JP2013158732A - 逆浸透膜モジュールの洗浄装置 - Google Patents

逆浸透膜モジュールの洗浄装置 Download PDF

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Abstract

【課題】逆浸透膜の汚染物による目詰まりを効果的に除去することができる逆浸透膜モジュールの洗浄装置を提供する。
【解決手段】逆浸透膜モジュール10の洗浄工程において、濃縮水Cを洗浄液を生成する際の希釈水として洗浄液タンク30に導入し、洗浄液タンク30内の洗浄液を逆浸透膜モジュール10の一次側の入口10aに戻して循環させることで、洗浄液の化学的作用によって逆浸透膜11に付着した汚染物が一部溶解し、さらに逆浸透膜の正浸透現象を利用して透過水タンク20内の透過水Bを逆浸透膜11の二次側から一次側に逆流させることで、逆浸透膜11に付着した汚染物を裏側から押し出して剥離する。
【選択図】図5

Description

本発明は、海水などから淡水を得る海水淡水化装置に用いられる逆浸透膜モジュールの洗浄装置に関する。
近年、逆浸透(RO:Reverse Osmosis)膜によるろ過処理を用いた逆浸透膜処理装置(逆浸透膜モジュール)を含んで構成された淡水化処理システムが増加する傾向にある。このような逆浸透膜処理装置は、海水にその浸透圧の2倍以上の圧力を加えて逆浸透膜を通過させることによって、塩分の透過を抑制して、淡水を得ることができるものである。逆浸透膜処理装置の透過性能を低下させる現象として、有機ファウリングおよびスケーリングがある。有機ファウリングは、海水中に含まれる微生物が生成する細胞外代謝産物などによって生じるファウリング(目詰まり)であり、スケーリングは海水中に溶存している無機成分が膜面に析出し、膜を目詰まりさせる現象である。
このような有機ファウリングやスケーリングが発生した逆浸透膜処理装置の洗浄装置として以下の技術を挙げることができる。特許文献1には、加温した薬液によって洗浄する技術が記載されている。特許文献2には、マイクロバブルを併用する技術が記載されている。特許文献3には、膜の性能をモニタリングして洗浄タイミングを最適化する技術が記載されている。特許文献4には、正浸透を利用して洗浄する技術が記載されている。
特開2002−095936号公報 特開2010−162519号公報 特開平8−126882号公報 特開2010−207748号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載の技術では、加温装置やマイクロバブル発生装置など追加機器が必要であり、特許文献3に記載の技術では、システムソフトを追加する必要があり、特許文献4に記載の技術では、逆浸透膜の汚染物による目詰まりを十分に除去することができないという問題があった。
本発明は、前記した従来技術の問題を解決するものであり、逆浸透膜の汚染物による目詰まりを効果的に除去することができる逆浸透膜モジュールの洗浄装置を提供することを目的とする。
本発明は、逆浸透膜を用いて高塩分濃度の原水を淡水化する逆浸透膜モジュールの洗浄装置において、前記逆浸透膜モジュールを洗浄する洗浄液を貯留する洗浄液タンクと、前記原水の塩分濃度よりも濃い塩分濃度の塩水を前記洗浄液タンクに導入する塩水導入手段と、前記洗浄液タンクの前記洗浄液を前記逆浸透膜モジュールに供給する洗浄液供給手段と、を備え、前記逆浸透膜モジュールの洗浄工程において、前記洗浄液供給手段により前記洗浄液を前記逆浸透膜モジュールに供給する際、前記逆浸透膜の正浸透を利用して透過水を前記逆浸透膜モジュールの二次側から一次側に逆流させることを特徴とする。
また、本発明は、逆浸透膜を用いて高塩分濃度の原水を淡水化する逆浸透膜モジュールの洗浄装置において、前記逆浸透膜モジュールを洗浄する洗浄液を貯留する洗浄液タンクと、前記逆浸透膜モジュールを透過した透過水を貯留する透過水タンクと、前記原水の塩分濃度よりも濃い塩分濃度の塩水を前記洗浄液タンクに導入する塩水導入手段と、前記洗浄液タンクの前記洗浄液を前記逆浸透膜モジュールの一次側の入口に戻す洗浄液供給手段と、を備え、前記逆浸透膜モジュールの洗浄工程において、前記塩水導入手段により前記塩水を、前記洗浄液を生成する際の希釈水として前記洗浄液タンクに導入し、前記洗浄液供給手段により前記洗浄液を前記逆浸透膜モジュールの一次側の入口に戻して循環させる際、前記逆浸透膜の正浸透を利用して前記透過水を前記逆浸透膜モジュールの二次側から一次側に逆流させることを特徴とする。
本発明によれば、逆浸透膜モジュールの洗浄工程において、まず洗浄液を生成する際の希釈水として原水の塩分濃度よりも濃い塩分濃度の塩水を洗浄液タンクに貯留して洗浄液を生成する。そして、洗浄液タンクに貯留された洗浄液を洗浄液供給手段によって逆浸透膜モジュールの一次側の入口に戻すようにして、逆浸透膜モジュールの一次側と洗浄液タンクとの間で洗浄液を循環させることで、逆浸透膜の一次側の面に付着した汚染物を溶解させ、汚染物の一部を逆浸透膜から浮かせた状態にする。さらに、洗浄液を循環させている際に、逆浸透膜モジュールの二次側と透過水タンクとを連通させることで、逆浸透膜の正浸透現象によって透過水タンク内の透過水を逆浸透膜モジュールの二次側から一次側に逆流させることができ、逆浸透膜の一次側の面に付着した汚染物を逆浸透膜の裏側から押し出して逆浸透膜から完全に剥離させることが可能になる。しかも、この洗浄工程において、洗浄液を生成する際の希釈水として原水の塩分濃度よりも濃い塩分濃度の塩水を利用することで、塩分濃度の高い洗浄液を逆浸透膜モジュールの一次側の入口に導入できるので、洗浄液を生成する際の希釈水として塩分濃度の低い透過水を利用する場合と比較して、逆浸透膜に対する正浸透現象による逆流を促進(加速)させることが可能になり、逆浸透膜に付着した汚染物の剥離効果を高めることができる。
本発明によれば、逆浸透膜の汚染物による目詰まりを効果的に除去することが可能な逆浸透膜モジュールの洗浄装置を提供できる。
第1実施形態に係る逆浸透膜モジュールの洗浄装置を示す全体構成図である。 第1実施形態に係る逆浸透膜モジュールの洗浄装置の洗浄工程時の制御を示すフローチャートである。 希釈水貯留時のバルブおよびポンプの作動状態を示す全体構成図である。 洗浄液調整時のバルブおよびポンプの作動状態を示す全体構成図である。 洗浄液供給・循環洗浄時のバルブおよびポンプの作動状態を示す全体構成図である。 浸漬洗浄時のバルブおよびポンプの作動状態を示す全体構成図である。 洗浄液排出時のバルブおよびポンプの作動状態を示す全体構成図である。 運転再開時のバルブおよびポンプの作動状態を示す全体構成図である。 逆浸透膜モジュールを模式的に示す図であり、(a)は通常運転時、(b)は洗浄時である。 逆浸透膜に付着した汚染物が除去される工程を示す模式図である。 第2実施形態に係る逆浸透膜モジュールの洗浄装置を示す全体構成図である。 第3実施形態に係る逆浸透膜モジュールの洗浄装置を示す全体構成図である。
以下、本実施形態に係る逆浸透膜モジュールの洗浄装置(以下、洗浄装置と略記する)100A〜100Cについて、図面を参照して説明する。なお、各図では、逆浸透膜11をRO膜11と略記している。
本実施形態に係る洗浄装置100A〜100Cは、例えば、海水、汽水、かん水等の比較的塩分濃度の高い水(原水)を工業用水や飲料水などの水として再利用可能に浄化処理をする海水淡水化処理系に適用されるものである。なお、「海水、汽水、かん水等の比較的塩分濃度の高い水」を、以下では、代表的に「海水」と称する。
(第1実施形態)
図1に示すように、第1実施形態に係る洗浄装置100Aは、透過水タンク20、洗浄液タンク30、開閉弁V1〜V7、流量調整弁V8(逆浸透膜モジュール10の圧力調整弁を兼ねる)、高圧ポンプP1、循環ポンプP2、制御装置40などを含んで構成されている。なお、開閉弁V1〜V7は、オンオフ式(開閉式)の弁であり、モータ駆動の電動弁、電磁作動式の電磁弁、エアで作動するエア作動弁などを用いることができる。
逆浸透膜モジュール10は、例えば、図9(a)に示すように、円筒形状のベッセル12内に複数のエレメント(不図示)が収納され、各エレメント内に、袋状に形成された逆浸透膜11がスパイラル状に巻回された状態(不図示)で収納されている。また、逆浸透膜モジュール10は、ベッセル12の軸方向の上流端(一端)に入口10aが形成され、ベッセル12の軸方向の下流端(他端)に出口10bが形成されている。なお、逆浸透膜11の構造としては、スパイラル型に限定されるものではなく、中空糸型など他の種類の構造であってもよい。
また、逆浸透膜モジュール10は、ベッセル12の軸中心に沿って集水管13を備え、集水管13の一方端にはベッセル12を貫通した透過水出口10cが形成されている。また、集水管13の周面には、貫通孔(不図示)が形成され、この貫通孔と袋状に形成された逆浸透膜11の内部とが連通するように構成されている。ちなみに、この種の逆浸透膜モジュール10は、透過水出口10c側から高い圧力の洗浄水を供給すると逆浸透膜11が破損するため、逆浸透膜11に二次側から一次側に透過水を圧送することで逆流させて洗浄することができない構造となっている。
このように構成された逆浸透膜モジュール10では、入口10aから、海水が前処理された前処理水Aが導入されることで、逆浸透膜11を透過しなかった前処理水は、ベッセル12内を下流に行くにしたがって徐々に塩分濃度が高められ、出口10bから前処理水A(原水)よりも塩分濃度の高い塩水(濃縮水C)として排出される。また、入口10aから導入された前処理水Aが、逆浸透膜11を透過して淡水化されることで透過水Bとして集水管13に集められる。なお、逆浸透膜モジュール10に用いられる逆浸透膜11は、セルロースやポリアミド等の素材で形成されている。
図1に戻って、逆浸透膜モジュール10の入口10aには、前処理水Aが導入されるが、この前処理水を生成するための前処理装置としては、例えば、限外ろ過膜(UF(Ultra Filtration)膜)を用いたUF装置、精密ろ過膜(MF(Micro Filtration)膜)を用いたMF装置、砂ろ過装置などが用いられる。このように、取水された海水(原水)は、前処理装置によって、それに含まれる固形性物質が除去される。
図示しない前処理装置の下流端が配管s2に接続され、順に、開閉弁V1、配管s4、高圧ポンプP1、配管s6を介して逆浸透膜モジュール10の入口10aと接続されている。開閉弁V1は、制御装置40によって開閉制御される。高圧ポンプP1は、前処理水Aが逆浸透膜モジュール10の逆浸透膜11に対して逆浸透する高い圧力、例えば3.5〜6MPa程度に昇圧されて、逆浸透膜モジュール10の入口10aに供給される。
昇圧された前処理水Aは、逆浸透膜11を透過して浄化された透過水Bと、逆浸透膜11を透過しなかった濃縮水(非透過水)Cと、に分離される。透過水Bは、透過水出口10cから生産水として外部のその水質レベルに応じた用途に供給される。なお、濃縮水Cは、塩分が濃縮された海水、汽水、またはかん水である。
透過水タンク20は、逆浸透膜モジュール10によって淡水化された透過水Bを貯留するものであり、逆浸透膜モジュール10の透過水出口10cと配管s12、開閉弁V2、配管s14を介して接続されている。図1に示す通常運転時において、開閉弁V2が開弁することにより、逆浸透膜モジュール10の逆浸透膜11を透過した透過水Bが透過水タンク20に貯留される。また、通常運転時には、逆浸透膜モジュール10の一次側の出口10bから排出された濃縮水Cは、開弁した開閉弁V5および流量調整弁V8を含む配管s22,s23,s52,s54を介して外部に排出される。
洗浄液タンク30は、逆浸透膜モジュール10の一次側の出口10bと配管s22、流量調整弁V8、配管s23、開閉弁V6、配管s24を介して接続されている。なお、原水として海水(塩分濃度3.5%)を使用した場合には、一次側の出口10bからは、塩分濃度5〜9%の濃縮水Cが排出される。また、本実施形態では、配管s22,s23,s24、開閉弁V6および制御装置40によって塩水導入手段が構成されている。
また、洗浄液タンク30は、薬剤を投入するための薬剤投入装置31、薬液と希釈水とを攪拌するための攪拌装置32、洗浄液を加温して薬液の溶解を促進するためのヒータ(不図示)などを備えている。
また、洗浄液タンク30は、配管s32、循環ポンプP2、配管s34、開閉弁V3、配管s36を介して、逆浸透膜モジュール10の上流側の配管s4と接続されている。循環ポンプP2は、逆浸透膜モジュール10と洗浄液タンク30との間で洗浄液を循環させることができる程度の能力を有するものである。したがって、開閉弁V3が開弁した状態において、循環ポンプP2が駆動されることにより、洗浄液タンク30内の洗浄液が吸い込まれ、逆浸透膜モジュール10の上流側に向けて吐出される。なお、本実施形態では、配管s32,s34,s36、循環ポンプP2、開閉弁V3および制御装置40によって洗浄液供給手段が構成されている。
また、洗浄装置100Aは、透過水排出手段、濃縮水排出手段および洗浄液排出手段を備えている。
透過水排出手段は、開閉弁V4および配管s42,s44により構成され、開閉弁V4の入口側が配管s42を介して配管s12と接続され、出口側が配管s44を介して外部と連通している。
濃縮水排出手段は、開閉弁V5および配管s52,s54により構成され、開閉弁V5の入口側が配管s52を介して配管s23と接続され、出口側が配管s54を介して外部と連通している。
洗浄液排出手段は、開閉弁V7および配管s62,s64により構成され、開閉弁V7の入口側が配管s62を介して洗浄液タンク30と接続され、出口側が配管s64を介して外部と連通している。
なお、前記した高圧ポンプP1および循環ポンプP2は、図示しない駆動モータの回転軸と接続されて一体的に構成され、その駆動モータに動力を供給するインバータ装置(図示せず)が取り付けられている。そして、制御装置40がインバータを介して駆動モータの回転速度を制御するようになっている。
制御装置40は、図示しないCPU、ROM、RAM等を搭載したCPUボード、入出力インターフェースボード等を搭載し、高圧ポンプP1および循環ポンプP2のそれぞれの駆動モータの回転速度、開閉弁V1〜V7のそれぞれの開閉動作、流量調整弁V8の開度を制御するようになっている。
次に、第1実施形態に係る洗浄装置100Aの動作について図2ないし図10を参照して説明する。なお、洗浄装置100Aが停止している通常運転中において、制御装置40は、図1に示すように、開閉弁V1,V2,V5を開弁するとともに、高圧ポンプP1を駆動し、流量調整弁V8の開度を調整して逆浸透膜モジュール10内の圧力を逆浸透可能な圧力に調整する。この場合、逆浸透膜モジュール10の一次側の入口10aから導入(圧送)された前処理水Aは、逆浸透膜11を一次側から二次側に透過して淡水化され、透過水Bとして透過水出口10cから排出され、透過水タンク20に貯留される。また、透過水タンク20に貯留された透過水Bは、生産水として再利用可能な水として利用される。一方、逆浸透膜11を透過しなかった濃縮水(非透過水)Cは、逆浸透膜モジュール10の出口10bから、配管s22、配管s23の一部、配管s52,s54を介して外部に排出される。
図2に示すように、制御装置40は、ステップS1において、洗浄運転が開始されたか否かを判定する。なお、洗浄運転が開始されたか否かは、例えば、操作者によって洗浄開始ボタンが操作されたか否かによって判定することができる。洗浄開始ボタンを操作するタイミングとしては、例えば、所定時間(例えば、3ヶ月)が経過したときに開始するようにしてもよく、または逆浸透膜モジュール10と高圧ポンプP2との間の配管s6に圧力センサ(不図示)を設けて、この圧力センサの検出値が所定圧力を超えたときに開始するようにしてもよい。
制御装置40は、ステップS1において、洗浄運転が開始されていないと判定した場合には(No)、ステップS1の処理を繰り返し、洗浄運転が開始されたと判定した場合には(Yes)、ステップS2に進む。
制御装置40は、図2に示すステップS2において、洗浄液タンク30に希釈水を貯留する処理を実行する。すなわち、図3に示すように、制御装置40は、図1の通常運転時の状態から開閉弁V5を閉弁し、流量調整弁V8を全開し、開閉弁V6を所定時間開弁する。なお、所定時間は、洗浄液タンク30の容積に応じて適宜決められる。
これにより、逆浸透膜モジュール10の一次側の出口10bから排出された濃縮水Cは、配管s22,s23,s24を通って洗浄液タンク30に貯留される。すなわち、本実施形態では、洗浄液タンク30には、逆浸透膜11に付着した汚染物を溶解するための薬剤用の希釈水として、透過水Bではなく、塩分濃度が高い濃縮水Cが使用される。なお、洗浄液タンク30に溜める濃縮水Cの投入量は、必要とする洗浄液の量や薬剤の種類などに応じて適宜設定される。
そして、制御装置40は、図2に示すステップS3において、洗浄液を調整する処理を実行する。まず、制御装置40は、濃縮水Cを溜めた洗浄液タンク30に、薬剤投入装置31を介して、選択された薬剤を投入し、薬剤を濃縮水Cで希釈し、洗浄液の濃度が所定濃度(例えば、0.005%〜10%)となるように調整する。そして、攪拌装置32を作動させて、薬剤と濃縮水とを攪拌して、薬剤を濃縮水に溶解させる。なお、このとき、図示しないヒータを作動させて、洗浄液を加温するようにしてもよい。
なお、洗浄用の薬剤としては、酸、アルカリ、キレート剤、界面活性剤などから選択できる。具体的に、酸としては、塩酸、リン酸、ホスホン酸、スルファミン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、ドデシル硫酸、トリポリリン酸、トリリン酸、ヒドロ亜硫酸などを挙げることができる。アルカリとしては、水酸化ナトリウム、EDTA−Naなどを挙げることができる。キレート剤としては、エチレンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸などを挙げることができる。界面活性剤としては、アニオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤などを挙げることができる。
なお、薬剤の例としては、前記したものに限定されず、逆浸透膜11の目詰まりの原因となる、スケーリング、有機ファウリングの汚染物などの除去対象物の種類に応じて適宜変更することができる。
そして、図4に示すように、制御装置40は、図3に示す希釈水貯留時の状態から、開閉弁V1,V2を閉弁し、開閉弁V3を開弁し、循環ポンプP2の駆動を開始し、高圧ポンプP1の駆動モータの回転速度を洗浄液の循環に必要な回転速度まで低下させる。これにより、洗浄液タンク30内の洗浄液は、配管s32,s34,s36,s4、高圧ポンプP1、配管s6、逆浸透膜モジュール10の一次側の流路、配管s22,s23,s24を介して洗浄液タンク30に戻るようにして循環され、洗浄液タンク30を含む循環流路に流れる洗浄液の濃度が均一な所定濃度となるように調整される。
そして、制御装置40は、図2に示すステップS4において、洗浄液を供給する処理および循環洗浄する処理を実行する。すなわち、図5に示すように、制御装置40は、図4に示す洗浄液調整時の状態から、開閉弁V2を開弁する。これにより、逆浸透膜モジュール10の二次側と透過水タンク20とが配管s12,s14を介して連通する。なお、逆浸透膜モジュール10と透過水タンク20との間には空気が混入しないように構成されている。
これにより、図5において一方の(循環する)破線矢印で示すように、洗浄液タンク30と逆浸透膜モジュール10の一次側との間で洗浄液が循環することにより、逆浸透膜11の一次側の面に付着した目詰まりの原因となる汚染物が洗浄液により一部が溶解する。さらに、図5において他方の破線矢印で示すように、逆浸透膜モジュール10の一次側には高い塩分濃度の洗浄液が流れているので、正浸透現象によって、逆浸透膜モジュール10の二次側の透過水Bが逆浸透膜11を透過して一次側に向けて逆流することになる。この透過水Bの逆流によって、汚染物が逆浸透膜11から剥離し、逆浸透膜11の目に詰まっていたものが取り除かれる。
さらに説明すると、図9(b)および図10に示すように、逆浸透膜モジュール10の一次側に洗浄液を流すことにより、逆浸透膜11に付着した汚染物が洗浄液による化学的作用によって一部が溶解し、汚染物が逆浸透膜11の面から一部が浮いた状態になる。なお、この洗浄液のみによる洗浄処理だけでは汚染物が逆浸透膜11から剥離するまでには及ばない。さらに、本実施形態では、逆浸透膜11の二次側から一次側に透過水Bを正浸透現象によって逆流させることにより、逆浸透膜11の一次側の表面に付着した汚染物が二次側の裏面側から押し出されるという物理的作用によって、汚染物が逆浸透膜11から剥離する。このように、洗浄液による汚染物の溶解が生じているところへ、正浸透作用による透過水の逆流を生じさせることにより、逆浸透膜11の表面の汚染物は、逆流によって容易に剥離させることが可能になる。
なお、逆浸透膜11から剥離した汚染物は、逆浸透膜モジュール10の一次側の出口10bから、配管s22,s23,s24を介して洗浄液タンク30に排出される。なお、図示していないが、洗浄液タンク30を含む循環流路の一部に、汚染物を除去するフィルタを設けて、剥離した汚染物が逆浸透膜モジュール10に再び導入されないように構成してもよい。また、透過水Bが逆流することにより洗浄液の薬剤濃度が低下する場合には、薬剤投入装置31を介して薬剤を適宜投入するようにしてもよい。
そして、制御装置40は、図2のステップS5に進み、浸漬洗浄する処理を実行する。すなわち、図6に示すように、制御装置40は、図5の洗浄液供給・循環洗浄時の状態から、開閉弁V3を閉弁し、高圧ポンプP1および循環ポンプP2の駆動を停止する。これにより、逆浸透膜11に付着した汚染物に洗浄液が浸漬されることで汚染物の溶解が促進され、また正浸透現象による透過水Bの逆流が継続することにより多くの汚染物が逆浸透膜11から剥離する。なお、このとき透過水Bの逆流が多過ぎる場合には、流量調整弁V8の開度調整により、適正量に制御する。
なお、本実施形態では、図5に示す循環洗浄の後に図6に示す浸漬洗浄を実行する場合を例に挙げて説明したが、このような洗浄工程に限定されるものではなく、循環洗浄、浸漬洗浄の後に再度循環洗浄を行うようにしてもよい。また、循環洗浄および浸漬洗浄を複数サイクル行うようにしてもよい。
そして、制御装置40は、図2のステップS6に進み、洗浄液を排出する処理を実行する。すなわち、図7に示すように、制御装置40は、図6の浸漬洗浄時の状態から、開閉弁V1,V3,V7を開弁し、開閉弁V2を閉弁し、高圧ポンプP1および循環ポンプP2の駆動を開始する。なお、高圧ポンプP1の駆動モータの回転速度は、図5の洗浄液供給・循環洗浄時の高圧ポンプP1の回転速度と同様な値に設定される。
これにより、高圧ポンプP1と循環ポンプP2の吸引力により、配管s32,s34,s36,s4,s6、逆浸透膜モジュール10の一次側、配管s22,s23,s24に残留する洗浄液が洗浄液タンク30に集められ、開閉弁V7の開弁により、洗浄液タンク30内に残留する使用済の洗浄液が、配管s62,s64を介して外部に排出される。また、洗浄液タンク30内の洗浄液は、配管s62,s64を介して外部に排出される。なお、このとき開閉弁V3を閉弁し、循環ポンプP2を停止したままで、ワンパスで残留する洗浄液を排出する工程を設けてもよい。
そして、制御装置40は、図2のステップS7に進み、通常運転を再開するための処理を実行する。すなわち、図8に示すように、制御装置40は、図7の洗浄液排出時の状態から、開閉弁V3,V6,V7を閉弁し、開閉弁V4,V5を開弁し、高圧ポンプP1の回転速度を通常運転時と同様の回転速度に上昇させ、循環ポンプP2の駆動を停止する。これにより、逆浸透膜モジュール10の一次側の出口10bから排出された濃縮水Cは、通常運転時と同様に、配管s22、配管s23の一部、配管s52,s54を通って外部に排出されることにより、配管s52,s54に残留する洗浄液が外部に流される。また、通常運転時と同様に高圧ポンプP1を昇圧して、逆浸透膜11を介して透過水Bを生成させることにより、逆浸透膜モジュール10内の洗浄液が、配管s12,s42,s44を介して外部に排出される。
このように、図7に示す洗浄液排出処理と図8に示す運転再開処理とによって、洗浄装置100Aに残留する洗浄液全体が外部に排出される。制御装置40は、運転再開処理を所定時間実行した後、図1に示す通常運転に移行する。
以上説明したように、第1実施形態に係る洗浄装置100Aでは、逆浸透膜モジュールの洗浄工程において、まず洗浄液を生成する際の希釈水として濃縮水Cを洗浄液タンク30に導入するとともに薬剤を投入して洗浄液を生成し、洗浄液タンク30内の洗浄液を逆浸透膜モジュール10の一次側の入口10aに戻して循環させるとともに、逆浸透膜モジュール10と透過水タンク20とを連通させて、逆浸透膜11の正浸透現象を利用して透過水タンク20内の透過水を逆浸透膜11の二次側から一次側に逆流させるものである。これによれば、逆浸透膜モジュール10の一次側と洗浄液タンク30との間で洗浄液を循環させることにより、逆浸透膜11の一次側の面に付着した汚染物を溶解させることができ、しかも正浸透を利用して透過水を二次側から一次側に逆流させることにより、逆浸透膜11に付着した汚染物を裏面側から押し出すことで、汚染物を逆浸透膜11から完全に剥離させることができる。このように、汚染物の溶解が生じているところへ正浸透作用による透過水の逆流が生じるため、逆浸透膜11の表面に付着した汚染物を、逆流によって逆浸透膜11から容易に剥離させることが可能になる。
また、第1実施形態によれば、洗浄液を生成する際の希釈水(薬剤を所定濃度に希釈する際の希釈水)として逆浸透膜モジュール10の一次側の出口10bから排出された濃縮水Cを利用することで、塩分濃度の高い洗浄液を逆浸透膜モジュール10の一次側の入口10aに導入できるので、洗浄液を生成する際の希釈水として塩分濃度の低い透過水(淡水)を利用する場合と比較して、逆浸透膜11に対する正浸透による逆流を促進(加速)させることが可能になり、逆浸透膜11に付着した汚染物の剥離効果を高めることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る洗浄装置100Bについて図11を参照して説明する。図11は第2実施形態に係る逆浸透膜モジュールの洗浄装置を示す全体構成図である。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付して重複した説明を省略する。また、第2実施形態について、薬剤投入装置31や攪拌装置32の図示を省略している。
図11に示すように、洗浄装置100Bは、第1実施形態に係る洗浄装置100Aに透過水流量調整弁V9を追加したものである。すなわち、洗浄装置100Bは、逆浸透膜モジュール10の透過水出口10cが、配管s12、透過水流量調整弁V9、配管s16、開閉弁V2、配管s14を介して透過水タンク20と接続されている。また、透過水流量調整弁V9は、配管s12と配管s42との分岐点よりも透過水タンク20側に位置している。
透過水流量調整弁V9は、図5に示す洗浄液供給・循環洗浄時および図6に示す浸漬洗浄時において作動するものであり、それ以外の状態では、最大の開度を維持した状態に設定されている。すなわち、図5および図6に示す洗浄時において、透過水流量調整弁V9の開度が小さくなる、つまり正浸透によって透過水タンク20から逆浸透膜モジュール10に流れる透過水の流量が少なくなるように設定される。
ところで、図5および図6に示す洗浄時において、正浸透現象によって逆浸透膜モジュール10に多くの透過水が逆流すると、逆流する透過水の流量が過剰となり、洗浄液の薬剤の濃度が低下して、洗浄液による汚染物の溶解効果が低下するおそれがある。そこで、第2実施形態では、透過水流量調整弁V9を設けて、図5および図6に示す洗浄時に透過水タンク20から逆浸透膜モジュール10への透過水の逆流量を抑制することにより、洗浄液による汚染物の溶解効果が低下するのを防止することが可能になる。
なお、透過水流量調整弁V9の位置は、本実施形態の位置に限定されるものではなく、開閉弁V2と透過水タンク20との配管s14に設けられていてもよい。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係る洗浄装置100Cについて図12を参照して説明する。図12は第3実施形態に係る逆浸透膜モジュールの洗浄装置を示す全体構成図である。なお、第3実施形態において、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付して重複した説明を省略する。また、第3実施形態についても、薬剤投入装置31や攪拌装置32の図示を省略している。
図12に示すように、洗浄装置100Cは、第1実施形態に係る洗浄装置100Aに微細気泡発生手段を追加した構成である。この微細気泡発生手段は、オゾン発生装置51、微細気泡発生部53、これらを接続する配管52により構成されている。なお微細気泡発生部53は、オゾンガスを、マイクロバブルやナノバブルのサイズの微細気泡として発生させ、洗浄液タンク30内に放出するものである。
第3実施形態によれば、洗浄液タンク30内に微細気泡を発生させることにより、図5の洗浄液供給・循環洗浄時において、逆浸透膜モジュール10の一次側と洗浄液タンク30との間に洗浄液を循環させたときに、微細気泡によって、逆浸透膜11に付着するバイオファウリングを分解除去することができ、汚染物の除去効果を高めることが可能になる。また、微細気泡発生手段としてオゾン発生装置51を使用することにより、殺菌効果を付与することもできる。なお、微細気泡発生手段の適用位置は、本実施形態に限定されるものではなく、逆浸透膜モジュール10の一次側の入口10に近い配管(例えば、s34,s36)上であってもよい。また、オゾン発生装置51に代えて、空気を導入する装置であってもよい。
なお、本発明では、洗浄工程において、逆浸透膜11を逆流させる透過水として、逆浸透膜11を透過した透過水を透過水タンク20に貯めておき、これを使用した場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、逆浸透膜モジュール10の逆浸透膜11を透過させたものとは別の水源から貯めた透過水(淡水)を使用してもよい。
また、洗浄工程時において、洗浄液を生成する際の希釈水として、逆浸透膜モジュール10から排出される濃縮水C(塩水)を使用する場合を例に挙げて説明したが、逆浸透膜モジュール10から排出されたものとは別に設けられた塩水(原水の塩分濃度よりも濃い塩水)をタンクに貯め、このタンクに貯めた塩水を洗浄液を生成する際の希釈水として使用してもよい。
また、図示していないが、高圧ポンプP1の圧力をエネルギとして回収するエネルギ回収装置と本実施形態に係る洗浄装置100A〜100Cとを組み合わせたものを淡水化装置に適用してもよい。また、高塩分濃度の第1の原水を逆浸透膜モジュールでろ過処理する第1の水処理系と、この第1の原水よりも低塩分濃度の第2の原水を逆浸透膜モジュールでろ過処理する第2の水処理系と、を備える複合淡水化システムに適用するようにしてもよい。
100A,100B,100C 逆浸透膜モジュールの洗浄装置
10 逆浸透膜モジュール
10a 入口
10b 出口
11 RO膜(逆浸透膜)
20 透過水タンク
30 洗浄液タンク
40 制御装置(塩水導入手段、洗浄液供給手段)
s22,s23,s24 配管(塩水導入手段)
s34,s36 配管(洗浄液供給手段)
51 オゾン発生装置(微細気泡発生手段)
52 配管(微細気泡発生手段)
53 微細気泡発生部(微細気泡発生手段)
P1 高圧ポンプ
P2 循環ポンプ(洗浄液供給手段)
V1,V2,V4,V5,V7 開閉弁
V3 開閉弁(洗浄液供給手段)
V6 開閉弁(塩水導入手段)
V8 流量調整弁
V9 透過水流量調整弁
A 前処理水(高塩分濃度の原水)
B 透過水
C 濃縮水

Claims (4)

  1. 逆浸透膜を用いて高塩分濃度の原水を淡水化する逆浸透膜モジュールの洗浄装置において、
    前記逆浸透膜モジュールを洗浄する洗浄液を貯留する洗浄液タンクと、
    前記原水の塩分濃度よりも濃い塩分濃度の塩水を前記洗浄液タンクに導入する塩水導入手段と、
    前記洗浄液タンクの前記洗浄液を前記逆浸透膜モジュールに供給する洗浄液供給手段と、を備え、
    前記逆浸透膜モジュールの洗浄工程において、前記洗浄液供給手段により前記洗浄液を前記逆浸透膜モジュールに供給する際、前記逆浸透膜の正浸透を利用して透過水を前記逆浸透膜モジュールの二次側から一次側に逆流させることを特徴とする逆浸透膜モジュールの洗浄装置。
  2. 逆浸透膜を用いて高塩分濃度の原水を淡水化する逆浸透膜モジュールの洗浄装置において、
    前記逆浸透膜モジュールを洗浄する洗浄液を貯留する洗浄液タンクと、
    前記逆浸透膜モジュールを透過した透過水を貯留する透過水タンクと、
    前記原水の塩分濃度よりも濃い塩分濃度の塩水を前記洗浄液タンクに導入する塩水導入手段と、
    前記洗浄液タンクの前記洗浄液を前記逆浸透膜モジュールの一次側の入口に戻す洗浄液供給手段と、を備え、
    前記逆浸透膜モジュールの洗浄工程において、前記塩水導入手段により前記塩水を、前記洗浄液を生成する際の希釈水として前記洗浄液タンクに導入し、前記洗浄液供給手段により前記洗浄液を前記逆浸透膜モジュールの一次側の入口に戻して循環させる際、前記逆浸透膜の正浸透を利用して前記透過水を前記逆浸透膜モジュールの二次側から一次側に逆流させることを特徴とする逆浸透膜モジュールの洗浄装置。
  3. 前記逆浸透膜モジュールに導入する際の前記透過水の流量を調整する透過水流量調整弁を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の逆浸透膜モジュールの洗浄装置。
  4. 前記洗浄液タンクは、前記洗浄液中に微細気泡を発生させる微細気泡発生手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の逆浸透膜モジュールの洗浄装置。
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