JP2013031110A - 車載用アンテナ装置 - Google Patents

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昭一 根上
Hiroyuki Kobayashi
洋幸 小林
Shuichi Tajima
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Abstract

【課題】取付け作業を容易に行うことができると共にアンテナ特性を向上することができる車載用アンテナ装置を提供する。
【解決手段】アンテナ装置本体20は、アンテナ下部筐体11内の長手方向略中央部に配置されハーネスアッセンブリ10の一方の端部が固定される略方形の回路基板15と、アンテナ下部筐体11に配置され、回路基板15に接続されるGND側アンテナエレメント16,給電側アンテナエレメント17とを備えている。アンテナエレメント16及びアンテナエレメント17の双方が、回路基板15の対向する2辺の一辺から略直角方向に延出している。また、同軸ケーブル31は、回路基板15の対向する2辺の他方に略垂直に接続されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両に搭載される車載用アンテナ装置に関し、特に、地上波デジタル放送等のUHF帯域伝送に対応可能な車載用アンテナ装置に関する。
近年、アナログテレビ放送から地上波デジタル放送への移行に伴い、自動車等の車両に搭載される地上波デジタル放送受信用アンテナ装置の開発が進められている。一方、乗用車等の高機能化に伴い、車両内には、数多くの電装品が配置されるようになった。そのため、各電装品に与えられる搭載スペースを小さくする必要があることから、アンテナ装置を適切な位置に設置する要望が高まっている。
図13(a)〜(c)は、従来の車載用アンテナ装置の構成の一例を概略的に示す図である。
図13(a)に示す車載用アンテナ装置では、透明絶縁フイルム201の表面に長方形のループアンテナ202が設けられている。ループアンテナ202には、長辺の一方側に2つの給電接続端子203が設けられる。ループアンテナ202の内側には、2つの給電接続端子203が設けられた側の長辺に沿って平行に且つ近接させて間隔hで線状の無給電素子204が配設されている。ループアンテナ202、給電接続端子203,203及び無給電素子204は、導電薄膜等で形成されている。
図13(b)の車載用アンテナ装置は、支持板301を備え、支持板301が自動車の天井内張りとフロントガラスとの隙間に挿入され、天井内張りと梁とに挟持されることにより取付けられる。アンテナ基板302には、信号を受信するための長さの異なる2本のアンテナエレメント303が配設されている。このうち長い方はアンテナ基板2の上においてアンテナ基板302の一側面に沿って配設された上で直角に折曲され、さらに底辺に沿って往復して配設されている。その更に内側には、短い方のアンテナエレメント303がアンテナ基板302の一側面及び底辺に沿って配設されている。
また、図13(c)の車載用アンテナ装置は、台座401と、台座401の上部に取り付けられた板状アンテナ402とを備える。板状アンテナ402は導体プリント403が施された透明の平板402aにより形成されている。平板402aには軸402bが一体に形成されている。軸402bは台座401に回動位置調節可能に支持されており、台座401の中にブースタ404が設けられている。ブースタ404の入力側には導体プリント403が導線405,405を介して接続されており、ブースタ404の出力側は導線406と差込端子407,407により車載用電子機器に接続可能となっている。また、導線408,408により電源に接続される。
特開平2007−67884号公報 特開2005−341460号公報 特開2001−284929号公報
しかしながら、図13(a)〜(c)のアンテナ装置では、以下のような問題がある。すなわち、ループアンテナ及び無給電素子で構成されるエレメント部とアンプ部とが別体であるため、エレメント部及びアンプ部を個別に車両に取り付けなければならず、取付け作業が二段階となって煩雑である。また、エレメント部を、透明絶縁フイルムに設けた粘着層でフロントガラスに貼り付けてしまうと、その後にエレメント部を貼り替えることは非常に困難であるため、エレメント部の位置合わせ・取付け作業が非常にシビアとなり、作業時間の増大を招くことにもなる。
また、アンテナ特性については、フロントガラス等のガラス面に貼り付けることで電気的性能を確保しているため、ガラス面以外の場所に貼り付けることができず、アンテナ装置の取付け位置が制限される。仮に本アンテナ装置をガラス面以外の場所に貼り付けることができたとしても、アンテナ特性が大幅に変化してしまうという問題がある。
さらに、法規上、エレメント部が約1.0mm以下の幅細であれば、車載用アンテナのエレメント部をドライバーの視界に容易に入る領域まで設置することが許容されるが、エレメント部をフロントガラスに取付けた場合、たとえエレメント部が幅細であったとしても、ドライバーがエレメント部の存在を気にして運転に集中できない可能性がある。
図13(b)のアンテナ装置では、透明絶縁フイルムを使用しないため作業性はある程度改善される。しかしながら、取付け固定のためには自動車の天井内張りとフロントガラスとの隙間に支持板を挿入し、該支持板を天井内張りと梁とで挟持させなければならないことから、依然として車載用アンテナの取付け位置が制限される。また、本アンテナの取付け作業は依然として煩雑であり、作業効率が悪くなるという問題が生じる。
図13(c)のアンテナ装置でも、図13(b)の構成と同様、透明絶縁フイルムを使用しないため作業性はある程度改善される。また、エレメント部がフロントガラス以外の場所に取付けられるため、視認性が悪化することもない。しかしながら、このアンテナ装置の構成では、板状アンテナが取り付けられる台座が必須の構成要素であり、台座を固定可能な場所にしか設置することができず、やはりアンテナ装置の取付け位置が制限されることとなる。
本発明の目的は、取付け作業を容易に行うことができると共にアンテナ特性を向上することができる車載用アンテナ装置を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明に係る車載用アンテナ装置は、略方形の回路基板と、前記回路基板に接続されるアンテナエレメントと、前記回路基板に電力を供給すると共に前記アンテナエレメントで受信した信号を伝送するケーブルとを備える車両用アンテナ装置であって、前記アンテナエレメントは、接地側アンテナエレメント及び給電側アンテナエレメントで構成され、接地側アンテナエレメント及び給電側アンテナエレメントの双方が、前記回路基板の一辺から延出しており、前記給電側アンテナエレメントの主要部分が、前記接地側アンテナエレメントの主要部分の延設方向に対して略180°方向に延設し、前記接地側アンテナエレメントの主要部分及び前記給電側アンテナエレメントの双方が、前記回路基板の幅方向の一方側に偏って配置され、前記ケーブルは、前記接地側アンテナエレメント及び前記給電側アンテナエレメントとは所定の距離を離して前記回路基板に接続されることを特徴とする。
また、前記ケーブルは、接地側アンテナエレメント及び給電側アンテナエレメントの双方が延出されている一辺に対向する辺に接続されている。
また、前記接地側アンテナエレメントは、前記回路基板と接続される接地部と、前記接地部の延設方向に対して略直角に配置された接地側延出部と、前記接地部の延設方向に対して略180°に折り返して配置された接地側アンテナ主要部分とを有し、
また、前記車載用アンテナ装置は、前記給電側アンテナエレメントと、前記回路基板と接続される給電部と、前記給電部の延設方向に対して略直角に配置された給電側延出部と、前記給電部の延設方向に略平行となるように配置された給電側アンテナ主要部分とを有している。
さらに、接地側アンテナ主要部分の一部は、前記回路基板の幅方向にその厚さが前記接地側アンテナ主要部分の他の部分と比較して薄くなっている。
また、前記車載用アンテナ装置は、一体化されることにより前記アンテナエレメントを収容する長板形状の第1アンテナ筐体及び第2アンテナ筐体を更に備え、前記アンテナエレメントは、前記一体化された第1アンテナ筐体及び第2アンテナ筐体の厚さ方向に関して略中央に配置されている。
また、前記接地側アンテナエレメントの主要部分及び前記給電側アンテナエレメントの主要部分の双方が、前記第1アンテナ筐体の幅方向端部に配置され、且つ前記第1アンテナ筐体の長手方向に沿って延設されている。
前記車載用アンテナ装置は、前記第1アンテナ筐体の両端部に配置された一対のテープ状発泡基材を更に備え、前記接地側アンテナエレメントの主要部分端部及び前記給電側アンテナエレメントの主要部分端部が、それぞれ前記一対のテープ状発泡基材上に載置されている。
本発明によれば、接地側エレメント及び給電側エレメントの双方が略同一方向に所定間隔で延出することで、アンテナエレメントと回路間を整合する分布型整合回路を形成し、これによりアンテナ利得特性の広帯域化を実現することができる。また、これにより同軸ケーブルの外部導体給電側アンテナエレメントの主要部分が、接地側アンテナエレメントの主要部分の延設方向に対して略180°方向に延設し、当該主要部分の双方が、回路基板の幅方向の一方側に偏って配置され、且つケーブルが接地側アンテナエレメント及び給電側アンテナエレメントとは所定の距離を離して回路基板に接続されるため、アンテナエレメントと同軸ケーブルとの間の距離を確保することができる。さらに、ケーブルは、給電点から回路基板の長さに相当する距離を隔てた位置に配置されるため、給電点とケーブルとの間の距離を確保することができる。したがって、ケーブルを伝わってくるノイズのアンテナエレメントへの伝搬(回路部への流入)を低減することができる。加えて、回路基板とアンテナエレメントが一体化されるため、回路基板とアンテナエレメントの取付けを一度に行うことが可能となり、アンテナ装置の取付け作業を容易に行うことができる。
また、アンテナエレメントは、一体化される第1アンテナ筐体及び第2アンテナ筐体の厚さ方向に関して略中央に配置されるので、アンテナエレメントが取付け面等の外部と接触することがなく、取付け面から一定距離を確保することができる。よって、第1アンテナ筐体が取付け面側となるように設置された場合や第2アンテナ筐体が取付け面側となるように設置された場合のいずれであっても、アンテナ特性をより良好に維持することができ、また、取付け面の材質に因らずに良好なアンテナ特性を得ることができる。
さらに、接地側アンテナエレメントの主要部分及び給電側アンテナエレメントの主要部分の双方が、第1アンテナ筐体の幅方向端部に配置され、且つ第1アンテナ筐体の長手方向に沿って延設されているので、各主要部分とケーブルとの距離を確実に確保することができる。よってアンテナ特性がケーブルによって劣化するのを更に抑制することができる。
本発明の実施形態に係る車載用アンテナ装置の構成を概略的に示す斜視図である。 図1のアンテナ装置本体の構成を概略的に示す分解斜視図である。 図2におけるアンテナ下部筐体の構成を示す図であり、(a)は左側面図、(b)は平面図、(c)は右側面図である。 図2におけるアンテナ上部筐体の構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図である。 図2におけるアンテナエレメントの構成を概略的に示す図であり、(a)はグランド側(GND)アンテナエレメント、(b)は給電側アンテナエレメントである。 図5のアンテナエレメントがアンテナ下部筐体に固定された状態を示す斜視図である。 アンテナ下部筐体及びアンテナ上部筐体の断面図であり、(a)は図3(b)におけるアンテナ下部筐体の線B−B断面図及び図4(a)におけるアンテナ上部筐体の線C−C断面図、(b)は図1のアンテナ装置本体における線A−A断面図である。 本実施の形態に係る車載用アンテナ装置が車両に搭載された状態の一例を示す図である。 図1におけるアンテナ装置本体(ダイポール型スティックアンテナ)と他のアンテナ装置とを所定面に搭載した場合の360°平均合成利得を示すグラフであり、(a)はスティックアンテナとモノポール型フィルムアンテナの場合、(b)はスティックアンテナとループ型フィルムアンテナの場合を示す。 アンテナ下部筐体が取付け面側となるように設置した場合と、アンテナ上部筐体を取付け面側となるように設置した場合の360°平均合成利得を示すグラフである。 車両用アンテナ装置を車両に取りつけた場合における360°平均合成利得にほぼ比例する受信CNRと受信エラー確率の関係を示す図である。 図1のアンテナ装置本体の変形例を示す斜視図である。 従来の車載用アンテナ装置の構成の一例を概略的に示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る車載用アンテナ装置の構成を概略的に示す斜視図であり、図2は、図1におけるアンテナ装置本体の構成を概略的に示す分解斜視図である。
図1において、車載用アンテナ装置1は、ハーネスアッセンブリ10と、該ハーネスアッセンブリの一方の端部に取付けられたアンテナ装置本体20とを備えている。ハーネスアッセンブリ10の一方の端部には、後述する回路基板に同軸ケーブル(ケーブル)31を保持させるためのケーブルホルダ32が、他方の端部には不図示の受信装置等に接続されるカプラ33がそれぞれ設けられている。
アンテナ装置本体20は、図2に示すように、互いに係合可能な長板形状のアンテナ下部筐体11(第1アンテナ筐体)及びアンテナ上部筐体12(第2アンテナ筐体)と、アンテナ下部筐体11内の長手方向両端部に配置される弾性質の肉厚粘着テープ13,14(粘着部材)と、アンテナ下部筐体11内の長手方向略中央部に配置されハーネスアッセンブリ10の一方の端部が固定される略方形の回路基板15と、アンテナ下部筐体11に収容され、回路基板15に接続されるGND(グランド)側アンテナエレメント16,給電側アンテナエレメント17とを備えている。
アンテナ下部筐体11及びアンテナ上部筐体12は、例えばABS系樹脂製であり、例えば長さ194mm、幅15mmである。すなわち、本実施形態におけるアンテナ下部筐体11及びアンテナ上部筐体12は、スティック状の一対の可撓性部材であり、回路基板15とアンテナエレメント16,17とを一対の筐体内に内包して一体化されている。尚、アンテナ装置本体20の筐体は、説明の便宜上、アンテナ下部筐体11及びアンテナ上部筐体12と称されるが、上下、或いは表裏の区別なく使用することが可能に構成される。よってアンテナ下部筐体11が取付け面側となるように設置してもよいし、アンテナ上部筐体12を取付け面側となるように設置してもよい。
肉厚粘着テープ13,14は、両面に粘着層を有する両面テープであり、直上に載置されるアンテナエレメント16,17をアンテナ下部筐体11に固着する。肉厚粘着テープ13,14は、例えば低誘電率の発泡基材からなる。このとき、肉厚粘着テープ13,14は、アンテナエレメント16,17を一体化されたアンテナ下部筐体11及びアンテナ上部筐体12の厚み方向略中央に位置決め固定されている。さらに、肉厚粘着テープ13,14は、アンテナ下部筐体11とアンテナ上部筐体12との間の接着用スペーサとしての機能も果たしている。
図3は、図2におけるアンテナ下部筐体11の構成を示す図であり、(a)は左側面図、(b)は平面図、(c)は右側面図である。
図3において、アンテナ下部筐体11は、該アンテナ下部筐体の底面を形成する基部101と、基部101の横方向における両側端部から上方に延出し、且つ該基部の長手方向に沿って設けられる側壁102,103とを有している。基部101の長手方向における両端部には側面部が形成されておらず、アンテナ上部筐体12の両端部に形成される後述の当接面と当接する当接面104,105が形成されている。基部101の内側面には、肉厚粘着テープ13,14、回路基板15及びアンテナエレメント16,17等の部材を固定するための複数の突起が設けられている。
側壁102には、その外側面に基部101の長手方向に沿って配設された複数の溝部102aが形成されている。同様にして、側壁103にはその外側面に長手方向に沿って配設された複数の溝部103aが形成されている。
また、アンテナ下部筐体11は、長手方向に関して略中央部に設けられた回路基板設置部110と、該回路基板設置部の近傍に設けられケーブルホルダ32を固定するケーブルホルダ固定部107とを有し、ケーブルホルダ固定部107は側壁103と連結するように成形されている。また、ケーブルホルダ固定部107の一端側にはケーブル取出部106が形成されており、ケーブルホルダ32をケーブルホルダ固定部107に固定して同軸ケーブル31をケーブル取出部106から取出すことにより、回路基板15が外部と電気的に接続されることとなる。
さらに、アンテナ下部筐体11は、回路基板設置部110の隣接位置に、アンテナ上部筐体に設けられた後述のリブをそれぞれ受容するリブ受け部108,109を有している。本実施形態では、リブ受け部108,109は、それぞれ第1セクション及び第2セクションの間に配置され、アンテナ下部筐体11の長手方向に関して回路基板設置部110の両側に配置されている。このリブ受け部108,109は、断面略凹形状であり、アンテナ下部筐体11の横方向に延設されている。
ここで、アンテナ装置本体20が取付けられる取付け面は、スペースの制約の関係上、平面であるとは限らず、例えば所定の曲率で縦方向或いは横方向に緩やかに湾曲している自動車のフロントガラス面や、段差が形成されているような面が想定される。よって、取付け面が平面でない場合であってもアンテナ装置本体20の取付けを可能にする必要がある。また、アンテナ装置本体20における回路基板設置部110には、外力による回路基板15の破損を防止するべくある程度の剛性を与える必要がある。
そこで本実施形態では、アンテナ下部筐体11は、長手方向略中央部に設けられ且つ回路基板設置部110を有して剛性体を構成する第1セクションと、アンテナ下部筐体11の長手方向に関して第1セクションに隣接して弾性体を構成する第2セクションからなる。すなわち、アンテナ装置本体20において、回路基板設置部110を有する第1セクションには剛性を持たせて回路基板15を保護する一方、回路基板15が設置されない第2セクションには弾性を持たせ、取付け面のプロファイルに追従するように構成している。
図4は、図2におけるアンテナ上部筐体12の構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図である。
図4において、アンテナ上部筐体12は、該アンテナ上部筐体の上面を形成する基部121と、基部121の横方向における両側端部から上方に延出し、且つ該基部の長手方向に沿って設けられる側壁122,123とを有している。基部121の長手方向における両端部には、側壁122,123と連結され肉厚粘着テープ13,14と当接することによりアンテナエレメント16,17を厚み方向略中央に位置決する凸部124,125が設けられている。
側壁122には、その内側面に長手方向に沿って配設された複数の突出部122aが形成されている。また、側壁123にはその外側面に長手方向に沿って配設された複数の突出部123aが形成されている。
また、アンテナ上部筐体12は、アンテナ下部筐体11のリブ受け部108,109のそれぞれに対応する位置に配置されたリブ128,129を有している。リブ128,129は、共に断面略凸形状であり、アンテナ上部筐体12の横方向に延設されている。
図5は、図2におけるアンテナエレメント16,17の構成を示す平面図であり、(a)はGND側アンテナエレメント16、(b)は給電側アンテナエレメント17である。
アンテナエレメント16は、回路基板15と接続される接地部161と、接地部161の延設方向に対して略直角に配置された延出部(接地側延出部)162と、接地部161の延設方向に対して略180°に折り返して配置されたアンテナエレメント16の主要部分(接地側アンテナ主要部分)とを有している(図5(a))。延出部162には孔162a,162aが、固定部164には孔164aがそれぞれ設けられており、アンテナ下部筐体11の対応する2つの突起が嵌入されることによりアンテナエレメント16がアンテナ下部筐体11に固定される。
アンテナエレメント16の主要部分の一部は、アンテナ下部筐体11の幅方向に関して、当該主要部分の他の部分と比較して厚さが薄くなっている。本実施形態では、アンテナエレメント16の主要部分のうち、回路基板15の端面と略同じ長さの部分が他の部分と比較して薄くなるように構成されている(図6参照)。これにより、アンテナ下部筐体11の幅方向に関する省スペース化を図ることが可能となる。また、アンテナエレメントを垂直に折り曲げ形成することで、アンテナ下部筐体11の幅方向に関して、当該主要部分の他の部分と比較して厚さを薄くすることも可能である。
一方、アンテナエレメント17は、回路基板15と接続される給電部171と、給電部171の延設方向に対して略直角に配置された延出部(給電側延出部)172と、給電部171の延設方向に略平行となるように配置されたアンテナエレメント17の主要部分(給電側アンテナ主要部分)とを有している(図5(b))。延出部172には孔172a,172aが設けられており、アンテナ下部筐体11の対応する2つの突起が嵌入されることによりアンテナエレメント17がアンテナ下部筐体11に固定される。
図6は、図5のアンテナエレメント16,17がアンテナ下部筐体11に固定された状態を示す斜視図である。
図6において、アンテナエレメント16及びアンテナエレメント17の双方が、回路基板15の対向する2辺15a,15cの一方、すなわち辺15aから略直角方向に延出している。すなわち、両アンテナエレメントは同一方向に所定間隔で延出している。
アンテナエレメント17の主要部分は、アンテナエレメント16の主要部分の延設方向に対して略180°方向に延設し、さらに、アンテナエレメント16の主要部分及びアンテナエレメント17の双方が、回路基板15の辺15a,15cと略直角に位置する辺15b,15dのうちの辺15d側に配置された構成となっている。本構成により、アンテナエレメント16の主要部分及びアンテナエレメント17の主要部分が、アンテナ下部筐体11の幅方向中心線に関して偏って配置されている。
一方、同軸ケーブル31は、回路基板15の対向する2辺15a,15cの他方、すなわち辺15cに略垂直に接続されており、給電点から回路基板15の長さに相当する距離を隔てた位置に配置される。また、同軸ケーブル31は、アンテナ下部筐体11の幅方向中心線に関して、アンテナエレメント16,17の各主要部分の反対側に配置されている。
そして、アンテナエレメント16の主要部分及びアンテナエレメント17の主要部分の双方が、アンテナ下部筐体11の長手方向に沿って延設されている。具体的には、アンテナエレメント16の主要部分は、アンテナ下部筐体11の略中央部から一方の端部に向かって延出するように配置され、その端部が、所定厚さの肉厚粘着テープ13上に載置されている。また、アンテナエレメント17の主要部分は、アンテナ下部筐体11の略中央部から他方の端部に向かって延出するように配置され、その端部が、所定厚さの肉厚粘着テープ14上に載置されている。
また、アンテナエレメント16,17の各主要部分は、アンテナ下部筐体11の幅方向に関して一方の端部、すなわち側壁102の近傍に配置されている。一方、回路基板15に接続された同軸ケーブル31は、側壁103側に形成されたケーブル取出部106を介して外部に取出される。すなわち、アンテナエレメント16,17の各主要部分を回路基板15の辺15d側に偏って配置することで、各主要部分と同軸ケーブル31との距離を確保している。これにより、アンテナエレメント16,17の受信特性が同軸ケーブル31によって劣化するのを抑制することが可能となっている。
図7は、アンテナ下部筐体11及びアンテナ上部筐体12の断面図であり、(a)は図3(b)におけるアンテナ下部筐体11の線B−B断面図及び図4(a)におけるアンテナ上部筐体12の線C−C断面図、(b)は図1のアンテナ装置本体20における線A−A断面図である。
図7(a)において、アンテナ下部筐体11の溝部102aは、側壁102の外側面102cから内方に向かって形成され、溝部103aは、側壁103の外側面103cから内方に向かって形成されている。また、アンテナ上部筐体12の突出部122aは、側壁122の内側面122cから内方に延出しており、同様にして、突出部123aは、側壁123の内側面123cから内方に延出している。アンテナ下部筐体11とアンテナ下部筐体11とが一体化される際、側壁102,103及び側壁122,123はそれぞれアンテナ装置本体20の幅方向で且つ互いに離間する方向に弾性変形し、突出部122aが溝部102aと嵌合すると共に、突出部123aが溝部103aと嵌合する。このように、突出部122aと溝部102a、並びに突起部123aと溝部103aがフック構造をなし、これによりアンテナ下部筐体11とアンテナ上部筐体12とが一体化される。
また、アンテナ装置本体20の断面図を示す図7(b)において、アンテナエレメント16は、アンテナ下部筐体11及びアンテナ上部筐体12が互いに係合して一体化された際、該一体化された筐体の厚さ方向に関して略中央に配置されている。よってアンテナエレメント16が取付け面等の外部と接触することがなく、また取付け面から一定距離を確保することができるので、アンテナ下部筐体11及びアンテナ上部筐体12のいずれを取付け面に張り付けた場合でもアンテナ特性をより良好な状態に維持することが可能となっている。一体化された筐体の厚さ方向についてのアンテナエレメント17の配置については、基本的にアンテナエレメント16と同様であるのでその説明を省略する。
図8は、本実施の形態に係る車載用アンテナ装置1が車両に搭載された状態の一例を示す図である。
図8において、車載用アンテナ装置1は、例えばアンテナ装置本体20を自動車の車内から見てフロントガラス190の上端に不図示の両面テープで取付け、ハーネスアッセンブリ10を天井内張りとフロントガラスとの隙間に挿入して布設する。自動車用フロントガラスの外周端部には、通常、黒セラと呼ばれる暗色セラミックペーストの焼成体192が所定幅で形成されているが、アンテナ装置本体20の幅は15mmと幅細であり、本アンテナ本体を焼成体192と重ねて配置する際に、アンテナ装置本体20の焼成体192から内側へのはみ出し量の最小化を図っている。よってドライバーはアンテナ本体の存在を気にすることなく運転に集中することが可能となる。
図9は、図1におけるアンテナ装置本体20(スティックアンテナ)と他のアンテナ装置とを所定面に搭載した場合の360°平均合成利得を示すグラフであり、(a)はスティックアンテナとモノポール型フィルムアンテナの場合、(b)はスティックアンテナとループ型フィルムアンテナの場合を示す。
図9(a)において、スティックアンテナを構成するアンテナ装置本体20をガラス面(誘電率ε=5)及びダッシュボード等の樹脂面(誘電率ε=1)上に搭載した場合、470〜710MHzにおける360°平均合成利得の帯域内平均値はそれぞれ10.2dBi及び10.0dBi、並びにその差分は0.2dBとなり、受信性能の大きな劣化がない。一方、モノポール型フィルムアンテナをガラス面及び樹脂面上に搭載した場合、470〜710MHzにおける360°平均合成利得の帯域内平均値はそれぞれ8.0dBi及び4.6dBi、並びにその差分は3.4dBである。この差分は、モノポール型フィルムアンテナをガラス面に搭載した場合に地上波デジタル放送の距離受信率が50%程度であった地域では、樹脂面上に搭載した場合にはほぼ受信不能になることを意味し、大きな性能差があるため、搭載面を自由に選択し得るアンテナとは言えない。
また、図9(b)において、スティックアンテナをガラス面及び樹脂面上に搭載した場合、470〜710MHzにおける360°平均合成利得の差分は、上述のように0.2dBである。一方、ループ型フィルムアンテナをガラス面及び樹脂面上に搭載した場合、470〜710MHzにおける360°平均合成利得の帯域内平均値はそれぞれ8.8dBi及び6.8dBi、並びにその差分は2.0dBとなる。よって、ループ型フィルムアンテナのアンテナ特性もやはり不十分である。
したがって、図9の結果より、アンテナ装置本体20における360°平均合成利得の帯域内平均値の差分は0.2dBとなり、モノポール型フィルムアンテナ或いはループ型フィルムアンテナと比較して、搭載面(取付け面)の材質に因らず、十分なアンテナ特性が得られることが分かる。
図10は、アンテナ下部筐体11が取付け面側となるように設置した場合と、アンテナ上部筐体12を取付け面側となるように設置した場合の360°平均合成利得を示すグラフである。
図10において、アンテナ装置本体20のサンプル1を作製して、アンテナ下部筐体11が取付け面側となるように設置した場合を表側搭載とし、アンテナ上部筐体12を取付け面側となるように設置した場合を裏側搭載とする。サンプル1では、表側搭載時の360°平均合成利得の帯域内平均は10.3dBi、裏側搭載時では10.4dBi、その差分は0.1dBである。また、サンプル2では、表側搭載時の360°平均合成利得の帯域内平均は10.1dBi、裏側搭載時では10.2dBi、その差分は0.1dBである。すなわち、アンテナ装置本体20のサンプル1,2のいずれにおいても、表側搭載時と裏側搭載時の差分は0.1dB程度と小さい値となっている。したがって、車載用アンテナ装置1の構成によれば、搭載時の向きによらず、良好な受信性能を発揮することができることが分かる。
図11は、車両用アンテナ装置を車両に取りつけた場合における360°平均合成利得にほぼ比例する受信CNR(Carrier to Noise Ratio)と受信エラー確率の関係を示す図である。尚、図中の「◇」は実測値を、「○」は近似値を示す。
通常、360°平均合成利得が大きい値である程、車両用アンテナ装置の受信エラー確率が減少する特性を示し、優れた受信性能を有することとなる。車両用アンテナ装置1では、受信CNRが23dBより大きいと受信エラー確率はほぼ0である一方、受信CNRが23dB以下になると受信エラー確率が上昇する特性を示す。特に、近似式において、受信CNRが17〜19dBの範囲では、受信エラー確率は0.27から0.73まで上昇する。したがって、受信CNRが2.0dB変化すると、受信エラー確率は最大で0.46(46%)上昇することとなり、2.0dB程度の利得の変化であっても受信エラー確率に大きな影響を与えることが分かる。
上述したように、本実施形態によれば、アンテナエレメント16,17の双方が、回路基板15の対向する2辺の一方から略直角方向に延出し、一方回路基板15に電力を供給する同軸ケーブル31が、該回路基板の対向する2辺の他方に略垂直に接続される。すなわち、アンテナエレメント16,17の双方が略同一方向に所定間隔で延出することで、アンテナエレメント16,17と回路間を整合する分布型整合回路が形成され、これによりアンテナ利得特性の広帯域化を実現することができる。また、アンテナエレメント17の主要部分が、アンテナエレメント16の主要部分の延設方向に対して略180°方向に延設し、当該主要部分の双方が、回路基板15の辺15d側に偏って配置されるため、両アンテナエレメントと同軸ケーブル31との間の距離を確保することができる。さらに、同軸ケーブル31は、給電点から回路基板15の長さに相当する距離を隔てた位置に配置されるため、給電点と同軸ケーブル31との間の距離を確保することができる。これにより同軸ケーブル31の外部導体を伝わってくるノイズのアンテナエレメントへの伝搬(回路部への流入)を低減することができる。加えて、回路基板15とアンテナエレメント16,17が一体化されるため、回路基板15とアンテナエレメント16,17の取付けを一度に行うことが可能となり、車載用アンテナ装置1の取付け作業を容易に行うことができる。
また、本実施形態によれば、車載時において、同軸ケーブル31の取出し側をボンネットやピラー等の車体金属と近くなるように本アンテナを設置した場合、車体金属とアンテナエレメント16,17との間の距離も大きく確保することができるので、車体金属とアンテナエレメントが近接することによる、アンテナ特性の特性変化を軽減することが可能となり、良好なアンテナ特性を得ることができる。
また、アンテナエレメント16,17は、一体化されるアンテナ下部筐体11及びアンテナ上部筐体12の厚さ方向に関して略中央に配置されるので、アンテナエレメント16,17が取付け面等の外部と接触することがなく、取付け面から一定距離を確保することができる。よって、アンテナ下部筐体11が取付け面側となるように設置された場合やアンテナ上部筐体12が取付け面側となるように設置された場合のいずれであっても、アンテナ特性をより良好に維持することができ、また、取付け面の材質に因らずに良好なアンテナ特性を得ることができる。
さらに、アンテナエレメント16の主要部分及びアンテナエレメント17の主要部分の双方が、アンテナ下部筐体11の幅方向端部に配置され、且つアンテナ下部筐体11の長手方向に沿って延設されているので、各主要部分と同軸ケーブル31との距離を確実に確保することができる。よってアンテナ特性が同軸ケーブル31によって劣化するのを更に抑制することができる。
尚、本実施形態では、同軸ケーブル31は、回路基板15の辺15cに略垂直に接続されているが、図12に示すように、回路基板15’の辺15b’に接続されてもよい。この場合、同軸ケーブル31と回路基板15’との接続点は、給電点から少なくとも回路基板15’の幅の距離を隔てた位置に配置される。本構成によっても、同軸ケーブル31の外部導体を伝わってくるノイズのアンテナエレメントへの伝搬を低減することができる。
また本実施形態では、回路基板設置部110がアンテナ下部筐体11の長手方向略中央部に設けられるが、これに限るものではなく、回路基板設置部がアンテナ下部筐体11のいずれか一方の端部に設けられてもよい。この場合、給電側アンテナエレメントの主要部分は、アンテナ下部筐体11の長手方向に沿って延設し、GND側アンテナエレメントは給電側アンテナエレメントの延設方向と略同一方向に配設される。本構成によっても、本実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、アンテナ下部筐体11は、1つの材料で成形される可撓性部材であるが、これに限るものではなく、互いに剛性の異なる2種類の材料で成形される部材であってもよい。すなわち、アンテナ下部筐体は、回路基板設置部を有する第1セクションを、回路基板を保護するのに十分な剛性が得られる一の材料で構成し、第2セクションを上記一の材料より剛性の低い、或いは弾性を有する他の材料で構成するものであってもよい。
また、本実施形態では、リブ128,129は平面視において略矩形であるが(図4)、これに限るものではなく、他の多角形、円形、或いは楕円形であってもよい。
また、本実施形態では、アンテナ下部筐体11が溝部102a,103aを有し、アンテナ上部筐体12が突出部122a,123aを有しているが、これに限るものではなく、アンテナ下部筐体11及びアンテナ上部筐体12のうち一方が突出部を有し、他方が溝部を有していればよい。
本実施形態では、アンテナ下部筐体11がリブ受け部108,109を有し、アンテナ上部筐体12がリブ128,129を有しているが、これに限るものではなく、アンテナ下部筐体11及びアンテナ上部筐体12のうち一方が少なくとも1つのリブ受け部を有し、他方が少なくとも1つのリブを有していればよい。
また、本実施形態では、アンテナ下部筐体11及びアンテナ上部筐体12が一体化された状態の断面形状は略矩形であるが、これに限るものではなく、長円形、楕円形等の他の形状であってもよい。
また、本実施形態は、本発明に係る車載用アンテナ装置の一例を示すものであり、これに限定されるものではない。本実施の形態における車載用アンテナ装置の細部構成に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
1 車載用アンテナ装置
10 ハーネスアッセンブリ
11 アンテナ下部筐体
12 アンテナ上部筐体
13,14 肉厚粘着テープ
15 回路基板
16 GND側アンテナエレメント
17 給電側アンテナエレメント
20 アンテナ装置本体
31 同軸ケーブル
101 基部
102,103 側壁
102a,103a 複数の溝部
104,105 当接面
108,109 リブ受け部
110 回路基板設置部
121 基部
122,123 側壁
122a,123a 複数の突出部
124,125 凸部
128,129 リブ
161 接地部
162 延出部
171 給電部
172 延出部

Claims (7)

  1. 略方形の回路基板と、前記回路基板に接続されるアンテナエレメントと、前記回路基板に電力を供給すると共に前記アンテナエレメントで受信した信号を伝送するケーブルとを備える車両用アンテナ装置であって、
    前記アンテナエレメントは、接地側アンテナエレメント及び給電側アンテナエレメントで構成され、
    接地側アンテナエレメント及び給電側アンテナエレメントの双方が、前記回路基板の一辺から延出しており、
    前記給電側アンテナエレメントの主要部分が、前記接地側アンテナエレメントの主要部分の延設方向に対して略180°方向に延設し、
    前記接地側アンテナエレメントの主要部分及び前記給電側アンテナエレメントの双方が、前記回路基板の幅方向の一方側に偏って配置され、
    前記ケーブルは、前記接地側アンテナエレメント及び前記給電側アンテナエレメントとは所定の距離を離して前記回路基板に接続されることを特徴とする車両用アンテナ装置。
  2. 前記ケーブルは、接地側アンテナエレメント及び給電側アンテナエレメントの双方が延出されている一辺に対向する辺に接続されていることを特徴とする請求項1記載の車両用アンテナ装置。
  3. 前記接地側アンテナエレメントは、前記回路基板と接続される接地部と、前記接地部の延設方向に対して略直角に配置された接地側延出部と、前記接地部の延設方向に対して略180°に折り返して配置された接地側アンテナ主要部分とを有し、
    前記給電側アンテナエレメントは、前記回路基板と接続される給電部と、前記給電部の延設方向に対して略直角に配置された給電側延出部と、前記給電部の延設方向に略平行となるように配置された給電側アンテナ主要部分とを有することを特徴とする請求項1記載の車両用アンテナ装置。
  4. 接地側アンテナ主要部分の一部は、前記回路基板の幅方向にその厚さが前記接地側アンテナ主要部分の他の部分と比較して薄くなっていることを特徴とする請求項3記載の車両用アンテナ装置。
  5. 一体化されることにより前記アンテナエレメントを収容する長板形状の第1アンテナ筐体及び第2アンテナ筐体を更に備え、
    前記アンテナエレメントは、前記一体化された第1アンテナ筐体及び第2アンテナ筐体の厚さ方向に関して略中央に配置されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車載用アンテナ装置。
  6. 前記接地側アンテナエレメントの主要部分及び前記給電側アンテナエレメントの主要部分の双方が、前記第1アンテナ筐体の幅方向端部に配置され、且つ前記第1アンテナ筐体の長手方向に沿って延設されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の車載用アンテナ装置。
  7. 前記第1アンテナ筐体の両端部に配置された一対のテープ状発泡基材を更に備え、
    前記接地側アンテナエレメントの主要部分端部及び前記給電側アンテナエレメントの主要部分端部が、それぞれ前記一対のテープ状発泡基材上に載置されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の車載用アンテナ装置。
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CN107634309A (zh) * 2017-08-02 2018-01-26 广东盛路通信科技股份有限公司 一种扰流板天线

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