JP2013054296A - 光学フィルター、固体撮像装置、カメラモジュール - Google Patents

光学フィルター、固体撮像装置、カメラモジュール Download PDF

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Abstract

【課題】透過率特性に優れたフィルターを提供する。
【解決手段】β位に置換基を有する特定のフタロシアニン化合物に由来する構造を有する色素化合物を含有した樹脂製基板を有する光学フィルター。
【選択図】なし

Description

本発明は、光学フィルター、固体撮像装置およびカメラモジュールに関する。更に詳しくは、液晶テレビなどの表示素子あるいは撮像管、カラーコピー機等に用いる色分解フィルターに重要な役割を果たすことが可能な溶剤可溶型の色素化合物を含む、光学フィルター、固体撮像装置およびカメラモジュールに関する。
従来、フィルター用として用いられている色素化合物としては、β位に置換基を有するフタロシアニン化合物が公知となっている(特許文献1)。
特開平1−233401号公報
しかしながら、特許文献1に記載の化合物は、化合物自身の会合のため、溶剤及びバインダー樹脂に対する溶解性が悪かった。また、該化合物を用いて色分解フィルターを作製した場合には、実用的なフィルター特性(透過率特性)が十分ではなく、得られるフィルターは、使用する際に制約を受けていた。
本発明の目的は、従来のフィルター及びフィルター用色素化合物が有していた欠点を改良し、溶剤及びバインダー樹脂への溶解性に優れた化合物を含有してなる透過率特性に優れたフィルターを提供することにある。
本発明者らは、前記目的を達成するために鋭意検討した結果、下記式(1)に記載の色素化合物が、溶剤及びバインダー樹脂への溶解性に優れ、かかる化合物を使用することにより、透過率特性にも優れた光学フィルターが得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
[1] 下記式(1)で表される化合物に由来する構造を有する色素化合物を含有した樹脂製基板を有することを特徴とする光学フィルター。
Figure 2013054296
(式(1)中、X2-は2価の陰イオンであり、Rx1、Ry1、Rx2およびRy2は炭素原子であり、nは1〜3の整数であり、mは1〜3の整数であり、複数あるR1およびR2はそれぞれ独立して
水素原子、
ハロゲン原子、
水酸基、
シアノ基、
ニトロ基、
炭素数1〜9の炭化水素基を有しても良いアミノ基、もしくはカルボニル基、
炭素数1〜9の炭化水素基を有しても良い、炭素数1〜9のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、もしくはアルコキシル基、
炭素数1〜9の炭化水素基を有しても良い、炭素数3〜14の芳香族炭化水素基、もしくは芳香族複素環基、または、
1およびR2が結合し、R2−Ry1=Rx1−R1が、下記式(2)〜(4)から選ばれる少なくとも1種の基、もしくはR2−Ry2−Rx2−R1が、下記式(5)〜(7)から選ばれる少なくとも1種の基である。)
Figure 2013054296
(式(2)〜(7)中、Rx1、Ry1、Rx2およびRy2は炭素原子であり、複数あるR1およびR2はそれぞれ独立してCR(但し、Rは水素原子または炭素数1〜9の炭化水素基である。)または窒素原子であり、複数あるR3およびR4はそれぞれ独立して
水素原子、
ハロゲン原子、
水酸基、
シアノ基、
ニトロ基、
炭素数1〜9の炭化水素基を有しても良いアミノ基、もしくはカルボニル基、
炭素数1〜9の炭化水素基を有しても良い、炭素数1〜9のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、もしくはアルコキシル基、または
炭素数1〜9の炭化水素基を有しても良い、炭素数3〜14の芳香族炭化水素基、もしくは芳香族複素環基である。)
[2] 前記光学フィルターが固体撮像装置用であることを特徴とする[1]に記載の光学フィルター。
[3] [1]〜[2]のいずれかに記載の光学フィルターを具備することを特徴とする固体撮像装置。
[4] [1]〜[2]のいずれかに記載の光学フィルターを具備することを特徴とするカメラモジュール。
本発明によれば、溶剤及びバインダー樹脂への溶解性に優れた化合物を含有してなる透過率特性に優れたフィルターを提供することができる。
図1(a)は、従来のカメラモジュールの一例を示す断面概略図である。図1(b)は、本発明で得られる光学フィルター6'を用いた場合のカメラモジュールの一例を示す断面概略図である。 図2は、光学フィルターの垂直方向から測定した場合の透過率を測定する方法を示す概略図である。 図3は、光学フィルターの垂直方向に対して30°の角度から測定した場合の透過率を測定する方法を示す概略図である。
以下、本発明について具体的に説明する。
本発明に係る光学フィルターは、下記式(1)で表される化合物に由来する構造を有する色素化合物を含有した樹脂製基板を有する。
<色素化合物>
前記色素化合物は、下記式(1)で表される化合物に由来する構造を有する。
前記色素化合物は、溶剤及びバインダー樹脂への溶解性に優れる。このため、該化合物を使用することにより、透過率特性に優れた光学フィルターが得られ、使用する際に制約を受けない光学フィルターが得られる。
前記色素化合物は、液晶テレビなどの表示素子あるいは撮像管、カラーコピー機等に用いる色分解フィルターに重要な役割を果たすことが可能な溶剤可溶型化合物である。
Figure 2013054296
(式(1)中、X2-は2価の陰イオンであり、Rx1、Ry1、Rx2およびRy2は炭素原子であり、nは1〜3の整数であり、mは1〜3の整数であり、複数あるR1およびR2はそれぞれ独立して
水素原子、
ハロゲン原子、
水酸基、
シアノ基、
ニトロ基、
炭素数1〜9の炭化水素基を有しても良いアミノ基、もしくはカルボニル基、
炭素数1〜9の炭化水素基を有しても良い、炭素数1〜9のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、もしくはアルコキシル基、
炭素数1〜9の炭化水素基を有しても良い、炭素数3〜14の芳香族炭化水素基、もしくは芳香族複素環基、または、
1およびR2が結合し、R2−Ry1=Rx1−R1が、下記式(2)〜(4)から選ばれる少なくとも1種の基、もしくはR2−Ry2−Rx2−R1が、下記式(5)〜(7)から選ばれる少なくとも1種の基である。)
Figure 2013054296
(式(2)〜(7)中、Rx1、Ry1、Rx2およびRy2は炭素原子であり、複数あるR1およびR2はそれぞれ独立してCR(但し、Rは水素原子または炭素数1〜9の炭化水素基である。)または窒素原子であり、複数あるR3およびR4はそれぞれ独立して
水素原子、
ハロゲン原子、
水酸基、
シアノ基、
ニトロ基、
炭素数1〜9の炭化水素基を有しても良いアミノ基、もしくはカルボニル基、
炭素数1〜9の炭化水素基を有しても良い、炭素数1〜9のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、もしくはアルコキシル基、または
炭素数1〜9の炭化水素基を有しても良い、炭素数3〜14の芳香族炭化水素基、もしくは芳香族複素環基である。)
前記R1〜R4において、炭素数1〜9の炭化水素基(以下単に「置換基」ともいう。)を有しても良いアミノ基としては、具体的にはエチルアミノ基、ジメチルアミノ基、メチルエチルアミノ基、ジブチルアミノ基等が挙げられる。
置換基を有しても良いカルボニル基としては、具体的にはカルボキシル基、メチルカルボニル基、エチルカルボニル基、イソプロピルカルボニル基、t−ブチルカルボニル基、シクロヘキシルカルボニル基等が挙げられる。
置換基を有しても良い炭素数1〜9のアルキル基としては、具体的にはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、オクチル基等が挙げられる。
置換基を有しても良いアルケニル基としては、具体的にはビニル基、プロペニル基、ブテニル基、2−メチル−1−プロペニル基、ヘキセニル基、オクテニル基等が挙げられる。
置換基を有しても良いアルキニル基としては、具体的にはエチニル基、プロピニル基、ブチニル基、2−メチル−1−プロピニル基、ヘキシニル基、オクチニル基等が挙げられる。
置換基を有しても良いアルコキシル基としては、具体的にはメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、sec-ブトキシ基、tert-ブトキシ基、ヘキシルオキシ基、オクチルオキシ基等が挙げられる。
置換基を有しても良い炭素数3〜14の芳香族炭化水素基としては、具体的にはフェニル基、α−ナフチル基、β−ナフチル基、アントラセニル基、フェナントリル基、アセナフチル基、フェナレニル基、テトラヒドロナフチル基、インダニル基、ビフェニリル基等に加え、これらの芳香族炭化水素基に置換基として、アリール基、アルキル基等を有するものが挙げられる。
置換基を有しても良い芳香族複素環基としては、具体的にはピリジル基、チエニル基、オキサゾール基、チアゾール基、オキサジアゾール基、ベンゾチエニル基、ジベンゾフリル基、ジベンゾチエニル基、ピラジル基、ピリミジル基、ピラゾイル基、イミダゾイル基等に加え、これらの芳香族複素環基に置換基として、アリール基、アルキル基等を有するものが挙げられる。
Xとしては特に制限はないが、具体的には、硝酸イオン、亜硝酸イオン、硫酸イオン、亜硫酸イオン、ハロゲンイオン、燐酸イオン等の無機イオン;アルキル硝酸イオン、アリール硝酸イオン、パーフルオロアルキル硝酸イオン、アルキル硫酸イオン、アリール硫酸イオン、パーフルオロアルキル硫酸イオン、アルキル燐酸イオン、アリール燐酸イオン、パーフルオロアルキル燐酸イオン等の有機イオンが挙げられる。
色素化合物の透明樹脂あるいは溶剤への溶解性を高める点では、アルキル燐酸イオン、アリール燐酸イオンを用いることが好ましい。
前記式(1)で表される化合物としては、具体的には下記式(A)、(B)で表される化合物を挙げることができる。
Figure 2013054296
さらに、前記式(1)で表される化合物としては、下記式(D)、(E)、(F)表される単量体8個がそれぞれ環状構造になった化合物を挙げることができる。
Figure 2013054296
前記色素化合物は樹脂製基板に用いられる樹脂100重量部に対して0.01〜10.0重量部含有されることが好ましい。
前記色素化合物は、500〜700nmに吸収の波長選択性を有するため、バンドパスフィルター(ビデオカメラ等の視感度補正用)、レーザーカットフィルター(630nm、680nm等のレーザーカット)、農業用植物成長制御用フィルター(600〜700nmの光をカットすることで植物の成長をコントロール)等に使用することができる。
<樹脂製基板>
前記樹脂製基板は、前記色素化合物を含有してなれば特に制限されないが、色素化合物と樹脂(バインダー樹脂)とを含んでなる基板が好ましい。
前記樹脂としては例えば、環状オレフィン系樹脂、芳香族ポリエーテル系樹脂、ポリアリレート樹脂(PAR)、ポリサルホン樹脂(PSF)、ポリエーテルサルホン樹脂(PES)、ポリパラフェニレン樹脂(PPP)、ポリアリーレンエーテルフォスフィンオキシド樹脂(PEPO)、ポリイミド樹脂(PPI)、ポリアミドイミド樹脂(PAI)、(変性)アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂(PC)、ポリエチレンナフタレート(PEN)および有機−無機ナノハイブリッド材料を挙げることができる。
{環状オレフィン系樹脂}
前記環状オレフィン系樹脂としては、下記式(X0)で表される単量体および下記式(Y0)で表される単量体からなる群より選ばれる少なくとも1つの単量体から得られる樹脂が好ましい。
Figure 2013054296
(式(X0)中、Rx1〜Rx4は、それぞれ独立に下記(i')〜(viii')より選ばれる原子または基を表し、kx、mxおよびpxは、それぞれ独立に、0または正の整数を表す。)
(i')水素原子
(ii')ハロゲン原子
(iii')トリアルキルシリル基
(iv')酸素原子、硫黄原子、窒素原子またはケイ素原子を含む連結基を有する、置換または非置換の炭素数1〜30の炭化水素基
(v')置換または非置換の炭素数1〜30の炭化水素基
(vi')極性基(但し(iv')を除く)
(vii')Rx1とRx2またはRx3とRx4とが、相互に結合して形成されたアルキリデン基を表し、該結合に関与しないRx1〜Rx4は、それぞれ独立に前記(i')〜(vi')より選ばれる原子または基を表す
(viii')Rx1とRx2またはRx3とRx4とが、相互に結合して形成された単環もしくは多環の炭化水素環または複素環を表し、該結合に関与しないRx1〜Rx4は、それぞれ独立に前記(i')〜(vi')より選ばれる原子または基を表すか、Rx2とRx3とが、相互に結合して形成された単環の炭化水素環または複素環を表し、該結合に関与しないRx1〜Rx4は、それぞれ独立に前記(i')〜(vi')より選ばれる原子または基を表す
Figure 2013054296
(式(Y0)中、Ry1およびRy2は、それぞれ独立に前記(i')〜(vi')より選ばれる原子または基を表すか、下記(ix')を表し、KyおよびPyは、それぞれ独立に、0または正の整数を表す。)
(ix')Ry1とRy2とが、相互に結合して形成された単環または多環の脂環式炭化水素、芳香族炭化水素または複素環を表す
{芳香族ポリエーテル系樹脂}
前記芳香族ポリエーテル系樹脂は、下記式(1)で表される構造単位および下記式(2)で表される構造単位からなる群より選ばれる少なくとも1つの構造単位を有することが好ましい。
Figure 2013054296
(式(1)中、R1〜R4は、それぞれ独立に炭素数1〜12の1価の有機基を示し、a〜dは、それぞれ独立に0〜4の整数を示す。)
Figure 2013054296
(式(2)中、R1〜R4およびa〜dは、それぞれ独立に前記式(1)中のR1〜R4およびa〜dと同義であり、Yは単結合、−SO2−または>C=Oを示し、R7およびR8は、それぞれ独立にハロゲン原子、炭素数1〜12の1価の有機基またはニトロ基を示し、gおよびhは、それぞれ独立に0〜4の整数を示し、mは0または1を示す。但し、mが0の時、R7はシアノ基ではない。)
また、前記芳香族ポリエーテル系樹脂は、さらに下記式(3)で表される構造単位および下記式(4)で表される構造単位からなる群より選ばれる少なくとも1つの構造単位を有することが好ましい。
Figure 2013054296
(式(3)中、R5およびR6は、それぞれ独立に炭素数1〜12の1価の有機基を示し、Zは、単結合、−O−、−S−、−SO2−、>C=O、−CONH−、−COO−または炭素数1〜12の2価の有機基を示し、eおよびfは、それぞれ独立に0〜4の整数を示し、nは0または1を示す。)
Figure 2013054296
(式(4)中、R7、R8、Y、m、gおよびhは、それぞれ独立に前記式(2)中のR7、R8、Y、m、gおよびhと同義であり、R5、R6、Z、n、eおよびfは、それぞれ独立に前記式(3)中のR5、R6、Z、n、eおよびfと同義である。)
[ポリイミド樹脂]
さらに本発明に用いることができる樹脂として、ポリイミド樹脂を挙げることができる。
前記ポリイミド樹脂としては、特に制限されず、繰り返し単位にイミド結合を含む高分子であれば良く、たとえば特開2008−163107に挙げられている方法で合成することができる。
前記樹脂としては、透明樹脂が好ましく、透明樹脂の市販品としては、以下の市販品等を挙げることができる。環状オレフィン系樹脂の市販品としては、たとえば、JSR株式会社製アートン、日本ゼオン株式会社製ゼオノア、三井化学株式会社製APEL、ポリプラスチックス株式会社製TOPASなどを挙げることができる。ポリエーテルサルホン樹脂の市販品として、住友化学株式会社製スミカエクセルPESなどを挙げることができる。ポリイミド樹脂の市販品として三菱ガス化学株式会社製ネオプリムLなどを挙げることができる。ポリカーボネート樹脂の市販品として帝人株式会社製ピュアエースなどを挙げることができる。有機−無機ナノハイブリッド材料の市販品として新日鐵化学株式会社製シルプラスなどを挙げることができる。
[その他成分]
前記樹脂製基板には、本発明の効果を損なわない範囲において、さらに、酸化防止剤、紫外線吸収剤、近赤外線を吸収する染料や顔料、および金属錯体系化合物等の添加剤を添加することができる。また、後述する溶液キャスティング法により樹脂製基板を製造する場合には、レベリング剤や消泡剤を添加することで樹脂製基板の製造を容易にすることができる。これらその他成分は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記酸化防止剤としては、例えば2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、2,2'−ジオキシ−3,3'−ジ−t−ブチル−5,5'−ジメチルジフェニルメタン、およびテトラキス[メチレン−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタンなどが挙げられる。
前記紫外線吸収剤としては、例えば2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、および2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノンなどが挙げられる。
なお、これら添加剤は、樹脂製基板を製造する際に、樹脂などとともに混合してもよいし、樹脂を製造する際に添加してもよい。また、添加量は、所望の特性に応じて適宜選択されるものであるが、樹脂100重量部に対して、通常0.01〜5.0重量部、好ましくは0.05〜2.0重量部である。
<樹脂製基板の製造方法>
前記樹脂製基板は、例えば、溶融成形、キャスト成形により形成することができ、必要により、成形後に、反射防止剤、ハードコート剤および/または帯電防止剤等のコーティング剤をコーティングする方法により製造することができる。
(A)溶融成形
前記樹脂製基板は、前記樹脂と色素化合物とを溶融混練りして得られたペレットを溶融成形する方法;前記樹脂と色素化合物とを含有する樹脂組成物を溶融成形する方法;色素化合物、前記樹脂、ならびに溶剤を含む樹脂組成物から溶剤を除去して得られたペレットを溶融成形する方法などにより製造することができる。溶融成形方法としては、例えば、射出成形、溶融押出成形あるいはブロー成形などを挙げることができる。
(B)キャスト成形
前記樹脂製基板は、色素化合物と、前記樹脂と、溶剤とを含む樹脂組成物を適当な基材の上にキャスティングして溶剤を除去すること;反射防止剤、ハードコート剤および/または帯電防止剤等のコーティング剤と、色素化合物と、前記樹脂とを含む樹脂組成物を適当な基材の上にキャスティングすること;反射防止剤、ハードコート剤および/または帯電防止剤等のコーティング剤と色素化合物と、前記樹脂とを含む硬化性組成物を適当な基材の上にキャスティングして硬化、乾燥させること;などにより製造することもできる。
前記基材としては、例えば、ガラス板、スチールベルト、スチールドラムおよび透明樹脂(例えば、ポリエステルフィルム、環状オレフィン系樹脂フィルム)が挙げられる。
前記樹脂製基板は、基材から剥離することにより、得ることができ、また、本発明の効果を損なわない限り、基材から剥離せずに基材と塗膜との積層体を前記樹脂製基板としてもよい。
さらに、ガラス板、石英または透明プラスチック製等の光学部品に、前記樹脂組成物をコーティングして溶剤を乾燥させたり、前記硬化性組成物をコーティングして硬化、乾燥させるたりすることにより、光学部品上に直接樹脂製基板を形成することもできる。
前記方法で得られた樹脂製基板中の残留溶剤量は可能な限り少ない方がよく、通常3重量%以下、好ましくは1重量%以下、さらに好ましくは0.5重量%以下である。残留溶剤量が前記範囲にあると、変形や特性が変化しにくい、所望の機能を容易に発揮できる樹脂製基板が得られる。
さらに、前記硬化性組成物には溶剤として有機溶剤を加えてもよく、有機溶剤としては、公知のものを使用することができる。有機溶剤の具体例としては、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、オクタノール等のアルコール類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、γ−ブチロラクトン、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート等のエステル類;エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等のエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等のアミド類を挙げることができる。これら溶剤は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
<光学フィルター>
本発明の光学フィルターは、前記樹脂製基板を有する。
このため、本発明の光学フィルターは、透過率特性に優れ、使用する際に制約を受けにくい。また、樹脂製基板に含まれる色素化合物が500〜700nmに吸収の波長選択性を有するため、本発明の光学フィルターは、バンドパスフィルター(ビデオカメラ等の視感度補正用)、レーザーカットフィルター(630nm、680nm等のレーザーカット)、農業用植物成長制御用フィルター(600〜700nmの光をカットすることで植物の成長をコントロール)等に使用することができる。
<固体撮像装置>
本発明の固体撮像装置は、前記光学フィルターを具備する。
<カメラモジュール>
本発明のカメラモジュールは、前記光学フィルターを具備する。
ここで、本発明で得られる光学フィルターをカメラモジュールに用いる場合について具体的に説明する。
図1に、カメラモジュールの断面概略図を示す。
図1(a)は、従来のカメラモジュールの構造の断面概略図であり、図1(b)は、本発明で得られる光学フィルター6'を用いた場合の、とり得ることができるカメラモジュールの構造の一つを表す断面概略図である。
図1(b)では、本発明で得られる光学フィルター6'をレンズ5の上部に用いているが、本発明で得られる光学フィルター6'は、図1(a)に示すようにレンズ5とセンサー7の間に用いることもできる。
従来のカメラモジュールでは、光学フィルター6に対してほぼ垂直に光が入射する必要があった。そのため、フィルター6は、レンズ5とセンサー7の間に配置する必要があった。
ここで、センサー7は、高感度であり、5μ程度のちりやほこりが触れるだけで正確に作動しなくなるおそれがあるため、センサー7の上部に用いるフィルター6は、ちりやほこりの出ないものであり、異物を含まないものである必要があった。また、前記センサー7の特性から、フィルター6とセンサー7の間には、所定の間隔を設ける必要があり、このことがカメラモジュールの低背化を妨げる一因となっていた。
これに対し、本発明で得られる光学フィルター6'では、フィルター6'の垂直方向から入射する光と、フィルター6'の垂直方向に対して30°から入射する光の透過波長に大きな差はないため(吸収(透過)波長の入射角依存性が小さい)、フィルター6'は、レンズ5とセンサー7の間に配置する必要がなく、レンズの上部に配置することもできる。
このため、本発明で得られる光学フィルター6'をカメラモジュールに用いる場合には、該カメラモジュールの取り扱い性が容易になり、また、フィルター6'とセンサー7の間に所定の間隔を設ける必要がないため、カメラモジュールの低背化が可能となる。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明は、この実施例により何ら限定されるものではない。
以下に各物性値の測定方法および物性の評価方法について説明する。
(1)色素溶解性
作成後のフィルムを目視で観察することにより溶解性の評価を行った。○は透明なフィルムを表し、×は表面上に明らかに結晶が存在するフィルムを表す。
(2)波長選択性
分光透過率を株式会社日立ハイテクノロジーズ製の分光光度計(U−4100)を用いて測定し、色素吸収の波長選択性を下記のとおり求めた。
(A)400nm±20nmにおける平均透過率(%)
(B)600nm±20nmにおける平均透過率(%)
(A)と(B)の差が40%以上の時に波長選択性を有することを表す。
[実施例1]
容器に、JSR株式会社製の環状オレフィン系樹脂「アートン G」100重量部、下式で表される化合物(A)0.04重量部、さらに塩化メチレンを加えることで、樹脂濃度が20重量%の溶液を得た。
次いで、係る溶液を平滑なガラス板上にキャストし、20℃で8時間乾燥した後、ガラス板から剥離した。剥離した塗膜をさらに減圧下100℃で8時間乾燥して、厚さ0.1mm、縦60mm、横60mmの光学フィルターを得た。この光学フィルターの色素溶解性と分光透過率の評価を行った。この結果を表1に示す。
Figure 2013054296
Figure 2013054296
本発明の光学フィルターは、デジタルスチルカメラ、携帯電話用カメラ、デジタルビデオカメラ、PCカメラ、監視カメラ、自動車用カメラ、テレビ、カーナビ、携帯情報端末、パソコン、ビデオゲーム、医療機器、USBメモリー、携帯ゲーム機、指紋認証システム、デジタルミュージックプレーヤー、玩具ロボットおよびおもちゃ等に好適に用いることができる。
さらに、自動車や建物などのガラス等に装着される熱線カットフィルターなどとしても好適に用いることができる。
1:カメラモジュール
2:レンズ鏡筒
3:フレキシブル基板
4:中空パッケージ
5:レンズ
6:光学フィルター
6':本発明で得られる光学フィルター
7:CCDまたはCMOSイメージセンサー
8:光学フィルター
9:分光光度計

Claims (4)

  1. 下記式(1)で表される化合物に由来する構造を有する色素化合物を含有した樹脂製基板を有することを特徴とする光学フィルター。
    Figure 2013054296
    (式(1)中、X2-は2価の陰イオンであり、Rx1、Ry1、Rx2およびRy2は炭素原子であり、nは1〜3の整数であり、mは1〜3の整数であり、複数あるR1およびR2はそれぞれ独立して
    水素原子、
    ハロゲン原子、
    水酸基、
    シアノ基、
    ニトロ基、
    炭素数1〜9の炭化水素基を有しても良いアミノ基、もしくはカルボニル基、
    炭素数1〜9の炭化水素基を有しても良い、炭素数1〜9のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、もしくはアルコキシル基、
    炭素数1〜9の炭化水素基を有しても良い、炭素数3〜14の芳香族炭化水素基、もしくは芳香族複素環基、または、
    1およびR2が結合し、R2−Ry1=Rx1−R1が、下記式(2)〜(4)から選ばれる少なくとも1種の基、もしくはR2−Ry2−Rx2−R1が、下記式(5)〜(7)から選ばれる少なくとも1種の基である。)
    Figure 2013054296
    (式(2)〜(7)中、Rx1、Ry1、Rx2およびRy2は炭素原子であり、複数あるR1およびR2はそれぞれ独立してCR(但し、Rは水素原子または炭素数1〜9の炭化水素基である。)または窒素原子であり、複数あるR3およびR4はそれぞれ独立して
    水素原子、
    ハロゲン原子、
    水酸基、
    シアノ基、
    ニトロ基、
    炭素数1〜9の炭化水素基を有しても良いアミノ基、もしくはカルボニル基、
    炭素数1〜9の炭化水素基を有しても良い、炭素数1〜9のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、もしくはアルコキシル基、または
    炭素数1〜9の炭化水素基を有しても良い、炭素数3〜14の芳香族炭化水素基、もしくは芳香族複素環基である。)
  2. 前記光学フィルターが固体撮像装置用であることを特徴とする請求項1に記載の光学フィルター。
  3. 請求項1〜2のいずれか1項に記載の光学フィルターを具備することを特徴とする固体撮像装置。
  4. 請求項1〜2のいずれか1項に記載の光学フィルターを具備することを特徴とするカメラモジュール。
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