JP2013127300A - 耐摩耗チェーン - Google Patents
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Abstract
【課題】ブシュ端部から内プレートの外側面と外プレートの内側面との間に滲出した潤滑油の外部漏出を抑制してブシュと連結ピンとの潤滑油状態を長期に亘って維持するとともに潤滑油の熱劣化を回避し、しかも、潤滑油の外部漏出を抑制する油保留部を簡便に形成する耐摩耗チェーンを提供すること。
【解決手段】ブシュ端部120aから滲出した潤滑油の外部漏出を抑制する油保留部Sが、内プレート110の外側面と外プレート140の内側面との間に設けられているとともに内プレート110の外側面に外プレート140に向って迫り上がった外側環状周縁部111と外プレート140の内側面に内プレート110に向って迫り上がった内側環状周縁部141とで封止されている耐摩耗チェーン100。
【選択図】図1
【解決手段】ブシュ端部120aから滲出した潤滑油の外部漏出を抑制する油保留部Sが、内プレート110の外側面と外プレート140の内側面との間に設けられているとともに内プレート110の外側面に外プレート140に向って迫り上がった外側環状周縁部111と外プレート140の内側面に内プレート110に向って迫り上がった内側環状周縁部141とで封止されている耐摩耗チェーン100。
【選択図】図1
Description
本発明は、動力伝達や物品搬送等に用いる耐摩耗チェーン、詳しくは、ブシュ端部から滲出した潤滑油の外部漏出を抑制する油保留部を備えた耐摩耗チェーンに関するものである。
従来の耐摩耗チェーンとして、前後一対のブシュ圧入孔をそれぞれ有する左右一対の内リンクプレートと、両端部がブシュ圧入孔に圧入嵌着された円筒状のブシュと、内リンクプレートの両外側に配置され前後一対のピン圧入孔をそれぞれ有する左右一対の外リンクプレートと、ブシュに回転自在に嵌挿されて両端部がピン圧入孔に圧入嵌着されたピンとで構成され、内リンクプレートと外リンクプレートとが交互に多数連結され、ブシュとピンの遊嵌部分に潤滑油を導入してチェーンの屈曲を円滑にするチェーンが知られている(特許文献1参照)。
また、従来の耐摩耗チェーンとして、一対の内プレート1、1間に2個のブッシュ2、2を圧入した内リンク部材3とこの内リンク部材3における一方のブッシュ2に挿入されるピン4の両端に一対の外プレート5、5が固着された外リンク部材6とを交互に連結して、内プレート2と外プレート5とが向かい合う摺接面に潤滑保持凹部8が形成されてなるチェーンが知られている(特許文献2参照)。
また、従来の耐摩耗チェーンとして、一対の内プレート1、1間に2個のブッシュ2、2を圧入した内リンク部材3とこの内リンク部材3における一方のブッシュ2に挿入されるピン4の両端に一対の外プレート5、5が固着された外リンク部材6とを交互に連結して、内プレート2と外プレート5とが向かい合う摺接面に潤滑保持凹部8が形成されてなるチェーンが知られている(特許文献2参照)。
しかしながら、前者のような耐摩耗チェーンは、ブシュと連結ピンとの間に封入された潤滑油がチェーン長手方向に働くチェーン張力によってブシュ端部からブシュの外に滲み出てブシュの内周面と連結ピンの外周面との間で潤滑油が不足すると油膜切れが生じるため、ブシュと連結ピンとが非潤滑状態で摺動して急速に摩耗損傷が進行したり焼き付きが生じる虞があるという問題があった。
また、ブシュ端部から滲出した潤滑油が内リンクプレートの平坦に形成された外側面と外リンクプレートの平坦に形成された内側面との間を通ってそのまま外部へ漏出しがちなため、頻繁に給油する必要がありメンテナンスの負担が重くなる虞があるという問題があった。
さらに、チェーンの屈曲動作の際に内リンクプレートの外側面と外リンクプレートの内側面とが互いに摺動してブシュ端部から滲出して内リンクプレートと外リンクプレートとの間の隙間に留まった僅かな潤滑油が内リンクプレートの外側面と外リンクプレートの内側面との摩擦熱に晒されて熱劣化するため、潤滑油の潤滑能力が低下する虞があるという問題があった。
また、ブシュ端部から滲出した潤滑油が内リンクプレートの平坦に形成された外側面と外リンクプレートの平坦に形成された内側面との間を通ってそのまま外部へ漏出しがちなため、頻繁に給油する必要がありメンテナンスの負担が重くなる虞があるという問題があった。
さらに、チェーンの屈曲動作の際に内リンクプレートの外側面と外リンクプレートの内側面とが互いに摺動してブシュ端部から滲出して内リンクプレートと外リンクプレートとの間の隙間に留まった僅かな潤滑油が内リンクプレートの外側面と外リンクプレートの内側面との摩擦熱に晒されて熱劣化するため、潤滑油の潤滑能力が低下する虞があるという問題があった。
また、後者のような耐摩耗チェーンは、潤滑油が外部へ漏出することを抑制する小さな潤滑保持凹部8を内プレート1の摺接面および外プレート5の摺接面に多数形成する座繰り加工等の機械加工を施す必要があるため、多大なチェーン製造負担を必要とするという問題があった。
そこで、本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、ブシュ端部から内プレートの外側面と外プレートの内側面との間に滲出した潤滑油の外部漏出を抑制してブシュと連結ピンとの潤滑油状態を長期に亘って維持するとともに潤滑油の熱劣化を回避し、しかも、潤滑油の外部漏出を抑制する油保留部を簡便に形成する耐摩耗チェーンを提供することである。
本請求項1に係る耐摩耗チェーンは、離間配置された左右一対の内プレートと該内プレートのブシュ孔に圧入してブシュ端部を内プレートの外側面から一部突出させたブシュと該ブシュ内に遊嵌された連結ピンと該連結ピンを圧入嵌合した左右一対の外プレートとで構成され、前記内プレートと外プレートとをチェーン長手方向に交互に連結して、前記ブシュの内周面と連結ピンの外周面との間に潤滑油を封入した耐摩耗チェーンであって、前記ブシュ端部から滲出した潤滑油の外部漏出を抑制する油保留部が、前記内プレートの外側面と外プレートの内側面との間に設けられているとともに前記内プレートの外側面に外プレートに向って迫り上がった外側環状周縁部と前記外プレートの内側面に内プレートに向って迫り上がった内側環状周縁部とで封止されていることにより、前述した課題を解決するものである。
本請求項2に係る耐摩耗チェーンは、請求項1に記載の耐摩耗チェーンの構成に加えて、前記ブシュの端面が、前記外プレートの内側面に対して摺動可能に位置決めされているとともに、前記内プレートの外側環状周縁部が、前記外プレートの内側環状周縁部に対して非接触状態で対向配置されていることにより、前述した課題を更に解決するものである。
本請求項3に係る耐摩耗チェーンは、請求項1または請求項2に記載の耐摩耗チェーンの構成に加えて、前記内プレートの外側環状周縁部と外プレートの内側環状周縁部とが、打抜プレス加工で形成されていることにより、前述した課題を更に解決するものである。
本請求項4に係る耐摩耗チェーンは、請求項1または請求項2に記載の耐摩耗チェーンの構成に加えて、前記内プレートの外側環状周縁部と外プレートの内側環状周縁部とが、前記内プレートと外プレートの打抜プレス加工時に金型打抜方向に対して逆方向に突出していることにより、前述した課題を更に解決するものである。
なお、本発明における「金型打抜方向」とは、母材に打抜加工を施して内プレートまたは外プレートを形成する際に、打抜加工用の金型(パンチ)が母材の表面に対して垂直に下降する方向を意味するものである。
なお、本発明における「金型打抜方向」とは、母材に打抜加工を施して内プレートまたは外プレートを形成する際に、打抜加工用の金型(パンチ)が母材の表面に対して垂直に下降する方向を意味するものである。
本発明に係る耐摩耗チェーンは、離間配置された左右一対の内プレートとこれらの内プレートのブシュ孔に圧入してブシュ端部を内プレートの外側面から一部突出させたブシュとこのブシュ内に遊嵌された連結ピンとこの連結ピンを圧入嵌合した左右一対の外プレートとで構成され、内プレートと外プレートとをチェーン長手方向に交互に連結して、ブシュの内周面と連結ピンの外周面との間に潤滑油を封入していることにより、ブシュと連結ピンが潤滑油を介して円滑に摺動するだけでなく、以下のような本発明に特有の効果を奏することができる。
すなわち、本請求項1に係る発明の耐摩耗チェーンは、ブシュ端部から滲出した潤滑油の外部漏出を抑制する油保留部が内プレートの外側面と外プレートの内側面との間に設けられているとともに内プレートの外側面に外プレートに向って迫り上がった外側環状周縁部と外プレートの内側面に内プレートに向って迫り上がった内側環状周縁部とで封止されていることにより、ブシュ端部から内プレートの外側面と外プレートの内側面との間から外部に向けて漏出する潤滑油の漏出方向が内プレートのプレート周縁で外側環状周縁部に沿って偏向するとともに外プレートのプレート周縁で内側環状周縁部に沿って偏向して潤滑油が油保留部内で滞留し易くなるため、従来のような平坦に形成された内プレートの外側面と外プレートの内側面との間を通って潤滑油がそのまま外部へ漏出しがちな耐摩耗チェーンと比較すると、潤滑油の外部漏出を抑制することができ、また、このようにして潤滑油の外部漏出が抑制されることで油保留部内に留まっている潤滑油が油保留部からブシュと連結ピンとの間隙へ毛管現象を呈して戻るため、ブシュと連結ピンとの間に封入された潤滑油が減少してブシュの内周面と連結ブシュの外周面との間の潤滑状態が一時的に悪化した場合であっても、ブシュの内周面と連結ピンの外周面との間の潤滑状態を回復させることができる。
さらに、ブシュと連結ピンとの間の潤滑状態が長期に亘って維持されるため、ブシュおよび連結ピンの摺動摩耗に起因するチェーンの摩耗伸びや潤滑不良に起因する焼き付きを回避することができる。
そして、内プレートの外側環状周縁部が外プレートの内側面に向って迫り上がっているとともに外プレートの内側環状周縁部が内プレートの外側面に向って迫り上がっている分だけ内プレートの外側面と外プレートの内側面との間のクリアランスが狭小化されて油保留部内への異物侵入が妨げられるため、異物侵入を防止するシールリングを内プレートと外プレートとの間に別途設ける等して部品点数を増やすことなく油保留部内への異物侵入を抑制することができる。
さらに、ブシュと連結ピンとの間の潤滑状態が長期に亘って維持されるため、ブシュおよび連結ピンの摺動摩耗に起因するチェーンの摩耗伸びや潤滑不良に起因する焼き付きを回避することができる。
そして、内プレートの外側環状周縁部が外プレートの内側面に向って迫り上がっているとともに外プレートの内側環状周縁部が内プレートの外側面に向って迫り上がっている分だけ内プレートの外側面と外プレートの内側面との間のクリアランスが狭小化されて油保留部内への異物侵入が妨げられるため、異物侵入を防止するシールリングを内プレートと外プレートとの間に別途設ける等して部品点数を増やすことなく油保留部内への異物侵入を抑制することができる。
本請求項2に係る発明の耐摩耗チェーンは、請求項1に記載の耐摩耗チェーンが奏する効果に加えて、ブシュの端面が外プレートの内側面に対して摺動可能に位置決めされているとともに、内プレートの外側環状周縁部が外プレートの内側環状周縁部に対して非接触状態で対向配置されていることにより、内プレートの外側面から突出したブシュ端部が内プレートの外側面と外プレートの内側面との間にクリアランスを設けて内プレートと外プレートとが接触することなく相互に屈曲するとともにチェーン屈曲時にブシュの端面および外プレートの内側面のみが摺動するため、従来のような内プレートの外側面と外プレートの内側面とが広範囲で摺動する耐摩耗チェーンと比較すると、チェーン屈曲時の摺動面積を低減して内プレートの外側面と外プレートの内側面との摺動に起因する摩擦熱の発生を抑制するとともに潤滑油の潤滑能力を長期に亘って維持することができ、また、ブシュの端面が外プレートの内側面に対して摺動可能に位置決めされていることにより、ブシュと連結ピンとの間に封入された潤滑油がブシュ端部から内プレートと外プレートとの間に滲出するまでに内プレートの外側面から突出したブシュ端部の長さの分だけ迂回する必要があるため、潤滑油がブシュ端部から滲出することを抑制することができる。
本請求項3に係る発明の耐摩耗チェーンは、請求項1または請求項2に記載の耐摩耗チェーンが奏する効果に加えて、内プレートの外側環状周縁部と外プレートの内側環状周縁部とが打抜プレス加工で形成されていることにより、内プレートのプレート周縁および外プレートのプレート周縁を湾曲状に塑性変形させる打抜プレス加工用の金型を用いるだけで外側環状周縁部や内側環状周縁部が形成されるため、内プレートの外側環状周縁部および外プレートの内側環状周縁部を切削等の機械加工で形成する場合と比較して、チェーンの製造負担を増大させることなく簡便に内プレートの外側環状周縁部および外プレートの内側環状周縁部を形成することができる。
本請求項4に係る発明の耐摩耗チェーンは、請求項1または請求項2に記載の耐摩耗チェーンが奏する効果に加えて、内プレートの外側環状周縁部と外プレートの内側環状周縁部とが内プレートと外プレートの打抜プレス加工時に金型打抜方向に対して逆方向に突出していることにより、内プレートおよび外プレートを打抜プレス加工する際に内プレートの打抜金型に接触する外側面のプレート周縁と外プレートの打抜金型に接触する内側面のプレート周縁とを金型打抜方向に対して逆方向に突出して塑性変形させる打抜プレス加工用の金型を用いるだけで内プレートおよび外プレートの打抜プレス加工と同時に内プレートの外側環状周縁部および外プレートの内側環状周縁部が形成されるため、内プレートおよび外プレートの打抜加工とは別に外側環状周縁部や内側環状周縁部を形成する機械加工を施してチェーンの製造負担を増大させることなく簡便に外側環状周縁部や内側環状周縁部を形成することができる。
本発明に係る耐摩耗チェーンは、離間配置された左右一対の内プレートとこれらの内プレートのブシュ孔に圧入してブシュ端部を内プレートの外側面から一部突出させたブシュとこのブシュ内に遊嵌された連結ピンとこの連結ピンを圧入嵌合した左右一対の外プレートとで構成され、内プレートと外プレートとをチェーン長手方向に交互に連結して、ブシュの内周面と連結ピンの外周面との間に潤滑油を封入して、ブシュ端部から滲出した潤滑油の外部漏出を抑制する油保留部が、内プレートの外側面と外プレートの内側面との間に設けられているとともに内プレートの外側面に外プレートに向って迫り上がった外側環状周縁部と外プレートの内側面に内プレートに向って迫り上がった内側環状周縁部とで封止されて、ブシュ端部から内プレートの外側面と外プレートの内側面との間に滲出した潤滑油の外部漏出を抑制してブシュと連結ピンとの潤滑油状態を長期に亘って維持するとともに潤滑油の熱劣化を回避し、しかも、潤滑油の外部漏出を抑制する油保留部を簡便に形成するものであれば、その具体的実施態様は、如何なるものであっても何ら構わない。
すなわち、本発明の耐摩耗チェーンは、連結ピンとブシュとの間に潤滑油を封入してなるチェーンであれば良く、例えば、内プレート、外プレート、連結ピン、ブシュで構成されるブシュチェーン、または、内プレート、外プレート、連結ピン、ブシュ、ローラで構成されるローラチェーンのいずれであっても良い。
本発明の耐摩耗チェーンに用いられる内プレートの外側環状周縁部および外プレートの内側環状周縁部の具体的形態については、ブシュ端部から滲出した潤滑油の外部漏出を抑制する油保留部が内プレートの外側環状周縁部と外プレートの内側環状周縁部とで封止されるものであればよく、内プレートの外側環状周縁部が内プレートのプレート周縁に向けて湾曲しながら迫り上がって形成される場合、または、外プレートの内側環状周縁部が外プレートのプレート周縁に向けて湾曲しながら迫り上がって形成される場合には、その曲面はいかなる曲率を有していても構わない。
また、内プレートの外側環状周縁部が打抜プレス加工時に金型打抜方向に対して逆方向に突出する場合、または、外プレートの内側環状周縁部が打抜プレス時に金型打抜方向に対して逆方向に突出する場合には、油保持部内から外部に漏出しようとする潤滑油の漏出方向を偏向するものであれば如何なる断面形状であっても良く、その形状は三角形状であっても矩形状であっても構わない。
また、内プレートの外側環状周縁部が打抜プレス加工時に金型打抜方向に対して逆方向に突出する場合、または、外プレートの内側環状周縁部が打抜プレス時に金型打抜方向に対して逆方向に突出する場合には、油保持部内から外部に漏出しようとする潤滑油の漏出方向を偏向するものであれば如何なる断面形状であっても良く、その形状は三角形状であっても矩形状であっても構わない。
以下に、本発明に係る第1実施例の耐摩耗チェーンであるローラチェーンについて、図面に基づいて説明する。
ここで、図1は、本発明の第1実施例であるローラチェーンの連結状態を示す一部切欠斜視図であり、図2は、図1に示すローラチェーンの概要図であり、図3は、図1に示す内プレートの外側面を含む斜視図であり、図4は、図1に示す内プレートの内側面を含む斜視図であり、図5は、図1に示す外プレートの内側面を含む斜視図であり、図6は、図1に示す外プレートの外側面を含む斜視図であり、図7は、図2に示すローラチェーンの油保留部を示す説明図であり、図8は、図7に示すVIII部の部分拡大図であり、図9は、図7に示すIX部の部分拡大図である。
ここで、図1は、本発明の第1実施例であるローラチェーンの連結状態を示す一部切欠斜視図であり、図2は、図1に示すローラチェーンの概要図であり、図3は、図1に示す内プレートの外側面を含む斜視図であり、図4は、図1に示す内プレートの内側面を含む斜視図であり、図5は、図1に示す外プレートの内側面を含む斜視図であり、図6は、図1に示す外プレートの外側面を含む斜視図であり、図7は、図2に示すローラチェーンの油保留部を示す説明図であり、図8は、図7に示すVIII部の部分拡大図であり、図9は、図7に示すIX部の部分拡大図である。
まず、本発明の第1実施例であるローラチェーン100は、図1および図2に示すように、離間配置された左右一対の内プレート110、110と、内プレート110のブシュ孔110hに圧入してブシュ端部120aを内プレート110の外側面110aから一部突出させたブシュ120と、ブシュ120内に遊嵌された連結ピン130と、連結ピン130を圧入嵌合した左右一対の外プレート140、140と、ブシュ120の外周に遊嵌されたローラ150とで構成され、内プレート110と外プレート140とをチェーン長手方向に交互に連結し、ブシュ120の内周面120sと連結ピン130の外周面130sとの間に潤滑油を封入している。
また、上述したブシュ端部120aから滲出した潤滑油の外部漏出を抑制する油保留部Sは、図3乃至図7に示すように、内プレート110の外側面110aと外プレート140の内側面140aとの間に設けられているとともに、内プレート110の外側面110aに外プレート140に向って迫り上がった外側環状周縁部111と外プレート140の内側面140aに内プレート110に向って迫り上がった内側環状周縁部141とで封止されている。
これにより、ブシュ端部120aから内プレート110の外側面110aと外プレート140の内側面140aとの間から外部に向けて漏出する潤滑油の漏出方向が、図8中の矢印に示すように、内プレート110のプレート周縁で外側環状周縁部111に沿って偏向するとともに、図9中の矢印に示すように、外プレート140のプレート周縁で内側環状周縁部141に沿って偏向して、漏出しようとする潤滑油が油保留部S内で滞留し易くなっている。
また、このようにして潤滑油の外部漏出が抑制されることで油保留部S内に留まっている潤滑油が、油保留部Sからブシュ120と連結ピン130との間へ毛管現象を呈して戻り、ブシュ120と連結ピン130との間の潤滑状態が長期に亘って維持されている。
さらに、内プレート110の外側環状周縁部111が外プレート140の内側面140aに向って迫り上がっているとともに外プレート140の内側環状周縁部141が内プレート110の外側面110aに向って迫り上がっている分だけ内プレート110の外側面110aと外プレート140の内側面140aとの間のクリアランスが狭小化されて油保留部S内への異物侵入が妨げられるようになっている。
これにより、ブシュ端部120aから内プレート110の外側面110aと外プレート140の内側面140aとの間から外部に向けて漏出する潤滑油の漏出方向が、図8中の矢印に示すように、内プレート110のプレート周縁で外側環状周縁部111に沿って偏向するとともに、図9中の矢印に示すように、外プレート140のプレート周縁で内側環状周縁部141に沿って偏向して、漏出しようとする潤滑油が油保留部S内で滞留し易くなっている。
また、このようにして潤滑油の外部漏出が抑制されることで油保留部S内に留まっている潤滑油が、油保留部Sからブシュ120と連結ピン130との間へ毛管現象を呈して戻り、ブシュ120と連結ピン130との間の潤滑状態が長期に亘って維持されている。
さらに、内プレート110の外側環状周縁部111が外プレート140の内側面140aに向って迫り上がっているとともに外プレート140の内側環状周縁部141が内プレート110の外側面110aに向って迫り上がっている分だけ内プレート110の外側面110aと外プレート140の内側面140aとの間のクリアランスが狭小化されて油保留部S内への異物侵入が妨げられるようになっている。
また、前述したブシュ120の端面120asは、外プレート140の内側面140aに対して摺動可能に位置決めされている。
また、内プレート110の外側環状周縁部111は、外プレート140の内側環状周縁部141に対して非接触状態で対向配置されている。
これにより、内プレート110の外側面110aから突出したブシュ端部120aが、内プレート110の外側面110aと外プレート140の内側面140aとの間にクリアランスを設けて内プレート110と外プレート140とが接触することなく相互に屈曲するとともにチェーン屈曲時にブシュ120の端面120asおよび外プレート140の内側面140aのみが摺動している。
また、ブシュ120と連結ピン130との間に封入された潤滑油がブシュ端部120aから内プレート110と外プレート140との間に滲出するまでに内プレート110の外側面110aから突出したブシュ端部120aの長さの分だけ迂回するようになっている。
また、内プレート110の外側環状周縁部111は、外プレート140の内側環状周縁部141に対して非接触状態で対向配置されている。
これにより、内プレート110の外側面110aから突出したブシュ端部120aが、内プレート110の外側面110aと外プレート140の内側面140aとの間にクリアランスを設けて内プレート110と外プレート140とが接触することなく相互に屈曲するとともにチェーン屈曲時にブシュ120の端面120asおよび外プレート140の内側面140aのみが摺動している。
また、ブシュ120と連結ピン130との間に封入された潤滑油がブシュ端部120aから内プレート110と外プレート140との間に滲出するまでに内プレート110の外側面110aから突出したブシュ端部120aの長さの分だけ迂回するようになっている。
そして、内プレート110の外側環状周縁部111と外プレート140の内側環状周縁部141とは、打抜プレス加工で形成されている。
これにより、内プレート110のプレート周縁を内プレート110の内側面110bから外側面110aに向って湾曲状に塑性変形させる、あるいは、外プレート140のプレート周縁を外プレート140の外側面140bから内側面140aに向ってそれぞれ湾曲状に塑性変形させる打抜プレス加工用の金型を用いるだけで内プレート110の外側環状周縁部111と外プレート140の内側環状周縁部141とが形成可能になっている。
これにより、内プレート110のプレート周縁を内プレート110の内側面110bから外側面110aに向って湾曲状に塑性変形させる、あるいは、外プレート140のプレート周縁を外プレート140の外側面140bから内側面140aに向ってそれぞれ湾曲状に塑性変形させる打抜プレス加工用の金型を用いるだけで内プレート110の外側環状周縁部111と外プレート140の内側環状周縁部141とが形成可能になっている。
このようにして得られた本実施例のローラチェーン100は、ブシュ端部120aから滲出した潤滑油の外部漏出を抑制する油保留部Sが内プレート110の外側面110aと外プレート140の内側面140aとの間に設けられているとともに内プレート110の外側面110aに外プレート140に向って迫り上がった外側環状周縁部111と外プレート140の内側面140aに内プレート110に向って迫り上がった内側環状周縁部141とで封止されていることにより、従来のような平坦に形成された内プレートの外側面と外プレートの内側面との間を通って潤滑油がそのまま外部へ漏出しがちな耐摩耗チェーンと比較すると、潤滑油の外部漏出を抑制することができる。
また、ブシュ120と連結ピン130との間に封入された潤滑油が減少してブシュ120の内周面120sと連結ブシュ130の外周面130sとの間の潤滑状態が一時的に悪化した場合であっても、ブシュ120の内周面120sと連結ピン130の外周面130sとの間の潤滑状態を回復させることができ、また、ブシュ120および連結ピン130の摺動摩耗に起因するチェーンの摩耗伸びや潤滑不良に起因する焼き付きを回避することができ、さらに、異物侵入を防止するシールリングを内プレートと外プレートとの間に別途設ける等して部品点数を増やすことなく油保留部S内への異物侵入を抑制することができる。
また、ブシュ120と連結ピン130との間に封入された潤滑油が減少してブシュ120の内周面120sと連結ブシュ130の外周面130sとの間の潤滑状態が一時的に悪化した場合であっても、ブシュ120の内周面120sと連結ピン130の外周面130sとの間の潤滑状態を回復させることができ、また、ブシュ120および連結ピン130の摺動摩耗に起因するチェーンの摩耗伸びや潤滑不良に起因する焼き付きを回避することができ、さらに、異物侵入を防止するシールリングを内プレートと外プレートとの間に別途設ける等して部品点数を増やすことなく油保留部S内への異物侵入を抑制することができる。
また、ブシュ120の端面120asが外プレート140の内側面140aに対して摺動可能に位置決めされているとともに、内プレート110の外側環状周縁部111が外プレート140の内側環状周縁部141に対して非接触状態で対向配置されていることにより、潤滑油がブシュ端部120aから滲出することを抑制するとともに、従来のような内プレートの外側面と外プレートの内側面とが広範囲で摺動する耐摩耗チェーンと比較すると、チェーン屈曲時の摺動面積を低減して内プレート110の外側面110aと外プレート140の内側面140aとの摺動に起因する摩擦熱の発生を抑制するとともに潤滑油の潤滑能力を長期に亘って維持することができる。
そして、内プレート110の外側環状周縁部111と外プレート140の内側環状周縁部141とが打抜プレス加工で形成されていることにより、内プレート110の外側環状周縁部111および外プレート140の内側環状周縁部141を切削等の機械加工で形成する場合と比較して、チェーンの製造負担を増大させることなく簡便に内プレート110の外側環状周縁部111および外プレート140の内側環状周縁部141を形成することができる等、その効果は甚大である。
次に、本発明に係る第2実施例の耐摩耗チェーンであるローラチェーンについて、図面に基づいて説明する。
ここで、図10は、本発明の第2実施例であるローラチェーンに用いる内プレートの外側面を含む斜視図であり、図11は、本発明の第2実施例であるローラチェーンに用いる外プレートの内側面を含む斜視図であり、図12は、本発明の第2実施例であるローラチェーンの油保留部を示す説明図であり、図13は、図12に示すXIII部の部分拡大図であり、図14は、図12に示すXIV部の部分拡大図である。
ここで、図10は、本発明の第2実施例であるローラチェーンに用いる内プレートの外側面を含む斜視図であり、図11は、本発明の第2実施例であるローラチェーンに用いる外プレートの内側面を含む斜視図であり、図12は、本発明の第2実施例であるローラチェーンの油保留部を示す説明図であり、図13は、図12に示すXIII部の部分拡大図であり、図14は、図12に示すXIV部の部分拡大図である。
そこで、本発明の第2実施例であるローラチェーン200は、上述した第1実施例のローラチェーン100と比較すると、図10乃至図12に示すように、内プレートの外側環状周縁部と外プレートの内側環状周縁部の具体的な形態が異なっており、その余の部品形態については、基本的に何ら変わることがないため、上述した第1実施例のローラチェーン100と同一の部材について対応する200番台の符号を付すことにより、その重複する説明を省略する。
すなわち、内プレート210の外側環状周縁部211と外プレート240の内側環状周縁部241とは、図13および図14に示すように、内プレート210と外プレート240の打抜プレス加工時に金型打抜方向Dに対して逆方向に突出している。
なお、本実施例では、内プレート210の外側環状周縁部211と外プレート240の内側環状周縁部241とは、それぞれ三角形状断面を呈しているが、油保持部S内から外部に漏出しようとする潤滑油の漏出方向を偏向するものであれば如何なる形状であっても構わない。
これにより、内プレート210および外プレート240を打抜プレス加工する際に内プレート210の打抜金型に接触する外側面210aのプレート周縁と外プレート240の打抜金型に接触する内側面240aのプレート周縁とを金型打抜方向Dに対して逆方向に突出して塑性変形させる打抜プレス加工用の金型を用いるだけで内プレート210および外プレート240の打抜プレス加工と同時に内プレート210の外側環状周縁部211および外プレート240の内側環状周縁部241が形成されるようになっている。
なお、本実施例では、内プレート210の外側環状周縁部211と外プレート240の内側環状周縁部241とは、それぞれ三角形状断面を呈しているが、油保持部S内から外部に漏出しようとする潤滑油の漏出方向を偏向するものであれば如何なる形状であっても構わない。
これにより、内プレート210および外プレート240を打抜プレス加工する際に内プレート210の打抜金型に接触する外側面210aのプレート周縁と外プレート240の打抜金型に接触する内側面240aのプレート周縁とを金型打抜方向Dに対して逆方向に突出して塑性変形させる打抜プレス加工用の金型を用いるだけで内プレート210および外プレート240の打抜プレス加工と同時に内プレート210の外側環状周縁部211および外プレート240の内側環状周縁部241が形成されるようになっている。
このようにして得られた本発明の第2実施例であるローラチェーン200は、前述したローラチェーン100が奏する効果に加えて、内プレート210の外側環状周縁部211と外プレート240の内側環状周縁部241とが内プレート210と外プレート240の打抜プレス加工時に金型打抜方向Dに対して逆方向に突出していることにより、内プレート210および外プレート240の打抜加工とは別に外側環状周縁部211や内側環状周縁部241を形成する機械加工を施してチェーンの製造負担を増大させることなく簡便に外側環状周縁部211や内側環状周縁部241を形成することができる等、その効果は甚大である。
100、200 ・・・ ローラチェーン
110、210 ・・・ 内プレート
110h、210h・・・ブシュ孔
110a、210a・・・(内プレートの)外側面
110b、210b・・・(内プレートの)内側面
111、211 ・・・ 外側環状周縁部
120、220 ・・・ ブシュ
120a、220a・・・ブシュ端部
120as、220as・・・(ブシュの)端面
120s、220s・・・(ブシュの)内周面
130、230 ・・・ 連結ピン
130s、230s・・・(連結ピンの)外周面
140、240 ・・・ 外プレート
140a、240a・・・(外プレートの)内側面
140b、240b・・・(外プレートの)外側面
141、241 ・・・ 内側環状周縁部
S ・・・ 油保留部
D ・・・ 金型打抜方向
110、210 ・・・ 内プレート
110h、210h・・・ブシュ孔
110a、210a・・・(内プレートの)外側面
110b、210b・・・(内プレートの)内側面
111、211 ・・・ 外側環状周縁部
120、220 ・・・ ブシュ
120a、220a・・・ブシュ端部
120as、220as・・・(ブシュの)端面
120s、220s・・・(ブシュの)内周面
130、230 ・・・ 連結ピン
130s、230s・・・(連結ピンの)外周面
140、240 ・・・ 外プレート
140a、240a・・・(外プレートの)内側面
140b、240b・・・(外プレートの)外側面
141、241 ・・・ 内側環状周縁部
S ・・・ 油保留部
D ・・・ 金型打抜方向
Claims (4)
- 離間配置された左右一対の内プレートと該内プレートのブシュ孔に圧入してブシュ端部を内プレートの外側面から一部突出させたブシュと該ブシュ内に遊嵌された連結ピンと該連結ピンを圧入嵌合した左右一対の外プレートとで構成され、前記内プレートと外プレートとをチェーン長手方向に交互に連結して、前記ブシュの内周面と連結ピンの外周面との間に潤滑油を封入した耐摩耗チェーンであって、
前記ブシュ端部から滲出した潤滑油の外部漏出を抑制する油保留部が、前記内プレートの外側面と外プレートの内側面との間に設けられているとともに前記内プレートの外側面に外プレートに向って迫り上がった外側環状周縁部と前記外プレートの内側面に内プレートに向って迫り上がった内側環状周縁部とで封止されていることを特徴とする耐摩耗チェーン。 - 前記ブシュの端面が、前記外プレートの内側面に対して摺動可能に位置決めされているとともに、
前記内プレートの外側環状周縁部が、前記外プレートの内側環状周縁部に対して非接触状態で対向配置されていることを特徴とする請求項1に記載の耐摩耗チェーン。 - 前記内プレートの外側環状周縁部と外プレートの内側環状周縁部とが、打抜プレス加工で形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の耐摩耗チェーン。
- 前記内プレートの外側環状周縁部と外プレートの内側環状周縁部とが、前記内プレートと外プレートの打抜プレス加工時に金型打抜方向に対して逆方向に突出していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の耐摩耗チェーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011277480A JP2013127300A (ja) | 2011-12-19 | 2011-12-19 | 耐摩耗チェーン |
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JP2011277480A JP2013127300A (ja) | 2011-12-19 | 2011-12-19 | 耐摩耗チェーン |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=48777938
Family Applications (1)
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JP2011277480A Pending JP2013127300A (ja) | 2011-12-19 | 2011-12-19 | 耐摩耗チェーン |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2013127300A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11415196B2 (en) | 2017-12-18 | 2022-08-16 | Daido Kogyo Co., Ltd. | Roller chain |
-
2011
- 2011-12-19 JP JP2011277480A patent/JP2013127300A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11415196B2 (en) | 2017-12-18 | 2022-08-16 | Daido Kogyo Co., Ltd. | Roller chain |
JP7170390B2 (ja) | 2017-12-18 | 2022-11-14 | 大同工業株式会社 | ノンシールローラチェーン |
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