JP2013133033A - 空調用レジスタ - Google Patents

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一 高井
Minoru Shibata
実 柴田
Kenji Asano
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Abstract

【課題】ケースから吹き出す空調用空気の指向性を向上させる。
【解決手段】アウタリテーナ14内にインナリテーナ21を配置することにより、空調用空気Aの通風路30の下流部を、下流端に主吹出口31Aを有する主通風路31と、主通風路31に隣接するとともに、下流端に副吹出口32A,33Aを有し、主通風路31よりも流路面積の小さな副通風路32,33とに区画する。インナリテーナ21内には、上下方向へ傾動することで、主通風路31を流れて主吹出口31Aから吹き出す空調用空気A1の向きを変える主フィン40を設ける。副吹出口32A,33Aを、下流側ほど主吹出口31Aに近付くように、主通風路31に対し傾斜させる。さらに、副通風路32,33よりも上流側には、同副通風路32,33への空調用空気A3の流入量を調整する流入量調整部材として副フィン51,52を傾動可能に設ける。
【選択図】図8

Description

本発明は、空調装置から送られてきて室内に吹き出す空調用空気の向きを変更等する空調用レジスタに関するものである。
車両のインストルメントパネルには、空調装置から送られてきて車室内に吹き出す空調用空気の向きを変更等するための空調用レジスタが組込まれている。この空調用レジスタは、例えば、特許文献1及び特許文献2に記載されているように、ケース、複数の上流側フィン、及び複数の下流側フィンを基本的な構成要素として備えている。ケースは、内部空間を空調用空気の通風路とするとともに、同通風路の下流端に空調用空気の吹出口を有する。
各下流側フィンは、ケース内の吹出口の上流側近傍において、例えば車幅方向に延びる板状体からなり、互いに上下方向に平行に離間した状態で配設されている。各下流側フィンは、車幅方向についての両端面から同方向外方へ延びる支軸を備えており、両支軸においてケースの縦壁部に上下方向への傾動可能に支持されている。
各上流側フィンは、ケース内の上記下流側フィンの上流側近傍において、同下流側フィンに直交する方向である上下方向に延びる板状体からなり、互いに車幅方向に平行に離間した状態で配設されている。各上流側フィンは、上下方向についての両端面から同方向外方へ延びる支軸を備えており、両支軸においてケースの横壁部に車幅方向への傾動可能に支持されている。
また、前記とは逆に、各下流側フィンが上下方向に延びる板状体からなり、各上流側フィンが車幅方向に延びる板状体からなる空調用レジスタもある。
そして、上流側フィン及び下流側フィンがそれぞれ傾動されることで、吹出口からは、上流側フィン及び下流側フィンの各傾きに応じた方向へ空調用空気が吹き出す。表現を変えると、上流側フィン及び下流側フィンの各傾きが変えられることで、吹出口からの空調用空気の吹き出し方向が変更される。
特開2011−79374号公報 特開2005−337607号公報
ところが、前述したように、上流側フィン及び下流側フィンが通風路に直列に配設された従来の空調用レジスタでは、上流側フィンが通風路に対し傾斜させられたとき、その上流側フィンの下流側に位置するケースの縦壁部(又は横壁部)や、下流側フィンが、上記上流側フィンによって向きを変えられた空調用空気の流れを妨げるおそれがある。この場合には、空調用空気を吹出口から望んだ方向へ吹き出させることが難しい。このように、従来の空調用レジスタは、吹出口から吹き出す空調用空気の指向性の点で、なお、改善の余地を残すものとなっている。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、ケースから吹き出す空調用空気の指向性を向上させることのできる空調用レジスタを提供することにある。
前記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、内部空間が空調用空気の通風路とされたケースを備え、前記ケース内には、前記通風路に沿って延びる区画部が設けられ、前記通風路の少なくとも下流部が、下流端に主吹出口を有する主通風路と、前記区画部を介して前記主通風路に隣接するとともに、下流端に副吹出口を有し、さらに前記主通風路よりも流路面積の小さな副通風路とに区画され、前記ケース内には、前記主通風路に隣接する前記副通風路の隣接方向に対し直交する方向へ傾動することで、前記主通風路を流れて前記主吹出口から吹き出す前記空調用空気の向きを変える主フィンが設けられており、前記副吹出口は、下流側ほど前記主吹出口に近付くように、前記主通風路に対し傾斜させられており、前記ケース内の前記副通風路よりも上流側には、同副通風路への前記空調用空気の流入量を調整する流入量調整部材が設けられていることを要旨とする。
前記の構成によれば、主通風路を流通する空調用空気は、主フィンに沿って流れることで流通方向を決定され、主吹出口から吹き出す。ここで、主フィンは、主通風路に隣接する副通風路の隣接方向に対し直交する方向へ傾動可能である。そのため、主フィンが主通風路に平行であれば、空調用空気は、主通風路の主吹出口から真っ直ぐ吹き出す。また、主フィンが主通風路に対し傾斜していれば、空調用空気は斜めに吹き出す。
また、副通風路を流通する空調用空気は、副吹出口から吹き出す。ここで、副通風路への空調用空気の流入量は、流入量調整部材によって調整可能である。この流入量調整部材によって調整された副通風路への空調用空気の流入量が零であるときには、副吹出口からは空調用空気が吹き出さない。流入量が少ないときには、副吹出口からは空調用空気が低速で吹き出す。副吹出口から吹き出す空調用空気の流速は、副通風路への空調用空気の流入量の増加に伴い高くなる。
一方、副吹出口は、下流側ほど主吹出口に近付くように、主通風路に対し傾斜しているため、副吹出口からは空調用空気が主通風路に対し傾斜する方向に吹き出す。
従って、上記のように副吹出口から空調用空気が吹き出した場合には、その空調用空気は、主吹出口から吹き出した空調用空気に当たり、その主吹出口からの空調用空気の吹き出し方向を変える。そして、副吹出口からの空調用空気が主吹出口からの空調用空気の吹き出し方向を変える度合いは、同副吹出口から吹き出す空調用空気の流速の上昇に伴い大きくなる。副吹出口からの流速が高くなるに従い、主吹出口からの空調用空気の吹き出し方向が大きく変えられる。そして、主吹出口からの空調用空気と、副吹出口からの空調用空気とが混ざり合って吹き出し方向を変えられた空調用空気が、最終的にケースから吹き出す。
ここで、主通風路において主フィンよりも下流側には、同主フィンによって向きを変えられた空調用空気の流れを妨げるものは特に設けられていない。また、副通風路には、空調用空気の流れの向きを変えるためのフィンが設けられていない。流入量調整部材は、副通風路に流入する空調用空気の量を調整する機能を有するが、同空調用空気の流れの向きを変える機能は有しない。空調用空気は、副吹出口からの吹き出し方向を変えられず、吹き出す流速を変えられるのみである。また、副通風路よりも下流側には、副吹出口から吹き出した空調用空気の流れを妨げるものは設けられていない。従って、ケースからは、空調用空気が望んだ方向へ吹き出すこととなり、空調用空気の指向性が向上する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記副吹出口の流路面積は、前記副通風路の他の箇所での流路面積よりも狭められていることを要旨とする。
前記の構成によれば、副通風路を流れる空調用空気は、副通風路の他の箇所よりも流路面積の狭められた副吹出口を通過する際に流速を速められる。そして、この流速の速められた空調用空気が、主通風路から吹き出した空調用空気に当たる。従って、流入量調整部材によって副通風路への空調用空気の流入量を調整することで、副吹出口から吹き出す空調用空気の流速(勢い)を増減させ、主通風路から吹き出した空調用空気の向きを変えて、ケースから空調用空気を望んだ方向へ吹き出させやすくなる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記流入量調整部材は、前記ケース内で前記通風路に沿って延びて前記副通風路の上流端に支持され、同副通風路を閉鎖する閉鎖位置と、同副通風路を大きく開放する全開位置との間で傾動する板状の副フィンにより構成されており、前記副フィンの前記傾動により前記空調用空気の流入量を調整するものであることを要旨とする。
前記の構成によれば、副フィンが閉鎖位置にあるときには、副通風路が閉鎖される。通風路を流れる空調用空気は、副通風路内を流れることができず、副吹出口から吹き出さない。通風路を流れる空調用空気は、主通風路を流れた後に、主吹出口から吹き出す。
副フィンが閉鎖位置と全開位置との間にあるときには、通風路を流れる空調用空気の一部は、副通風路内を流れ、副吹出口から吹き出す。また、このときには、副フィンの位置(傾き)に応じ、副通風路に流入する空調用空気の量が変化し、副吹出口から吹き出す空調用空気の流速が変化する。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記通風路の少なくとも下流部は、前記主通風路と、その両側の一対の前記副通風路とに区画されており、前記副フィンは前記副通風路毎に設けられており、前記両副フィンは、それらの少なくとも一方を、常に前記閉鎖位置に保持した状態で傾動することを要旨とする。
前記の構成によれば、空調用空気が一方の副通風路を流れた場合には、その空調用空気は、同副通風路の下流端の副吹出口から主通風路に対し傾斜する方向に吹き出す。この副吹出口から吹き出した空調用空気が、主吹出口からの空調用空気に当たることで、主吹出口から吹き出した空調用空気の向きが、他方の副通風路側へ変えられる。
空調用空気が他方の副通風路を流れて副吹出口から、主通風路に対し傾斜する方向に吹き出した場合には、前記とは逆に、主吹出口から吹き出した空調用空気の向きが、一方の副通風路側へ変えられる。
なお、副吹出口から吹き出す空調用空気が、主吹出口から吹き出した空調用空気の向きを変える度合いは、副通風路の副フィンの傾きに応じて異なる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記ケースに操作可能に設けられた操作部材と、前記操作に応じた前記操作部材の動きを、前記各副フィンの傾動のための動力として同各副フィンに伝達又はその動力伝達を遮断する伝達機構とがさらに設けられていることを要旨とする。
前記の構成によれば、操作部材が操作されると、その操作に応じた操作部材の動きが各副フィンの傾動のための動力として、伝達機構によって、各副フィンに伝達されたり、その動力伝達が遮断されたりする。これらの動力の伝達又は遮断により、各副フィンが傾動させられたり、その傾動が停止させられたりする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記両副フィンは、前記操作部材が可動領域の中立位置にあるときには前記閉鎖位置に位置し、前記伝達機構は、前記操作部材が前記可動領域のうち前記中立位置とは異なる領域で操作されるときには、一方の前記副フィンへの動力伝達を遮断し、他方の前記副フィンへの動力伝達を行なうことを要旨とする。
前記の構成によれば、操作部材が可動領域の中立位置にあるときには、両副フィンは、ともに閉鎖位置に位置し、副通風路を閉鎖する。そのため、通風路を流れる空調用空気はいずれの副通風路にも流入せず、主通風路のみを流れて、主吹出口から吹き出す。
操作部材が可動領域のうち中立位置とは異なる領域で操作されるときには、伝達機構により、一方の副フィンに対しては動力伝達が遮断される。この副フィンは、閉鎖位置に保持され、副通風路を閉鎖し続ける。通風路を流れる空調用空気は、一方の副通風路へは流入せず、その下流端の副吹出口から吹き出さない。
他方の副フィンに対しては動力が伝達され、同副フィンは閉鎖位置とは異なる位置へ傾動させられて副通風路が開放される。この副通風路には空調用空気が流入・通過し、副吹出口から吹き出す。この副吹出口から吹き出した空調用空気が、主吹出口からの空調用空気に当たることで、主吹出口から吹き出した空調用空気の向きを、前記一方の副通風路側へ変える。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記通風路を開閉すべく同通風路の前記両副フィンよりも上流側に傾動可能に設けられた板状のシャットダンパと、前記シャットダンパを前記両副フィンに連動させ、前記両副フィンがともに前記閉鎖位置に位置するときには前記シャットダンパを前記両副フィンに平行にさせ、前記両副フィンの一方が傾動されるときには、前記シャットダンパを前記傾動される副フィンに略平行にさせるダンパ連動機構とがさらに設けられていることを要旨とする。
前記の構成によれば、シャットダンパを傾動させることで、通風路の両副フィンよりも上流側で通風路が閉鎖されると、空調用空気は、シャットダンパよりも下流側へ流れることが不能となり、主吹出口からも副吹出口からも吹き出さなくなる。
両副フィンがともに閉鎖位置に位置するときには、ダンパ連動機構により、シャットダンパは両副フィンに平行にさせられる。通風路を流れる空調用空気は主通風路のみを流れて主吹出口から吹き出す。
これに対し、両副フィンの一方が傾動されるときには、ダンパ連動機構により、シャットダンパがその傾動される副フィンの上流側で同副フィンに対し略平行となるように傾動させられる。このシャットダンパにより、傾動させられた副フィンが上流側に延長されたような状態となる。その結果、通風路を流れる空調用空気のうち、副フィンによって副通風路に導かれる量が増える。従って、副フィンのみによって、副通風路への空調用空気の流入量を調整する場合に比べ、より多くの空調用空気を副通風路に流入させて、副吹出口から吹き出す空調用空気の流速を効率よく高めることが可能となる。
本発明の空調用レジスタによれば、ケース内の通風路を主通風路及び副通風路に区画し、副通風路の副吹出口を、下流側ほど主通風路の主吹出口に近付くように、主通風路に対し傾斜させ、さらに、ケース内の副通風路よりも上流側に流入量調整部材を設けたため、ケースから吹き出す空調用空気の指向性を向上させることができる。
本発明を具体化した一実施形態における空調用レジスタの斜視図。 一実施形態における空調用レジスタの構成部品の一部を示す分解斜視図。 同じく、一実施形態における空調用レジスタの構成部品の一部を示す分解斜視図。 一実施形態において、両副フィンがともに閉鎖位置に傾動された空調用レジスタを示す図であり、(A)は正面図、(B)は側面図。 図4(A)におけるX−X線に沿った空調用レジスタの断面構造を示す断面図。 (A)は図4(A)におけるY−Y線に沿った空調用レジスタの断面構造を示す断面図、(B)は空調用レジスタの底面図。 図6の状態から操作ダイヤルが左側へ回動操作されて、右側の副フィンが僅かに傾動された空調用レジスタを示す図であり、図6(A)に対応する断面図。 図7の状態から操作ダイヤルがさらに左側へ回動操作されて、右側の副フィンがさらに傾動された空調用レジスタを示す図であり、(A)は図6(A)に対応する断面図、(B)は図6(B)に対応する底面図。 図8の状態から操作ダイヤルがさらに左側へ回動操作されて、シャットダンパによって通風路が閉鎖された空調用レジスタを示す図であり、(A)は図6(A)に対応する断面図、(B)は図6(B)に対応する底面図。 図6の状態から操作ダイヤルが右側へ回動操作されて、左側の副フィンが傾動された空調用レジスタを示す図であり、(A)は図6(A)に対応する断面図、(B)は図6(B)に対応する底面図。
以下、本発明を車両用の空調用レジスタに具体化した一実施形態について、図面を参照して説明する。
なお、以下の記載においては、車両の進行方向(前進方向)を前方とし、後進方向を後方とし、高さ方向を上下方向として説明する。また、車幅方向(左右方向)については、車両を後方から見た場合を基準として方向を規定する。
車室内において、車両の前席(運転席及び助手席)の前方にはインストルメントパネルが設けられ、その車幅方向についての中央部、両側部等には本実施形態の空調用レジスタが組込まれている。この空調用レジスタの主な機能は、空調装置から送られてきて車室内に吹き出す空調用空気の向きを調整することと、空調用空気の吹き出しを遮断することである。
図1〜図3に示すように、空調用レジスタ10は、ケース11、複数の主フィン40、一対の流入量調整部材、操作部材、伝達機構60、シャットダンパ70及びダンパ連動機構80を備えている。次に、空調用レジスタ10を構成する各部の構成について説明する。
<ケース11>
ケース11は、空調装置の通風ダクト(図示略)と、インストルメントパネル(図示略)に設けられた開口とを繋ぐためのものである。ケース11は、複数の部材によって、前後方向についての両端が開放された筒状に形成されている。ケース11における前側の開放部分は、空調装置から通風ダクトを通じて送られてくる空調用空気Aの流入口12を構成している。ケース11の内部空間は、空調用空気Aの流路(以下「通風路30」という)とされている。ケース11における後側の開放部分は、空調用レジスタ10(ケース11)における空調用空気Aの吹出口13を構成している。吹出口13は、車幅方向に対するよりも上下方向に細長い縦長の矩形状をなしている。
空調用空気Aは、前記ケース11内では、流入口12から吹出口13に向けて流れる。このことから、ケース11内での空調用空気Aの流通方向について、流入口12に近い側を「上流」、「上流側」等といい、吹出口13に近い側を「下流」、「下流側」等ということとする。
図1及び図2に示すように、複数の部材は、アウタリテーナ14、インナリテーナ21及びベゼル26からなる。
アウタリテーナ14は、上下方向に延び、かつ車幅方向(左右方向)に平行に配置された一対の縦壁部15と、車幅方向に延び、かつ上下方向に平行に配置された一対の横壁部16とを備えている。アウタリテーナ14は、前後方向についての両端が開放された四角筒状をなしている。
インナリテーナ21は、アウタリテーナ14と同様、上下方向に延び、かつ車幅方向に平行に配置された一対の縦壁部22と、車幅方向に延び、かつ上下方向に平行に配置された一対の横壁部23とを備えている。インナリテーナ21は、前後方向についての両端が開放された四角環状をなしている。インナリテーナ21の両縦壁部22間の間隔は、アウタリテーナ14における両縦壁部15の後部間の間隔よりも狭く設定されている。
インナリテーナ21は、上記両縦壁部15の後部間に配置されている。そして、インナリテーナ21の両横壁部23等に設けられた係合部24が、アウタリテーナ14の両横壁部16等に設けられた被係合部17に係合されることにより、インナリテーナ21がアウタリテーナ14に連結されている。この状態では、インナリテーナ21の両縦壁部22は、アウタリテーナ14における縦壁部15の後部から離間している。
ベゼル26は、空調用レジスタ10の意匠面を構成するものであり、同空調用レジスタ10の吹出口13を取り囲む四角枠状をなしている。図6(A)に示すように、ベゼル26は、アウタリテーナ14及びインナリテーナ21の後側に配置され、アウタリテーナ14に係止されている。
前記の構成を有するケース11においては、インナリテーナ21が、通風路30に沿って延びていて、区画部としても機能している。区画部の機能とは、通風路30の下流部を、主通風路31と、その主通風路31に隣接する一対の副通風路32,33とに区画することである。なお、通風路30において、主通風路31及び両副通風路32,33よりも上流側の部分を共通通風路34というものとする。
また、共通通風路34を経て主通風路31及び両副通風路32,33を流れる空調用空気Aを区別するために、共通通風路34を経て主通風路31を流れるものを「空調用空気A1」という。また、共通通風路34を経て副通風路32を流れるものを「空調用空気A2」といい、共通通風路34を経て副通風路33を流れるものを「空調用空気A3」という。さらに、最終的にケース11の吹出口13から吹き出すものを「空調用空気A4」というものとする。
主通風路31は、インナリテーナ21の内部空間によって構成されていて、自身の下流端を空調用空気A1の主吹出口31Aとしている。
一方、各副通風路32,33は、インナリテーナ21とアウタリテーナ14との間、主として、インナリテーナ21の縦壁部22と、アウタリテーナ14の縦壁部15との間の空間によって構成されている。各副通風路32,33は、インナリテーナ21の縦壁部22(区画部)を介して主通風路31に対し車幅方向に隣接している。従って、主通風路31に隣接する副通風路32,33の隣接方向は、車幅方向と合致する。表現を変えると、両副通風路32,33は、主通風路31に対し、車幅方向についての両側となる箇所に、互いに対向した状態で配置されている。こうした配置により、主通風路31は、車幅方向についての両側から一対の副通風路32,33によって挟み込まれている。
各副通風路32,33の流路面積は、主通風路31の流路面積よりも小さく設定されている。各副通風路32,33は、自身の下流端を空調用空気A2,A3の副吹出口32A,33Aとしている。各副吹出口32A,33Aは、下流側ほど主吹出口31Aに近付くように、主通風路31に対し傾斜させられている。各副吹出口32A,33Aの流路面積は、副通風路32,33の他の箇所での流路面積よりも狭められている。
<複数の主フィン40>
図4(A),(B)及び図5に示すように、各主フィン40は、車幅方向に延びる板状体からなる。複数の主フィン40は、インナリテーナ21(主通風路31)内において、互いに上下方向に離間した状態で平行に配設されている。図2及び図6(A)に示すように、各主フィン40は、車幅方向についての両端面から同方向外方へ延びる支軸41を備えている。両支軸41は、インナリテーナ21の両縦壁部22にあけられた軸孔22Aに回動可能に挿通されている。そのため、各主フィン40は、支軸41を支点として上下方向へ傾動可能である。各主フィン40が傾動する方向は、主通風路31に隣接する副通風路32,33の隣接方向(車幅方向)に対し直交する方向(上下方向)である。
上下方向についての中央部に位置する主フィン40は、同方向についての空調用空気A1の吹き出し方向を変更(調整)する際に、車両の乗員によって操作される部材である。この操作をしやすくするために、前記中央の主フィン40は、他の主フィン40よりも下流側へ長く形成されている。
各主フィン40の前記支軸41よりも上流側には切欠き部42が形成されている。主フィン40毎の切欠き部42には車幅方向に延びる連結軸43が設けられている。主フィン40毎の連結軸43は、上下方向に延びる長尺状の連結ロッド44によって連結されている。これらの主フィン40、支軸41、連結軸43、連結ロッド44等により、全ての主フィン40を互いに同期した状態で傾動させる平行リンク機構45が構成されている。
<一対の流入量調整部材>
図3及び図6(A)に示すように、各流入量調整部材は、各副通風路32,33への空調用空気A2,A3の流入量を調整するためのものであり、副通風路32,33毎に設けられている。各流入量調整部材は、ケース11内の各副通風路32,33よりも上流側に設けられた副フィン51,52によって構成されている。各副フィン51,52は、上下方向に細長く、共通通風路34に沿って延びる板状体からなる(図5参照)。各副フィン51,52の下流側の端部には、上下方向に延びる支軸53が一体に形成されている。支軸53の上端部は、各副フィン51,52の上端面よりも上方へ突出している。また、支軸53の下端部は、各副フィン51,52の下端面よりも下方へ突出している。
各副フィン51,52は、支軸53において、アウタリテーナ14の両横壁部16に対し、インナリテーナ21における縦壁部22の上流側近傍に支持されている。副フィン51は、支軸53を支点として、副通風路32を閉鎖する閉鎖位置(図6(A))と、同副通風路32を大きく開放する全開位置(図10(A))との間で傾動することにより、空調用空気A2の副通風路32への流入量を調整する。副フィン52は、支軸53を支点として、副通風路33を閉鎖する閉鎖位置(図6(A))と、同副通風路33を大きく開放する全開位置(図9(A))との間で傾動することにより、空調用空気A3の副通風路33への流入量を調整する。
<操作部材>
図4(A),(B)及び図5に示すように、操作部材は、車幅方向についての空調用空気Aの吹き出し方向を変更(調整)する際に操作される部材であり、略円盤状をなす操作ダイヤル56によって構成されている。操作ダイヤル56は、ケース11の底部に対し、所定の角度範囲内で車幅方向への回動可能に支持されている。この角度範囲の中間位置は、操作ダイヤル56の「中立位置」とされている。操作ダイヤル56の一部は、ベゼル26の下部に設けられた窓部27を通じて下流側へ露出している。
<伝達機構60>
伝達機構60は、上記回動操作に応じた操作ダイヤル56の動きを、各副フィン51,52の傾動のための動力として同各副フィン51,52に伝達又はその動力伝達を遮断するための機構である。
図3及び図6(B)に示すように、操作ダイヤル56の外周部の少なくとも上流側部分には、複数の歯57が円弧状に並ぶように連続して形成されている。こうした構成を有する操作ダイヤル56は、駆動ギヤとしての機能も有している。
各副フィン51,52における支軸53の下端部は、アウタリテーナ14における下側の横壁部16を貫通している。また、各副フィン51,52は、支軸53の下端部から上流側へ偏倚した箇所に伝達軸54を備えている。副フィン51,52毎の支軸53と伝達軸54とは連結部55によって連結されている。
上記操作ダイヤル56の上流側の近傍には、被動ギヤ61が配置されている。アウタリテーナ14における下側の横壁部16には軸62が設けられており(図5参照)、被動ギヤ61がこの軸62に回動可能に支持されている。被動ギヤ61の外周部の少なくとも下流側部分には、複数の歯63が円弧状に並ぶように連続して形成されている。被動ギヤ61は、これらの歯63において、上記操作ダイヤル56の歯57に噛み合わされている。
被動ギヤ61には、一対のガイド孔64,67があけられている。各ガイド孔64,67は、第1孔部65,68及び第2孔部66,69の組合わせによって構成されている。各第1孔部65,68は、回動操作された操作ダイヤル56の動きが副フィン51,52に伝達されるのを遮断するためのものであり、被動ギヤ61の外周面に沿って円弧状に形成されている。両第1孔部65,68は、被動ギヤ61の周方向について互いに接近した箇所に位置している。
各第2孔部66,69は、回動操作された操作ダイヤル56の動きを副フィン51,52に伝達するためのものであり、一方の第1孔部65,68において他方の第1孔部68,65から周方向に遠い側の端部から、上記軸62の周辺部分に向けて延びている。
そして、副フィン51,52毎の伝達軸54が、ガイド孔64,67内に移動可能に係入されている。
なお、副フィン51,52毎の伝達軸54は、操作ダイヤル56が上記中立位置にあるときに、第1孔部65,68と第2孔部66,69との境界部分(ガイド孔64,67の屈曲部分)に位置するように、ガイド孔64,67に係入されている(図6(B)参照)。副フィン51,52毎の伝達軸54の上記位置は、副フィン51,52毎の支軸53の上流側となる位置であり、この位置では、各副フィン51,52がともに閉鎖位置に位置する(図6(A)参照)。
<シャットダンパ70>
図4(A)及び図5に示すように、シャットダンパ70は、通風路30を開閉するためのものであり、共通通風路34において両副フィン51,52よりも上流側に配置されている。シャットダンパ70は、車幅方向よりも上下方向に細長い長方形の板状をなす本体部71と、本体部71の周囲に装着されたシール部72とを備えている(図3参照)。
シャットダンパ70は、本体部71から上方へ突出する支軸73と、同本体部71の下端面に連結された支軸74とにより、アウタリテーナ14の両横壁部16に支持されている。
<ダンパ連動機構80>
図3及び図6(B)に示すように、ダンパ連動機構80は、シャットダンパ70を両副フィン51,52に連動させるための機構である。その連動の内容は、両副フィン51,52がともに閉鎖位置に位置するときにはシャットダンパ70を両副フィン51,52に平行にさせ(図6(A)参照)、両副フィン51,52の一方が傾動されるときには、シャットダンパ70をその副フィン51,52に略平行にさせることである(図7、図8(A)、図10(A)参照)。
より詳しくは、上記被動ギヤ61上にはピン81が設けられている。また、シャットダンパ70の下側の支軸74上には、レバー82が一体回動可能に設けられている。レバー82の先端部にもピン83が設けられている。そして、上記両ピン81,83が、長尺状をなすリンク部材84によって連結されている。
前記のようにして本実施形態の空調用レジスタ10が構成されている。次に、この空調用レジスタ10の作用について説明する。
この空調用レジスタ10では、車両の乗員は、上下方向についての中央部の主フィン40を摘んで、支軸41を支点として上下方向へ傾動させることが可能である。この傾動は平行リンク機構45によって他の主フィン40に伝達され、同他の主フィン40が、上記操作された主フィン40に同期して傾動させられる。また、操作ダイヤル56を回動操作することで、両副フィン51,52及びシャットダンパ70をそれぞれ傾動させることが可能である。
空調装置から送風ダクトを通じて送り込まれた空調用空気Aは、流入口12から空調用レジスタ10のケース11に流入する。
このとき、シャットダンパ70が図9(A)に示す位置にあると、シール部72が共通通風路34の両副フィン51,52よりも上流側でケース11の内壁面に接触し、共通通風路34が閉鎖される。空調用空気Aは、シャットダンパ70よりも下流側へ流れることが不能となり、吹出口13から吹き出さない。
これに対し、シャットダンパ70が図6〜図8及び図10に示す位置にあると、シール部72がアウタリテーナ14の両縦壁部15から離間し、共通通風路34が少なからず開放される。空調用空気Aは、シャットダンパ70と各縦壁部15との間を通って、同シャットダンパ70よりも下流側へ流れることが可能となる。
ケース11内のシャットダンパ70よりも下流側では、インナリテーナ21の縦壁部22を介して隣り合う主通風路31及び一対の副通風路32,33を、空調用空気A1〜A3が流通可能である。
上記シャットダンパ70と各縦壁部15との間を通過した空調用空気Aの少なくとも一部(空調用空気A1)は、インナリテーナ21内の主通風路31を流れる。主通風路31を流通する空調用空気A1は、主フィン40に沿って流れることで流通方向を決定され、同主通風路31の下流端の主吹出口31Aから吹き出す。
このとき、主フィン40が、図1及び図4(A)に示すように、主通風路31に平行にされていると、空調用空気A1は、主吹出口31Aから主通風路31に沿って真っ直ぐ吹き出す。また、主フィン40が主通風路31に対し傾斜されていると、空調用空気A1は、主吹出口31Aから斜めに吹き出す。
一方、各副通風路32,33への空調用空気A2,A3の流入量は、各副通風路32,33よりも上流側に設けられた副フィン51,52によって調整可能である。
図6(A),(B)は、操作ダイヤル56が可動領域の中立位置に操作されているときの空調用レジスタ10の状態を示している。このときには、副フィン51,52毎の伝達軸54が、ガイド孔64,67における屈曲部分(第1孔部65,68と第2孔部66,69との境界部分)に位置している。両副フィン51,52がともに閉鎖位置に位置し、両副通風路32,33が閉鎖されている。また、シャットダンパ70が両副フィン51,52に平行、この場合、共通通風路34に平行にされていて、共通通風路34は全開状態となっている。
そのため、共通通風路34を流れる空調用空気Aは、シャットダンパ70と縦壁部15との間を通過した後、いずれの副通風路32,33内にも流入不能である(各副通風路32,33内への空調用空気A2,A3の流入量が零である)。これに伴い、各副通風路32,33内で空調用空気A2,A3が流れず、各副吹出口32A,33Aから空調用空気A2,A3が吹き出さない。
従って、共通通風路34を流れた後の空調用空気A1は、主吹出口31Aのみから吹き出す。表現を変えると、主通風路31を流れ主吹出口31Aから吹き出した空調用空気A1のみが、最終的に空調用空気A4としてケース11の吹出口13から吹き出すこととなる。
図7は、操作ダイヤル56が上記中立位置から、例えば左側へ所定角度回動操作された状態を示している。操作ダイヤル56の上記回動操作に伴い被動ギヤ61が、操作ダイヤル56とは逆方向に回動させられる。この被動ギヤ61の回動に従い、両ガイド孔64,67が軸62の周りを旋回することで、同ガイド孔64,67における副フィン51,52毎の伝達軸54の位置が変化する。
ガイド孔64の上記旋回に伴い、被動ギヤ61の回動方向前側の副フィン51の伝達軸54は、第1孔部65内で位置を変える。このときには、操作ダイヤル56の回動操作にも拘らず、その操作ダイヤル56の動きが副フィン51に伝達されない。すなわち、伝達機構60による動力伝達が遮断される。そのため、副フィン51は傾動せず、閉鎖位置に保持される。副通風路32は閉鎖され続ける。
これに対し、ガイド孔67の上記旋回に伴い、被動ギヤ61の回動方向後側の副フィン52の伝達軸54は第2孔部69内で位置を変える。このときには、操作ダイヤル56の回動操作に応じ、同操作ダイヤル56の動きが副フィン52に伝達される。すなわち、伝達機構60による動力伝達が行なわれる。そのため、副フィン52が支軸53を支点として、閉鎖位置から全開位置側へ向けて僅かに傾動させられて、副通風路33が僅かに開放される。共通通風路34を流れる空調用空気Aの一部(空調用空気A3)が、その副フィン52の下流側の副通風路33に流入可能となる。
また、このときには、上記被動ギヤ61の回動がダンパ連動機構80を介してシャットダンパ70に伝達される。この伝達により、シャットダンパ70が支軸73,74を支点として、被動ギヤ61と同じ方向へ回動される。この回動により、シャットダンパ70は、傾動した副フィン52の上流側で、その副フィン52と略平行にさせられる。このシャットダンパ70により、傾動させられた上記副フィン52が上流側に延長されたような状態となる。その結果、共通通風路34を流れる空調用空気Aのうち、副フィン52によって副通風路33に導かれる量が増える。
空調用空気A3は、副通風路33内を通過した後に、副吹出口33Aから吹き出す。ここで、副吹出口33Aの流路面積が、副通風路33の他の箇所での流路面積よりも狭められていることから、空調用空気A3は副吹出口33Aを通過する際に流速を速められる。
また、副吹出口33Aは、下流側ほど主吹出口31Aに近付くように、主通風路31に対し傾斜しているため、副吹出口33Aからは、上記のように流速を速められた空調用空気A3が、主通風路31に対し傾斜する方向に吹き出す。
さらに、副吹出口33Aから吹き出す空調用空気A3の流速は、副通風路33に流入する空調用空気A3の流量に応じて変化する。
このときには、シャットダンパ70によって副通風路33に流入する空調用空気A3の量が多くされるとはいえ、もともと副フィン52の傾動される角度が小さく、副通風路33内への空調用空気A3の流入量が少ない。そのため、副吹出口33Aからは空調用空気A3が低速で吹き出す。
上記のように副吹出口33Aから吹き出した空調用空気A3は、主吹出口31Aから吹き出した空調用空気A1に当たり、その主吹出口31Aからの空調用空気A1の吹き出し方向に影響する。ここでの影響とは、主吹出口31Aから吹き出した空調用空気A1の向きを、空調用空気A2の吹き出しが停止されている副通風路32側(この場合左側)へ変えることである。この影響の度合いは、副吹出口33Aから吹き出す空調用空気A3の流速の上昇に伴い大きくなる。
このときには、上述したように、副吹出口33Aから空調用空気A3が低速で吹き出すため、影響度合いが小さい。主吹出口31Aから吹き出した空調用空気A1の向きは、副通風路32側(左側)へ僅かに変えられる。そして、前記のように吹き出し方向を変えられた空調用空気を、主吹出口31Aからの空調用空気A1と副吹出口33Aからの空調用空気A3とが混ざり合った空調用空気ということで「空調用空気A4」というものとすると、この空調用空気A4が、最終的にケース11の吹出口13から吹き出す。なお、主吹出口31Aからの空調用空気A1と副吹出口32Aからの空調用空気A2とが混ざり合った空調用空気についても「空調用空気A4」というものとする。
図8(A),(B)は、操作ダイヤル56が左側へさらに所定角度回動操作された状態を示している。操作ダイヤル56の上記回動操作に伴う被動ギヤ61の回動に従い、ガイド孔64,67における伝達軸54の位置が変化する。
軸62の周りでのガイド孔64の旋回に伴い、被動ギヤ61の回動方向前側の副フィン51の伝達軸54は、第1孔部65内で位置を変える。このときには、操作ダイヤル56の回動操作にも拘らず、その操作ダイヤル56の動きが副フィン51に伝達されない。そのため、副フィン51は傾動せず、閉鎖位置に保持される。副フィン51に対応する副通風路32は閉鎖され続ける。
これに対し、軸62の周りでのガイド孔67の旋回に伴い、被動ギヤ61の回動方向後側の副フィン52の伝達軸54は第2孔部69内で位置をさらに変える。そのため、副フィン52が支軸53を支点として、全開位置側へ向けてさらに傾動させられて、副通風路33がさらに開放される。
また、このときには、上記被動ギヤ61の回動がダンパ連動機構80を介してシャットダンパ70に伝達されて、同シャットダンパ70が支軸73,74を支点として、被動ギヤ61と同じ方向へ回動される。この回動により、シャットダンパ70は、傾動した副フィン52の上流側で、その副フィン52と略平行にさせられる。このシャットダンパ70により、傾動させられた上記副フィン52が上流側に延長されたような状態となる。その結果、共通通風路34を流れる空調用空気Aのうち、副フィン52によって副通風路33に流入させられるもの(空調用空気A3)の量が増える。そのため、副吹出口33Aからは空調用空気A3が、上記図7のときよりも高速で吹き出す。
副吹出口33Aから吹き出した空調用空気A3は、主吹出口31Aから吹き出した空調用空気A1に対し、上記図7のときよりも勢いよく当たる。この空調用空気A3が、主吹出口31Aからの空調用空気A1の吹き出し方向に影響する度合いが大きくなる。主吹出口31Aから吹き出した空調用空気A1の向きは、副通風路32側(左側)へ大きく変えられる。そして、前記のように吹き出し方向を変えられた空調用空気A4が、最終的にケース11の吹出口13から吹き出す。
図9(A),(B)は、操作ダイヤル56が左側へさらに所定角度回動操作された状態を示している。操作ダイヤル56の上記回動操作に伴い被動ギヤ61が、操作ダイヤル56とは逆方向に回動させられ、シャットダンパ70が支軸73,74を支点として回動される。この回動により、シャットダンパ70のシール部72が、共通通風路34において両副フィン51,52よりも上流側でアウタリテーナ14の内壁面に接触し、共通通風路34が閉鎖される。空調用空気Aは、シャットダンパ70よりも下流側へ流れることが不能となり、ケース11の主吹出口31Aからも吹き出されなくなる。
なお、上記図7、図8及び図9のいずれかの状態から、操作ダイヤル56が右側へ回動操作されると、両副フィン51,52、シャットダンパ70、伝達機構60及びダンパ連動機構80が、それぞれ上記とは逆の動作をする。
図10(A),(B)は、操作ダイヤル56が可動領域の上記中立位置(図6(B)参照)から、右側へ所定角度回動操作された状態を示している。この場合には、両副フィン51,52、シャットダンパ70、伝達機構60及びダンパ連動機構80は、それぞれ図7及び図8とは逆の動作をする。
操作ダイヤル56の上記回動操作に伴い被動ギヤ61が、操作ダイヤル56とは逆方向に回動させられる。この被動ギヤ61の回動に従い、両ガイド孔64,67が軸62の周りを旋回することで、同ガイド孔64,67における伝達軸54の位置が変化する。
ガイド孔67の上記旋回に伴い、被動ギヤ61の回動方向前側の副フィン52の伝達軸54は、第1孔部68内で位置を変える。このときには、操作ダイヤル56の回動操作にも拘らず、その操作ダイヤル56の動きが副フィン52に伝達されない。すなわち、伝達機構60による動力伝達が遮断される。そのため、副フィン52は傾動せず、閉鎖位置に保持される。副フィン52に対応する副通風路33は閉鎖され続ける。
これに対し、ガイド孔64の上記旋回に伴い、被動ギヤ61の回動方向後側の副フィン51の伝達軸54は第2孔部66内で位置を変える。このときには、操作ダイヤル56の回動操作に応じ、同操作ダイヤル56の動きが副フィン51に伝達される。すなわち、伝達機構60による動力伝達が行なわれる。そのため、副フィン51が支軸53を支点として、閉鎖位置から全開位置側へ向けて傾動させられて、副通風路32が開放される。共通通風路34を流れる空調用空気Aの一部(空調用空気A2)が、その副フィン51の下流側の副通風路32に流入可能となる。
また、このときには、上記被動ギヤ61の回動がダンパ連動機構80を介してシャットダンパ70に伝達される。この伝達により、シャットダンパ70が支軸73,74を支点として、被動ギヤ61と同じ方向へ回動される。この回動により、シャットダンパ70は、傾動した副フィン51の上流側で、その副フィン51と略平行にさせられる。このシャットダンパ70により、傾動させられた上記副フィン51が上流側に延長されたような状態となる。その結果、共通通風路34を流れる空調用空気Aのうち、副フィン51によって副通風路32に流入させられるもの(空調用空気A2)の量が増える。そのため、副吹出口32Aからは空調用空気A2が高速で吹き出す。
副吹出口32Aから吹き出した空調用空気A2は、主吹出口31Aから吹き出した空調用空気A1に対し、勢いよく当たる。主吹出口31Aから吹き出した空調用空気A1の向きは、空調用空気A3の吹き出しが停止されている副通風路33側(右側)へ大きく変えられる。そして、前記のように吹き出し方向を変えられた空調用空気A4が、最終的にケース11の吹出口13から吹き出す。
ところで、主通風路31において主フィン40よりも下流側には、同主フィン40によって向きを変えられた空調用空気A1の流れを妨げるものは特に設けられていない。
また、副通風路32,33には、空調用空気A2,A3の流れの向きを変えるためのフィンが設けられていない。副フィン51,52は、副通風路32,33に流入する空調用空気A2,A3の量を調整する機能を有するが、同空調用空気A2,A3の流れの向きを変える機能を有しない。空調用空気A2,A3は、副吹出口32A,33Aからの吹き出し方向を変えられず、吹き出す流速を変えられるのみである。また、副通風路32,33の下流側には、副吹出口32A,33Aから吹き出す空調用空気A2,A3の流れを妨げるものは設けられていない。
従って、ケース11の吹出口13からは、空調用空気A1と空調用空気A2(又はA3)とが混ざり合った空調用空気A4が望んだ方向へ吹き出すこととなり、空調用空気A4の指向性が向上する。
以上詳述した本実施形態によれば、次の効果が得られる。
(1)通風路30の共通通風路34よりも下流側の部分を主通風路31と副通風路32,33とに区画する。ケース11内に、主通風路31を流れて主吹出口31Aから吹き出す空調用空気A1の向きを変える主フィン40を設ける。副通風路32,33の副吹出口32A,33Aを、下流側ほど主吹出口31Aに近付くように主通風路31に対し傾斜させる。さらに、ケース11内の副通風路32,33よりも上流側に流入量調整部材を設けている(図8(A))。
そのため、ケース11の吹出口13から空調用空気A4を望んだ方向へ吹き出させることができ、空調用空気A4の指向性の向上を図ることができる。
(2)主通風路31には、空調用空気A1の吹き出し方向を変えるための複数のフィン(主フィン40)を設けているが、副通風路32,33には、空調用空気A2,A3の吹き出し方向を変えるためのフィンを設けていない(図8(A))。
そのため、複数の上流側フィンと、これに直交する複数の下流側フィンとが設けられた従来の空調用レジスタに比べて、ケース11の吹出口13の実開口面積を拡大することができる。実開口面積は、通風路において、ケースの吹出口での通風方向に直交する面を投影面とした場合、その投影面において空調用レジスタの各部品や各部が投影されていない箇所の面積である。そして、実開口面積の上記拡大により、通風抵抗を減少させ、圧力損失を小さくすることができる。
(3)副吹出口32A,33Aの流路面積を、副通風路32,33の他の箇所での流路面積よりも狭めている(図8(A))。
そのため、空調用空気A2,A3が副吹出口32A,33Aを通過する際に流速を速め、同空調用空気A2,A3を、主通風路31から吹き出す空調用空気A1に勢いよく当てることで、空調用空気A4の向きを望んだ向きに効果的に変えることができる。
(4)流入量調整部材を板状の副フィン51,52によって構成し、各副フィン51,52を、閉鎖位置と全開位置との間で傾動させることによって副通風路32,33への空調用空気A2,A3の流入量を調整するようにしている。
そのため、副フィン51,52をともに閉鎖位置に位置させることで副通風路32,33を閉鎖し、共通通風路34を流れる空調用空気Aを、主通風路31の主吹出口31Aのみから吹き出させることができる。
また、副フィン51,52の一方を閉鎖位置と全開位置との間で傾動させることで、共通通風路34を流れる空調用空気Aの一部を、副通風路32(又は33)で流れさせ、副吹出口32A(又は33A)から吹き出させることができる。また、このときには、副フィン51(又は52)の位置(傾き)に応じ、副通風路32(又は33)に流入する空調用空気A2(又はA3)の量を変化させ、副吹出口32A(又は33A)から吹き出す空調用空気A2(又はA3)の流速を変化させることができる。
(5)通風路30の共通通風路34よりも下流側の部分を、主通風路31と、その両側の一対の副通風路32,33とに区画し、副通風路32,33毎に副フィン51,52を設ける。そして、両副フィン51,52については、それらの少なくとも一方を、常に閉鎖位置に保持した状態で傾動させるようにしている。
そのため、空調用空気Aを、一方の副通風路32,33のみで流れさせることで、主吹出口31Aから吹き出した空調用空気A1の向きを、他方の副通風路33,32側へ変えることができる。また、副フィン51,52の傾きを変えることで、副吹出口32A,33Aから吹き出す空調用空気A2,A3の流速を変えることができる。副吹出口32A,33Aから吹き出す空調用空気A2,A3が、主吹出口31Aから吹き出した空調用空気A1の向きを変える度合いを、上記副フィン51,52の傾きに応じて変化させることができる。
(6)ケース11の底部に操作ダイヤル56を回動操作可能に設ける。上記回動操作に応じた操作ダイヤル56の動きを、各副フィン51,52の傾動のための動力として各副フィン51,52に伝達する、又はその動力伝達を遮断する伝達機構60を設けている(図6(B))。
そのため、操作ダイヤル56を回動操作することで、伝達機構60による動力伝達又はその動力伝達の遮断を行ない、各副フィン51,52を傾動させたり、その傾動を停止させたりすることができる。
(7)操作ダイヤル56が可動領域の中立位置にあるときには、両副フィン51,52を閉鎖位置に保持し、副通風路32,33を閉鎖している(図6(A),(B))。
そのため、両副通風路32,33では空調用空気A2,A3を流れさせず、主通風路31のみで空調用空気A1を流れさせて、空調用空気A4としてケース11の吹出口13から吹き出させることができる。
(8)操作ダイヤル56が可動領域のうち中立位置とは異なる領域で操作されるときには、伝達機構60により、一方の副フィン51(又は52)に対しては、動力伝達を遮断して閉鎖位置に保持し、副通風路32(又は33)を閉鎖し続ける。他方の副フィン52(又は51)に対しては、動力伝達を行ない、同副フィン52(又は51)を閉鎖位置とは異なる位置へ傾動させて副通風路33(又は32)を開放させるようにしている。
そのため、空調用空気Aの一部を主通風路31で流れさせて主吹出口31Aから吹き出させるとともに、同空調用空気Aの残部を上記他方の副通風路33(又は32)内で流れさせ、副吹出口33A(又は32A)から吹き出させることができる。
この副吹出口33A(又は32A)から吹き出した空調用空気A3(又はA2)を、主吹出口31Aからの空調用空気A1に当てることで、主吹出口31Aから吹き出した空調用空気A1の向きを、前記一方の副通風路32(又は33)側へ変えることができる。
(9)共通通風路34において、両副フィン51,52よりも上流側にシャットダンパ70を傾動可能に設ける。また、シャットダンパ70を両副フィン51,52に連動させるダンパ連動機構80を設ける。そして、このダンパ連動機構80により、両副フィン51,52がともに閉鎖位置に位置するときにはシャットダンパ70を両副フィン51,52に平行にさせ、両副フィン51,52の一方が傾動されるときには、シャットダンパ70をその傾動される副フィン51(又は52)に略平行にさせるようにしている。
そのため、シャットダンパ70により、傾動させられた上記副フィン51(又は52)を上流側に延長させた状態にすることができる。その結果、共通通風路34を流れる空調用空気Aのうち、副フィン51(又は52)によって副通風路32(又は33)に流入させられる量を増やすことができる。従って、副フィン51(又は52)のみによって、副通風路32(又は33)への空調用空気A2(又はA3)の流入量を調整する場合に比べ、より多くの空調用空気A2(又はA3)を副通風路32(又は33)へ流入させて、副吹出口32A(又は33A)から吹き出す空調用空気A2(又はA3)の流速を速めることができる。
なお、本発明は次に示す別の実施形態に具体化することができる。
・シャットダンパ70が無くても、ケース11の吹出口13から吹き出す空調用空気A4の指向性について、要求特性が得られる場合には、同シャットダンパ70は副フィン51,52に連動されなくてもよい。
・ケース11は、共通通風路34が無く、通風路30の全体が主通風路31及び副通風路32,33に区画されたものであってもよい。
・ケース11は、通風路30が、主通風路31とその片側に隣接する副通風路32(又は33)とに区画されたものであってもよい。
・本発明は、車室内においてインストルメントパネルとは異なる箇所に配設される空調用レジスタにも適用可能である。
・本発明の空調用レジスタは、空調装置から送られてきて室内に吹き出す空調用空気の向きを調整することのできるものであれば、車両に限らず広く適用可能である。
・本発明は、ケースの吹出口が横長となるように配置される空調用レジスタにも適用可能である。
10…空調用レジスタ、11…ケース、21…インナリテーナ(区画部)、30…通風路、31…主通風路、31A…主吹出口、32,33…副通風路、32A,33A…副吹出口、40…主フィン、51,52…副フィン(流入量調整部材)、56…操作ダイヤル(操作部材)、60…伝達機構、70…シャットダンパ、80…ダンパ連動機構、A,A1,A2,A3,A4…空調用空気。

Claims (7)

  1. 内部空間が空調用空気の通風路とされたケースを備え、
    前記ケース内には、前記通風路に沿って延びる区画部が設けられ、
    前記通風路の少なくとも下流部が、下流端に主吹出口を有する主通風路と、前記区画部を介して前記主通風路に隣接するとともに、下流端に副吹出口を有し、さらに前記主通風路よりも流路面積の小さな副通風路とに区画され、
    前記ケース内には、前記主通風路に隣接する前記副通風路の隣接方向に対し直交する方向へ傾動することで、前記主通風路を流れて前記主吹出口から吹き出す前記空調用空気の向きを変える主フィンが設けられており、
    前記副吹出口は、下流側ほど前記主吹出口に近付くように、前記主通風路に対し傾斜させられており、
    前記ケース内の前記副通風路よりも上流側には、同副通風路への前記空調用空気の流入量を調整する流入量調整部材が設けられていることを特徴とする空調用レジスタ。
  2. 前記副吹出口の流路面積は、前記副通風路の他の箇所での流路面積よりも狭められている請求項1に記載の空調用レジスタ。
  3. 前記流入量調整部材は、前記ケース内で前記通風路に沿って延びて前記副通風路の上流端に支持され、同副通風路を閉鎖する閉鎖位置と、同副通風路を大きく開放する全開位置との間で傾動する板状の副フィンにより構成されており、前記副フィンの前記傾動により前記空調用空気の流入量を調整するものである請求項1又は2に記載の空調用レジスタ。
  4. 前記通風路の少なくとも下流部は、前記主通風路と、その両側の一対の前記副通風路とに区画されており、
    前記副フィンは前記副通風路毎に設けられており、
    前記両副フィンは、それらの少なくとも一方を、常に前記閉鎖位置に保持した状態で傾動する請求項3に記載の空調用レジスタ。
  5. 前記ケースに操作可能に設けられた操作部材と、
    前記操作に応じた前記操作部材の動きを、前記各副フィンの傾動のための動力として同各副フィンに伝達又はその動力伝達を遮断する伝達機構と
    がさらに設けられている請求項4に記載の空調用レジスタ。
  6. 前記両副フィンは、前記操作部材が可動領域の中立位置にあるときには前記閉鎖位置に位置し、
    前記伝達機構は、前記操作部材が前記可動領域のうち前記中立位置とは異なる領域で操作されるときには、一方の前記副フィンへの動力伝達を遮断し、他方の前記副フィンへの動力伝達を行なう請求項5に記載の空調用レジスタ。
  7. 前記通風路を開閉すべく同通風路の前記両副フィンよりも上流側に傾動可能に設けられた板状のシャットダンパと、
    前記シャットダンパを前記両副フィンに連動させ、前記両副フィンがともに前記閉鎖位置に位置するときには前記シャットダンパを前記両副フィンに平行にさせ、前記両副フィンの一方が傾動されるときには、前記シャットダンパを前記傾動される副フィンに略平行にさせるダンパ連動機構と
    がさらに設けられている請求項6に記載の空調用レジスタ。
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