JP2012205738A - 輸液ポンプ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】薬液を送るための輸液チューブを有するカセットを装着可能なケース11と、ケース11に配置されており輸液チューブ21に押し付けられることで薬液を送出するための輸液送り部31と、ケース11内に配置されて輸液送り部31を回転させるモータMを有する輸液ポンプ10は、輸液送り部31がケース11の内部からケース11の開口部443を通じてケース11の外側に露出されており、開口部11を囲むようにして配置され、薬液が開口部443を通じてモータMへ侵入するのを阻止するモータ用のシール材750が配置されている。
【選択図】図6
Description
携帯型の輸液ポンプは、患者が主に在宅で使用することを想定しているために、輸液チューブ内を通す薬液が、ケースにかかってしまうリスクが、病院内で使用される場合に比べて高い。そのため、薬液がケースの回転ローラの付近の開口部からケース内に侵入して、ケース内の要素、例えばモータにかかってしまうと、輸液ポンプは内部故障を起こす可能性がある。すなわち、モータに薬液がかかってモータの動作が停止すると、輸液ポンプは患者に対して時間当たり薬液を決められた量だけ長時間かけて注入する輸液動作を行えなくなる可能性がある。
そこで、本発明は、モータ等のケース内の要素に対する薬液の侵入を防いで内部故障を起こさず、薬液を注入する輸液動作を行うことができる輸液ポンプを提供することを目的とする。
上記構成によれば、ケース内に開口部を囲むようにしてシール材が配置されていることにより、薬液が輸液送り部の開口部を通じて、モータ等のケース内の要素に対して侵入することを防ぐことができ、輸液ポンプは内部故障を起こさずに薬液を注入する輸液動作を行うことができる。
上記構成によれば、ケース用のシール材は、前筐体と後筐体の接合部からモータ等のケース内の要素に対して薬液が侵入するのを防ぐことができ、輸液ポンプは内部故障を起こさずに薬液を注入する輸液動作を行うことができる。
上記構成によれば、リング状の別のモータ用のシール材は、薬液が減速ユニットとモータへ侵入するのを阻止でき、輸液ポンプは内部故障を起こさずに薬液を注入する輸液動作を行うことができる。
上記構成によれば、電池用のシール材は、電池だけではなくモータ等のケース内の要素に対する薬液の侵入を防ぐことができ、輸液ポンプは内部故障を起こさず、薬液を注入する輸液動作を行うことができる。
上記構成によれば、電源アダプタ部用のシール材は、電源アダプタ部だけではなくモータ等のケース内の要素に対する薬液の侵入を防ぐことができ、輸液ポンプは内部故障を起こさずに薬液を注入する輸液動作を行うことができる。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明の医療機器である携帯型の輸液ポンプのカセット収納部のカバー(透明)を閉じた概略斜視図であり、図2はそのカセット収納部のカバーを開いた状態を示す概略正面図、図3は輸液ポンプのカセット収納部のカバーを開き、カセットを収納した状態を示す概略斜視図である。
図1から図3に示す輸液ポンプ10は、例えば、略矩形の本体(筐体)11を有している。本体11は、前筐体49と後筐体44を有する。本体11は、輸液ポンプ10の構成物を収容するためのケースであり、好ましくは、耐薬品性、耐衝撃性を有する熱可塑性合成樹脂、例えばハイインパクトスチロールやABS樹脂で形成されている。
前筐体49には、発光ダイオードランプのような点灯表示部LPが、表示部18の付近に配置されている。この点灯表示部LPは、例えば通常動作時は緑色で注入速度に応じた点滅または点灯で、異常時は赤色で点滅また点灯することにより輸液ポンプ10の動作状況を、例えば患者あるいは周囲の家族の人が目視で分かるようになっている。
また、後筐体44には、内蔵されたブザー88とスピーカ89からの音が使用者に聞き取れるように放音孔(開口部)310が配置されている。この放音孔(開口部)310から、ブザー88は警報内容を警報音で報知でき、スピーカ89は警報内容を鳴動することにより音声で報知することができる。この放音孔310の貫通孔の直径が小さすぎると液体が毛細管現象により外部から放音孔310を通じて後筐体44に侵入してしまうので好ましくない。このように、放音孔310の貫通孔の直径は、液体の毛細管現象による侵入を防ぐことができ、しかも医療用のテストピンが放音孔310に入らないような大きさを採用している。
図2に示すように、このロータユニット31の外周には、例えば、4か所以上の図示例では5つの回転ローラである輸液チューブ押圧部31Rが設けられており、ロータユニット31の輸液チューブ押圧部31Rが図2の矢印方向の回転することにより、順次図3に示す輸液チューブ21を順次押圧して、輸液チューブ21に対して蠕動様運動を付与することができる。このロータユニット31は、外部から薬液を導入するための輸液チューブ21に対して圧接し、この輸液チューブ21に対して蠕動様運動をさせて、薬液を送出するための輸液送り部の一例である。本発明の実施形態では、ロータユニット31を用いて蠕動様運動させて薬液を送出しているが、これに限らず、フィンガ方式で薬液を送出するようにしても良い。
カセット20は、合成樹脂で形成された図示のような横長のケース体である。輸液チューブ21の一部分は、カセット20内に収容されており、輸液チューブ21は該ケース体の外縁に沿って矢印F方向から導入され、カセット20の右端部でほぼU字状に曲折され、そして矢印E方向に導出されている可撓性輸液チューブ(輸液チューブともいう。)である。該輸液チューブ21に対しては、薬液が外部から矢印F方向に導入され、矢印E方向に導出され、輸液チューブ21の該矢印E方向の延長には留置針などが接続されており、輸液チューブ21内の薬液がこの留置針を通じて患者に対して輸液される。
また、図3に示すように、カセット20の下部の一端寄りには露出部24が形成されており、該露出部24はカセット20の一部を切欠き、輸液チューブ21の一部を外部に露出させている。この輸液チューブ21の露出部24には、ロータユニット31の輸液チューブ押圧部31R(図2を参照)が押圧されることで、図3に示すように蠕動様運動が輸液チューブ21に付与されるようになっている。
スリット22,23には、図2で説明した第1のスライダ32と第2のスライダ33がそれぞれ入り込むようになっている。そして、図3に示すように、カバー12を矢印A方向に閉じた際には、ヒンジ13よりも該カバー12の内側に設けられた当接部14がカセット20を押すことにより、該カセット20がカセット収納部15において矢印B方向に移動される。
図3のように、本体11のカセット収納部15内にカセット20を収納してカバー12を閉じると、カセット20の横スリット25bのスライダ29が、ストッパ26を付勢手段26aの力に抗して矢印D方向に押し込むことにより、ストッパ26の先端部は輸液チューブ21から離れる。これにより、輸液チューブ21は開放されて輸液チューブ21内の輸液の流れ止めは解除でき、輸液チューブ21には輸液を導入でき、ロータユニット31の輸液チューブ押圧部31Rの動きにより患者に対して輸液チューブ21を通じて薬液を送液できる。このとき、送液される設定流量の範囲は、例えば5〜300mL/hであり、輸液ポンプ10の総重量は、電池を入れた状態で約320gである。
図4に示すブロック図では、本体11の前筐体49と後筐体44と、カバー12を示しており、カバー12側にはカセット20とこのカセット20の輸液チューブ21が配置されている。後筐体44には、ジャック78と電源回路80と電池(乾電池もしくは充電池)Bが配置され、ジャック78と電池Bが電源回路80に対して電気的に接続されている。ジャック78は、電源コネクタ127を介して、例えば100Vの商用交流電源に接続可能である。電源コネクタ127は、100Vの交流電源を所定の直流電圧に変換して電源回路80に供給する。
開始停止スイッチ17は、開始停止検出回路84に電気的に接続され、開始停止検出回路84は、開始停止スイッチ17が、図1に示す開始位置に位置されているか停止位置に位置されているかを検出して、その状態を制御部100に通知する。制御部100はマイクロコンピュータなどのCPUとCPUにより実行される装置全体の制御プログラムや各種データを記憶するROMとワークエリアとして測定データや各種データを一時的に記憶するRAMなどを備え、各工程での処理、判断を行なう。メモリ部111は、CPU110との間で情報を記憶したり、記憶した情報を読み出したりするもので、しかもメモリ部111はCPU110により処理すべきプログラムが記憶されているROM(読み出し専用メモリ)をも含んでいる。
ブザー88は、ブザー回路90に電気的に接続され、スピーカ89は、音声回路91に電気的に接続されている。ブザー回路90と音声回路91は、制御部100に電気的に接続されている。その他に、外部通信回路101が制御部100に電気的に接続されている。
図4に示すショックセンサ200は、本体11に加わる衝撃力を検出すためのセンサであり、例えば本体11の前筐体49内に配置されている。内部バッテリ201は、電源オフ時にショックセンサ200に電源を供給するためのバックアップ用のバッテリであり、例えばボタン電池である。
図5に示すように、前筐体49は、複数本のネジNを外すことで、後筐体44から取り外すことができる。前筐体49の内部には、メイン基板400と、メイン基板400に付属の回路基板401と、駆動操作部600等が配置されている。
図5に示すように、後筐体44の内部には、電源基板500と、スピーカ89と、ブザー88と、電池収容部としての電池ボックスBXと、モータMと減速ユニットを機械的に保持するためのサポート部599等が配置されている。メイン基板400には、図4に示す前筐体49側の制御部100等の各要素が配置されており、電源基板500には、図4に示す後筐体44側の電源回路80等の各要素が配置されている。メイン基板400のサイズは、電源基板500のサイズよりも大きい。メイン基板400と電源回路500は、配線ハーネス499により電気的に接続されている。
図6を参照すると、駆動操作部600が前筐体49から取り外されているので、前筐体49の内面49Nには、複数の開口部441,442,443が現れている。この開口部441は、第1のスライダ32を前筐体49の内部から前筐体49の表側に露出させるためのほぼ長方形の穴である。同様にして、開口部442は、第2のスライダ32を前筐体49の内部から前筐体49の表側に露出させるための長方形の穴である。そして、開口部443は、ロータユニット31を前筐体49の内部から前筐体49の表側に露出させるために、このロータユニット31を通している円形の穴である。このロータユニット31は、前筐体49内に固定されるベース445に搭載されている。
図7に示すように、駆動操作部600は、ロータユニット31と、電動のモータMと、減速ユニット444と、すでに説明した第1のスライダ32と第2のスライダ33と、ベース445を有している。駆動操作部600のプラスチック製のベース445の表面449には、ロータユニット31と第1のスライダ32と第2のスライダ33が搭載されている。ロータユニット31は、ベース445の第1端部446側に配置されている。第1のスライダ32と第2のスライダ33は、ベース445の第2端部447側に寄せてしかも並べて配置されている。
モータMと減速ユニット444からなる組み立て体は、取り付け具450を用いて、ベース445の第1端部446に固定されている。ベース445の第2端部447は、カバー12(図2を参照)に連結されている。
そこで、図5と図6に示す本発明の実施形態の携帯型の輸液ポンプ10は、本体(ケース)11内の要素であるモータM等に対する薬液等の液体の侵入を確実に防いで、輸液ポンプ10が内部故障を起こさないようにして薬液を注入する輸液動作を行うことができるようにするために、以下に説明する幾つかのシール材を用いている。なお、これらのシール材は、薬液だけではなく、水分等の液体をも本体11の内部に侵入させない機能を有する。
図6に示すシール材700は、本体(ケース)11密閉用のシール材である。すなわち、シール材700は、前筐体49の接合部49Sと後筐体44の接合部44Sの間に配置されることで、前筐体49と後筐体44の外側と前筐体49と後筐体44の内側との隙間を埋めて密閉して、薬液等の液体が、前筐体49と後筐体44の接合部49S、44Sを通じて、前筐体49と後筐体44の内部に入らないようにする機能を有する。
シール材700は、前筐体49の4辺の接合部49Sと後筐体44の4辺の接合部44Sに配置できるように、図示例では長方形状に形成されている細長い材料により、エンドレス状に作られている。
図8に示すシール材700は、断面が例えば円形状であり、2つの短辺部701,702と2つの長辺部703,704を有している。短辺部701は、図6に示すベース445の第2端部447を通すために長い輪の形状部分705を有している。短辺部702は、前筐体49の形状に合わせるために変形部分706を有している。モータMの出力軸は、モータMの出力軸の回転を減速するための減速ユニット444の出力軸に機械的に連結されている。
これにより、シール材700は、前筐体49と後筐体44の接合部49S、44S間で挟んで押し潰すことで、前筐体49と後筐体44の外部と前筐体49と後筐体44の内部とを密閉して、薬液等の液体が前筐体49と後筐体44の接合部49S、44Sを通じて、前筐体49と後筐体44の内部に入らないようにする。従って、薬液等の液体が、前筐体49と後筐体44の接合部49S、44Sを通じて、モータMや減速ユニット444、メイン基板400と電源基板500等の本体11内の各要素に対して侵入が無いようにすることができる。このため、輸液ポンプ10は、内部故障を起こさずに薬液を注入する輸液動作を連続して行うことができる。
図9は、シール材750の形状例を示している。図9に示すように、シール材750は、断面が例えば円形状であり、第1辺部751、第2辺部752、第3辺部753、第4辺部754、第5辺部755、そして第6辺部756を有している。第1辺部751は、最も長く、第1辺部751の両端部には第2辺部752と第3辺部753が連続している。第2辺部752は、直線部分752Aと円弧部分752Bを有している。第3辺部753と第4辺部754は、第1辺部751よりも短く、第4辺部754は第3辺部753に連続している。
図7を参照すると、第1辺部751、第2辺部752の直線部分752Aと第3辺部753と第4辺部754は、第1のスライダ32と第2のスライダ33の周囲を囲んでいる。第2辺部752の円弧部分752Bと、第5辺部755と第6辺部756は、ロータユニット31の周囲を囲んでいる。
このシール材750をベース445の表面449に配置して固定し、このシール材750を前筐体49に内面49Nを押し当てて潰す。これにより、薬液等の液体が、図6に示す前筐体49の外側から前筐体49の開口部441だけでなく、開口部442,443を通じて、前筐体49の内部に侵入したとしても、薬液等も液体はシール材750の存在により、シール材750の範囲外へ侵入することが阻止される。従って、薬液等の液体が、シール材750の外側のモータMや減速ユニット444、メイン基板400と電源基板500等の本体11内の要素に対して侵入するのを防ぐことができる。このため、輸液ポンプ10は、内部故障を起こさずに薬液を注入する輸液動作を連続して行うことができる。
図10に示すシール材800は、モータMと減速ユニット444に対して薬剤や水分等の液体が侵入しないようにするために、ベース445の第1端部446と減速ユニット444の間に配置されている。シール材800は、図示例ではリング状に形成されている。
図10に示すように、減速ユニット444は出力軸444Pを有している。シール材800は、ベース445の第1端部446と取り付け具450の間に配置されている。シール材800は出力軸444Pに通されている。取り付け具450は、モータMと減速ユニット444の組み立て体を、複数のネジ450Nを用いてベース445の第1端部446に固定している。
図11(B)に示すシール材800の厚みDP1は例えば2.3mmである。穴部804は、円形の内周部805,806、テーパー部807により形成され、内周部805の内径IS1は例えば6.8mmであり、内周部806の内径IS2は例えば7mmであるので、図11(A)に示す内径の差SSは0.2mmである。シール材800の外径IS3は、例えば11.7mmである。また、図11(A)では、2つの凹部803の深さIS4を示しており、この深さIS4は例えば0.3mmである。ネジ691は、取り付け具450を減速ユニット444側に固定しており、凹部803はこのネジ691の頭部691Hを避けるために形成されている。
これにより、シール材800を配置して押し潰すことで、薬液等の液体が、ベース450の第1端部446側から、減速ユニット444とモータM側に侵入するのを阻止する。このため、薬液等の液体が、モータMや減速ユニット444、そしてメイン基板400と電源基板500等の本体11内の要素に対して侵入するのを防ぐことができる。このため、輸液ポンプ10は、内部故障を起こさずに薬液を注入する輸液動作を連続して行うことができる。
図12に示す電池収容部としての電池ボックス900は、図6にも示すように後筐体44側に設けられており、電池ボックス900には、蓋部材901がヒンジ902を用いてRR方向に開閉可能に取り付けられている。この電池ボックス900内には、2本の電池Bが着脱可能に装着できる空間903を有している。シール材950が、後筐体44の表面であってこの電池ボックス900の周囲の4辺の溝部分905に固定されている。
このシール材950は、蓋部材901により電池ボックス900を閉じた状態で、電池ボックス900内の電池Bに対して薬剤等の液体が侵入しないようにするために、図示例では長方形状に形成されている。シール材950は、長辺の第1辺部951と第2辺部952と、短辺の第3辺部953と第4辺部954を有している。
従って、シール材950が蓋部材901により押し潰されることで、薬液等の液体が、電池ボックス900の内の電池Bばかりでなく、図6に示す輸液ポンプ10内のモータMや減速ユニット444、そしてメイン基板400と電源基板500等の本体11内の要素に対して侵入するのを防ぐことができる。このため、輸液ポンプ10は、内部故障を起こさずに薬液を注入する輸液動作を行うことができる。
埋め込み式の蓋部材980は、シリコンゴムにより作られており、電源アダプタ部970をシールするためのシール材である。蓋部材980は、板状の曲げ変形部分981と、ほぼ円柱型のはめ込み部分982を有している。曲げ変形部981は空間部975を閉じ、はめ込み部分982は穴部976を閉じるようになっている。これにより、埋め込み式の蓋部材980は、電源アダプタ部970の空間部975と、ジャック78と、円形の穴部976を、開閉可能に閉鎖できる。
本発明の実施形態の輸液ポンプ10では、シール材を用いることにより、モータ等のケース(本体)11内の要素に対する薬液等の液体の侵入を防ぐことができ、輸液ポンプ10の内部故障を起こさず、薬液を注入する輸液動作を連続して行うことができる。
本発明の実施形態の輸液ポンプ10では、シール材700,750,800,950,シール材としての埋め込み式の蓋部材980の形状は、図示例に限定されず、前筐体49、後筐体44、モータM等の要素の形状に合わせて任意に選択できる。また、シール材750に対して、シール材700、800,950の全部あるいはシール材700、800,950を任意に組み合わせて使用できる。
Claims (5)
- ケースと、前記ケースに配置されて薬液を送出するための輸液送り部と、前記輸液送り部を回転させるモータと、を有する輸液ポンプであって、
前記輸液送り部が前記ケースの内部から前記ケースの開口部を通じて前記ケースの外側に露出されており、
前記ケース内に前記開口部を囲むようにして配置され、前記薬液が前記開口部を通じて前記モータへ侵入するのを阻止するシール材が配置されている
ことを特徴とする輸液ポンプ。 - 前記ケースは、前筐体と前記前筐体と接合される後筐体を有し、前記前筐体と前記後筐体の接合部には、前記薬液が前記ケース内に侵入するのを阻止するケース用のシール材が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の輸液ポンプ。
- 前記輸液送り部は、前記ケースの内に配置されたベースに搭載され、前記モータは、前記モータの回転を減速するための減速ユニットを有し、前記減速ユニットと前記ベースの間には、前記減速ユニットの出力軸に通して配置することで前記薬液が前記減速ユニットと前記モータへ侵入するのを阻止するリング状の別のモータ用のシール材が配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の輸液ポンプ。
- 前記ケースは、前記モータを駆動する電池を収容する電池収容部と、前記電池収容部を開閉可能に閉鎖する蓋部材とを有し、前記電池収容部の周囲に配置されて前記蓋部材により前記電池収容部を閉鎖した状態で、前記薬液が前記電池ボックスへ侵入するのを阻止する電池用のシール材が配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の輸液ポンプ。
- 前記ケースは、外部電源を接続する電源アダプタ部を有し、前記電源アダプタ部には、取外し可能にはめ込んで閉鎖する電源アダプタ部用のシール材が配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の輸液ポンプ。
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