JP2013158873A - 検索ウィンドウを自動的に調整する機能を備えた画像処理装置 - Google Patents

検索ウィンドウを自動的に調整する機能を備えた画像処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】対象物がコンテナ内にバラ積みされている場合、コンテナが検索ウィンドウからずれて検索ウィンドウ内に対象物が見当たらなくなる等の問題が発生する。
【解決手段】本発明の画像処理装置は、収容手段基準位置姿勢を設定する手段と、対象物基準高さを設定する手段と、基準検索ウィンドウを設定する手段と、他の収容手段の位置姿勢を収容手段位置姿勢として取得する手段と、他の対象物の高さを対象物高さとして推定する手段と、収容手段基準位置姿勢と対象物基準高さと収容手段位置姿勢と対象物高さとから検索ウィンドウの調整量を計算する手段と、基準検索ウィンドウと検索ウィンドウの調整量とに基づいて検索ウィンドウを計算する手段と、計算した検索ウィンドウを用いて対象物を検出する手段と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンテナ内にバラ積みされているワークをカメラで撮像し画像処理装置で検出するアプリケーション及びロボット先端に搭載されたハンドカメラでワークを撮像して画像処理装置で検出するアプリケーションに関し、特に、画像処理装置でワークを検出する際に用いる検索ウィンドウを適切に調整することでワークの誤検出や未検出を防ぎワーク検出に掛かる処理時間を短縮することを目的にした画像処理装置に関する。
検出する対象物であるワークが収容手段であるコンテナ内に位置決めされておらず、乱雑に置かれている状態から、そのワークの取出しを行う、いわゆる「バラ積み取出し」のアプリケーションでは、取り出すべきワークの位置情報を取得するために、広範囲を撮像するカメラでワークの検出を行う。このとき、ワークの検出に用いる検索ウィンドウをワークが収容されたコンテナの内側に固定して設定する。しかし、コンテナの入替え作業などでコンテナの位置が移動してしまったり、ワークの数の増減で検出可能なワークの高さが変わったりすると、検索ウィンドウの位置やサイズが不適切になる。すると、検索ウィンドウ内にワークが見つからなくなったり、検索ウィンドウ内に異物が写り込んで誤検出を招いたり、検索ウィンドウが大き過ぎて検出時間が余計にかかったりする、等の問題が発生する。
また、「バラ積み取出し」のアプリケーションでは、広範囲を撮像する固定カメラでワークの大まかな位置を取得したあと、ロボットに搭載したハンドカメラで正確なワーク位置情報を取得して、ワークを取り出すことがある。このとき、ロボットは、固定カメラで撮像した画像から得られた大まかなワーク位置に基づいて、ハンドカメラでワークを撮像する位置を計算し、計算で求めた位置へ移動しようとする。しかし、ロボットがハンドカメラでワークを撮像する位置へ移動すると、ロボットに搭載されたハンドカメラやハンドと、ワークが収容されているコンテナを含むシステム周辺機器とが干渉するため、干渉を避けた位置でワークを撮像することがある。すると、設定とは異なるロボット位置姿勢でハンドカメラでのワークの撮像を行うため、検索ウィンドウ内にワークが見つからなくなったり、検索ウィンドウ内に異物が写り込んで誤検出を招いたり、検索ウィンドウが大き過ぎて検出時間が余計にかかったりする、等の問題が発生する。
そこで、画像中からワークの特徴を検出するウィンドウを複数個教示しておき、外部装置からの入力で、どのウィンドウを使うかを決める方式が知られている(例えば、特許文献1)。また、基板上に実装された部品のエッジを検出する方法において、第1のエッジ検出段階と第2のエッジ検出段階により部品のエッジを検出する際に、第2のエッジ検出段階において第1のエッジ検出段階で検出されたエッジ位置を使って、第2のエッジ検出段階で使用するサーチウィンドウの位置やサイズを調整する特徴を持つ部品のエッジ検出方法及び装置が知られている(例えば、特許文献2)。
特開平1−147676号公報 特開2006−49347号公報
特許文献1で示されている検索ウィンドウの制御方式では、コンテナやロボットの移動量が予め決まっているのであれば、それに対応した検索ウィンドウを設定しておけばよいので有効である。しかし、この移動量が予め決まっていない場合に、あらゆる状況に対応するためには設定すべき検索ウィンドウの数が膨大になり、現実的ではない。また、特許文献2で示されている部品エッジ検出方法及び装置では、同一部品中の第1エッジの検出位置を基に第2エッジの検出に使用する検索ウィンドウの位置やサイズを調整している。しかし、コンテナ内にバラ積みされた多数のワークを検出対象とする場合を考えると、ワーク1つ1つに対して検索ウィンドウが必要となる訳ではなく、コンテナの移動量に応じてコンテナ内部の必要充分な領域を覆う1つの検索ウィンドウが必要なのであって、特許文献2の方法では、このような所望の検索ウィンドウを作ることができない。またコンテナ内の積載物の高さに応じて検索ウィンドウのサイズを適切に変更することを可能にするものではない。また、ハンドカメラが干渉を回避するために教示位置からずれた場合を考えると、このずれ量を反映した検索ウィンドウが必要となるが、特許文献2の方法では、このような検索ウィンドウを作ることができない。
本発明の一実施例に係る画像処理装置は、カメラにより画像を撮像し、収容手段に収容されている対象物を画像から検出するための範囲としての検索ウィンドウを画像中に設定して対象物を検出する画像処理装置であって、収容手段の基準となる位置姿勢を設定するための収容手段基準位置姿勢を設定する手段と、対象物の基準となる高さを設定するための対象物基準高さを設定する手段と、収容手段が収容手段基準位置姿勢にあり対象物が対象物基準高さにあるときに対象物が検出できるように設定した検索ウィンドウを基準検索ウィンドウとして設定する手段と、対象物を撮像した際の収容手段の位置姿勢を収容手段位置姿勢として取得する手段と、対象物を撮像した際の対象物の高さを対象物高さとして推定する手段と、収容手段基準位置姿勢と対象物基準高さと収容手段位置姿勢と対象物高さとから検索ウィンドウの調整量を計算する手段と、基準検索ウィンドウと検索ウィンドウの調整量とから検索ウィンドウを計算する手段と、計算した検索ウィンドウを用いて画像から対象物を検出する手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の一実施例に係る画像処理装置において、対象物基準高さは検出した対象物のサイズに基づいて計算することが好ましい。
本発明の他の実施例に係る画像処理装置は、カメラにより画像を撮像し、対象物を画像から検出するための範囲としての検索ウィンドウを画像中に設定して対象物を検出する画像処理装置であって、ロボットの基準となる位置姿勢を設定するための基準ロボット位置姿勢を設定する手段と、ロボットが基準ロボット位置姿勢にあるときに対象物が検出できるように設定した検索ウィンドウを基準検索ウィンドウとして設定する手段と、対象物を撮像した際のロボットの位置姿勢をロボット位置姿勢として取得する手段と、基準ロボット位置姿勢とロボット位置姿勢とから検索ウィンドウの調整量を計算する手段と、基準検索ウィンドウと検索ウィンドウの調整量とから検索ウィンドウを計算する手段と、計算した検索ウィンドウを用いて画像から対象物を検出する手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の他の実施例に係る画像処理装置において、ロボットが対象物を収容する収容手段及びシステム周辺機器と干渉する場合には、ロボット位置姿勢をロボットと収容手段及びシステム周辺機器とが干渉しない位置姿勢に設定することが好ましい。
本発明によれば、収容手段の移動量または対象物の高さに合わせて調整された検索ウィンドウを用いて対象物を検出することができるので、検索ウィンドウ内に対象物が見つからなくなったり、検索ウィンドウ内に異物が含まれるようになって誤検出を招いたり、検索ウィンドウが大き過ぎて検出時間が余計にかかったりする問題が発生しなくなる。
本発明の実施例1に係るコンテナ位置姿勢及びワーク高さの変化量を使って検索ウィンドウを自動調整する機能を備えた画像処理装置の概略構成を示す図である。 本発明の実施例1に係る画像処理装置において、基準検索ウィンドウを設定する手順を示すフローチャートである。 コンテナを縁上部からカメラで撮影した場合に得られる画像を示す図である。 ワーク高さを計算する方法を説明する図である。 本発明の実施例1に係る画像処理装置において、基準検索ウィンドウの設定方法を示す図である。 本発明の実施例1に係るコンテナ位置姿勢及びワーク高さの変化量を使って検索ウィンドウを自動調整してワークを検出する処理の好適例を示すフローチャートである。 本発明の実施例1に係る画像処理装置において、検索ウィンドウの設定方法を示す図である。 本発明の実施例1に係るコンテナ位置姿勢及びワーク高さの変化量を使って自動調整された検索ウィンドウの一例を示す図である。 ワークの最上部がコンテナの底面近傍に存在する場合に設定された検索ウィンドウを示す図である。 ワークの最上部がコンテナの縁上面近傍に存在する場合に得られる画像を示す図である。 ワークの最上部がコンテナの縁上面近傍に存在する場合に設定された検索ウィンドウを示す図である。 本発明の実施例2に係るロボット位置姿勢及びワーク概略位置姿勢の変化量を使って検索ウィンドウを自動調整する機能を備えた画像処理装置の概略構成を示す図である。 本発明の実施例2に係るロボット位置姿勢及びワーク概略位置姿勢の変化量を使って検索ウィンドウを自動調整してワークを検出する処理の好適例を示すフローチャートである。 本発明の実施例2に係るロボット位置姿勢及びワーク概略位置姿勢の変化量を使って検索ウィンドウを自動調整してワークを検出する処理の好適例を示すフローチャートである。 本発明の実施例2に係るロボット位置姿勢及びワーク概略位置姿勢の変化量を使って自動調整された検索ウィンドウの一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明について説明する。ただし、本発明の技術的範囲はそれらの実施の形態には限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
まず、本発明の実施例1に係る画像処理装置について説明する。図1は、実施例1に係る画像処理装置1の全体構成を示す図である。収容手段であるコンテナ3には検出の対象物であるワーク4が収容されている。コンテナ3の上方に固定設置され、固定の位置姿勢から撮像する固定カメラ2は、画像処理装置1内のカメラ制御部1kに接続され、固定カメラ2の視野内に設置されたコンテナ3に収容されているワーク4を撮像する。画像処理装置1は、後述するように、撮像で得られた画像の中にワーク4を検出する範囲として検索ウィンドウを設定し、画像の検索ウィンドウ内にあるワーク4を検出する。画像処理装置1は、コンテナの位置姿勢をコンテナ位置姿勢として取得するコンテナ位置姿勢取得部1cと、ワークの高さをワーク高さとして計算するワーク高さ計算部1eと、コンテナ3の基準となる位置姿勢を設定するためのコンテナ基準位置姿勢を設定するコンテナ基準位置姿勢設定部1dと、ワーク4の基準となる高さを設定するためのワーク基準高さを設定するワーク基準高さ設定部1fと、コンテナ3が基準位置姿勢にありワーク4がワーク基準高さにあるときにコンテナ3に収容されたワーク4が検出可能な検索ウィンドウを基準検索ウィンドウとして設定する基準検索ウィンドウ設定部1aと、画像上の見え方変換(詳細後述)を求める見え方変換計算部1gと、基準となる画像上の見え方変換を画像上の基準見え方変換として記憶する基準見え方変換記憶部1hと、コンテナ基準位置姿勢とワーク基準高さとコンテナ位置姿勢とワーク高さとから検索ウィンドウの調整量を計算し、基準検索ウィンドウと検索ウィンドウの調整量とから検索ウィンドウを計算する検索ウィンドウ計算部1iと、を有する。基準検索ウィンドウ、コンテナ基準位置姿勢及びワーク基準高さの記憶は、予め、基準データ教示時に行なわれる。検索ウィンドウの計算は、基準データ教示時に記憶しておいたコンテナ基準位置姿勢及びワーク基準高さと、ワーク検出実行時に得られたコンテナ位置姿勢及びワーク高さとを用いて、基準検索ウィンドウを調整する形で行なわれる。
図2および図6は、図1の画像処理装置1による処理の流れを示すフローチャートである。
まず、基準データ教示時の処理ステップSAt1〜9の流れについて図2のフローチャートに沿って説明する。ステップSAt1においてコンテナ位置姿勢を取得する。図3は、コンテナを縁上部からカメラで撮影した場合に得られる画像を示す図である。図3に示すように、コンテナ位置姿勢の取得方法としては、固定カメラ2で撮像した画像中からパターンマッチングなどの方法を用いてコンテナ3の縁上面を構成する4辺cu1〜cu4の位置姿勢を検出して、固定カメラ2のキャリブレーションデータを用いて実空間上のコンテナ位置姿勢を計算する方法を用いる。なお、コンテナ3の下面を構成する4辺cd1〜cd4は画面250上では、縁上面の4辺cu1〜cu4の内側に表示される。画像上でのコンテナ3の縁上面の位置姿勢から実空間でのコンテナ位置姿勢を求めるには、コンテナ3の縁上面の高さZcが必要であり、高さZcは予め測っておくものとする。画像中からコンテナ3をパターンマッチングによって検出する方法及び、画像中で検出したコンテナ位置姿勢から実空間上でのコンテナ位置姿勢へ変換する方法については、既知の技術であり、本発明の主要な点ではないので詳細な説明は省略する。検出したコンテナ位置姿勢Cは、コンテナ3の位置姿勢の情報を含んだ次の式(同次変換行列による表現)で表すことができる。
Figure 2013158873
.x、C.yはコンテナ3の位置、C.r11〜C.r22はコンテナ3の姿勢を表す。次のステップSAt2で、この取得したコンテナ位置姿勢Cをコンテナ基準位置姿勢として記憶する。
次にステップSAt3で、コンテナ3にワーク4を置いて、ワーク4を固定カメラ2で撮像して得られた画像からワーク4のサイズである基準ワークサイズを取得する。ワーク4のサイズを取得するには、ワーク4をパターンマッチングによって検出して、ワーク4の教示パターンの画像上での大きさを100としたときの検出したワーク4の画像上での大きさとして取得する。なお、基準ワークサイズは予め入力しておいてもよい。
次にステップSAt4で、ステップSAt3で取得した基準ワークサイズを基にして、ワーク4の高さであるワーク基準高さを計算する。ワーク基準高さの計算方法を、図4を参照して説明する。図4は、ワーク高さを計算する方法を説明する図であり、固定カメラ2とワーク4との間の位置関係をx軸方向から見たものである。座標の基準となる座標系としては、鉛直上向きのZ軸を持つものを想定する。ワーク高さを計算するには、2箇所での基準データを必要とする。ここでは、基準データとして、ワーク4がZ1の高さにあるときに固定カメラ2で撮像した画像に写るワークのサイズをSZ1とし、Z2の高さにあるときに画像に写るサイズをSZ2とする。このとき、画像に写るサイズはワーク4と固定カメラ2との間の距離に反比例するため、次の式が成り立つ。
Figure 2013158873
ここで、Z0は、固定カメラ2の高さであり、以下の式で計算できる。
Figure 2013158873
これに対して、コンテナ3に置いたワーク4のサイズがSZrと検出されたとすると、そのときのワーク高さZrは次の式で計算できる。
Figure 2013158873
次のステップSAt5で、ステップSAt4で計算したワーク高さZrをワーク基準高さZAとして記憶する。
ここで、コンテナの縁上面の高さに存在しているワークが、そのまま鉛直下方(Z軸の負の方向)に所定の高さまで下降すると仮定したときに、画像上での見かけの位置と姿勢がどのように変化するかを表現する変換を「画像上の見え方変換」と呼ぶことにする。特に、下降先をワーク基準高さとした場合のそれを「画像上の基準見え方変換」と呼ぶことにする。
次にステップSAt6で、画像上の基準見え方変換を計算する。画像上の基準見え方変換の計算方法を、図5を参照して説明する。図5は、基準検索ウィンドウの設定方法を示す図である。図5において、固定カメラ2でワーク4を撮像した画像250内にコンテナ3が表示されている。まず、次の式で表される画像250上の任意の3点Vi(i=1,2,3)を取得する。vtは画像上の垂直方向の画像位置、hzは画像上の水平方向の位置を表している。
Figure 2013158873
次に、Vi(i=1,2,3)を、固定カメラ2のキャリブレーションデータを用いて、実空間において平面高さが高さZcである平面上の点WAi(i=1,2,3)に変換する。
Figure 2013158873
次に、点WAi(i=1,2,3)のZ座標値にワーク基準高さZAを設定した点WAi’(i=1,2,3)を作成する。
Figure 2013158873
次に、点WAi’(i=1,2,3)を、固定カメラ2のキャリブレーションデータを用いて、画像上の点VAi’(i=1,2,3)に変換する。
Figure 2013158873
次に、点Vi(i=1,2,3)が点VAi’(i=1,2,3)となるような同次変換行列TArを求める。
Figure 2013158873
上式は、次のように表現することができる。
Figure 2013158873
次の式でTAr.a〜TAr.fを計算することができる。なお以下では演算子 × は行列同士の乗算を表すものとする。
Figure 2013158873
求めた変換行列TArを画像上の基準見え方変換行列TArとして次のステップSAt7で記憶する。以上のようにして、基準見え方変換行列TArは、ワーク基準高さZAを用いて求められる。
次のステップSAt8で、基準検索ウィンドウSAを基準検索ウィンドウ設定部1aにて設定し、続くステップSAt9において、基準検索ウィンドウ記憶部1bで記憶する。ここで設定する基準検索ウィンドウSAとしては、図5に示すようにワーク基準高さZAに存在するワーク4を検出するのに適した検索ウィンドウを設定することが望ましい。コンテナ3がコンテナ基準位置姿勢Cにありワーク4がワーク基準高さZAにあるときにワーク4が検出できるように設定した検索ウィンドウを基準検索ウィンドウSAとして設定する。基準検索ウィンドウSAは、以下の4点AA〜ADを頂点とする矩形として表すことができるものである。
Figure 2013158873
APoは画像の原点から検索ウィンドウのコーナーへのベクトル、APxは該コーナーから矩形の長辺に沿った方向ベクトル、APyは矩形の短辺に沿った方向ベクトルを表す。
次に、ワーク検出時の処理の流れ(ステップSAe1〜9)について図6のフローチャートに沿って図7を参照しながら説明する。
まず、ステップSAe1で、基準検索ウィンドウを用いてワークを検出し、ワークサイズの初期値を取得する。式(1)を変形させて、ワークサイズの初期値SZiniを次式で計算する。このとき、ワークサイズSZiniとワーク高さZiniとの関係は次式で表される。
Figure 2013158873
次にステップSAe2で、コンテナ位置姿勢Caを取得する。コンテナ位置姿勢の取得方法としては、ステップSAt1(図2参照)と同じ方法を用いる。検出したコンテナ位置姿勢Caは次の式で表すものとする。
Figure 2013158873
a.x、Ca.yはコンテナ3の位置を表し、Ca.r11〜Ca.r22はコンテナ3の姿勢を表す。
次にステップSAe3で、ワーク高さZAaを計算する。ワーク高さZAaは、ステップSAt4(図2参照)と同じ方法で計算する。ワーク高さZAaの計算に使用するワークサイズは、初めてワークの検出を行う場合はステップSAe1で取得したワークサイズの初期値を使用し、それ以降は、ステップSAe9で取得した前回のワーク4の検出を行ったときのワークサイズを使用する。
次のステップSAe4で、画像上の実行時見え方変換行列TAaを計算する。具体的な計算方法は、以下の通りである。
まず、ステップSAt6で使用した画像上の3点Vi(i=1,2,3)を、固定カメラ2のキャリブレーションデータを用いて、実空間において平面高さが高さZcである平面上の3点WAi(i=1,2,3)に再度変換する。
Figure 2013158873
次に、点WAi(i=1,2,3)にコンテナ3の移動量Coを乗じた点WAi’’(i=1,2,3)を計算する。ここで、コンテナ3の移動量Coは、コンテナ位置姿勢Caと、コンテナ基準位置姿勢Cとを用いて以下の式で求められる。
Figure 2013158873
次に、点WAi’’(i=1,2,3)のZ座標値にワーク高さZAaを設定した点WAi’’’(i=1,2,3)を作成する。
Figure 2013158873
次に、点WAi’’’(i=1,2,3)を、固定カメラ2のキャリブレーションデータを用いて、画像上の点VAi’’’(i=1,2,3)に変換する。
Figure 2013158873
次に、点Vi(i=1,2,3)がVAi’’’(i=1,2,3)となるような同次変換行列TAaを求める。ステップSAt6(図2参照)と同じ方法で計算する。ここで、求めた同次変換行列TAaを実行時見え方変換行列TAaとする。
Figure 2013158873
以上のようにして、実行時見え方変換行列TAaは、コンテナ位置姿勢Caと、コンテナ基準位置姿勢Cと、ワーク高さZAaとを用いて求められる。
次のステップSAe5で、検索ウィンドウの調整量TAoを計算する。検索ウィンドウの調整量TAoは、ステップSAt6で計算した基準見え方変換行列TArとステップSAe4で計算した実行時見え方変換行列TAaを用いて次の式で計算される。
Figure 2013158873
ここで、基準見え方変換行列TArは、ワーク基準高さZAを用いて求められ、実行時見え方変換行列TAaは、コンテナ位置姿勢Caと、コンテナ基準位置姿勢Cと、ワーク高さZAaとを用いて求められることから、検索ウィンドウの調整量TAoは、コンテナ基準位置姿勢Cとワーク基準高さZAとコンテナ位置姿勢Caとワーク高さZAaとから計算できることとなる。
次のステップSAe6で、次のワーク検出で使用する検索ウィンドウSAaを設定する。検索ウィンドウSAaを求めるには、基準検索ウィンドウSAと検索ウィンドウの調整量TAoとから、ステップSAt8で設定したAA〜ADに対応する頂点AA’〜 AD’を求める。ステップSAe5、SAe6の処理は検索ウィンドウ計算部1iで行われる。
Figure 2013158873
次のステップSAe7で、ステップSAe6で設定した検索ウィンドウSAaを用いてワーク4の検出を実行する。ワーク4の検出には、パターンマッチングなどの方法を用いる。パターンマッチングの方法については、本発明の主要な点ではないので説明を省略する。
次のステップSAe8で、ワーク4の検出に成功したかどうかを判定する。ワークの検出に成功した場合(T:True)、ステップSAe9に進み、検出したワーク4のサイズを取得する。一方、ワーク4の検出に失敗した場合(F:Fault)、ワーク検出の処理を終了する。ここで、ワーク検出に失敗した場合に画像を撮像するためのパラメータを検出できるようにステップSAe2に戻るようにしても良い。
次に、図8を参照して、コンテナの上方に固定設置された固定カメラ2でワーク4を検出する際に使用する検索ウィンドウを適切に調整する機能が、コンテナの移動によって検索ウィンドウ内にワークが見つからなくなったり、検索ウィンドウ内に異物が写り込んで誤検出を招いたり、検索ウィンドウが大き過ぎて検出時間が余計にかかったりする問題に対して、効果があることを説明する。図8(a)、(b)は、コンテナ位置姿勢及びワーク高さの変化量を使って自動調整された検索ウィンドウの一例を示す図である。図8(a)において、コンテナの移動量にあわせて検索ウィンドウを調整することによる効果について説明する。コンテナがコンテナ基準位置姿勢11にあるときに、基準検索ウィンドウ13を設定する。その後、コンテナの入替え等によりコンテナ位置姿勢が実行時コンテナ位置姿勢12に移動した場合、基準検索ウィンドウ13ではコンテナ11の内側の範囲の全てをカバーすることができなくなり、ワーク4が見つからなくなる問題が発生する。そこで、検索ウィンドウのサイズを大きくすると、検索ウィンドウ内にコンテナの外側にある異物が含まれるようになり誤検出を招いたり、検索ウィンドウのサイズが大き過ぎて検出時間が余計に掛かったりする問題が発生する。本発明によれば、コンテナの移動量にあわせて調整された検索ウィンドウ14を用いてワーク4を検出することができるので、検索ウィンドウ内にワークが見つからなくなったり、検索ウィンドウ内に異物が含まれるようになって誤検出を招いたり、検索ウィンドウのサイズが大き過ぎて検出時間が余計にかかったりする問題の発生を抑制することができる。
次に、図8(b)において、ワーク高さにあわせて検索ウィンドウが調整されることによる効果を説明する。ワーク高さがワーク基準高さ17にあるときに、基準検索ウィンドウ15を設定する。その後、ワークの検出時にワーク高さが実行時ワーク高さ18にあるワークを検出すると、基準検索ウィンドウ15ではワーク4が見つからなくなる問題が発生する。そこで、検索ウィンドウを不用意に大きくすると、誤検出を招いたり、検索ウィンドウが大き過ぎて検出時間が余計にかかったりする問題が発生する。本発明によれば、ワーク高さにあわせて調整された検索ウィンドウ16を用いてワークを検出することができるので、検索ウィンドウ内にワークが見つからなくなったり、誤検出したり、検索ウィンドウが大き過ぎて検出時間が余計に掛かったりする問題の発生を抑制することができる。
ここで、ワークの高さと検索ウィンドウの位置との関係について図9〜11を用いて説明する。図9は、ワーク4の最上部がコンテナ3の底面近傍に存在する場合の検索ウィンドウW0を示す。コンテナ3の底面部を構成する4辺cd1〜4は、固定カメラ2により撮像された画像250上では内側に表示され、検索ウィンドウW0はコンテナ3の底面部を構成する4辺cd1〜4の近傍に設定することができる。
次に、図10に示すようにワーク4の高さがコンテナの縁上面部を構成する4辺cu1〜4の近傍まで達する場合を考える。この場合、画像250上でワーク4の上面部4aは検索ウィンドウW0の外側に存在し、検索ウィンドウW0を用いた場合にはワーク4を検出することができなくなる。
そこで、本発明においては、ワーク4の高さに応じて検索ウィンドウのサイズを変更している。図11は、検索ウィンドウのサイズを変更した場合の画像を示す。検索ウィンドウW0のサイズをコンテナ3の縁上面部を構成する4辺cu1〜4を含む検索ウィンドウW1に設定することにより、ワーク4の上面部4aを検索ウィンドウW1内に収めることができ、ワーク4を検出することができる。
次に、本発明の実施例2に係る画像処理装置について説明する。図12は、実施例2に係る画像処理装置5の全体構成を示す図である。コンテナ7にはワーク8が収容されている。
コンテナ7の上方に固定設置された固定カメラ10及びロボット9の先端に設置されたハンドカメラ6は、画像処理装置5内のカメラ制御部5iに接続されている。画像処理装置5は、ロボット9に搭載したハンドカメラ6でワーク8を撮像し、撮像で得られた画像の中にワーク8を検出する範囲として検索ウィンドウを設定し、画像の検索ウィンドウ内にあるワーク8を検出する。画像処理装置5は、ワーク8を撮像した際のロボット9の位置姿勢をロボット位置姿勢として取得するロボット位置姿勢取得部5cと、ワークを撮像するロボット位置姿勢を求めるワークを撮像するロボット位置姿勢計算部5eと、ロボット9の基準となる位置姿勢を設定するための基準ロボット位置姿勢を設定する基準ロボット位置姿勢設定部5dと、固定カメラ10で撮像した画像からワークの概略位置姿勢を取得するワーク概略位置姿勢取得部5fと、基準となるワークの概略位置姿勢を基準ワーク概略位置姿勢として記憶する基準ワーク概略位置姿勢記憶部5gと、ロボット9が基準ロボット位置姿勢にありワーク8が基準ワーク概略位置姿勢に置かれているときに検出可能な検索ウィンドウを基準検索ウィンドウとして設定する基準検索ウィンドウ設定部5aと、固定カメラ10でワーク8の概略位置姿勢を検出してロボット9に搭載されたハンドカメラ6でワーク8を撮像した際に基準ロボット位置姿勢、撮像時のロボット位置姿勢、基準ワーク概略位置姿勢、ワーク8の概略位置姿勢から検索ウィンドウの調整量を計算して、基準検索ウィンドウと検索ウィンドウの調整量とからハンドカメラ6でワーク8を検出する際に使用する検索ウィンドウを計算する検索ウィンドウ計算部5hと、を有する。基準検索ウィンドウ、基準ロボット位置姿勢及び基準ワーク概略位置姿勢の記憶は、予め、各基準データ教示時に行われる。検索ウィンドウの計算は、基準データ教示時に記憶しておいた基準ロボット位置姿勢及び基準ワーク概略位置姿勢と、ワーク検出時に得られたロボット位置姿勢及びワーク概略位置姿勢とを用いて、基準検索ウィンドウを調整する形で行われる。
図13及び図14は、図12の画像処理装置5による処理の流れを示すフローチャートである。
まず、基準データ教示時の処理の流れ(ステップSBt1〜6)について図13のフローチャートに沿って説明する。ステップSBt1でコンテナ7にワーク8を置いて、ワーク概略位置姿勢を取得する。ワーク概略位置姿勢の取得方法としては、固定カメラ10で撮像した画像中からパターンマッチングなどの方法を用いて画像上でのワーク位置姿勢を検出して、固定カメラ10のキャリブレーションデータを用いて画像上でのワーク位置姿勢を実空間上のワーク概略位置姿勢に変換する方法を用いる。画像上でのワーク位置姿勢を実空間でのワーク概略位置姿勢に変換するには、実空間上のどの高さの平面にワークが存在するかを示す情報が必要となるが、これにはワーク高さZBrの平面を用いる。ワーク高さZBrは、ステップSAt4(図2参照)と同じ方法で計算する。画像中からワークをパターンマッチングで検出する方法及び、画像上でのワーク位置姿勢を実空間上でのワーク概略位置姿勢へ変換する方法については、既知の方法であり、本発明の主要な点ではないので省略する。次のステップSBt2において、ステップSBt1で取得したワーク概略位置姿勢を基準ワーク概略位置姿勢WRKrとして記憶する。基準ワーク概略位置姿勢WRKrは、ワークの位置と姿勢の情報を含んだ次の式(同次変換行列による表現)で表すことができる。
Figure 2013158873
WRKr.x、WRKr.yはワーク8の位置、WRKr.r11〜WRKr.r22はワーク8の姿勢を表す。
次に、ステップSBt3でワーク8を撮像するロボット位置姿勢を取得する。ロボット位置姿勢としては、ハンドカメラ6でワーク8を撮像したときにワーク8が画像中心に写るようなものを設定する。次のステップSBt4において、ステップSBt3で取得したロボット位置姿勢を基準ロボット位置姿勢Rrとして記憶する。基準ロボット位置姿勢Rrは次の式(同次変換行列による表現)で表すことができる。
Figure 2013158873
r.x、Rr.y、Rr.zはロボット9の位置、Rr.r11〜Rr.r33はロボット9の姿勢を表す。
次のステップSBt5で、基準検索ウィンドウSBを基準検索ウィンドウ設定部5aにて設定し、続くステップSBt6において、基準検索ウィンドウ記憶部5bで記憶する。ここで設定する基準検索ウィンドウSBとしては、オペレータが固定カメラ10で撮像した画像の任意の領域を指定すればよいが、ロボット9が基準ロボット位置姿勢Rrにあるときにワーク8が検出できるようにワーク8を囲むような検索ウィンドウを設定することが望ましい。基準検索ウィンドウSBは、以下の4点BA〜BDを頂点とする矩形として表すことができるものである。
Figure 2013158873
BPoは画像の原点から検索ウィンドウのコーナーへのベクトル、BPxは該コーナーから矩形の長辺に沿った方向ベクトル、BPyは矩形の短辺に沿った方向ベクトルを表す。
次に、ワーク検出時の処理ステップSBe1〜6の流れについて図14のフローチャートにそって説明する。まず、ステップSBe1において、コンテナ7内に置かれたワーク8のワーク概略位置姿勢を固定カメラ10で撮像した画像から取得する。固定カメラ10で撮像した画像からワーク概略位置姿勢を取得する方法は、ステップSBt1(図13参照)と同じ方法を用いる。ワーク高さをZBaとすると、検出したワーク概略位置姿勢WRKaは、ワークの位置と姿勢の情報を含んだ次の式で表すことができるものである。
Figure 2013158873
WRKa.x、WRKa.yはワーク8の位置、WRKa.r11〜WRKa.r22はワーク8の姿勢を表す。
次に、ステップSBe2においてハンドカメラ6でワーク8を撮像した際のロボット9の位置姿勢をロボット位置姿勢Raとして計算する。ハンドカメラ6でワーク8を撮像するロボット位置姿勢Raは、ステップSBt2で記憶した基準ワーク概略位置姿勢WRKr、ステップSBt4で記憶した基準ワークを撮像する基準ロボット位置姿勢Rr、ステップSBe1で取得したワーク概略位置姿勢WRKaを用いて次の式で得られる。ここで、ワーク概略位置姿勢の移動量WRKoは、ワーク概略位置姿勢WRKaと、準ワーク概略位置姿勢WRKrとを用いて以下の式で求められる。
Figure 2013158873
この計算はワークを撮像するロボット位置姿勢計算部5eで行う。
次に、ステップSBe3において実際にハンドカメラ6でワーク8を撮像したときのロボット位置姿勢Ra’を取得する。この取得はロボット位置姿勢取得部5cで行う。ロボット位置姿勢は次の式で表すことのできるものである。
Figure 2013158873
a’.x、Ra’.y、Ra’.zはロボット9の位置、Ra’.r11〜Ra’.r33はロボット9の姿勢を表す。Ra’は通常はRaと同じだが、Raの位置姿勢へ移動するとロボット9のハンドとコンテナ7が干渉してしまうため、干渉回避するためにロボット9がハンドカメラ6でワーク8を撮像する位置姿勢を変更することが必要な場合があり、その時異なる値をとる。即ち、ロボット9がワーク8を収容するコンテナ7と干渉する場合には、ロボット位置姿勢Raをロボット9とコンテナ7とが干渉しない位置姿勢Ra’に設定する。
次のステップSBe4で、基準ロボット位置姿勢Rrとロボット位置姿勢Ra’とから検索ウィンドウの調整量TBoを計算する。まず、ステップSAt6(図2参照)及びステップSAe4(図6参照)と同様にハンドカメラ6の画像上の任意の3点Vi(i=1,2,3)を用意する。次に、画像上の3点Vi(i=1,2,3)を、ハンドカメラ6のキャリブレーションデータを用いて、実空間において平面高さがステップSBe1で取得したワーク高さZBaである3点WBi(i=1,2,3)に変換する。
Figure 2013158873
次に、点WBi(i=1,2,3)にロボット9の移動量Roを乗じた点WBi’(i=1,2,3)を計算する。ロボット移動量は次式に示すRoで求められる。
Figure 2013158873
次に、点WBi’(i=1,2,3)を、ハンドカメラ6のキャリブレーションデータを用いて、画像上の点VBi’(i=1,2,3)に変換する。
Figure 2013158873
次に、点Vi(i=1,2,3)が点VBi’(i=1,2,3)となるような検索ウィンドウ調整量TBoを計算する。ステップSAt6(図2参照)及びステップSAe4(図6参照)と同じ方法で計算する。
Figure 2013158873
以上のようにして、基準ロボット位置姿勢Rrとロボット位置姿勢Ra’とから検索ウィンドウの調整量TBoが求められる。
次のステップSBe5で、次のワーク検出で使用する検索ウィンドウSBaを設定する。具体的には、ステップSBt3(図13参照)で設定したBA〜BDに対応する頂点BA’〜 BD’を求めればよい。ステップSBe4、SBe5の処理は検索ウィンドウ計算部5hで行われる。
Figure 2013158873
次のステップSBe6で、ステップSBe5で設定した検索ウィンドウSBaを用いてワークの検出を行う。ワークの検出には、パターンマッチングなどの方法を用いる。パターンマッチングの方法については、本発明の主要な点ではないので説明を省略する。
上記実施例では、コンテナ内にバラ積みされたワーク8をロボット9に搭載したハンドカメラ6で検出するようにしたため、固定カメラ10を設置して、固定カメラ10で撮像した画像からワーク概略位置姿勢を取得して、ワーク概略位置姿勢及び基準ロボット位置姿勢をもとに、ロボット9がハンドカメラ6でワーク8を撮像するためのロボット位置姿勢を求めている。しかし、ワーク8を撮像するロボット位置姿勢が予め決まっている場合には、固定カメラ10や固定カメラ10で撮像した画像でのワーク8の検出がなくても、本発明が適用できることは明らかである。
ロボット先端に搭載したハンドカメラ6でワーク8を検出する際に、ロボットが干渉回避動作をすることで検索ウィンドウ内にワークが見つからなくなったり、検索ウィンドウ内に異物が写り込んで誤検出を招いたり、検索ウィンドウが大き過ぎて検出時間が余計にかかったりする問題があるが、本発明がそれらの解消に効果があることを、図15を用いて説明する。図15(a)には、ハンドカメラ21を搭載したロボット9がワーク22を撮像するロボット位置姿勢19に移動してハンドカメラ21でワーク22を撮像した画像25及び検索ウィンドウ23が示されている。このように、予め設定されたロボット位置姿勢でワーク22を撮像することができれば、検索ウィンドウ23内にワーク22が収まるので、ワーク22が見つからない、誤検出を招く、という問題は発生しない。しかし、図15(b)に示すように、ハンドカメラ21を搭載したロボット9がワーク22を撮像するロボット位置姿勢19に移動してしまうと、ロボット9のハンドとコンテナ12が干渉してしまうケースでは、ハンドカメラ21を搭載したロボットは、干渉を回避したロボット位置姿勢20でワークを撮像する。すると、検索ウィンドウ23内にワークが収まらなくなり、ワーク22が見つからないという問題が発生する。ワーク22が見つからない問題を解決するために検索ウィンドウ23を予め大きくしておく対策をとると、検索ウィンドウ内に異物が写り込んで誤検出を招いたり、検索ウィンドウが大き過ぎて検出時間が余計にかかったりする問題が新たに発生する。そこで、本発明では、予め設定しておいたワーク22を撮像するロボット位置姿勢23と実際にワーク22を撮像したロボット位置姿勢との間の相違に応じて調整した検索ウィンドウ24を使用してワーク検出を行う。これにより、検索ウィンドウ内にワーク22を収めることができるようになるので、ワークが見つからないという問題の発生を抑制することができる。さらに、不必要に大きな検索ウィンドウを予め設定しておく必要がなくなるので、検索ウィンドウ内に異物が写り込んで誤検出を招いたり、検索ウィンドウのサイズが大き過ぎて検出時間が余計に掛かったりするという問題の発生も抑制することができる。
以上の説明において、対象物としてワークを用いた場合を例に挙げて本発明の画像処理装置について説明したが、対象物はワークには限定されない。さらに、収容手段としてコンテナを用いた場合を例に挙げて本発明の画像処理装置について説明したが、収容手段はコンテナには限定されない。
1、5 画像処理装置
2、10 固定カメラ
3、7 コンテナ
4、8、22 ワーク
6、21 ハンドカメラ
1a、5a 基準検索ウィンドウ設定部
1b、5b 基準検索ウィンドウ記憶部
1c コンテナ位置姿勢取得部
1d コンテナ基準位置姿勢設定部
1e ワーク高さ計算部
1f ワーク基準高さ設定部
1g、5k 見え方変換計算部
1h、5g 基準見え方変換記憶部
1i、5h 検索ウィンドウ計算部
1j、5j ワーク検出部
1k、5i カメラ制御部
1l、5l 揮発性メモリ
1m、5m 不揮発性メモリ
5c ロボット位置姿勢取得部
5d 基準ロボット位置姿勢設定部
5e ワークを撮像するロボット位置姿勢計算部
5f ワーク概略位置姿勢取得部
5g 基準ワーク概略位置姿勢記憶部
9 ロボット
11 コンテナ基準位置姿勢
12 実行時コンテナ位置姿勢
13 基準検索ウィンドウ
14 コンテナの移動量にあわせて調整された検索ウィンドウ
15 基準検索ウィンドウ
16 ワーク高さにあわせて調整された検索ウィンドウ
17 ワーク基準高さ
18 ワーク高さ
19 ロボット先端に取り付けたハンドカメラでワークを撮像するロボット位置姿勢
20 ハンドとコンテナとの干渉を回避したロボット位置姿勢
23 予め設定されたロボット位置姿勢での検索ウィンドウ
24 ロボット位置姿勢の移動量にあわせて調整された検索ウィンドウ
25 ハンドカメラでワークを撮像した画像

Claims (5)

  1. カメラにより画像を撮像し、収容手段に収容されている対象物を前記画像から検出するための範囲としての検索ウィンドウを前記画像中に設定して対象物を検出する画像処理装置であって、
    収容手段の基準となる位置姿勢を設定するための収容手段基準位置姿勢を設定する手段と、
    対象物の基準となる高さを設定するための対象物基準高さを設定する手段と、
    前記収容手段が前記収容手段基準位置姿勢にあり前記対象物が前記対象物基準高さにあるときに前記対象物が検出できるように設定した検索ウィンドウを基準検索ウィンドウとして設定する手段と、
    前記対象物を撮像した際の前記収容手段の位置姿勢を収容手段位置姿勢として取得する手段と、
    前記対象物を撮像した際の前記対象物の高さを対象物高さとして推定する手段と、
    前記収容手段基準位置姿勢と前記対象物基準高さと前記収容手段位置姿勢と前記対象物高さとから検索ウィンドウの調整量を計算する手段と、
    前記基準検索ウィンドウと前記検索ウィンドウの調整量とから検索ウィンドウを計算する手段と、
    計算した前記検索ウィンドウを用いて画像から前記対象物を検出する手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記カメラで前記収容手段を撮像して得られた画像に基づいて前記収容手段基準位置姿勢或いは前記収容手段位置姿勢を計算する、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記カメラで前記対象物を撮像して得られた画像の中の前記対象物のサイズに基づいて前記対象物基準高さ或いは前記対象物高さを計算する、請求項1に記載の画像処理装置。
  4. カメラにより画像を撮像し、対象物を前記画像から検出するための範囲としての検索ウィンドウを前記画像中に設定して対象物を検出する画像処理装置であって、
    ロボットの基準となる位置姿勢を設定するための基準ロボット位置姿勢を設定する手段と、
    前記ロボットが前記基準ロボット位置姿勢にあるときに対象物が検出できるように設定した検索ウィンドウを基準検索ウィンドウとして設定する手段と、
    前記対象物を撮像した際の前記ロボットの位置姿勢をロボット位置姿勢として取得する手段と、
    前記基準ロボット位置姿勢と前記ロボット位置姿勢とから検索ウィンドウの調整量を計算する手段と、
    前記基準検索ウィンドウと前記検索ウィンドウの調整量とから検索ウィンドウを計算する手段と、
    計算した前記検索ウィンドウを用いて画像から前記対象物を検出する手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  5. 前記ロボットが対象物を収容する収容手段と干渉する場合には、前記ロボット位置姿勢を前記ロボットと収容手段とが干渉しない位置姿勢に設定する、請求項4に記載の画像処理装置。
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