JP2013085477A - インバータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、電力用半導体素子の冷却効率を向上させ、通電容量の向上及び小型化に対応し、製造性に優れた電力用半導体素子及びインバータ装置を提供することにある。
【解決手段】放熱板22の上に、各相の電力用半導体素子が絶縁樹脂シート36,42,43を用いて接着され、W相正側導体33とW相第1の交流側導体35との間に接合された半導体チップは、この半導体チップから発生する熱を、W相正側導体33とW相第1の交流側導体35を介することにより、両面から放熱板22により冷却されるインバータ装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体チップで構成する電力用半導体素子及びこれを利用したインバータ装置に関する。
一般的に、例えば電気自動車では、電力用半導体素子及びそれを用いたインバータ装置の小型化、高信頼性化が要求されている。係る電力用半導体素子及びインバータ装置の小型化、高信頼性化を図るためには、電力用半導体素子及びインバータ装置について、冷却効率を高めることが必要となる。
そこで、以下のようなインバータ装置が開示されている。
半導体チップであるIGBT(insulated gate bipolar transistor)及びダイオードを、平面形状が正方形でその正方形の一辺の長さを10mm以下のサイズとし、更に、これらの半導体チップの厚みが1.5mm以上5mm以下の導体に接合し、この導体を冷却器に、セラミックスを含有した絶縁樹脂シートを介在させて加圧及び過熱接着することで、冷却効率を高める(例えば、特許文献1を参照)。
また、複数の半導体チップを導体の一方の面に接合し、他方の面にセラミックを含有した絶縁樹脂シートで放熱用金属板を接着し、この放熱用金属板を熱伝導グリースを介して、冷却器に加圧接触することで、冷却効率を高める(例えば、特許文献2を参照)。
特開2003−153554号公報 特開2004−288755号公報
しかしながら、上述したインバータ装置には次のような課題がある。
まず、複数個並列接続されたIGBT又はダイオードなどの半導体チップは、主回路配線がボンディングワイヤにより電気的に配線されているので、複数のボンディングワイヤを配線するのに時間がかかり、製造時間が長くなる。また、冷却効率の向上を図ろうとしても、構造的に限界があり、一層の冷却効率の向上が難しい。
そこで、本発明の実施形態による目的は、電力用半導体素子の冷却効率を向上させ、通電容量の向上及び小型化に対応し、製造性に優れた電力用半導体素子及びインバータ装置を提供することにある。
本発明の観点に従ったインバータ装置は、直流電力を交流電力に変換するインバータ装置において、第1の放熱部と、前記第1の放熱部の上に設けられた正側導体と、前記正側導体と対向するように前記第1の放熱部の上に設けられた負側導体と、前記正側導体と前記負側導体との間の一部に位置し、前記第1の放熱部の上に設けられた第1の交流側導体と、前記第1の交流側導体の上に設けられた第1の交流端子と、前記第1の交流側導体と前記正側導体との間に設けられ、前記正側導体と正極側が接合され、前記第1の交流側導体と負極側が接合された第1の半導体チップと、前記第1の交流側導体と前記負側導体との間に設けられ、前記負側導体と負極側が接合され、前記第1の交流側導体と正極側が接合された第2の半導体チップと、前記第1の交流側導体とは異なる位置で、前記正側導体と前記負側導体との間の一部に位置し、前記第1の放熱部の上に設けられた第2の交流側導体と、前記第2の交流側導体の上に設けられた第2の交流端子と、前記第2の交流側導体と前記正側導体との間に設けられ、前記正側導体と正極側が接合され、前記第2の交流側導体と負極側が接合された第3の半導体チップと、前記第2の交流側導体と前記負側導体との間に設けられ、前記負側導体と負極側が接合され、前記第2の交流側導体と正極側が接合された第4の半導体チップとを備えた構成である。
本発明によれば、電力用半導体素子の冷却効率を向上させ、通電容量の向上及び小型化に対応し、製造性に優れた電力用半導体素子及びインバータ装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るインバータ装置の構成を示す立体図。 第1の実施形態に係る電力用半導体素子の構成を示す分解図。 第1の実施形態に係る電力用半導体素子に有する半導体チップの実装位置を示す透視図。 第2の実施形態に係るインバータ装置の立体図。 第2の実施形態に係るインバータ装置の構成を示す上面図。 第2の実施形態に係るインバータ装置の構成を示す正面図。 第2の実施形態に係るインバータ装置の構成を示す側面図。 第3の実施形態に係るインバータ装置の立体図。 第4の実施形態に係るインバータ装置の立体図。 第5の実施形態に係るインバータ装置の立体図。 第6の実施形態に係るインバータ装置の立体図。 第6の実施形態に係るインバータ装置の構成を示す正面図。 第7の実施形態に係るインバータ装置の立体図。 第7の実施形態に係るインバータ装置に有する半導体チップの実装位置を示す透視図。 各実施形態に係るインバータ装置の回路構成を示す回路図。
以下図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
図15を参照して、各実施形態に係るインバータ装置の回路について説明する。
各実施形態の電力用半導体素子は、図15に示すように、回路10と等価の回路の一部及び全部を基本に構成している。
回路10は、IGBT(insulated gate bipolar transistor)191,192と、ダイオード201,202とからなる。
回路10は、直流電源1から供給される直流電力の正極及び負極をそれぞれ正極端子39及び負極端子40に印加し、コンデンサ4を利用して、IGBT191,192のそれぞれのゲートを制御することにより、交流電力に変換して、出力部2に出力する。
コンデンサ4は、例えば電源平滑用コンデンサであるアルミ電解コンデンサなどである。
直流電力を三相交流電力に変換する場合は、3つの本電力用半導体素子を使用し、図15に示す構成とすることにより実現できる。
直流電力を単相交流電力に変換する場合は、2つの本電力用半導体素子を使用し、図15に示す構成のうち1つの回路10を削除した構成とすることにより実現できる。
(第1の実施形態)
図1〜3を参照して、本実施形態に係る電力用半導体素子及びインバータ装置について説明する。図15と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明を省略し、ここでは異なる部分について主に述べる。なお、以下の実施形態も同様にして重複した説明を省略する。
本インバータ装置は、直流電力をW相、V相、U相からなる三相交流に変換するインバータ装置(以下、「三相インバータ装置」という)である。
本インバータ装置は、図1に示すように、放熱板22と、放熱板22の上に実装される3つの各相に対応する電力用半導体素子と、放熱板22と3つの電力用半導体素子をそれぞれ接着するW相絶縁樹脂シート36、V相絶縁樹脂シート42及びU相絶縁樹脂シート43とからなる。
各相の電力用半導体素子は、それぞれに対応した各相の絶縁樹脂シート36,42,43を用いて、放熱板22に接着している。各相の絶縁樹脂シート36,42,43は、一定の距離を離して、放熱板22に接着されている。
放熱板22は、図示しない冷却器に搭載されている。放熱板22の材質は、半導体チップの冷却作用の観点からすると銅が望ましいが、アルミニウムなどの他金属や、Al−SiCなどの金属基複合材料としても構わない。
各相の絶縁樹脂シート36,42,43は、例えば絶縁樹脂に窒化ホウ素などのセラミックフィラ−を充填したものであり、熱伝導率は2〜4W/mK、厚みは0.05〜0.15mm程度である。
(電力用半導体素子)
次に、W相に実装されているW相電力用半導体素子について説明する。なお、U相電力用半導体素子及びV相電力用半導体素子は、W相電力用半導体素子と同一の構成であり、説明を省略する。
W相電力用半導体素子は、W相上アームと、W相下アームと、W相正極端子39と、W相負極端子40、W相出力端子41Aとから構成されている。
W相上アームは、図2に示すように、IGBT191A〜191Dと、ダイオード201A〜201Cと、それぞれの半導体チップに対応する熱緩衝板34と、W相正側導体33と、W相第1の交流側導体35とからなる。
W相下アームは、IGBT192A〜192Dと、ダイオード202A〜202Cと、それぞれの半導体チップに対応する熱緩衝板34と、W相第2の交流側導体37と、W相負側導体38とからなる。
W相正極端子39及びW相負極端子40は、それぞれW相正側導体33及びW相負側導体38に電気的に接続されている。
W相出力端子41Aは、W相第1の交流側導体35及びW相第2の交流側導体37の両方に跨るように電気的に接続されている。
これらの各端子は、主に外部配線接続などを容易にするために設けられている。例えば、W相正極端子39及びW相負極端子40は、図15の直流電源1の正極及び負極とそれぞれ接続する。また、W相正極端子39及びW相負極端子40は、図15のコンデンサ4を接続してもよい。
なお、図1は、W相電力用半導体素子のみに各端子を図示し、V相電力用半導体素子及びU相電力用半導体素子にも同様に設けられているものとして、図示を省略している。
図1に示すように、W相正側導体33、W相第1の交流側導体35、W相第2の交流側導体37及びW相負側導体38は、W相絶縁樹脂シート36を介して、放熱板22に搭載されている。W相第1の交流側導体35及びW相第2の交流側導体37は、一定の絶縁距離を確保して、隣り合っている。
W相正側導体33は、W相正極端子39を介して、直流電力の正極が印加される導体である。
W相負側導体38は、W相負極端子40を介して、直流電力の負極が印加される導体である。
W相第1の交流側導体35及びW相第2の交流側導体37は、W相出力端子41Aを介して、直流電力が変換された交流電力のW相を出力する導体である。
W相正側導体33とW相第1の交流側導体35、及びW相第2の交流側導体37とW相負側導体38は、それぞれ対向するように実装されている。
W相正側導体33とW相第1の交流側導体35、及びW相第2の交流側導体37とW相負側導体38は、それぞれの導体間に、IGBT191A〜191D及びダイオード201A〜201Cを接合している。
以下、主にW相上アームの構成について述べ、W相下アームの構成については同様であり、説明を省略する。
W相正側導体33及びW相第1の交流側導体35は、IGBT191A〜191D及びダイオード201A〜201C(半導体チップ)との接合面が、放熱板22の表面に対して垂直となるように、W相絶縁樹脂シート36を用いて、放熱板22に接着されている。インバータ起動時の温度上昇を低減し、これらの各導体の熱拡散の効果により定常熱抵抗を低減するために、各導体と放熱板22とを接着する各々の面は、必要な一定の面積を確保している。
W相正側導体33及びW相第1の交流側導体35の材質は、半導体チップの冷却作用の観点からすると銅が望ましいが、アルミニウムなどの他金属や、Al−SiCなどの金属基複合材料としても構わない。また、放熱板22と同じ材質を選択することもできる。同じ材質を選択することで、製造コストの削減をすることができる。
W相正側導体33及びW相第1の交流側導体35と放熱板22は、いずれも銅やアルミニウムなどの金属、又はAl−SiCなどの金属基複合材料を用いて形成している。これら導体と放熱板22は、W相絶縁樹脂シート36で接着している。被接合部材が金属又は金属基複合材料同士であるため、線膨張係数の差が小さく、接合時に生じるそりを小さい値に抑制することができる。
そのため、放熱板22の裏面の平面度は、良好な状態を保持でき、放熱板22を冷却器に搭載した場合、両者の間の空隙は小さくなる。その結果、放熱板22と冷却器の接触面に要する熱伝導グリースの層の厚さを小さくすることができ、放熱板22と冷却器との間の接触熱抵抗を大幅に低減できる。
IGBT191A〜191D及びダイオード201A〜201Cは、平面形状が正方形であって、その一辺の長さが10mm以下のサイズになる半導体チップである。
ここで、非線型ひずみについて説明する。
非線型ひずみが生じる場合として、例えば、IGBT191A〜191D及びダイオード201A〜201Cなどの半導体チップの材質がシリコンであり、これらの半導体チップと接合するW相正側導体33又はW相第1の交流側導体35の材質が銅である場合である。このとき、これらの半導体チップと各導体との線膨張係数に違いがある。これにより、特にインバータ装置の作動及び停止により、半導体チップ(特に、IGBT)から発生する熱の温度サイクルが負荷されることで、半導体チップと各導体とを接合する半田等に対して、せん断応力が発生し、非線型ひずみが発生することがある。
半導体チップは、チップサイズを大きくすると非線型ひずみが増大する。この非線型ひずみの値が大きくなると、経時的に導体等に接合している半田等にクラックなどが発生する原因となる。よって、これらの半導体チップを上述のようなサイズとすることにより、非線型ひずみを減少させる。
IGBT及びダイオードは、上述のように一辺の長さを10mm以下にすると、1チップ辺りの通電容量が小さくなる。よって、例えば電気自動車に適用する数10kWのインバータ装置の場合、単一の半導体チップで構成すると、容量不足になる。そこで、本実施形態では、IGBTを4つ、ダイオードを3つそれぞれ並列接続することで、この容量不足を解消している。
IGBT191A〜191D及びダイオード201A〜201Cは、図3に示すように、W相正側導体33とW相第1の交流側導体35との間に実装されている。なお、図3は、これらの半導体チップの実装位置を示すため、便宜上、W相第1の交流側導体35の破線部分を透視するように図示している。
図2を参照して、IGBT191A〜191D及びダイオード201A〜201Cの実装されている構造ついて説明する。
IGBT191A〜191D及びダイオード201A〜201Cは、W相正側導体33に一列に配置されている。
IGBT191A〜191Dは、それぞれのコレクタ側(すなわち、正極側)をW相正側導体33に接合し、それぞれのエミッタ側(すなわち、負極側)に、熱緩衝板34を介して、W相第1の交流側導体35に接合している。
ダイオード201A〜201Cは、それぞれのカソード側(すなわち、正極側)をW相正側導体に接合し、それぞれのエミッタ側(すなわち、負極側)を、熱緩衝板34を介して、W相第1の交流側導体35に接合している。
これらの構成により、これらの半導体チップ(特に、IGBT191A〜191D)に発生する熱は、その接合面を通して約半分がW相正側導体33に、残りの約半分がW相第1の交流側導体35に熱伝導し、さらに、放熱板22に熱伝導する。放熱板22は、冷却器により冷却される。すなわち、半導体チップは、正極側及び負極側の両面から大きな熱容量を有する導体により冷却されることになる。
IGBT191A〜191D及びダイオード201A〜201Cは、全て並列に接続されている。IGBT191A〜191Dは、4並列接続されることにより、図15に示すIGBT191を構成している。ダイオード201A〜201Cは、3並列接続されることにより、図15に示すダイオード201を構成している。
熱緩衝板34は、半導体チップとこれらを接合している各導体とを接合する例えば半田等に対する非線型ひずみを小さくする。熱緩衝板34は、特に長寿命を必要とする場合に設けることが必要となる。
熱緩衝板34の材質は、IGBT191A〜191D及びダイオード201A〜201Cの材質であるシリコンと、W相正側導体33及びW相第1の交流側導体35の材質との、おおよそ中間の線膨張係数を持つもの、例えばMoなどの低熱膨張金属材料である。
IGBT191A〜191D又はダイオード201A〜201Cと熱緩衝板34との接合や、W相正側導体33又はW相第1の交流側導体35と熱緩衝板34との接合は、Sn、Pbなどの低融点、又はSn、Ag、Cuなどの高融点の半田を用いて接合することができるが、銀ペーストなどの導電性接着剤を用いて接合しても構わない。
(第1の実施形態の作用・効果)
本実施形態によれば、以下のような作用・効果を得ることができる。
半導体チップは、正極側及び負極側の両面を大きな熱容量を有する導体が直接的に(配線部材等を介することなく)接合していることにより、半導体チップから発生した熱は、半導体チップの両面から冷却することができる。特に、従来の方式のように、半導体チップが、正極側及び負極側のどちらか一方の面がボンディングワイヤ等の熱抵抗の高い配線部材を用いて接続されていると、この面の側からの冷却効果は期待できず、もう片側の面からの冷却のみとなる。この方式に比べると、本実施形態による半導体チップは、両面から冷却できる分、2倍近くの冷却効果がある。
これらにより、インバータ起動時に問題となる過渡熱抵抗も低減することができ、インバータ起動時及び低常状態の両方ともで、温度上昇が低くなり、冷却効率を向上させることができる。
本インバータ装置は、通電容量の大きい(インピーダンスの少ない)導体を、直接半田等により接合して、電気回路を構成するため、特にボンディングワイヤ等の配線部材により接続する場合よりも、通電容量及び電力変換効率を向上することができる。
各導体及び半導体チップ等を、各々半田等により接合することで、主回路の電気的配線を行うことができるため、ボンディングワイヤ等の配線部材を用いることなく製造することができる。よって、配線部材を配線する工程がなくなり、製造時間の短縮などにより製造性(製造歩留まりなど)を向上させることができる。
放熱板22とこの放熱板22に接合する各導体は、金属又は金属基複合材料とし、線膨張係数差を小さくすることで、接合時に生じる反りを小さく抑制し、放熱板22を冷却器に搭載したときの両者の空隙を小さくできる。これにより、両者の空隙を埋める熱伝導グリースの層の厚さを薄くすることができ、放熱板22と冷却器との間の接触熱抵抗を大幅に低減できる。よって、冷却効率を向上させることができる。
本電力用半導体素子の構成は、熱緩衝材34を介することで、半導体チップと導体とを接合する半田等に対して、非線型ひずみを軽減させることができる。また、半導体チップの一辺の長さを約10mm以下とすることで、更に非線型ひずみを軽減させることができ、信頼性・耐久性を向上させることができる。
以上に述べたように、本実施形態によれば、電力用半導体素子の冷却効率を向上させ、通常容量の向上及び小型化に対応し、製造性に優れ、信頼性・耐久性が向上したインバータ装置を提供することができる。
(第2の実施形態)
図4〜7を参照して、本実施形態について説明する。なお、図4は、図1と同様に、W相電力用半導体素子のみに各端子を図示し、V相電力用半導体素子及びU相電力用半導体素子にも同様に設けられているものとして、図示を省略している。
本インバータ装置は、図1に示すインバータ装置に、放熱板22Aが加わった点以外は、図1と同じである。
放熱板22Aは、各相の電力用半導体素子に対して、放熱板22(底面)と反対側の上面に位置している。
なお、放熱板22Aは、放熱板22が搭載されている冷却器と兼用することにより冷却されてもよいし、別途冷却器を設けてもよい。新たに、冷却器を設けた場合は、1台で冷却する場合よりもより高い冷却効果が得られる。
各相の電力用半導体素子は、それぞれに対応した各相の絶縁樹脂シート36A,42A,43Aを用いて、放熱板22Aに接着している。各相の絶縁樹脂シート36A,42A,43Aは、互いに一定の距離を離して、放熱板22Aに接着されている。
図6に示すように、放熱板22と同様に、W相正側導体33、W相第1の交流側導体35、W相第2の交流側導体37及びW相負側導体38は、W相絶縁樹脂シート36Aを介して、放熱板22Aに接着している。
これらの導体は、半導体チップとの接合面が、放熱板22Aの表面(各導体との接合面)に対して垂直となるように、W相絶縁樹脂シート36Aを用いて、放熱板22Aに接着されている。インバータ起動時の温度上昇を低減し、これらの各導体の熱拡散の効果により定常熱抵抗を低減するために、各導体と放熱板とを接着する各々の面は、必要な一定の面積を確保している。
V相及びU相も、W相と同様に、各導体を、放熱板22と放熱板22Aに、絶縁樹脂シート42A,43Aを用いて接着している。
(第2の実施形態の作用・効果)
本実施形態によれば、放熱板22に加え、さらに放熱板22Aを追加することで、半導体チップを接合している各導体の冷却面積を増大させることができる。よって、第1の実施形態に係る電力用半導体素子及びインバータ装置と同様の効果を得られるとともに、より冷却効率に優れたインバータ装置を提供することができる。
(第3の実施形態)
図8を参照して、本実施形態について説明する。
本インバータ装置は、図1に示すインバータ装置において、W相出力端子41Aが、W相出力端子41A−1及びW相出力端子41A−2となって、各端子の構成、位置及び形状が変わり、V相及びU相も同様に変わった点以外は、図1と同じである。
W相正極端子39は、W相正側導体33と、半導体チップとの接合面及び放熱板22との接合面の両方に対して、垂直に(非平行に)面している側面に設けられている。W相正極端子39は、この側面と一体形成するように設けられている。
W相負極端子40、W相出力端子41A−1及びW相出力端子41A−2は、それぞれW相負側導体38、W相第1の交流側導体35及びW相第2の交流側導体37に設けられている。これらの各端子は、対応する各導体に、W相正極端子39がW相正側導体33に設けられているのと同様に設けられている。W相出力端子41A−1,41A−2は、外部配線接続時に相互に接続される。
また、V相及びU相も、W相と同様に、各端子は、対応する各導体に設けられている。
(第3の実施形態の作用・効果)
本実施形態によれば、W相正極端子39、W相負極端子40、W相出力端子41A−1,41A−2は、各端子の断面積を大きくすることができ、端子のインピーダンスをより小さくすることができる。よって、第1の実施形態に係る電力用半導体素子及びインバータ装置と同様の効果を得られるとともに、端子のインピーダンス低減による通電損失を抑制することができる。
また、本実施形態を第2の実施形態と組み合わせた構成とする場合、各導体に各端子を付ける面積を確保する必要がないため、放熱板22Aと各導体との接合面の面積を大きくとることができ、冷却効率をさらに向上させることができる。
(第4の実施形態)
図9を参照して、本実施形態について説明する。
本インバータ装置は、図8に示すインバータ装置において、W相正極端子39、W相負極端子40、W相出力端子41A−1,41A−2の設けられる位置が変わった点以外は、図8と同じである。
W相正極端子39及びW相負極端子40は、同一平面上に位置するように、それぞれW相正側導体33及びW相負側導体38の側面に設けられている。
一方、W相出力端子41A−1及びW相出力端子41A−2は、W相正極端子39及びW相負極端子40が設けられている側面と反対側の側面に、同一平面上に位置するように、それぞれW相第1の交流側導体35及びW相第2の交流側導体37に設けられている。
(第4の実施形態の作用・効果)
本実施形態によれば、このように各端子を配列した場合、W相正極端子39とW相出力端子41A−1、及びW相出力端子41A−2とW相負極端子40のそれぞれの相互の隣接関係が解消されるので、各相互間の絶縁の配慮が容易になる。その結果、各端子の断面積をさらに大きくすることができ、端子のインピーダンスをさらに低減できる。第1の実施形態に係る電力用半導体素子及びインバータ装置と同様の効果を得られるとともに、さらに、通電損失を抑制することができる。
(第5の実施形態)
図10を参照して、本実施形態について説明する。なお、図10は、図1と同様に、W相電力用半導体素子のみに各端子を図示し、V相電力用半導体素子及びU相電力用半導体素子にも同様に設けられているものとして、図示を省略している。
本インバータ装置は、図1に示すインバータ装置において、W相第1の交流側導体35及びW相第2の交流側導体37を一体形成して、W相交流側導体35Aに変わり、V相及びU相も同様に変わった点以外は、図1と同じである。
W相交流側導体35Aは、W相正側導体33と対向するように位置している。W相負側導体38は、W相交流側導体35Aと対向するように、W相正側導体33とは反対側に位置している。
IGBT191A〜191D及びダイオード201A〜201Cは、正極側がW相正側導体33と接合し、負極側がW相交流側導体35Aと接合する。
IGBT192A〜192D及びダイオード202A〜202Cは、正極側がW相交流側導体35Aと接合し、負極側がW相負側導体38と接合する。
V相及びU相も、W相と同様の構成である。
(第5の実施形態の作用・効果)
本実施形態によれば、第1の実施形態におけるW相第1の交流側導体35及びW相第2の交流側導体37を一体形成することにより、両導体の占める幅が節約できる。また、V相及びU相も、W相と同様に節約できる。よって、第1の実施形態に係る電力用半導体素子及びインバータ装置と同様の効果を得られるとともに、インバータ装置の全体の体積を小さくすることができる。
(第6の実施の形態)
図11及び図12を参照して、本実施形態について説明する。
本インバータ装置は、三相インバータ装置である。
本インバータ装置は、放熱板22と、絶縁樹脂シート50と、W相正側導体33Aと、W相交流側導体35Aと、W相とV相の負側導体を共通にしたWV相負側導体38Aと、V相交流側導体35Bと、V相とU相の正側導体を共通にしたVU相正側導体33Bと、U相交流側導体35Cと、U相負側導体38Bと、三相インバータ装置の電気回路を構成する前述した各半導体チップと、それぞれの半導体チップに対応する熱緩衝板34と、W相正極端子39Aと、VU相正極端子39Bと、WV相負極端子40Aと、U相負極端子40Bと、W相出力端子41Aと、V相出力端子41Bと、U相出力端子41Cとからなる。
図12に示すように、各導体は、絶縁樹脂シート50を用いて、放熱板22に接着されている。
絶縁樹脂シート50は、全ての導体を放熱板22に接着している点以外は、他の実施形態の絶縁樹脂シートと同じである。
各導体は、放熱板22上に、W相正側導体33Aと、W相交流側導体35Aと、WV相負側導体38Aと、V相交流側導体35Bと、VU相正側導体33Bと、U相交流側導体35Cと、U相負側導体38Bとの順番に、互いに隣接して対向するように構成されている。
本インバータ装置の構成について、図10のインバータ装置と比較して説明する。なお、熱緩衝板34は、他の実施形態と同様に構成されているものとする。
W相の構成において、W相正側導体33Aと、W相交流側導体35Aと、WV相負側導体38Aと、これらの各導体間に接合される半導体チップとの構成は、図10における、それぞれW相正側導体33と、W相交流側導体35Aと、W相負側導体38と、これらの各導体間に接合される半導体チップとの構成と同じである。
V相の構成において、VU相正側導体33Bと、V相交流側導体35Bと、WV相負側導体38Aと、これらの各導体間に接合される半導体チップとの構成は、図10における、それぞれW相正側導体33と、W相交流側導体35Aと、W相負側導体38と、これらの各導体間に接合される半導体チップとの構成と同じである。
U相の構成において、VU相正側導体33Bと、U相交流側導体35Cと、U相負側導体38Bと、これらの各導体間に接合される半導体チップとの構成は、図10における、それぞれW相正側導体33と、W相交流側導体35Aと、W相負側導体38と、これらの各導体間に接合される半導体チップとの構成と同じである。
(第6の実施形態の作用・効果)
本実施形態によれば、構成部品を少なくして製造できるため、さらに小型化することができ、さらに製造コストを抑えることができる。よって、第1の実施形態に係る電力用半導体素子及びインバータ装置と同様の効果を得られるとともに、さらに小型化に対応し、さらに製造性に優れたインバータ装置を提供することができる。
(第7の実施形態)
図13及び図14を参照して、本実施形態について説明する。なお、図14は、半導体チップの実装位置を示すため、便宜上、負側導体38Sを透視するように図示している。
本インバータ装置は、三相インバータ装置である。
本インバータ装置は、放熱板22と、絶縁樹脂シート50と、正側導体33Sと、W相交流側導体35Aと、V相交流側導体35Bと、U相交流側導体35Cと、負側導体38Sと、三相インバータ装置の電気回路を構成する前述した各半導体チップと、それぞれの半導体チップに対応する熱緩衝板34と、正極端子39Sと、負極端子40Sと、W相出力端子41A、V相出力端子41B、U相出力端子41Cとからなる。
正側導体33S及び負側導体38Sの各々の幅は、W相交流側導体35A、V相交流側導体35B及びU相交流側導体35Cの幅の総和よりも広くなっている。
正側導体33Sと負側導体38Sとは、平行に配置されている。
W相交流側導体35A、V相交流側導体35B及びU相交流側導体35Cは、正側導体33Sと負側導体38Sとの間で、これらの導体と平行になる方向に、一定の絶縁距離を確保して、並べられている。
正側導体33Sと各相の交流側導体35A,35B,35Cとの間と、負側導体38Sと各相の交流側導体35A,35B,35Cとの間にそれぞれ半導体チップが、熱緩衝板34を介して、接合されている。
本インバータ装置の構成について、図10のインバータ装置と比較して説明する。なお、熱緩衝板34は、図10のインバータ装置と同様に構成されているものとする。
W相の構成において、正側導体33Sと、W相交流側導体35Aと、負側導体38Sと、これらの各導体間に接合される半導体チップとの構成は、図10における、それぞれW相正側導体33と、W相交流側導体35Aと、W相負側導体38と、これらの各導体間に接合される半導体チップとの構成と同じである。
V相の構成において、正側導体33Sと、V相交流側導体35Bと、相負側導体38Sと、これらの各導体間に接合される半導体チップとの構成は、図10における、それぞれW相正側導体33と、W相交流側導体35Aと、W相負側導体38と、これらの各導体間に接合される半導体チップとの構成と同じである。
U相の構成において、正側導体33Sと、U相交流側導体35Cと、U相負側導体38Sと、これらの各導体間に接合される半導体チップとの構成は、図10における、それぞれW相正側導体33と、W相交流側導体35Aと、W相負側導体38と、これらの各導体間に接合される半導体チップとの構成と同じである。
正極端子39S及び負極端子40Sは、それぞれ正側導体33S及び負側導体38Sに電気的に接続されている。この他の点は、第1の実施形態のW相正極端子39及びW相負極端子40と同様である。
W相出力端子41A、V相出力端子41B及びU相出力端子41Cは、それぞれW相交流側導体35A、V相交流側導体35B、及びU相交流側導体35Cの上部に電気的に接続されている。なお、第3の実施形態と同様に、これらの各端子おいても、それぞれに接続されている各導体と一体形成されていてもよい。
(第7の実施形態の作用・効果)
本実施形態によれば、第6の実施形態による構成部品よりもさらに少ない構成部品で製造できるため、第6の実施形態よりも、さらに小型化することができ、さらに製造コストを抑えることができる。よって、第1の実施形態に係る電力用半導体素子及びインバータ装置と同様の効果を得られるとともに、第6の実施形態よりも、さらに小型化に対応し、さらに製造性に優れたインバータ装置を提供することができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、以下のように変形して実施することができる。
各実施形態において、各導体は、直方体として図示しているが、これに限らない。半導体チップを正極側及び負極側から接合でき、各導体が放熱板22に接合でき、各実施形態における効果等(冷却効率等)を得ることができれば、形状は何でもよい。例えば、立方体や直方体の折れ曲がっている形状であってもよいし、曲面、突起、窪みなどを有していてもよい。本インバータ装置を適用する対象物や目的に応じて、適宜変形することができる。
各実施形態のインバータ装置において、放熱板22の表面と、各導体の半導体チップとの接合面は、垂直でなくともよい。半導体チップを両面から冷却できるように、この半導体チップが2つの導体と接合し、さらにこの2つの導体が放熱板22と接合していればよく、放熱板22の表面と接合面との角度は問わない。よって、例えば各導体が直方体のような形状の場合に、放熱板22の表面と接合面とは、非平行或いは垂直となる。また、第2の実施形態における放熱板22Aについても同様である。
各実施形態は、2つ以上の実施形態を組み合わせた構成とすることにより、それぞれの実施形態による効果を得ることができる。例えば、ある実施形態のインバータ装置の上面に放熱板22Aを接合することで、新たに、第2の実施形態の効果である冷却効率をさらに高めることができる。また、ある実施形態のインバータ装置において、各端子とそれに対応する導体を一体形成することで、第3の実施形態の効果である端子のインピーダンス低減による通電損失を抑制することができる。
第6の実施形態では、W相とV相の負側導体を共通にし、V相とU相の正側導体を共通にしたが、W相とV相の正側導体を共通にし、V相とU相の負側導体を共通にしてもよい。本インバータ装置を適用する対象物などに合わせて、適宜選択することができる。同様に、単相インバータ装置として構成する場合においても、負側導体及び正側導体のどちらを共通の導体としてもよい。
冷却器は、半導体チップから発生する熱が最終的に放熱できる役割をすれば、どのようなものであってもよい。例えば、インバータ装置の筐体の底面に、流路が設けられ、流路の内部を流れる冷媒(例えば、不凍液)により冷却する方式でもよい。
各実施形態において、IGBT及びダイオードを実装する個数はいくつであってもよい。半導体チップは、大容量化したものを選択すると寿命が短くなる。また、あまり小容量化のものを選択すると、並列接続する個数を増やす必要がある。このため、装置全体が大きくし、配線も増え、自己インダクタンスを増やす恐れがある。従って、適用する対象物(例えば、電気自動車)に適用する目的や用途などにより適宜変更し、最適な電力容量等を選ぶことができる。
各実施形態において、各導体は、放熱部として放熱板22に接着する構成としたが、放熱効果のある他のものであってもよい。例えば、放熱部として、冷却器に直接接着する構成としてもよい。
各絶縁樹脂シートは、任意の絶縁樹脂シートを一体形成としてもよいし、適宜分割して切り離してもよい。
各端子の接続位置は、各実施形態の構成及び効果などを満たせば、接続する各導体の何処に接続してもよい。また、各端子は、直流電源1や交流電力の供給先などとの配線をし易くするために、穴が空いていたり、ネジ状の取り付け部を有していたり、その他の特別な形状を有していてもよい。
1…直流電源、2…出力部、4…コンデンサ、10…電力用半導体素子、22…放熱板、33…W相正側導体、35…W相第1の交流側導体、36…W相絶縁樹脂シート、37…W相第2の交流側導体、38…W相負側導体、39…正極端子、40…負極端子、41A…W相出力端子、41B…V相出力端子、41C…U相出力端子、42…V相絶縁樹脂シート、43…U相絶縁樹脂シート、191A〜191D,192A〜192D…IGBT、201A〜201C,202A〜202C…ダイオード。

Claims (3)

  1. 直流電力を交流電力に変換するインバータ装置において、
    第1の放熱部と、
    前記第1の放熱部の上に設けられた正側導体と、
    前記正側導体と対向するように前記第1の放熱部の上に設けられた負側導体と、
    前記正側導体と前記負側導体との間の一部に位置し、前記第1の放熱部の上に設けられた第1の交流側導体と、
    前記第1の交流側導体の上に設けられた第1の交流端子と、
    前記第1の交流側導体と前記正側導体との間に設けられ、前記正側導体と正極側が接合され、前記第1の交流側導体と負極側が接合された第1の半導体チップと、
    前記第1の交流側導体と前記負側導体との間に設けられ、前記負側導体と負極側が接合され、前記第1の交流側導体と正極側が接合された第2の半導体チップと、
    前記第1の交流側導体とは異なる位置で、前記正側導体と前記負側導体との間の一部に位置し、前記第1の放熱部の上に設けられた第2の交流側導体と、
    前記第2の交流側導体の上に設けられた第2の交流端子と、
    前記第2の交流側導体と前記正側導体との間に設けられ、前記正側導体と正極側が接合され、前記第2の交流側導体と負極側が接合された第3の半導体チップと、
    前記第2の交流側導体と前記負側導体との間に設けられ、前記負側導体と負極側が接合され、前記第2の交流側導体と正極側が接合された第4の半導体チップと
    を具備することを特徴とするインバータ装置。
  2. 前記第1の交流側導体及び前記第2の交流側導体とは異なる位置で、前記正側導体と前記負側導体との間に位置し、前記第1の放熱部の上に設けられた第3の交流側導体と、
    前記交流側導体の上に設けられた第3の交流端子と、
    前記第3の交流側導体と前記正側導体との間に設けられ、前記正側導体と正極側が接合され、前記第3の交流側導体と負極側が接合された第5の半導体チップと、
    前記第3の交流側導体と前記負側導体との間に設けられ、前記負側導体と負極側が接合され、前記第3の交流側導体と正極側が接合された第6の半導体チップと
    を具備することを特徴とする請求項1に記載のインバータ装置。
  3. 前記第1の放熱部の上に設けられた全ての導体と同一平面上で接合する第2の放熱部
    を具備することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のインバータ装置。
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