JP2012248933A - 移動無線通信システム及び移動無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】符号化利得により干渉耐性を強化できる移動無線通信システムを得る。
【解決手段】送信局10は、送信すべき情報ビット列を複数の消失訂正データブロックに分割し、複数の消失訂正データブロックから複数の消失訂正パリティブロックを生成する消失訂正符号化部12と、複数の消失訂正データブロック及びパリティブロックのそれぞれに誤り訂正/誤り検出符号パリティビットを付与し、誤り訂正/誤り検出符号パリティビットが付与された複数の消失訂正データブロック及びパリティブロックを1つの消失訂正符号化ビット列として出力する誤り訂正/検出符号化部13とを設け、受信局20は、消失訂正符号化ビット列に対して誤り訂正/誤り検出復号を実施する誤り訂正/検出復号部24と、誤り訂正/誤り検出符号パリティビットが取り除かれた複数の消失訂正データブロック及びパリティブロックから情報ビット列を復号する消失訂正復号部25とを設ける。
【選択図】図1

Description

この発明は、消失訂正符号を用いて無線通信の高信頼化を図る移動無線通信システム及び移動無線通信方法に関するものである。
第4世代移動通信システム(IMT-Advanced)では、より高いマイクロ波帯の周波数を利用して高速大容量通信を実現する。この高い周波数帯を利用した通信では、電波の伝搬距離は短くなり、さらに屋内への伝搬を考えた場合、浸透損失が大きくなることが知られている。そこで、通信性能の改善のために比較的小さな電力で数十メートルの範囲をカバーする小型基地局(以下、フェムト基地局と呼ぶ)の屋内への設置が予想される。このようなネットワーク環境では、図6に示すように、屋内において隣接するフェムト基地局同士の干渉や、広範囲の移動局(端末)を収容するために大きな電力で送信を行うマクロ基地局による干渉が発生する。図6において、2つのフェムト基地局の間の楕円状のエリアがフェムト基地局間の干渉エリアを示し、その両側のエリアがマクロ基地局とフェムト基地局の干渉エリアを示す。
屋内通信で利用される従来の無線通信システム、例えばIEEE802.11準拠の無線LANシステムでは、割り当てられた大きな帯域を利用し、隣接した無線基地局が存在する場合は、利用する周波数の変更による干渉回避や、干渉波を検知して通信タイミングを時間方向にずらすCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)制御による干渉回避により、屋内通信における通信を確保している(例えば、非特許文献1参照)。
しかしながら、これらは互いに独立した無線通信システムだから可能となる干渉回避技術であり、大きな周波数帯域を利用できない、また、端末の移動に対応するためにセルが互いに隣接するセルラー通信でこれらの技術を用いることは、困難である。また、屋外ではビル等の建物により大きな遅延を伴う反射波が存在しやすいため周波数選択性フェージング環境になりやすく、周波数ダイバーシチ効果が期待できるが、屋内では大きな遅延を伴う反射が期待できないため、周波数選択性フェージングを利用した周波数ダイバーシチ効果を得られない。
さらに、屋内では瞬時的に伝搬環境が大きく変動することも少ないため、例えばHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)のように高速な再送制御を実施しても再送による利得を得ることが難しい。従来、このような環境では、複数の送信アンテナを用い、同じ信号をアンテナごとに送信タイミングをずらして送信することで遅延波を発生させる、または、片方のアンテナから送信される信号の位相をあらかじめ回転させ同時に送信しても疑似的な遅延波を発生させるCDD(Cyclic Delay Diversity)技術が利用される(例えば、非特許文献2参照)。
従来の消失訂正符号を用いた場合の移動無線通信システムについて図7及び図8を参照しながら説明する。図7は、従来の移動無線通信システムの送受信局の構成を示す図である。また、図8は、従来の移動無線通信システムの送信局の動作を示す図である。
送信局10において、上位機能部11から受け取った情報ビット列を、消失訂正符号化部12は、図8(a)及び(b)に示すように、16個の消失訂正データブロック(16ビット)に分割し、さらに消失訂正符号化により6個の消失訂正パリティブロック(16ビット)を生成する。そして、消失訂正符号では、消失訂正データブロック及び消失訂正パリティブロックに対する誤りを検出する必要があるため、CRC符号化部14は、ブロック1個に対して誤り検出を実現するCRC(Cyclic Redundancy Check)符号化を行う。ここでは、図8(c)に示すように、消失訂正データブロック及び消失訂正パリティブロックの各ブロックに16ビットのCRCパリティビットが付与され、下位機能部19へ渡される。
ここで、CRCパリティビットは受信局20で誤りを検出するためだけに使われるものである。そのため、CRCパリティビットがデータに対して大きいとデータレートを下げてしまう。図8で示すような例では、通信するデータの半分がCRCパリティビットとなり、このオーバヘッドが課題となる。
従来のHARQを実現する移動無線通信システムについて図9を参照しながら説明する。図9は、従来の移動無線通信システムの送受信局の別の構成を示す図である。
送信局10では、上位機能部11から受け取ったデータに対してCRC符号化部14においてCRC符号化を行い、誤り訂正符号化部15においてCRC符号化されたデータに対して、誤り訂正符号化を実施する。この際、再送要求があった場合に備えて、データを保存する。その後、下位機能部19にデータを渡し、送信アンテナから送信される。
受信局20では、受信アンテナから下位機能部21を通過したデータに対して誤り訂正復号部22により誤り訂正復号が行われ、その後、CRC復号部23においてCRC復号による誤り検出が行われる。ここで、誤り無し(CRC−OK)と判定された場合、上位機能部29へデータを渡す。一方、誤り有り(CRC−NG)と判定された場合、その受信データを保存し再送要求を行う。この方式では、通信路が変化する時間が長く再送による利得が得られない場合、再送が発生し続けるため、無駄な無線リソースを利用してしまう。
IEEE Std 802.11TM−2007 3GPP TS36.211
非特許文献1記載のCSMA/CA技術では、端末の移動に対応するためセルが隣接しているセルラー通信では、干渉を検知する確率が高くなり十分な送信機会を与えられず、通信効率が低下するという問題点があった。
非特許文献2記載のCDD技術では、1つの信号を送信するために2本のアンテナが必要になってしまうため伝送効率が低下するという問題点があった。
従来の消失訂正符号を用いた場合の移動無線通信システムでは、CRCパリティビットがデータに対して大きいとデータレートを下げ、例えば、通信するデータの半分がCRCパリティビットの場合には、このオーバヘッドが発生という問題点があった。
従来のHARQを実現する移動無線通信システムでは、通信路が変化する時間が長く再送による利得が得られない場合、再送が発生し続けるため、無駄な無線リソースを利用するという問題点があった。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、アンテナを利用せずに、符号化利得により干渉耐性を強化し、誤り率の改善や再送による遅延の抑圧を実現することができる移動無線通信システム及び移動無線通信方法を得ることを目的とする。
本発明に係る移動無線通信システムは、送信局から受信局へデータを無線で送り、同一周波数の利用により干渉が発生する移動無線通信システムであって、前記送信局は、送信すべき情報ビット列を複数の消失訂正データブロックに分割し、前記複数の消失訂正データブロックから複数の消失訂正パリティブロックを生成する消失訂正符号化部と、前記複数の消失訂正データブロック及び複数の消失訂正パリティブロックのそれぞれに誤り訂正/誤り検出符号パリティビットを付与し、前記誤り訂正/誤り検出符号パリティビットが付与された前記複数の消失訂正データブロック及び複数の消失訂正パリティブロックを1つの消失訂正符号化ビット列として出力する誤り訂正/検出符号化部とを備え、前記受信局は、前記消失訂正符号化ビット列に対して誤り訂正/誤り検出復号を実施する誤り訂正/検出復号部と、前記誤り訂正/誤り検出符号パリティビットが取り除かれた前記複数の消失訂正データブロック及び複数の消失訂正パリティブロックから前記情報ビット列を復号する消失訂正復号部とを備えるものである。
本発明に係る移動無線通信システムによれば、アンテナを利用せずに、符号化利得により干渉耐性を強化し、誤り率の改善や再送による遅延の抑圧を実現することができる。
この発明の実施の形態1に係る移動無線通信システムの構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る移動無線通信システムの送信局の動作を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る移動無線通信システムの構成を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る移動無線通信システムの送信局の動作を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る移動無線通信システムの受信局の動作を示す図である。 フェムト基地局間の干渉エリア及びマクロ基地局とフェムト基地局の干渉エリアを示す図である。 従来の移動無線通信システムの送受信局の構成を示す図である。 従来の移動無線通信システムの送信局の動作を示す図である。 従来の移動無線通信システムの送受信局の別の構成を示す図である。
以下、本発明の移動無線通信システムの好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係る移動無線通信システムについて図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る移動無線通信システムの構成を示す図である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
図1において、送信局10は、上位機能部11と、消失訂正符号化部12と、誤り訂正/検出符号化部13と、下位機能部19と、送信アンテナとが設けられている。
また、図1において、受信局20は、受信アンテナと、下位機能部21と、誤り訂正/検出復号部24と、消失訂正復号部25と、上位機能部29とが設けられている。
なお、送信局10や受信局20は、携帯電話などの移動局、フェムト基地局等に相当する。
つぎに、この実施の形態1に係る移動無線通信システムの動作について図面を参照しながら説明する。
図2は、この発明の実施の形態1に係る移動無線通信システムの送信局の動作を示す図である。
送信局10では、上位機能部11より渡された情報ビット列(データ)に対して、消失訂正符号化部12は、データブロックへの分割処理と消失訂正符号化を実施する。すなわち、消失訂正符号化部12は、図2(a)及び(b)に示すように、情報ビット列を、例えば、16個の消失訂正データブロック(16ビット)に分割し、さらに消失訂正符号化により6個の消失訂正パリティブロック(16ビット)を生成する。
その後、誤り訂正/検出符号化部13は、CRC符号の代わりに、誤り訂正/誤り検出符号、図2(c)に示すように、例えば16ビットのデータに対して6ビットのパリティビットを付与して、1ビットの誤り訂正と2ビットの誤り検出を可能とするSEC−DED(Single Error Correction − Double Error Detection)符号を利用する。これにより、パリティビット数は16ビットから6ビットへ削減され、課題となるオーバヘッドが解消される。また、CRC符号の場合は誤り検出だけであったが、SEC−DED符号の場合には1ビットであれば訂正できるように拡張される。すなわち、誤り訂正/検出符号化部13は、図2(c)に示すように、各ブロックに誤り訂正/誤り検出符号パリティビットとして、例えば、6ビットのSEC−DEDパリティビットを付与し、これらのデータを1つの消失訂正符号化ビット列として下位機能部19へ渡し、送信アンテナから送信される。
受信局20では、受信アンテナで受信し、下位機能部21より渡された消失訂正符号化ビット列に対して、誤り訂正/検出復号部24は、誤り訂正/誤り検出復号を実施する。その後、消失訂正復号部25は、SEC−DEDパリティビットが取り除かれた16個の消失訂正データブロック及び6個の消失訂正パリティブロックから情報ビット列を復号する。
この実施の形態1では、干渉環境下での通信における誤り率低減を実現するために消失訂正符号を利用する。消失訂正符号とは、送信するデータからパリティデータを生成し、通信路によって発生した誤りが検出されたデータを、パリティを含む正常受信したデータから復元するものである。ここで、消失訂正の動作原理を簡単に説明する。2進数で表現されるデータブロックAとBを送信する場合、送信局10でこのデータブロックから以下の式でパリティブロックCを生成し送信する。
Figure 2012248933
データブロックAとパリティブロックCは、受信局20で正常に受信し、通信路でデータブロックB内に誤りが発生したとする。受信局20でデータブロックB内に誤りがあることを検出し廃棄されたとしても、受信局20でパリティブロックCがどのように生成されたか認識していれば、パリティブロックCを用いることで以下のようにデータブロックBを復元することができる。
Figure 2012248933
以上のように、消失訂正符号を用いることで、誤りを含み通常であれば廃棄されるようなデータを復元可能である。
しかしながら、データブロック及びパリティブロックの大きさが同じでなくてはならず、必要なデータブロック及びパリティブロックが全て受信されるまで復号ができない特徴を持っている。また、データブロック内に誤りが発生したことを検出する必要がある。
従来の消失訂正符号では、上述したように16ビットや24ビット、32ビットのパリティビットを付与し誤り検出を実施することができるCRC(Cyclic Redundancy Check)符号がデータブロック及びパリティブロックに対して適用される。この場合、帯域使用率の観点からパリティビットに対して十分大きなブロックサイズを取る必要がある。一方、大きなブロックサイズにすると消失訂正符号の復号に必要なデータを蓄積する時間が必要となり、蓄積遅延が発生することになる。
本実施の形態1では、CRC符号の代わりに、誤り訂正と消失訂正復号に必要な誤り検出を可能とする、例えば1ビット誤りを訂正し、2ビット誤りを検出するSEC−DED(Single Error Correction − Double Error Detection)符号を用いる。ここで、データブロックサイズが16ビットの消失訂正符号の適用を例として考える。従来の消失訂正符号のように16ビットのCRCを用いると、16ビットのデータに16ビットのパリティビットが付与されるため、符号化率が1/2となり、非常に効率が悪い(図8参照)。
そこで、16ビットの情報データに6ビットのパリティビットで1ビット誤りを訂正し、2ビット誤りを検出するSEC−DED符号を利用する(図2参照)。この符号を利用した場合、符号化率は1/1.38となり大幅に符号化率が改善される。誤り検出性能は、CRC符号に劣るが、前段の誤り訂正符号により誤りが分散されること、また16ビットの小さなデータブロックであるためSEC−DED符号の誤り検出能力を超える誤りが発生する確率は低いことが期待できる。
以上のような構成により、誤り訂正/誤り検出符号により残留誤りの低減、さらに消失訂正符号により誤りが検出されたデータブロックの復元を可能とする低冗長の消失訂正符号を実現し、干渉による劣化した誤り率を改善することができる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係る移動無線通信システムについて図3から図5までを参照しながら説明する。図3は、この発明の実施の形態2に係る移動無線通信システムの構成を示す図である。
図3において、送信局10は、上位機能部11と、消失訂正符号化部12と、誤り訂正/検出符号化部13と、CRC符号化部14と、誤り訂正符号化部15と、下位機能部19と、送信側メモリ(図示せず)と、送信アンテナとが設けられている。
また、図3において、受信局20は、受信アンテナと、下位機能部21と、誤り訂正復号部22と、CRC復号部23と、誤り訂正/検出復号部24と、消失訂正復号部25と、上位機能部29と、受信側メモリ(図示せず)とが設けられている。
なお、送信局10や受信局20は、携帯電話などの移動局、フェムト基地局等に相当する。また、消失訂正符号を用いた送信側のHARQ部は、送信局10の消失訂正符号化部12、誤り訂正/検出符号化部13、CRC符号化部14及び誤り訂正符号化部15の各機能を実現する。この送信側のHARQ部は、送信側制御部として、送信側メモリに再送用データを保存する機能も併せ持つ。
消失訂正符号を用いた受信側のHARQ部は、受信局20の誤り訂正復号部22、CRC復号部23、誤り訂正/検出復号部24及び消失訂正復号部25の各機能を実現する。この受信側のHARQ部は、受信側制御部として、CRC復号による誤り検出を判定したり、消失訂正復号による誤り検出を判定したり、受信側メモリに受信データを保存したり、再送要求を出したりする機能も併せ持つ。
つぎに、この実施の形態2に係る移動無線通信システムの動作について図面を参照しながら説明する。
図4は、この発明の実施の形態2に係る移動無線通信システムの送信局の動作を示す図である。また、図5は、この発明の実施の形態2に係る移動無線通信システムの受信局の動作を示す図である。
送信局10では、図4(a)−(d)に示すように、消失訂正符号化部12は、上位機能部11から受け取った情報ビット列(データ)に対して、適切なサイズに分割処理を行い、さらに消失訂正符号化を行うことで、例えば、16個の消失訂正データブロック(16ビット)と6個の消失訂正パリティブロック(16ビット)を生成する。
誤り訂正/検出符号化部13は、図4(e)−(f)に示すように、これらの消失訂正データブロック、消失訂正パリティブロックに対して誤り訂正/誤り検出符号化を実施する。すなわち、誤り訂正/検出符号化部13は、各ブロックに誤り訂正/誤り検出符号パリティビットとして、例えば、6ビットのSEC−DEDパリティビットを付与し、これらのデータを1つの消失訂正符号化ビット列として出力する。
CRC符号化部14は、図4(g)に示すように、1つの消失訂正符号化ビット列に対してCRC符号化を実施する。ここでは、消失訂正符号化ビット列に16ビットのCRCパリティビットが付与される。
その後、誤り訂正符号化部15は、図4(h)に示すように、CRC符号化されたデータに対して、誤り訂正符号化を行い、下位機能部19に送信データを渡し、送信アンテナから送信する。この際、再送要求があった場合に備えて、誤り訂正符号化部15は、再送用データ(送信データ)を送信側メモリに保存する。ただし、再送用データを保存する機能は、この誤り訂正符号化部15ではなく、誤り訂正符号化部15の機能を包含する送信側制御部でも良い。
受信局20では、図5(a)−(c)に示すように、受信アンテナから下位機能部21を通過した受信データに対して、誤り訂正復号部22は、誤り訂正復号を実施し、その後、CRC復号部23は、CRC復号による誤り検出を行う。
ここで、CRC復号部23は、CRC復号による誤り検出で誤り無し(CRC−OK)と判定した場合は、誤り訂正/検出符号や消失訂正符号で付与されたパリティデータは取り除き、上位機能部29へデータを渡す。一方、CRC復号部23は、CRC復号による誤り検出で誤り有り(CRC−NG)と判定した場合には、誤り訂正/検出復号部24へデータを渡す。ただし、CRC復号による誤り検出を判定する機能は、このCRC復号部23ではなく、CRC復号部23の機能を包含する受信側制御部でも良い。
誤り訂正/検出復号部24は、図5(d)−(e)に示すように、CRC復号部23より渡された消失訂正符号化ビット列に対して、誤り訂正/誤り検出復号を実施する。
その後、消失訂正復号部25は、図5(f)−(i)に示すように、消失訂正復号を行い、SEC−DEDパリティビットが取り除かれた16個の消失訂正データブロック及び6個の消失訂正パリティブロックから情報ビット列を復号する。その時、消失訂正復号部25は、消失訂正復号による誤り検出で誤り無し(復号−OK)と判定した場合は、上位機能部29へ受信データを転送し、消失訂正復号による誤り検出で誤り有り(復号−NG)と判定した場合には、受信データを受信側メモリに保存し再送要求を送信局10へ行う。ただし、消失訂正復号による誤り検出を判定する機能や、受信データを保存する機能、再送要求を送信局10へ行う機能は、この消失訂正復号部25ではなく、消失訂正復号部25の機能を包含する受信側制御部でも良い。
この実施の形態2では、周波数選択性フェージングが期待できない環境において、無駄な再送を削減し、効率の良い通信を実現するために、上記の実施の形態1の消失訂正符号を利用した通信方式をHARQに適用する。
図9は、上述したように、従来のHARQにおける復号処理を示している。従来のHARQでは、CRC符号による誤り検出において誤りが検出された場合、受信データをメモリに保存し再送要求を行う。しかしながら、大きな遅延を伴う反射が期待できず、伝搬環境の大きな変動も期待できない屋内通信では、HARQのような高速な再送制御により利得を得ることは困難である。
これに対し、本実施の形態2では、上記の実施の形態1の消失訂正符号を用いた通信方式を適用し、図3及び図5のような復号処理構成をとる。この場合、最初のCRC復号までは、従来と同じ処理であるが、ここでCRC−NGと判断されたデータに対してさらに誤り訂正/誤り検出復号、及び消失訂正復号を実施することで残留誤りを低減し、再度復号を実施することで再送が必要か判断する。
以上のような構成により、再送による利得を得ることが難しい通信環境において、誤り率を低減することで再送回数を削減し効率の良い通信を実現する。
10 送信局、11 上位機能部、12 消失訂正符号化部、13 誤り訂正/検出符号化部、14 CRC符号化部、15 誤り訂正符号化部、19 下位機能部、20 受信局、21 下位機能部、22 誤り訂正復号部、23 CRC復号部、24 誤り訂正/検出復号部、25 消失訂正復号部、29 上位機能部。

Claims (6)

  1. 送信局から受信局へデータを無線で送り、同一周波数の利用により干渉が発生する移動無線通信システムであって、
    前記送信局は、
    送信すべき情報ビット列を複数の消失訂正データブロックに分割し、前記複数の消失訂正データブロックから複数の消失訂正パリティブロックを生成する消失訂正符号化部と、
    前記複数の消失訂正データブロック及び複数の消失訂正パリティブロックのそれぞれに誤り訂正/誤り検出符号パリティビットを付与し、前記誤り訂正/誤り検出符号パリティビットが付与された前記複数の消失訂正データブロック及び複数の消失訂正パリティブロックを1つの消失訂正符号化ビット列として出力する誤り訂正/検出符号化部とを備え、
    前記受信局は、
    前記消失訂正符号化ビット列に対して誤り訂正/誤り検出復号を実施する誤り訂正/検出復号部と、
    前記誤り訂正/誤り検出符号パリティビットが取り除かれた前記複数の消失訂正データブロック及び複数の消失訂正パリティブロックから前記情報ビット列を復号する消失訂正復号部と
    を備えたことを特徴とする移動無線通信システム。
  2. 前記送信局は、
    前記消失訂正符号化ビット列に対してCRC符号化を実施するCRC符号化部と、
    CRC符号化されたデータに対して誤り訂正符号化を実施する誤り訂正符号化部と、
    前記受信局へデータを送るときに、再送要求があった場合に備えて、再送用データを送信側メモリに保存する送信側制御部とをさらに備え、
    前記受信局は、
    受信データに対して誤り訂正復号を実施する誤り訂正復号部と、
    誤り訂正復号されたデータに対してCRC復号による誤り検出を実施するCRC復号部と、
    CRC復号による誤り検出で誤り有りと判定する場合には、前記誤り訂正/検出復号部へデータを出力し、消失訂正復号による誤り検出で誤り有りと判定する場合には、受信データを受信側メモリに保存し再送要求を前記送信局へ行う受信側制御部とをさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の移動無線通信システム。
  3. 前記誤り訂正/誤り検出符号パリティビットは、1ビットの誤り訂正と2ビットの誤り検出を可能とするSEC−DEDパリティビットである
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の移動無線通信システム。
  4. 消失訂正符号化部及び訂正/検出符号化部を備える送信局から誤り訂正/検出復号部及び消失訂正復号部を備える受信局へデータを無線で送り、同一周波数の利用により干渉が発生する移動無線通信システムにおいて、
    前記消失訂正符号化部が、送信すべき情報ビット列を複数の消失訂正データブロックに分割し、前記複数の消失訂正データブロックから複数の消失訂正パリティブロックを生成するステップと、
    前記誤り訂正/検出符号化部が、前記複数の消失訂正データブロック及び複数の消失訂正パリティブロックのそれぞれに誤り訂正/誤り検出符号パリティビットを付与し、前記誤り訂正/誤り検出符号パリティビットが付与された前記複数の消失訂正データブロック及び複数の消失訂正パリティブロックを1つの消失訂正符号化ビット列として出力するステップと、
    前記誤り訂正/検出復号部が、前記消失訂正符号化ビット列に対して誤り訂正/誤り検出復号を実施するステップと、
    前記消失訂正復号部が、前記誤り訂正/誤り検出符号パリティビットが取り除かれた前記複数の消失訂正データブロック及び複数の消失訂正パリティブロックから前記情報ビット列を復号するステップと
    を含むことを特徴とする移動無線通信方法。
  5. 前記送信局がCRC符号化部、誤り訂正符号化部及び送信側制御部をさらに備え、前記受信局が誤り訂正復号部、CRC復号部及び受信側制御部をさらに備えた移動無線通信システムにおいて、
    前記CRC符号化部が、前記消失訂正符号化ビット列に対してCRC符号化を実施するステップと、
    前記誤り訂正符号化部が、CRC符号化されたデータに対して誤り訂正符号化を実施するステップと、
    前記送信側制御部が、前記受信局へデータを送るときに、再送要求があった場合に備えて、再送用データを送信側メモリに保存するステップと、
    前記誤り訂正復号部が、受信データに対して誤り訂正復号を実施するステップと、
    前記CRC復号部が、誤り訂正復号されたデータに対してCRC復号による誤り検出を実施するステップと、
    前記受信側制御部が、CRC復号による誤り検出で誤り有りと判定する場合には、前記誤り訂正/検出復号部へデータを出力し、消失訂正復号による誤り検出で誤り有りと判定する場合には、受信データを受信側メモリに保存し再送要求を前記送信局へ行うステップとをさらに含む
    ことを特徴とする請求項4記載の移動無線通信方法。
  6. 前記誤り訂正/誤り検出符号パリティビットは、1ビットの誤り訂正と2ビットの誤り検出を可能とするSEC−DEDパリティビットである
    ことを特徴とする請求項4又は5記載の移動無線通信方法。
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