行い、前記蒸気タービンから排出された蒸気を復水器で復水させて再び前記ボイラに供給する発電システムと、
    前記復水器に供給する純水を原水から精製する水処理システムと、
    を備えた発電プラントにおいて、
    前記水処理システムは、
    前記原水を前記純水に浄化する複数の浄化行程を備えた浄化手段と、
    前記発電システムからの排水の水質を検知する排水水質検知手段と、
    前記排水を、その水質に相当する前記浄化行程に供給する水処理制御手段と、
    を具備してなることを特徴とする発電プラントの水処理システム。
  2. 雨水を回収する雨水回収手段と、
    前記雨水回収手段により回収された前記雨水の水質を検知する雨水水質検知手段と、
    をさらに備え、
    前記水処理制御手段は、前記雨水回収手段により回収された前記雨水を、その水質に相当する前記浄化行程に供給することを特徴とする請求項1に記載の発電プラントの水処理システム。
  3. 前記発電システムからの前記排水または前記雨水を回収するランク分けタンクを備え、
    前記ランク分けタンクは、水の水質に対応した複数のランク室を備えるとともに、
    前記水処理制御手段は、前記排水または前記雨水を、その水質に応じて前記複数のランク室にランク分けし、このようにランク分けされた水を、それぞれその水質に相当する前記浄化行程に供給することを特徴とする請求項1または2に記載の発電プラントの水処理システム。
  4. 前記ランク分けタンクは、純度の高い水を貯留する前記ランク室から純度の低い水を貯留する前記ランク室に水が順次オーバーフローしていく構造であることを特徴とする請求項3に記載の発電プラントの水処理システム。
  5. ボイラで発生させた蒸気で蒸気タービンを駆動して発電を行い、前記蒸気タービンから排出された蒸気を復水器で復水させて再び前記ボイラに供給する発電システムと、
    前記復水器に供給する純水を原水から複数の浄化行程を経て精製する水処理システムと、
    を備えた発電プラントにおいて、
    前記発電システムからの排水の水質を検知し、
    前記排水を、その水質に相当する前記浄化行程に供給することを特徴とする発電プラントの水処理方法。
  6. 雨水を回収し、
    前記雨水の水質を検知し、
    前記雨水を、その水質に相当する前記浄化行程に供給することを特徴とする請求項5に記載の発電プラントの水処理方法。
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