JP2012225948A - レンズ駆動装置およびレンズ駆動装置を搭載したカメラモジュール、携帯電話 - Google Patents
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Abstract
【課題】シャフトのガイド機能が不十分となることを抑制しつつ、レンズモジュールの移動負荷を上記従来に比して抑制したレンズ駆動装置を提供することを目的とする。
【解決手段】複数のシャフトが、前記複数のシャフトのうちの1のシャフトである主シャフト51と該主シャフト以外シャフトである副シャフト52からなり、前記複数のシャフト孔が、前記主シャフト51が挿入される主シャフト孔15と、前記副シャフト52が挿入される副シャフト孔16からなり、前記副シャフト孔16の内周面16aのうち前記副シャフト52の外周面52aと摺接する面積は、前記主シャフト孔15の内周面15aのうち前記主シャフト51の外周面51aと摺接する面積に比して、小さいことを特徴とするレンズ駆動装置。
【選択図】図5
【解決手段】複数のシャフトが、前記複数のシャフトのうちの1のシャフトである主シャフト51と該主シャフト以外シャフトである副シャフト52からなり、前記複数のシャフト孔が、前記主シャフト51が挿入される主シャフト孔15と、前記副シャフト52が挿入される副シャフト孔16からなり、前記副シャフト孔16の内周面16aのうち前記副シャフト52の外周面52aと摺接する面積は、前記主シャフト孔15の内周面15aのうち前記主シャフト51の外周面51aと摺接する面積に比して、小さいことを特徴とするレンズ駆動装置。
【選択図】図5
Description
本発明は、光軸方向に配設されたシャフトにガイドさせてレンズモジュールを光軸方向に移動させるレンズ駆動装置、およびレンズ駆動装置を搭載したカメラモジュール、携帯電話に関する。
近年、携帯電話にカメラモジュールが搭載されることが一般化している。かかるカメラモジュールの焦点合わせを手動で行うことは困難であるため、自動合焦機能(オートフォーカス)が必須の機能となっている。そこで、このカメラモジュールのオートフォーカスを行うためにレンズ駆動装置が使用されている。一方、携帯電話の薄型化および小型化に伴い、レンズ駆動装置に与えられるスペースを縮小する要求が高まっている。この要求に対応するため、レンズ駆動装置のレンズユニットを駆動させる構造としては、例えば、特許文献1のようなムービングマグネット型リニア駆動方式を用いた構造が採用されている。このムービングマグネット型リニア駆動方式を用いた構造は、一般に、ステッピングモータを用いた構造と比較して、構成を簡略化できるため、レンズ駆動装置の小型化を達成できることが知られている。ムービングマグネット型リニア駆動方式を用いたレンズ駆動装置の一例を図7および図8に示す。
図7および図8に示すように、レンズユニット113を保持するホルダ110に磁石120が装着されている。一方、カメラモジュール本体に固定されるベース130に、コイル160が装着されている。コイル160に電流を印加することで生じる電磁駆動力によって、ホルダ110に装着された磁石120が光軸方向に力を受けることにより、ホルダ110がレンズユニット113の光軸方向に移動する。
より具体的には、図9も併せて参照し、シャフト151とシャフト152とが、ベース130の基部131に光軸方向に沿うように各々保持されている。一方、ホルダ110にはシャフト151に対応する貫通孔であるシャフト孔115と、シャフト152に対応する貫通孔であるシャフト孔116とが、光軸方向に設けられている。シャフト孔115にシャフト151が挿入され、シャフト孔116にシャフト152が挿入されることにより、ホルダ110がシャフト151およびシャフト152に対して光軸方向に摺動可能な態様で保持される。この状態において、ホルダ110およびシャフト151からなるレンズモジュール101aが、シャフト151およびシャフト152にガイドされて、光軸方向に移動する。
上述のように、シャフト151およびシャフト152にガイドされて、レンズモジュール101aが光軸方向に移動するのであるから、シャフト孔115の内周面115aとシャフト151の外周面151aとの間の摩擦、およびシャフト孔116の内周面116aとシャフト152の外周面152aとの間の摩擦が、レンズモジュール101aの移動の妨げとなる。シャフト151およびシャフト152のいずれかが、光軸方向と完全に平行になっていない場合には、特に上記摩擦が大きくなり上記問題が大きくなる。
そこで、内周面115aおよび内周面116aが、各々外周面151aおよび外周面152aへの各々接触する面積を小さくする措置が考えられる。かかる措置により、レンズモジュール101aの移動時に、内周面115aおよび内周面116aと外周面151aおよび外周面152aとの間に各々発生する動摩擦を小さくすることが可能となる。しかし単純にシャフトの内周面への接触面積を小さくすると、レンズモジュール101aを光軸方向に移動させるためのガイドとしてのシャフトの機能を十分に果たすことが困難となり、例えば、レンズモジュール101aが光軸方向に対して傾いた状態で保持される問題や、光軸方向に正しく移動しない問題等が生じうる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、シャフトのガイド機能が不十分となることを抑制しつつ、レンズモジュールの移動負荷を上記従来に比して抑制したレンズ駆動装置を提供することを目的とする。また、かかるレンズ駆動装置を搭載したカメラモジュールを提供すること、および同カメラモジュールを搭載した携帯電話を提供することを目的とする。
本発明にかかるレンズ駆動装置は、レンズユニットを保持するホルダと、前記レンズの光軸方向に配設された複数のシャフトと、前記複数のシャフトが各々挿入され、該複数のシャフトの外周面に内周面を各々摺接させることにより該ホルダを光軸方向に移動させるための、前記ホルダに設けられた光軸方向の貫通孔である複数のシャフト孔とを備える。また、前記複数のシャフトが、前記複数のシャフトのうちの1のシャフトである主シャフトと該主シャフト以外シャフトである副シャフトからなり、前記複数のシャフト孔が、前記主シャフトが挿入される主シャフト孔と、前記副シャフトが挿入される副シャフト孔からなる。更に、前記副シャフト孔の内周面のうち前記副シャフトの外周面と摺接する面積は、前記主シャフト孔の内周面のうち前記主シャフトの外周面と摺接する面積に比して、小さいことを特徴とする。
上記構成によると、副シャフト孔の内周面のうち副シャフトの外周面と摺接する面積は、主シャフト孔の内周面のうち主シャフトの外周面と摺接する面積に比して小さいため、副シャフト孔の内周面と副シャフトの外周面との間に生ずる動摩擦を抑制できる。その為、ホルダ移動時の摩擦を減少させることが可能となり、ホルダの移動負荷を上記従来に比して減少させることができる。一方で、主シャフト孔の内周面のうち主シャフトの外周面と摺接する面積は上記従来と同程度であるため、シャフトのガイド機能が不十分となることが抑制されている。
また、副シャフト孔の内周面のうち副シャフトの外周面と摺接する面積については、合目的的に決定してよい。動摩擦を減少させる観点からは、かかる面積は小さいほど良いが、摺接部分の強度や、設計上、工作上の問題等を考慮して適正な面積としてよい。
本発明にかかるレンズ駆動装置は、機器に固定される基部と、前記基部より光軸方向に延設され、前記主シャフトの一方端を支持する主シャフト支持部と、前記基部より光軸方向に延設され、前記副シャフトの一方端を支持する副シャフト支持部とを更に備える。また、前記副シャフト支持部の光軸方向の長さが、主シャフト支持部の光軸方向の長さに比して大きいことを特徴とすることが好ましい。
上記構成によると、副シャフト支持部は、主シャフト支持部に比して光軸方向の長さが大きいため、副シャフトを光軸方向に配設するように支持することが容易となる。また、上述のように、副シャフトの外周面と摺接する副シャフト孔の内周面の面積を主シャフト孔より小さく出来るため、副シャフト支持部を主シャフト支持部に比して光軸方向の長さを大きくするためのスペースを確保することが容易にできる。
本発明にかかるレンズ駆動装置は、前記基部より延設され、前記主シャフトの他方端を支持する主シャフト副支持部を更に備えることが好ましい。上記構成によると、基部より延設され、主シャフトの他方端を支持する主シャフト副支持部を更に備えるため、主シャフトを一層正確に光軸方向に配設することが可能となる。また、本発明において、光軸方向への移動をガイドする機能は主シャフトが主として果たすため、主シャフトを正確に光軸方向に配設することで、レンズ駆動装置の精度が一層向上する。
本発明にかかるカメラモジュールは、上述のレンズ駆動装置を搭載したことを特徴とする。上述のレンズ駆動装置は上記従来に比してシャフトとシャフト孔との間に生ずる摩擦を減少させたレンズ駆動装置であるため、駆動精度の高いレンズ駆動装置となりうる。従って、このレンズ駆動装置を搭載したカメラモジュールは、精度の高いカメラモジュールとなりうる。
本発明にかかる携帯電話は、上述のカメラモジュールを搭載したことを特徴とする。上述のカメラモジュールは小型かつ高精度のカメラモジュールとなりうるため、携帯電話に搭載するカメラモジュールとして好適である。
本発明によれば、シャフトのガイド機能が不十分となることを抑制しつつ、レンズモジュールの移動負荷を上記従来に比して抑制したレンズ駆動装置を提供することができる。
以下、本発明の携帯電話を具体化した携帯電話の一実施形態を図面を用いて説明する。図1に示すように、係る携帯電話はヒンジHを中心に折り畳む構成の電話である。図1は折り畳んだ状態を示す図であり前面にはカメラモジュールの一部であるカバーガラス9が露出している。図2(a)は、この携帯電話を開いて表示部81、操作部82を前面にした図である。図2(b)は、開いた携帯電話を背面から見た図である。撮影者は、このように携帯電話を開いた状態でカバーガラス9を撮影したい対象に向けて、表示部81で画像を確認しつつ、操作部82を操作することによりシャッターを切り、対象物を撮影することができる。
次に、図3を参照して、本実施形態のレンズ駆動装置1をカメラに搭載する場合のカメラモジュールの構成について説明する。
図3に示すように、レンズ駆動装置1のベース30側には、フィルタ2とイメージセンサ3とが配置されている。ベース30には、位置検出素子としてホール素子4が配置される。そして、ホール素子4からの信号に基づいて、レンズモジュール1aの位置検出が行われる。
図3に示すように、レンズ駆動装置1のベース30側には、フィルタ2とイメージセンサ3とが配置されている。ベース30には、位置検出素子としてホール素子4が配置される。そして、ホール素子4からの信号に基づいて、レンズモジュール1aの位置検出が行われる。
合焦動作時、CPU(Central Processing Unit)5は、ドライバ6を制御して、レンズモジュール1aをホームポジションから予め設定された位置まで光軸方向において上方に移動させる。このとき、ホール素子4からの位置検出信号がCPU5に入力される。同時に、CPU5は、イメージセンサ3から入力される信号を処理して撮像画像のコンストラスト値を取得する。かかる動作を繰り返し、コンストラスト値が最良となるレンズモジュール1aの位置を合焦位置として取得する。
その後、CPU5は、かかる合焦位置まで、レンズモジュール1aを駆動する。具体的には、CPU5は、ホール素子4からの信号をモニタし、ホール素子4からの信号が合焦位置に対応する状態になるまで、レンズモジュール1aを駆動する。かかる動作により、レンズモジュール1aが合焦位置に移動する。
次に、図4を参照して、レンズモジュール1aを駆動するレンズ駆動装置1の全体構成について具体的に説明する。レンズ駆動装置1は、光軸方向に移動可能なレンズモジュール1aと、レンズモジュール1aに駆動力を与えるとともに、このレンズ駆動装置1が搭載される機器に固定される固定体1bとにより構成されている。このレンズ駆動装置1により、レンズモジュール1aを光軸方向の移動させることにより、オートフォーカスが実現される。また、本実施形態のレンズ駆動装置1は、光軸方向の平面視において、約8.5mmの正方形に形成されており、レンズ駆動装置1の光軸方向の高さが、約3mmに形成されている。
レンズモジュール1aは、図3に示した複数の光学レンズ11およびこの複数の光学レンズ11を保持する鏡筒12からなるレンズユニット13、同レンズユニット13を保持する樹脂によって形成されたホルダ10、およびホルダ10に固定される複数の磁石20により構成されている。なお、本実施形態の磁石20は、互いに周方向に一定の距離を介して、レンズユニット13を径方向外方より周方向に取り囲むようにホルダ10に4個固定されている。このホルダ10は樹脂材料を射出成形することにより形成されている。その際、ホルダ10を形成するための金型には予め磁石20が装着されており、射出成型と同時に、ホルダを磁石とが一体的に成形される。かかる製法を用いることにより、磁石20とホルダ10とを接着剤にて接合した場合に比して、磁石20とホルダ10との接合強度を向上させることができる。また、磁石の取り付け工程が割愛でき、コストダウンにも資する。
このホルダ10には主シャフト51を挿入する光軸方向の貫通孔である主シャフト孔15と、副シャフト52を挿入するための光軸方向の貫通孔である副シャフト孔16とが備えられている。図5(a)〜(c)に示すように、主シャフト51および副シャフト52はレンズユニット13の光軸方向に配設されているため、主シャフト孔15の内周面15aを主シャフト51の外周面51aに摺接させるとともに、副シャフト孔16の内周面16aを副シャフト52の外周面52aに摺接させた状態でホルダ10を移動させることにより、レンズモジュール1aを光軸方向に移動させることができる。更に、副シャフト孔16の内周面16aのうち副シャフト52の外周面52aに摺接する面積は、主シャフト孔15の内周面15aのうち主シャフト51の外周面51aに摺接する面積に比して、小さくなっている。より具体的には、主シャフト孔15の軸方向の長さ15Lより副シャフト孔16の軸方向の長さ16Lを短くし、更に副シャフト孔16の径方向において外方の内周面を形成しないことにより、副シャフト52の外周面52aに摺接する面積を小さくしている。
副シャフト52の外周面52aに摺接する面積を小さくすることにより、上記従来に比して副シャフト52と副シャフト52の外周面52aとの間に生ずる摩擦を減少させることができる。また、主シャフト51と副シャフト52とが完全に平行となっていない場合であっても、副シャフト52がホルダに与える影響が小さいため、レンズモジュール1aが光軸方向に対して傾いた状態で保持されることや、光軸方向に正しく移動しないことを抑制できる。一方で、主シャフト孔15の内周面15aのうち主シャフト51の外周面51aに摺接する面積は上記従来と同程度であるため、レンズユニット13の光軸方向に配設された主シャフト51の外周面51aに主シャフト孔15の内周面15aを摺接させて移動させることにより、レンズモジュール1aを従来と同様に光軸方向に移動させることができる。またシャフトやシャフト孔の数は減少させていないため、周方向の精度が低下することもない。
なお、副シャフト孔16の内周面16aのうち副シャフト52の外周面52aと摺接する面積については、合目的的に決定してよい。動摩擦を減少させる観点からは、かかる面積は小さいほど良いが、摺接部分の強度や、設計上、工作上の問題、副シャフト52にも一定のガイド機能を持たす必要があるかどうか等を考慮して適正な面積としてよい。
再度図4を参照して、固定体1bは、レンズ駆動装置1の外枠を構成するベース30およびケース40と、ベース30に固定されて、ホルダ10の光軸方向への移動をガイドする上述の主シャフト51および副シャフト52からなるシャフトと、電流が印加されることにより磁場を形成するコイル60とを備えている。また、コイル60の径方向の外側には、磁性体の鋼板によって形成された長方形の板状の磁性部材である磁性板70がベース30に固定されている。
図6を合わせて参照して、ベース30には、レンズ駆動装置1の外枠の下面を構成する基部31と、基部31より光軸方向に沿って延設される支柱32とが設けられている。基部31は、光軸方向の平面視において、正方形に形成される。また、支柱32は、基部31の四隅にそれぞれ設けられている。基部31の中央位置には、円形の貫通孔である開口部33が形成されている。
ベース30には更にレンズユニット13の光軸方向に延設された上述の主シャフト51および副シャフト52が固定される。具体的には基部31より光軸方向に延設された主シャフト支持部34mと、基部31より同じく光軸方向に延設された副シャフト支持部34sとを基部31は備えている。この主シャフト支持部34mにより主シャフト51の下方端を支持するとともに、副シャフト支持部34sにより副シャフト52の下方端を支持する。主シャフト支持部34mおよび副シャフト支持部34sは基部31から光軸方向に延設された略円筒状の部材であり、内周面に主シャフト51および副シャフト52を差し込むことにより主シャフト51および副シャフト52を光軸方向に支持することができる。ここで、副シャフト支持部34sの光軸方向の長さLsは、主シャフト支持部34mの光軸方向の長さLmに比して大きいことを特徴とする。副シャフト支持部34sの光軸方向の長さが大きいため、副シャフト支持部34sのみで副シャフト52を光軸方向に正確に支持することが可能となる。ところで、上述のように、副シャフト52の外周面52aと摺接する副シャフト孔16の内周面16aの面積を主シャフト孔15より小さく出来るため、副シャフト支持部34sを主シャフト支持部34mに比して光軸方向において大きくするためのスペースを容易に確保することができる。より具体的には、主シャフト孔15の軸方向の長さ15Lより副シャフト孔16の軸方向の長さ16Lを短くしたため、副シャフト支持部34sの光軸方向の長さLsを長くしても、副シャフト支持部34sが副シャフト孔16と干渉することはない。言い換えると、副シャフト孔16を上記従来に比して短くすることによりスペースが生じたため、副シャフト52を支持する副シャフト支持部34sの光軸方向の長さLsを長くすることが可能となり、副シャフト支持部34sのみで副シャフト52を光軸方向に正確に支持することが可能となっている。
一方、基部31より延設され、主シャフト51の上方端を支持する主シャフト副支持部38を更に備えることも、このレンズ駆動装置1は特徴としている。具体的には、主シャフト副支持部38は平面状の部材であるとともに、主シャフト51をはめ込むことができる貫通孔38aを有しており、この貫通孔38aに主シャフト51の上方端をはめ込むことにより、主シャフト51の上方の端部を支持する。また、主シャフト副支持部38は基部31より延設された支柱32の上端部から延設されている。従って、主シャフト51は軸方向において下方の端部を主シャフト支持部34mにおいて支持され、軸方向において上方の端部を主シャフト副支持部38によって支持されることにより、主シャフト51は一層正確に光軸方向に配設される。
更に、図4に示すようにレンズ駆動装置1の外側の側面および上面を構成しているケース40は、コイル60の径方向の外側を外囲するようにベース30に取り付けられる。また、ケース40の上面には、複数の支柱32の光軸方向において上方の端部32aを挿入するための複数の貫通孔41を有し、各々に対応する端部32aを挿入された状態でケース40の下部が基部31に固定される。このケース40によりレンズ駆動装置1の上部が保護される。
本実施形態のレンズ駆動装置1によれば、以下に示す効果を奏することができる。
(1)本実施形態において、副シャフト孔16の内周面16aのうち副シャフト52の外周面と摺接する面積は、主シャフト孔15の内周面のうち主シャフト51の外周面と摺接する面積に比して小さい。従って、副シャフト孔16の内周面16aと副シャフト52の外周面52aとの間に生ずる動摩擦を抑制できる。よって、ホルダ10の移動時の摩擦を減少させることが可能となり、ホルダ10の移動負荷を上記従来に比して減少させることができる。一方で、主シャフト孔15の内周面のうち主シャフト51の外周面51aと摺接する面積は上記従来と同程度であるため、シャフトのガイド機能が不十分となることが抑制されている。
(1)本実施形態において、副シャフト孔16の内周面16aのうち副シャフト52の外周面と摺接する面積は、主シャフト孔15の内周面のうち主シャフト51の外周面と摺接する面積に比して小さい。従って、副シャフト孔16の内周面16aと副シャフト52の外周面52aとの間に生ずる動摩擦を抑制できる。よって、ホルダ10の移動時の摩擦を減少させることが可能となり、ホルダ10の移動負荷を上記従来に比して減少させることができる。一方で、主シャフト孔15の内周面のうち主シャフト51の外周面51aと摺接する面積は上記従来と同程度であるため、シャフトのガイド機能が不十分となることが抑制されている。
(2)本実施形態において、副シャフト支持部34sの光軸方向の長さLsは、主シャフト支持部34mの光軸方向の長さLmに比して大きいため、副シャフト52を確実に支持することが可能となる。また、上述のように、副シャフト52の外周面52aと摺接する副シャフト孔16の内周面16aの面積を主シャフト孔15より小さく出来るため、副シャフト支持部34sを主シャフト支持部34mに比して光軸方向において大きくするためのスペースを容易に確保することができる。
(3)本実施形態では、基部31より延設され、主シャフト51の上方の端部を支持する主シャフト副支持部38を更に備えるため、主シャフト51を一層正確に光軸方向に配設することが可能となる。光軸方向への移動をガイドする機能は主シャフト51が主として果たすため、主シャフト51を正確に光軸方向に配設することで、レンズ駆動装置1の精度が一層向上する。
(4)本実施形態のカメラモジュールは、上述のレンズ駆動装置1を搭載している。上述のレンズ駆動装置1は上記従来に比してシャフトとシャフト孔との間に生ずる摩擦を減少させたレンズ駆動装置であるため、駆動精度の高いレンズ駆動装置である。従って、このレンズ駆動装置を搭載したカメラモジュールは、精度の高いカメラモジュールとなりうる。
(5)本実施形態の携帯電話は、上述のカメラモジュールを搭載している。このカメラモジュールは上述のように小型かつ高精度のカメラモジュールであるため、携帯電話に搭載するカメラモジュールとして好適である。
本発明は、上記に例示した実施形態に限定されることなく、以下のように変更することもできる。
・上記実施形態において、基部31より延設され、主シャフト51の上方の端部を支持する主シャフト副支持部38を備えるが、他の構成であっても良い。例えば主シャフト51を光軸方向に正確に配設することが他の方法により可能な場合や、主シャフト支持部34mのみで光軸方向に正確に配設することが可能な場合であれば、主シャフト副支持部38を割愛しても良い。
・上記実施形態において、基部31より延設され、主シャフト51の上方の端部を支持する主シャフト副支持部38を備えるが、他の構成であっても良い。例えば主シャフト51を光軸方向に正確に配設することが他の方法により可能な場合や、主シャフト支持部34mのみで光軸方向に正確に配設することが可能な場合であれば、主シャフト副支持部38を割愛しても良い。
・上記実施形態において、副シャフト支持部34sの光軸方向の長さLsは、主シャフト支持部34mの光軸方向の長さLmに比して大きいが、他の構成であっても良い。例えば副シャフト52を正確に光軸方向に配設することが他の方法により可能な場合であれば、副シャフト支持部34sの光軸方向の長さLsを、主シャフト支持部34mの光軸方向の長さLmより光軸方向において大きくしなくても良い。
・上記実施形態において、副シャフト52を1本のみ用いているが、複数用いても良い。副シャフト数を増やすことにより光軸方向に対するレンズモジュール1aの傾きを抑制しうる。また、上述のように、副シャフト孔16の内周面のうち副シャフト52の外周面と摺接する面積は、主シャフト孔15の内周面のうち主シャフト51の外周面と摺接する面積に比して小さいため、副シャフトを増加させても、副シャフト孔16の内周面16aと副シャフト52の外周面52aとの間に生ずる摩擦は大きく増加することはない。
・上記実施形態においてレンズ駆動装置は、カメラモジュールに搭載したが、他の構成であっても良い。例えば、望遠鏡、顕微鏡、双眼鏡等の他の光学機器に搭載することにより、かかる光学機器にオートフォーカス機能を付加することが可能となる。
・上記実施形態においてカメラモジュールは携帯電話に搭載したが、他の構成であっても良い。コンパクトデジタルカメラ、デジタル一眼レフカメラであってもよいし、銀塩写真用のカメラに搭載しても良い。また、動画撮影用のデジタルビデオカメラやフィルムカメラに搭載しても良い。
1…レンズ駆動装置、1a…レンズモジュール、1b…固定体、2…フィルタ、3…イメージセンサ、4…ホール素子、6…ドライバ、9…カバーガラス、10…ホルダ、11…光学レンズ、12…鏡筒、13…レンズユニット、15…主シャフト孔、15a…主シャフト孔の内周面、15L…主シャフト孔の光軸方向の長さ、16…副シャフト孔、16a…副シャフト孔の内周面、16L…副シャフト孔の光軸方向の長さ、20…磁石、30…ベース、31…基部、32…支柱、32a…端部、33…開口部、34m…主シャフト支持部、34s…副シャフト支持部、38…主シャフト副支持部、38a…貫通孔、40…ケース、41…貫通孔、51…主シャフト、51a…主シャフトの外周面、52…副シャフト、52a…副シャフトの外周面、60…コイル、70…磁性板、81…表示部、82…操作部、110…ホルダ、113…レンズユニット、115…シャフト孔、115a…内周面、116…シャフト孔、116a…内周面、120…磁石、130…ベース、131…基部、151…シャフト、151a…外周面、152…シャフト、152a…外周面、160…コイル、H…ヒンジ、Lm…長さ、Ls…長さ。
Claims (5)
- レンズユニットを保持するホルダと、
前記レンズユニットの光軸方向に配設された複数のシャフトと、
前記複数のシャフトが各々挿入され、該複数のシャフトの外周面に内周面を各々摺接させることにより該ホルダを光軸方向に移動させるための、前記ホルダに設けられた光軸方向の貫通孔である複数のシャフト孔とを備えたレンズ駆動装置において、
前記複数のシャフトが、前記複数のシャフトのうちの1のシャフトである主シャフトと該主シャフト以外のシャフトである副シャフトからなり、
前記複数のシャフト孔が、前記主シャフトが挿入される主シャフト孔と、前記副シャフトが挿入される副シャフト孔からなり、
前記副シャフト孔の内周面のうち前記副シャフトの外周面と摺接する面積は、前記主シャフト孔の内周面のうち前記主シャフトの外周面と摺接する面積に比して、小さいことを特徴とするレンズ駆動装置。 - 機器に固定される基部と、
前記基部より光軸方向に延設され、前記主シャフトの一方端を支持する主シャフト支持部と、
前記基部より光軸方向に延設され、前記副シャフトの一方端を支持する副シャフト支持部とを更に備え、
前記副シャフト支持部の光軸方向の長さが、主シャフト支持部の光軸方向の長さに比して大きいことを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。 - 前記基部より延設され、前記主シャフトの他方端を支持する主シャフト副支持部を更に備える請求項2に記載のレンズ駆動装置。
- 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のレンズ駆動装置が搭載されていることを特徴とするカメラモジュール。
- 請求項4に記載のカメラモジュールが搭載されていることを特徴とする携帯電話。
Priority Applications (2)
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Family Applications (1)
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