JP2012229598A - 配管貫通穴用コンクリート受け金具 - Google Patents
配管貫通穴用コンクリート受け金具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012229598A JP2012229598A JP2011109884A JP2011109884A JP2012229598A JP 2012229598 A JP2012229598 A JP 2012229598A JP 2011109884 A JP2011109884 A JP 2011109884A JP 2011109884 A JP2011109884 A JP 2011109884A JP 2012229598 A JP2012229598 A JP 2012229598A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- concrete
- pipe
- knockout
- slab
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)
Abstract
【解決手段】 コンクリート貫通穴に遊嵌する有底筒状の受け金具本体の上端に前記コンクリート貫通穴の上端縁に掛止する鍔部を設けると共に、底面に配管を挿出するノックアウト穴を少なくとも1カ所以上設けたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
まず、コンクリートスラブ内に埋設する複数本の配管、特に電気配線等を挿通するための可撓性を有する樹脂管はコンクリート打設前にプレキャストコンクリート板上に配設し、その先端部又は基端部を予め所定の位置に設けた貫通穴からまとめて取り出した状態で配置する。
次に、貫通穴とそれら配管の間隙からコンクリートが漏れ落ちないようにコンクリート板上面から粘着テープ等によりその間隙を閉塞しておき、スラブにコンクリートを打設していた。
養生後、コンクリートスラブ下側から貫通穴と配管の間隙のプレキャストコンクリートの厚さ部分にモルタルを充填して仕上げ処理を行っていた。
また、一般的なコンクリートスラブに設けた貫通穴に配管を挿通した際にも貫通穴と配管との間隙にモルタルを充填して仕上げ処理を行うが、その方法は、例えば、一辺を配管の外周に沿うように半円状に切り欠いたベニア板2枚を配管に沿うように両側から突き合わせ、粘着テープ等でコンクリートスラブ下面に貼り付け、或いは支柱により固定してモルタルの受けとし(特開平11−303377号、図12参照)、コンクリートスラブ上面から貫通穴と配管との間隙にモルタルを流し込んで充填し、養生後、それらベニア板をコンクリートスラブから外していた。
更に、特開平11−303377号に記載の穴埋め処理治具のように予め貫通穴に埋設しておき、配管の設置後にモルタルの受けとして使用できるものも開示されている。
ベニア板をモルタルの受けとする場合でも、モルタルの充填作業自体はコンクリートスラブ上から行えることとなるが、ベニア板の取付け、取り外し作業をコンクリートスラブ下面で行う必要があり、前記と同様に作業手間が掛り、安全性を確保するための機具、装備等の必要となる。
特開平11−303377号に開示されている穴埋め処理治具は配管がコンクリートスラブを貫通する一般的な貫通穴の場合であれば有効であるが、ハーフプレキャストコンクリート型枠工法において、コンクリートスラブに埋設する配管を取り出すための貫通穴の仕上げ処理では手順が異なるため有効とはならないなどの問題点があった。
底面に配管を挿出するノックアウト穴を少なくとも1カ所以上設けているので、配管の本数分だけノックアウト穴を打ち抜けば、必要な数のみ開口を設けることができるので、貫通穴と配管、配管同士の間隙からスラブに打設するコンクリートが漏れ落ちることがないと共に、それら間隙にコンクリートが充填されるので、打設後のモルタルの仕上げ処理をなくすことができ、作業の大幅な省力化を図ることができる。
図1は本発明の実施例を示す斜視図、図2は本発明の実施例を示す平面図、図3は本発明の実施例のノックアウト穴を示す拡大平面図である。
1は受け金具本体であり、薄鋼板をプレス加工により上端周縁に鍔部2を設けた有底筒状に形成する。
受け金具本体1の外径はプレキャストコンクリート板に設ける貫通穴よりやや小さくすると共に、鍔部2は貫通穴よりやや大きく形成して貫通穴の上端縁に掛止するものとし、高さはプレキャストコンクリート板の厚みと同等とするか、やや低くすることで受け金具本体1をプレキャストコンクリート板の貫通穴に装着した際に下方に突出しないものとする。
鍔部2には透孔3・・・を複数個設けて、釘やビス止め用とする。
底部4には挿出する配管の外径よりやや大きい径のノックアウト穴5・・・を複数個、適宜間隔で形成する。
ノックアウト穴5は、プレス加工により少なくとも1カ所以上、連結部6を残して切断溝7を形成したものとする。
また、図4に示すようにノックアウト穴5の内側に小径のノックアウト穴15を形成し、2種類の大きさとすることで異径の配管を兼用して挿出できるようにすることもできる。
その際、ノックアウト穴5と小径のノックアウト穴15の連結部6、16の位置が重ならない互い違いになるように形成する。
図5は本発明の実施例の使用状態図、図6は本発明の実施例の施工手順を示す説明図である。
プレキャストコンクリート板Aの貫通穴Bから挿出する樹脂管Cの本数に合わせて、ノックアウト穴5・・・の連結部6・・を破断して開口を形成すると共に、受け金具本体1を貫通穴Bに落とし込んで装着する。
その際に、必要により鍔部2の透孔3・・をコンクリート釘等で固定しておく。
開口となったノックアウト穴5・・・に樹脂管Cを挿出する。
スラブにコンクリートDを打設することにより、コンクリートDが受け金具本体1上に流れ込んで、複数の樹脂管Cの間隙や貫通穴Bと樹脂管Cの間隙に充填され、すなわち、貫通穴Bの仕上げ処理が不要となる。
2 鍔部
3 透孔
4 底面
5 ノックアウト穴
6 連結部
7 切断溝
15 小径ノックアウト穴
16 小径ノックアウト穴の連結部
17 小径ノックアウト穴の切断溝
A プレキャストコンクリート板
B コンクリート貫通穴
C 樹脂管
D コンクリート
E 鉄筋
Claims (2)
- コンクリート貫通穴に遊嵌する有底筒状の受け金具本体の上端に前記コンクリート貫通穴の上端縁に掛止する鍔部を設けると共に、底面に配管を挿出するノックアウト穴を少なくとも1カ所以上設けたことを特徴とする配管貫通孔用コンクリート受け金具。
- 前記ノックアウト穴を異径の配管を挿出できるように複数重に形成したことを特徴とする請求項1に記載の配管貫通孔用コンクリート受け金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011109884A JP5545266B2 (ja) | 2011-04-22 | 2011-04-22 | 配管貫通穴用コンクリート受け金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011109884A JP5545266B2 (ja) | 2011-04-22 | 2011-04-22 | 配管貫通穴用コンクリート受け金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012229598A true JP2012229598A (ja) | 2012-11-22 |
JP5545266B2 JP5545266B2 (ja) | 2014-07-09 |
Family
ID=47431352
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011109884A Expired - Fee Related JP5545266B2 (ja) | 2011-04-22 | 2011-04-22 | 配管貫通穴用コンクリート受け金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5545266B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110529665A (zh) * | 2019-09-09 | 2019-12-03 | 浙江诚博建设工程有限公司 | 一种卫生间组合式防水套管及其安装方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS567848U (ja) * | 1979-06-30 | 1981-01-23 | ||
JP3021610U (ja) * | 1995-08-11 | 1996-02-27 | 有限会社清水産業 | パイプ配管用床孔埋め工事用金網わく |
JPH1189048A (ja) * | 1997-09-05 | 1999-03-30 | Toyo Kagaku Sangyo Kk | 連接配管接続用ボックス |
JP2002322811A (ja) * | 2001-04-25 | 2002-11-08 | Tsutomu Shimoyama | 底板付スリーブ固定具 |
JP2007166758A (ja) * | 2005-12-13 | 2007-06-28 | Respect:Kk | 盤 |
-
2011
- 2011-04-22 JP JP2011109884A patent/JP5545266B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS567848U (ja) * | 1979-06-30 | 1981-01-23 | ||
JP3021610U (ja) * | 1995-08-11 | 1996-02-27 | 有限会社清水産業 | パイプ配管用床孔埋め工事用金網わく |
JPH1189048A (ja) * | 1997-09-05 | 1999-03-30 | Toyo Kagaku Sangyo Kk | 連接配管接続用ボックス |
JP2002322811A (ja) * | 2001-04-25 | 2002-11-08 | Tsutomu Shimoyama | 底板付スリーブ固定具 |
JP2007166758A (ja) * | 2005-12-13 | 2007-06-28 | Respect:Kk | 盤 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110529665A (zh) * | 2019-09-09 | 2019-12-03 | 浙江诚博建设工程有限公司 | 一种卫生间组合式防水套管及其安装方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5545266B2 (ja) | 2014-07-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN104264883A (zh) | 混凝土板预留孔洞结构及其施工方法 | |
CN109695252B (zh) | 一种设备基础预留洞施工过程质量控制方法 | |
KR101747821B1 (ko) | 배수로 시공설비 및 배수로 시공방법 | |
CN207469307U (zh) | 一种市政道路管线的检查井现浇施工的组合模板结构 | |
JP2010150871A (ja) | 型枠兼用外断熱材の化粧板取付工法と外壁取付用掛止め部材 | |
JP5545266B2 (ja) | 配管貫通穴用コンクリート受け金具 | |
KR20100066661A (ko) | 중공슬래브용 부력방지장치 | |
KR20150004375U (ko) | 입상관 고정장치 | |
KR200486198Y1 (ko) | 전선 배선용 호스 지지구 | |
KR20110130838A (ko) | 건축용 슬리브 및 이를 이용한 콘크리트벽체의 시공방법 | |
KR101648698B1 (ko) | 배관 서포터 및 이의 시공방법 | |
JP5709129B2 (ja) | スリーブ設置方法及びスリーブ設置用治具 | |
KR200443097Y1 (ko) | 인서트 겸용 철근 받침구 | |
CN210563409U (zh) | 一种临墙吊洞施工结构 | |
JP5281919B2 (ja) | 外断熱基礎構造及びその施工方法 | |
JP5963215B2 (ja) | 移設型建築物の、厨房床の排水設備 | |
CN210563394U (zh) | 一种预留洞口快捷吊洞结构 | |
KR100775676B1 (ko) | 합판거푸집 보강 띠판형 장선, 합판거푸집 보강구조 및합판거푸집 보강구조 해체 후 마감방법 | |
CN209798553U (zh) | 一种适用于现浇箱梁通气孔预埋管快速精确安装结构 | |
JP2014173372A (ja) | 熱媒体パイプホルダー及び該ホルダーを用いて鉄筋コンクリート床を造る方法 | |
JP3201881U (ja) | 床スリーブ | |
JP6097066B2 (ja) | プレキャストブロック及び非耐力壁構造 | |
KR101263484B1 (ko) | 구조물 지지장치 및 이에 사용되는 결합클립 | |
KR100737995B1 (ko) | 천장 마감재 설치용 인서트 | |
JP4601081B1 (ja) | 型枠用間隔保持具、段穴形成型枠及びコンクリート構造物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130131 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131206 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140107 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140204 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140422 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140428 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5545266 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |