JP2013007898A - 光路反射型ズームレンズ及びそれを備えた撮像装置 - Google Patents

光路反射型ズームレンズ及びそれを備えた撮像装置 Download PDF

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慎斗 片寄
Kenji Ono
憲司 小野
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【課題】変倍比を確保しつつも小型で光学性能も良好な光路反射型のズームレンズを提供する。
【解決手段】物体側から像側に順に、正屈折力の第1レンズ群、負屈折力の第2レンズ群、正屈折力の第3レンズ群、負屈折力の第4レンズ群、正屈折力の第5レンズ群を有する実質的には5群構成であり、前記第1レンズ群は光線を反射させる反射面を含む反射部材を含み、広角端から望遠端への変倍の際に、各レンズ群の間の距離が変化し、前記第3レンズ群が正レンズと負レンズを含む3枚のレンズを含んでなる単一の接合レンズ成分を含み、且つ、前記接合レンズは最も物体側の屈折面と最も像側の屈折面がともに凸面であり、かつ、前記接合レンズ中の何れかの負レンズは両凹レンズであり、前記両凹レンズは接合レンズ成分中で最もアッベ数の小さいレンズである。
【選択図】図1

Description

本願発明は、光路反射型ズームレンズ及びそれを備えた撮像装置に関するものである。
従来より、物体側から像側に順に、正屈折力の第1レンズ群、負屈折力の第2レンズ群、正屈折力の第3レンズ群、正屈折力の第4レンズ群、及び負屈折力の第5レンズ群からなる5群ズーム構成の光路反射型ズームレンズ、もしくは、正屈折力の第1レンズ群、負屈折力の第2レンズ群、正屈折力の第3レンズ群、負屈折力の第4レンズ群、及び正屈折力の第5レンズ群からなる5群構成の光路反射型ズームレンズが知られている。
例えば、特許文献1に開示された光路反射型ズームレンズは、広角端焦点距離が135フォーマットにて焦点距離35mm相当の画角で変倍比7程度を確保している。
特開2007−304195号公報
光路反射型のズームレンズは撮影装置の薄型化に向いているが、撮影装置の本体に内蔵した構成においても高変倍比化により画角の選択自由度を大きくすることが好ましい。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、変倍比を確保しつつも小型で光学性能も良好な光路反射型のズームレンズを提供することにある。更には、そのようなズームレンズを備えた撮像装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る光路反射型ズームレンズは、物体側から像側に順に、正屈折力の第1レンズ群、負屈折力の第2レンズ群、正屈折力の第3レンズ群、負屈折力の第4レンズ群、正屈折力の第5レンズ群を有する実質的には5群構成であり、第1レンズ群は光線を反射させる反射面を含む反射部材を含み、広角端から望遠端への変倍の際に、各レンズ群の間の距離が変化し、第3レンズ群が正レンズと負レンズを含む3枚のレンズを含んでなる単一の接合レンズ成分を含み、且つ、接合レンズは最も物体側の屈折面と最も像側の屈折面がともに凸面であり、かつ、接合レンズ中の何れかの負レンズは両凹レンズであり、両凹レンズは接合レンズ中で最もアッベ数の小さいレンズであることを特徴としている。
この構成により、物体側から像側に順に、正屈折力の第1レンズ群、負屈折力の第2レンズ群、正屈折力の第3レンズ群、負屈折力の第4レンズ群、正屈折力の第5レンズ群を有する配置とすることで、第4レンズ群にて軸外主光線を光軸から離れる方向に屈折させ、その後、第5レンズ群で射出瞳を像面から遠ざけるように屈折させる構成となる。それにより、射出瞳を像面から遠くしつつ第2レンズ群から第4レンズ群の有効径を小さくし易くなる。本発明のズームレンズは第1レンズ群中に反射面を備えるものであるが、後続する移動レンズ群の移動機構も含めたサイズを抑えられるので、撮像装置の厚さ方向の小型化に有利となる。
一方、正屈折力の第3レンズ群に積極的に変倍作用を持たせようとすると第3レンズ群内での収差変動、特に色収差の変動が生じやすくなる。
そこで、上述のように、正屈折力の第3レンズ群中に正レンズと負レンズを含む3枚のレンズを含んでなる単一の接合レンズを配置することで、第3レンズ群の変倍に伴う収差変動の低減に有利となる。
特に、接合レンズ中の何れかの負レンズが、アッベ数の小さい両凹レンズであるので、色収差を含む球面収差の低減やペッツバール和の調整に有利となる。
さらに、第3レンズ群中の接合レンズは、収差補正上有利な両凸形状として、物体側面と像側面に正の屈折力を分担し、収差補正上有利な構成としている。このような構成の場合、光軸に対する接合レンズを射出した軸外光束の角度は小さくなりやすくなる。本発明では第4レンズ群の負屈折力の作用により光軸に対する軸外光束の角度を大きくする構成となるので、小型化と結像性能の両立を良好にできる。
このように構成することで、変倍比を確保しつつも小型で光学性能も良好な光路反射型のズームレンズを提供できる。
なお、ズームレンズがフォーカシング機能を持つ場合は、最も遠距離に合焦した状態での構成とする。以下に示す発明も同様である。
上述の発明にて、更に以下の何れかひとつ、もしくは複数を同時に満足することが好ましい。
以下の条件式(1)を満足することが好ましい。
7<(β2T×β3T×β4T)/(β2W×β3W×β4W)<20 (1)
ここで、
β2Tは、望遠端における最も遠距離に合焦した際の第2レンズ群の横倍率、
β2Wは、広角端における最も遠距離に合焦した際の第2レンズ群の横倍率、
β3Tは、望遠端における最も遠距離に合焦した際の第3レンズ群の横倍率、
β3Wは、広角端における最も遠距離に合焦した際の第3レンズ群の横倍率、
β4Tは、望遠端における最も遠距離に合焦した際の第4レンズ群の横倍率、
β4Wは、広角端における最も遠距離に合焦した際の第4レンズ群の横倍率、
である。
条件式(1)は第2レンズ群から第4レンズ群までの合成系の好ましい変倍負担を特定したものである。
条件式(1)の下限値を下回らないように第2レンズ群から第4レンズ群までの合成系の変倍寄与を確保することでズームレンズの変倍比の確保に有利となる。
条件式(1)の上限値を上回らないようにすることで、第3レンズ群と第4レンズ群の変倍寄与を軽減しやすくなり、軸上の色収差の変動を抑えやすくなる。
第3レンズ群が、物体側から像側に順に、正屈折力の正レンズ成分、接合レンズ成分からなり、接合レンズ成分が全体で負の屈折力を持つことが好ましい。
なお、レンズ成分は光軸上にて空気に接する面が物体側面と像側面の2つのみのレンズブロックであり、単レンズか接合レンズを意味する。
第3レンズ群における十分な正屈折力を確保できるとともに、第3レンズ群の物体側主点を物体側寄りにでき、望遠端付近での第2第3レンズ群間の変化量に対する変倍作用を十分に確保しやすくなり、小型化と変倍比の確保の両立に有利となる。
更には、以下の条件式(2)を満足することが好ましい。
−0.9<f3GF/f3GR<−0.1 (2)
ここで、
3GFは、第3レンズ群中の正レンズ成分の焦点距離、
3GRは、第3レンズ群中の接合レンズ成分の焦点距離、
である。
条件式(2)は、第3レンズ群の主点を物体側寄りにする機能を確保しつつ、光学性能も良好とするための好ましい条件である。
条件式(2)の下限値を下回らないように第3レンズ群中の正レンズ成分のパワーを確保することで、第3レンズ群の主点を物体側よりにすることが有利となり、第3レンズ群の変倍比確保に有利となる。
一方、条件式(2)の上限値を上回らないように第3レンズ群中の正レンズ成分のパワーを制限することで、各収差補正に有利となる。
第3レンズ群中の接合レンズ成分は、以下の条件式(3)を満足することが好ましい。
15<νPmax−νNmin<70 (3)
ここで、
νPmaxは、接合レンズ成分中の正レンズのアッベ数の最大値、
νNminは、接合レンズ成分中の負レンズのアッベ数の最小値、
である。
条件式(3)の下限値を下回らないように接合レンズ成分中のレンズのアッベ数差を確保することで、第3レンズ群内で発生する倍率色収差を効率よく抑えることができる。
条件式(3)の上限値を上回らないようにすることで、組み合わせる材料の加工性の低減を抑え、コストの面でも有利となる。
接合レンズ成分は、物体側から像側に順に、物体側に凸の第1の正レンズ、負レンズ、第2の正レンズの3枚のレンズにて構成されることが好ましい。
接合レンズ成分の最も物体側に正レンズを配置することによって第3レンズ群の主点を物体側よりにすることができるので第3レンズ群の変倍比確保に有利となる。
接合レンズ成分中の2枚目に負レンズを配置することで、効率よく第3レンズ群内で発生する色収差を抑えることができる。
接合レンズ成分の最も像側に正レンズを配置することで接合レンズ成分の最も物体側の正レンズと正の屈折力を分担することができるので収差補正に有利となる。
また、3枚のレンズを接合することによって、第3レンズ群の光軸方向の厚みを抑えた状態で色収差などの各収差を効率よく抑えることができる。
このとき、接合レンズ成分が以下の条件式(4)を満足することがより好ましい。
0.05<f/fCL<0.8 (4)
ここで、
は、接合レンズ成分中の負レンズの単体での焦点距離、
CLは、接合レンズ成分の焦点距離、
である。
条件式(4)の下限値を下回らないように負レンズの単体の屈折力を抑えることによって負レンズのレンズ面の曲率を低減でき、製造コストの低減に有利となる。
条件式(4)の上限値を上回らないように負レンズの単体の屈折力を確保することによって第3レンズ群内の色収差を効率よく抑えることができる。
また、接合レンズ成分が以下の条件式(5)を満足することが好ましい。
−0.9<(ROCL+RICL)/(ROCL−RICL)<0.5 (5)
ここで、
OCLは、接合レンズ成分の物体側面の近軸曲率半径、
ICLは、接合レンズ成分の像側面の近軸曲率半径、
である。
条件式(5)の下限値を下回らないように物体側の凸面の屈折力の過剰を抑えることで、収差補正を担う負レンズのレンズ面の曲率を低減でき、製造コストの低減に有利となる。
条件式(5)の上限値を上回らないように像側の凸面の屈折力の過剰を抑えることで、第3レンズ群全体の主点を物体側寄りにしやすくなり変倍比の確保に有利となる。
また、第3レンズ群と第4レンズ群が以下の条件式(6)を満足することが好ましい。
−4<f3G/f4G<−0.1 (6)
ここで、
3Gは、第3レンズ群の焦点距離、
4Gは、第4レンズ群の焦点距離、
である。
第4レンズ群は軸外光束を光軸から離れる方向に屈折させる作用をもつ。ズームレンズの小型化への寄与に加えて、像面湾曲の補正にも寄与する。そのため、条件式(6)の上限値を上回らないようにして第4レンズ群の負の屈折力を確保することが好ましい。
一方、下限値を下回らないようにして第4レンズ群の負の屈折力の過剰を抑え、第4レンズ群の偏心による色収差を抑えやすくすることが好ましい。
また、以下の条件式(7)、(8)、(9)を満足することが好ましい。
1.5<β2T/β2W<8 (7)
1.5<β3T/β3W<8 (8)
1<β4T/β4W<5 (9)
ここで、
β2Tは、望遠端における最も遠距離に合焦した際の第2レンズ群の横倍率、
β2Wは、広角端における最も遠距離に合焦した際の第2レンズ群の横倍率、
β3Tは、望遠端における最も遠距離に合焦した際の第3レンズ群の横倍率、
β3Wは、広角端における最も遠距離に合焦した際の第3レンズ群の横倍率、
β4Tは、望遠端における最も遠距離に合焦した際の第4レンズ群の横倍率、
β4Wは、広角端における最も遠距離に合焦した際の第4レンズ群の横倍率、
である。
条件式(7)、(8)、(9)は、第2レンズ群、第3レンズ群、第4レンズ群のそれぞれのレンズ群の好ましい変倍負担を特定するものである。
条件式(7)、(8)、(9)の下限値を下回らないようにそれぞれのレンズ群の変倍機能を確保し、条件式(7)、(8)、(9)の上限値を上回らないように何れかのレンズ群の変倍負担が過剰とならないようにすることで小型化と光学性能の両立につながる。
第1レンズ群中の反射部材は反射面を内面反射面として有し且つ物体側の屈折面である物体側面と像側の屈折面である像側面を持つ反射プリズムからなり、第1レンズ群における反射面よりも物体側の合成屈折力は負の屈折力であり、第1レンズ群における反射面よりも像側の合成屈折力は正の屈折力であり、以下の条件式(10)を満足することが好ましい。
1.2<P/f<5 (10)
ここで、
は、広角端における最も遠距離に合焦した際のズームレンズ全系の焦点距離、
Pは、第1レンズ群中の反射部材の物体側面から像側面までの光軸に沿った実距離、
である。
条件式(10)の下限値を下回らないようにすることで、反射部材を配置するスペースを確保しやすくなり、画角および周辺の光量の確保に有利となる。
条件式(10)の上限値を上回らないようにすることで反射部材を小型にでき、ズームレンズの厚さ方向の小型化に有利となる。
本発明の撮像装置は、上述何れかの光路反射型ズームレンズと、その光路反射型ズームレンズの像側に配置され光路反射型ズームレンズにより形成される像を受光する撮像面を備えた撮像素子とを有する。
条件式(1)については、
下限値を7.5、更には8、更には8.5、更には9とすることがより好ましい。
上限値を17、更には14、更には12とすることがより好ましい。
条件式(2)については、
下限値を−7、更には−5、更には−4とすることがより好ましい。
上限値を−0.15、更には−0.2、更には−0.25とすることがより好ましい。
条件式(3)については、
下限値を20、更には25、更には30、更には35とすることがより好ましい。
上限値を60、更には55、更には50とすることがより好ましい。
条件式(4)については、
下限値を0.06、更には0.07とすることがより好ましい。
上限値を0.6、更には0.4、更には0.2とすることがより好ましい。
条件式(5)については、
下限値を−0.7、更には−0.6、更には−0.5とすることがより好ましい。
上限値を0.3、更には0.1、更には−0.1とすることがより好ましい。
条件式(6)については、
下限値を−3、更には−2、更には−1.7とすることがより好ましい。
上限値を−0.4、更には−0.7、更には−1.0、更には−1.3とすることがより好ましい。
条件式(7)については、
下限値を1.8、更には2.1、更には2.5とすることがより好ましい。
上限値を6、更には5、更には4、更には3とすることがより好ましい。
条件式(8)については、
下限値を1.8、更には2.1、更には2.5とすることがより好ましい。
上限値を6、更には5、更には4、更には3とすることがより好ましい。
条件式(9)については、
下限値を1.1、更には1.2とすることがより好ましい。
上限値を4、更には3、更には2、更には1.5とすることがより好ましい。
条件式(10)については、
下限値を1.5、更には1.8、更には2.1、更には2.3とすることがより好ましい。
上限値を4、更には3.5、更には3、更には2.8とすることがより好ましい。
なお、上述の各発明を、任意に複数を同時に満足することがより好ましい。また、各条件式について、より限定した条件式の数値範囲の上限値あるいは下限値のみを限定しても構わない。また、上述の各構成は、任意に組み合わせて構わない。
本発明によれば、変倍比を確保しつつも小型で光学性能も良好な光路反射型のズームレンズを提供することができる。更には、そのようなズームレンズを備えた撮像装置を提供することができる。
本発明のズームレンズの実施例1の無限遠物点合焦時の広角端(a)、中間状態(b)、望遠端(c)でのレンズ断面図である。 本発明のズームレンズの実施例2の無限遠物点合焦時の広角端(a)、中間状態(b)、望遠端(c)でのレンズ断面図である。 本発明のズームレンズの実施例3の無限遠物点合焦時の広角端(a)、中間状態(b)、望遠端(c)でのレンズ断面図である。 本発明のズームレンズの実施例4の無限遠物点合焦時の広角端(a)、中間状態(b)、望遠端(c)でのレンズ断面図である。 本発明のズームレンズの実施例5の無限遠物点合焦時の広角端(a)、中間状態(b)、望遠端(c)でのレンズ断面図である。 実施例1の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例2の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例3の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例4の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例5の無限遠物点合焦時の収差図である。 歪曲収差の補正を説明する図である。 本発明による光路折り曲げズームレンズを組み込んだデジタルカメラの外観を示す前方斜視図である。 上記デジタルカメラの後方斜視図である。 上記デジタルカメラの断面図である。 デジタルカメラの主要部の内部回路の構成ブロック図である。
以下に、本発明にかかる光路反射型ズームレンズ及びそれを備えた撮像装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
以下、本発明のズームレンズの実施例1〜5について説明する。実施例1〜5の無限遠物点合焦時の広角端(a)、中間焦点距離状態(b)、望遠端(c)のレンズ断面図をそれぞれ図1〜図5に示す。図1〜図5中、第1レンズ群はG1、第2レンズ群はG2、第3レンズ群はG3、第4レンズ群はG4、第5レンズ群はG5、明るさ(開口)絞りはS、赤外光を制限する波長域制限コートを施したローパスフィルタを構成する平行平板はF、電子撮像素子のカバーガラスの平行平板はC、像面はIで示してある。なお、カバーガラスCの表面に波長域制限用の多層膜を施してもよい。また、そのカバーガラスCにローパスフィルタ作用を持たせるようにしてもよい。平行平板Fは、ローバスフィルターの機能を持たないようにしてもよい。
また、各実施例において、明るさ絞りSは固定されている。数値データはいずれも無限遠の被写体に合焦した状態でのデータである。各数値の長さの単位はmm、角度の単位は°(度)である。フォーカシングはいずれの実施例も第4レンズ群G4の移動により行う。さらに、ズームデータは広角端(WE)、本発明で定義する中間ズーム状態(ST)、望遠端(TE)での値である。
実施例1のズームレンズは、図1に示すように、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と、負の屈折力の第2レンズ群G2と、明るさ(開口)絞りSと、正の屈折力の第3レンズ群G3と、負の屈折力の第4レンズ群G4と、正の屈折力の第5レンズ群G5と、を配置している。
広角端から望遠端への変倍に際して、第1レンズ群G1は固定されている。第2レンズ群G2は像側へ移動する。第3レンズ群G3は物体側へ移動する。第4レンズ群G4は物体側へ移動する。第5レンズ群G5は固定されている。明るさ絞りSは固定されている。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、両凹負レンズと、プリズムと、両凸正レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと、からなる。第2レンズ群G2は、両凹負レンズと、両凹負レンズと、両凸正レンズと、からなる。第3レンズ群G3は、両凸正レンズと、両凸正レンズと両凹負レンズと両凸正レンズの接合レンズと、からなる。第4レンズ群G4は、両凸正レンズと両凹負レンズの接合レンズからなる。第5レンズ群G5は、両凸正レンズからなる。図1〜5は、プリズム中の反射面の図示を省略し、展開した図であるが、実際は図14に示すように直角プリズムとしている。
非球面は、第1レンズ群G1の両凸正レンズの両面と正メニスカスレンズの両面と、第2レンズ群G2の物体側の両凹負レンズの両面と、第3レンズ群G3の最も物体側の両凸正レンズの両面と、第5レンズ群G5の両凸正レンズの両面と、の10面に設けられている。
実施例2のズームレンズは、図2に示すように、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と、負の屈折力の第2レンズ群G2と、明るさ(開口)絞りSと、正の屈折力の第3レンズ群G3と、負の屈折力の第4レンズ群G4と、正の屈折力の第5レンズ群G5と、を配置している。
広角端から望遠端への変倍に際して、第1レンズ群G1は固定されている。第2レンズ群G2は像側へ移動する。第3レンズ群G3は物体側へ移動する。第4レンズ群G4は物体側へ移動する。第5レンズ群G5は固定されている。明るさ絞りSは固定されている。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、両凹負レンズと、プリズムと、両凸正レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと、からなる。第2レンズ群G2は、両凹負レンズと、両凹負レンズと、両凸正レンズと、からなる。第3レンズ群G3は、両凸正レンズと、両凸正レンズと両凹負レンズと両凸正レンズの接合レンズと、からなる。第4レンズ群G4は、両凸正レンズと両凹負レンズの接合レンズからなる。第5レンズ群G5は、両凸正レンズからなる。
非球面は、第1レンズ群G1の両凸正レンズの両面と正メニスカスレンズの両面と、第2レンズ群G2の物体側の両凹負レンズの両面と、第3レンズ群G3の最も物体側の両凸正レンズの両面と、第5レンズ群G5の両凸正レンズの両面と、の10面に設けられている。
実施例3のズームレンズは、図3に示すように、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と、負の屈折力の第2レンズ群G2と、明るさ(開口)絞りSと、正の屈折力の第3レンズ群G3と、負の屈折力の第4レンズ群G4と、正の屈折力の第5レンズ群G5と、を配置している。
広角端から望遠端への変倍に際して、第1レンズ群G1は固定されている。第2レンズ群G2は像側へ移動する。第3レンズ群G3は物体側へ移動する。第4レンズ群G4は物体側へ移動する。第5レンズ群G5は固定されている。明るさ絞りSは固定されている。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、両凹負レンズと、プリズムと、両凸正レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと、からなる。第2レンズ群G2は、両凹負レンズと、両凹負レンズと、両凸正レンズと、からなる。第3レンズ群G3は、両凸正レンズと、両凸正レンズと両凹負レンズと両凸正レンズの接合レンズと、からなる。第4レンズ群G4は、両凸正レンズと両凹負レンズの接合レンズからなる。第5レンズ群G5は、両凸正レンズからなる。
非球面は、第1レンズ群G1の両凸正レンズの両面と正メニスカスレンズの両面と、第2レンズ群G2の物体側の両凹負レンズの両面と、第3レンズ群G3の最も物体側の両凸正レンズの両面と、第5レンズ群G5の両凸正レンズの両面と、の10面に設けられている。
実施例4のズームレンズは、図4に示すように、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と、負の屈折力の第2レンズ群G2と、明るさ(開口)絞りSと、正の屈折力の第3レンズ群G3と、負の屈折力の第4レンズ群G4と、正の屈折力の第5レンズ群G5と、を配置している。
広角端から望遠端への変倍に際して、第1レンズ群G1は固定されている。第2レンズ群G2は像側へ移動する。第3レンズ群G3は物体側へ移動する。第4レンズ群G4は物体側へ移動する。第5レンズ群G5は固定されている。明るさ絞りSは固定されている。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、両凹負レンズと、プリズムと、両凸正レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと、からなる。第2レンズ群G2は、両凹負レンズと、両凹負レンズと、両凸正レンズと、からなる。第3レンズ群G3は、両凸正レンズと、両凸正レンズと両凹負レンズと両凸正レンズの接合レンズと、からなる。第4レンズ群G4は、両凸正レンズと両凹負レンズの接合レンズからなる。第5レンズ群G5は、両凸正レンズからなる。
非球面は、第1レンズ群G1の両凸正レンズの両面と正メニスカスレンズの両面と、第2レンズ群G2の物体側の両凹負レンズの両面と、第3レンズ群G3の最も物体側の両凸正レンズの両面と、第5レンズ群G5の両凸正レンズの両面と、の10面に設けられている。
実施例5のズームレンズは、図5に示すように、物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と、負の屈折力の第2レンズ群G2と、明るさ(開口)絞りSと、正の屈折力の第3レンズ群G3と、負の屈折力の第4レンズ群G4と、正の屈折力の第5レンズ群G5と、を配置している。
広角端から望遠端への変倍に際して、第1レンズ群G1は固定されている。第2レンズ群G2は像側へ移動する。第3レンズ群G3は物体側へ移動する。第4レンズ群G4は物体側へ移動する。第5レンズ群G5は固定されている。明るさ絞りSは固定されている。
物体側から順に、第1レンズ群G1は、両凹負レンズと、プリズムと、両凸正レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと、からなる。第2レンズ群G2は、両凹負レンズと、両凹負レンズと、両凸正レンズと、からなる。第3レンズ群G3は、両凸正レンズと、両凸正レンズと両凹負レンズと両凸正レンズの接合レンズと、からなる。第4レンズ群G4は、両凸正レンズと両凹負レンズの接合レンズからなる。第5レンズ群G5は、両凸正レンズからなる。
非球面は、第1レンズ群G1の両凸正レンズの両面と正メニスカスレンズの両面と、第2レンズ群G2の物体側の両凹負レンズの両面と、第3レンズ群G3の最も物体側の両凸正レンズの両面と、第5レンズ群G5の両凸正レンズの両面と、の10面に設けられている。
以下に、上記各実施例の数値データを示す。記号は上記の外、f1、f2…は各レンズ群の焦点距離、FNOはFナンバー、ωは半画角、WEは広角端、STは中間焦点距離状態、TEは望遠端、rは各レンズ面の曲率半径、dは各レンズ面間の間隔、ndは各レンズのd線の屈折率、νdは各レンズのアッベ数である。後述するレンズ全長は、レンズ最前面からレンズ最終面までの距離にバックフォーカスを加えたものである。BF(バックフォーカス)は、レンズ最終面から近軸像面までの距離を空気換算して表したものである。
また、各非球面形状は、各実施例における各非球面係数を用いて、以下の式(I)で表される。
ここで、光軸方向の座標をZ、光軸と垂直な方向の座標をYとする。
Z=(Y/r)/[1+{1−(1+K)・(Y/r)1/2]+A×Y+A×Y+A×Y+A10×Y10+A12×Y12 (I)
ここで、
rは近軸曲率半径、
Kは円錐係数、
、A、A、A10、A12はそれぞれ4次、6次、8次、10次、12次の非球面係数である。
また、非球面係数において、「e−n」(nは整数)は、「10−n」を示している。
数値実施例1
単位:mm

面データ
面番号 r d nd υd
物面 ∞ ∞
1 -98.334 0.50 1.91082 35.25
2 20.480 1.95
3 ∞ 13.00 2.00100 29.14
4 ∞ 0.20
5* 21.440 2.66 1.49710 81.56
6* -18.761 0.20
7* 25.828 1.41 1.55332 71.68
8* 1323.081 可変
9* -65.082 0.40 1.85135 40.10
10* 7.926 1.65
11 -9.658 0.40 1.59282 68.63
12 58.866 0.20
13 24.456 1.30 1.92286 20.88
14 -33.938 可変
15(絞り) ∞ 可変
16* 6.078 3.20 1.58313 59.38
17* -31.937 0.20
18 9.376 2.31 1.59551 39.24
19 -5.557 0.40 1.91082 35.25
20 4.348 2.30 1.49700 81.54
21 -13.641 可変
22 17.973 1.64 1.69895 30.13
23 -5.616 0.40 1.88300 40.76
24 5.645 可変
25* 353.417 2.40 1.49710 81.56
26* -6.966 2.50
27 ∞ 0.50 1.51633 64.14
28 ∞ 0.50
29 ∞ 0.50 1.51633 64.14
30 ∞ 0.37
像面(撮像面)

非球面データ
第5面
k=0.000
A4=-5.51597e-05,A6=-5.93424e-07,A8=-3.06482e-08,
A10=-2.95236e-10,A12=1.55158e-12
第6面
k=0.000
A4=-4.67636e-05,A6=-1.85116e-06,A8=4.20573e-08,
A10=-7.69147e-10,A12=3.11932e-12
第7面
k=0.000
A4=-4.21268e-05,A6=-6.90827e-06,A8=4.93793e-08,
A10=6.78499e-10
第8面
k=0.000
A4=-6.67998e-06,A6=-7.06231e-06,A8=3.55063e-08,
A10=4.25469e-10
第9面
k=0.000
A4=-5.25607e-04,A6=3.92657e-05,A8=-1.66551e-06,
A10=2.85514e-08,A12=1.64766e-10
第10面
k=0.000
A4=-6.21457e-04,A6=4.26694e-05,A8=-1.97602e-06,
A10=5.57693e-08
第16面
k=0.000
A4=-7.98458e-05,A6=-6.14730e-07,A8=1.15974e-07,
A10=6.44765e-09
第17面
k=0.000
A4=1.97018e-04,A6=-5.03979e-06,A8=3.91512e-07,
A10=-6.94698e-09
第25面
k=0.000
A4=1.58864e-03,A6=-1.45221e-05,A8=-4.61592e-07,
A10=-1.02889e-08
第26面
k=0.000
A4=2.32294e-03,A6=-5.35811e-05,A8=8.70541e-07,
A10=-3.15216e-08

ズームデータ
WE ST TE
焦点距離 5.06 14.00 48.60
FNO. 3.88 5.22 7.11
画角2ω 80.71 32.05 9.43
像高IH 3.70 4.10 4.10
fb (in air) 4.04 4.04 4.04
全長 (in air) 69.87 69.87 69.87

d8 0.40 6.31 13.34
d14 13.44 7.53 0.50
d15 10.73 5.32 0.50
d21 3.11 4.90 8.75
d24 1.44 5.05 6.02

変倍比 9.60

群焦点距離
f1=19.40 f2=-8.31 f3=10.65 f4=-7.00 f5=13.77
数値実施例2
単位:mm

面データ
面番号 r d nd υd
物面 ∞ ∞
1 -137.977 0.50 1.91082 35.25
2 18.296 1.47
3 ∞ 13.00 2.00100 29.14
4 ∞ 0.20
5* 27.830 2.42 1.49710 81.56
6* -21.781 0.20
7* 17.646 1.60 1.55332 71.68
8* 5385.641 可変
9* -81.876 0.41 1.85135 40.10
10* 8.178 1.62
11 -8.966 0.43 1.59282 68.63
12 60.035 0.20
13 22.584 1.56 1.92286 20.88
14 -38.516 可変
15(絞り) ∞ 可変
16* 6.500 2.97 1.58313 59.38
17* -35.016 0.20
18 9.201 2.44 1.59551 39.24
19 -6.978 0.40 1.91082 35.25
20 4.312 1.86 1.49700 81.54
21 -14.893 可変
22 21.967 1.45 1.69895 30.13
23 -5.828 0.43 1.88300 40.76
24 5.997 可変
25* 23.736 2.41 1.49710 81.56
26* -9.274 2.37
27 ∞ 0.50 1.51633 64.14
28 ∞ 0.50
29 ∞ 0.50 1.51633 64.14
30 ∞ 0.37
像面(撮像面)

非球面データ
第5面
k=0.000
A4=-7.58837e-05,A6=5.45123e-07
第6面
k=0.000
A4=-1.45073e-04,A6=1.10767e-06
第7面
k=0.000
A4=1.06820e-04,A6=2.03182e-07
第8面
k=0.000
A4=2.21363e-04,A6=-1.17891e-06
第9面
k=0.000
A4=-2.96088e-07,A6=-3.87783e-06
第10面
k=0.000
A4=3.13895e-05,A6=-2.04445e-06
第16面
k=0.000
A4=-1.04239e-04,A6=1.59840e-09
第17面
k=0.000
A4=1.44491e-04,A6=-1.39160e-06
第25面
k=0.000
A4=2.62391e-04,A6=6.77030e-06
第26面
k=0.000
A4=3.63658e-04,A6=6.11788e-06

ズームデータ
WE ST TE
焦点距離 5.05 14.00 48.53
FNO. 3.91 6.47 6.97
画角2ω 77.54 30.95 9.08
像高IH 3.53 4.04 4.04
fb (in air) 3.90 3.90 3.90
全長 (in air) 69.80 69.80 69.80

d8 0.37 6.23 13.48
d14 13.63 7.76 0.51
d15 10.75 5.15 0.48
d21 3.83 5.69 9.49
d24 1.54 5.29 6.17

変倍比 9.60

群焦点距離
f1=19.46 f2=-8.37 f3=10.77 f4=-7.04 f5=13.75
数値実施例3
単位:mm

面データ
面番号 r d nd υd
物面 ∞ ∞
1 -132.623 0.50 1.91082 35.25
2 18.296 1.47
3 ∞ 13.00 2.00100 29.14
4 ∞ 0.20
5* 43.270 2.21 1.49710 81.56
6* -22.037 0.20
7* 14.958 1.75 1.55332 71.68
8* 7727.761 可変
9* -145.984 0.41 1.85135 40.10
10* 8.728 1.62
11 -9.318 0.39 1.59282 68.63
12 30.708 0.20
13 20.760 1.56 1.92286 20.88
14 -46.693 可変
15(絞り) ∞ 可変
16* 6.557 2.69 1.58313 59.38
17* -26.447 0.20
18 9.627 2.44 1.59551 39.24
19 -8.768 0.40 1.91082 35.25
20 4.168 2.13 1.49700 81.54
21 -19.880 可変
22 23.443 1.40 1.64769 33.79
23 -6.484 0.43 1.88300 40.76
24 6.015 可変
25* 22.243 2.43 1.53172 48.84
26* -8.736 2.37
27 ∞ 0.50 1.51633 64.14
28 ∞ 0.50
29 ∞ 0.50 1.51633 64.14
30 ∞ 0.37
像面(撮像面)

非球面データ
第5面
k=0.000
A4=-4.55241e-05,A6=-2.33780e-08,A8=1.48317e-08
第6面
k=0.000
A4=-1.68731e-04,A6=1.41600e-06,A8=6.57008e-10
第7面
k=0.000
A4=2.06812e-05,A6=1.79092e-06,A8=-8.19542e-09
第8面
k=0.000
A4=1.70175e-04,A6=-2.41460e-08
第9面
k=0.000
A4=-5.26699e-05,A6=-3.68749e-06
第10面
k=0.000
A4=5.82584e-06,A6=-3.53034e-06
第16面
k=0.000
A4=-1.66951e-04,A6=-1.04540e-06,A8=-5.80901e-08
第17面
k=0.000
A4=1.60669e-04,A6=-7.77575e-07,A8=1.18726e-08
第25面
k=0.000
A4=3.00054e-04,A6=9.96891e-06,A8=-4.89032e-07
第26面
k=0.000
A4=3.83113e-04,A6=1.67824e-05,A8=-6.61553e-07

ズームデータ
WE ST TE
焦点距離 5.06 14.00 48.54
FNO. 3.98 4.49 7.20
画角2ω 77.84 30.98 9.10
像高IH 3.53 4.04 4.04
fb (in air) 3.91 3.91 3.91
全長 (in air) 69.77 69.77 69.77

d8 0.37 6.58 13.49
d14 13.62 7.42 0.51
d15 10.93 5.59 0.48
d21 3.73 5.66 9.86
d24 1.55 4.96 5.85

変倍比 9.60


群焦点距離
f1=19.69 f2=-8.44 f3=10.68 f4=-6.60 f5=12.13
数値実施例4
単位:mm

面データ
面番号 r d nd υd
物面 ∞ ∞
1 -129.166 0.50 1.91082 35.25
2 18.296 1.47
3 ∞ 13.00 2.00100 29.14
4 ∞ 0.20
5* 65.650 2.11 1.49710 81.56
6* -21.117 0.20
7* 13.823 1.85 1.55332 71.68
8* 5692.200 可変
9* -907.669 0.40 1.85135 40.10
10* 8.467 1.62
11 -9.091 0.39 1.59282 68.63
12 30.439 0.20
13 20.306 1.56 1.92286 20.88
14 -48.932 可変
15(絞り) ∞ 可変
16* 6.534 2.69 1.58313 59.38
17* -25.694 0.20
18 9.329 2.44 1.59551 39.24
19 -8.081 0.40 1.91082 35.25
20 4.135 2.13 1.49700 81.54
21 -21.153 可変
22 23.639 1.40 1.64769 33.79
23 -7.477 0.43 1.88300 40.76
24 5.877 可変
25* 18.883 2.43 1.53172 48.84
26* -9.202 2.37
27 ∞ 0.50 1.51633 64.14
28 ∞ 0.50
29 ∞ 0.50 1.51633 64.14
30 ∞ 0.37
像面(撮像面)

非球面データ
第5面
k=0.000
A4=-1.24832e-05,A6=6.31971e-08,A8=-8.27908e-09
第6面
k=0.000
A4=-1.09287e-04,A6=-2.35334e-08,A8=-4.30611e-09
第7面
k=0.000
A4=3.46230e-05,A6=4.65553e-07,A8=-1.01576e-10
第8面
k=0.000
A4=1.58583e-04,A6=1.64633e-08,A8=-5.91667e-09
第9面
k=0.000
A4=-3.66388e-05,A6=-5.04628e-07,A8=-1.15637e-07
第10面
k=0.000
A4=2.95952e-05,A6=2.25204e-07,A8=-7.86366e-09
第16面
k=0.000
A4=-1.64568e-04,A6=-1.05784e-06,A8=-2.51354e-08
第17面
k=0.000
A4=1.36188e-04,A6=-5.89279e-07,A8=2.03536e-08
第25面
k=0.000
A4=3.05336e-04,A6=-1.69536e-06,A8=1.36858e-07
第26面
k=0.000
A4=4.24812e-04,A6=-3.79914e-06,A8=2.10868e-07

ズームデータ
WE ST TE
焦点距離 5.05 14.00 48.54
FNO. 3.95 4.29 7.04
画角2ω 77.83 31.01 9.15
像高IH 3.53 4.04 4.04
fb (in air) 3.91 3.91 3.91
全長 (in air) 69.59 69.59 69.59

d8 0.37 6.66 13.30
d14 13.46 7.17 0.51
d15 11.02 5.82 0.48
d21 3.64 5.58 9.69
d24 1.56 4.82 6.06

変倍比 9.60

群焦点距離
f1=19.43 f2=-8.44 f3=10.68 f4=-6.66 f5=12.00
数値実施例5
単位:mm

面データ
面番号 r d nd υd
物面 ∞ ∞
1 -112.366 0.50 1.91082 35.25
2 18.296 1.47
3 ∞ 13.00 2.00100 29.14
4 ∞ 0.20
5* 82.022 2.39 1.49710 81.56
6* -16.273 0.20
7* 15.352 1.72 1.55332 71.68
8* 1427.365 可変
9* -250203.591 0.39 1.75501 51.16
10* 8.727 1.62
11 -9.152 0.39 1.59282 68.63
12 26.976 0.20
13 17.142 1.32 1.92286 20.88
14 -973.070 可変
15(絞り) ∞ 可変
16* 6.192 2.79 1.58313 59.38
17* -146.606 0.20
18 5.810 2.92 1.48749 70.23
19 -7.862 0.40 1.88300 40.80
20 3.212 2.13 1.49700 81.54
21 -16.400 可変
22 15354.346 1.41 1.76182 26.52
23 -6.166 0.43 1.80440 39.59
24 5.920 可変
25* 24.669 2.43 1.53172 48.84
26* -7.051 2.37
27 ∞ 0.50 1.51633 64.14
28 ∞ 0.50
29 ∞ 0.50 1.51633 64.14
30 ∞ 0.37
像面(撮像面)

非球面データ
第5面
k=0.000
A4=-9.72583e-05,A6=-1.14815e-06
第6面
k=0.000
A4=-1.64900e-04,A6=5.12672e-10
第7面
k=0.000
A4=-1.63782e-05,A6=-1.43472e-07
第8面
k=0.000
A4=8.04670e-05,A6=-1.85197e-06
第9面
k=0.000
A4=-2.17142e-04,A6=-9.09137e-08
第10面
k=0.000
A4=-1.64195e-04,A6=5.14316e-06
第16面
k=0.000
A4=6.59237e-05,A6=-4.72725e-07
第17面
k=0.000
A4=3.75225e-04,A6=-7.37063e-06
第25面
k=0.000
A4=3.50837e-04,A6=-1.51972e-05
第26面
k=0.000
A4=7.20378e-04,A6=-1.46566e-05

ズームデータ
WE ST TE
焦点距離 5.04 13.97 48.48
FNO. 3.72 5.89 7.08
画角2ω 77.98 30.82 9.22
像高IH 3.53 4.04 4.04
fb (in air) 3.87 3.87 3.87
全長 (in air) 68.58 68.58 68.58

d8 0.37 6.41 12.40
d14 12.55 6.51 0.51
d15 11.38 6.27 0.48
d21 2.64 4.72 9.46
d24 1.67 4.69 5.74

変倍比 9.62

群焦点距離
f1=18.57 f2=-8.36 f3=10.39 f4=-7.00 f5=10.60
以上の実施例1〜5の無限遠物点合焦時の収差図をそれぞれ図6〜図10に示す。これらの収差図において、(a)は広角端、(b)は中間焦点距離状態、(c)は望遠端における、球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す。各図中、“FIY”は最大像高を示す。
なお、後述するように、広角端付近では発生するたる型のディストーションを補正するように有効撮像領域をたる型にしている。
このため、各実施例とも、広角端での像高IHが中間焦点距離状態、望遠端と比較して小さくなっている。
次に、各実施例における条件式(1)〜(10)の値を掲げる。
実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5
(1) 9.60 9.60 9.60 9.60 9.62
(2) -0.33 -0.28 -0.33 -0.35 -0.31
(3) 46.29 46.29 46.29 46.29 40.74
(4) 0.10 0.08 0.11 0.11 0.08
(5) -0.19 -0.24 -0.35 -0.39 -0.48
(6) -1.52 -1.53 -1.62 -1.60 -1.48
(7) 2.95 2.99 2.91 2.92 2.85
(8) 2.52 2.49 2.60 2.57 2.72
(9) 1.29 1.28 1.26 1.28 1.24
(10) 2.57 2.57 2.57 2.57 2.58
(歪曲収差の補正)
ところで、本発明のズームレンズを用いたときに、像の歪曲は電気的にデジタル補正する。以下に、像の歪曲をデジタル補正するための基本的概念について説明する。
例えば、図11に示すように、光軸と撮像面との交点を中心として有効撮像面の長辺に内接する半径Rの円周上(像高)での倍率を固定し、この円周を補正の基準とする。そして、それ以外の任意の半径r(ω)の円周上(像高)の各点を略放射方向に移動させて、半径r’(ω)となるように同心円状に移動させることで補正する。
例えば、図11において、半径Rの円の内側に位置する任意の半径r(ω)の円周上の点Pは、円の中心に向けて補正すべき半径r’(ω)円周上の点Pに移動させる。また、半径Rの円の外側に位置する任意の半径r(ω)の円周上の点Qは、円の中心から離れる方向に向けて補正すべき半径r’(ω)円周上の点Qに移動させる。
ここで、r’(ω)は次のように表わすことができる。
r’(ω)=α・f・tanω
ここで、
ωは被写体半画角、
fは結像光学系(本発明では、ズームレンズ)の焦点距離、
αは0以上1以下
である。
ここで、前記半径Rの円上(像高)に対応する理想像高をYとすると、
α=R/Y=R/(f・tanω)
となる。
光学系は、理想的には、光軸に対して回転対称であり、すなわち歪曲収差も光軸に対して回転対称に発生する。したがって、上述のように、光学的に発生した歪曲収差を電気的に補正する場合には、再現画像上で光軸と撮像面との交点を中心とした有効撮像面の長辺に内接する半径Rの円の円周上(像高)の倍率を固定して、それ以外の半径r(ω)の円周上(像高)の各点を略放射方向に移動させて、半径r’(ω)となるように同心円状に移動させることで補正することができれば、データ量や演算量の点で有利と考えられる。
ところが、光学像は、電子撮像素子で撮像された時点で(サンプリングのため)連続量ではなくなる。したがって、厳密には光学像上に描かれる上記半径Rの円も、電子撮像素子上の画素が放射状に配列されていない限り正確な円ではなくなる。
つまり、離散的座標点毎に表わされる画像データの形状補正においては、上記倍率を固定できる円は存在しない。そこで、各画素(Xi,Yj)毎に、移動先の座標(Xi’,Yj’)を決める方法を用いるのがよい。なお、座標(Xi’,Yj’)に(Xi,Yj)の2点以上が移動してきた場合には、各画素が有する値の平均値をとる。また、移動してくる点がない場合には、周囲のいくつかの画素の座標(Xi’,Yj’)の値を用いて補間すればよい。
このような方法は、特にズームレンズを有する電子撮像装置において光学系や電子撮像素子の製造誤差等のために光軸に対して歪みが著しく、前記光学像上に描かれる上記半径Rの円が非対称になった場合の補正に有効である。また、撮像素子あるいは各種出力装置において信号を画像に再現する際に幾何学的歪み等が発生する場合等の補正に有効である。
本発明の電子撮像装置では、補正量r’(ω)−r(ω)を計算するために、r(ω)すなわち半画角と像高との関係、あるいは、実像高rと理想像高r’/αとの関係が、電子撮像装置に内蔵された記録媒体に記録されている構成としてもよい。
なお、歪曲補正後の画像が短辺方向の両端において光量が極端に不足することのないようにするには、前記半径Rが、次の条件式を満足するのがよい。
0≦R≦0.6L
ここで、Lは有効撮像面の短辺の長さである。
好ましくは、前記半径Rは、次の条件式を満足するのがよい。
0.3L≦R≦0.6L
さらには、半径Rは、略有効撮像面の短辺方向の内接円の半径に一致させるのが最も有利である。なお、半径R=0の近傍、すなわち、軸上近傍において倍率を固定した補正の場合は、画質の面で若干の不利があるが、広画角化しても小型化にするための効果は確保できる。
なお、補正が必要な焦点距離区間については、いくつかの焦点ゾーンに分割する。そして、該分割された焦点ゾーン内の望遠端近傍で略、
r’(ω)=α・f・tanω
を満足する補正結果が得られる場合と同じ補正量で補正してもよい。
ただし、その場合、分割された焦点ゾーン内の広角端において樽型歪曲量がある程度残存してしまう。また、分割ゾーン数を増加させてしまうと、補正のために必要な固有データを記録媒体に余計に保有する必要が生じあまり好ましくない。そこで、分割された焦点ゾーン内の各焦点距離に関連した1つ又は数個の係数を予め算出しておく。この係数は、シミュレーションや実機による測定に基づいて決定しておけばよい。
そして、前記分割されたゾーン内の望遠端近傍で略、
r’(ω)=α・f・tanω
を満足する補正結果が得られる場合の補正量を算出し、この補正量に対して焦点距離毎に前記係数を一律に掛けて最終的な補正量にしてもよい。
ところで、無限遠物体を結像させて得られた像に歪曲がない場合は、
f=y/tanω
が成立する。
ここで、yは像点の光軸からの高さ(像高)、fは結像系(本発明ではズームレンズ)の焦点距離、ωは撮像面上の中心からyの位置に結ぶ像点に対応する物点方向の光軸に対する角度(被写体半画角)である。
結像系に樽型の歪曲収差がある場合は、
f>y/tanω
となる。つまり、結像系の焦点距離fと、像高yとを一定とすると、ωの値は大きくなる。
(デジタルカメラ)
さて、以上のような本発明のズームレンズで物体像を形成しその像をCCD等の電子撮像素子に受光させて撮影を行う電子撮影装置、とりわけデジタルカメラやビデオカメラ等に用いることができる。以下に、その実施形態を例示する。
図12〜図14は、本発明によるズームレンズをデジタルカメラの撮影光学系141に組み込んだ構成の概念図を示す。図12はデジタルカメラ140の外観を示す前方斜視図、図13は同後方斜視図、図14はデジタルカメラ140の構成を示す断面図である。デジタルカメラ140は、この例の場合、撮影用光路142を有する撮影光学系141、ファインダー用光路144を有するファインダー光学系143、シャッター145、フラッシュ146、液晶表示モニター147等を含み、カメラ140の上部に配置されたシャッター145を押圧すると、それに連動して撮影光学系141、例えば実施例1の光路折り曲げズームレンズを通して撮影が行われる。撮影光学系141によって形成された物体像が、近赤外カットフィルターと光学的ローパスフィルタFを介してCCD149の撮像面上に形成される。このCCD149で受光された物体像は、処理手段151を介し、電子画像としてカメラ背面に設けられた液晶表示モニター147に表示される。また、この処理手段151には記録手段152が接続され、撮影された電子画像を記録することもできる。なお、この記録手段152は処理手段151と別体に設けてもよいし、フレキシブルディスクやメモリーカード、MO等により電子的に記録書込を行うように構成してもよい。また、CCD149に代わって銀塩フィルムを配置した銀塩カメラとして構成してもよい。
さらに、ファインダー用光路144上にはファインダー用対物光学系153が配置してある。このファインダー用対物光学系153によって形成された物体像は、像正立部材であるポロプリズム155の視野枠157上に形成される。このポリプリズム155の後方には、正立正像にされた像を観察者眼球Eに導く接眼光学系159が配置されている。なお、撮影光学系141及びファインダー用対物光学系153の入射側、接眼光学系159の射出側にそれぞれカバー部材150が配置されている。
このように構成されたデジタルカメラ140は、撮影光学系141が9倍程度の高変倍比で、高い光学性能を有するズームレンズであるので、高性能で、奥行き方向が極めて薄い安価なデジタルカメラが実現できる。
なお、図14の例では、カバー部材150として平行平面板を配置しているが、省いてもよい。
(内部回路構成)
図15は、上記デジタルカメラ140の主要部の内部回路の構成ブロック図である。なお、以下の説明では、上記の処理手段は、例えばCDS/ADC部124、一時記憶メモリ117、画像処理部118等からなり、記憶手段は、例えば記憶媒体部119等からなる。
図15に示すように、デジタルカメラ140は、操作部112と、この操作部112に接続された制御部113と、この制御部113の制御信号出力ポートにバス114及び115を介して接続された撮像駆動回路116並びに一時記憶メモリ117、画像処理部118、記憶媒体部119、表示部120、及び設定情報記憶メモリ部121を備えている。
上記の一時記憶メモリ117、画像処理部118、記憶媒体部119、表示部120、及び設定情報記憶メモリ部121は、バス122を介して相互にデータの入力又は出力が可能なように構成され、また、撮像駆動回路116には、CCD149とCDS/ADC部124が接続されている。
操作部112は各種の入力ボタンやスイッチを備え、これらの入力ボタンやスイッチを介して外部(カメラ使用者)から入力されるイベント情報を制御部に通知する回路である。
制御部113は、例えばCPU等からなる中央演算処理装置であり、不図示のプログラムメモリを内蔵し、そのプログラムメモリに格納されているプログラムにしたがって、操作部112を介してカメラ使用者から入力される指示命令を受けてデジタルカメラ140全体を制御する回路である。
CCD149は、本発明による撮影光学系141を介して形成された物体像を受光する。CCD149は、撮像駆動回路116により駆動制御され、その物体像の各画素ごとの光量を電気信号に変換してCDS/ADC部124に出力する撮像素子である。
CDS/ADC部124は、CCD149から入力する電気信号を増幅しかつアナログ/デジタル変換を行って、この増幅とデジタル変換を行っただけの映像生データ(ベイヤーデータ、以下RAWデータという。)を一時記憶メモリ117に出力する回路である。
一時記憶メモリ117は、例えばSDRAM等からなるバッファであり、CDS/ADC部124から出力される上記RAWデータを一時的に記憶するメモリ装置である。画像処理部118は、一時記憶メモリ117に記憶されたRAWデータ又は記憶媒体部119に記憶されているRAWデータを読み出して、制御部113から指定された画質パラメータに基づいて歪曲収差補正を含む各種画像処理を電気的に行う回路である。
記録媒体部119は、例えばフラッシュメモリ等からなるカード型又はスティック型の記録媒体を着脱自在に装着して、それらカード型又はスティック型のフラッシュメモリに、一時記憶メモリ117から転送されるRAWデータや画像処理部118で画像処理された画像データを記録して保持する装置の制御回路である。
表示部120は、液晶表示モニターを備え、その液晶表示モニターに画像や操作メニュー等を表示する回路である。設定情報記憶メモリ部121には、予め各種の画質パラメータが格納されているROM部と、そのROM部から読み出された画質パラメータの中から操作部112の入力操作によって選択された画質パラメータを記憶するRAM部が備えられている。設定情報記憶メモリ部121は、それらのメモリへの入出力を制御する回路である。
このように構成されたデジタルカメラ140は、撮影光学系141が、本発明により、十分な広角域を有し、コンパクトな構成としながら、高変倍で全変倍域で結像性能が極めて安定的であるので、高性能・小型化・広画角化が実現できる。そして、広角側、望遠側での速い合焦動作が可能となる。
以上のように、本発明にかかる光路反射型のズームレンズは、高変倍比を有しながら光学性能の確保や小型化する場合に有用である。
G1…第1レンズ群
G2…第2レンズ群
G3…第3レンズ群
G4…第4レンズ群
G5…第5レンズ群
S…開口絞り
F…ローパスフィルタ
C…カバーガラス
P…プリズム
I…像面
112…操作部
113…制御部
114…バス
115…バス
116…撮像駆動回路
117…一時記憶メモリ
118…画像処理部
119…記憶媒体部
120…表示部
121…設定情報記憶メモリ部
122…バス
124…CDS/ADC部
140…デジタルカメラ
141…撮影光学系
142…撮影用光路
143…ファインダー光学系
144…ファインダー用光路
145…シャッターボタン
146…フラッシュ
147…液晶表示モニター
149…CCD
150…カバー部材
151…処理手段
152…記録手段
153…ファインダー用対物光学系
155…正立プリズム
157…視野枠
159…接眼光学系

Claims (12)

  1. 物体側から像側に順に、
    正屈折力の第1レンズ群、
    負屈折力の第2レンズ群、
    正屈折力の第3レンズ群、
    負屈折力の第4レンズ群、及び
    正屈折力の第5レンズ群を有する実質的には5群構成であり、
    前記第1レンズ群は光線を反射させる反射面を含む反射部材を含み、
    広角端から望遠端への変倍の際に、前記各レンズ群の間の距離が変化し、
    前記第3レンズ群が正レンズと負レンズを含む3枚のレンズを含んでなる単一の接合レンズ成分を含み、且つ、前記接合レンズ成分は最も物体側の屈折面と最も像側の屈折面がともに凸面であり、かつ、前記接合レンズ成分中の何れかの負レンズは両凹レンズであり、前記両凹レンズは前記接合レンズ成分中で最もアッベ数の小さいレンズであることを特徴とする光路反射型ズームレンズ。
  2. 以下の条件式(1)を満足することを特徴とする請求項1に記載の光路反射型ズームレンズ。
    7<(β2T×β3T×β4T)/(β2W×β3W×β4W)<20 (1)
    ここで、
    β2Tは、望遠端における最も遠距離に合焦した際の前記第2レンズ群の横倍率、
    β2Wは、広角端における最も遠距離に合焦した際の前記第2レンズ群の横倍率、
    β3Tは、望遠端における最も遠距離に合焦した際の前記第3レンズ群の横倍率、
    β3Wは、広角端における最も遠距離に合焦した際の前記第3レンズ群の横倍率、
    β4Tは、望遠端における最も遠距離に合焦した際の前記第4レンズ群の横倍率、
    β4Wは、広角端における最も遠距離に合焦した際の前記第4レンズ群の横倍率、
    である。
  3. 前記第3レンズ群が、物体側から像側に順に、正屈折力の正レンズ成分、前記接合レンズ成分からなり、前記接合レンズ成分が全体で負の屈折力を持つことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光路反射型ズームレンズ。
  4. 以下の条件式(2)を満足することを特徴とする請求項3に記載の光路反射型ズームレンズ。
    −0.9<f3GF/f3GR<−0.1 (2)
    ここで、
    3GFは、前記第3レンズ群中の前記正レンズ成分の焦点距離、
    3GRは、前記第3レンズ群中の前記接合レンズ成分の焦点距離、
    である。
  5. 前記第3レンズ群中の前記接合レンズ成分は、以下の条件式(3)を満足することを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の光路反射型ズームレンズ。
    15<νPmax−νNmin<70 (3)
    ここで、
    νPmaxは、前記接合レンズ成分中の前記正レンズのアッベ数の最大値、
    νNminは、前記接合レンズ成分中の前記負レンズのアッベ数の最小値、
    である。
  6. 前記接合レンズ成分は、物体側から像側に順に、物体側に凸の第1の正レンズ、負レンズ、及び第2の正レンズの3枚のレンズにて構成されることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の光路反射型ズームレンズ。
  7. 前記接合レンズ成分が以下の条件式(4)を満足することを特徴とする請求項6に記載の光路反射型ズームレンズ。
    0.05<f/fCL<0.8 (4)
    ここで、
    は、前記接合レンズ成分中の前記負レンズの単体での焦点距離、
    CLは、前記接合レンズ成分の焦点距離、
    である。
  8. 前記接合レンズ成分が以下の条件式(5)を満足することを特徴とする請求項1から請求項7の何れか1項に記載の光路反射型ズームレンズ。
    −0.9<(ROCL+RICL)/(ROCL−RICL)<0.5 (5)
    ここで、
    OCLは、前記接合レンズ成分の物体側面の近軸曲率半径、
    ICLは、前記接合レンズ成分の像側面の近軸曲率半径、
    である。
  9. 前記第3レンズ群と前記第4レンズ群が以下の条件式(6)を満足することを特徴とする請求項1から請求項8の何れか1項に記載の光路反射型ズームレンズ。
    −4<f3G/f4G<−0.1 (6)
    ここで、
    3Gは、前記第3レンズ群の焦点距離、
    4Gは、前記第4レンズ群の焦点距離、
    である。
  10. 以下の条件式(7)、(8)、(9)を満足することを特徴とする請求項1から請求項9の何れか1項に記載の光路反射型ズームレンズ。
    1.5<β2T/β2W<8 (7)
    1.5<β3T/β3W<8 (8)
    1<β4T/β4W<5 (9)
    ここで、
    β2Tは、望遠端における最も遠距離に合焦した際の前記第2レンズ群の横倍率、
    β2Wは、広角端における最も遠距離に合焦した際の前記第2レンズ群の横倍率、
    β3Tは、望遠端における最も遠距離に合焦した際の前記第3レンズ群の横倍率、
    β3Wは、広角端における最も遠距離に合焦した際の前記第3レンズ群の横倍率、
    β4Tは、望遠端における最も遠距離に合焦した際の前記第4レンズ群の横倍率、
    β4Wは、広角端における最も遠距離に合焦した際の前記第4レンズ群の横倍率、
    である。
  11. 前記第1レンズ群中の前記反射部材は前記反射面を内面反射面として有し且つ物体側の屈折面である物体側面と像側の屈折面である像側面を持つ反射プリズムからなり、
    前記第1レンズ群における前記反射面よりも物体側の合成屈折力は負の屈折力であり、
    前記第1レンズ群における前記反射面よりも像側の合成屈折力は正の屈折力であり、
    以下の条件式(10)を満足することを特徴とする請求項1から請求項10の何れか1項に記載の光路反射型ズームレンズ。
    1.2<P/f<5 (10)
    ここで、
    は、広角端における最も遠距離に合焦した際の前記ズームレンズ全系の焦点距離、
    Pは、前記第1レンズ群中の前記反射部材の前記物体側面から前記像側面までの光軸に沿った実距離、
    である。
  12. 光路反射型ズームレンズと、前記光路反射型ズームレンズの像側に配置され前記光路反射型ズームレンズにより形成される像を受光する撮像面を備えた撮像素子とを有し、
    前記光路反射型ズームレンズが請求項1から請求項11の何れか1項に記載の光路反射型ズームレンズであることを特徴とする撮像装置。
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