JP2013146777A - 車輪用転がり軸受装置の内輪部材の製造方法 - Google Patents

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淑人 ▲高▼田
Yoshito Takada
Kota Sakamoto
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Abstract

【課題】フランジ部の肉厚が多様に異なる内輪部材を容易に製造することができる車輪用転がり軸受装置の内輪部材の製造方法を提供する。
【解決手段】上型本体55には、フランジ成形空間73のうち、車外側成形部58が形成される。一方、下型本体63には、可変成形面69を上面に有する可動型68が昇降可能に配設される。可動型68が上昇端位置に保持された状態で、上型パンチ52を下降させて予備成形素材41の端面に鍛造凹部23aを形成しながら予備成形素材41の外周面の一部をフランジ成形空間73内に側方押出することで、ほぼ均一の肉厚寸法を有する予備フランジ部18’を形成する工程と、引き続いて、上型パンチ52が下降端位置まで下降されながら、可動型68が下降されることで、フランジ部18の肉厚寸法が外径側から内径側に向かって大きくなるように変化されたフランジ部18を形成する工程と、を備えている。
【選択図】図5

Description

この発明は車輪用転がり軸受装置の内輪部材の製造方法に関する。
車輪用転がり軸受装置に用いられる内輪部材は、軸部と、車輪を締め付けるフランジ部と、車輪の中心孔が嵌挿される嵌合軸部とを有して構成されるものが知られている。
このような内輪部材を鍛造によって製造するために、鍛造型装置の上型と、下型とのうち、上型の本体部をなす上型本体には、フランジ部の車外側面を含む車外側部分を形成する車外側成形部が形成される一方、下型の本体部をなす下型本体には、フランジ部の車内側面を含む車外側部分を形成する車内側成形部が形成される。
そして、上型と、下型との間に予備成形素材がセットされた後、上型と、下型とが型締めされることで、上型本体と下型本体との車外側及び車内側の成形部によってフランジ成形空間が構成される。
その後、上型の上型パンチを下降させて予備成形素材の端面に鍛造凹部を形成しながら予備成形素材の外周面の一部をフランジ成形空間内に側方押出することで、ほぼ均一の肉厚寸法を有するフランジ部を形成する。
このような内輪部材の製造方法においては、例えば、特許文献1に開示されている。
特開2007−152413号公報
ところで、前記した従来の車輪用転がり軸受装置の内輪部材の製造方法においては、上型本体と下型本体との車外側及び車内側の成形部によってフランジ成形空間が構成される。
このため、例えば、フランジ部の肉厚寸法を外径側から内径側に向かって大きくなるように変化させてフランジ部の強度を高めるためには、これに対応して下型本体のフランジ部の車内側面を含む車内側部分を形成する車内側成形部の形状を変更しなければならない。
さらに、フランジ部の肉厚が多様に異なる内輪部材を製造しようとすると、これに対応する数の下型本体を製作して準備し、管理しなければならない。
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、フランジ部の肉厚が多様に異なる内輪部材を容易に製造することができる車輪用転がり軸受装置の内輪部材の製造方法を提供することである。
前記課題を解決するために、この発明の請求項1に係る車輪用転がり軸受装置の内輪部材の製造方法は、外輪部材の内周面との間に複数の転動体が転動可能に配設される環状空間を隔てる軸部と、この軸部の車外側端部の外周面に形成されかつ車輪を締め付けるフランジ部と、このフランジ部の車外面から車外側へ向けて突出されかつ前記車輪の中心孔が嵌挿される嵌合軸部とを有する内輪部材を製造する車輪用転がり軸受装置の内輪部材の製造方法であって、鍛造型装置の上型と、下型との間に予備成形素材がセットされた後、前記上型と、前記下型とが型締めされることで、前記上型と前記下型との間に、前記フランジ部に対応するフランジ成形空間が構成され、前記上型の本体部をなす上型本体には、前記フランジ成形空間のうち、前記フランジ部の車外側面を含む車外側部分を形成する車外側成形部が形成される一方、前記下型の本体部をなす下型本体には、前記フランジ部の車内側面を含む車内側部分を形成する車内側可変成形面を上面に有する可動型が昇降可能に配設され、前記可動型の可変成形面が前記上型本体の車外側成形部の底面と前記フランジ部の外径端部の肉厚寸法に対応する間隔を隔てた上昇端位置に保持された状態で、前記上型の上型パンチを下降させて前記予備成形素材の端面に鍛造凹部を形成しながら前記予備成形素材の外周面の一部を前記フランジ成形空間内に側方押出することで、ほぼ均一の肉厚寸法を有する予備フランジ部を形成する工程と、引き続いて、前記上型パンチが下降端位置まで下降されながら、前記可動型が下降されることで、前記フランジ部の肉厚寸法が外径側から内径側に向かって大きくなるように変化されたフランジ部を形成する工程と、を備えていることを特徴とする。
前記構成によると、可動型が予備フランジ部を形成する上昇端位置から下降されることで、フランジ部の肉厚寸法が外径側から内径側に向かって大きくなるように変化されたフランジ部を容易に形成することができる。
また、可動型の下降速度を制御することによって、フランジ部の肉厚が多様に異なる内輪部材を容易に製造することができる。
この発明の実施例1に係る車輪用転がり軸受装置の内輪部材の製造方法によって製造された内輪部材が車輪用軸受装置に組み付けられた状態を示す軸方向に沿う断面図である。 同じく内輪部材を軸部の先端側から示す平面図ある。 この発明の実施例1に係る車輪用転がり軸受装置の内輪部材を製造する工程を順に示す工程図であり、図3の(A)は軸状素材を示し、図3の(B)は予備成形素材を示し、図3の(C)は予備フランジ部が形成された予備鍛造成形品を示し、図3の(D)は内輪部材をなす鍛造成形品を示し、図3の(E)は旋削、熱処理及び研磨された内輪部材を示す。 鍛造型装置の上型と下型とが型閉じされ、かつ上型パンチが下降されて予備フランジ部を形成する工程が行われた状態を示す説明図である。 上型パンチが下降端位置まで下降され、可動型が下降されることでフランジ部を形成する工程が行われた状態を示す説明図である。 図4のVI−VI線に沿う下型本体と可動型とを示す平断面図である。
この発明を実施するための形態について実施例にしたがって説明する。
この発明の実施例1を図面にしたがって説明する。
図1に示すように、車輪用軸受装置(車輪用ハブユニット)は、内輪部材10と、外輪部材31と、転動体36、37とを備えてユニット化されている。
内輪部材10は、冷間鍛造によって形成され、軸部11と、この軸部11の一端側に形成されかつ軸部11よりも大径で車輪(図示しない)の中心孔が嵌込まれる嵌合軸部23と、軸部11と嵌合軸部23との間に位置するフランジ基部18aと、このフランジ基部18aの外周面に外径方向へ放射状に延出された複数のフランジ部18とを一体に有する(図2参照)。
言い換えると、内輪部材10は、軸部11と、この軸部11の車外側端部の外周面に形成されかつ車輪(図示しない)を締め付けるフランジ部18と、このフランジ部18の車外面から車外側へ向けて突出された嵌合軸部23とを有する。
フランジ部18には、車輪を締め付けるハブボルト22が圧入によって配置されるボルト孔21が貫設されている。
また、嵌合軸部23には、フランジ部18側にブレーキロータ1の中心孔が嵌込まれるブレーキロータ用嵌合部24が形成され、先端側にブレーキロータ用嵌合部24よりも若干小径で車輪の中心孔が嵌込まれる車輪用嵌合部25が形成されている。
また、嵌合軸部23の車外側端面の中心部には、冷間鍛造による鍛造凹部23aが形成されている。
また、この実施例1においては、内輪部材10の軸部11は、フランジ部18側が大径で先端側が小径に形成された段軸状に形成され、軸部11の大径部12の外周面には、車外側の内輪軌道面27が形成される。
また、軸部11の小径部13の外周面には、車内側の内輪軌道面28を外周面に有する内輪体26が嵌め込まれる。さらに、軸部11の先端部には、小径部13と同径の端軸部15が延出されている。この端軸部15の先端部が径方向外方へかしめられてかしめ部17が形成されることによって小径部13の外周面に内輪体26が固定される。
図1に示すように、内輪部材10のフランジ部18の車外側面は、軸線方向に直交する面と平行する平坦面に形成されている。そして、フランジ部18の車外側面をロータ支持面19としている。
また、フランジ部18の車内側面をなすフランジ背面20は、フランジ部18の肉厚寸法が外径側から内径側に向かってしだいに大きくなるように、軸線に対しテーパ面(又は湾曲面、又は段差面、又はテーパ面、湾曲面及び段差面の組合面)をなすように変化させてフランジ部18の強度を高めている。
そして、フランジ背面20のボルト孔21の周囲には、ハブボルト22の頭部下面を面当たり状態で安定よく支承し得るように、軸線方向に直交する面と平行する平坦なボルト座面21aが旋削加工(座ぐり加工)によって形成されている。
外輪部材31は円筒状に形成され、内輪部材10の軸部11外周面に環状空間を隔てて同一中心線上に配設される。
外輪部材31の内周面には、車外側の外輪軌道面32及び車内側の外輪軌道面33が、車外側の内輪軌道面27及び車内側の内輪軌道面28に対応する軸方向位置にそれぞれ形成されている。そして、車外側の内輪軌道面27及び車内側の内輪軌道面28と車外側の外輪軌道面32及び車内側の外輪軌道面33との間には、各複数個の転動体36、37が保持器38、39によってそれぞれ保持された状態で転動可能に配置され、複列の転がり軸受(図1ではアンギュラ玉軸受)を構成する。
なお、内輪軌道面27、28と外輪軌道面32、33との間に配設される各複数個の転動体(玉)36、37には、軸部11の端軸部15をかしめてかしめ部17を形成する際のかしめ力に基づいて所要とする軸方向の予圧が付与される。
また、外輪部材31の外周面には固定フランジ34が一体に形成される。この固定フランジ34は、車両の懸架装置(図示しない)に支持されたナックル、キャリア等の車体側部材の取付面にボルトによって締結される。
次に、この実施例1に係る車輪用転がり軸受装置に採用される内輪部材を製造する方法を図3の(A)〜(E)、図4、図5及び図6にしたがって説明する。
この実施例1に係る車輪用転がり軸受装置の内輪部材の製造方法は、前処理工程と、冷間鍛造による予備フランジを形成する工程と、フランジ部を形成する工程と、後処理工程とを備えている。
先ず、前処理工程において、S45C、S50C、S55C等の炭素量0.5%前後の構造用炭素鋼よりなる丸棒材を所定長さに切断して軸状素材40を形成する(図3の(A)参照)。
その後、軸状素材40を変態点以上の温度、好ましくは、変態点温度よりも20℃〜70℃程度高い温度で加熱する。
これによって、軸状素材40中の炭素成分を球状化させて球状化焼鈍する。
また、焼鈍処理された軸状素材40の表面には、必要に応じて潤滑剤としてのリン酸塩を塗布して潤滑剤被膜(リン酸塩被膜)を形成する。
なお、軸状素材40の表面に潤滑剤被膜を形成することによって、次に詳述する冷間鍛造の成形型(上型、下型)と軸状素材40との間に生じる摩擦力が低減するため、焼鈍処理及び被膜処理した軸状素材40は、冷間鍛造性に優れた素材となる。
その後、予備冷間鍛造の前方押出加工の鍛造型装置(図示しない)を用いて軸状素材40を前方押出加工し、これによって、軸部11と、フランジ基部(中間軸部)18aと、嵌合軸部23とをそれぞれ形成するための各部分11’、18a’、23’を有する予備成形素材41を製作する(図3の(B)参照)。
次に、予備フランジを形成する工程及びフランジ部を形成する工程を行う冷間鍛造の側方押出加工に用いる鍛造型装置について図4〜図6にしたがって説明する。
図4と図5に示すように、鍛造型装置50は、下型61と、この下型61に対し昇降されて型締め及び型開き動作される上型51とを備える。
上型51は、上型パンチ52と、上型本体55とを備え、図5に示すように、上型パンチ52の先端部(下部)53は、鍛造凹部23aに対応する形状に形成されている。
上型本体55の中心部には、上型パンチ52が昇降可能に配設されるパンチ挿通孔56と、このパンチ挿通孔56の下方に同一中心上をなして連通して嵌合軸部23を形成する嵌合軸部成形孔57とが形成されている。また、上型本体55の下面には、複数のフランジ部18の車外側面(ロータ支持面19)を含む車外側部分を形成するための複数の車外側成形部58が形成されている。
下型61は、下型パンチ62と、下型本体63と、可動型68とを備える。
下型パンチ62は、予備成形素材41の下端面を支承する。
下型本体63の中心部には、下型パンチ62が挿通されるパンチ挿通孔64と、このパンチ挿通孔64の上方に同一中心上をなして連通して軸部(大径部12、小径部13及び端軸部15を含む)11を形成する軸部成形孔65とが形成されている。
また、下型本体63には、上型本体55の複数の車外側成形部58に対向する位置において、複数のフランジ部18の車内側面(フランジ背面20)を含む車内側部分を形成するための車内側成形部66を形成するための複数の可動型68を昇降案内する昇降案内孔67が形成されている。
そして、図4〜図6に示すように、複数の昇降案内孔67には、複数のフランジ部18の車内側面(フランジ背面20)を形成するための可変成形面69を上面に有する複数の可動型68が昇降可能に配設される。
すなわち、この実施例1において、複数のフランジ部18の車内側面(フランジ背面20)を含む車内側部分を形成するための車内側成形部66は、昇降案内孔67の上部に連通状に構成された周壁部成形部66aと、可動型68上面の可変成形面69との協働によって構成される。
また、可動型68は、その下方に構成される油圧室75に対し設定されたプログラムに基づいて供給される油圧によって昇降制御される。
前記したように構成された鍛造型装置50を用いて冷間鍛造による予備フランジを形成する工程と、フランジ部を形成する工程とが連続して行われる。
先ず、冷間鍛造による予備フランジを形成する工程において、下型本体63の軸部成形孔65に予備成形素材41の軸部11を挿通してセットする。
その後、上型本体55と、下型本体63とが型締めされることで、これら上型本体55の車外側成形部58と、下型本体63の車内側成形部66との協働によってフランジ成形空間73が構成される。
この際、可動型68上面の可変成形面69が上型本体55の車外側成形部58底面の車外側成形面58aとフランジ部18の外径端部の肉厚寸法tに対応する間隔を隔てる上昇端位置に油圧によって保持される。
前記した状態のもとで、図4に示すように、上型パンチ52が下降し、予備成形素材41の嵌合軸部23の車外側端面の中心部に鍛造凹部23a’を形成しながらフランジ基部18aの外周面の一部をフランジ成形空間73内に側方押出することで、ほぼ均一の肉厚寸法を有する予備フランジ部18’を形成する。これによって、予備鍛造成形品42を形成する(図3の(C)及び図4参照)。
次に、フランジ部を形成する工程において、予備フランジ部18’が形成された後、引き続いて、上型パンチ52が下降端位置まで下降され、これによって嵌合軸部23の車外側端面の中心部に鍛造凹部23aを設定された深さまで形成しながら、可動型68が下降されることで、図5に示すように、フランジ部の肉厚寸法が外径側から内径側に向かってしだいに大きくなるように変化されたフランジ部18を形成する。これによって、鍛造成形品43を形成する(図3の(D)及び図5参照)。
次に、後処理工程において、鍛造成形品43の一部、例えば、フランジ部18の車外側面のローター支持面22と、嵌合軸部23の端面と、フランジ部18の車内側面(フランジ背面20)のボルト座面21aとを旋削加工し、フランジ部18にボルト孔21を孔明け加工する(図3の(E)参照)。
その後、図3の(E)の網掛け部分に示すように、鍛造成形品43の軸部11の車外側の内輪軌道面27と、この内輪軌道面27に隣接する大径部12の一部と、小径部13の外周面と、大径部12と小径部13との間の段差面とを高周波焼き入れした後、焼き戻しすることにより、内輪軌道面等に必要な硬さを維持しつつ、車輪用転がり軸受装置の内輪部材として必要な靱性を付与する。
最後に、内輪軌道面27を含む熱処理部分の表面(図3の(E)に示す網掛け部分の表面)を研磨加工して内輪部材10を形成する。
この実施例1に係る車輪用転がり軸受装置の内輪部材の製造方法は上述したように構成される。
したがって、予備フランジを形成する工程において、可動型68を上昇端位置に油圧によって保持した状態で、上型パンチ52を下降させて、予備成形素材41のフランジ基部18aの外周面の一部をフランジ成形空間73内に側方押出することで、ほぼ均一の肉厚寸法を有する予備フランジ部18’を形成する。
引き続いて、フランジ部を形成する工程において、上型パンチ52を下降端位置まで下降させながら、可動型68を設定速度で下降させることで、フランジ部の肉厚寸法が外径側から内径側に向かってしだいに大きくなるように変化されたフランジ部18を容易に形成することができる。
また、可動型68の下方に構成される油圧室75に対する油圧の設定プログラムを適宜に変更して可動型68の下降速度を制御することによって、フランジ部18の肉厚が多様に異なる内輪部材10を容易に製造することができる。
なお、この発明は前記実施例1に限定するものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の形態で実施することができる。
例えば、前記実施例1においては、内輪部材10のフランジ基部18aの外周面に複数のフランジ部18が放射状に形成される場合を例示したが、フランジ部は円板状に形成される場合においてもこの発明を実施することができる。
また、冷間鍛造の他、熱間鍛造であってもこの発明を実施することができる。
10 内輪部材
11 軸部
18 フランジ部
19 ロータ支持面(車外側面)
20 フランジ背面(車内側面)
23 嵌合軸部
27、28 内輪軌道面
31 外輪部材
32、33 外輪軌道面
36、37 転動体
40 軸状素材
41 予備成形素材
42 予備鍛造成形品
43 鍛造成形品
50 鍛造型装置
51 上型
52 上型パンチ
55 上型本体
58 車外側成形部
61 下型
62 下型パンチ
63 下型本体
66 車内側成形部
68 可動型
69 可変成形面
73 フランジ成形空間

Claims (1)

  1. 外輪部材の内周面との間に複数の転動体が転動可能に配設される環状空間を隔てる軸部と、この軸部の車外側端部の外周面に形成されかつ車輪を締め付けるフランジ部と、このフランジ部の車外面から車外側へ向けて突出されかつ前記車輪の中心孔が嵌挿される嵌合軸部とを有する内輪部材を製造する車輪用転がり軸受装置の内輪部材の製造方法であって、
    鍛造型装置の上型と、下型との間に予備成形素材がセットされた後、前記上型と、前記下型とが型締めされることで、前記上型と前記下型との間に、前記フランジ部に対応するフランジ成形空間が構成され、
    前記上型の本体部をなす上型本体には、前記フランジ成形空間のうち、前記フランジ部の車外側面を含む車外側部分を形成する車外側成形部が形成される一方、
    前記下型の本体部をなす下型本体には、前記フランジ部の車内側面を含む車内側部分を形成する車内側可変成形面を上面に有する可動型が昇降可能に配設され、
    前記可動型の可変成形面が前記上型本体の車外側成形部の底面と前記フランジ部の外径端部の肉厚寸法に対応する間隔を隔てた上昇端位置に保持された状態で、前記上型の上型パンチを下降させて前記予備成形素材の端面に鍛造凹部を形成しながら前記予備成形素材の外周面の一部を前記フランジ成形空間内に側方押出することで、ほぼ均一の肉厚寸法を有する予備フランジ部を形成する工程と、
    引き続いて、前記上型パンチが下降端位置まで下降されながら、前記可動型が下降されることで、前記フランジ部の肉厚寸法が外径側から内径側に向かって大きくなるように変化されたフランジ部を形成する工程と、
    を備えていることを特徴とする車輪用転がり軸受装置の内輪部材の製造方法。
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